アニメ版ヨスガノソラ コンプティーク11月号掲載情報
2010年10月8日 ヨスガノソラ
3大アニメ誌にアニメ版ヨスガノソラの情報が一欠片程度しか載っていなかったのは、まあ、仕方のないことだと諦めました。全部読んで載っていたのがアニメディアの1コマ記事だけってのはさすがに堪えたけど、そもそもどうしてメディアは秋新番の妹特集組んだのにヨスガをスルーしたんだ。そりゃあ、メガマガ向けの作品であることは事実だけど、先月1ページ記事があったメージュにも特に載ってないし、ニュータイプに至っては皆無です。精々、第6話までのサブタイが分かったぐらいでしょうか、今月のアニメ誌で着目すべき点があるとすれば。
なので今月読むべきはアニメ誌ではなくゲーム誌、コンプティークになります。コミカライズを連載しているコンプエースの姉妹紙だけ合って、不甲斐ないアニメ誌と違い2ページの描き下ろしフルカラー記事が載っていました。形式としては電撃G’sのそれと同じであり、描き下ろしの1枚絵に文章を載せているという感じ。
絵柄は、穹をお姫様抱っこしているハルに、師匠を頭に乗せた瑛が抱きついてくるという結構美味しいものなんですけど、如何せん絵の出来がね……これまでピンナップや描き下ろしなどのイラストを描いていたのはキャラデザ兼総作監の神本さんと、メインアニメーターの鈴木さんでしたけど、今回の原画を担当してたのは杉山了蔵さんでした。この人もヨスガのアニメでは作監とかをやられている方なんだけど、ちょっとコンプのイラストは癖が強すぎるかな。もちろん、個々の好みというものがありますから、私が一概に酷い出来だとかは言えないんだけど、ハルに対する違和感がアニメの1話見た後だと特に大きい。穹も微妙だし、瑛が気にならないのは彼女だけ横顔だからかな。あくまで個人的な好みではあるけど、電撃G’sに載っていたイラストが好きだったので、コンプのこれには少し首を傾げてしまいます。悪いとは言わないけど、決して良くもない、という感じでしょうか。シチュエーションというか、構図的には最高だっただけに残念でならない。
だって、お姫様抱っこですよ? ハルが穹をお姫様抱っこなんて、それこそファンが求めていた一つの夢じゃないですか。穹のパンツは別に見せなくても良いから、もっと違う部分で頑張って欲しかった。
まあ、絵柄に関しての不満なんて実はどうでも良いんですよ。確かにイラストも大切だけど、重要なのはそこじゃないんです。コンプティークの記事ではアニメ版のシリーズ構成を務める荒川稔久に、本作でスタッフが表現しようとしているテーマや側面は? という話を中心にコメントを貰っていました。
荒川曰く、ヨスガノソラという作品は登場人物が多いので、色々な恋の形が描けるそうで、
なんかもう、この時点で違うじゃないですか。そりゃ、瑛や渚さんのファンがいないとは言わないよ? でもさ、私たちが見たいのって色々な恋じゃなくて、ハルと穹のイチャイチャもとい、双子の禁断の関係だけじゃないですか。各ヒロインにスポットを当てるという話はハルキノソラでも聴いたけど、そもそもの話、それを望んでいる人がどれぐらいいるの? これから渚さんと絡んだとして、そのまま渚さんルートで終わるならともかく、そうじゃないだろうに。各ヒロインにスポットを当てること、それ自体を否定するつもりはありませんよ。個別にファンだっていますし、私だって好きですよ。でも、イコールで恋模様にする必要がどこにあるのよ。
相手に好意を抱くのと恋愛感情を覚えるのでは大きく違うし、一度は恋した相手と渚さんとかはどう付き合っていくわけ? 今や最低限キスは覚悟しなければいけないとか言われてる段階で、何故恋愛関係に拘っているのかが分からない。確かにヒロインとの恋愛をメインにしたエロゲではあるけど、なにもアニメーションでそれを両立させることはないじゃないか。ヒロインは沢山いるかも知れないけど、主人公であるハルは1人しかいないんだよ。そしてハルが愛し、結ばれるのも、普通なら1人しかいないはずなんですよ。
さらに記事では驚くべきことが書かれていて、私のその内容に打ちのめされました。
最初から穹以外とのヒロインにおける肉体関係を前提に質問している時点で目眩を覚えそうになったんですが、それに対する荒川稔久のコメントが酷い。ポジティブってなにさ。これが普通の意味でなら積極的な人間であることをいうし、ポジティブ・シンキングのことなら明るくて軽いなどの意味を持つことになる。
あれですか? アニメ版のハルは女の子に積極的な軽い男とでも言いたいんですか? 肉体関係を前提に話されてること時点で嫌悪感や吐き気を憶えているのに、それに対して積極的なキャラであるときましたか。延長線上じゃないって、まさにその延長線に存在していることじゃないか。いつからハルは女の子相手に軽い男になんてなったんだ!
