DVD付き書籍ビジネスも遂にここまで来たか、という感じ。昨今、講談社や集英社が相次いでOVA付きのコミックスを発売し、スポンサーや広告代理店などが一切絡まない新たなビジネスモデルを確立しようとしています。仲介業者を挟んだり絡めたりしないことで、無駄な金を払わずに済むという、巷では画期的といわれているこの方法。
今回はそんなビジネスモデルの18禁版、美少女ゲーム雑誌BugBugを出しているサン出版が、長年に渡って同紙の表紙を書いている黒田和也と手を組んで作り上げた作品、OVA付きムック書籍です。
パッケージに騙された、というほどではないにしろ、クオリティに関しては普通でしたね。一般的という表現はおかしいけど、通常のエロアニメと比べれば、まあ、作画の質は良い方でした。私はエロアニメに関しては作画が良いか悪いかがすべてだと思っているので、4410円ですか、この値段を考えれば十分に及第点なのではないかと。ただ、全体を通してみると、静止画、一枚絵の部分と動画の部分で絵や作画に差違が出ているので、安定感はあんまないかな。綺麗なところは綺麗だし、普通のところはとことん普通。けど、そのバランスというか配置が上手いから違和感を薄めているというか……
ティーレックスはこれまでの作品傾向からも判るとおり、シナリオがどうのという作品よりも、とことんエロシーンだけのアニメに特化した制作会社です。まあ、中身がないとは言わないけど、中身よりもエロを重視していると言いますか、30分で4人、それも複数プレイなしで映像化しているのはさすがですね。大抵、ヒロインが多い作品は尺の都合上、二人で1回とか纏められてしまうことも多いのですが、今回はヒロイン全員の顔見せという意味も合ってか一人ずつでした。照りつける太陽、青空の下、南国の無人島というシチュエーションでしたけど、なかなか上手く引き出せているんじゃないかと。場所って結構大事だと思うんですよ、学園モノエロゲに学校内でのプレイが多いのは、結局のところラブホや自宅よりそっちの方が臨場感あるからで、普通の場所でするプレイよりも魅力があるってこと。そういった意味でこの作品は南国は無人島の開放感というのを良く表せてるんじゃないかと。青姦に刺激を求める傾向は、二次元だと未だに強いですからね。
しかし、コストパフォーマンス的にはどうなんでしょうね。例えば前述した講談社や集英社の場合だと、コミックスに30分のアニメDVDが付いて2500~3500円ぐらいの値段で売り出しているわけですが、一般的なアニメのDVDが2話収録で6000円……今、そんなに安くないかな? まあ、それぐらいだと仮定しても、3500円レベルだとそこまで安いというイメージが定着していませんよね。実際、安いアニメDVDの場合だと単巻でそれぐらいの値段のものもありますし。
けど、これをエロアニメとして考えると状況が変わってきます。エロアニメのDVDというのは物にもよりますが大抵が7000~9000円ぐらいするものが大半で、エロゲとほぼどう価格です。どんなに安くても、中古もしくは同人扱いの安価レーベルでもない限り、5000円未満ということはあり得ない。これは需要供給の問題とか色々あるんですけど、市場的にも安く取引されることは稀なんですよね。それを打ち破った? のが今作なんですけど、元々エロアニメ自体が1話30分収録で7000円とか、そういう値段なのに、本まで付けて4410円というのは果たして良いんでしょうかね? まあ、雑誌社がやっていることですし、自社作品をどのように売ろうと勝手なんですけど、コストパフォーマンス的にバランス崩れないのかなーと。
一部例外を除いて、エロアニメって「この作品が原作だから買う」というのがあまりないと思うんですよ。要するにオカズとしてどこまで美味しいのか、抜けるのか、どんだけ実用的なエロなのかというのが基本なわけで、そこに安くてそれなりにエロい作品が現れたら、みんなそっちに流れるんじゃないか? と思わなくもない。声優も豪華ですしね。青山ゆかりの破壊力は尋常じゃない。
まだ1巻目ということで、続巻がどうなるのかに期待しようと思っているのですが、よくよく考えるとこれも書籍なんですよね。絶望先生とか、To LoveるのOADも書籍扱いだし、このレビュー書くために検索掛けたときも和書で引っかかりましたから。
これが全国の本屋で買えるってのは、相当ですね。いや、紀伊国屋とかジュンク堂にあるかどうかは知りませんけど、公式HPによると全国書店で発売中らしいですし、エロ本屋だけじゃなくて有名書店にも、もしかしたらあるかも知れない。有隣堂マンガ王国……は、その手の雑誌コーナーがあったかな。憶えてないや。
普通にメロンブックスとかを利用しているので気にしていませんけど、一般的な本屋で取り扱うというのもそれはそれでどうなのかと。あくまで個人的な意見ですけど、エロゲとかエロアニメは安くなくて良いと思うんですよ。安いと子供が安易に手を出せますし、買うことが出来る年齢というのは、即ちそれを買うだけのお金がある年齢と言うことですから。
まあ、昔の私をよく知っている人からすれば、「お前が言うな、お前が」と言われそうですけど……あの頃は若かった。
