アポロガイストを出すぐらいなら、カイザ村上にビルゲニアでもやらせた方が面白いし、格好いいと思うのは私が剣聖好きすぎるからなんでしょうかね。まあ、剣聖ビルゲニア自身、アポロガイストを元にして作られたキャラといわれてますし、変身はしないからなぁ。BLACKはシャドームーンが強烈すぎて、ライバルとしてのビルゲニアがマイナーキャラになってしまうのが難点だ。
仮面ライダーディケイド第27話BLACK ×BLACK RXを見ました。
先週引き続き、受信環境は宜しくなかったのですがワンセグにしっかり録画。これで、当分は暇つぶしに困らない。既に十回以上は録画したのを視聴しているのですが、いや、全然飽きませんね。密度だけなら前回を超える濃さだと思います。
最初はAパートが少し怠いと感じて、今もそれほど変わってはいないんですが、理由はBLACK の存在が薄く、BLACK の南光太郎が若干地味なんですよね。ファム相手に苦戦するのはともかくとしても、そこから士と再会して和解するまでの過程が単純すぎるというか。まあ、二週で二つの世界を行き来しなければいけない状況を考えると仕方ないんでしょうが……てつをが格好良かったから良いかw
錯覚なのかはわかりませんが、BLACK の世界にいる南光太郎が凄く若く見えるんですよね。髪型は同じですし、差違があるとすれば少し若者っぽい服装でしょうか? 顔つき等に変化があるはずもないですし……横顔は若い印象を受けましたけど。そういえば肌の色は最後の写真に違いが出ていた気がしますね。後、ちゃんと倉田さんが演じ分けているのが良いですね。RXの世界ではさわやかな好青年的な南光太郎が登場し、戦い続けることに対しても特に疑問は感じていませんでした。しかし、BLACK の世界の南光太郎は戦うことに対して苦悩し、終わりのない戦いに不安を抱いています。まさにBLACKといった感じでしょう。
しかし、大ショッカーとゴルゴムが手を組んだとは。サイ怪人が出てきた時点で、そうなんだろうなと思っていましたが、大ショッカーと手を組むことでゴルゴムにどんなメリットがあるんでしょうかね。クライシス帝国にはあるかも知れませんが、ゴルゴムは時期創世王を作り上げようとしているだけだし。アポロガイストは、一体どのような橋渡しをしたのか。
そんなアポロガイストですが、道ばたの花壇にあった花を摘み取り、枯らせてしまうというシーンがあります。何気ないシーンですけど、これはアポロガイストが常に動植物から生命エネルギーを補給している、もしくは補給してしまうという体質の表れなのではないかと。パーフェクターによる吸収があるといっても一時期的なものですし、活動を続けるごとにエネルギーは減っていく、ろくに花にも触れられないとは不憫ですね。まあ、オリジナルのアポロガイストの命が1ヵ月しか持たないのは自業自得も甚だしいのですけど。
ミラーワールドを有効活用した捜索法でアポロガイストを見つけ出した士ですが、どうして龍騎なのに持っている武器はディケイドなのか。そこは、普通にソードベントでしょう。まあ、海東の乱入やBLACK の参戦でアポロガイストはRXの世界に逃げ帰るのですが、ここで士と南光太郎の会話が行われ、上記に書いた苦悩が語られると同時に霞のジョーがBLACK の世界に閉じこめられていることが明かされます。ここで思い出されるのは、霞のジョーこと小山力也さんが今作への出演を断ったというお話し。実際に出演された場合はどのような話になったのかという疑問ですが、それほど変化はなかったんじゃないかと思います。RXの世界にいたらしい霞のジョーという男と、BLACK の世界で士は出会い、伝言をするぐらいの役割だったのではないかと。まあ、これはあくまで想像ですし、本当はもっと違う話だったのかも知れませんが、やっぱり出演して欲しかった。先週も書きましたが、出たくても出られないオリジナルキャストの方々が数多くいるわけですし、そう考えると勿体ない話です。
