世間様は台風で酷いことになって、私も仕事が飛んだりしたのだけど、地元はまあ奇跡的に何事もなく夜明けを迎えることが出来たので、今日は映画を観てきました。相鉄線が平常通り運行していたのは驚いたけど、丁度横浜に出た辺りで上野東京ライン……と言っても東京までだから東海道線か。それも動き出したので、川崎へ行くことが出来たんですね。
行きの横浜駅は12時過ぎても百貨店や駅ビルが営業していないシャッター街。勿論、昨日だってそうだったんでしょうけど、昨日は外に出てないから、何だか新鮮でした。

そんな訳で、川崎チネチッタでアニメ映画「空の青さを知る人よ」を鑑賞してきました。超平和バスターズによる第3作、心は叫びたがってるんだから数えて4年振りになりますか。監督と脚本家だけなら間に鉄血のオルフェンズとかありますけど、まあ、ガンダムは関係ないので置いときましょう。
今年はアニメ映画が多い年で、3年前の君の名はによって産まれた一種のブームが、色々な企画にGOサインを出した結果だと言われています。劇場アニメは作るのに時間掛かりますから、今年になって完成したり、公開に漕ぎ着けた作品が多かったと言うことですね。奇しくも、ある日は必然か、君の名はの次作にあたる天気の子も夏に上映されたことで、そういった有象無象は大分忘れ去られた感がありますけど、本作「空の青さを知る人よ」は、天気の子の公開後に上映された作品なので当然ながらちょっと立ち位置が違います。
パンフレットによると、企画自体はここさけの制作終盤から次作も出来ることが決まっていたようですが、公開まで4年掛かったのはやっぱりガンダムがあったから……なんでしょうかね? 詳しいことは分かりませんが、私はここさけが結構好きというか、何であんなに劇場通ったのか、今となっては分からないほどリピーターをやっていたので、空の青さを知る人よが発表された当時、迷わず観に行くことを決めてました。ちなみにあの花に関しては本放送時、圧倒的に「C」の方が好きだったから、ちゃんと観たのは少し後になってからでした。なので、私の超平和バスターズは、ここさけから始まってるんですね。

空の青さを知る人よは、何度も書いているとおり4年振りの新作です。シリーズ物というわけではありませんが、同じ座組の作品で、なまじ1作目からヒットしているともなれば、その真価を問われるのは3作目だと私は思います。
つまり、2作目のここさけは「あの花スタッフが送る」という宣伝文句が使えて、その効果によるヒットというのもある程度はあったと思うんですね。だから、ここさけの作中にはあの花のキャラクター……と言ってもメインではないですが、それがちょっとは出てきましたし、あの花の存在を匂わせたり、強く出したりすることが必要だった。
けど、3作目ともなるといつまでもそれに頼っているわけにもいかず、同じ秩父が舞台の作品でも、過去作とは違うアプローチが必要になってくる。なので、どんな作品を出してくるのかと楽しみにしていたのですが……そこに広がっていたのは、意外なほど爽やかで、シンプルな物語でした。
私はここ最近、映画はそれほど事前情報を集める方じゃなくて、この作品も劇場予告とTVCM、あとは公式HPをチラッと見たぐらいで、けれど、たったそれだけで大体の内容が分かってしまうほどには、さっぱりしてたんですよね。別に彗星とか降ってこないし、東京が水没したりもしないし、幼馴染みの女の子が死んで幽霊になって出てきたりとか、呪いで喋れなくなった女の子が失恋したりもしない。
言ってしまえば、非常に明るい作風で、それが物語の分かりやすさに繋がっているというか。

私はてっきり、この映画はあおいが主人公で、あおいの成長物語だと思ってました。慎之介とあかねが全面に出されているのは、中の人による宣伝効果を狙ってのものだ、と。確かにそれは合ったと思います。
けど、鑑賞を終えてみると、なるほど、これは確かに慎之介とあかね、そしてしんのの物語で、あおいは語り部や視点とも言えるキャラクターなんですね。
確かに彼女はしんのが初恋で、生き霊となって現れたしんのに二度目の初恋をするわけですけど、それは実のところ主軸じゃないんです。だから、彼女は慎之介の存在に幻滅して失望はするけど、自分で彼と向き合うことはない、何故ならそれはヒロインであるあかねの役目であり、主人公であるしんのの務めだから。
あおいの進学や、音楽にしても、たとえばここさけならば順の拓実に対する想いや、地域交流会のミュージカルなどが物語における大きな軸になってくるわけですが、今作ではしんのとの恋愛や、あおいと慎之介がベースやギターを弾く音楽祭そのものは話の終着点、つまり、ラストにはなりません。なにせ、イベントそのものが開催する前に物語は終わり、EDの写真という形で描かれただけですから、本筋はそこじゃないんです。

じゃあ、どこなのか? それはあおいとあかねの姉妹愛であり、あかねと慎之介の再会であり、しんのと慎之介の対峙ではないか。特にあおいとあかねの姉妹愛はメインと言ってもよく、あおいが最終的に秩父を出ない選択肢を選んだらしいことからも分かります。
あおいは姉の青春を犠牲にした負い目があって、慎之介も元カノに対するばつの悪さがある。だから、あおいは秩父を出て行きたかったし、慎之介は秩父に帰りたくなかった。
あおいはしんのに恋をするけど、彼の存在が永遠でないことも頭の中で分かっていて、それでいてあかねが今も慎之介を好きで、何よりしんのがあかねを好きなことも知っていたから、身を引くと言うよりは自分の中でしっかりと飲み込んで区切りを付けます。
故に、しんのが消えてしまうこと自体は、物語上における大きな事件ではないんですよ。だから、ラストで彼はあっさりと消えてしまうのです。あおいだけが一陣の風で彼がいなくなったことを悟ったけど、それで良いんです。
そう考えたとき、彼女が経験するのは失恋ではなくて、悲恋なんですね。

土砂崩れも人死にやけが人が出るようなものではなく、たとえばここさけの終盤なんかに比べると痛々しさがありません。又、慎之介があかねを押し倒そうとするシーンもあるにはありますが、あかねは軽く交わしますから、静的に生々しい部分もない。一瞬、慎之介は千佳と関係を持ったのかと動揺しましたが、千佳に手を出さなかったのが慎之介の中にあるあかねへの未練を強く印象づけました。
これが少女漫画とか、いや、前作なら確実に手を出してましたよ。うん。
千佳と正嗣のキャラも良かったですね。千佳はあおいの単なるクラスメートで、別に仲は良くなかった。嫌い合っていたわけではないにせよ、学友からバンドに誘われたときの態度や、勉学に精を出していないことなど、あおいは学校生活にあまり楽しみを見出していなかったタイプでしょう。
対する千佳は都会に憧れる女子高生で、バンドマンの彼氏が欲しい、秩父を出たいなど、まあ、ギャル系といやギャル系です。硬派なところがあるあおいとは真逆と言っても良く、慎之介の件で複雑な気持ちを抱いていた彼女から良く思われないのは当然なんですね。
けど、千佳の面白いところは慎之介から相手にされなかったからと言って、別に音楽祭への関わりをやめたりはしないんですよ。あおいから酷いこと言われても、自分がうざったい絡み方をしていたことを自覚した上で、ぶつかり合ったりしない。妙なところでサッパリした部分があるし、そうした本質が分かったからこそ、あおいは彼女に対する認識を軟化させて、EDでも分かるように友人関係を築く。
そして正嗣は、まあ、最初に出てきたときからバレバレでしたが、あおいのこと好きで、彼女の存在を自分の人生プランに組み込んで生きている大人びた少年です。彼の想いが報われてたのかは分かりませんけど、あおいは正嗣に対してはかなり気を許しているというか、お堂での練習でも側に置いてますし、逃げ込む先として選んだりなど、あかねの次に近しい存在なんですね。普通なら学校の友達とかになるんでしょうが、そうじゃないのが面白い。
正嗣にしてみれば、11歳の小学生男子が高校生のお姉さん、それも結構可愛いに惚れない理由はないですし、始終冷静で、小学生離れしたクールな彼が、しんのの登場で心を乱していくのは当然の流れと言えるでしょう。けど、正嗣の良いところは焦ってあおいに告白するのではなくて、恋敵であるしんのに自分の想いを告げることろですよね。正嗣は賢いから、小学生の自分が高校生のあおいに告白しても失恋どころか、相手にされないことを分かっている。だから彼は、自分がどのタイミングで彼女に告白するか、結婚まで持ち込むかを入念に考えているわけですよ。
あおいの夢が東京でバンドやることなら、彼女を守ってやれる社会的地位なり、お金なりを稼げる大人になると。それは子供の夢物語なのかも知れないけど、本質的にはしんのと、ビッグになってあかねを迎えに来るんだと誓った彼と同じと言えるでしょう。誤算があるとすれば、おそらくあおいは東京でバンドやるのではなくて、秩父で進学して成人を迎えたことでしょうが……どうでしょうね、あおいにとっての正嗣がどういう存在なのか、その描写は結構薄かったし、EDでも描写されなかったから、ここの決着だけはちょっとその後が観たいです。多分、フラれると思いますけど。

最終的な感想としては、シンプルで、分かりやすい現代劇でした。青春映画と言うには恋愛してないし、ホームドラマというにはちょっと違うけど、それぞれのキャラクターがきちんと立っていて、私はやっぱりこういう映画好きですね。
ここさけほどではないにせよ、リピーターになるとは思いますが、音楽映画としての側面もあるにはあるので、LIVE ZOUNDは結構合ってるんじゃないかな。
そういや、RGBレーザーも初体験でしたけど、流石に綺麗でしたね。本当なら、京アニとか天気の子で観た方が良いのかも知れませんが、この作品でも十分堪能できました。
とりあえず、次を観に行く前に小説版を買っておこうかな。
9月8日に開催された、tone work’s FULL MOON PARTYに参加してきました。
2017年のtone work’s Live Fes 2017から約2年振りの開催、今回は新作「月の彼方で逢いましょう」を中心に昼夜二部公演のイベントとなりました。ライブフェスだった前回に比べると、今回は声優陣によるトークパートもあって、どちらかと言えば作品イベントの色合いが強いのかな? グッズもつきかな一色だったし。

出演はつきかなのキャストから、佐倉雨音役のくすはらゆいさんに、倉橋聖衣良役の白月かなめさん。ゆいちゃんは前回のライブフェスでもオープニングナレーションを担当されましたが、あれは確か収録だったはずなので、イベント生出演はそれこそほめらじ10周年以来になりますね。tone work’s作品は3作連続で出演してますが、年々ステップアップしている感じがして、ファンとしてはかなり嬉しいです。白月さんはつきかながtone work’s作品初出演でしたが、そこからの抜擢なのでこちらも凄い話。
歌手勢はつきかなの楽曲を歌った方々から、Ducaさん、夢乃ゆきさん、Ceuiさん、中恵光城さん、Lunaさんと、多彩な音楽を作品に盛り込んでくるtone work’sらしい面々が揃いました。

会場は品川のインターシティホール。2年前のライブフェスは、今はもう閉鎖されて取り壊されたディファ有明での開催でしたが、それに比べると随分お洒落というか都心の鮮麗された施設って感じがします。美少女ゲームのライブイベントには珍しい気もしますが、そこはまあビジュアルアーツのイメージもあって、それほどの違和感はありませんでした。オーケストラとか、良いホールでやってるから。
ちなみに近隣のホールでまどソフトも何年か前にライブやったそうですが、こちらはよく品川でやる気になったなと言う感じ。ブランドイメージってありますよね。
当日は台風15号が直接本州というか関東地方に乗り込んでくると言う衝撃的なニュースが流れ、昼の部はともかく夜の部は開催出来るのか? 開催出来たとして、参加者は無事に帰宅することが出来るのか? そんな深刻すぎる問題を突如として抱える羽目になった訳ですが、結論から言ってしまうと昼夜公演どちらも開催はされました。只、一応の対策として夜公演の開演時間を前倒しして、最低限の配慮はした感じです。まあ、中止なんて簡単に出来ませんから、これ以上の対応はちょっと難しかったでしょう。
イベントなので当然グッズの物販などもあったんですが、私は自分が横浜と近隣住まいなこともあり、まあ、最低限タペの1本でも買えればいいやと思っていたら、何とビックリ午前中に相次ぐ完売! 到着する頃にはパンフやTシャツ、タオルぐらいしか残っていないという完全に大誤算をやらかしました。物販自体は朝の10時半ぐらいですかね? それぐらいからやっていたそうなんですが、こうもあっさり完売するなんて思っていなかっただけに、ツイッターで完売情報を目にしながら唖然としてました。

今回のFULL MOON PARTY、略して「フルパ」は繰り返すようですが昼夜入れ替え制の二部公演でしたが、チケットは一般の他にプレミアム指定席が販売されました。最前列含めた前方列を確約し、グッズも付いてくるというお高いチケットですね。演者の複製サイン色紙に、スタッフの直筆サイン色紙、それに物販で売られているパンフとマフラータオル、そして非売品のTシャツが着いてきてお値段は……2万6000円だか、8000円は払ったような気がします。ちょっと割高な気もしますが、パンフが3000円で、マフラータオルが2500円、Tシャツも3000円ぐらいだったと考えれば、グッズだけでも結構割いてるのが分かりますね。
公式サイトではプレミアムエリア、当日の会場ではプレミアムシートと呼ばれてましたが、10列ぐらいあるのかと思いきや、会場内に入ってみると最前含めて4列と予想よりも少なめ。この程度の数なら演者のサインも直筆で良かったんじゃと思わないでもないけど、寄せ書き色紙って用意するの結構大変だからね。経験あるからちょっとだけ分かる。
昼の部はプレミアムが外れたので一般席でしたが、こちらも8列目のど真ん中と席番はまあまあ良い方でした。傾斜のない会場だからやや見づらい部分はありますけど、そんなこと言ったらディファ有明だって同じですから、むしろ会場が小さい分、肉眼で見やすくなったとも言えるでしょう。

14時になっていざ開演となり、まずは声優陣によるオープニングコール。といっても、当然顔出しではなく、あるいはラジオのようなものが始まるわけでもなく、前々からニコ生で流れていたような雨音や聖衣良としての登場でした。そういう演出で来るだろうなとは思ってたんですけど、仮にも声優名で公式サイトには載ってますから、少しぐらいは素の……つまり、声優としてのトークパーともあるんだろうかと思いましたが、予想に反して昼も夜も完全にキャラとしてのみの出演になりました。
開演直前には風音さん演じる灯華による案内放送が流れましたけど、これはまあ収録でしょう。そういえば、フルパのメインビジュアルにはヒロイン4人全員が使われていますけど、うぐいす先輩の中の人、桜川さんはこれといって声を聴かなかったな。この辺り、昼と夜で分けても良かったかも知れませんね。
話を昼の部に戻して、雨音と聖衣良は本編だとさほど絡みが多い方でもないんですが、面識はあるし、印象的なやり取りも実は多いので、結構良いコンビだったりします。でんじゃらすきゅーと生ラジオをやっていたこともあってか、たまに素が出たり、スタッフの声が混ざったり、主にゆいちゃんがメタネタをぶっ込んできたりしてましたが、流石と言うべきか見事にキャラで2時間近い公演を乗り切りました。
途中で、白矢たつき先生がこっそり書いていたミニドラマを演じるというコーナーもあったんですけど、たとえば聖衣良ちゃんはゲーム本編だとかな兄ちゃんなのが、このドラマだとお兄ちゃん呼びと、イベント参加者に配慮した作りになっているのかと思いきや……後にたつき先生の趣味だったことが発覚。趣味と言うよりは一種の考え方かな? 雨音のダーリンもそうだけど、主人公の名前=プレイヤーからすれば他人の名前を呼ばれることに抵抗感があるようで、私はあまり気にしませんが、その辺を考えて呼称なども拘っている模様。

歌手への呼びかけ、楽曲への感想なども含めつつ、基本的には雨音と聖衣良のトークは2人だけで進行されますが、突如として会場に警報音が鳴り響きます。何と、上記ドラマをハックしたのがバレたとのことで、雨音は全面戦争を宣言。あろうことか小学生の聖衣良をけしかけます。
結果、何が起きたかというとプロデューサーの丘野さんと、ディレクターの白矢さんが土下座でステージ上に引きずり出されるという茶番劇の開幕。こういったライブイベントでスタッフがステージに上がるのはなかなか賛否あると思いますが、私は結構好きなんですよね。普段からニコ生で見慣れているというのもあるんでしょうが、しかし、そんなニコ生も雨音ちゃんから手酷いダメ出しを受ける始末。絵面が地味……いやまあ、男性スタッフだけだとそりゃそうでしょうけど、まあ、Keyのニコ生と違って派手さはないですよね(苦笑)
丘野さんと白矢さんも交えてのトークと言うことで、雨音ちゃんがネットから集めた疑問質問をぶつけるというのがあったのだけど、そもそも何で銀はるからつきかな発売まで2年も掛かったのかとか、そういう話題も。言われてみれば、2年は結構開発期間として長い方ですよね。VA系なので気にならなかったと言えばそれまでですけど、理由の一つとしてtone work’sは傭兵のようなブランドであることを挙げていました。つまり、VAの直営ブランドだけに、他のブランドでもスタッフが仕事していると言うことですね。それはたとえばKeyのサマポケなんかもあったんでしょうけど、密接に関わっているのは、やっぱりFrillでしょう。白矢たつきさんは神待ちサナちゃんとか作ってましたし、それ以前もパコマネとか円交少女2があったわけで。
そう、そんな神待ちサナちゃんですが、丘野さんが「聖衣良ちゃんもいるのに神待ちとか言わないでください!」と言ったのに対して、ゆいちゃん……ではなく、雨音ちゃんが「神待ちセイラちゃん……!?」と、拾ったのは爆笑ものでした。かつて、どんまるさんがとあるイベント上で「円交少女~留学生ベスリーの場合~」というネタを出しましたが、それを彷彿とさせる面白さ。ゆいちゃんはこういう切り返しがやっぱり巧みだよね。あ、いやいや、雨音ちゃんは。

一つ気になった点としては、雨音も聖衣良もニコ生をハックしたでんじゃらすきゅーと生ラジオを経てフルパを迎えた割に、その辺りの設定が踏襲されていませんでした。というのも、昼の部に限って言えば、雨音は聖衣良が成長しても自分と同じサイズと予想していましたけど、雨音はでんじゃらすきゅーと生ラジオで体験版実況をやってましたから、聖衣良の成長っぷりは知っているはずなんですが……?
そこら辺はやや齟齬が生じてましたけど、それでも雨音が聖衣良をサイズ的に仲間だと思っているのは面白かったので、会場からも笑みがこぼれていました。
雨音ちゃんが星織ユメミライのめぐるちゃんの名前に反応したり、声が好きと言い切ってしまうところも良かったですね。
都度都度、あるいは要所要所に出番があったのでトークパート目当ての参加でも十分に楽しむことが出来たと思います。何よりトークの切れがいい。

夜の部もトークの構成自体は一緒だったんですが、生はアドリブが利くだけあって昼の部を踏まえての変化やネタなどもあって、こちらも楽しかったです。特に丘野さんと白矢さんが土下座する流れが、聖衣良ちゃんによる「神待ち美少女JSです♪」という誘い文句にコロッと騙されたになったのは爆笑ものでした。あと、白矢さんが昼に続いてマイクが遠いと雨音ちゃんに怒られたりね。
ドラマなどは同じだったんですが、夜の部は雨音が事前にゲーム本編を全てプレイしたという体で、聖衣良の成長っぷりも把握しており、それでいて尚、「この世界線の聖衣良は今のまま」と現実逃避してました。考えてみれば、つきかなって唯一雨音だけがつるぺたなんだよなぁ……
ちなみに質問のコーナーで、自分以外でお気に入りのtone work’sヒロインというのがありましたけど、聖衣良ちゃんは意外にも雨音ちゃんらしい。中の人である白月かなめさんの趣味なのか、聖衣良としてはうぐいす先輩かなぁと言っていたことからも、おそらくそういうことなのでしょう。
雨音ちゃんはもう正直者なので、星織ユメミライのめぐるちゃんを小悪魔なところと声が好きと言い切り、銀色、遥かの雪月ちゃんをお兄ちゃん想いで健気なところと、あと声が好きと言い放ったり、もう最高ですね。流石はゆいちゃん、じゃなくて、雨音ちゃん。

パンフレットに付いてくるドラマCDも雨音メインのお話が収録されてましたし、メインヒロインを食う勢いですが、何とビックリ本当にヒロイン交代のお知らせがイベント内でありました。そう、来年2020年に佐倉雨音-After Story-の発売が発表されたのです!
tone work’sとしては初のFDになりますが、白矢さん的に書き足りなかったスクール編のイチャイチャと、アフター編のアフターが収録されるとのこと。雨音の人気っぷりにも驚きましたが、唯一のちっぱいヒロインでFDが作られるというのもまた大逆転劇と言えるでしょう。けど、雨音は白矢さんがウケると思った属性を盛り盛りに盛り込みまくったキャラだそうなので、まあ、人気が出るのも当然なのかも知れません。

歌について全く書きませんでしたが、それは別の方がどこかで書いてくれるだろうと思いトークパートの感想を中心にしてみました。こういったイベント参加は久しぶりでしたが、台風からは何とか逃げ切れましたし、グッズこそ買えませんでしたが大満足な1日でした。
ドリンクカウンターに数量限定でルートビアが置いてあったところとか、tone work’sらしい小ネタも利いており、やっぱりイベント一つ取っても作りが丁寧ですよね。勿論、前回のライブに比べれば簡素というか、コンパクトではあったけど、小さいなりの工夫が随所にありましたし。次がいつになるのかは分かりませんが、又ゆいちゃんの出演があることを祈って、今は雨音アフターの発売を待つばかりです。
BugBugでのくすはらゆいコラムが連載終了してから、月に1回ゆいちゃん情報を日記でまとめるという作業がなくなりました。まあ、相も変わらずサイトは更新してますし、春にはくすはら本だって出したんですけど、6月も下旬になってゆいちゃんの下半期出演作の情報が出揃いはじめたので、ちょっとまとめてみようと思います。

今月号の剛田をレビューしつつという形ですが、それはこの雑誌での解禁情報が結構あったから。最近は音泉でWebラジオもはじめた剛田ですけど、今月はゆいちゃん関連の記事が多かったです。元々はDeep Oneの特集記事を読みたくて買う予定だったんですけど……まあ、とりあえずは発売順に書いてきますか。

恋はそっと咲く花のように
2018年6月29日発売

URL:http://www.ensemble-game.com/20.koihana/index.html
下半期とか言いながら初っ端は上半期の作品ですけど、ensembleの新作です。
ensembleはこれまで、sweetの方には出てましたけど、こっちに出るのはそういや初めてになりますか。センターヒロイン、つまりは主演に抜擢されましたが、剛田に載ってるこれは新規CG……ではないね。HPにある奴だ。
この作品は、銀はるなんかと同じで恋人、同棲、結婚と言ったお付き合いの流れを描いていくもので、ゆいちゃん演じる琴石伊織はかなり順当なヒロインってタイプでした。体験版もプレイしましたが、ややテキスト、ギャグの辺りが滑ってるように感じましたが、まあ、許容範囲ではないかと。同棲ダイジェストムービーが公開されているので、体験版やるのが面倒って人はそれを観てみるのも良いんじゃないかと。
何気にコラボカフェも開催して、限定ボイスなんかもあったんですけど、ちょっと地味でしたかね? HPの企画も恋人脱がしカウンターとか、恒例の罵りボイスとか、楽しいものが多いものの、空気を読まないユーザーのせいで失敗に終わっているものもあり、困ったものです。
作品自体は今月発売ですが、最近のensemble……というより、ウィルプラスは抱き枕商法に凝ってますから、この作品も発売後に音声付き抱き枕を出すのかなぁと思っています。尤も、ヒロインは多いですし、ゆいちゃんはダキカノに出たばかりですから、違うキャラという可能性もありますが。
ちなみに店舗特典、絵柄はDMMが抜群に良いんですけど、サイズがA4タペストリーと小さすぎるため、とらで買うことになりそう。キャラは違うけど、メロンも結構良さげで、今回はイラストと構図の良い特典が多いですね。

シルキーズプラス5周年記念豪華BOX
2018年7月27日発売

URL:http://www.silkysplus.jp/game/5thanniversarybox/index.html
剛田の話をしておきながら、お次は剛田に載ってないタイトルなんですけど、ご存じシルキーズプラスの5周年記念BOXです。
ゆいちゃんは3月発売のバタフライシーカーに出演したばかりですが、3月に出たバタフラが早くも収録作品の一つとしてBOX化。シルプラがこれまで発売したFD除く5タイトルに、CDやビジュアルブックなどの特典を付けた定価36800円(税別)という、殆ど4万円の商品になります。
正直、新規パッケージ絵があるとはいえ、バタフライシーカー目当てで買うのは高いですよね。そこで、ダメ元で「バタフライシーカーカフェ限定の音源を収録できないか?」と、シルプラ広報に直接交渉したところ、何と収録が決定してしまいました。バタフライシーカーカフェというのは秋葉原を初めとした全国で開催された、所謂コラボカフェという奴ですが、そのカフェ限定でバタフラジオというラジオドラマが流れてたんですね? ゆいちゃん、さくにゃん、あじこのムシクイ三人娘がお届けするキャラクターラジオ。
そいつを収録して貰えないかと言うことで、まあ、それぐらいないと買う気が起きないというのが本音だったんだけど、自分の要望で収録して貰ったからには買うしかないという感じで、現在調整中。何せ店舗価格でも流石に3万は割らないので……ただ、ちょっとした付加価値が生まれつつあって、それは後述します。