でも、全体的に楽しかったのは良いけど、DVDよりムックの方が良かった気がするのはどうしてだ。いや、あくまでムックが本体でDVDはおまけなんだから間違ってはない、むしろ正しいのかな。
今回はそんなビジネスモデルの18禁版、美少女ゲーム雑誌BugBugを出しているサン出版が、長年に渡って同紙の表紙を書いている黒田和也と手を組んで作り上げた作品、OVA付きムック書籍です。
パッケージに騙された、というほどではないにしろ、クオリティに関しては普通でしたね。一般的という表現はおかしいけど、通常のエロアニメと比べれば、まあ、作画の質は良い方でした。私はエロアニメに関しては作画が良いか悪いかがすべてだと思っているので、4410円ですか、この値段を考えれば十分に及第点なのではないかと。ただ、全体を通してみると、静止画、一枚絵の部分と動画の部分で絵や作画に差違が出ているので、安定感はあんまないかな。綺麗なところは綺麗だし、普通のところはとことん普通。けど、そのバランスというか配置が上手いから違和感を薄めているというか……
ティーレックスはこれまでの作品傾向からも判るとおり、シナリオがどうのという作品よりも、とことんエロシーンだけのアニメに特化した制作会社です。まあ、中身がないとは言わないけど、中身よりもエロを重視していると言いますか、30分で4人、それも複数プレイなしで映像化しているのはさすがですね。大抵、ヒロインが多い作品は尺の都合上、二人で1回とか纏められてしまうことも多いのですが、今回はヒロイン全員の顔見せという意味も合ってか一人ずつでした。照りつける太陽、青空の下、南国の無人島というシチュエーションでしたけど、なかなか上手く引き出せているんじゃないかと。場所って結構大事だと思うんですよ、学園モノエロゲに学校内でのプレイが多いのは、結局のところラブホや自宅よりそっちの方が臨場感あるからで、普通の場所でするプレイよりも魅力があるってこと。そういった意味でこの作品は南国は無人島の開放感というのを良く表せてるんじゃないかと。青姦に刺激を求める傾向は、二次元だと未だに強いですからね。
しかし、コストパフォーマンス的にはどうなんでしょうね。例えば前述した講談社や集英社の場合だと、コミックスに30分のアニメDVDが付いて2500~3500円ぐらいの値段で売り出しているわけですが、一般的なアニメのDVDが2話収録で6000円……今、そんなに安くないかな? まあ、それぐらいだと仮定しても、3500円レベルだとそこまで安いというイメージが定着していませんよね。実際、安いアニメDVDの場合だと単巻でそれぐらいの値段のものもありますし。
けど、これをエロアニメとして考えると状況が変わってきます。エロアニメのDVDというのは物にもよりますが大抵が7000~9000円ぐらいするものが大半で、エロゲとほぼどう価格です。どんなに安くても、中古もしくは同人扱いの安価レーベルでもない限り、5000円未満ということはあり得ない。これは需要供給の問題とか色々あるんですけど、市場的にも安く取引されることは稀なんですよね。それを打ち破った? のが今作なんですけど、元々エロアニメ自体が1話30分収録で7000円とか、そういう値段なのに、本まで付けて4410円というのは果たして良いんでしょうかね? まあ、雑誌社がやっていることですし、自社作品をどのように売ろうと勝手なんですけど、コストパフォーマンス的にバランス崩れないのかなーと。
一部例外を除いて、エロアニメって「この作品が原作だから買う」というのがあまりないと思うんですよ。要するにオカズとしてどこまで美味しいのか、抜けるのか、どんだけ実用的なエロなのかというのが基本なわけで、そこに安くてそれなりにエロい作品が現れたら、みんなそっちに流れるんじゃないか? と思わなくもない。声優も豪華ですしね。青山ゆかりの破壊力は尋常じゃない。
まだ1巻目ということで、続巻がどうなるのかに期待しようと思っているのですが、よくよく考えるとこれも書籍なんですよね。絶望先生とか、To LoveるのOADも書籍扱いだし、このレビュー書くために検索掛けたときも和書で引っかかりましたから。
これが全国の本屋で買えるってのは、相当ですね。いや、紀伊国屋とかジュンク堂にあるかどうかは知りませんけど、公式HPによると全国書店で発売中らしいですし、エロ本屋だけじゃなくて有名書店にも、もしかしたらあるかも知れない。有隣堂マンガ王国……は、その手の雑誌コーナーがあったかな。憶えてないや。
普通にメロンブックスとかを利用しているので気にしていませんけど、一般的な本屋で取り扱うというのもそれはそれでどうなのかと。あくまで個人的な意見ですけど、エロゲとかエロアニメは安くなくて良いと思うんですよ。安いと子供が安易に手を出せますし、買うことが出来る年齢というのは、即ちそれを買うだけのお金がある年齢と言うことですから。
まあ、昔の私をよく知っている人からすれば、「お前が言うな、お前が」と言われそうですけど……あの頃は若かった。
でも、全体的に楽しかったのは良いけど、DVDよりムックの方が良かった気がするのはどうしてだ。いや、あくまでムックが本体でDVDはおまけなんだから間違ってはない、むしろ正しいのかな。
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