まあ、私は色々な物を背負ってアニメ版ヨスガノソラという作品に今まで向き合ってきたわけですが、一度ならず、いえ、何度も放棄しようとして、結局それが出来ないままにBD-BOXが出てしまいました。アニメ版に関して私の言いたいこと何てのは今更ですし、わざわざ改まって書く必要もないことですけど、突き詰めて考えたとき、それはヨスガノソラという作品に対する、意識と認識、あるいは美意識の乖離があったんだろうなと、そう思います。

さて、発売されたBD-BOXはアニメ版の公式サイトでも触れられているように、幾つかの店舗で描き下ろしの特典が付きました。アニメイト、ゲーマーズ、とらのあな、ソフマップ、まあ、よくあるアニメ・ゲームショップですね。他にも既存のイラストをしようとしたものがAmazonだったり、セブンネットだったりで付くのだけど……私は描き下ろし特典のみを複数購入の対象として、上記4つの店舗で予約しました。
この予約に関しても色々面白い話がありましてね、予約券が大量に置いてあったゲマ屋横浜で予約しようとしたら、「あ、予約満了です」とか言われたり、後1件で予約締め切るから急いでと閉店間際に駆け込んだゲマ屋本店が、後日になって予約再開してたりと、それはもう色々合ったのだけど、その話はいいとしてね。
まあ、BD-BOXを買ったんですよ。秋葉原の店を回って購入してきたんです。所謂、店着日……つまりはフラゲをしてきた訳ですが、昼の12時の時点ではゲマ屋が予約引換OK、とらが到着しているけどまだダメ、アニメイトが未到着。ソフマップは全国的に入荷済みだったようだけど、ここだけは横浜店でWポイントデー合わせの購入をする予定だから、回収は後日に回しました。正直、台風が迫る大雨の中、B1サイズのタペストリーを含む回収作業は結構困難でしたが、何とか問題なく……まあ、外箱が若干傷入ってたりしましたけど、大きな問題なく済ませることが出来た。ちなみに買取価格は店によってばらつきがありますけど、トレーダーが一番高かったです。

前置きが長くなりましたけど、BD-BOXの仕様について。
ハッシーの描き下ろしは三方背外箱イラストだけで、この外箱の中に以前出た単巻BDを収納する外箱イラストをあしらったケースと、その外箱を収納するBOXに描かれていたハル穹イラストを表紙にしたブックレットなどが入っていました。
まあ、ハッシーの描き下ろしが一枚だけなのは仕方ないにしても、以前のBDを持っている身としてはそこまで新鮮味はなかったかな。ただ、ディスクを取り外した中にアニメの描き下ろしイラスト……だと思うものが各ヒロイン分あったから、原作とアニメのバランスとは取ったといったところか。興味深かったのは原作の舞台、つまり、奥木染や穂見町のモデルとなった栃木県の集落とその周辺の写真を収めたフォトブックが付いていたことで、穹のコスプレをしたレイヤーと共に、これがなかなか綺麗でしてね。
あの辺りは高速道路だったかが通る関係上、当時の姿を既に残しておらず、ヨスガノソラの舞台モデルとしてあそこが選ばれたのも、ハッシーが記念に残しておきたかったみたいな話だったから、おそらくこのフォトブックも当時のロケハンなりで撮られた写真なのでしょう。今回の新規撮影ってことはないと思う。
映像その物は別に新作カットとかありませんから、当時のものと比較してもこれといった違いはありません。この辺りも物足りなさを感じさせる要因ではあるんだけど、まあ、今更コズエノソラとか作られてもね。ブックレットをペラペラ捲ると、単巻BD/DVDのパッケージをあしらったキャラ紹介ページから始まり、各種版権イラストの紹介、そして各話紹介に続いていくのだけど、どちらかと言えば最後のコメントヲヨセテにもう少しページを割いて欲しかったかな。監督とシナリオ構成のQ&Aコーナーなんだけど、ここに結構面白いことが書いてあったんですよ。

アニメ版ヨスガノソラに対する原作ファンの大体のイメージって、まあ、原作改変であり、改悪であり、あまり使いたくない言葉だけど、原作レイプってのがあるじゃないですか。私なんかはもう筆頭みたいなもんですが、原作ファンはアニメ版に対して、それほど良い感情を持ってないことが多い。勿論、統計なんて取ってないけど、彼ら……面倒くさいから私にしますけど、私がアニメ版に対して許せないのは、ヨスガノソラというコンテンツを極めて性的なモノとして売り出した点にあって、所謂雰囲気ゲーに近かった原作が、アニメだとエロの代名詞みたいになってしまい、未だにツイッターなどでは家族がいるところで観て変な空気になったとか、妹と一緒に観ような! みたいな、エロネタの一種として扱われることが多いんです。
私はその手の輩とは一生分かり合えないんだろうなと思ってますけど、どうしてヨスガノソラという作品はアニメであのように性的な、本番セックスをしまくる、というか、見せまくる作品になってしまったのかは当時から疑問で。まあ、18禁コンテンツである以上はエロから逃げないとか、あの頃の文献にも色々書いてあったはずだが、問題は誰の意思によってそれが出され、決定されたのか、ということでね。
それに対する一つの答えが、このブックレットに書いてありました。過激な描写と分岐方式について当時の心境に質問された際、
最初のミーティングからTVシリーズでいわゆる朝チュン等の暗喩描写ではない行為を描きたいと、メーカー側からの依頼でした。
~中略~
分岐方式にしたのは、原作であるゲームのキャラクター人気が春日野穹だけに集中しているので、他のキャラクターにも人気が出るようにアイデアを出して欲しい、と頼まれて思いついたアイデアです。

監督 高橋丈夫

続いて荒川の記述もあるんですけど、気になったのはこの監督が書いたこと。暗喩描写ではない行為……まあ、直接的なセックス描写ですけど、これを依頼したのがメーカーだったという事実。この場合のメーカーがキングレコードならまだいいんですが、仮にSphereというかCUFFSだとしたら、ヨスガノソラという作品がアニメで性の塊になったのは、他でもない原作サイドの責任ということになる。
当時のSphereは雰囲気ゲーのブランドとして取られることを嫌ってはないにしろ、避けようとしていた風潮があるし、何を勘違いしたのか妹ゲーブランドになろうとしていたことからも、ヨスガノソラの雰囲気を脱却するために、わざとこの様な選択をした可能性もなくはない。つまり、原作レイプをしたのは……いえ、自らの娘をレイプさせたのは、親であるSphere又はCUFFSかも知れなくなったわけです。万が一にもそうだったのだとすれば、どういう神経してんだよと怒鳴り込みにいきたいぐらいですけど、まあ、所詮は過ぎたことです。忘れましょう。
次に分岐方式について。これは明確にSphereサイドからの注文だったと思います。何のイベントかは忘れましたけど、多分ドリパとかかな? メーカーとしてはキャラ人気が穹に集中しているのはよくないみたいなこと言ってましたし、メーカーとしては奈緒や初佳も売っていなくちゃいけとかいっていた気がするので、その為の措置だったんじゃないかなと。
未だに穹のグッズばかり出る時点で、果たしてその試みが成功したのかどうかは判りませんけど、そういう注文があったんだとしたら一つだけ言いたいことがある。
他のキャラクターに人気が出るよう分岐方式を取ったなら、どうして店舗特典は全部穹だったのかと。今回のBD-BOXもそうですけど、店舗特典って基本的に穹じゃないですか。穹と瑛、あるいは奈緒が一緒に描かれることはあっても、穹がいない店舗特典ってまずない訳です。アニメ本編でハルと穹をあれだけ苦しめておきながら、特典物だと金のなる木のように穹人気にあやかるのかと当時から私は批判的でしたが、他のキャラクターの人気目当ての分岐方式なら、特典もそれを貫けよと、なに穹で固めてるんだよと、改めてそう思いました。まあ、半分以上怒りを通り越して呆れてるんですが。

まあ、そんな積年の恨みが滲んでくるアニメ版ヨスガノソラのBD-BOXですが、良かった点も勿論あります。出来れば原作のコンテンツとして観たかった新規録り下ろしドラマCDとかね。
オフロノソラとは、まだそんな単語の組み合わせがあったのかと、長年二次創作をしていた身としては少し悔しいです。
ただ、ヨスガノソラも再来年には10周年みたいなコンテンツですし、アニメ版も放映終了から6年経とうかという感じだから、声優さんの演技面は不安要素でもあったんだけど……穹は、田口さん好きだから贔屓目もあるかもだが、良かったと思う。他はまあ、そこそこ? 仕方ないよね、こればかりは。
物凄くアニメ版が好きだという人は買ってもいいんでしょうが、損はしないが得もしないってレベルだから、よく考えて購入してください。私はハッシーが久しぶりに描いたハル穹のために私は買いました。そういう部類の買い物だと思います。これは。
12月です。今年も冬のコミックマーケットが近づいてきました。
夏コミは落選してしまったサークル・シャリテクロワールですが、冬コミでは無事に当選し、何と壁サークルでの参加が決まりました。まあ、壁といっても西館の端っこなんですけど、曲がりなりにも壁配置ですから、開き直ってデカイ面をしようかなと思ってます。
新刊の予定ですが、今回は1年半ぶりにヨスガノソラです。まあ、折角の壁だし、自分の中で一番大切なジャンルで出たいなと思いまして。

以下、冬コミの頒布物になります。

イベント名:コミックマーケット89
日時:2015年12月31日(木)
会場:東京ビッグサイト
スペース番号:西あ-04a
サークル名:シャリテクロワール

新刊
ヨスガノソラ本総集編-悠久の穹-改訂版
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:2500円
総ページ数:580P

カバーイラスト:やむ茶様(サークル・Cocololi)
口絵ゲスト:wingheart様、清木場みよ様、中田瑠美様、砂塚さゆ様
巻末イラスト:ハネ様

備考:2013年に発行した総集編の改訂版。主な仕様変更として判型をA5判に統一し、表紙にマットPP加工、本文全ページを再校正しています。限定10部です。

新作展示用グッズ
春日野穹B2ポスター
イラスト:wingheart様(サークル・Will be Here)
備考:横型の大判ポスターです。撤収時間にお越し頂けて、尚且つ当日新刊を買われた方に差し上げます。大勢来たらジャンケンです。


既刊・持ち込み予定一覧
くすはらゆいData Book-Vol.1-Alice
ジャンル:声優
頒布価格:500円
ページ数:36P
サイズ:B5判

収録内容
声優・くすはらゆいの2014年出演作品を中心に、ラジオ、CD情報等も掲載。

収録作品
12の月のイヴ、Clover Day’s、大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-、魔女こいにっき、星織ユメミライ、G.I.B.(ガールズ・イン・ブラック)、サツコイ ~悠久なる恋の歌~、南十字星恋歌、ヤキモチストリーム、恋春アドレセンス、ジンコウガクエン2 アペンドディスク、残念な俺達の青春事情、ココロ@ファンクション! NEO、春風センセーション!等。


死蝕現象/上下巻
ジャンル:空の境界×Another
イベント価格:1000円
総ページ数:68P+156P
サイズ:A5判

シャロちゃんの休日
ジャンル:ご注文はうさぎですか?
イベント価格:500円
サイズ:A5判
備考:シャロこと桐間紗路が主人公の本になります。

HONEY SO SWEETS
ジャンル:ご注文はうさぎですか?
イベント価格:500円
サイズ:A5判
備考:ココアとチノ中心のオールキャラ本です。


スペースでの諸注意
頒布物が多いこともあり、当日は釣り銭不足が予想されます。小銭をしっかり用意して、釣り銭の出ないように宜しくお願い致します。
また、サークル主のMLWは午前中スペースを不在にすることが多いです。ご用の方は午後か、あるいは知り合いに限り売り子に呼び出して貰って下さい。

そんな訳で新刊はヨスガノソラ本総集編の改訂版です。まあ、言ってしまえば再版なんですけど、壁サークルというのが判明してから、新刊を用意するまでの時間的な都合もありまして。今年はヨスガノソラとハルカナソラのDL版が発売したり、7周年目で色々動きもあったけど、大々的な新刊は10周年の折に作りたいなという気持ちも強いので、今回はこういう形で落ち着きました。
勿論、改訂版ですから、仕様の方はかなり変更しています。前回はソフト書籍という印刷所が言うところの豪華仕様で制作しましたが、それが結構残念な出来だったので、これを全面的に見直しています。
上のお品書きにも書いていますが、まず、判型をA5判に統一してフルカラーカバーとの不一致をなくしました。カバー自体は前回と同じ関西美術印刷製、印刷仕様かんびPINK、PP加工済みのハイクオリティ品です。これに総集編本体の表紙にはマットPP加工を施し、独自のすべすべ感を追加。少部数生産ながら、価格は前回と同じ据え置きとなります。

また、今回は初の試みとしてB2サイズポスターを制作予定です。wingheartさんの美麗な春日野穹イラストを使った、展示用になります。要は壁に貼るグッズという奴ですね。
印刷部数は未定ですが、2枚程度は作ると思いますので、撤収時間になりましたら新刊購入者を対象に、差し上げようと思います。一応、ダンボールぐらいはお付けできますが、横型のポスターなのでかなり大きいです。
他、各種既刊を取りそろえております。総集編の改訂版を出す都合上、ヨスガノソラ本の既刊は持ち込みませんが、ヨスガとロクゼロ以外なら数冊程度あるので、お問い合わせ下さい。
それでは、当日会場でお会いしましょう。
ヨスガノソラのアニメがニコニコ動画で配信を開始しましたね。その影響か、放置しっぱなしの日記のアクセス数が増加しているようなのですが、うちのサークルは昨年末にヨスガでの活動を一区切り付けてしまったので、これといったコンテンツがない状態です。総集編に関しては前々から言っているように再販の予定はないものの、時期が来たらDL頒布は行う予定です。それから、現在サイトの方で冬コミにて頒布したやむ茶さん描き下ろし悠久の穹タペストリーの自家通販を行っています。興味ある方は、以下のサイトからご確認下さい。

サークル・シャリテクロワール自家通販ページ
URL:http://www.usamimi.info/~mlwhlw/cgi-bin/order/index.cgi

まあ、宣伝はこれぐらいにして、ニコニコでのアニメ版配信ですか。Sphereの広報が情報を把握していなかったので、スタチャ主導で行われたと考えるのが自然でしょうか? あのアニメ版も、今年で4年になりますけど、私は比較的アニメのBDやDVDを見返す方なので、凄く久しぶりに観たとか、そういうことはありませんでしたね。ただ、放送当時はニコニコで公式配信されていませんでしたし、そういった意味ではコメント付きの動画を観るのは少なからず新鮮ではあったかも知れない。
私はアニメ版が好きではないけど、放送から4年も経てば考え方というか、感情的な部分が変わることもあって、昔ほどの悪感情を抱いている訳じゃありません。何だかんだ言っても、アニメ版の影響でファン層が広がった部分もあるし、その結果として私もヨスガジャンルでの同人仲間が増えましたからね。そう考えれば、まるきり嫌なことばかりでもなかったし、良いことだってちゃんと合った訳です。ここまで同人活動を続けられてきた理由の一つに、アニメ版がなかったといえば、そんなことはないと思うし。
ニコ動で配信されてるのは無論全話だけど、1~3話までは期間限定で無料配信だそうです。私も配信日に確認しましたけど、TV放送版と言うことで、MX等で放送していたものを配信しているようですね。AT-X版は未だにHDレコーダーに残してますけど、修正の度合いが違ったので、あくまでMXやBS11版なのでしょう。

