tone work’s FULL MOON PARTYに参加した話
2019年9月10日 くすはらゆい9月8日に開催された、tone work’s FULL MOON PARTYに参加してきました。
2017年のtone work’s Live Fes 2017から約2年振りの開催、今回は新作「月の彼方で逢いましょう」を中心に昼夜二部公演のイベントとなりました。ライブフェスだった前回に比べると、今回は声優陣によるトークパートもあって、どちらかと言えば作品イベントの色合いが強いのかな? グッズもつきかな一色だったし。
出演はつきかなのキャストから、佐倉雨音役のくすはらゆいさんに、倉橋聖衣良役の白月かなめさん。ゆいちゃんは前回のライブフェスでもオープニングナレーションを担当されましたが、あれは確か収録だったはずなので、イベント生出演はそれこそほめらじ10周年以来になりますね。tone work’s作品は3作連続で出演してますが、年々ステップアップしている感じがして、ファンとしてはかなり嬉しいです。白月さんはつきかながtone work’s作品初出演でしたが、そこからの抜擢なのでこちらも凄い話。
歌手勢はつきかなの楽曲を歌った方々から、Ducaさん、夢乃ゆきさん、Ceuiさん、中恵光城さん、Lunaさんと、多彩な音楽を作品に盛り込んでくるtone work’sらしい面々が揃いました。
会場は品川のインターシティホール。2年前のライブフェスは、今はもう閉鎖されて取り壊されたディファ有明での開催でしたが、それに比べると随分お洒落というか都心の鮮麗された施設って感じがします。美少女ゲームのライブイベントには珍しい気もしますが、そこはまあビジュアルアーツのイメージもあって、それほどの違和感はありませんでした。オーケストラとか、良いホールでやってるから。
ちなみに近隣のホールでまどソフトも何年か前にライブやったそうですが、こちらはよく品川でやる気になったなと言う感じ。ブランドイメージってありますよね。
当日は台風15号が直接本州というか関東地方に乗り込んでくると言う衝撃的なニュースが流れ、昼の部はともかく夜の部は開催出来るのか? 開催出来たとして、参加者は無事に帰宅することが出来るのか? そんな深刻すぎる問題を突如として抱える羽目になった訳ですが、結論から言ってしまうと昼夜公演どちらも開催はされました。只、一応の対策として夜公演の開演時間を前倒しして、最低限の配慮はした感じです。まあ、中止なんて簡単に出来ませんから、これ以上の対応はちょっと難しかったでしょう。
イベントなので当然グッズの物販などもあったんですが、私は自分が横浜と近隣住まいなこともあり、まあ、最低限タペの1本でも買えればいいやと思っていたら、何とビックリ午前中に相次ぐ完売! 到着する頃にはパンフやTシャツ、タオルぐらいしか残っていないという完全に大誤算をやらかしました。物販自体は朝の10時半ぐらいですかね? それぐらいからやっていたそうなんですが、こうもあっさり完売するなんて思っていなかっただけに、ツイッターで完売情報を目にしながら唖然としてました。
今回のFULL MOON PARTY、略して「フルパ」は繰り返すようですが昼夜入れ替え制の二部公演でしたが、チケットは一般の他にプレミアム指定席が販売されました。最前列含めた前方列を確約し、グッズも付いてくるというお高いチケットですね。演者の複製サイン色紙に、スタッフの直筆サイン色紙、それに物販で売られているパンフとマフラータオル、そして非売品のTシャツが着いてきてお値段は……2万6000円だか、8000円は払ったような気がします。ちょっと割高な気もしますが、パンフが3000円で、マフラータオルが2500円、Tシャツも3000円ぐらいだったと考えれば、グッズだけでも結構割いてるのが分かりますね。
公式サイトではプレミアムエリア、当日の会場ではプレミアムシートと呼ばれてましたが、10列ぐらいあるのかと思いきや、会場内に入ってみると最前含めて4列と予想よりも少なめ。この程度の数なら演者のサインも直筆で良かったんじゃと思わないでもないけど、寄せ書き色紙って用意するの結構大変だからね。経験あるからちょっとだけ分かる。
昼の部はプレミアムが外れたので一般席でしたが、こちらも8列目のど真ん中と席番はまあまあ良い方でした。傾斜のない会場だからやや見づらい部分はありますけど、そんなこと言ったらディファ有明だって同じですから、むしろ会場が小さい分、肉眼で見やすくなったとも言えるでしょう。
14時になっていざ開演となり、まずは声優陣によるオープニングコール。といっても、当然顔出しではなく、あるいはラジオのようなものが始まるわけでもなく、前々からニコ生で流れていたような雨音や聖衣良としての登場でした。そういう演出で来るだろうなとは思ってたんですけど、仮にも声優名で公式サイトには載ってますから、少しぐらいは素の……つまり、声優としてのトークパーともあるんだろうかと思いましたが、予想に反して昼も夜も完全にキャラとしてのみの出演になりました。
開演直前には風音さん演じる灯華による案内放送が流れましたけど、これはまあ収録でしょう。そういえば、フルパのメインビジュアルにはヒロイン4人全員が使われていますけど、うぐいす先輩の中の人、桜川さんはこれといって声を聴かなかったな。この辺り、昼と夜で分けても良かったかも知れませんね。
話を昼の部に戻して、雨音と聖衣良は本編だとさほど絡みが多い方でもないんですが、面識はあるし、印象的なやり取りも実は多いので、結構良いコンビだったりします。でんじゃらすきゅーと生ラジオをやっていたこともあってか、たまに素が出たり、スタッフの声が混ざったり、主にゆいちゃんがメタネタをぶっ込んできたりしてましたが、流石と言うべきか見事にキャラで2時間近い公演を乗り切りました。
途中で、白矢たつき先生がこっそり書いていたミニドラマを演じるというコーナーもあったんですけど、たとえば聖衣良ちゃんはゲーム本編だとかな兄ちゃんなのが、このドラマだとお兄ちゃん呼びと、イベント参加者に配慮した作りになっているのかと思いきや……後にたつき先生の趣味だったことが発覚。趣味と言うよりは一種の考え方かな? 雨音のダーリンもそうだけど、主人公の名前=プレイヤーからすれば他人の名前を呼ばれることに抵抗感があるようで、私はあまり気にしませんが、その辺を考えて呼称なども拘っている模様。
歌手への呼びかけ、楽曲への感想なども含めつつ、基本的には雨音と聖衣良のトークは2人だけで進行されますが、突如として会場に警報音が鳴り響きます。何と、上記ドラマをハックしたのがバレたとのことで、雨音は全面戦争を宣言。あろうことか小学生の聖衣良をけしかけます。
結果、何が起きたかというとプロデューサーの丘野さんと、ディレクターの白矢さんが土下座でステージ上に引きずり出されるという茶番劇の開幕。こういったライブイベントでスタッフがステージに上がるのはなかなか賛否あると思いますが、私は結構好きなんですよね。普段からニコ生で見慣れているというのもあるんでしょうが、しかし、そんなニコ生も雨音ちゃんから手酷いダメ出しを受ける始末。絵面が地味……いやまあ、男性スタッフだけだとそりゃそうでしょうけど、まあ、Keyのニコ生と違って派手さはないですよね(苦笑)
丘野さんと白矢さんも交えてのトークと言うことで、雨音ちゃんがネットから集めた疑問質問をぶつけるというのがあったのだけど、そもそも何で銀はるからつきかな発売まで2年も掛かったのかとか、そういう話題も。言われてみれば、2年は結構開発期間として長い方ですよね。VA系なので気にならなかったと言えばそれまでですけど、理由の一つとしてtone work’sは傭兵のようなブランドであることを挙げていました。つまり、VAの直営ブランドだけに、他のブランドでもスタッフが仕事していると言うことですね。それはたとえばKeyのサマポケなんかもあったんでしょうけど、密接に関わっているのは、やっぱりFrillでしょう。白矢たつきさんは神待ちサナちゃんとか作ってましたし、それ以前もパコマネとか円交少女2があったわけで。
そう、そんな神待ちサナちゃんですが、丘野さんが「聖衣良ちゃんもいるのに神待ちとか言わないでください!」と言ったのに対して、ゆいちゃん……ではなく、雨音ちゃんが「神待ちセイラちゃん……!?」と、拾ったのは爆笑ものでした。かつて、どんまるさんがとあるイベント上で「円交少女~留学生ベスリーの場合~」というネタを出しましたが、それを彷彿とさせる面白さ。ゆいちゃんはこういう切り返しがやっぱり巧みだよね。あ、いやいや、雨音ちゃんは。
一つ気になった点としては、雨音も聖衣良もニコ生をハックしたでんじゃらすきゅーと生ラジオを経てフルパを迎えた割に、その辺りの設定が踏襲されていませんでした。というのも、昼の部に限って言えば、雨音は聖衣良が成長しても自分と同じサイズと予想していましたけど、雨音はでんじゃらすきゅーと生ラジオで体験版実況をやってましたから、聖衣良の成長っぷりは知っているはずなんですが……?
そこら辺はやや齟齬が生じてましたけど、それでも雨音が聖衣良をサイズ的に仲間だと思っているのは面白かったので、会場からも笑みがこぼれていました。
雨音ちゃんが星織ユメミライのめぐるちゃんの名前に反応したり、声が好きと言い切ってしまうところも良かったですね。
都度都度、あるいは要所要所に出番があったのでトークパート目当ての参加でも十分に楽しむことが出来たと思います。何よりトークの切れがいい。
夜の部もトークの構成自体は一緒だったんですが、生はアドリブが利くだけあって昼の部を踏まえての変化やネタなどもあって、こちらも楽しかったです。特に丘野さんと白矢さんが土下座する流れが、聖衣良ちゃんによる「神待ち美少女JSです♪」という誘い文句にコロッと騙されたになったのは爆笑ものでした。あと、白矢さんが昼に続いてマイクが遠いと雨音ちゃんに怒られたりね。
ドラマなどは同じだったんですが、夜の部は雨音が事前にゲーム本編を全てプレイしたという体で、聖衣良の成長っぷりも把握しており、それでいて尚、「この世界線の聖衣良は今のまま」と現実逃避してました。考えてみれば、つきかなって唯一雨音だけがつるぺたなんだよなぁ……
ちなみに質問のコーナーで、自分以外でお気に入りのtone work’sヒロインというのがありましたけど、聖衣良ちゃんは意外にも雨音ちゃんらしい。中の人である白月かなめさんの趣味なのか、聖衣良としてはうぐいす先輩かなぁと言っていたことからも、おそらくそういうことなのでしょう。
雨音ちゃんはもう正直者なので、星織ユメミライのめぐるちゃんを小悪魔なところと声が好きと言い切り、銀色、遥かの雪月ちゃんをお兄ちゃん想いで健気なところと、あと声が好きと言い放ったり、もう最高ですね。流石はゆいちゃん、じゃなくて、雨音ちゃん。
パンフレットに付いてくるドラマCDも雨音メインのお話が収録されてましたし、メインヒロインを食う勢いですが、何とビックリ本当にヒロイン交代のお知らせがイベント内でありました。そう、来年2020年に佐倉雨音-After Story-の発売が発表されたのです!
tone work’sとしては初のFDになりますが、白矢さん的に書き足りなかったスクール編のイチャイチャと、アフター編のアフターが収録されるとのこと。雨音の人気っぷりにも驚きましたが、唯一のちっぱいヒロインでFDが作られるというのもまた大逆転劇と言えるでしょう。けど、雨音は白矢さんがウケると思った属性を盛り盛りに盛り込みまくったキャラだそうなので、まあ、人気が出るのも当然なのかも知れません。
歌について全く書きませんでしたが、それは別の方がどこかで書いてくれるだろうと思いトークパートの感想を中心にしてみました。こういったイベント参加は久しぶりでしたが、台風からは何とか逃げ切れましたし、グッズこそ買えませんでしたが大満足な1日でした。
ドリンクカウンターに数量限定でルートビアが置いてあったところとか、tone work’sらしい小ネタも利いており、やっぱりイベント一つ取っても作りが丁寧ですよね。勿論、前回のライブに比べれば簡素というか、コンパクトではあったけど、小さいなりの工夫が随所にありましたし。次がいつになるのかは分かりませんが、又ゆいちゃんの出演があることを祈って、今は雨音アフターの発売を待つばかりです。
2017年のtone work’s Live Fes 2017から約2年振りの開催、今回は新作「月の彼方で逢いましょう」を中心に昼夜二部公演のイベントとなりました。ライブフェスだった前回に比べると、今回は声優陣によるトークパートもあって、どちらかと言えば作品イベントの色合いが強いのかな? グッズもつきかな一色だったし。
出演はつきかなのキャストから、佐倉雨音役のくすはらゆいさんに、倉橋聖衣良役の白月かなめさん。ゆいちゃんは前回のライブフェスでもオープニングナレーションを担当されましたが、あれは確か収録だったはずなので、イベント生出演はそれこそほめらじ10周年以来になりますね。tone work’s作品は3作連続で出演してますが、年々ステップアップしている感じがして、ファンとしてはかなり嬉しいです。白月さんはつきかながtone work’s作品初出演でしたが、そこからの抜擢なのでこちらも凄い話。
歌手勢はつきかなの楽曲を歌った方々から、Ducaさん、夢乃ゆきさん、Ceuiさん、中恵光城さん、Lunaさんと、多彩な音楽を作品に盛り込んでくるtone work’sらしい面々が揃いました。
会場は品川のインターシティホール。2年前のライブフェスは、今はもう閉鎖されて取り壊されたディファ有明での開催でしたが、それに比べると随分お洒落というか都心の鮮麗された施設って感じがします。美少女ゲームのライブイベントには珍しい気もしますが、そこはまあビジュアルアーツのイメージもあって、それほどの違和感はありませんでした。オーケストラとか、良いホールでやってるから。
ちなみに近隣のホールでまどソフトも何年か前にライブやったそうですが、こちらはよく品川でやる気になったなと言う感じ。ブランドイメージってありますよね。
当日は台風15号が直接本州というか関東地方に乗り込んでくると言う衝撃的なニュースが流れ、昼の部はともかく夜の部は開催出来るのか? 開催出来たとして、参加者は無事に帰宅することが出来るのか? そんな深刻すぎる問題を突如として抱える羽目になった訳ですが、結論から言ってしまうと昼夜公演どちらも開催はされました。只、一応の対策として夜公演の開演時間を前倒しして、最低限の配慮はした感じです。まあ、中止なんて簡単に出来ませんから、これ以上の対応はちょっと難しかったでしょう。
イベントなので当然グッズの物販などもあったんですが、私は自分が横浜と近隣住まいなこともあり、まあ、最低限タペの1本でも買えればいいやと思っていたら、何とビックリ午前中に相次ぐ完売! 到着する頃にはパンフやTシャツ、タオルぐらいしか残っていないという完全に大誤算をやらかしました。物販自体は朝の10時半ぐらいですかね? それぐらいからやっていたそうなんですが、こうもあっさり完売するなんて思っていなかっただけに、ツイッターで完売情報を目にしながら唖然としてました。
今回のFULL MOON PARTY、略して「フルパ」は繰り返すようですが昼夜入れ替え制の二部公演でしたが、チケットは一般の他にプレミアム指定席が販売されました。最前列含めた前方列を確約し、グッズも付いてくるというお高いチケットですね。演者の複製サイン色紙に、スタッフの直筆サイン色紙、それに物販で売られているパンフとマフラータオル、そして非売品のTシャツが着いてきてお値段は……2万6000円だか、8000円は払ったような気がします。ちょっと割高な気もしますが、パンフが3000円で、マフラータオルが2500円、Tシャツも3000円ぐらいだったと考えれば、グッズだけでも結構割いてるのが分かりますね。
公式サイトではプレミアムエリア、当日の会場ではプレミアムシートと呼ばれてましたが、10列ぐらいあるのかと思いきや、会場内に入ってみると最前含めて4列と予想よりも少なめ。この程度の数なら演者のサインも直筆で良かったんじゃと思わないでもないけど、寄せ書き色紙って用意するの結構大変だからね。経験あるからちょっとだけ分かる。
昼の部はプレミアムが外れたので一般席でしたが、こちらも8列目のど真ん中と席番はまあまあ良い方でした。傾斜のない会場だからやや見づらい部分はありますけど、そんなこと言ったらディファ有明だって同じですから、むしろ会場が小さい分、肉眼で見やすくなったとも言えるでしょう。
14時になっていざ開演となり、まずは声優陣によるオープニングコール。といっても、当然顔出しではなく、あるいはラジオのようなものが始まるわけでもなく、前々からニコ生で流れていたような雨音や聖衣良としての登場でした。そういう演出で来るだろうなとは思ってたんですけど、仮にも声優名で公式サイトには載ってますから、少しぐらいは素の……つまり、声優としてのトークパーともあるんだろうかと思いましたが、予想に反して昼も夜も完全にキャラとしてのみの出演になりました。
開演直前には風音さん演じる灯華による案内放送が流れましたけど、これはまあ収録でしょう。そういえば、フルパのメインビジュアルにはヒロイン4人全員が使われていますけど、うぐいす先輩の中の人、桜川さんはこれといって声を聴かなかったな。この辺り、昼と夜で分けても良かったかも知れませんね。
話を昼の部に戻して、雨音と聖衣良は本編だとさほど絡みが多い方でもないんですが、面識はあるし、印象的なやり取りも実は多いので、結構良いコンビだったりします。でんじゃらすきゅーと生ラジオをやっていたこともあってか、たまに素が出たり、スタッフの声が混ざったり、主にゆいちゃんがメタネタをぶっ込んできたりしてましたが、流石と言うべきか見事にキャラで2時間近い公演を乗り切りました。
途中で、白矢たつき先生がこっそり書いていたミニドラマを演じるというコーナーもあったんですけど、たとえば聖衣良ちゃんはゲーム本編だとかな兄ちゃんなのが、このドラマだとお兄ちゃん呼びと、イベント参加者に配慮した作りになっているのかと思いきや……後にたつき先生の趣味だったことが発覚。趣味と言うよりは一種の考え方かな? 雨音のダーリンもそうだけど、主人公の名前=プレイヤーからすれば他人の名前を呼ばれることに抵抗感があるようで、私はあまり気にしませんが、その辺を考えて呼称なども拘っている模様。
歌手への呼びかけ、楽曲への感想なども含めつつ、基本的には雨音と聖衣良のトークは2人だけで進行されますが、突如として会場に警報音が鳴り響きます。何と、上記ドラマをハックしたのがバレたとのことで、雨音は全面戦争を宣言。あろうことか小学生の聖衣良をけしかけます。
結果、何が起きたかというとプロデューサーの丘野さんと、ディレクターの白矢さんが土下座でステージ上に引きずり出されるという茶番劇の開幕。こういったライブイベントでスタッフがステージに上がるのはなかなか賛否あると思いますが、私は結構好きなんですよね。普段からニコ生で見慣れているというのもあるんでしょうが、しかし、そんなニコ生も雨音ちゃんから手酷いダメ出しを受ける始末。絵面が地味……いやまあ、男性スタッフだけだとそりゃそうでしょうけど、まあ、Keyのニコ生と違って派手さはないですよね(苦笑)
丘野さんと白矢さんも交えてのトークと言うことで、雨音ちゃんがネットから集めた疑問質問をぶつけるというのがあったのだけど、そもそも何で銀はるからつきかな発売まで2年も掛かったのかとか、そういう話題も。言われてみれば、2年は結構開発期間として長い方ですよね。VA系なので気にならなかったと言えばそれまでですけど、理由の一つとしてtone work’sは傭兵のようなブランドであることを挙げていました。つまり、VAの直営ブランドだけに、他のブランドでもスタッフが仕事していると言うことですね。それはたとえばKeyのサマポケなんかもあったんでしょうけど、密接に関わっているのは、やっぱりFrillでしょう。白矢たつきさんは神待ちサナちゃんとか作ってましたし、それ以前もパコマネとか円交少女2があったわけで。
そう、そんな神待ちサナちゃんですが、丘野さんが「聖衣良ちゃんもいるのに神待ちとか言わないでください!」と言ったのに対して、ゆいちゃん……ではなく、雨音ちゃんが「神待ちセイラちゃん……!?」と、拾ったのは爆笑ものでした。かつて、どんまるさんがとあるイベント上で「円交少女~留学生ベスリーの場合~」というネタを出しましたが、それを彷彿とさせる面白さ。ゆいちゃんはこういう切り返しがやっぱり巧みだよね。あ、いやいや、雨音ちゃんは。
一つ気になった点としては、雨音も聖衣良もニコ生をハックしたでんじゃらすきゅーと生ラジオを経てフルパを迎えた割に、その辺りの設定が踏襲されていませんでした。というのも、昼の部に限って言えば、雨音は聖衣良が成長しても自分と同じサイズと予想していましたけど、雨音はでんじゃらすきゅーと生ラジオで体験版実況をやってましたから、聖衣良の成長っぷりは知っているはずなんですが……?
そこら辺はやや齟齬が生じてましたけど、それでも雨音が聖衣良をサイズ的に仲間だと思っているのは面白かったので、会場からも笑みがこぼれていました。
雨音ちゃんが星織ユメミライのめぐるちゃんの名前に反応したり、声が好きと言い切ってしまうところも良かったですね。
都度都度、あるいは要所要所に出番があったのでトークパート目当ての参加でも十分に楽しむことが出来たと思います。何よりトークの切れがいい。
夜の部もトークの構成自体は一緒だったんですが、生はアドリブが利くだけあって昼の部を踏まえての変化やネタなどもあって、こちらも楽しかったです。特に丘野さんと白矢さんが土下座する流れが、聖衣良ちゃんによる「神待ち美少女JSです♪」という誘い文句にコロッと騙されたになったのは爆笑ものでした。あと、白矢さんが昼に続いてマイクが遠いと雨音ちゃんに怒られたりね。
ドラマなどは同じだったんですが、夜の部は雨音が事前にゲーム本編を全てプレイしたという体で、聖衣良の成長っぷりも把握しており、それでいて尚、「この世界線の聖衣良は今のまま」と現実逃避してました。考えてみれば、つきかなって唯一雨音だけがつるぺたなんだよなぁ……
ちなみに質問のコーナーで、自分以外でお気に入りのtone work’sヒロインというのがありましたけど、聖衣良ちゃんは意外にも雨音ちゃんらしい。中の人である白月かなめさんの趣味なのか、聖衣良としてはうぐいす先輩かなぁと言っていたことからも、おそらくそういうことなのでしょう。
雨音ちゃんはもう正直者なので、星織ユメミライのめぐるちゃんを小悪魔なところと声が好きと言い切り、銀色、遥かの雪月ちゃんをお兄ちゃん想いで健気なところと、あと声が好きと言い放ったり、もう最高ですね。流石はゆいちゃん、じゃなくて、雨音ちゃん。
パンフレットに付いてくるドラマCDも雨音メインのお話が収録されてましたし、メインヒロインを食う勢いですが、何とビックリ本当にヒロイン交代のお知らせがイベント内でありました。そう、来年2020年に佐倉雨音-After Story-の発売が発表されたのです!
tone work’sとしては初のFDになりますが、白矢さん的に書き足りなかったスクール編のイチャイチャと、アフター編のアフターが収録されるとのこと。雨音の人気っぷりにも驚きましたが、唯一のちっぱいヒロインでFDが作られるというのもまた大逆転劇と言えるでしょう。けど、雨音は白矢さんがウケると思った属性を盛り盛りに盛り込みまくったキャラだそうなので、まあ、人気が出るのも当然なのかも知れません。
歌について全く書きませんでしたが、それは別の方がどこかで書いてくれるだろうと思いトークパートの感想を中心にしてみました。こういったイベント参加は久しぶりでしたが、台風からは何とか逃げ切れましたし、グッズこそ買えませんでしたが大満足な1日でした。
ドリンクカウンターに数量限定でルートビアが置いてあったところとか、tone work’sらしい小ネタも利いており、やっぱりイベント一つ取っても作りが丁寧ですよね。勿論、前回のライブに比べれば簡素というか、コンパクトではあったけど、小さいなりの工夫が随所にありましたし。次がいつになるのかは分かりませんが、又ゆいちゃんの出演があることを祈って、今は雨音アフターの発売を待つばかりです。
くすはらゆい2018年下半期出演作について
2018年6月21日 くすはらゆいBugBugでのくすはらゆいコラムが連載終了してから、月に1回ゆいちゃん情報を日記でまとめるという作業がなくなりました。まあ、相も変わらずサイトは更新してますし、春にはくすはら本だって出したんですけど、6月も下旬になってゆいちゃんの下半期出演作の情報が出揃いはじめたので、ちょっとまとめてみようと思います。
今月号の剛田をレビューしつつという形ですが、それはこの雑誌での解禁情報が結構あったから。最近は音泉でWebラジオもはじめた剛田ですけど、今月はゆいちゃん関連の記事が多かったです。元々はDeep Oneの特集記事を読みたくて買う予定だったんですけど……まあ、とりあえずは発売順に書いてきますか。
恋はそっと咲く花のように
2018年6月29日発売
URL:http://www.ensemble-game.com/20.koihana/index.html
下半期とか言いながら初っ端は上半期の作品ですけど、ensembleの新作です。
ensembleはこれまで、sweetの方には出てましたけど、こっちに出るのはそういや初めてになりますか。センターヒロイン、つまりは主演に抜擢されましたが、剛田に載ってるこれは新規CG……ではないね。HPにある奴だ。
この作品は、銀はるなんかと同じで恋人、同棲、結婚と言ったお付き合いの流れを描いていくもので、ゆいちゃん演じる琴石伊織はかなり順当なヒロインってタイプでした。体験版もプレイしましたが、ややテキスト、ギャグの辺りが滑ってるように感じましたが、まあ、許容範囲ではないかと。同棲ダイジェストムービーが公開されているので、体験版やるのが面倒って人はそれを観てみるのも良いんじゃないかと。
何気にコラボカフェも開催して、限定ボイスなんかもあったんですけど、ちょっと地味でしたかね? HPの企画も恋人脱がしカウンターとか、恒例の罵りボイスとか、楽しいものが多いものの、空気を読まないユーザーのせいで失敗に終わっているものもあり、困ったものです。
作品自体は今月発売ですが、最近のensemble……というより、ウィルプラスは抱き枕商法に凝ってますから、この作品も発売後に音声付き抱き枕を出すのかなぁと思っています。尤も、ヒロインは多いですし、ゆいちゃんはダキカノに出たばかりですから、違うキャラという可能性もありますが。
ちなみに店舗特典、絵柄はDMMが抜群に良いんですけど、サイズがA4タペストリーと小さすぎるため、とらで買うことになりそう。キャラは違うけど、メロンも結構良さげで、今回はイラストと構図の良い特典が多いですね。
シルキーズプラス5周年記念豪華BOX
2018年7月27日発売
URL:http://www.silkysplus.jp/game/5thanniversarybox/index.html
剛田の話をしておきながら、お次は剛田に載ってないタイトルなんですけど、ご存じシルキーズプラスの5周年記念BOXです。
ゆいちゃんは3月発売のバタフライシーカーに出演したばかりですが、3月に出たバタフラが早くも収録作品の一つとしてBOX化。シルプラがこれまで発売したFD除く5タイトルに、CDやビジュアルブックなどの特典を付けた定価36800円(税別)という、殆ど4万円の商品になります。
正直、新規パッケージ絵があるとはいえ、バタフライシーカー目当てで買うのは高いですよね。そこで、ダメ元で「バタフライシーカーカフェ限定の音源を収録できないか?」と、シルプラ広報に直接交渉したところ、何と収録が決定してしまいました。バタフライシーカーカフェというのは秋葉原を初めとした全国で開催された、所謂コラボカフェという奴ですが、そのカフェ限定でバタフラジオというラジオドラマが流れてたんですね? ゆいちゃん、さくにゃん、あじこのムシクイ三人娘がお届けするキャラクターラジオ。
そいつを収録して貰えないかと言うことで、まあ、それぐらいないと買う気が起きないというのが本音だったんだけど、自分の要望で収録して貰ったからには買うしかないという感じで、現在調整中。何せ店舗価格でも流石に3万は割らないので……ただ、ちょっとした付加価値が生まれつつあって、それは後述します。
バタフライシーカー ~カオス・ナイトメア~
2018年8月発売
URL:http://www.silkysplus.jp/game/butterflyfd/index.html
又々シルキーズプラスの新作と言うことで、こちらも剛田には載っていませんが、BOXから僅か1ヵ月後に発売するらしいバタフラのFDです。尤も、BOXの1ヵ月後と考えたら確かに早すぎるんですが、バタフライシーカー本編から数えると5ヵ月後なので、これって前作のアペイリアと期間的には変わらないんですよね。あれも本編は7月発売、FDが12月と間は5ヵ月でしたから。
けどまあ、それにしたってBOXにも収録する作品のFDを、本編同梱版も当然出すことを考えると、もうちょっと期間設けても良かったかな? という気はします。まあ、FDそのものは所謂ミドルプライスではあるんですが……
FDということで新キャラ、新ヒロインが出ますけど、まだキャストは発表されてません。新入生と言うことで後輩キャラですけど、意外なことにお胸は普通でした。ほら、バタフラってあれで巨乳ゲーだし。
発売時期に思うところはあるものの、このFDも結構特典が付きます。ゆいちゃんファン的にはBOXより豪華なのではとさえ感じるほどで、まずはキャラソン。キャラクターソングCDが付きます。今年はトリノライン:ジェネシス、RIDDLE JOKERと、既に2曲歌ってますが、3曲目がシルプラで来たわけです。
さて、ここで話は先ほどの5周年記念BOXに戻るのですが、あれの特典として「シルキーズプラス5周年記念ライブイベント先行シリアルキー」というのが付いてきます。まあ、要するに昨今流行りのメーカーライブ、単独フェスですよね。シルプラも遂にカフェイベントではなく、そういったものをやると言うことで、まあ、発表されたときは「ふーん」ぐらいの気持ちでした。前述の通り、最近は色々なメーカーが開催していて流行ってますから、そんなに新鮮ではなかったというのもあります。
ただ、ここに来てFDに「キャラクターソングCD」が付くことで話は変わってきました。キャラソンが作ってことは、ライブで歌える歌が生まれるってことであり、つまりは、くすはらゆいがシルプラライブに出演する可能性が出てきたわけです。当然、美少女ゲーム声優ですから顔出しは出来ませんが、顔出しせずにイベント出演はよくあることですし、ゆいちゃんはほめらじのイベントでその形を取っていました。ライブという意味では、私が何ヵ月か前に行ったパープルソフトウェアのライブでは、顔出しせずに歌っている方もいましたし。
だから、シルプラさんには是非ともゆいちゃんのライブ出演をオファーし、粘り強く交渉して貰いたい。ゆずが期待できない以上、初のライブ出演を実現させて欲しいところです。
白恋サクラ*グラム
2018年9月28日発売
URL:http://nanawind.jp/product/prj05/index.html
やっと剛田に載っている作品が来ました。NanaWindの新作にして、昨年発売した春音アリス*グラムの続編になります。まあ、要するにFDみたいなもんですけど、メーカーが続編であり、新作と言ってるのですからそういうことにしておきましょう。
既存のヒロイン5人に加えて、人気投票の結果ヒロインに昇格した主人公の妹「瀬真梢」と、今作から登場する新ヒロイン「天雨リリエト」が出てくることになっています。まあ、今更語るまでもないですが、この春グラは昨年散々延期した作品というか、本来ならば一昨年発売していた作品なので、その延期っぷりを覚えている人は多いでしょう。
正直、今作でも延期しないわけがないと考えている人は少なくないと思いますが、今月の剛田には優理の新規CGが掲載されていました。しかも、Hシーン。
このところ、剛田やBugBugを必要性に駆られて買っているので分かるんですが、優理の白グラにおけるえっちなCGが載ったのって、多分、これが初めてだと思うんですよ。公式サイトにもまだ掲載されてませんし、まあ、この時点で七尾奈留の原画作業が遅れている疑惑があるんですけど……現に優理は載ったけど、雪とリリエトは相変わらず何もないので。
まあ、それに関してはこれはのが悪いということにしておくとして、耶々の新規CGも今回公開されていました。これがなかなか良くって、前作にはなかった体位で結構エロいです。着ている例の水着も、一葉と並ぶ、あるいは一葉以上にエロいから、そっちでも何かあると嬉しいのだけど……果たして水着シチュはあるのかないのか。
あと、この作品に関してはラジオをさっさと再開させて欲しい。たとえ延期するのだとしても、ラジオさえやってくれれば文句は言いません。
姫と乙女のヤキモチLOVE
2018年9月28日発売
URL:https://www.s-digi.jp/princess-sugar/01-soft/05_himeoto/index.html
これも剛田に載っていた作品。Princess Sugarの新作ですけど、ゆいちゃんとしては初出演のメーカーになります。とある理由で、前々から出演することは分かっていたんですけど、所謂センターヒロインと言うことで、アリーゼ=ヴィルエルド役を演じます。Fカップとの記載がありますけど、この作品も白グラに負けず劣らず、おっぱいの大きい娘が多いですね。
アリーゼは主人公の幼馴染みで、王族でありながらも恋に一途なお姫様。つまりは最初から主人公に惚れているという設定です。思えば、ゆいちゃんがこういった昔から恋い焦がれております、恋い慕っておりますみたいなお姫様ヒロインを演じるのは初めてでしょうか? 姫役というのがそもそも初ですが、これをお嬢様ぐらいにランク落ちさせても……多分いない気がするな。勿論、妹系の役とか、ゴールデンアワーのすずみたいに、昔から主人公に惚れていたってヒロインは結構な数でいると思いますが。
初めてのみけおう原画のヒロインであり、抱き枕が付いた豪華版も発売が予定されています。抱き枕の絵柄は当然アリーゼ。値は張りますけど、まあ、仕方ないでしょう。そういや、アリーゼは金髪なので、何気に今年は3人目の金髪ですね。しかも、どの子も髪を結んでいる。
けど、再会と同時にキスするようなヒロインが出てくる物語で、他のヒロインに走ることなど私に出来るのだろうか……そこはちょっと不安です。
アエリアル・ライフ
2018年9月28日発売
URL:http://prekano.com/products/aeriallife/
剛田のスクープページのトップを飾った、プレカノの新作です。TG SmartのScopeでもチラ見せしてましたから、そっちの方で前日に知った人が多いのかな? 彼女との特別なひとときをコンセプトとするシリーズですが、遂にゆいちゃんが登場しました。
このシリーズ自体はそのうち出演するだろうと思っていたんですが、戯画という意味では甘かの以来であり、そういった意味では少し意外さも覚えました。というのも、戯画作品に出るなら、先にキスシリーズとか、バルドとか、メインタイトルが先かなと考えていたもので。
てんまそ原画とのことですが、イメージ的にはやっぱりWhirlpoolの原画家って感じがするから、この人選にもちょっと驚きました。まあ、既に退社しているので戯画に来ても不思議はないんですが、やっぱり長年染みついたイメージってのがありますからね。
内容的にはまあ……「SAOだな、こりゃ」としか言いようのない、VRゲーム隔離モノで、要するにネットゲーム遊んでたらログアウトできなくなったという奴です。別にSAO以外にも色々な作品がありますけど、まあ、主人公とゆいちゃん演じる一条乙女はログアウトするためにグランドクエストのクリア目指して旅をする、という感じらしい。
記事にはHシーンのCGも載ってましたけど、VRゲームでも風呂とか入るんですね。お風呂H好きなので嬉しいですが、所謂低価格ソフトの一種ですから、あらすじこそ壮大なファンタジーだけど、全体としてはどんなものなんだろ? 既にサンプルボイスも公開されてますが、真っ当な後輩キャラって感じで可愛いですね。今年はそういや、妹除けば年下とか後輩演じるのもこれが初ですか。
低価格ソフトにありがちな抱き枕カバー付きのプレミアムエディションも発売され、先ほどの姫乙と合わせて同じ月に抱き枕カバーが2枚出ますけど、このシリーズは比較的早くCS化するのも特徴的なので、もしかしたら年内にPS4版が出るかも知れません。その際、場合によっては声優が変わることもあるんですが……まあ、変わったところで買いますけどね。声が似ている限りは。
しかし、剛田の記事を読んでいて気付いたんですが、公式サイトの紹介によると、一条乙女は「主人公の通っていた学校の後輩で、主人公の妹と同級生」で、「現在、主人公と同じ学校に行くため勉強と部活を頑張っている」そうなんだけど、これが剛田の記事だと、「主人公の高校時代の後輩」で、「密かに慕う主人公と同じ大学に行くため、勉強と部活に励んでいる」そうで、あれ? これってつまり、一条乙女は現役……ゲフンゲフン。
DeepOne
2018年10月26日発売
URL:http://nameless.nexton-net.jp/game/do01/
ネクストン系新ブランド、Namelessの処女作です。元々は同人企画として考えられていたものらしいですが、新ブランドを作るに当たって満を持して制作が始まったもののようで、剛田では12Pに渡る大特集が組まれています。黒一色にも思える見開きページは、雑誌としてはなかなか挑戦的に感じましたが、作り手が伝えたいだろう作品が持つ格好良さがよく表現できているのではないかと。
公式サイトも既に開設済みで、どちらかと言えば剛田の記事は開設後初の大特集という位置づけになります。ゆいちゃんが演じるのは比奈森沙耶という和風ロリですが、剣の達人という設定を持ち、公開されているCGでは主人公の持つ剣をその身に宿しているかのようなイラストもあります。
新本格バトルビジュアルノベルを歌っているだけあって、キービジュアルからして熱い戦いを予感させるものになっていますが、推薦文を型月の武内崇氏が寄せていたり、従来の作品を意識しつつも、最高傑作を作るという意気込みがビシバシと伝わってきます。
ゆいちゃん自身、バトルが中心の作品に出たことはそれほどなく、作風や規模から言って各種メディア展開も期待できるだけに、私は今から発売がとても楽しみです。沙耶の特典が付くのはメロンブックスですが、サントラが付く祖父とか、個人的に亜希のとら特典も欲しいので、何だかんだ3本購入になりそう。
怒濤の9月が終わった後ですから、そこまで余裕があるか分からないのだけど……とりあえず、スタッフインタビューもあるし、DeepOneに興味ある人は今月の剛田は買いだと思います。
こんな感じでゆいちゃんが2018年の下半期、10月までに出演する作品の数々でした。
剛田に話を戻すと、そういえば今月号は「あいりすミスティリアR」の記事もティセの特集でしたから、ゆいちゃん尽くしの1冊になってましたね。あいミスも頑張って作ってるようで、CGも公開されてましたが、相変わらずオーガストは独特な構図を描いてくるなぁ……キャラは良いんだから、もうちょっと世界観設定とか練ってくれると嬉しいんだけど、オーガストはどうにも学園モノに固執するところがあって。異世界なら異世界で、無理に学園とか出さなくても良いと思うんですよね、私は。
後は……ラジオVACのページはゆいちゃん回じゃなかったし、ああ、恋姫について書くの忘れてた。剛田にも載ってたけど、ゆいちゃんがどういう形でどれぐらい登場するのか分からないからなぁ。新キャラ扱いだった前作は、結構顔見せ合ったんですけどね。
久々にガッツリとゆいちゃん情報書いてみましたけど、如何でしたでしょうか?
最後に私の近況ですが、一応コミケには受かってます。何を出すかは漠然としてますが、とりあえず春に出した本を持ち込みつつ、じっくり考えることにします。そんなに時間はないけど、今年のメインは冬コミなので。
今月号の剛田をレビューしつつという形ですが、それはこの雑誌での解禁情報が結構あったから。最近は音泉でWebラジオもはじめた剛田ですけど、今月はゆいちゃん関連の記事が多かったです。元々はDeep Oneの特集記事を読みたくて買う予定だったんですけど……まあ、とりあえずは発売順に書いてきますか。
恋はそっと咲く花のように
2018年6月29日発売
URL:http://www.ensemble-game.com/20.koihana/index.html
下半期とか言いながら初っ端は上半期の作品ですけど、ensembleの新作です。
ensembleはこれまで、sweetの方には出てましたけど、こっちに出るのはそういや初めてになりますか。センターヒロイン、つまりは主演に抜擢されましたが、剛田に載ってるこれは新規CG……ではないね。HPにある奴だ。
この作品は、銀はるなんかと同じで恋人、同棲、結婚と言ったお付き合いの流れを描いていくもので、ゆいちゃん演じる琴石伊織はかなり順当なヒロインってタイプでした。体験版もプレイしましたが、ややテキスト、ギャグの辺りが滑ってるように感じましたが、まあ、許容範囲ではないかと。同棲ダイジェストムービーが公開されているので、体験版やるのが面倒って人はそれを観てみるのも良いんじゃないかと。
何気にコラボカフェも開催して、限定ボイスなんかもあったんですけど、ちょっと地味でしたかね? HPの企画も恋人脱がしカウンターとか、恒例の罵りボイスとか、楽しいものが多いものの、空気を読まないユーザーのせいで失敗に終わっているものもあり、困ったものです。
作品自体は今月発売ですが、最近のensemble……というより、ウィルプラスは抱き枕商法に凝ってますから、この作品も発売後に音声付き抱き枕を出すのかなぁと思っています。尤も、ヒロインは多いですし、ゆいちゃんはダキカノに出たばかりですから、違うキャラという可能性もありますが。
ちなみに店舗特典、絵柄はDMMが抜群に良いんですけど、サイズがA4タペストリーと小さすぎるため、とらで買うことになりそう。キャラは違うけど、メロンも結構良さげで、今回はイラストと構図の良い特典が多いですね。
シルキーズプラス5周年記念豪華BOX
2018年7月27日発売
URL:http://www.silkysplus.jp/game/5thanniversarybox/index.html
剛田の話をしておきながら、お次は剛田に載ってないタイトルなんですけど、ご存じシルキーズプラスの5周年記念BOXです。
ゆいちゃんは3月発売のバタフライシーカーに出演したばかりですが、3月に出たバタフラが早くも収録作品の一つとしてBOX化。シルプラがこれまで発売したFD除く5タイトルに、CDやビジュアルブックなどの特典を付けた定価36800円(税別)という、殆ど4万円の商品になります。
正直、新規パッケージ絵があるとはいえ、バタフライシーカー目当てで買うのは高いですよね。そこで、ダメ元で「バタフライシーカーカフェ限定の音源を収録できないか?」と、シルプラ広報に直接交渉したところ、何と収録が決定してしまいました。バタフライシーカーカフェというのは秋葉原を初めとした全国で開催された、所謂コラボカフェという奴ですが、そのカフェ限定でバタフラジオというラジオドラマが流れてたんですね? ゆいちゃん、さくにゃん、あじこのムシクイ三人娘がお届けするキャラクターラジオ。
そいつを収録して貰えないかと言うことで、まあ、それぐらいないと買う気が起きないというのが本音だったんだけど、自分の要望で収録して貰ったからには買うしかないという感じで、現在調整中。何せ店舗価格でも流石に3万は割らないので……ただ、ちょっとした付加価値が生まれつつあって、それは後述します。
バタフライシーカー ~カオス・ナイトメア~
2018年8月発売
URL:http://www.silkysplus.jp/game/butterflyfd/index.html
又々シルキーズプラスの新作と言うことで、こちらも剛田には載っていませんが、BOXから僅か1ヵ月後に発売するらしいバタフラのFDです。尤も、BOXの1ヵ月後と考えたら確かに早すぎるんですが、バタフライシーカー本編から数えると5ヵ月後なので、これって前作のアペイリアと期間的には変わらないんですよね。あれも本編は7月発売、FDが12月と間は5ヵ月でしたから。
けどまあ、それにしたってBOXにも収録する作品のFDを、本編同梱版も当然出すことを考えると、もうちょっと期間設けても良かったかな? という気はします。まあ、FDそのものは所謂ミドルプライスではあるんですが……
FDということで新キャラ、新ヒロインが出ますけど、まだキャストは発表されてません。新入生と言うことで後輩キャラですけど、意外なことにお胸は普通でした。ほら、バタフラってあれで巨乳ゲーだし。
発売時期に思うところはあるものの、このFDも結構特典が付きます。ゆいちゃんファン的にはBOXより豪華なのではとさえ感じるほどで、まずはキャラソン。キャラクターソングCDが付きます。今年はトリノライン:ジェネシス、RIDDLE JOKERと、既に2曲歌ってますが、3曲目がシルプラで来たわけです。
さて、ここで話は先ほどの5周年記念BOXに戻るのですが、あれの特典として「シルキーズプラス5周年記念ライブイベント先行シリアルキー」というのが付いてきます。まあ、要するに昨今流行りのメーカーライブ、単独フェスですよね。シルプラも遂にカフェイベントではなく、そういったものをやると言うことで、まあ、発表されたときは「ふーん」ぐらいの気持ちでした。前述の通り、最近は色々なメーカーが開催していて流行ってますから、そんなに新鮮ではなかったというのもあります。
ただ、ここに来てFDに「キャラクターソングCD」が付くことで話は変わってきました。キャラソンが作ってことは、ライブで歌える歌が生まれるってことであり、つまりは、くすはらゆいがシルプラライブに出演する可能性が出てきたわけです。当然、美少女ゲーム声優ですから顔出しは出来ませんが、顔出しせずにイベント出演はよくあることですし、ゆいちゃんはほめらじのイベントでその形を取っていました。ライブという意味では、私が何ヵ月か前に行ったパープルソフトウェアのライブでは、顔出しせずに歌っている方もいましたし。
だから、シルプラさんには是非ともゆいちゃんのライブ出演をオファーし、粘り強く交渉して貰いたい。ゆずが期待できない以上、初のライブ出演を実現させて欲しいところです。
白恋サクラ*グラム
2018年9月28日発売
URL:http://nanawind.jp/product/prj05/index.html
やっと剛田に載っている作品が来ました。NanaWindの新作にして、昨年発売した春音アリス*グラムの続編になります。まあ、要するにFDみたいなもんですけど、メーカーが続編であり、新作と言ってるのですからそういうことにしておきましょう。
既存のヒロイン5人に加えて、人気投票の結果ヒロインに昇格した主人公の妹「瀬真梢」と、今作から登場する新ヒロイン「天雨リリエト」が出てくることになっています。まあ、今更語るまでもないですが、この春グラは昨年散々延期した作品というか、本来ならば一昨年発売していた作品なので、その延期っぷりを覚えている人は多いでしょう。
正直、今作でも延期しないわけがないと考えている人は少なくないと思いますが、今月の剛田には優理の新規CGが掲載されていました。しかも、Hシーン。
このところ、剛田やBugBugを必要性に駆られて買っているので分かるんですが、優理の白グラにおけるえっちなCGが載ったのって、多分、これが初めてだと思うんですよ。公式サイトにもまだ掲載されてませんし、まあ、この時点で七尾奈留の原画作業が遅れている疑惑があるんですけど……現に優理は載ったけど、雪とリリエトは相変わらず何もないので。
まあ、それに関してはこれはのが悪いということにしておくとして、耶々の新規CGも今回公開されていました。これがなかなか良くって、前作にはなかった体位で結構エロいです。着ている例の水着も、一葉と並ぶ、あるいは一葉以上にエロいから、そっちでも何かあると嬉しいのだけど……果たして水着シチュはあるのかないのか。
あと、この作品に関してはラジオをさっさと再開させて欲しい。たとえ延期するのだとしても、ラジオさえやってくれれば文句は言いません。
姫と乙女のヤキモチLOVE
2018年9月28日発売
URL:https://www.s-digi.jp/princess-sugar/01-soft/05_himeoto/index.html
これも剛田に載っていた作品。Princess Sugarの新作ですけど、ゆいちゃんとしては初出演のメーカーになります。とある理由で、前々から出演することは分かっていたんですけど、所謂センターヒロインと言うことで、アリーゼ=ヴィルエルド役を演じます。Fカップとの記載がありますけど、この作品も白グラに負けず劣らず、おっぱいの大きい娘が多いですね。
アリーゼは主人公の幼馴染みで、王族でありながらも恋に一途なお姫様。つまりは最初から主人公に惚れているという設定です。思えば、ゆいちゃんがこういった昔から恋い焦がれております、恋い慕っておりますみたいなお姫様ヒロインを演じるのは初めてでしょうか? 姫役というのがそもそも初ですが、これをお嬢様ぐらいにランク落ちさせても……多分いない気がするな。勿論、妹系の役とか、ゴールデンアワーのすずみたいに、昔から主人公に惚れていたってヒロインは結構な数でいると思いますが。
初めてのみけおう原画のヒロインであり、抱き枕が付いた豪華版も発売が予定されています。抱き枕の絵柄は当然アリーゼ。値は張りますけど、まあ、仕方ないでしょう。そういや、アリーゼは金髪なので、何気に今年は3人目の金髪ですね。しかも、どの子も髪を結んでいる。
けど、再会と同時にキスするようなヒロインが出てくる物語で、他のヒロインに走ることなど私に出来るのだろうか……そこはちょっと不安です。
アエリアル・ライフ
2018年9月28日発売
URL:http://prekano.com/products/aeriallife/
剛田のスクープページのトップを飾った、プレカノの新作です。TG SmartのScopeでもチラ見せしてましたから、そっちの方で前日に知った人が多いのかな? 彼女との特別なひとときをコンセプトとするシリーズですが、遂にゆいちゃんが登場しました。
このシリーズ自体はそのうち出演するだろうと思っていたんですが、戯画という意味では甘かの以来であり、そういった意味では少し意外さも覚えました。というのも、戯画作品に出るなら、先にキスシリーズとか、バルドとか、メインタイトルが先かなと考えていたもので。
てんまそ原画とのことですが、イメージ的にはやっぱりWhirlpoolの原画家って感じがするから、この人選にもちょっと驚きました。まあ、既に退社しているので戯画に来ても不思議はないんですが、やっぱり長年染みついたイメージってのがありますからね。
内容的にはまあ……「SAOだな、こりゃ」としか言いようのない、VRゲーム隔離モノで、要するにネットゲーム遊んでたらログアウトできなくなったという奴です。別にSAO以外にも色々な作品がありますけど、まあ、主人公とゆいちゃん演じる一条乙女はログアウトするためにグランドクエストのクリア目指して旅をする、という感じらしい。
記事にはHシーンのCGも載ってましたけど、VRゲームでも風呂とか入るんですね。お風呂H好きなので嬉しいですが、所謂低価格ソフトの一種ですから、あらすじこそ壮大なファンタジーだけど、全体としてはどんなものなんだろ? 既にサンプルボイスも公開されてますが、真っ当な後輩キャラって感じで可愛いですね。今年はそういや、妹除けば年下とか後輩演じるのもこれが初ですか。
低価格ソフトにありがちな抱き枕カバー付きのプレミアムエディションも発売され、先ほどの姫乙と合わせて同じ月に抱き枕カバーが2枚出ますけど、このシリーズは比較的早くCS化するのも特徴的なので、もしかしたら年内にPS4版が出るかも知れません。その際、場合によっては声優が変わることもあるんですが……まあ、変わったところで買いますけどね。声が似ている限りは。
しかし、剛田の記事を読んでいて気付いたんですが、公式サイトの紹介によると、一条乙女は「主人公の通っていた学校の後輩で、主人公の妹と同級生」で、「現在、主人公と同じ学校に行くため勉強と部活を頑張っている」そうなんだけど、これが剛田の記事だと、「主人公の高校時代の後輩」で、「密かに慕う主人公と同じ大学に行くため、勉強と部活に励んでいる」そうで、あれ? これってつまり、一条乙女は現役……ゲフンゲフン。
DeepOne
2018年10月26日発売
URL:http://nameless.nexton-net.jp/game/do01/
ネクストン系新ブランド、Namelessの処女作です。元々は同人企画として考えられていたものらしいですが、新ブランドを作るに当たって満を持して制作が始まったもののようで、剛田では12Pに渡る大特集が組まれています。黒一色にも思える見開きページは、雑誌としてはなかなか挑戦的に感じましたが、作り手が伝えたいだろう作品が持つ格好良さがよく表現できているのではないかと。
公式サイトも既に開設済みで、どちらかと言えば剛田の記事は開設後初の大特集という位置づけになります。ゆいちゃんが演じるのは比奈森沙耶という和風ロリですが、剣の達人という設定を持ち、公開されているCGでは主人公の持つ剣をその身に宿しているかのようなイラストもあります。
新本格バトルビジュアルノベルを歌っているだけあって、キービジュアルからして熱い戦いを予感させるものになっていますが、推薦文を型月の武内崇氏が寄せていたり、従来の作品を意識しつつも、最高傑作を作るという意気込みがビシバシと伝わってきます。
ゆいちゃん自身、バトルが中心の作品に出たことはそれほどなく、作風や規模から言って各種メディア展開も期待できるだけに、私は今から発売がとても楽しみです。沙耶の特典が付くのはメロンブックスですが、サントラが付く祖父とか、個人的に亜希のとら特典も欲しいので、何だかんだ3本購入になりそう。
怒濤の9月が終わった後ですから、そこまで余裕があるか分からないのだけど……とりあえず、スタッフインタビューもあるし、DeepOneに興味ある人は今月の剛田は買いだと思います。
こんな感じでゆいちゃんが2018年の下半期、10月までに出演する作品の数々でした。
剛田に話を戻すと、そういえば今月号は「あいりすミスティリアR」の記事もティセの特集でしたから、ゆいちゃん尽くしの1冊になってましたね。あいミスも頑張って作ってるようで、CGも公開されてましたが、相変わらずオーガストは独特な構図を描いてくるなぁ……キャラは良いんだから、もうちょっと世界観設定とか練ってくれると嬉しいんだけど、オーガストはどうにも学園モノに固執するところがあって。異世界なら異世界で、無理に学園とか出さなくても良いと思うんですよね、私は。
後は……ラジオVACのページはゆいちゃん回じゃなかったし、ああ、恋姫について書くの忘れてた。剛田にも載ってたけど、ゆいちゃんがどういう形でどれぐらい登場するのか分からないからなぁ。新キャラ扱いだった前作は、結構顔見せ合ったんですけどね。
久々にガッツリとゆいちゃん情報書いてみましたけど、如何でしたでしょうか?
