カーテンコールのない舞台
2009年10月30日 アニメ・マンガ冬コミ落ちちゃいました。うん、コミケに落選しました。こうなることは判っていたのであまり意外ではないというか、不思議なことに悔しさは少ない。ショックには違いないんだけど、私はこうなるだろうと思っていた。これが運命だったんだよ。残念ではあるけど、受け入れるしかない。結末は予想通り、だから面白味なんて無いけれど、今の私にはお似合いで、別に自分を卑下してるわけじゃないんだけど、これで良かったんですよ。
実を言うと、どこかホッとしている自分がいます。10月の始めに起こった問題は、10月の終わりになってほぼ全て解決しました。それはとても喜ばしいことで、昨日の日記に書いたとおり涙腺がゆるゆるな私は感涙で泣いてしまいそうです。今週は本当に良いことばかりで、残り少ない幸運を使い切ってしまったかのような感じがしてました。だからコミケに落ちたんだ、なんて言うつもりはないし、もちろんちゃんと分析することで何故私のサークルが落選したのか、その推測は出せると思います。けど、私はそういう答えを求めていないし、そもそも答えは最初から持ってます。
罰があったんです。私という人間に対して、同人の神様とかが罰を与えた。
私はこの1ヵ月、自分に巻き起こった問題に翻弄されていました。一つを除いて自業自得なことばかりで、自信が全面的に悪いかったと日記にも書きました。しかし、それでも私は心根の狭い、気持ちの小さい男で、思うところ、感じるところ、言いたいこと、叫びたいことというのは色々抱えていました。今でこそ全て解消されてますけど、そうした過程の中で、「いっそコミケなんて受からなくてもいいや」と考えてしまったのは事実であり、己の性根が如何に腐っていたかが判ります。
だからこそ、私はそもそも受かるべきじゃなかったし、受かる資格もなかったんです。月末になって数々の幸運が舞い込んで、私を縛り付けていた鎖も解き放たれました。大切な人とはもう一度話すことが出来るようになったし、動き出した歯車は良い方向に私を導いてくれています。その流れに乗ってコミケに当選、というのも考えないではなかったけど、さすがにそれは虫の良すぎる話でしょう。結末、オチとしてはこれが一番良かったんです。
もちろん、私のために色々なことをしてくれた人の頑張りを否定するわけじゃありません。イラスト担当のくろのさんや、校正担当の親友のことを考えれば、落選したこと自体は申し訳なさでいっぱいです。けれど、私のために様々なことをしてくれた人ほどに、私自身は頑張っていたのだろうかと、そう思うんですよ。去年の冬コミと、春のCOMIC1、そして夏コミ。大きなイベントを3回ほど経験して、自分が如何に増長し、高慢な人間になっていたか。状況がまるで違うことにも気付かず、同じようにやれば大丈夫と思い込んで、どれだけ周りに迷惑を掛けてしまったか。それが今なら、良く判るんです。
故に、私には今回の冬コミにサークル参加することが出来なかった。他の誰でもない、自分自身の人間性が劣化したために。
私この1ヵ月を通して、自分が失ったものを取り戻し、忘れかけていたものを思い出すことが出来ました。私はそれらと共に、また一からやり直すことにします。コミケには落ちてしまったけど、縁があればまた参加することも出来るでしょうし、そのときまでにコミケに相応しい同人作家として成長できていればいいなと思います。焦っていたのかも知れませんね、生き急いでいたとでも言うのか、自分にはなんでも出来ると思っていたし、実際、なんでも出来てしまっていた。だから、先に先に、自分勝手に突き進みすぎていた。一人では走ることも、歩くことすら出来ない存在だったというのに。ずっと、それを忘れてた。
私はまだまだ未熟な、修行中の身です。商業作家にもなれていないなければ、同人作家としても底の浅い半端者。恩師や悲恋堂の言葉に耳を傾けるフリをして一次創作に逃げそうになったり、いやいやそれはと二次創作に戻ってみたり。自身の行く道が定まっていない証拠でしょう。大体、どちらかを逃げ場や逃げ道になんてしたくはない。
コミケは落ちちゃいましたけど、本自体は作ります。そこはご心配なく。ただ、ヨスガ本に関しては元々もイベント限定を予定してたので、多分制作中止になると思います。昔と違い、今は当日に委託を頼めるようなサークルやってる友人、知人はいませんし、あのタイプの小説本は書店でも取り扱ってくれないでしょうし。残念ですが、これは仕方のないことです。
ロクゼロに関しては現在進行形で制作が進んでいますし、先日校正担当の方から初稿の方を読み終えたとの連絡がありました。私の方も独自にチェックを進めていますが、先に書き下ろし部分を書いてしまおうかなと。あ、この情報は前の日記には載せてたっけ? 今回も、赤き閃光の下巻と同じく書き下ろしが入ります。ちょっと意外な組み合わせですけど。
前に進む、私はそれしかできない男だと思っていました。でも、進みすぎるのも良くない。私は自分一人だけの道を歩いているわけじゃないし、同じ道を歩く人は他にもいたんです。ただ一人道を走り、駆け抜けた気になって、少し立ち止まる必要があったんだと思います。立ち止まって呼吸を整え、辺りを見回したことではじめて、私は再び歩き出すことが出来ました。また一からのやり直し、歩き直しですが、それほど苦に思っていない自分がいます。