ハルに流されやすい部分があるのは事実かも知れないけど、あっちにフラフラ、こっちにフラフラなんて、ヨスガノソラファンとして、ハル好きとしてはして欲しくないんですよ。固定ルートだと他のヒロインが絡みにくいってのは、エロゲをアニメにする際に発生するネックではあるけど、だからって半端なことはしないでくれ。色々抱えているヒロインをハルが助けるというのならまだしも、ハルが穹以外のヒロインを抱くなんて展開、一体誰が望んでいると言うんだ……精神的な関係だけで言いじゃん、どうしてヒロイン全員との肉体的な関係や繋がりに拘るんだよ、求めるんだよ。そんなのハルじゃないし、私が好きなヨスガノソラじゃない。
僅かな記事しか載っていないアニメディアにも、気になる記述はありました。内容自体は簡単なあらすじ紹介なんだけど、主人公であるハルやメインヒロインである穹はともかく、その後の紹介順に目を見張りました。なんと、渚さん、瑛、奈緒の順番で紹介されているんです。渚さんが瑛より先なんですよ。あぁ、本当に渚さんが前面に出てくるのかと、改めて思い知らされた気分。ちなみに、今後の放送のサブタイトルは、第2話「アキラハズカシ」、第3話「ツカヅハナレズ」、第4話「ハルカズハート」、第5話「ヤミアキラカニ」、第6話「アキラメナイヨ」となってるけど、サブタイだけ見ると渚さんじゃなくて瑛って感じがするよね。まあ、瑛ルートでハルと渚さんは行動を共にしていたから、そういう意味では不自然なコンビでもないんだけど。恋愛関係絡まなければ。
MXの放送を見て、Cパートまでちゃんと放送したことに驚きつつ、考えてみれば一応の主題歌であるピンキージョーンズを外せるわけはないか。個人的には外した方が内容的にも時間的にもサッパリすると思うんだけど、そこはまあ大人の事情という奴で。
私はさ、ヨスガノソラが好きで、春日野悠と春日野穹が大好きなんですよ。好きな人だから信じたいし、大切な存在だから守りたいとも思うわけ。けど、それすらも許されずに、大事にしたかったものが次々に否定され、ガラガラと崩されていく現状はなんなのよ。こんな展開と内容になるなら、私は開き直らなかった。ハルがもし上記に書いたような気軽さと安易さを持って穹以外のヒロインと肉体関係を持つようなことがあるのなら……そのときは。
私一人がなにを書いても、どうにもならないことだってのは分かっているんだけど、書かずにはいられなかった。私はもう、ずっと前から追いつめられてます。
なので今月読むべきはアニメ誌ではなくゲーム誌、コンプティークになります。コミカライズを連載しているコンプエースの姉妹紙だけ合って、不甲斐ないアニメ誌と違い2ページの描き下ろしフルカラー記事が載っていました。形式としては電撃G’sのそれと同じであり、描き下ろしの1枚絵に文章を載せているという感じ。
絵柄は、穹をお姫様抱っこしているハルに、師匠を頭に乗せた瑛が抱きついてくるという結構美味しいものなんですけど、如何せん絵の出来がね……これまでピンナップや描き下ろしなどのイラストを描いていたのはキャラデザ兼総作監の神本さんと、メインアニメーターの鈴木さんでしたけど、今回の原画を担当してたのは杉山了蔵さんでした。この人もヨスガのアニメでは作監とかをやられている方なんだけど、ちょっとコンプのイラストは癖が強すぎるかな。もちろん、個々の好みというものがありますから、私が一概に酷い出来だとかは言えないんだけど、ハルに対する違和感がアニメの1話見た後だと特に大きい。穹も微妙だし、瑛が気にならないのは彼女だけ横顔だからかな。あくまで個人的な好みではあるけど、電撃G’sに載っていたイラストが好きだったので、コンプのこれには少し首を傾げてしまいます。悪いとは言わないけど、決して良くもない、という感じでしょうか。シチュエーションというか、構図的には最高だっただけに残念でならない。
だって、お姫様抱っこですよ? ハルが穹をお姫様抱っこなんて、それこそファンが求めていた一つの夢じゃないですか。穹のパンツは別に見せなくても良いから、もっと違う部分で頑張って欲しかった。
まあ、絵柄に関しての不満なんて実はどうでも良いんですよ。確かにイラストも大切だけど、重要なのはそこじゃないんです。コンプティークの記事ではアニメ版のシリーズ構成を務める荒川稔久に、本作でスタッフが表現しようとしているテーマや側面は? という話を中心にコメントを貰っていました。
荒川曰く、ヨスガノソラという作品は登場人物が多いので、色々な恋の形が描けるそうで、
「ちょっとした運命の悪戯で、さまざまな恋に発展していくという流れではあるのですが、それぞれの女の子にスポットが当たるようにはなっています」