最後に私の近況ですが、一応コミケには受かってます。何を出すかは漠然としてますが、とりあえず春に出した本を持ち込みつつ、じっくり考えることにします。そんなに時間はないけど、今年のメインは冬コミなので。
センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~
2018年1月4日 くすはらゆい昨年末のコミックマーケット93にて、サークル・Sweet Little KISSの新作バイノーラルドラマCD「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」が発売されました。出演:くすはらゆい&市川緋奈子。ゆいちゃんの2017年最後の出演作になります。ちなみに市川緋奈子さんは、旧名を市川ひなこさんと言って、夏ペルやサツコイ、なついろレシピなどでゆいちゃんと共演経験のある、通称ひなこ時空の持ち主。かつてのゆいちゃんとは逆に、ひらがなから漢字に改名したようです。
「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」
特設ページ:https://sweetlittlekiss.wixsite.com/shintyoku
委託:https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=325540
SLKの作品にゆいちゃんが出演するのは二度目で、一昨年の冬コミで発売された「おじさまと女子高生 ~声には出せない秘密のカンケイ~」でヒロインの美空役を演じています。実は当初の予定ではこの作品の第2弾が夏コミで出るかも? という話だったんですが、諸般の事情で延期になったとのことで、それとは別に制作されたのがこの作品。
おじさまと女子高生が純朴な少女役だったのに対して、今作で演じる沖田ユカはプロの編集者としての肩書きを持つお姉さん。言及こそされてませんけど、おそらくは成人していると思います。そもそもパッケージ絵のイラストがスーツ姿ですしね。
音声CDの定義には疎いので、主人公……と形容して良いのかは分かりませんが、主人公たるエロラノベ作家のセンセの担当編集として、原稿のデキは素晴らしいのになかなか脱稿しない彼を自分の自宅に缶詰して執筆させるというのが今回のシチュエーション。そしてユカには妹がおり、その子が市川緋奈子さん演じる沖田エリカという訳です。
エロラノベ作家と言うことは、美少女文庫辺りで活動しているのかも知れませんが、つまり、美少女文庫とかでデビューすると美人の担当編集が付いて、その人の自宅で缶詰できる……ということなんですね? なんて夢のような話なんだ。しかも、妹がいる女子だけが暮らしている部屋とか。
本編は姉→妹→姉妹の順番で進んでいくんだけど、CDに入っているのは妹までで、3トラック目は都合上DL形式になっています。しかしまあ、本編……発売したばかりなのでネタバレは控えめにいきますけど、エロいより先にあれですね、ホントゾクゾクする言葉責めの嵐が凄まじい。
サンプルボイスの時点で既にわかりきっていたことなんだけど、なまじ自分が冬コミの原稿に追われていて、しかも落としちゃったもんだからダメージが凄くって(苦笑)。
けど、それが快感になるほどの魅力がこの作品とユカのキャラクターにはあるって言うか、癖になる楽しさがあるよね。あ、ごめんなさい、もっと言って、もっと罵って、みたいな、思わずMにさせられてしまうパワーが満載でした。前作の中年おじさんが、大人の余裕でリードしていたのとは全く違い、今作の作家センセは常にだらしのない、情けない男として書かれているのも特徴的。
人の家で執筆しているのに女子の暮らしている部屋に我慢できなくなったのか、いや、我慢できなくて当たり前なのかも知れないけどトイレで抜いてしまったり、それをごくごく冷静な口調で言い立てられて、別のモノが立ってしまったりと、とにかく弱い。そして正直なんです。飴と鞭を使い分けるできる編集のユカが抜いてくれるんですけど、始終、ユカのペースで事は進みます。
ただ、これが妹のエリカ相手になると少し違って、罵られながらも年上としての部分が少し出る、そうした姉妹相手のギャップが面白いと思う。エリカは壁サークルの姫で一応同人作家らしいのだけど、経験がないため実はウブというパターンで、お姫様気質の割に若干押しに弱い一面があります。センセもされるがままじゃないんですね。正直、センセを馬鹿にしながらも流されてしまう辺り、いじらしいほどの可愛さがあって……いや、流石は市川緋奈子さんですよ。この人はもうちょっと評価されていい役者だと思うんだけど、18年の活躍に期待しましょう。
3トラック目に関しては購入後聴いて下さいって感じだけど、ユカとエリカ、ゆいちゃんと緋奈子さんの3Pってのは圧巻ですね。聴き応えというレベルを私の中では超えちゃってますけど、あまりM系の作品をやったことがなかったので、こういう世界もあるのかとエロとそれ以外の快感にどハマりしちゃいました。
さて、最後はちょっと真面目な話。この「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」が17年最後の出演作になったのは前述の通りだけど、この作品が去年の最後に来たことはゆいちゃんにとってそれなりの意味があることだと思うんですよ。というのも、沖田ユカがお姉さん役なのが結構重要なことでして。
くすはらゆいが表に出始めたのは2012年の夏空のペルセウスからで、丁度5年前になります。ゆいちゃんは時たま当時のことを振り返る際、事務所から期待されていなかったことや、声質とは明らかに合ってないにもかかわらず、少女役は層が厚いからという理由で、お姉さん・お母さん役を狙えと言われていた過去があり、実際、当時のサンプルボイスもそっち系でした。
でも、当然声質にあっていないものを無理矢理ひねり出しているわけですから、そこにはやっぱり無茶な部分もあって、とあるオーディションでそのことを指摘されます。「何か違うね。こっちはどう?」と。そこから少女役にシフトして、夏ペルの恋に抜擢されたり、後々の活躍に繋がっていくわけですが、つまるところお姉さん役というのは、ゆいちゃんが当初進んでいた道の一つなんですね。正しい、正しくないはともかくとして、彼女が進んで、違えたとされる道。
それが5年経って、こうして今作で無理なくお姉さん役を演じられていることは本当に感慨深いというか、声優として役者として、ゆいちゃんの頑張りや成長をハッキリと現してるんじゃないかなぁって。私はそう感じました。
そういった意味でも、この作品は凄い価値があると思うんですよ。古くからのくすはらファンにとっては。もしかしたら、こんなことを考えているのは私だけなのかも知れないけど、あれから5年というそのときに、お姉さん役でオファーしてくれたSLKは本当にありがたいなって、そんなことをずっと考えてたんですよね。
18年のゆいちゃんは既に何本も新作出演が決まっていて、きっと今年はおじさまと女子高生の新作も出るに違いないですけど、これからも沢山、新しい姿を、声を、演技を私たちに見せて、聴かせてくれるんじゃないかなと思います。今や押しも押されもしない大人気声優だから、遠い存在になりつつあるような気もしますけど、追いかけられるだけ追いかけ続けていきたいものです。
最後はちょっと感想とはズレちゃいましたけど、SLKの新作はゾクゾクするほどの快感と、抜きどころタップリのエロが味わえるのでオススメ。DL販売もされるだろうけど、とりあえずメロンでパッケージ買ってみるのが良いんじゃないでしょうか? 自分へのお年玉に是非。
「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」
特設ページ:https://sweetlittlekiss.wixsite.com/shintyoku
委託:https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=325540
SLKの作品にゆいちゃんが出演するのは二度目で、一昨年の冬コミで発売された「おじさまと女子高生 ~声には出せない秘密のカンケイ~」でヒロインの美空役を演じています。実は当初の予定ではこの作品の第2弾が夏コミで出るかも? という話だったんですが、諸般の事情で延期になったとのことで、それとは別に制作されたのがこの作品。
おじさまと女子高生が純朴な少女役だったのに対して、今作で演じる沖田ユカはプロの編集者としての肩書きを持つお姉さん。言及こそされてませんけど、おそらくは成人していると思います。そもそもパッケージ絵のイラストがスーツ姿ですしね。
音声CDの定義には疎いので、主人公……と形容して良いのかは分かりませんが、主人公たるエロラノベ作家のセンセの担当編集として、原稿のデキは素晴らしいのになかなか脱稿しない彼を自分の自宅に缶詰して執筆させるというのが今回のシチュエーション。そしてユカには妹がおり、その子が市川緋奈子さん演じる沖田エリカという訳です。
エロラノベ作家と言うことは、美少女文庫辺りで活動しているのかも知れませんが、つまり、美少女文庫とかでデビューすると美人の担当編集が付いて、その人の自宅で缶詰できる……ということなんですね? なんて夢のような話なんだ。しかも、妹がいる女子だけが暮らしている部屋とか。
本編は姉→妹→姉妹の順番で進んでいくんだけど、CDに入っているのは妹までで、3トラック目は都合上DL形式になっています。しかしまあ、本編……発売したばかりなのでネタバレは控えめにいきますけど、エロいより先にあれですね、ホントゾクゾクする言葉責めの嵐が凄まじい。
サンプルボイスの時点で既にわかりきっていたことなんだけど、なまじ自分が冬コミの原稿に追われていて、しかも落としちゃったもんだからダメージが凄くって(苦笑)。
けど、それが快感になるほどの魅力がこの作品とユカのキャラクターにはあるって言うか、癖になる楽しさがあるよね。あ、ごめんなさい、もっと言って、もっと罵って、みたいな、思わずMにさせられてしまうパワーが満載でした。前作の中年おじさんが、大人の余裕でリードしていたのとは全く違い、今作の作家センセは常にだらしのない、情けない男として書かれているのも特徴的。
人の家で執筆しているのに女子の暮らしている部屋に我慢できなくなったのか、いや、我慢できなくて当たり前なのかも知れないけどトイレで抜いてしまったり、それをごくごく冷静な口調で言い立てられて、別のモノが立ってしまったりと、とにかく弱い。そして正直なんです。飴と鞭を使い分けるできる編集のユカが抜いてくれるんですけど、始終、ユカのペースで事は進みます。
ただ、これが妹のエリカ相手になると少し違って、罵られながらも年上としての部分が少し出る、そうした姉妹相手のギャップが面白いと思う。エリカは壁サークルの姫で一応同人作家らしいのだけど、経験がないため実はウブというパターンで、お姫様気質の割に若干押しに弱い一面があります。センセもされるがままじゃないんですね。正直、センセを馬鹿にしながらも流されてしまう辺り、いじらしいほどの可愛さがあって……いや、流石は市川緋奈子さんですよ。この人はもうちょっと評価されていい役者だと思うんだけど、18年の活躍に期待しましょう。
3トラック目に関しては購入後聴いて下さいって感じだけど、ユカとエリカ、ゆいちゃんと緋奈子さんの3Pってのは圧巻ですね。聴き応えというレベルを私の中では超えちゃってますけど、あまりM系の作品をやったことがなかったので、こういう世界もあるのかとエロとそれ以外の快感にどハマりしちゃいました。
さて、最後はちょっと真面目な話。この「センセ……進捗いかがですか? ~あなたの進捗と射精を管理します~」が17年最後の出演作になったのは前述の通りだけど、この作品が去年の最後に来たことはゆいちゃんにとってそれなりの意味があることだと思うんですよ。というのも、沖田ユカがお姉さん役なのが結構重要なことでして。
くすはらゆいが表に出始めたのは2012年の夏空のペルセウスからで、丁度5年前になります。ゆいちゃんは時たま当時のことを振り返る際、事務所から期待されていなかったことや、声質とは明らかに合ってないにもかかわらず、少女役は層が厚いからという理由で、お姉さん・お母さん役を狙えと言われていた過去があり、実際、当時のサンプルボイスもそっち系でした。
でも、当然声質にあっていないものを無理矢理ひねり出しているわけですから、そこにはやっぱり無茶な部分もあって、とあるオーディションでそのことを指摘されます。「何か違うね。こっちはどう?」と。そこから少女役にシフトして、夏ペルの恋に抜擢されたり、後々の活躍に繋がっていくわけですが、つまるところお姉さん役というのは、ゆいちゃんが当初進んでいた道の一つなんですね。正しい、正しくないはともかくとして、彼女が進んで、違えたとされる道。
それが5年経って、こうして今作で無理なくお姉さん役を演じられていることは本当に感慨深いというか、声優として役者として、ゆいちゃんの頑張りや成長をハッキリと現してるんじゃないかなぁって。私はそう感じました。
そういった意味でも、この作品は凄い価値があると思うんですよ。古くからのくすはらファンにとっては。もしかしたら、こんなことを考えているのは私だけなのかも知れないけど、あれから5年というそのときに、お姉さん役でオファーしてくれたSLKは本当にありがたいなって、そんなことをずっと考えてたんですよね。
18年のゆいちゃんは既に何本も新作出演が決まっていて、きっと今年はおじさまと女子高生の新作も出るに違いないですけど、これからも沢山、新しい姿を、声を、演技を私たちに見せて、聴かせてくれるんじゃないかなと思います。今や押しも押されもしない大人気声優だから、遠い存在になりつつあるような気もしますけど、追いかけられるだけ追いかけ続けていきたいものです。
最後はちょっと感想とはズレちゃいましたけど、SLKの新作はゾクゾクするほどの快感と、抜きどころタップリのエロが味わえるのでオススメ。DL販売もされるだろうけど、とりあえずメロンでパッケージ買ってみるのが良いんじゃないでしょうか? 自分へのお年玉に是非。
tone work’s Live Fes.2017に参加した話
2017年9月16日 くすはらゆい水葬銀貨のイストリア本&くすはらゆい本BOOTH通販中
https://mlwhlw.booth.pm/
tone work’s Live Fes.2017に参加して来ました。第一次先行でチケットを取り逃したときは縁がなかったのかな、と、違うイベントへの参加を視野に入れていたほどだったんですが、どうしても諦めきれずに二次先行でチケットを取りまして。あまりライブは得意じゃないんだけど、ディファ有明が閉まると言うのもありましたからね。これを、あの会場における最後のイベントにしようかなと、そう思って行って来ました。
当日……ってか、この日記書いてる時点でまだ今日ですけど、台風迫るあいにくの雨模様で、私は昼に御茶ノ水で違うイベントに参加していました。これは前述の第一次先行を逃した際に入れていた予定で、しっとりとした朗読劇。正直、ディファと回すのはキツイかと思ったんだけど、まあ、行けないこともないかなって強行しました。ライブ物販にそれほど興味がなかったというのも大きいか。
ディファ有明に着いたのは、それこそ開場10分前ぐらいだったんだけど、意外なことに物販スペースが中ではなく外に作られていて、入場間近だというのにまだ売ってた。どうやら、開場するから後は中で……なんてことにはならないらしい。
二次先行で入場も遅いからと物販を覗くと、Twitterでも告知されていたように完売したものが多かった。とはいえ、流石にパンフレットぐらいはまだ合ったのでパンフを購入しつつ、意外なことに終演後Tシャツという柄がシークレットの、終演後に引き換えられるというTシャツがまだ完売してなかったので、そちらも買ってみることに。ライブのビジュアルをあしらったフルグラTが完売していたのに対して、こちらはやはり柄がわからないというのがネックだったのか、1000人程度はいたであろう参加者のうち、私が整理券をもらった時点で200番に満たない番号でした。
そうして入場が始まり、7~800人入ったところで私も会場内へ。ワンドリンク制ではないのでそのまま中に直行して、さて、どこに陣取ろうかなと思ったら最後尾に2列だけパイプ椅子が設置してあるのを発見。丁度、関係者席の手前なわけだけど、情けないことに先日腰を痛めていたこともあり、これ幸いと椅子の一つを確保することにしました。元より、前のスペースに行けるような番号でもなかったし、こればっかりは仕方ないでしょう。
さて、私が今回のtone work’s Live Fes.2017に参加した理由は、何と言ってもtone work’sというブランドが好きだからです。ビジュアルアーツの直営ブランドであり、今年で5周年と比較的若い部類にありながらも、一貫して18禁美少女ゲームを作り続ける姿勢を私は気に入ってまして。まあ、とは言ったところで購入したのは2作目の星織ユメミライからなんだけど……それはともかく。
ブランドが好きだから、確かにそれは大きな理由になりますが、他に目的がなかった訳じゃありません。人によっては当然、出演されるアーティストのファンという方も沢山いるでしょうし、私も生歌を聴いてみたいと思った歌手は何人もいました。だけど、おそらくそれ以上に私が気にしていたのは、くすはらゆいは出演するのかということでした。
そもそもくすはらゆいは歌手じゃないし、tone work’sの楽曲を歌ったことはないだろうと思われるでしょうが、その点に関しては分かっています。けれど、ここで気になったのは、tone work’sが美少女ゲームブランドであること、そして、今回のライブはこの5年で発売してきた作品の楽曲を披露するフェスなのです。つまり、どこかしらで作品を紹介したり、あるいはゲーム的な演出を入れてくる可能性があるかも知れないと、私はそう考えました。
B.G.M. Liveで天の声……というか、オリジナルヒロインのようなキャラを演じた前例もありますし、何かしらの形で関わってくるかもしれないと、まあ、期待をしていたわけです。どんまるさんだったかが、B.G.M.を見に来ていたという話もあったからね。だから、一つの願掛けか、文字通りの賭けをしてみたわけです。
そして私は賭けに勝って、悲願は達成されました。
場内が暗くなって、大きなスクリーンに映像が流れ始めた瞬間。
くすはらゆいの声がディファ有明に響き渡りました。
それはtone work’sがこれまで出した3作品と、5年の月日を振り返りながら、また新しい季節が来たことを告げるもので、銀色、遥かのティザーを発展させたような感じでした。言ってしまえば、tone work’s Live Fes.2017の概念とも言うべき役どころで、OPナレーションからのタイトルコールと、彼女がこのフェスの幕を開けたと言っても過言ではありません。
フェスそのものは3時間弱あって、見どころ、聴きどころは多かったですが、私は開幕前のくすはらゆいにすべてを持っていかれたかと思いました。彼女の声で記念すべき第1回のフェスが始まるなんて、素敵じゃないですか。確かに銀はるで概念を演じたという実績はあるにせよ、今回のフェス用……というか、この前出たBOXに描かれたヒロインたちの声を当てた人とかもいる中での抜擢ですから、これを大役と呼ばずになんとするか。
それに、tone work’sはまだ誕生してから5年と若いですけど、大本は最大手のビジュアルアーツじゃないですか? そこがやるフェスの一番最初を任されるとか、VAにとって彼女がそういう立ち位置の声優になったというのが、ファンとしてはたまらなく嬉しいのもあります。歌手じゃないし、楽器を演奏するわけでもないけど、くすはらゆいは確かにtone work’s Live Fes.2017に出演したのだと、私は胸を張って言いたい。
ただ、舞台袖にて生で喋っていたのか、それとも収録だったのかは判然としませんが、まあ、トチることを許されない箇所だけに後者かなぁと。関係者席にはいたかもしれませんけどね。橘まおさんも来ていたみたいですし、先日はパセラのコラボルームにも行ったらしいですから。
撮影班がいませんでしたし、特にそのような告知もなされませんでしたから、記録はともかく商品としての映像化はまずされないでしょう。そう考えたとき、楽曲というのものはまた別の機会で聴くことがあるかもしれないけど、OPナレーションはフェスが2回、3回と続いても、本当に今日だけのものだったんだなと、なんだか少し勿体無い気もしてきました。ニコ生でこの辺りのことは詳しく聴いてみたいと思いますけど、大のくすはら好きとしては本懐といっていい出来事だったんじゃないかなと。
B.G.M.の大阪とか、フロフロの借りが返せるわけじゃないけど、シークレットを予期できたのはホッとしました。
ここまでゆいちゃんの話ばっかりですけど、実はゆいちゃん以外にも声優さんの声が流れる瞬間があって。星織ユメミライの逢坂そらEDである「Celestia」を、担当している霜月はるかさんが歌唱する直前、逢坂そらのセリフが、桐谷華の声が会場に響きました。ゲーム本編からの抜き出し……だとは思うんですが、イマイチ自信はありません。セリフ自体は覚えがあるのもの、記念フェスであることを考えると、袖にいるかはともかく、今日のために録り直したぐらいはあってもおかしくないじゃないですか。万が一の可能性程度だけど、OPナレーション以上に不意打ちだったため、場内のざわめきは強かったですね。
詳しいセットリストとかは私が書かなくても、他の方が何処かに載せてくれるでしょうから省きますけど、ブランド単独であれだけのフェスが出来るというのは、流石としか言いようがありませんね。まあ、過去にもういんどみるですとか、オーガストなんかもやってはいますけど、どんまるさんや竹下さんと言った、スタッフがステージ上で弾きに来たときの盛り上がりっぷりは、音楽に強いVAだけのことはあるなと。
優劣をつけるつもりはないから、たとえばB.G.M.に比べてどうだったとかはナンセンスだけど、私は二次先行でも参加できてよかったと思う。それは、くすはらゆいの声が聴けたのもあるけど、たとえ賭けに勝てなかったのだとしても、私はまた別の満足に浸っていたんじゃないかな。勿論、ゆいちゃんのOPナレーションとタイトルコールが合って、あのフェスは完成し、完遂したんだとも言えるけどね。出だしが良かったもんだから、モチベーションが下がんなかったのよね。腰が痛いから、ちょいちょい座らせてはもらいましたけど。
アンコールでは先ごろ引退された川田まみさんの楽曲を出演者全員で歌うという、想像はできたけども実際にやられるとまさしくニクイ選曲ってやつで。そもそもの話、3作品しかないのにこれだけの楽曲が合って、しかも歌いきれてないと言うんだから、まったく大したもんですよ。
そしてアンコールも終わると、Tシャツの引き換えなんかもありますからいそいそと退出する人が出てくる中で、関係者席からは「まだあるよー」の声。それはそれでネタバレじゃないかと思いつつ、私は荷物をまとめつつもこれあることかと待機していたので、無事に観られました。そう、tone work’sの「新作発表」の瞬間を。まあ、発表と言ってもティザーが流れるとかそういうのではなくて、どこかSF感ある背景にヒロインが浮かぶと言った、これまで純粋な恋愛ゲー出来たtone work’sにしては珍しい印象を受けたんですが……まあ、サガプラと違って年内なんてことはないかもですが、次はどんな作品で我々を魅せてくれるのか。楽しみにしてようじゃありませんか!
そんなわけで、tone work’s Live Fes.2017でした。最後のディファ有明がこのライブで良かったと思いつつ、エロゲのライブというのも参加すると面白いもんだなと、改めてそう感じました。何気に貴重なくすはらゆい出演イベントとなりましたけど、これからも取りこぼさずに参加していきたいものです。
https://mlwhlw.booth.pm/
tone work’s Live Fes.2017に参加して来ました。第一次先行でチケットを取り逃したときは縁がなかったのかな、と、違うイベントへの参加を視野に入れていたほどだったんですが、どうしても諦めきれずに二次先行でチケットを取りまして。あまりライブは得意じゃないんだけど、ディファ有明が閉まると言うのもありましたからね。これを、あの会場における最後のイベントにしようかなと、そう思って行って来ました。
当日……ってか、この日記書いてる時点でまだ今日ですけど、台風迫るあいにくの雨模様で、私は昼に御茶ノ水で違うイベントに参加していました。これは前述の第一次先行を逃した際に入れていた予定で、しっとりとした朗読劇。正直、ディファと回すのはキツイかと思ったんだけど、まあ、行けないこともないかなって強行しました。ライブ物販にそれほど興味がなかったというのも大きいか。
ディファ有明に着いたのは、それこそ開場10分前ぐらいだったんだけど、意外なことに物販スペースが中ではなく外に作られていて、入場間近だというのにまだ売ってた。どうやら、開場するから後は中で……なんてことにはならないらしい。
二次先行で入場も遅いからと物販を覗くと、Twitterでも告知されていたように完売したものが多かった。とはいえ、流石にパンフレットぐらいはまだ合ったのでパンフを購入しつつ、意外なことに終演後Tシャツという柄がシークレットの、終演後に引き換えられるというTシャツがまだ完売してなかったので、そちらも買ってみることに。ライブのビジュアルをあしらったフルグラTが完売していたのに対して、こちらはやはり柄がわからないというのがネックだったのか、1000人程度はいたであろう参加者のうち、私が整理券をもらった時点で200番に満たない番号でした。
そうして入場が始まり、7~800人入ったところで私も会場内へ。ワンドリンク制ではないのでそのまま中に直行して、さて、どこに陣取ろうかなと思ったら最後尾に2列だけパイプ椅子が設置してあるのを発見。丁度、関係者席の手前なわけだけど、情けないことに先日腰を痛めていたこともあり、これ幸いと椅子の一つを確保することにしました。元より、前のスペースに行けるような番号でもなかったし、こればっかりは仕方ないでしょう。
さて、私が今回のtone work’s Live Fes.2017に参加した理由は、何と言ってもtone work’sというブランドが好きだからです。ビジュアルアーツの直営ブランドであり、今年で5周年と比較的若い部類にありながらも、一貫して18禁美少女ゲームを作り続ける姿勢を私は気に入ってまして。まあ、とは言ったところで購入したのは2作目の星織ユメミライからなんだけど……それはともかく。
ブランドが好きだから、確かにそれは大きな理由になりますが、他に目的がなかった訳じゃありません。人によっては当然、出演されるアーティストのファンという方も沢山いるでしょうし、私も生歌を聴いてみたいと思った歌手は何人もいました。だけど、おそらくそれ以上に私が気にしていたのは、くすはらゆいは出演するのかということでした。
そもそもくすはらゆいは歌手じゃないし、tone work’sの楽曲を歌ったことはないだろうと思われるでしょうが、その点に関しては分かっています。けれど、ここで気になったのは、tone work’sが美少女ゲームブランドであること、そして、今回のライブはこの5年で発売してきた作品の楽曲を披露するフェスなのです。つまり、どこかしらで作品を紹介したり、あるいはゲーム的な演出を入れてくる可能性があるかも知れないと、私はそう考えました。
B.G.M. Liveで天の声……というか、オリジナルヒロインのようなキャラを演じた前例もありますし、何かしらの形で関わってくるかもしれないと、まあ、期待をしていたわけです。どんまるさんだったかが、B.G.M.を見に来ていたという話もあったからね。だから、一つの願掛けか、文字通りの賭けをしてみたわけです。
そして私は賭けに勝って、悲願は達成されました。
場内が暗くなって、大きなスクリーンに映像が流れ始めた瞬間。
くすはらゆいの声がディファ有明に響き渡りました。
それはtone work’sがこれまで出した3作品と、5年の月日を振り返りながら、また新しい季節が来たことを告げるもので、銀色、遥かのティザーを発展させたような感じでした。言ってしまえば、tone work’s Live Fes.2017の概念とも言うべき役どころで、OPナレーションからのタイトルコールと、彼女がこのフェスの幕を開けたと言っても過言ではありません。
フェスそのものは3時間弱あって、見どころ、聴きどころは多かったですが、私は開幕前のくすはらゆいにすべてを持っていかれたかと思いました。彼女の声で記念すべき第1回のフェスが始まるなんて、素敵じゃないですか。確かに銀はるで概念を演じたという実績はあるにせよ、今回のフェス用……というか、この前出たBOXに描かれたヒロインたちの声を当てた人とかもいる中での抜擢ですから、これを大役と呼ばずになんとするか。
それに、tone work’sはまだ誕生してから5年と若いですけど、大本は最大手のビジュアルアーツじゃないですか? そこがやるフェスの一番最初を任されるとか、VAにとって彼女がそういう立ち位置の声優になったというのが、ファンとしてはたまらなく嬉しいのもあります。歌手じゃないし、楽器を演奏するわけでもないけど、くすはらゆいは確かにtone work’s Live Fes.2017に出演したのだと、私は胸を張って言いたい。
ただ、舞台袖にて生で喋っていたのか、それとも収録だったのかは判然としませんが、まあ、トチることを許されない箇所だけに後者かなぁと。関係者席にはいたかもしれませんけどね。橘まおさんも来ていたみたいですし、先日はパセラのコラボルームにも行ったらしいですから。
撮影班がいませんでしたし、特にそのような告知もなされませんでしたから、記録はともかく商品としての映像化はまずされないでしょう。そう考えたとき、楽曲というのものはまた別の機会で聴くことがあるかもしれないけど、OPナレーションはフェスが2回、3回と続いても、本当に今日だけのものだったんだなと、なんだか少し勿体無い気もしてきました。ニコ生でこの辺りのことは詳しく聴いてみたいと思いますけど、大のくすはら好きとしては本懐といっていい出来事だったんじゃないかなと。
B.G.M.の大阪とか、フロフロの借りが返せるわけじゃないけど、シークレットを予期できたのはホッとしました。
ここまでゆいちゃんの話ばっかりですけど、実はゆいちゃん以外にも声優さんの声が流れる瞬間があって。星織ユメミライの逢坂そらEDである「Celestia」を、担当している霜月はるかさんが歌唱する直前、逢坂そらのセリフが、桐谷華の声が会場に響きました。ゲーム本編からの抜き出し……だとは思うんですが、イマイチ自信はありません。セリフ自体は覚えがあるのもの、記念フェスであることを考えると、袖にいるかはともかく、今日のために録り直したぐらいはあってもおかしくないじゃないですか。万が一の可能性程度だけど、OPナレーション以上に不意打ちだったため、場内のざわめきは強かったですね。
詳しいセットリストとかは私が書かなくても、他の方が何処かに載せてくれるでしょうから省きますけど、ブランド単独であれだけのフェスが出来るというのは、流石としか言いようがありませんね。まあ、過去にもういんどみるですとか、オーガストなんかもやってはいますけど、どんまるさんや竹下さんと言った、スタッフがステージ上で弾きに来たときの盛り上がりっぷりは、音楽に強いVAだけのことはあるなと。
優劣をつけるつもりはないから、たとえばB.G.M.に比べてどうだったとかはナンセンスだけど、私は二次先行でも参加できてよかったと思う。それは、くすはらゆいの声が聴けたのもあるけど、たとえ賭けに勝てなかったのだとしても、私はまた別の満足に浸っていたんじゃないかな。勿論、ゆいちゃんのOPナレーションとタイトルコールが合って、あのフェスは完成し、完遂したんだとも言えるけどね。出だしが良かったもんだから、モチベーションが下がんなかったのよね。腰が痛いから、ちょいちょい座らせてはもらいましたけど。
アンコールでは先ごろ引退された川田まみさんの楽曲を出演者全員で歌うという、想像はできたけども実際にやられるとまさしくニクイ選曲ってやつで。そもそもの話、3作品しかないのにこれだけの楽曲が合って、しかも歌いきれてないと言うんだから、まったく大したもんですよ。
そしてアンコールも終わると、Tシャツの引き換えなんかもありますからいそいそと退出する人が出てくる中で、関係者席からは「まだあるよー」の声。それはそれでネタバレじゃないかと思いつつ、私は荷物をまとめつつもこれあることかと待機していたので、無事に観られました。そう、tone work’sの「新作発表」の瞬間を。まあ、発表と言ってもティザーが流れるとかそういうのではなくて、どこかSF感ある背景にヒロインが浮かぶと言った、これまで純粋な恋愛ゲー出来たtone work’sにしては珍しい印象を受けたんですが……まあ、サガプラと違って年内なんてことはないかもですが、次はどんな作品で我々を魅せてくれるのか。楽しみにしてようじゃありませんか!
そんなわけで、tone work’s Live Fes.2017でした。最後のディファ有明がこのライブで良かったと思いつつ、エロゲのライブというのも参加すると面白いもんだなと、改めてそう感じました。何気に貴重なくすはらゆい出演イベントとなりましたけど、これからも取りこぼさずに参加していきたいものです。
遂に最終回が来てしまいました。はじまりがあれば終わりもある。分かってはいたんですけど、いざその時が来ると寂しいもんですね。BugBug25周年の歴史において、29回の連載は決して短いものではないと思いますが、もう少し続いて欲しかった気持ちは否定できません。私にとっては、それこそ雑誌を買う理由でもありましたから。けど、一つ言えるのはいつの日に最終回が来たんだとしても、終わり方はきっと、変わらなかったんだろうなということです。
2015年の5月からPCゲーム雑誌BugBugで連載を開始した、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」も第29回。先月号で告知したとおり、今号でこの連載は最終回になりました。ゲスト登場前のまえがきでは、ゆいちゃんがコラムを始める前の話や、始めた当初の想い出、何故対談形式になったのかなどを振り返っています。文章力や発売時期、色々な事情で呼ぶことのできなかったヒロインさんがいることにも触れつつ、執筆の際は台本や、当然ゲームをプレイし直したりしたこともあるとか。呼称表が欲しいと声優らしからぬ思いを抱いたそうですが、ああ、これをデータブックに反映できていればと考えてしまったのは私のお話。
ゲストに登場するキャラクター側はBugBugの方で書いていると思っていた制作会社の人もいたようで、この勘違いはちょっと意外だったり。彼女ほど演じたキャラクターを誰よりも理解している人はいないってのは、周知の事実だと思っていたので。ファン目線が過ぎるかもしれないけど、そんなゆいちゃんだからこそ書けたコラムだったんじゃないかなと。ちなみに対談形式にした理由は、ゆいちゃん本人にあまりキラキラしたエピソードがなかったかららしいけど……まあ、うん。
ゆいちゃん自身の過去、デビュー当時は数年間まるで仕事がなかったこと、そんな自分が29回じゃ足りないぐらいのキャラクターを演じてきた幸運について。「この連載と同じようにやがて終わりも来るのでしょう」という言葉は、ファンとしてはあまり考えたくないことですが、ゆいちゃんの言うように演じてきたキャラは、作品は残りますからね。彼女の言う最後の最後、その時まで、ファンを続けられればと思います。
そんな最終回に登場したヒロインは誰か? まだ登場していない子はたくさんいて、直近に出た作品もいくつかある。けれど、くすはらゆい初の連載コラム、その最終回を彩り、満を持して登場するのだとしたら、それはもう一人しかいないんですよね。私は誰か知っていたし、ゲストに選ばれた彼女自身も、自分が出るのは当然だと理解していた。
「最後に呼ぶならわたしに決まってるわよね。遠野恋よ、よろしく」
まったくもって、遠野恋以外が登場することはあり得ない。ゆいちゃん自身、最終回はこの女のコにしたいと前々から決めてあったそうですが、まあ、そうだよねと。恋ちゃん以外は考えられませんよ。くすはらゆい座談会をやった後だろうと何だろうと、最終回だというのならこの子が来るのは当たり前だし、逆に言えば、これも何度か書いてますけど、最終回にしか出られないレベルの子だったんですよ。何故なら、それは自分が選ばれると確信していた恋ちゃん本人がこう言ってます。
「当たり前でしょ。わたしはあなたが初めて演じたメインヒロイン。つまり初めての女ってこと。いくらキャラクターが増えようが、初めてが塗り替えられることはないもの」
ゆいちゃんにとって、遠野恋は始まりの女の子です。きっかけ自体はその手前に合ったかもしれないけど、彼女が声優として大きな一歩を前に向かって踏みしめられたのは、まず間違いなく恋ちゃんがいたからで。その存在は本人にとっても、そして私のような古いファンにとっても大きいんですよね。
もう少し言うと、これはゆいちゃん本人も言ってますけど、ゆいちゃんにとって初のラジオ番組であるペルらじが、遠野恋がメインヒロインを務める夏空のペルセウスにはありました。くすはらゆいという自分が前に出た初めてのコンテンツであり、ロボらじまで続くminori作品のラジオや、今日における音泉のラジオパーソナリティを務める上で、決して無視できない最初の番組だった。故に遠野恋は、沢山の初めてをゆいちゃんに与えてくれた女の子でした。
対談の話そのものはminoriの毎回開かれるオーディションについてなど、くすはらゆい座談会でもした話を若干被ってるんだけど、minoriのオーディションを受けた頃は方向性に悩んでいた話、事務所が提示した路線との乖離など少し踏み込んだことも触れています。まあ、こちらもエリソデの座談会でしてましたけど。
これは余談ですが、当時の話としてminoriの代表である酒井さんがゆいちゃんのボイスサンプルに苦言を呈したことがあります。一語一句の再現ではありませんが、この声でどうしてこんなボイスサンプルなのか、と。お姉さん役やお母さん役を狙えと指示した事務所の言うとおりに作られたものでしたが、今すぐボイスサンプルを変えろと言い切った酒井さんは、やっぱり見る目があったんでしょうね。結果として彼女がminoriやそれ以外のブランドで得た役は、風香は例外にしても当時の方向性とは真逆のものばかりでした。
5作品連続で出演したminori作品は、出演を兼ねるごとに新しい扉を開くことで、「こんなキャラもできますよー」と、ゆいちゃんにとって一つのカタログのようなものになったそうです。そして、その1ページ目には常に遠野恋が載っている。いくら更新されても、1ページ目が変わることはないのだから。
最終回は恋ちゃんと一緒にminoriトークみたいな感じでしたが、元々この連載自体がminoriを経由して舞い込んできた仕事ですから、あるべき着地点だったんではないかなと。上で書いたことに矛盾するようだけど、ゆいちゃんはminori作品に連続出演した関係で、minoriの仕事しかやってくれないんじゃないかと思われていた時期もあるようで、音泉がラジオのパーソナリティだかをオファーしたときに言われたそうです。そして、BugBugもminori経由じゃないと仕事して貰えないと思っていたとかなんとか。
出演作Hotいんふぉは、11月新作のアオイトリとゆらめく心に満ちた世界で、君の夢と欲望は叶うかに続いて、あっぷりけのCross Concertoも記載されてました。例のCFで作るという新作ですが、この程2000万を達成したようで順調らしいですね。私はあまり多くを語りませんけど、お金が集まっている以上は形になって、何らかの結果が生まれるのでしょう。
ゆいたんの近況・一言は、ちょうど一昨日から始まった新ラジオ「くっすーとウーサーのメイドインラジオ」の告知でした。タイトルは書いてませんでしたけど、ERGで優勝したことや、ウーサーとラジオを始めることに付け加えてご主人様で占める辺り、執筆時には番組の方向性は決まってたみたいですね。あるいは収録後だったのか? まあ、それは分かりませんが結構面白い番組でしたよ。
ゆいちゃん出演作の記事としてはアオイトリの記事がありましたけど、現状HPや体験版で公開されている以上の情報はなかったかな。見開きの2ページ記事だから特集ってほどではないです。ゆらうかも今月は1ページ記事で、Cross Concertoに至っては記事がなかったから、これらに関しては今後かな。何だかんだ言って、11月新作はまだ先の話ですからね。
他に特筆する記事は……まあ、BugBug25周年前夜祭のお祝いコメント集&イラスト集はすごかったですね。総勢100ブランド以上がコメントやイラスト、ブランドによっては描き下ろしイラストを提供していまして、流石は最古参のエロゲ雑誌と言ったところか。ブランドによっては既存イラストの提供でしたけど、オーガストとかKey、勿論ブランドの大小に限らず描き下ろしのイラストも沢山ありました。中でも驚いたのはminoriで、まさか姫野永遠の描き下ろしイラストを出してきたのは驚きました。冷静に考えたらソレヨリノ前奏詩はBugBugでアペンドを出しましたし、それでなくともゆいちゃんのコラムも連載してますから納得のいく人選ではあるんですが……しかし、描き下ろしと思われる永遠ちゃんが「トリノライン」ファンディスクよろしくねと言ってるのも、なかなかどうした不思議な気分。
姫野永遠は丁度となりのヒロインさん☆が連載1周年のとき、12回目のヒロインで登場しましたけど、コラムの最終回に彼女のイラストが掲載されるというのも運命的ですね。
他にもまあ妹パラ3とか面白そうな記事は合ったんだけど、今回はもう気持ちが高ぶりすぎてるので、この辺りにしておきます。一つの連載が終わり、それでもくすはらゆいという人にはまだまだ先がある。2年と少し、気付けばあっという間でしたが、毎月毎月が楽しみで、楽しくて。この増えた想い出とともに、私もまた歩きだそうと思います。差し当たっては、10月のCOMIC1に向かって。
2015年の5月からPCゲーム雑誌BugBugで連載を開始した、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」も第29回。先月号で告知したとおり、今号でこの連載は最終回になりました。ゲスト登場前のまえがきでは、ゆいちゃんがコラムを始める前の話や、始めた当初の想い出、何故対談形式になったのかなどを振り返っています。文章力や発売時期、色々な事情で呼ぶことのできなかったヒロインさんがいることにも触れつつ、執筆の際は台本や、当然ゲームをプレイし直したりしたこともあるとか。呼称表が欲しいと声優らしからぬ思いを抱いたそうですが、ああ、これをデータブックに反映できていればと考えてしまったのは私のお話。
ゲストに登場するキャラクター側はBugBugの方で書いていると思っていた制作会社の人もいたようで、この勘違いはちょっと意外だったり。彼女ほど演じたキャラクターを誰よりも理解している人はいないってのは、周知の事実だと思っていたので。ファン目線が過ぎるかもしれないけど、そんなゆいちゃんだからこそ書けたコラムだったんじゃないかなと。ちなみに対談形式にした理由は、ゆいちゃん本人にあまりキラキラしたエピソードがなかったかららしいけど……まあ、うん。
ゆいちゃん自身の過去、デビュー当時は数年間まるで仕事がなかったこと、そんな自分が29回じゃ足りないぐらいのキャラクターを演じてきた幸運について。「この連載と同じようにやがて終わりも来るのでしょう」という言葉は、ファンとしてはあまり考えたくないことですが、ゆいちゃんの言うように演じてきたキャラは、作品は残りますからね。彼女の言う最後の最後、その時まで、ファンを続けられればと思います。
そんな最終回に登場したヒロインは誰か? まだ登場していない子はたくさんいて、直近に出た作品もいくつかある。けれど、くすはらゆい初の連載コラム、その最終回を彩り、満を持して登場するのだとしたら、それはもう一人しかいないんですよね。私は誰か知っていたし、ゲストに選ばれた彼女自身も、自分が出るのは当然だと理解していた。
「最後に呼ぶならわたしに決まってるわよね。遠野恋よ、よろしく」
まったくもって、遠野恋以外が登場することはあり得ない。ゆいちゃん自身、最終回はこの女のコにしたいと前々から決めてあったそうですが、まあ、そうだよねと。恋ちゃん以外は考えられませんよ。くすはらゆい座談会をやった後だろうと何だろうと、最終回だというのならこの子が来るのは当たり前だし、逆に言えば、これも何度か書いてますけど、最終回にしか出られないレベルの子だったんですよ。何故なら、それは自分が選ばれると確信していた恋ちゃん本人がこう言ってます。
「当たり前でしょ。わたしはあなたが初めて演じたメインヒロイン。つまり初めての女ってこと。いくらキャラクターが増えようが、初めてが塗り替えられることはないもの」
ゆいちゃんにとって、遠野恋は始まりの女の子です。きっかけ自体はその手前に合ったかもしれないけど、彼女が声優として大きな一歩を前に向かって踏みしめられたのは、まず間違いなく恋ちゃんがいたからで。その存在は本人にとっても、そして私のような古いファンにとっても大きいんですよね。
もう少し言うと、これはゆいちゃん本人も言ってますけど、ゆいちゃんにとって初のラジオ番組であるペルらじが、遠野恋がメインヒロインを務める夏空のペルセウスにはありました。くすはらゆいという自分が前に出た初めてのコンテンツであり、ロボらじまで続くminori作品のラジオや、今日における音泉のラジオパーソナリティを務める上で、決して無視できない最初の番組だった。故に遠野恋は、沢山の初めてをゆいちゃんに与えてくれた女の子でした。
対談の話そのものはminoriの毎回開かれるオーディションについてなど、くすはらゆい座談会でもした話を若干被ってるんだけど、minoriのオーディションを受けた頃は方向性に悩んでいた話、事務所が提示した路線との乖離など少し踏み込んだことも触れています。まあ、こちらもエリソデの座談会でしてましたけど。
これは余談ですが、当時の話としてminoriの代表である酒井さんがゆいちゃんのボイスサンプルに苦言を呈したことがあります。一語一句の再現ではありませんが、この声でどうしてこんなボイスサンプルなのか、と。お姉さん役やお母さん役を狙えと指示した事務所の言うとおりに作られたものでしたが、今すぐボイスサンプルを変えろと言い切った酒井さんは、やっぱり見る目があったんでしょうね。結果として彼女がminoriやそれ以外のブランドで得た役は、風香は例外にしても当時の方向性とは真逆のものばかりでした。
5作品連続で出演したminori作品は、出演を兼ねるごとに新しい扉を開くことで、「こんなキャラもできますよー」と、ゆいちゃんにとって一つのカタログのようなものになったそうです。そして、その1ページ目には常に遠野恋が載っている。いくら更新されても、1ページ目が変わることはないのだから。
最終回は恋ちゃんと一緒にminoriトークみたいな感じでしたが、元々この連載自体がminoriを経由して舞い込んできた仕事ですから、あるべき着地点だったんではないかなと。上で書いたことに矛盾するようだけど、ゆいちゃんはminori作品に連続出演した関係で、minoriの仕事しかやってくれないんじゃないかと思われていた時期もあるようで、音泉がラジオのパーソナリティだかをオファーしたときに言われたそうです。そして、BugBugもminori経由じゃないと仕事して貰えないと思っていたとかなんとか。
出演作Hotいんふぉは、11月新作のアオイトリとゆらめく心に満ちた世界で、君の夢と欲望は叶うかに続いて、あっぷりけのCross Concertoも記載されてました。例のCFで作るという新作ですが、この程2000万を達成したようで順調らしいですね。私はあまり多くを語りませんけど、お金が集まっている以上は形になって、何らかの結果が生まれるのでしょう。
ゆいたんの近況・一言は、ちょうど一昨日から始まった新ラジオ「くっすーとウーサーのメイドインラジオ」の告知でした。タイトルは書いてませんでしたけど、ERGで優勝したことや、ウーサーとラジオを始めることに付け加えてご主人様で占める辺り、執筆時には番組の方向性は決まってたみたいですね。あるいは収録後だったのか? まあ、それは分かりませんが結構面白い番組でしたよ。
ゆいちゃん出演作の記事としてはアオイトリの記事がありましたけど、現状HPや体験版で公開されている以上の情報はなかったかな。見開きの2ページ記事だから特集ってほどではないです。ゆらうかも今月は1ページ記事で、Cross Concertoに至っては記事がなかったから、これらに関しては今後かな。何だかんだ言って、11月新作はまだ先の話ですからね。
他に特筆する記事は……まあ、BugBug25周年前夜祭のお祝いコメント集&イラスト集はすごかったですね。総勢100ブランド以上がコメントやイラスト、ブランドによっては描き下ろしイラストを提供していまして、流石は最古参のエロゲ雑誌と言ったところか。ブランドによっては既存イラストの提供でしたけど、オーガストとかKey、勿論ブランドの大小に限らず描き下ろしのイラストも沢山ありました。中でも驚いたのはminoriで、まさか姫野永遠の描き下ろしイラストを出してきたのは驚きました。冷静に考えたらソレヨリノ前奏詩はBugBugでアペンドを出しましたし、それでなくともゆいちゃんのコラムも連載してますから納得のいく人選ではあるんですが……しかし、描き下ろしと思われる永遠ちゃんが「トリノライン」ファンディスクよろしくねと言ってるのも、なかなかどうした不思議な気分。
姫野永遠は丁度となりのヒロインさん☆が連載1周年のとき、12回目のヒロインで登場しましたけど、コラムの最終回に彼女のイラストが掲載されるというのも運命的ですね。
他にもまあ妹パラ3とか面白そうな記事は合ったんだけど、今回はもう気持ちが高ぶりすぎてるので、この辺りにしておきます。一つの連載が終わり、それでもくすはらゆいという人にはまだまだ先がある。2年と少し、気付けばあっという間でしたが、毎月毎月が楽しみで、楽しくて。この増えた想い出とともに、私もまた歩きだそうと思います。差し当たっては、10月のCOMIC1に向かって。
くすはらゆい=黒髪ヒロインが多いは本当か?
2017年8月21日 くすはらゆい夏コミ新刊「水葬銀貨のイストリア」本&グッズBOOTH通販中
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https://mlwhlw.booth.pm/items/603485
世の中には、くすはらゆい=黒髪ロングという認識があるらしい。つまり、くすはらゆいといえば黒髪のヒロインで、演じたヒロインの黒髪率が多いというのだ。
本当にそうだろうか?
なるほど、確かにゆいちゃんがエロゲ界にその名を轟かせたのは夏ペルの遠野恋であり、人気を不動のものにしたのはヨリノの姫野永遠で、どちらもくすはらゆいを語る上では外せない、とても印象深い黒髪ロングのヒロインだ。
しかし、だからといってくすはらゆい=黒髪ロング率の高さにはならない。実はこの話題、ツイッターでは度々触れているのだが、一度文章として一纏めにしようと急に思いついた。何となく、書きたい気分なのだ。
さて、2017年8月現在、くすはらゆいが出演した美少女ゲームは全部で57作品ほどで、11月新作のアオイトリとゆらうかを含めれば59作品になる。つまり、単純計算で59人の美少女ゲームヒロインを演じている、又は演じる予定があるわけで、これは結構な数といえるだろう。
では、この内に黒髪ロングあるいは黒髪のヒロインは何人いるのだろうか? 黒髪ヒロインが多い、黒髪率が高いというのなら、それこそほとんどのキャラが黒髪、もしくは半分程度はそうであってもおかしくないはずだ。とはいえ、ここで黒髪ヒロインは何人でした、とあっさり書いてしまうとこの話は終わりなので、以下のようなリストにしてみた。
ざっと並べてみたが、色のレパートリーが少ないため、とりあえず明確に黒髪あるいは黒髪に類するキャラだけを黒で表示してみた。サツコイの悠などは意見が分かれるところだろうが、今回は茶髪に分類している。そして、このリストから数えた限りでは黒髪キャラは59人中「15人」しかいないことがわかる。又、ここからサキ・アイハラや紬木沙羅といった、黒髪というには見た目での判断がしづらいヒロインを除くと13人。全体の4分の1に満たないのだ。
しかも、私は世の中の黒髪好きは黒髪ロングが好きであることをよく知っているから、この中から更に黒髪ロングのキャラだけに絞ると……
この8人ということになり、10人さえ満たないことがよく分かるだろう。果たしてこれで黒髪キャラが多い、黒髪率が高いといえるのか? とはいえ、全体を通してみたときに黒髪キャラを演じた回数が一番多いのなら、確かに黒髪キャラを良く演じていると言えなくもないだろう。では、他の髪色ならどうか?
試しに茶髪と茶髪っぽいキャラを選んでみたが、こちらは15人と黒髪キャラのそれと同じだということが見て取れる。所謂、茶髪系を抜いたとしてもその数は似たようなものであり、ほとんど同数と考えていいだろう。
他にピンク含めた赤髪系は9人いるから、黒髪や茶髪には劣るものの、これも決して少なくはないだろう。金髪キャラや銀髪キャラに比べれば、多いと言ってもいいはずだ。つまり、くすはらゆいの演じたヒロインにおいて、現時点で黒髪キャラが突出して多いというのは間違いであり、特に黒髪ロングともなれば単なるイメージでしかないことを理解したほうが良いかもしれない。
勿論、彼女の演じた黒髪ロング、黒髪のヒロインが好きだという気持ちは何人も否定できることではないから、その点に関しては各々の好きを声高に叫んでもらいたい。ただ、別に黒髪が特に多いわけではないよ、というだけの話だ。
長々と書いては来たものの、結局、遠野恋と姫野永遠の二人を演じた時点で、黒髪ロングヒロインに強烈な印象が残っているのは否定しようのない事実だから、イメージの先行は無理がないのだろう。けど、くすはらゆいといえば黒髪ヒロインというのは大きな武器にもなり得るが、弱点としてもあり得るから、ゆいちゃんの演じた黒髪以外のヒロインにも、目を向けてもらえると嬉しいなと思う。
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世の中には、くすはらゆい=黒髪ロングという認識があるらしい。つまり、くすはらゆいといえば黒髪のヒロインで、演じたヒロインの黒髪率が多いというのだ。
本当にそうだろうか?
なるほど、確かにゆいちゃんがエロゲ界にその名を轟かせたのは夏ペルの遠野恋であり、人気を不動のものにしたのはヨリノの姫野永遠で、どちらもくすはらゆいを語る上では外せない、とても印象深い黒髪ロングのヒロインだ。
しかし、だからといってくすはらゆい=黒髪ロング率の高さにはならない。実はこの話題、ツイッターでは度々触れているのだが、一度文章として一纏めにしようと急に思いついた。何となく、書きたい気分なのだ。
さて、2017年8月現在、くすはらゆいが出演した美少女ゲームは全部で57作品ほどで、11月新作のアオイトリとゆらうかを含めれば59作品になる。つまり、単純計算で59人の美少女ゲームヒロインを演じている、又は演じる予定があるわけで、これは結構な数といえるだろう。
では、この内に黒髪ロングあるいは黒髪のヒロインは何人いるのだろうか? 黒髪ヒロインが多い、黒髪率が高いというのなら、それこそほとんどのキャラが黒髪、もしくは半分程度はそうであってもおかしくないはずだ。とはいえ、ここで黒髪ヒロインは何人でした、とあっさり書いてしまうとこの話は終わりなので、以下のようなリストにしてみた。
2010年
普通じゃないッ!!:白鷺 寧々(緑髪)
Worlds and World’s end:中峰 夏帆(茶髪)
2011年
てにおはっ:水島 薫(黒髪ショート)
夏空のペルセウス:遠野 恋(黒髪ロング)
2013年
大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~:土岐 のぞみ(ピンク系)
2014年
12の月のイヴ:宇奈原 由紀(茶髪)
Clover Day’s:結橋 泉(茶髪)
魔女こいにっき:南乃 ありす(ピンク系)
星織ユメミライ:鳴沢 めぐる(紫髪)
G.I.B.(ガールズ・イン・ブラック):墨須 澪(緑髪)
サツコイ ~悠久なる恋の歌~:白羽瀬 悠(茶髪)
南十字星恋歌:堤 咲弥(茶髪)
ヤキモチストリーム:伊吹 恋羽(赤髪)
恋春アドレセンス:浅羽 千冬(紫髪)
ジンコウガクエン2 アペンドディスク:軽(ピンク系)
残念な俺達の青春事情:中丘 ちまち(茶髪系)
ココロ@ファンクション! NEO:樫山 紗織(茶髪)
春風センセーション!:神薙 五十鈴(黒髪ロング)
2015年
鯨神のティアスティラ:天川 湊月(銀髪系)
ソレヨリノ前奏詩:姫野 永遠(黒髪ロング)
ぜったい征服☆学園結社パニャニャンダー!! ―ドピュっと遂行、色欲怪人イタズラ実習エロ作戦!:虹羽 桜華(青髪)
花の野に咲くうたかたの:鵲 雫(黒髪ロング)
なついろレシピ:早蕨 すずな(茶髪)
円交少女:ゆっきー(黒髪ショート)
ロリポップファクトリー:萌木 芽瑠(ピンク)
エッチでヘンタイ! ヤキモチお嬢様!!:織宮 芽瑠(茶髪)
アンラッキーリバース:エリス・エレノアール(赤髪)
マジカル☆ディアーズ:羽衣野 真穂(茶髪)
ここから夏のイノセンス!:蛍塚 ユノ(銀髪系)
2016年
はにかみCLOVER:碓氷 真希奈(銀髪系)
甘えかたは彼女なりに。:新倉 朋美(黒髪ロング)
恋する乙女と守護の楯~薔薇の聖母~:ソーニャ・カシチオール(銀髪)
罪ノ光ランデヴー:椿 風香(赤髪)
聖鍵遣いの命題:サキ・アイハラ(青みがかった黒髪ロング)
LAMUNATION!:紅星 陽菜(金髪)
フローラル・フローラブ:朱鷺坂 七緒(黒髪ロング)
銀色、遥か:新見 雪月(黒髪ロング)
恋するお嬢様はエッチな花嫁:美朱 ひよこ(茶髪)
ユニオリズム・カルテット A3-DAYS:ティア(銀髪)
アキウソ -The only neat thing to do-:雫・サージェント(紫髪)
よめがみ My Sweet Goddess!:鳴川 アイリス(金髪)
シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~:雪本 さくら(黒髪ショート)
Amenity’s Life:藤堂 望希(赤髪)
2017年
彼女と俺の恋愛日常:蒼井 遙(茶髪系)
人気声優のつくりかた:永倉 小夏(茶髪)
しゅがてん!-sugarfull tempering-:古倉 める(赤髪)
神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。:神林 真央(茶髪系)
水葬銀貨のイストリア:汐入 玖々里(水色)
トリノライン:紬木 沙羅(薄い黒髪ロング)
はにデビ! Honey&Devil:皇后崎 瑠璃(水色)
春音アリス*グラム:凜堂 耶々(黒髪ロング)
ゴールデンアワー:名取 すず役(黒髪ショート)
弓張月の導き雲はるか:ケイリー役(茶髪系)
真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王:糜竺(オレンジ系)
ゆらめく心に満ちた世界で、君の夢と欲望は叶うか(黒髪ショート)
アオイトリ:メアリー・ハーカー(銀髪系)
ざっと並べてみたが、色のレパートリーが少ないため、とりあえず明確に黒髪あるいは黒髪に類するキャラだけを黒で表示してみた。サツコイの悠などは意見が分かれるところだろうが、今回は茶髪に分類している。そして、このリストから数えた限りでは黒髪キャラは59人中「15人」しかいないことがわかる。又、ここからサキ・アイハラや紬木沙羅といった、黒髪というには見た目での判断がしづらいヒロインを除くと13人。全体の4分の1に満たないのだ。
しかも、私は世の中の黒髪好きは黒髪ロングが好きであることをよく知っているから、この中から更に黒髪ロングのキャラだけに絞ると……
夏空のペルセウス:遠野 恋(黒髪ロング)
春風センセーション!:神薙 五十鈴(黒髪ロング)
ソレヨリノ前奏詩:姫野 永遠(黒髪ロング)
花の野に咲くうたかたの:鵲 雫(黒髪ロング)
甘えかたは彼女なりに。:新倉 朋美(黒髪ロング)
フローラル・フローラブ:朱鷺坂 七緒(黒髪ロング)
銀色、遥か:新見 雪月(黒髪ロング)
春音アリス*グラム:凜堂 耶々(黒髪ロング)
この8人ということになり、10人さえ満たないことがよく分かるだろう。果たしてこれで黒髪キャラが多い、黒髪率が高いといえるのか? とはいえ、全体を通してみたときに黒髪キャラを演じた回数が一番多いのなら、確かに黒髪キャラを良く演じていると言えなくもないだろう。では、他の髪色ならどうか?
Worlds and World’s end:中峰 夏帆(茶髪)
12の月のイヴ:宇奈原 由紀(茶髪)
Clover Day’s:結橋 泉(茶髪)
サツコイ ~悠久なる恋の歌~:白羽瀬 悠(茶髪)
南十字星恋歌:堤 咲弥(茶髪)
残念な俺達の青春事情:中丘 ちまち(茶髪系)
ココロ@ファンクション! NEO:樫山 紗織(茶髪)
なついろレシピ:早蕨 すずな(茶髪)
エッチでヘンタイ! ヤキモチお嬢様!!:織宮 芽瑠(茶髪)
マジカル☆ディアーズ:羽衣野 真穂(茶髪)
恋するお嬢様はエッチな花嫁:美朱 ひよこ(茶髪)
彼女と俺の恋愛日常:蒼井 遙(茶髪系)
人気声優のつくりかた:永倉 小夏(茶髪)
神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。:神林 真央(茶髪系)
弓張月の導き雲はるか:ケイリー役(茶髪系)
試しに茶髪と茶髪っぽいキャラを選んでみたが、こちらは15人と黒髪キャラのそれと同じだということが見て取れる。所謂、茶髪系を抜いたとしてもその数は似たようなものであり、ほとんど同数と考えていいだろう。
他にピンク含めた赤髪系は9人いるから、黒髪や茶髪には劣るものの、これも決して少なくはないだろう。金髪キャラや銀髪キャラに比べれば、多いと言ってもいいはずだ。つまり、くすはらゆいの演じたヒロインにおいて、現時点で黒髪キャラが突出して多いというのは間違いであり、特に黒髪ロングともなれば単なるイメージでしかないことを理解したほうが良いかもしれない。
勿論、彼女の演じた黒髪ロング、黒髪のヒロインが好きだという気持ちは何人も否定できることではないから、その点に関しては各々の好きを声高に叫んでもらいたい。ただ、別に黒髪が特に多いわけではないよ、というだけの話だ。
長々と書いては来たものの、結局、遠野恋と姫野永遠の二人を演じた時点で、黒髪ロングヒロインに強烈な印象が残っているのは否定しようのない事実だから、イメージの先行は無理がないのだろう。けど、くすはらゆいといえば黒髪ヒロインというのは大きな武器にもなり得るが、弱点としてもあり得るから、ゆいちゃんの演じた黒髪以外のヒロインにも、目を向けてもらえると嬉しいなと思う。
くすはらゆい連載コラム『となりのヒロインさん☆』第28回 感想
2017年8月3日 くすはらゆい
8月になりました。まさか、コミケのサークル参加日を10日後に控えてまだ原稿やってるとは思いませんでしたが、今回は昨年出した本の倍ぐらいはページ数あるし、入稿締切を破った訳でもないので許して欲しいです。
まあ、年々執筆速度……というか、書き始めるまでが長くなってる気もしますが、改善していきたいものですね。夏コミの告知も、早い段階で出せればと思っています。
さて、今月もPCゲーム雑誌BugBugの、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」をレビューしていこうと思うのですが……今回は一つ重大なお知らせがあって、先に書くべきか後に書くべきか、迷ったんですけど後に書きます。
第28回のゲストは、ウソシリーズのサブキャラクター、雫・サージェントがやって来ました。ウソシリーズはlight系の姉妹ブランド、Campusの作品で、雫はアキウソからデザイン&声付きで登場してきたキャラクターです。コラムも28回目にして初めてサブキャラが登場した訳ですが、先週の金曜日に生配信されたHLC、lightの公式ニコ生Happy light Cafeにゆいちゃんがゲストに来た際、告知で雫が登場することを言ってましたから、事前に誰が来るのか判明していた珍しい例でもあります。過去にはメーカー側が発売前に告知していた、「花の野に咲くうたかたの」の鵲雫なんかも事前に分かっていましたが、そういえば、苗字は違えど名前が同じですね。
そんな雫・サージェントの登場シーンは、このところ続いた変わった形での遭遇と違い、自ら颯爽と現れて自分自身とツユウソ、ついでにフユウソの宣伝もするという飛ばしっぷり。あざとさ全快で可愛らしく、これぞ雫って感じがします。そのグイグイっぷりには、ゆいちゃんも思わず、「お、おう…。」とたじたじ。「あれー? ゆいさん引いてます?」と言うけど、雫はさん付けで呼ぶみたい。
前述の通り、雫はアキウソから登場したキャラで、実はフユウソには出てこない予定だったそうです。これはコラムで雫本人も言ってますが、フユウソのカウントダウンドラマでも触れていたので、知っている人は多いかも知れません。それがアキウソのアンケートハガキ等で大変な反響があり、全国のロ●コンの皆さんからの熱いラブコールによって、おいしいシーンを色々といただいちゃったんだとか。まあ、雫はデザイン面を見ても如何にもな可愛いキャラですし、ゆいちゃんの演技も嵌まってますから、当然と言えば当然なのかな?
雫本人は自らをして、自分ってサブキャラクターの枠に収まらないと思うんですよねーと、メインヒロインの昇格をアピール。まさに隙あらばで、ゆいちゃんも見習わなくちゃと感心してます。
ウソシリーズの話としては、やはり作品の肝になってる嘘についてで、相手の嘘が常に見抜けてしまう主人公の生きづらさや、それを苦しいと感じるゆいちゃんと、情報収集の観点から利があると思っている雫の対比。所謂、サトリとか人の心を読む能力者がそうであるように、疑心暗鬼になるのではないか? という、ゆいちゃんの懸念に、雫はあくまでお嬢様……つまり、アキウソのヒロインであるエリス以外のことはそんなに信用してないという本音を漏らしました。事実として、雫はエリス第一主義なところがありますからね。
アキウソでの絆の強さ、深さに言及しつつも、話はフユウソへと移行。発売したばかりなのでネタバレは出来ないものの、どうやら雫にはかっこいいシーンがあるらしい。ゆいちゃんはサブキャラを演じる機会が少ないことに触れた上で、主人公に明確な好意がないからこそ言えることだったり、サラッとかっこいいこと言ったりとか、凄く楽しく演じたらしい。そんなゆいちゃんに対して、雫はこんなことを言いました。
「ふふっ。では、この貴重な誌面を使ってアピっちゃえば良いんじゃないですかー。次回最終回って聞いてますし」
「次回最終回って聞いてますし」
「次回最終回」
その文字は、決して赤くありませんでした。赤ければ嘘だったかも知れないけど、それは雫の情報収集能力によって得られた紛れもない事実で。すぐにゆいちゃんの口からも発表がありました。
「次回でこの連載は最終回です。くすはらゆいはこれからも色々な役を演じたいと思っていますので、メイン・サブ問わず、お仕事のご依頼、オーディションのお誘いお待ちしております!」
いやまあ、正直ショックですよ。ゲストが来る前の前書きが、ラジオ・アリスグラムガーデンが終了したことと、夏コミ等で出るCDに付いてだったんだけど、ゆいちゃん自身がそうであったように、私も又ゆいちゃんのラジオが生活の一部になっていて、ラジオ事件簿が終わり、ロボらじが終わり、そしてアリスグラムガーデンが終わって……勿論、HLCやこすずの小部屋へのゲスト出演だったり、イベントで発売されるCDや、ラジオ事件簿の復活とかもありますけど、継続的なラジオ番組が終わりを迎えたのは事実です。
そんな現状に対して、私が思ったのは「またしばらくは、となりのヒロインさん☆だけかぁ」ということだった。この連載が続くことを、まるで疑わない自分がいて、もっと長く、先があることを信じ切っていました。でも、先月の時点で嫌な予感というか、疑問は感じていたんです。何せ登場ヒロインが今年の3月発売の作品からでしたし、このままでは追いついてしまうのではないかって。確かに7月だけで出演作は結構出ましたし、今年の分ぐらいは賄える数ではあるけど、漠然とした不安はあった。
全29回、今月までに28人のヒロインが登場して、ゆいちゃんの出演作はCSとかアペンドとかを除けば現状発売されているのだけで56作品あります。そのうち、アキウソとフユウソは同じキャラだから除外するとしても、27人ぐらいは登場していないキャラがいるはずなんですよね。勿論、まとめて登場したminoriヒロインとかもいますし、作品やメーカーの都合上で出られなかったキャラも沢山いるんだろうけど、全29回……30回目前、それもBugBugの25周年記念号の1号手前で終わってしまうというのは、何というかもどかしさを感じます。
どうして終了することになったのか、元々回数が決まっていたにしては中途半端な時期ですし、かといって連載の人気が落ちていたとも思えません。いつかの投票で、少なくとも雑誌読者の中では一番人気のある声優という結果も出てましたから、正直、続けられるだけ続けるものだと思ってました。まあ、事情を詮索するのは野暮だと分かってるんですけど、自分の中で納得出来てない部分も多くて、もっと言えば、くすはらゆいと言う人の露出が減ってしまうことへの焦りがあるんですよね。ラジオも終わって、彼女は事務所の都合でツイッターもやってませんから、情報発信のツールがなくなってしまう。そういうのがなくても仕事が取れているというのは、ゆいちゃんが実力者である証だとは思うけど、ファンとしてはやっぱり寂しくて……悔しくて。
最終回に登場するのは遠野恋だと信じている自分がいますけど、まさか、こんなにも早くその機会が訪れるとは思ってもみませんでした。まだずっとずっと先のことだと思っていたし、気持ちの整理を付けるのは、ちょっと難しいそう。電気外や夏コミ直前に、あまり知りたくはない情報でした。なんて言うか、くすはらファンの冬が訪れそうな予感がしますね。
出演作Hotいんふぉは、7月にどちゃっと出演作が発売されたこともあって、11月新作のアオイトリとゆらめく心に満ちた世界で、君の夢と欲望は叶うかの2本だけです。前者はパープルソフトウェア、後者はCUBEの作品ですけど、パープルに関しては色々な事情から遂に出たかって感じですかね。メインヒロインの吸血鬼、メアリー・ハーカー役ということで人外は久しぶりかな? イストリアの玖々里がいることにはいるけど、彼女を人外と言ってしまうのはちょっとあれだし、そうなるとよめがみのアイリスまで戻るのかな……?
