くろのさんと抱き枕の件を話していて、夏コミ合わせで作ることが確定しました。懸念していた絵柄の方も、くろのさんの方から片面に2キャラ配置している抱き枕の存在を教えられたので、ラフの方を修正する感じで進みそうです。なので、片面印刷ですね。やっぱり、ルクリュとシエルの絡みをなくしてしまうのは勿体無いという結論になりましたw
しかし、2キャラ配置している抱き枕ってあるもんなんですね。シーツと違って抱き枕は個人ないし単体のものという認識があったから、結構意外でした。

片面印刷だと両面より印刷費が安いから、その分良い生地を使えそうです。ネタとはいえ作るからには良いものを作りたいじゃない? くろのさんだって妥協せずに描いてくれるんだから、私の方でもそれに応えなくてはいけないなと。売り物じゃないからこそ、拘れるところには拘りたいといいますか。売り物なら採算とか生産性を考えなきゃいけないけど、これはあくまで個人の趣味だしね。利益とか利率とか、そういう難しいことは一切抜きに、如何にいいものを作ることが出来るかという挑戦です。
ただ、くろのさんの話では抱き枕欲しいみたいなコメントくれてる人もいるそうなんだけど、一応需要はあるんですかね? いや、シエルはともかくルクリュはオリキャラだし、その辺りはハードル高いんじゃないかなと思ってたので。欲しいと言ってくれる人がいるのは嬉しいけど、現実問題として人に売るには単価が高くなりすぎると思う。サイズが小さくて安い生地の抱き枕カバーなら7000円ぐらいで買えてしまう昨今に、カバー1枚で1万5000円とか現実味がないじゃないですか。それでも欲しいという人はいるのかもしれないけど、さすがに同人サークルが売っていいものとしては高すぎると思うんですよ。いくら利益が発生しないとは言っても。
まあ、価格を落とす方法なんていくらでもあるんだけど、夏コミではとりあえず展示にとどめます。これがなのはキャラなら、あるいは凄い需要があるのかもしれないけどねー。フェイトの抱き枕なんて、最近じゃ定番でしょう。私はセインを所望するけどw

夏コミの準備は私もチャカポコ進めていたりするんですが、新刊を2冊にしたことで結構精神的余裕が出来ています。これが油断とならない内に本を仕上げないといけないんだけど、ヨスガ本はともかくゼロボンは画像一式が手元に来てからだしね。以前の日記にも書いたと思うけど、私は前回の読本の出来に不満があったから、今回はそれを踏まえた上での誌面構成というか装丁になると思います。
具体的に言うと、前回は比較的文章コンテンツが多かったから右開きの本にしたけど、ゼロボンに関して言えば左開きのイラスト本とかにしても良いと思うんですよ。なので、デザインイメージは今のところヨスガノソラのVFBとかを想定してて。これは完結編の1話を載せるか載せないかで決まるんだけど、その方がすっきりとした誌面になる気がして。読本は確か漫画のムック本みたいのを参考にして作ったんだけど、ゼロボンは前述の通りエロゲのVFBだから、そこら辺はガラリと変わるんじゃないかなと。むしろ、読本の名前を引き継がない時点で別物なんだし、前の形に囚われなくていいんじゃないだろうか。まあ、これに関しては仮印刷してみての感じも含めてだけど。
ヨスガノソラでスペース取ってるとはいえ、小説本以外になにを出すわけでもないから、自然とゼロボンの方に力が入ってしまう。ヨスガに関しても、なんか盛り上がる企画とか立てられたら良いんですけどね。如何せん、絵描きでない私には出来ることと出来ないことの差が多すぎる。別に物書きである自分を殊更卑下しているわけじゃないけど、物事をストレートに伝えるには、やはり視覚的イメージが一番なんですよ。くろのさんとの会話で、ラノベにおける挿絵の話になったけど、常に表紙絵・口絵・挿絵が存在するラノベは、ある程度描写力がなくてもなんとかなってしまうものだしね。これが二次創作になれば、受けてはさらに作品の知識を持っているから、余計にキャラクター描写が必要なくなってくる。二次創作のSSとかが比較的書きやすいとされているのは、そういった事情もあるからなんですよね。私もそういったものを書いている人だから、あまり偉そうなことは言えないけどさ。

ラノベ作家にどうしてもなりたいという奴がいて、実際のラノベ作家に作品を見てもらっているという光景をこの前見たんだけど、なんというか最近の若い奴は可愛げがないね。自分が、というより作品が貶されることに慣れていないのか、相手の指摘や注意を素直に受け止めることができない傾向にあるように思えた。自分から作品を見せておいて、もっともなことを言われて不愉快な気分になるって、一体何様なんだろうか。
私はなにせ作家ではないし、その作家志望曰く作家じゃない奴はどれも一緒らしいからなにも言わなかったけど、あんなんで実際の編集者とかやり取り出来るのかな。仕事柄そういう場面に接することもよくあるが、優しい人ばかりなわけもないし、誉めてくれる人ばかりじゃないんですよ。ネット物書きとか、それこそ同人作家とかやってると、読者が次第に淘汰されていって、それこそ好意的なファンや信者だけになるから、批判とかを受け付けにくい、耐性のない人間になってしまうんですね。そして自分を賞賛してくれる今の環境が楽しくて、それに満足してしまうことが多々ある。井の中の蛙が大海を恐れ、居心地のいい井の中に閉じこもり続けるというわけです。
作家が作品を褒めてもらいたいのは当然としても、それだけではイケナイということを、作家志望の学生とかには分かっていて欲しいものです。どんな天才だって、批判されるときはされるんだからさ。避けては通れない道なんですよ。

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