そういや、コンプエースの話を昨日書いたくせにコミカライズのヨスガノソラについて触れるのをすっかり忘れていました。といっても今月号はアニメ化の関係で休載になっており、連載自体はありません。ただ、私の記憶が確かなら先月号の段階で休載告知はなされてなかったはずだし、いくら単行本の宣伝漫画が載ってるからといって、本連載が休載であることをどこにも記載しないのはどうなんだろうか。まあ、それはいいにしてもヨスガノソラが載ってないと読むものないよね、この雑誌。なのはぐらいは読むけど、あれはもう話の作り方そのものが私とは合わない。

ヨスガノソラの1ページ漫画はコミックスの第1巻を宣伝するもので、登場するのは穹と委員長、それに亮平の3人だけでした。コミカライズ本編では、未だまともに絡んだことがない穹と委員長の共演というのも珍しいのですが、始まったばかりの穹ルートへ向けての伏線なんでしょうかね。原作の絡むべきところで穹と委員長は絡んでないから、今後コミカライズで委員長が出張ってくるのだとしても、少し唐突感があると思うのですよ。別にコミックスの宣伝をするだけならハルや瑛でもいいわけだけど、わざわざ委員長を使ったのは今後の展開を考えてのことじゃないかな。まあ、単純に水風天が描きたかっただけという可能性もあるけど。
宣伝漫画の内容に付いては、なにせ1ページですし特筆するところもないんですけど、若干穹がエロかったかな。そのエロイ部分に亮平が茶々を入れるというかセクハラをするというか、そんな感じの話になっています。1巻は6~7冊ぐらい持ってるのでこれ以上買うつもりもないんですけど、2巻はいつごろ出るのかな。先日発売されたViVidのコミックスの3巻が来年の3月10日とのことだけど……年末年始ぐらいにはヨスガノソラも出るのかな? いや、話のストック的には来月分で貯まるから、出そうと思えばもう少し早く出せるのだろうか。商業戦略上、アニメ放映中ないし放送終了直後に新刊を発売するのが一番効果的ですし、年内発売もありえなくはないと思う。
ヨスガのコミカライズも2巻発売時に既刊フェアとかやるのかな……いや、先日ViVidの2巻買ったときにね、1巻買えば特典が付くよとかいうフェアやっててさ。そんな、アニメ化もしてない作品でよくやるとか思ったけど、ああいうのって面倒臭いよね。既に1冊持っているというのに、特典次第では買わなければいけない。まあ、CDとかでも旧譜セールとかよくやってるけどさ。買うかどうか迷ったけど、持ち合わせがなかったので辞めました。

ViVidについての話はなぁ……私はなんども書くように、あの作品好きじゃないんですよ。キャラ萌えの観点からいうキャラの魅力を考えると、確かにいい作品ではあると思いますよ? 女の子可愛いですしね。
けど、物語というか、内容的には壊滅的につまらないと思う。なんていうかこう、虫酸が走るとでもいうの? 2巻の最初はロードワークから帰宅したヴィヴィオで始まっていた気がするけど、あのシーンとかぶん殴りたくなるんですよ。正直、女の子が可愛らしいからといって、作品まで甘々に書こうっていう魂胆が気にくわないというか。あのリリカルなのはというシリーズに砂糖菓子の衣まとわせたような作風はなんとかならないんですかね。ピュアスポーツ漫画とか言われた時点で拒絶感しか湧いてこない。なんていうか、そう、種シリーズを見ているときのような感じがする。私にとってViVidはデス種と同レベル。キャラが可愛いだけの作品ですね。
他のファンのことは知りませんけど、私はそもそもリリカルなのはという作品にこういった路線は求めてないし、作品の色合いがまったく合わない。まあ、このピュアピュアな感じが好きだって人はいるんだろうし、それを好きな人自体は否定しないけど……なんだろう、模擬戦が引き分けという決着に終わった時点でこの作品というか、原作者の限界を感じてしまった。StrikerSの後半も相当アレな話でしたけど、話の展開というか構成の仕方がさ、ほとんどデス種と同じなんですよ。まず、なのはという誰にも負けない主人公の存在は、種シリーズにおけるキラと変わりません。主人公側が勝つのは当然だとしても、なのははそれがデス種並にあからさまなんです。ViVidやForceでは主人公ではないけど、きっとなのはが負ける展開なんてあり得ないんだろうな。精々、シグナムが瀕死の重傷を追ったぐらいですよ。Forceの偉いところは、なのはというシリーズの中で凄惨な殺しの部分を描写したことだと思うんですよ。それまでなのはという作品では、殺人は一種のタブーみたいなもので、シグナムがゼスト殺した以外にはこれといった人殺しは行われませんでした。ナンバーズとの激闘であろうと、非殺傷設定という名の設定が主人公たちに殺人をおこなせない。
なんとも都合のいい、私には非殺傷設定とキラ・ヤマトの不殺の違いが分からない。人を殺したこともない兵士や戦士が戦い続けるということに、精神的な違和感を感じています。

まあ、こんな作品でもコンプエースの中ではまあまあ読める作品なのだから困ったものです。プリズマイリヤみたいになのはに影響を受けたと明言している作品もあるけど、私はオマージュ作品のほうがよっぽどViVidより面白い気がしてならない。まあ、好みの問題だと言ってしまえばそれまでだけど、ViVidは可愛らしい作風であっても、決して楽しい作品ではないと思います。リオとコロナは超可愛いけど。
ルーテシアに付いては……なんていうか、触れたくない。2巻の巻末とか、私が原作者に対して感情を抑えられなくなりそうだから、なにも言わないことにします。ていうか、いろいろな人からツッコミを受けた時点で、色々間違えたことに気づけよ。まあ、都築真紀はどこまでもクリエイターなんですよ。決して作家ではない、それだけの話です。
それだけの話を認めることが出来ず、納得もできていないのが私だけど。ルーテシア、私のルーテシアは何処に。

コメント