ただ、ヨスガノソラは放送当時にもネット配信自体は行っていて、アニメイトTVなんかで視聴することが出来ました。まあ、当時はまだネットに置ける公式配信はメジャーじゃなかったし、どちらかというと違法動画の方が多かったのかな? ヨスガノソラのアニメは所謂UHF局に放送を断られたという経緯があるから、違法動画に関してはスタチャが結構放置していたような気がします。あの放送局の少なさで、結構な売り上げだったのは、まとめブログの煽りや、違法動画の存在も無視出来ないのではないかと私は思ってます。
ニコ動に関してもそれは同じで、流石にアニメ動画を丸ごと見たいのはありませんでしたが、切り抜き動画などはかなり長い期間放置されていました。これが改善されるようになったのは、原作元であるCUFFSが違法動画の削除に乗り出したことに始まります。ヨスガノソラを出したSphereはCUFFS内のブランドですが、ここが公式ページに違法動画の通報先を設けたんですね。これが出来たことで、まあ、ヨスガノソラに限らずではありますが、ニコ動をはじめとした動画サイトにある著作権違反の動画が削除されるようになった訳です。CUFFSは違法動画の削除に結構精力的で、よく広報が通報フォームの利用を求めていますね。
ヨスガノソラはアニメ化されてますから、特にそういった動画の数が多くて、ニコ動だけでもかなりの数が残っています。エロの代名詞みたいに言われている部分もありますから、需要があるんでしょう。

まあ、私もヨスガノソラで活動していた同人家ですから、あまり偉そうなことは言えないんですけど、今回のアニメ版配信に関しては良いことなんじゃないかと思いますよ。アニメ版とは言え、ヨスガノソラにもう一度スポットが当たるのは良いことだし、作品が忘れられないことは大事だと思うから。今日のワンフェスで穹のチャイナ服フィギュアが展示されたそうで、私の方でも画像を確認しましたが、あれも良い出来ですね。何体か買うんだろうけど、原作もこれを機に何か動きがあれば良いんですけどね。CS化はポシャったけど、今は完全版とかリニューアル版を出すのが流行ってますし、ヨスガも5周年だった訳だから、何かしらの期待はしたいところです。
C85参加情報 ヨスガノソラ本総集編&ご注文はうさぎですか?本
C85参加情報 ヨスガノソラ本総集編&ご注文はうさぎですか?本
年の瀬になり、冬コミも間近ということで今日は冬コミの新刊情報等を書きます。HPとpixivなんかでは既に宣伝や告知を始めてるんだけど、そういや日記はまだでしたね。前回の夏コミではギャルゲージャンルが男性向けと切り離されて大変な思いをしました。今回はいつも通りの大晦日含む年末開催ですが、3日目のジャンル配置自体は元に戻ったので通常進行出来そうです。うちのサークルも冬は新刊2冊に、新作グッズ2種と近年では珍しく豪華な頒布物を用意することが出来ました。
うちのサークルはどちらかといえば夏にアンソロとかイラスト集とか、そういった企画を催すことが多いのだけど、今年はちょっと夏が控えめでしたからね。その分、冬コミに力を入れようかなと。

それでは、以下が当日の頒布物になります。

イベント名:コミックマーケット85
日時:2013年12月31日(火)
会場:東京ビッグサイト
スペース番号:東ヨ-54b
サークル名:シャリテクロワール

新刊その1
ヨスガノソラ本総集編-悠久の穹-
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:2500円
総ページ数:580P
サイズ:A5判

カバーイラスト:やむ茶(サークル・Cocololi)

口絵ゲスト:wingheart、清木場みよ、中田瑠美、砂塚さゆ

巻末イラスト:ハネ

備考:これまで発行したヨスガ本10冊に、アンソロ原稿と新作ショートストーリーを加えた総集編。

新刊その2
HONEY SO SWEETS
ジャンル:ご注文はうさぎですか?
イベント価格:500円
総ページ数:48P
サイズ:A5判
備考:ココアとチノ中心のオールキャラ本です。

新作グッズその1
描き下ろし『春日野穹』タペストリー
ジャンル:ヨスガノソラ
生地:ダブルスエード
頒布価格:3000円
イラスト:wingheart

新作グッズその2
『悠久の穹』タペストリー
ジャンル:ハルカナソラ
生地:ダブルスエード
頒布価格:2500円
イラスト:やむ茶

既刊
春日野穹イラスト集-蒼穹-
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:1000円
総ページ数:28P
サイズ:A4判
備考:春日野穹オンリーのフルカラーイラスト集

スペースでの諸注意
頒布物が多いこともあり、当日は釣り銭不足が予想されます。小銭をしっかり用意して、釣り銭の出ないように宜しくお願い致します。
また、サークル主のMLWは午前中スペースを不在にすることが多いです。ご用の方は午後か、あるいは知り合いに限り売り子に呼び出して貰って下さい。

とりあえず、こんな感じでしょうか。冬はこれでもかというぐらいヨスガノソラ尽くしになりましたが、まあ、五周年ですからね。公式にも目立った動きはないですから、うちが盛り上げないでどこが盛り上げるんだ! というぐらいの勢いで色々作ってみました。
新刊のヨスガノソラ総集編ですが、これは説明にも書いてあるとおり、とにかく分厚い本です。驚異の総ページ数580Pは、計算上ではなんとあのコミケカタログよりも分厚いのが特徴です。まだ見本が届いていないので実際に比べてみた訳ではないのですが、今回の冬コミカタログはメジャーで測ってみたところ背幅が30mmありました。つまり、3cmの厚みがある訳ですが、それに対してうちのヨスガノソラ総集編は35mmで、3.5cmの厚みと、約5mmほどカタログより厚くなるのです。
580Pというページ数も、分厚いことで知られる同人誌『英国メイドの世界 ヴィクトリア朝の暮らし総集編』572Pを上回り、同人誌史上歴代2位のページ数を誇ります。1位は706Pとかいう化け物がいるらしいんですが、英国メイドにしろオリジナルなので、少なくともパロディの二次創作同人誌では歴代1位になれるんじゃないかと井の中の蛙になってみます。
カバーは春日野穹イラスト集にも参加して頂いたやむ茶さんにお願いし、私の理想通りのハル×穹を仕上げて頂きました。口絵、巻末ゲストもアンソロジー、イラスト集に参加された皆様にお願いし、本当の最後に相応しい1冊になったと思います。ページ数の都合から頒布価格は少し高いんですが、書店委託を断られてしまい、配送上の都合から自家通販も難しい本なので、おそらくイベント限定になります。完売しても再販出来るような仕様ではないので、当日はスペースにてその重みや厚さを体感して頂ければ嬉しいです。

新刊2冊目は、「ご注文はうさぎですか?」の同人誌になります。この本は春のコミ1から散々引き延ばして、やっと発行に漕ぎ着けることが出来ました。表紙とか、実は夏コミの時点で完成していたんですけどね。色々と一杯一杯になっていて、冬コミまで延びてしまいました。シャリテクロワールとしてはうででん以来、あるいはスパイラル以来の漫画原作で、4コマ漫画原作としては初となる同人誌ですか。
ごちうさはヨスガ以降の私にとって、かなり高い位置にある作品で、思い入れも大変強いです。是非、このジャンルの同人誌を作ってみたいと春から頑張ってきたのだけど、そもそも私にギャグ作品、もっといえば癒やし系萌え4コマの世界なんて書けるのかという疑問があり、所謂可愛らしい文章に試行錯誤した気がします。結果としてどういう形になったのかは、実際に本を読んで確認して貰いたいのですが、話としては結構シンプルに纏まりましたね。
ほぼオールキャラ本ということで、メインキャラは全員出てきます。その中でもココアを主人公にして、チノはヒロインという訳じゃないけど、この二人を主軸に動いていくって感じかな。最新号のごちうさと少し被ったというか、私が回避したネタをババーンと登場しているので、それを読み比べるのも面白いかも知れません。個人的には、思わず苦笑いしてしまったんですが。
この本に関してはコミケでの委託頒布があります。1日目:西2ホール る-04b『baroque_diva』さんというサークルで先行頒布を行い、ちなみにここは身内のサークルね。ごちうさ本含め、いつも私の同人誌の表紙を作ってくれているところ。そこの新刊はジュエルペット本らしいから、そちらも合わせて、宜しくお願いします。

新作グッズはタペストリーが2種です。シャリテクロワール初のダブルスエードタペストリーということで、いつもより良い生地を使っています。イラストは、春日野穹イラスト集で表紙を描いて頂いたwingheartさんによる描き下ろしと、今回やむ茶さんに描いて頂いた総集編のカバーイラストをタペストリー化したものです。印刷もお馴染み関西美術印刷に頼んだので、結構なハイクオリティを期待出来るんじゃないでしょうか?
こちら、グッズということもあって新刊よりも数が少ないのですが、そもそも新刊の数もあまり多い訳ではないから、タペストリー絶対欲しい! なんて方がいましたら、早めにスペースの方へ来て頂けると助かります。基本、グッズ類は再版しませんし、売れてしまえばそれまでなので。まあ、うちは大手じゃないですから早々に完売なんてしないかも知れないけど、午後まで残っているよとも言い切れないから。
既刊は昨年の夏コミで頒布した春日野穹イラスト集なんですが、これは書店在庫になります。手持ちの在庫はこの前wingheartさんのところに委託して捌けたんだけど、そういえば書店にも僅かながら在庫があったなと取り寄せてみました。こちら、残部は十数冊しかありません。実はまだ持っていないんだ、という方はこれが本当に最後のチャンスになるかと思うので、是非読んでみて下さい。

そんな訳で、当日は新刊2種に新作グッズ2種、そして既刊が1種と計5種の頒布物があります。うちのサークルへ通っている方は気付いたかも知れませんけど、『すぴぱら×夏ペル』本がありませんよね。まあ、残念ながら落としてしまったんですが、正直なところ新刊を三部出すほどの金銭的体力がなくて……総集編、色々拘ったら印刷費が高騰しすぎた。なにせ、完売しても赤字で、完売しなかったら大赤字という状態なので、ある程度仕様や装丁も凝るだろう夏ペル本の印刷費が捻り出せず。だから、これに関しては桜の季節に発行を予定しています。中途半端な状態で書けるような話でもないし、その頃には気持ちも切り替わっていることでしょう。
総集編の印刷費に触れましたけど、これでも結構妥協した方なんですよ。戦略上幾つかのミスに気付いて悔しい思いはしてるんだけど、余裕とか採算が合ったのなら、もうちょっと色々やりたかったというのが本音。無論、現状でも相当な力を入れているのだけど、やりたいことを全部実現したら、貯金やら預金が空っぽになりそうだったので断念しました。まあ、それでも580Pというコミケカタログを超える分厚さのソフトカバーなので、皆が満足出来るだけの物に仕上がってくれると信じています。

さて、最後に総集編にゲスト参加された皆様の冬コミ参加情報を書いておきます。偶然にも、同人活動をされている全員が今回は冬コミにサークル参加をされているので、折角ですから如何に纏めておきます。ちなみに、全員3日目です。
やむ茶様
スペース№:東ケ-07a
サークル:Cocololi
HP:http://cocololi.xxxxxxxx.jp/

wingheart様
スペース№:東C-19b
サークル:Will be Here
新刊:Clarification
新作グッズ:WHITEALBUM2タペストリー
HP:http://iwillbehereforyou.blog.fc2.com/

清木場みよ様
スペース№:東E-36b
サークル:ねこまんま
HP:http://nekomanma.ongaeshi.biz/index.html

中田瑠美様
スペース№:東リ-60a
サークル:眼帯少女中毒
新刊:Keyセット(こま鈴百合本+カレンダー)、艦これセット(時雨本+カレンダー)
HP:http://fetishism000.blog.fc2.com/blog-entry-26.html

砂塚さゆ様
スペース№:ア-50b
サークル:長い髪の女の子
新刊:美柑の滴(To LOVEる本)
HP:http://sunaduka.sblo.jp/

全員3日目で、しかも東館に集結しているなんて回りやすくて良いですね! 皆様のサークルに立ち寄られたついでに、うちのサークルにも来て頂けると幸いです。

冬コミまで一週間と少し、もうほとんど時間はありませんけど、当日は宜しくお願い致します。そういえば書くのを忘れていましたが、今回は久しぶりにお誕生日席に配置されているので、ちょっとは目立つかも知れませんね。穹のタペストリーが目印になっているかと思いますのです。
それでは当日、冬の有明国際展示場でお会いしましょう。
今年はヨスガノソラ発売から五周年になりますが、今日がその五周年当日です。2008年12月5日、実はそんなに月日が経ったことへの実感はあまりないのだけど、それだけ私がヨスガノソラという作品とともに駆け抜けてきた証拠なんでしょうね。5年前の12月5日は、エロゲが発売されるぐらいだから週末の金曜日だったけど、考えてみればヨスガって月末エロゲの日に発売してないんですね。当時、そういう概念があったのかは分からないけど、発売日自体は月初めだったわけだ。

私がヨスガノソラという作品を買った理由は、正直よく覚えてません。あの当時は特定のブランドを除けばエロゲに熱を入れている時期でもなかったし、雑誌等で積極的に情報収集をしていたわけでもなかった。だから、自分がいつどこでヨスガノソラを知ったのかというのは記憶に無いというのが本音です。
もしかしたら雑誌で読んだのかもしれないし、なにかの拍子にHPに辿り着いたのかもしれない。偶然にもヨスガをプレイした当時の日記が残っていたので、ログを確認してみたのですが、2008年の12月8日に書かれたそれによると、作品の認識自体は早いが、購入の検討を開始したのは12月に入ってからと書かれています。月末ならまだしも、発売日は5日なんですから、予約のことも考えれば時間は殆どありません。検討というよりは即決だったらしく、店に行ったらまだ予約を受け付けていたので、その場で予約をしたという感じらしい。まあ、エロゲって発売日前日でも予約できる場合がありますから、秋葉原とかならともかく、横浜なんかはまだ余裕があったんでしょうね。
どの店舗で予約したのかは覚えてるけど、そんなものだから体験版もろくにプレイせず、HPにも数えるほどしか行ってなかったと書いてあります。秋のドリパで何かグッズを買ったらしいけど、それが何であるかはもう覚えていません。抱き枕ではないらしいけど、テレカか、あるいは雑貨類か……調べてみないことにはなんとも言えません。ただ、発売前にグッズを買うぐらいの興味や関心は持っていたみたいです。どうにもそのドリパで色々あったらしいんだけど、生憎とヨスガ発売前の日記はほとんど削除されているから、そのあたりの事情に詳しくないんですよね。私自身のことなのに。