バタフライシーカー ~カオス・ナイトメア~
2018年8月発売

URL:http://www.silkysplus.jp/game/butterflyfd/index.html
又々シルキーズプラスの新作と言うことで、こちらも剛田には載っていませんが、BOXから僅か1ヵ月後に発売するらしいバタフラのFDです。尤も、BOXの1ヵ月後と考えたら確かに早すぎるんですが、バタフライシーカー本編から数えると5ヵ月後なので、これって前作のアペイリアと期間的には変わらないんですよね。あれも本編は7月発売、FDが12月と間は5ヵ月でしたから。
けどまあ、それにしたってBOXにも収録する作品のFDを、本編同梱版も当然出すことを考えると、もうちょっと期間設けても良かったかな? という気はします。まあ、FDそのものは所謂ミドルプライスではあるんですが……
FDということで新キャラ、新ヒロインが出ますけど、まだキャストは発表されてません。新入生と言うことで後輩キャラですけど、意外なことにお胸は普通でした。ほら、バタフラってあれで巨乳ゲーだし。
発売時期に思うところはあるものの、このFDも結構特典が付きます。ゆいちゃんファン的にはBOXより豪華なのではとさえ感じるほどで、まずはキャラソン。キャラクターソングCDが付きます。今年はトリノライン:ジェネシス、RIDDLE JOKERと、既に2曲歌ってますが、3曲目がシルプラで来たわけです。
さて、ここで話は先ほどの5周年記念BOXに戻るのですが、あれの特典として「シルキーズプラス5周年記念ライブイベント先行シリアルキー」というのが付いてきます。まあ、要するに昨今流行りのメーカーライブ、単独フェスですよね。シルプラも遂にカフェイベントではなく、そういったものをやると言うことで、まあ、発表されたときは「ふーん」ぐらいの気持ちでした。前述の通り、最近は色々なメーカーが開催していて流行ってますから、そんなに新鮮ではなかったというのもあります。
ただ、ここに来てFDに「キャラクターソングCD」が付くことで話は変わってきました。キャラソンが作ってことは、ライブで歌える歌が生まれるってことであり、つまりは、くすはらゆいがシルプラライブに出演する可能性が出てきたわけです。当然、美少女ゲーム声優ですから顔出しは出来ませんが、顔出しせずにイベント出演はよくあることですし、ゆいちゃんはほめらじのイベントでその形を取っていました。ライブという意味では、私が何ヵ月か前に行ったパープルソフトウェアのライブでは、顔出しせずに歌っている方もいましたし。
だから、シルプラさんには是非ともゆいちゃんのライブ出演をオファーし、粘り強く交渉して貰いたい。ゆずが期待できない以上、初のライブ出演を実現させて欲しいところです。

白恋サクラ*グラム
2018年9月28日発売

URL:http://nanawind.jp/product/prj05/index.html
やっと剛田に載っている作品が来ました。NanaWindの新作にして、昨年発売した春音アリス*グラムの続編になります。まあ、要するにFDみたいなもんですけど、メーカーが続編であり、新作と言ってるのですからそういうことにしておきましょう。
既存のヒロイン5人に加えて、人気投票の結果ヒロインに昇格した主人公の妹「瀬真梢」と、今作から登場する新ヒロイン「天雨リリエト」が出てくることになっています。まあ、今更語るまでもないですが、この春グラは昨年散々延期した作品というか、本来ならば一昨年発売していた作品なので、その延期っぷりを覚えている人は多いでしょう。
正直、今作でも延期しないわけがないと考えている人は少なくないと思いますが、今月の剛田には優理の新規CGが掲載されていました。しかも、Hシーン。
このところ、剛田やBugBugを必要性に駆られて買っているので分かるんですが、優理の白グラにおけるえっちなCGが載ったのって、多分、これが初めてだと思うんですよ。公式サイトにもまだ掲載されてませんし、まあ、この時点で七尾奈留の原画作業が遅れている疑惑があるんですけど……現に優理は載ったけど、雪とリリエトは相変わらず何もないので。
まあ、それに関してはこれはのが悪いということにしておくとして、耶々の新規CGも今回公開されていました。これがなかなか良くって、前作にはなかった体位で結構エロいです。着ている例の水着も、一葉と並ぶ、あるいは一葉以上にエロいから、そっちでも何かあると嬉しいのだけど……果たして水着シチュはあるのかないのか。
あと、この作品に関してはラジオをさっさと再開させて欲しい。たとえ延期するのだとしても、ラジオさえやってくれれば文句は言いません。

姫と乙女のヤキモチLOVE
2018年9月28日発売

URL:https://www.s-digi.jp/princess-sugar/01-soft/05_himeoto/index.html
これも剛田に載っていた作品。Princess Sugarの新作ですけど、ゆいちゃんとしては初出演のメーカーになります。とある理由で、前々から出演することは分かっていたんですけど、所謂センターヒロインと言うことで、アリーゼ=ヴィルエルド役を演じます。Fカップとの記載がありますけど、この作品も白グラに負けず劣らず、おっぱいの大きい娘が多いですね。
アリーゼは主人公の幼馴染みで、王族でありながらも恋に一途なお姫様。つまりは最初から主人公に惚れているという設定です。思えば、ゆいちゃんがこういった昔から恋い焦がれております、恋い慕っておりますみたいなお姫様ヒロインを演じるのは初めてでしょうか? 姫役というのがそもそも初ですが、これをお嬢様ぐらいにランク落ちさせても……多分いない気がするな。勿論、妹系の役とか、ゴールデンアワーのすずみたいに、昔から主人公に惚れていたってヒロインは結構な数でいると思いますが。
初めてのみけおう原画のヒロインであり、抱き枕が付いた豪華版も発売が予定されています。抱き枕の絵柄は当然アリーゼ。値は張りますけど、まあ、仕方ないでしょう。そういや、アリーゼは金髪なので、何気に今年は3人目の金髪ですね。しかも、どの子も髪を結んでいる。
けど、再会と同時にキスするようなヒロインが出てくる物語で、他のヒロインに走ることなど私に出来るのだろうか……そこはちょっと不安です。

アエリアル・ライフ
2018年9月28日発売

URL:http://prekano.com/products/aeriallife/
剛田のスクープページのトップを飾った、プレカノの新作です。TG SmartのScopeでもチラ見せしてましたから、そっちの方で前日に知った人が多いのかな? 彼女との特別なひとときをコンセプトとするシリーズですが、遂にゆいちゃんが登場しました。
このシリーズ自体はそのうち出演するだろうと思っていたんですが、戯画という意味では甘かの以来であり、そういった意味では少し意外さも覚えました。というのも、戯画作品に出るなら、先にキスシリーズとか、バルドとか、メインタイトルが先かなと考えていたもので。
てんまそ原画とのことですが、イメージ的にはやっぱりWhirlpoolの原画家って感じがするから、この人選にもちょっと驚きました。まあ、既に退社しているので戯画に来ても不思議はないんですが、やっぱり長年染みついたイメージってのがありますからね。
内容的にはまあ……「SAOだな、こりゃ」としか言いようのない、VRゲーム隔離モノで、要するにネットゲーム遊んでたらログアウトできなくなったという奴です。別にSAO以外にも色々な作品がありますけど、まあ、主人公とゆいちゃん演じる一条乙女はログアウトするためにグランドクエストのクリア目指して旅をする、という感じらしい。
記事にはHシーンのCGも載ってましたけど、VRゲームでも風呂とか入るんですね。お風呂H好きなので嬉しいですが、所謂低価格ソフトの一種ですから、あらすじこそ壮大なファンタジーだけど、全体としてはどんなものなんだろ? 既にサンプルボイスも公開されてますが、真っ当な後輩キャラって感じで可愛いですね。今年はそういや、妹除けば年下とか後輩演じるのもこれが初ですか。
低価格ソフトにありがちな抱き枕カバー付きのプレミアムエディションも発売され、先ほどの姫乙と合わせて同じ月に抱き枕カバーが2枚出ますけど、このシリーズは比較的早くCS化するのも特徴的なので、もしかしたら年内にPS4版が出るかも知れません。その際、場合によっては声優が変わることもあるんですが……まあ、変わったところで買いますけどね。声が似ている限りは。
しかし、剛田の記事を読んでいて気付いたんですが、公式サイトの紹介によると、一条乙女は「主人公の通っていた学校の後輩で、主人公の妹と同級生」で、「現在、主人公と同じ学校に行くため勉強と部活を頑張っている」そうなんだけど、これが剛田の記事だと、「主人公の高校時代の後輩」で、「密かに慕う主人公と同じ大学に行くため、勉強と部活に励んでいる」そうで、あれ? これってつまり、一条乙女は現役……ゲフンゲフン。

DeepOne
2018年10月26日発売

URL:http://nameless.nexton-net.jp/game/do01/
ネクストン系新ブランド、Namelessの処女作です。元々は同人企画として考えられていたものらしいですが、新ブランドを作るに当たって満を持して制作が始まったもののようで、剛田では12Pに渡る大特集が組まれています。黒一色にも思える見開きページは、雑誌としてはなかなか挑戦的に感じましたが、作り手が伝えたいだろう作品が持つ格好良さがよく表現できているのではないかと。
公式サイトも既に開設済みで、どちらかと言えば剛田の記事は開設後初の大特集という位置づけになります。ゆいちゃんが演じるのは比奈森沙耶という和風ロリですが、剣の達人という設定を持ち、公開されているCGでは主人公の持つ剣をその身に宿しているかのようなイラストもあります。
新本格バトルビジュアルノベルを歌っているだけあって、キービジュアルからして熱い戦いを予感させるものになっていますが、推薦文を型月の武内崇氏が寄せていたり、従来の作品を意識しつつも、最高傑作を作るという意気込みがビシバシと伝わってきます。
ゆいちゃん自身、バトルが中心の作品に出たことはそれほどなく、作風や規模から言って各種メディア展開も期待できるだけに、私は今から発売がとても楽しみです。沙耶の特典が付くのはメロンブックスですが、サントラが付く祖父とか、個人的に亜希のとら特典も欲しいので、何だかんだ3本購入になりそう。
怒濤の9月が終わった後ですから、そこまで余裕があるか分からないのだけど……とりあえず、スタッフインタビューもあるし、DeepOneに興味ある人は今月の剛田は買いだと思います。

こんな感じでゆいちゃんが2018年の下半期、10月までに出演する作品の数々でした。
剛田に話を戻すと、そういえば今月号は「あいりすミスティリアR」の記事もティセの特集でしたから、ゆいちゃん尽くしの1冊になってましたね。あいミスも頑張って作ってるようで、CGも公開されてましたが、相変わらずオーガストは独特な構図を描いてくるなぁ……キャラは良いんだから、もうちょっと世界観設定とか練ってくれると嬉しいんだけど、オーガストはどうにも学園モノに固執するところがあって。異世界なら異世界で、無理に学園とか出さなくても良いと思うんですよね、私は。
後は……ラジオVACのページはゆいちゃん回じゃなかったし、ああ、恋姫について書くの忘れてた。剛田にも載ってたけど、ゆいちゃんがどういう形でどれぐらい登場するのか分からないからなぁ。新キャラ扱いだった前作は、結構顔見せ合ったんですけどね。

久々にガッツリとゆいちゃん情報書いてみましたけど、如何でしたでしょうか?
最後に私の近況ですが、一応コミケには受かってます。何を出すかは漠然としてますが、とりあえず春に出した本を持ち込みつつ、じっくり考えることにします。そんなに時間はないけど、今年のメインは冬コミなので。
まうめんさんの新刊にして、初単行本「小悪魔すいっち」が発売されました。まうめんさんはヨスガノソラ時代から交流のある友人で、結構古い付き合いの方です。商業漫画家や美少女ゲームの原画家をされており、今はコミックバベルで描かれることが多いですが、かつては今はなきポプリクラブなどでも作品が掲載されていました。そんなまうめんさんの、デビュー5年目にして初の単行本ということでこの日記でも取り上げたいと思います。

前述の通り、まうめんさんはポプリクラブ等でも描かれていた経験があるので、この小悪魔すいっちにはポプリ誌上で発表された作品や、失楽天に掲載された作品なども収録されています。表紙の女の子からして、2015年のポプリクラブに掲載された「二度目の告白」のヒロイン、咲ちゃんですから、古くから追いかけていた人には嬉しいサプライズですよね。
ちなみに私は、二度目の告白の次に載った「かもめかもめ」のヒロイン、かもめが好きなんですが……その話はまた後でにしますか。長くなる。
全体の割合としてはバベルの作品が7本、ポプリクラブと失楽天がそれぞれ2本ずつと、計11作品が収録されています。巻頭を飾ったのは、コミックバベル2016年1月号に載った「水着彼女の極上えっち」で、これがまた良い作品というか、めちゃくちゃエロいのよ。まうめんさんは女の子のエロい肉感を出すのが美味いというか、一見すると女の子には不釣り合いなムチムチとした肉感とか、大きなおっぱいとか、それがまったく違和感なく描かれていて。この作品のヒロイン、美鈴ちゃんは特にその点が顕著! 巨乳がピチピチとしたスク水で更に際立ってるんだけど、もう登場シーンからして「ゆさっ」て揺れてるからね。いや、正確には登場シーンじゃないんだけど、おっぱい! スク水! ピチピチでムチムチ!の三拍子が揃った子なので、トップバッターとしては申し分ないでしょう。ちなみに、メロンブックスの店舗特典クリアファイルや、没表紙ラフに描かれているのもこの子になります。

「小悪魔ageまんっ♥」は昨年コミックバベルに掲載された作品で、今回の単行本ではサンプルページとして読めるやつです。なので、とりあえず読んで貰った方が早いのだけど、いつの時代も需要がある褐色お姉さんをヒロインに、とらのあなの特典にも採用されるなど、なかなかの注目度だと思います。褐色お姉さんはレイさんという名前なんですが、この人は姉の友人って立場で、実の姉に「おっぱい揉ませてくれ!」と頼み込んできたお馬鹿な弟=主人公を誘惑し、そのままヤってしまう王道タイプのお話。年上のお姉さんに翻弄されて……と思いつつも、攻めと受けの転換は激しく、繰り返すようだけどサンプル読んで! と、声を大にして言いたい。だって、このお姉さん乳首が……
「お届け♥ぎゃるめいどっ!」は、単行本の数日前に発売されたバベルに載ってる、今のところ一番新しい作品ですね。ノリと勢いのおバカ系で、ああ、エロ漫画のギャルってこんなだよなぁという緩さを感じさせてくれて、尚且つぐいぐいぐいっと攻めていく感じ。話としてはシンプルなんだけど、これまたエロ漫画らしくライトに楽しめますね。続く「発情うさぎにご用心」もそうなんですけど、バベルが何を求めて、どんな作風を押しているのかというのが分かりやすく出ている気がします。しかし、メイドとバニーが続くのは強烈だなぁw
うさぎの方も今年のバベルに載ってる作品で、これでもかってぐらいのコス系作品なんだけど、これまた結構おバカな系。けど、エロい。エロいんだ……!

「ナカヨシコヨシ」は昨年2017年のバベルに掲載されてますが、「小悪魔ageまんっ♥」よりも更に幼い、所謂おねショタと呼ばれるジャンルの作品。こちらもギャル系のヒロインなんだけど、非常にサバサバした感じにJKって感じで、対する主人公は……うん、幼い見た目かなw
古い言い方をすれば、逆年齢差カップルという奴だけど、物語の始まった時点ではカップルでもないんでもない、親戚又は知り合いの子供を押しつけられてうんざりしている女の子と、年上のお姉さんと二人きりで戸惑っている男の子って感じ。この男の子は別に先ほどの弟君と違ってエロガキって訳じゃないんだけど、そういうことに興味がないわけでもなくて、どちらかと言えばむっつりタイプ。そんな少年を筆下ろししようって漫画なんだから、こんなのエロいに決まってるじゃん……しかも、JKの方はほんの暇つぶし、いたずら心を出してみた程度のつもりだったのが嵌まってしまい、みたいな感じで、もうこんな深みならいくらでも嵌まってやりますよ。
同じく2017年掲載の「押しかけ♥Lady」は許嫁を名乗るお嬢様が、一人暮らしの男の家に住み着いてと、しおらしくてかいがいしい、けれどもウブなお嬢様が可愛い作品。このお嬢様はどうして主人公に惚れているのか、その説明はまあ為されてないわけだけど、昔からの知り合いって感じでもない。でもまあ、細かいことは良いよね! 朝立ちを拒否してしまうほどウブなのに、主人公に対する想いは本物で、それ故に思い切りも良い。強引に事を進める割に世間知らずってのもなかなかどうした、可愛いもんですねぇ……こんなおっぱい大きくて、けなげなお金持ちお嬢様とか、不満を覚える方が贅沢ってもんだ。

さて、ここまでがコミックバベル掲載作品なわけですが、ここからは懐かしのポプリクラブの作品が収録されています。ポプリも休刊になってから、今年で3年ぐらい。何だかすっかり昔な気がしますね。エロ漫画雑誌って結構数ありますけど、それぞれに雑誌の色や作風があって、ポプリにはやっぱりポプリの可愛さ観たいのがあったように思う。
そんなポプリクラブからは、2015年8月号に掲載された「かもめかもめ」の登場です! いやもう、私はこの作品が、ヒロインのかもめがホント好きでね! 大好きなんですよ。まうめんさんが商業で描かれたヒロインの中で特に思い入れの強い娘というか、別になんか凄いキャラとかじゃないんですよ。ちょっと不思議なところのある、かといってミステリアスというほどクールでもない家出娘。白い帽子に白いセーラー服で海辺の堤防を歩いていたところ、主人公と出くわして家に転がり込んだ訳だけど、話としては凄いシンプルで、かもめの家出理由とかそういうのは出てこないんですよ。
女の子慣れしてないのに連れ込んじゃった主人公の悶々とした葛藤と、それを承知の上で彼に実は惹かれていたかもめの何だよ、お前ら両想いかよ! と叫びたくなるような、甘い関係が可愛くってね。かもめの一見すると何考えているか分からないようで、実は何もかも分かった上で嫌いじゃない、好きだから受け入れる姿は何ともまあひたすら可愛がりたい!!
しかも、かもめもまたおっぱい大きいというね。まあ、まうめんさんの描くヒロインは基本的に大きい子ばかりなのだけど、かもめは不思議ちゃん+巨乳だから破壊力が違う。後、手を出す前はお尻から触ってる辺り、他の作品とちょっと違う部分もあったりしてね。でまあ、これが茜新社辺りの作品なら二人の関係が壊れてとか、そんなシリアスな展開になるのかも知れないけど、そういうのないんで。もうひたすらイチャイチャして、しかも、このイチャイチャはまだ始まったばかりという。
今回の単行本で唯一残念後頃があるとすれば、かもめの描き下ろしがなかったことですけど、それはまあ私の趣味だから仕方ない。一応、色紙があるにはあるけど……当たるかなぁ。当たると良いなぁ。

「二度目の告白」は最初に描いたとおり、ヒロインの咲ちゃんがこの単行本の表紙にも採用された作品です。意外だったのはバベルコミックなのに、表紙をポプリ時代のヒロインから取ったことで、美鈴なんかも候補だったみたいですけど思い切った選択なのかなって。
ただ、ヒロインとしてはかもめの方が好きだけど、お話としては二度目の告白の方が好みだったりするかなぁ。タイトルから分かるとおり、この作品のテーマは告白にあるわけだけど、誰が誰に告白するのか? というのは、やっぱり読んで貰いたいかなって。簡単に触れると、主人公は今まさに思い人から振られたばかりの男で、咲はそんな彼の女友達……つまりは、嫌いじゃないにせよ、恋愛対象という意味では外れた子なんですね。
それじゃあ、咲はどうなのかと言えば、彼女は彼女で主人公に思うところ合って、その心境は複雑で。
何か詳しく説明するのが野暮ったいというか、エロ漫画的な話をするとこの子もおっぱい大きくて、しかもカバー通りの裸マフラーですからね。しかも、ゴムを口で付けてくれるんですよ!? そんな子が「赤ちゃんできちゃうっ」とかヤバすぎますよ。かもめもそうだけど、これを機にこのタイプの女の子もう一度描いて貰いたいですねぇ。最近はほら、バベルという雑誌の特性上、等身大の女の子って少ない気がするし。

失楽天からは「居眠りティーチャー」「許して! sister♥」が収録されました。収録順で言えば間にバベルの作品が一つ入ってるんですが、まあ、折角だしセットで紹介しましょうか。快楽天の姉妹紙で、所謂コンビニで買えるエロ漫画雑誌の一種ですね。まうめんさんの商業作品としては、この失楽天での作品が最も古いですが、流石に全部収録というわけにもいかないので、2作のみの収録となっています。
私の記憶が確かなら、失楽天の掲載作品はお姉さん系が多かった気がしますし、今回の居眠りティーチャーもそうなんですけど、許して! sisterの方は妹キャラがヒロイン。もう4~5年前ですから、個人的には懐かしい作品ですね。ポプリよりも失楽天の方が作品数はあるんでしょうけど、色々な理由から見送ったものもあるとかで、後、これは権利が取れなかったのか、コミックアンリアルの作品は一つも載ってないです。サキュバスとか、TSFとか、催眠ネタもありましたっけ。まあ、これらは電子書籍で読めるからDMM辺りで買いましょう。

巻末作品は「許して! sister♥」なんだけど、間に挟まれた最後のバベル作品は「ワスレナイキミ」という双子の従姉妹が出てくる作品。従姉妹といってもどちらも年下の姉妹で、タイトルロゴに編集又は制作のちょっとした遊び心を感じます。
私は元来、双子という属性に弱いんですけど、内向的な方がおっぱい大きくて、活発な方がちっぱいという法則が発動しており、しかもどっちも主人公のことが昔から大好きという。この単行本では唯一の3Pですけど、活発な花蓮がリードしつつ、実はどエロな雪菜とかこんな双子に愛されたい人生だった……尤も、私が好きな双子って男女の双子だったりもするのだけど、それでも同じ顔をした姉妹ってのは背徳感と興奮が凄い。だって現実にはまずあり得ないじゃん? いや、どれだったらあり得るんだよって話でもあるが。
この作品は2016年だから……ああ、もう一昨年になるのかぁ。

色々あってとらのあなだけで5冊ほど購入している私ですが、メロンやDMM、それにオータムリーフなどもあるので、もう少し積む予定です。全体的にエロく、可愛く、せつなく、おバカで、勢いあってと多様な作品、ヒロインが楽しめると思いますし、まうめんさんの描く女の子とおっぱいを楽しむには十分すぎるほどの1冊だと思うので、是非読んで貰いたいですね。
まうめんさんの5年以上の月日が詰まった小悪魔すいっち。今年オススメのえっちぃ漫画です。
昨年末のコミックマーケット93にて、サークル・Sweet Little KISSの新作バイノーラルドラマCD「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」が発売されました。出演:くすはらゆい&市川緋奈子。ゆいちゃんの2017年最後の出演作になります。ちなみに市川緋奈子さんは、旧名を市川ひなこさんと言って、夏ペルやサツコイ、なついろレシピなどでゆいちゃんと共演経験のある、通称ひなこ時空の持ち主。かつてのゆいちゃんとは逆に、ひらがなから漢字に改名したようです。

「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」
特設ページ:https://sweetlittlekiss.wixsite.com/shintyoku
委託:https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=325540


SLKの作品にゆいちゃんが出演するのは二度目で、一昨年の冬コミで発売された「おじさまと女子高生 ~声には出せない秘密のカンケイ~」でヒロインの美空役を演じています。実は当初の予定ではこの作品の第2弾が夏コミで出るかも? という話だったんですが、諸般の事情で延期になったとのことで、それとは別に制作されたのがこの作品。
おじさまと女子高生が純朴な少女役だったのに対して、今作で演じる沖田ユカはプロの編集者としての肩書きを持つお姉さん。言及こそされてませんけど、おそらくは成人していると思います。そもそもパッケージ絵のイラストがスーツ姿ですしね。
音声CDの定義には疎いので、主人公……と形容して良いのかは分かりませんが、主人公たるエロラノベ作家のセンセの担当編集として、原稿のデキは素晴らしいのになかなか脱稿しない彼を自分の自宅に缶詰して執筆させるというのが今回のシチュエーション。そしてユカには妹がおり、その子が市川緋奈子さん演じる沖田エリカという訳です。
エロラノベ作家と言うことは、美少女文庫辺りで活動しているのかも知れませんが、つまり、美少女文庫とかでデビューすると美人の担当編集が付いて、その人の自宅で缶詰できる……ということなんですね? なんて夢のような話なんだ。しかも、妹がいる女子だけが暮らしている部屋とか。

本編は姉→妹→姉妹の順番で進んでいくんだけど、CDに入っているのは妹までで、3トラック目は都合上DL形式になっています。しかしまあ、本編……発売したばかりなのでネタバレは控えめにいきますけど、エロいより先にあれですね、ホントゾクゾクする言葉責めの嵐が凄まじい。
サンプルボイスの時点で既にわかりきっていたことなんだけど、なまじ自分が冬コミの原稿に追われていて、しかも落としちゃったもんだからダメージが凄くって(苦笑)。
けど、それが快感になるほどの魅力がこの作品とユカのキャラクターにはあるって言うか、癖になる楽しさがあるよね。あ、ごめんなさい、もっと言って、もっと罵って、みたいな、思わずMにさせられてしまうパワーが満載でした。前作の中年おじさんが、大人の余裕でリードしていたのとは全く違い、今作の作家センセは常にだらしのない、情けない男として書かれているのも特徴的。
人の家で執筆しているのに女子の暮らしている部屋に我慢できなくなったのか、いや、我慢できなくて当たり前なのかも知れないけどトイレで抜いてしまったり、それをごくごく冷静な口調で言い立てられて、別のモノが立ってしまったりと、とにかく弱い。そして正直なんです。飴と鞭を使い分けるできる編集のユカが抜いてくれるんですけど、始終、ユカのペースで事は進みます。
ただ、これが妹のエリカ相手になると少し違って、罵られながらも年上としての部分が少し出る、そうした姉妹相手のギャップが面白いと思う。エリカは壁サークルの姫で一応同人作家らしいのだけど、経験がないため実はウブというパターンで、お姫様気質の割に若干押しに弱い一面があります。センセもされるがままじゃないんですね。正直、センセを馬鹿にしながらも流されてしまう辺り、いじらしいほどの可愛さがあって……いや、流石は市川緋奈子さんですよ。この人はもうちょっと評価されていい役者だと思うんだけど、18年の活躍に期待しましょう。
3トラック目に関しては購入後聴いて下さいって感じだけど、ユカとエリカ、ゆいちゃんと緋奈子さんの3Pってのは圧巻ですね。聴き応えというレベルを私の中では超えちゃってますけど、あまりM系の作品をやったことがなかったので、こういう世界もあるのかとエロとそれ以外の快感にどハマりしちゃいました。

さて、最後はちょっと真面目な話。この「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」が17年最後の出演作になったのは前述の通りだけど、この作品が去年の最後に来たことはゆいちゃんにとってそれなりの意味があることだと思うんですよ。というのも、沖田ユカがお姉さん役なのが結構重要なことでして。
くすはらゆいが表に出始めたのは2012年の夏空のペルセウスからで、丁度5年前になります。ゆいちゃんは時たま当時のことを振り返る際、事務所から期待されていなかったことや、声質とは明らかに合ってないにもかかわらず、少女役は層が厚いからという理由で、お姉さん・お母さん役を狙えと言われていた過去があり、実際、当時のサンプルボイスもそっち系でした。
でも、当然声質にあっていないものを無理矢理ひねり出しているわけですから、そこにはやっぱり無茶な部分もあって、とあるオーディションでそのことを指摘されます。「何か違うね。こっちはどう?」と。そこから少女役にシフトして、夏ペルの恋に抜擢されたり、後々の活躍に繋がっていくわけですが、つまるところお姉さん役というのは、ゆいちゃんが当初進んでいた道の一つなんですね。正しい、正しくないはともかくとして、彼女が進んで、違えたとされる道。
それが5年経って、こうして今作で無理なくお姉さん役を演じられていることは本当に感慨深いというか、声優として役者として、ゆいちゃんの頑張りや成長をハッキリと現してるんじゃないかなぁって。私はそう感じました。
そういった意味でも、この作品は凄い価値があると思うんですよ。古くからのくすはらファンにとっては。もしかしたら、こんなことを考えているのは私だけなのかも知れないけど、あれから5年というそのときに、お姉さん役でオファーしてくれたSLKは本当にありがたいなって、そんなことをずっと考えてたんですよね。

18年のゆいちゃんは既に何本も新作出演が決まっていて、きっと今年はおじさまと女子高生の新作も出るに違いないですけど、これからも沢山、新しい姿を、声を、演技を私たちに見せて、聴かせてくれるんじゃないかなと思います。今や押しも押されもしない大人気声優だから、遠い存在になりつつあるような気もしますけど、追いかけられるだけ追いかけ続けていきたいものです。
最後はちょっと感想とはズレちゃいましたけど、SLKの新作はゾクゾクするほどの快感と、抜きどころタップリのエロが味わえるのでオススメ。DL販売もされるだろうけど、とりあえずメロンでパッケージ買ってみるのが良いんじゃないでしょうか? 自分へのお年玉に是非。
いつの間にか2018年になってました。というのも、私があまり正月気分を感じていないのもあるんだけど、考えてみれば昨年はコミケ明けは病に伏せって寝正月を過ごしていたし、まともに三が日を迎えたのも久しぶりなのかも知れません。一応、川崎大師に初詣へ出かけたり、映画を見に行ったりとを正月休みっぽいことをしてみたり、おせちとかお雑煮も食したんですが、何か実感がわかない。元々、正月ボケと無縁の精神だったけど、それだけに正月を意識することもないのだろうか?

