どうして、その娘を救えない?
2010年8月4日 アニメ・マンガ
帰宅時に立ち寄ったとらのあなで売っていたので、なんとなく購入しました。まあ、読んだのは白濁まみれの罠――汚された少女だけなんですが、やっぱり奈那子は最高ですね。登場作品は好きでもなんでもない私だけど、奈那子だけは本当に大好きだ。大好きなだけに、本書や町ぐるみの罠には思うところがあるんだけど、あくまでifストーリーだと思っておこう。こんなん正史にされたら堪ったもんじゃない。美帆がクズのド外道に成り下がったのはともかく、奈那子がこんな酷い目にあって良いはずがないのだから。
元々、15美少女漂流記の新作を観にとらのあなへは行ったんですけど、これがもう予想以上に大々的な宣伝をしててさ。横浜店は、エロゲコーナーの真横だったかな? それなりにでかい液晶テレビに大音量でエロアニメ流してて、おいおいそんなあからさまにエロアニメ上映してて良いのかよと思ったけど、相変わらず作画というかキャラデザが微妙に思えた。というか、登場キャラクターの容姿があまり好きじゃないのかな。黒田和也の描くキャラクターは嫌いじゃないはずなんだけど、なんか前作と同じでピンと来なかった。
そんなときにパラダイムノベルの棚を見てたら、偶然この本を発見しまして。そういや、奈那子の書き下ろしが収録されてるんだったなぁと購入してみることに。全3巻のはずだけど、他2巻はありませんでした。考えてみれば、エロゲのノベライズ買うのって何年振りだろう。炎の孕ませ身体測定のノベル置いてあったけど、あんなのどうやってノベライズにするんだろ。よほど上手い人じゃないと、あの肉感溢れるエロゲのやわらかさを表現するのは難しいような……いかん、ちょっと読みたくなってきた。
税込みで903円だったから、奈那子の書き下ろしだけを目当てに買うのは少し高かったような気もする。元々、原作の予約特典として付いてきた奈那子のifストーリーを元に書いたオリジナルエピソードなんだけど、まあ、そもそもボリュームの少なかった特典エロゲを、さらに削り取ったような話ですね。新規描き下ろしの絵は良かったけど、欲を言えば100ページぐらいの話にして欲しかった。いや、そうすると奈那子が酷い目に合うシーンが増えるのか。それは良くないな。
浅間奈那子という少女は、かつて存在したシロップの姉妹ブランド、クラインシロップより発売された「汚された夏」というエロゲに登場するキャラクターです。主人公の少女に何故か好意を持っており、全幅の信頼を置いている兄と共にどこか神秘的な色合いを見せる、そんな娘。今や購入することも難しい昔の作品だからネタバレしちゃうけど、奈那子とその兄はどこぞの製薬会社の実験かなにかで作られた異能者で、既に人外と呼べる存在なんですよ。主人公の少女が巻き込まれる事件と、住んでいる街の真相を知っていて、自分たちの復讐も相成ってこれを助けるんですが……その神秘的なキャラクターも合ってか、奈那子は汚された夏の時点ではバッドエンドでも寸止めという生殺しキャラだったんですよ。けど、私は奈那子に惚れ込んでいたし、こんなぽやぽやした娘が汚されるのなんて見たくなかったから、それはそれで良かった。
でも、町ぐるみの罠の予約特典で奈那子主人公のシナリオが出来てしまって、彼女も遂に毒牙へと掛かってしまう……なんだろう、凄まじい背徳感は。正直、奈那子はエロゲキャラの中でも特に好きな娘だし、彼女が汚されたり酷い目に合う姿は見たくないはずなのに、言いようのない興奮も憶えてしまうんだよね。情けない男の性なんだろうか。私があの予約特典エロゲで気に食わないのは、ハッピーエンドがないことなんですよね。どっちに転んでもろくなラストじゃなかったし、いくらなんでも可哀想すぎやしないかと。このシリーズにハッピーエンドなど必要ないっていう意見はもっともだと思うし、理解も出来るけど、大好きだった前作主人公に裏切られた果てに壊れるなんて、そんなのあんまりだよ。
町ぐるみの罠自体はそれなりに売り上げも良かったし、時世や規制に問題がなければ次回作も出るんだろうけど、果たして奈那子のあれは正史になってしまうのか。パラダイムの紹介ではあくまでもしも、ifストーリーということになってるけど、果たしてどうなるのか。アニメ版には結局、奈那子も美帆も登場しなかったけど、まさか外伝とか出さないよね? 見てみたいという欲望はあるけど、兄様助けに来てくれないかなぁ……処女喪失前に。てか、兄様はどうして別行動なんて取ったんだろう。一人が危険だというのは分かっていたはずだし、唯一の肉親、それも大切な妹を単独行動させるなんて。予想としては美帆を捜したい奈那子と、それを否定する兄様の間で対立があったんだろうけど、そのことがどれだけの悲劇を生むか、兄様は気付いていたのかな。さっさと再登場して、美帆を粉微塵に打ち砕いて奈那子の目を覚まさせてやって欲しいものです。