まだまだ時間はあります。焦らずゆっくりと、私は自分が歩くべき道を踏みしめていくことにします。それが今、私のするべきとだと思うから。
実を言うと、どこかホッとしている自分がいます。10月の始めに起こった問題は、10月の終わりになってほぼ全て解決しました。それはとても喜ばしいことで、昨日の日記に書いたとおり涙腺がゆるゆるな私は感涙で泣いてしまいそうです。今週は本当に良いことばかりで、残り少ない幸運を使い切ってしまったかのような感じがしてました。だからコミケに落ちたんだ、なんて言うつもりはないし、もちろんちゃんと分析することで何故私のサークルが落選したのか、その推測は出せると思います。けど、私はそういう答えを求めていないし、そもそも答えは最初から持ってます。
罰があったんです。私という人間に対して、同人の神様とかが罰を与えた。
私はこの1ヵ月、自分に巻き起こった問題に翻弄されていました。一つを除いて自業自得なことばかりで、自信が全面的に悪いかったと日記にも書きました。しかし、それでも私は心根の狭い、気持ちの小さい男で、思うところ、感じるところ、言いたいこと、叫びたいことというのは色々抱えていました。今でこそ全て解消されてますけど、そうした過程の中で、「いっそコミケなんて受からなくてもいいや」と考えてしまったのは事実であり、己の性根が如何に腐っていたかが判ります。
だからこそ、私はそもそも受かるべきじゃなかったし、受かる資格もなかったんです。月末になって数々の幸運が舞い込んで、私を縛り付けていた鎖も解き放たれました。大切な人とはもう一度話すことが出来るようになったし、動き出した歯車は良い方向に私を導いてくれています。その流れに乗ってコミケに当選、というのも考えないではなかったけど、さすがにそれは虫の良すぎる話でしょう。結末、オチとしてはこれが一番良かったんです。
もちろん、私のために色々なことをしてくれた人の頑張りを否定するわけじゃありません。イラスト担当のくろのさんや、校正担当の親友のことを考えれば、落選したこと自体は申し訳なさでいっぱいです。けれど、私のために様々なことをしてくれた人ほどに、私自身は頑張っていたのだろうかと、そう思うんですよ。去年の冬コミと、春のCOMIC1、そして夏コミ。大きなイベントを3回ほど経験して、自分が如何に増長し、高慢な人間になっていたか。状況がまるで違うことにも気付かず、同じようにやれば大丈夫と思い込んで、どれだけ周りに迷惑を掛けてしまったか。それが今なら、良く判るんです。
故に、私には今回の冬コミにサークル参加することが出来なかった。他の誰でもない、自分自身の人間性が劣化したために。
私この1ヵ月を通して、自分が失ったものを取り戻し、忘れかけていたものを思い出すことが出来ました。私はそれらと共に、また一からやり直すことにします。コミケには落ちてしまったけど、縁があればまた参加することも出来るでしょうし、そのときまでにコミケに相応しい同人作家として成長できていればいいなと思います。焦っていたのかも知れませんね、生き急いでいたとでも言うのか、自分にはなんでも出来ると思っていたし、実際、なんでも出来てしまっていた。だから、先に先に、自分勝手に突き進みすぎていた。一人では走ることも、歩くことすら出来ない存在だったというのに。ずっと、それを忘れてた。
私はまだまだ未熟な、修行中の身です。商業作家にもなれていないなければ、同人作家としても底の浅い半端者。恩師や悲恋堂の言葉に耳を傾けるフリをして一次創作に逃げそうになったり、いやいやそれはと二次創作に戻ってみたり。自身の行く道が定まっていない証拠でしょう。大体、どちらかを逃げ場や逃げ道になんてしたくはない。
コミケは落ちちゃいましたけど、本自体は作ります。そこはご心配なく。ただ、ヨスガ本に関しては元々もイベント限定を予定してたので、多分制作中止になると思います。昔と違い、今は当日に委託を頼めるようなサークルやってる友人、知人はいませんし、あのタイプの小説本は書店でも取り扱ってくれないでしょうし。残念ですが、これは仕方のないことです。
ロクゼロに関しては現在進行形で制作が進んでいますし、先日校正担当の方から初稿の方を読み終えたとの連絡がありました。私の方も独自にチェックを進めていますが、先に書き下ろし部分を書いてしまおうかなと。あ、この情報は前の日記には載せてたっけ? 今回も、赤き閃光の下巻と同じく書き下ろしが入ります。ちょっと意外な組み合わせですけど。
前に進む、私はそれしかできない男だと思っていました。でも、進みすぎるのも良くない。私は自分一人だけの道を歩いているわけじゃないし、同じ道を歩く人は他にもいたんです。ただ一人道を走り、駆け抜けた気になって、少し立ち止まる必要があったんだと思います。立ち止まって呼吸を整え、辺りを見回したことではじめて、私は再び歩き出すことが出来ました。また一からのやり直し、歩き直しですが、それほど苦に思っていない自分がいます。
まだまだ時間はあります。焦らずゆっくりと、私は自分が歩くべき道を踏みしめていくことにします。それが今、私のするべきとだと思うから。
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