まあ、2017年は色々あった年でした。現代人は自分の居場所というのを幾つも持っていて、代表的なのはリアルとネット。どちらも現実には変わりないけど、そこに広がる世界や人間関係は又違ったものがあります。特に日本のネットは匿名文化ですから、私の場合は「MLW」ですか。リアルの自分とは同じだけど別の存在になるんですね。
そう考えるとコミケとか電気外とか、MLWとして参加するイベントはある意味で2.5次元の空間と言えるのかも知れませんが、17年はそうした場所において知り合いですとか、友人とですとか、そういった存在が増えたのを実感する年でもありました。それはせかぽじのヤバイ勢だったり、ミノラーだったり、美少女ゲーム関係の繋がりが主でしたけど、友達100人とは言わないまでも、あ、何か友達増えたな? と思えるほどには楽しく過ごしていたんじゃないかなと。
私自身は16年に続いてラジオの投稿を中心に活動してましたけど、こちらはひとまず一段落したのかな。メイドインラジオが終了して、ラジオ事件簿がフェイクだったからゆいちゃんの番組は今のところ何もないし、聴いてるのはあじこのまんまとちゃおびぐらい。しばらくはまったりすることにします。
同人活動は……後述するリアルでのこともあって思うようにいかないことが本当に多くて、終盤は身体を壊したりと年取ったなぁと打ちのめされたり。友達が増えたって書いたけど、ヤバイ勢にしろ、ミノラーにせよ、二十代も若い子が中心だから、やっぱり自分の年齢を意識する部分は増えたよね。ある程度になると途端にガタが来るとはよく聞くけど、私はまだまだそんなことないと思っていただけに年末のリタイアは結構ショックでした。
娯楽は美少女ゲームばかりで、アニメを殆ど観なかった年でもあったのかな。気になったのはAmazonプライムビデオで追っかけるというのがパターンになっていて、ちゃんとテレビ付けて観たのはキノの旅ぐらいだったかも知れません。

リアルでは色々じゃ済まないぐらい大変なことがあって、春夏秋冬何かしらの事件に追われていたと思います。私だけの問題じゃないというか、私が核となる話ではなかっただけマシだったのかも知れませんが、まあ、それでも役目や立場というのがありますから、無視することも出来ない。
人生それなりに生きてきて、やがてはこんな日が来るのかも知れないと考えたことは一度ならずあるんですけど、同じぐらい流石にそうはならないだろうと高をくくっていた自分もいたので、実際に直面するとやっぱり堪えますね。まあ、私は私に出来ることをするしかないのだけど、それさえも挫けてしまったところがあって、正直しんどい1年でした。
問題は年を越したからと言って水に流れたわけでもなく、現在進行形だという事実なんでしょうけど、どうしたって改善しようのないことなので、少し視点を変えてプライドに拘らない最善策を取ろうと思います。結局、人が人として、人間らしく生きることが出来ない時点で、そこに人並みの感情を持ち込むのがよくないんでしょうね。間違ってはいないんだろうし、気持ちの上では後退するかも知れないけど、私も周囲も疲れたというのが本音なので。
本人が何をしたいか、どうしたいかというのはイマイチ見えてこなくて、口で言っていることがそのまま真実であると思うほど私はお人好しではないから、口先だけで終わることが多いあの人に対して、どのように向き合っていくかだよね。時間とお金は去年たっぷり掛けた。でも、目立った改善は観られなかった。そうなってくるともう、逆の方向性を模索するしかないのかなと。人間的な営みとはかけ離れてしまうのかも知れないけど、それもまた生き方って奴でしょう。

他にも問題と呼ぶべきものは山積みになっていて、一つ一つ処理していたのでは間に合わないものも多いのだけど、なるようにしかならんからね。ただ、自分の中で手一杯と感じている部分も沢山あるから、煩わしいと思ったものは少し武断的に排除してもいいかなぁと考えていたり。まあ、そんなこと言ってると自分に跳ね返ってきそうな気もするんだけど。
限界を感じた瞬間は多々あって、それでも自分がこうして生きて新年を迎えたことを考えると、あるいは限界を突破したのかと前向きに捉えることも出来るけど、とりあえずは去年の忘れ物を片付けることから始めたいものです。
ご注文はうさぎですか?のコミックス第6巻が発売されました。第5巻が昨年の8月でしたから、1年以上の間が空きましたね。4巻から5巻が1年未満だったことを考えると、映画との兼ね合いなど商業的な香りを感じますけど、何だかごちうさを詠むのも随分と久しぶりな気がしました。きららMAXは毎月買ってるものの、以前よりは落ち着いた距離感を保ってるといいますか。まあ、相も変わらずコミックスの特典は全店舗コンプリートしてるんですが。


第6巻の特徴としてはまず絵柄がアニメに引っ張られることなく、いい意味で美しく成長を遂げていることだと思います。ほんと、美麗なイラストとはまさにこのことかって感じです。
そして物語としては比較的新しいキャラの掘り下げと、既存キャラの進路について書かれたことでしょうか? 分かりやすいところで言えば、青山ブルーマウンテン先生の担当編集である真手凛が序盤ではピックアップされてましたね。しっかり者のようで抜けている部分があり、青山さんとは追っかけっ子の日々。コーヒーは苦いので飲めないという子供っぽさや、シャロの怪盗ラパンのコスプレにはしゃいだり、それまでとは違った面がいくつも見られます。編集者という立場から怒っている……少しイライラっとしているイメージも強かったけど、本質的には翠ちゃんこと青山さんが大好きなんだなぁって。
後は名前こそ設定されていないものの、ココアと千夜のクラスメートたちが再登場しました。委員長をはじめとした個性的な面々で、生徒会長選挙に纏わる話に登場します。委員長はちょっと自信家なところがあるのか、生徒会長に当選するのは自分に違いないと確信しているものの、クラス投票で千夜に敗れて候補にすらなれないと言う。多数決で僅差だったそうだけど、このクラスメートたちだけで別の漫画が連載できてしまうんじゃないかと思うほどキャラが立っていて、特にそれぞれの個性が垣間見えた気もする。たとえば、委員長は前述のとおりだけど、ツインテールの子は甘兎庵にやってきて「まともそうな喫茶店ね」と含みのある表現を使ったり、まあ、メニューを見て結局まともじゃないことに気付くんですが、そういった意味ではラビットハウスのほうがまだまともなのかな……?

千夜が生徒会長選挙を辞退したのは、間違いなくシャロとの関係があります。多数決、つまり、千夜は自分の意思というよりはクラスメートの信任で選ばれたわけですが、シャロの言葉と想い出で、彼女が生徒会長の椅子を蹴ったように自分が本当にしたいことを見つめ直すわけですね。勿論、元々票数は僅差で委員長がやりたがっていたのだからそれはそれで良いのかもしれませんが、クラスメートの期待よりもシャロを取ったとも考えられるわけで、二人の関係性の深さが強調された話だったように感じます。
又、シャロは学校のクラスメートやバイト仲間との交流が描かれないので、愛想笑いなどの武器があるからぼっちとは思いませんが、比重としては千夜を始めとしたココアたちとの交流を大切にしているのでしょう。
関係性と言えば、リゼの進路が小学校の先生であることが明かされましたけど、進学は教育課程に進みたいみたいです。大学生になれば又違った交流も生まれるかもしれませんが、バイトは普通に続けることが出来ますし、後述するチマメ隊とは立場が違います。思えばリゼもリゼでクラスの友達とかが書かれない方ですが、部活の応援に駆り出されたりと交友関係は広いんでしょうね。
そしてチマメ隊ですが、6巻で明確にチノとマメの進路が違うことが決定しました。前巻の時点でメグが親から、マヤが特待生としてお嬢様学校を薦められていたことは書かれてましたが、二人ともお嬢様学校を進学先として受験勉強に励んでいます。チノは家庭の事情……経済的な理由か、それともココアがいるからか、ココアたちの高校を受けることを決めていますから、何らかの理由でどちらかが覆さない限り、高校は分かれることになります。まあ、ココアやシャロが学校は違えど仲のいい友人をやっているように、あまり深く考えなくても良いのかもしれませんが、チノにとって友達らしい友達は今までマヤとメグだけだったっぽいし、チノの卒業と進学は一つのポイントにはなると思います。
まあ、ごちうさは今のまんがタイムきらら系は一番人気の作品でしょうから、そう簡単に終わらないはずですが……あくまで学校が舞台の話でありませんし。

脇キャラがピックアップされた巻ではあったものの、基本的にはラビットハウスが中心となった話も多かったと思います。ハロウィン回はよくよく考えると昨年のMAXに掲載されたものですが、現実では丁度この前がハロウィンだったからぴったりですね。
ラビットハウスはまったり営業しているようですが、真手凛が雑誌に記事を載せたことで突然の大繁盛。店の前にできた行列に、チノが思わず「あり得ない!」と叫ぶ辺り、余程意外な光景だったのでしょう。去年のクリスマスも結構繁盛していたというか、雑誌に残ることは初めてじゃないと思いますが、そこは編集者の記事づくりが見事だったに違いない。というか、ちらっと載ってましたけど良い記事でしたよ。
ヘルプとして急遽リゼの父親が呼ばれてましたけど、帰宅したココアとチノを見るなり、「タカヒロの娘達」と表現したのは地味に良かったですね。彼にとっては、いえ、彼にとってもココアは香風家の家族として認識されているわけです。ちなみに娘との関係性は少し複雑なようだけど、そう言えばリゼは母親っていないのかな?
千夜も両親は出てこなくてそれについての言及はないけど、母親の死が語られているのはチノぐらいで、シャロは出稼ぎでしたっけ。チノの母親とココアの母親が友人だったのは意外でしたが、ココアが幼少期にあの街を訪れた理由につながっているのだと思えば不自然ではないかも。そういえば、モカが威厳ある姉とは違う努力家の一面を暴露されてましたが、ラテアートがまさか秘密特訓の成果だったとは確かにいえませんよね。しかし、コーヒーが泥水……苦手なのはスコーンだけじゃなかったか。

帯裏に書かれている、漫画もアニメもかわいさであふれてる! というキャッチコピー。正直、アニメ化を始めとしたメディア展開は必ずしも私の望む形ではなかったのだけど、それでも週末に公開される劇場アニメは観に行こうと思うし、原作はあくまでゆったりと成長を続けているので、又一年、きららMAXを買いながら見守っていこうと思います。
先日、悠木碧の無銭イベントを観に水道橋のLaQuaまで行ってきた。
東京ドームには野球観戦などで何度か足を運んだことがあり、水道橋も文京シビックホールに通っていた時期があるので別段珍しくもないのだが、よくよく考えたらLaQuaに行くのは初めてかもしれない。というか、初めてだろう。私が幼少期、あの辺りはまだ後楽園ゆうえんちであって、今のような東京ドームシティではなかった訳だが、実は「後楽園ゆうえんちでぼくと握手」をしたことがない子供だった。
よみうりランドに行ったのも大人になってからだし、所謂ヒーローショーを観たのは地元の祭りや水族館のステージ、それに学園祭ぐらいだろう。今にして思えば、地元の祭りやどこぞの学園祭に戦隊やメタルヒーローが来ていたのは驚きだが、お金のある時代だったのかもしれない。

まあ、そんな特撮話は色々な事情から不愉快になるだけなのでやめておくが、このところ表の声優は牧野由依ぐらいしか興味なかった私が水道橋に行ったのは幾つかの理由がある。一つはここ最近のマイブームがpetit miladyだからなのだが、これまた先々月に川崎のラゾーナで行われた無銭イベントを観た際に興味を抱いたのだ。元々はその現場を訪れていた友人に預かり物を渡すために行ったのだが、無銭だし、イベントも観ておくかとタダに惹かれて観覧して……これがなかなか良かった。まず、petit miladyのイベントはニューアルバムの宣伝で、このアルバムは童話モチーフをテーマに作られていた。私は童話を始め児童文学や児童書に傾倒しているから、コンセプトを知った時点でタダ見のイベントに対する見方が変わり、披露された3曲ばかりの楽曲を聴き終わったときにはアルバムの購入を決めてしまった。あの手のイベント、特にユニットタイプのライブを観るのが久しぶりで新鮮だったこともあるのだろう。殊更、悠木碧や竹達彩奈のファンだったわけではないのだが、ああ、この音楽は良いなと惹き込まれたのだ。
そこから先は結構早くて、数日後に開催されたせかぽじ公録の後、秋葉原のソフマップでアルバムを購入し、店舗特典だったリリースイベントに申し込んで当選し、封入特典だったライブに申し込んで当選したのが先月のことだ。前者のリリースイベントは先月下旬に池袋のツーファイブ近くにある学校のホールを借りて行われたが、オリンピック等の関係で箱がない時代に、まあ、色々なホールを探してくるものである。美容学校の中にある500人規模のホールで無料イベントを昼夜2回というのもなかなか太っ腹な話だが、こちらのイベントも初めてなりに結構楽しめたからマイブームというのは不思議なパワーを持っているように思う。
別段ファンになったわけではないものの、そうした流れもあって今回の水道橋に繋がったのだが、個人的な試みとしてLaQuaまでは徒歩で行った。無論、自宅からではなく秋葉原から、正確には末広町の某タコス屋前から歩いたのだが、東京なんてのは狭いもので道なりにてくてく歩いていくと30分も経たずに着いてしまったのだから面白い。地図で見る限り、東京大学なんてのも歩けそうな距離にあるが、こちらは御徒町や上野から歩いたほうが近そうだ。東大も昔声優のイベントで行ったのだが、電車に乗っていると自分が地図上のどこに居るのかなんて気にしないもんで、秋葉原から割りと近くなんてことを知ったのは本当につい先日だった。
あるいはちよくるにでも乗れば水道橋も10分、15分程度だったのかもしれないが、月額会員でなければ30分150円取られるし、秋葉原から水道橋までの電車賃が133円であることを考えれば、利用する理由は特にないだろう。

徒歩でたどり着いたLaQuaは、ステージがフードコートやムーミンカフェ、それにメリーゴーランドなどを備える広場的なところにあったからか家族連れをはじめとした多様な人々で溢れていた。この点、ショッピングモールのラゾーナに近い部分はあるが、頭上でジェットコースターの轟音と悲鳴が飛び交うなかでのイベントというのは、いつか行ったお台場のガンダム側でのイベント以上に印象的な場所だった。
私が到着したのは14時も少し過ぎたぐらいで、丁度ステージ上では公開リハーサルが行われていた。必然的に公開リハになるのが屋外イベントの良いところだが、赤いコートを着た小柄な悠木碧が歌っている姿を見て、少し早く付きすぎたという気持ちはすっかり消えてしまった。ニューシングル「永遠ラビリンス」は悠木碧のソロ活動復帰後1枚目のCDで、楽曲としてはアニメのタイアップになっている。悠木碧が出演している今季のアニメと言えば、私はキノの旅を好んで視聴しているのだが、同じ主演であっても当然ながらそちらではない。楽曲的には本人も下ネタが強いと言っており、音泉でやっているラジオもそれがテーマになっているのだが、その楽曲を子供の多い広場で歌おうというのだから日本コロムビアも強気なものである。
イベント自体は15時からだが、前述のように、そして悠木碧本人も無銭イベントと言ってはいるものの、お台場のように優先観覧エリアが設けられており、その場でCDを購入して尚且つ「抽選に当たった人」が入場して後のハイタッチ会にも参加できるという仕組みを取っていた。ハイタッチ会が握手会やポスターお渡し会でも成立する形態だが、ポイントは抽選方式なのでCDを買っても当たらない場合があることだろうか? 熱心なファンは参加券ガチャをしたのかもしれないが、私は余裕がなかったのでタダ見をした。
簡単なトークと2曲歌うミニライブで、イベント自体は20分といったところだろうか? 病み上がりやトラブルなどもあって本人はあまり納得の出来ではなかったようだが、私としてはメリーゴーランド待ちのお子たちが興味深そうに眺めている様子がなかなか愉快で、結構楽しめた。子供も、そして親も恐らく歌詞などいちいち聴いてなかったとは思うが、何となく手を振ったりしているのが屋外イベントならではの光景だったといえる。まあ、それでなくともタダで見ているのだから文句など言ってはバチが当たるというものだ。もとより文句などないけど。面白かったのはいざハイタッチ会ということになって、病み上がりで菌を保菌しているのでタッチしたらさっさと手を洗えと言っていたことか。
イベント後は折角のLaQuaだし少し見て回ろうかとも思ったが、ムーミンカフェは列待ちがあったし、併設のパン屋もそれほど気を引かれるものではなかったので歩いて秋葉原まで戻った。普段は意識しないことだが、散歩がてら歩いてみると東京もいつもと違ったものを見せてくれる。そういった意味でも参加してよかったと思えるイベントだった。

サラリと書いたが12月のpetit miladyライブも当選はしているし、チケット代も払ってはいるので参加しようとは思っている。一度、豊洲PITに行ってみたいというのもあるのだが、年内に済ませておけば年明けに引きずることなく離脱できるだろうという考えもないわけではない。マイブームなんてそんなものだ。
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tone work’s Live Fes.2017に参加して来ました。第一次先行でチケットを取り逃したときは縁がなかったのかな、と、違うイベントへの参加を視野に入れていたほどだったんですが、どうしても諦めきれずに二次先行でチケットを取りまして。あまりライブは得意じゃないんだけど、ディファ有明が閉まると言うのもありましたからね。これを、あの会場における最後のイベントにしようかなと、そう思って行って来ました。

当日……ってか、この日記書いてる時点でまだ今日ですけど、台風迫るあいにくの雨模様で、私は昼に御茶ノ水で違うイベントに参加していました。これは前述の第一次先行を逃した際に入れていた予定で、しっとりとした朗読劇。正直、ディファと回すのはキツイかと思ったんだけど、まあ、行けないこともないかなって強行しました。ライブ物販にそれほど興味がなかったというのも大きいか。
ディファ有明に着いたのは、それこそ開場10分前ぐらいだったんだけど、意外なことに物販スペースが中ではなく外に作られていて、入場間近だというのにまだ売ってた。どうやら、開場するから後は中で……なんてことにはならないらしい。
二次先行で入場も遅いからと物販を覗くと、Twitterでも告知されていたように完売したものが多かった。とはいえ、流石にパンフレットぐらいはまだ合ったのでパンフを購入しつつ、意外なことに終演後Tシャツという柄がシークレットの、終演後に引き換えられるというTシャツがまだ完売してなかったので、そちらも買ってみることに。ライブのビジュアルをあしらったフルグラTが完売していたのに対して、こちらはやはり柄がわからないというのがネックだったのか、1000人程度はいたであろう参加者のうち、私が整理券をもらった時点で200番に満たない番号でした。
そうして入場が始まり、7~800人入ったところで私も会場内へ。ワンドリンク制ではないのでそのまま中に直行して、さて、どこに陣取ろうかなと思ったら最後尾に2列だけパイプ椅子が設置してあるのを発見。丁度、関係者席の手前なわけだけど、情けないことに先日腰を痛めていたこともあり、これ幸いと椅子の一つを確保することにしました。元より、前のスペースに行けるような番号でもなかったし、こればっかりは仕方ないでしょう。

さて、私が今回のtone work’s Live Fes.2017に参加した理由は、何と言ってもtone work’sというブランドが好きだからです。ビジュアルアーツの直営ブランドであり、今年で5周年と比較的若い部類にありながらも、一貫して18禁美少女ゲームを作り続ける姿勢を私は気に入ってまして。まあ、とは言ったところで購入したのは2作目の星織ユメミライからなんだけど……それはともかく。
ブランドが好きだから、確かにそれは大きな理由になりますが、他に目的がなかった訳じゃありません。人によっては当然、出演されるアーティストのファンという方も沢山いるでしょうし、私も生歌を聴いてみたいと思った歌手は何人もいました。だけど、おそらくそれ以上に私が気にしていたのは、くすはらゆいは出演するのかということでした。
そもそもくすはらゆいは歌手じゃないし、tone work’sの楽曲を歌ったことはないだろうと思われるでしょうが、その点に関しては分かっています。けれど、ここで気になったのは、tone work’sが美少女ゲームブランドであること、そして、今回のライブはこの5年で発売してきた作品の楽曲を披露するフェスなのです。つまり、どこかしらで作品を紹介したり、あるいはゲーム的な演出を入れてくる可能性があるかも知れないと、私はそう考えました。
B.G.M. Liveで天の声……というか、オリジナルヒロインのようなキャラを演じた前例もありますし、何かしらの形で関わってくるかもしれないと、まあ、期待をしていたわけです。どんまるさんだったかが、B.G.M.を見に来ていたという話もあったからね。だから、一つの願掛けか、文字通りの賭けをしてみたわけです。

そして私は賭けに勝って、悲願は達成されました。

場内が暗くなって、大きなスクリーンに映像が流れ始めた瞬間。

くすはらゆいの声がディファ有明に響き渡りました。

それはtone work’sがこれまで出した3作品と、5年の月日を振り返りながら、また新しい季節が来たことを告げるもので、銀色、遥かのティザーを発展させたような感じでした。言ってしまえば、tone work’s Live Fes.2017概念とも言うべき役どころで、OPナレーションからのタイトルコールと、彼女がこのフェスの幕を開けたと言っても過言ではありません。
フェスそのものは3時間弱あって、見どころ、聴きどころは多かったですが、私は開幕前のくすはらゆいにすべてを持っていかれたかと思いました。彼女の声で記念すべき第1回のフェスが始まるなんて、素敵じゃないですか。確かに銀はるで概念を演じたという実績はあるにせよ、今回のフェス用……というか、この前出たBOXに描かれたヒロインたちの声を当てた人とかもいる中での抜擢ですから、これを大役と呼ばずになんとするか。
それに、tone work’sはまだ誕生してから5年と若いですけど、大本は最大手のビジュアルアーツじゃないですか? そこがやるフェスの一番最初を任されるとか、VAにとって彼女がそういう立ち位置の声優になったというのが、ファンとしてはたまらなく嬉しいのもあります。歌手じゃないし、楽器を演奏するわけでもないけど、くすはらゆいは確かにtone work’s Live Fes.2017に出演したのだと、私は胸を張って言いたい。
ただ、舞台袖にて生で喋っていたのか、それとも収録だったのかは判然としませんが、まあ、トチることを許されない箇所だけに後者かなぁと。関係者席にはいたかもしれませんけどね。橘まおさんも来ていたみたいですし、先日はパセラのコラボルームにも行ったらしいですから。
撮影班がいませんでしたし、特にそのような告知もなされませんでしたから、記録はともかく商品としての映像化はまずされないでしょう。そう考えたとき、楽曲というのものはまた別の機会で聴くことがあるかもしれないけど、OPナレーションはフェスが2回、3回と続いても、本当に今日だけのものだったんだなと、なんだか少し勿体無い気もしてきました。ニコ生でこの辺りのことは詳しく聴いてみたいと思いますけど、大のくすはら好きとしては本懐といっていい出来事だったんじゃないかなと。
B.G.M.の大阪とか、フロフロの借りが返せるわけじゃないけど、シークレットを予期できたのはホッとしました。

ここまでゆいちゃんの話ばっかりですけど、実はゆいちゃん以外にも声優さんの声が流れる瞬間があって。星織ユメミライの逢坂そらEDである「Celestia」を、担当している霜月はるかさんが歌唱する直前、逢坂そらのセリフが、桐谷華の声が会場に響きました。ゲーム本編からの抜き出し……だとは思うんですが、イマイチ自信はありません。セリフ自体は覚えがあるのもの、記念フェスであることを考えると、袖にいるかはともかく、今日のために録り直したぐらいはあってもおかしくないじゃないですか。万が一の可能性程度だけど、OPナレーション以上に不意打ちだったため、場内のざわめきは強かったですね。
詳しいセットリストとかは私が書かなくても、他の方が何処かに載せてくれるでしょうから省きますけど、ブランド単独であれだけのフェスが出来るというのは、流石としか言いようがありませんね。まあ、過去にもういんどみるですとか、オーガストなんかもやってはいますけど、どんまるさんや竹下さんと言った、スタッフがステージ上で弾きに来たときの盛り上がりっぷりは、音楽に強いVAだけのことはあるなと。
優劣をつけるつもりはないから、たとえばB.G.M.に比べてどうだったとかはナンセンスだけど、私は二次先行でも参加できてよかったと思う。それは、くすはらゆいの声が聴けたのもあるけど、たとえ賭けに勝てなかったのだとしても、私はまた別の満足に浸っていたんじゃないかな。勿論、ゆいちゃんのOPナレーションとタイトルコールが合って、あのフェスは完成し、完遂したんだとも言えるけどね。出だしが良かったもんだから、モチベーションが下がんなかったのよね。腰が痛いから、ちょいちょい座らせてはもらいましたけど。

アンコールでは先ごろ引退された川田まみさんの楽曲を出演者全員で歌うという、想像はできたけども実際にやられるとまさしくニクイ選曲ってやつで。そもそもの話、3作品しかないのにこれだけの楽曲が合って、しかも歌いきれてないと言うんだから、まったく大したもんですよ。
そしてアンコールも終わると、Tシャツの引き換えなんかもありますからいそいそと退出する人が出てくる中で、関係者席からは「まだあるよー」の声。それはそれでネタバレじゃないかと思いつつ、私は荷物をまとめつつもこれあることかと待機していたので、無事に観られました。そう、tone work’sの「新作発表」の瞬間を。まあ、発表と言ってもティザーが流れるとかそういうのではなくて、どこかSF感ある背景にヒロインが浮かぶと言った、これまで純粋な恋愛ゲー出来たtone work’sにしては珍しい印象を受けたんですが……まあ、サガプラと違って年内なんてことはないかもですが、次はどんな作品で我々を魅せてくれるのか。楽しみにしてようじゃありませんか!