ヨスガノソラという作品を買った理由の一つに、ヨスガがSphereというブランドの処女作だったから、というのが書かれています。別に私は貞操観念的な意味での処女厨ではないですが、新しいブランドの始めての作品に興味を抱くというのは、分からない話ではありません。勿論、Sphere自体はCUFFSの姉妹ブランドですし、Gardenに纏わる怒りの庭事件は私も承知していましたから、本当に新興のブランドでないことは知っていたと思います。
体験版をやっていないことから、プレイしてシナリオが面白そうだったから、ということはないでしょうし、サンプルボイスを聴いた記憶もないので、声優目当てに買ったということもないはずです。そもそも、当時の私は声優でエロゲは買っていませんでしたし。勿論、購入に至った理由、要因は多少なりともあるんだろうけど、今にして思えば一目惚れだったんじゃないかな、という気がします。少なくとも一度や二度、公式HPを見たことがあるはずだし、そのときにキャラクターデザインやあらすじ、そこから伝わる雰囲気のようなものに、私は惚れ込んだのかもしれない。だから、購入に関しても「この作品は買わなければいけない」という心理が働いて、即決したんじゃないかな。
まあ、当時のことなんてほとんど覚えてませんから、今現在の私が勝手に推測しているだけなんですが、なにかしら惹かれるものがあったんだと思いますよ。それこそ、運命の出会いを感じたのかもしれないしね。穹か、あるいは瑛か。今となっては分からないけど、エロゲに対してどこか鬱屈とした、後ろ向きな状態だった私が突き動かされるだけのなにかを、そこに感じたんだと思います。
ちなみに私はヨスガを普段エロゲを買っているメロンブックスで購入していないのですが、当時の日記によるとその理由は「特典テレカの描き下ろしキャラが年上のメガネっ子だったから」だそうです。眼鏡がどうということではなく、年上キャラが苦手というのが最大の理由で、これに関しては現在の私も同意するところです。

簡単な作品レビューも書いてありましたが、穹編だけは間違って消してしまったのか、それとも最初から書いれないのか、発見できませんでした。他のヒロインについては総まとめで書いてありましたけど、なんというか、簡素ですね。5年間付き合い、計12冊の同人誌を出したジャンルのレビューが、最初はこんな数行で終わるようなものだったのかと思うと、何だか不思議な気分です。
流石にこの日記で5年間のすべてを振り返るつもりはありませんけど、まあ、色々ありました。最近は公式に動きがなかったので同人活動がメインになっていましたが、私にとってのヨスガは同人活動のメインジャンルであると同時に、まず公式があるんですよね。買ってないグッズはほぼないし、初回版持ってるのに通常版も買ったし、あんなに好きじゃなかったアニメも、なんだかんだで熱を入れてました。
自分にとって、どうしてヨスガノソラはこんなにも巨大で、思い入れの強すぎる作品なんだろうということは、一度ならず考えたことがあります。でも、言葉にするのも文章にするのも難しくて、だからといって好きなモノは好きなんだで済ませたくはない。そうして答えを出せないままに、五周年を迎えてしまったような気がします。けどまあ、それもいいのかな。自分の中に答えがない、出せないものがあったとしても、それがこの5年間の否定になるわけでもないし、ヨスガという作品を好きだという気持ちが消えるわけでもない。私は今日までヨスガノソラという作品と付き合ってきて楽しかったし、同人活動としてもかけがえのない経験を出来たと思います。後者に関しては今年の冬コミで一区切りになりますが、まず完全燃焼といっていいでしょう。

ヨスガノソラ自体は久々に公式で動きがありまして、ALTERから穹のフィギュアが出るそうです。いつかの騒動を引き起こした、チャイナ服タペストリーを元に造形しているそうだけど、なかなか可愛かったので復数買いするんじゃないかと思います。ALTERはアニメ版のフィギュアをだしたところですが、まあ、あれもアニメ版とはいえ結構可愛かったですしね。私が好きなのは、ブキヤの奴ですが。グッズはほぼ持ってると書いた私ですが、実は一番最初のフィギュア……タキ・コーポレーションですか。あれだけ持ってないんだよね。随分クオリティが低いと評判だったけど、あれも機会があったら確保したいものだ。
冬コミの件は、既に総集編は完成して入稿も済んでいるから、2冊目の入稿が済んで辺りで更新します。だからまあ、早くて中頃かな。それではまたお会いしましょう。
世間はゴールデンウィークということで、多い人は最大10連休らしいけど、私は有給を消費するのも勿体ないのでカレンダー通りの休みになると思います。カレンダー通りでも休めるだけマシというもので、それほど連休感覚はありませんが、自分なりに休養を取ろうかなと。まあ、今日は普通に会社で仕事だったんですけどね。そもそも、休んだところで部屋の片付けぐらいしかすることないですし、積んでいるエロゲを消化しようって気分でもないからな。かなりの数が貯まっているはずだけど、なんていうか積んでるエロゲって元々やるつもりがないんじゃね? と思ったりする。

私は月に何本かエロゲを買って、そのうち1~2本はすぐにインストールしてプレイします。だけど、同じ数、あるいはそれ以上に放置する物が多いのも事実で、そもそも、それら作品は最初からプレイする気がないんじゃないかと最近は思うんですよ。エロゲにしろ同人誌にせよ、あるいはもっと別のものでも良いけど、買った瞬間に満足するものってのは結構あって、私の場合、エロゲでそれが多いです。同人誌はまだしも戦利品チェックで確認することもあるけど、エロゲは開けば読める本と違って、開封してインストールして、場合によってはパッチ当てないとプレイできないこともあるから、手軽さがないんですよね。むしろ、手間に感じてしまう部分も多い。
そんな中でも即座にインストールしてしまう作品は、それだけやりたかったということなんだろうけど、そうじゃない作品は、結局その程度なのではないかとね。特典が欲しかったとか、声優が良かったとか、絵に興味を持ったとか、まあ、色々理由はあったのかも知れないけど、いずれもプレイするだけの理由に至ってない。たまに思い出した様に積みゲー崩している時点で、全く興味がないわけじゃないんだろうけど、すぐにどうこうって気分にさせられないのは大きいんじゃなかろうか。買うことに意義があるのであって、やることに意味があるのではないという、何とも金の勿体ない話です。私の場合、買った分のエロゲをやる時間がないわけじゃないから、単純にやる暇がなくて、ということにはならないはずだし。そう考えると色々変えなきゃいけないような気にさせられるけど、何となく欲しくなるって気分や感覚をどうにかしないことには、この先も続けていくんだろうな

まあ、去年ぐらいからそうした自分の傾向には気付いていたから、今年はそれなりにエロゲを買う量も減らしてきたつもりだし、4月も結局「ひとつ飛ばし恋愛」だけしか買いませんでした。色々延期してしまったというのもありますが、たとえばハイクオの新作とか、あれは自分が予約しているのかどうかさえ覚えてないし、チュアブルソフトの新作は体験版やった感じと、主人公やヒロインの名前がちょっとね。買わないときは、なにも買わないことだってあるし、とにかく何でも良いから1本はって感じではないかな。ひとつ飛ばし恋愛に関しては、前作が面白かったというのもあるし、体験版の雰囲気が悪くなかったのも大きい。
ただ、妹の友人とか、幼なじみの幼なじみとか、タイル通り主人公から一つ飛んだ関係のヒロインを相手にしているせいか、プレイ中にどうしてもサブキャラを相手にしている感じが強くて、結局そこをクリアすることが出来なかったと思う。コンセプト自体は、いつかのげっちゅ屋における配布会で聞いて、何となく納得も出来たんだけどね。でも、そこをメインヒロインとして如何に押し上げていくかが腕の見せ所だったんじゃないだろうか。ギャグは面白かったし、十分に楽しめたんだけど、恋愛ゲームとして捉えたとき、ある種の歪さや、あやふやな部分が残ってしまった様に思う。あくまで私がそう感じただけかも知れないが。

ちなみに来月は結構買う本数が多いです。流石にD.C.Ⅲを買うことはないと思いますが、ピースソフトの10周年記念作品もありますし、SQUEEZの新作もあるし、レミニセンスや、双子座のパラドクスもあるからね。それに、EX-ONEの新作も。久々に複数買いを考えている作品もあるので、色々計算しておかないと行けません。そうだ、夏空のペルセウスのVFBも出るんだった。とらのあな特典がタペストリーとか、VFBの特典としてはあり得ないことになっているから、そちらもどうにかしないとね。まったく、遠征前に私は幾ら使うことになるのだろうか。しかも、来月買う作品は、おそらく買ったらすぐにインストールするだろう物ばかりなので、意外と楽しみだったりする。要は考え方次第なんだろうな。
COMIC1☆7ということで、やってきました東京ビッグサイト。最後に行ったのは2月のコミティアですから、そんなに久しぶりというわけでもないけど、サークル参加という意味では冬コミ以来になりますか。コミ1は初回以外は全部サークル参加しているので、よくよく考えてみたら一般で参加したことって一度しかないんですよね。一般で参加している友人曰く、毎年待機列の出来る場所が違うらしいけど、今回は特にビッグサイト内でイベントを沢山やっていたみたいですか。

コミケと違ってコミ1は開場時間が10時半と30分遅く、サークル入場時間も8時ピッタシと正確なので、コミケのときよりは遅く家を出ました。特にすることがあるわけでもないのに入場時間合わせで行くのは、もはや癖みたいなものですけど、遅刻するよりは良いからね。今回の出し物はヨスガ本と昨年出したイラスト集だけだけど、手持ちのイラスト集は何だかんだで100部切ってるんだよね。何部刷ったかは明かせませんが、大分数が減ったと思います。
ヨスガ本は最後ということもあって、知り合いに配る用も含めてちょっと数を刷りました。それでもまあ、イラスト集より数が少ないという感じだったんだけど、多めに刷ったせいか完売には至りませんでした。普段なら自家通販に回すところですが、実はもう次のイベントが控えているので、そっちに持って行こうと思います。詳細に関しては最後の方で書くとして、やっぱりコミ1は良いですね。和やかだし、所謂新規層がまとめて幕張の方へ行ってくれたのも嬉しい。ヨスガ関連の友人も何人か参加していたので、そちらに本を渡しつつ、午前中は自分の買い物を済ませるのに熱中してました。コミ1はコミケでは並ばない様なサークルへ行くことを楽しみにしているんだけど、今回は特に興味や関心の枠ものがなかったので、個人的にいつも行っているところを回るだけで、それもスムーズに済みました。結構な金額を使ったとは言え、底を尽きるほどでもなく、割と余裕がありました。
ジャンル的には、変猫が結構多かったかな? 思っていたほどガルパンがなかったのは、オンリーの開催が近かったからかも知れないけど、私の買った本は変猫がそこそこ多かった気がする。後はまあ、とらぶるは安定していると思う。逆に中二病は引き潮の様に数が減った気がする。たまこまは……元々数が少ないか。なのはも勢いとしては収まってきたし、紙媒体だけじゃジャンルを保てるほどの力はないんでしょうね。

うちのサークルは前述の様に完売こそしませんでしたが、今や唯一のヨスガサークルとして少なからず足を止めてくれる人も多かったです。イラスト集も発行から結構経ちましたが、未だに買ってくれる人がいるのはありがたいですね。まあ、ヨスガノソラ自体、今年で5周年になりますし、作品的には少し前、あるいは古いと言われても仕方ないですから、私も思うところはあります。Twitterでも未だにヨスガ本出しているところがあるのか、と言われたぐらいだし、大体去年の夏コミか一昨年の冬コミの時点で懐かしいとか言われましたからね。いや、もっと前だったかな?
まあ、おかげさまでヨスガ本シリーズも最後の1冊を出すことが出来まして、売り子が色々褒めてくれました。今回は赤入れを外校に任せたこともあって、割と誤字脱字が少なかったのもありますが、内容が最後に相応しいとかなんとか。私自身、納得のいく話が書けたと思っていたので嬉しい評価でしたが、それまでの本よりハル×穹要素が少なくなってしまったのが心残りと言えば心残りかな。あくまでハルを主人公とした、ハルの話として書き上げたから、相対的に穹の出番が減ってしまったと言いますか。
アシタノソラに関しては、また後日に色々と書きたいことがある。あとがきに書けなかったこととか、そういうのも含めてね。沢山の人に読んで欲しいとは思うけど、前述の通り自家通販はしないので、イベントでゲットして頂ければ幸いです。

さて、そんなヨスガ本ですが実は完結記念に総集編を出す予定です。今回のコミ1でも古い本を欲しいと言ってくれた方がいましたけど、再販は難しいものの総集編として一冊にまとめることは出来なくもないので、良い機会ですし作ってみようかなと。まだ手探りではありますが企画は既にスタートしていて、今年の冬コミで発行を予定しています。
次に参加するイベントの件ですが、今度は6月のコミックシティ福岡に参加予定です。なんでいきなり九州なんだと言われたら、一度行ってみたかったからとしか言い様がないけど、ヨスガ本の残りはそこで頒布すると思います。もう10部も残ってないんだけど、それでも余ったら夏コミに持って行こうかなと。その辺りのことも含めて、これからは日記を書けて行けたらなと。まあ、そんなこんなでCOMIC1でした。来年はさて、何のジャンルで出ようかな。
COMIC1☆7参加情報 ヨスガノソラ本第10弾「アシタノソラ」
お久しぶりです。4月もすっかり下旬ですね。今年に入ってまだ日記を1回しか更新してないみたいみたいですが、今日から何となく再開させていきます。日記を更新してなかった理由は単純に書けなくなっただけなんだけど、まあ、色々ありまして。夏ペルの感想にしても恋ルートの良いところで止まってますが、あれも書き続けることへの意義が見出せなくなって。なんとかしたいな、とは思っているんですが、気分や気持ちの問題もあるのでね。難しい話です。
そんなわけで、今日は4月の28日に開催されるCOMIC1☆7の告知になります。日記もHPも更新してませんでしたが、新刊だけは一応書いてました。

以下が、当日の頒布物になります。ほぼ確定しており、これ以上増えることも、減ることもないでしょう。
イベント名:COMIC1☆7
日時:2013年4月28日(日)
会場:東京ビッグサイト
スペース番号:東に-56a
サークル名:シャリテクロワール

新刊
アシタノソラ
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:500円
総ページ数:60P
サイズ:A5判
備考:ヨスガノソラ本第10弾。シリーズ完結となる最終巻です。

既刊
春日野穹イラスト集-蒼穹-
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:1000円
総ページ数:28P
サイズ:A4判
備考:ヨスガノソラ合同誌第2弾。総勢16名の穹好きによる、穹好きのための、春日野穹フルカラーイラスト集。


当日の諸注意
イベント当日は釣り銭不足が予想されます。
1万円等の大きなお札の使用は控え、小銭を用意し、なるべくピッタシに払って頂けると売り子が大変助かります。


当日の午前中、サークル主のMLWは基本的にスペースにおりませんので、知り合いでご用の方は売り子に言って呼び出して貰って下さい。その際、私との間柄を伝えて頂ければと思います。
また、午後は比較的いるかと思いますので、火急のようでない方はそのときにお越し下さい。