怪魔ロボットの口からクライシス帝国の大ショッカー参入が明言され、ディケイドとBLACK がこれを迎え撃ちます。自らを最強と称するだけあって、相応の強さを見せつけてきます。さすが、雨宮慶太描き下ろしだけのことはありますね。ディケイドは555のアクセルフォームを起動して敵を圧倒しますが、初めからアクセルフォームになれるなら、どうしてカブトの世界では1回ノーマルモードになったのかと。いや、それよりもどうしてクロックアップを使わないのかと。チートか、チート過ぎるからなのか。
BLACKがキングストーンフラッシュで敵を蹴散らし、士はその隙にRXの世界に戻ります。実は、キングストーンフラッシュが明確に攻撃技として描写されたのはこれがはじめてです。BLACKでは敵の抗戦技を跳ね返したり、幻覚を打ち破ったりしてはいますが、キングストーンフラッシュ自体の攻撃力が表現されたことはなかったはずなので。
RXの世界へと帰還した士は、南光太郎と対峙していたアポロガイストに戦いを挑みます。勝ち目などないと嘲笑します。しかし、士は助け合い、支え合う存在、仲間がいればいいのだと言います。この台詞だけでも、士が前回からの僅かな時間でちゃんと成長していることがわかりますね。アポロガイストと、彼が呼び出した大ショッカーの怪人部隊にも怯まず、ディケイドに変身するわけですが、ここでBLACKのカードが出現します。士は使えない、ディケイドは平成ライダー9人の力しか使えないようなので、海東が南光太郎ごとBLACKを召喚して見せます。
二人の南光太郎による変身シーン!
いやー、世代というかファンとしては堪りませんね。格好いいという言葉では表現できないぐらいの素晴らしさ。乱戦の中でも、それぞれの特徴的な戦いを披露するBLACKとRXですが、怪魔ロボットに関してはディケイドが粉砕しました。アギトのシャイニングフォームとは、そういえばすっかり忘れてました。
アポロガイストを追いつめるディケイドとディエンドですが、この二人は元々一騎打ちの精神がないのでお構いなしの同時攻撃でパーフェクターを奪い取ります。思うんですけど、右手に盾を持ってディエンドの射撃を防御し、左手でマグナムショット撃てばディケイドを牽制できたんじゃないかな……それとも利き腕以外では命中精度も落ちるのだろうか。
ディエンドこと海東がパーフェクターを手に入れ姿を消し、そこにユウスケが夏海が危篤状態であることを伝えに来ます。当然、士は病院に向かい、アポロガイストの相手はRXがします。既に他の敵は全滅しており、戦場に残ったのはBLACKとRX、そしてアポロガイストのみ。紳士であるRXはアポロガイストが一人で戦うなら、こちらも一人で戦おうと一騎打ちを挑みます。アポロガイストの方でも、負けないにしろ二対一よりは有利と思ったのかこれを受け入れ、激突が繰り広げられました。
リボルケインでチャンバラをする姿には相変わらず違和感を憶えますが、さすがRX、剣の達人である設定は失われていないようです。凄まじい剣戟でアポロガイストを圧倒し、これを追いつめます。まあ、仮にRXが苦戦なり敗北なりすると、怪魔界最強の剣士である海兵隊長ボスガンの立つ瀬がないので正しい描写でしょう。アポロガイストは生命エネルギーが足りていないのではないか、という気もしないではないのですが、一応はRXと渡り合っていますから、純粋にRXが強いのでしょう。ガイストカッターを投げ放つことで飛びかかるRXを倒そうとしますが、あろうことかRXはリボルケインの細い刀身でこれを弾き飛ばし、跳ね返してダメージを与えると、そのままアポロガイストの胸部を貫きます。
必殺のリボルクラッシュ! といきたいところなのですが、生命の危機を感じ取ったアポロガイストがゴルゴムのサイ怪人を呼び出して加勢させます。そういえばいましたね、すっかり忘れてましたよ。