そんなわけで、tone work’s Live Fes.2017でした。最後のディファ有明がこのライブで良かったと思いつつ、エロゲのライブというのも参加すると面白いもんだなと、改めてそう感じました。何気に貴重なくすはらゆい出演イベントとなりましたけど、これからも取りこぼさずに参加していきたいものです。
遂に最終回が来てしまいました。はじまりがあれば終わりもある。分かってはいたんですけど、いざその時が来ると寂しいもんですね。BugBug25周年の歴史において、29回の連載は決して短いものではないと思いますが、もう少し続いて欲しかった気持ちは否定できません。私にとっては、それこそ雑誌を買う理由でもありましたから。けど、一つ言えるのはいつの日に最終回が来たんだとしても、終わり方はきっと、変わらなかったんだろうなということです。

2015年の5月からPCゲーム雑誌BugBugで連載を開始した、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」も第29回。先月号で告知したとおり、今号でこの連載は最終回になりました。ゲスト登場前のまえがきでは、ゆいちゃんがコラムを始める前の話や、始めた当初の想い出、何故対談形式になったのかなどを振り返っています。文章力や発売時期、色々な事情で呼ぶことのできなかったヒロインさんがいることにも触れつつ、執筆の際は台本や、当然ゲームをプレイし直したりしたこともあるとか。呼称表が欲しいと声優らしからぬ思いを抱いたそうですが、ああ、これをデータブックに反映できていればと考えてしまったのは私のお話。
ゲストに登場するキャラクター側はBugBugの方で書いていると思っていた制作会社の人もいたようで、この勘違いはちょっと意外だったり。彼女ほど演じたキャラクターを誰よりも理解している人はいないってのは、周知の事実だと思っていたので。ファン目線が過ぎるかもしれないけど、そんなゆいちゃんだからこそ書けたコラムだったんじゃないかなと。ちなみに対談形式にした理由は、ゆいちゃん本人にあまりキラキラしたエピソードがなかったかららしいけど……まあ、うん。
ゆいちゃん自身の過去、デビュー当時は数年間まるで仕事がなかったこと、そんな自分が29回じゃ足りないぐらいのキャラクターを演じてきた幸運について。「この連載と同じようにやがて終わりも来るのでしょう」という言葉は、ファンとしてはあまり考えたくないことですが、ゆいちゃんの言うように演じてきたキャラは、作品は残りますからね。彼女の言う最後の最後、その時まで、ファンを続けられればと思います。

そんな最終回に登場したヒロインは誰か? まだ登場していない子はたくさんいて、直近に出た作品もいくつかある。けれど、くすはらゆい初の連載コラム、その最終回を彩り、満を持して登場するのだとしたら、それはもう一人しかいないんですよね。私は誰か知っていたし、ゲストに選ばれた彼女自身も、自分が出るのは当然だと理解していた。

「最後に呼ぶならわたしに決まってるわよね。遠野恋よ、よろしく」

まったくもって、遠野恋以外が登場することはあり得ない。ゆいちゃん自身、最終回はこの女のコにしたいと前々から決めてあったそうですが、まあ、そうだよねと。恋ちゃん以外は考えられませんよ。くすはらゆい座談会をやった後だろうと何だろうと、最終回だというのならこの子が来るのは当たり前だし、逆に言えば、これも何度か書いてますけど、最終回にしか出られないレベルの子だったんですよ。何故なら、それは自分が選ばれると確信していた恋ちゃん本人がこう言ってます。

「当たり前でしょ。わたしはあなたが初めて演じたメインヒロイン。つまり初めての女ってこと。いくらキャラクターが増えようが、初めてが塗り替えられることはないもの」

ゆいちゃんにとって、遠野恋は始まりの女の子です。きっかけ自体はその手前に合ったかもしれないけど、彼女が声優として大きな一歩を前に向かって踏みしめられたのは、まず間違いなく恋ちゃんがいたからで。その存在は本人にとっても、そして私のような古いファンにとっても大きいんですよね。
もう少し言うと、これはゆいちゃん本人も言ってますけど、ゆいちゃんにとって初のラジオ番組であるペルらじが、遠野恋がメインヒロインを務める夏空のペルセウスにはありました。くすはらゆいという自分が前に出た初めてのコンテンツであり、ロボらじまで続くminori作品のラジオや、今日における音泉のラジオパーソナリティを務める上で、決して無視できない最初の番組だった。故に遠野恋は、沢山の初めてをゆいちゃんに与えてくれた女の子でした。

対談の話そのものはminoriの毎回開かれるオーディションについてなど、くすはらゆい座談会でもした話を若干被ってるんだけど、minoriのオーディションを受けた頃は方向性に悩んでいた話、事務所が提示した路線との乖離など少し踏み込んだことも触れています。まあ、こちらもエリソデの座談会でしてましたけど。
これは余談ですが、当時の話としてminoriの代表である酒井さんがゆいちゃんのボイスサンプルに苦言を呈したことがあります。一語一句の再現ではありませんが、この声でどうしてこんなボイスサンプルなのか、と。お姉さん役やお母さん役を狙えと指示した事務所の言うとおりに作られたものでしたが、今すぐボイスサンプルを変えろと言い切った酒井さんは、やっぱり見る目があったんでしょうね。結果として彼女がminoriやそれ以外のブランドで得た役は、風香は例外にしても当時の方向性とは真逆のものばかりでした。
5作品連続で出演したminori作品は、出演を兼ねるごとに新しい扉を開くことで、「こんなキャラもできますよー」と、ゆいちゃんにとって一つのカタログのようなものになったそうです。そして、その1ページ目には常に遠野恋が載っている。いくら更新されても、1ページ目が変わることはないのだから。

最終回は恋ちゃんと一緒にminoriトークみたいな感じでしたが、元々この連載自体がminoriを経由して舞い込んできた仕事ですから、あるべき着地点だったんではないかなと。上で書いたことに矛盾するようだけど、ゆいちゃんはminori作品に連続出演した関係で、minoriの仕事しかやってくれないんじゃないかと思われていた時期もあるようで、音泉がラジオのパーソナリティだかをオファーしたときに言われたそうです。そして、BugBugもminori経由じゃないと仕事して貰えないと思っていたとかなんとか。
出演作Hotいんふぉは、11月新作のアオイトリゆらめく心に満ちた世界で、君の夢と欲望は叶うかに続いて、あっぷりけのCross Concertoも記載されてました。例のCFで作るという新作ですが、この程2000万を達成したようで順調らしいですね。私はあまり多くを語りませんけど、お金が集まっている以上は形になって、何らかの結果が生まれるのでしょう。
ゆいたんの近況・一言は、ちょうど一昨日から始まった新ラジオ「くっすーとウーサーのメイドインラジオ」の告知でした。タイトルは書いてませんでしたけど、ERGで優勝したことや、ウーサーとラジオを始めることに付け加えてご主人様で占める辺り、執筆時には番組の方向性は決まってたみたいですね。あるいは収録後だったのか? まあ、それは分かりませんが結構面白い番組でしたよ。

ゆいちゃん出演作の記事としてはアオイトリの記事がありましたけど、現状HPや体験版で公開されている以上の情報はなかったかな。見開きの2ページ記事だから特集ってほどではないです。ゆらうかも今月は1ページ記事で、Cross Concertoに至っては記事がなかったから、これらに関しては今後かな。何だかんだ言って、11月新作はまだ先の話ですからね。
他に特筆する記事は……まあ、BugBug25周年前夜祭のお祝いコメント集&イラスト集はすごかったですね。総勢100ブランド以上がコメントやイラスト、ブランドによっては描き下ろしイラストを提供していまして、流石は最古参のエロゲ雑誌と言ったところか。ブランドによっては既存イラストの提供でしたけど、オーガストとかKey、勿論ブランドの大小に限らず描き下ろしのイラストも沢山ありました。中でも驚いたのはminoriで、まさか姫野永遠の描き下ろしイラストを出してきたのは驚きました。冷静に考えたらソレヨリノ前奏詩はBugBugでアペンドを出しましたし、それでなくともゆいちゃんのコラムも連載してますから納得のいく人選ではあるんですが……しかし、描き下ろしと思われる永遠ちゃんが「トリノライン」ファンディスクよろしくねと言ってるのも、なかなかどうした不思議な気分。
姫野永遠は丁度となりのヒロインさん☆が連載1周年のとき、12回目のヒロインで登場しましたけど、コラムの最終回に彼女のイラストが掲載されるというのも運命的ですね。

他にもまあ妹パラ3とか面白そうな記事は合ったんだけど、今回はもう気持ちが高ぶりすぎてるので、この辺りにしておきます。一つの連載が終わり、それでもくすはらゆいという人にはまだまだ先がある。2年と少し、気付けばあっという間でしたが、毎月毎月が楽しみで、楽しくて。この増えた想い出とともに、私もまた歩きだそうと思います。差し当たっては、10月のCOMIC1に向かって。
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世の中には、くすはらゆい=黒髪ロングという認識があるらしい。つまり、くすはらゆいといえば黒髪のヒロインで、演じたヒロインの黒髪率が多いというのだ。

本当にそうだろうか?

なるほど、確かにゆいちゃんがエロゲ界にその名を轟かせたのは夏ペルの遠野恋であり、人気を不動のものにしたのはヨリノの姫野永遠で、どちらもくすはらゆいを語る上では外せない、とても印象深い黒髪ロングのヒロインだ。
しかし、だからといってくすはらゆい=黒髪ロング率の高さにはならない。実はこの話題、ツイッターでは度々触れているのだが、一度文章として一纏めにしようと急に思いついた。何となく、書きたい気分なのだ。

さて、2017年8月現在、くすはらゆいが出演した美少女ゲームは全部で57作品ほどで、11月新作のアオイトリとゆらうかを含めれば59作品になる。つまり、単純計算で59人の美少女ゲームヒロインを演じている、又は演じる予定があるわけで、これは結構な数といえるだろう。
では、この内に黒髪ロングあるいは黒髪のヒロインは何人いるのだろうか? 黒髪ヒロインが多い、黒髪率が高いというのなら、それこそほとんどのキャラが黒髪、もしくは半分程度はそうであってもおかしくないはずだ。とはいえ、ここで黒髪ヒロインは何人でした、とあっさり書いてしまうとこの話は終わりなので、以下のようなリストにしてみた。

2010年
普通じゃないッ!!:白鷺 寧々(緑髪)
Worlds and World’s end:中峰 夏帆(茶髪)


2011年
てにおはっ:水島 薫(黒髪ショート)
夏空のペルセウス:遠野 恋(黒髪ロング)

2013年
大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~:土岐 のぞみ(ピンク系)

2014年
12の月のイヴ:宇奈原 由紀(茶髪)
Clover Day’s:結橋 泉(茶髪)

魔女こいにっき:南乃 ありす(ピンク系)
星織ユメミライ:鳴沢 めぐる(紫髪)

G.I.B.(ガールズ・イン・ブラック):墨須 澪(緑髪)
サツコイ ~悠久なる恋の歌~:白羽瀬 悠(茶髪)
南十字星恋歌:堤 咲弥(茶髪)

ヤキモチストリーム:伊吹 恋羽(赤髪)
恋春アドレセンス:浅羽 千冬(紫髪)
ジンコウガクエン2 アペンドディスク:軽(ピンク系)

残念な俺達の青春事情:中丘 ちまち(茶髪系)
ココロ@ファンクション! NEO:樫山 紗織(茶髪)

春風センセーション!:神薙 五十鈴(黒髪ロング)

2015年
鯨神のティアスティラ:天川 湊月(銀髪系)
ソレヨリノ前奏詩:姫野 永遠(黒髪ロング)
ぜったい征服☆学園結社パニャニャンダー!! ―ドピュっと遂行、色欲怪人イタズラ実習エロ作戦!:虹羽 桜華(青髪)
花の野に咲くうたかたの:鵲 雫(黒髪ロング)
なついろレシピ:早蕨 すずな(茶髪)
円交少女:ゆっきー(黒髪ショート)
ロリポップファクトリー:萌木 芽瑠(ピンク)
エッチでヘンタイ! ヤキモチお嬢様!!:織宮 芽瑠(茶髪)
アンラッキーリバース:エリス・エレノアール(赤髪)
マジカル☆ディアーズ:羽衣野 真穂(茶髪)
ここから夏のイノセンス!:蛍塚 ユノ(銀髪系)

2016年
はにかみCLOVER:碓氷 真希奈(銀髪系)
甘えかたは彼女なりに。:新倉 朋美(黒髪ロング)
恋する乙女と守護の楯~薔薇の聖母~:ソーニャ・カシチオール(銀髪)
罪ノ光ランデヴー:椿 風香(赤髪)
聖鍵遣いの命題:サキ・アイハラ(青みがかった黒髪ロング)
LAMUNATION!:紅星 陽菜(金髪)
フローラル・フローラブ:朱鷺坂 七緒(黒髪ロング)
銀色、遥か:新見 雪月(黒髪ロング)
恋するお嬢様はエッチな花嫁:美朱 ひよこ(茶髪)
ユニオリズム・カルテット A3-DAYS:ティア(銀髪)
アキウソ -The only neat thing to do-:雫・サージェント(紫髪)
よめがみ My Sweet Goddess!:鳴川 アイリス(金髪)
シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~:雪本 さくら(黒髪ショート)
Amenity’s Life:藤堂 望希(赤髪)

2017年
彼女と俺の恋愛日常:蒼井 遙(茶髪系)
人気声優のつくりかた:永倉 小夏(茶髪)

しゅがてん!-sugarfull tempering-:古倉 める(赤髪)
神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。:神林 真央(茶髪系)
水葬銀貨のイストリア:汐入 玖々里(水色)
トリノライン:紬木 沙羅(薄い黒髪ロング)
はにデビ! Honey&Devil:皇后崎 瑠璃(水色)
春音アリス*グラム:凜堂 耶々(黒髪ロング)
ゴールデンアワー:名取 すず役(黒髪ショート)
弓張月の導き雲はるか:ケイリー役(茶髪系)
真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王:糜竺(オレンジ系)
ゆらめく心に満ちた世界で、君の夢と欲望は叶うか(黒髪ショート)
アオイトリ:メアリー・ハーカー(銀髪系)

ざっと並べてみたが、色のレパートリーが少ないため、とりあえず明確に黒髪あるいは黒髪に類するキャラだけを黒で表示してみた。サツコイの悠などは意見が分かれるところだろうが、今回は茶髪に分類している。そして、このリストから数えた限りでは黒髪キャラは59人中「15人」しかいないことがわかる。又、ここからサキ・アイハラや紬木沙羅といった、黒髪というには見た目での判断がしづらいヒロインを除くと13人。全体の4分の1に満たないのだ。
しかも、私は世の中の黒髪好きは黒髪ロングが好きであることをよく知っているから、この中から更に黒髪ロングのキャラだけに絞ると……
夏空のペルセウス:遠野 恋(黒髪ロング)
春風センセーション!:神薙 五十鈴(黒髪ロング)
ソレヨリノ前奏詩:姫野 永遠(黒髪ロング)
花の野に咲くうたかたの:鵲 雫(黒髪ロング)
甘えかたは彼女なりに。:新倉 朋美(黒髪ロング)
フローラル・フローラブ:朱鷺坂 七緒(黒髪ロング)
銀色、遥か:新見 雪月(黒髪ロング)
春音アリス*グラム:凜堂 耶々(黒髪ロング)

この8人ということになり、10人さえ満たないことがよく分かるだろう。果たしてこれで黒髪キャラが多い、黒髪率が高いといえるのか? とはいえ、全体を通してみたときに黒髪キャラを演じた回数が一番多いのなら、確かに黒髪キャラを良く演じていると言えなくもないだろう。では、他の髪色ならどうか?
Worlds and World’s end:中峰 夏帆(茶髪)
12の月のイヴ:宇奈原 由紀(茶髪)
Clover Day’s:結橋 泉(茶髪)
サツコイ ~悠久なる恋の歌~:白羽瀬 悠(茶髪)
南十字星恋歌:堤 咲弥(茶髪)
残念な俺達の青春事情:中丘 ちまち(茶髪系)
ココロ@ファンクション! NEO:樫山 紗織(茶髪)
なついろレシピ:早蕨 すずな(茶髪)
エッチでヘンタイ! ヤキモチお嬢様!!:織宮 芽瑠(茶髪)
マジカル☆ディアーズ:羽衣野 真穂(茶髪)
恋するお嬢様はエッチな花嫁:美朱 ひよこ(茶髪)
彼女と俺の恋愛日常:蒼井 遙(茶髪系)
人気声優のつくりかた:永倉 小夏(茶髪)
神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。:神林 真央(茶髪系)
弓張月の導き雲はるか:ケイリー役(茶髪系)

試しに茶髪と茶髪っぽいキャラを選んでみたが、こちらは15人と黒髪キャラのそれと同じだということが見て取れる。所謂、茶髪系を抜いたとしてもその数は似たようなものであり、ほとんど同数と考えていいだろう。
他にピンク含めた赤髪系は9人いるから、黒髪や茶髪には劣るものの、これも決して少なくはないだろう。金髪キャラや銀髪キャラに比べれば、多いと言ってもいいはずだ。つまり、くすはらゆいの演じたヒロインにおいて、現時点で黒髪キャラが突出して多いというのは間違いであり、特に黒髪ロングともなれば単なるイメージでしかないことを理解したほうが良いかもしれない。
勿論、彼女の演じた黒髪ロング、黒髪のヒロインが好きだという気持ちは何人も否定できることではないから、その点に関しては各々の好きを声高に叫んでもらいたい。ただ、別に黒髪が特に多いわけではないよ、というだけの話だ。

長々と書いては来たものの、結局、遠野恋と姫野永遠の二人を演じた時点で、黒髪ロングヒロインに強烈な印象が残っているのは否定しようのない事実だから、イメージの先行は無理がないのだろう。けど、くすはらゆいといえば黒髪ヒロインというのは大きな武器にもなり得るが、弱点としてもあり得るから、ゆいちゃんの演じた黒髪以外のヒロインにも、目を向けてもらえると嬉しいなと思う。
8月になりました。まさか、コミケのサークル参加日を10日後に控えてまだ原稿やってるとは思いませんでしたが、今回は昨年出した本の倍ぐらいはページ数あるし、入稿締切を破った訳でもないので許して欲しいです。
まあ、年々執筆速度……というか、書き始めるまでが長くなってる気もしますが、改善していきたいものですね。夏コミの告知も、早い段階で出せればと思っています。

さて、今月もPCゲーム雑誌BugBugの、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」をレビューしていこうと思うのですが……今回は一つ重大なお知らせがあって、先に書くべきか後に書くべきか、迷ったんですけど後に書きます。
第28回のゲストは、ウソシリーズのサブキャラクター、雫・サージェントがやって来ました。ウソシリーズはlight系の姉妹ブランド、Campusの作品で、雫はアキウソからデザイン&声付きで登場してきたキャラクターです。コラムも28回目にして初めてサブキャラが登場した訳ですが、先週の金曜日に生配信されたHLC、lightの公式ニコ生Happy light Cafeにゆいちゃんがゲストに来た際、告知で雫が登場することを言ってましたから、事前に誰が来るのか判明していた珍しい例でもあります。過去にはメーカー側が発売前に告知していた、「花の野に咲くうたかたの」の鵲雫なんかも事前に分かっていましたが、そういえば、苗字は違えど名前が同じですね。
そんな雫・サージェントの登場シーンは、このところ続いた変わった形での遭遇と違い、自ら颯爽と現れて自分自身とツユウソ、ついでにフユウソの宣伝もするという飛ばしっぷり。あざとさ全快で可愛らしく、これぞ雫って感じがします。そのグイグイっぷりには、ゆいちゃんも思わず、「お、おう…。」とたじたじ。「あれー? ゆいさん引いてます?」と言うけど、雫はさん付けで呼ぶみたい。

前述の通り、雫はアキウソから登場したキャラで、実はフユウソには出てこない予定だったそうです。これはコラムで雫本人も言ってますが、フユウソのカウントダウンドラマでも触れていたので、知っている人は多いかも知れません。それがアキウソのアンケートハガキ等で大変な反響があり、全国のロ●コンの皆さんからの熱いラブコールによって、おいしいシーンを色々といただいちゃったんだとか。まあ、雫はデザイン面を見ても如何にもな可愛いキャラですし、ゆいちゃんの演技も嵌まってますから、当然と言えば当然なのかな?
雫本人は自らをして、自分ってサブキャラクターの枠に収まらないと思うんですよねーと、メインヒロインの昇格をアピール。まさに隙あらばで、ゆいちゃんも見習わなくちゃと感心してます。
ウソシリーズの話としては、やはり作品の肝になってるについてで、相手の嘘が常に見抜けてしまう主人公の生きづらさや、それを苦しいと感じるゆいちゃんと、情報収集の観点から利があると思っている雫の対比。所謂、サトリとか人の心を読む能力者がそうであるように、疑心暗鬼になるのではないか? という、ゆいちゃんの懸念に、雫はあくまでお嬢様……つまり、アキウソのヒロインであるエリス以外のことはそんなに信用してないという本音を漏らしました。事実として、雫はエリス第一主義なところがありますからね。
アキウソでの絆の強さ、深さに言及しつつも、話はフユウソへと移行。発売したばかりなのでネタバレは出来ないものの、どうやら雫にはかっこいいシーンがあるらしい。ゆいちゃんはサブキャラを演じる機会が少ないことに触れた上で、主人公に明確な好意がないからこそ言えることだったり、サラッとかっこいいこと言ったりとか、凄く楽しく演じたらしい。そんなゆいちゃんに対して、雫はこんなことを言いました。

「ふふっ。では、この貴重な誌面を使ってアピっちゃえば良いんじゃないですかー。次回最終回って聞いてますし」

「次回最終回って聞いてますし」

「次回最終回」

その文字は、決して赤くありませんでした。赤ければ嘘だったかも知れないけど、それは雫の情報収集能力によって得られた紛れもない事実で。すぐにゆいちゃんの口からも発表がありました。

「次回でこの連載は最終回です。くすはらゆいはこれからも色々な役を演じたいと思っていますので、メイン・サブ問わず、お仕事のご依頼、オーディションのお誘いお待ちしております!」

いやまあ、正直ショックですよ。ゲストが来る前の前書きが、ラジオ・アリスグラムガーデンが終了したことと、夏コミ等で出るCDに付いてだったんだけど、ゆいちゃん自身がそうであったように、私も又ゆいちゃんのラジオが生活の一部になっていて、ラジオ事件簿が終わり、ロボらじが終わり、そしてアリスグラムガーデンが終わって……勿論、HLCやこすずの小部屋へのゲスト出演だったり、イベントで発売されるCDや、ラジオ事件簿の復活とかもありますけど、継続的なラジオ番組が終わりを迎えたのは事実です。
そんな現状に対して、私が思ったのは「またしばらくは、となりのヒロインさん☆だけかぁ」ということだった。この連載が続くことを、まるで疑わない自分がいて、もっと長く、先があることを信じ切っていました。でも、先月の時点で嫌な予感というか、疑問は感じていたんです。何せ登場ヒロインが今年の3月発売の作品からでしたし、このままでは追いついてしまうのではないかって。確かに7月だけで出演作は結構出ましたし、今年の分ぐらいは賄える数ではあるけど、漠然とした不安はあった。