元々、15美少女漂流記の新作を観にとらのあなへは行ったんですけど、これがもう予想以上に大々的な宣伝をしててさ。横浜店は、エロゲコーナーの真横だったかな? それなりにでかい液晶テレビに大音量でエロアニメ流してて、おいおいそんなあからさまにエロアニメ上映してて良いのかよと思ったけど、相変わらず作画というかキャラデザが微妙に思えた。というか、登場キャラクターの容姿があまり好きじゃないのかな。黒田和也の描くキャラクターは嫌いじゃないはずなんだけど、なんか前作と同じでピンと来なかった。
そんなときにパラダイムノベルの棚を見てたら、偶然この本を発見しまして。そういや、奈那子の書き下ろしが収録されてるんだったなぁと購入してみることに。全3巻のはずだけど、他2巻はありませんでした。考えてみれば、エロゲのノベライズ買うのって何年振りだろう。炎の孕ませ身体測定のノベル置いてあったけど、あんなのどうやってノベライズにするんだろ。よほど上手い人じゃないと、あの肉感溢れるエロゲのやわらかさを表現するのは難しいような……いかん、ちょっと読みたくなってきた。
税込みで903円だったから、奈那子の書き下ろしだけを目当てに買うのは少し高かったような気もする。元々、原作の予約特典として付いてきた奈那子のifストーリーを元に書いたオリジナルエピソードなんだけど、まあ、そもそもボリュームの少なかった特典エロゲを、さらに削り取ったような話ですね。新規描き下ろしの絵は良かったけど、欲を言えば100ページぐらいの話にして欲しかった。いや、そうすると奈那子が酷い目に合うシーンが増えるのか。それは良くないな。
浅間奈那子という少女は、かつて存在したシロップの姉妹ブランド、クラインシロップより発売された「汚された夏」というエロゲに登場するキャラクターです。主人公の少女に何故か好意を持っており、全幅の信頼を置いている兄と共にどこか神秘的な色合いを見せる、そんな娘。今や購入することも難しい昔の作品だからネタバレしちゃうけど、奈那子とその兄はどこぞの製薬会社の実験かなにかで作られた異能者で、既に人外と呼べる存在なんですよ。主人公の少女が巻き込まれる事件と、住んでいる街の真相を知っていて、自分たちの復讐も相成ってこれを助けるんですが……その神秘的なキャラクターも合ってか、奈那子は汚された夏の時点ではバッドエンドでも寸止めという生殺しキャラだったんですよ。けど、私は奈那子に惚れ込んでいたし、こんなぽやぽやした娘が汚されるのなんて見たくなかったから、それはそれで良かった。
でも、町ぐるみの罠の予約特典で奈那子主人公のシナリオが出来てしまって、彼女も遂に毒牙へと掛かってしまう……なんだろう、凄まじい背徳感は。正直、奈那子はエロゲキャラの中でも特に好きな娘だし、彼女が汚されたり酷い目に合う姿は見たくないはずなのに、言いようのない興奮も憶えてしまうんだよね。情けない男の性なんだろうか。私があの予約特典エロゲで気に食わないのは、ハッピーエンドがないことなんですよね。どっちに転んでもろくなラストじゃなかったし、いくらなんでも可哀想すぎやしないかと。このシリーズにハッピーエンドなど必要ないっていう意見はもっともだと思うし、理解も出来るけど、大好きだった前作主人公に裏切られた果てに壊れるなんて、そんなのあんまりだよ。
町ぐるみの罠自体はそれなりに売り上げも良かったし、時世や規制に問題がなければ次回作も出るんだろうけど、果たして奈那子のあれは正史になってしまうのか。パラダイムの紹介ではあくまでもしも、ifストーリーということになってるけど、果たしてどうなるのか。アニメ版には結局、奈那子も美帆も登場しなかったけど、まさか外伝とか出さないよね? 見てみたいという欲望はあるけど、兄様助けに来てくれないかなぁ……処女喪失前に。てか、兄様はどうして別行動なんて取ったんだろう。一人が危険だというのは分かっていたはずだし、唯一の肉親、それも大切な妹を単独行動させるなんて。予想としては美帆を捜したい奈那子と、それを否定する兄様の間で対立があったんだろうけど、そのことがどれだけの悲劇を生むか、兄様は気付いていたのかな。さっさと再登場して、美帆を粉微塵に打ち砕いて奈那子の目を覚まさせてやって欲しいものです。
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