一騎打ちの流儀を破ったことで、こちらも観戦者だったBLACKが加勢し、ライダーパンチの一撃でサイ怪人を撃砕します。少し強すぎる気もするのですが、きっと瞬間的にバイタルチャージをしたのだと思っておきましょう。RXも、卑怯なアポロガイストに一騎打ちを続ける必要はないと感じたのか、BLACKとダブルキックをお見舞いします。なんという容赦ない攻撃、と思わないでもなかったのですが、なんとアポロガイスト、耐え抜きます。変身は解けてしまいましたが、爆散することもなく生き延びる。タフとかそういうレベルじゃないですよ。ビルゲニアもまあ、似たような耐久力持ってましたけど、それにしたってアポロガイストは一ヵ月しか生きられないどころか、まるで不死身ですよ。あの同時攻撃を受けても死なないとか、このことからもRXとの一騎打ちでは特に弱ってはいなかったと証明されています。
大ショッカーが動き出したことをディケイドのせいだと罵る鳴滝さん。なんかもうお決まりの台詞というか、南光太郎のゴルゴムの仕業か!? ぐらいに乱用されているというか、無理やりな気もするんですが、BLACKの場合は本当にゴルゴムの仕業だったりいますからね。しょうもない、ろくでもない事件であったとしても。困ったものです。
RXの世界の南光太郎と別れる際、BLACKの世界の南光太郎から伝え聞いた、霞のジョーからの伝言を伝える士。違う世界でも戦い続ける仲間がいるという霞のジョーの言葉に、笑顔を見せる光太郎ですが、今回の倉田さんは特に笑顔の演技が素晴らしいと思うんですよ。BLACKの世界の南光太郎が霞のジョーを語るシーンもそうですが、この別れのシーンにおいても実に若々しいというか、まぶしく輝かしい笑顔を見せてくれるんですよね。
「一人じゃないさ、離れていても、ずっと仲間だ」
士の問いに答える、光太郎のさわやかっぷりと来たら。思わず、士も気恥ずかしそうにはしてますが、笑顔を見せてしまいます。記念に写真を撮り、光太郎は士も既に仲間であると言います。その言葉に、満足そうに去っていく士。役者年齢的には20歳以上の年の差があるはずなのですが、なかなかどうした、まったく違和感がありませんね。
妙に納得した顔をしている光太郎の傍らには、アクロバッターが止めてありました。そういや、今回はライドロンも出てきませんでしたね。変身能力を披露するだけで手一杯だったと言うことでしょうか。
写真館に戻り、二人の南光太郎が写った写真を見ていると、次の世界への道が開きます。アマゾンの世界、今度こそ完全に昭和ライダーの世界ですね。回想シーンでXは出ましたが、アマゾンとはまた、面白いのをチョイスしてくる。予告に出いてた役者が、アマゾン育ちという設定の割に色白だったのが気になりましたが、どうもハーフらしい。ディケイドにおける新たなアマゾンに期待しましょう。
総括として、今回のRX&BLACKの世界は面白い話でした。二話という限られた時間の中で良く纏めていると思いますし、前述の通り、話の濃さ、密度においては今までのすべての話を凌駕し、圧倒すると思います。それだけ良くできた脚本、構成でした。
ただ、個人的な希望を言わせていただくと、クライシス帝国が大ショッカーに加盟なり参入する部分はもっと大々的に書いても良かったのではないかと。例えば、怪魔ロボットが奮戦しているところにジャーク将軍が現れ、ライダーたちを圧倒したところでクライシス帝国の大ショッカー参加を表明するとか。いきなり怪魔ロボットが再登場して「大ショッカー最強の戦士~」というだけのは、ちょっとインパクトとして弱かったかなと。
映画でジャーク将軍がどのような役回りなのかはともかく、顔見せぐらいはして欲しかった。
いつになく長ったらしく書いてしまいましたが、次に書くことがあるとすれば劇場版ですかね。地元で舞台挨拶をやるんですが、チケットが取れるかどうか。コミケ前には見ておきたいのですが、空の境界もありますからね。実はこの日記、空の境界の特番見ながら書いてます。きのこ作品は好きでもなんでもないのですが、真綾が主演だから観に行きます。