今回のメインは、なんといってもヨスガノソラ本第10弾「アシタノソラ」になります。これは昨年の冬コミで発行しようとして落としたものですが、コミ1合わせでなんとか完成させることが出来ました。予定していた冬コミで落としたときには、もうこの本を出すことは無理なんじゃないかと、その原因となった一件も引きずって精神的に参ってしまい、なかなか書き上げることが出来なかったのだけど、こうして形になって良かったです。
内容としては、総決算や集大成というよりは、ヨスガノソラという原作と、ハルカナソラというFDを振り返って、私が書きたいと思った話を書いたという感じ。なので、最後だから全キャラ登場して大団円というのではなく、今一度春日野悠という主人公にスポットを当てて、ひたすらハルが主人公の物語になっています。勿論、穹を初めとしたヒロイン達も登場しますけど、あくまでメインはハルであり、ハル×穹という前提は守りつつも、今までの本とは毛色がまったく違う物に仕上がりました。
ジャンルとしては、やっぱりSFになるのかな? 自分の中でSFを意識した部分ってのは結構あって、参考にした作品もそっち系が多い。具体的にどれって書くほどのことでもないけど、文章的な演出などについては本の方で少しだけ解説しています。やってみたかった手法というのがあって、それを試した訳なんだけど、こればっかりは刷り上がってきた本を読んでみたいことには、成功したとも分からないから、今からドキドキしてますね。上手く行けばいいのだけど。

予定していた、というよりカタログ買ったらサークルカットに夏ペル本とか、ごちうさ本を企画している様なことが記載されてると思うのだけど、この二つに関しては中止になりました。夏ペル本は表紙まで出来ていたから、ほとんど落としたと同じなんですが、今回はヨスガ本に全力を出してしまったせいか、それ以降が続かなくて。まあ、イベントはこれからも出ますし、急ぐ必要もないのでね。
また、コミ1の前日にでも情報を更新しようと思いますが、基本的にはこれで確定です。皆さん、当日はよろしくお願い致します。
C83参加情報「.hack//黄昏の腕輪伝説」10周年記念新刊
お久しぶりです。こまめに日記を更新しようと思って1ヵ月、冬コミ原稿の修羅場っぷりに断念してしまいました。夏ペルの感想書くと言って、気付いたら1ヵ月以上です。なんか、私は「明日書く」と言ったものを書かないで有耶無耶にしてしまうことが多いので、本当にダメですね。まあ、感想の件は何とかするとしても、今は冬コミの話を先にしてしまいましょう。入稿は既に済ませましたけど、新刊の件で幾つか変更もあることですし。
以下が当日の頒布物になりますが、まだ確定はしていません。勿論、減ることはないですけど、もしかすれば増える可能性があります。

イベント名:コミックマーケット82
日時:2012年12月31日(月)
会場:東京ビッグサイト
スペース番号:東モ-55a
サークル名:シャリテクロワール

新刊その1
.hack//黄昏の腕輪伝説-フェイツ・パペットショウ-
ジャンル:.hack//黄昏の腕輪伝説
イベント価格:未定
総ページ数:216
サイズ:新書本

既刊
春日野穹イラスト集-蒼穹-
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:1000円
総ページ数:28P
サイズ:A4判
備考:ヨスガノソラ合同誌第2弾。総勢16名の穹好きによる、穹好きのための、春日野穹フルカラーイラスト集です。表紙はwingheartさんに描いて頂きました。
詳しくはイラスト集告知サイトもご覧ください。
URL:http://www.usamimi.info/~mlwhlw/sora/index.html


当日の諸注意
イベント当日は釣り銭不足が予想されます。
1万円等の大きなお札の使用は控え、小銭を用意し、なるべくピッタシに払って頂けると売り子が大変助かります。


当日の午前中、サークル主のMLWは基本的にスペースにおりませんので、知り合いでご用の方は売り子に言って呼び出して貰って下さい。その際、私との間柄を伝えて頂ければと思います。
また、午後は比較的いるかと思いますので、火急のようでない方はそのときにお越し下さい。

さて、今回の冬コミで確定している頒布物は上記の通りです。先に当日頒布する新刊について書きますと、冬の新刊は「.hack//黄昏の腕輪伝説」10周年記念本になります。
今年の初め頃に私が盛り上がっていたので、覚えている方もいるかも知れませんが、Project .hackで知られるゲームシリーズの漫画作品の一つで、通称うででんと言います。意外なことにhackシリーズの中では一番最初にスタートした企画であり、ゲームの前身であるSIGNのアニメよりも先に、連載の方がスタートしてるんですね。
そんなうででんがこの度10周年と言うことで、完全版が発売されて私のテンションがMAXに上昇したのだけど、それ以外にも漫画の著者である依澄れいさんが、自身のサークルであるイヅミヤでうででん10周年企画をやっておられまして、同人誌ですとか、グッズですとか、そういったものを夏コミで出されてまして。当然買ったわけですけど、完全版の描き下ろし含めて、私の中で非常に二次創作意欲を刺激されまして、いい機会だから便乗しちゃおうかなって。こう書くとあれですけど、折角の10周年記念だし、スパークのスパイラルオンリーも層だけど、こんなことでもないと書けなさそうじゃない? だから、私もお祝い事や記念に引っかけて、うででん本を出してみようかなと、そう思ったんです。
内容に関しては完全版の描き下ろしを参考に、あれ以降の話を書いてみました。あらすじ等はサイトやコミケのWebカタログに書いてあるから、そちらを見て欲しいのですが、その内ピクシブにもサンプルを上げると思います。夏コミでは上げませんでしたからね。ただ、ちょっとページ数多いので、どこをサンプルにするか調整しておきます。我ながら216Pも良く書いたものだ……新書本は2年ぶりですが、オトギノソラは児童書の体裁を取っていましたから、二段組みのしっかりした奴は2年半、いや、もっとかな? とにかく久しぶりになりますね。是非、お手にとって頂ければ幸いです。

さて、これを見れば分かるように、今回は当初予定していたヨスガノソラ本第10弾がありません。要するに新刊を落としたわけなんですが、どうしてこんなことになったのかと言うと……まあ、色々ありまして。私自身、冬コミでヨスガ本も最後と言うことでかなり気合いを入れて、ラスト1冊をより良いものにしようと頑張っていたのですが、思わぬところで挫折をしてしまいまして。詳しくは書けないのだけど、予想もしていなかった事態が起きて、全体的に執筆意欲が低下したという感じ。
それでも何とか持ち直して書こうとはしていたんだけど、もう1冊の新刊に思いの外時間が掛かりましてね。本当は10月中に書き上げるはずの作品が、12月になっても書き上がらないという最悪の事態になってまして。締切は超過するは、追加料金取られるはで散々でした。勿論、入稿は既に済んでますけど、それもつい先日の話ですから、とてもじゃないけどヨスガ本は間に合わないと行った現状で……いや、ねじ込めば何とかなるんですが、少なくともいつも使っている印刷所は使えないのでね。拘りがあるのかと言えば、これまで個人誌9冊ほど同じ印刷所で刷ってきたわけだし、最後も同じところで出したいじゃないですか。
だからまあ、無理して違う印刷所にねじ込むよりは、と考えています。ただ、個人的に年内で決着を付けたいという気持ちも強いから、可能であれば冬コミも狙っているというのが現状でしょうか。ちなみに、冬コミで出さない場合、どこで発行されるのかというと、実は来年の1月に開催されるこみっくトレジャーへの参加が現在確定しておりまして、おそらくそこで出せるんじゃないかなと思っています。


けど、折角の冬コミが新刊1冊に既刊1冊というのは少し寂しい気もしているので、もしかすれば突発で何か書くかも知れません。オフ本作っている余裕はありませんから、コピー本になるかと思いますけど、一つ書きたいジャンルがあるので、それが出せるか否かを突き詰めていくんじゃないかと。
新刊の頒布価格含め、また近くなったら日記にも書くかと思いますが、基本はHPとWebカタログを利用していこうと思うので、そちらで確認して頂ければと考えています。ギリギリまで粘るので、当日は宜しくお願い致します。
コミケも終わって早2週間、進めていた「春日野穹イラスト集-蒼穹-」の書店委託が開始されました。予定よりも時間が掛かったのは、まあ、隠すことでもないですが当初委託をお願いしようと思っていた書店に断られたからです。これまでのどんな本よりも自信があったんですが、やっぱり値段かなぁ。イベント価格から税込み350円ほどアップしてますが、書店にマージンで30パーセントほど取られているので、実は卸値で言えばイベント価格より低かったりするんだけど……いや、こういう生々しい話は止めておくか。

委託先は、過去にうちのサークルの本を何度か卸したことがあるとらのあなさんで、実のところ昨日から委託の方は始まってます。別の書店で申請していたときは一週間以上待たされたというのに、とらのあなは即日返事が来たというのだから早いものですね。もっとも、別の書店で時間かけ過ぎて、夏コミ新刊と言うにはやや時期が遅くなったことから、申請するのも空いていただけかも知れませんけど。

とらのあな通販ページ
URL:http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/06/97/040030069778.html


店舗の入荷情報ですが、27日現在、秋葉原店池袋店、それに名古屋店なんば店に入荷されているようです。納品数から考えて、恐らくこれ以上は行き渡らないんじゃないでしょうか。北海道や九州にもとらのあなはありますけど、個人的には名古屋越えを果たしたことも少しビックリしてまして。実はここだけの話、在庫数と納品数は必ずしも同一じゃなかったりするから、部数的にもあまり多くの店舗には置かれないと思うんだよね。
まあ、お近くの店舗に入荷されてない場合も、とらのあなは通販の店舗引取が可能ですし、そもそもとらのあな自体ないという方は、そのまま通販で取り寄せて貰えればと。そんなに数は納品されてませんが、今週中ぐらいは多分持つと思いますので。

少し委託というものの話を書きますが、書店価格は1350円と、前述の通りイベント価格から350円ほどアップしてます。ギリギリまで押さえ込んだつもりですが、やっぱり書店分を取られるだけ、自家通販より高くなってしまいますね。ただ、今回は在庫がいつも以上に豊富だったのと、出来る限り大勢の人に行き渡って欲しいと考えていたから、久しぶりに書店委託をしてみました。これまでもイベント毎に書店の営業さんが来てたんだけど、なにせ普段は小説サークルですから、卸すような本もありません。だから、書店委託は2年ぶりぐらいになるのかな?
2年も放置しといて、よくうちみたいなサークルに毎回名刺渡しに来るものだと思ってたけど、そういや夏コミではどうだったかな……忙しすぎて、もはやそんなことすら覚えてないという。
イラスト集に関しては、在庫が余れば書店委託を検討するというスタンスだったので、所謂事前発注とかはしてなくて、それが今回、書店委託が通常よりも遅れがちになった原因でもあるんだけど、私は元々趣味で同人をやっている人間だし、イベントに出るのが好きな人だから、最初から委託ありきで本を作るのってどうも苦手で。ただ、イラスト集は刷りすぎてしまったと自分でも理解していたから、どちらにせよ書店委託はすることになるだろうなとは思ってましたが。まあ、冬コミもありますし、在庫に関しては長い目で見ていく感じですかね。流石にスパークへ持って行くわけにはいかないだろうけど、イベントで直接欲しいという方は冬までお待ちください。

久しぶりの書店委託でしたが、職場が秋葉原の徒歩圏内なので、昼に店舗の方を覗いてきました。委託とはあまり縁がないからか、、自サークルの本が置かれているというのは結構新鮮な光景ですね。ちなみに秋葉原店は4階の一般同人誌フロア、入って右にある棚の一番左端に30部ほど立ててありました。納品数から計算するに、多分、あそこに置いてあるのが秋葉原店の全在庫なんじゃないかな。30部というのが多いのか少ないのか、私にはよく分かりませんけど、店頭で購入したいという方はお早めにどうぞです。
尚、クレジットカードを持っていないなどの理由で、とらのあな通販が利用出来ないとい人がいる場合は、お手数ですがサークルHPまたはイラスト集告知ページから私にメールを送って頂ければと思います。今のところ予定はありませんが、自家通販についても検討をしますので。
それでは皆様、「春日野穹イラスト集-蒼穹-」の書店委託を、どうぞよろしくお願い致します。
コミックマーケット82~色鮮やかな3日目~
夏コミことコミックマーケット82もいよいよ最終日になりました。サークル参加というのはサークルチケットで入れるわけですから、一般参加より家を出る時間が遅いです。極端なことを言えばサークル入場時間である9時までに会場入りしていれば良いわけですから、始発で4時とかに電車乗るのに比べると、かなり余裕が有るように思われます。けど、私はここ数年のサークル参加において、そんな余裕を感じたことは一度もないし、ましてや前日ぐっすり眠ったことなど、皆無といっていいでしょう。何だかんだと準備が遅れ、結局徹夜になったことがほとんどです。今回もまた例外ではなく、むしろ、いつも以上にギリギリだった気がします。

朝の7時頃、大井町駅で売り子と合流したら、りんかい線で東京ビッグサイトを目指す。毎度お馴染みのことですが、年々電車の混み具合が凄いことになっていて、始発から結構経っているというのに不思議な話です。まあ、皆が皆、始発で出掛けるわけじゃないし、遠方の場合は到着するまでに時間も掛かるんだろうけど、サークル参加日は大荷物を抱えているから、満員電車はなかなかに窮屈でね。行きの電車で体力を使い果たしそうとは、またよく言ったものです。
サークル入場は7時半からということになっていますが、実際は少し早めに入れることも多く、時間は結構まちまち。いつもならスペースには私と売り子だけなので、到着したらさっさと入るのだけど、今回はお客さんというか、新刊である春日野穹イラスト集の表紙を担当して下さったwingheartさんが手伝ってくれるというから、まずは彼と会うことにしました。何せサークルチケットは全部私が持ってますからね。事前に渡すことも出来たけど、昨年の冬コミでちょっとした事件があったので、当日渡すことを原則にしてて。
お互いに初対面で、つまり顔を知らないから探すのには少し手間取ったのだけど、会ってみると初めましてな気が全然しなかった。もっとも、私の方は彼の配信を聞いていたから声だけは知ってたんだけど、ビックリするほどお洒落さんがやってきて、少し気後れしたのは秘密です。事前に入念な打ち合わせをしていたので、挨拶もそこそこ会場に入りましたが、この時点では何せ3人もいるのだし、設営含めてちゃっちゃと終わらせることが出来るんじゃないか、コミ1みたいに時間が余ったらどうしようとか、甘いことを考えていました。