CUBEの新作は、今年だけでもMintCUBE、HULOTTEと言った、所謂CUFFS系のブランドに出演していることを考えると、順当な感じですね。昨年辺りのVA系に出ずっぱりだった時期を思い出しますが、四番手とはいえメインヒロインの一人みたいなので、今から楽しみです。8月、9月、10月がポッカリ空いているのは気掛かりですが、まあ、7月までに凄い数出てしまったという側面もありますからねぇ……まだキャストが発表されてない新作もありますし、全く望みがない訳でもないと思いますが、当面の新作出演は11月ってことで。
パープルソフトウェアの新作なら少なくともほめらじにはゲスト出演するでしょうし、CUBEの方も、あるいは電妄とか出られるかも知れません。そう言った部分も期待しつつ、続報を待ちましょう。
ゆいたんの近況・一言は、夏と言うことでアイスのお話。ゆいちゃんはアイスの実が好きだという話を以前ラジオでもしていましたが、2パック一気に食べたらお腹を壊したらしい。私なんかはあれってピノみたいに箱入りで色々な味が入ってるってイメージが強いんだけど、最近はパック売りで味も1パック1種類らしいですね。地元ではあんまり見掛けないから、今度探してみようと思います。
他に特筆する記事は……意外なことにアオイトリの記事が載ってなかったんだけど、CUBEの方はありました。とはいえ、BBヘッドラインの1ページ記事なので取り立てて大きな扱いではなく、これからって感じ。ゆいちゃん出演作以外だと、ああ、あかべぇそふとすりぃのまほ×ろばのキャストが載ってましたね。まだ公式HPにも記載がありませんから、BugBugが初出しかも知れません。まあ、予想通りというかラジオをやってる二人はメインヒロインに名を連ねてますけど、最近の傾向かAG系とピーチ系は強いですね。そこから各2名ずつ出てますから、存在感があると言いますか。
後は、特にないかなぁ。いや、記事は沢山あるんだけど、コラムの最終回告知がショックすぎて、内容が入ってこないのも多くてさ……自分でもビックリするぐらいショックを受けていて、そもそも、ちょっとリアルで色々あったから元気だそうと思って今月号を読んだこともあったから、ショックのダブルコンボみたいな感じでしてね。何だろう、自分の中でやっぱりくすはらゆいは必要なんだなと再認識というか、改めて自覚してしまった気がする。連載は次回で終わるけど、今はWebのコラムとかもありますし、何らかの形で少しでも発信する場所があると良いですね。まあ、一番欲しいのはラジオのレギュラーなんだけど。
次は夏コミの告知になると思います。前回書いたとおり、眼帯少女中毒のだるみちゃんこと、中田瑠美さんと組んでの参加になりまして、だるみちゃんの方は新刊も脱稿したそうです。私も後少しで書き上がることは書き上がるので、何とか間に合わせたいものですね。早ければ、土曜日にはこの日記やHPを更新できると思いますが、速報は多分ツイッターかな。
それにしても、私は今後BugBugを買うことがあるんだろうか……一つでも読みたい連載があるのなら雑誌は買う派なんだけど、逆に言えば、それがなければあっさり買わなくなる質なもんで。どうしたものかな。
まあ、年々執筆速度……というか、書き始めるまでが長くなってる気もしますが、改善していきたいものですね。夏コミの告知も、早い段階で出せればと思っています。
さて、今月もPCゲーム雑誌BugBugの、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」をレビューしていこうと思うのですが……今回は一つ重大なお知らせがあって、先に書くべきか後に書くべきか、迷ったんですけど後に書きます。
第28回のゲストは、ウソシリーズのサブキャラクター、雫・サージェントがやって来ました。ウソシリーズはlight系の姉妹ブランド、Campusの作品で、雫はアキウソからデザイン&声付きで登場してきたキャラクターです。コラムも28回目にして初めてサブキャラが登場した訳ですが、先週の金曜日に生配信されたHLC、lightの公式ニコ生Happy light Cafeにゆいちゃんがゲストに来た際、告知で雫が登場することを言ってましたから、事前に誰が来るのか判明していた珍しい例でもあります。過去にはメーカー側が発売前に告知していた、「花の野に咲くうたかたの」の鵲雫なんかも事前に分かっていましたが、そういえば、苗字は違えど名前が同じですね。
そんな雫・サージェントの登場シーンは、このところ続いた変わった形での遭遇と違い、自ら颯爽と現れて自分自身とツユウソ、ついでにフユウソの宣伝もするという飛ばしっぷり。あざとさ全快で可愛らしく、これぞ雫って感じがします。そのグイグイっぷりには、ゆいちゃんも思わず、「お、おう…。」とたじたじ。「あれー? ゆいさん引いてます?」と言うけど、雫はさん付けで呼ぶみたい。
前述の通り、雫はアキウソから登場したキャラで、実はフユウソには出てこない予定だったそうです。これはコラムで雫本人も言ってますが、フユウソのカウントダウンドラマでも触れていたので、知っている人は多いかも知れません。それがアキウソのアンケートハガキ等で大変な反響があり、全国のロ●コンの皆さんからの熱いラブコールによって、おいしいシーンを色々といただいちゃったんだとか。まあ、雫はデザイン面を見ても如何にもな可愛いキャラですし、ゆいちゃんの演技も嵌まってますから、当然と言えば当然なのかな?
雫本人は自らをして、自分ってサブキャラクターの枠に収まらないと思うんですよねーと、メインヒロインの昇格をアピール。まさに隙あらばで、ゆいちゃんも見習わなくちゃと感心してます。
ウソシリーズの話としては、やはり作品の肝になってる嘘についてで、相手の嘘が常に見抜けてしまう主人公の生きづらさや、それを苦しいと感じるゆいちゃんと、情報収集の観点から利があると思っている雫の対比。所謂、サトリとか人の心を読む能力者がそうであるように、疑心暗鬼になるのではないか? という、ゆいちゃんの懸念に、雫はあくまでお嬢様……つまり、アキウソのヒロインであるエリス以外のことはそんなに信用してないという本音を漏らしました。事実として、雫はエリス第一主義なところがありますからね。
アキウソでの絆の強さ、深さに言及しつつも、話はフユウソへと移行。発売したばかりなのでネタバレは出来ないものの、どうやら雫にはかっこいいシーンがあるらしい。ゆいちゃんはサブキャラを演じる機会が少ないことに触れた上で、主人公に明確な好意がないからこそ言えることだったり、サラッとかっこいいこと言ったりとか、凄く楽しく演じたらしい。そんなゆいちゃんに対して、雫はこんなことを言いました。
「ふふっ。では、この貴重な誌面を使ってアピっちゃえば良いんじゃないですかー。次回最終回って聞いてますし」
「次回最終回って聞いてますし」
「次回最終回」
その文字は、決して赤くありませんでした。赤ければ嘘だったかも知れないけど、それは雫の情報収集能力によって得られた紛れもない事実で。すぐにゆいちゃんの口からも発表がありました。
「次回でこの連載は最終回です。くすはらゆいはこれからも色々な役を演じたいと思っていますので、メイン・サブ問わず、お仕事のご依頼、オーディションのお誘いお待ちしております!」
いやまあ、正直ショックですよ。ゲストが来る前の前書きが、ラジオ・アリスグラムガーデンが終了したことと、夏コミ等で出るCDに付いてだったんだけど、ゆいちゃん自身がそうであったように、私も又ゆいちゃんのラジオが生活の一部になっていて、ラジオ事件簿が終わり、ロボらじが終わり、そしてアリスグラムガーデンが終わって……勿論、HLCやこすずの小部屋へのゲスト出演だったり、イベントで発売されるCDや、ラジオ事件簿の復活とかもありますけど、継続的なラジオ番組が終わりを迎えたのは事実です。
そんな現状に対して、私が思ったのは「またしばらくは、となりのヒロインさん☆だけかぁ」ということだった。この連載が続くことを、まるで疑わない自分がいて、もっと長く、先があることを信じ切っていました。でも、先月の時点で嫌な予感というか、疑問は感じていたんです。何せ登場ヒロインが今年の3月発売の作品からでしたし、このままでは追いついてしまうのではないかって。確かに7月だけで出演作は結構出ましたし、今年の分ぐらいは賄える数ではあるけど、漠然とした不安はあった。
全29回、今月までに28人のヒロインが登場して、ゆいちゃんの出演作はCSとかアペンドとかを除けば現状発売されているのだけで56作品あります。そのうち、アキウソとフユウソは同じキャラだから除外するとしても、27人ぐらいは登場していないキャラがいるはずなんですよね。勿論、まとめて登場したminoriヒロインとかもいますし、作品やメーカーの都合上で出られなかったキャラも沢山いるんだろうけど、全29回……30回目前、それもBugBugの25周年記念号の1号手前で終わってしまうというのは、何というかもどかしさを感じます。
どうして終了することになったのか、元々回数が決まっていたにしては中途半端な時期ですし、かといって連載の人気が落ちていたとも思えません。いつかの投票で、少なくとも雑誌読者の中では一番人気のある声優という結果も出てましたから、正直、続けられるだけ続けるものだと思ってました。まあ、事情を詮索するのは野暮だと分かってるんですけど、自分の中で納得出来てない部分も多くて、もっと言えば、くすはらゆいと言う人の露出が減ってしまうことへの焦りがあるんですよね。ラジオも終わって、彼女は事務所の都合でツイッターもやってませんから、情報発信のツールがなくなってしまう。そういうのがなくても仕事が取れているというのは、ゆいちゃんが実力者である証だとは思うけど、ファンとしてはやっぱり寂しくて……悔しくて。
最終回に登場するのは遠野恋だと信じている自分がいますけど、まさか、こんなにも早くその機会が訪れるとは思ってもみませんでした。まだずっとずっと先のことだと思っていたし、気持ちの整理を付けるのは、ちょっと難しいそう。電気外や夏コミ直前に、あまり知りたくはない情報でした。なんて言うか、くすはらファンの冬が訪れそうな予感がしますね。
出演作Hotいんふぉは、7月にどちゃっと出演作が発売されたこともあって、11月新作のアオイトリとゆらめく心に満ちた世界で、君の夢と欲望は叶うかの2本だけです。前者はパープルソフトウェア、後者はCUBEの作品ですけど、パープルに関しては色々な事情から遂に出たかって感じですかね。メインヒロインの吸血鬼、メアリー・ハーカー役ということで人外は久しぶりかな? イストリアの玖々里がいることにはいるけど、彼女を人外と言ってしまうのはちょっとあれだし、そうなるとよめがみのアイリスまで戻るのかな……?
CUBEの新作は、今年だけでもMintCUBE、HULOTTEと言った、所謂CUFFS系のブランドに出演していることを考えると、順当な感じですね。昨年辺りのVA系に出ずっぱりだった時期を思い出しますが、四番手とはいえメインヒロインの一人みたいなので、今から楽しみです。8月、9月、10月がポッカリ空いているのは気掛かりですが、まあ、7月までに凄い数出てしまったという側面もありますからねぇ……まだキャストが発表されてない新作もありますし、全く望みがない訳でもないと思いますが、当面の新作出演は11月ってことで。
パープルソフトウェアの新作なら少なくともほめらじにはゲスト出演するでしょうし、CUBEの方も、あるいは電妄とか出られるかも知れません。そう言った部分も期待しつつ、続報を待ちましょう。
ゆいたんの近況・一言は、夏と言うことでアイスのお話。ゆいちゃんはアイスの実が好きだという話を以前ラジオでもしていましたが、2パック一気に食べたらお腹を壊したらしい。私なんかはあれってピノみたいに箱入りで色々な味が入ってるってイメージが強いんだけど、最近はパック売りで味も1パック1種類らしいですね。地元ではあんまり見掛けないから、今度探してみようと思います。
他に特筆する記事は……意外なことにアオイトリの記事が載ってなかったんだけど、CUBEの方はありました。とはいえ、BBヘッドラインの1ページ記事なので取り立てて大きな扱いではなく、これからって感じ。ゆいちゃん出演作以外だと、ああ、あかべぇそふとすりぃのまほ×ろばのキャストが載ってましたね。まだ公式HPにも記載がありませんから、BugBugが初出しかも知れません。まあ、予想通りというかラジオをやってる二人はメインヒロインに名を連ねてますけど、最近の傾向かAG系とピーチ系は強いですね。そこから各2名ずつ出てますから、存在感があると言いますか。
後は、特にないかなぁ。いや、記事は沢山あるんだけど、コラムの最終回告知がショックすぎて、内容が入ってこないのも多くてさ……自分でもビックリするぐらいショックを受けていて、そもそも、ちょっとリアルで色々あったから元気だそうと思って今月号を読んだこともあったから、ショックのダブルコンボみたいな感じでしてね。何だろう、自分の中でやっぱりくすはらゆいは必要なんだなと再認識というか、改めて自覚してしまった気がする。連載は次回で終わるけど、今はWebのコラムとかもありますし、何らかの形で少しでも発信する場所があると良いですね。まあ、一番欲しいのはラジオのレギュラーなんだけど。
次は夏コミの告知になると思います。前回書いたとおり、眼帯少女中毒のだるみちゃんこと、中田瑠美さんと組んでの参加になりまして、だるみちゃんの方は新刊も脱稿したそうです。私も後少しで書き上がることは書き上がるので、何とか間に合わせたいものですね。早ければ、土曜日にはこの日記やHPを更新できると思いますが、速報は多分ツイッターかな。
それにしても、私は今後BugBugを買うことがあるんだろうか……一つでも読みたい連載があるのなら雑誌は買う派なんだけど、逆に言えば、それがなければあっさり買わなくなる質なもんで。どうしたものかな。
くすはらゆい連載コラム『となりのヒロインさん☆』第27回 感想
2017年7月3日 くすはらゆい
夏コミに当選しています。唐突な出だしですけど、毎年恒例というか、もうそんな季節なんですね。いや、当選自体は6月の半ば……それより前かな? とにかく先月の早い段階で発表されていて、私のツイッターも夏コミ仕様になってはいるんですけど、ここにも書いておこうと思いまして。
簡単に触れておくと、今夏も例年通りの3日目に参加。配置は東ピ-07になります。合同サークルではないですが、原画家の中田瑠美さんに新刊の表紙を依頼した縁から、彼女のサークル・眼帯少女中毒の新刊及びグッズを委託する予定です。私の方の新刊詳細は週末金曜日にでもと思っているのだけど、一つ言えることがあるとすれば、今日の日記に出てきます、というのが最大のヒントになるのかな? まあ、別に取り立てて隠しているわけでもないんだけどね。
そんな訳で、今月もPCゲーム雑誌BugBugのレビューをしていきましょうか。くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」の第27回。前回はしゅがてんのめるが来ましたけど、今回も又、ゆいちゃんはゲストヒロインがいる世界で待ち合わせをしています。
しかし、時間になっても姿を見せないヒロインに訝しがっていると……
「……そこに誰かいるの?」
路地裏から聞こえてきたか細い声。確認してみるとそこには彼女が、玖々里がゴミ箱に嵌まっていました。そう、今月はウグイスカグラが2017年3月に発売したゲーム、水葬銀貨のイストリアから、汐入 玖々里が登場しました。これで17年ヒロインは3人目、それも発売月順に登場していることになりますが、3月末に発売した作品のヒロインが7月頭の雑誌にゲスト出演ですから、これはもう直近と言っても差し支えないでしょう。こんなペースで登場させて大丈夫なのか? という疑問はありますけど……まあ、それについては後で書きますか。
兎にも角にものっぴきならない事情でゴミ箱に嵌まっていたという玖々里を救い出して、二人は何故かある近所の銭湯へ。あの島、銭湯なんてあるんだ。せめてこう、スパとかじゃないんだろうか? まあ、細かいところは良いとして、お風呂の中でトークをするのかと思いきや、お風呂自体はサッパリしたの一言で終了。玖々里はちっぱいなので、小夜と一緒じゃなくて良かったと言ってますが、むしろ、ゆいちゃんが……いや、うん、なんでもない。
尤も、胸以外にも色々考えているようですけどね。別に小夜だって抱えているもの、過ごしてきた環境は玖々里に負けず劣らずなんだろうが、それでも意識しちゃうんだろうなぁ。
作品の話になって、ゆいちゃん曰く、この作品は「収録がはじまる前にすべての台本がデータでもらえたのが印象に残ってる」らしい。minoriにみたいに長く仕事をしていて、近しいブランドなら話は別だけど、ゲームの台本って量も多いし、ゆいちゃんの言うように演じるキャラのルート、セリフのみくれるところが殆どだから、確かにこれは意外でした。
そしておそらく、収録はかなり早い段階で始まっていて……私の推測では去年だと思うんですよ。まあ、これには幾つか理由があるんだけど、フロフロのラジオCDで言ってた、秋野花さんと収録が前後していた作品ってのが、これのことだったんじゃないかなと。はにデビは、少し早い気もしたし。
ちなみに体験版部分の台本を先行してくれるところは、大抵それ以降が出来てなかったりするよね。どことは言わないけど。
しかし、イストリアの台本が事前にすべて……いや、この作品って名作というか、今年出た作品の中ではかなり面白くて、くすはらゆい出演作でも屈指の作品というか、傑作の一つじゃないかとさえ私は考えてるんだけど、とにかく誤字脱字誤植が多いんですよ。軽く三桁はあると言われてますし、勿論、我々ユーザーが読むシナリオと、声優が使う台本は別物ですが、そういやあれだけの誤字脱字誤植、声優の方々はどのように対応したんだろうか?
台本だけあの三桁の間違いがなかったとは考えられないし、勿論、三桁の大半は地の文とかだったと思うけど、台詞の間違いも結構あったからねぇ。まあ、そんな間違いだらけでも面白いと感じるから、この作品は凄いんだけど。三桁のミスでさえ、細かいことで片付けられるぐらいには。
そうして全部貰った台本を読んでみて、ゆいちゃんはその訳が分かったらしい。
というのも、プレイした人は分かるだろうけど、この作品のキャラクターは主人公、ヒロイン、サブキャラに至るまでみんな腹に一物抱えてる奴ばかりだから、玖々里は多少マシであるにせよ、彼女もなに考えているか分からない部分がありましたからね。そして、それを理解するには彼女の過去を紐解き、なにを思っているのか理解しなければならない。そのため、台本を先の先まで読み進める必要があったのでしょう。
玖々里は自分に出来るのは涙を流すことと信じることだけだと謙遜するけど、ゆいちゃんにとってはどっちも凄いことで、特に茅ヶ崎英士……主人公ですが、彼のことをどうしてそんなに信じられるのか、最初は分からなかったとか。
更にもう少し作品内容に踏み込んで、キャッチコピーの「ハッピーエンドを約束しよう」について。ハッピーエンドとはいうものの、この作品は総じて暗く、そしてえぐいです。どうして人間はここまで他者に対して残酷を通り越して酷薄になれるのか、邪悪、悪意、嫌悪、それらが混ざり合って、純粋悪のような奴まで出てきますし、日常パートもあるにせよ、ひたすらに主人公の少年少女達が無力な存在であることが書かれています。
ゆいちゃんも随分心を抉られたようだけど、私はその徹底的なまでの描写に色々な意味でショックを受けたかな。ああ、こんな作品も許されるんだ、書いて良いんだって、物凄く新鮮だった。内容的にはホント、勘弁してくれよってぐらい人々が傷付き、傷付け合う作品なのだけど、私は今年出たエロゲの中でも特にオススメしたい一本だと思います。
対談前の前書きは、秋野花さんと秋葉原のバーオネストで行われていた、はにデビコラボカフェに行ったという話でした。店内に飾られていたサインボードには、そのとき書いたと思われるゆいちゃんのサインが、秋野花さんのそれと一緒にありましたし、コミュニケーションノートにも記載がありましたね。
私は3回ほど出掛けましたけど、基本的に瑠璃のドリンクばっかり飲んでましたね。ノンアルコールがあれぐらいしかなかったというのもあるんだけど、今まで行ったコラボ系ではドリンクもフードも、屈指の美味さだったかなぁ。どことは言わないけど、こりゃないだろってレベルのところも過去にはありましたからね。秋葉原にはエロゲに限らずアニメなどとコラボを行う飲食店が結構ありますけど、バーオネストはかなりのレベルでした。店内も広くてキレイでしたし、なによりカウンター席でさえソファというのが居心地いいですね。
そういや、ゆいちゃんによると秋野花さんはツナが嫌いらしく、サンドイッチがツナだったどうしようと困っていたとか。ツナとかシーチキンって、そんなに好き嫌いを聞かない食べ物だと思ってましたけど、これはちょっと意外だった。
出演作Hotいんふぉは、春グラが発売したことから、ゴールデンアワー、弓張月の導き雲はるか、フユウソ、真・恋姫無双-革命-蒼天の覇王が載っており、実はこれってすべてが来月、つまり7月発売の作品なんですよね。
ゆいちゃんは、2017年7月3日現在、8月以降の出演作についてこれと行った情報がないため、どれか1本でも延期しないことには、来月号での出演作Hotいんふぉに今後の出演作が載らないことになります。勿論、下半期に入ったばかりですから、これから色々と新作が発表されていくのだとは思いますが……万が一にも新作出演の発表が来月までになければ、発売中の作品が載ることになるんだろうか?
又、同じような疑問として、来月のゲストヒロインについても気になることがあります。今回登場したのは3月発売の作品からでしたが、同じく3月にはminoriから発売されたトリノラインのヒロイン、紬木沙羅がいます。けれど、このコラムはそう簡単にminoriヒロインが出てこないことでも有名ですし、それでなくとも年の初めにくすはらゆい座談会をやっていますから、沙羅が出てくるとは考えづらい。
となれば、沙羅の次、4月は出演作がありませんでしたから、5月と言うことではにデビの皇后崎瑠璃になるのだろうか? あるいは戻って、彼女と俺の恋愛日常から蒼井遙や、サブヒロインだけど神ヤバの神林真央が来るか……いずれにせよ、17年に限定するなら候補はこの3人ぐらいです。
それに今後、確かに7月は4本のタイトルに出演しますが、メインヒロインなのはごるあわのすずぐらいで、フユウソはサブキャラ、月雲や恋姫無双はどれだけ出番があるのか不明です。それにフユウソはもしかしたらツユウソで単独ヒロインをになるかも知れない可能性があるし、恋姫無双は蜀のキャラですから、本格的な登場は再来年のはず。
そう考えると、出演させることが出来るのは7月作品だとごるあわのすず、もしかしたら月雲のケイリーぐらいなんですよね。先程の瑠璃や遥、真央と合わせても5人ですから、年内にBugBugが残り6冊出ることを考えると、人数が足りません。
勿論、16年も15年も出してないキャラはいるから、過去に戻ることも出来ますけど果たしてどうなるのか……2017年は上半期から7月にかけて怒濤の出演本数だと思ってましたけど、これを下半期にどれだけ追加できるかが鍵ですね。
ゆいちゃん出演作の記事としては、前述の通り今回は7月新作がすべて載っています。一番大きく扱われていたのはゴールデンアワーでしたけど、私、この作品は結構楽しみでして。体験版をやったんですが、思っていた以上に面白かったんですよね。何というか……オタクが気に入りそうなリアリティというか、静けさみたいのが作品にあって、酷く現実的な、まあ、渋谷をモデルにしてるから当然なんだろうけど、適度に汚れた街並みと、そこに暮らす人々みたいな演出が凄く良かった。
たとえば、先日出たばかりの春音アリス*グラムなんかは現実にはあり得ない、これでもかと言うぐらいキレイで美しい世界観、作品舞台を描いていて、「ああ、ここに行ってみたい」と思ってしまうような素晴らしさなんだけど、ゴールデンアワーはまさにその対極と言っていい。どこにでもありそうな薄汚れたリアルな街で、テレビを付ければ実際にやってそうな番組を観ているヒロインとか、少々あからさまだけど、これでもかと言うぐらい現実を意識させる描写が多くて、妙に引き込まれた。
これが延期せず、上半期の6月に出ていたら、上半期はイストリアが一番良かったという私の評価に修正が加えられたかも知れない……尤も、既に春グラがそれを揺るがしてはいるんですが。
月雲も1ページ記事が載っていて、発売月にしては扱いが小さいですけど、ケイリーのシルヴィアのHシーンのCGが載ってましたね。HPでも公開されている奴ですが、どうやら主人公はあくまでフレイアのみ、ケイリーは百合シーンだけのようです。まあ、それが残念であるかは人それぞれだろうけど、体験版の戦闘パートが思っていたよりも難しくて、攻略にはちょっと時間を取られそうです。
フユウソも1ページ記事でしたが、雫は載っていませんでした。ツユウソに繋げることを考えれば、抱き枕付きの高い方を買うべきなのかも知れませんが、なかなかどうした、電気外やコミケを控える身としては、無理も出来なくて。ゆいちゃん出演作じゃないけど、景の海のアペイリアとかも買うし。
恋姫無双の記事も6ページほどありましたけど、これまた前述の通り、ゆいちゃんのキャラは蜀ですから、載ってないんですよね。話によればこのシリーズ、毎年1本ずつ発売していくとのことで、蜀編は再来年、2019年になります。これを気が遠くなるほど先と考えるか、19年までゆいちゃんの仕事が決まっていると好意的に捉えるかは……まあ、これまた人それぞれということで。
後、他に特筆すべき記事は……うーん。今回はそんなに目を見張るようなものがなかったんだよね。情報初出しの新作もほぼ無いですし、強いて言うなら、先月チラッと公開されたあかべぇそふとすりぃの新作、まほ×ろばが本格的に載っていたぐらいですか。キャストにもよるけど、雰囲気的には買っても良い作品かなと思ってる。あかべぇが作る萌えゲーというのも気にはなりますし。
まあ、エロゲも業界自体が不景気で、別に不景気だからブランドが潰れるわけでもないのだけど、寂しい話は数多く聞きます。どの選択が正解なのか、迷うことはあるけれど、ユーザーとして、せめて自分が興味を持った作品ぐらいは買っていきたいですね。くすはらゆい最優先というのは変わりませんが。
簡単に触れておくと、今夏も例年通りの3日目に参加。配置は東ピ-07になります。合同サークルではないですが、原画家の中田瑠美さんに新刊の表紙を依頼した縁から、彼女のサークル・眼帯少女中毒の新刊及びグッズを委託する予定です。私の方の新刊詳細は週末金曜日にでもと思っているのだけど、一つ言えることがあるとすれば、今日の日記に出てきます、というのが最大のヒントになるのかな? まあ、別に取り立てて隠しているわけでもないんだけどね。
そんな訳で、今月もPCゲーム雑誌BugBugのレビューをしていきましょうか。くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」の第27回。前回はしゅがてんのめるが来ましたけど、今回も又、ゆいちゃんはゲストヒロインがいる世界で待ち合わせをしています。
しかし、時間になっても姿を見せないヒロインに訝しがっていると……
「……そこに誰かいるの?」
路地裏から聞こえてきたか細い声。確認してみるとそこには彼女が、玖々里がゴミ箱に嵌まっていました。そう、今月はウグイスカグラが2017年3月に発売したゲーム、水葬銀貨のイストリアから、汐入 玖々里が登場しました。これで17年ヒロインは3人目、それも発売月順に登場していることになりますが、3月末に発売した作品のヒロインが7月頭の雑誌にゲスト出演ですから、これはもう直近と言っても差し支えないでしょう。こんなペースで登場させて大丈夫なのか? という疑問はありますけど……まあ、それについては後で書きますか。
兎にも角にものっぴきならない事情でゴミ箱に嵌まっていたという玖々里を救い出して、二人は何故かある近所の銭湯へ。あの島、銭湯なんてあるんだ。せめてこう、スパとかじゃないんだろうか? まあ、細かいところは良いとして、お風呂の中でトークをするのかと思いきや、お風呂自体はサッパリしたの一言で終了。玖々里はちっぱいなので、小夜と一緒じゃなくて良かったと言ってますが、むしろ、ゆいちゃんが……いや、うん、なんでもない。
尤も、胸以外にも色々考えているようですけどね。別に小夜だって抱えているもの、過ごしてきた環境は玖々里に負けず劣らずなんだろうが、それでも意識しちゃうんだろうなぁ。
作品の話になって、ゆいちゃん曰く、この作品は「収録がはじまる前にすべての台本がデータでもらえたのが印象に残ってる」らしい。minoriにみたいに長く仕事をしていて、近しいブランドなら話は別だけど、ゲームの台本って量も多いし、ゆいちゃんの言うように演じるキャラのルート、セリフのみくれるところが殆どだから、確かにこれは意外でした。
そしておそらく、収録はかなり早い段階で始まっていて……私の推測では去年だと思うんですよ。まあ、これには幾つか理由があるんだけど、フロフロのラジオCDで言ってた、秋野花さんと収録が前後していた作品ってのが、これのことだったんじゃないかなと。はにデビは、少し早い気もしたし。
ちなみに体験版部分の台本を先行してくれるところは、大抵それ以降が出来てなかったりするよね。どことは言わないけど。
しかし、イストリアの台本が事前にすべて……いや、この作品って名作というか、今年出た作品の中ではかなり面白くて、くすはらゆい出演作でも屈指の作品というか、傑作の一つじゃないかとさえ私は考えてるんだけど、とにかく誤字脱字誤植が多いんですよ。軽く三桁はあると言われてますし、勿論、我々ユーザーが読むシナリオと、声優が使う台本は別物ですが、そういやあれだけの誤字脱字誤植、声優の方々はどのように対応したんだろうか?
台本だけあの三桁の間違いがなかったとは考えられないし、勿論、三桁の大半は地の文とかだったと思うけど、台詞の間違いも結構あったからねぇ。まあ、そんな間違いだらけでも面白いと感じるから、この作品は凄いんだけど。三桁のミスでさえ、細かいことで片付けられるぐらいには。
そうして全部貰った台本を読んでみて、ゆいちゃんはその訳が分かったらしい。
というのも、プレイした人は分かるだろうけど、この作品のキャラクターは主人公、ヒロイン、サブキャラに至るまでみんな腹に一物抱えてる奴ばかりだから、玖々里は多少マシであるにせよ、彼女もなに考えているか分からない部分がありましたからね。そして、それを理解するには彼女の過去を紐解き、なにを思っているのか理解しなければならない。そのため、台本を先の先まで読み進める必要があったのでしょう。
玖々里は自分に出来るのは涙を流すことと信じることだけだと謙遜するけど、ゆいちゃんにとってはどっちも凄いことで、特に茅ヶ崎英士……主人公ですが、彼のことをどうしてそんなに信じられるのか、最初は分からなかったとか。
更にもう少し作品内容に踏み込んで、キャッチコピーの「ハッピーエンドを約束しよう」について。ハッピーエンドとはいうものの、この作品は総じて暗く、そしてえぐいです。どうして人間はここまで他者に対して残酷を通り越して酷薄になれるのか、邪悪、悪意、嫌悪、それらが混ざり合って、純粋悪のような奴まで出てきますし、日常パートもあるにせよ、ひたすらに主人公の少年少女達が無力な存在であることが書かれています。
ゆいちゃんも随分心を抉られたようだけど、私はその徹底的なまでの描写に色々な意味でショックを受けたかな。ああ、こんな作品も許されるんだ、書いて良いんだって、物凄く新鮮だった。内容的にはホント、勘弁してくれよってぐらい人々が傷付き、傷付け合う作品なのだけど、私は今年出たエロゲの中でも特にオススメしたい一本だと思います。
対談前の前書きは、秋野花さんと秋葉原のバーオネストで行われていた、はにデビコラボカフェに行ったという話でした。店内に飾られていたサインボードには、そのとき書いたと思われるゆいちゃんのサインが、秋野花さんのそれと一緒にありましたし、コミュニケーションノートにも記載がありましたね。
私は3回ほど出掛けましたけど、基本的に瑠璃のドリンクばっかり飲んでましたね。ノンアルコールがあれぐらいしかなかったというのもあるんだけど、今まで行ったコラボ系ではドリンクもフードも、屈指の美味さだったかなぁ。どことは言わないけど、こりゃないだろってレベルのところも過去にはありましたからね。秋葉原にはエロゲに限らずアニメなどとコラボを行う飲食店が結構ありますけど、バーオネストはかなりのレベルでした。店内も広くてキレイでしたし、なによりカウンター席でさえソファというのが居心地いいですね。
そういや、ゆいちゃんによると秋野花さんはツナが嫌いらしく、サンドイッチがツナだったどうしようと困っていたとか。ツナとかシーチキンって、そんなに好き嫌いを聞かない食べ物だと思ってましたけど、これはちょっと意外だった。
出演作Hotいんふぉは、春グラが発売したことから、ゴールデンアワー、弓張月の導き雲はるか、フユウソ、真・恋姫無双-革命-蒼天の覇王が載っており、実はこれってすべてが来月、つまり7月発売の作品なんですよね。
ゆいちゃんは、2017年7月3日現在、8月以降の出演作についてこれと行った情報がないため、どれか1本でも延期しないことには、来月号での出演作Hotいんふぉに今後の出演作が載らないことになります。勿論、下半期に入ったばかりですから、これから色々と新作が発表されていくのだとは思いますが……万が一にも新作出演の発表が来月までになければ、発売中の作品が載ることになるんだろうか?
又、同じような疑問として、来月のゲストヒロインについても気になることがあります。今回登場したのは3月発売の作品からでしたが、同じく3月にはminoriから発売されたトリノラインのヒロイン、紬木沙羅がいます。けれど、このコラムはそう簡単にminoriヒロインが出てこないことでも有名ですし、それでなくとも年の初めにくすはらゆい座談会をやっていますから、沙羅が出てくるとは考えづらい。
となれば、沙羅の次、4月は出演作がありませんでしたから、5月と言うことではにデビの皇后崎瑠璃になるのだろうか? あるいは戻って、彼女と俺の恋愛日常から蒼井遙や、サブヒロインだけど神ヤバの神林真央が来るか……いずれにせよ、17年に限定するなら候補はこの3人ぐらいです。
それに今後、確かに7月は4本のタイトルに出演しますが、メインヒロインなのはごるあわのすずぐらいで、フユウソはサブキャラ、月雲や恋姫無双はどれだけ出番があるのか不明です。それにフユウソはもしかしたらツユウソで単独ヒロインをになるかも知れない可能性があるし、恋姫無双は蜀のキャラですから、本格的な登場は再来年のはず。
そう考えると、出演させることが出来るのは7月作品だとごるあわのすず、もしかしたら月雲のケイリーぐらいなんですよね。先程の瑠璃や遥、真央と合わせても5人ですから、年内にBugBugが残り6冊出ることを考えると、人数が足りません。
勿論、16年も15年も出してないキャラはいるから、過去に戻ることも出来ますけど果たしてどうなるのか……2017年は上半期から7月にかけて怒濤の出演本数だと思ってましたけど、これを下半期にどれだけ追加できるかが鍵ですね。
ゆいちゃん出演作の記事としては、前述の通り今回は7月新作がすべて載っています。一番大きく扱われていたのはゴールデンアワーでしたけど、私、この作品は結構楽しみでして。体験版をやったんですが、思っていた以上に面白かったんですよね。何というか……オタクが気に入りそうなリアリティというか、静けさみたいのが作品にあって、酷く現実的な、まあ、渋谷をモデルにしてるから当然なんだろうけど、適度に汚れた街並みと、そこに暮らす人々みたいな演出が凄く良かった。
たとえば、先日出たばかりの春音アリス*グラムなんかは現実にはあり得ない、これでもかと言うぐらいキレイで美しい世界観、作品舞台を描いていて、「ああ、ここに行ってみたい」と思ってしまうような素晴らしさなんだけど、ゴールデンアワーはまさにその対極と言っていい。どこにでもありそうな薄汚れたリアルな街で、テレビを付ければ実際にやってそうな番組を観ているヒロインとか、少々あからさまだけど、これでもかと言うぐらい現実を意識させる描写が多くて、妙に引き込まれた。
これが延期せず、上半期の6月に出ていたら、上半期はイストリアが一番良かったという私の評価に修正が加えられたかも知れない……尤も、既に春グラがそれを揺るがしてはいるんですが。
月雲も1ページ記事が載っていて、発売月にしては扱いが小さいですけど、ケイリーのシルヴィアのHシーンのCGが載ってましたね。HPでも公開されている奴ですが、どうやら主人公はあくまでフレイアのみ、ケイリーは百合シーンだけのようです。まあ、それが残念であるかは人それぞれだろうけど、体験版の戦闘パートが思っていたよりも難しくて、攻略にはちょっと時間を取られそうです。
フユウソも1ページ記事でしたが、雫は載っていませんでした。ツユウソに繋げることを考えれば、抱き枕付きの高い方を買うべきなのかも知れませんが、なかなかどうした、電気外やコミケを控える身としては、無理も出来なくて。ゆいちゃん出演作じゃないけど、景の海のアペイリアとかも買うし。
恋姫無双の記事も6ページほどありましたけど、これまた前述の通り、ゆいちゃんのキャラは蜀ですから、載ってないんですよね。話によればこのシリーズ、毎年1本ずつ発売していくとのことで、蜀編は再来年、2019年になります。これを気が遠くなるほど先と考えるか、19年までゆいちゃんの仕事が決まっていると好意的に捉えるかは……まあ、これまた人それぞれということで。
後、他に特筆すべき記事は……うーん。今回はそんなに目を見張るようなものがなかったんだよね。情報初出しの新作もほぼ無いですし、強いて言うなら、先月チラッと公開されたあかべぇそふとすりぃの新作、まほ×ろばが本格的に載っていたぐらいですか。キャストにもよるけど、雰囲気的には買っても良い作品かなと思ってる。あかべぇが作る萌えゲーというのも気にはなりますし。
まあ、エロゲも業界自体が不景気で、別に不景気だからブランドが潰れるわけでもないのだけど、寂しい話は数多く聞きます。どの選択が正解なのか、迷うことはあるけれど、ユーザーとして、せめて自分が興味を持った作品ぐらいは買っていきたいですね。くすはらゆい最優先というのは変わりませんが。
くすはらゆい連載コラム『となりのヒロインさん☆』第26回 感想
2017年6月2日 くすはらゆい
COMIC1やCharacter1から早くも1ヵ月以上が経過して、まあ、個人的に5月は色々合ったのであんまり良いことはなかったんですけど、サークル広報みたいなことをしておくと、コミ1新刊の「くすはらゆいDataBook-Vol.3-Sakura」をBOOTHにて通販中です。今回はこれまでの自家通販からBOOTHを利用することにしまして、振込とか発送とか、そういう手続きが少し便利になったかなと。まだ在庫は残ってるので、興味ある人は下のアドレスからどうぞ。
くすはらゆいDataBook-Vol.3-Sakura通販ページ
URL:https://mlwhlw.booth.pm/items/505193
さて、宣伝はこれぐらいにして今月もPCゲーム雑誌BugBugのレビューをしようと思います。メインで取り上げているくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」は、前回2017年出演作からゲストヒロインを呼んでいましたが、今月号もその流れに沿って、2月新作「しゅがてん」から、古倉めるが登場しました。2月新作と言っても大抵のエロゲは月末発売ですから、しゅがてんはほんの3ヵ月ほど前の作品ということになります。体感的にも、ごく最近の作品って気がしますよね。
前回が人気声優のつくりかたの小夏で、1月発売の作品でしたけど、同じく1月発売……尤も昨年からの延期ですが、彼女と俺の恋愛日常を飛ばして、そのまま2月に駒を進めた感じでしょうか。ふと思ったんですが、後々又記述しますが、ゆいちゃんの2017年における出演作は、今後発売する作品を合わせて、判っているだけでも12作品、人気声優としゅがてんが既に登場しているにしても、あと10本ほど余裕があります。つまり、2017年ヒロインだけでコラムの3シーズン目を余裕で書けてしまいます。毎月のように触れてはいますけど、上半期だけで10本は今までにないペースですし、今年はいよいよ出演作20本の大台に乗るかも知れません。勿論、エロゲですから延期の危険性は常に付きまとっていますが、流石に今発表されているのは年内に出るでしょう。
そんな訳でゲストの古倉めるなんですが、今回も作品世界にお邪魔する形で、めるが住んでいる洋菓子店フォルクロールのカフェスペースでの対談となりました。主人公のクロウや、同居人の氷織は外しているとのことで、これ幸いとめるはケーキを沢山食べます。
めるはくすはらゆいのことを、ゆいちゃんと呼んでましたけど、そう言えば、そろそろ呼称表も作れそうですね。何だかんだで26回、26人、くすはらゆい座談会を加えればもっとヒロインが登場しましたが、それぞれが様々な呼称で彼女を呼んでいますし。あだ名は無いのかな、まだ。
話がずれましたけど、ゆいちゃん的にしゅがてんは実際にケーキを食べなくても、甘いケーキを食べてるみたいな気持ちになれる作品とのこと。ちなみに、この日はタルトを食べたようです。ゆいちゃん好きですからね、タルト。
心が疲れた日に起動したくなるような作品とも書いてたけど、癒やしでありながら、全然退屈じゃないところが凄いという説明は、所謂癒やし系に今まで思うところがあったのかな。癒やし系の作品や、日常系は、それほど中身を追究しないものが多いのも又事実ですし。まあ、あくまで私の感覚で見たときの話ですが。
台本が届いたときに驚いたのは、めるがボクッ娘だったことらしい。確かにまあ、ゆいちゃんが演じたボクッ子は中丘ちまちぐらいで、しかも、残念な俺達の青春事情は2014年の作品ですから、新鮮で楽しかったというのも分かる話です。
ちなみにもう一つ驚いたのは主人公であるクロウ君の口調や人柄。まあ、私もクロウという名前であの口調や性格はないだろう、名前負けしてるだろうと思っていたけど、ゆいちゃん的にはそう言った部分ではないらしい。めるに言わせれば、記憶喪失なのに落ち着いているし、ゆいちゃんはそんなクロウとみんなのやりとりが好きなんだとか。
まったりした気分になれるというのは同感で、18禁的な意味でエロを楽しみたいと言うよりは、世界観に浸るタイプの作品なんじゃないかな。エロに癒やしを求めるなら、ゆいちゃん出演作ではないけど、こいちゃをやるべきでしょう。
対談前の前書きはキャラ1へ遊びに行った話と、アリスグラムガーデン、そしてシンソウノイズのラジオCDについて。先週配信されたSP放送でも言ってましたけど、ラジオCDの録り下ろしのとき、ゆいちゃんは少し酔っ払っていたらしいですね。タイミング的にそうだった、とのことだけど、まあ、多少酒が入ってもいいんじゃないでしょうか、あの番組は。元々は朝10で録っていた訳だけど、それも許されると思います。SP番組についても触れてはいたけど、収録時期を考えるに、ギリギリこの原稿書いたあとなんじゃないかな。締切的にはかなり後ろのはずなんですけどね。カツカツな雑誌だから。
アリスグラムガーデンも何だかんだで15回突破しましたけど、まあ、流石にこっちは20回行くか行かないか……で、終わる気がします。DMMのらめぇ男氏が、「延期でラジオが伸びるのは嬉しいのか?」という問いをニコ生で投げかけてましたけど、場合によりけりかな。春グラに関しては、ここまで延期されちゃうと、もうどっちでも良いって感じで。体験版は出ましたけど、音声面での違和感があるし、公式通販はやるのかやらないのか、そう言ったことも判らないし、まだ予断は許せませんよね。体験版そのものは面白かったけど、Hシーンなかったからなぁ。
出演作Hotいんふぉはそんな春グラと、ゴールデンアワー、弓張月の導き雲はるか、それにフユウソが載ってました。このうち記事があるのは春グラ、月雲、フユウソの3作品ですが、先頃出演が発表された真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王は特集記事が組まれてましたが、記載されてませんでしたね。まあ、蒼天の覇王は魏の話ですから、ゆいちゃんのキャラが出るとも限らないのですが。
ゆいたんの近況・一言は夏に出るスプラトゥーン2について。予約が開始されたとのことだけど、私、あれまだやったことないんだよね。最近は任天堂のゲーム機もご無沙汰で……据え置き機って随分やってないなぁ。楽しそうではあるんだけども、元より、ゲームってSFCが一番好きだった人なので。どうにも次世代機というか、最新鋭機には疎い部分がある。
ゆいちゃん出演作の記事は上述の通りだけど、春グラの話をもうちょっとすると、今月の記事では新規CGが2枚、一葉と雪がそうだったかな。前者が水着で、後者が着物……いや、浴衣か? 老舗料亭の娘だから着物かな。とにかく、それでHがあるようです。優理とエリサのCGはオリジナル特典に使われているものですね。耶々の新規CGが載ってなかったのは確かです。
一応、発売月の掲載ではあるんだけど、流石にもう大特集は組んで貰えないみたい。というか、載ってる情報もさわりの部分だけで、記事そのものにこれといって特徴がないんだよね。これだけ延期してると、新鮮さの欠片もないというか。本当に出るのかなぁ……
フユウソも1ページ記事で載ってましたけど、CGの遠くに雫が確認できる程度で、作品コンセプトからしても特に情報はなし。前回はああいう立場での登場でしたからまだしも出番は多かったですが、今作はどうなるんだろう? ツユウソのためにもアピールはしておきたいところではあるが。
月雲も1ページ記事でしたが、この作品は要するにマイ・フェア・エンジェルなんでしょうか? Studio e.go!の古い、今年で16年前の作品になりますけど、ホムンクルスの少女育成ゲームでね。育成の仕方で性格が変わるなんてシステムだったと思いますが、月雲の作品概要を見るにそうとしか思えない。育て方によって、ドラゴンの少女であるフレイアの性格が変化するとのことだし。
そうなってくると、問題はフレイア以外にHシーンは存在するのか? ということなんですが、マイ・フェア・エンジェルには確かあったよね。お師匠様か誰かと。
ゆいちゃん演じるケイリーの説明を見ると、百合っぽい描写もありそうですが、まあ、何かしらあるのではと期待しておきますか。メインはあくまでフレイアなんだろうけど、おまけ程度にはあるでしょ。多分。
その他、気になった記事は……クリエイター列伝の杏花インタビューですかね。私、処女らじリスナーじゃないのであんまり知らない人なんだけど、やけに自分や周囲を客観的に見ている人だと思った。クレアリーブをクライアントと言ってのけるのも、勿論、ただの事実ではあるのだけど、非常に面白い視線を持っていると感じた。今年でデビュー10周年らしいが、過去から振り返って、自分のことを正確に見据えている。勿論、これまでにこのコーナーに出演した声優さんも大なり小なりそうだったけど、この人はなんて言うのか、淡々としつつもプロ意識の塊みたいな部分が垣間見えて、ギャップ、あるいは落差が印象的でした。
世代としては、林原めぐみはともかく、堀江由衣や田村ゆかりをテレビで見ていたそうなので……まあ、年齢の話はやめておきましょうか。
自分の10年を振り返りつつ、結構美少女ゲームをプレイする話などもされてましたが、声優同士で出演作の貸し借りみたいのもあるみたいですね。最近のお気に入りは自身も出演したトリノラインで、シロネが特に好きらしい。
あとは真・恋姫†夢想の声優座談会も載ってましたね。声優変更に伴い本作からあじ秋刀魚が参加してますけど、元々三国志が好きで、出演したかったんだとか。だから、人気キャラの新キャストというプレッシャーよりも嬉しさとか喜びが勝ったみたいで、何だかあじ子っぽい話です。まあ、恋姫シリーズも10周年な訳ですが、私は無印から萌将伝辺りまでプレイしてたのかな。長期シリーズになる作品って、やっぱりどこかで離れてしまうんだよね。D.C.なんかもそうだけど、自分の中である程度の区切りを付けてしまう。それはある意味で、キャストが卒業するのに近いのかも知れないけど、まあ、今回こうして縁があったので復帰します。別に、嫌いになって離れたわけでもないですから。
けどまあ、恋姫†夢想も無印が出た頃って、確かに良い作品ではあったんだけど、当時の三国志ブームもあって、どこかネタ色が強かったように思うんだよね。それが真・恋姫†夢想で形を固めていき……アニメ化はその間でしたか? 何回かアニメ化もされてましたが、コンテンツとしての力を付けて。
私はそこまで熱を入れなかったけど、エロゲ史の一角に存在するタイトルなんだと思いますね。
それ以外だと……ああ、あかべぇが又新作載せてましたけど、すりぃで萌えゲー出すのは驚きました。新社長がインタビュー答えてましたが、あかべぇがまさか萌えゲーを出すとはねぇ。まほ×ろばとかいうタイトルで、主人公は魔法学園の女子寮の管理人。原画はきみしま青、ななろば華、白森ゆせと、なるほど、確かに萌えゲーだわ。
まあ、厳密に言えば騎士シリーズだって萌えゲーといえば萌えゲーでしたけど、こっちは何というか、可愛さ全開? みたいな作風で。正直、あかべぇが本気で萌えゲー作ったらどうなるのか、ちょっと興味あるので久しぶりに購入リスト加えるかも知れません。
そうだ、ハイクオソフトの面影プレイバックにそこそこの特集記事がありましたけど、何か今月出るみたいですね。今回はどれぐらい延期したんでしたっけ? まあ、春グラ以上に発売は危うそうだけど、このメーカーからも離れて随分経つからなぁ。基本的に……というか、当たり前の話、延期するメーカーってそれほど好きになれないんですよ。まあ、私もエロゲーマーですから、ある程度は延期を視野に入れて動くときもありますけど、延期はね、やっぱりしないで欲しいよ。
触手ものに目を引かれたりもしたけど、あんまり購入本数を増やしても仕方がないので、今回はこれぐらいかな。まあ、6月になっちゃったわけで、早くも1年の半年に突入ですか。先月は最初に書いたとおり色々合って、人生の危機的状況みたいな感じだったんだけど、所謂正念場ですか、それも何とか乗り越えたので、もうちょっと頑張ろうと思います。
結局、人間ってのはちっぽけで、そのちっぽけな人間になにが起こっても、世界は、時間は、待ってなんてくれないんですよ。それを本当に痛感した5月で、しかも、別段私自身の問題というわけでもなかっただけに、色々と思う部分はあるのだけど……まあ、それもまた生きるってことなんでしょうかね。
そろそろ夏コミの準備もありますし、今月は自分のことを精一杯ひたすらに。やり抜くことが出来れば嬉しいです。
くすはらゆいDataBook-Vol.3-Sakura通販ページ
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さて、宣伝はこれぐらいにして今月もPCゲーム雑誌BugBugのレビューをしようと思います。メインで取り上げているくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」は、前回2017年出演作からゲストヒロインを呼んでいましたが、今月号もその流れに沿って、2月新作「しゅがてん」から、古倉めるが登場しました。2月新作と言っても大抵のエロゲは月末発売ですから、しゅがてんはほんの3ヵ月ほど前の作品ということになります。体感的にも、ごく最近の作品って気がしますよね。
前回が人気声優のつくりかたの小夏で、1月発売の作品でしたけど、同じく1月発売……尤も昨年からの延期ですが、彼女と俺の恋愛日常を飛ばして、そのまま2月に駒を進めた感じでしょうか。ふと思ったんですが、後々又記述しますが、ゆいちゃんの2017年における出演作は、今後発売する作品を合わせて、判っているだけでも12作品、人気声優としゅがてんが既に登場しているにしても、あと10本ほど余裕があります。つまり、2017年ヒロインだけでコラムの3シーズン目を余裕で書けてしまいます。毎月のように触れてはいますけど、上半期だけで10本は今までにないペースですし、今年はいよいよ出演作20本の大台に乗るかも知れません。勿論、エロゲですから延期の危険性は常に付きまとっていますが、流石に今発表されているのは年内に出るでしょう。
そんな訳でゲストの古倉めるなんですが、今回も作品世界にお邪魔する形で、めるが住んでいる洋菓子店フォルクロールのカフェスペースでの対談となりました。主人公のクロウや、同居人の氷織は外しているとのことで、これ幸いとめるはケーキを沢山食べます。
めるはくすはらゆいのことを、ゆいちゃんと呼んでましたけど、そう言えば、そろそろ呼称表も作れそうですね。何だかんだで26回、26人、くすはらゆい座談会を加えればもっとヒロインが登場しましたが、それぞれが様々な呼称で彼女を呼んでいますし。あだ名は無いのかな、まだ。
話がずれましたけど、ゆいちゃん的にしゅがてんは実際にケーキを食べなくても、甘いケーキを食べてるみたいな気持ちになれる作品とのこと。ちなみに、この日はタルトを食べたようです。ゆいちゃん好きですからね、タルト。
心が疲れた日に起動したくなるような作品とも書いてたけど、癒やしでありながら、全然退屈じゃないところが凄いという説明は、所謂癒やし系に今まで思うところがあったのかな。癒やし系の作品や、日常系は、それほど中身を追究しないものが多いのも又事実ですし。まあ、あくまで私の感覚で見たときの話ですが。
台本が届いたときに驚いたのは、めるがボクッ娘だったことらしい。確かにまあ、ゆいちゃんが演じたボクッ子は中丘ちまちぐらいで、しかも、残念な俺達の青春事情は2014年の作品ですから、新鮮で楽しかったというのも分かる話です。
ちなみにもう一つ驚いたのは主人公であるクロウ君の口調や人柄。まあ、私もクロウという名前であの口調や性格はないだろう、名前負けしてるだろうと思っていたけど、ゆいちゃん的にはそう言った部分ではないらしい。めるに言わせれば、記憶喪失なのに落ち着いているし、ゆいちゃんはそんなクロウとみんなのやりとりが好きなんだとか。
まったりした気分になれるというのは同感で、18禁的な意味でエロを楽しみたいと言うよりは、世界観に浸るタイプの作品なんじゃないかな。エロに癒やしを求めるなら、ゆいちゃん出演作ではないけど、こいちゃをやるべきでしょう。
対談前の前書きはキャラ1へ遊びに行った話と、アリスグラムガーデン、そしてシンソウノイズのラジオCDについて。先週配信されたSP放送でも言ってましたけど、ラジオCDの録り下ろしのとき、ゆいちゃんは少し酔っ払っていたらしいですね。タイミング的にそうだった、とのことだけど、まあ、多少酒が入ってもいいんじゃないでしょうか、あの番組は。元々は朝10で録っていた訳だけど、それも許されると思います。SP番組についても触れてはいたけど、収録時期を考えるに、ギリギリこの原稿書いたあとなんじゃないかな。締切的にはかなり後ろのはずなんですけどね。カツカツな雑誌だから。
アリスグラムガーデンも何だかんだで15回突破しましたけど、まあ、流石にこっちは20回行くか行かないか……で、終わる気がします。DMMのらめぇ男氏が、「延期でラジオが伸びるのは嬉しいのか?」という問いをニコ生で投げかけてましたけど、場合によりけりかな。春グラに関しては、ここまで延期されちゃうと、もうどっちでも良いって感じで。体験版は出ましたけど、音声面での違和感があるし、公式通販はやるのかやらないのか、そう言ったことも判らないし、まだ予断は許せませんよね。体験版そのものは面白かったけど、Hシーンなかったからなぁ。
出演作Hotいんふぉはそんな春グラと、ゴールデンアワー、弓張月の導き雲はるか、それにフユウソが載ってました。このうち記事があるのは春グラ、月雲、フユウソの3作品ですが、先頃出演が発表された真・恋姫†夢想-革命- 蒼天の覇王は特集記事が組まれてましたが、記載されてませんでしたね。まあ、蒼天の覇王は魏の話ですから、ゆいちゃんのキャラが出るとも限らないのですが。
ゆいたんの近況・一言は夏に出るスプラトゥーン2について。予約が開始されたとのことだけど、私、あれまだやったことないんだよね。最近は任天堂のゲーム機もご無沙汰で……据え置き機って随分やってないなぁ。楽しそうではあるんだけども、元より、ゲームってSFCが一番好きだった人なので。どうにも次世代機というか、最新鋭機には疎い部分がある。
ゆいちゃん出演作の記事は上述の通りだけど、春グラの話をもうちょっとすると、今月の記事では新規CGが2枚、一葉と雪がそうだったかな。前者が水着で、後者が着物……いや、浴衣か? 老舗料亭の娘だから着物かな。とにかく、それでHがあるようです。優理とエリサのCGはオリジナル特典に使われているものですね。耶々の新規CGが載ってなかったのは確かです。
一応、発売月の掲載ではあるんだけど、流石にもう大特集は組んで貰えないみたい。というか、載ってる情報もさわりの部分だけで、記事そのものにこれといって特徴がないんだよね。これだけ延期してると、新鮮さの欠片もないというか。本当に出るのかなぁ……
フユウソも1ページ記事で載ってましたけど、CGの遠くに雫が確認できる程度で、作品コンセプトからしても特に情報はなし。前回はああいう立場での登場でしたからまだしも出番は多かったですが、今作はどうなるんだろう? ツユウソのためにもアピールはしておきたいところではあるが。
月雲も1ページ記事でしたが、この作品は要するにマイ・フェア・エンジェルなんでしょうか? Studio e.go!の古い、今年で16年前の作品になりますけど、ホムンクルスの少女育成ゲームでね。育成の仕方で性格が変わるなんてシステムだったと思いますが、月雲の作品概要を見るにそうとしか思えない。育て方によって、ドラゴンの少女であるフレイアの性格が変化するとのことだし。
そうなってくると、問題はフレイア以外にHシーンは存在するのか? ということなんですが、マイ・フェア・エンジェルには確かあったよね。お師匠様か誰かと。
ゆいちゃん演じるケイリーの説明を見ると、百合っぽい描写もありそうですが、まあ、何かしらあるのではと期待しておきますか。メインはあくまでフレイアなんだろうけど、おまけ程度にはあるでしょ。多分。
その他、気になった記事は……クリエイター列伝の杏花インタビューですかね。私、処女らじリスナーじゃないのであんまり知らない人なんだけど、やけに自分や周囲を客観的に見ている人だと思った。クレアリーブをクライアントと言ってのけるのも、勿論、ただの事実ではあるのだけど、非常に面白い視線を持っていると感じた。今年でデビュー10周年らしいが、過去から振り返って、自分のことを正確に見据えている。勿論、これまでにこのコーナーに出演した声優さんも大なり小なりそうだったけど、この人はなんて言うのか、淡々としつつもプロ意識の塊みたいな部分が垣間見えて、ギャップ、あるいは落差が印象的でした。
世代としては、林原めぐみはともかく、堀江由衣や田村ゆかりをテレビで見ていたそうなので……まあ、年齢の話はやめておきましょうか。
自分の10年を振り返りつつ、結構美少女ゲームをプレイする話などもされてましたが、声優同士で出演作の貸し借りみたいのもあるみたいですね。最近のお気に入りは自身も出演したトリノラインで、シロネが特に好きらしい。
あとは真・恋姫†夢想の声優座談会も載ってましたね。声優変更に伴い本作からあじ秋刀魚が参加してますけど、元々三国志が好きで、出演したかったんだとか。だから、人気キャラの新キャストというプレッシャーよりも嬉しさとか喜びが勝ったみたいで、何だかあじ子っぽい話です。まあ、恋姫シリーズも10周年な訳ですが、私は無印から萌将伝辺りまでプレイしてたのかな。長期シリーズになる作品って、やっぱりどこかで離れてしまうんだよね。D.C.なんかもそうだけど、自分の中である程度の区切りを付けてしまう。それはある意味で、キャストが卒業するのに近いのかも知れないけど、まあ、今回こうして縁があったので復帰します。別に、嫌いになって離れたわけでもないですから。
けどまあ、恋姫†夢想も無印が出た頃って、確かに良い作品ではあったんだけど、当時の三国志ブームもあって、どこかネタ色が強かったように思うんだよね。それが真・恋姫†夢想で形を固めていき……アニメ化はその間でしたか? 何回かアニメ化もされてましたが、コンテンツとしての力を付けて。
私はそこまで熱を入れなかったけど、エロゲ史の一角に存在するタイトルなんだと思いますね。
それ以外だと……ああ、あかべぇが又新作載せてましたけど、すりぃで萌えゲー出すのは驚きました。新社長がインタビュー答えてましたが、あかべぇがまさか萌えゲーを出すとはねぇ。まほ×ろばとかいうタイトルで、主人公は魔法学園の女子寮の管理人。原画はきみしま青、ななろば華、白森ゆせと、なるほど、確かに萌えゲーだわ。
まあ、厳密に言えば騎士シリーズだって萌えゲーといえば萌えゲーでしたけど、こっちは何というか、可愛さ全開? みたいな作風で。正直、あかべぇが本気で萌えゲー作ったらどうなるのか、ちょっと興味あるので久しぶりに購入リスト加えるかも知れません。
そうだ、ハイクオソフトの面影プレイバックにそこそこの特集記事がありましたけど、何か今月出るみたいですね。今回はどれぐらい延期したんでしたっけ? まあ、春グラ以上に発売は危うそうだけど、このメーカーからも離れて随分経つからなぁ。基本的に……というか、当たり前の話、延期するメーカーってそれほど好きになれないんですよ。まあ、私もエロゲーマーですから、ある程度は延期を視野に入れて動くときもありますけど、延期はね、やっぱりしないで欲しいよ。