それにしても倉田てつをがオーナーやってるステーキハウスに一度食べにいきたいな。気軽に行ける距離じゃないので難しいけど、普通に美味しそうな店だったし。
仮面ライダーディケイド第27話BLACK ×BLACK RXを見ました。
先週引き続き、受信環境は宜しくなかったのですがワンセグにしっかり録画。これで、当分は暇つぶしに困らない。既に十回以上は録画したのを視聴しているのですが、いや、全然飽きませんね。密度だけなら前回を超える濃さだと思います。
最初はAパートが少し怠いと感じて、今もそれほど変わってはいないんですが、理由はBLACK の存在が薄く、BLACK の南光太郎が若干地味なんですよね。ファム相手に苦戦するのはともかくとしても、そこから士と再会して和解するまでの過程が単純すぎるというか。まあ、二週で二つの世界を行き来しなければいけない状況を考えると仕方ないんでしょうが……てつをが格好良かったから良いかw
錯覚なのかはわかりませんが、BLACK の世界にいる南光太郎が凄く若く見えるんですよね。髪型は同じですし、差違があるとすれば少し若者っぽい服装でしょうか? 顔つき等に変化があるはずもないですし……横顔は若い印象を受けましたけど。そういえば肌の色は最後の写真に違いが出ていた気がしますね。後、ちゃんと倉田さんが演じ分けているのが良いですね。RXの世界ではさわやかな好青年的な南光太郎が登場し、戦い続けることに対しても特に疑問は感じていませんでした。しかし、BLACK の世界の南光太郎は戦うことに対して苦悩し、終わりのない戦いに不安を抱いています。まさにBLACKといった感じでしょう。
しかし、大ショッカーとゴルゴムが手を組んだとは。サイ怪人が出てきた時点で、そうなんだろうなと思っていましたが、大ショッカーと手を組むことでゴルゴムにどんなメリットがあるんでしょうかね。クライシス帝国にはあるかも知れませんが、ゴルゴムは時期創世王を作り上げようとしているだけだし。アポロガイストは、一体どのような橋渡しをしたのか。
そんなアポロガイストですが、道ばたの花壇にあった花を摘み取り、枯らせてしまうというシーンがあります。何気ないシーンですけど、これはアポロガイストが常に動植物から生命エネルギーを補給している、もしくは補給してしまうという体質の表れなのではないかと。パーフェクターによる吸収があるといっても一時期的なものですし、活動を続けるごとにエネルギーは減っていく、ろくに花にも触れられないとは不憫ですね。まあ、オリジナルのアポロガイストの命が1ヵ月しか持たないのは自業自得も甚だしいのですけど。
ミラーワールドを有効活用した捜索法でアポロガイストを見つけ出した士ですが、どうして龍騎なのに持っている武器はディケイドなのか。そこは、普通にソードベントでしょう。まあ、海東の乱入やBLACK の参戦でアポロガイストはRXの世界に逃げ帰るのですが、ここで士と南光太郎の会話が行われ、上記に書いた苦悩が語られると同時に霞のジョーがBLACK の世界に閉じこめられていることが明かされます。ここで思い出されるのは、霞のジョーこと小山力也さんが今作への出演を断ったというお話し。実際に出演された場合はどのような話になったのかという疑問ですが、それほど変化はなかったんじゃないかと思います。RXの世界にいたらしい霞のジョーという男と、BLACK の世界で士は出会い、伝言をするぐらいの役割だったのではないかと。まあ、これはあくまで想像ですし、本当はもっと違う話だったのかも知れませんが、やっぱり出演して欲しかった。先週も書きましたが、出たくても出られないオリジナルキャストの方々が数多くいるわけですし、そう考えると勿体ない話です。
怪魔ロボットの口からクライシス帝国の大ショッカー参入が明言され、ディケイドとBLACK がこれを迎え撃ちます。自らを最強と称するだけあって、相応の強さを見せつけてきます。さすが、雨宮慶太描き下ろしだけのことはありますね。ディケイドは555のアクセルフォームを起動して敵を圧倒しますが、初めからアクセルフォームになれるなら、どうしてカブトの世界では1回ノーマルモードになったのかと。いや、それよりもどうしてクロックアップを使わないのかと。チートか、チート過ぎるからなのか。