シャリテクロワールのスペースは東4ホール ユ-22bに配置されており、夏コミでは大体東館が多いですね。逆に冬は西館であることが多く、ギャルゲージャンルはコミケごとに行ったり来たりを繰り返しています。最近ではそれにも慣れちゃって、どちらのホールも好きだから別にいいかなと思ったりもしてるんだけど、一般参加者としてはどうなんだろうね? やっぱり面倒くさいと感じたりしてるのかな。
今回のメインである春日野穹イラスト集は、シャリテクロワールとしては過去最高の部数を印刷しており、大手とは行かないまでも島角の準大手ぐらいの数はあったと思います。正直、自分でも刷りすぎたと反省はしているんですが、なにせカラー本は初めてだったし、採算の問題もありましたから……明確な部数は避けますが、100部や200部が少なく見える程度には大量だったとだけ書いておきますか。けど、搬入量という意味では、印刷所が頑張ってくれたからか非常に大きいダンボールが4つだけど、こちらが予想していたよりも比較的少数で済みました。勿論、個人誌やタペストリーもありましたけど、イラスト集に比べれば微々たるものでしたからね。
設営を開始してイラスト集の箱を開けたのですが、いや、なんというか感動しました。企画はじめた当初は、果たしてどうなるものやらと思ってましたが、こうして出来上がってみると素晴らしいの一言でした。ここだけの話、原稿はすべてRGBカラーで入稿していたから、CMYKになったとき、どんな感じになるというのが懸念材料で、この辺りは表紙担当のwingheartさんとも何度か話し合ったんだけど、予算の都合もありますから、金に飽かして最高品質の印刷で、というわけにもなかなか行かず……だから、不安は結構あったんですが、どうやらそれは全て杞憂だったようです。wingheartさんも絶賛してましたが、印刷所は本当にいい仕事をしてくれました。色味を重視した、見事な再現性だったと思います。昔から憧れていた印刷所だったのが、今回選んだ一番の理由だったんだけど、その期待に十分応えてくれたと思います。あそこにして良かった。

滞り無く進んでいるかに見えた設営でしたが、ここで私の忘れ物が発覚。3日目において、私は幾つかの忘れ物をしており、それは同人誌などの買い忘れも含むのだけど、スペースに関してはテーブルクロスを持ってこなくて。確か、部屋の本棚に掛けてあったんだか、溶け込みすぎていて気付かなかった。机にそのまま置くのが別に汚いってことはないんだろうけど、パッとしないのは事実だし、だったらイラスト集の入っていたダンボールにあった緩衝材代わりの大きな紙はどうかと提案するも、なにせ皺くちゃだし、それなら直の方がいいということになって。無い方がマシ、と言う奴ですね。でも、そんなとき、私はあることに気づきました。
「ねえ、これって布だよね?」(私)
「これ?」(wingheartさん)
「うん、タペストリー」
「…………いや、いやいや」
「いくらなんでも勿体無いでしょ」(売り子)
「B2の横型だし、案外しっくり来るかもしれない」
流石に勿体無いというwingheartさんと売り子の意見を跳ね除けて、なんとビックリ売り物のタペストリーを1枚、テーブルクロス代わりにしてしまいました。これがもう、見事にぴったりでして、イラスト集の表紙とバージョン違いなこともあってか、かなり映えていたと思います。一度敷いてしまえば二人も仕方ないと思ったのか、せめてタペストリーの顔の部分は隠さないようにと本の位置を調整してくれて。私のミスに、全く申し訳ないという感じでした。勿論、普通に飾る様のタペストリーも用意していて、そっちは何とかダンボールを駆使しつつ飾ることが出来ました。これに関しても、売り子はいい加減スタンドぐらい買えと言ってるのですけど、タペストリーって別に毎回作るわけじゃないですからね……今回はイラスト集作った印刷所が、そこそこお安く作ってくれるというから頼みましたけど、うちの表紙はいつもキャラクターのイラストと言うわけじゃないし。

スペースの準備が終わったら、次はイラスト集の予備分を手にwingheartさんと挨拶回りに出かけました。主にイラスト集参加者のサークルへお邪魔する形で、開場してからだと双方忙しくなっちゃいますからね。当日までに宣伝することができませんでしたが、今回の夏コミではイラスト集参加者のサークルが5つほど参加しており、中田瑠美さんの眼帯少女フェティシズムに、猪瀬りくさんのいちご&めろんあじ、清木場みよさんのねこまんまと、戌亥あちゅさんのあちゅむち、そして海外からは影法師通訊協定さんが参加されてました。
戌亥あちゅさんはご本人の都合で、サークルは参加しているも本人不在ということでお会いすることは出来なかったんですが、他の方とは無事会うことが出来まして、やっぱり直に本を渡せる、お礼を言えるってのはいいことですね。差し入れも渡せるし。個人サークルでは参加されてないものの、他サークルのお手伝いという形でいちろくさんも参加されていたそうなのですが、挨拶回りに行っているときスペースに来たそうで、なかなか噛み合わず、結局会えたのは閉会に近い頃だったようにも思う。私がスペースではレアキャラになっているのもあるんだろうけど、参加者はそれを知っている人も多いから、結構後の方になってきてくれた人が多かったかな、という印象でした。
スペースにいない間にと言えば、私がwingheartさんと挨拶回りをしているときに一人の方が新刊を手にスペースの方へと来てくれたそうで、それは誰ぞやと売り子に聞いて、私は飛び上がりそうになってしまった。ヨスガノソラのコミカライズを描いてらした水風天さんで、いつもは私の方からお伺いしてるんですが、今回に関しては「たまにはこちらからお伺いします」と言われていたのを思い出し、慌てて挨拶へ行くことに。水風天さんとは、ヨスガのコミカライズが始まる前のコミケで挨拶をしたことがキッカケとなり、その後もイベントごとに挨拶の方をさせて頂いてるのですが、折角来て下さったのにすれ違ってしまうとは……スペースに行ったら無事会えたし、新刊も渡せたから良かったけど、いや、本当にもう焦ったよ。

挨拶回りを行った後は、私はそのままお買い物に行ったわけだけど、その辺りのことは割愛。だって、別に私がどのサークルから行って、どんなものを買ったとか書いても仕方ないし、実のところそこまで買い物しまくっていたわけでもないしね。ジャンル買いという意味ではAnotherが中心だったと思うけど、それにしたって大量にあったわけじゃないし、そうするとサークル買いがメインになりますから、わざわざ明記するほどのことでもないと思う。
しいて言うなら、シャッター前の最大手とか、そういうところには並ばなくなったので、欲しい物を順当に購入出来たって感じかな。あぁ、真夏の夜の雪物語をプレイした影響から、コミケで初めてみけおうのPINK CHUCHUに並びました。別段、嫌いだったわけでもないのですが、特段好きというほどでもなくて、今まで並んだことはなかったのだけど、この歳になって良さが分かるようになったといいますか……いやはや、エロゲは偉大だ。少し乗り遅れたせいか、サークル自体は真夏の夜の雪物語からルートダブルに移行してしまったようだけど、列も短かったからそれほど時間は掛かりませんでした。もっとも、並んでいる途中に雨は降りましたけど。
私が最終的にスペースへと戻ったとき、個人誌のシノビノソラが完売していました。ヨスガノソラ本第9弾なわけですが、あとがきにも書いてありますけど執筆期間3日というとんでもない作品なので、正直申し訳ない気持ちでいっぱいといいますか……私がいないときに、「カフェノソラ凄く良かったです」と言ってくれた人が何人か居たそうなのですが、それを聞くとより一層心苦しくなるというか。カフェノソラの反動によるスランプという一面もあったから、確実にクオリティは下がってしまったんじゃないかと思う。

午後になって私が売り子を変わってからもイラスト集は堅調な出を見せましたけど、流石に部数が多すぎたのか完売には至りませんでした。それでもいつもの発行部数から計算して、およそコミケ8回分ぐらいの冊数は売り上げてますから、春日野穹もまだまだいけるってことでしょうか? とはいえ、シャリテクロワールが出すヨスガノソラの合同誌は今回がほんとうに最後の予定ですから、次に出す機会があるとすれば、それこそ10周年とか、そういうのじゃないと無理だと思います。まあ、ヨスガノソラの原作が発売されたのは2008年で、今年が4年目になるわけですから、10周年までは後6年ほど……あら、そんな先の話でもないように思えますね。
スペースにはイラスト集参加者のローゼンクロイツさんや、LUCIAさんなども来てくれましたが、wingheartさんが挨拶回りに、売り子が休憩も兼ねて会場散策に出かけたため、私は何故か10年来の友人と一緒に売り子をすることに。友人とはコミケ等でよく会うことが多いのだけど、色々な事情から15時半ぐらいまで会場にいなければならなくなったとかで、しばらくうちのスペースで時間を潰していたんですね。ついでに売り子の真似事もやってくれて、非常に助かりました。
何だかんだあって会場には結局閉会時間である16時過ぎまでいましたけど、撤収作業というのは初めて見たかもしれない。巨大なトラックが何台もホール内に入ってきて、机いや椅子を回収するのね。なんとも壮大な光景でした。私は自分とこの机や椅子を片付けつつ、wingheartさんや売り子と一緒に会場を後にしました。
その後は品川に移動して、打ち上げと言うなの売上計算を行ったのですが、案の定といいますか、今回も見事に計算が合わなかった。部数が多かったんだから仕方ないという見方もできるかも知れませんが、そんな事言ったら大手サークルはどうなんだって話だし……一体、ああいった人たちはどうやって計算とかしてるのかな。ある程度売れてしまえば、細かいこととか気にしないのだろうか。在庫や荷物の大半は宅急便で自宅へ送ってしまったので、在庫から再計算は後日になってしたのだけど、結局500円の誤差が発生しました。まあ、個人誌1冊分ですけど、この程度なら許容範囲なのかな。

さて、最後に在庫が残った春日野穹イラスト集-蒼穹-に関して、こちらは書店委託をする方向で進めています。何とか今月中にはと頑張っておりますので、コミケに来られなかった、行ったけどすっかり忘れてたという人は、今しばらくお待ち頂ければと思います。また、個人誌であるシノビノソラや、グッズであるタペストリーの再販は予定しておりませんのでご了承下さい。
それでは皆様、コミックマーケット82お疲れ様でした。次回は冬コミ、ヨスガノソラ本第10弾でお会いしましょう
C82参加情報 ヨスガノソラ新刊&ヴァニタスの羊新刊
C82参加情報 ヨスガノソラ新刊&ヴァニタスの羊新刊
お久しぶりです。気付けば夏コミ一週間前を切っていると言うことで、今日はサークル・シャリテクロワールの夏コミ参加情報について書こうと思います。7月中はずっと新刊原稿をやっていた私ですけど、今回ばかりはもうダメだと諦めかけた場面が多々ありました。合同誌の方はともかく、個人誌の方は壊滅的な状態で、締切を超過しまくった挙げ句に特急料金まで払って、なんとか完成させた感じです。なんらかの理由で追加料金を払うことはこれまでにもあったけど、単純に書き上がらなくて追加料金というのは初めてだったので、今回はちょっとボロボロすぎますね。イベント参加、というかサークルとして本を作る作業が回数を重ねるごとに劣化していってるというか、私も色々と限界なのだろうか。
でもまあ、何とか間に合わせることは出来たので、夏コミでは新刊が3冊にグッズが1種、計4つの出し物があります。

イベント名:コミックマーケット82
日時:2012年8月12日(日)
会場:東京ビッグサイト
スペース番号:東ユ-22b
サークル名:シャリテクロワール

新刊その1
春日野穹イラスト集-蒼穹-
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:1000円
総ページ数:28P
サイズ:A4判
備考:ヨスガノソラ合同誌第2弾。総勢16名の穹好きによる、穹好きのための、春日野穹フルカラーイラスト集です。表紙はwingheartさんに描いて頂きました。
詳しくはイラスト集告知サイトもご覧ください。
URL:http://www.usamimi.info/~mlwhlw/sora/index.html

新刊その2
シノビノソラ - Ysouga no Sora Fan Book 9 -
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:500円
総ページ数:60P
サイズ:A5判
備考:ヨスガノソラ同人誌第9弾。表題作、「シノビノソラ」を収録。時代劇ではありません。

新刊その3
ヴァニタスの羊~ラインケ狐の伝説~
ジャンル:ヴァニタスの羊
イベント価格:1000円
総ページ数:152P
サイズ:A6判(文庫本)
備考:RococoWorks最終作、ヴァニタスの羊本。クロード×テレーゼを前提に、二人がエンゲルブルクへと戻る前の話になります。

新作グッズ
春日野穹B2タペストリー(ヨスガVer.)
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:4000円
サイズ:B2横型
備考:春日野穹のB2サイズタペストリー。イラスト集表紙の差分になっており、穹の表情が違います。

既刊その1
カフェノソラ
ジャンル:ヨスガノソラ×CAFE SOURIRE
イベント価格:600円
総ページ数:76P
サイズ:A5判
備考:ヨスガノソラ同人誌第8弾。CUFFS原作、CAFE SOURIREとのクロスオーバー小説を収録。
pixivにてサンプル公開中→URL:http://t.co/kIPGVvCk

既刊その2
マフユノソラ(改訂版)
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:1000円
総ページ数:140P
サイズ:A5判
ゲストイラスト:ハネ
備考:ヨスガノソラ同人誌第7弾。「ハルと穹の体育祭」及び、表題作「マフユノソラ」を収録。
pixivにてサンプル公開中→URL:http://t.co/FRjWYtuz


当日の諸注意
イベント当日は釣り銭不足が予想されます。
1万円等の大きなお札の使用は控え、なるべくピッタシに払って頂けると、売り子が大変助かります。
また、スペースにはイラスト集表紙担当のwingheartさんがいらっしゃいますが、スケブ・色紙に関しては都合上お断りしております。ただ、サインに関しましてはスペースが空いているとき、イラスト集限定で受け付けております。
イラスト集参加者へのお手紙、プレゼント等のお預かりは致しますが、誰宛かが分かるよう、ハッキリと明記の方をお願い致します。


例によってサークル主であるMLWは午前中スペースに居ません。
御用のある方は午後に来て頂くか、火急の用という場合は売り子に言って呼び出して貰ってください。知り合いに限り、駆けつけます。

こんなところでしょうか。グッズを除いても、本だけで4種類ありますから、果たして机に全種置くことが出来るのか、という感じなんですが……まあ、既刊は小数部しかないので、すぐ捌けてしまうかも知れません。自家通販の余り分ですから、片手で数えられる程度しかないと思ってください。
新刊の話に移りますと、春日野穹イラスト集-蒼穹-に関しては、かなりの数を刷りました。シャリテクロワールとしては過去最高で、去年のアンソロの3倍という量を搬入します。だから、よっぽどのことがない限りは完売しないと思いますが、グッズの春日野穹B2タペストリーは、大して数を作っていないので、欲しいという方はお早めにスペースへ来て頂ければと思います。イベント限定なので、今後再販等をする予定がありません。
イラスト集はA4サイズで28Pですが、かなり厚手の紙を使っているので、イメージとしてはエロゲのVFBなどを思い浮かべて貰えると、一番近いと思います。ヨスガのVFBよりも紙質に厚みがあって、最も似ているのが恋騎士のVFBですかね? 今回の本とグッズは、あの作品を参考にした面が大きくて、例えばイラスト集の表紙を決める際に、担当のwingheartさんからは2パターンの表情を提示されたんですよ。笑顔と、少しあどけない感じの奴で、前者は表情に余裕見たいのがあって、予めハルのことを見ていたって雰囲気だけど、後者はふとした瞬間にハルと目が合った、というような印象を受けた。
言うなれば、前者がハルカナソラで、後者がヨスガノソラってイメージですねと言ったら、wingheartさんもそういう意図があったらしく。それで、どちらの表情にしましょうかという話になったとき、単純に甲乙付けがたかったのもあるんですが、どうせなら本とグッズで表情に差異を付けたらどうかと私が提案しまして。既にタペストリーを作ると決めていたこともあったし、前述の恋騎士がグッズで似たようなことをやっていたのを思い出しましてね。折角だから、イラスト集表紙をハルカVer.として、タペストリーをヨスガVer.ってことで仕上げて貰いました。表紙イラストをただタペストリー化するよりも、それぞれに違いがあって良い感じです。