全29回、今月までに28人のヒロインが登場して、ゆいちゃんの出演作はCSとかアペンドとかを除けば現状発売されているのだけで56作品あります。そのうち、アキウソとフユウソは同じキャラだから除外するとしても、27人ぐらいは登場していないキャラがいるはずなんですよね。勿論、まとめて登場したminoriヒロインとかもいますし、作品やメーカーの都合上で出られなかったキャラも沢山いるんだろうけど、全29回……30回目前、それもBugBugの25周年記念号の1号手前で終わってしまうというのは、何というかもどかしさを感じます。
どうして終了することになったのか、元々回数が決まっていたにしては中途半端な時期ですし、かといって連載の人気が落ちていたとも思えません。いつかの投票で、少なくとも雑誌読者の中では一番人気のある声優という結果も出てましたから、正直、続けられるだけ続けるものだと思ってました。まあ、事情を詮索するのは野暮だと分かってるんですけど、自分の中で納得出来てない部分も多くて、もっと言えば、くすはらゆいと言う人の露出が減ってしまうことへの焦りがあるんですよね。ラジオも終わって、彼女は事務所の都合でツイッターもやってませんから、情報発信のツールがなくなってしまう。そういうのがなくても仕事が取れているというのは、ゆいちゃんが実力者である証だとは思うけど、ファンとしてはやっぱり寂しくて……悔しくて。
最終回に登場するのは遠野恋だと信じている自分がいますけど、まさか、こんなにも早くその機会が訪れるとは思ってもみませんでした。まだずっとずっと先のことだと思っていたし、気持ちの整理を付けるのは、ちょっと難しいそう。電気外や夏コミ直前に、あまり知りたくはない情報でした。なんて言うか、くすはらファンの冬が訪れそうな予感がしますね。

出演作Hotいんふぉは、7月にどちゃっと出演作が発売されたこともあって、11月新作のアオイトリゆらめく心に満ちた世界で、君の夢と欲望は叶うかの2本だけです。前者はパープルソフトウェア、後者はCUBEの作品ですけど、パープルに関しては色々な事情から遂に出たかって感じですかね。メインヒロインの吸血鬼、メアリー・ハーカー役ということで人外は久しぶりかな? イストリアの玖々里がいることにはいるけど、彼女を人外と言ってしまうのはちょっとあれだし、そうなるとよめがみのアイリスまで戻るのかな……?
CUBEの新作は、今年だけでもMintCUBE、HULOTTEと言った、所謂CUFFS系のブランドに出演していることを考えると、順当な感じですね。昨年辺りのVA系に出ずっぱりだった時期を思い出しますが、四番手とはいえメインヒロインの一人みたいなので、今から楽しみです。8月、9月、10月がポッカリ空いているのは気掛かりですが、まあ、7月までに凄い数出てしまったという側面もありますからねぇ……まだキャストが発表されてない新作もありますし、全く望みがない訳でもないと思いますが、当面の新作出演は11月ってことで。
パープルソフトウェアの新作なら少なくともほめらじにはゲスト出演するでしょうし、CUBEの方も、あるいは電妄とか出られるかも知れません。そう言った部分も期待しつつ、続報を待ちましょう。
ゆいたんの近況・一言は、夏と言うことでアイスのお話。ゆいちゃんはアイスの実が好きだという話を以前ラジオでもしていましたが、2パック一気に食べたらお腹を壊したらしい。私なんかはあれってピノみたいに箱入りで色々な味が入ってるってイメージが強いんだけど、最近はパック売りで味も1パック1種類らしいですね。地元ではあんまり見掛けないから、今度探してみようと思います。

他に特筆する記事は……意外なことにアオイトリの記事が載ってなかったんだけど、CUBEの方はありました。とはいえ、BBヘッドラインの1ページ記事なので取り立てて大きな扱いではなく、これからって感じ。ゆいちゃん出演作以外だと、ああ、あかべぇそふとすりぃのまほ×ろばのキャストが載ってましたね。まだ公式HPにも記載がありませんから、BugBugが初出しかも知れません。まあ、予想通りというかラジオをやってる二人はメインヒロインに名を連ねてますけど、最近の傾向かAG系とピーチ系は強いですね。そこから各2名ずつ出てますから、存在感があると言いますか。
後は、特にないかなぁ。いや、記事は沢山あるんだけど、コラムの最終回告知がショックすぎて、内容が入ってこないのも多くてさ……自分でもビックリするぐらいショックを受けていて、そもそも、ちょっとリアルで色々あったから元気だそうと思って今月号を読んだこともあったから、ショックのダブルコンボみたいな感じでしてね。何だろう、自分の中でやっぱりくすはらゆいは必要なんだなと再認識というか、改めて自覚してしまった気がする。連載は次回で終わるけど、今はWebのコラムとかもありますし、何らかの形で少しでも発信する場所があると良いですね。まあ、一番欲しいのはラジオのレギュラーなんだけど。

次は夏コミの告知になると思います。前回書いたとおり、眼帯少女中毒のだるみちゃんこと、中田瑠美さんと組んでの参加になりまして、だるみちゃんの方は新刊も脱稿したそうです。私も後少しで書き上がることは書き上がるので、何とか間に合わせたいものですね。早ければ、土曜日にはこの日記やHPを更新できると思いますが、速報は多分ツイッターかな。
それにしても、私は今後BugBugを買うことがあるんだろうか……一つでも読みたい連載があるのなら雑誌は買う派なんだけど、逆に言えば、それがなければあっさり買わなくなる質なもんで。どうしたものかな。
夏コミに当選しています。唐突な出だしですけど、毎年恒例というか、もうそんな季節なんですね。いや、当選自体は6月の半ば……それより前かな? とにかく先月の早い段階で発表されていて、私のツイッターも夏コミ仕様になってはいるんですけど、ここにも書いておこうと思いまして。
簡単に触れておくと、今夏も例年通りの3日目に参加。配置は東ピ-07になります。合同サークルではないですが、原画家の中田瑠美さんに新刊の表紙を依頼した縁から、彼女のサークル・眼帯少女中毒の新刊及びグッズを委託する予定です。私の方の新刊詳細は週末金曜日にでもと思っているのだけど、一つ言えることがあるとすれば、今日の日記に出てきます、というのが最大のヒントになるのかな? まあ、別に取り立てて隠しているわけでもないんだけどね。

そんな訳で、今月もPCゲーム雑誌BugBugのレビューをしていきましょうか。くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」の第27回。前回はしゅがてんのめるが来ましたけど、今回も又、ゆいちゃんはゲストヒロインがいる世界で待ち合わせをしています。
しかし、時間になっても姿を見せないヒロインに訝しがっていると……

「……そこに誰かいるの?」

路地裏から聞こえてきたか細い声。確認してみるとそこには彼女が、玖々里がゴミ箱に嵌まっていました。そう、今月はウグイスカグラが2017年3月に発売したゲーム、水葬銀貨のイストリアから、汐入 玖々里が登場しました。これで17年ヒロインは3人目、それも発売月順に登場していることになりますが、3月末に発売した作品のヒロインが7月頭の雑誌にゲスト出演ですから、これはもう直近と言っても差し支えないでしょう。こんなペースで登場させて大丈夫なのか? という疑問はありますけど……まあ、それについては後で書きますか。
兎にも角にものっぴきならない事情でゴミ箱に嵌まっていたという玖々里を救い出して、二人は何故かある近所の銭湯へ。あの島、銭湯なんてあるんだ。せめてこう、スパとかじゃないんだろうか? まあ、細かいところは良いとして、お風呂の中でトークをするのかと思いきや、お風呂自体はサッパリしたの一言で終了。玖々里はちっぱいなので、小夜と一緒じゃなくて良かったと言ってますが、むしろ、ゆいちゃんが……いや、うん、なんでもない。
尤も、胸以外にも色々考えているようですけどね。別に小夜だって抱えているもの、過ごしてきた環境は玖々里に負けず劣らずなんだろうが、それでも意識しちゃうんだろうなぁ。

作品の話になって、ゆいちゃん曰く、この作品は「収録がはじまる前にすべての台本がデータでもらえたのが印象に残ってる」らしい。minoriにみたいに長く仕事をしていて、近しいブランドなら話は別だけど、ゲームの台本って量も多いし、ゆいちゃんの言うように演じるキャラのルート、セリフのみくれるところが殆どだから、確かにこれは意外でした。
そしておそらく、収録はかなり早い段階で始まっていて……私の推測では去年だと思うんですよ。まあ、これには幾つか理由があるんだけど、フロフロのラジオCDで言ってた、秋野花さんと収録が前後していた作品ってのが、これのことだったんじゃないかなと。はにデビは、少し早い気もしたし。
ちなみに体験版部分の台本を先行してくれるところは、大抵それ以降が出来てなかったりするよね。どことは言わないけど。
しかし、イストリアの台本が事前にすべて……いや、この作品って名作というか、今年出た作品の中ではかなり面白くて、くすはらゆい出演作でも屈指の作品というか、傑作の一つじゃないかとさえ私は考えてるんだけど、とにかく誤字脱字誤植が多いんですよ。軽く三桁はあると言われてますし、勿論、我々ユーザーが読むシナリオと、声優が使う台本は別物ですが、そういやあれだけの誤字脱字誤植、声優の方々はどのように対応したんだろうか?
台本だけあの三桁の間違いがなかったとは考えられないし、勿論、三桁の大半は地の文とかだったと思うけど、台詞の間違いも結構あったからねぇ。まあ、そんな間違いだらけでも面白いと感じるから、この作品は凄いんだけど。三桁のミスでさえ、細かいことで片付けられるぐらいには。

そうして全部貰った台本を読んでみて、ゆいちゃんはその訳が分かったらしい。
というのも、プレイした人は分かるだろうけど、この作品のキャラクターは主人公、ヒロイン、サブキャラに至るまでみんな腹に一物抱えてる奴ばかりだから、玖々里は多少マシであるにせよ、彼女もなに考えているか分からない部分がありましたからね。そして、それを理解するには彼女の過去を紐解き、なにを思っているのか理解しなければならない。そのため、台本を先の先まで読み進める必要があったのでしょう。
玖々里は自分に出来るのは涙を流すことと信じることだけだと謙遜するけど、ゆいちゃんにとってはどっちも凄いことで、特に茅ヶ崎英士……主人公ですが、彼のことをどうしてそんなに信じられるのか、最初は分からなかったとか。
更にもう少し作品内容に踏み込んで、キャッチコピーの「ハッピーエンドを約束しよう」について。ハッピーエンドとはいうものの、この作品は総じて暗く、そしてえぐいです。どうして人間はここまで他者に対して残酷を通り越して酷薄になれるのか、邪悪、悪意、嫌悪、それらが混ざり合って、純粋悪のような奴まで出てきますし、日常パートもあるにせよ、ひたすらに主人公の少年少女達が無力な存在であることが書かれています。
ゆいちゃんも随分心を抉られたようだけど、私はその徹底的なまでの描写に色々な意味でショックを受けたかな。ああ、こんな作品も許されるんだ、書いて良いんだって、物凄く新鮮だった。内容的にはホント、勘弁してくれよってぐらい人々が傷付き、傷付け合う作品なのだけど、私は今年出たエロゲの中でも特にオススメしたい一本だと思います。

対談前の前書きは、秋野花さんと秋葉原のバーオネストで行われていた、はにデビコラボカフェに行ったという話でした。店内に飾られていたサインボードには、そのとき書いたと思われるゆいちゃんのサインが、秋野花さんのそれと一緒にありましたし、コミュニケーションノートにも記載がありましたね。
私は3回ほど出掛けましたけど、基本的に瑠璃のドリンクばっかり飲んでましたね。ノンアルコールがあれぐらいしかなかったというのもあるんだけど、今まで行ったコラボ系ではドリンクもフードも、屈指の美味さだったかなぁ。どことは言わないけど、こりゃないだろってレベルのところも過去にはありましたからね。秋葉原にはエロゲに限らずアニメなどとコラボを行う飲食店が結構ありますけど、バーオネストはかなりのレベルでした。店内も広くてキレイでしたし、なによりカウンター席でさえソファというのが居心地いいですね。
そういや、ゆいちゃんによると秋野花さんはツナが嫌いらしく、サンドイッチがツナだったどうしようと困っていたとか。ツナとかシーチキンって、そんなに好き嫌いを聞かない食べ物だと思ってましたけど、これはちょっと意外だった。

出演作Hotいんふぉは、春グラが発売したことから、ゴールデンアワー、弓張月の導き雲はるか、フユウソ、真・恋姫無双-革命-蒼天の覇王が載っており、実はこれってすべてが来月、つまり7月発売の作品なんですよね。
ゆいちゃんは、2017年7月3日現在、8月以降の出演作についてこれと行った情報がないため、どれか1本でも延期しないことには、来月号での出演作Hotいんふぉに今後の出演作が載らないことになります。勿論、下半期に入ったばかりですから、これから色々と新作が発表されていくのだとは思いますが……万が一にも新作出演の発表が来月までになければ、発売中の作品が載ることになるんだろうか?
又、同じような疑問として、来月のゲストヒロインについても気になることがあります。今回登場したのは3月発売の作品からでしたが、同じく3月にはminoriから発売されたトリノラインのヒロイン、紬木沙羅がいます。けれど、このコラムはそう簡単にminoriヒロインが出てこないことでも有名ですし、それでなくとも年の初めにくすはらゆい座談会をやっていますから、沙羅が出てくるとは考えづらい。
となれば、沙羅の次、4月は出演作がありませんでしたから、5月と言うことではにデビの皇后崎瑠璃になるのだろうか? あるいは戻って、彼女と俺の恋愛日常から蒼井遙や、サブヒロインだけど神ヤバの神林真央が来るか……いずれにせよ、17年に限定するなら候補はこの3人ぐらいです。
それに今後、確かに7月は4本のタイトルに出演しますが、メインヒロインなのはごるあわのすずぐらいで、フユウソはサブキャラ、月雲や恋姫無双はどれだけ出番があるのか不明です。それにフユウソはもしかしたらツユウソで単独ヒロインをになるかも知れない可能性があるし、恋姫無双は蜀のキャラですから、本格的な登場は再来年のはず。
そう考えると、出演させることが出来るのは7月作品だとごるあわのすず、もしかしたら月雲のケイリーぐらいなんですよね。先程の瑠璃や遥、真央と合わせても5人ですから、年内にBugBugが残り6冊出ることを考えると、人数が足りません。
勿論、16年も15年も出してないキャラはいるから、過去に戻ることも出来ますけど果たしてどうなるのか……2017年は上半期から7月にかけて怒濤の出演本数だと思ってましたけど、これを下半期にどれだけ追加できるかが鍵ですね。

ゆいちゃん出演作の記事としては、前述の通り今回は7月新作がすべて載っています。一番大きく扱われていたのはゴールデンアワーでしたけど、私、この作品は結構楽しみでして。体験版をやったんですが、思っていた以上に面白かったんですよね。何というか……オタクが気に入りそうなリアリティというか、静けさみたいのが作品にあって、酷く現実的な、まあ、渋谷をモデルにしてるから当然なんだろうけど、適度に汚れた街並みと、そこに暮らす人々みたいな演出が凄く良かった。
たとえば、先日出たばかりの春音アリス*グラムなんかは現実にはあり得ない、これでもかと言うぐらいキレイで美しい世界観、作品舞台を描いていて、「ああ、ここに行ってみたい」と思ってしまうような素晴らしさなんだけど、ゴールデンアワーはまさにその対極と言っていい。どこにでもありそうな薄汚れたリアルな街で、テレビを付ければ実際にやってそうな番組を観ているヒロインとか、少々あからさまだけど、これでもかと言うぐらい現実を意識させる描写が多くて、妙に引き込まれた。
これが延期せず、上半期の6月に出ていたら、上半期はイストリアが一番良かったという私の評価に修正が加えられたかも知れない……尤も、既に春グラがそれを揺るがしてはいるんですが。
月雲も1ページ記事が載っていて、発売月にしては扱いが小さいですけど、ケイリーのシルヴィアのHシーンのCGが載ってましたね。HPでも公開されている奴ですが、どうやら主人公はあくまでフレイアのみ、ケイリーは百合シーンだけのようです。まあ、それが残念であるかは人それぞれだろうけど、体験版の戦闘パートが思っていたよりも難しくて、攻略にはちょっと時間を取られそうです。
フユウソも1ページ記事でしたが、雫は載っていませんでした。ツユウソに繋げることを考えれば、抱き枕付きの高い方を買うべきなのかも知れませんが、なかなかどうした、電気外やコミケを控える身としては、無理も出来なくて。ゆいちゃん出演作じゃないけど、景の海のアペイリアとかも買うし。
恋姫無双の記事も6ページほどありましたけど、これまた前述の通り、ゆいちゃんのキャラは蜀ですから、載ってないんですよね。話によればこのシリーズ、毎年1本ずつ発売していくとのことで、蜀編は再来年、2019年になります。これを気が遠くなるほど先と考えるか、19年までゆいちゃんの仕事が決まっていると好意的に捉えるかは……まあ、これまた人それぞれということで。

後、他に特筆すべき記事は……うーん。今回はそんなに目を見張るようなものがなかったんだよね。情報初出しの新作もほぼ無いですし、強いて言うなら、先月チラッと公開されたあかべぇそふとすりぃの新作、まほ×ろばが本格的に載っていたぐらいですか。キャストにもよるけど、雰囲気的には買っても良い作品かなと思ってる。あかべぇが作る萌えゲーというのも気にはなりますし。
まあ、エロゲも業界自体が不景気で、別に不景気だからブランドが潰れるわけでもないのだけど、寂しい話は数多く聞きます。どの選択が正解なのか、迷うことはあるけれど、ユーザーとして、せめて自分が興味を持った作品ぐらいは買っていきたいですね。くすはらゆい最優先というのは変わりませんが。
COMIC1やCharacter1から早くも1ヵ月以上が経過して、まあ、個人的に5月は色々合ったのであんまり良いことはなかったんですけど、サークル広報みたいなことをしておくと、コミ1新刊の「くすはらゆいDataBook-Vol.3-Sakura」をBOOTHにて通販中です。今回はこれまでの自家通販からBOOTHを利用することにしまして、振込とか発送とか、そういう手続きが少し便利になったかなと。まだ在庫は残ってるので、興味ある人は下のアドレスからどうぞ。

くすはらゆいDataBook-Vol.3-Sakura通販ページ
URL:https://mlwhlw.booth.pm/items/505193

さて、宣伝はこれぐらいにして今月もPCゲーム雑誌BugBugのレビューをしようと思います。メインで取り上げているくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」は、前回2017年出演作からゲストヒロインを呼んでいましたが、今月号もその流れに沿って、2月新作「しゅがてん」から、古倉めるが登場しました。2月新作と言っても大抵のエロゲは月末発売ですから、しゅがてんはほんの3ヵ月ほど前の作品ということになります。体感的にも、ごく最近の作品って気がしますよね。
前回が人気声優のつくりかたの小夏で、1月発売の作品でしたけど、同じく1月発売……尤も昨年からの延期ですが、彼女と俺の恋愛日常を飛ばして、そのまま2月に駒を進めた感じでしょうか。ふと思ったんですが、後々又記述しますが、ゆいちゃんの2017年における出演作は、今後発売する作品を合わせて、判っているだけでも12作品、人気声優としゅがてんが既に登場しているにしても、あと10本ほど余裕があります。つまり、2017年ヒロインだけでコラムの3シーズン目を余裕で書けてしまいます。毎月のように触れてはいますけど、上半期だけで10本は今までにないペースですし、今年はいよいよ出演作20本の大台に乗るかも知れません。勿論、エロゲですから延期の危険性は常に付きまとっていますが、流石に今発表されているのは年内に出るでしょう。

そんな訳でゲストの古倉めるなんですが、今回も作品世界にお邪魔する形で、めるが住んでいる洋菓子店フォルクロールのカフェスペースでの対談となりました。主人公のクロウや、同居人の氷織は外しているとのことで、これ幸いとめるはケーキを沢山食べます。
めるはくすはらゆいのことを、ゆいちゃんと呼んでましたけど、そう言えば、そろそろ呼称表も作れそうですね。何だかんだで26回、26人、くすはらゆい座談会を加えればもっとヒロインが登場しましたが、それぞれが様々な呼称で彼女を呼んでいますし。あだ名は無いのかな、まだ。
話がずれましたけど、ゆいちゃん的にしゅがてんは実際にケーキを食べなくても、甘いケーキを食べてるみたいな気持ちになれる作品とのこと。ちなみに、この日はタルトを食べたようです。ゆいちゃん好きですからね、タルト。
心が疲れた日に起動したくなるような作品とも書いてたけど、癒やしでありながら、全然退屈じゃないところが凄いという説明は、所謂癒やし系に今まで思うところがあったのかな。癒やし系の作品や、日常系は、それほど中身を追究しないものが多いのも又事実ですし。まあ、あくまで私の感覚で見たときの話ですが。
台本が届いたときに驚いたのは、めるがボクッ娘だったことらしい。確かにまあ、ゆいちゃんが演じたボクッ子は中丘ちまちぐらいで、しかも、残念な俺達の青春事情は2014年の作品ですから、新鮮で楽しかったというのも分かる話です。
ちなみにもう一つ驚いたのは主人公であるクロウ君の口調や人柄。まあ、私もクロウという名前であの口調や性格はないだろう、名前負けしてるだろうと思っていたけど、ゆいちゃん的にはそう言った部分ではないらしい。めるに言わせれば、記憶喪失なのに落ち着いているし、ゆいちゃんはそんなクロウとみんなのやりとりが好きなんだとか。
まったりした気分になれるというのは同感で、18禁的な意味でエロを楽しみたいと言うよりは、世界観に浸るタイプの作品なんじゃないかな。エロに癒やしを求めるなら、ゆいちゃん出演作ではないけど、こいちゃをやるべきでしょう。

対談前の前書きはキャラ1へ遊びに行った話と、アリスグラムガーデン、そしてシンソウノイズのラジオCDについて。先週配信されたSP放送でも言ってましたけど、ラジオCDの録り下ろしのとき、ゆいちゃんは少し酔っ払っていたらしいですね。タイミング的にそうだった、とのことだけど、まあ、多少酒が入ってもいいんじゃないでしょうか、あの番組は。元々は朝10で録っていた訳だけど、それも許されると思います。SP番組についても触れてはいたけど、収録時期を考えるに、ギリギリこの原稿書いたあとなんじゃないかな。締切的にはかなり後ろのはずなんですけどね。カツカツな雑誌だから。
アリスグラムガーデンも何だかんだで15回突破しましたけど、まあ、流石にこっちは20回行くか行かないか……で、終わる気がします。DMMのらめぇ男氏が、「延期でラジオが伸びるのは嬉しいのか?」という問いをニコ生で投げかけてましたけど、場合によりけりかな。春グラに関しては、ここまで延期されちゃうと、もうどっちでも良いって感じで。体験版は出ましたけど、音声面での違和感があるし、公式通販はやるのかやらないのか、そう言ったことも判らないし、まだ予断は許せませんよね。体験版そのものは面白かったけど、Hシーンなかったからなぁ。
出演作Hotいんふぉはそんな春グラと、ゴールデンアワー、弓張月の導き雲はるか、それにフユウソが載ってました。このうち記事があるのは春グラ、月雲、フユウソの3作品ですが、先頃出演が発表された真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王は特集記事が組まれてましたが、記載されてませんでしたね。まあ、蒼天の覇王は魏の話ですから、ゆいちゃんのキャラが出るとも限らないのですが。
ゆいたんの近況・一言は夏に出るスプラトゥーン2について。予約が開始されたとのことだけど、私、あれまだやったことないんだよね。最近は任天堂のゲーム機もご無沙汰で……据え置き機って随分やってないなぁ。楽しそうではあるんだけども、元より、ゲームってSFCが一番好きだった人なので。どうにも次世代機というか、最新鋭機には疎い部分がある。

ゆいちゃん出演作の記事は上述の通りだけど、春グラの話をもうちょっとすると、今月の記事では新規CGが2枚、一葉と雪がそうだったかな。前者が水着で、後者が着物……いや、浴衣か? 老舗料亭の娘だから着物かな。とにかく、それでHがあるようです。優理とエリサのCGはオリジナル特典に使われているものですね。耶々の新規CGが載ってなかったのは確かです。
一応、発売月の掲載ではあるんだけど、流石にもう大特集は組んで貰えないみたい。というか、載ってる情報もさわりの部分だけで、記事そのものにこれといって特徴がないんだよね。これだけ延期してると、新鮮さの欠片もないというか。本当に出るのかなぁ……
フユウソも1ページ記事で載ってましたけど、CGの遠くに雫が確認できる程度で、作品コンセプトからしても特に情報はなし。前回はああいう立場での登場でしたからまだしも出番は多かったですが、今作はどうなるんだろう? ツユウソのためにもアピールはしておきたいところではあるが。
月雲も1ページ記事でしたが、この作品は要するにマイ・フェア・エンジェルなんでしょうか? Studio e.go!の古い、今年で16年前の作品になりますけど、ホムンクルスの少女育成ゲームでね。育成の仕方で性格が変わるなんてシステムだったと思いますが、月雲の作品概要を見るにそうとしか思えない。育て方によって、ドラゴンの少女であるフレイアの性格が変化するとのことだし。
そうなってくると、問題はフレイア以外にHシーンは存在するのか? ということなんですが、マイ・フェア・エンジェルには確かあったよね。お師匠様か誰かと。
ゆいちゃん演じるケイリーの説明を見ると、百合っぽい描写もありそうですが、まあ、何かしらあるのではと期待しておきますか。メインはあくまでフレイアなんだろうけど、おまけ程度にはあるでしょ。多分。

