ヨスガノソラ発売一周年おめでとうございます!
いやー、早いものでヨスガノソラが発売されてから一年が経ちました。正確には昨日だったんですけど、これを記念してHPのほうにヨスガノソラコンテンツを開設しました。作ろう作ろうと思って年末まで掛かってしまいましたが、なんとか一周年記念に間に合わせることが出来ました。まだまだ中身は少ないですけど、これから充実できるように頑張ります。

しかし、もう一年経ったのかぁ……時が過ぎるのは早いというかなんというか。購入前はまさか、ここまでヨスガノソラにはまるとは思ってもみなかったなぁ。いや、今でこそこんなにはまってますけど、実は事前情報一切なし、体験版もやらずに買ったんですよ。デモにしたってイベントで見たか見ないか、雑誌による情報なんて一切確認してなかった。
グッズ類に関しては、何故だか色々持ってたんですけど、購入に関してはほとんど気まぐれか、もしくは潜在的になにかを感じ取っていたのかも知れませんね。ただ、予約した日にちの関係上、アソビットが間に合わなかったのでゲマ屋で買っちゃいましたけど。なので、アソビット特典だった穹のテレカだけは、未だに持ってないんですよ。欲しいとは思ってるんですが、なかなか手が出る値段でもなくて。
ゲマ屋で買ったのは発売日の当日か次の日か、それすらも思い出せませんが、買ったときはまだ普通だったと思う。エロゲ好きがなんか良さそうなエロゲを買った、体験版もなにもやってないけど、橋本タカシの絵が可愛いから買っちゃおう。この程度の気持ちに過ぎなかったに違いない。
それが家に帰ってインストールして、序盤及び共通パートを始めた辺りで考えが変わってきた。最初に描かれるハルと穹の関係、穹との日常に引き込まれたんですよ。こういう言い方はどうかと思うんだけど、私がヨスガノソラで一番好きなのは、実は奈緒が出てくる前までの、引っ越したばかりのハルと穹の試行錯誤なのではないかと。体験版で事足りてしまうような気もするけど、あの電車でのやり取りから家に着くまで、家に着いてからのやり取りから買い物に行って帰ってくるまで、私はそれに引き込まれ、いや、飲み込まれたんだと思う。だから、コミカライズで引っ越しのシーンが省かれたのが残念でならないんですよね。

選択肢がどれぐらいあるのかとか、どういう流れで話が進むのかも全然判ってなかったから、最初に入ったのは奈緒ルートだった。私はハッキリ言うと奈緒のことは好きじゃないですけど、再会してすぐに過ぎる昔の光景、あれにはちょっとビックリしました。性的興奮をかき立てられた、というわけじゃないけど、いきなりああいう絵を挟まれると、これは性的にふしだらな作品なのだろうか? と思わずにはいられなかったんですよ。田舎ものとなれば、そういう可能性も高いわけですしね。
まあ、結果的にいえば全然そんなことなく、奈緒が残念な過去を持っていたというだけだったんだけど、あの逆レイプ設定は新鮮に思ったなぁ。いや、似たような過去の回想として、瑛もあるじゃないですか。セミ採りしてたら崖から落っこちた……じゃなくて、山から転げ落ちただったかな? 子供用の巫女服を着た瑛が、ちょっと汚れた感じで描かれてる奴。
私は奈緒の次に瑛ルートに入って、所謂選択肢の順にプレイしていったんですが、先に奈緒をやっていたもんだから、瑛のあのCGが出たときには変な方向に想像がかき立てられました。例えば、前日ないし数日までに奈緒と関係を持ったハルが、少なからず肌を露出した瑛を目の前に性的な興奮を憶え、思わず襲ってしまった、とか。奈緒という前例を前にすると、そういう性的な思いでないし過去があるのかなって、そんな予想をしてしまったんですね。実際はこれっぽっちもなかったわけだけどw
そう考えると瑛との過去は、プレイした当初は肩透かしというか、物足りなさを感じていたのかな。でも、逆に作品やヒロインの方向性が判ったから、決して期待外れではなかったかも。瑛との過去の回想シーンは、当時のハルがどのように穹と接していたのかが判る貴重な一コマですが、それ以上にハルと瑛が可愛いんだよね。子供らしさがあるというか、瑛は果たして一目惚れだったんだろうか。私も同人誌はある種の解釈で書いたけど、昔から好きだったんじゃないかなーとは思う。
渚さんの印象が私の中で薄いのは、瑛シナリオの後にやってしまったのが原因なのかも知れない。瑛シナリオを先に済ませてしまったことで、渚さんシナリオをやや弱く感じてしまったんでしょうね。穹シナリオに関しては奈緒以上に深みがありましたし、奈緒に続いて委員長も絡んできたから問題なかったんですが、渚さんの場合はあまり他人が絡まない。瑛シナリオならやひろとかいますけど、渚さんシナリオだと両親の絡みも少ないですし。
逆に他のシナリオとまるで被らないのはダメイド、じゃなかった初佳のシナリオですけど、これはどちらかといえば亮平が出張ってきますからね。亮平の設定に、稲穂信を感じてしまったのは私がメモオフシリーズ好きすぎるからだろうか。実際、亮平はかなり空回っていたわけだけど、彼なりの筋の通し方というのがあるというか、純情だったんでしょうねぇ。好きな人の役に立ちたいって気持ちは、誰にだってあるわけで、想いが強ければ強いほど、歯止めが利かないんですよ。

穹シナリオに関しては、現存する一番古い日記を観る限りだと、感想を書くと言ってそれきり放置しているみたいですね。わざとじゃないんですよ? わざとじゃないんだけど、自分の中でまだまとまってない部分があるというか、好きすぎて言葉にならないんですよ。文章で表現するにも、訴えるにも、伝えたいことは山のようになっても、それがまだ形になりきってない。
一つ言えるのは、これは同人誌のあとがきにも書いたことだけど、穹というキャラクターはヨスガノソラの時点では未完成だったと思うんですよ。容姿を除いて。けれど、その未完成な部分を補う存在としてハルがいたからこそ、穹はあそこまでのキャラになれたんじゃないかと。穹にとってハルは必要不可欠な存在で、逆にハルにとってもそれは同じで、二人は一緒にいてこそ魅力は発揮されるんです。ハルカナソラにも台詞でありましたけど、私は完全に同意します。当たり前じゃないか、と。
ハルと穹に関しては、専用ページを作ろうかと思っているぐらいなので、まだまだ時間が掛かりそうです。VFBには是非、春日野家の間取りが欲しいですね。ハルと穹の部屋についても詳細を書いて欲しい。それと、穂見と奥木染はどこが元になっているのかも。目星は付けてるんだけど、確証がないんだよね。確認しにけない距離ではないから、年が明けたら言ってみるのもありかな。

ヨスガノソラに出会えたことこそ、私の人生における幸福の一つなんだと確信できます。最高です、一番好きなエロゲです。もうFDは来ないかも知れないけど、またなにかしらの形で新作が出ることを心より期待し、願ってます。
それではヨスガノソラ一周年、本当におめでとうございました!

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