アニメ版ヨスガノソラの公式サイトが更新されて、乃木坂初佳と伊福部やひろの応援コメントが更新されました。毎週金曜日更新というのはどこへ行ったのか、公式Twitterでさえも更新情報を流さないのはどうなんだろう。アニメ絵版権の公開も遅れているし、全体的に遅い感じがするよね。コミケ前か、それともコミケ合わせか、キービジュアルぐらいは出しておいたほうが良いような気もするんだけど、イベントの準備で忙しいのかな。

ダメイドこと乃木坂初佳のコメントを聴いて、彼女が原作でメインヒロインだったことを思い出す人は何人いるのだろうか。なんていうか、「あぁ、ダメイドはこんなキャラだよね」と思わず頷いてしまうほどに、しっくり来る応援コメントだった。もう初佳はサブキャラでいいよw お笑い担当として地味に活躍してくれればそれでいい。彼女のコメントの面白いところは、ハルのことを美少年であると明言してるところでしょうか。最近じゃ主人公が美形であることを作中に明記するエロゲも多くなってきたけど、アニメ化した作品ではそんなにないと思うんですよ。今放送している祝福のカンパネラは主人公総モテで、誰が見てもイケメンを地で行く男ですけど、作中でイケメンだと言われたことは、多分ないと思います。まあ、世界観的にイケメンという単語がないだけかも知れないけどさ。
ヨスガノソラの主人公であるハルは、それこそ夏ノ雨のキャラでさえも認めるほどのイケメンですけど、アニメ版は応援コメントという前段階でそれを言うとは思わなかった。合コンに来るような野郎どもとは格が違うと、ハルの美少年っぷりを強調していますし。
岡嶋妙の演技は……うん、桂言葉雪村杏とは全然違う感じのキャラだね。演技は結構変わってる印象を受けるけど、ノリでなんとかなっているような気もする。岡嶋妙がアニメでこういう役をやるのって、割と珍しいんじゃないのかな。

伊福部やひろは一番違和感少なかったかも。いつも怒っているイメージがあるやひろというキャラを、声だけで見事に表現しているというか、さすが田中涼子は役者だねぇ。コメントそのものは特筆することないんだけど、初佳と合わせてどれぐらいの出番があるのかな? 初佳にしても自分の出番を気にしていたけど、この二人のシナリオがやることってまずないじゃないですか。ハルカナソラまでやるとは思ってないし、やるとしてもOVAかなにかだろうと予想はしているんだけど、初佳のシナリオをやってしまうと蒼穹の果てにであった、亮平が自分の過去を話すシーンとかが使えなくなりますからね。まあ、やひろの方は瑛シナリオで色々出番もありそうだけど、コミカライズのような形でシナリオをまとめられると、それこそ登場する機会すらないわけでして。2話以降やひろは再登場しませんし、初佳なんて一度も出てません。
さすがにアニメでは出番もあるだろうけど、基本的に両者ともに話の本筋に関わるタイプじゃないですからね。ヨスガノソラのことを大人が無責任な話しという人がいるけど、私は逆に大人が登場しないことを評価している方なので、穹シナリオとかにやひろや初佳が一切顔を出さないのは悪いことではないと思ってます。まあ、顔を出したところでなにか気のきいたことを言えるわけでもないんだろうけど、そういった意味では非常に扱いづらいキャラではあるよね。大人だけど大人じゃない、成長しきれていない部分はあるけど子供ってわけでもない。中途半端と言ってしまえばそれまでだけど、そこがまた魅力でもあるんじゃないかと、そう思います。

私は基本的に初佳はサブキャラでこそ映えるキャラだと思っていて、それはこれまでもなんどか書いてきましたよね。別に彼女のシナリオが嫌いってわけじゃないけど、あれは終盤の穹がよく分からなかったので。結果的にまた寝取られたのに、あの手の平の返しようが少し気になった。中盤ぐらいまでは、割と凄いこと言ってたりするんですけどね。瑛シナリオはともかく、ヨスガノソラって穹ルート&奈緒シナリオ以外での穹の心境が分かりにくくて、何故ハルを諦めたのかとか、そういうのが伝わりづらいんだよね。
逆に穹の視点こそないものの、ハルカナソラでの委員長シナリオは結構穹の心情がわかりやすく書かれてたと思う。発売当時のレビューにも書いた気がするけど、穹は委員長と春では長続きしないことを見越してるから、敢えて妥協してみせたんだろうと。そして他のシナリオには、そういうのがないんだよね。何故なら委員長は穹と交流を持ち、穹を攻略してみせたわけだけど、他のヒロインたちは瑛と奈緒を除いて穹との繋がりがないから。一昨日の日記に書いたように。
アニメが始まれば、穹もハル以外と会話したりするシーンが増えるのだろうか。瑛や委員長以外とはなかなか想像できない光景だな。

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