触手ものに目を引かれたりもしたけど、あんまり購入本数を増やしても仕方がないので、今回はこれぐらいかな。まあ、6月になっちゃったわけで、早くも1年の半年に突入ですか。先月は最初に書いたとおり色々合って、人生の危機的状況みたいな感じだったんだけど、所謂正念場ですか、それも何とか乗り越えたので、もうちょっと頑張ろうと思います。
結局、人間ってのはちっぽけで、そのちっぽけな人間になにが起こっても、世界は、時間は、待ってなんてくれないんですよ。それを本当に痛感した5月で、しかも、別段私自身の問題というわけでもなかっただけに、色々と思う部分はあるのだけど……まあ、それもまた生きるってことなんでしょうかね。
そろそろ夏コミの準備もありますし、今月は自分のことを精一杯ひたすらに。やり抜くことが出来れば嬉しいです。
くすはらゆい連載コラム『となりのヒロインさん☆』第25回 感想
2017年5月2日 くすはらゆい
気付けばゴールデンウィーク。COMIC1やCharacter1も終了して、5月になりました。まあ、それで取り立てて何が変わったというわけではないのだけど、私は相変わらず日々をゆるりと、時にあくせくしながら過ごしています。GWの予定としては、大きいものではコミティアだったり、後は、初参加のB.G.M. Liveなんてのがありますけど、ライブは色々と疲れるので、如何に体力を消費せず、安全に見ることが出来るかを今から考えています。ライブで騒ぐことは否定しないけど、まあ、人には向き不向きもあるのでね。ノリが悪いとか思われそうですが、それでも行かねばならんのだから仕方ない。
世の中の週刊誌はGW進行という奴で合併号になったりしますが、月刊誌はそういう訳でもなく、今月もPCゲーム雑誌BugBugが発売されました。今月は3日が祝日なので1日前の2日発売でしたけど、まあ、これぐらいは誤差みたいなもんで。表紙の黒田イラストが、眼鏡っ子だったからかいつもと雰囲気違いましたね。うん、こういう子って結構好きですわ。
くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」は第25回、何気に今回から3年目に突入したわけですが、いつにも増して特殊な構成をしており、このコラム初となるラジオ番組が始まりました。その名も、『ゆいと! 小夏の! となりのヒロインさんラジオ』、略して『とならじ』という、何とも安直な……失礼、分かりやすいネーミング。
そして、小夏という名前から分かるように、今回のゲスト兼相方パーソナリティーは人気声優のつくりかたから、永倉小夏が登場しました。新人声優という設定を活かした、ラジオ番組風の対談って訳ですね。正直、ゆいちゃんは発想の転換が上手いよねぇ……まさか、ラジオ風で来るとは。
番組ではいつになくキャラの紹介を掘り下げていて、やっぱり同じ声優ということもあって、いつもより感情移入することもあったんでしょうか? 小夏のアニメデビュー作や、事務所に入った流れ、声優としての初仕事についてなど、かなり詳しく書いてありました。ゆいちゃん側の話としては、3月に配信を終了したラジオ、エリソデ内で行われた座談会についてで、遥そらさんや奏雨さんという先輩と話したときのことが触れられていました。
後は何と言っても、本作のキャッチコピーである、真実度78%ですけど、本当に良く取材していると思った、というゆいちゃんの感想は、まったくもってその通りではないかと。じゃあ、真実じゃない残りの22%って何なのさって話でもあるけど、まあ、私は知ってるんだけどそこら辺は触れない方向で。ただ、かなり研究して作られた作品であることは事実で、18禁の美少女ゲームではあるけど、声優志望の人にもプレイして貰いたい、そんな作品じゃないかなって。
収録中にお腹が鳴らない方法についても書かれてたけど、最近のゆいちゃんはゼリー飲料派らしい。でも、ゲップが出るから個人差もあるんだとか。そんな話をしていたところで、番組は終わりました。
前書き部分に関しては、花粉症だったり、ロボらじやアリスグラムガーデンでも触れていたリュックの話。ゆいちゃんは最近、リュックを背負うことにしたそうで、みっつパイセンに意見を仰いだりもしたんだとか。
出演作Hotいんふぉには、弓張月の導き雲はるかまでの作品が載っていて、記事もあったフユウソは記載されてませんでした。まあ、フユウソの記事は小さかったし、雫も載っていなかったからかも知れませんね。
ゆいたんの近況・一言は、DMMで配信が予定されているブラウザゲーム、ガールズクロスクロニクルについて書かれてました。フロフロの七緒と、オリキャラのニーズヘッグ役で出演するとのことで、私は既にニーズヘッグを確保しています。ブラウザゲームやソシャゲのキャラってのは、やっぱりゲットするのが難しくて、天頂の新キャラとかどうしたものかと悩んでるんですが、まあ、こればっかりは仕方ない。どこにお金を掛けるのは、結局自分の決断と匙加減だから。
他にゆいちゃん出演作の記事は……はにデビが1ページ記事として載っていたのと、後はフロフロですか。発売月ですから大特集が組まれてましたけど、前にもありましたよね、こんな感じの特集記事。あのときと違うのは、描き下ろしに始まり意外なほど新規CGが多かったことですが、これはもしかすると、もしかするかも知れませんよ? 春グラでやたらと発売月であることをアピールしてましたし、キャラ1で先行販売された「くすはらゆい&橘まおのラジオ事件簿」によると、春グラは「雨音の時期になった」と、ゆいちゃんが言ってましたし、5月という可能性はなくもない。まあ、梅雨の本番は6~7月ですけど。
耶々と雪の描き下ろしがあったのは嬉しかったけど、それにしても1枚程度だから、これをどう判断すべきか。3月中旬の公開を予定していた体験版は、5月になりましたけど音沙汰ないですし、その割に原画家全員コミ1に出てたのがなんだかな。
そういや、音泉のスタンプラリーで配信されてるスペシャルボイスに、アリスグラムガーデンがありましたけど、全6回の予定だった番組が10回を超え、諸事情で長寿番組になっているという説明はまだしも、まだまだ続くと良いなと思っているとも言っているので、今度こそ発売目処が立った=番組終了が決まったと取るべきか、それとも本当に続きそうなのか、そこら辺も気になります。好きな番組ですから、続いてくれる分には嬉しいんだけど、だからといって作品が出てくれないのは困ります。まあ、中には作品には興味が無くてラジオだけという人もいるんでしょうけど、少なくとも私はそうじゃないので。
出演作以外で特筆すべき記事は、そうですね、やっぱりIsland Belleの新作「Dolphin Blade -ドルフィンブレード-」でしょうか? Island Belleは、せかぽじのUnicoЯnでもお馴染み、Project.L.Aの新チャンネルで、そこの新作……まあ、処女作ですね。チャンネルというのは、ブランドに変わる新たな呼称だそうで、拘りらしい。
前作と言っていいのか、せかぽじと世界観を共通させており、キャスト陣もせかぽじでサブヒロインを勤めた人が今度はメインに抜擢されています。
詳細は雑誌よりも、ニコ生や頑宣などの方が多く紹介されてますが、サラリーマンが解散寸前のスポーツチームを立て直すスポ根もの……と思わせて、実はアイドル物らしい。つまり、昨今話題の美人過ぎる○○みたいな感じで、スポーツ選手がそのままアイドル性を持っており、アイドル家業でも稼げるみたいな、そんな設定らしい。何となく、レッスルエンジェルスを思い出しますね。
巻頭特集はま~まれぇどの「お家に帰るまでがましまろです」でしたけど、そういや延期したんでしたっけ? 好きな原画家が描いてるから、結構欲しいんですけど、ちょっと悩んでます。5月に春グラが出るとなれば、それだけで随分と重たいし、他にも支払いがあるからねぇ。穹のバニーフィギュアとか。
後は……そうだな、美少女万華鏡の記事が載ってましたけど、キャストは発表されてないものの、やっぱりこのシリーズは欲しいですね。今流行りの淡い塗り方が見事にマッチしているというか、背徳感が尋常でない。ましてや、姉弟とはいえ双子ですからね。双子好きとしては気になるところです。エウシュリーの新作も興味はあるけど、どちらかと言えばアナスタシア派だからなぁ。エウシュリー買えばアナスタシアが出るって訳でもないし、あそこの作品は作業ゲーだから、どうにも肌に合わないんだよね。ただ、ちょっとした事情からそろそろやっておかないと、次辺りで苦労しそうな気がしてさ。あるいは今作なのかも知れないけど、まあ、そこら辺は情報を精査することにします。
座談会はましまろの原画陣でしたけど、それより何より、今回の目玉は美しょげークリエイター列伝のあじ秋刀魚インタビューと、音泉プロデュースの杏花×あじ秋刀魚の録り下ろしラジオでしょう。エイプリルフールに行われた奴にプラスして、特別編も収録されているのだけど、最近のBugBugは音泉と仲良いですね。昨年の座談会もそうだけど、今号でも二人のインタビューに加えて、他の番組の宣伝ページがあったりね。まあ、アリスグラムガーデンの紹介文が、まもなく発売予定のゲームを盛り上げるだったのは、何か皮肉が効いてましたけど。
そう、せかぽじファインのところに借金の総額が書いてあって、4月24日時点での借金は2億バニーとの記載がありました。今は5億突破してますが、24日とはBugBugのスケジュールって結構後ろに食い込むんだなぁと、編集者的なことを考えてみたり。
まあ、それはともかくあじ子ですよ。杏花はどうでもいい、じゃなかった、置いておいて、あじ子のインタビューは何て言うか、あじ子らしかったですね。為人というか、ある種の人生観見たいのが伝わってきて。まあ、目玉企画だと思いますから、あまり内容には触れませんけども、そんな生き方というか、夢の掴み方があっても良いんじゃないかなって。やっぱり、人それぞれなんだよ。
けど、杏花とのインタビューページにあった、A&Gへの嫉妬心は生々しかったね。どっとあいとかさ、まあ、あれがアニラジの王道又は正道なのかと言われると、あれで育ってきた私としては首を縦に振りそうなんですが、声優側としてはやっぱり思うところあるんだろうねぇ。処女らじがアワード取ったところで、多分、埋めがたい差は未だに感じてると思うし。ユーザーというか、リスナーはさ、そこらの表……敢えて表という言い方をしますけど、表声優のラジオなんかよりも美少女ゲーム声優のラジオの方が面白いぜなんて言うかも知れませんが、声優側としてはさ、大きな隔たりがあるんだよ。それを一言で嫉妬心と言い切ってしまう杏花は凄いし、正直だなって。
隣の芝生は青いじゃないけどさ、華やかな世界の隣には、もっと華やかな世界が会ったりするのかも知れませんね。私はユーザーであり、リスナーに過ぎないけど、越えたいものってのはやっぱりあるんだ。
そんな訳でまあ、今月号はゆいちゃんファンなら当然として、あじ子ファン、杏花ファンも買って置くべき一冊なんじゃないかなって。自分が興味を引かれた企画だったというのもあるだろうけど、エロゲの記事よりぶっちゃけ読み応えがあった。私も結局、元が声優ファンで、かつてはキラキラしていた往年のアイドル声優を追っかけていた人だからね……言ってしまえば、今の自分に幾らかの気楽さを感じることもあるんですよ。勿論、今は今で大変だし、精神的に疲労感を覚えることもあるし、思うところだって沢山あるんだけど。
後ろばっかり見たり、過去の楽しかった記憶にばかり縋ってちゃいけないね。私は前を見ないといけないんだ。
世の中の週刊誌はGW進行という奴で合併号になったりしますが、月刊誌はそういう訳でもなく、今月もPCゲーム雑誌BugBugが発売されました。今月は3日が祝日なので1日前の2日発売でしたけど、まあ、これぐらいは誤差みたいなもんで。表紙の黒田イラストが、眼鏡っ子だったからかいつもと雰囲気違いましたね。うん、こういう子って結構好きですわ。
くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」は第25回、何気に今回から3年目に突入したわけですが、いつにも増して特殊な構成をしており、このコラム初となるラジオ番組が始まりました。その名も、『ゆいと! 小夏の! となりのヒロインさんラジオ』、略して『とならじ』という、何とも安直な……失礼、分かりやすいネーミング。
そして、小夏という名前から分かるように、今回のゲスト兼相方パーソナリティーは人気声優のつくりかたから、永倉小夏が登場しました。新人声優という設定を活かした、ラジオ番組風の対談って訳ですね。正直、ゆいちゃんは発想の転換が上手いよねぇ……まさか、ラジオ風で来るとは。
番組ではいつになくキャラの紹介を掘り下げていて、やっぱり同じ声優ということもあって、いつもより感情移入することもあったんでしょうか? 小夏のアニメデビュー作や、事務所に入った流れ、声優としての初仕事についてなど、かなり詳しく書いてありました。ゆいちゃん側の話としては、3月に配信を終了したラジオ、エリソデ内で行われた座談会についてで、遥そらさんや奏雨さんという先輩と話したときのことが触れられていました。
後は何と言っても、本作のキャッチコピーである、真実度78%ですけど、本当に良く取材していると思った、というゆいちゃんの感想は、まったくもってその通りではないかと。じゃあ、真実じゃない残りの22%って何なのさって話でもあるけど、まあ、私は知ってるんだけどそこら辺は触れない方向で。ただ、かなり研究して作られた作品であることは事実で、18禁の美少女ゲームではあるけど、声優志望の人にもプレイして貰いたい、そんな作品じゃないかなって。
収録中にお腹が鳴らない方法についても書かれてたけど、最近のゆいちゃんはゼリー飲料派らしい。でも、ゲップが出るから個人差もあるんだとか。そんな話をしていたところで、番組は終わりました。
前書き部分に関しては、花粉症だったり、ロボらじやアリスグラムガーデンでも触れていたリュックの話。ゆいちゃんは最近、リュックを背負うことにしたそうで、みっつパイセンに意見を仰いだりもしたんだとか。
出演作Hotいんふぉには、弓張月の導き雲はるかまでの作品が載っていて、記事もあったフユウソは記載されてませんでした。まあ、フユウソの記事は小さかったし、雫も載っていなかったからかも知れませんね。
ゆいたんの近況・一言は、DMMで配信が予定されているブラウザゲーム、ガールズクロスクロニクルについて書かれてました。フロフロの七緒と、オリキャラのニーズヘッグ役で出演するとのことで、私は既にニーズヘッグを確保しています。ブラウザゲームやソシャゲのキャラってのは、やっぱりゲットするのが難しくて、天頂の新キャラとかどうしたものかと悩んでるんですが、まあ、こればっかりは仕方ない。どこにお金を掛けるのは、結局自分の決断と匙加減だから。
他にゆいちゃん出演作の記事は……はにデビが1ページ記事として載っていたのと、後はフロフロですか。発売月ですから大特集が組まれてましたけど、前にもありましたよね、こんな感じの特集記事。あのときと違うのは、描き下ろしに始まり意外なほど新規CGが多かったことですが、これはもしかすると、もしかするかも知れませんよ? 春グラでやたらと発売月であることをアピールしてましたし、キャラ1で先行販売された「くすはらゆい&橘まおのラジオ事件簿」によると、春グラは「雨音の時期になった」と、ゆいちゃんが言ってましたし、5月という可能性はなくもない。まあ、梅雨の本番は6~7月ですけど。
耶々と雪の描き下ろしがあったのは嬉しかったけど、それにしても1枚程度だから、これをどう判断すべきか。3月中旬の公開を予定していた体験版は、5月になりましたけど音沙汰ないですし、その割に原画家全員コミ1に出てたのがなんだかな。
そういや、音泉のスタンプラリーで配信されてるスペシャルボイスに、アリスグラムガーデンがありましたけど、全6回の予定だった番組が10回を超え、諸事情で長寿番組になっているという説明はまだしも、まだまだ続くと良いなと思っているとも言っているので、今度こそ発売目処が立った=番組終了が決まったと取るべきか、それとも本当に続きそうなのか、そこら辺も気になります。好きな番組ですから、続いてくれる分には嬉しいんだけど、だからといって作品が出てくれないのは困ります。まあ、中には作品には興味が無くてラジオだけという人もいるんでしょうけど、少なくとも私はそうじゃないので。
出演作以外で特筆すべき記事は、そうですね、やっぱりIsland Belleの新作「Dolphin Blade -ドルフィンブレード-」でしょうか? Island Belleは、せかぽじのUnicoЯnでもお馴染み、Project.L.Aの新チャンネルで、そこの新作……まあ、処女作ですね。チャンネルというのは、ブランドに変わる新たな呼称だそうで、拘りらしい。
前作と言っていいのか、せかぽじと世界観を共通させており、キャスト陣もせかぽじでサブヒロインを勤めた人が今度はメインに抜擢されています。
詳細は雑誌よりも、ニコ生や頑宣などの方が多く紹介されてますが、サラリーマンが解散寸前のスポーツチームを立て直すスポ根もの……と思わせて、実はアイドル物らしい。つまり、昨今話題の美人過ぎる○○みたいな感じで、スポーツ選手がそのままアイドル性を持っており、アイドル家業でも稼げるみたいな、そんな設定らしい。何となく、レッスルエンジェルスを思い出しますね。
巻頭特集はま~まれぇどの「お家に帰るまでがましまろです」でしたけど、そういや延期したんでしたっけ? 好きな原画家が描いてるから、結構欲しいんですけど、ちょっと悩んでます。5月に春グラが出るとなれば、それだけで随分と重たいし、他にも支払いがあるからねぇ。穹のバニーフィギュアとか。
後は……そうだな、美少女万華鏡の記事が載ってましたけど、キャストは発表されてないものの、やっぱりこのシリーズは欲しいですね。今流行りの淡い塗り方が見事にマッチしているというか、背徳感が尋常でない。ましてや、姉弟とはいえ双子ですからね。双子好きとしては気になるところです。エウシュリーの新作も興味はあるけど、どちらかと言えばアナスタシア派だからなぁ。エウシュリー買えばアナスタシアが出るって訳でもないし、あそこの作品は作業ゲーだから、どうにも肌に合わないんだよね。ただ、ちょっとした事情からそろそろやっておかないと、次辺りで苦労しそうな気がしてさ。あるいは今作なのかも知れないけど、まあ、そこら辺は情報を精査することにします。
座談会はましまろの原画陣でしたけど、それより何より、今回の目玉は美しょげークリエイター列伝のあじ秋刀魚インタビューと、音泉プロデュースの杏花×あじ秋刀魚の録り下ろしラジオでしょう。エイプリルフールに行われた奴にプラスして、特別編も収録されているのだけど、最近のBugBugは音泉と仲良いですね。昨年の座談会もそうだけど、今号でも二人のインタビューに加えて、他の番組の宣伝ページがあったりね。まあ、アリスグラムガーデンの紹介文が、まもなく発売予定のゲームを盛り上げるだったのは、何か皮肉が効いてましたけど。
そう、せかぽじファインのところに借金の総額が書いてあって、4月24日時点での借金は2億バニーとの記載がありました。今は5億突破してますが、24日とはBugBugのスケジュールって結構後ろに食い込むんだなぁと、編集者的なことを考えてみたり。
まあ、それはともかくあじ子ですよ。杏花はどうでもいい、じゃなかった、置いておいて、あじ子のインタビューは何て言うか、あじ子らしかったですね。為人というか、ある種の人生観見たいのが伝わってきて。まあ、目玉企画だと思いますから、あまり内容には触れませんけども、そんな生き方というか、夢の掴み方があっても良いんじゃないかなって。やっぱり、人それぞれなんだよ。
けど、杏花とのインタビューページにあった、A&Gへの嫉妬心は生々しかったね。どっとあいとかさ、まあ、あれがアニラジの王道又は正道なのかと言われると、あれで育ってきた私としては首を縦に振りそうなんですが、声優側としてはやっぱり思うところあるんだろうねぇ。処女らじがアワード取ったところで、多分、埋めがたい差は未だに感じてると思うし。ユーザーというか、リスナーはさ、そこらの表……敢えて表という言い方をしますけど、表声優のラジオなんかよりも美少女ゲーム声優のラジオの方が面白いぜなんて言うかも知れませんが、声優側としてはさ、大きな隔たりがあるんだよ。それを一言で嫉妬心と言い切ってしまう杏花は凄いし、正直だなって。
隣の芝生は青いじゃないけどさ、華やかな世界の隣には、もっと華やかな世界が会ったりするのかも知れませんね。私はユーザーであり、リスナーに過ぎないけど、越えたいものってのはやっぱりあるんだ。
そんな訳でまあ、今月号はゆいちゃんファンなら当然として、あじ子ファン、杏花ファンも買って置くべき一冊なんじゃないかなって。自分が興味を引かれた企画だったというのもあるだろうけど、エロゲの記事よりぶっちゃけ読み応えがあった。私も結局、元が声優ファンで、かつてはキラキラしていた往年のアイドル声優を追っかけていた人だからね……言ってしまえば、今の自分に幾らかの気楽さを感じることもあるんですよ。勿論、今は今で大変だし、精神的に疲労感を覚えることもあるし、思うところだって沢山あるんだけど。
後ろばっかり見たり、過去の楽しかった記憶にばかり縋ってちゃいけないね。私は前を見ないといけないんだ。
新年度になりました。季節は春。桜の花が満開という程じゃないけれど、最早新年とかそういう気分は抜け落ちて久しいです。先日、突発的に遠野恋のバースデーSSを日記に載せましたけど、あれはツイッターにアップしていたものを一纏めにしてみた感じで、今はサイトからノベルページも取っ払ってますし、サイトのSSに需要がある時代でもないですからね。まあ、SSと呼ぶには本当に短い、小ネタと形容されるようなものだったと思うけど、夏ペルを書くのも何年ぶりか、久々に書いてみて楽しかったです。今年は発売から5周年ですし、何かしらしたいなと思っています。
そんな訳で、今月も美少女ゲーム雑誌BugBugから、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」の第24回について感想とか、レビューなどを。前回はよめがみから女神・鳴川アイリスが登場しましたけど、今回は直近と言えば直近、2016年末に発売されたあの作品、そう、シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~から、雪本さくらが現れました。この対談が始まって以来の、死者がゲストです。
ラジオ事件簿と同じく、イタコのくすはらゆいによる降霊術かと思いきや、よくよく考えたら降霊術は自分に零を降ろすわけですから、それだと対談が出来ません。では、どうしたのかと言えば、前回のゲストだったアイリスから『女神謹製☆お守り』という、ゆいちゃんと縁のある人を冥界の人と一度だけ通信が出来るアイテムを利用しました。
なるほど、雪本さくらさんは天国ではなく、冥界にいるんですね……あれだけ酷薄で幸薄い人生を歩んできたのに、最後の過ち故に冥界行きなのかと思うと何だかやるせない気分になりますが、女神の奇跡によって、今回はゆいちゃんとの対談が実現します。とはいえ、シンソウノイズはミステリ作品。雪本さんが死んだ理由などは書けないので、それ以外の話が中心になります。
まず、ゆいちゃんが何と言っても驚いたのはオファーを貰った際、「メインヒロインですが、一章で退場(死亡)します」と言われたことだそうで、そりゃそうだよなぁと。勿論、作中で命を落とすヒロインは珍しいって訳じゃないけど、メインヒロインが一章でいなくなるというのは、早々ある事じゃありません。ただ、ゆいちゃんも書いているように雪本さんは退場しても、回送や手紙、とある人物……まあ、沙彩ですね。彼女の能力で喋ることが出来たりと、割と最後の最後まで作品に関わる、まさにメインヒロインという扱い。
ところでこれは余談だけど、先日放送されたAzurite雑談生放送 第7回や、確かBugBugの昨年末に出た号かな? 海原望さんのインタビューにも書いてあった気がしますけど、雪本さくらって当初はモブキャラだったそうで、メインヒロインでも何でもなかったらしいんですね。それが幾つかの転換を経て、今の形になったそうで、他にも幾つかのキャラは立場や役所が違ったりして、当初からキャラが一貫してるのは黒月沙彩ぐらいだそうです。
これについてはまだTSで見ることが出来るから確認して貰うとして、コラムに話を戻しますが、本編の内容にあまり触れることが出来ないからか、さくらのifルートが描かれていると言うことで、店舗特典ドラマCD『深窓の伊豆』や、『新婚のイヴ』についても書かれてますが、宣伝上手な雪本さんが見られるなど、「あれ、雪本さんってこんな子だったっけ?」と思う箇所が幾つかあったかな。普段、このコラムでそのようなことを感じることはないんですけど、私とゆいちゃんで雪本さくらの捉え方が違うのかな?
あとは販促の話。Twitterでやった大喜利キャンペーンを始め、何と言っても『シンソウノイズ~くすはらゆい&橘まおのラジオ事件簿~』ですね。前述の通り、雪本さんも高名なイタコによって一度ゲストに来てますが、彼女のお葬式をやった番組と言うこともあってか、何だかんだで楽しかったらしい。大人辞典の話もしてましたけど、そういや、今度発売されるラジオCDのパッケージイラストは大人辞典第一版を手にしている雪本さんと夏希でしたね。あれには笑いました。
お守りの効果が切れたところで雪本さんは冥界に帰っていきましたが、その他の欄としては、前書きが今回は物凄く長かったですね。ネモフィラの次に好きなお花の話だったり、裸眼が弱ってきたので眼鏡を作ろうかという話を書かれていたり。むしろ、オタク趣味でこれまで裸眼を保ててきたのは凄いと思うけど、ゆいちゃん曰く自分は眼鏡が似合わないらしい。そうかしら、むしろ見てみたいと思わないでもないけど、女性と男性では感性も違いますからね。やっぱり、色々あるのでしょう。
演じていた役柄で眼鏡っ子が多くなってきたとも言っており、それは先頃発売されたトリノラインの沙羅だったり、これから発売されるゴールデンアワーのすずだったりする訳ですが、二人とも常時眼鏡っ子ではないにせよ、確かにゆいちゃんキャラとしては初の眼鏡になるのだろうか……? ほら、エロゲって基本的に眼鏡人気ないじゃないですか。眼鏡に親でも殺されたのかってぐらい嫌ってる人がいるから、不変的な萌え属性に見えて、案外そうでもないんですよね。
出演作Hotいんふぉには当たり前ですが今後出る3作品、はにデビ、春グラ、ゴールデンアワーが載っているんですが、はにデビの延期に関しては差し替えが間に合わなかったみたいですね。4月28日と書いてありますが、5月26日に延期しました。又、はにデビは当初なら今月が発売月でしたから、特集ページが組まれており、付録ディスクにはゆいちゃん演じる瑠璃の超先行Hシーンムービーも収録されているんですが、さらなるクオリティアップを図るために延期するそうです。残念ですね。
ゆいたんの近況・一言はフロフロのVFBと、それに収録されるアペンドディスクについてだけど、実は4月1日にフロフロの公式サイトでも七緒のアペンドシナリオが公開されています。追加DLCではなく無料なので、ゲームさえ持っていれば誰でもインストール可能です。
あと他にゆいちゃん関連の話だと、はにデビの特集記事は結構なページ数でHシーンムービーも良かったけど、これに関しては買って確認してくれとしか言えないし、春グラの記事は新規っぽいCGは1枚あったけど、正直、代わり映えしないですね。ラジオによればみっつパイセン……杏子御津さんは収録終わったそうですが、ゆいちゃんはまだ残っていて、尚且つ全部の台本が手元にないみたいですからね。パイセンが終わっている以上、シナリオ自体出来上がってないとは思いたくないけど、個別ルートに入ってしまえば、エロゲって基本的に1対1のやり取りだからなぁ。3月中旬に公開するとか言ってた体験版が、結局公開されなかったのも、不安要素の一つではあります。
ゴールデンアワーは記事がなかったからともかく、気付いた箇所としてカウントダウンBUG!の、あなたの好きな声優は? TOP10の1位がゆいちゃんになっていたことでしょうか。このランキング、エロゲ誌だけど大半が一般声優で埋まることが殆どなのに、コメントによればゆいちゃんは頭一つ抜けて1位になったそうで、コラム連載中という効果もあるにせよ、BugBug誌上では名実ともにゆいちゃんが一番人気ある声優になりました。2位は水樹奈々で、3位が林原めぐみとかいうランキングなのにね。ゆいちゃん的に、閣下よりも上位というのはどんな気分なんだろう。
さて、これも避けては通れない話題なので書きますが、先々月号で行われた企画について。
聖鍵遣いの命題×くすはらゆい特別企画「夢野いちご先生の貴重な経験を写真に撮ろう」結果発表!! が掲載されました。
せかぽじのヒロイン、サキ・アイハラことペンネーム・夢野いちご先生の抱き枕を使い、目隠しを条件に写真を撮り、それをTwitterにアップするという読者参加型の企画です。選考委員としてゆいちゃん、それに原作者の松下紗知さんが参加した本格的なもので、それぞれくすはらゆい賞と松下紗知賞が設けられ、私は当然くすはらゆい賞を全力で取りに行ったのですが……
負けました。
結果だけ書いてしまうと、私は松下紗知賞を受賞しました。最初に考えて、最後に投下したネタを思いの外評価して貰い、光栄なことに選んで頂いたのだけど、まあ、悔しいよね。松下さんには本当に失礼で申し訳ない話なんだけど、ゆいちゃんの賞が欲しいと思って全力を出したから、それを取れなかったのはやっぱり悔しいし、悲しい。
この企画は実のところお遊びみたいなもんで、ニコ生発なんですよね。皆でこういう画像を撮って楽しもうよってのが本来のコンセプトであって、その中で私が一人だけ空気を読まずに全力全開で勝負を挑んでいた。結果として片方を受賞したのだから努力は実ったのかも知れないけど、何が辛いって「私が負けるとしたらこの作品だろうな」と思っていたものに、見事敗れ去ったことです。この作品も本当に締切当日の夜とかに投下されたんだけど、見た瞬間にやられたと思って、かなり動揺してしまった。その瞬間、負けたと思ってしまった自分がいたのも、又事実なんだよね。だって、怖かったもん。負けるかも知れない、私は今、くすはらゆい賞を逃したかも知れないと、本気で頭抱えたし。
そしてそれは現実となって、私は選んで貰えなかったわけだけど、まあ、あれだよね。理由は色々あるというか、ゆいちゃんの心一つだから何とも言えないけど、心が折れかけたというか、大袈裟だけど打ち砕かれそうになった。絶対負けたくなかったと思う程度には、一人だけガチだったから。他の人がそうでなかったとは、言い切れないけどさ。
まあ、多分、今晩のuni生でも話題になるんだろうけど、この敗北は私の中で一生涯刻み込まれるんだろうなと。いやはや、こういう面倒くさいことばっかり書いてるから、選んで貰えないのかもしれんけど。でも、負けるかも知れないとは思ったけど、勝てるだろうと思っていた自分がいたのも確かなことなので、その慢心や奢り高ぶりが我が身を滅ぼしたのだろう。まったく、私って奴はどこまでも度し難い男だよ。
ともあれ、私などを選んで頂いた松下紗知さんにはありがとうございました。サキのことをよく理解していると書いて頂けて嬉しかったです。
そういや、夢野いちご先生からの一言なるミニのベルが載ってましたけど、これってゆいちゃんと松下さん、どっちが書いたんでしょうね?
ゆいちゃん作品以外だと……まあ、そこまで気になってるのはないかな。ニュートンと林檎の樹は予約してるけど、裏表紙に広告掲載している割には記事としての扱いが小さかったし、今月発売とは思えませんね。もっと特集しても良いはずなのに。
そういや、エウシュリーの新作が大特集を組んでましたけど、来月発売なのにキャスト発表しないんですね。まさかボイス未実装ってことはないだろうし、今時キャスト非公開の作品って訳でもないだろうに、不思議なことです。
あとはゆいちゃんもナレーションで参加しているB.G.M Live!!の座談会とか載ってましたけど、なかなかどうした、読み応えがありました。付録DVDには映像によるコメントもあるみたいですね。こちらはまだ観てませんが。
蒸し返すようだけど、己の慢心というか、限界というか、様々なことを思い知ったので、次があっても、自分がどうすれば良いのかちょっと分かりません。一つ言えるのは、協力頂いた皆さまには申し訳ない気持ちです。何かこう、空回りしちゃったな。
そんな訳で、今月も美少女ゲーム雑誌BugBugから、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」の第24回について感想とか、レビューなどを。前回はよめがみから女神・鳴川アイリスが登場しましたけど、今回は直近と言えば直近、2016年末に発売されたあの作品、そう、シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~から、雪本さくらが現れました。この対談が始まって以来の、死者がゲストです。
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なるほど、雪本さくらさんは天国ではなく、冥界にいるんですね……あれだけ酷薄で幸薄い人生を歩んできたのに、最後の過ち故に冥界行きなのかと思うと何だかやるせない気分になりますが、女神の奇跡によって、今回はゆいちゃんとの対談が実現します。とはいえ、シンソウノイズはミステリ作品。雪本さんが死んだ理由などは書けないので、それ以外の話が中心になります。
まず、ゆいちゃんが何と言っても驚いたのはオファーを貰った際、「メインヒロインですが、一章で退場(死亡)します」と言われたことだそうで、そりゃそうだよなぁと。勿論、作中で命を落とすヒロインは珍しいって訳じゃないけど、メインヒロインが一章でいなくなるというのは、早々ある事じゃありません。ただ、ゆいちゃんも書いているように雪本さんは退場しても、回送や手紙、とある人物……まあ、沙彩ですね。彼女の能力で喋ることが出来たりと、割と最後の最後まで作品に関わる、まさにメインヒロインという扱い。
ところでこれは余談だけど、先日放送されたAzurite雑談生放送 第7回や、確かBugBugの昨年末に出た号かな? 海原望さんのインタビューにも書いてあった気がしますけど、雪本さくらって当初はモブキャラだったそうで、メインヒロインでも何でもなかったらしいんですね。それが幾つかの転換を経て、今の形になったそうで、他にも幾つかのキャラは立場や役所が違ったりして、当初からキャラが一貫してるのは黒月沙彩ぐらいだそうです。
これについてはまだTSで見ることが出来るから確認して貰うとして、コラムに話を戻しますが、本編の内容にあまり触れることが出来ないからか、さくらのifルートが描かれていると言うことで、店舗特典ドラマCD『深窓の伊豆』や、『新婚のイヴ』についても書かれてますが、宣伝上手な雪本さんが見られるなど、「あれ、雪本さんってこんな子だったっけ?」と思う箇所が幾つかあったかな。普段、このコラムでそのようなことを感じることはないんですけど、私とゆいちゃんで雪本さくらの捉え方が違うのかな?
あとは販促の話。Twitterでやった大喜利キャンペーンを始め、何と言っても『シンソウノイズ~くすはらゆい&橘まおのラジオ事件簿~』ですね。前述の通り、雪本さんも高名なイタコによって一度ゲストに来てますが、彼女のお葬式をやった番組と言うこともあってか、何だかんだで楽しかったらしい。大人辞典の話もしてましたけど、そういや、今度発売されるラジオCDのパッケージイラストは大人辞典第一版を手にしている雪本さんと夏希でしたね。あれには笑いました。
お守りの効果が切れたところで雪本さんは冥界に帰っていきましたが、その他の欄としては、前書きが今回は物凄く長かったですね。ネモフィラの次に好きなお花の話だったり、裸眼が弱ってきたので眼鏡を作ろうかという話を書かれていたり。むしろ、オタク趣味でこれまで裸眼を保ててきたのは凄いと思うけど、ゆいちゃん曰く自分は眼鏡が似合わないらしい。そうかしら、むしろ見てみたいと思わないでもないけど、女性と男性では感性も違いますからね。やっぱり、色々あるのでしょう。
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ゴールデンアワーは記事がなかったからともかく、気付いた箇所としてカウントダウンBUG!の、あなたの好きな声優は? TOP10の1位がゆいちゃんになっていたことでしょうか。このランキング、エロゲ誌だけど大半が一般声優で埋まることが殆どなのに、コメントによればゆいちゃんは頭一つ抜けて1位になったそうで、コラム連載中という効果もあるにせよ、BugBug誌上では名実ともにゆいちゃんが一番人気ある声優になりました。2位は水樹奈々で、3位が林原めぐみとかいうランキングなのにね。ゆいちゃん的に、閣下よりも上位というのはどんな気分なんだろう。
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ともあれ、私などを選んで頂いた松下紗知さんにはありがとうございました。サキのことをよく理解していると書いて頂けて嬉しかったです。
そういや、夢野いちご先生からの一言なるミニのベルが載ってましたけど、これってゆいちゃんと松下さん、どっちが書いたんでしょうね?
ゆいちゃん作品以外だと……まあ、そこまで気になってるのはないかな。ニュートンと林檎の樹は予約してるけど、裏表紙に広告掲載している割には記事としての扱いが小さかったし、今月発売とは思えませんね。もっと特集しても良いはずなのに。
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あとはゆいちゃんもナレーションで参加しているB.G.M Live!!の座談会とか載ってましたけど、なかなかどうした、読み応えがありました。付録DVDには映像によるコメントもあるみたいですね。こちらはまだ観てませんが。
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くすはらゆい連載コラム『となりのヒロインさん☆』第23回 感想
2017年3月3日 くすはらゆい
1年って過ぎるの早いですよねぇ。もう3月で年度末だなんて、私は驚きでぶっ倒れそう。このところはコミ1の原稿に追われているという名目でエロゲプレイしたり、ラジオの投稿を続けているのだけど、まあ、それほど代わり映えはしてませんね。日々が楽しいだけとりあえずはマシだろうと思ってるけど、そろそろ何かしらの刺激が欲しいと考えないではなかったり。
エロゲとエロゲラジオと、本を読んだり書いたりするだけ……だけってことはないのかも知れないけど、趣味や活動が狭まりすぎてるなと感じている昨今です。まあ、集約してしまえば今の私はくすはらゆいを中心に生きていることになるんだが、この日記だってゆいちゃん関連以外は同人活動の告知でしか更新しないし。ちょっとよくないかなとは常々思ってはいます。
さて、いつも通り後ろ向きな内容で始まった日記だけど、今月も美少女ゲーム雑誌BugBugのレビューをします。3月は2月に比べるとキラータイトルが多いと言われてますが、その内の幾つかはやっぱり延期したこともあって、月末がどんな感じになるかはまだ想像が出来ません。
とまあ、その話は追々書くとして、まずはくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」23回について。前回はユニオリズム・カルテット A3-DAYSから、ティアナ・ハーフェル・ネーデルラントが登場して、そういえばこの作品、現在公式HPで今後の展開にも左右するらしい人気投票を開催中で、ティアが首位を取りつつも、熱い接戦を繰り広げているのだけけど……
おや? 何か聞こえてきましたね。そう、今回登場したのは2016年11月にALcotより発売された、よめがみ My Sweet Goddess!のメインヒロインにして主人公の母、ロリママァというパワーワードでもお馴染み、鳴川アイリスさんです。
突然の頭痛に襲われたゆいちゃんの元に、本編でもお馴染み、薬売りの行商として偶然遭遇した……偶然という割にはゆいちゃん狙い撃ちみたいなラインナップだったけど、とにかく遭遇するという登場の仕方。
アイリスは年上だからか、ゆいちゃんのことをゆいと呼び捨てにしてますが、一方のゆいちゃんもアイリスのことをさん付けで呼んでます。これまではちゃん付けが、風香のことを呼び捨てで呼んだりはしたけど、さん付けはアイリスが初めて……なのかな? 始終、敬語で話しているのが印象的でした。
登場と共に軽やかに自己紹介まで済ませてしまうのは流石女神様って感じですが、肝心の病の治し方は調合した薬ではなく、「ちんからほい」の一言で与える女神の加護。今時、ちんからほいてと思わなくもないけど、これが効果抜群だというのだから、女神はやっぱり侮れません。
誌面はいつもの通り1ページなんですが、ゆいちゃんと遭遇して病を治すまでに3分の1近く使っていて、今回は対談前の前書きが結構長かったから、ただでさえ逼迫してるはずなのに、何というか物凄い密度の濃さだった。
だって、病を治したところで、やっとファミレスに移動して対談が始まるという構成なんだもん。しかも、ハンバーグを交換条件に出されるという。ゆいちゃんの凄いところって、勿論自分が演じてきたキャラだから、というのはあるにしても、本編のシナリオやテキスト、その雰囲気を崩すことなくコラムを書き上げることだと思うんだよね。情報量も凄くて、細かい箇所まで引き出してくるし、読んでいて本当に気持ちが良い。特に今回の始まり方とか、ゆいちゃんが好きな台詞とは言え、アイリスやよめがみのことをよく分かってないと思いつきませんよ。
そんなメインの対談で触れるのは、「へい、かもん! ママの子宮に戻ってこい」を始めとした数々の名台詞もさることながら、何と言ってもゆいちゃんが初めてキャラソンを歌唱した事実です。主題歌『Re:bom』のカバーですが、ゆいちゃんも言うとおり、まさに歌詞がアイリスのことを歌っていて、非常に印象深い一曲。アイリス役のゆいちゃんがカバーしたのは必然のように思えるけど、実は他のヒロインもカバーしてるんだよね。公式通販の特典とか、サントラに収録されていたりします。ゆいちゃんのCDは、ソフマップの店舗特典でした。
BugBug誌上では規制の関係か、ロリという単語が伏せ字になっていて、まあ、世知辛い世の中ですよね。相手はゆいちゃんも敬語を使ってしまうような年齢だというのに。
コラムの前書きは、先々月になりますけど『ほめらじ10周年大感謝祭』に出演したと言う話が、かなりびっしりと書かれています。この日記でも、2回に分けてレポートを書きましたね。
ラジオと言えばでminoriの最新作、トリノラインのうぇbラジオ『ロボらじ』についても触れてましたけど、話によればゆいちゃんは顔を出さない形でのイベント開催を、やはりやってみたいこととして希望に出したそうですし、今現在の悲願なのかも知れません。
私だって、イベント開催は望むところだし、ほめらじのときには出来なかったことを色々したいなとは思ってるけど、果たしてどこが最初に夢を叶えてくれるのか。minoriか、それとも音泉か。minoriは徹底した合理主義だけど、その中でもラジオをやってくれているわけだから、音泉よりは可能性ある気はするんだよね。
出演作Hotいんふぉは先月号と代わり映えしないけど、まあ、春音アリス*グラムが延期して、ゴールデンアワーが載ったぐらいでしょうかね。春グラの延期には色々思うところがあるのだけど、ラジオはとりあえず月1で続けるらしい。本当なら3月末で終わる予定だったと言うし、そういえば最初に延期したときも全6回とか言ってたので、基本的にネタバレ放送とか、感想戦は考えてないのかも知れません。
ゆいたんの近況・一言は、先月開催された『B.G.M Live!2017』大阪公演の会場ナレーションを担当したという話。去年のフロフロの件もそうですけど、完全シークレットというのは本当に困りますね。私としてはイベントだって出来るだけ追っかけたいと思うんだけど、情報がシャットアウトされていてはどうしようもない。まあ、フロフロは仕方がなかったにせよ、B.G.Mはサプライズのつもりだったのかな? 参加した人によれば録音だったとのことだけど、一言を読む限り、現場にいたとも取れるニュアンスですね。
そして、5月7日の東京公演でもゆいちゃんの音声が流れると言うことで、こちらのチケットは既に確保済みです。大阪公演の出演が分かった晩、即座に取りましたよ。
なんて言うか、前述のフロフロもだけど、やっぱりファンとして悔しいじゃないですか? イベントは基本的に一期一会だし、知らなかったばっかりに参加できてないというのは、悔しいものなんですよ。私は全能でもないし、超能力者でもありませんから、こういう形でのイベント出演を予期することはなかなか難しいし、無理があります。勿論、シークレットやサプライズを全否定するわけじゃないですけど、私はゆいちゃんファンとして残念だったし、悔しいし、一瞬死にたくなるぐらいには絶望したので、今後は情報を事前に出して欲しいよ、ホント。
恨み節というか、やや投げやりなことを書いてしまったけど、他に特筆する記事は……ゆいちゃん出演作だと、やっぱりトリノラインですかね? 発売月と言うこともあってか、先月号の大特集に続いて、今月も4Pほど記事が載ってました。私はBugBugを買っていることもあって、TGやメガストアを買ったり、読んだりすることがあまりないのだけど、このスク水の沙羅や夕梨は初めて見るCGですね。まさか、スク水Hがあるとは思わなかったけど、こいつは期待できそうです。
そして、すぐ次のページが同じく3月発売だけど、こちらは一週ほど早い神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。の特集。やはり、4P記事でしたけど、広報のブログかたひとりによれば、ゆいちゃん演じる神林真央はHシーンが存在するサブキャラということもあってか、誌面での扱いはかなり小さいです。一応、EDめいたものも存在はするそうなんだけど……まあ、ちょっとだけあるぐらいに考えていた方が良いと思います。そこら辺は前作の感じに近いのかなって。
体験版が公開されたのでプレイしましたけど、結構面白かったですよ。CUBEなんかと比べて、こっちの方がストーリー寄りかな? と思わなくもない。最近のCUBEはまず設定があって、エロがあってじゃないですか。カントクのラインは違うにしても。それに対してHULOTTEはバランスが取れているというか。結構好きな感じです。
そうだ、最初の方のページに、はにデビの特集記事もありましたね。この前、秋葉原で行われたイベントに参加してきたんだけど、なかなかどうした設定はユニークだし、エロに対する情熱のような物が伝わってきて、期待大の作品です。絵柄や色使いが、やっぱりeufonieは独特で、まあ、姉妹ブランドのetudeもそうなんだけど、良い意味でエロゲ的ではないと思うのよね。それがなんて言うか、あまりない新鮮さを醸し出してるんじゃないかなと。そういや、サブキャラに杏花がいましたけど、最近よく共演しますね。12の月のイヴからの流れとは言え、トリノラインにも出てるし。
ゆいちゃん出演作はこれぐらいかな。BUG’Sレビューにシンソウノイズと、人気声優のつくりかたもあったけど、他の作品記事だと、ああ、そうだ! フローラル・フローラブのビジュアルファンブックが出るよという1Pカラー広告が掲載されてました。BugBugと同じ富士美出版から出るみたいですが、驚いたのはアペンド付きの文字。以前、バレンタインデーのときに夏乃のアペンドが出ましたけど、今回のやつは全ヒロインの新規ボイス付きらしい。
ただ、Hシーンがあるのは夏乃だけらしく、浴衣Hが収録されてるんだとか。どうせなら全員分入れてくれよと思わないでもないけど、まあ、VFBのアペンドではこのあたりが限界なのでしょう。発売日は4月28日、価格は4200円と高めだけど、アペンド付きということを踏まえれば、妥当な設定かなと思います。
あとは……そうそう、こいちゃがありましたね。栖崎あんずさん出演の3月新作、こいのす☆イチャコライズですが、先月号でちょっとメーカーと雑誌の間で揉め事があったけど、和解もしたようなので大丈夫みたい。
8Pも記事が載っていたのは意外でしたけど、同じヒロイン3人でもトリノラインや神ヤバの倍ですから、扱いが違いますね。先月号のお詫びも載ってましたから、まあ、お詫びの意味もあるのかなって。
とはいえ、それを抜きにしてもこいちゃは良い作品ですよ。これ、ツイッターとかで散々言ってますけど、こいちゃは現実だと思うのよね。こいちゃという現実に帰るため、我々は日々の社会活動をしているのではないか? 割と真面目に言ってるんだけど、それぐらいの生活感があるんだよね。
ヒロインそれぞれに対して、主人公の根本的な設定が違うというのは、銀色、遥か以上に斬新な設定だと思うし、それでいてやってることはひたすらイチャコラエロですから、もう何から何まで搾り取られそうだわ。ホント、エロくてねぇ。
記事には恋愛関係なるまでの流れが書いてあるけど、逆に言えばここまでが体験版なんですよ。つまり、これ以降はひたすらイチャコラしかないはずなんです! 勿論、なんらかのドラマはあるかも知れませんけど、とにかくエロ、イチャコラとエロなんだ!
そして、今月号のメイン特集は美少女ゲーム年間ランキングなんだけど、個人的に予想外の作品が取りましたね。まさか、千桃とは思いませんでしたよ。この話についてはちょっと分けて書こうか。いや、私のことだから書くか分かんないんだけど、まさか、千桃になるとは考えても見なかった。これがオーガストの地力なんだろうか。いやはやまったく、予想外。
この時点で分かると思うけど、私の中で千桃の評価がそこまで高くなったことの表れでもあるんだが……続きはまた今度。
エロゲとエロゲラジオと、本を読んだり書いたりするだけ……だけってことはないのかも知れないけど、趣味や活動が狭まりすぎてるなと感じている昨今です。まあ、集約してしまえば今の私はくすはらゆいを中心に生きていることになるんだが、この日記だってゆいちゃん関連以外は同人活動の告知でしか更新しないし。ちょっとよくないかなとは常々思ってはいます。
さて、いつも通り後ろ向きな内容で始まった日記だけど、今月も美少女ゲーム雑誌BugBugのレビューをします。3月は2月に比べるとキラータイトルが多いと言われてますが、その内の幾つかはやっぱり延期したこともあって、月末がどんな感じになるかはまだ想像が出来ません。
とまあ、その話は追々書くとして、まずはくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」23回について。前回はユニオリズム・カルテット A3-DAYSから、ティアナ・ハーフェル・ネーデルラントが登場して、そういえばこの作品、現在公式HPで今後の展開にも左右するらしい人気投票を開催中で、ティアが首位を取りつつも、熱い接戦を繰り広げているのだけけど……
???:アルヨ、アルヨー。冷え性にめまい、女性のお悩みにガツンと効くお薬アルヨー。
おや? 何か聞こえてきましたね。そう、今回登場したのは2016年11月にALcotより発売された、よめがみ My Sweet Goddess!のメインヒロインにして主人公の母、ロリママァというパワーワードでもお馴染み、鳴川アイリスさんです。
突然の頭痛に襲われたゆいちゃんの元に、本編でもお馴染み、薬売りの行商として偶然遭遇した……偶然という割にはゆいちゃん狙い撃ちみたいなラインナップだったけど、とにかく遭遇するという登場の仕方。
アイリスは年上だからか、ゆいちゃんのことをゆいと呼び捨てにしてますが、一方のゆいちゃんもアイリスのことをさん付けで呼んでます。これまではちゃん付けが、風香のことを呼び捨てで呼んだりはしたけど、さん付けはアイリスが初めて……なのかな? 始終、敬語で話しているのが印象的でした。
登場と共に軽やかに自己紹介まで済ませてしまうのは流石女神様って感じですが、肝心の病の治し方は調合した薬ではなく、「ちんからほい」の一言で与える女神の加護。今時、ちんからほいてと思わなくもないけど、これが効果抜群だというのだから、女神はやっぱり侮れません。
誌面はいつもの通り1ページなんですが、ゆいちゃんと遭遇して病を治すまでに3分の1近く使っていて、今回は対談前の前書きが結構長かったから、ただでさえ逼迫してるはずなのに、何というか物凄い密度の濃さだった。
だって、病を治したところで、やっとファミレスに移動して対談が始まるという構成なんだもん。しかも、ハンバーグを交換条件に出されるという。ゆいちゃんの凄いところって、勿論自分が演じてきたキャラだから、というのはあるにしても、本編のシナリオやテキスト、その雰囲気を崩すことなくコラムを書き上げることだと思うんだよね。情報量も凄くて、細かい箇所まで引き出してくるし、読んでいて本当に気持ちが良い。特に今回の始まり方とか、ゆいちゃんが好きな台詞とは言え、アイリスやよめがみのことをよく分かってないと思いつきませんよ。
そんなメインの対談で触れるのは、「へい、かもん! ママの子宮に戻ってこい」を始めとした数々の名台詞もさることながら、何と言ってもゆいちゃんが初めてキャラソンを歌唱した事実です。主題歌『Re:bom』のカバーですが、ゆいちゃんも言うとおり、まさに歌詞がアイリスのことを歌っていて、非常に印象深い一曲。アイリス役のゆいちゃんがカバーしたのは必然のように思えるけど、実は他のヒロインもカバーしてるんだよね。公式通販の特典とか、サントラに収録されていたりします。ゆいちゃんのCDは、ソフマップの店舗特典でした。
BugBug誌上では規制の関係か、ロリという単語が伏せ字になっていて、まあ、世知辛い世の中ですよね。相手はゆいちゃんも敬語を使ってしまうような年齢だというのに。
コラムの前書きは、先々月になりますけど『ほめらじ10周年大感謝祭』に出演したと言う話が、かなりびっしりと書かれています。この日記でも、2回に分けてレポートを書きましたね。
前編まあ、ゆいちゃんとしては初めてのイベント出演ですし、プレゼントBOXにはプレゼントやお手紙が、それに楽屋花なども届いてましたから、思い入れの強い出来事だったのでしょう。その流れもあるんだろうけど、色々むずしいかも知れないけど、今後ラジオの公開収録をしてみたいとも書いていて、イベント出演、開催に関する熱望が見て取れます。気持ちは十二分に分かるというか、なかなか機会ないですもんね。
http://mlwhlw.diarynote.jp/201701222241589831/
後編
http://mlwhlw.diarynote.jp/201701230139096813/
ラジオと言えばでminoriの最新作、トリノラインのうぇbラジオ『ロボらじ』についても触れてましたけど、話によればゆいちゃんは顔を出さない形でのイベント開催を、やはりやってみたいこととして希望に出したそうですし、今現在の悲願なのかも知れません。
私だって、イベント開催は望むところだし、ほめらじのときには出来なかったことを色々したいなとは思ってるけど、果たしてどこが最初に夢を叶えてくれるのか。minoriか、それとも音泉か。minoriは徹底した合理主義だけど、その中でもラジオをやってくれているわけだから、音泉よりは可能性ある気はするんだよね。
出演作Hotいんふぉは先月号と代わり映えしないけど、まあ、春音アリス*グラムが延期して、ゴールデンアワーが載ったぐらいでしょうかね。春グラの延期には色々思うところがあるのだけど、ラジオはとりあえず月1で続けるらしい。本当なら3月末で終わる予定だったと言うし、そういえば最初に延期したときも全6回とか言ってたので、基本的にネタバレ放送とか、感想戦は考えてないのかも知れません。
ゆいたんの近況・一言は、先月開催された『B.G.M Live!2017』大阪公演の会場ナレーションを担当したという話。去年のフロフロの件もそうですけど、完全シークレットというのは本当に困りますね。私としてはイベントだって出来るだけ追っかけたいと思うんだけど、情報がシャットアウトされていてはどうしようもない。まあ、フロフロは仕方がなかったにせよ、B.G.Mはサプライズのつもりだったのかな? 参加した人によれば録音だったとのことだけど、一言を読む限り、現場にいたとも取れるニュアンスですね。
そして、5月7日の東京公演でもゆいちゃんの音声が流れると言うことで、こちらのチケットは既に確保済みです。大阪公演の出演が分かった晩、即座に取りましたよ。
なんて言うか、前述のフロフロもだけど、やっぱりファンとして悔しいじゃないですか? イベントは基本的に一期一会だし、知らなかったばっかりに参加できてないというのは、悔しいものなんですよ。私は全能でもないし、超能力者でもありませんから、こういう形でのイベント出演を予期することはなかなか難しいし、無理があります。勿論、シークレットやサプライズを全否定するわけじゃないですけど、私はゆいちゃんファンとして残念だったし、悔しいし、一瞬死にたくなるぐらいには絶望したので、今後は情報を事前に出して欲しいよ、ホント。
恨み節というか、やや投げやりなことを書いてしまったけど、他に特筆する記事は……ゆいちゃん出演作だと、やっぱりトリノラインですかね? 発売月と言うこともあってか、先月号の大特集に続いて、今月も4Pほど記事が載ってました。私はBugBugを買っていることもあって、TGやメガストアを買ったり、読んだりすることがあまりないのだけど、このスク水の沙羅や夕梨は初めて見るCGですね。まさか、スク水Hがあるとは思わなかったけど、こいつは期待できそうです。
そして、すぐ次のページが同じく3月発売だけど、こちらは一週ほど早い神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。の特集。やはり、4P記事でしたけど、広報のブログかたひとりによれば、ゆいちゃん演じる神林真央はHシーンが存在するサブキャラということもあってか、誌面での扱いはかなり小さいです。一応、EDめいたものも存在はするそうなんだけど……まあ、ちょっとだけあるぐらいに考えていた方が良いと思います。そこら辺は前作の感じに近いのかなって。
体験版が公開されたのでプレイしましたけど、結構面白かったですよ。CUBEなんかと比べて、こっちの方がストーリー寄りかな? と思わなくもない。最近のCUBEはまず設定があって、エロがあってじゃないですか。カントクのラインは違うにしても。それに対してHULOTTEはバランスが取れているというか。結構好きな感じです。
そうだ、最初の方のページに、はにデビの特集記事もありましたね。この前、秋葉原で行われたイベントに参加してきたんだけど、なかなかどうした設定はユニークだし、エロに対する情熱のような物が伝わってきて、期待大の作品です。絵柄や色使いが、やっぱりeufonieは独特で、まあ、姉妹ブランドのetudeもそうなんだけど、良い意味でエロゲ的ではないと思うのよね。それがなんて言うか、あまりない新鮮さを醸し出してるんじゃないかなと。そういや、サブキャラに杏花がいましたけど、最近よく共演しますね。12の月のイヴからの流れとは言え、トリノラインにも出てるし。
ゆいちゃん出演作はこれぐらいかな。BUG’Sレビューにシンソウノイズと、人気声優のつくりかたもあったけど、他の作品記事だと、ああ、そうだ! フローラル・フローラブのビジュアルファンブックが出るよという1Pカラー広告が掲載されてました。BugBugと同じ富士美出版から出るみたいですが、驚いたのはアペンド付きの文字。以前、バレンタインデーのときに夏乃のアペンドが出ましたけど、今回のやつは全ヒロインの新規ボイス付きらしい。
ただ、Hシーンがあるのは夏乃だけらしく、浴衣Hが収録されてるんだとか。どうせなら全員分入れてくれよと思わないでもないけど、まあ、VFBのアペンドではこのあたりが限界なのでしょう。発売日は4月28日、価格は4200円と高めだけど、アペンド付きということを踏まえれば、妥当な設定かなと思います。
あとは……そうそう、こいちゃがありましたね。栖崎あんずさん出演の3月新作、こいのす☆イチャコライズですが、先月号でちょっとメーカーと雑誌の間で揉め事があったけど、和解もしたようなので大丈夫みたい。
8Pも記事が載っていたのは意外でしたけど、同じヒロイン3人でもトリノラインや神ヤバの倍ですから、扱いが違いますね。先月号のお詫びも載ってましたから、まあ、お詫びの意味もあるのかなって。
とはいえ、それを抜きにしてもこいちゃは良い作品ですよ。これ、ツイッターとかで散々言ってますけど、こいちゃは現実だと思うのよね。こいちゃという現実に帰るため、我々は日々の社会活動をしているのではないか? 割と真面目に言ってるんだけど、それぐらいの生活感があるんだよね。
ヒロインそれぞれに対して、主人公の根本的な設定が違うというのは、銀色、遥か以上に斬新な設定だと思うし、それでいてやってることはひたすらイチャコラエロですから、もう何から何まで搾り取られそうだわ。ホント、エロくてねぇ。
記事には恋愛関係なるまでの流れが書いてあるけど、逆に言えばここまでが体験版なんですよ。つまり、これ以降はひたすらイチャコラしかないはずなんです! 勿論、なんらかのドラマはあるかも知れませんけど、とにかくエロ、イチャコラとエロなんだ!