新刊その2であるシノビノソラは、私がいつも出しているヨスガノソラ本第9弾になります。これはもう本当に難産というか、完全にネタが枯渇した状態から、無理矢理絞り出しだした話なので、正直言って色々自信がありません。春にカフェノソラを出した直後から、当然夏の新刊については構想を練っていたのだけど、プロット一つ建てられないほどのスランプに陥っていまして……スランプという表現が正しいのかは分かりませんが、とにかくネタがなかった。ヨスガだけで9冊も出していれば当然のことなのかも知れないけど、私はヨスガというジャンルなら一生本を書くことが出来ると思っていただけに、結構ショックも大きくて。
今回は表紙の柄とタイトルからも分かるとおり、和風を題材にしています。一見すると時代劇みたいな印象を受けますし、実際に時代物を書こうかと思っていた時期も、僅かながらあるんですが、結局現代劇にしました。私によくある、気付いたら戦っていたというパターンで、なんとオトギノソラ、オカシノソラ以来になるバトル物になります。えぇ、ヨスガキャラが思いっきり戦ってます。あくまでギャグやコメディの範囲内ですけど、私が戦闘描写を書くと、どうしても堅苦しい物になってしまうから、あまりライトな感じがしないかも知れません。まあ、凄惨な戦いが繰り広げられるわけでもないから、気楽に読んで頂けると。

新刊その3であるヴァニタスの羊~ラインケ狐の伝説~は、タイトルの通りRococoWorksの最終作、ヴァニタスの羊を題材にした二次創作同人誌になります。私にしては珍しく、オリジナル色の強い話で、クロードとテレーゼがエンゲルブルクへと戻る前の出来事を書いているため、原作のキャラがほとんど登場しません。ラインケ狐や、ティル・オイレンシュピーゲルといったヨーロッパやドイツに伝わる故事、民謡などを取り入れて、こっちもこっちで戦闘とかしまくっています。都合上、あとがきを書くことが出来なかったので、完成本にペラ紙を挿入する形で補完するかも知れません。入稿後に見つかった誤字脱字も結構あるから、まったくお恥ずかしい限りです。書いてみて手応え自体はあったから、今度は原作拠りで何か書いてみたいかな。

そんなわけで夏コミ新刊、新作グッズ情報になります。既刊併せて5種類も出し物があるなんて、過去最高の規模になりますけど、果たして当日はどうなる事やら。何気に頒布を前提にタペストリー作ったのも初めてだし、まあ、これに関しては昨年のリベンジもあるのだけど、イラスト集とタペストリーに関しては、初めて使う印刷所なのでどんな感じに刷り上がってくるかドキドキです。昔から憧れていた印刷所の一つで、こんな機会でもないと絶対に使えないと思っていたから、今回は本当に嬉しかった。まあ、イラスト集は裏方参加ですけど、私のサークルが出すヨスガ合同誌としては多分最後だから、良い物に仕上がることを期待しています。
では、コミケ当日の会場でお会いしましょう。私はスペースだとレアキャラですが、良い夏コミ、良い祭りになることを祈りつつ……カタログチェックでも始まるかな。
コミケの青い封筒が届き、今年も夏コミに向けての道が開けたという感じがしています。まあ、夏でも冬でも封筒の色は同じなのだけど、これが来るとやっぱり嬉しいよね。到着まで東京よりも一日ほどラグがあるものの、無事に届いてよかったです。とりあえず友人と一緒に参戦ということになると思いますが、そういや昨年は職場の人に一枚上げようかと思ったら、当日になって家のガス管が破裂したとか冗談みたいな理由で来れなくなったんだよな……あれには思わずポカンとなった。

夏コミに向けた準備ということで、春日野穹イラスト集については、印刷所の予約も済ませて実制作に突入しています。既に何名かの方は完成原稿を送られてきており、いやはや、穹の可愛さを堪能中です。私はイラスト集に関しては完全な裏方ですけど、それだけに色々考えることもありまして。例えば、今回のイラスト集はフルカラー本であり、全ページがカラーなわけだけど、これを印刷してくれるとこってのは結構限られてましたね。最近じゃフルカラー本も珍しくなくなったとはいえ、先日のMAG・ネットでもありましたが、同人誌の主流はB5サイズですからね。そこでA4判のイラスト集を印刷したいとなると、割りと候補が減ったりするんですよ。
まあ、それでも相応の数はあるわけですけど、今度は印刷の質や使える紙など、そういった部分に目を向けていく必要があります。特に私は普段、シンプルなオンデマ本しか作ってませんから、これに悩んでましてね。カラー本って言うと、なんとなくコート紙、つまり光沢がある艶艶した紙に印刷されたものをイメージしがちで、現に私の手元にある参考資料、つまり他サークルが出しているフルカラー同人誌もコート紙を使用したものが多いのだけど、逆にエロゲ等のVFBやムック本を調べてみると、今度はマットコート紙、光沢のないスベスベとした紙が主流だったりします。紙としてはどっちも一長一短であり、それぞれの魅力というものがあるのだけど、さて春日野穹という少女のイラストを、最大限に活かせるのはどちらかなと思いまして。なまじ、価格に違いがないものですから、判断材料が完全に好みや雰囲気といったものになってしまうんですよね。
最初は私も漠然とコート紙での作成を考えていたんだけど、前述の通りエロゲのVFBとかはマットコートですから、そっちのしっかりとした厚みにも興味がありまして。同じページ数でも、紙が違えば厚みにも全然差が出ますし。

いつものヨスガ本とヴァニタス本に関しては、私が普段使っている印刷所でする予定ですが、後者については初のカバー付き文庫本を試してみようかなと思ってます。今までうちの本といえばスタンダードなA5本か、あるいは男性向けの主流である新書本だったと思いますけど、文庫本も一度でいいから作ってみたいなと、ずっと考えていたんですよね。でも、ヨスガ本で文庫となれば判型を揃える観点から、あんまり望ましくなくて、だってシリーズ本で判型が不統一とか嫌でしょ? 本棚に並べ難いし。まあ、一回だけ新書で出しましたけど。
今更、ロクゼロ本を文庫化しても需要はないだろうし、であるなら単発で出すヴァニタス本で試してた方が作りやすいのかなと。同人小説としては新書本の方が主流だってのは知ってるけど、私は新書と同じぐらい文庫も好きだから。まあ、サイズの他に変わるところがあるとすれば、新書が二段組なのに対し文庫は一段組で、そういや今回から使用するフォントも変わりますね。一太郎に付属していたヒラギノフォントを、遂に使うときが来ましたよ。いや、今も使ってるんだけど、フォントって印刷物じゃないと意味ないじゃないですか。ネットに上げる文章とかの場合、どのフォントで書いてもテキストデータでアップする以上は同じになっちゃうし。だから、文庫サイズのヴァニタス本でその素晴らしさをガッツリと試そうと思います。多分、期待通りのものに仕上がってくれるでしょう。

ヨスガ本のネタについては相変わらず枯渇状態です。ネットで公開したのもあわせて、20本以上の短編や中編を書いてきたわけだから、いい加減ネタが尽きても不思議はなかったのだけど、それにしたってこの私がヨスガノソラでネタ切れを起こすとはね。熱情冷めやらぬと言ったところで、創作の泉が枯れてしまってはどうしようもない。少し間をおいたほうが良いのかもしれないけど、そうすると冬コミで出す10冊目を持って完結させるという私の計画が……実は10冊目の話は漠然とであるけど考えがあるんですよ。なにせ最後だし、それ自体がテーマとなりますから。つまり、その一歩手前で躓きつつあるわけですが、何とか新しい話を開拓しようかと思います。私のヨスガノソラに対する想いは、この程度の逆境跳ね返せるはずさ。
サークル・シャリテクロワールが、夏のコミックマーケット82で発行を予定しているヨスガノソラ同人誌、「春日野穹イラスト集-蒼穹-」の参加者一覧を告知サイトにて公開しました。企画を発表した当初は、小説サークルのやるイラスト集なんてものに人が集まるのか? と思ったりもしたんですが、こうして募集期間が終わってみると、結構な数の人に集まっていただくことが出来、なんというか感慨無量ですね。実際に本が出たわけでもないのに気が早い気もするけど、春日野穹が、ヨスガノソラがまだこんなにも愛されていることを知っただけでも、私は満足かもしれない。

ヨスガノソラ同人誌「春日野穹イラスト集-蒼穹-」
URL:http://www.usamimi.info/~mlwhlw/sora/index.html


裏方の私を含めて参加総数18名ということで、最終的に昨年出したアンソロを超える人数となりました。一応、前回の春日野兄妹アンソロに参加して下さった方々には、私の方から声をかけさせて頂いたのですが、それ以外はほとんど参加募集を見て興味を持ってくれた人ばかりなので、なんというかやってみるものですね。アンソロことハルカノソラは良い本だったし、私も自分が出した本の中では1,2を争うほど好きな一冊ではあるんだけど、なにせ18禁でしたから、それを理由に参加をお断りせざるを得なかった人というのも少なからずいて、前にも書いたかも知れませんが、今回の企画を一般向けの全年齢本にしたのはそういう理由があります。
そんなわけで、改めて前回はごめんなさいしてしまった人にも参加して貰うことが出来て、私はそれも嬉しいです。というのも、自分の中でヨスガノソラでこういった合同誌を出すのは、この夏が最後になるだろうなって思っていた部分があり、個人的な都合ながら、なるべく悔いは残したくなかったのよ。まあ、なんだかんだ言ってヨスガノソラも今年で4周年、つまり4年前のゲームになりますし、7月にはイモウトノカタチだって出ます。もう何度書いたことか分かりませんけど、ヨスガノソラで大きな企画をやるなら、これが本当に最後の機会になるんじゃないかなと。10周年とか、それぐらいになればまた話は別だろうけどさ。

参加者の詳細は告知サイトで確認して欲しいのですが、一つ補足というか注意というか、影法師通訊協定さんについて。この方は台湾で活動されている同人サークルさんで、過去にヨスガノソラの同人誌やグッズを出していたことから、知っている人も結構多いと思います。実は去年のアンソロの際も参加のお誘いの方をしていたんですが、なにせ自身も海外から遥々夏コミに参加されるサークルさんなので、スケジュールの都合が噛み合いませんでね。今回もダメ元でお誘いしてみたところ、「発表済みイラストの再録でもいいなら」という条件付きで参加して頂けることになりました。
発表済みといっても同人誌の表紙に使われていたものではなく、主にクリアファイルやタペストリーなどのグッズを中心に使用されていたイラストになります。中には、日本未発売のグッズイラストもありますので、目新しさはあるんじゃないかなと。ただ、描き下ろしの参加ではないことだけ、予めご了承頂ければと思います。
後は、お一人だけコミケの当落発表後に参加を決めたいという方がいらっしゃいますので、それ次第では参加者が増えるかも知れません。まあ、この日記がアップされる頃にはコミケの当落も発表されているわけですが、今回のイラスト集参加者は、コミケに申し込まれている方が多いですからね。そちらの方も応援していければと思います。

イラスト集は既に表紙の担当者も決まっていますので、コミケの当落が出た頃にでもラフの方をアップ出来れば良いかなと。かなり、無理を言ってお願いをしてしまったのですが、その甲斐あってか良い物に仕上がりそうです。印刷所の選定も既に終わっているので、コミケに出られることが確定さえすれば、順次見積もりや予約の方を勧めていけると思います。今回はフルカラー本ですけど、割とメジャーななことろになるかもというのは、以前も書きましたっけね? 最近はツイッターもあるので、自分の書いている文章が日記で過去に書いたのか、それともツイッターで呟いたのかわからなくなることが多いのですが、とりあえずいつも使っている印刷所でないことだけは確かです。まあ、これも乞うご期待ということで。
サークル・シャリテクロワールのCOMIC1☆6新刊、ヨスガノソラ同人誌第8弾「カフェノソラ」及び、コミックマーケット81既刊、ヨスガノソラ同人誌第7弾「マフユノソラ」第二版の自家通販を開始しました。共に先日のコミ1で頒布したものですが、大分在庫が余ってしまったので、昨年の夏振りになりますが通販をしても良いんじゃないかと思いまして。残しておいても、夏コミに持っていけるか分かりませんしね。
以下、詳細となりますので、冬コミ又はコミ1に来られなかったという人は、是非ご利用下さい。

シャリテクロワール自家通販ページ
URL:http://www.usamimi.info/~mlwhlw/cgi-bin/order/index.cgi

通販期間:5月2日(水)~5月31日(木)23時59分迄

商品案内

COMIC1☆6新刊
タイトル:カフェノソラ - Yosuga no Sora Fan Book 8 -
ジャンル:ヨスガノソラ×CAFE SOURIRE
発行日:2012年4月30日
通販価格:700円
総ページ数:76P
サイズ:A5判
備考:ヨスガノソラ同人誌第8弾。CUFFS原作、CAFE SOURIREとのクロスオーバー小説を収録。

コミックマーケット82既刊
タイトル:マフユノソラ - Yosuga no Sora Fan Book 7 -
ジャンル:ヨスガノソラ
発行日:2011年12月31日
通販価格:1100円
総ページ数:140P
サイズ:A5判
ゲストイラスト:ハネ
備考:ヨスガノソラ同人誌第7弾。「ハルと穹の体育祭」及び、表題作「マフユノソラ」を収録。

※注意事項
新刊、既刊共に梱包費等が掛かるため、イベント価格よりも若干値上げをしております。

発送方法について
大きく分けて2種類の発送方法があります。また、発送は入金確認が行われ次第、随時行わせて頂きます。

・メール便
クロネコヤマトがやっている冊子配達サービスです。料金は80円、160円と低価格ですが到着までの日数が掛かります。通販時に住所等を明かしたくないという人は「営業所止サービス」の利用が可能です。

・ゆうメール
日本郵便がやっている旧冊子小包と同等のサービスです。特に保証などはありませんが、メール便よりも早く郵送してくれます。通販時に住所等を明かしたくないという人は「局留め指定」を行うことが可能です。