その他、気になった記事は……クリエイター列伝の杏花インタビューですかね。私、処女らじリスナーじゃないのであんまり知らない人なんだけど、やけに自分や周囲を客観的に見ている人だと思った。クレアリーブをクライアントと言ってのけるのも、勿論、ただの事実ではあるのだけど、非常に面白い視線を持っていると感じた。今年でデビュー10周年らしいが、過去から振り返って、自分のことを正確に見据えている。勿論、これまでにこのコーナーに出演した声優さんも大なり小なりそうだったけど、この人はなんて言うのか、淡々としつつもプロ意識の塊みたいな部分が垣間見えて、ギャップ、あるいは落差が印象的でした。
世代としては、林原めぐみはともかく、堀江由衣や田村ゆかりをテレビで見ていたそうなので……まあ、年齢の話はやめておきましょうか。
自分の10年を振り返りつつ、結構美少女ゲームをプレイする話などもされてましたが、声優同士で出演作の貸し借りみたいのもあるみたいですね。最近のお気に入りは自身も出演したトリノラインで、シロネが特に好きらしい。

あとは真・恋姫†夢想の声優座談会も載ってましたね。声優変更に伴い本作からあじ秋刀魚が参加してますけど、元々三国志が好きで、出演したかったんだとか。だから、人気キャラの新キャストというプレッシャーよりも嬉しさとか喜びが勝ったみたいで、何だかあじ子っぽい話です。まあ、恋姫シリーズも10周年な訳ですが、私は無印から萌将伝辺りまでプレイしてたのかな。長期シリーズになる作品って、やっぱりどこかで離れてしまうんだよね。D.C.なんかもそうだけど、自分の中である程度の区切りを付けてしまう。それはある意味で、キャストが卒業するのに近いのかも知れないけど、まあ、今回こうして縁があったので復帰します。別に、嫌いになって離れたわけでもないですから。
けどまあ、恋姫†夢想も無印が出た頃って、確かに良い作品ではあったんだけど、当時の三国志ブームもあって、どこかネタ色が強かったように思うんだよね。それが真・恋姫†夢想で形を固めていき……アニメ化はその間でしたか? 何回かアニメ化もされてましたが、コンテンツとしての力を付けて。
私はそこまで熱を入れなかったけど、エロゲ史の一角に存在するタイトルなんだと思いますね。

それ以外だと……ああ、あかべぇが又新作載せてましたけど、すりぃで萌えゲー出すのは驚きました。新社長がインタビュー答えてましたが、あかべぇがまさか萌えゲーを出すとはねぇ。まほ×ろばとかいうタイトルで、主人公は魔法学園の女子寮の管理人。原画はきみしま青、ななろば華、白森ゆせと、なるほど、確かに萌えゲーだわ。
まあ、厳密に言えば騎士シリーズだって萌えゲーといえば萌えゲーでしたけど、こっちは何というか、可愛さ全開? みたいな作風で。正直、あかべぇが本気で萌えゲー作ったらどうなるのか、ちょっと興味あるので久しぶりに購入リスト加えるかも知れません。
そうだ、ハイクオソフトの面影プレイバックにそこそこの特集記事がありましたけど、何か今月出るみたいですね。今回はどれぐらい延期したんでしたっけ? まあ、春グラ以上に発売は危うそうだけど、このメーカーからも離れて随分経つからなぁ。基本的に……というか、当たり前の話、延期するメーカーってそれほど好きになれないんですよ。まあ、私もエロゲーマーですから、ある程度は延期を視野に入れて動くときもありますけど、延期はね、やっぱりしないで欲しいよ。

触手ものに目を引かれたりもしたけど、あんまり購入本数を増やしても仕方がないので、今回はこれぐらいかな。まあ、6月になっちゃったわけで、早くも1年の半年に突入ですか。先月は最初に書いたとおり色々合って、人生の危機的状況みたいな感じだったんだけど、所謂正念場ですか、それも何とか乗り越えたので、もうちょっと頑張ろうと思います。
結局、人間ってのはちっぽけで、そのちっぽけな人間になにが起こっても、世界は、時間は、待ってなんてくれないんですよ。それを本当に痛感した5月で、しかも、別段私自身の問題というわけでもなかっただけに、色々と思う部分はあるのだけど……まあ、それもまた生きるってことなんでしょうかね。
そろそろ夏コミの準備もありますし、今月は自分のことを精一杯ひたすらに。やり抜くことが出来れば嬉しいです。
気付けばゴールデンウィーク。COMIC1やCharacter1も終了して、5月になりました。まあ、それで取り立てて何が変わったというわけではないのだけど、私は相変わらず日々をゆるりと、時にあくせくしながら過ごしています。GWの予定としては、大きいものではコミティアだったり、後は、初参加のB.G.M. Liveなんてのがありますけど、ライブは色々と疲れるので、如何に体力を消費せず、安全に見ることが出来るかを今から考えています。ライブで騒ぐことは否定しないけど、まあ、人には向き不向きもあるのでね。ノリが悪いとか思われそうですが、それでも行かねばならんのだから仕方ない。

世の中の週刊誌はGW進行という奴で合併号になったりしますが、月刊誌はそういう訳でもなく、今月もPCゲーム雑誌BugBugが発売されました。今月は3日が祝日なので1日前の2日発売でしたけど、まあ、これぐらいは誤差みたいなもんで。表紙の黒田イラストが、眼鏡っ子だったからかいつもと雰囲気違いましたね。うん、こういう子って結構好きですわ。
くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」は第25回、何気に今回から3年目に突入したわけですが、いつにも増して特殊な構成をしており、このコラム初となるラジオ番組が始まりました。その名も、『ゆいと! 小夏の! となりのヒロインさんラジオ』、略して『とならじ』という、何とも安直な……失礼、分かりやすいネーミング。
そして、小夏という名前から分かるように、今回のゲスト兼相方パーソナリティーは人気声優のつくりかたから、永倉小夏が登場しました。新人声優という設定を活かした、ラジオ番組風の対談って訳ですね。正直、ゆいちゃんは発想の転換が上手いよねぇ……まさか、ラジオ風で来るとは。

番組ではいつになくキャラの紹介を掘り下げていて、やっぱり同じ声優ということもあって、いつもより感情移入することもあったんでしょうか? 小夏のアニメデビュー作や、事務所に入った流れ、声優としての初仕事についてなど、かなり詳しく書いてありました。ゆいちゃん側の話としては、3月に配信を終了したラジオ、エリソデ内で行われた座談会についてで、遥そらさんや奏雨さんという先輩と話したときのことが触れられていました。
後は何と言っても、本作のキャッチコピーである、真実度78%ですけど、本当に良く取材していると思った、というゆいちゃんの感想は、まったくもってその通りではないかと。じゃあ、真実じゃない残りの22%って何なのさって話でもあるけど、まあ、私は知ってるんだけどそこら辺は触れない方向で。ただ、かなり研究して作られた作品であることは事実で、18禁の美少女ゲームではあるけど、声優志望の人にもプレイして貰いたい、そんな作品じゃないかなって。
収録中にお腹が鳴らない方法についても書かれてたけど、最近のゆいちゃんはゼリー飲料派らしい。でも、ゲップが出るから個人差もあるんだとか。そんな話をしていたところで、番組は終わりました。
前書き部分に関しては、花粉症だったり、ロボらじやアリスグラムガーデンでも触れていたリュックの話。ゆいちゃんは最近、リュックを背負うことにしたそうで、みっつパイセンに意見を仰いだりもしたんだとか。
出演作Hotいんふぉには、弓張月の導き雲はるかまでの作品が載っていて、記事もあったフユウソは記載されてませんでした。まあ、フユウソの記事は小さかったし、雫も載っていなかったからかも知れませんね。
ゆいたんの近況・一言は、DMMで配信が予定されているブラウザゲーム、ガールズクロスクロニクルについて書かれてました。フロフロの七緒と、オリキャラのニーズヘッグ役で出演するとのことで、私は既にニーズヘッグを確保しています。ブラウザゲームやソシャゲのキャラってのは、やっぱりゲットするのが難しくて、天頂の新キャラとかどうしたものかと悩んでるんですが、まあ、こればっかりは仕方ない。どこにお金を掛けるのは、結局自分の決断と匙加減だから。

他にゆいちゃん出演作の記事は……はにデビが1ページ記事として載っていたのと、後はフロフロですか。発売月ですから大特集が組まれてましたけど、前にもありましたよね、こんな感じの特集記事。あのときと違うのは、描き下ろしに始まり意外なほど新規CGが多かったことですが、これはもしかすると、もしかするかも知れませんよ? 春グラでやたらと発売月であることをアピールしてましたし、キャラ1で先行販売された「くすはらゆい&橘まおのラジオ事件簿」によると、春グラは「雨音の時期になった」と、ゆいちゃんが言ってましたし、5月という可能性はなくもない。まあ、梅雨の本番は6~7月ですけど。
耶々と雪の描き下ろしがあったのは嬉しかったけど、それにしても1枚程度だから、これをどう判断すべきか。3月中旬の公開を予定していた体験版は、5月になりましたけど音沙汰ないですし、その割に原画家全員コミ1に出てたのがなんだかな。
そういや、音泉のスタンプラリーで配信されてるスペシャルボイスに、アリスグラムガーデンがありましたけど、全6回の予定だった番組が10回を超え、諸事情で長寿番組になっているという説明はまだしも、まだまだ続くと良いなと思っているとも言っているので、今度こそ発売目処が立った=番組終了が決まったと取るべきか、それとも本当に続きそうなのか、そこら辺も気になります。好きな番組ですから、続いてくれる分には嬉しいんだけど、だからといって作品が出てくれないのは困ります。まあ、中には作品には興味が無くてラジオだけという人もいるんでしょうけど、少なくとも私はそうじゃないので。

出演作以外で特筆すべき記事は、そうですね、やっぱりIsland Belleの新作「Dolphin Blade -ドルフィンブレード-」でしょうか? Island Belleは、せかぽじのUnicoЯnでもお馴染み、Project.L.Aの新チャンネルで、そこの新作……まあ、処女作ですね。チャンネルというのは、ブランドに変わる新たな呼称だそうで、拘りらしい。
前作と言っていいのか、せかぽじと世界観を共通させており、キャスト陣もせかぽじでサブヒロインを勤めた人が今度はメインに抜擢されています。
詳細は雑誌よりも、ニコ生や頑宣などの方が多く紹介されてますが、サラリーマンが解散寸前のスポーツチームを立て直すスポ根もの……と思わせて、実はアイドル物らしい。つまり、昨今話題の美人過ぎる○○みたいな感じで、スポーツ選手がそのままアイドル性を持っており、アイドル家業でも稼げるみたいな、そんな設定らしい。何となく、レッスルエンジェルスを思い出しますね。
巻頭特集はま~まれぇどの「お家に帰るまでがましまろです」でしたけど、そういや延期したんでしたっけ? 好きな原画家が描いてるから、結構欲しいんですけど、ちょっと悩んでます。5月に春グラが出るとなれば、それだけで随分と重たいし、他にも支払いがあるからねぇ。穹のバニーフィギュアとか。
後は……そうだな、美少女万華鏡の記事が載ってましたけど、キャストは発表されてないものの、やっぱりこのシリーズは欲しいですね。今流行りの淡い塗り方が見事にマッチしているというか、背徳感が尋常でない。ましてや、姉弟とはいえ双子ですからね。双子好きとしては気になるところです。エウシュリーの新作も興味はあるけど、どちらかと言えばアナスタシア派だからなぁ。エウシュリー買えばアナスタシアが出るって訳でもないし、あそこの作品は作業ゲーだから、どうにも肌に合わないんだよね。ただ、ちょっとした事情からそろそろやっておかないと、次辺りで苦労しそうな気がしてさ。あるいは今作なのかも知れないけど、まあ、そこら辺は情報を精査することにします。

座談会はましまろの原画陣でしたけど、それより何より、今回の目玉は美しょげークリエイター列伝のあじ秋刀魚インタビューと、音泉プロデュースの杏花×あじ秋刀魚の録り下ろしラジオでしょう。エイプリルフールに行われた奴にプラスして、特別編も収録されているのだけど、最近のBugBugは音泉と仲良いですね。昨年の座談会もそうだけど、今号でも二人のインタビューに加えて、他の番組の宣伝ページがあったりね。まあ、アリスグラムガーデンの紹介文が、まもなく発売予定のゲームを盛り上げるだったのは、何か皮肉が効いてましたけど。
そう、せかぽじファインのところに借金の総額が書いてあって、4月24日時点での借金は2億バニーとの記載がありました。今は5億突破してますが、24日とはBugBugのスケジュールって結構後ろに食い込むんだなぁと、編集者的なことを考えてみたり。
まあ、それはともかくあじ子ですよ。杏花はどうでもいい、じゃなかった、置いておいて、あじ子のインタビューは何て言うか、あじ子らしかったですね。為人というか、ある種の人生観見たいのが伝わってきて。まあ、目玉企画だと思いますから、あまり内容には触れませんけども、そんな生き方というか、夢の掴み方があっても良いんじゃないかなって。やっぱり、人それぞれなんだよ。
けど、杏花とのインタビューページにあった、A&Gへの嫉妬心は生々しかったね。どっとあいとかさ、まあ、あれがアニラジの王道又は正道なのかと言われると、あれで育ってきた私としては首を縦に振りそうなんですが、声優側としてはやっぱり思うところあるんだろうねぇ。処女らじがアワード取ったところで、多分、埋めがたい差は未だに感じてると思うし。ユーザーというか、リスナーはさ、そこらの表……敢えて表という言い方をしますけど、表声優のラジオなんかよりも美少女ゲーム声優のラジオの方が面白いぜなんて言うかも知れませんが、声優側としてはさ、大きな隔たりがあるんだよ。それを一言で嫉妬心と言い切ってしまう杏花は凄いし、正直だなって。
隣の芝生は青いじゃないけどさ、華やかな世界の隣には、もっと華やかな世界が会ったりするのかも知れませんね。私はユーザーであり、リスナーに過ぎないけど、越えたいものってのはやっぱりあるんだ。

そんな訳でまあ、今月号はゆいちゃんファンなら当然として、あじ子ファン、杏花ファンも買って置くべき一冊なんじゃないかなって。自分が興味を引かれた企画だったというのもあるだろうけど、エロゲの記事よりぶっちゃけ読み応えがあった。私も結局、元が声優ファンで、かつてはキラキラしていた往年のアイドル声優を追っかけていた人だからね……言ってしまえば、今の自分に幾らかの気楽さを感じることもあるんですよ。勿論、今は今で大変だし、精神的に疲労感を覚えることもあるし、思うところだって沢山あるんだけど。
後ろばっかり見たり、過去の楽しかった記憶にばかり縋ってちゃいけないね。私は前を見ないといけないんだ。
COMIC1とCharacter1に参加してきました。コミ1の話はまた別にするとして、キャラ1も今年で3回目……ですかね? コミ1との掛け持ちになりますが、何とか行くことが出来ました。私は同人サークルをやっており、同人誌の収拾も趣味としている関係上、同時開催のキャラ1には最初から参加できなくて、エロゲーマーでもある身としては、何とも言えない歯がゆさを毎年感じています。過去にあったDreamPartyなどは末期を除けば開催日がずれてましたし、ある程度の余裕があったんですよね。まあ、ぶっちゃけ私はドリパ嫌いだったんですけど。一番好きだったのはキャラフェスかなぁ。随分前の話になるけど、あの頃はエロゲが今よりも新鮮で、何だかとても輝いて見えたよ。

まあ、それはともかくキャラ1なんですけど、思っていた以上に今年は人が少なかったですね。東7・8ホールは仮設ですし、殊更広い空間ではないはなずんだけど、それでも電気外などに比べたら余裕があるし、コミケの企業ブースほど混雑もしてなかったから、かなり広々としていたように思います。私がコミ1の会場……東456ホールですけど、そこからキャラ1の会場に移ったのは11時過ぎでしたけど、キャラ1はサポーターズチケットという、有料の優先入場券を販売している関係上、実質的な開場時間は、通常の11時よりも1時間早い、10時なんですね。これは以前のドリパが似たような仕組みを導入してましたが、あちらが単に早く入場できるだけ、つまり、一般より先に入って会場を見て回るか、早々に目当ての企業ブースへ買い物のために並ぶかするだけの権利だったのに対し、キャラ1の差ポー他図チケットは3箇所のみという制限はあるものの、何と10時の入場時点で買い物もできて、更には特典としてタペストリーまで貰えてしまうという画期的な仕組みでした。
当然、10時から11時までは1時間もあるわけですから、その間にグッズが完売してしまうブランドも予想され、現にALcotなどはかなり早い段階で一部グッズの完売ツイートが流れてましたけど……まあ、それぐらいでしたね。私も当然、幾つかのブースで買い物を刷る予定ではあったし、それにと尾内チェックリストも作ってましたが、意図的に外したというか、チェックはしたけど、ここはまず買えないだろうと思っていたところが二つありました。ぱれっとと、サガプラネッツです。

ぱれっとはご存じ、人気原画家の和泉つばすを擁するCLEARRAVE系の代表ブランドで、姉妹ブランドとしてオトメ*ドメインのぱれっとクオリアや、しゅがてんのRecetteなどがあります。オトメ*ドメインは昨年の作品ながらも未だ根強い人気があり、しゅがてんは2月発売、そして何よりぱれっと本体の9-nine-ここのつここのかここのいろ-が僅か一昨日に発売したばかり。コミケの企業ブースで、スロープ下まで待機列が伸びることでも有名ですが、そんなブランドが直近発売の作品からグッズを持ってくるのだと言うから、参加者が押しかけないわけがない。
そして、サガプラネッツはビジュアルアーツ系のFCブランドで、近年は若者向けのライトな恋愛ゲームで大成功を収め、昨年の電気外祭りではminoriさえ圧倒しそうな待機列を形成するなど、こちらもとにかく凄い人気の持ち主です。
サポーターズチケットで早めに購入もできて、尚且つ新作グッズを持ってくる。抱き枕はないけどタペストリーはあるし、これはもう私が着く頃にはスッカラカンだと思っていたんですが……意外や意外、どちらも買えちゃったんだよね。ぱれっとは会場の入口付近にブースがあったんですけど、列がないのを見て、「待機列は別の場所か、あるいはもう皆完売したのかな?」と思ってよくよく見ると、なんと列もないのに最後尾の看板が! 何かの間違いかと驚いたけど、なんとビックリ、これが現実と言うことで、買う予定のなかった、というか、買えると思ってなかった、しゅがてんのタペストリーとサウンドトラックを購入しました。
そして、その後に幾つかのブースを巡った後、これまたサガプラネッツブースで列がないのを発見。一体全体どうしたんだと思いつつ、七緒のタペストリーとフロフロのグッズセットを買うなど、電気外やコミケではまず買えないだろうブランドを、あっさり済ませちゃいました。あるいは両ブランドが途方もない数のグッズを持ってきていた、という可能性もあり得なくはないですが、おそらくイベントの規模がそれほどでもなかったんじゃないかなぁと。競合イベントは、勿論コミ1だってそうですが、ニコニコ超会議やM3と被っていたとも思えないし、単純にGW時期の集客力がお盆や年末年始ほどではなかった、ということなんだろうか。いや、人が少なかったわけじゃないんですよ? 多くもなかっただけで。
列が延びているブランドもありましたけど、CLIP☆CRAFTがやたらと延びていたのは、アイテム数が10点以上にも関わらず、レジが一つとかいう酷い状態で販売していたからであって、今回残念だったのはここかな。

私は物販の購入と、後は企業への挨拶回り見たいのをしてましたけど、イベントにも一応参加をして、たとえばUnicoЯnで開催された、「エリーのお友達証明書発行会」という名の、美咲桃子さんのサイン会は良かったですね。「あなたはお友達料を払ったので、わたしのお友達として認めてあげます」と書かれた証明書にサインを貰ったのですが、参加資格のお友達料は、グッズを1万円分購入と、流石の貴族価格でした。某人が言ってましたけど、恋愛教室のサイン会が3000円で3人からサイン貰えたのに比較すると、ちょっとお高かったかな?
eRONDOのトークショーも見ましたけど、そういや、こいちゃのおっぱいマスパッドは結局通販じゃなくても買えたね。まあ、買えるとは思ってたんだけど、こればっかりは仕方ない。テックジャイアンブースで雪月のタペストリーも買えましたが、買えなくて参った、失敗したというのがなかったのも今回の特徴かも知れない。そういや、minoriブースはトリノEDITIONを持ってきたそうだけど、あの3万円のデカ物を即金で買った人たちが結構な数いるようで、あれは正直凄いと思った。だって、3万円だよ? 3万あったらもっと他にも色々グッズと買えるでしょ。よく会場でそこまで出せるよね。公式だって売り切れることはないと言ってただけに、まさかの結果だったことでしょう。

キャラ1では色々な人に会いましたけど、閉会後はUnicoЯnのユーザー達と新宿に繰り出してオフ会をしました。私はコミ1と掛け持ちだったから幹事はやらなかったんだけど、お店選びだけはさせて貰って、オフ会らしいオフ会を楽しむことが出来たかなと。界隈の内容は覚えてない……じゃなかった、言えないことも多いので、ここでは書けませんが、二次会として、声優の早瀬やよいさんが毎週日曜日にやってる声優Barにも行ったものの、ここで疲れが吹き出したのか体調を崩してしまい、一足先に帰宅してその日の活動は幕を閉じました。
Character1はCOMIC1と一緒に秋にもやるそうだけど、ドリパと同じ道を進んでいるようで、今後がちょっと気になるかなと。今回だって、そこまでの規模ではなかったから。
新年度になりました。季節は春。桜の花が満開という程じゃないけれど、最早新年とかそういう気分は抜け落ちて久しいです。先日、突発的に遠野恋のバースデーSSを日記に載せましたけど、あれはツイッターにアップしていたものを一纏めにしてみた感じで、今はサイトからノベルページも取っ払ってますし、サイトのSSに需要がある時代でもないですからね。まあ、SSと呼ぶには本当に短い、小ネタと形容されるようなものだったと思うけど、夏ペルを書くのも何年ぶりか、久々に書いてみて楽しかったです。今年は発売から5周年ですし、何かしらしたいなと思っています。

そんな訳で、今月も美少女ゲーム雑誌BugBugから、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」の第24回について感想とか、レビューなどを。前回はよめがみから女神・鳴川アイリスが登場しましたけど、今回は直近と言えば直近、2016年末に発売されたあの作品、そう、シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~から、雪本さくらが現れました。この対談が始まって以来の、死者がゲストです。
ラジオ事件簿と同じく、イタコのくすはらゆいによる降霊術かと思いきや、よくよく考えたら降霊術は自分に零を降ろすわけですから、それだと対談が出来ません。では、どうしたのかと言えば、前回のゲストだったアイリスから『女神謹製☆お守り』という、ゆいちゃんと縁のある人を冥界の人と一度だけ通信が出来るアイテムを利用しました。
なるほど、雪本さくらさんは天国ではなく、冥界にいるんですね……あれだけ酷薄で幸薄い人生を歩んできたのに、最後の過ち故に冥界行きなのかと思うと何だかやるせない気分になりますが、女神の奇跡によって、今回はゆいちゃんとの対談が実現します。とはいえ、シンソウノイズはミステリ作品。雪本さんが死んだ理由などは書けないので、それ以外の話が中心になります。

まず、ゆいちゃんが何と言っても驚いたのはオファーを貰った際、「メインヒロインですが、一章で退場(死亡)します」と言われたことだそうで、そりゃそうだよなぁと。勿論、作中で命を落とすヒロインは珍しいって訳じゃないけど、メインヒロインが一章でいなくなるというのは、早々ある事じゃありません。ただ、ゆいちゃんも書いているように雪本さんは退場しても、回送や手紙、とある人物……まあ、沙彩ですね。彼女の能力で喋ることが出来たりと、割と最後の最後まで作品に関わる、まさにメインヒロインという扱い。
ところでこれは余談だけど、先日放送されたAzurite雑談生放送 第7回や、確かBugBugの昨年末に出た号かな? 海原望さんのインタビューにも書いてあった気がしますけど、雪本さくらって当初はモブキャラだったそうで、メインヒロインでも何でもなかったらしいんですね。それが幾つかの転換を経て、今の形になったそうで、他にも幾つかのキャラは立場や役所が違ったりして、当初からキャラが一貫してるのは黒月沙彩ぐらいだそうです。
これについてはまだTSで見ることが出来るから確認して貰うとして、コラムに話を戻しますが、本編の内容にあまり触れることが出来ないからか、さくらのifルートが描かれていると言うことで、店舗特典ドラマCD『深窓の伊豆』や、『新婚のイヴ』についても書かれてますが、宣伝上手な雪本さんが見られるなど、「あれ、雪本さんってこんな子だったっけ?」と思う箇所が幾つかあったかな。普段、このコラムでそのようなことを感じることはないんですけど、私とゆいちゃんで雪本さくらの捉え方が違うのかな?
あとは販促の話。Twitterでやった大喜利キャンペーンを始め、何と言っても『シンソウノイズ~くすはらゆい&橘まおのラジオ事件簿~』ですね。前述の通り、雪本さんも高名なイタコによって一度ゲストに来てますが、彼女のお葬式をやった番組と言うこともあってか、何だかんだで楽しかったらしい。大人辞典の話もしてましたけど、そういや、今度発売されるラジオCDのパッケージイラストは大人辞典第一版を手にしている雪本さんと夏希でしたね。あれには笑いました。

