雨露に濡れた街中で
昨日、秋葉原でハルカナソラと、夏ノ雨の缶バッチを配布するイベントが開催されたので、こっそり行ってきました。秋葉が近くにあると、こういうときが便利ですね。午前中雨だったせいか、水たまりやぬかるみが多かったですが、降られることもなく済みました。画像は缶バッチですけど、ちょっと暗くなってしまいました。

ハルカナソラと言えば公式サイトが更新されて、穹や委員長のCGが新たに追加されていました。穹のは雑誌に場面写真として既に紹介されていますが、大きい画像でみるとやはり違いますね。クッキー摘みながら抱きついている穹も可愛いのですが、抱きつかれているハルも可愛いというか、この二人は一緒にいてこそなんだな~と思います。ハルがいるから穹がいて、穹がいるからハルがいる、とでも言うのか、双子萌えってのはこうでなくては。
委員長のCGは……まさかそう来るとは。前回水着で今回も水着、ただしスクール水着に替わっているという。エロいですねぇ、あのキャラがいるためかスク水分はヨスガでは控えめだったのですが、さすが委員長! 見事にやってくれました。
委員長、倉永梢というキャラに関して、私の印象は良いサブキャラであるというイメージが強いです。メインヒロインはその全員が色々な物を抱え込んでいるのですが、委員長にはそれがなく、至って普通の女の子です。もちろん、委員長にだって年頃の女の子として相応の悩みはあるでしょうけど、深刻な意味では今のところないと思います。ハルカナソラでどうなるかはともかく、主人公であるハルに興味を持ち、都会に憧れ、まあ、面食いなんですけど、惹かれているという設定で。
私自身、ハルは見ての通りの美形、美男子というよりは美少年という言葉がよく似合う主人公だと思うんですよ。子供の頃はよく穹と間違われた、という逸話を本人が語っていましたが、愛らしい双子だったんでしょうね。ハルが男らしさに憧れているかはわかりませんが、美丈夫や伊達男というよりは、中性的な美少年という方がハルらしいかなと。
で、委員長に話を戻しますが、彼女はそんな都会からの転校生であるハルに惹かれているわけですが、半分以上は都会への憧れが強いんですね。穹シナリオで彼女は密接にハルへ関わってきますが、彼女が都会への憧れを語るシーンと、ハルが田舎暮らしも良いものだと言う会話、あんまり噛み合ってないですよね。これは単純な心理的問題で、自分にとっては身近なもの、身近だったものでも、相手からすれば凄く新鮮で、珍しいものなのだと言うことです。
ハルは都会に疲れて、というより都会から逃げ出して、奥木染での田舎暮らしを穹と満喫しているわけですが、それは彼にとって奥木染という場所がそれまでの日常とは違う場所であり、まだ慣れ親しんでいないからです。だから、街に風流や風情を感じたり、自然って良いなぁとか、些細なことを楽しめるんですが、委員長にとってそれは新鮮味もなにもない、いつもの日常です。逆にハルからすれば都会的なもの、コンビニでも携帯でもなんでも良いですが、そういったものに憧れている委員長が良く判らない。要するに育ってきた環境と、それまで見てきたものが違いすぎるんですよね。何故これに憧れるの? という気持ちがお互いにあるんだと思います。それほど深刻な不一致ではないにしろ、価値観の違いとしては大きいですよね。

委員長こと倉永梢は、穹シナリオを作るに当たって創造されたサブキャラです。シナリオのために一人キャラを生み出したわけですが、実際に委員長は穹シナリオでかなり重要な役割を持っています。
穹シナリオで、穹はハルにまとわりつく、という表現は穹の主観なので、なにかと世話を焼こうとする年上幼馴染みの奈緒を敵視していました。敵視と言うよりは嫌悪ですけど、まあ、ハルを取られるのが嫌だったというわけで。このキャラとの問題は前半で解決するわけですが、委員長が穹シナリオに大きく絡んでくるのはここから先、後半からになります。以前の日記でヨスガノソラはメイドを覗いたそれぞれのヒロインが、対になっていると書きましたが、穹の場合はそれが二人いて、前半が奈緒であり後半が梢なんだと思います。
委員長は穹になにかと世話を焼きますが、偏にそれは穹がハルの妹だから、ハルと仲良くするため、良く思われたいという打算が含まれた行動です。無論、委員長は元々がいい人で世話焼きな人だから、田舎に不慣れな穹を放っておけないという純粋な善意もあるのでしょうが、彼女がハルのことを意識しているのは明白なわけで。委員長の好意や想いに穹が気付いていたのか、ということに関しては、気付いていなかった、あまり関心がなかったのではないでしょうか。穹としては奈緒という問題を片付けたことでいくらか心のわだかまりも解けたわけで、安心していた部分があると思います。加えて、如何に委員長が世話焼きといってもクラスは違いますし、それほど交流があるわけでもありません。そこから考えても、穹が委員長に対する意識が薄かったはずです。
では、委員長は穹にとって、穹シナリオにとってどういう存在なのかというと、彼女は穹に対してではなくハルに対して大きな存在となっているのです。前述の通り委員長は他のヒロインたちと違い、深刻な悩みなどは抱えていないごくごく平凡な女の子です。都会的なものに憧れ、美形の転校生に惹かれる、ありふれた少女。そんな普通の少女にとって、ハルと穹の関係は現実として到底許容できるものではない、否定すべきものです。委員長こと倉永梢の役目は正しくここにあり、彼女はハルと穹を否定しなければいけなかったんです。そこに普通人、一般良識を持つ少女としての意味があり、これは奈緒には出来ないことです。何故なら奈緒には過去の負い目がありますし、彼女はハルと穹を否定できっこない、だから、委員長というキャラが必要だった……というわけです。

そんな委員長も、ハルカナソラでは晴れてメインヒロインの仲間入りです。普通の女の子だけに、凄く平凡な恋愛模様を展開してくれるのではないかと思っていますが、それは発売されるまでのお楽しみと言うことで。
さて、明日はワンフェスに行ってきます。半分は公用みたいなものですが、買いたいものもいくつかありまして。後、例の穹フィギュアが展示されるようなので、写真も撮ってきたいですね。あんまりガレキとかフィギュアに興味がないので長居はしないと思いますが、久しぶりの幕張メッセなので楽しんでこようかと。
まあ、本音を言うとビックサイトのほうが楽なんですけど、それは言っても仕方がないということで。

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