今秋にTVアニメ化が決定したヨスガノソラですけど、昨日の日記は随分と反響を呼んでるみたいです。ただの雑誌記事紹介なのにおかしいなと思ったら、なんかどこかの大手ブログで紹介されたみたい。アキバBlogのときも思ったけど、大手というのは凄いですね。ちょっと前に7万ヒット行ったばかりだと思ったのに。それともヨスガノソラという作品が凄いのか。

昨日の日記というか記事を読み返していて気づいたんですが、あらすじに穹が双子の妹であることがちゃんと記述されてますね。あまりにも自然というか、当たり前すぎて気づくの遅れたんですけど、アニメの宣伝記事で双子の妹であることが明記されているのは大きいかもしれない。
まあ、昨今の世情とでもいうんですか? 去年のエロゲ販売規制騒動や、東京都議会による非実在青少年問題なんかも含めて、実妹等の近親相姦やその他性表現には風当たりが強いですからね。アニメの穹が双子の妹ならぬ義理の妹になっても不思議じゃなかっただけに、このように明確な形で書かれたことには安堵のようなものを覚えます。ハルと穹が双子の兄妹じゃないなんて現実、私はとてもじゃないけど受け入れられそうにないから。
双子の妹と明言され、尚且つキービジュアルがあのような構図である以上、アニメもまた穹ルート、穹シナリオを元に制作をするんでしょうか? 世間では穹ルートは絶対無理、出来るわけがないなんて言われてるけど、果たしてその通りなのか。角川系列のアニメが、まさかCSやBSのみで放送なんてことはあり得ないだろうし、最低でもU局での放送だ思うんだけど、AT-X以外で近親相姦というジャンルは描写可能かどうか。私の個人的な意見だと、絶対に不可能というほどのものではない気がする。前例はともかくとして、近親相姦にしろ逆レイプにしろ、TV放送時の直接描写を避ければあるいは……要するに映像としての直接的な表現を排除すれば良いんだから、それで事足りるかもしれない。
そもそもヨスガノソラが近親相姦をメインに扱った作品であることは分かりきっていることなんだし、それを承知した上で企画立てたんでしょ? まさか、内容も知らずに人気みたいだからアニメ化しようと思いました、なんてことはさすがにないだろうし。まあ、テーマ性に惹かれました、なんて理由でアニメ化するとも思えないけどさ。

しかし、ヨスガノソラという作品に癒しはあるんですかね? いや、昨日の記事に書いてあったキャッチコピーみたいのが、田舎での癒しと恋!じゃないですか。私は癒し系作品ってのは、てっきりARIAとかスケブみたいな作品のことをいうと思ってたんだけど、田舎=癒しという結びつけはあまりにも安直ではないかと。そもそも、ヨスガノソラには癒し系キャラなんていないし。
ただ、このキャッチコピーに関しては、 原作の公式ページにも似たような文章が書いてあるので、一概に記事を書いた人を非難できる問題でもないんだけどね。公式の物語-Story-をちょっと引用してみますと、
都市部から遠く離れた片田舎、奥木染(おくこぞめ)。
春日野 悠(かすがの はるか)は、妹の穹(そら)を連れてその町に向かっていた。
そこは幼少の頃の夏休みに何度も訪れ、ひと夏を過ごした祖父の家があり懐かしい場所であった。

不慮の事故により両親を亡くし拠り所を失ったふたりは、今は誰も住んでいない祖父の家に引っ越し、そこで暮らしていくことを決める。
不慣れな家事に悪戦苦闘し、普段から引きこもりでなにもできない穹の面倒を見ながら、悠は大変な毎日を過ごしていく。
そんな悠を、昔遊んでくれた近所のお姉さん・依媛 奈緒(よりひめ なお)や、転校初日からなにかと絡んでくる中里 亮平(なかざと りょうへい)、神社の巫女兼管理人をしている天女目 瑛(あまつめ あきら)、その友達の渚 一葉(みぎわ かずは)らが、温かく迎えてくれる。

小さい頃から、あまり変わってないように感じた町並みや人。
懐かしい想い出や、静かな環境が悠を癒していった。
そんな中、徐々に変化が訪れる。
幼少の頃交わしたふたりだけの秘密の約束とその後。
なくしてしまった大事な物の行方。
そして、この場所を選んだ本当の理由。

想い出として心に刻まれた時から、もう始まっていた未来。
今まで傷つき、不器用な行き方しかできなかった相手と、悠はどう向き合うのか。

日差しが強まる初夏の空の下、物語が動き始める。

公式のあらすじを見る限り、ハルは奥木染で癒されたみたいです。まあ、本人が癒されたと言っているんだから、例えユーザーに現実がどう写っていようと癒されてるんでしょう。穹が不便な田舎なのも、手探りで生きるような毎日なのも、それなりに楽しいと言っているように、ハルもまた新生活を楽しんでいるんだろうか。穹はハルと一緒なら本当にどこでもいいと思っているわけだけど、ハルもまた同じような感情を抱いているのか。……無くしたくないよ……穹まで………という発言は、追いつめられた上での精神的動揺から発してしまったものであるし、本編のどこをどう見ても典型的な苦労人にしか見えないのですけど……苦労人であればこそ、田舎のちょっとしたことに癒しを感じるとか? ふむ、これは穹シナリオにおける委員長との対比に近いものがあるな。

面白そうなので、明日の日記はちょっとハルについての考察を行おうと思います。といっても、私は極端なほどにハル贔屓だから、否定的なことは何一つ書かないかもしれないけど。私はハルが好きだし、欠点よりも良いところを上げたいじゃない。ハルにしろ穹にしろ、まだ子供なんだから。欠点を論うより先に、2人の良いところをもっと理解してあげたい。

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