そして、今月号のメイン特集は美少女ゲーム年間ランキングなんだけど、個人的に予想外の作品が取りましたね。まさか、千桃とは思いませんでしたよ。この話についてはちょっと分けて書こうか。いや、私のことだから書くか分かんないんだけど、まさか、千桃になるとは考えても見なかった。これがオーガストの地力なんだろうか。いやはやまったく、予想外。
この時点で分かると思うけど、私の中で千桃の評価がそこまで高くなったことの表れでもあるんだが……続きはまた今度。
2017年も2月に入り、早くも1ヵ月が経過しました。時間というのは人にとって公平でも平等でもないけれど、止まることがないその事実だけは確かで、最近はそのことをよく考えています。時間は待ってくれないし、自分も待ってはくれない。歳は重ね、寿命は縮み、確実に減っていくし、少なくなる。だけど、そうした中で自分が何かを為し得たなら、夢を叶えたとか、成功したとか、それは本当に幸せなことなんじゃないだろうか?
私がくすはらゆいさんと出会って5、6年の月日が経ちましたけど、今日はそんな夢を叶えた彼女の、集大成とも言うべき「くすはらゆい座談会」について書いていこうと思います。
今年に入ってから明らかになったPCゲーム雑誌「BugBug」の2017年3月号特別企画、「くすはらゆい座談会」は、ゆいちゃんがこれまで演じてきた、又はこれから演じる歴代のminoriヒロイン5名を集め、そこにプラス1名を加えての座談会を行うという前代未聞の試みです。
勿論、世の中には青山ゆかりしか登場しないドラマCDとか、そういうぶっ飛んだ奴も前例はあるのだけど、雑誌企画としてすべてのヒロインが一堂に会して、1人6役を同時に演じるというのは、なかなか出来ることじゃありません。BugBugとminori、どちらが考えたのかは分かりませんし、あるいはゆいちゃん個人の持ち込みという可能性もありますが、付録DVDで音声媒体における収録コンテンツとなったのは、何とも豪華な仕様です。
特にゆいちゃんは先月……正確には先々月ですが、年忘れ女だらけの声優座談会のラジオにも出演していますから、音声媒体では2回連続の登場、しかも今度は一人芝居で、一人舞台の独擅場。minoriというブランド力を持ったメーカーのヒロインたちとはいえ、そのキャラを演じてきたゆいちゃん個人の人気や魅力が、今まさに絶頂期を迎えつつあると言っても過言ではないでしょう。メインはトリノラインの企画なのかも知れませんが、表紙にも記載されている人気声優くすはらゆいが1人6役でという表記は、雑誌の看板声優として、文句のない記述だと思います。
さて、そんなBugBug連載コラム「となりヒロインさん☆」番外編minoriヒロイン’s くすはらゆい座談会に出演したのは、以下の6人。
喋っているヒロインの立ち絵が明るくなる……つまり、スポットライトを当てられているかのように、今喋ってるのは恋だぞ、というのが見れば分かる仕様になっています。これはおそらく、万が一にも聴き分けできない人がいた場合の措置かも知れませんが、私は音だけでも聴き分けることができました。たとえば、永遠と沙羅は似ているとか言われてますけど、こうして6人の中で聴き比べてみると、明らかに違いましたし。
minoriのライターが書いたドラマ仕立ての内容は、同窓会という体で呼び出されたヒロインたちが、ゆいちゃんの座談会に参加させられる、もとい、参加することになった訳ですが、最初に登場したのは新キャラの沙羅。最初といっても、実は彼女が最後の到着で、会場にはゆいちゃんを始め、他ヒロインが揃っていました。そして全員でタイトルコールをした後、座談会が始まります。
BugBugが公開した企画用のビジュアルでは姫野永遠が中心に据えられており、私はそれが少しだけ不満ではあったんだけど、考えてみれば5作品5役ですから、永遠は丁度3作品目、つまり真ん中なんですよね。登場順、出演順という意味でのセンターヒロイン……とまでは言いませんが、直近でグッズが出たりと、人気者っぷりをアピールしており、彼女が今回の座談会における「進行役」となっていました。
確かに恋も由紀も進行役って感じではないし、風香もできるとは思うけど、この5人のまとめ役としてはやや弱い。沙羅も新参者であることを思えば……まあ、永遠になっちゃいますよね。ヒロインのキャラクター性という意味では、永遠だけはぼっち臭が薄いというのもあるんでしょうけど。恋や由紀、風香や沙羅は一様に友達いないことを口にしますし、当のゆいちゃん本人も昔は……だけど、この座談会に登場する3年時の永遠は作中で所謂高校デビューに成功し、社交性も高く、友達が多い設定です。本人は本当の意味で親しい相手はいないと言っており、それは事実なんですが、人嫌いの恋とか、研究所に籠もっている沙羅なんかよりはよっぽどマシでしょう。
それにもっと言えば、姫野永遠は一度「となりのヒロインさん☆」に出演したことがある、2回目の登場なので、そういった点も加味されたのでしょう。先輩風を吹かすスターですよ、スター。
流れとしては、座談会とはいうものの、あくまでコラムの番外編だから、登場ヒロインと作品についての紹介を順番にしていきます。これは発売順に則っており、当然最初は遠野恋、夏空のペルセウスです。2012年の12月に発売されたこの作品は、くすはらゆい初のメインヒロインを演じた記念すべき一作で、まず間違いなく彼女の転機になりました。
恋は「わたしが初めての女ってことね!」と誇らしげでしたが、確かにゆいちゃんは夏ペル以前にも出演していた作品があるにはあるも、それで名前を知られていたかと言えば、失礼ながらそうでもなかったので、彼女を今の地位に押し上げたのは、遠野恋と夏ペルの存在が大きいでしょう。実際、恋と出会わなければ声優を辞めていたかも知れないと、ゆいちゃんは本音を漏らしています。この辺りのエピソードは、エリソデのスペシャルウィークに出演した際も話していましたね。
夏ペルの頃はまだ楠原ゆい名義だった彼女が、夏ペルと出会い、もう一つ経験したのがラジオパーソナリティーで、今や毎作品ごとに恒例となっているWebラジオもペルらじが一番最初でした。
当時の記憶を紐解いてみると、夏ペルのときはminoriが今とは違うニコ生を積極的に配信していた時期でもあり、その中での情報が色々と多かったように思います。ラジオをニコニコで配信する、という話も、ニコ生が初出でした。この作品はキャストの発表と体験版の公開が同時に行われたこともあり、ラジオをやると言われたときも、「多分、恋ちゃん役の子になる」ぐらいなもんで、その恋ちゃん役は誰なのよ? という感じでしたけど、体験版の公開から4日ぐらい経ったときですかね、ペルらじの第1回が配信されたのは。
確か既に夏ペルのオフ会がスタートしていて、メッセサンオーか何かで開催されていたオフ会の日取りと、予定されていた配信日が重なったみたいな記憶もあるんだけど、そこのところは曖昧です。
エリソデでゆいちゃんは当時の事務所の売り出し方について語っていましたが、それに批判的とは言わないまでも、否定的だったのがminoriの社長であるnbkz氏で、「この子が何故埋もれていたのか分からない」とか、「事務所のサンプルボイスがおかしい」と頻りに言ってましたが、結論から言って、それは正しい指摘でした。
年上キャラを狙っていけと言われていたゆいちゃんにとって、遠野恋はそれとは真逆の可愛い女の子であり、自分のその後を変えたキャラでもありますから、思い入れも深いのでしょう。
ペルらじと言えばブタの物まねと言うことで、懐かしのブタの鳴き声を披露していましたが、恋を演じたときは初めてのメインヒロインではあるけど、そんなに苦労はなかったとのこと。考え方や、ボッチなところが似てるんだとか。むしろ、大変だったのは前述のラジオで、ラジオは大好きだけど、好きだからこそ上手くできなくて凹んでいたんだそう。まあ、反省会コーナーがあったぐらいですからね。今でこそ、ラジオでは名パーソナリティーになってますけど、数年も遡れば、ゆいちゃんにもそんな時期が合ったのです。
思えば、あの頃から私は彼女のラジオに沢山メールを出すようになって、本格的にハガキ職人……当時はもうメールですけど、つまりは投稿リスナーとして復帰したのは、ペルらじと、ゆいちゃんに出会ったのがキッカケでしたね。自分でも不思議なぐらい、彼女には惹かれていた。懐かしい記憶です。
夏ペルはエロい作品だったと由紀と風香が茶々を入れますが、「それを言うなら風香だって……」という恋の反論を由紀がシークレットだと封じ込めます。ここ少し不思議だったんだけど、由紀のパートで由紀が主人公の娘であることはあっさり明かしてるのに、風香が主人公の姉であることは秘密なんですね。直近の作品とは言え、1年前なのに。ここら辺はminori側の判断、という訳か。
続いて由紀のパートだけど、ここで沙羅が、永遠が仕切っていることを面白いと表現し、永遠がバイトですからとぶった切ります。永遠にとって、この集まりはバイトらしい。
あまりの言い様にゆいちゃんも「座談会はみんながわたしを想って集まってくれた企画」だと言いますが、少し自信なさげ。そんな彼女をフォローしたのが風香なんですけど、その優しさにゆいちゃんは「風香……いい子だ……」と感動しています。ここで注目すべきは、ゆいちゃんが風香のことを呼び捨てにしていることですかね。基本的にこれまでのコラムでも、ゆいちゃんは自分が演じて気やヒロインを「ちゃん付け」で呼ぶことが基本で、今回登場したヒロインも風香以外は「ちゃん付け」です。
けど、風香は永遠と同級生と言っても、年上キャラ、姉キャラだから、意識的に呼び捨てとなるのかも知れませんね。
そして由紀の話。12の月のイヴは、くすはらゆいが所謂美少女ゲームの出演数を大幅に増やした2014年に発売された作品で、その年の最初に演じたのが宇奈原由紀になります。実は夏ペルとイヴの間、つまりは2013年の出演作って、夏ペルのドラマCD類を除けば大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~の1作しかなくて、しかも、あれがミニFDだったことを考えると、フルプライスの商業ゲームはイヴが2作目だったとも言えます。そういえば、発売記念飲み会もここからでしたっけ。
夏ペルで一番人気なのが恋であることは疑いようもありませんけど、あれは透香がグランドエンドだったこともあって、主演と言えるのかどうかは判断が分かれるところです。しかし、由紀はまず間違いなく主演であり、作品のメインヒロインであって、そういった意味でも大役と呼べるキャラだったでしょう。
今回の座談会で由紀は始終明るいキャラクターを貫いてますが、本編では裏に色々と抱え込んでいる少女でもあり、後半につれて病気のこととか、そういうので段々と弱っていく、変化や落差のあるヒロインでした。やはり、演じていく中でそういった過酷な状況に心が辛さを覚えることはあったようで、原画家の柚子奈ひよ先生と話した際に、「特に幸せになって貰いたい」という話をしたらしい。
又、最終的には違うことになるとは言え、主人公の娘役を演じたのは後にも先にも由紀だけなので、そういった意味でもオンリーワンの存在なんだとか。そういえば他にいませんね、娘って。
ゆいちゃんはどのヒロインに対しても真摯な姿勢と解答を行っており、勿論、それはどこか感傷的な部分もあるのだけど、芯のある言葉に流石のヒロインズも照れ照れ。永遠が言うように、一つの役に色々な物を込めていることがよく分かります。
そしてお次は永遠なのだけど、ここまで彼女が進行役だった都合上、代理として由紀がゆいちゃんに質問をしました。ソレヨリノ前奏詩は2015年に発売された作品で、飛躍の年だった2014年に続き、くすはらゆいを人気声優に押し上げ、固定させた年だったと思います。永遠はそんな2015年の初期に演じた、彼女の人気を決定づけたヒロインです。
キャラクターとして特に人気があったというのは決して世辞などではなく、現に冬コミで抱き枕カバーも作られてますからね。私見を述べると、姫野永遠の人気が出たのは由紀が指摘したような黒髪ロングもそうですが、原画家・柚子奈ひよの絵柄が完成されたのが永遠からなんじゃないかと思う。あやめや由紀の頃は、やっぱりまだ新人って感じが強かったけど、永遠は何て言うか……minoriらしい絵柄にブラッシュアップされた感があった。
そこがくすはらゆいの名演技と上手くマッチして、その年を代表するようなキャラに仕上がったのだと思うけど、私は敢えて言いたい。それでも遠野恋の方が人気だと。いや、別に永遠も永遠で好きなんですが、彼女は結局恋の延長線上に存在するキャラだと私は思っているのと、やっぱりほら、始まりのヒロインには思い入れも格別でね。くすはらゆいと言えば、遠野恋で合って欲しいなと、そんなことを考えてしまう。
けれども、ゆいちゃんは他メーカーのスタッフにも永遠が好きだと言われることがあるらしく、翌年には似たようなキャラクターを演じることもあったから、永遠が与えた影響は決して小さいものではないでしょう。当人は、「わたしが人気になるのは当たり前のことよ」と増長していますが、「あなたのおかげでもあるけれど」と、ゆいちゃんに言う辺り、彼女なりの優しさが見て取れます。
永遠は作中で1年次と3年次での容姿や雰囲気の変化についても触れられますが、風香が「1年次の永遠ちゃんは、所謂オタク受けが良さそうな大人しい子だった」とはっきり言ってしまう辺り、ちょっとクスッとしました。確かに考えてみれば、オタク受けしそうなのは3年よりも1年の頃ですよね。
沙羅には、「3年次は如何にもデビューしたって感じのリア充でアイドルっぽい子」と評されてますが、永遠は黒歴史扱いされているみたいでどこか恥ずかしそう。
ゆいちゃん的には、やっぱり真響ルートでの選ばれなかったときの痛みがいまだに忘れられないらしい。残酷なシーンではあるんだけど、私はあのシーン好きでね。迫真の演技とは、ああいうものを言うのだろう。
風香は何と言っても姉キャラであることが最大の特徴だけど、主人公の姉であることはシークレットなので、お姉さんポジションという言葉で上手くぼかされていました。先輩キャラクター、あるいは年上、そういたヒロインは風香以前にも何度か演じていますけど、明確に姉ポジションだったのは、確かに風香が最初ですね。
罪ノ光ランデヴーは昨年、2016年に発売された作品で、ゆいちゃんは主演ではなく、助演で出演していました。風香は勿論攻略ヒロインではありますが、グランドエンドを担う作品その物のメインヒロインではないんですね。
座談会で上げられた罪デヴの特徴はファンタジー要素がないこと。これが前三作との違いであり、今までにない作風とキャラクターであると定義されていました。何故、罪デヴでファンタジー要素が排除されたのかと言えば、当然それは意図的なことであり、「ファンタジーに頼ると話は作りやすいが、流石に能力モノが続いている」とかなんとかで、一度それに頼らない物語にしたかったとか何とか、そんなことをスタッフが言っていたような気がします。
ただ、それ故に罪デヴは奥まった田舎が舞台と言うことも合って、全体的に地味な印象が拭えないのだけど、逆にヒロインが強烈な個性を持つことによって、その不足分を補っているようにも感じました。風香も当然その一人で、ゆいちゃん曰く、「風香は完成された、飄々とした人間に見えて真逆だった」とのことで、いけないとしってても肉欲に走ったり、思考が千々に乱れたりと、リアルな人間くささを感じたらしい。
罪デヴのヒロインは基本的に面倒くさくて、風香はその中でもマシな部類なんだけど、これもやっぱり姉キャラとして立場が上だからなのかも知れません。
風香に対する言及もそこそこ、オーディションの話に移ります。
minoriは作品のキャストを選ぶ際、毎回スタジオオーディションと面接を行うことが有名ですけど、ゆいちゃんは指名ではなく、ちゃんとそのオーディションを勝ち残って役に選ばれています。勿論、呼ばれるか呼ばれないかという点や、常連だからやり慣れている部分もあるんでしょうが、それでも5作品連続出演というのは大したものです。常に新しい扉を開いて貰ってるとは言え、流石に5作連続で出られるとは思ってなかったらしいけど、その期待に応えられるように頑張りたいとのこと。
私の個人的な意見を言えば、5作連続出演は無茶だと思っていたところが実はあって、それは彼女が沙羅役だと発表される前によく考えていました。けれど、サンプルボイスが公開され、体験版をやった後には、杞憂とまでは言い切れないにしても、多分大丈夫だろうぐらいになって、今回の座談会で絶対大丈夫だという核心まで持ち直しました。
ただ、恋は5作連続出演が如何に凄いことでも、自分が過去のキャラになっていくことへの不安があるようで、ファンが自分のことを忘れないか嫉妬する気持ちがあるらしい。この辺り、結構難しい話になるんだけど、前述のように永遠は2年経っても人気が持続されていて、minoriファン……あるいはくすはらゆいファンの中にも、永遠から入ったという人は、一定数いると思うんですよ。
ゆいちゃんは恋ちゃんも大切だよと言ってくれるし、私だって恋が一番大事ですけど、なかなかね、新規のファンを過去作に振り向かせるのって大変だから。まあ、そう考えると永遠だってその内に過去となるのだろうけど。名前は永遠なのにね。
最後は沙羅なんだけど、ここで一つ茶番が入って彼女は丁度収録のために離席していたということで、トリノラインは今まさに収録中らしい。この作品は2017年の3月に発売される訳ですが、既に体験版が公開されています。私はプレイしましたが……感想をここで書くのはやめておきましょうか。長くなるし。
「じゃあ、最後ってことで、トリがトリノラインってことで」
と、永遠ちゃんの寒いギャグで話が沙羅に移りますが、永遠がそんなことを言うものだから由紀と恋が過剰に反応。明日は霰でも降るのかと驚きますが、永遠に言わせれば、「まあ、こういう面も見せて好感度稼がないと。スターは辛いのよ」とスター気取りです。永遠って、基本的に自尊心高いですよね。女としてのプライドが一番生々しいというか。
沙羅はオーディションの時と印象が変わったキャラだそうで、最初はトゲトゲしたイメージだったのが、体験版部分の台本を読んで結構印象が違ったらしい。そこで演技の方向性を定めていったそうだけど、私の感覚だとトゲは抜けたけど、牙はまだ生えてる感じかな。あ、演技ではなくて沙羅のキャラクターがね。ゆいちゃんや、それに作り手側に言わせると沙羅は優しい女の子らしいけど、主人公やプレイヤーには、体験版段階でまだ伝わっていない感じがする。
これからプレイする人に向けてのゆいちゃんのコメントは、「トリノラインのヒロインたちは、みんないつものminoriヒロインらしく、生々しかったり面倒くさかったりが魅力的な子ばかり」とのことで、まあ、体験版をやった限りでもそれは思った。逆に面倒くさくないminoriヒロインって誰だろうね? 羽山ミズキ? あれは相手の男が面倒くさい奴だったけど、久瀬さんにしても当初はミズキ鬱陶しかったんじゃないかな。
まあ、後はアンドロイドに絡めてSFの重厚なストーリーもお楽しみに的な感じだったけど、果たしてユーザーの想像を飛び越える何かがあるのかどうか。
結局さ、夏ペルから罪デヴと、難ありのヒロインたちが続いていて、ゆいちゃんも言うように生々しくて面倒くさいヒロインが多いのだけど、最終的にくっつくじゃないですか? minoriがユーザーの物語におけるストレスフリーをどこまで考えているのかは分からないけど、たとえばシロネが結局壊れましたとか、機能停止しましたとか、くっつきませんでしたみたいな展開は想像しづらいし、オチや結末は見えてるよなと。
まさかブルーフェアリーが現れて、頑張ったシロネちゃんを人間にしてくれました、何てことにはならないだろうし。
話は沙羅がアンドロイドの研究者、開発者であることに及び、一家に一台くすはらゆいアンドロイドを作らないかという恋の提案に風香が乗っかり、お金ならこれを聴いてる人が出してくれるとまで。アンドロイド一体が幾らするのかは分かりませんが、まあ、出すね、出すよ、一家に一台とは言わず、私の家だけに欲しいぐらいだわ。
由紀も便乗したことで話が纏まり掛けるも、永遠だけは何を言ってるのかよく分かってないという状況。良い子ちゃんめ。
そんな訳で座談会も終わりに近づき、エンディング。エンディングの内容が、BugBugのツイッターで公開されていた台本の一部だったんだけど、なるほど、こうなっていたのね。まあ、ここからは深く内容に触れないけど、何気にエンディング後も用意されてました。その名も、くすはらゆい座談会のあとがき。懐かしい響きですけど、この企画が雑誌コラムの番外編であると同時に、minoriラジオの延長線上でもあることが分かります。内容は差し控えますが、一つだけ、全ヒロインを再回想する中で、風香の声は嵌まる感じのキャラクターがいたら使ってみたいなと思っていた声で、元々用意していたものであることが明かされていました。確かにゆいちゃんとしては珍しい声だったけど、隠し球として作っていたとは、なかなかどうした、底が知れない人ですね。一体どこまで伸びるのか、私はその果てまで着いていきたい。
時間にして約24分かな? BugBugでの連載も気付けば2年近く、そうした中で生まれた企画ではありますが、誌面の方では12ページにも及ぶトリノライン大特集が組まれており、そのラストでもゆいちゃんの文章が、「くすはらゆい座談会」収録秘話という形で載っていました。特別企画の裏側を紹介する訳ですね。その中で目を引いたのは、minoriヒロインをゲストに呼ぶタイミングをどうしようか迷っていた、という話で、人数が多いのもあるけど、やっぱりminoriヒロインって彼女にとって特別な存在だと思うんですよ。
だから、姫野永遠みたいにコラム連載一周年とか、そういう節目や記念日みたいのじゃないと、なかなか呼びづらいものがある。特に恋なんかは、こんな機会でもないと出せなかっただろうしね。まあ、一度こうなったからには遠野恋は最終回まで引っ張って貰いたいところではありますが。ゆいちゃんも言ってたけど、座談会では恋に末っ子感があったから、最終回で単独出演したら、又違ったものになるんじゃないかなと。
そして今月のコラムについて。分割するかどうかで悩んだんですが、まだ文字数に余裕もあるしこのまま書いてしまおうかなと。
番外編は番外編として、今回でくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」も22回目。前回は「甘えかたは彼女なりに。」から新倉朋美が登場しましたが、今月号はCLIP☆CRAFTが2016年10月に発売したユニオリズム・カルテット A3-DAYSより、新規追加ヒロインのティアナ・ハーフェル・ネーデルラントがやってきました。名前の長さではこれまで演じてきたヒロインではおそらく最長、紹介サイトなどでもティアと略されて載っていることが多いのですが、このコラムではフルネームをババーン! と……少し窮屈そうでしたが記載しています。
ティアちゃんゲットだぜ! で始まった対談パートですが、今回はお外でポケモンGO!をプレイしている最中に出会うという、今までにないシチュエーション。ティアは作中でゲーム好きという設定があって、ゆいちゃんがポケモンGO!に嵌まっていることからも、上手く考えた導入部分だと思う。ちなみにレアポケモンはゲットできなかったそうで。
ティアは学生ながら剣術を得意とする騎士で、魔剣バルムンクを操り、実力派の騎士も圧倒するほど。武器の強さに天賦の才も相成って、作中どころかこれまでゆいちゃんが演じてきたヒロインの中でも、トップクラスとも言うべき戦闘力の持ち主です。しかし、彼女は日常的にはゲームとお菓子を愛する怠け者な性格で、クールに見えてコロコロ表情が変わるなど、可愛いところも沢山ある。又、主人公に対して妹属性と言いつつも、小悪魔的な部分を強く出しているのが印象的でした。
ゆいちゃんの演じた際、収録時のエピソードとしては休憩時間にスタッフからキャラや世界観の拘りを詳しく聞いて、演技の参考にしたらしい。今回のユニオリは前作からの続編だから、ある程度纏まった情報がある訳だけど、ゆいちゃんは流石勉強熱心というか、研究熱心だなぁと感心してしまう。ちなみにスタッフ曰く、ティアは猫っぽくて、セルフィは犬っぽいらしい。確かに真面目一辺倒なセルフィを思い出すに、なるほどと思ってしまいますね。ティアの猫にしても、彼女のルートをやると確かにそういうところありますし。
そして最後は再びレアポケモンを発見するという、最初から最後までポケモン尽くしで終わりました。
対談前の近況トークは、昨年開催された冬の電気外祭りに言ったという話や、姫野永遠の抱き枕カバーが発売されたとことに触れていました。同じく電気外では今回ゲストに来たティアの抱き枕も売っていたのですが……まあ、結婚イベントのインパクトには勝てないか。
ゆいたんの近況・一言も、やはり座談会企画に触れていて、BugBugの公式ツイッターで公開されている台本がゆいちゃんの使ったもので、キャラごとに引いたラインマーカーについて説明しています。ちなみに、アドレスを載せておくとこんな感じ。
URL:https://twitter.com/bugbug_info/status/819132967775707136
恋が青で、由紀が黄色、永遠が紫で、風香が赤、そして沙羅が緑ですね。
出演作Hotいんふぉは、しゅがてんから4月新作のはにデビまで記載されていましたが、特集記事もあったゴールデンアワーは載っていませんでした。スペースの都合上もあったんだろうけど、はにデビは今月号に記事が載ってなかったんだし、ここは表紙にもあるゴールデンアワーで良かったんじゃないかな? まあ、色々都合があるんだとは思うけど。
他に特筆する記事と言えば、コラムの裏面。つまり、次のページに載っていた聖鍵遣いの命題×くすはらゆい特別企画「夢野いちご先生の貴重な経験を写真に撮ろう」開催のお知らせでしょうか。これまたゆいちゃんの企画ですが、私も同人誌を出したせかぽじとの企画で、実は去年の内からニコ生で素案が出ていました。
どういう企画かと言えば、昨年の電気外で発売され、現在通販中のゆいちゃんがせかぽじで演じたサキ・アイハラの抱き枕カバー、「夢野いちご先生の何事も経験抱き枕カバー」の「目隠し写真」を取ろうというお馬鹿な企画。詳しい参加条件や期限などは本誌の方で読んでください。ちなみに私は幾つか案を用意していますが、早速ツイッターの方にアップしようかと思っています。
後は……ゆいちゃんの出演作だけでもかなりの記事があるんですけど、巻頭企画のトリノライン Android with Loveについても書いておきますか。総ページ数12Pの大特集なんですけど、この程公開された体験版には収録されてない新規CGだとか、ヒロインインタビューなどが載っていて、盛りだくさんな内容でした。1ヒロインに付き3ページ、サブキャラの情報載せつつ、オフ会のことも書いてありましたか。
オフ会は顔出したいんですけどね。公式通販で購入したもんだから、店舗で買う予定というのが今のところなくて。まあ、複数本買っても良いんですけど、ご存じの通り3月は発売される作品が非常に多くて。財布の底が抜けそうな程には重いのが難点。
次の記事は2月新作のしゅがてんで、こちらも先日体験版が公開されましたけど、それ以上の情報ってのは載ってませんでしたね。彩色済み特典の公開も最近されたばかりで、私はちょっと延期を疑ってます。ミドルプライスの作品だからといって延期するときはしますし、過去にはサツコイがそうでした。けど、ほめらじや処女ラジと言ったラジオ番組にゲストとしてゆいちゃんとかウーサァを立て続けに送り込んでるのをみると、この心配は杞憂かも知れません。
掲載順で紹介していくとしゅがてんの次のページはゴールデンアワーの記事で、こちらも4ページとそこそこのボリューム。HPが公開されたばかりと言うこともあって、Hシーン含めた新規CGが多く掲載されていました。6月発売にしては情報が多く、気になったのは記事におけるヒロインの紹介順。公式サイトや販売サイトなどでは、あじ秋刀魚さん演じる広瀬夏未から始まり、鈴谷まやさん演じる北上まりかに続く訳だけど、何故過去の記事では広瀬夏未の次に名取すず、つまりはゆいちゃんの担当キャラが載ってました。
北上まりかはその次のページで、七北田瑠璃と1ページに収められており、そこがちょっと意外だった。ユキは重要なヒロインだから分かるんだけど、どうして順番が入れ替わったのだろう? まさか、ゆいちゃんが演じているからじゃないだろうし。
原画家・南浜よりこさんのコメントによると、デザインのポイントはアイドルになる一歩手前の女の子だそうで、ショートボブの髪型は読者モデルという設定を意識したらしい。又、公式サイトのキャラ紹介には所謂3サイズなどの情報が載っていないものの、南浜さんによればすずが一番の巨乳らしく、Hシーンも見所なんだとか。
水葬銀貨のイストリアも1ページ記事が載ってましたけど、こちらはゆるぎのCGが載っていたものの……げっちゅ屋に掲載されている奴を、縦にしただけ物って感じですね。一瞬見覚えがないような気がしましたけど、確認したら同じでした。キャラ紹介やあらすじにも新要素はないので、むしろHPで行われているQ&A企画とかを見た方が楽しいかも知れません。
神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。は、公式サイトやげっちゅ屋にも載ってないようなHCGが解禁されてましたが、2ページ記事なのでサブ合わせて6人もいるヒロインを紹介するにはちょっと手狭ですね。ゆいちゃんは主人公の妹、神林真央を演じていますけど、私が以前に貰った冊子での扱いを考えるに、どうもサブヒロインっぽい気がするのよね。一応記事があった人気声優のつくりかたでメインだったから、バランスを取ったのか……遥そらさんの役もそんな感じだし。
久しぶりに掲載された春音*アリスグラムの記事は1ページで、一応エリサとゆいちゃん演じる耶々の新規CGっぽいものはありました。この作品が延期しているのは原画作業の遅れだそうですが、何かもう1回ぐらい延期しそうだよね。未だに体験版も出てませんし、彩色済み特典も公開されてない。隔週だったラジオは1ヵ月の間が空いて、サンプルボイスだってこの前公開されたぐらいですから、ちょっと不安要素が多い。
個人的にはかなり期待している作品なので、何とかして欲しいんですけどね。エロゲは1回、2回程度の延期なら許されるというか、延期することでクオリティが上がるならっていうのをユーザーが望んでしまってる面もあるから。勿論、未完成品を売りつけられるよりはマシなんだけどさ。まあ、エロゲの延期理由も色々ありますけど、この作品に関しては原画の遅れと判明してますから、原画陣の仕事ぶり次第ではありますが。
ゆいちゃん出演作はこれぐらい……かな? それ以外の記事だと、ああ、記事ではないけど、こいのす☆イチャコライズの動画がDVDに収録されてますね。栖崎あんずさんの出演作だけど、こいつがちょっと問題ありと言いますか、まあ、eRONDO関係者のTwitterを見て貰えば、現在進行形で色々起こってることが分かると思うんですが、これが少し残念だったかなと。折角のくすはらゆい集大成とも言える記念すべき号で、よりにもよって栖崎あんず出演作で問題が起きたなんてのは、酷い皮肉ですよ。
勿論、私も出版人ですから、こういうことは起こり得ると分かっているのですが、この号にだけはケチが付いて欲しくはなかったというか。
今回はこんなものですかね。2万字ぐらい行くかと思ったけど、割と1万5000字程度で収まってしまった。まあ、文字数書いたから偉い訳でも、凄い訳でもないですが、我ながらよくやるよなと。もっとも、くすはらゆい座談会ばっかりはね、私にとっても大きな意味のある企画だったし、エリソデとか、そういうので回顧することも多かったから、自分自身が回想の旅に出るような気持ちで、色々と振り返りました。
一つ言えるのは5年、あるいは6年、もっと言えば今年で7年? 私はくすはらゆいファンを続けてきた訳ですが、彼女ファンで良かった、続けてきて良かったと、しみじみ実感することができました。そして、これからもそうであり続けたいと、心の底から思ったのでした。
それではまた来月。次号はいよいよ2016年美少女ゲームランキングの発表だそうです。何が1位になるのか、発売日の雛祭りが楽しみだ。
私がくすはらゆいさんと出会って5、6年の月日が経ちましたけど、今日はそんな夢を叶えた彼女の、集大成とも言うべき「くすはらゆい座談会」について書いていこうと思います。
今年に入ってから明らかになったPCゲーム雑誌「BugBug」の2017年3月号特別企画、「くすはらゆい座談会」は、ゆいちゃんがこれまで演じてきた、又はこれから演じる歴代のminoriヒロイン5名を集め、そこにプラス1名を加えての座談会を行うという前代未聞の試みです。
勿論、世の中には青山ゆかりしか登場しないドラマCDとか、そういうぶっ飛んだ奴も前例はあるのだけど、雑誌企画としてすべてのヒロインが一堂に会して、1人6役を同時に演じるというのは、なかなか出来ることじゃありません。BugBugとminori、どちらが考えたのかは分かりませんし、あるいはゆいちゃん個人の持ち込みという可能性もありますが、付録DVDで音声媒体における収録コンテンツとなったのは、何とも豪華な仕様です。
特にゆいちゃんは先月……正確には先々月ですが、年忘れ女だらけの声優座談会のラジオにも出演していますから、音声媒体では2回連続の登場、しかも今度は一人芝居で、一人舞台の独擅場。minoriというブランド力を持ったメーカーのヒロインたちとはいえ、そのキャラを演じてきたゆいちゃん個人の人気や魅力が、今まさに絶頂期を迎えつつあると言っても過言ではないでしょう。メインはトリノラインの企画なのかも知れませんが、表紙にも記載されている人気声優くすはらゆいが1人6役でという表記は、雑誌の看板声優として、文句のない記述だと思います。
さて、そんなBugBug連載コラム「となりヒロインさん☆」番外編minoriヒロイン’s くすはらゆい座談会に出演したのは、以下の6人。
夏空のペルセウス:遠野恋(2012年発売)事前に告知されていたこともあり、1人6役とはどういうことだろう? と、そんな疑問を抱いた方は多かったと思いますが、何てことはない、ゆいちゃん本人が座談会用に自分自身をキャラクター化して、それを演じたという訳ですね。ラジオCD風とはいえ、DVD用の収録コンテンツですから、ちょっとした映像もあって、恋、由紀、永遠、風香、沙羅の順番に名前と作品名が表記された立ち絵が並んで、下にゆいちゃんの顔アイコンと、彼女の台詞が表示されるテキストエリアがあるという画面構成。立ち絵や顔アイコンはセリフの内容ごとに表情が変化するなど凝った仕様になっており、さながらゲーム画面でした。
12の月のイヴ:宇奈原由紀(2014年発売)
ソレヨリノ前奏詩:姫野永遠(2015年発売)
罪ノ光ランデヴー:椿風香(2016年発売)
トリノライン:紬木沙羅(2017年3月31日発売予定)
くすはらゆい:声優・全キャラクターのCV担当。
喋っているヒロインの立ち絵が明るくなる……つまり、スポットライトを当てられているかのように、今喋ってるのは恋だぞ、というのが見れば分かる仕様になっています。これはおそらく、万が一にも聴き分けできない人がいた場合の措置かも知れませんが、私は音だけでも聴き分けることができました。たとえば、永遠と沙羅は似ているとか言われてますけど、こうして6人の中で聴き比べてみると、明らかに違いましたし。
minoriのライターが書いたドラマ仕立ての内容は、同窓会という体で呼び出されたヒロインたちが、ゆいちゃんの座談会に参加させられる、もとい、参加することになった訳ですが、最初に登場したのは新キャラの沙羅。最初といっても、実は彼女が最後の到着で、会場にはゆいちゃんを始め、他ヒロインが揃っていました。そして全員でタイトルコールをした後、座談会が始まります。
BugBugが公開した企画用のビジュアルでは姫野永遠が中心に据えられており、私はそれが少しだけ不満ではあったんだけど、考えてみれば5作品5役ですから、永遠は丁度3作品目、つまり真ん中なんですよね。登場順、出演順という意味でのセンターヒロイン……とまでは言いませんが、直近でグッズが出たりと、人気者っぷりをアピールしており、彼女が今回の座談会における「進行役」となっていました。
確かに恋も由紀も進行役って感じではないし、風香もできるとは思うけど、この5人のまとめ役としてはやや弱い。沙羅も新参者であることを思えば……まあ、永遠になっちゃいますよね。ヒロインのキャラクター性という意味では、永遠だけはぼっち臭が薄いというのもあるんでしょうけど。恋や由紀、風香や沙羅は一様に友達いないことを口にしますし、当のゆいちゃん本人も昔は……だけど、この座談会に登場する3年時の永遠は作中で所謂高校デビューに成功し、社交性も高く、友達が多い設定です。本人は本当の意味で親しい相手はいないと言っており、それは事実なんですが、人嫌いの恋とか、研究所に籠もっている沙羅なんかよりはよっぽどマシでしょう。
それにもっと言えば、姫野永遠は一度「となりのヒロインさん☆」に出演したことがある、2回目の登場なので、そういった点も加味されたのでしょう。先輩風を吹かすスターですよ、スター。
流れとしては、座談会とはいうものの、あくまでコラムの番外編だから、登場ヒロインと作品についての紹介を順番にしていきます。これは発売順に則っており、当然最初は遠野恋、夏空のペルセウスです。2012年の12月に発売されたこの作品は、くすはらゆい初のメインヒロインを演じた記念すべき一作で、まず間違いなく彼女の転機になりました。
恋は「わたしが初めての女ってことね!」と誇らしげでしたが、確かにゆいちゃんは夏ペル以前にも出演していた作品があるにはあるも、それで名前を知られていたかと言えば、失礼ながらそうでもなかったので、彼女を今の地位に押し上げたのは、遠野恋と夏ペルの存在が大きいでしょう。実際、恋と出会わなければ声優を辞めていたかも知れないと、ゆいちゃんは本音を漏らしています。この辺りのエピソードは、エリソデのスペシャルウィークに出演した際も話していましたね。
夏ペルの頃はまだ楠原ゆい名義だった彼女が、夏ペルと出会い、もう一つ経験したのがラジオパーソナリティーで、今や毎作品ごとに恒例となっているWebラジオもペルらじが一番最初でした。
当時の記憶を紐解いてみると、夏ペルのときはminoriが今とは違うニコ生を積極的に配信していた時期でもあり、その中での情報が色々と多かったように思います。ラジオをニコニコで配信する、という話も、ニコ生が初出でした。この作品はキャストの発表と体験版の公開が同時に行われたこともあり、ラジオをやると言われたときも、「多分、恋ちゃん役の子になる」ぐらいなもんで、その恋ちゃん役は誰なのよ? という感じでしたけど、体験版の公開から4日ぐらい経ったときですかね、ペルらじの第1回が配信されたのは。
確か既に夏ペルのオフ会がスタートしていて、メッセサンオーか何かで開催されていたオフ会の日取りと、予定されていた配信日が重なったみたいな記憶もあるんだけど、そこのところは曖昧です。
エリソデでゆいちゃんは当時の事務所の売り出し方について語っていましたが、それに批判的とは言わないまでも、否定的だったのがminoriの社長であるnbkz氏で、「この子が何故埋もれていたのか分からない」とか、「事務所のサンプルボイスがおかしい」と頻りに言ってましたが、結論から言って、それは正しい指摘でした。
年上キャラを狙っていけと言われていたゆいちゃんにとって、遠野恋はそれとは真逆の可愛い女の子であり、自分のその後を変えたキャラでもありますから、思い入れも深いのでしょう。
ペルらじと言えばブタの物まねと言うことで、懐かしのブタの鳴き声を披露していましたが、恋を演じたときは初めてのメインヒロインではあるけど、そんなに苦労はなかったとのこと。考え方や、ボッチなところが似てるんだとか。むしろ、大変だったのは前述のラジオで、ラジオは大好きだけど、好きだからこそ上手くできなくて凹んでいたんだそう。まあ、反省会コーナーがあったぐらいですからね。今でこそ、ラジオでは名パーソナリティーになってますけど、数年も遡れば、ゆいちゃんにもそんな時期が合ったのです。
思えば、あの頃から私は彼女のラジオに沢山メールを出すようになって、本格的にハガキ職人……当時はもうメールですけど、つまりは投稿リスナーとして復帰したのは、ペルらじと、ゆいちゃんに出会ったのがキッカケでしたね。自分でも不思議なぐらい、彼女には惹かれていた。懐かしい記憶です。
夏ペルはエロい作品だったと由紀と風香が茶々を入れますが、「それを言うなら風香だって……」という恋の反論を由紀がシークレットだと封じ込めます。ここ少し不思議だったんだけど、由紀のパートで由紀が主人公の娘であることはあっさり明かしてるのに、風香が主人公の姉であることは秘密なんですね。直近の作品とは言え、1年前なのに。ここら辺はminori側の判断、という訳か。
続いて由紀のパートだけど、ここで沙羅が、永遠が仕切っていることを面白いと表現し、永遠がバイトですからとぶった切ります。永遠にとって、この集まりはバイトらしい。
あまりの言い様にゆいちゃんも「座談会はみんながわたしを想って集まってくれた企画」だと言いますが、少し自信なさげ。そんな彼女をフォローしたのが風香なんですけど、その優しさにゆいちゃんは「風香……いい子だ……」と感動しています。ここで注目すべきは、ゆいちゃんが風香のことを呼び捨てにしていることですかね。基本的にこれまでのコラムでも、ゆいちゃんは自分が演じて気やヒロインを「ちゃん付け」で呼ぶことが基本で、今回登場したヒロインも風香以外は「ちゃん付け」です。
けど、風香は永遠と同級生と言っても、年上キャラ、姉キャラだから、意識的に呼び捨てとなるのかも知れませんね。
そして由紀の話。12の月のイヴは、くすはらゆいが所謂美少女ゲームの出演数を大幅に増やした2014年に発売された作品で、その年の最初に演じたのが宇奈原由紀になります。実は夏ペルとイヴの間、つまりは2013年の出演作って、夏ペルのドラマCD類を除けば大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~の1作しかなくて、しかも、あれがミニFDだったことを考えると、フルプライスの商業ゲームはイヴが2作目だったとも言えます。そういえば、発売記念飲み会もここからでしたっけ。
夏ペルで一番人気なのが恋であることは疑いようもありませんけど、あれは透香がグランドエンドだったこともあって、主演と言えるのかどうかは判断が分かれるところです。しかし、由紀はまず間違いなく主演であり、作品のメインヒロインであって、そういった意味でも大役と呼べるキャラだったでしょう。
今回の座談会で由紀は始終明るいキャラクターを貫いてますが、本編では裏に色々と抱え込んでいる少女でもあり、後半につれて病気のこととか、そういうので段々と弱っていく、変化や落差のあるヒロインでした。やはり、演じていく中でそういった過酷な状況に心が辛さを覚えることはあったようで、原画家の柚子奈ひよ先生と話した際に、「特に幸せになって貰いたい」という話をしたらしい。
又、最終的には違うことになるとは言え、主人公の娘役を演じたのは後にも先にも由紀だけなので、そういった意味でもオンリーワンの存在なんだとか。そういえば他にいませんね、娘って。
ゆいちゃんはどのヒロインに対しても真摯な姿勢と解答を行っており、勿論、それはどこか感傷的な部分もあるのだけど、芯のある言葉に流石のヒロインズも照れ照れ。永遠が言うように、一つの役に色々な物を込めていることがよく分かります。
そしてお次は永遠なのだけど、ここまで彼女が進行役だった都合上、代理として由紀がゆいちゃんに質問をしました。ソレヨリノ前奏詩は2015年に発売された作品で、飛躍の年だった2014年に続き、くすはらゆいを人気声優に押し上げ、固定させた年だったと思います。永遠はそんな2015年の初期に演じた、彼女の人気を決定づけたヒロインです。
キャラクターとして特に人気があったというのは決して世辞などではなく、現に冬コミで抱き枕カバーも作られてますからね。私見を述べると、姫野永遠の人気が出たのは由紀が指摘したような黒髪ロングもそうですが、原画家・柚子奈ひよの絵柄が完成されたのが永遠からなんじゃないかと思う。あやめや由紀の頃は、やっぱりまだ新人って感じが強かったけど、永遠は何て言うか……minoriらしい絵柄にブラッシュアップされた感があった。
そこがくすはらゆいの名演技と上手くマッチして、その年を代表するようなキャラに仕上がったのだと思うけど、私は敢えて言いたい。それでも遠野恋の方が人気だと。いや、別に永遠も永遠で好きなんですが、彼女は結局恋の延長線上に存在するキャラだと私は思っているのと、やっぱりほら、始まりのヒロインには思い入れも格別でね。くすはらゆいと言えば、遠野恋で合って欲しいなと、そんなことを考えてしまう。
けれども、ゆいちゃんは他メーカーのスタッフにも永遠が好きだと言われることがあるらしく、翌年には似たようなキャラクターを演じることもあったから、永遠が与えた影響は決して小さいものではないでしょう。当人は、「わたしが人気になるのは当たり前のことよ」と増長していますが、「あなたのおかげでもあるけれど」と、ゆいちゃんに言う辺り、彼女なりの優しさが見て取れます。
永遠は作中で1年次と3年次での容姿や雰囲気の変化についても触れられますが、風香が「1年次の永遠ちゃんは、所謂オタク受けが良さそうな大人しい子だった」とはっきり言ってしまう辺り、ちょっとクスッとしました。確かに考えてみれば、オタク受けしそうなのは3年よりも1年の頃ですよね。
沙羅には、「3年次は如何にもデビューしたって感じのリア充でアイドルっぽい子」と評されてますが、永遠は黒歴史扱いされているみたいでどこか恥ずかしそう。
ゆいちゃん的には、やっぱり真響ルートでの選ばれなかったときの痛みがいまだに忘れられないらしい。残酷なシーンではあるんだけど、私はあのシーン好きでね。迫真の演技とは、ああいうものを言うのだろう。
風香は何と言っても姉キャラであることが最大の特徴だけど、主人公の姉であることはシークレットなので、お姉さんポジションという言葉で上手くぼかされていました。先輩キャラクター、あるいは年上、そういたヒロインは風香以前にも何度か演じていますけど、明確に姉ポジションだったのは、確かに風香が最初ですね。
罪ノ光ランデヴーは昨年、2016年に発売された作品で、ゆいちゃんは主演ではなく、助演で出演していました。風香は勿論攻略ヒロインではありますが、グランドエンドを担う作品その物のメインヒロインではないんですね。
座談会で上げられた罪デヴの特徴はファンタジー要素がないこと。これが前三作との違いであり、今までにない作風とキャラクターであると定義されていました。何故、罪デヴでファンタジー要素が排除されたのかと言えば、当然それは意図的なことであり、「ファンタジーに頼ると話は作りやすいが、流石に能力モノが続いている」とかなんとかで、一度それに頼らない物語にしたかったとか何とか、そんなことをスタッフが言っていたような気がします。
ただ、それ故に罪デヴは奥まった田舎が舞台と言うことも合って、全体的に地味な印象が拭えないのだけど、逆にヒロインが強烈な個性を持つことによって、その不足分を補っているようにも感じました。風香も当然その一人で、ゆいちゃん曰く、「風香は完成された、飄々とした人間に見えて真逆だった」とのことで、いけないとしってても肉欲に走ったり、思考が千々に乱れたりと、リアルな人間くささを感じたらしい。
罪デヴのヒロインは基本的に面倒くさくて、風香はその中でもマシな部類なんだけど、これもやっぱり姉キャラとして立場が上だからなのかも知れません。
風香に対する言及もそこそこ、オーディションの話に移ります。
minoriは作品のキャストを選ぶ際、毎回スタジオオーディションと面接を行うことが有名ですけど、ゆいちゃんは指名ではなく、ちゃんとそのオーディションを勝ち残って役に選ばれています。勿論、呼ばれるか呼ばれないかという点や、常連だからやり慣れている部分もあるんでしょうが、それでも5作品連続出演というのは大したものです。常に新しい扉を開いて貰ってるとは言え、流石に5作連続で出られるとは思ってなかったらしいけど、その期待に応えられるように頑張りたいとのこと。
私の個人的な意見を言えば、5作連続出演は無茶だと思っていたところが実はあって、それは彼女が沙羅役だと発表される前によく考えていました。けれど、サンプルボイスが公開され、体験版をやった後には、杞憂とまでは言い切れないにしても、多分大丈夫だろうぐらいになって、今回の座談会で絶対大丈夫だという核心まで持ち直しました。
ただ、恋は5作連続出演が如何に凄いことでも、自分が過去のキャラになっていくことへの不安があるようで、ファンが自分のことを忘れないか嫉妬する気持ちがあるらしい。この辺り、結構難しい話になるんだけど、前述のように永遠は2年経っても人気が持続されていて、minoriファン……あるいはくすはらゆいファンの中にも、永遠から入ったという人は、一定数いると思うんですよ。
ゆいちゃんは恋ちゃんも大切だよと言ってくれるし、私だって恋が一番大事ですけど、なかなかね、新規のファンを過去作に振り向かせるのって大変だから。まあ、そう考えると永遠だってその内に過去となるのだろうけど。名前は永遠なのにね。
最後は沙羅なんだけど、ここで一つ茶番が入って彼女は丁度収録のために離席していたということで、トリノラインは今まさに収録中らしい。この作品は2017年の3月に発売される訳ですが、既に体験版が公開されています。私はプレイしましたが……感想をここで書くのはやめておきましょうか。長くなるし。
「じゃあ、最後ってことで、トリがトリノラインってことで」
と、永遠ちゃんの寒いギャグで話が沙羅に移りますが、永遠がそんなことを言うものだから由紀と恋が過剰に反応。明日は霰でも降るのかと驚きますが、永遠に言わせれば、「まあ、こういう面も見せて好感度稼がないと。スターは辛いのよ」とスター気取りです。永遠って、基本的に自尊心高いですよね。女としてのプライドが一番生々しいというか。
沙羅はオーディションの時と印象が変わったキャラだそうで、最初はトゲトゲしたイメージだったのが、体験版部分の台本を読んで結構印象が違ったらしい。そこで演技の方向性を定めていったそうだけど、私の感覚だとトゲは抜けたけど、牙はまだ生えてる感じかな。あ、演技ではなくて沙羅のキャラクターがね。ゆいちゃんや、それに作り手側に言わせると沙羅は優しい女の子らしいけど、主人公やプレイヤーには、体験版段階でまだ伝わっていない感じがする。
これからプレイする人に向けてのゆいちゃんのコメントは、「トリノラインのヒロインたちは、みんないつものminoriヒロインらしく、生々しかったり面倒くさかったりが魅力的な子ばかり」とのことで、まあ、体験版をやった限りでもそれは思った。逆に面倒くさくないminoriヒロインって誰だろうね? 羽山ミズキ? あれは相手の男が面倒くさい奴だったけど、久瀬さんにしても当初はミズキ鬱陶しかったんじゃないかな。
まあ、後はアンドロイドに絡めてSFの重厚なストーリーもお楽しみに的な感じだったけど、果たしてユーザーの想像を飛び越える何かがあるのかどうか。
結局さ、夏ペルから罪デヴと、難ありのヒロインたちが続いていて、ゆいちゃんも言うように生々しくて面倒くさいヒロインが多いのだけど、最終的にくっつくじゃないですか? minoriがユーザーの物語におけるストレスフリーをどこまで考えているのかは分からないけど、たとえばシロネが結局壊れましたとか、機能停止しましたとか、くっつきませんでしたみたいな展開は想像しづらいし、オチや結末は見えてるよなと。
まさかブルーフェアリーが現れて、頑張ったシロネちゃんを人間にしてくれました、何てことにはならないだろうし。
話は沙羅がアンドロイドの研究者、開発者であることに及び、一家に一台くすはらゆいアンドロイドを作らないかという恋の提案に風香が乗っかり、お金ならこれを聴いてる人が出してくれるとまで。アンドロイド一体が幾らするのかは分かりませんが、まあ、出すね、出すよ、一家に一台とは言わず、私の家だけに欲しいぐらいだわ。
由紀も便乗したことで話が纏まり掛けるも、永遠だけは何を言ってるのかよく分かってないという状況。良い子ちゃんめ。
そんな訳で座談会も終わりに近づき、エンディング。エンディングの内容が、BugBugのツイッターで公開されていた台本の一部だったんだけど、なるほど、こうなっていたのね。まあ、ここからは深く内容に触れないけど、何気にエンディング後も用意されてました。その名も、くすはらゆい座談会のあとがき。懐かしい響きですけど、この企画が雑誌コラムの番外編であると同時に、minoriラジオの延長線上でもあることが分かります。内容は差し控えますが、一つだけ、全ヒロインを再回想する中で、風香の声は嵌まる感じのキャラクターがいたら使ってみたいなと思っていた声で、元々用意していたものであることが明かされていました。確かにゆいちゃんとしては珍しい声だったけど、隠し球として作っていたとは、なかなかどうした、底が知れない人ですね。一体どこまで伸びるのか、私はその果てまで着いていきたい。
時間にして約24分かな? BugBugでの連載も気付けば2年近く、そうした中で生まれた企画ではありますが、誌面の方では12ページにも及ぶトリノライン大特集が組まれており、そのラストでもゆいちゃんの文章が、「くすはらゆい座談会」収録秘話という形で載っていました。特別企画の裏側を紹介する訳ですね。その中で目を引いたのは、minoriヒロインをゲストに呼ぶタイミングをどうしようか迷っていた、という話で、人数が多いのもあるけど、やっぱりminoriヒロインって彼女にとって特別な存在だと思うんですよ。
だから、姫野永遠みたいにコラム連載一周年とか、そういう節目や記念日みたいのじゃないと、なかなか呼びづらいものがある。特に恋なんかは、こんな機会でもないと出せなかっただろうしね。まあ、一度こうなったからには遠野恋は最終回まで引っ張って貰いたいところではありますが。ゆいちゃんも言ってたけど、座談会では恋に末っ子感があったから、最終回で単独出演したら、又違ったものになるんじゃないかなと。
そして今月のコラムについて。分割するかどうかで悩んだんですが、まだ文字数に余裕もあるしこのまま書いてしまおうかなと。
番外編は番外編として、今回でくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」も22回目。前回は「甘えかたは彼女なりに。」から新倉朋美が登場しましたが、今月号はCLIP☆CRAFTが2016年10月に発売したユニオリズム・カルテット A3-DAYSより、新規追加ヒロインのティアナ・ハーフェル・ネーデルラントがやってきました。名前の長さではこれまで演じてきたヒロインではおそらく最長、紹介サイトなどでもティアと略されて載っていることが多いのですが、このコラムではフルネームをババーン! と……少し窮屈そうでしたが記載しています。
ティアちゃんゲットだぜ! で始まった対談パートですが、今回はお外でポケモンGO!をプレイしている最中に出会うという、今までにないシチュエーション。ティアは作中でゲーム好きという設定があって、ゆいちゃんがポケモンGO!に嵌まっていることからも、上手く考えた導入部分だと思う。ちなみにレアポケモンはゲットできなかったそうで。
ティアは学生ながら剣術を得意とする騎士で、魔剣バルムンクを操り、実力派の騎士も圧倒するほど。武器の強さに天賦の才も相成って、作中どころかこれまでゆいちゃんが演じてきたヒロインの中でも、トップクラスとも言うべき戦闘力の持ち主です。しかし、彼女は日常的にはゲームとお菓子を愛する怠け者な性格で、クールに見えてコロコロ表情が変わるなど、可愛いところも沢山ある。又、主人公に対して妹属性と言いつつも、小悪魔的な部分を強く出しているのが印象的でした。
ゆいちゃんの演じた際、収録時のエピソードとしては休憩時間にスタッフからキャラや世界観の拘りを詳しく聞いて、演技の参考にしたらしい。今回のユニオリは前作からの続編だから、ある程度纏まった情報がある訳だけど、ゆいちゃんは流石勉強熱心というか、研究熱心だなぁと感心してしまう。ちなみにスタッフ曰く、ティアは猫っぽくて、セルフィは犬っぽいらしい。確かに真面目一辺倒なセルフィを思い出すに、なるほどと思ってしまいますね。ティアの猫にしても、彼女のルートをやると確かにそういうところありますし。
そして最後は再びレアポケモンを発見するという、最初から最後までポケモン尽くしで終わりました。
対談前の近況トークは、昨年開催された冬の電気外祭りに言ったという話や、姫野永遠の抱き枕カバーが発売されたとことに触れていました。同じく電気外では今回ゲストに来たティアの抱き枕も売っていたのですが……まあ、結婚イベントのインパクトには勝てないか。
ゆいたんの近況・一言も、やはり座談会企画に触れていて、BugBugの公式ツイッターで公開されている台本がゆいちゃんの使ったもので、キャラごとに引いたラインマーカーについて説明しています。ちなみに、アドレスを載せておくとこんな感じ。
URL:https://twitter.com/bugbug_info/status/819132967775707136
恋が青で、由紀が黄色、永遠が紫で、風香が赤、そして沙羅が緑ですね。
出演作Hotいんふぉは、しゅがてんから4月新作のはにデビまで記載されていましたが、特集記事もあったゴールデンアワーは載っていませんでした。スペースの都合上もあったんだろうけど、はにデビは今月号に記事が載ってなかったんだし、ここは表紙にもあるゴールデンアワーで良かったんじゃないかな? まあ、色々都合があるんだとは思うけど。
他に特筆する記事と言えば、コラムの裏面。つまり、次のページに載っていた聖鍵遣いの命題×くすはらゆい特別企画「夢野いちご先生の貴重な経験を写真に撮ろう」開催のお知らせでしょうか。これまたゆいちゃんの企画ですが、私も同人誌を出したせかぽじとの企画で、実は去年の内からニコ生で素案が出ていました。
どういう企画かと言えば、昨年の電気外で発売され、現在通販中のゆいちゃんがせかぽじで演じたサキ・アイハラの抱き枕カバー、「夢野いちご先生の何事も経験抱き枕カバー」の「目隠し写真」を取ろうというお馬鹿な企画。詳しい参加条件や期限などは本誌の方で読んでください。ちなみに私は幾つか案を用意していますが、早速ツイッターの方にアップしようかと思っています。
後は……ゆいちゃんの出演作だけでもかなりの記事があるんですけど、巻頭企画のトリノライン Android with Loveについても書いておきますか。総ページ数12Pの大特集なんですけど、この程公開された体験版には収録されてない新規CGだとか、ヒロインインタビューなどが載っていて、盛りだくさんな内容でした。1ヒロインに付き3ページ、サブキャラの情報載せつつ、オフ会のことも書いてありましたか。
オフ会は顔出したいんですけどね。公式通販で購入したもんだから、店舗で買う予定というのが今のところなくて。まあ、複数本買っても良いんですけど、ご存じの通り3月は発売される作品が非常に多くて。財布の底が抜けそうな程には重いのが難点。
次の記事は2月新作のしゅがてんで、こちらも先日体験版が公開されましたけど、それ以上の情報ってのは載ってませんでしたね。彩色済み特典の公開も最近されたばかりで、私はちょっと延期を疑ってます。ミドルプライスの作品だからといって延期するときはしますし、過去にはサツコイがそうでした。けど、ほめらじや処女ラジと言ったラジオ番組にゲストとしてゆいちゃんとかウーサァを立て続けに送り込んでるのをみると、この心配は杞憂かも知れません。
掲載順で紹介していくとしゅがてんの次のページはゴールデンアワーの記事で、こちらも4ページとそこそこのボリューム。HPが公開されたばかりと言うこともあって、Hシーン含めた新規CGが多く掲載されていました。6月発売にしては情報が多く、気になったのは記事におけるヒロインの紹介順。公式サイトや販売サイトなどでは、あじ秋刀魚さん演じる広瀬夏未から始まり、鈴谷まやさん演じる北上まりかに続く訳だけど、何故過去の記事では広瀬夏未の次に名取すず、つまりはゆいちゃんの担当キャラが載ってました。
北上まりかはその次のページで、七北田瑠璃と1ページに収められており、そこがちょっと意外だった。ユキは重要なヒロインだから分かるんだけど、どうして順番が入れ替わったのだろう? まさか、ゆいちゃんが演じているからじゃないだろうし。
原画家・南浜よりこさんのコメントによると、デザインのポイントはアイドルになる一歩手前の女の子だそうで、ショートボブの髪型は読者モデルという設定を意識したらしい。又、公式サイトのキャラ紹介には所謂3サイズなどの情報が載っていないものの、南浜さんによればすずが一番の巨乳らしく、Hシーンも見所なんだとか。
水葬銀貨のイストリアも1ページ記事が載ってましたけど、こちらはゆるぎのCGが載っていたものの……げっちゅ屋に掲載されている奴を、縦にしただけ物って感じですね。一瞬見覚えがないような気がしましたけど、確認したら同じでした。キャラ紹介やあらすじにも新要素はないので、むしろHPで行われているQ&A企画とかを見た方が楽しいかも知れません。
神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。は、公式サイトやげっちゅ屋にも載ってないようなHCGが解禁されてましたが、2ページ記事なのでサブ合わせて6人もいるヒロインを紹介するにはちょっと手狭ですね。ゆいちゃんは主人公の妹、神林真央を演じていますけど、私が以前に貰った冊子での扱いを考えるに、どうもサブヒロインっぽい気がするのよね。一応記事があった人気声優のつくりかたでメインだったから、バランスを取ったのか……遥そらさんの役もそんな感じだし。
久しぶりに掲載された春音*アリスグラムの記事は1ページで、一応エリサとゆいちゃん演じる耶々の新規CGっぽいものはありました。この作品が延期しているのは原画作業の遅れだそうですが、何かもう1回ぐらい延期しそうだよね。未だに体験版も出てませんし、彩色済み特典も公開されてない。隔週だったラジオは1ヵ月の間が空いて、サンプルボイスだってこの前公開されたぐらいですから、ちょっと不安要素が多い。
個人的にはかなり期待している作品なので、何とかして欲しいんですけどね。エロゲは1回、2回程度の延期なら許されるというか、延期することでクオリティが上がるならっていうのをユーザーが望んでしまってる面もあるから。勿論、未完成品を売りつけられるよりはマシなんだけどさ。まあ、エロゲの延期理由も色々ありますけど、この作品に関しては原画の遅れと判明してますから、原画陣の仕事ぶり次第ではありますが。
ゆいちゃん出演作はこれぐらい……かな? それ以外の記事だと、ああ、記事ではないけど、こいのす☆イチャコライズの動画がDVDに収録されてますね。栖崎あんずさんの出演作だけど、こいつがちょっと問題ありと言いますか、まあ、eRONDO関係者のTwitterを見て貰えば、現在進行形で色々起こってることが分かると思うんですが、これが少し残念だったかなと。折角のくすはらゆい集大成とも言える記念すべき号で、よりにもよって栖崎あんず出演作で問題が起きたなんてのは、酷い皮肉ですよ。
勿論、私も出版人ですから、こういうことは起こり得ると分かっているのですが、この号にだけはケチが付いて欲しくはなかったというか。
今回はこんなものですかね。2万字ぐらい行くかと思ったけど、割と1万5000字程度で収まってしまった。まあ、文字数書いたから偉い訳でも、凄い訳でもないですが、我ながらよくやるよなと。もっとも、くすはらゆい座談会ばっかりはね、私にとっても大きな意味のある企画だったし、エリソデとか、そういうので回顧することも多かったから、自分自身が回想の旅に出るような気持ちで、色々と振り返りました。
一つ言えるのは5年、あるいは6年、もっと言えば今年で7年? 私はくすはらゆいファンを続けてきた訳ですが、彼女ファンで良かった、続けてきて良かったと、しみじみ実感することができました。そして、これからもそうであり続けたいと、心の底から思ったのでした。
それではまた来月。次号はいよいよ2016年美少女ゲームランキングの発表だそうです。何が1位になるのか、発売日の雛祭りが楽しみだ。
2017年1月21日(土)、東京のディファ有明で行われたほめらじ10周年大感謝祭~降臨、秀樹&風音様~のレポート後編ということで、考えてみれば2時間半の中でコーナーは5つありました。1つは前編で書いたほめらじ10周年振り返りトーク パート1、2であり、もう一つがシルエットPPカスタマイズなのだけど、これに後3つもコーナーがあったことを考えると、2時間半の中では結構頑張った方なのかも知れない。
所謂ゲストの大半は前編で出演が終わってるんだけど、一部ゲストはこの次に行われたコーナーで活躍を見せました。
さて、このイベントはほめらじの10周年記念イベントになる訳ですが、ここで桃井穂美さんからの持ち込み企画が始まりました。スターウォーズのテーマソングと共に始まった企画は、その名もホミプロスカウトキャラバン。新たにホミプロなる事務所を作った穂美さんが、ほめらじの広報用マスコットを作りたいというコンセプトで、アシスタントに桜川未央さんを呼んでの審査会が開始されました。桜川さんはチャティの実績を請われての登場という設定。
事前にデザイン画と設定を書いて貰ったというマスコットキャラは、そのキャラを描いた声優がCVも担当してアピールするという流れで、最初に登場したのはほめるちゃんという羊っぽいキャラ。元ほめらじリスナーで既にスタッフ気取りだからリスナーは卒業、本当の名前はめるだったけど、ほめらじを宣伝したくてほめるに改名したとか言ってたかな? 名前の通り、褒めて褒めまくる甘やかしキャラで、荻さんや風音様、リスナーを褒めまくるけど、本人が褒められるのは慣れてないらしく、恥ずかしさがピークに達すると美少女に変身するらしい。
で、このデザイン画がなんとビックリ、ほめらじと音泉のネットワークと科学力を駆使して3Dキャラクターとして登場させることに成功。キャラクターその物がステージ上に現れるというのが、このコーナーのメインでした。
実際にどういう形で3D化されたのかと言えば、デザイン画と同じ動物の着ぐるみを登場させるという演出で、着ぐるみの中には声優本人が入っているという徹底ぶり。ちなみにほめるちゃんのCVは歩サラさんでしたけど、美少女ゲーム声優ってのはあれですかね、着ぐるみに入るのがお約束なんでしょうか?