入金について
今回の自家通販では、以下の入金方法を選択することが出来ます。尚、振込手数料は各自のご負担でお願い致します。

・郵便振替
郵便局にある青色の振替用紙で入金する方法。手数料は一律ですが、入金確認まである程度の時間を要します。

・ゆうちょ銀行
郵便局の総合口座から振り込む方法。手数料は無料ですが、ゆうちょ銀行の口座を持っていることが必須となります。

・他行振込
郵便局以外の銀行等、金融機関から振り込む方法。手数料割高で振替と同じく入金確認まで時間が掛かります。

注文後は自動返信にて振込先の詳細メールを送るシステムになっていますが、仮にいつまで経ってもメールが届かないという方は、お手数ですがシャリテクロワールのサイトにあるメールフォームからお問い合わせください。


※キャンセル又は変更について
基本的に一度注文された場合のキャンセルには応じられませんが、例えば振込先や発送方法を変更したいということがあれば、「注文№」及び「氏名」を明記の上、シャリテクロワールのサイトにあるメールフォームからメールを送ってください。尚、冊数の変更は難しいため予めご了承下さい。

殆ど、昨年の夏にアンソロの自家通販をした時と変わりませんね。ただ、今回の本、特にマフユノソラは140ページと分厚いため、2冊以上注文された場合は自動的にゆうメール以外は選択できなくなると思います。どちらがオススメということはありませんが、早くて確実なのはゆうメールでしょうか。大型連休中のため、入金確認及び発送は来週からになりますが、メール便は安いですけど時間が掛かりますので。

さて、通販は開始しますよということで、そろそろ昨日のコミ1の話でもしますか。前回の日記は買い物の話ばかりで、自分のスペースや新刊についてはあまり書きませんでしたからね。まあ、自家通販なんて開始するぐらいだから全然売れなかったわけですけど、これが私にとっては結構ショックというか、予想外のことでした。そりゃあ、今までだって完売せずに2~3冊余るなんてことはありましたけど、半分以上残ったのは初めてなもので……いや、さっぱりな結果でしたね。
私としてはいつもの様にヨスガノソラ本を書いて出しただけのつもりなんですが、それだけに何がいけなかったのかなと悩んでみたりもします。クロスオーバーだったから、と言うのはあるのかも知れないし、スーロリの方は決して人気作ってわけじゃないですからね。殊更嫌いだって人はいないだろうけど、ゲマ屋で2000円ぐらいのセール品にされているような作品だし、そこら辺は残念ながら……いい作品なんだけどねぇ。私は好きなんだけど。
けど、冷静になって考えてみるとヨスガだって原作が発売されたのは、もう4年前になりますから、ジャンルとしての鮮度が高いはずもないんですよね。まあ、正確にはまだ3年半ぐらいですが、なにせ昨年の夏コミの時点で懐かしいとか言われた記憶もありますから、新しいか古いかで言えば、古くなりつつある作品ではあるのでしょう。一つのジャンルに長くいると、そのジャンルの規模や衰退期というのも分かってくるものだと言いますが、ヨスガに関しては私ぐらいしか書いていないというのもあり、周囲を参考にってのがなかなか出来ないという事情もあった。長く、そして一人きりだからこそ見えないものもあると言うか、毎回なんともなしにイベントをこなしてきたせいか、いつの間にかまだまだいけると思い込んでいたのかも知れません。
公式にしたってハルカナソラから数えて2年振りとなる、新作イモウトノカタチが出るわけですし、ヨスガノソラが全面に出ていた時代は既に終わりを迎えたんですよね。なんとも哀しい話だけど、それでもヨスガノソラは、ハルと穹は大丈夫だと、私は信じたかったのかも。

まあ、作品がどうこうと言うよりは、単純に私の実力不足だったのかな……私は基本的に自分の分も会場に送ってしまうから、うちの新刊を誰よりも早く読むのは売り子さんなんだけど、いつも売り子やってくれてる彼は、今までで一番上手い文章だと言ってくれたんですがね。勿論、前回より下手くそになっていたら、それはそれで問題なんですけど、個人的にもよく書けてると思うんだけどなぁw 同じヨスガ本でも、お隣のエロ本はよく売れていたから、媒体によりけりなのかも知れないけどね。小説本は、元々世知辛いジャンルですし。
ただ、書き手としてはカフェノソラマフユノソラも、そのときの全力を尽くして書いた作品ですから、ヨスガノソラ同人誌として自信がないわけじゃありません。なので、もし宜しければ今回の自家通販を機会に、もっと多くの方に読んで頂けると嬉しく思います。

そんなわけで、ヨスガノソラ同人誌「カフェノソラ」&「マフユノソラ」の自家通販を、皆様よろしくお願い致します!
COMIC1☆6参加情報 ヨスガノソラ同人誌第8弾「カフェノソラ」
COMIC1☆6参加情報 ヨスガノソラ同人誌第8弾「カフェノソラ」
時系列的に久しぶりの更新ですが、今日は来週4月30日の祝日に開催される同人誌即売会、COMIC1☆6の参加情報及び新刊情報を書こうかと思います。今回の新刊は去年の冬コミ本以上に難航して、かなりギリギリの入稿になったのですが、なんとか間に合わせることが出来たので、無事に新刊を出せそうです。どうしてこうなった、と言わんばかりに追い詰められていたのだけど、落とさずに済んでよかったですよ。初めてその可能性を危惧するほどには、緊迫した状況でした。
以前は入稿締切より前に原稿を書き上げていることが殆どだったのに、段々とそれが出来なくなっている自分が不甲斐ない。新刊が数冊、とかならまだしも、たった1冊にここまで時間を掛けてしまうなんて、これで果たして夏は大丈夫なんだろうか。

イベント名:COMIC1☆6
日時:4月30日(祝・月)
会場:東京ビッグサイト
スペース:し-44b
サークル名:シャリテクロワール

新刊
カフェノソラ
ジャンル:ヨスガノソラ×CAFE SOURIRE
イベント価格:600円
総ページ数:76P
サイズ:A5判
備考:ヨスガノソラ同人誌第8弾。CUFFS原作、CAFE SOURIREとのクロスオーバー小説を収録。
pixivにてサンプル公開中→URL:http://t.co/kIPGVvCk

既刊
マフユノソラ
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:1000円
総ページ数:140P
サイズ:A5判
ゲストイラスト:ハネ
備考:ヨスガノソラ同人誌第7弾。「ハルと穹の体育祭」及び、表題作「マフユノソラ」を収録。
pixivにてサンプル公開中→URL:http://t.co/FRjWYtuz

当日の注意
イベント当日は釣り銭不足が予想されます。
1万円、5000円等の大きいお札の使用は控え、なるべく小銭を用意した上でピッタシ払って頂けると、売り子が大変助かります。

また、サークル主であるMLWは、基本的に午前中はスペースにいません。
御用のある方は午後来て頂くか、火急の際は氏名及び間柄を売り子に伝えて、私を呼び出してもらってください。知り合いである限りは駆けつけます。

今回の新刊は、ヨスガ本としては初となるクロスオーバー作品となっており、Sphereの姉妹ブランドであるCUFFS原作の、CAFE SOURIREとクロスしました。クロスオーバーとは、まったく違う作品同士が共演する手法であり、割と古くから存在しています。海外ならアメコミがよくやってますし、日本でも例えば近頃出たPSPゲームのヒーローズファンタジアなどがそれに当たります。エロゲでも、例えばゆずソフトのDRACU-RIOT!と、SAGA PLANETSのはつゆきさくらがCMで共演したりしたので、記憶に新しい方も多いんじゃないでしょうか?
私は元々クロス系の小説を好んで書いていたので、手法自体は慣れ親しんだものなんですが、まさかヨスガノソラ本でそれをやる日が来るとは思ってなかった。ヨスガとスーロリとのクロスを思い付いたのは去年まで遡るんですが、当時の私は買ったまま放置していたエロゲを積極的にプレイする傾向にあって、実はスーロリもその中に含まれてたんですよ。買ったはいいが放置していた作品で、結局開封したのも2011年の後半になってからじゃないだろうか。
私のスーロリに対する印象や感想を書くと長くなりますが、一言で言うならとてもシンプルな作品だと思った。個性的なヒロインが一人一人際立っており、それぞれに魅力があるコンパクトな物語。ヒロイン数は4人と平凡ですが、私は特に雪下美百合さんに魅入られましてね。彼女のキャラクター、シナリオ、そのすべてが昨年のエロゲヒロインの中では、あくまで個人的にだけど一番好きだったかもしれない。
そんなスーロリで何か書きたいと思ったのが昨年の暮ぐらいのことであり、当時は冬コミ新刊も忙しく、来年のことなんてそれこそ漠然としか考えられなかったんだけど、既にヨスガ本で予定を埋め尽くしていたから、スーロリ単体で一冊出すのは難しかったんだよね。でも、ヨスガ本の中にスーロリの話を入れるのでは、ヨスガノソラ同人誌という体裁的にどうかと思ったし、何よりスーロリは舞台が限定的すぎて、話を広げにくかった。
そこで考えたのが、ヨスガノソラの、もっと言えばハル×穹の話の中に、スーロリキャラを、美百合さんを登場させることは出来ないか? というものでした。つまりはクロスオーバーなわけですが、こういう発想の転換をしてしまえば、後はそれほど難しい話でもなかった。流石にスーロリキャラをヨスガの世界観へ呼び込むのは無理があったけど、その逆は意外なほど簡単で、ハルと穹がCAFE SOURIREを訪れるという話を構成することが出来ました。

この場合、重要となってくるのはキャラクターの関係性であり、初対面かそうでないかというのは、それが違うだけでまったく別の話になります。ヨスガ側の登場キャラ、というかメインキャラがハル穹であることは揺ぎないとしても、スーロリのメインキャラを美百合さんとしたとき、彼女は主人公であるハルと穹にとって、どういう存在であるべきなのか? 当然、彼女はスーロリのヒロインであり、真一の彼女になることもある人ですから、その時点でハルに対してどうこうってのはあり得ないわけじゃないですか。例え知り合いであったとしても友人止まり、では、ハルないし穹が美百合さんと知り合いであるにはどうすればいいのか? 繋がりは何処で生まれるのか……クロスの難しいところは主にこういった世界観やキャラのすり合わせであり、中には整合性とか一切無視して進めてしまうのもあります。例えばハルカナソラ夏ノ雨が合同カウントダウンボイスをやっていたときなんかは、そうでしたよね。
でも、それだと長い話の場合は物語として成立しづらくなるし、作品として微妙になってしまう。だから私は美百合さんの転校と引越しが多かったという設定に注目しつつ、あれこれ同人誌用に捏造してみたのだけど……詳しくは読んでみてのお楽しみ、ということで。姉妹ブランドの作品とはいえ、ヨスガでクロスなんてどうなることやらと思ったけど、ギリギリの作業をした分だけの作品にはなった気がする。

なんでこんなに作品解説を書いているのかというと、実は時間とページ数の問題で、今回あとがきが凄く少ないんですよ。具体的なページ数は避けますが、本来上に書いてあることの大部分は、あとがきで書きたかったことだったりします。既に締切過ぎた中での戦いになっていたから、どうしても書くことが出来なかった。そういった意味で、カフェノソラは結構妥協した作品になってしまった感があるんだけど、決して未完成というわけではないので、そこはご安心頂ければと思います。冊数は冬コミのときと同程度ですから、あまり数があるわけではありませんが、表紙や装丁などもかなり拘った1冊となりましたので、当日コミ1に参加される方は、是非立ち寄ってみてください。
春日野穹イラスト集の企画を開始して少し経ちましたけど、COMIC1の新刊を書きつつ、そちらの方の作業もちょこちょこと進めています。お陰様で既に幾人かの人が参加を表明してくれたという話は、以前の日記で書いたかも知れませんけど、コミ1の原稿が書き上がり次第、自分でも色々行動しなくてはいけないのであまり時間はなかったりもする。私はどちらかと言えば不器用な方ですから、一度に多くのことを同時には出来ないのだけど、一つに絞ったからといって素早く出来るわけでもないから、コミ1の原稿がさてどれほど掛かるかというのは、自分の中での懸案事項だったりする。

まあ、忙しい中にも出来ることはあるだろうと例えば印刷所を調べ始めたりとか、可能な範囲で制作を進め始めているんだけど、これがどうした結構楽しい。私は元々、というか今も同人誌は買う側の人間ですから、所謂フルカラー本と呼ばれるものも多数所有していますし、むしろ毎回フルカラー本しか出さないサークルにも通っていたりします。だから、私は今回の同人企画を始めるにあたって、家にあるフルカラー本の数々を引っ張りだしては参考にならないかと読んでみるんだけど、装丁はともかくとして印刷所でここまで変わるのか、というぐらいにはどこも個性ある印刷をしているような気がする。
今じゃフルカラー印刷をしてくれる印刷所も珍しくなくなってきたし、私がいつも利用しているところにだってあるぐらいですから、オールカラーの本自体は割とメジャーになりつつあると思います。私は絵描きじゃありませんけど、あれが相応に手間の掛かる作業であることは知っているし、大変と言う言葉では済まされないぐらいのものであることは理解しているけど、それでも皆チャレンジするということは、やっぱり全編色付きというのに憧れるものがあるんでしょうね。昔はそれこそ、大手の一握りぐらいしかやっていなかったことですから。
勿論、私も小説サークルながらそうした憧れは持っていて、それが今回の春日野穹イラスト集に繋がったわけだけど、何分どんなものかは知っていても、作ったことはないわけだから、日々勉強という感じです。細かい部分で忘れていたことがあったり、まったく企画者としてはまだまだ未熟な面が目立ちますね。自分で言ってどうするんだという話だけど。

印刷所の話に戻しますけど、オールカラー本を印刷してくれるところというのは今の時代結構ありまして、私が当初候補として考えていたところ以外にも、色々なところがあることを理解しました。私は別に権威主義に陥っているわけじゃないけど、印刷所といえばここ、カラー本といえばあそこ、なんていう固定概念見たいのが出来上がっていたので、割と新鮮な気分になりました。へぇ、こんな所もカラーやってたんだ、という発見もあったりして、楽しく勉強しているとでも言うのかな。
私が春日野穹イラスト集を作るにあたって、印刷所選びで一番気にしているのは、やっぱり品質です。最近はカラー印刷でも安くやってくれるところが増えてきましたけど、安いものには裏がある、ではありませんが、安い分だけ印刷品質も値段相応ということが多いですから、企画者としてそこら辺は拘りたいじゃないですか。「あなたは金さえ掛ければ良いと思っている」とは、悲恋堂の店主が私を批判するときによく使う言い回しですが、今回に限ってはお金を掛けて良い物が出来るというのなら、可能な限り追求したいじゃないですか。だから、価格よりも品質を最重視して印刷所選びをして、候補も既に絞っています。まだ確定ではないので参加者の皆さんにはお知らせしてませんが、かなりメジャーどころになるのではないかと。大手が必ずしも良いというわけではないんだろうけど、名うてに求めるは安心感とでも言いますか、いつかカラー本を出すならそこで、と考えていたところでもあるからね。まあ、これもまた憧れって奴です。

