原稿の入稿が終わって、年末に本を出すことがほぼ確定したんですけど……なんですかね、作業が終わったと思うと急に虚脱感というか、身体が脱力しきってしまいボケーっとしてしまいます。まだまだやることはあるんだけど、間に合うか間に合わないか、その瀬戸際で入稿作業をしていたため、緊張の糸が切れたみたいです。
まあ、なにはともあれ期限ギリギリ5分前に入稿完了したので、「ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-」は無事完成しました。

ほんと、間に合わなかったらどうしようとか思った。実際、原稿のチェックは夜までかかってたし、修正作業を始めたのは20時ぐらいからだった気がする。その少し前にあとがきを書き忘れていたことに気がついて、結局あとがき含めて完成したのが23時半前後だったかな。修正の適応のほうは、1章ずつにわけてやったのでかなり効率よく出来たんだけど、あとがきっていざ書こうとするとなにも思い浮かばないのよね。書きたいこと、書かなければいけないことは山の用にあるはずなのに、それが上手くまとまらない。まあ、今回はあとがきページの枚数が少なかったので救われましたが……赤き閃光の下巻とか、6ページぐらいあったんだっけ? あれはよく書けたなぁw
前回あとがきが多かった理由はページ数合わせなんだけど、今回あとがきが少ない理由はページ数が足りないから。というのも、逆襲の救世主上巻は赤き閃光の下巻を凌駕するページ数になっていて、限りなく400ページ近い枚数になっています。よくもまあ、こんなに書いたものだと我ながら感心してしまいますが、おそらく下巻の方が分厚くなるんだろうな。400ページ超えたら印刷代云々よりなにより、読みにくくなりそうで怖い。紙質の問題もあるだろうけど、私が本文用紙に使ってるクリームキンマリは一応上質紙だから重いんだよね。まあ、上巻が刷り上がってきた上で判断しますけど、結構厳しい感じになるのではないかと思う。本文のとじしろ自体は、赤き閃光の倍に設定してあるから読みにくいってことはないと思うんだけど……それも実モノ読んでみないと分かんないよねぇ。丁度、大体同じページ数のカッパノベルスが手元にあったから、これを参考にやや過剰に設定してみたんだけど、果たして上手くいくのかどうか。文庫と違って新書はある程度の分厚さも許されるというか、大きさがある分、多少厚くても読めないことはないと思うんですよ。さすがに京極夏彦だったり、清涼院流水の作品は例外としても。

技術的な話は面白くもなんともないのでこの辺にして、少しこれまでの作業を振り返ってみようかと思う。かなり薄暗い話になりますけど。
あとがきにも書いたけど、今回はなんだかんだ言って私の未熟さや稚拙さが出てしまった。結果的に期日通りの入稿は出来たけど、私のダメダメっぷりが周囲に迷惑をかけたのは覆すことのできない事実で、反省すべき点はあまりにも多すぎる。作業が終わったからといって、それが解消されたわけでもないしね。結果良ければすべてよしというほど楽天的な考えが出来ないのは、それが私個人の問題というわけではないから。
でも、やっぱり嬉しいことは嬉しいんですよ。一時はもうダメだと諦めかけていただけに、ちゃんと完成までこぎつけたことは素直に喜んでるし、達成感がないわけじゃない。様々なミスをしながらも、色々な人に助けられて、許されて、手を差し伸べて貰って、そうした上で一つの作品を完成することが出来たというのは、とてもありがたいことなんだと思います。
特にロクゼロに関しては、私一人で作っているわけじゃないのに、いつの間にかそれを忘れていた。ずっと、ずっと私の心の中にあったはずのものが、消えかけていた。それを思い出すことが出来ただけでも、今回の作業に価値はあったんだと思う。
逆襲の救世主はまだ完結していませんが、なんとか年内に完結して、来年の下巻へと繋げていけたらいいと思っています。上巻の作業が終わったからといって、休んでなどいられません。やるべきことはまだまだ沢山ある。

折角作業が終わったというのに、なにやら重苦しい内容になってしまいましたね。もっとハイテンションに、全身で喜びを表現するような文章でも良いと思ったんですが、書いてみたらどうもしっくり来なくて。作業を終えて、冷静に自分を見つめ直すことが出来るようになったというか、熱を使いきったのでどこかしらが冷めてるんだと思います。
まあ、こういう空気や雰囲気を引きずっていても仕方ないので、明日からは普通の日記に戻ります。2009年も残り少し、後1ヵ月でコミケも開催なんだから、気を引き締めていかないと。コミケはサークルとしては落ちてしまったけど、いつも通り一般参加者として参加するのだから。頑張らなくちゃね。

コメント

MLW
2009年12月7日18:04

コメントありがとうございます。MLWです。

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