お守りの効果が切れたところで雪本さんは冥界に帰っていきましたが、その他の欄としては、前書きが今回は物凄く長かったですね。ネモフィラの次に好きなお花の話だったり、裸眼が弱ってきたので眼鏡を作ろうかという話を書かれていたり。むしろ、オタク趣味でこれまで裸眼を保ててきたのは凄いと思うけど、ゆいちゃん曰く自分は眼鏡が似合わないらしい。そうかしら、むしろ見てみたいと思わないでもないけど、女性と男性では感性も違いますからね。やっぱり、色々あるのでしょう。
演じていた役柄で眼鏡っ子が多くなってきたとも言っており、それは先頃発売されたトリノラインの沙羅だったり、これから発売されるゴールデンアワーのすずだったりする訳ですが、二人とも常時眼鏡っ子ではないにせよ、確かにゆいちゃんキャラとしては初の眼鏡になるのだろうか……? ほら、エロゲって基本的に眼鏡人気ないじゃないですか。眼鏡に親でも殺されたのかってぐらい嫌ってる人がいるから、不変的な萌え属性に見えて、案外そうでもないんですよね。
出演作Hotいんふぉには当たり前ですが今後出る3作品、はにデビ、春グラ、ゴールデンアワーが載っているんですが、はにデビの延期に関しては差し替えが間に合わなかったみたいですね。4月28日と書いてありますが、5月26日に延期しました。又、はにデビは当初なら今月が発売月でしたから、特集ページが組まれており、付録ディスクにはゆいちゃん演じる瑠璃の超先行Hシーンムービーも収録されているんですが、さらなるクオリティアップを図るために延期するそうです。残念ですね。
ゆいたんの近況・一言はフロフロのVFBと、それに収録されるアペンドディスクについてだけど、実は4月1日にフロフロの公式サイトでも七緒のアペンドシナリオが公開されています。追加DLCではなく無料なので、ゲームさえ持っていれば誰でもインストール可能です。

あと他にゆいちゃん関連の話だと、はにデビの特集記事は結構なページ数でHシーンムービーも良かったけど、これに関しては買って確認してくれとしか言えないし、春グラの記事は新規っぽいCGは1枚あったけど、正直、代わり映えしないですね。ラジオによればみっつパイセン……杏子御津さんは収録終わったそうですが、ゆいちゃんはまだ残っていて、尚且つ全部の台本が手元にないみたいですからね。パイセンが終わっている以上、シナリオ自体出来上がってないとは思いたくないけど、個別ルートに入ってしまえば、エロゲって基本的に1対1のやり取りだからなぁ。3月中旬に公開するとか言ってた体験版が、結局公開されなかったのも、不安要素の一つではあります。
ゴールデンアワーは記事がなかったからともかく、気付いた箇所としてカウントダウンBUG!の、あなたの好きな声優は? TOP10の1位がゆいちゃんになっていたことでしょうか。このランキング、エロゲ誌だけど大半が一般声優で埋まることが殆どなのに、コメントによればゆいちゃんは頭一つ抜けて1位になったそうで、コラム連載中という効果もあるにせよ、BugBug誌上では名実ともにゆいちゃんが一番人気ある声優になりました。2位は水樹奈々で、3位が林原めぐみとかいうランキングなのにね。ゆいちゃん的に、閣下よりも上位というのはどんな気分なんだろう。

さて、これも避けては通れない話題なので書きますが、先々月号で行われた企画について。
聖鍵遣いの命題×くすはらゆい特別企画「夢野いちご先生の貴重な経験を写真に撮ろう」結果発表!! が掲載されました。
せかぽじのヒロイン、サキ・アイハラことペンネーム・夢野いちご先生の抱き枕を使い、目隠しを条件に写真を撮り、それをTwitterにアップするという読者参加型の企画です。選考委員としてゆいちゃん、それに原作者の松下紗知さんが参加した本格的なもので、それぞれくすはらゆい賞と松下紗知賞が設けられ、私は当然くすはらゆい賞を全力で取りに行ったのですが……

負けました。

結果だけ書いてしまうと、私は松下紗知賞を受賞しました。最初に考えて、最後に投下したネタを思いの外評価して貰い、光栄なことに選んで頂いたのだけど、まあ、悔しいよね。松下さんには本当に失礼で申し訳ない話なんだけど、ゆいちゃんの賞が欲しいと思って全力を出したから、それを取れなかったのはやっぱり悔しいし、悲しい。
この企画は実のところお遊びみたいなもんで、ニコ生発なんですよね。皆でこういう画像を撮って楽しもうよってのが本来のコンセプトであって、その中で私が一人だけ空気を読まずに全力全開で勝負を挑んでいた。結果として片方を受賞したのだから努力は実ったのかも知れないけど、何が辛いって「私が負けるとしたらこの作品だろうな」と思っていたものに、見事敗れ去ったことです。この作品も本当に締切当日の夜とかに投下されたんだけど、見た瞬間にやられたと思って、かなり動揺してしまった。その瞬間、負けたと思ってしまった自分がいたのも、又事実なんだよね。だって、怖かったもん。負けるかも知れない、私は今、くすはらゆい賞を逃したかも知れないと、本気で頭抱えたし。
そしてそれは現実となって、私は選んで貰えなかったわけだけど、まあ、あれだよね。理由は色々あるというか、ゆいちゃんの心一つだから何とも言えないけど、心が折れかけたというか、大袈裟だけど打ち砕かれそうになった。絶対負けたくなかったと思う程度には、一人だけガチだったから。他の人がそうでなかったとは、言い切れないけどさ。
まあ、多分、今晩のuni生でも話題になるんだろうけど、この敗北は私の中で一生涯刻み込まれるんだろうなと。いやはや、こういう面倒くさいことばっかり書いてるから、選んで貰えないのかもしれんけど。でも、負けるかも知れないとは思ったけど、勝てるだろうと思っていた自分がいたのも確かなことなので、その慢心や奢り高ぶりが我が身を滅ぼしたのだろう。まったく、私って奴はどこまでも度し難い男だよ。
ともあれ、私などを選んで頂いた松下紗知さんにはありがとうございました。サキのことをよく理解していると書いて頂けて嬉しかったです。
そういや、夢野いちご先生からの一言なるミニのベルが載ってましたけど、これってゆいちゃんと松下さん、どっちが書いたんでしょうね?

ゆいちゃん作品以外だと……まあ、そこまで気になってるのはないかな。ニュートンと林檎の樹は予約してるけど、裏表紙に広告掲載している割には記事としての扱いが小さかったし、今月発売とは思えませんね。もっと特集しても良いはずなのに。
そういや、エウシュリーの新作が大特集を組んでましたけど、来月発売なのにキャスト発表しないんですね。まさかボイス未実装ってことはないだろうし、今時キャスト非公開の作品って訳でもないだろうに、不思議なことです。
あとはゆいちゃんもナレーションで参加しているB.G.M Live!!の座談会とか載ってましたけど、なかなかどうした、読み応えがありました。付録DVDには映像によるコメントもあるみたいですね。こちらはまだ観てませんが。
蒸し返すようだけど、己の慢心というか、限界というか、様々なことを思い知ったので、次があっても、自分がどうすれば良いのかちょっと分かりません。一つ言えるのは、協力頂いた皆さまには申し訳ない気持ちです。何かこう、空回りしちゃったな。
恋ちゃんと、翠ちゃんのHappy birthday to you♪
恋ちゃんと、翠ちゃんのHappy birthday to you♪
恋ちゃんと、翠ちゃんのHappy birthday to you♪
翠「恋ちゃん、恋ちゃん! いつかのモンブランのことなんだけど」
恋「ま、まさか、まだ作ってたの?」
翠「ううん。シンくんが買ってきた」
恋「何よそれ」

カパッ

恋「ちょっと、翠。これのどこがモンブランなのよ? 真っ白じゃない」
翠「えっとね、ホワイトレアチーズモンブランって言うらしいよ?」
恋「へぇ、森羅が間違えたのかと思ったけどそんなケーキもあるのね……悪くない♪」
翠「ね、恋ちゃん」
恋「まだ何かあるの? 早く食べたいんだけど」

翠「私が買ってきたケーキじゃないけど……誕生日、おめでとうなんだよ! 恋ちゃん!」
1年って過ぎるの早いですよねぇ。もう3月で年度末だなんて、私は驚きでぶっ倒れそう。このところはコミ1の原稿に追われているという名目でエロゲプレイしたり、ラジオの投稿を続けているのだけど、まあ、それほど代わり映えはしてませんね。日々が楽しいだけとりあえずはマシだろうと思ってるけど、そろそろ何かしらの刺激が欲しいと考えないではなかったり。
エロゲとエロゲラジオと、本を読んだり書いたりするだけ……だけってことはないのかも知れないけど、趣味や活動が狭まりすぎてるなと感じている昨今です。まあ、集約してしまえば今の私はくすはらゆいを中心に生きていることになるんだが、この日記だってゆいちゃん関連以外は同人活動の告知でしか更新しないし。ちょっとよくないかなとは常々思ってはいます。

さて、いつも通り後ろ向きな内容で始まった日記だけど、今月も美少女ゲーム雑誌BugBugのレビューをします。3月は2月に比べるとキラータイトルが多いと言われてますが、その内の幾つかはやっぱり延期したこともあって、月末がどんな感じになるかはまだ想像が出来ません。
とまあ、その話は追々書くとして、まずはくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」23回について。前回はユニオリズム・カルテット A3-DAYSから、ティアナ・ハーフェル・ネーデルラントが登場して、そういえばこの作品、現在公式HPで今後の展開にも左右するらしい人気投票を開催中で、ティアが首位を取りつつも、熱い接戦を繰り広げているのだけけど……
???:アルヨ、アルヨー。冷え性にめまい、女性のお悩みにガツンと効くお薬アルヨー。

おや? 何か聞こえてきましたね。そう、今回登場したのは2016年11月にALcotより発売された、よめがみ My Sweet Goddess!のメインヒロインにして主人公の母、ロリママァというパワーワードでもお馴染み、鳴川アイリスさんです。
突然の頭痛に襲われたゆいちゃんの元に、本編でもお馴染み、薬売りの行商として偶然遭遇した……偶然という割にはゆいちゃん狙い撃ちみたいなラインナップだったけど、とにかく遭遇するという登場の仕方。
アイリスは年上だからか、ゆいちゃんのことをゆいと呼び捨てにしてますが、一方のゆいちゃんもアイリスのことをさん付けで呼んでます。これまではちゃん付けが、風香のことを呼び捨てで呼んだりはしたけど、さん付けはアイリスが初めて……なのかな? 始終、敬語で話しているのが印象的でした。
登場と共に軽やかに自己紹介まで済ませてしまうのは流石女神様って感じですが、肝心の病の治し方は調合した薬ではなく、「ちんからほい」の一言で与える女神の加護。今時、ちんからほいてと思わなくもないけど、これが効果抜群だというのだから、女神はやっぱり侮れません。

誌面はいつもの通り1ページなんですが、ゆいちゃんと遭遇して病を治すまでに3分の1近く使っていて、今回は対談前の前書きが結構長かったから、ただでさえ逼迫してるはずなのに、何というか物凄い密度の濃さだった。
だって、病を治したところで、やっとファミレスに移動して対談が始まるという構成なんだもん。しかも、ハンバーグを交換条件に出されるという。ゆいちゃんの凄いところって、勿論自分が演じてきたキャラだから、というのはあるにしても、本編のシナリオやテキスト、その雰囲気を崩すことなくコラムを書き上げることだと思うんだよね。情報量も凄くて、細かい箇所まで引き出してくるし、読んでいて本当に気持ちが良い。特に今回の始まり方とか、ゆいちゃんが好きな台詞とは言え、アイリスやよめがみのことをよく分かってないと思いつきませんよ。
そんなメインの対談で触れるのは、「へい、かもん! ママの子宮に戻ってこい」を始めとした数々の名台詞もさることながら、何と言ってもゆいちゃんが初めてキャラソンを歌唱した事実です。主題歌『Re:bom』のカバーですが、ゆいちゃんも言うとおり、まさに歌詞がアイリスのことを歌っていて、非常に印象深い一曲。アイリス役のゆいちゃんがカバーしたのは必然のように思えるけど、実は他のヒロインもカバーしてるんだよね。公式通販の特典とか、サントラに収録されていたりします。ゆいちゃんのCDは、ソフマップの店舗特典でした。
BugBug誌上では規制の関係か、ロリという単語が伏せ字になっていて、まあ、世知辛い世の中ですよね。相手はゆいちゃんも敬語を使ってしまうような年齢だというのに。

コラムの前書きは、先々月になりますけど『ほめらじ10周年大感謝祭』に出演したと言う話が、かなりびっしりと書かれています。この日記でも、2回に分けてレポートを書きましたね。
前編
http://mlwhlw.diarynote.jp/201701222241589831/
後編
http://mlwhlw.diarynote.jp/201701230139096813/
まあ、ゆいちゃんとしては初めてのイベント出演ですし、プレゼントBOXにはプレゼントやお手紙が、それに楽屋花なども届いてましたから、思い入れの強い出来事だったのでしょう。その流れもあるんだろうけど、色々むずしいかも知れないけど、今後ラジオの公開収録をしてみたいとも書いていて、イベント出演、開催に関する熱望が見て取れます。気持ちは十二分に分かるというか、なかなか機会ないですもんね。
ラジオと言えばでminoriの最新作、トリノラインのうぇbラジオ『ロボらじ』についても触れてましたけど、話によればゆいちゃんは顔を出さない形でのイベント開催を、やはりやってみたいこととして希望に出したそうですし、今現在の悲願なのかも知れません。
私だって、イベント開催は望むところだし、ほめらじのときには出来なかったことを色々したいなとは思ってるけど、果たしてどこが最初に夢を叶えてくれるのか。minoriか、それとも音泉か。minoriは徹底した合理主義だけど、その中でもラジオをやってくれているわけだから、音泉よりは可能性ある気はするんだよね。
出演作Hotいんふぉは先月号と代わり映えしないけど、まあ、春音アリス*グラムが延期して、ゴールデンアワーが載ったぐらいでしょうかね。春グラの延期には色々思うところがあるのだけど、ラジオはとりあえず月1で続けるらしい。本当なら3月末で終わる予定だったと言うし、そういえば最初に延期したときも全6回とか言ってたので、基本的にネタバレ放送とか、感想戦は考えてないのかも知れません。

ゆいたんの近況・一言は、先月開催された『B.G.M Live!2017』大阪公演の会場ナレーションを担当したという話。去年のフロフロの件もそうですけど、完全シークレットというのは本当に困りますね。私としてはイベントだって出来るだけ追っかけたいと思うんだけど、情報がシャットアウトされていてはどうしようもない。まあ、フロフロは仕方がなかったにせよ、B.G.Mはサプライズのつもりだったのかな? 参加した人によれば録音だったとのことだけど、一言を読む限り、現場にいたとも取れるニュアンスですね。
そして、5月7日の東京公演でもゆいちゃんの音声が流れると言うことで、こちらのチケットは既に確保済みです。大阪公演の出演が分かった晩、即座に取りましたよ。
なんて言うか、前述のフロフロもだけど、やっぱりファンとして悔しいじゃないですか? イベントは基本的に一期一会だし、知らなかったばっかりに参加できてないというのは、悔しいものなんですよ。私は全能でもないし、超能力者でもありませんから、こういう形でのイベント出演を予期することはなかなか難しいし、無理があります。勿論、シークレットやサプライズを全否定するわけじゃないですけど、私はゆいちゃんファンとして残念だったし、悔しいし、一瞬死にたくなるぐらいには絶望したので、今後は情報を事前に出して欲しいよ、ホント。

恨み節というか、やや投げやりなことを書いてしまったけど、他に特筆する記事は……ゆいちゃん出演作だと、やっぱりトリノラインですかね? 発売月と言うこともあってか、先月号の大特集に続いて、今月も4Pほど記事が載ってました。私はBugBugを買っていることもあって、TGやメガストアを買ったり、読んだりすることがあまりないのだけど、このスク水の沙羅や夕梨は初めて見るCGですね。まさか、スク水Hがあるとは思わなかったけど、こいつは期待できそうです。
そして、すぐ次のページが同じく3月発売だけど、こちらは一週ほど早い神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。の特集。やはり、4P記事でしたけど、広報のブログかたひとりによれば、ゆいちゃん演じる神林真央はHシーンが存在するサブキャラということもあってか、誌面での扱いはかなり小さいです。一応、EDめいたものも存在はするそうなんだけど……まあ、ちょっとだけあるぐらいに考えていた方が良いと思います。そこら辺は前作の感じに近いのかなって。
体験版が公開されたのでプレイしましたけど、結構面白かったですよ。CUBEなんかと比べて、こっちの方がストーリー寄りかな? と思わなくもない。最近のCUBEはまず設定があって、エロがあってじゃないですか。カントクのラインは違うにしても。それに対してHULOTTEはバランスが取れているというか。結構好きな感じです。
そうだ、最初の方のページに、はにデビの特集記事もありましたね。この前、秋葉原で行われたイベントに参加してきたんだけど、なかなかどうした設定はユニークだし、エロに対する情熱のような物が伝わってきて、期待大の作品です。絵柄や色使いが、やっぱりeufonieは独特で、まあ、姉妹ブランドのetudeもそうなんだけど、良い意味でエロゲ的ではないと思うのよね。それがなんて言うか、あまりない新鮮さを醸し出してるんじゃないかなと。そういや、サブキャラに杏花がいましたけど、最近よく共演しますね。12の月のイヴからの流れとは言え、トリノラインにも出てるし。

ゆいちゃん出演作はこれぐらいかな。BUG’Sレビューにシンソウノイズと、人気声優のつくりかたもあったけど、他の作品記事だと、ああ、そうだ! フローラル・フローラブビジュアルファンブックが出るよという1Pカラー広告が掲載されてました。BugBugと同じ富士美出版から出るみたいですが、驚いたのはアペンド付きの文字。以前、バレンタインデーのときに夏乃のアペンドが出ましたけど、今回のやつは全ヒロインの新規ボイス付きらしい。
ただ、Hシーンがあるのは夏乃だけらしく、浴衣Hが収録されてるんだとか。どうせなら全員分入れてくれよと思わないでもないけど、まあ、VFBのアペンドではこのあたりが限界なのでしょう。発売日は4月28日、価格は4200円と高めだけど、アペンド付きということを踏まえれば、妥当な設定かなと思います。
あとは……そうそう、こいちゃがありましたね。栖崎あんずさん出演の3月新作、こいのす☆イチャコライズですが、先月号でちょっとメーカーと雑誌の間で揉め事があったけど、和解もしたようなので大丈夫みたい。
8Pも記事が載っていたのは意外でしたけど、同じヒロイン3人でもトリノラインや神ヤバの倍ですから、扱いが違いますね。先月号のお詫びも載ってましたから、まあ、お詫びの意味もあるのかなって。
とはいえ、それを抜きにしてもこいちゃは良い作品ですよ。これ、ツイッターとかで散々言ってますけど、こいちゃは現実だと思うのよね。こいちゃという現実に帰るため、我々は日々の社会活動をしているのではないか? 割と真面目に言ってるんだけど、それぐらいの生活感があるんだよね。
ヒロインそれぞれに対して、主人公の根本的な設定が違うというのは、銀色、遥か以上に斬新な設定だと思うし、それでいてやってることはひたすらイチャコラエロですから、もう何から何まで搾り取られそうだわ。ホント、エロくてねぇ。
記事には恋愛関係なるまでの流れが書いてあるけど、逆に言えばここまでが体験版なんですよ。つまり、これ以降はひたすらイチャコラしかないはずなんです! 勿論、なんらかのドラマはあるかも知れませんけど、とにかくエロ、イチャコラとエロなんだ!

そして、今月号のメイン特集は美少女ゲーム年間ランキングなんだけど、個人的に予想外の作品が取りましたね。まさか、千桃とは思いませんでしたよ。この話についてはちょっと分けて書こうか。いや、私のことだから書くか分かんないんだけど、まさか、千桃になるとは考えても見なかった。これがオーガストの地力なんだろうか。いやはやまったく、予想外。
この時点で分かると思うけど、私の中で千桃の評価がそこまで高くなったことの表れでもあるんだが……続きはまた今度。
2017年も2月に入り、早くも1ヵ月が経過しました。時間というのは人にとって公平でも平等でもないけれど、止まることがないその事実だけは確かで、最近はそのことをよく考えています。時間は待ってくれないし、自分も待ってはくれない。歳は重ね、寿命は縮み、確実に減っていくし、少なくなる。だけど、そうした中で自分が何かを為し得たなら、夢を叶えたとか、成功したとか、それは本当に幸せなことなんじゃないだろうか?
私がくすはらゆいさんと出会って5、6年の月日が経ちましたけど、今日はそんな夢を叶えた彼女の、集大成とも言うべき「くすはらゆい座談会」について書いていこうと思います。

今年に入ってから明らかになったPCゲーム雑誌「BugBug」の2017年3月号特別企画、「くすはらゆい座談会」は、ゆいちゃんがこれまで演じてきた、又はこれから演じる歴代のminoriヒロイン5名を集め、そこにプラス1名を加えての座談会を行うという前代未聞の試みです。
勿論、世の中には青山ゆかりしか登場しないドラマCDとか、そういうぶっ飛んだ奴も前例はあるのだけど、雑誌企画としてすべてのヒロインが一堂に会して、1人6役を同時に演じるというのは、なかなか出来ることじゃありません。BugBugとminori、どちらが考えたのかは分かりませんし、あるいはゆいちゃん個人の持ち込みという可能性もありますが、付録DVDで音声媒体における収録コンテンツとなったのは、何とも豪華な仕様です。
特にゆいちゃんは先月……正確には先々月ですが、年忘れ女だらけの声優座談会のラジオにも出演していますから、音声媒体では2回連続の登場、しかも今度は一人芝居で、一人舞台の独擅場。minoriというブランド力を持ったメーカーのヒロインたちとはいえ、そのキャラを演じてきたゆいちゃん個人の人気や魅力が、今まさに絶頂期を迎えつつあると言っても過言ではないでしょう。メインはトリノラインの企画なのかも知れませんが、表紙にも記載されている人気声優くすはらゆいが1人6役でという表記は、雑誌の看板声優として、文句のない記述だと思います。

さて、そんなBugBug連載コラム「となりヒロインさん☆」番外編minoriヒロイン’s くすはらゆい座談会に出演したのは、以下の6人。
夏空のペルセウス:遠野恋(2012年発売)
12の月のイヴ:宇奈原由紀(2014年発売)
ソレヨリノ前奏詩:姫野永遠(2015年発売)
罪ノ光ランデヴー:椿風香(2016年発売)
トリノライン:紬木沙羅(2017年3月31日発売予定)

くすはらゆい:声優・全キャラクターのCV担当。
事前に告知されていたこともあり、1人6役とはどういうことだろう? と、そんな疑問を抱いた方は多かったと思いますが、何てことはない、ゆいちゃん本人が座談会用に自分自身をキャラクター化して、それを演じたという訳ですね。ラジオCD風とはいえ、DVD用の収録コンテンツですから、ちょっとした映像もあって、恋、由紀、永遠、風香、沙羅の順番に名前と作品名が表記された立ち絵が並んで、下にゆいちゃんの顔アイコンと、彼女の台詞が表示されるテキストエリアがあるという画面構成。立ち絵や顔アイコンはセリフの内容ごとに表情が変化するなど凝った仕様になっており、さながらゲーム画面でした。
喋っているヒロインの立ち絵が明るくなる……つまり、スポットライトを当てられているかのように、今喋ってるのは恋だぞ、というのが見れば分かる仕様になっています。これはおそらく、万が一にも聴き分けできない人がいた場合の措置かも知れませんが、私は音だけでも聴き分けることができました。たとえば、永遠と沙羅は似ているとか言われてますけど、こうして6人の中で聴き比べてみると、明らかに違いましたし。
minoriのライターが書いたドラマ仕立ての内容は、同窓会という体で呼び出されたヒロインたちが、ゆいちゃんの座談会に参加させられる、もとい、参加することになった訳ですが、最初に登場したのは新キャラの沙羅。最初といっても、実は彼女が最後の到着で、会場にはゆいちゃんを始め、他ヒロインが揃っていました。そして全員でタイトルコールをした後、座談会が始まります。

BugBugが公開した企画用のビジュアルでは姫野永遠が中心に据えられており、私はそれが少しだけ不満ではあったんだけど、考えてみれば5作品5役ですから、永遠は丁度3作品目、つまり真ん中なんですよね。登場順、出演順という意味でのセンターヒロイン……とまでは言いませんが、直近でグッズが出たりと、人気者っぷりをアピールしており、彼女が今回の座談会における「進行役」となっていました。
確かに恋も由紀も進行役って感じではないし、風香もできるとは思うけど、この5人のまとめ役としてはやや弱い。沙羅も新参者であることを思えば……まあ、永遠になっちゃいますよね。ヒロインのキャラクター性という意味では、永遠だけはぼっち臭が薄いというのもあるんでしょうけど。恋や由紀、風香や沙羅は一様に友達いないことを口にしますし、当のゆいちゃん本人も昔は……だけど、この座談会に登場する3年時の永遠は作中で所謂高校デビューに成功し、社交性も高く、友達が多い設定です。本人は本当の意味で親しい相手はいないと言っており、それは事実なんですが、人嫌いの恋とか、研究所に籠もっている沙羅なんかよりはよっぽどマシでしょう。
それにもっと言えば、姫野永遠は一度「となりのヒロインさん☆」に出演したことがある、2回目の登場なので、そういった点も加味されたのでしょう。先輩風を吹かすスターですよ、スター。
流れとしては、座談会とはいうものの、あくまでコラムの番外編だから、登場ヒロインと作品についての紹介を順番にしていきます。これは発売順に則っており、当然最初は遠野恋、夏空のペルセウスです。2012年の12月に発売されたこの作品は、くすはらゆい初のメインヒロインを演じた記念すべき一作で、まず間違いなく彼女の転機になりました。
恋は「わたしが初めての女ってことね!」と誇らしげでしたが、確かにゆいちゃんは夏ペル以前にも出演していた作品があるにはあるも、それで名前を知られていたかと言えば、失礼ながらそうでもなかったので、彼女を今の地位に押し上げたのは、遠野恋と夏ペルの存在が大きいでしょう。実際、恋と出会わなければ声優を辞めていたかも知れないと、ゆいちゃんは本音を漏らしています。この辺りのエピソードは、エリソデのスペシャルウィークに出演した際も話していましたね。