二人目のキャラクターは、五行なずなさんがデザインとCVを勤めたこびるちゃんで、「僭越ながら……」が口癖の無自覚で媚びるキャラクター。のびるちゃんの妹という設定なんですが、つまりはこの子だけ人間なんですよね。てっきり3D化の都合上、全部動物なのかと思ったけど、女の子キャラとかどうするのかと思ったけど、ステージに上がる直前、バケツの水をひっくり返してパンダになるという、30代以上しか分からないであろうネタで、ステージ上に現れたのはピンクのパンダでした。直前にうる星ネタもやってたから、進行役二人の世代が分かりますね。
3匹目は桃井いちごさんがデザインとCVを勤めたゆきっちで、「おまーん」が口癖のド下ネタキャラ。一応、猫の姿をしていて、招き猫がモチーフで、おまーんも万札のことらしいのだけど、まあ、中身が中身だけに誰もそんなこと信じない。登場した着ぐるみも尻尾が長い物だから、股間に挟んでぶら下げるという際どいネタを披露し、これが後々酷いことに……
そして最後、4匹目はうさじんなるウサギのキャラクター。試しに声を聴いてみると、「やる気スイッチ探し中ー」とだけ喋って、他には何も言いません。つまり、やる気がないキャラなんですね。しかし、いくら何でも設定表には色々書いてるだろうと、設定を見てみると。
ウーサァはマスコットになる気が本当になかったのか、始終やる気のないキャラをアピールしてましたが、3D化した際の着ぐるみは一番似ていたかも知れない。
この4キャラクターが広報用マスコットの地位を賭けて戦ったのだけど、公約発表やら、音楽に合わせて萌え台詞を言ったり、意外と動きのあるコーナーでした。こびるちゃんが萌え台詞を言うときにムーディな音楽が流れて、徐にゆきっちの尻尾を咥えてしゃぶり始めたときは、進行役の判断で即座に終了となりましたが、私はもう腹を抱えて笑ってしまいました。あんなん着ぐるみで見せるとか卑怯だよ。
個人的に目立っていたのはこびるちゃんとゆきっちだったと思いますが、自分のキャラを忘れたり、やる気スイッチが一向に見つからないうさじんのキャラもなかなかのもので、逆に一番始めに登場したほめるちゃんは少々影が薄かった気がするのだけど、観客にキングブレードの色で投票を募った結果、ほめるちゃんという結果に。
ぶっちゃけ、CVが歩サラだし、処女ラジや1919の繋がりを考えれば、何か政治の匂いがしましたけど、ほめらじ関係のイベントで会いに行けるキャラクターと言うことは、それこそ来週のバスツアーとかにも来るんですかね? 着ぐるみだけ来て中身は……なんて可能性もあるけど、その辺りはどうなってるんだろう。
ホミプロスカウトキャラバンの次は、朗読劇のコーナー。今回のイベントでは、OPと同じく完全にキャラだけのコーナーです。ゲスト総出演かと期待したのだけど、登場したのはのびるちゃんとPタンのほめらじコンビに、処女ラジの二人。お昼の番組でやってそうなのびるの部屋にやって来た二人が、処女ラジが1年続いたのでこれからも続けていきたいのだけど、一体どうしたら良いかという相談をしてました。
正直、もう1年やってますし、あれって作品の番組だから、1年一区切りで終わらせるもんだとばかり思っていたのだけど、何か続ける気満々らしい。私は処女ラジのリスナーではないから、そうなのかって感じでしたが、ファンとしては喜ばしい流れなんじゃないだろうか。しかし、ぱれっとも金持ってますね。発売された作品のラジオが続いている、という意味ではせかぽじも似たようなもんですが、あちらはリスナーからの支援企画、つまりは寄付で継続している側面がありますから、特にそういったものがなくこれかも続けていく処女ラジは、流石はぱれっと系と言ったところか。
このコーナーは本当にキャラクターだけの出演だったけど、折角ならせかぽじとか、フロフロとか、番組単位のコンビで参加しているゲストは他にもいたんだから、絡めることは出来なかったのかな、と思わなくもない。ただ、ウーサァのよんまーいが大人の事情で話せなかったことを考えると、同じ音泉でも別番組の話はしにくいのかも知れませんね。パーソナリティが一部被っていること以外、まったく関係ないのに何故かコラボしているラジオ事件簿とアリスグラムガーデンがおかしいだけで。
朗読劇のコーナーは、前述の通り、私が処女ラジのリスナーでないことと、ほめらじにそこまで深く関わってない立場であることから、本当にお客さんとして眺めていました。あ、映像があったんですよ。キャラのアイコンと何かそれっぽい部屋の背景がスクリーンに映ってました。まあ、言うなれば、ぱれっとコーナーでしたね。新しいリスナーは知らないかも知れないけど、元々ほめらじがPPだった頃のPPって、パープルソフトウェアとぱれっとのことですから、まあ、最近はパープルあまり取り扱いませんけど、その名残というか、スポンサー枠みたいのがあるんですよ、多分。
でなければ、10周年イベントの直前にしゅがてんの宣伝と告知など出来ますか。あれはイベント一週間前だからリスナーも情報収集のために聴くだろうという、宣伝効果を期待してのしゅがてん特集ですよ。そこにゲストで呼ばれたゆいちゃんの美味しいことったらないね!
で、朗読劇が終わったらライブコーナー。2.5次元歌手を自称する逢瀬アキラさんの登場です。私は初めて見る人、だったと思う。あんまりエロゲ系のライブとかに行かないし、実は歌の方ってそこまで詳しくないんだよね。ただ、美少女ゲーム歌手って意外と層が厚いから、表と違って声優が主題歌を歌ったりするのが稀だったりする。Ritaとか榊原ゆいみたいに歌手兼声優やってる人は別にしても、声優兼歌も……って人はなかなかいない。
だから、くすはらゆいが今年は歌手活動もと言っても、そう簡単な話ではないのだけど、彼女の場合はまあ……いや、話がずれましたね。ライブコーナーは逢瀬アキラさんと荻さんの二人が盛り上げてくれましたが、風音様、というかのびるちゃんもライブビューイングと評したあまり動きのない映像で参戦。私はあまり馴染みのない楽曲でしたが、それでも初のキンブレを片手に結構盛り上がりました。
逢瀬さんは荻さんと同じく結構ツイッターに画像を上げていてくれて、会場に飾られていたフラワースタンドとは別の楽屋花、つまり、楽屋に直接届けられるお花の画像とかも載せてたんですが、ゆいちゃん宛のも何点かあったみたいですね。1つはツイッターのフォロワーさんが贈っていたものだったので話を聴きましたが、やはり今後あるかないかの機会なので、思い切って贈ってみたとのこと。
私も実のところ、くすはらゆいとしての初のイベント参加、次があるかは分からないってことは意識してたんだけど、お花を贈ろうとまではいかなかった。ほめらじのイベントだし、どこか遠慮していた部分があったのと、まあ、他にも色々な理由がね。ただ、知り合いが贈っていたのを知ると、少なからず後悔もあったり。難しいもんですな、こういうのは。そういや、会場にはプレゼントボックスもありましたが、荻さんと風音様は流石の量でしたね。ダンボールが何箱も用意されて、凄かったですよ。
そういえば……これは書いていいのか、お名前は伏せることにしますが、ウーサァがいつだったか中身のないファンレターを貰った! 斬新!みたいなツイートしていたじゃないですか。そのファンレター入れ忘れちゃった人に会いまして、今回改めて書いたものと一緒にBOXへ入れたみたい。私もそういうの書くこともあるので他人事じゃないけど、微笑ましいお話でした。
ライブコーナーが終わったらEDということで、荻さんと逢瀬さん、それに着ぐるみ組がステージ上には集まりました。こうして考えると、振り返りトークのゲスト、着ぐるみの進行役と中身、それに処女ラジの二人は全体通してそこそこ出番合ったけど、あじ子、秋野さん、ゆいちゃん、ほたるんの4人は前編で書いたようにマジでPPカスタマイズと、このEDだけの出演でしたね。
まあ、確かに短いし、あじ子なんかはPPカスタマイズでもトップバッターだったから、お世辞にも存在感があったとは言いづらいのだけど、こればっかりはなぁ。2時間半の尺で、ほめらじの記念イベントという都合も考えると、あまり贅沢も言ってられないでしょう。処女ラジは姉妹番組って扱いだしさ。
EDですから、当然ゲストにも終わりの挨拶というか、一言ずつのコメントが求められた訳ですが、五十音順ということで秋野花さんから始まりました。彼女は一貫して真面目で、ほめらじに対して最大限の敬意を払いつつ、「20周年のときはおもら姉妹で出演したいです」との発言。つまりは藤咲ウサとのユニットですけど、これってほめらじ初なんですよね。考えてみれば、ゆいちゃんがたとえばパイセンとか、まおさんなんかと出演すれば、場合によっては秋野さんもティンクルとしてウーサァと出演する可能性もあった訳ですから、次こそはおもら姉妹で、というのも分かる気がする。
もっとも、そうなってしまうとほたるんはどうすれば良いのだろうって感じではあるけど。そういや、ほたるんの挨拶は「これからも一リスナーとして聴いていきたいです」だったけど、おもら姉妹に遠慮したのかな? いや、まさかなぁ。
あじ子はEDの挨拶までシンプルだったけど、それもまたあじ子らしかったかも。私、結構彼女好きなんですよ。パーソナルな部分に詳しい訳でもないけど、演技とかキャラが好きでね。あの弄られキャラは愛すべき存在だと思うんだ。
そして、ゆいちゃんの挨拶も秋野さんに負けないぐらい真面目で、尚且つちゃっかりしたものでした。記憶を頼りに書き出してみると……
終わりのコメントで印象深かったのは、やっぱり五行なずなさんですかね。彼女はまあ、ぶっちゃけトークという訳ではないんだけど、付き合いも長い関係から10年間色々なことが合ったこと知っており、それに少なからず触れた形でした。荻さんも少し動揺していたけど、なずなさんも言っていたとおり、リスナーはそれぐらい分かってるでしょ。熱の入ったリスナーでもない私が納得しているぐらいなんだから、大体予想も付くだろうし。どんなことを喋ったのかは書きませんけど、それを乗り越えての今があって、二人があるんだと思いますよ。
そんな訳でイベントが終わった訳ですが、このイベントは放送もしなければ、DVD等で発売もしないと明言している関係上、今回は珍しくイベントレポートという形で記憶の新しいうちに書き残すことにしました。こういうの滅多に書かなくなったというか、日記を書くこと自体が最近はBugBugの感想ぐらいなだけに、自分でも少し懐かしい感覚を覚えました。
折角なのでメモリアルブックについても書いておきますが、前編で触れた年表の他は、荻さんと風音様の対談だったり、これまで登場したゲスト陣によるサイン入りのコメント集だったりがありましたね。このコメント集はなかなかに圧巻で、美少女ゲーム声優のサインがずらっと並んでいるのは凄いの一言です。まあ、中にはサインなしの人もいましたが。あと、2回出演している北見六花さんのコメントが印象深かったかな。よくその人と連絡付いたな! とか、今はもう名前を見ることが出来ない人、たとえば桐谷華さんですとか、そういった方々もコメントを寄せてましたから、これは本当に影響保存版ではないでしょうか。
あとは最多登場のゲスト3人による座談会やスタッフ座談会と、イラストとか写真よりも、文字情報の多い本でしたね。読み応えがあると言いますか。通販しないってことはないと思うけど、仮に会場限定を貫くんだとしたら、物凄く価値があるよ。プレミアって奴だ。
終演後はさっさと帰ってしまったのだけど、次があるのかないのかはともかくとして、本音を言えば処女ラジと同じく、ほめらじも10周年だしそろそろ……みたいな感覚が私の中ではあったんですよ。ラジオっ子を長くやってると、永遠に続く番組なんてないことは嫌と言うほど知ってますし、不動の地位を気付いているように見えた番組が、ある改変期であっさり終わってしまったりなんてことは、本当によくあることでね。だから、このイベントでそういった発表があっても不思議はないと思っていたし、リスナーと言えるほどではないにせよ、ある程度の覚悟もしていたのだけど、全然杞憂だったと言いますか。
更に10年後がどうなってるのかなんて分からないけど、ほめらじには続いていって欲しいと、人気番組、長寿番組の所以を知らしめた、明るいイベントだったと思います。
次にこんな機会があるとすれば、それはせかぽじの公録になりますかね。こちらはもう開催が決定しているので、後は詳細情報末だけですし、私は支援のブリッジクルーですから、最前列が確約されてるらしいけど、ゲストが誰になるのかも含めて、どんなイベントになるのか楽しみです。
まあ、私も10年歳を取って、その現場の集まりで明らかな年上となり、色々なことを考える1日でしたけど、全体通して満足しています。ゲストに釣られて参加した身としては、ほめらじファミリーを名乗るには遠慮があるけど、メールだって採用されたことがあるんだし、もっと堂々と参加しても良かったのかな、と、今にして思ったりも。
兎にも角にも、ほめらじ10周年おめでとうございます。お疲れ様と、そしてこれからもよろしくお願いしますの言葉を。イベント、ありがとうございました。
所謂ゲストの大半は前編で出演が終わってるんだけど、一部ゲストはこの次に行われたコーナーで活躍を見せました。
さて、このイベントはほめらじの10周年記念イベントになる訳ですが、ここで桃井穂美さんからの持ち込み企画が始まりました。スターウォーズのテーマソングと共に始まった企画は、その名もホミプロスカウトキャラバン。新たにホミプロなる事務所を作った穂美さんが、ほめらじの広報用マスコットを作りたいというコンセプトで、アシスタントに桜川未央さんを呼んでの審査会が開始されました。桜川さんはチャティの実績を請われての登場という設定。
事前にデザイン画と設定を書いて貰ったというマスコットキャラは、そのキャラを描いた声優がCVも担当してアピールするという流れで、最初に登場したのはほめるちゃんという羊っぽいキャラ。元ほめらじリスナーで既にスタッフ気取りだからリスナーは卒業、本当の名前はめるだったけど、ほめらじを宣伝したくてほめるに改名したとか言ってたかな? 名前の通り、褒めて褒めまくる甘やかしキャラで、荻さんや風音様、リスナーを褒めまくるけど、本人が褒められるのは慣れてないらしく、恥ずかしさがピークに達すると美少女に変身するらしい。
で、このデザイン画がなんとビックリ、ほめらじと音泉のネットワークと科学力を駆使して3Dキャラクターとして登場させることに成功。キャラクターその物がステージ上に現れるというのが、このコーナーのメインでした。
実際にどういう形で3D化されたのかと言えば、デザイン画と同じ動物の着ぐるみを登場させるという演出で、着ぐるみの中には声優本人が入っているという徹底ぶり。ちなみにほめるちゃんのCVは歩サラさんでしたけど、美少女ゲーム声優ってのはあれですかね、着ぐるみに入るのがお約束なんでしょうか?
二人目のキャラクターは、五行なずなさんがデザインとCVを勤めたこびるちゃんで、「僭越ながら……」が口癖の無自覚で媚びるキャラクター。のびるちゃんの妹という設定なんですが、つまりはこの子だけ人間なんですよね。てっきり3D化の都合上、全部動物なのかと思ったけど、女の子キャラとかどうするのかと思ったけど、ステージに上がる直前、バケツの水をひっくり返してパンダになるという、30代以上しか分からないであろうネタで、ステージ上に現れたのはピンクのパンダでした。直前にうる星ネタもやってたから、進行役二人の世代が分かりますね。
3匹目は桃井いちごさんがデザインとCVを勤めたゆきっちで、「おまーん」が口癖のド下ネタキャラ。一応、猫の姿をしていて、招き猫がモチーフで、おまーんも万札のことらしいのだけど、まあ、中身が中身だけに誰もそんなこと信じない。登場した着ぐるみも尻尾が長い物だから、股間に挟んでぶら下げるという際どいネタを披露し、これが後々酷いことに……
そして最後、4匹目はうさじんなるウサギのキャラクター。試しに声を聴いてみると、「やる気スイッチ探し中ー」とだけ喋って、他には何も言いません。つまり、やる気がないキャラなんですね。しかし、いくら何でも設定表には色々書いてるだろうと、設定を見てみると。
口癖:よんまーい進行役が思わず、「少なぁっ!」と叫んでしまう情報量で、しかも、口癖の由来は大人の事情で言えない。この時点で分かったと思いますが、このキャラのCVは藤咲ウサさんです。
やる気スイッチ探し中ー。
ウーサァはマスコットになる気が本当になかったのか、始終やる気のないキャラをアピールしてましたが、3D化した際の着ぐるみは一番似ていたかも知れない。
この4キャラクターが広報用マスコットの地位を賭けて戦ったのだけど、公約発表やら、音楽に合わせて萌え台詞を言ったり、意外と動きのあるコーナーでした。こびるちゃんが萌え台詞を言うときにムーディな音楽が流れて、徐にゆきっちの尻尾を咥えてしゃぶり始めたときは、進行役の判断で即座に終了となりましたが、私はもう腹を抱えて笑ってしまいました。あんなん着ぐるみで見せるとか卑怯だよ。
個人的に目立っていたのはこびるちゃんとゆきっちだったと思いますが、自分のキャラを忘れたり、やる気スイッチが一向に見つからないうさじんのキャラもなかなかのもので、逆に一番始めに登場したほめるちゃんは少々影が薄かった気がするのだけど、観客にキングブレードの色で投票を募った結果、ほめるちゃんという結果に。
ぶっちゃけ、CVが歩サラだし、処女ラジや1919の繋がりを考えれば、何か政治の匂いがしましたけど、ほめらじ関係のイベントで会いに行けるキャラクターと言うことは、それこそ来週のバスツアーとかにも来るんですかね? 着ぐるみだけ来て中身は……なんて可能性もあるけど、その辺りはどうなってるんだろう。
ホミプロスカウトキャラバンの次は、朗読劇のコーナー。今回のイベントでは、OPと同じく完全にキャラだけのコーナーです。ゲスト総出演かと期待したのだけど、登場したのはのびるちゃんとPタンのほめらじコンビに、処女ラジの二人。お昼の番組でやってそうなのびるの部屋にやって来た二人が、処女ラジが1年続いたのでこれからも続けていきたいのだけど、一体どうしたら良いかという相談をしてました。
正直、もう1年やってますし、あれって作品の番組だから、1年一区切りで終わらせるもんだとばかり思っていたのだけど、何か続ける気満々らしい。私は処女ラジのリスナーではないから、そうなのかって感じでしたが、ファンとしては喜ばしい流れなんじゃないだろうか。しかし、ぱれっとも金持ってますね。発売された作品のラジオが続いている、という意味ではせかぽじも似たようなもんですが、あちらはリスナーからの支援企画、つまりは寄付で継続している側面がありますから、特にそういったものがなくこれかも続けていく処女ラジは、流石はぱれっと系と言ったところか。
このコーナーは本当にキャラクターだけの出演だったけど、折角ならせかぽじとか、フロフロとか、番組単位のコンビで参加しているゲストは他にもいたんだから、絡めることは出来なかったのかな、と思わなくもない。ただ、ウーサァのよんまーいが大人の事情で話せなかったことを考えると、同じ音泉でも別番組の話はしにくいのかも知れませんね。パーソナリティが一部被っていること以外、まったく関係ないのに何故かコラボしているラジオ事件簿とアリスグラムガーデンがおかしいだけで。
朗読劇のコーナーは、前述の通り、私が処女ラジのリスナーでないことと、ほめらじにそこまで深く関わってない立場であることから、本当にお客さんとして眺めていました。あ、映像があったんですよ。キャラのアイコンと何かそれっぽい部屋の背景がスクリーンに映ってました。まあ、言うなれば、ぱれっとコーナーでしたね。新しいリスナーは知らないかも知れないけど、元々ほめらじがPPだった頃のPPって、パープルソフトウェアとぱれっとのことですから、まあ、最近はパープルあまり取り扱いませんけど、その名残というか、スポンサー枠みたいのがあるんですよ、多分。
でなければ、10周年イベントの直前にしゅがてんの宣伝と告知など出来ますか。あれはイベント一週間前だからリスナーも情報収集のために聴くだろうという、宣伝効果を期待してのしゅがてん特集ですよ。そこにゲストで呼ばれたゆいちゃんの美味しいことったらないね!
で、朗読劇が終わったらライブコーナー。2.5次元歌手を自称する逢瀬アキラさんの登場です。私は初めて見る人、だったと思う。あんまりエロゲ系のライブとかに行かないし、実は歌の方ってそこまで詳しくないんだよね。ただ、美少女ゲーム歌手って意外と層が厚いから、表と違って声優が主題歌を歌ったりするのが稀だったりする。Ritaとか榊原ゆいみたいに歌手兼声優やってる人は別にしても、声優兼歌も……って人はなかなかいない。
だから、くすはらゆいが今年は歌手活動もと言っても、そう簡単な話ではないのだけど、彼女の場合はまあ……いや、話がずれましたね。ライブコーナーは逢瀬アキラさんと荻さんの二人が盛り上げてくれましたが、風音様、というかのびるちゃんもライブビューイングと評したあまり動きのない映像で参戦。私はあまり馴染みのない楽曲でしたが、それでも初のキンブレを片手に結構盛り上がりました。
逢瀬さんは荻さんと同じく結構ツイッターに画像を上げていてくれて、会場に飾られていたフラワースタンドとは別の楽屋花、つまり、楽屋に直接届けられるお花の画像とかも載せてたんですが、ゆいちゃん宛のも何点かあったみたいですね。1つはツイッターのフォロワーさんが贈っていたものだったので話を聴きましたが、やはり今後あるかないかの機会なので、思い切って贈ってみたとのこと。
私も実のところ、くすはらゆいとしての初のイベント参加、次があるかは分からないってことは意識してたんだけど、お花を贈ろうとまではいかなかった。ほめらじのイベントだし、どこか遠慮していた部分があったのと、まあ、他にも色々な理由がね。ただ、知り合いが贈っていたのを知ると、少なからず後悔もあったり。難しいもんですな、こういうのは。そういや、会場にはプレゼントボックスもありましたが、荻さんと風音様は流石の量でしたね。ダンボールが何箱も用意されて、凄かったですよ。
そういえば……これは書いていいのか、お名前は伏せることにしますが、ウーサァがいつだったか中身のないファンレターを貰った! 斬新!みたいなツイートしていたじゃないですか。そのファンレター入れ忘れちゃった人に会いまして、今回改めて書いたものと一緒にBOXへ入れたみたい。私もそういうの書くこともあるので他人事じゃないけど、微笑ましいお話でした。
ライブコーナーが終わったらEDということで、荻さんと逢瀬さん、それに着ぐるみ組がステージ上には集まりました。こうして考えると、振り返りトークのゲスト、着ぐるみの進行役と中身、それに処女ラジの二人は全体通してそこそこ出番合ったけど、あじ子、秋野さん、ゆいちゃん、ほたるんの4人は前編で書いたようにマジでPPカスタマイズと、このEDだけの出演でしたね。
まあ、確かに短いし、あじ子なんかはPPカスタマイズでもトップバッターだったから、お世辞にも存在感があったとは言いづらいのだけど、こればっかりはなぁ。2時間半の尺で、ほめらじの記念イベントという都合も考えると、あまり贅沢も言ってられないでしょう。処女ラジは姉妹番組って扱いだしさ。
EDですから、当然ゲストにも終わりの挨拶というか、一言ずつのコメントが求められた訳ですが、五十音順ということで秋野花さんから始まりました。彼女は一貫して真面目で、ほめらじに対して最大限の敬意を払いつつ、「20周年のときはおもら姉妹で出演したいです」との発言。つまりは藤咲ウサとのユニットですけど、これってほめらじ初なんですよね。考えてみれば、ゆいちゃんがたとえばパイセンとか、まおさんなんかと出演すれば、場合によっては秋野さんもティンクルとしてウーサァと出演する可能性もあった訳ですから、次こそはおもら姉妹で、というのも分かる気がする。
もっとも、そうなってしまうとほたるんはどうすれば良いのだろうって感じではあるけど。そういや、ほたるんの挨拶は「これからも一リスナーとして聴いていきたいです」だったけど、おもら姉妹に遠慮したのかな? いや、まさかなぁ。
あじ子はEDの挨拶までシンプルだったけど、それもまたあじ子らしかったかも。私、結構彼女好きなんですよ。パーソナルな部分に詳しい訳でもないけど、演技とかキャラが好きでね。あの弄られキャラは愛すべき存在だと思うんだ。
そして、ゆいちゃんの挨拶も秋野さんに負けないぐらい真面目で、尚且つちゃっかりしたものでした。記憶を頼りに書き出してみると……
「最後の曲とか袖からなんですけど、ずっとキンブレ振ってコール入れたんですが、昨日コールの練習頑張りすぎて肘を強打してしまって。でも、その甲斐あって会場の皆さんと凄く一体感が持てて嬉しかったです!」だったと思いますが、ゆいちゃんは何気にCDでの出演も含めて8回を記録してますから、2015年のの2月、第408回に初出演した割には、結構早いスパンで登場してますよね。だって、桜川未央さんが10年で24回ですから、この100回足らずのうちに8回出てるのは凄いことだと思いませんか? まあ、ゆいちゃんより後に初ゲストだったらしい秋野花さんは、既に9回でてるそうですが。
「ほめらじのイベント直前回、そしてこの10周年のイベントにも呼んで頂けて、とてもとても嬉しかったです。今後もゲストに呼んでくだされば嬉しいです!」
終わりのコメントで印象深かったのは、やっぱり五行なずなさんですかね。彼女はまあ、ぶっちゃけトークという訳ではないんだけど、付き合いも長い関係から10年間色々なことが合ったこと知っており、それに少なからず触れた形でした。荻さんも少し動揺していたけど、なずなさんも言っていたとおり、リスナーはそれぐらい分かってるでしょ。熱の入ったリスナーでもない私が納得しているぐらいなんだから、大体予想も付くだろうし。どんなことを喋ったのかは書きませんけど、それを乗り越えての今があって、二人があるんだと思いますよ。
そんな訳でイベントが終わった訳ですが、このイベントは放送もしなければ、DVD等で発売もしないと明言している関係上、今回は珍しくイベントレポートという形で記憶の新しいうちに書き残すことにしました。こういうの滅多に書かなくなったというか、日記を書くこと自体が最近はBugBugの感想ぐらいなだけに、自分でも少し懐かしい感覚を覚えました。
折角なのでメモリアルブックについても書いておきますが、前編で触れた年表の他は、荻さんと風音様の対談だったり、これまで登場したゲスト陣によるサイン入りのコメント集だったりがありましたね。このコメント集はなかなかに圧巻で、美少女ゲーム声優のサインがずらっと並んでいるのは凄いの一言です。まあ、中にはサインなしの人もいましたが。あと、2回出演している北見六花さんのコメントが印象深かったかな。よくその人と連絡付いたな! とか、今はもう名前を見ることが出来ない人、たとえば桐谷華さんですとか、そういった方々もコメントを寄せてましたから、これは本当に影響保存版ではないでしょうか。
あとは最多登場のゲスト3人による座談会やスタッフ座談会と、イラストとか写真よりも、文字情報の多い本でしたね。読み応えがあると言いますか。通販しないってことはないと思うけど、仮に会場限定を貫くんだとしたら、物凄く価値があるよ。プレミアって奴だ。
終演後はさっさと帰ってしまったのだけど、次があるのかないのかはともかくとして、本音を言えば処女ラジと同じく、ほめらじも10周年だしそろそろ……みたいな感覚が私の中ではあったんですよ。ラジオっ子を長くやってると、永遠に続く番組なんてないことは嫌と言うほど知ってますし、不動の地位を気付いているように見えた番組が、ある改変期であっさり終わってしまったりなんてことは、本当によくあることでね。だから、このイベントでそういった発表があっても不思議はないと思っていたし、リスナーと言えるほどではないにせよ、ある程度の覚悟もしていたのだけど、全然杞憂だったと言いますか。
更に10年後がどうなってるのかなんて分からないけど、ほめらじには続いていって欲しいと、人気番組、長寿番組の所以を知らしめた、明るいイベントだったと思います。
次にこんな機会があるとすれば、それはせかぽじの公録になりますかね。こちらはもう開催が決定しているので、後は詳細情報末だけですし、私は支援のブリッジクルーですから、最前列が確約されてるらしいけど、ゲストが誰になるのかも含めて、どんなイベントになるのか楽しみです。
まあ、私も10年歳を取って、その現場の集まりで明らかな年上となり、色々なことを考える1日でしたけど、全体通して満足しています。ゲストに釣られて参加した身としては、ほめらじファミリーを名乗るには遠慮があるけど、メールだって採用されたことがあるんだし、もっと堂々と参加しても良かったのかな、と、今にして思ったりも。
兎にも角にも、ほめらじ10周年おめでとうございます。お疲れ様と、そしてこれからもよろしくお願いしますの言葉を。イベント、ありがとうございました。
2017年1月21日(土)、東京のディファ有明で行われたほめらじ10周年大感謝祭~降臨、秀樹&風音様~に参加してきました。私は別に継続的なほめらじリスナーって訳じゃないんだけど、ゲストに惹かれたのと、まあ、音泉は開設当初から知ってますし、ほめらじもPPだった頃からの付き合いではあるから、一つの区切り、あるいは一つの機会として参加しました。
ただ、ゲストの一人であるくすはらゆいについては、彼女の参加が決まる前から申し込んでいたから、出演するとは思っていたけど、あくまで結果的な話ですかね。
新年一発目のイベントで、昨年最後に参加した声優イベントは……何だろう、エリソデだろうか? まあ、どちらにせよ店舗イベントの類いだったと思うし、今回のイベントとは規模も違うし、こういった形の声優イベント、番組イベントに参加するのは結構久しぶりだったかも知れない。
私は自分が純正のほめらじリスナーであるとは考えてないし、この10年を共に歩んできたなんて言える立場ではないけど、それでも昔から、始まった当初から一応走っている番組が10周年を迎えたのは感慨深いものがあり、ああ、私も10年分歳を取ったんだなと感慨深い気持ちになります。今回ゲストに来た声優陣だって、若手なら10年前は声優でも何でもなかった人たちがいる訳だから、10年一昔という言葉は、やっぱり伊達じゃありません。
物販があるのは予想していたものの、前述の通り熱の入ったリスナーでない私が開場前の事前物販に並ぶかと言ったらそれはNOで、最初は開場時間合わせで十分とか思っていたのだけど、ほめられてのびるらじお10th Anniversary Memorial Bookの存在に心変わりしました。単なるイベントパンフレットとは違い、そういう手かも知れないけど、通販もしない会場限定品。イベントに参加する以上、これだけはゲットしておきたいなと、急遽会場3時間半前の物販に並ぶことに。
当日は電車遅延とか色々あったのだけど、12時半の物販開始30分前、つまりは12時に開場前について、その時点で100人はギリギリいなかったんじゃないかな? それでも結構な数が物販と、それにガチャの列に集まってました。
物販はただ並んで買うだけなので割愛して、ガチャの方。私はあまりガチャというものに興味がなくて、たとえばALcotが電気外とかでやってるガチャも参加することは稀なんだけど、今回はやっぱり10周年の空気か、当たりの寄せ書きサイン式に惹かれたか、並んでみることに。
実は物販の段階で用意していたガチャマシンが故障してしまい、ダンボールからの掴み取りに変わっていたのだけど、まあ、4回引いたぐらいでは当たる訳もなく、それでもダブりなしの缶バッチが4つと、ギリギリ及第点みたいな感じ。マシンは結局修理できず、最後までダンボールだったようですが、マシン用に用意した小銭を使うことなく、お札で払えるようになったのは楽でしたね。
物販とガチャが終わった後は、せかぽじこと「聖鍵遣いの命題-プロポジション-」のラジオリスナーたちと合流し、ビッグサイト前のサイゼリヤで暖を取るついでにプチオフ会。今回の10周年イベントは、せかぽじラジオのパーソナリティである藤咲ウサさんと、在原ほたるさんが出演しており、私はぶっちゃけ彼女たちがゲストに決まったことが、一つの決め手だったように思います。
何となく流れで私が主導する形でサイゼリヤ行ったけど、同じくビッグサイト側にあるCOCO’Sではガルパンフェアもやっていたので、そこはちょっと迷いました。ただ、せかぽじはサイゼリヤと一方的に関係がある作品なので、まあ、今回はそれを選んだ感じです。
オフ会は単なるオタクトーク、ラジオトークですからいいとして、少し衝撃的だったのはおそらくあの集まりで最年長が私だったと言うこと。ああ、私もそういう歳になったんだなぁ、これが10年経つと言うことかと、ミラノ風ドリアを食べながら内心では苦笑いしてました。昔の公録は往復ハガキで申し込んだ話とか、音泉の前進の前進である四ッ谷式の話とか、そういうのはもう通用しないんだなと。いやぁ、ロートルを自覚した瞬間でしたよ。楽しかったけどね。
しかし、これはツイッターでも呟いたけど、違う番組の現場で別の番組のオフ会みたいのが開けたというのも、ほめらじの偉大さなのかも知れない。勿論、コミュニティとして成立しているせかぽじの良さもあるんだろうけど。
前置きが長くなりましたけど、そして始まる10周年記念大感謝祭。
私は第一次先行でアリーナ席でしたけど、席はアリーナ最後尾の一番端っこという、はっきり言って酷い席。せかぽじリスナーの中には2列目、3列目なんて人もいたから、私の席運はからっきしですね。ただ、今回のイベントに限って言えば、席は別にどこでもよかったのかも知れない。というのも、別にステージは見えなくてもいいイベントだったんですよ。
何故かというと、出演者の顔出しが殆どなかったから。当たり前の話、パーソナリティの風音も、ゲストの声優陣も美少女ゲーム声優ですから、顔出しが出来ないんですね。だから、荻原秀樹とライブパートの歌手以外は、声だけの出演という特殊な形式でした。
とはいえ、エロゲユーザーならそんなこと分かりきってますから、風音の……風音様が「風音の乙女チック~」と始まった瞬間に、もう大フィーバー。よく訓練されたリスナー達だと感心してしまいました。眠れないから羊じゃなくて万札数えて目が冴えちゃったとか、最初から飛ばしています。荻原秀樹は顔出しできるはずだけど、進行の都合上からステージに登場せず、セットの裏手から……という訳でもなく、会場のないの別所から声を出していたそうです。ステージと観客席が両方見える、と言ってましたね。
最初はほめらじ10周年振り返りトーク パート1と題して、アニバーサリーイベントにはありがちな第1回の音声を流してみたりとか、そういうことをするコーナーでした。しかし、ここで活躍するのが物販で売られていたメモリアルブック。この中には、ほめらじの年表があるんですね。演者がステージにいない以上、観客は必ずしもステージを見る必要がない訳で、各々が購入した本を読みながら振り返りトークを聴く時間になりました。けど、最初のゲストってみるさんだったんですね。この人も長い人で、90年代からやってますからあと2年もすれば20年選手ですよ。風音様曰く、今のロリキャラ声優は偽物で、みるこそが本物らしい。まあ、言いたいことは分からんでもない。
このコーナーにおけるゲストは五行なずなさんで、この名義も懐かしいですね。今も出演がない訳じゃないですけど、ほめらじでは最多ゲストの一角を占める人。19回だったかな? 506回やってる番組で19回がどれほどの数字なのかは分からんけど、ぱんにゃマンの話とか、懐かしトークが聴けました。
続いてのコーナーは番組コーナーのイベント版、シルエットPPカスタマイズ。これは結構画期的で、ステージのセットの中心に21世紀の技術力の粋を集めて築いた特殊な壁があり、ここに光を当てると壁の裏にいる演者のシルエットが映るというもの。ゲスト陣がステージ上に上がる、数少ない時間になりました。尚、このコーナーのみ荻原秀樹がステージ上に現れて、我々に見える形で進行を担当。
3人一組でのエチュードは、しかし、風音様のみ固定で、最初に登場したのは杏花とあじ秋刀魚の二人。あじ子は相変わらずのあじ子だったけど、イベント全体を通して考えると、彼女の出演時間が一番短く感じてしまったかも。出番が最初だったのもあると思うけどね。
そしてこの3人が演じるPPカスタマイズの設定は、天使と悪魔と浦島太郎が、同人誌即売会で、べ、別にアンタのためにやってるわけじゃないんだからね!を叫ぶというもの。配役は悪魔を真っ先に風音様が取り、杏花の「魚はやっぱりあじ子に任せよう。浦島太郎は海辺の物でしょう?」という謎理論であじ子が浦島太郎になり、最終的に自分が天使役になるという妙でした。
これがなかなか良く出来ていて、浦島太郎であることを逆手に取り、某auのCMのパロディを演じるというやり方で、会場の笑いを誘いました。あじ子が良い味を出してたんですよ。流石、海辺の物はあじ子に限る。
続いて登場したのは、藤咲ウサ&在原ほたるのせかぽじコンビ。荻さんから挨拶を求められて、何故か慌てふためくほたるん。それが初々しくて可愛かったけど、「今日はウサウサと頑張ります!」と言う辺り、このコンビの絆が伺えますね。
風音様は「私のほたるん」と、彼女がほめらじ本編で言っていた癒やし枠の一人であることを暗に明かしますが、ウーサァに「わたしはぁー!?」と抗議されると、「ウサはね、腹黒だから……」と口を濁す。巻きが入っていたのでそれ以上は続かなかったけど、結果的に風音様の癒やし枠とは、くすはらゆい、秋野花、在原ほたるの3人だったようです。
さて、このメンバーのPPカスタマイズは織田信長と豊臣秀吉と徳川家康が、宇宙で、結婚しよう! と叫ぶもので、配役を決める際のやり取りが面白かった。
ほた「ウサウサ、(この人たちが)誰か分かる?」
ウサ「信長なら分かる!」
普通に考えて、3名とも知っていて当然の歴史の偉人だけど、ウーサァは分からなかったらしい。勿論,名前は知っているけどそれほど詳しくない、程度のことだとは思うけど……そしてその知識量から始まったPPカスタマイズがまた凄かった!
そして登場したのはお待ちかね、秋野花&くすはらゆいの二人。ここは流石に纏まっていたというか、癒やし枠というよりかは真面目枠でしたね。秋野さんの挨拶も至って真面目だったし、ゆいちゃんの挨拶も、現在配信中の506回に出演していることもあり、そちらの告知も絡めるなどちゃっかりしたものに。
お題は、お嬢様とメイドとニートが、体育館裏で、俺達の戦いはこれからだ! と叫ぶ、これは結構オーソドックスな感じでした。配役は風音様が即座にお嬢様を奪取し、秋野さんが「わたし、風音様のメイドになります!」とメイド役を確保したことで、仕方なしにゆいちゃんが「じゃあ、くすはらニートになります……」と、なかなか言いたくないであろう台詞を。これには荻さんも面白いと褒めていました。
アリスグラムガーデンやフロフロでエチュードを積み重ねているだけあってか、ここはかなり完成度が高くて、先程のウーサァと比較して、こちらは本物の小芝居になってたと思います。風音お嬢様とメイド秋野が、自分たちの世界を救ってくれる勇者を異世界まで探しに来たという設定で始まり……
他に荻さん、風音様、なずなさんのシルエットPPカスタマイズもあったのだけど、実はくすはらゆいと秋野花の登場パートって殆どここだけで、前述の在原ほたるんに関しても、シルエットPPカスタマイズがメインでした。ゲストの人数は多いものの、ここの出演時間はそれほど長いものではなく、ゲスト目当ての人は少し物足りなかったかも知れませんね。
けど、今回はあくまでほめらじ10周年大感謝祭だし、若手は呼ばれることが光栄という側面もあったろうから、我々ファンとしてもそこは理解しておきたいところ。確かにゆいちゃんなんかは、ゆいちゃんとして初めてのイベント出演だったけど、その機会をほめらじが作ってくれたというだけでも、感謝すべきところなんじゃないかと、あくまでファンの立場ですよ? ファンの立場として、私はそう考えています。花を持たせる的な意味でね。
勿論、決して安くないチケット代ですから、物足りなさや、不満を覚えることは悪いことじゃないし、私だってちょっと出番が短かったかな? という気はしています。あじ子とか秋野さんとか、ほたるんもそうだけど、あ、これだけなんだとは思ったし。2時間半というイベント時間の中で、ほんの数分でしたから、もう少し何か……と、感じてしまうのは、無理もない話です。特に姉妹番組扱いの処女ラジの二人は結構時間与えられてましたから、その差が出てしまったかなと。
シルエットPPカスタマイズが終わったら、ほめらじ10周年振り返りトーク パート2が始まり、こちらは番組最多ゲスト出場を誇る桜川未央さんが参加。最多ゲストだけあって、この人も10年を超える芸歴の持ち主ですが、最近でも某チャティなどで馴染み深い方ですね。ラジオ事件簿にもゲスト出来ました。
長く番組に関わっているだけあって、CDに収録された箱根ロケなど想い出話に花が咲きましたが、そういやメモリアルブックで気付いたことが一つ。年表にわざわざゲスト:くすはらゆいさん初登場とゆいちゃんのことがピックアップされていたのが印象的でした。あと、何気に9周年のゲストがウサほた。まあ、この本の話は後半……いえ、後編でするとして、グッズの本を読みながらイベントを楽しむというのは多分初めての経験で、まあ、購入してない人もいたみたいですが、顔出ししないイベントならではの楽しみ方だったと思いますね。
さて、長くなったのでここまでを前編として、残りは後編で次の日記にまとめます。あんまり長くなると読みにくいから、記憶の残っているうちに書かないと。
ちなみにここまでがイベントの何分ぐらいの一だったのかというと……シルエットPPカスタマイズが終わった時点で、始まってから50分も経ってなかったんじゃないかな? 振り返りトーク パート2が終わったときも、多分1時間は経過してなかったと思う。全体が2時間半のイベントってことを考えると、かなり濃厚、濃密だったことが分かりますね。少なくとも、あっという間というほど短さではなかったはず。
それでは続きは後編で。イベントの後半やメモリアルブックの話をしたいと思います。
ただ、ゲストの一人であるくすはらゆいについては、彼女の参加が決まる前から申し込んでいたから、出演するとは思っていたけど、あくまで結果的な話ですかね。
新年一発目のイベントで、昨年最後に参加した声優イベントは……何だろう、エリソデだろうか? まあ、どちらにせよ店舗イベントの類いだったと思うし、今回のイベントとは規模も違うし、こういった形の声優イベント、番組イベントに参加するのは結構久しぶりだったかも知れない。
私は自分が純正のほめらじリスナーであるとは考えてないし、この10年を共に歩んできたなんて言える立場ではないけど、それでも昔から、始まった当初から一応走っている番組が10周年を迎えたのは感慨深いものがあり、ああ、私も10年分歳を取ったんだなと感慨深い気持ちになります。今回ゲストに来た声優陣だって、若手なら10年前は声優でも何でもなかった人たちがいる訳だから、10年一昔という言葉は、やっぱり伊達じゃありません。
物販があるのは予想していたものの、前述の通り熱の入ったリスナーでない私が開場前の事前物販に並ぶかと言ったらそれはNOで、最初は開場時間合わせで十分とか思っていたのだけど、ほめられてのびるらじお10th Anniversary Memorial Bookの存在に心変わりしました。単なるイベントパンフレットとは違い、そういう手かも知れないけど、通販もしない会場限定品。イベントに参加する以上、これだけはゲットしておきたいなと、急遽会場3時間半前の物販に並ぶことに。
当日は電車遅延とか色々あったのだけど、12時半の物販開始30分前、つまりは12時に開場前について、その時点で100人はギリギリいなかったんじゃないかな? それでも結構な数が物販と、それにガチャの列に集まってました。
物販はただ並んで買うだけなので割愛して、ガチャの方。私はあまりガチャというものに興味がなくて、たとえばALcotが電気外とかでやってるガチャも参加することは稀なんだけど、今回はやっぱり10周年の空気か、当たりの寄せ書きサイン式に惹かれたか、並んでみることに。
実は物販の段階で用意していたガチャマシンが故障してしまい、ダンボールからの掴み取りに変わっていたのだけど、まあ、4回引いたぐらいでは当たる訳もなく、それでもダブりなしの缶バッチが4つと、ギリギリ及第点みたいな感じ。マシンは結局修理できず、最後までダンボールだったようですが、マシン用に用意した小銭を使うことなく、お札で払えるようになったのは楽でしたね。
物販とガチャが終わった後は、せかぽじこと「聖鍵遣いの命題-プロポジション-」のラジオリスナーたちと合流し、ビッグサイト前のサイゼリヤで暖を取るついでにプチオフ会。今回の10周年イベントは、せかぽじラジオのパーソナリティである藤咲ウサさんと、在原ほたるさんが出演しており、私はぶっちゃけ彼女たちがゲストに決まったことが、一つの決め手だったように思います。
何となく流れで私が主導する形でサイゼリヤ行ったけど、同じくビッグサイト側にあるCOCO’Sではガルパンフェアもやっていたので、そこはちょっと迷いました。ただ、せかぽじはサイゼリヤと一方的に関係がある作品なので、まあ、今回はそれを選んだ感じです。
オフ会は単なるオタクトーク、ラジオトークですからいいとして、少し衝撃的だったのはおそらくあの集まりで最年長が私だったと言うこと。ああ、私もそういう歳になったんだなぁ、これが10年経つと言うことかと、ミラノ風ドリアを食べながら内心では苦笑いしてました。昔の公録は往復ハガキで申し込んだ話とか、音泉の前進の前進である四ッ谷式の話とか、そういうのはもう通用しないんだなと。いやぁ、ロートルを自覚した瞬間でしたよ。楽しかったけどね。
しかし、これはツイッターでも呟いたけど、違う番組の現場で別の番組のオフ会みたいのが開けたというのも、ほめらじの偉大さなのかも知れない。勿論、コミュニティとして成立しているせかぽじの良さもあるんだろうけど。
前置きが長くなりましたけど、そして始まる10周年記念大感謝祭。
私は第一次先行でアリーナ席でしたけど、席はアリーナ最後尾の一番端っこという、はっきり言って酷い席。せかぽじリスナーの中には2列目、3列目なんて人もいたから、私の席運はからっきしですね。ただ、今回のイベントに限って言えば、席は別にどこでもよかったのかも知れない。というのも、別にステージは見えなくてもいいイベントだったんですよ。
何故かというと、出演者の顔出しが殆どなかったから。当たり前の話、パーソナリティの風音も、ゲストの声優陣も美少女ゲーム声優ですから、顔出しが出来ないんですね。だから、荻原秀樹とライブパートの歌手以外は、声だけの出演という特殊な形式でした。
とはいえ、エロゲユーザーならそんなこと分かりきってますから、風音の……風音様が「風音の乙女チック~」と始まった瞬間に、もう大フィーバー。よく訓練されたリスナー達だと感心してしまいました。眠れないから羊じゃなくて万札数えて目が冴えちゃったとか、最初から飛ばしています。荻原秀樹は顔出しできるはずだけど、進行の都合上からステージに登場せず、セットの裏手から……という訳でもなく、会場のないの別所から声を出していたそうです。ステージと観客席が両方見える、と言ってましたね。
最初はほめらじ10周年振り返りトーク パート1と題して、アニバーサリーイベントにはありがちな第1回の音声を流してみたりとか、そういうことをするコーナーでした。しかし、ここで活躍するのが物販で売られていたメモリアルブック。この中には、ほめらじの年表があるんですね。演者がステージにいない以上、観客は必ずしもステージを見る必要がない訳で、各々が購入した本を読みながら振り返りトークを聴く時間になりました。けど、最初のゲストってみるさんだったんですね。この人も長い人で、90年代からやってますからあと2年もすれば20年選手ですよ。風音様曰く、今のロリキャラ声優は偽物で、みるこそが本物らしい。まあ、言いたいことは分からんでもない。
このコーナーにおけるゲストは五行なずなさんで、この名義も懐かしいですね。今も出演がない訳じゃないですけど、ほめらじでは最多ゲストの一角を占める人。19回だったかな? 506回やってる番組で19回がどれほどの数字なのかは分からんけど、ぱんにゃマンの話とか、懐かしトークが聴けました。
続いてのコーナーは番組コーナーのイベント版、シルエットPPカスタマイズ。これは結構画期的で、ステージのセットの中心に21世紀の技術力の粋を集めて築いた特殊な壁があり、ここに光を当てると壁の裏にいる演者のシルエットが映るというもの。ゲスト陣がステージ上に上がる、数少ない時間になりました。尚、このコーナーのみ荻原秀樹がステージ上に現れて、我々に見える形で進行を担当。
3人一組でのエチュードは、しかし、風音様のみ固定で、最初に登場したのは杏花とあじ秋刀魚の二人。あじ子は相変わらずのあじ子だったけど、イベント全体を通して考えると、彼女の出演時間が一番短く感じてしまったかも。出番が最初だったのもあると思うけどね。
そしてこの3人が演じるPPカスタマイズの設定は、天使と悪魔と浦島太郎が、同人誌即売会で、べ、別にアンタのためにやってるわけじゃないんだからね!を叫ぶというもの。配役は悪魔を真っ先に風音様が取り、杏花の「魚はやっぱりあじ子に任せよう。浦島太郎は海辺の物でしょう?」という謎理論であじ子が浦島太郎になり、最終的に自分が天使役になるという妙でした。
これがなかなか良く出来ていて、浦島太郎であることを逆手に取り、某auのCMのパロディを演じるというやり方で、会場の笑いを誘いました。あじ子が良い味を出してたんですよ。流石、海辺の物はあじ子に限る。
続いて登場したのは、藤咲ウサ&在原ほたるのせかぽじコンビ。荻さんから挨拶を求められて、何故か慌てふためくほたるん。それが初々しくて可愛かったけど、「今日はウサウサと頑張ります!」と言う辺り、このコンビの絆が伺えますね。
風音様は「私のほたるん」と、彼女がほめらじ本編で言っていた癒やし枠の一人であることを暗に明かしますが、ウーサァに「わたしはぁー!?」と抗議されると、「ウサはね、腹黒だから……」と口を濁す。巻きが入っていたのでそれ以上は続かなかったけど、結果的に風音様の癒やし枠とは、くすはらゆい、秋野花、在原ほたるの3人だったようです。
さて、このメンバーのPPカスタマイズは織田信長と豊臣秀吉と徳川家康が、宇宙で、結婚しよう! と叫ぶもので、配役を決める際のやり取りが面白かった。
ほた「ウサウサ、(この人たちが)誰か分かる?」
ウサ「信長なら分かる!」
普通に考えて、3名とも知っていて当然の歴史の偉人だけど、ウーサァは分からなかったらしい。勿論,名前は知っているけどそれほど詳しくない、程度のことだとは思うけど……そしてその知識量から始まったPPカスタマイズがまた凄かった!