BLACKがキングストーンフラッシュで敵を蹴散らし、士はその隙にRXの世界に戻ります。実は、キングストーンフラッシュが明確に攻撃技として描写されたのはこれがはじめてです。BLACKでは敵の抗戦技を跳ね返したり、幻覚を打ち破ったりしてはいますが、キングストーンフラッシュ自体の攻撃力が表現されたことはなかったはずなので。
RXの世界へと帰還した士は、南光太郎と対峙していたアポロガイストに戦いを挑みます。勝ち目などないと嘲笑します。しかし、士は助け合い、支え合う存在、仲間がいればいいのだと言います。この台詞だけでも、士が前回からの僅かな時間でちゃんと成長していることがわかりますね。アポロガイストと、彼が呼び出した大ショッカーの怪人部隊にも怯まず、ディケイドに変身するわけですが、ここでBLACKのカードが出現します。士は使えない、ディケイドは平成ライダー9人の力しか使えないようなので、海東が南光太郎ごとBLACKを召喚して見せます。
二人の南光太郎による変身シーン!
いやー、世代というかファンとしては堪りませんね。格好いいという言葉では表現できないぐらいの素晴らしさ。乱戦の中でも、それぞれの特徴的な戦いを披露するBLACKとRXですが、怪魔ロボットに関してはディケイドが粉砕しました。アギトのシャイニングフォームとは、そういえばすっかり忘れてました。
アポロガイストを追いつめるディケイドとディエンドですが、この二人は元々一騎打ちの精神がないのでお構いなしの同時攻撃でパーフェクターを奪い取ります。思うんですけど、右手に盾を持ってディエンドの射撃を防御し、左手でマグナムショット撃てばディケイドを牽制できたんじゃないかな……それとも利き腕以外では命中精度も落ちるのだろうか。
ディエンドこと海東がパーフェクターを手に入れ姿を消し、そこにユウスケが夏海が危篤状態であることを伝えに来ます。当然、士は病院に向かい、アポロガイストの相手はRXがします。既に他の敵は全滅しており、戦場に残ったのはBLACKとRX、そしてアポロガイストのみ。紳士であるRXはアポロガイストが一人で戦うなら、こちらも一人で戦おうと一騎打ちを挑みます。アポロガイストの方でも、負けないにしろ二対一よりは有利と思ったのかこれを受け入れ、激突が繰り広げられました。
リボルケインでチャンバラをする姿には相変わらず違和感を憶えますが、さすがRX、剣の達人である設定は失われていないようです。凄まじい剣戟でアポロガイストを圧倒し、これを追いつめます。まあ、仮にRXが苦戦なり敗北なりすると、怪魔界最強の剣士である海兵隊長ボスガンの立つ瀬がないので正しい描写でしょう。アポロガイストは生命エネルギーが足りていないのではないか、という気もしないではないのですが、一応はRXと渡り合っていますから、純粋にRXが強いのでしょう。ガイストカッターを投げ放つことで飛びかかるRXを倒そうとしますが、あろうことかRXはリボルケインの細い刀身でこれを弾き飛ばし、跳ね返してダメージを与えると、そのままアポロガイストの胸部を貫きます。
必殺のリボルクラッシュ! といきたいところなのですが、生命の危機を感じ取ったアポロガイストがゴルゴムのサイ怪人を呼び出して加勢させます。そういえばいましたね、すっかり忘れてましたよ。