夏ペルの頃はまだ楠原ゆい名義だった彼女が、夏ペルと出会い、もう一つ経験したのがラジオパーソナリティーで、今や毎作品ごとに恒例となっているWebラジオもペルらじが一番最初でした。
当時の記憶を紐解いてみると、夏ペルのときはminoriが今とは違うニコ生を積極的に配信していた時期でもあり、その中での情報が色々と多かったように思います。ラジオをニコニコで配信する、という話も、ニコ生が初出でした。この作品はキャストの発表と体験版の公開が同時に行われたこともあり、ラジオをやると言われたときも、「多分、恋ちゃん役の子になる」ぐらいなもんで、その恋ちゃん役は誰なのよ? という感じでしたけど、体験版の公開から4日ぐらい経ったときですかね、ペルらじの第1回が配信されたのは。
確か既に夏ペルのオフ会がスタートしていて、メッセサンオーか何かで開催されていたオフ会の日取りと、予定されていた配信日が重なったみたいな記憶もあるんだけど、そこのところは曖昧です。
エリソデでゆいちゃんは当時の事務所の売り出し方について語っていましたが、それに批判的とは言わないまでも、否定的だったのがminoriの社長であるnbkz氏で、「この子が何故埋もれていたのか分からない」とか、「事務所のサンプルボイスがおかしい」と頻りに言ってましたが、結論から言って、それは正しい指摘でした。
年上キャラを狙っていけと言われていたゆいちゃんにとって、遠野恋はそれとは真逆の可愛い女の子であり、自分のその後を変えたキャラでもありますから、思い入れも深いのでしょう。

ペルらじと言えばブタの物まねと言うことで、懐かしのブタの鳴き声を披露していましたが、恋を演じたときは初めてのメインヒロインではあるけど、そんなに苦労はなかったとのこと。考え方や、ボッチなところが似てるんだとか。むしろ、大変だったのは前述のラジオで、ラジオは大好きだけど、好きだからこそ上手くできなくて凹んでいたんだそう。まあ、反省会コーナーがあったぐらいですからね。今でこそ、ラジオでは名パーソナリティーになってますけど、数年も遡れば、ゆいちゃんにもそんな時期が合ったのです。
思えば、あの頃から私は彼女のラジオに沢山メールを出すようになって、本格的にハガキ職人……当時はもうメールですけど、つまりは投稿リスナーとして復帰したのは、ペルらじと、ゆいちゃんに出会ったのがキッカケでしたね。自分でも不思議なぐらい、彼女には惹かれていた。懐かしい記憶です。
夏ペルはエロい作品だったと由紀と風香が茶々を入れますが、「それを言うなら風香だって……」という恋の反論を由紀がシークレットだと封じ込めます。ここ少し不思議だったんだけど、由紀のパートで由紀が主人公の娘であることはあっさり明かしてるのに、風香が主人公の姉であることは秘密なんですね。直近の作品とは言え、1年前なのに。ここら辺はminori側の判断、という訳か。
続いて由紀のパートだけど、ここで沙羅が、永遠が仕切っていることを面白いと表現し、永遠がバイトですからとぶった切ります。永遠にとって、この集まりはバイトらしい。
あまりの言い様にゆいちゃんも「座談会はみんながわたしを想って集まってくれた企画」だと言いますが、少し自信なさげ。そんな彼女をフォローしたのが風香なんですけど、その優しさにゆいちゃんは「風香……いい子だ……」と感動しています。ここで注目すべきは、ゆいちゃんが風香のことを呼び捨てにしていることですかね。基本的にこれまでのコラムでも、ゆいちゃんは自分が演じて気やヒロインを「ちゃん付け」で呼ぶことが基本で、今回登場したヒロインも風香以外は「ちゃん付け」です。
けど、風香は永遠と同級生と言っても、年上キャラ、姉キャラだから、意識的に呼び捨てとなるのかも知れませんね。

そして由紀の話。12の月のイヴは、くすはらゆいが所謂美少女ゲームの出演数を大幅に増やした2014年に発売された作品で、その年の最初に演じたのが宇奈原由紀になります。実は夏ペルとイヴの間、つまりは2013年の出演作って、夏ペルのドラマCD類を除けば大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~の1作しかなくて、しかも、あれがミニFDだったことを考えると、フルプライスの商業ゲームはイヴが2作目だったとも言えます。そういえば、発売記念飲み会もここからでしたっけ。
夏ペルで一番人気なのが恋であることは疑いようもありませんけど、あれは透香がグランドエンドだったこともあって、主演と言えるのかどうかは判断が分かれるところです。しかし、由紀はまず間違いなく主演であり、作品のメインヒロインであって、そういった意味でも大役と呼べるキャラだったでしょう。
今回の座談会で由紀は始終明るいキャラクターを貫いてますが、本編では裏に色々と抱え込んでいる少女でもあり、後半につれて病気のこととか、そういうので段々と弱っていく、変化や落差のあるヒロインでした。やはり、演じていく中でそういった過酷な状況に心が辛さを覚えることはあったようで、原画家の柚子奈ひよ先生と話した際に、「特に幸せになって貰いたい」という話をしたらしい。
又、最終的には違うことになるとは言え、主人公の娘役を演じたのは後にも先にも由紀だけなので、そういった意味でもオンリーワンの存在なんだとか。そういえば他にいませんね、娘って。
ゆいちゃんはどのヒロインに対しても真摯な姿勢と解答を行っており、勿論、それはどこか感傷的な部分もあるのだけど、芯のある言葉に流石のヒロインズも照れ照れ。永遠が言うように、一つの役に色々な物を込めていることがよく分かります。

そしてお次は永遠なのだけど、ここまで彼女が進行役だった都合上、代理として由紀がゆいちゃんに質問をしました。ソレヨリノ前奏詩は2015年に発売された作品で、飛躍の年だった2014年に続き、くすはらゆいを人気声優に押し上げ、固定させた年だったと思います。永遠はそんな2015年の初期に演じた、彼女の人気を決定づけたヒロインです。
キャラクターとして特に人気があったというのは決して世辞などではなく、現に冬コミで抱き枕カバーも作られてますからね。私見を述べると、姫野永遠の人気が出たのは由紀が指摘したような黒髪ロングもそうですが、原画家・柚子奈ひよの絵柄が完成されたのが永遠からなんじゃないかと思う。あやめや由紀の頃は、やっぱりまだ新人って感じが強かったけど、永遠は何て言うか……minoriらしい絵柄にブラッシュアップされた感があった。
そこがくすはらゆいの名演技と上手くマッチして、その年を代表するようなキャラに仕上がったのだと思うけど、私は敢えて言いたい。それでも遠野恋の方が人気だと。いや、別に永遠も永遠で好きなんですが、彼女は結局恋の延長線上に存在するキャラだと私は思っているのと、やっぱりほら、始まりのヒロインには思い入れも格別でね。くすはらゆいと言えば、遠野恋で合って欲しいなと、そんなことを考えてしまう。
けれども、ゆいちゃんは他メーカーのスタッフにも永遠が好きだと言われることがあるらしく、翌年には似たようなキャラクターを演じることもあったから、永遠が与えた影響は決して小さいものではないでしょう。当人は、「わたしが人気になるのは当たり前のことよ」と増長していますが、「あなたのおかげでもあるけれど」と、ゆいちゃんに言う辺り、彼女なりの優しさが見て取れます。
永遠は作中で1年次と3年次での容姿や雰囲気の変化についても触れられますが、風香が「1年次の永遠ちゃんは、所謂オタク受けが良さそうな大人しい子だった」とはっきり言ってしまう辺り、ちょっとクスッとしました。確かに考えてみれば、オタク受けしそうなのは3年よりも1年の頃ですよね。
沙羅には、「3年次は如何にもデビューしたって感じのリア充でアイドルっぽい子」と評されてますが、永遠は黒歴史扱いされているみたいでどこか恥ずかしそう。
ゆいちゃん的には、やっぱり真響ルートでの選ばれなかったときの痛みがいまだに忘れられないらしい。残酷なシーンではあるんだけど、私はあのシーン好きでね。迫真の演技とは、ああいうものを言うのだろう。

風香は何と言っても姉キャラであることが最大の特徴だけど、主人公の姉であることはシークレットなので、お姉さんポジションという言葉で上手くぼかされていました。先輩キャラクター、あるいは年上、そういたヒロインは風香以前にも何度か演じていますけど、明確に姉ポジションだったのは、確かに風香が最初ですね。
罪ノ光ランデヴーは昨年、2016年に発売された作品で、ゆいちゃんは主演ではなく、助演で出演していました。風香は勿論攻略ヒロインではありますが、グランドエンドを担う作品その物のメインヒロインではないんですね。
座談会で上げられた罪デヴの特徴はファンタジー要素がないこと。これが前三作との違いであり、今までにない作風とキャラクターであると定義されていました。何故、罪デヴでファンタジー要素が排除されたのかと言えば、当然それは意図的なことであり、「ファンタジーに頼ると話は作りやすいが、流石に能力モノが続いている」とかなんとかで、一度それに頼らない物語にしたかったとか何とか、そんなことをスタッフが言っていたような気がします。
ただ、それ故に罪デヴは奥まった田舎が舞台と言うことも合って、全体的に地味な印象が拭えないのだけど、逆にヒロインが強烈な個性を持つことによって、その不足分を補っているようにも感じました。風香も当然その一人で、ゆいちゃん曰く、「風香は完成された、飄々とした人間に見えて真逆だった」とのことで、いけないとしってても肉欲に走ったり、思考が千々に乱れたりと、リアルな人間くささを感じたらしい。
罪デヴのヒロインは基本的に面倒くさくて、風香はその中でもマシな部類なんだけど、これもやっぱり姉キャラとして立場が上だからなのかも知れません。

風香に対する言及もそこそこ、オーディションの話に移ります。
minoriは作品のキャストを選ぶ際、毎回スタジオオーディションと面接を行うことが有名ですけど、ゆいちゃんは指名ではなく、ちゃんとそのオーディションを勝ち残って役に選ばれています。勿論、呼ばれるか呼ばれないかという点や、常連だからやり慣れている部分もあるんでしょうが、それでも5作品連続出演というのは大したものです。常に新しい扉を開いて貰ってるとは言え、流石に5作連続で出られるとは思ってなかったらしいけど、その期待に応えられるように頑張りたいとのこと。
私の個人的な意見を言えば、5作連続出演は無茶だと思っていたところが実はあって、それは彼女が沙羅役だと発表される前によく考えていました。けれど、サンプルボイスが公開され、体験版をやった後には、杞憂とまでは言い切れないにしても、多分大丈夫だろうぐらいになって、今回の座談会で絶対大丈夫だという核心まで持ち直しました。
ただ、恋は5作連続出演が如何に凄いことでも、自分が過去のキャラになっていくことへの不安があるようで、ファンが自分のことを忘れないか嫉妬する気持ちがあるらしい。この辺り、結構難しい話になるんだけど、前述のように永遠は2年経っても人気が持続されていて、minoriファン……あるいはくすはらゆいファンの中にも、永遠から入ったという人は、一定数いると思うんですよ。
ゆいちゃんは恋ちゃんも大切だよと言ってくれるし、私だって恋が一番大事ですけど、なかなかね、新規のファンを過去作に振り向かせるのって大変だから。まあ、そう考えると永遠だってその内に過去となるのだろうけど。名前は永遠なのにね。

最後は沙羅なんだけど、ここで一つ茶番が入って彼女は丁度収録のために離席していたということで、トリノラインは今まさに収録中らしい。この作品は2017年の3月に発売される訳ですが、既に体験版が公開されています。私はプレイしましたが……感想をここで書くのはやめておきましょうか。長くなるし。
「じゃあ、最後ってことで、トリがトリノラインってことで」
と、永遠ちゃんの寒いギャグで話が沙羅に移りますが、永遠がそんなことを言うものだから由紀と恋が過剰に反応。明日は霰でも降るのかと驚きますが、永遠に言わせれば、「まあ、こういう面も見せて好感度稼がないと。スターは辛いのよ」とスター気取りです。永遠って、基本的に自尊心高いですよね。女としてのプライドが一番生々しいというか。
沙羅はオーディションの時と印象が変わったキャラだそうで、最初はトゲトゲしたイメージだったのが、体験版部分の台本を読んで結構印象が違ったらしい。そこで演技の方向性を定めていったそうだけど、私の感覚だとトゲは抜けたけど、牙はまだ生えてる感じかな。あ、演技ではなくて沙羅のキャラクターがね。ゆいちゃんや、それに作り手側に言わせると沙羅は優しい女の子らしいけど、主人公やプレイヤーには、体験版段階でまだ伝わっていない感じがする。
これからプレイする人に向けてのゆいちゃんのコメントは、「トリノラインのヒロインたちは、みんないつものminoriヒロインらしく、生々しかったり面倒くさかったりが魅力的な子ばかり」とのことで、まあ、体験版をやった限りでもそれは思った。逆に面倒くさくないminoriヒロインって誰だろうね? 羽山ミズキ? あれは相手の男が面倒くさい奴だったけど、久瀬さんにしても当初はミズキ鬱陶しかったんじゃないかな。
まあ、後はアンドロイドに絡めてSFの重厚なストーリーもお楽しみに的な感じだったけど、果たしてユーザーの想像を飛び越える何かがあるのかどうか。
結局さ、夏ペルから罪デヴと、難ありのヒロインたちが続いていて、ゆいちゃんも言うように生々しくて面倒くさいヒロインが多いのだけど、最終的にくっつくじゃないですか? minoriがユーザーの物語におけるストレスフリーをどこまで考えているのかは分からないけど、たとえばシロネが結局壊れましたとか、機能停止しましたとか、くっつきませんでしたみたいな展開は想像しづらいし、オチや結末は見えてるよなと。
まさかブルーフェアリーが現れて、頑張ったシロネちゃんを人間にしてくれました、何てことにはならないだろうし。

話は沙羅がアンドロイドの研究者、開発者であることに及び、一家に一台くすはらゆいアンドロイドを作らないかという恋の提案に風香が乗っかり、お金ならこれを聴いてる人が出してくれるとまで。アンドロイド一体が幾らするのかは分かりませんが、まあ、出すね、出すよ、一家に一台とは言わず、私の家だけに欲しいぐらいだわ。
由紀も便乗したことで話が纏まり掛けるも、永遠だけは何を言ってるのかよく分かってないという状況。良い子ちゃんめ。
そんな訳で座談会も終わりに近づき、エンディング。エンディングの内容が、BugBugのツイッターで公開されていた台本の一部だったんだけど、なるほど、こうなっていたのね。まあ、ここからは深く内容に触れないけど、何気にエンディング後も用意されてました。その名も、くすはらゆい座談会のあとがき。懐かしい響きですけど、この企画が雑誌コラムの番外編であると同時に、minoriラジオの延長線上でもあることが分かります。内容は差し控えますが、一つだけ、全ヒロインを再回想する中で、風香の声は嵌まる感じのキャラクターがいたら使ってみたいなと思っていた声で、元々用意していたものであることが明かされていました。確かにゆいちゃんとしては珍しい声だったけど、隠し球として作っていたとは、なかなかどうした、底が知れない人ですね。一体どこまで伸びるのか、私はその果てまで着いていきたい。

時間にして約24分かな? BugBugでの連載も気付けば2年近く、そうした中で生まれた企画ではありますが、誌面の方では12ページにも及ぶトリノライン大特集が組まれており、そのラストでもゆいちゃんの文章が、「くすはらゆい座談会」収録秘話という形で載っていました。特別企画の裏側を紹介する訳ですね。その中で目を引いたのは、minoriヒロインをゲストに呼ぶタイミングをどうしようか迷っていた、という話で、人数が多いのもあるけど、やっぱりminoriヒロインって彼女にとって特別な存在だと思うんですよ。
だから、姫野永遠みたいにコラム連載一周年とか、そういう節目や記念日みたいのじゃないと、なかなか呼びづらいものがある。特に恋なんかは、こんな機会でもないと出せなかっただろうしね。まあ、一度こうなったからには遠野恋は最終回まで引っ張って貰いたいところではありますが。ゆいちゃんも言ってたけど、座談会では恋に末っ子感があったから、最終回で単独出演したら、又違ったものになるんじゃないかなと。
そして今月のコラムについて。分割するかどうかで悩んだんですが、まだ文字数に余裕もあるしこのまま書いてしまおうかなと。
番外編は番外編として、今回でくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」も22回目。前回は「甘えかたは彼女なりに。」から新倉朋美が登場しましたが、今月号はCLIP☆CRAFTが2016年10月に発売したユニオリズム・カルテット A3-DAYSより、新規追加ヒロインのティアナ・ハーフェル・ネーデルラントがやってきました。名前の長さではこれまで演じてきたヒロインではおそらく最長、紹介サイトなどでもティアと略されて載っていることが多いのですが、このコラムではフルネームをババーン! と……少し窮屈そうでしたが記載しています。

ティアちゃんゲットだぜ! で始まった対談パートですが、今回はお外でポケモンGO!をプレイしている最中に出会うという、今までにないシチュエーション。ティアは作中でゲーム好きという設定があって、ゆいちゃんがポケモンGO!に嵌まっていることからも、上手く考えた導入部分だと思う。ちなみにレアポケモンはゲットできなかったそうで。
ティアは学生ながら剣術を得意とする騎士で、魔剣バルムンクを操り、実力派の騎士も圧倒するほど。武器の強さに天賦の才も相成って、作中どころかこれまでゆいちゃんが演じてきたヒロインの中でも、トップクラスとも言うべき戦闘力の持ち主です。しかし、彼女は日常的にはゲームとお菓子を愛する怠け者な性格で、クールに見えてコロコロ表情が変わるなど、可愛いところも沢山ある。又、主人公に対して妹属性と言いつつも、小悪魔的な部分を強く出しているのが印象的でした。
ゆいちゃんの演じた際、収録時のエピソードとしては休憩時間にスタッフからキャラや世界観の拘りを詳しく聞いて、演技の参考にしたらしい。今回のユニオリは前作からの続編だから、ある程度纏まった情報がある訳だけど、ゆいちゃんは流石勉強熱心というか、研究熱心だなぁと感心してしまう。ちなみにスタッフ曰く、ティアは猫っぽくて、セルフィは犬っぽいらしい。確かに真面目一辺倒なセルフィを思い出すに、なるほどと思ってしまいますね。ティアの猫にしても、彼女のルートをやると確かにそういうところありますし。
そして最後は再びレアポケモンを発見するという、最初から最後までポケモン尽くしで終わりました。
対談前の近況トークは、昨年開催された冬の電気外祭りに言ったという話や、姫野永遠の抱き枕カバーが発売されたとことに触れていました。同じく電気外では今回ゲストに来たティアの抱き枕も売っていたのですが……まあ、結婚イベントのインパクトには勝てないか。
ゆいたんの近況・一言も、やはり座談会企画に触れていて、BugBugの公式ツイッターで公開されている台本がゆいちゃんの使ったもので、キャラごとに引いたラインマーカーについて説明しています。ちなみに、アドレスを載せておくとこんな感じ。
URL:https://twitter.com/bugbug_info/status/819132967775707136
恋が青で、由紀が黄色、永遠が紫で、風香が赤、そして沙羅が緑ですね。
出演作Hotいんふぉは、しゅがてんから4月新作のはにデビまで記載されていましたが、特集記事もあったゴールデンアワーは載っていませんでした。スペースの都合上もあったんだろうけど、はにデビは今月号に記事が載ってなかったんだし、ここは表紙にもあるゴールデンアワーで良かったんじゃないかな? まあ、色々都合があるんだとは思うけど。

他に特筆する記事と言えば、コラムの裏面。つまり、次のページに載っていた聖鍵遣いの命題×くすはらゆい特別企画夢野いちご先生の貴重な経験を写真に撮ろう」開催のお知らせでしょうか。これまたゆいちゃんの企画ですが、私も同人誌を出したせかぽじとの企画で、実は去年の内からニコ生で素案が出ていました。
どういう企画かと言えば、昨年の電気外で発売され、現在通販中のゆいちゃんがせかぽじで演じたサキ・アイハラの抱き枕カバー、「夢野いちご先生の何事も経験抱き枕カバー」「目隠し写真」を取ろうというお馬鹿な企画。詳しい参加条件や期限などは本誌の方で読んでください。ちなみに私は幾つか案を用意していますが、早速ツイッターの方にアップしようかと思っています。
後は……ゆいちゃんの出演作だけでもかなりの記事があるんですけど、巻頭企画のトリノライン Android with Loveについても書いておきますか。総ページ数12Pの大特集なんですけど、この程公開された体験版には収録されてない新規CGだとか、ヒロインインタビューなどが載っていて、盛りだくさんな内容でした。1ヒロインに付き3ページ、サブキャラの情報載せつつ、オフ会のことも書いてありましたか。
オフ会は顔出したいんですけどね。公式通販で購入したもんだから、店舗で買う予定というのが今のところなくて。まあ、複数本買っても良いんですけど、ご存じの通り3月は発売される作品が非常に多くて。財布の底が抜けそうな程には重いのが難点。
次の記事は2月新作のしゅがてんで、こちらも先日体験版が公開されましたけど、それ以上の情報ってのは載ってませんでしたね。彩色済み特典の公開も最近されたばかりで、私はちょっと延期を疑ってます。ミドルプライスの作品だからといって延期するときはしますし、過去にはサツコイがそうでした。けど、ほめらじや処女ラジと言ったラジオ番組にゲストとしてゆいちゃんとかウーサァを立て続けに送り込んでるのをみると、この心配は杞憂かも知れません。

掲載順で紹介していくとしゅがてんの次のページはゴールデンアワーの記事で、こちらも4ページとそこそこのボリューム。HPが公開されたばかりと言うこともあって、Hシーン含めた新規CGが多く掲載されていました。6月発売にしては情報が多く、気になったのは記事におけるヒロインの紹介順。公式サイトや販売サイトなどでは、あじ秋刀魚さん演じる広瀬夏未から始まり、鈴谷まやさん演じる北上まりかに続く訳だけど、何故過去の記事では広瀬夏未の次に名取すず、つまりはゆいちゃんの担当キャラが載ってました。
北上まりかはその次のページで、七北田瑠璃と1ページに収められており、そこがちょっと意外だった。ユキは重要なヒロインだから分かるんだけど、どうして順番が入れ替わったのだろう? まさか、ゆいちゃんが演じているからじゃないだろうし。
原画家・南浜よりこさんのコメントによると、デザインのポイントはアイドルになる一歩手前の女の子だそうで、ショートボブの髪型は読者モデルという設定を意識したらしい。又、公式サイトのキャラ紹介には所謂3サイズなどの情報が載っていないものの、南浜さんによればすずが一番の巨乳らしく、Hシーンも見所なんだとか。
水葬銀貨のイストリアも1ページ記事が載ってましたけど、こちらはゆるぎのCGが載っていたものの……げっちゅ屋に掲載されている奴を、縦にしただけ物って感じですね。一瞬見覚えがないような気がしましたけど、確認したら同じでした。キャラ紹介やあらすじにも新要素はないので、むしろHPで行われているQ&A企画とかを見た方が楽しいかも知れません。
神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。は、公式サイトやげっちゅ屋にも載ってないようなHCGが解禁されてましたが、2ページ記事なのでサブ合わせて6人もいるヒロインを紹介するにはちょっと手狭ですね。ゆいちゃんは主人公の妹、神林真央を演じていますけど、私が以前に貰った冊子での扱いを考えるに、どうもサブヒロインっぽい気がするのよね。一応記事があった人気声優のつくりかたでメインだったから、バランスを取ったのか……遥そらさんの役もそんな感じだし。

久しぶりに掲載された春音*アリスグラムの記事は1ページで、一応エリサとゆいちゃん演じる耶々の新規CGっぽいものはありました。この作品が延期しているのは原画作業の遅れだそうですが、何かもう1回ぐらい延期しそうだよね。未だに体験版も出てませんし、彩色済み特典も公開されてない。隔週だったラジオは1ヵ月の間が空いて、サンプルボイスだってこの前公開されたぐらいですから、ちょっと不安要素が多い。
個人的にはかなり期待している作品なので、何とかして欲しいんですけどね。エロゲは1回、2回程度の延期なら許されるというか、延期することでクオリティが上がるならっていうのをユーザーが望んでしまってる面もあるから。勿論、未完成品を売りつけられるよりはマシなんだけどさ。まあ、エロゲの延期理由も色々ありますけど、この作品に関しては原画の遅れと判明してますから、原画陣の仕事ぶり次第ではありますが。
ゆいちゃん出演作はこれぐらい……かな? それ以外の記事だと、ああ、記事ではないけど、こいのす☆イチャコライズの動画がDVDに収録されてますね。栖崎あんずさんの出演作だけど、こいつがちょっと問題ありと言いますか、まあ、eRONDO関係者のTwitterを見て貰えば、現在進行形で色々起こってることが分かると思うんですが、これが少し残念だったかなと。折角のくすはらゆい集大成とも言える記念すべき号で、よりにもよって栖崎あんず出演作で問題が起きたなんてのは、酷い皮肉ですよ。
勿論、私も出版人ですから、こういうことは起こり得ると分かっているのですが、この号にだけはケチが付いて欲しくはなかったというか。

今回はこんなものですかね。2万字ぐらい行くかと思ったけど、割と1万5000字程度で収まってしまった。まあ、文字数書いたから偉い訳でも、凄い訳でもないですが、我ながらよくやるよなと。もっとも、くすはらゆい座談会ばっかりはね、私にとっても大きな意味のある企画だったし、エリソデとか、そういうので回顧することも多かったから、自分自身が回想の旅に出るような気持ちで、色々と振り返りました。
一つ言えるのは5年、あるいは6年、もっと言えば今年で7年? 私はくすはらゆいファンを続けてきた訳ですが、彼女ファンで良かった、続けてきて良かったと、しみじみ実感することができました。そして、これからもそうであり続けたいと、心の底から思ったのでした。
それではまた来月。次号はいよいよ2016年美少女ゲームランキングの発表だそうです。何が1位になるのか、発売日の雛祭りが楽しみだ。

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