ウサ「殺してしまえホトトギスー。信長なるぞー」ってな具合に、癒やし枠の一つかと思いきや、暴君ウサ長よって、部下と親友であるはずの秀吉と家康が斬り捨てられるというシュールな展開で始まり、そのウーサァの色々なものをねじ曲げる話運びでとにかく面白かった。
ほた「な、鳴かぬなら~鳴くまで待とう~ホトトギス~」
ウサ「うわー。ザクー(斬る音)」
ほた「うわぁぁぁ」
風音「鳴かぬなら、鳴かせて見せようホトトギスー」
ウサ「わー。ザクー」
そして登場したのはお待ちかね、秋野花&くすはらゆいの二人。ここは流石に纏まっていたというか、癒やし枠というよりかは真面目枠でしたね。秋野さんの挨拶も至って真面目だったし、ゆいちゃんの挨拶も、現在配信中の506回に出演していることもあり、そちらの告知も絡めるなどちゃっかりしたものに。
お題は、お嬢様とメイドとニートが、体育館裏で、俺達の戦いはこれからだ! と叫ぶ、これは結構オーソドックスな感じでした。配役は風音様が即座にお嬢様を奪取し、秋野さんが「わたし、風音様のメイドになります!」とメイド役を確保したことで、仕方なしにゆいちゃんが「じゃあ、くすはらニートになります……」と、なかなか言いたくないであろう台詞を。これには荻さんも面白いと褒めていました。
アリスグラムガーデンやフロフロでエチュードを積み重ねているだけあってか、ここはかなり完成度が高くて、先程のウーサァと比較して、こちらは本物の小芝居になってたと思います。風音お嬢様とメイド秋野が、自分たちの世界を救ってくれる勇者を異世界まで探しに来たという設定で始まり……
秋野「風音お嬢様、到着致しました。ここが、異世界」とまあ、記憶をたぐり寄せてほぼ全文を書き出してみたけど、確かこんな感じでした。4つのエチュードでは、これが一番完成度高かったと思うし、秋野さんと目と目で会話したことで、大崩れしなかったね。ウーサァと違って暴走的な意味での面白さではなかったけど、ゆいちゃんが38歳ニート・自宅警備員というキャラを、るろうに剣心のコラ画像や、ネットスラング、有名なニートワードをなど混ぜ込んで、完璧に近い形で作り込んでいたと思います。せかぽじ組とは真逆の楽しさでした。
風音「ここに私たちが探している勇者様がいるんですね!」
秋野「そのように伝承では……」
ゆい「あー、働きたくないでござるー。あー、パチスロに朝から並びたいでござるー」
秋野「何だかただならぬオーラを漂わせています。お嬢様、もしやこの方が……!?」
ゆい「あー、働いたら負けだと思ってるでござるー」
秋野「……この方、勇者様ですかねぇ?」
ゆい「だ、誰ですか、あなたたちは」
風音「私たちは世界を救ってくださる勇者様を探しに……!」
ゆい「あ、そういうカロリー使いそうなことしたくないんでー」
風音「すみませんが、ここどこですか?」
ゆい「え、ここ体育館裏ですけど」
風音「あなたは今、何をしてらっしゃるんですか?」
ゆい「私は38歳ニートです」
風音「……ニートとは?」
秋野「ニートとは……勇者の別名ではないでしょうか!」
ゆい「まあ、あの、自宅を守る仕事をしています」
秋野「ほら! お嬢様、この方です!」
風音「是非、私たちのために戦ってください!」
ゆい「えー、でも、本当にそういうこと無理なんで」
風音「お金は沢山上げますからぁ!」
ゆい「家帰ってログインボーナス貰わないと」
風音「女も沢山差し上げますからぁ!」
秋野「分かりました。ここは私が、我がメイド家に伝わる秘術を使うとき……」
ゆい「あー、帰りたい。帰りたい。帰りたい」
秋野「奥義! あなたの心の中に、今語りかけています」
ゆい「はっ!?」
秋野「あなたはテレパシーが使いたくなーる。使いたくなーる」
ゆい「く、口が勝手に……」
ゆい「お、俺達の戦いはこれからだー!」
他に荻さん、風音様、なずなさんのシルエットPPカスタマイズもあったのだけど、実はくすはらゆいと秋野花の登場パートって殆どここだけで、前述の在原ほたるんに関しても、シルエットPPカスタマイズがメインでした。ゲストの人数は多いものの、ここの出演時間はそれほど長いものではなく、ゲスト目当ての人は少し物足りなかったかも知れませんね。
けど、今回はあくまでほめらじ10周年大感謝祭だし、若手は呼ばれることが光栄という側面もあったろうから、我々ファンとしてもそこは理解しておきたいところ。確かにゆいちゃんなんかは、ゆいちゃんとして初めてのイベント出演だったけど、その機会をほめらじが作ってくれたというだけでも、感謝すべきところなんじゃないかと、あくまでファンの立場ですよ? ファンの立場として、私はそう考えています。花を持たせる的な意味でね。
勿論、決して安くないチケット代ですから、物足りなさや、不満を覚えることは悪いことじゃないし、私だってちょっと出番が短かったかな? という気はしています。あじ子とか秋野さんとか、ほたるんもそうだけど、あ、これだけなんだとは思ったし。2時間半というイベント時間の中で、ほんの数分でしたから、もう少し何か……と、感じてしまうのは、無理もない話です。特に姉妹番組扱いの処女ラジの二人は結構時間与えられてましたから、その差が出てしまったかなと。
シルエットPPカスタマイズが終わったら、ほめらじ10周年振り返りトーク パート2が始まり、こちらは番組最多ゲスト出場を誇る桜川未央さんが参加。最多ゲストだけあって、この人も10年を超える芸歴の持ち主ですが、最近でも某チャティなどで馴染み深い方ですね。ラジオ事件簿にもゲスト出来ました。
長く番組に関わっているだけあって、CDに収録された箱根ロケなど想い出話に花が咲きましたが、そういやメモリアルブックで気付いたことが一つ。年表にわざわざゲスト:くすはらゆいさん初登場とゆいちゃんのことがピックアップされていたのが印象的でした。あと、何気に9周年のゲストがウサほた。まあ、この本の話は後半……いえ、後編でするとして、グッズの本を読みながらイベントを楽しむというのは多分初めての経験で、まあ、購入してない人もいたみたいですが、顔出ししないイベントならではの楽しみ方だったと思いますね。
さて、長くなったのでここまでを前編として、残りは後編で次の日記にまとめます。あんまり長くなると読みにくいから、記憶の残っているうちに書かないと。
ちなみにここまでがイベントの何分ぐらいの一だったのかというと……シルエットPPカスタマイズが終わった時点で、始まってから50分も経ってなかったんじゃないかな? 振り返りトーク パート2が終わったときも、多分1時間は経過してなかったと思う。全体が2時間半のイベントってことを考えると、かなり濃厚、濃密だったことが分かりますね。少なくとも、あっという間というほど短さではなかったはず。
それでは続きは後編で。イベントの後半やメモリアルブックの話をしたいと思います。
水葬銀貨のイストリア体験版 感想
2017年1月15日 くすはらゆい
ウグイスカグラの新作「水葬銀貨のイストリア」の体験版をプレイしました。普段は体験版の感想どころか、製品版の感想を書くことも稀なんだけど、この作品はちょっと思うところあって、感想的なものを書いてみようかなと。ブランド的には2014年の12月に発売された処女作、「紙の上の魔法使い」から数えても、約2年半ぶりの2作目ということになりますが、これだけ間が空くと、このブランドはまだ合ったのかとか、そういう失礼なことを考えてしまうのだけど、まあ、それは美少女ゲーム業界あるあるじゃないかな。
紙の上の魔法使いがそうだったように、幻惑的な世界観を構築した上での雰囲気ゲー……という印象が強いけど、プレイしてみるとこれがなかなか面白かった。
まず、水葬銀貨のイストリアは3月新作で、公式サイトがオープンしたのは昨年12月の半ば頃。つまりは約1月前で、発売日までは2ヵ月半あります。そんな1月の半ばに体験版を公開するというのは、美少女ゲームユーザーの感覚としてはやや早い印象があるのだけど、少し早すぎたかな、と思う程度には体験版に粗が目立ちました。
それはバグだったり、テキスト上のミスだったり、単なる重箱の隅というよりは、プレイをする上で支障が出る範囲のものから、まあ、これぐらいは仕方ないかと思うよな些細なものまで色々だったけど、それは公式がそのうち直してくれると信じて、今回の感想ではキャラやストーリーと言った、作品のみについて触れようかと思います。ちなみにバグがあるからといって体験版をクリアすることが出来ないとか、起動することが出来ないみたいな、そういう致命的なエラーはありません。少し不便だな、と感じる程度だと考えてください。
私がそもそもこの作品に興味を持ったのは、キャストにくすはらゆいの名前があったからなんですが、公式サイトのオープンと同時にキャストも公開されるという、やや珍しい発表の仕方だったんですよね。普通は少し間を置くものだけど、水葬銀貨に関しては作品と同時にキャストも知った形になります。
ただ、たとえくすはらゆいが出演していなくても、私はこの作品に興味は持っていたと思う。3月は重いので購入まで踏み切れたかは分からないけど、それぐらい惹き付けられるものが水葬銀貨にはあったというか。
スタート画面は簡素で、コンフィグを開いても最低限の機能しかない。BGMにはミュート機能もないし、デフォルトの設定がやけに小さいのも気になったけど、操作性は悪くなかった。システムボイスぐらい合っても良いんじゃないかと思う反面、静かなBGMだけで表現するというのは、作品の雰囲気を上手く現しているのかも知れない。
ゲームを始めると、特に前置きもなく表示されるEpisode1とそのタイトルが、水葬銀貨が章区切りの作品であることを現している。体験版にはEpisode3まで収録されていたけど、細かい話数で稼いでいくような作品と違い、Episodeごとの長さはそれなりのもので、ボリュームは結構あったように思う。所謂共通ルートなのだと思うが、OPを挟まなかったのは完成していないからか、それともOPが流れる部分がまだ先なのか……おそらく前者だと思う。
カジノのシーンから始まる物語は、この世界観が和名を持ちながらも日本とはどことなく違う場所であることを印象づける。街並みは洋風で、部屋の調度品も所謂学園エロゲに出てくるような主人公の部屋とは一線を画し、そもそも主人公の部屋が存在しないのは珍しく感じた。同居している妹の私室はあるのだが、主人公は居間のソファで普段は寝起きしており、おそらくは1DK程度の広さしかないのだろう。
公式ページよりも先にげっちゅ屋でイベントCGが公開されているが、ヒロインと致しているシーンも明確にベッドの上と分かるものは1枚もなく、それどころか居間でやっちゃってる感じのものが2枚もある。主人公は自室にヒロインを連れ込むのが主流である従来の学園モノからすれば、斬新な設定かも知れない。ちなみに、この作品も一応は学園モノの要素を持っている。
主人公の茅ヶ崎英士は妹と二人暮らしをしている学生で、しかし、学校では孤立している存在だった。空気のように扱われ、認識されたとしてもドブネズミと呼ばれる。それは彼の親が犯罪者だからという、同年代が過敏に反応するだろう理由だったからだけど、理由以上に彼は擦れた人間性の持ち主であるように見えた。周囲の視線以上がなくても、彼は多分自虐的な性格なのだろう。
メインヒロインは全部で4人。煤ヶ谷小夜は主人公の幼馴染みで、かつて一緒に暮らしていた兄妹のような間柄。実際に昔は「兄さん」なんて呼んでいたらしいし、今も呼びたがっている。最初に登場するヒロインはこの子で、公式サイトや販売サイトのキャラ紹介でも、彼女が一番先に来ていることから、一見すると小夜がメインの中のメイン、センターヒロインであるかのような印象を受ける。主人公との因縁や、抱えている爆弾の大きさなど、如何にもといった感じだ。
しかし、コンフィグ画面でボイスを開いてみると、小夜よりも前に汐入玖々里が表示されており、あれ? っという気分にさせられてしまう。玖々里はくすはらゆいがCVを担当するヒロインだが、物語ヒロインとしては、むしろ彼女の方が重要なのではないかと思うほどには、体験版におけるキャラが立っていたのではないだろうか? というのも、全然登場しないのだ。
Episode1は主人公の日常と、小夜や実妹である夕桜との関係、それにゆるぎとの出会いなどを描いているが、玖々里の途上はかなり勿体付けられており、まだかな? と待ちくたびれるぐらいには、遅く描かれていた。現に、ゆるぎという初対面の少女との関係性が接近するEpisode1の時点では、玖々里は出てこない。これは単純に、玖々里という少女が、主人公・英士の日常外から現れた存在であり、彼の今現在の日常を紹介するパートには、どうしたって登場できないのだろう。
ただ、この作品は三人称でこそないが、視点を主人公に固定していない。小夜や夕桜の場合もあれば、ゆるぎや玖々里になることだってある。この何気なく行われる視点の変化を、水葬銀貨のイストリアは実に上手く使っていた。それについては追々書くが、レトリックにごまかされるとは、まさにこのことに違いない。
Episode2もまた、カジノのシーンから始まる。Aの貴公子であるC・Aが、その実力を遺憾なく発揮している。C・Aなどと言われると、何だかキャビンアテンダントの略称のように感じてしまうが、この場合はカジノに出入りする凄腕のカードプレイヤーのことだ。小夜の父親をギャンブルで負かして死に追いやり、小夜と主人公はその復讐をそれぞれ別の方向から目指しているように、この時点では見える。
水葬銀貨のイストリアはカジノも舞台の一つと言うだけあって、トランプとトランプゲームが一つのコンセプトになっている。体験版内でも神経衰弱や、ポーカーのテキサスホールデムなどをプレイするシーンはあるが、プレイヤーがミニゲーム感覚で楽しむ要素などはなく、眺めているだけだ。しかも、主人公は正統派の勝負師という訳ではなく、それなりのイカサマも使用するなど、証拠が出なければ何でもありというプレイスタイル。学校も舞台になってはいるが、主人公はあくまで夜の街に生きる人間なのだろう。
そして、小夜を送り届けた帰り道……というには少し語弊があるかも知れないが、夜の街中、いや、路地裏で――
茅ヶ崎英士と、汐入玖々里は出会った。
茅ヶ崎英士の日常から拒絶され、戻ることが出来ない煤ヶ谷小夜と、
茅ヶ崎英士の日常へと入り込み、彼に受け入れられた汐入玖々里。
幻想的で、幻惑的。物語は始まっているようで、まだ始まっていなかったのだ。
玖々里と英士が出会ったことで、それまでの日常は壊れた。望んだのは玖々里で、助けたのは英士。小夜は確かに英士にとって掛け替えのないヒロインなのかも知れないが、作品その物のヒロインは違うのかも知れない、そんな強い印象を受ける。
現に玖々里が登場してからの流れは、私自身が待ちわびていたということもあってか早く感じた。けど、この時点での彼女は主人公にとって日常に現れた遺物であり、いや、体験版を通して彼女は彼の核心には踏み込めないでいた。
つまり、英士の日常にいるようで、玖々里はまだ外にいるのだ。それは玖々里が小夜と出会い、自分には高い壁が存在することを実感することでも分かる。ましてや、英士は一度ならず玖々里を見捨てて、小夜を選んでいる。短いとは言えない体験版だが、製品版でもない段階で、かなり激しい心理と真意の応酬が行われていた。
玖々里は逃亡者で、端から見ても厄介ごとの塊だ。記憶喪失を主張し、美しくしなやかな身体で主人公を誘惑し、助けを求める。しかし、主人公は誘惑と別の感情から玖々里の手を取り、彼女を庇護してしまう。
体験版の時点で、汐入玖々里は主人公のパートナーという訳ではない。何でも本音を話したり、自分の裏事情を語って聞かせるような間柄ではなく、英士の玖々里に対する言葉は嘘ばかりだ。そう、この主人公は酷く嘘吐きで、優しい嘘すら吐けないような、可哀想な奴で。
英士は玖々里を助けて、受け入れて、だけど彼女を自分の核心には近づけない。近いようで、遠いのだ。それは彼が玖々里の境遇に対する同情があるようにも見えるし、あるいは彼女に知られることの恐怖を抱いているのかもと思った。彼は自分の真実、その一端をゆるぎに教えたが、それは彼女を信頼したからではなく、殆ど破滅的な行為だ。
にもかかわらず、彼は玖々里に対しては隠そうとした。薬の効果が切れていたということを差し引いても、英士は彼女に自分を見せようとしなかった。
彼女の信頼を裏切り続けた彼は、糾弾され、罵られ、しかし、抱き締められた。英士は小夜に固執していたが、玖々里は小夜に執着していた。短い共同生活の中で、いや、それとも最初に出会ったときから、玖々里は英士を見初めたのかも知れない。恋愛感情かは別にして、そう、古い言い回しをするなら「英士は玖々里を助けてくれる人」だと、理解したのではないだろうか。
話がやや飛んでしまったが、汐入玖々里が物語の核心的存在であることは間違いない。
街を支配する久末病院から逃げてきたという彼女は、そもそもが人ではない可能性がある。だって、公式ページにも書いてあるではないか。
私は一匹の人魚姫。目覚めてしまった人魚姫。
それが玖々里なのだ。そして人魚姫とは悲劇のヒロインだ。何故なら彼女の恋は、実らないのだから。
泡沫に消えるかも知れない少女を助けて、居候、あるいは同棲という形で、自らの家族に加えた英士。小夜が戻りたくて戻れない場所に、招き入れられた、あるいは自ら踏み込んだ少女の存在は、当然の如く小夜や、妹の夕桜に影響を与える。だが、夕桜は意外にも早く玖々里のことを受け入れてしまう。玖々里のページにも書かれているとおり、波長が同じ、つまりは似た者同士なのだろう。逆に小夜は、お互いにお互いを好きになれない相手だ。共に英士に執着する二人は、それ故に互いを敵視し、憧れる。
物理的な意味で玖々里は彼の隣にいるけど、彼の心はいつだって小夜に向いている。小夜がそれをどこまで意識しているのかは知らないが、彼女は物理的な距離感を求めて、玖々里に嫉妬してしまう。だから、相容れない。
Episode2において英士は玖々里と出会い、小夜のために一度は彼女を見捨ててしまう話だ。けれど、それでも二人は再会して、彼は彼女に許しを請うた。この二度目の出会いが、英士の中で玖々里の存在が一層強くなってしまったことが分かるだろう。
Episode3はお伽話から始まる。水葬銀貨というりんごにまつわる、人魚姫の物語だ。小夜が好み、玖々里が嫌いだと言ったりんごの果実。癒やしの涙を持つ人魚姫が、強欲な人間達によって絞り滓にされ、死して水葬に、海へと沈められた、そんな話だ。人魚姫は自分の涙を求めた人間達から、涙を奪った。自らの死を悲しまない人間達の、涙を枯らした。果たしてこれは空想か、伝説か。今も街に住み続ける人々は涙を流せないのだという……
さて、玖々里を正式に家族のような存在として加えた後、ストーリーは英士の正体について迫っていく。しかし、プレイヤー、あるいはユーザーはこの時点で英士の真実について誤解している。勘違いさせられている、というべきか。
前述のように、玖々里は意図的に英士の核心から外されているヒロインで、小夜もその点では同じだ。唯一事情の大部分を知っているのは夕桜だが、それ故に彼女は最愛の兄と、憎悪の対象である兄の間で揺れ動いている。
英士が何者で、夜の街で何をしているのか。彼がゆるぎに明かした真実などは、やはり実際に体験版をプレイして貰いたい。文章のレトリック、私はすっかり騙されてしまった。
茅ヶ崎英士は、ヒーローにはなれないのだ。
始まりは小夜で、終わりは玖々里で締められる体験版だが、ここまでが共通パートなのかは分からない。まだ続きがあるのかも知れないし、これ以降は個別ルートに入る可能性もある。ただ、あの性格の主人公が夕桜やゆるぎと一体どうやって結ばれるのかは、少し興味深い。場合によっては、シナリオ自体は一本道なんてこともあり得るが、それでも個別に何らかのイベントぐらいはあるだろう。
ゆるぎが受けた衝撃や、小夜に対して英士が抱える爆弾。夕桜に対する負い目と、玖々里に付いている嘘……そして、彼を縛り付ける紅葉の存在。単純な恋愛模様になるとは思えない。
長々と書きすぎて、久々の感想文ということもあってか、結局なにを書きたかったのか良く分からなくなってしまったが、一つ言えるのはこの作品が好きだと言うことか。バグも多いし、ミスも目立つが、余裕があれば複数買いさえ検討してしまうような、強い魅力を感じる。体験版をプレイして、更にそれを実感した。
もしかすれば、私がアンデルセンに憧憬を抱く者だからかも知れないが……今度の人魚姫の恋がどうなるのか、私はそれが大いに気になる。
そして水葬銀貨を欲する少女と、水葬銀貨を嫌う少女、その違いに意味があるのかも。ああ、これはお伽話。それとも童話? 違う、これは大人の物語だ。
紙の上の魔法使いがそうだったように、幻惑的な世界観を構築した上での雰囲気ゲー……という印象が強いけど、プレイしてみるとこれがなかなか面白かった。
まず、水葬銀貨のイストリアは3月新作で、公式サイトがオープンしたのは昨年12月の半ば頃。つまりは約1月前で、発売日までは2ヵ月半あります。そんな1月の半ばに体験版を公開するというのは、美少女ゲームユーザーの感覚としてはやや早い印象があるのだけど、少し早すぎたかな、と思う程度には体験版に粗が目立ちました。
それはバグだったり、テキスト上のミスだったり、単なる重箱の隅というよりは、プレイをする上で支障が出る範囲のものから、まあ、これぐらいは仕方ないかと思うよな些細なものまで色々だったけど、それは公式がそのうち直してくれると信じて、今回の感想ではキャラやストーリーと言った、作品のみについて触れようかと思います。ちなみにバグがあるからといって体験版をクリアすることが出来ないとか、起動することが出来ないみたいな、そういう致命的なエラーはありません。少し不便だな、と感じる程度だと考えてください。
私がそもそもこの作品に興味を持ったのは、キャストにくすはらゆいの名前があったからなんですが、公式サイトのオープンと同時にキャストも公開されるという、やや珍しい発表の仕方だったんですよね。普通は少し間を置くものだけど、水葬銀貨に関しては作品と同時にキャストも知った形になります。
ただ、たとえくすはらゆいが出演していなくても、私はこの作品に興味は持っていたと思う。3月は重いので購入まで踏み切れたかは分からないけど、それぐらい惹き付けられるものが水葬銀貨にはあったというか。
スタート画面は簡素で、コンフィグを開いても最低限の機能しかない。BGMにはミュート機能もないし、デフォルトの設定がやけに小さいのも気になったけど、操作性は悪くなかった。システムボイスぐらい合っても良いんじゃないかと思う反面、静かなBGMだけで表現するというのは、作品の雰囲気を上手く現しているのかも知れない。
ゲームを始めると、特に前置きもなく表示されるEpisode1とそのタイトルが、水葬銀貨が章区切りの作品であることを現している。体験版にはEpisode3まで収録されていたけど、細かい話数で稼いでいくような作品と違い、Episodeごとの長さはそれなりのもので、ボリュームは結構あったように思う。所謂共通ルートなのだと思うが、OPを挟まなかったのは完成していないからか、それともOPが流れる部分がまだ先なのか……おそらく前者だと思う。
カジノのシーンから始まる物語は、この世界観が和名を持ちながらも日本とはどことなく違う場所であることを印象づける。街並みは洋風で、部屋の調度品も所謂学園エロゲに出てくるような主人公の部屋とは一線を画し、そもそも主人公の部屋が存在しないのは珍しく感じた。同居している妹の私室はあるのだが、主人公は居間のソファで普段は寝起きしており、おそらくは1DK程度の広さしかないのだろう。
公式ページよりも先にげっちゅ屋でイベントCGが公開されているが、ヒロインと致しているシーンも明確にベッドの上と分かるものは1枚もなく、それどころか居間でやっちゃってる感じのものが2枚もある。主人公は自室にヒロインを連れ込むのが主流である従来の学園モノからすれば、斬新な設定かも知れない。ちなみに、この作品も一応は学園モノの要素を持っている。
主人公の茅ヶ崎英士は妹と二人暮らしをしている学生で、しかし、学校では孤立している存在だった。空気のように扱われ、認識されたとしてもドブネズミと呼ばれる。それは彼の親が犯罪者だからという、同年代が過敏に反応するだろう理由だったからだけど、理由以上に彼は擦れた人間性の持ち主であるように見えた。周囲の視線以上がなくても、彼は多分自虐的な性格なのだろう。
メインヒロインは全部で4人。煤ヶ谷小夜は主人公の幼馴染みで、かつて一緒に暮らしていた兄妹のような間柄。実際に昔は「兄さん」なんて呼んでいたらしいし、今も呼びたがっている。最初に登場するヒロインはこの子で、公式サイトや販売サイトのキャラ紹介でも、彼女が一番先に来ていることから、一見すると小夜がメインの中のメイン、センターヒロインであるかのような印象を受ける。主人公との因縁や、抱えている爆弾の大きさなど、如何にもといった感じだ。
しかし、コンフィグ画面でボイスを開いてみると、小夜よりも前に汐入玖々里が表示されており、あれ? っという気分にさせられてしまう。玖々里はくすはらゆいがCVを担当するヒロインだが、物語ヒロインとしては、むしろ彼女の方が重要なのではないかと思うほどには、体験版におけるキャラが立っていたのではないだろうか? というのも、全然登場しないのだ。
Episode1は主人公の日常と、小夜や実妹である夕桜との関係、それにゆるぎとの出会いなどを描いているが、玖々里の途上はかなり勿体付けられており、まだかな? と待ちくたびれるぐらいには、遅く描かれていた。現に、ゆるぎという初対面の少女との関係性が接近するEpisode1の時点では、玖々里は出てこない。これは単純に、玖々里という少女が、主人公・英士の日常外から現れた存在であり、彼の今現在の日常を紹介するパートには、どうしたって登場できないのだろう。
ただ、この作品は三人称でこそないが、視点を主人公に固定していない。小夜や夕桜の場合もあれば、ゆるぎや玖々里になることだってある。この何気なく行われる視点の変化を、水葬銀貨のイストリアは実に上手く使っていた。それについては追々書くが、レトリックにごまかされるとは、まさにこのことに違いない。
Episode2もまた、カジノのシーンから始まる。Aの貴公子であるC・Aが、その実力を遺憾なく発揮している。C・Aなどと言われると、何だかキャビンアテンダントの略称のように感じてしまうが、この場合はカジノに出入りする凄腕のカードプレイヤーのことだ。小夜の父親をギャンブルで負かして死に追いやり、小夜と主人公はその復讐をそれぞれ別の方向から目指しているように、この時点では見える。
水葬銀貨のイストリアはカジノも舞台の一つと言うだけあって、トランプとトランプゲームが一つのコンセプトになっている。体験版内でも神経衰弱や、ポーカーのテキサスホールデムなどをプレイするシーンはあるが、プレイヤーがミニゲーム感覚で楽しむ要素などはなく、眺めているだけだ。しかも、主人公は正統派の勝負師という訳ではなく、それなりのイカサマも使用するなど、証拠が出なければ何でもありというプレイスタイル。学校も舞台になってはいるが、主人公はあくまで夜の街に生きる人間なのだろう。
そして、小夜を送り届けた帰り道……というには少し語弊があるかも知れないが、夜の街中、いや、路地裏で――
茅ヶ崎英士と、汐入玖々里は出会った。
茅ヶ崎英士の日常から拒絶され、戻ることが出来ない煤ヶ谷小夜と、
茅ヶ崎英士の日常へと入り込み、彼に受け入れられた汐入玖々里。
幻想的で、幻惑的。物語は始まっているようで、まだ始まっていなかったのだ。
玖々里と英士が出会ったことで、それまでの日常は壊れた。望んだのは玖々里で、助けたのは英士。小夜は確かに英士にとって掛け替えのないヒロインなのかも知れないが、作品その物のヒロインは違うのかも知れない、そんな強い印象を受ける。
現に玖々里が登場してからの流れは、私自身が待ちわびていたということもあってか早く感じた。けど、この時点での彼女は主人公にとって日常に現れた遺物であり、いや、体験版を通して彼女は彼の核心には踏み込めないでいた。
つまり、英士の日常にいるようで、玖々里はまだ外にいるのだ。それは玖々里が小夜と出会い、自分には高い壁が存在することを実感することでも分かる。ましてや、英士は一度ならず玖々里を見捨てて、小夜を選んでいる。短いとは言えない体験版だが、製品版でもない段階で、かなり激しい心理と真意の応酬が行われていた。
玖々里は逃亡者で、端から見ても厄介ごとの塊だ。記憶喪失を主張し、美しくしなやかな身体で主人公を誘惑し、助けを求める。しかし、主人公は誘惑と別の感情から玖々里の手を取り、彼女を庇護してしまう。
体験版の時点で、汐入玖々里は主人公のパートナーという訳ではない。何でも本音を話したり、自分の裏事情を語って聞かせるような間柄ではなく、英士の玖々里に対する言葉は嘘ばかりだ。そう、この主人公は酷く嘘吐きで、優しい嘘すら吐けないような、可哀想な奴で。
英士は玖々里を助けて、受け入れて、だけど彼女を自分の核心には近づけない。近いようで、遠いのだ。それは彼が玖々里の境遇に対する同情があるようにも見えるし、あるいは彼女に知られることの恐怖を抱いているのかもと思った。彼は自分の真実、その一端をゆるぎに教えたが、それは彼女を信頼したからではなく、殆ど破滅的な行為だ。
にもかかわらず、彼は玖々里に対しては隠そうとした。薬の効果が切れていたということを差し引いても、英士は彼女に自分を見せようとしなかった。
彼女の信頼を裏切り続けた彼は、糾弾され、罵られ、しかし、抱き締められた。英士は小夜に固執していたが、玖々里は小夜に執着していた。短い共同生活の中で、いや、それとも最初に出会ったときから、玖々里は英士を見初めたのかも知れない。恋愛感情かは別にして、そう、古い言い回しをするなら「英士は玖々里を助けてくれる人」だと、理解したのではないだろうか。
話がやや飛んでしまったが、汐入玖々里が物語の核心的存在であることは間違いない。
街を支配する久末病院から逃げてきたという彼女は、そもそもが人ではない可能性がある。だって、公式ページにも書いてあるではないか。
私は一匹の人魚姫。目覚めてしまった人魚姫。
それが玖々里なのだ。そして人魚姫とは悲劇のヒロインだ。何故なら彼女の恋は、実らないのだから。
泡沫に消えるかも知れない少女を助けて、居候、あるいは同棲という形で、自らの家族に加えた英士。小夜が戻りたくて戻れない場所に、招き入れられた、あるいは自ら踏み込んだ少女の存在は、当然の如く小夜や、妹の夕桜に影響を与える。だが、夕桜は意外にも早く玖々里のことを受け入れてしまう。玖々里のページにも書かれているとおり、波長が同じ、つまりは似た者同士なのだろう。逆に小夜は、お互いにお互いを好きになれない相手だ。共に英士に執着する二人は、それ故に互いを敵視し、憧れる。
物理的な意味で玖々里は彼の隣にいるけど、彼の心はいつだって小夜に向いている。小夜がそれをどこまで意識しているのかは知らないが、彼女は物理的な距離感を求めて、玖々里に嫉妬してしまう。だから、相容れない。
Episode2において英士は玖々里と出会い、小夜のために一度は彼女を見捨ててしまう話だ。けれど、それでも二人は再会して、彼は彼女に許しを請うた。この二度目の出会いが、英士の中で玖々里の存在が一層強くなってしまったことが分かるだろう。
Episode3はお伽話から始まる。水葬銀貨というりんごにまつわる、人魚姫の物語だ。小夜が好み、玖々里が嫌いだと言ったりんごの果実。癒やしの涙を持つ人魚姫が、強欲な人間達によって絞り滓にされ、死して水葬に、海へと沈められた、そんな話だ。人魚姫は自分の涙を求めた人間達から、涙を奪った。自らの死を悲しまない人間達の、涙を枯らした。果たしてこれは空想か、伝説か。今も街に住み続ける人々は涙を流せないのだという……
さて、玖々里を正式に家族のような存在として加えた後、ストーリーは英士の正体について迫っていく。しかし、プレイヤー、あるいはユーザーはこの時点で英士の真実について誤解している。勘違いさせられている、というべきか。
前述のように、玖々里は意図的に英士の核心から外されているヒロインで、小夜もその点では同じだ。唯一事情の大部分を知っているのは夕桜だが、それ故に彼女は最愛の兄と、憎悪の対象である兄の間で揺れ動いている。
英士が何者で、夜の街で何をしているのか。彼がゆるぎに明かした真実などは、やはり実際に体験版をプレイして貰いたい。文章のレトリック、私はすっかり騙されてしまった。
茅ヶ崎英士は、ヒーローにはなれないのだ。
始まりは小夜で、終わりは玖々里で締められる体験版だが、ここまでが共通パートなのかは分からない。まだ続きがあるのかも知れないし、これ以降は個別ルートに入る可能性もある。ただ、あの性格の主人公が夕桜やゆるぎと一体どうやって結ばれるのかは、少し興味深い。場合によっては、シナリオ自体は一本道なんてこともあり得るが、それでも個別に何らかのイベントぐらいはあるだろう。
ゆるぎが受けた衝撃や、小夜に対して英士が抱える爆弾。夕桜に対する負い目と、玖々里に付いている嘘……そして、彼を縛り付ける紅葉の存在。単純な恋愛模様になるとは思えない。
長々と書きすぎて、久々の感想文ということもあってか、結局なにを書きたかったのか良く分からなくなってしまったが、一つ言えるのはこの作品が好きだと言うことか。バグも多いし、ミスも目立つが、余裕があれば複数買いさえ検討してしまうような、強い魅力を感じる。体験版をプレイして、更にそれを実感した。
もしかすれば、私がアンデルセンに憧憬を抱く者だからかも知れないが……今度の人魚姫の恋がどうなるのか、私はそれが大いに気になる。
そして水葬銀貨を欲する少女と、水葬銀貨を嫌う少女、その違いに意味があるのかも。ああ、これはお伽話。それとも童話? 違う、これは大人の物語だ。
そういえば、日記にサークル情報を載せてないなと思ったでので、簡易的ですが書いておきます。今年の冬コミは例年通り3日目の参加で、スペースNo.は東5ホール ノ-46aです。新刊は、せかぽじこと聖鍵遣いの命題本の第2弾と、既刊で夏のせかぽじ本、春のくすはらゆい本等を持って行きます。
詳しくは、以下のサークルHPかpixivでも見て下さい。
サークルHP:http://www.usamimi.info/~mlwhlw/index2.html
pixiv:http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=60618174
2016年も欠かさずレビューを続けてきた美少女ゲーム雑誌BugBugですが、気付けば今年最後の発行になりました。月初めに出る雑誌という関係上、年末年始は例年発売日が繰り上がって12月始めと月末に2冊出るんですけど、表記の上では一応2017年2月号という扱い。でも、紙面的には2016年のラスト号ということで、お馴染みの忘年会企画など暮れを感じさせるものが多いです。
今回はいつものくすはらゆい連載コラムと一緒に、年忘れ女だらけの声優座談会と、そのおまけラジオである録り下ろしラジオにもゆいちゃんが出演しています。座談会に関しては昨年に続いて二度目の参加ですが、今回はWebラジオパーソナリティーを集めたというだけあって、音泉全面協力でラジオも収録されているのが特徴的。音泉でラジオをやってるという意味では、たとえば藤咲ウサとか処女ラジの二人も当てはまるんだろうけど、この面子も結構バランスは取れていたかなと思う。
そんな訳で、いつものようにコラムのレビューをしつつ、座談会とラジオについてもネタバレ……こういうのもネタバレというのかな? うん、実際に本誌を読みたくなるような感じで触れていきたいと思います。
さて、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」も21回目。前回は銀色、遥かから新見雪月がやってきて、比較的新しいキャラという印象が強かったですけど、今回は戻りに戻って2016年2月発売、戯画の甘えかたは彼女なりに。から、センターヒロインの新倉朋美がやってきました。それでもまあ今年のキャラクターではあるんだけど、やっぱり初頭と言えば初頭だし、ちょっと懐かしいと思える程度には時間が経ちました。
といっても、元々この作品は1月発売の予定で、昨年の時点からキャスト公開はされていたんですが、1ヵ月延期しちゃったんですよね。冬コミで結構大々的に広告・宣伝を打ってたんですけど、AXLの恋する乙女と守護の楯~薔薇の聖母~なんかと一緒に2月延期で、結局minoriの罪デヴと同月発売になった経緯があります。ちなみに1月は第16回のゲストに来た、碓氷真希奈が登場するはにかみCLOVERが発売されており、戯画とAXLが延期しなければ、年明け早々3本出演になるはずでした。
まあ、それはいいとして新倉朋美ちゃんな訳ですが、このコーナーに出演するヒロインとしては珍しく、そわそわそわそわ、随分と緊張した様子でした。ゆいちゃんのことを、ゆいさんと呼んだのも、彼女が初めてかな……? 雪月辺りも呼びそうな気はするけど、ちょっと記憶にない。対談は朋美が所属するアシスト会の話や、デレたときの朋美が如何に可愛いかという話に始終していて、それがすべてだ! といっても過言ではないかも知れない。
これはとある人が言っていたことだけど、朋美はソレヨリノ前奏詩の姫野永遠の影響を強く受けたキャラクターという見方も出来て、確かに共通項は多い。でも、私は朋美には彼女なりの魅力があると思うし、毒舌もデレも、彼女特有の物があると思っています。
対談前の近況トークは座談会について触れており、このコラムが座談会後に行われたものであることを示唆していました。地元・福岡時代、如何にして大阪のラジオを聴いていたかなど、私も深夜ラジオっ子でしたから覚えがありますね。尤も、私の場合は横浜の片田舎と言っても曲がりなりにも関東ですから、やはり関西圏の放送局だったり、あるいは九州や北海道のラジオ局の電波を拾おうと格闘していましたね。意外と関西よりも北海道とかの方が聴けたりするんですよ。
ゆいたんの近況・一言では、Pokémon GO Plusを買ったというお話。私、未だにやってないんですけど、あれって面白いみたいですね。いや、というのも配信された当初、所有のAQUOSスマホではプレイできないとかいう話があったから、DLせずにそれっきりだったりして。別に流行り物に乗っからない自分カッコイイとかじゃなくて、何となくタイミングを逃してしまった。
出演作Hotいんふぉは記載忘れか、記事が載っていた水葬銀貨のイストリアが書いていませんでした。ですから、記載済みの作品を合わせて計7本、既に2017年の出演作が決定しています。しかも、すべてが3月までに発売される上半期どころか、今年度の作品。恋愛日常や春グラは2016年からの延期ですけど、それにしたって結構な本数じゃないでしょうか? 売れっ子、人気声優、最近モテまくりというのも、その通りだと思います。特に3月は何だかんだで出演作が4本ほど重なっていますから、今年の2月を越える勢いなんですよね。2016年の7本目が7月発売のフロフロだったことを考えると、確実に勢いは増していると言えるでしょう。
そして後半は年忘れ女だらけの声優座談会と、おまけの録り下ろしラジオなんですが、実は座談会自体はおまけラジオの収録直後に行われているので、おまけと言っても、時系列では先なんですね。じゃあ、ラジオを聴いてからの方がいいのかと言えば、一応、座談会を先に読んでも問題はない構成になっています。たとえば、ラジオの話題をそのまま引きずって……みたいのはないと思いますから、おまけはおまけとして読んだ後に聴くもよし、あるいは先に聴いてから座談会を読むもよし、好きな方を選べます。
秋野花×桜川未央×風音×くすはらゆい×橘まおの5人が参加した7ページに及ぶ座談会は、やはりラジオのパーソナリティーが集められたと言うだけあって、ラジオの話から始まりました。美少女ゲームの声優さんと言うのは収録現場ですれ違うことはあっても、じっくり顔を合わせることは稀ですから、当然ながら初めまして、ほとんど初めましてみたいな間柄もいる訳だけど、この場合はゆいちゃんやまおさんが桜川さんとそんな感じで。反面、風音様は桜川さんとプライベートで仲が良いのは勿論、ほめらじを通じて全員と面識があるという万能っぷり。こういうとき、総合情報番組の人は便利というか、顔が広いですよね。
トークは声優同士、どんな会話をするのかだったり、健康についてとか、序盤は結構真面目なお話。この辺り、ちょっと前に放送していたエリソデの特別ウィークに通じるものがあります。しかし、まさかファミ●キが喉に良いとはしらなんだ……油がいいらしい。
風音様や桜川さんに対して、秋野、くすはら、橘の3名は後輩に当たる訳だけど、後輩が先輩を誘うことのハードルの高さとか、そういう話も出てましたね。ゆいちゃんに関しては後ろの方にも書いてありましたが、事務所に女性声優の先輩が一人もいないという環境で、先輩と話すことがほとんどないから、その辺りも関係しているようで。まあ、新しくできた事務所ですからね、ラジオで度々その頃の苦労は語っていますけど、ゲーム収録がメインだと現場で先輩に聴く、なんてこともできませんし、それがここまで来たというのは全く凄いことだと思います。
それから昨年に続いて料理トーク。ゆいちゃんが結構料理するという話に対して、ウーサァこと藤咲ウサさんが全力で否定した去年ですけど、その話を振り返りつつ、伝家の宝刀であるウーサァ物まねが炸裂。風音様が似てるとビックリしていたのが印象的。昨年は色々疑われてましたが、今年はすっかり料理好きが板に付いてきたのか、女子力の高さで他を圧倒しています。他の方もまったくしない、という訳ではないようですね。尤も、やらないに越したことはないみたいですが。
Webラジオトークは、先輩と後輩だけあって、かなり真面目な質問や悩みの応酬でした。ゆいちゃんはminoriで4番組、音泉で3番組担当していますが、前者は身内感の強い、ホームグラウンドで比較的自由にやっていましたし、後者に関しては今年になってから初めてで、前者と後者ではリスナーの層が違います。私はどちらにも投稿していますけど、音泉には固有の投稿リスナー層がいて、それも番組によって変わる場合もありますから、たとえばフロラジと、アリスグラムガーデンやラジオ事件簿では、結構違いや差がありますよね。
そんなこともあってか、リスナーのメールをどこまで弄って良いのかとか、特にフロフロは恋愛体験とかだったから、気にしていたみたいで。真摯に応えるべきなのか、それとも弄って欲しいのか、その判断が付かないって訳ですね。これに対する先輩二人の回答が「おおっ!」って感じさせるもので、流石は先輩ですね。ゆいちゃんがラジオでとても参考になったと言ってましたが、その気持ち、分かる気がします。
後はまあ、読むお便りのバランスだったり、投稿リスナーとしてはなかなかに興味深い話が多かったですね。Webラジオの楽しいところとか、そういう話にもなったけど、みんな、自分が出ている番組は当然として、他の番組も普通に聴いたりするみたいです。当たり前の話、ラジオってのはテレビと同じ類いの娯楽ですから、出演者になることもあれば、リスナーとして楽しむこともあるんですよね。ほめらじは中でも大人気、ゆいちゃんと秋野さんは自分が出てない回でも聴いているようです。
一方、自分が出ている番組に関して、まおさんは聴き返すんだけど、恥ずかしくなってしまって2回ぐらいに分けて聴くらしい。あと、悩みとしては可愛く喋るにはどうしたら良いかとか。まあ、可愛く喋るにはそもそも番組が可愛いかどうかも関わってくると私は思うんだけど……音泉で言えばファインとか? アレはダブルボケと可愛さが魅力の番組ですよね。ラジオ事件簿はあと2回しかないけど、可愛く喋る回とか本当にやったらどうしよう。あの番組なら普通にやりそうだから、次回辺りでもしかしたら。ゲストも丁度、桜川さんだし。
それぞれのラジオで事前に触れられ、座談会のメイン質問と思われていた付き合うならどの作品の主人公が良いか? は、割とあっさりした流れでした。当然、自分がヒロインを演じた作品でしたが、座談会出演者で共演作もありますから、被る場合もある訳です。たとえば銀色、遥かとか、なないろリンカーネーションとか、どちらも主人公が良い作品でしたね。
ゆいちゃんが選んだのはソレヨリノ前奏詩の宮坂終で、デッドエンドな彼が好きらしい。ヒロインのために一生懸命で、珍しい眼鏡主人公、黒髪の小説家などなど、熱く語っていました。私は宮坂終ってどこか自分と重ねてしまうところがあって、意識的に意識の外に置くことも多いんだけど、近年のminori作品の主人公としては、遠野森羅の次に好きかも知れません。それだけにminoriが電気外やコミケで行う、姫野永遠と結婚企画は、さて、どうなのかと思う部分もあるんだけど、案外、ゆいちゃんなら進んで婚姻届出しに行くぐらいはするかもしれませんね。
まあ、ヨリノについては、抱き枕カバーを買った後にでも改めて書きますか。尤も、私は改めて書くと言ったことを書かないことが多いんだけど、これ、日常生活でも良くあることだから、それこそ改めないといけないな。
他は2017年の目標とかですが、風音様はやっぱりほめらじ10周年について触れており、もう10年続けたいと思っているらしい。まあ、総合情報番組ってのはあった方が良いんですけど、10年後は私も……まあ、なんですか、まだエロゲやってるの? みたいな年齢になってしまいそうですから、色々と考えたくはありませんが、ラジオという文化そのものは、大きく変化しないんじゃないかと思います。ニコ生と上手く棲み分けができたから、良くも悪くもWebラジオに取って代わるものって、今はないんじゃないかなと。
ゆいちゃんは、プライベートでの付き合いを増やしたり、あとはよめがみでキャラソンを歌ったことにも触れた上で、キャラソンという枠組み以外でも、歌を歌っていきたいようです。つまりは歌手活動? ということになるのかも知れないけど、ポテンシャルは高いと思うので、そういった機会が増えると良いですね。ただ、美少女ゲームソングを歌う人って、表のそれと違ってそんなに入れ替わりが激しくないから、なかなか難しいのだろうか?
年末年始、2017年のお仕事情報では、現在放送中のアリスグラムガーデンとか、ラジオ事件簿について触れつつも、新作は直近の1月出演作で、彼女と俺の恋愛日常と人気声優のつくりかたについて。前者は秋野さんが触れたこともあって、後者についてゆいちゃんは多く語っていましたけど、声優界のあるあるネタということで、エリソデの座談会についても書かれていたので、少なくともBugBugの座談会は、エリソデのよりも後ということになります。
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まあ、今のラジオってほめらじみたいな総合番組や、ソロ活動等をしている声優の個人番組を除けば、作品単位での販売ですから、ゲームが発売されたり、アニメの放送が終了したりすると、どうしても続けづらい面があるんですよね。それを支援企画という方法で覆したのがせかぽじラジオこと、現ファインになりますが、なかなかそういう形に踏み切れるメーカーはいないんじゃないかな。まあ、DMMはある程度自由な感じはしますけど。
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誌面上の座談会はこれぐらいにして、後は買って読んでくだいさいってことで次は特典ラジオの話。こちらは30分程度の比較的短いもので、音泉のWebラジオが大体4~50分後言うことを考えれば、確かにおまけ感覚ではありますね。時系列として前述のように座談会よりもこちらが前に当たるんだけど、5人もパーソナリティーがいる中で、綺麗に纏まっていたと思います。自分が出演しているラジオの話……ゆいちゃんは3番組ありますけど、今回はまおさんもいるということで、ラジオ事件簿としての登場みたいですね。DVDですから映像というか、絵が付いてたんですが、アイコンが雪本さくらでしたし。
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DVDだからお気軽に聴ける仕様ではないんだけど、まあ、そこはそれぞれ工夫して何とかして下さい。私は何とかしました。
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くすはら出演作の記事は、前述の水葬銀貨のイストリア以外だと、人気声優のつくりかたとか、トリノラインですね。人気声優のつくりかたはマスターアップ済みで、発売前の宣伝強化月間か、COMICバベルやメガストアにも描き下ろしイラストが掲載されていて、確かメガストアはグッズ通販があったんだったかな? もし違ったゴメンナサイだけど、確かどこかに広報か誰かのツイートがあったはず。
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それではそろそろ9000字になろうかというところで、もしかしたらちゃんとしたコミケ情報書くかも知れませんが、とりあえずはここまで。よいお年をお迎えください。あるいはコミケ行く人は頑張りましょう。
詳しくは、以下のサークルHPかpixivでも見て下さい。
サークルHP:http://www.usamimi.info/~mlwhlw/index2.html
pixiv:http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=60618174
2016年も欠かさずレビューを続けてきた美少女ゲーム雑誌BugBugですが、気付けば今年最後の発行になりました。月初めに出る雑誌という関係上、年末年始は例年発売日が繰り上がって12月始めと月末に2冊出るんですけど、表記の上では一応2017年2月号という扱い。でも、紙面的には2016年のラスト号ということで、お馴染みの忘年会企画など暮れを感じさせるものが多いです。
今回はいつものくすはらゆい連載コラムと一緒に、年忘れ女だらけの声優座談会と、そのおまけラジオである録り下ろしラジオにもゆいちゃんが出演しています。座談会に関しては昨年に続いて二度目の参加ですが、今回はWebラジオパーソナリティーを集めたというだけあって、音泉全面協力でラジオも収録されているのが特徴的。音泉でラジオをやってるという意味では、たとえば藤咲ウサとか処女ラジの二人も当てはまるんだろうけど、この面子も結構バランスは取れていたかなと思う。
そんな訳で、いつものようにコラムのレビューをしつつ、座談会とラジオについてもネタバレ……こういうのもネタバレというのかな? うん、実際に本誌を読みたくなるような感じで触れていきたいと思います。
さて、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」も21回目。前回は銀色、遥かから新見雪月がやってきて、比較的新しいキャラという印象が強かったですけど、今回は戻りに戻って2016年2月発売、戯画の甘えかたは彼女なりに。から、センターヒロインの新倉朋美がやってきました。それでもまあ今年のキャラクターではあるんだけど、やっぱり初頭と言えば初頭だし、ちょっと懐かしいと思える程度には時間が経ちました。
といっても、元々この作品は1月発売の予定で、昨年の時点からキャスト公開はされていたんですが、1ヵ月延期しちゃったんですよね。冬コミで結構大々的に広告・宣伝を打ってたんですけど、AXLの恋する乙女と守護の楯~薔薇の聖母~なんかと一緒に2月延期で、結局minoriの罪デヴと同月発売になった経緯があります。ちなみに1月は第16回のゲストに来た、碓氷真希奈が登場するはにかみCLOVERが発売されており、戯画とAXLが延期しなければ、年明け早々3本出演になるはずでした。
まあ、それはいいとして新倉朋美ちゃんな訳ですが、このコーナーに出演するヒロインとしては珍しく、そわそわそわそわ、随分と緊張した様子でした。ゆいちゃんのことを、ゆいさんと呼んだのも、彼女が初めてかな……? 雪月辺りも呼びそうな気はするけど、ちょっと記憶にない。対談は朋美が所属するアシスト会の話や、デレたときの朋美が如何に可愛いかという話に始終していて、それがすべてだ! といっても過言ではないかも知れない。
これはとある人が言っていたことだけど、朋美はソレヨリノ前奏詩の姫野永遠の影響を強く受けたキャラクターという見方も出来て、確かに共通項は多い。でも、私は朋美には彼女なりの魅力があると思うし、毒舌もデレも、彼女特有の物があると思っています。
対談前の近況トークは座談会について触れており、このコラムが座談会後に行われたものであることを示唆していました。地元・福岡時代、如何にして大阪のラジオを聴いていたかなど、私も深夜ラジオっ子でしたから覚えがありますね。尤も、私の場合は横浜の片田舎と言っても曲がりなりにも関東ですから、やはり関西圏の放送局だったり、あるいは九州や北海道のラジオ局の電波を拾おうと格闘していましたね。意外と関西よりも北海道とかの方が聴けたりするんですよ。
ゆいたんの近況・一言では、Pokémon GO Plusを買ったというお話。私、未だにやってないんですけど、あれって面白いみたいですね。いや、というのも配信された当初、所有のAQUOSスマホではプレイできないとかいう話があったから、DLせずにそれっきりだったりして。別に流行り物に乗っからない自分カッコイイとかじゃなくて、何となくタイミングを逃してしまった。
出演作Hotいんふぉは記載忘れか、記事が載っていた水葬銀貨のイストリアが書いていませんでした。ですから、記載済みの作品を合わせて計7本、既に2017年の出演作が決定しています。しかも、すべてが3月までに発売される上半期どころか、今年度の作品。恋愛日常や春グラは2016年からの延期ですけど、それにしたって結構な本数じゃないでしょうか? 売れっ子、人気声優、最近モテまくりというのも、その通りだと思います。特に3月は何だかんだで出演作が4本ほど重なっていますから、今年の2月を越える勢いなんですよね。2016年の7本目が7月発売のフロフロだったことを考えると、確実に勢いは増していると言えるでしょう。
そして後半は年忘れ女だらけの声優座談会と、おまけの録り下ろしラジオなんですが、実は座談会自体はおまけラジオの収録直後に行われているので、おまけと言っても、時系列では先なんですね。じゃあ、ラジオを聴いてからの方がいいのかと言えば、一応、座談会を先に読んでも問題はない構成になっています。たとえば、ラジオの話題をそのまま引きずって……みたいのはないと思いますから、おまけはおまけとして読んだ後に聴くもよし、あるいは先に聴いてから座談会を読むもよし、好きな方を選べます。
秋野花×桜川未央×風音×くすはらゆい×橘まおの5人が参加した7ページに及ぶ座談会は、やはりラジオのパーソナリティーが集められたと言うだけあって、ラジオの話から始まりました。美少女ゲームの声優さんと言うのは収録現場ですれ違うことはあっても、じっくり顔を合わせることは稀ですから、当然ながら初めまして、ほとんど初めましてみたいな間柄もいる訳だけど、この場合はゆいちゃんやまおさんが桜川さんとそんな感じで。反面、風音様は桜川さんとプライベートで仲が良いのは勿論、ほめらじを通じて全員と面識があるという万能っぷり。こういうとき、総合情報番組の人は便利というか、顔が広いですよね。
トークは声優同士、どんな会話をするのかだったり、健康についてとか、序盤は結構真面目なお話。この辺り、ちょっと前に放送していたエリソデの特別ウィークに通じるものがあります。しかし、まさかファミ●キが喉に良いとはしらなんだ……油がいいらしい。
風音様や桜川さんに対して、秋野、くすはら、橘の3名は後輩に当たる訳だけど、後輩が先輩を誘うことのハードルの高さとか、そういう話も出てましたね。ゆいちゃんに関しては後ろの方にも書いてありましたが、事務所に女性声優の先輩が一人もいないという環境で、先輩と話すことがほとんどないから、その辺りも関係しているようで。まあ、新しくできた事務所ですからね、ラジオで度々その頃の苦労は語っていますけど、ゲーム収録がメインだと現場で先輩に聴く、なんてこともできませんし、それがここまで来たというのは全く凄いことだと思います。
それから昨年に続いて料理トーク。ゆいちゃんが結構料理するという話に対して、ウーサァこと藤咲ウサさんが全力で否定した去年ですけど、その話を振り返りつつ、伝家の宝刀であるウーサァ物まねが炸裂。風音様が似てるとビックリしていたのが印象的。昨年は色々疑われてましたが、今年はすっかり料理好きが板に付いてきたのか、女子力の高さで他を圧倒しています。他の方もまったくしない、という訳ではないようですね。尤も、やらないに越したことはないみたいですが。
Webラジオトークは、先輩と後輩だけあって、かなり真面目な質問や悩みの応酬でした。ゆいちゃんはminoriで4番組、音泉で3番組担当していますが、前者は身内感の強い、ホームグラウンドで比較的自由にやっていましたし、後者に関しては今年になってから初めてで、前者と後者ではリスナーの層が違います。私はどちらにも投稿していますけど、音泉には固有の投稿リスナー層がいて、それも番組によって変わる場合もありますから、たとえばフロラジと、アリスグラムガーデンやラジオ事件簿では、結構違いや差がありますよね。
そんなこともあってか、リスナーのメールをどこまで弄って良いのかとか、特にフロフロは恋愛体験とかだったから、気にしていたみたいで。真摯に応えるべきなのか、それとも弄って欲しいのか、その判断が付かないって訳ですね。これに対する先輩二人の回答が「おおっ!」って感じさせるもので、流石は先輩ですね。ゆいちゃんがラジオでとても参考になったと言ってましたが、その気持ち、分かる気がします。
後はまあ、読むお便りのバランスだったり、投稿リスナーとしてはなかなかに興味深い話が多かったですね。Webラジオの楽しいところとか、そういう話にもなったけど、みんな、自分が出ている番組は当然として、他の番組も普通に聴いたりするみたいです。当たり前の話、ラジオってのはテレビと同じ類いの娯楽ですから、出演者になることもあれば、リスナーとして楽しむこともあるんですよね。ほめらじは中でも大人気、ゆいちゃんと秋野さんは自分が出てない回でも聴いているようです。
一方、自分が出ている番組に関して、まおさんは聴き返すんだけど、恥ずかしくなってしまって2回ぐらいに分けて聴くらしい。あと、悩みとしては可愛く喋るにはどうしたら良いかとか。まあ、可愛く喋るにはそもそも番組が可愛いかどうかも関わってくると私は思うんだけど……音泉で言えばファインとか? アレはダブルボケと可愛さが魅力の番組ですよね。ラジオ事件簿はあと2回しかないけど、可愛く喋る回とか本当にやったらどうしよう。あの番組なら普通にやりそうだから、次回辺りでもしかしたら。ゲストも丁度、桜川さんだし。
それぞれのラジオで事前に触れられ、座談会のメイン質問と思われていた付き合うならどの作品の主人公が良いか? は、割とあっさりした流れでした。当然、自分がヒロインを演じた作品でしたが、座談会出演者で共演作もありますから、被る場合もある訳です。たとえば銀色、遥かとか、なないろリンカーネーションとか、どちらも主人公が良い作品でしたね。
ゆいちゃんが選んだのはソレヨリノ前奏詩の宮坂終で、デッドエンドな彼が好きらしい。ヒロインのために一生懸命で、珍しい眼鏡主人公、黒髪の小説家などなど、熱く語っていました。私は宮坂終ってどこか自分と重ねてしまうところがあって、意識的に意識の外に置くことも多いんだけど、近年のminori作品の主人公としては、遠野森羅の次に好きかも知れません。それだけにminoriが電気外やコミケで行う、姫野永遠と結婚企画は、さて、どうなのかと思う部分もあるんだけど、案外、ゆいちゃんなら進んで婚姻届出しに行くぐらいはするかもしれませんね。
まあ、ヨリノについては、抱き枕カバーを買った後にでも改めて書きますか。尤も、私は改めて書くと言ったことを書かないことが多いんだけど、これ、日常生活でも良くあることだから、それこそ改めないといけないな。
他は2017年の目標とかですが、風音様はやっぱりほめらじ10周年について触れており、もう10年続けたいと思っているらしい。まあ、総合情報番組ってのはあった方が良いんですけど、10年後は私も……まあ、なんですか、まだエロゲやってるの? みたいな年齢になってしまいそうですから、色々と考えたくはありませんが、ラジオという文化そのものは、大きく変化しないんじゃないかと思います。ニコ生と上手く棲み分けができたから、良くも悪くもWebラジオに取って代わるものって、今はないんじゃないかなと。
ゆいちゃんは、プライベートでの付き合いを増やしたり、あとはよめがみでキャラソンを歌ったことにも触れた上で、キャラソンという枠組み以外でも、歌を歌っていきたいようです。つまりは歌手活動? ということになるのかも知れないけど、ポテンシャルは高いと思うので、そういった機会が増えると良いですね。ただ、美少女ゲームソングを歌う人って、表のそれと違ってそんなに入れ替わりが激しくないから、なかなか難しいのだろうか?