一騎打ちの流儀を破ったことで、こちらも観戦者だったBLACKが加勢し、ライダーパンチの一撃でサイ怪人を撃砕します。少し強すぎる気もするのですが、きっと瞬間的にバイタルチャージをしたのだと思っておきましょう。RXも、卑怯なアポロガイストに一騎打ちを続ける必要はないと感じたのか、BLACKとダブルキックをお見舞いします。なんという容赦ない攻撃、と思わないでもなかったのですが、なんとアポロガイスト、耐え抜きます。変身は解けてしまいましたが、爆散することもなく生き延びる。タフとかそういうレベルじゃないですよ。ビルゲニアもまあ、似たような耐久力持ってましたけど、それにしたってアポロガイストは一ヵ月しか生きられないどころか、まるで不死身ですよ。あの同時攻撃を受けても死なないとか、このことからもRXとの一騎打ちでは特に弱ってはいなかったと証明されています。
大ショッカーが動き出したことをディケイドのせいだと罵る鳴滝さん。なんかもうお決まりの台詞というか、南光太郎のゴルゴムの仕業か!? ぐらいに乱用されているというか、無理やりな気もするんですが、BLACKの場合は本当にゴルゴムの仕業だったりいますからね。しょうもない、ろくでもない事件であったとしても。困ったものです。
RXの世界の南光太郎と別れる際、BLACKの世界の南光太郎から伝え聞いた、霞のジョーからの伝言を伝える士。違う世界でも戦い続ける仲間がいるという霞のジョーの言葉に、笑顔を見せる光太郎ですが、今回の倉田さんは特に笑顔の演技が素晴らしいと思うんですよ。BLACKの世界の南光太郎が霞のジョーを語るシーンもそうですが、この別れのシーンにおいても実に若々しいというか、まぶしく輝かしい笑顔を見せてくれるんですよね。
「一人じゃないさ、離れていても、ずっと仲間だ」
士の問いに答える、光太郎のさわやかっぷりと来たら。思わず、士も気恥ずかしそうにはしてますが、笑顔を見せてしまいます。記念に写真を撮り、光太郎は士も既に仲間であると言います。その言葉に、満足そうに去っていく士。役者年齢的には20歳以上の年の差があるはずなのですが、なかなかどうした、まったく違和感がありませんね。
妙に納得した顔をしている光太郎の傍らには、アクロバッターが止めてありました。そういや、今回はライドロンも出てきませんでしたね。変身能力を披露するだけで手一杯だったと言うことでしょうか。
写真館に戻り、二人の南光太郎が写った写真を見ていると、次の世界への道が開きます。アマゾンの世界、今度こそ完全に昭和ライダーの世界ですね。回想シーンでXは出ましたが、アマゾンとはまた、面白いのをチョイスしてくる。予告に出いてた役者が、アマゾン育ちという設定の割に色白だったのが気になりましたが、どうもハーフらしい。ディケイドにおける新たなアマゾンに期待しましょう。
総括として、今回のRX&BLACKの世界は面白い話でした。二話という限られた時間の中で良く纏めていると思いますし、前述の通り、話の濃さ、密度においては今までのすべての話を凌駕し、圧倒すると思います。それだけ良くできた脚本、構成でした。
ただ、個人的な希望を言わせていただくと、クライシス帝国が大ショッカーに加盟なり参入する部分はもっと大々的に書いても良かったのではないかと。例えば、怪魔ロボットが奮戦しているところにジャーク将軍が現れ、ライダーたちを圧倒したところでクライシス帝国の大ショッカー参加を表明するとか。いきなり怪魔ロボットが再登場して「大ショッカー最強の戦士~」というだけのは、ちょっとインパクトとして弱かったかなと。
映画でジャーク将軍がどのような役回りなのかはともかく、顔見せぐらいはして欲しかった。
いつになく長ったらしく書いてしまいましたが、次に書くことがあるとすれば劇場版ですかね。地元で舞台挨拶をやるんですが、チケットが取れるかどうか。コミケ前には見ておきたいのですが、空の境界もありますからね。実はこの日記、空の境界の特番見ながら書いてます。きのこ作品は好きでもなんでもないのですが、真綾が主演だから観に行きます。
それにしても倉田てつをがオーナーやってるステーキハウスに一度食べにいきたいな。気軽に行ける距離じゃないので難しいけど、普通に美味しそうな店だったし。
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