しかし、これは身内から言われたことなんだけど、同人誌制作とかに熱を上げている私を観るに、物書きというより物作りの方が向いているのではないかという話。実のところ、身内に限らず色々な人から言われていることであり、私もまた薄々理解しつつあることではあるんだけど、なんというかそれはそれ、これはこれということにしておきたい。企画とか編集とか好きだけどさ、やっぱり自分でも色々書きたいじゃない。今回はイラスト集ですから裏方メインとはいえ、自分で書くことだけは忘れたくないものです。
ヨスガノソラ同人誌「春日野穹イラスト集-蒼穹-」参加者募集
コミ1の原稿もまだ終わってない時期にあれなんですが、今日は先延ばしにしてしまったいた夏コミ企画についての告知を行います。昨年の夏コミで発行した春日野兄妹アンソロジー「ハルカノソラ」に引き続き、今年もやっちゃいますサークル・シャリテクロワール主催の参加型同人誌企画第2弾! コミックマーケット82発行予定、ヨスガノソラ同人誌「春日野穹イラスト集-蒼穹-」のお知らせです。

ヨスガノソラ同人誌「春日野穹イラスト集-蒼穹-」
URL:http://www.usamimi.info/~mlwhlw/sora/index.html
詳細や参加方法などは告知サイトを見てもらうとして、この日記では何故イラスト集なのかというお話でもしましょうか。昨年の夏コミで春日野兄妹アンソロジーを発行したのは前述のとおりですが、今夏の企画を考えるにあたって私はまず二つの候補を考えました。一つは前回出したアンソロの2巻目、春日野兄妹アンソロジー2を出すということ。これは当然というか、流れとしては普通ですよね。実際、アンソロに参加してくださった皆様にも続巻を出すかも知れないみたいなことは言ってましたし。
それがなんだってイラスト本になったのかというと、私自身、昨年出したアンソロの出来には満足していたところがあったし、こういう言い方はどうかと思うけど、二番煎じ的なところもあるじゃないですか? 同じことをやるのも、それはそれ良いのかも知れないけど、折角なら新しいことに挑戦してみたいという気持ちも強くて。企画構想自体は昨年末ぐらいからしてたんですが、形にしたいなと思うようになったのは年が明けてから。Twitterで何気なく呟いた、~蒼穹~春日野穹イラスト集という単語の字面や響きが心に残って、もう一度企画としてやってみたいなと考えた次第です。けど、物書きであって絵描きではない自分がイラスト本、いえ、イラスト集を企画するということへの躊躇いみたいのがあって、2月中に発表するはずがズルズルと3月まで伸びてしまいました。

私は物書きであり、イラストに関しては完全な門外漢です。それでも敢えて春日野穹イラスト集を作りたいと思ったのは、単純にそういう同人誌があったら良いだろうなと思ったのと、やはりイモウトノカタチが本格始動したことにあります。既に公式サイトもオープンし、発売日も決定したSphereの次回作。3RD PRODUCTといっても実質的な2作品目であることは変わりませんし、Sphereとして初めてヨスガノソラ以外の作品を出すことになります。
昨年のアンソロ企画の際にも言いましたが、私はイモウトノカタチの登場によって過去の作品となりつつあるヨスガノソラに対し、同人等を通じて知り合った皆様と、なにか形に残るものを作りたいという気持ちから、あのアンソロをスタートさせました。イモウトノカタチの情報が出たのは昨年の始めですから、そのときから私の中には不安があったんでしょうね。ヨスガノソラが過去となることに対して。
そして一年の月日が流れ、今度はより明確な姿形を持ってイモウトノカタチは完成を迎えようとしています。発売日は7月末と夏コミよりも早く、その気になれば夏コミ合わせでほんの1冊も作れるかも知れないという状況です。ヨスガノソラ同人誌の隣にイモウトノカタチ新刊がある、それは決して夢物語じゃないんです。現に私にしてから、可能であるならコピー本でもと思っているぐらいだし。
けど、その瞬間にヨスガノソラは完全なる過去作となり、時代はイモウトノカタチへと移るんです。イモウトノカタチの出来がどんな具合だとか、同人ジャンルに適しているのかとか、そういうのは一先ず置いておいて、ヨスガノソラでそれなりの規模がある企画をやるのだとしたら、ホントの本当にこれが最後の機会なんです。私は昨年の夏の時点で、「次に作るとしたらイモウトノカタチアンソロかも知れませんね」なんてことを冗談めかして言ってましたけど、例えば今年の冬コミでそれを企画することも出来るんですよ。発売日通りに出たとすれば。

ヨスガノソラからイモウトノカタチへ、そんな流れが確かに生まれようとしている中で、ヨスガで長く同人をやってきたものとして、手向けではないですが、最後にもう一度形あるものを作りたい。そういった思いや考えから生まれたのが、この「春日野穹イラスト集-蒼穹-」という企画です。正直、最後までヨスガノソラアンソロジーと迷いはしたんですが、アンソロ参加者含め個々人で今後ヨスガ本を出すかも知れないといっている方も結構いましたし、であるなら私はアンソロとは違うものを見せていければいいなと。
どうして春日野穹単体なのかという話にも触れておきますが、やはり穹はヨスガという作品を象徴するヒロインですし、どのページを開いても穹しかいない本があったら素敵じゃないですか。せめてハルぐらいはと思いもしましたが、上記にも書いたように春日野兄妹のカップリング本としては昨年のアンソロで素晴らしい物を作ることが出来ましたし、ならば次は穹単独でも良いんじゃないかと感じまして。まあ、アンソロ企画の際にハルが描けないという声をチラホラ頂いたのも心の片隅に残っていたんですが……カップリング要素も含めてハルがネックだと言われたからね。今の春日野兄妹に対する拘りは強いんだけど、最後なんだし間口を広げたほうが参加する人も参加しやすいだろうから。キャラが一人減ったのに間口が広いってのも変な話だけど、ヨスガはなにせ穹ゲーみたいなところがありますからね。瑛や渚さんと言ったキャラも好きなんだけど、ここは敢えて穹を追求してみたかった。

おかげさまで既に何人かの方から参加表明のメールを頂いておりまして、物書きが始めたイラスト集企画によく……という感じで、私は本当に嬉しく思っています。アンソロと違い、これといってなにが出来るというわけではありませんが、ヨスガノソラに掛ける想いや熱情は誰よりも強い自信があります。こんな私ですが、「春日野穹イラスト集-蒼穹-」へ参加して頂けるという方がいらっしゃいましたら、告知サイトからご連絡を頂ければ幸いです。今年の夏もヨスガが熱い! 皆様、どうぞよろしくお願い致します!
今日はヨスガノソラの主人公&メインヒロインである、春日野悠春日野穹の誕生日です。双子の兄妹である二人は、当然誕生日も一緒なんですけど、私もささやかながらお祝いをしていました。まあ、冷蔵庫にあったケーキを食べたぐらいで、他に大御馳走を用意したとかじゃないんだけど、昨年のクリスマスに比べるとちょっと勢いが落ちましたかね? 私としてはこっちが本番のつもりだったから、色々考えてはいたんですが、目に見える形にはならなかったかも知れない。

日記を読み返す限り、去年の誕生日は春日野悠botを公開した日らしいですね。アカウント自体を作成したのが穹 botと同時期だから、私としてはまだ1年しか経っていないのか、という感じなのだけど、月日が経つのは早いものです。今年も実はbotの新機能を実装して、それを持って私なりにハルと穹の誕生日をお祝いする予定だったんだけど、なんか上手く作動していないっぽい。どんな機能を実装したのかといえば、兼ねてからの悲願であった春日野兄妹bot会話機能になります。
つまり、春日野穹、春日野悠、それぞれのbotが互いの呟きというか台詞に反応して、リプライによって会話を始め、ゲームのシーンを再現するというもので、テスト段階では成功していたから問題はないはずなんですが……作動しませんね。穹とハルのbotは、原作における共通パート及び穹シナリオの台詞を、ほぼ全てに渡って収録していますから、言ってしまえば全部の呟きに反応、会話を始めることができます。ただ、それでは始終会話をし続けることとなりTwitterbotとしての趣旨から外れますし、あまり二人の世界に入りすぎるのもどうかと思ったので、ある程度特定のワードでしか会話しないように設定したんですよ。じゃないと、収集がつかないから。でも、それが却って機能の活性化を妨げたというか、その特定ワードを呟かない限り、会話が始まらないという意味でもあるんだよね。

春日野穹botはヨスガノソラ及びハルカナソラの台詞の大半が収録されていて、その数は2000を超えています。一方、ハルbotは地の文も呟きとして登録していることから、ヨスガノソラだけで2500以上なんですよ。だから、極端なことを言えば2000分の幾つという確率で二人は台詞を呟いているわけであり、ランダムであることもあってなかなか会話のキーとなる台詞が出てこないんですね。最初に手動でやっておけば良かったんだろうけど、自然な流れで会話を始めるかなぁと思っていただけに、ちょっと予想が外れてしまった。
ハルをハルカナソラの台詞に対応させれば手っ取り早いんだけど、そうすると確実に4000を超えるだろうから、バランスが崩れるかパンクする気がするんだよねぇ。地の文を少し削ればいいのかな……元々、ハルbotの公開が遅れたのも台詞量の膨大さから、バランスを取るのが難しかったからだっけ、そういえば。ハルは台詞という意味ではそれほど数があるキャラではないのだけど、それだけだとあまりに少なすぎたから、補う意味で地の文も入れることにしたんですよ。でも、当時は地の文の仕分けとでも言うんですか? そういったのをやる時間がなかったから、大体の範囲で全て入れてしまったんだと思う。なんか去年の日記を読む限り、流行病で伏せっている中で仕上げたっぽいことが書いてあるから。
まあ、そんな訳で不安定というか、まともに機能していない新機能だけど、そのうち反応すると思うので温かい目で見守ってもらえればと思います。実装したかった機能はこれで全部搭載した感じだけど、穹botもハルbotも、まだまだ成長の余地はあると思いますし、じっくりと育てて行きましょうかね。

ちなみに、ハルbotって返信に使えそうな台詞があまり無いことから、リプライ機能を搭載していないんだけど、これって需要あるんですかね? キャラボット辺りで仕込むことも可能なんだけど、あまり必要性を感じなかったので今まで放置していました。だって、穹ならまだしもハルと会話もどきをしたい人なんて、そんないないでしょう。まあ、これはあくまで私の感覚であって、例えば女性ファンとかは違うのかも知れませんが。仮に需要があるようならば実装の方を検討しますので、私にコンタクトを取れる人は言って下さい。流石にTL反応はいらないと思いますけど。いや、それも人それぞれなのかな。
明日から身内が福岡まで芝居を観に行くとかで、祖母と一緒に旅行へ行くのだけど、私は仕事始めに神田明神で引いたおみくじにしばらくは旅はするなといったことが書かれていたので、半年ぐらいは遠出や泊まりがけでどこか行くつもりはありません。本当は、昨日行われたこみっくトレジャーへの参加を検討していたんですが、そういう理由もあってか遠征は見合わせに。まだ冬コミも終わって半月だし、金銭的に回復していなかったというのもあるんですがね。

次回開催は9月2日ということで、まあ、例年と同じような日程ですか。今年は夏コミが8月10日~12日と比較的早く開催されるので、あるいは夏のこみトレであればサークル参加できるかも知れない。まあ、20日じゃ新刊を用意できるわけもないので、夏コミで出したものを既刊として持っていくぐらいしか出来ないだろうけど、何気にこみトレって参加したことないんですよ。だからまあ、一度ぐらい行っておくのも良いかなって。大阪までの交通費を考えれば赤字になることは間違いないのだけど、旅行と思って行けば問題はないでしょう。勿論、即売会はついでというわけじゃないですが。
私はよくフットワークが軽いと言われることがあるのだけど、実際は結構出不精なところがあり、遠出というのが余り好きじゃありません。旅先でなにかあったらどうしようとか、割りとそういうことを気にするタイプなので、一人旅というのが苦手なんですね。徳島まで飛んで行った奴がなにを言ってるんだと言われそうだけど、あれは特別な事情があって、しかも日帰りだったしね。横浜のみどりの窓口で新幹線と特急のチケットを買ったとき、「え、日帰りなんですか?」と訊かれたのはいい思い出です。
でもまあ、新大阪なら新幹線で一本だし、そこからのルートを間違えなければ大丈夫でしょう。実は関西に対する苦手意識も強いのだけど、そんなことを言ってたら何処にもいけないしね。なので、半年以上先の話ではありますが、今年はこみトレの参加も視野にいれてます。流石に日帰りは大変そうだから、1泊程度の泊まり掛けになるのだろうけど、その時は前日入りして観光でもすればいいのだしね。それこそ旅行気分というやつでしょう。

Sphereの新作であるイモウトノカタチが今年に発売されるかも知れない、という中で、私はヨスガノソラでの同人活動にそろそろ一区切りを付けようかなと思っています。今すぐというわけではないし、実際冬コミというかなり先を予定しているのだけど、このまま順当にイベントへ参加していくと、冬コミでヨスガ本が累計10冊目になる予定なんですよ。前にもかいたような気がしないでもないけど、まあ、一人で10冊も出せば十分かなという思いもあれば、切りも良いしそろそろという気分でもある。
私にとってヨスガ本というのは、常になにかしらの挑戦であって、自分が同人誌においてやっていないこと、やりたいこと、そういうのを色々試してきたものだった。タペストリーを始めとしたグッズも作ったし、キチンとした装丁の新書本も出したし、アンソロジーも作った。冬コミでは新刊にゲスト様を呼んでイラストを描いてもらったりもしましたし、まあ、そのほとんどは私以外の誰かに力を貸して貰う形で成立しているんだけど、おかげで様々なヨスガノソラ本を作ることが出来ました。まだまだやり残したことはありますが、それも冬コミまでに頑張ってやっていくことにしましたので……とりあえず、その準備を始めないとね。昨年の冬コミの際は、思わぬ失敗をしてギリギリの作業となってしまったし、今度こそ余裕を持った作業を行いたいです。ただ、次に出る予定のコミ1は新刊を1冊にしようか、2冊にしようかで悩んでいたりも。1冊は勿論ヨスガ本ですが、2冊目はRococoWorks関係の本なので、ちょっとした迷いもあって。どうしたものかしらね。

そんなわけで旅行に引っ掛けて、今年の同人計画を少し書いてみました。冬コミで「アンソロの第2弾は出ないのか?」という趣旨の質問をされたんですが、これについては今のところ未定です。ただ、実現するかは分かりませんが、アンソロに近い企画を一つ考えていたりもするので、今後発表する機会があるかも知れません。前回のアンソロは募集期間と実制作期間が短すぎたので、今度は余裕を持ちたいですね。あのときは確か、コミケの当落に拘ったんだったか。まあ、次の夏コミに受かるかどうかはともかく、やりたいことがあるのなら早めに動いていきたいものです。

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