年末年始、2017年のお仕事情報では、現在放送中のアリスグラムガーデンとか、ラジオ事件簿について触れつつも、新作は直近の1月出演作で、彼女と俺の恋愛日常と人気声優のつくりかたについて。前者は秋野さんが触れたこともあって、後者についてゆいちゃんは多く語っていましたけど、声優界のあるあるネタということで、エリソデの座談会についても書かれていたので、少なくともBugBugの座談会は、エリソデのよりも後ということになります。
続いては2月のしゅがてんですとか、3月の春グラ、こちらは当然前述のラジオの話も。杏子御津さんの名前が出てきました。ちなみにシンソウノイズのラジオ事件簿ですが、こちらは冬コミで発売されるCDが、バカ売れすると継続の希望があるみたい。それを29日発売のBugBug誌面で言うのもどうなのかと思うけど、まあ、通販もありますからね。ゆいちゃんの聞いた話では、CD>ゲームらしく、ゲームよりもCDが売れた方がラジオの継続、あるいは一度終了してもシーズン2などに結びつくかも知れないとか。
まあ、今のラジオってほめらじみたいな総合番組や、ソロ活動等をしている声優の個人番組を除けば、作品単位での販売ですから、ゲームが発売されたり、アニメの放送が終了したりすると、どうしても続けづらい面があるんですよね。それを支援企画という方法で覆したのがせかぽじラジオこと、現ファインになりますが、なかなかそういう形に踏み切れるメーカーはいないんじゃないかな。まあ、DMMはある程度自由な感じはしますけど。
とりあえずラジオ事件簿が好きだという人は、まあ、アリスグラムガーデンの方でも良いですが、とにかくCDを買って上げてください。私も買います。というか、1日目はそれがメインです。
誌面上の座談会はこれぐらいにして、後は買って読んでくだいさいってことで次は特典ラジオの話。こちらは30分程度の比較的短いもので、音泉のWebラジオが大体4~50分後言うことを考えれば、確かにおまけ感覚ではありますね。時系列として前述のように座談会よりもこちらが前に当たるんだけど、5人もパーソナリティーがいる中で、綺麗に纏まっていたと思います。自分が出演しているラジオの話……ゆいちゃんは3番組ありますけど、今回はまおさんもいるということで、ラジオ事件簿としての登場みたいですね。DVDですから映像というか、絵が付いてたんですが、アイコンが雪本さくらでしたし。
桜川さんが進行役で、今までやられた無茶振りとか、質問に対するYES/NO企画とか、30分という短い、まあ、地上波では普通の長さだけど、短い中でもギュッと詰まった「お試し感」ある内容だったかな。パーソナリティーの為人に触れるって程でもないけど、興味がある人は音泉でそれぞれの番組を聴いてみると思います。しかし、誌面上でもそうでしたが、ラジオでもその場にいない、出演していない藤咲ウサの存在感……風音様はすっかりウーサァ呼びになったようです。秋野花さんは、ウサたんって呼んでるんですよね。
DVDだからお気軽に聴ける仕様ではないんだけど、まあ、そこはそれぞれ工夫して何とかして下さい。私は何とかしました。
長くなったけど、こんなものかな。他に気になった記事……気になった記事書いた方が良いですかね。既に8000字ぐらい書いてると思うんだけど、ああ、そうだ。これは忘れちゃいけない、美しょゲークリエイター列伝が、今月は海原望さんでした。直近ではなんと言ってもシンソウノイズのライターで知られるライアーソフトの人ですけど、前回のシンソウノイズ座談会に続いての登場で、内容もシンソウノイズについて、発売されたからネタバレありの話が満載で、結構読み応えがありました。各ヒロインは当初こういう予定だったとか、トクナガPから待ったが入ったとか、そういう裏話もそうですが、作品自体のカラクリ……謎解きですとか、実名こそ出てませんが真犯人についても。しかし、あれを勘のいい人ならすぐにわかってしまうというのも……まあ、私は全クリしましたけどね。かなり疲労はしたものの。
くすはら出演作の記事は、前述の水葬銀貨のイストリア以外だと、人気声優のつくりかたとか、トリノラインですね。人気声優のつくりかたはマスターアップ済みで、発売前の宣伝強化月間か、COMICバベルやメガストアにも描き下ろしイラストが掲載されていて、確かメガストアはグッズ通販があったんだったかな? もし違ったゴメンナサイだけど、確かどこかに広報か誰かのツイートがあったはず。
まあ、そんなところですかね。年末のくすはらいは、この日記を公開する頃には電気外祭りこそ終わってますが、minoriは冬コミにも出ますし、姫野永遠の抱き枕はそちらでも買えると思います。あと、サークルスペースでは3日目にCDとか出ますので、気になる方はうちのくすはらゆいページでも見てください。大体のことは書いてありますから。
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くすはらゆい連載コラム『となりのヒロインさん☆』第20回 感想
2016年12月2日 くすはらゆい
12月になりまして、私は絶賛冬コミの原稿に追われています。
例年ならとっくに終わってなければいけない、いやいや、毎度こんな感じだったよと様々な感情に圧迫されながらも、とりあえずは元気です。一応、夏に続いてせかぽじ本を書いてはいるんですけど、これがまた難産でしてね。まあ、理由は色々ありますが、うちのサークルも色々と岐路に立っているのかも知れませんね……あと2年、ヨスガ10周年とサークル10周年までは続けたいと思っているものの、気付けば10年も経つのかと考えたら、色々と苦笑したくなってしまう。
10年続けて、そのときに私はなにかを成し遂げたと言えるのだろうか?
しみったれた自分語りはどうでも良いとして、今月のBugBug、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」について書きましょうかね。回数で言えば記念すべき20回ということになるんでしょうが、コラム中ではそれに触れることもなく、通常営業でした。
ゲストコーナーに入る前、近況などが書かれる前書きのコーナーで、冬コミで頒布される同人ドラマCDSweet Little KISS新作「おじさまと女子高生 ~声には出せない秘密のカンケイ~」について触れられています。夏コミに続いての同人CD出演で、収録のエピソードなどが書かれていたのですが、私が注目したのはサークル主さんはゲーム収録でもお世話になってる音響監督さんという記述。
Sweet Little KISS……通称SLKは、ALcot系のサークルと呼ばれていて、私もそのような認識があったんですけど、サークルはそれを否定してるんですよね。中の人と繋がりはあるも、職種が全然違うと。でも、コラムにはこの様に記載されているわけで、まあ、ALcotとは限らずともゲーム関係に近しい業界のサークルであるのは確かなようです。ゲーム制作そのものと音響制作は違うといえば違うけど、全然違うって程ではないと思うんものの、そこは色々あるのかも知れませんね。
前回、めがみそふとの水着~るに出演したときは特に触れませんでしたが、こっちは触れたというのは、そこら辺が影響してるんじゃないかなと。真実は分かりませんが。
さて、今回登場したゲストは8月に発売されたtone work’s新作銀色、遥かから主人公の義妹、新見雪月がやってきました。前回の七緒に続いてVA系のヒロイン、それも予想通りの本体からな訳ですが、正直こちらも登場が早いという印象を受けたかな。え、もう? って思うぐらいには最近のキャラってイメージがあるので。
実際、銀はるより後に出た作品ってまだ3本しかありませんし、フロフロもそうですが、下半期の作品ですからね。もっとも上半期の出演作で登場してないのは、精々3人ぐらいなんですが……16回以降は全員2016年に演じたヒロインだったりします。
そんな雪月ですが、銀はるはヒロインとの10年間を描くとても作中時間のない作品です。中学編、学園編、アフター編と3編に分かれており、ヒロインの容姿も成長につれて変化しており、たとえば留学生のベスリーなどは日本語の堪能さなども関わってきます。
雪月はそれほどの違いがあるわけじゃないけど、主人公との関係性も当然変わっていきますから、一体どの時点の彼女が来たのかと読み進めていくと、これは普通にアフター編でした。まあ、作品の話をするとなれば、全てを経験済みなほうがやりやすいよね。
ゆいちゃんにとって、雪月はほぼ演じたことがなかった「大人しい妹」キャラだったそうで、言われてみれば大人しい妹ってあんまりいませんね。同時期に発売された、恋するお嬢様はエッチな花嫁のひよこも内気なところはありましたけど、雪月ほどオドオドはしてませんから、確かにその通りだと思います。
前作、星織ユメミライのオーディションに落ちた話にも触れられており、これは以前、tone work’sのニコ生に出演された際も語っていました。その後、めぐるちゃん役を経て、出演確定ではないがまずはナレーション、作品の概念役として銀色、遥かのティザームービーを収録した話も、ニコ生でしていましたね。
コラムではめぐるちゃんや、少し戻ってお菓子作りという面から七緒との共通点を書きつつも、雪月の話にシフトしていきました。収録時のエピソードとしては、主人公に対する口調を物語が進むにつれて段々と砕けた言い回しに変えていったと書かれており、当然のこととあまり意識はしてませんでしたが、雪月と主人公の距離感が段々と縮まっていくのも、プレイを続けているとよく分かります。
時間の経過を書いている以上は喋り方とかもやっぱり変えたかったそうで、確かに中学編とアフター編じゃ全然違いますもんね。もちろん前者は子供で、後者は大人という年齢差もありますが。
出演作Hotいんふぉは先月と特に代わり映えしませんが、違いがあるとすれば春グラの発売日が3月になっていたことぐらいか。年内2作品、来年4作品と計6本が掲載されており、昨年の今頃に比べると明らかに本数の増加が見られます。確か昨年は、この時期だとギリギリせかぽじが発表されていなかった様な気がするし。まあ、その辺りは誤差の範囲内だと思いますけど。
他の記載としては前書きとは別のゆいたんの近況・一言で、minoriが冬の電気外祭りで発売する姫野永遠の抱き枕について書かれていましたね。ボイスCD付きですが、ニコ生によると11月30日が収録日だったようで、急遽決まった企画だけあってハイスピードに進行しているようです。枚数を絞ってくる可能性も考慮すると、あるいはminoriを初手にした方がいいのかなと思っていたり。まあ、まだ迷ってます。
minoriと言えば、来年の3月に発売される最新作トリノラインについて。私は一応、ニコ生等での発言から高確率で出演するとは思ってるんだけど、罪デヴの前例に倣って雑誌で先行公開、という形にはなりませんでしたね。トリノラインの記事その物はあるんだけど、キャストについては触れていませんでした。予約開始日前に発表するとは言ってますが、果たして……何せ五連投ですから、扉や引き出しがこれ以上あるのか、マンネリ化してしまうのではないかなど、不安は尽きません。信じてはいますが。
雑誌全体としては、先月号に続いてシンソウノイズの大特集が組まれていました。付録のDVDもシンソウノイズだし、恒例の座談会もシンソウノイズの制作スタッフによるもので、発売前のシンソウノイズ尽くしって感じですね。DVDは80分超の動画で体験版の流れを追っていくもので、まあ、プレイ動画みたいなもんです。リプレイ動画、という表記になってましたが、最近は公式がプレイ動画を用意する場合もあるみたいで、たとえばHOOKの新作「Amenity’s Life」なんかも体験版とは別にプレイ動画が公開されていました。
正直、プレイ動画だけ見て体験版もやらないようなユーザーが購入に結びつくのかどうかは甚だ疑問ですが、まあ、時代の流れもあるんでしょう。
巻頭の特集記事は先頃公開された体験版第2弾……正式には前回のが先行体験版だから、今回のが体験版ってことになるんですが、とにかくその範囲内までのネタバレ含む内容になっていました。雪本さんがお亡くなりになることとかも、CGの掲載はしていませんでしたが、文章で記載されていました。サブキャラの一覧や、公開済みHCGを用いたヒロイン紹介などもありましたが、新規情報という意味ではこれといって目新しいのはなかったかな。
ただ、見開きで沙彩の描き下ろしピンナップが載ってましたから、沙彩好きは必見かも知れません。何故に雪本さんや夏希ではなく沙彩? と思わなくはないけど、私自身、結構好きなキャラなので何だか得した気分だったり。
座談会、シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~の真実に関してはメインの企画ですから詳細は控えますけど、出席者はライアーソフトから海原望、それにシルキーズとシルキーズプラスの古参スタッフ、広報のたま、音楽の未来、フリー原画家のはましま薫夫、そしてAzuriteのトクナガPでした。Azuriteの成り立ちや、シルプラとライアーが組んだキッカケ、シンソウノイズができるまでの経緯などが結構詳しく書かれていて、なかなかに読み応えがありました。
中でも、DMMのアニメ部門にアニメ化を依頼したところ、2019年まで予定が埋まってると返されたので、テレビアニメを飛ばして劇場版をやりたいと語っていたのは興味深かったです。もちろん、冗談めかした流れではあるんですが、DMMなら可能なんじゃないか? と思わせる程度の資金力がありますからね。ある意味では小売店と言うより流通の1つですから、メーカーに対するフットワークの軽さというか、柔軟性も凄いある。前回のラジオ事件簿でフロフロネタをやったり、次回……というか、冬コミでアリスグラムガーデンとコラボしてしまったり、しがらみを感じさせないやり方がとても新鮮。何というか、早いよね。スピーディーだ。
又、雪本さくら役で出演しているくすはらゆいは、キャストの中で唯一、シルキーズプラスともライアーソフトとも繋がりがない、仕事をしたことのない人だったけど、彼女はトクナガPが推薦したらしい。雪本さくらというキャラも人気で、死ぬことは予め流通や小売店に言っておいたにも関わらず、特典の希望数が多かったとか。まあ、確かに私も好きですが。
それ以外の記事で目を引いたのは……くすはらゆい出演作で記事があったのは、シンソウノイズを除けばAmenity’s Lifeと、人気声優のつくりかた、それにしゅがてんですか。しゅがてんは割と巻頭の方に載ってましたが、片面1Pのみで、目立った新情報はなかったかな。まあ、はっきり言っちゃうと、どこのごちうさだよみたいな作品ですが、私は悪くないかなと思っていたり。主人公のクロウはパティシエらしいですが、クロウなんて名前が付いてるんだから、ぶっきらぼう又はクールなキャラがいいなぁ。
人気声優のつくりかたは見開き2Pの記事で、こちらは公式サイトにも紹介されていない新規CGがありました。なかなかエロい作品だけど、真実度78%でかなり声優業界に踏み込んだ作品と言うこともあってか、今TVアニメでやっている奴より、人を選びそうな気はするよね。怖いもの見たさって言葉があるけど、ファンにとっては現実と真実ほど怖いものってのはありませんし。ただ、エロゲの声優ものでリアリティを追求しているのは早々ないし、いや、エロゲ以外でもそんなにないことを考えると、どういう結果を残すのかは気になるところ。
Amenity’s Lifeは6P記事で、こちらも新規CGなどが載っていました。ゆいちゃんが演じている望希もいましたけど、彼女って後輩キャラなんですね……勝手に先輩キャラだと思っていたけど、そうか、王子様系の後輩か。となると、上からではなくしたから来る訳だ。実はまだ体験版やってないから、この記事でどういう作品なのか知ったぐらいのレベルで。いや、本当に冬コミ原稿で時間なくってね。まあ、シリーズものだから前2作と同じようなもんだろとか油断していた自分もいたのけど。
他は特にないかな。前回のあかべぇ新規タイトル目白押し、みたいな記事もないし、ああ、こいのすは載ってましたけど、特別新しい情報はなかったです。逆に言えばシンソウノイズとか、Amenity’s Lifeとか、ゆいちゃんが出演する12月の目玉タイトルの特集が組まれていたわけで、その点では申し分なかったと思います。
次号は同じく年内、12月28日に発売されます。今年も美少女ゲーム声優による座談会企画が行われるそうで、秋野花、桜川未央、風音、くすはらゆい、橘まおと、ゆいちゃんも去年に続いて参加しています。藤咲ウサと柚原みうが抜けて、桜川と風音が入った感じですね。出演した作品の主人公で付き合うなら……というトークテーマがあったようで、主人公には辛口な評価で知られるゆいちゃんは、さて、どんな答えを出したのやら。
例年ならとっくに終わってなければいけない、いやいや、毎度こんな感じだったよと様々な感情に圧迫されながらも、とりあえずは元気です。一応、夏に続いてせかぽじ本を書いてはいるんですけど、これがまた難産でしてね。まあ、理由は色々ありますが、うちのサークルも色々と岐路に立っているのかも知れませんね……あと2年、ヨスガ10周年とサークル10周年までは続けたいと思っているものの、気付けば10年も経つのかと考えたら、色々と苦笑したくなってしまう。
10年続けて、そのときに私はなにかを成し遂げたと言えるのだろうか?
しみったれた自分語りはどうでも良いとして、今月のBugBug、くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」について書きましょうかね。回数で言えば記念すべき20回ということになるんでしょうが、コラム中ではそれに触れることもなく、通常営業でした。
ゲストコーナーに入る前、近況などが書かれる前書きのコーナーで、冬コミで頒布される同人ドラマCDSweet Little KISS新作「おじさまと女子高生 ~声には出せない秘密のカンケイ~」について触れられています。夏コミに続いての同人CD出演で、収録のエピソードなどが書かれていたのですが、私が注目したのはサークル主さんはゲーム収録でもお世話になってる音響監督さんという記述。
Sweet Little KISS……通称SLKは、ALcot系のサークルと呼ばれていて、私もそのような認識があったんですけど、サークルはそれを否定してるんですよね。中の人と繋がりはあるも、職種が全然違うと。でも、コラムにはこの様に記載されているわけで、まあ、ALcotとは限らずともゲーム関係に近しい業界のサークルであるのは確かなようです。ゲーム制作そのものと音響制作は違うといえば違うけど、全然違うって程ではないと思うんものの、そこは色々あるのかも知れませんね。
前回、めがみそふとの水着~るに出演したときは特に触れませんでしたが、こっちは触れたというのは、そこら辺が影響してるんじゃないかなと。真実は分かりませんが。
さて、今回登場したゲストは8月に発売されたtone work’s新作銀色、遥かから主人公の義妹、新見雪月がやってきました。前回の七緒に続いてVA系のヒロイン、それも予想通りの本体からな訳ですが、正直こちらも登場が早いという印象を受けたかな。え、もう? って思うぐらいには最近のキャラってイメージがあるので。
実際、銀はるより後に出た作品ってまだ3本しかありませんし、フロフロもそうですが、下半期の作品ですからね。もっとも上半期の出演作で登場してないのは、精々3人ぐらいなんですが……16回以降は全員2016年に演じたヒロインだったりします。
そんな雪月ですが、銀はるはヒロインとの10年間を描くとても作中時間のない作品です。中学編、学園編、アフター編と3編に分かれており、ヒロインの容姿も成長につれて変化しており、たとえば留学生のベスリーなどは日本語の堪能さなども関わってきます。
雪月はそれほどの違いがあるわけじゃないけど、主人公との関係性も当然変わっていきますから、一体どの時点の彼女が来たのかと読み進めていくと、これは普通にアフター編でした。まあ、作品の話をするとなれば、全てを経験済みなほうがやりやすいよね。
ゆいちゃんにとって、雪月はほぼ演じたことがなかった「大人しい妹」キャラだったそうで、言われてみれば大人しい妹ってあんまりいませんね。同時期に発売された、恋するお嬢様はエッチな花嫁のひよこも内気なところはありましたけど、雪月ほどオドオドはしてませんから、確かにその通りだと思います。
前作、星織ユメミライのオーディションに落ちた話にも触れられており、これは以前、tone work’sのニコ生に出演された際も語っていました。その後、めぐるちゃん役を経て、出演確定ではないがまずはナレーション、作品の概念役として銀色、遥かのティザームービーを収録した話も、ニコ生でしていましたね。
コラムではめぐるちゃんや、少し戻ってお菓子作りという面から七緒との共通点を書きつつも、雪月の話にシフトしていきました。収録時のエピソードとしては、主人公に対する口調を物語が進むにつれて段々と砕けた言い回しに変えていったと書かれており、当然のこととあまり意識はしてませんでしたが、雪月と主人公の距離感が段々と縮まっていくのも、プレイを続けているとよく分かります。
時間の経過を書いている以上は喋り方とかもやっぱり変えたかったそうで、確かに中学編とアフター編じゃ全然違いますもんね。もちろん前者は子供で、後者は大人という年齢差もありますが。
出演作Hotいんふぉは先月と特に代わり映えしませんが、違いがあるとすれば春グラの発売日が3月になっていたことぐらいか。年内2作品、来年4作品と計6本が掲載されており、昨年の今頃に比べると明らかに本数の増加が見られます。確か昨年は、この時期だとギリギリせかぽじが発表されていなかった様な気がするし。まあ、その辺りは誤差の範囲内だと思いますけど。
他の記載としては前書きとは別のゆいたんの近況・一言で、minoriが冬の電気外祭りで発売する姫野永遠の抱き枕について書かれていましたね。ボイスCD付きですが、ニコ生によると11月30日が収録日だったようで、急遽決まった企画だけあってハイスピードに進行しているようです。枚数を絞ってくる可能性も考慮すると、あるいはminoriを初手にした方がいいのかなと思っていたり。まあ、まだ迷ってます。
minoriと言えば、来年の3月に発売される最新作トリノラインについて。私は一応、ニコ生等での発言から高確率で出演するとは思ってるんだけど、罪デヴの前例に倣って雑誌で先行公開、という形にはなりませんでしたね。トリノラインの記事その物はあるんだけど、キャストについては触れていませんでした。予約開始日前に発表するとは言ってますが、果たして……何せ五連投ですから、扉や引き出しがこれ以上あるのか、マンネリ化してしまうのではないかなど、不安は尽きません。信じてはいますが。
雑誌全体としては、先月号に続いてシンソウノイズの大特集が組まれていました。付録のDVDもシンソウノイズだし、恒例の座談会もシンソウノイズの制作スタッフによるもので、発売前のシンソウノイズ尽くしって感じですね。DVDは80分超の動画で体験版の流れを追っていくもので、まあ、プレイ動画みたいなもんです。リプレイ動画、という表記になってましたが、最近は公式がプレイ動画を用意する場合もあるみたいで、たとえばHOOKの新作「Amenity’s Life」なんかも体験版とは別にプレイ動画が公開されていました。
正直、プレイ動画だけ見て体験版もやらないようなユーザーが購入に結びつくのかどうかは甚だ疑問ですが、まあ、時代の流れもあるんでしょう。
巻頭の特集記事は先頃公開された体験版第2弾……正式には前回のが先行体験版だから、今回のが体験版ってことになるんですが、とにかくその範囲内までのネタバレ含む内容になっていました。雪本さんがお亡くなりになることとかも、CGの掲載はしていませんでしたが、文章で記載されていました。サブキャラの一覧や、公開済みHCGを用いたヒロイン紹介などもありましたが、新規情報という意味ではこれといって目新しいのはなかったかな。
ただ、見開きで沙彩の描き下ろしピンナップが載ってましたから、沙彩好きは必見かも知れません。何故に雪本さんや夏希ではなく沙彩? と思わなくはないけど、私自身、結構好きなキャラなので何だか得した気分だったり。
座談会、シンソウノイズ~受信探偵の事件簿~の真実に関してはメインの企画ですから詳細は控えますけど、出席者はライアーソフトから海原望、それにシルキーズとシルキーズプラスの古参スタッフ、広報のたま、音楽の未来、フリー原画家のはましま薫夫、そしてAzuriteのトクナガPでした。Azuriteの成り立ちや、シルプラとライアーが組んだキッカケ、シンソウノイズができるまでの経緯などが結構詳しく書かれていて、なかなかに読み応えがありました。
中でも、DMMのアニメ部門にアニメ化を依頼したところ、2019年まで予定が埋まってると返されたので、テレビアニメを飛ばして劇場版をやりたいと語っていたのは興味深かったです。もちろん、冗談めかした流れではあるんですが、DMMなら可能なんじゃないか? と思わせる程度の資金力がありますからね。ある意味では小売店と言うより流通の1つですから、メーカーに対するフットワークの軽さというか、柔軟性も凄いある。前回のラジオ事件簿でフロフロネタをやったり、次回……というか、冬コミでアリスグラムガーデンとコラボしてしまったり、しがらみを感じさせないやり方がとても新鮮。何というか、早いよね。スピーディーだ。
又、雪本さくら役で出演しているくすはらゆいは、キャストの中で唯一、シルキーズプラスともライアーソフトとも繋がりがない、仕事をしたことのない人だったけど、彼女はトクナガPが推薦したらしい。雪本さくらというキャラも人気で、死ぬことは予め流通や小売店に言っておいたにも関わらず、特典の希望数が多かったとか。まあ、確かに私も好きですが。
それ以外の記事で目を引いたのは……くすはらゆい出演作で記事があったのは、シンソウノイズを除けばAmenity’s Lifeと、人気声優のつくりかた、それにしゅがてんですか。しゅがてんは割と巻頭の方に載ってましたが、片面1Pのみで、目立った新情報はなかったかな。まあ、はっきり言っちゃうと、どこのごちうさだよみたいな作品ですが、私は悪くないかなと思っていたり。主人公のクロウはパティシエらしいですが、クロウなんて名前が付いてるんだから、ぶっきらぼう又はクールなキャラがいいなぁ。
人気声優のつくりかたは見開き2Pの記事で、こちらは公式サイトにも紹介されていない新規CGがありました。なかなかエロい作品だけど、真実度78%でかなり声優業界に踏み込んだ作品と言うこともあってか、今TVアニメでやっている奴より、人を選びそうな気はするよね。怖いもの見たさって言葉があるけど、ファンにとっては現実と真実ほど怖いものってのはありませんし。ただ、エロゲの声優ものでリアリティを追求しているのは早々ないし、いや、エロゲ以外でもそんなにないことを考えると、どういう結果を残すのかは気になるところ。
Amenity’s Lifeは6P記事で、こちらも新規CGなどが載っていました。ゆいちゃんが演じている望希もいましたけど、彼女って後輩キャラなんですね……勝手に先輩キャラだと思っていたけど、そうか、王子様系の後輩か。となると、上からではなくしたから来る訳だ。実はまだ体験版やってないから、この記事でどういう作品なのか知ったぐらいのレベルで。いや、本当に冬コミ原稿で時間なくってね。まあ、シリーズものだから前2作と同じようなもんだろとか油断していた自分もいたのけど。
他は特にないかな。前回のあかべぇ新規タイトル目白押し、みたいな記事もないし、ああ、こいのすは載ってましたけど、特別新しい情報はなかったです。逆に言えばシンソウノイズとか、Amenity’s Lifeとか、ゆいちゃんが出演する12月の目玉タイトルの特集が組まれていたわけで、その点では申し分なかったと思います。
次号は同じく年内、12月28日に発売されます。今年も美少女ゲーム声優による座談会企画が行われるそうで、秋野花、桜川未央、風音、くすはらゆい、橘まおと、ゆいちゃんも去年に続いて参加しています。藤咲ウサと柚原みうが抜けて、桜川と風音が入った感じですね。出演した作品の主人公で付き合うなら……というトークテーマがあったようで、主人公には辛口な評価で知られるゆいちゃんは、さて、どんな答えを出したのやら。
くすはらゆい連載コラム『となりのヒロインさん☆』第19回 感想
2016年11月2日 くすはらゆい
11月になりましたねぇ。明日は文化の日で、所謂飛び石連休らしいですが特に予定もありません。例年なら、何かしら芝居を観に行っていた気もするのだけど、今年はタイミングの問題か、これといって観劇の予定もなく。ああ、冬コミに受かっていたのでその準備とかしなくちゃいけませんね。おかげさまでスペースを頂き、夏に続いて東館に配置されました。
新刊としてはせかぽじ本と、くすはらゆい本で何かを予定しています。後者は色々考えているんだけど……まあ、それはまた後で。
さて、今月もくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」のお話でも。第19回と言うことで、このところは2016年出演作からのゲストが多いですね。前回はせかぽじから夢野いちご先生……じゃなくて、サキ・アイハラが来ましたし。11月時点で新作の商業エロゲだけでも10本出演していて、年内も4作品ほど残ってますから、ストックはまだまだあります。
そんな第19回のゲストは、これは少し意外だったんだけど、SAGA PLANETSが2016年7月に発売したフローラル・フローラブから、朱鷺坂七緒がやって来まし……いや、やって来たわけじゃありませんね。
以前も何度かありましたが、今回はゆいちゃんがキャラのいる場所を訪れるというシチュエーションでした。七緒がバイトしているしっぽ堂というケーキ屋に出向いて、バイト中の彼女を直撃という感じ。勿論、アポは事前に取ってます。
私のイメージではしっぽ堂ってケーキ屋さんなんだけど、コラム内にも書かれていたように名物はしっぽドーナツと呼ばれるドーナツなんですよね。ロールケーキとかシュークリームとか、そういうのを売りにしている洋菓子屋さんは多いけど、ドーナツって基本的に揚げ物だから、ケーキ屋よりもむしろパン屋で見かけることの方が多かったりする。
早めに着いたゆいちゃんをバックヤードに待たせつつ、バイト終わりに対談をする二人。七緒との対談の特徴は、フロフロの世界観に飛び込みながらも、話のメインは作品外……というか、ラジオについてが大きく扱われていましたね。くすはらゆい初の音泉進出となった聖ガブリエレ学園放送部ですが、ゆいちゃんとしてもやっぱり思い入れは強かったようで、ラジオの紹介と、秋野花さんと仲良くなれたことについて楽しそうに書かれていました。
ゲームの収録は基本的に一人でするものですから、複数人が登場するドラマCDでもない限りはなかなかブースで会うこともなくて、それこそ前後の人とたまにすれ違う程度、というのが殆どだと言います。けど、ゆいちゃんはそうしたすれ違いすら今まであまりなかったことから、ラジオでの共演を通じて秋野さんと仲良くなり、一緒にコラボカフェまで行けたことが嬉しかったようです。
私はフロラジと噛み合わない部分が多かったので、投稿リスナーとしては悔しさの残る番組ではあったんだけど、不定期配信の全6回という短い間で明確に番組の変化、あるいは秋野花さんがBugBugでインタビューに応えていたときにも書いたけど、パーソナリティとしての成長がはっきり伝わってきたから、そこが印象深かったかな。こんな風に書くと、ちょっと偉そうかな?
対談前の近況トークではよめがみのキャラソン収録について書かれていました。主題歌のカバーとはいえ、意外にもこれが初めてのキャラソンとなったゆいちゃんですが、元々歌うことは好きな人だから、本人も書いてますけど今後も縁があると良いですね。ただ、特典系のCDはなかなか再録が難しいこともあり、私は保存用にもう1本よめがみを買うかどうか迷っています。
出演作Hotいんふぉには発表されている今後の出演作が載っていましたが、興味深かったのは春音*アリスグラムが111月25日発売のままだったことかな。先頃延期した作品ですが、彼女と俺の恋愛日常が1月発売へ修正されていたのとは対照的。雑誌社への発表もギリギリか、あるいはユーザーと同時だったのだろうか? あと、HOOKのAmenity’s Lifeが掲載されていたのに対し、巻頭で特集記事が組まれていた人気声優のつくりかたが載ってなかったのはスペースの問題だろうか。
ゆいたんの近況・一言は世間話なので買って読んで貰うとして、他に特筆すべき記事は……今月号は何と言っても、あかべぇそふと系の新作発表が多かったですね。先月、レミニセンスのコンプリートエディションを発売したてぃ~ぐるですとか、後は暁WORKSやあっぷりけ、それにあかべぇそふとすりぃの発表済み新作についても記事があったかな?
例のソシャゲも含めて5~6作品はあったと思いますが、まずはてぃ~ぐるの新作「隣の少女(仮)」について。レミニセンスが暁の護衛の流れを汲んでいることから錯覚しがちですが、てぃ~ぐるってレミニセンスシリーズを除けば幻のディストピアだけですから、完全新作って実は久しぶりなんですよね。衣笠とトモセシュンサクのコンビで作ると言うことだけど、田舎が舞台だからか、ヒロインのオーラみたいな奴は少し地味かなって。
暁WORKSとあっぷりけの新作は、やや時代がかった……言い換えれば古くさい世界観に見えて、どこか幻想的な印象を受けました。一つは妖怪物で、もう一つはサスペンス、そして最後は青春群像劇。三作三様とでも言うべき感じですが、どれも現代劇なんだとは思います。前述の古くささと現代社会のミスマッチが、何とも言えない雰囲気を醸し出していると言いますか。
まあ、あかべぇそふとすりぃの黒パケも含めると幾ら姉妹ブランドとは言え何色もカラーを出しすぎではないかという懸念もある。働くオタクの恋愛事情は、うーん、どうなんだろ。前作と原画家が変わっていることが、果たして影響を与えるのか。
他の作品としては、MOONSTONEの仄暗き時の果てよりが気になったかも。いや、というのも最近は一時期と違ってエロゲもSFよりミステリとかサスペンスが受けるようになってきたんだなって。
これは一般エンタメにも言えることだけど、最近のユーザーってのは説明を多く求める節があって、作品内で何から何まで説明されないと物足りないどころか、それを欠点だと指摘することがあるんですね。シン・ゴジラとかそもそも突っ込むことがおかしい怪獣物とか、君の名はみたいな、少し不思議なライトSF程度ならともかく、今は謎解きという形で解説されるミステリの方がウケも良いんでしょう。結構前に、私は純粋にSFを楽しむなら、今はエロゲの方が良いのかもしれないなんてことを書いたと思いますが、それも時代の流れか、変わってしまったのかも知れない。
くすはら出演作の記事としては、人気声優のつくりかたが巻頭で特集されていて、真実度78%というぱっと見は高そうな数値が喧伝されていました。MintCUBEの方向性もよく分からないですけど、まあ、二作目で転けたらSphereの二の舞になってしまいますから、頑張って欲しいものです。いや、イモウトノカタチは売れたはずなんだけどね。
後はまあよめがみですとか、Amenity’s Life、それにシンソウノイズの記事がありました。延期した春音*アリスグラムは先月号で大特集を組んだからか、今回は小さな記事一つなかった。シンソウノイズは結構ページ取ってましたが、体験版をやった人であればこれといった新情報はなかったかな。CGも公開済みのものしかなったし。
こんなところかな。当面はエロゲもくすはらゆい出演作だけを購入する予定なので、それ以外は先月のRe:LieFが最後……じゃないか。SQUEEZとセイイキがあるし。Re:LieFはあれは諸事情でまだプレイできていないんだけど、楽しみは後に取っておくと言うことで。
最初に書いた冬コミの話、くすはらゆい本についてですが、予定としてはくすはらゆいラジオブックを考えていました。minoriラジオに加えて、今年は音泉で3番組も担当してますし、そういう本も出してみたいなと思って。ただ、シンソウノイズのラジオ事件簿が年明けまで放送することが決まって、春グラのラジオ・アリスグラムガーデンは延期で先が不透明。来年の3月、あるいは4月までやる可能性もあるから、冬にこの本を出すのは早すぎるかなと考え直しています。
まあ、他にも幾つかネタはありますから、時間はあまりないですがそれは考えるとして、今年は結局、商業エロゲに限って言えば14作品になりそうですね。OVAとか抱き枕とか、同人なんかも合わせると又違うのでしょうが、来年まで延期してしまった物もありますから、少し減ってしまったかな? という気分が強い。
ただ、12月までに発売するエロゲで、まだキャストを公開していないものは何本か残ってますから、ここから増える可能性もなくはないです。それに期待するかどうかは財布と要相談って感じではあるけど、注目していこうとは思います。
BugBugは月初めに出る雑誌という関係上、1月は三が日と被ることから、前年の月末に刊行します。なので、来月は月初めと月末、2回に渡って出るわけですね。12月28日と言えば冬の電気外祭りと被ってますが、新宿に戻るらしいあのイベント、私は果たして参加できるのかな……今年のくすはらゆいコラムも残り2回、次とその次は誰が来るのか? 何気に次は20回ですけど、そろそろminoriかVAか、そっち系から来るかも知れませんね。
新刊としてはせかぽじ本と、くすはらゆい本で何かを予定しています。後者は色々考えているんだけど……まあ、それはまた後で。
さて、今月もくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」のお話でも。第19回と言うことで、このところは2016年出演作からのゲストが多いですね。前回はせかぽじから夢野いちご先生……じゃなくて、サキ・アイハラが来ましたし。11月時点で新作の商業エロゲだけでも10本出演していて、年内も4作品ほど残ってますから、ストックはまだまだあります。
そんな第19回のゲストは、これは少し意外だったんだけど、SAGA PLANETSが2016年7月に発売したフローラル・フローラブから、朱鷺坂七緒がやって来まし……いや、やって来たわけじゃありませんね。
以前も何度かありましたが、今回はゆいちゃんがキャラのいる場所を訪れるというシチュエーションでした。七緒がバイトしているしっぽ堂というケーキ屋に出向いて、バイト中の彼女を直撃という感じ。勿論、アポは事前に取ってます。
私のイメージではしっぽ堂ってケーキ屋さんなんだけど、コラム内にも書かれていたように名物はしっぽドーナツと呼ばれるドーナツなんですよね。ロールケーキとかシュークリームとか、そういうのを売りにしている洋菓子屋さんは多いけど、ドーナツって基本的に揚げ物だから、ケーキ屋よりもむしろパン屋で見かけることの方が多かったりする。
早めに着いたゆいちゃんをバックヤードに待たせつつ、バイト終わりに対談をする二人。七緒との対談の特徴は、フロフロの世界観に飛び込みながらも、話のメインは作品外……というか、ラジオについてが大きく扱われていましたね。くすはらゆい初の音泉進出となった聖ガブリエレ学園放送部ですが、ゆいちゃんとしてもやっぱり思い入れは強かったようで、ラジオの紹介と、秋野花さんと仲良くなれたことについて楽しそうに書かれていました。
ゲームの収録は基本的に一人でするものですから、複数人が登場するドラマCDでもない限りはなかなかブースで会うこともなくて、それこそ前後の人とたまにすれ違う程度、というのが殆どだと言います。けど、ゆいちゃんはそうしたすれ違いすら今まであまりなかったことから、ラジオでの共演を通じて秋野さんと仲良くなり、一緒にコラボカフェまで行けたことが嬉しかったようです。
私はフロラジと噛み合わない部分が多かったので、投稿リスナーとしては悔しさの残る番組ではあったんだけど、不定期配信の全6回という短い間で明確に番組の変化、あるいは秋野花さんがBugBugでインタビューに応えていたときにも書いたけど、パーソナリティとしての成長がはっきり伝わってきたから、そこが印象深かったかな。こんな風に書くと、ちょっと偉そうかな?
対談前の近況トークではよめがみのキャラソン収録について書かれていました。主題歌のカバーとはいえ、意外にもこれが初めてのキャラソンとなったゆいちゃんですが、元々歌うことは好きな人だから、本人も書いてますけど今後も縁があると良いですね。ただ、特典系のCDはなかなか再録が難しいこともあり、私は保存用にもう1本よめがみを買うかどうか迷っています。
出演作Hotいんふぉには発表されている今後の出演作が載っていましたが、興味深かったのは春音*アリスグラムが111月25日発売のままだったことかな。先頃延期した作品ですが、彼女と俺の恋愛日常が1月発売へ修正されていたのとは対照的。雑誌社への発表もギリギリか、あるいはユーザーと同時だったのだろうか? あと、HOOKのAmenity’s Lifeが掲載されていたのに対し、巻頭で特集記事が組まれていた人気声優のつくりかたが載ってなかったのはスペースの問題だろうか。
ゆいたんの近況・一言は世間話なので買って読んで貰うとして、他に特筆すべき記事は……今月号は何と言っても、あかべぇそふと系の新作発表が多かったですね。先月、レミニセンスのコンプリートエディションを発売したてぃ~ぐるですとか、後は暁WORKSやあっぷりけ、それにあかべぇそふとすりぃの発表済み新作についても記事があったかな?
例のソシャゲも含めて5~6作品はあったと思いますが、まずはてぃ~ぐるの新作「隣の少女(仮)」について。レミニセンスが暁の護衛の流れを汲んでいることから錯覚しがちですが、てぃ~ぐるってレミニセンスシリーズを除けば幻のディストピアだけですから、完全新作って実は久しぶりなんですよね。衣笠とトモセシュンサクのコンビで作ると言うことだけど、田舎が舞台だからか、ヒロインのオーラみたいな奴は少し地味かなって。
暁WORKSとあっぷりけの新作は、やや時代がかった……言い換えれば古くさい世界観に見えて、どこか幻想的な印象を受けました。一つは妖怪物で、もう一つはサスペンス、そして最後は青春群像劇。三作三様とでも言うべき感じですが、どれも現代劇なんだとは思います。前述の古くささと現代社会のミスマッチが、何とも言えない雰囲気を醸し出していると言いますか。
まあ、あかべぇそふとすりぃの黒パケも含めると幾ら姉妹ブランドとは言え何色もカラーを出しすぎではないかという懸念もある。働くオタクの恋愛事情は、うーん、どうなんだろ。前作と原画家が変わっていることが、果たして影響を与えるのか。
他の作品としては、MOONSTONEの仄暗き時の果てよりが気になったかも。いや、というのも最近は一時期と違ってエロゲもSFよりミステリとかサスペンスが受けるようになってきたんだなって。
これは一般エンタメにも言えることだけど、最近のユーザーってのは説明を多く求める節があって、作品内で何から何まで説明されないと物足りないどころか、それを欠点だと指摘することがあるんですね。シン・ゴジラとかそもそも突っ込むことがおかしい怪獣物とか、君の名はみたいな、少し不思議なライトSF程度ならともかく、今は謎解きという形で解説されるミステリの方がウケも良いんでしょう。結構前に、私は純粋にSFを楽しむなら、今はエロゲの方が良いのかもしれないなんてことを書いたと思いますが、それも時代の流れか、変わってしまったのかも知れない。
くすはら出演作の記事としては、人気声優のつくりかたが巻頭で特集されていて、真実度78%というぱっと見は高そうな数値が喧伝されていました。MintCUBEの方向性もよく分からないですけど、まあ、二作目で転けたらSphereの二の舞になってしまいますから、頑張って欲しいものです。いや、イモウトノカタチは売れたはずなんだけどね。
後はまあよめがみですとか、Amenity’s Life、それにシンソウノイズの記事がありました。延期した春音*アリスグラムは先月号で大特集を組んだからか、今回は小さな記事一つなかった。シンソウノイズは結構ページ取ってましたが、体験版をやった人であればこれといった新情報はなかったかな。CGも公開済みのものしかなったし。
こんなところかな。当面はエロゲもくすはらゆい出演作だけを購入する予定なので、それ以外は先月のRe:LieFが最後……じゃないか。SQUEEZとセイイキがあるし。Re:LieFはあれは諸事情でまだプレイできていないんだけど、楽しみは後に取っておくと言うことで。
最初に書いた冬コミの話、くすはらゆい本についてですが、予定としてはくすはらゆいラジオブックを考えていました。minoriラジオに加えて、今年は音泉で3番組も担当してますし、そういう本も出してみたいなと思って。ただ、シンソウノイズのラジオ事件簿が年明けまで放送することが決まって、春グラのラジオ・アリスグラムガーデンは延期で先が不透明。来年の3月、あるいは4月までやる可能性もあるから、冬にこの本を出すのは早すぎるかなと考え直しています。
まあ、他にも幾つかネタはありますから、時間はあまりないですがそれは考えるとして、今年は結局、商業エロゲに限って言えば14作品になりそうですね。OVAとか抱き枕とか、同人なんかも合わせると又違うのでしょうが、来年まで延期してしまった物もありますから、少し減ってしまったかな? という気分が強い。
ただ、12月までに発売するエロゲで、まだキャストを公開していないものは何本か残ってますから、ここから増える可能性もなくはないです。それに期待するかどうかは財布と要相談って感じではあるけど、注目していこうとは思います。
BugBugは月初めに出る雑誌という関係上、1月は三が日と被ることから、前年の月末に刊行します。なので、来月は月初めと月末、2回に渡って出るわけですね。12月28日と言えば冬の電気外祭りと被ってますが、新宿に戻るらしいあのイベント、私は果たして参加できるのかな……今年のくすはらゆいコラムも残り2回、次とその次は誰が来るのか? 何気に次は20回ですけど、そろそろminoriかVAか、そっち系から来るかも知れませんね。
くすはらゆい連載コラム『となりのヒロインさん☆』第18回 感想
2016年10月3日 くすはらゆい
10月ですよ……2016年が10ヵ月目に到達したわけですよ。歳を取ると時間の流れが速く感じると言うけども、まさかもう秋になってしまうとは。外は夏日だけど。
先月は神戸の地で購入したBugBugですが、今月は普通に秋葉原のとらのあなで買いました。メロンは今月から特典がまた復活してたけど、先月は何で付かなかったんでしょうね? まあ、今月はとらのポイントを失効前に使い切らないといけなかったんでとらにしましたが。サークルカードの期限が迫ってまして、春音の発売までポイントを残せないと分かったので、とりあえず使ってしまおうかなと。
本当は何か委託すれば良いんですが、なかなかそういう訳にもいかなくて。
くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」も第18回と言うことで、年内に20回突破が見えてきましたね。BugBugは月初めに出る雑誌という都合上、12月に2冊出ますから今年は残り3回といったところでしょうか。
近況トークのコーナーは家に出た虫と格闘した話が長々書かれてましたけど、ゆいちゃんは小さい頃から虫が苦手らしい。私は子供の頃なら比較的虫も大丈夫だったかなぁ。大人になると何でかダメになってしまうのは、感性が磨かれたからなのか。ああでも、この前家の側にいたカマキリは思わず写メ撮ったな。多分、虫によりけりってことなんだと思います。
そんなこんなで今月のゲスト。何と小説家の先生が初登場しました。いや、ここに来るゲストはいつも初登場なんだけど、作家という役柄を持っているのはこのキャラだけなんじゃないでしょうか。
というわけで、ゲストは聖鍵遣いの命題-プロポジション-から、恋愛小説家の夢野いちご先生が……え、違うだろって? いやまあ、実際に登場したのは夢野いちごことサキ・アイハラさんなんですけど、ゆいちゃんがそういう風に呼び込むんだものよ。
思わずサキは、「わー! わー!」と遮ってましたけど、サキをゲストで呼ぶに当たって、いきなり夢野いちごネタをぶち込んでくるのは流石ですわ。先月号のソーニャに関しては物語の根幹に関わる部分だったから控えたんでしょうけど、夢野いちごネタは体験版でも出てきますからね。問題ないと判断したんでしょう。というか、読者としては凄く面白いから全然OKだと思う。
ちなみにこのせかぽじ、今年の夏コミで私のサークル・シャリテクロワールが新刊で取り扱ったジャンルでもあるんだけど、まあ、それはまた後で書くとして、サキとの掴みは恋愛小説家トークで始まったわけですが、当たり前ですが作品や他キャラの話もしています。
ゆいちゃんは最初、聖鍵遣いの命題というタイトルが読めなかったらしい。まあ、聖鍵でせいけんとか、命題でプロポジションとか普通は読みませんからね……けど、そんな中二テイストな部分も本作の売りだけあって、世界観や練り込まれた設定など、読んでいてワクワクしたそうです。
せかぽじはライトノベル風だけあって、世界観と設定が先に来る作品なんですよね。どちらかと言えばシナリオよりも舞台装置の方を重視してる感があって、そういった意味では作品全体を隈無く楽しめるんだと思う。バトルシーンが多いことにも言及されてたけど、幻獣……幻獣と書いてヴァイアランと読むのですが、こちらに専属のイラストレーターがいたことなどにもちゃんと触れており、決して主人公のハルトが無双するのではなくて、仲間同士協力し合って、チームプレイであるところに魅力があると書かれています。
せかぽじはメイン、サブと合わせてキャラクターが多い作品ですが、ゆいちゃんが他キャラとして触れたのはセレーネ。サキと密接に関わり、印象残るキャラと言えば、やっぱり彼女なんでしょうね。因縁があり、でも仲良しで、セレーネからスキンシップは過剰というか過激。サキは「もおおおっ!!!」と照れてましたけど、今回はゆいちゃんがゲストを手玉に取るシーンが多かったかも知れない。サキって、意外とチョロいんだよなぁ(苦笑)。
この作品に過去と未来の話があることを上げた上で、続編にも出たいという辺り、せかぽじ愛されてますね。ただ、くすはらゆい出演作という意味では、明確に続編という形が出たことあるのは大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~ぐらいで、しかもあれはミニディスクからFDになっただけなので、仮にフルプライス作品ならばせかぽじが初の続編ということになる……けど、せかぽじは細々出していきそうな気もするから、どうなるんだろう。
さて、このBugBugが発売された10月3日は月曜日で、毎週月曜と金曜は、聖鍵遣いの命題の原作元、UnicoЯnのニコ生配信日だったりします。なので、このコラムの話題を振ってみたんですが、どうにもゲストオファーが合ったと言うよりは、ゆいちゃんがこういう原稿を書いたのでチェックしてね、みたいな形だったらしい。まあ、メーカーにもよるのかも知れないけど、許可を取ると言うよりは事後承諾に近いんだろうか。
キャラクターのセレクトも、まあ、これは分かりきっていたことだけどゆいちゃんがしている可能性が高いということで、UnicoЯn的に意外だったのはBugBugからの連絡と原稿届いたのが結構近々だったから、こんなにも早く掲載されるとは思ってなかったらしい。丁度忙しい時期だったので、原稿自体は監督の松下さんに渡したけど、代表のさんちゅ~さんはまだ呼んでないらしい。
BugBug……つまり雑誌編集部ではなくゆいちゃんがキャラを選んでるんだろうなってのは分かってましたけど、直近で同人誌を出した身としては、こんなにも早くサキが登城してくれて嬉しくもありますね。2016年は真希奈やソーニャ、そしてサキの他にも、発売済みの作品だけど6人のヒロインがいたわけですから、誰が来ても不思議ではなかったので。きっと、この近々でゆいちゃんのせかぽじ熱が上がる何かがったのでしょう。
出演作Hotいんふぉは目立った新情報などはなく、彼女と俺の恋愛日常以外は大小の差こそあるものの、本誌に記事が載っていました。近況・一言はシンソウノイズのラジオについてで、これも来週の木曜日ですか。早いもんです。
他の特筆するべき記事は、春音*アリスグラムの巻頭大特集でしょうか? 高苗京鈴による描き下ろしピンナップを始めとした14Pにも渡る特集で、全ヒロインを見開きで紹介、描き下ろし4コマ&書き下ろしエピソードもあるなど、充実した内容になっています。
新規CGもそこそこあったけど、一部はTGsmartのそれと被っていますね。TG、つまりテックジャイアン本誌ではヒロインごとに個別で特集打ってますから、一挙に掲載したBugBugとは逆の掘り下げ方をしています。そういえば、TGsmartはヒロインの下着姿の立ち絵が掲載されてましたが、あれって膝下……キャラによっては太ももより下が靴下またはストッキング&靴というなかなかにそそられる格好だったんですけど、BugBugだと膝から下を載せていませんでした。
メインの特集記事ですからあまり内容には触れませんが、描き下ろしも多いし、新規CGもありますから、興味がある人はチェックして置いても損はないと思います。店舗特典のラフも修正なしで全部載ってますからね。これは結構良いんじゃないでしょうか。
くすはらゆい出演作だと他は1ページ記事が多くて、シンソウノイズの記事がやはり店舗特典の線画を載せていた以外は、これといって新情報とかはなかったかな。アキウソの記事は雫載ってなかったし……ああ、よめがみとユニオリズム・カルテットの記事が見開きで同じ所にあったのは少し笑った。
座談会企画はCampus×NanaWind×ぱれっとクオリア×まどふとでしたけど、ぱれっと以外は全てのメーカーに出演経験がありますね。CampusとNanaWindはこれから出る作品だけど、まどそふとはヤキモチストリームに出ています。まあ、この座談会では作品に関する情報と言うよりは業界話みたいのがメインでした。エロゲ業界も二十代中盤が活躍するようになってきて、何と言いますか若いですね……二十代中盤なんて、言ってしまえばちょっと前まで大学生ですよ。大学出てエロゲ作っている人がどれだけいるかは知らんけど。
くすはらゆい出演作以外だと、そうだな、あかべぇそふとすりぃが12月に出す予定の竜騎士が載ってましたが、相川たつきという人は本当にはぐれと絵柄がそっくりですね。あかべぇのグラフィッカーが優秀なのかも知れませんが、これにはちょっと驚きました。しかし、騎士シリーズも引っ張りますね。未だにあの失敗から脱却できないでいると言うべきか。
けどまあ、他の記事と言ってもこれぐらいかな。私自身、くすはら出演作以外だと10月以降は買うものが殆どないから、それらの記事が少ないと特に触れる物もないんだよね。
ゆいちゃん的にはコラムでも書いてあったようにシンソウノイズのラジオが始まるわけですが、一方で先月号に書かれていたラジオ・アリスグラムガーデンは既に配信中で、今週には第2回が、先週はほめらじにゲスト出演もしています。更に今週は配信前だけどシンソウノイズのラジオだ、二週連続のほめらじ出演になりましたから、合計で3番組5回ですか。10月の間にほめらじ、アリスグラムガーデン×2、シンソウノイズ×2とゆいちゃんの声が聴けることになります。
ちょっと前まで春前から春先のminoriラジオだけだった人が、今年になって怒濤のラジオ出演……まったく大したものですね。相方ありきではあるけど音泉で3番組だし、シンソウノイズに至っては自分の名前が冠になってますから、感無量でしょう。
ほめらじでは仕事しすぎとか言われてましたけど、追いかける方も負けないぐらい、追い続けていきたいものです。
先月は神戸の地で購入したBugBugですが、今月は普通に秋葉原のとらのあなで買いました。メロンは今月から特典がまた復活してたけど、先月は何で付かなかったんでしょうね? まあ、今月はとらのポイントを失効前に使い切らないといけなかったんでとらにしましたが。サークルカードの期限が迫ってまして、春音の発売までポイントを残せないと分かったので、とりあえず使ってしまおうかなと。
本当は何か委託すれば良いんですが、なかなかそういう訳にもいかなくて。
くすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」も第18回と言うことで、年内に20回突破が見えてきましたね。BugBugは月初めに出る雑誌という都合上、12月に2冊出ますから今年は残り3回といったところでしょうか。
近況トークのコーナーは家に出た虫と格闘した話が長々書かれてましたけど、ゆいちゃんは小さい頃から虫が苦手らしい。私は子供の頃なら比較的虫も大丈夫だったかなぁ。大人になると何でかダメになってしまうのは、感性が磨かれたからなのか。ああでも、この前家の側にいたカマキリは思わず写メ撮ったな。多分、虫によりけりってことなんだと思います。
そんなこんなで今月のゲスト。何と小説家の先生が初登場しました。いや、ここに来るゲストはいつも初登場なんだけど、作家という役柄を持っているのはこのキャラだけなんじゃないでしょうか。
というわけで、ゲストは聖鍵遣いの命題-プロポジション-から、恋愛小説家の夢野いちご先生が……え、違うだろって? いやまあ、実際に登場したのは夢野いちごことサキ・アイハラさんなんですけど、ゆいちゃんがそういう風に呼び込むんだものよ。
思わずサキは、「わー! わー!」と遮ってましたけど、サキをゲストで呼ぶに当たって、いきなり夢野いちごネタをぶち込んでくるのは流石ですわ。先月号のソーニャに関しては物語の根幹に関わる部分だったから控えたんでしょうけど、夢野いちごネタは体験版でも出てきますからね。問題ないと判断したんでしょう。というか、読者としては凄く面白いから全然OKだと思う。
ちなみにこのせかぽじ、今年の夏コミで私のサークル・シャリテクロワールが新刊で取り扱ったジャンルでもあるんだけど、まあ、それはまた後で書くとして、サキとの掴みは恋愛小説家トークで始まったわけですが、当たり前ですが作品や他キャラの話もしています。
ゆいちゃんは最初、聖鍵遣いの命題というタイトルが読めなかったらしい。まあ、聖鍵でせいけんとか、命題でプロポジションとか普通は読みませんからね……けど、そんな中二テイストな部分も本作の売りだけあって、世界観や練り込まれた設定など、読んでいてワクワクしたそうです。
せかぽじはライトノベル風だけあって、世界観と設定が先に来る作品なんですよね。どちらかと言えばシナリオよりも舞台装置の方を重視してる感があって、そういった意味では作品全体を隈無く楽しめるんだと思う。バトルシーンが多いことにも言及されてたけど、幻獣……幻獣と書いてヴァイアランと読むのですが、こちらに専属のイラストレーターがいたことなどにもちゃんと触れており、決して主人公のハルトが無双するのではなくて、仲間同士協力し合って、チームプレイであるところに魅力があると書かれています。
せかぽじはメイン、サブと合わせてキャラクターが多い作品ですが、ゆいちゃんが他キャラとして触れたのはセレーネ。サキと密接に関わり、印象残るキャラと言えば、やっぱり彼女なんでしょうね。因縁があり、でも仲良しで、セレーネからスキンシップは過剰というか過激。サキは「もおおおっ!!!」と照れてましたけど、今回はゆいちゃんがゲストを手玉に取るシーンが多かったかも知れない。サキって、意外とチョロいんだよなぁ(苦笑)。
この作品に過去と未来の話があることを上げた上で、続編にも出たいという辺り、せかぽじ愛されてますね。ただ、くすはらゆい出演作という意味では、明確に続編という形が出たことあるのは大図書館の羊飼い ~放課後しっぽデイズ~ぐらいで、しかもあれはミニディスクからFDになっただけなので、仮にフルプライス作品ならばせかぽじが初の続編ということになる……けど、せかぽじは細々出していきそうな気もするから、どうなるんだろう。
さて、このBugBugが発売された10月3日は月曜日で、毎週月曜と金曜は、聖鍵遣いの命題の原作元、UnicoЯnのニコ生配信日だったりします。なので、このコラムの話題を振ってみたんですが、どうにもゲストオファーが合ったと言うよりは、ゆいちゃんがこういう原稿を書いたのでチェックしてね、みたいな形だったらしい。まあ、メーカーにもよるのかも知れないけど、許可を取ると言うよりは事後承諾に近いんだろうか。
キャラクターのセレクトも、まあ、これは分かりきっていたことだけどゆいちゃんがしている可能性が高いということで、UnicoЯn的に意外だったのはBugBugからの連絡と原稿届いたのが結構近々だったから、こんなにも早く掲載されるとは思ってなかったらしい。丁度忙しい時期だったので、原稿自体は監督の松下さんに渡したけど、代表のさんちゅ~さんはまだ呼んでないらしい。
BugBug……つまり雑誌編集部ではなくゆいちゃんがキャラを選んでるんだろうなってのは分かってましたけど、直近で同人誌を出した身としては、こんなにも早くサキが登城してくれて嬉しくもありますね。2016年は真希奈やソーニャ、そしてサキの他にも、発売済みの作品だけど6人のヒロインがいたわけですから、誰が来ても不思議ではなかったので。きっと、この近々でゆいちゃんのせかぽじ熱が上がる何かがったのでしょう。
出演作Hotいんふぉは目立った新情報などはなく、彼女と俺の恋愛日常以外は大小の差こそあるものの、本誌に記事が載っていました。近況・一言はシンソウノイズのラジオについてで、これも来週の木曜日ですか。早いもんです。
他の特筆するべき記事は、春音*アリスグラムの巻頭大特集でしょうか? 高苗京鈴による描き下ろしピンナップを始めとした14Pにも渡る特集で、全ヒロインを見開きで紹介、描き下ろし4コマ&書き下ろしエピソードもあるなど、充実した内容になっています。
新規CGもそこそこあったけど、一部はTGsmartのそれと被っていますね。TG、つまりテックジャイアン本誌ではヒロインごとに個別で特集打ってますから、一挙に掲載したBugBugとは逆の掘り下げ方をしています。そういえば、TGsmartはヒロインの下着姿の立ち絵が掲載されてましたが、あれって膝下……キャラによっては太ももより下が靴下またはストッキング&靴というなかなかにそそられる格好だったんですけど、BugBugだと膝から下を載せていませんでした。
メインの特集記事ですからあまり内容には触れませんが、描き下ろしも多いし、新規CGもありますから、興味がある人はチェックして置いても損はないと思います。店舗特典のラフも修正なしで全部載ってますからね。これは結構良いんじゃないでしょうか。
くすはらゆい出演作だと他は1ページ記事が多くて、シンソウノイズの記事がやはり店舗特典の線画を載せていた以外は、これといって新情報とかはなかったかな。アキウソの記事は雫載ってなかったし……ああ、よめがみとユニオリズム・カルテットの記事が見開きで同じ所にあったのは少し笑った。
座談会企画はCampus×NanaWind×ぱれっとクオリア×まどふとでしたけど、ぱれっと以外は全てのメーカーに出演経験がありますね。CampusとNanaWindはこれから出る作品だけど、まどそふとはヤキモチストリームに出ています。まあ、この座談会では作品に関する情報と言うよりは業界話みたいのがメインでした。エロゲ業界も二十代中盤が活躍するようになってきて、何と言いますか若いですね……二十代中盤なんて、言ってしまえばちょっと前まで大学生ですよ。大学出てエロゲ作っている人がどれだけいるかは知らんけど。
くすはらゆい出演作以外だと、そうだな、あかべぇそふとすりぃが12月に出す予定の竜騎士が載ってましたが、相川たつきという人は本当にはぐれと絵柄がそっくりですね。あかべぇのグラフィッカーが優秀なのかも知れませんが、これにはちょっと驚きました。しかし、騎士シリーズも引っ張りますね。未だにあの失敗から脱却できないでいると言うべきか。
けどまあ、他の記事と言ってもこれぐらいかな。私自身、くすはら出演作以外だと10月以降は買うものが殆どないから、それらの記事が少ないと特に触れる物もないんだよね。
ゆいちゃん的にはコラムでも書いてあったようにシンソウノイズのラジオが始まるわけですが、一方で先月号に書かれていたラジオ・アリスグラムガーデンは既に配信中で、今週には第2回が、先週はほめらじにゲスト出演もしています。更に今週は配信前だけどシンソウノイズのラジオだ、二週連続のほめらじ出演になりましたから、合計で3番組5回ですか。10月の間にほめらじ、アリスグラムガーデン×2、シンソウノイズ×2とゆいちゃんの声が聴けることになります。
ちょっと前まで春前から春先のminoriラジオだけだった人が、今年になって怒濤のラジオ出演……まったく大したものですね。相方ありきではあるけど音泉で3番組だし、シンソウノイズに至っては自分の名前が冠になってますから、感無量でしょう。
ほめらじでは仕事しすぎとか言われてましたけど、追いかける方も負けないぐらい、追い続けていきたいものです。