なんかもう、この時点で違うじゃないですか。そりゃ、瑛や渚さんのファンがいないとは言わないよ? でもさ、私たちが見たいのって色々な恋じゃなくて、ハルと穹のイチャイチャもとい、双子の禁断の関係だけじゃないですか。各ヒロインにスポットを当てるという話はハルキノソラでも聴いたけど、そもそもの話、それを望んでいる人がどれぐらいいるの? これから渚さんと絡んだとして、そのまま渚さんルートで終わるならともかく、そうじゃないだろうに。各ヒロインにスポットを当てること、それ自体を否定するつもりはありませんよ。個別にファンだっていますし、私だって好きですよ。でも、イコールで恋模様にする必要がどこにあるのよ。
相手に好意を抱くのと恋愛感情を覚えるのでは大きく違うし、一度は恋した相手と渚さんとかはどう付き合っていくわけ? 今や最低限キスは覚悟しなければいけないとか言われてる段階で、何故恋愛関係に拘っているのかが分からない。確かにヒロインとの恋愛をメインにしたエロゲではあるけど、なにもアニメーションでそれを両立させることはないじゃないか。ヒロインは沢山いるかも知れないけど、主人公であるハルは1人しかいないんだよ。そしてハルが愛し、結ばれるのも、普通なら1人しかいないはずなんですよ。
さらに記事では驚くべきことが書かれていて、私のその内容に打ちのめされました。
気になるのはヒロインたちと悠の精神的、肉体的な関係は、どのように展開し、どこまで深く描かれるのか。
「アニメ版の悠はヒロインたちに対して、ゲーム版より幾分ポジティブなキャラになっているところがあります。その延長線上でというわけでもないですが、まさか地上波でここまで!? というシーンもありますよ(笑)」
最初から穹以外とのヒロインにおける肉体関係を前提に質問している時点で目眩を覚えそうになったんですが、それに対する荒川稔久のコメントが酷い。ポジティブってなにさ。これが普通の意味でなら積極的な人間であることをいうし、ポジティブ・シンキングのことなら明るくて軽いなどの意味を持つことになる。
あれですか? アニメ版のハルは女の子に積極的な軽い男とでも言いたいんですか? 肉体関係を前提に話されてること時点で嫌悪感や吐き気を憶えているのに、それに対して積極的なキャラであるときましたか。延長線上じゃないって、まさにその延長線に存在していることじゃないか。いつからハルは女の子相手に軽い男になんてなったんだ!
ハルに流されやすい部分があるのは事実かも知れないけど、あっちにフラフラ、こっちにフラフラなんて、ヨスガノソラファンとして、ハル好きとしてはして欲しくないんですよ。固定ルートだと他のヒロインが絡みにくいってのは、エロゲをアニメにする際に発生するネックではあるけど、だからって半端なことはしないでくれ。色々抱えているヒロインをハルが助けるというのならまだしも、ハルが穹以外のヒロインを抱くなんて展開、一体誰が望んでいると言うんだ……精神的な関係だけで言いじゃん、どうしてヒロイン全員との肉体的な関係や繋がりに拘るんだよ、求めるんだよ。そんなのハルじゃないし、私が好きなヨスガノソラじゃない。
僅かな記事しか載っていないアニメディアにも、気になる記述はありました。内容自体は簡単なあらすじ紹介なんだけど、主人公であるハルやメインヒロインである穹はともかく、その後の紹介順に目を見張りました。なんと、渚さん、瑛、奈緒の順番で紹介されているんです。渚さんが瑛より先なんですよ。あぁ、本当に渚さんが前面に出てくるのかと、改めて思い知らされた気分。ちなみに、今後の放送のサブタイトルは、第2話「アキラハズカシ」、第3話「ツカヅハナレズ」、第4話「ハルカズハート」、第5話「ヤミアキラカニ」、第6話「アキラメナイヨ」となってるけど、サブタイだけ見ると渚さんじゃなくて瑛って感じがするよね。まあ、瑛ルートでハルと渚さんは行動を共にしていたから、そういう意味では不自然なコンビでもないんだけど。恋愛関係絡まなければ。
MXの放送を見て、Cパートまでちゃんと放送したことに驚きつつ、考えてみれば一応の主題歌であるピンキージョーンズを外せるわけはないか。個人的には外した方が内容的にも時間的にもサッパリすると思うんだけど、そこはまあ大人の事情という奴で。
私はさ、ヨスガノソラが好きで、春日野悠と春日野穹が大好きなんですよ。好きな人だから信じたいし、大切な存在だから守りたいとも思うわけ。けど、それすらも許されずに、大事にしたかったものが次々に否定され、ガラガラと崩されていく現状はなんなのよ。こんな展開と内容になるなら、私は開き直らなかった。ハルがもし上記に書いたような気軽さと安易さを持って穹以外のヒロインと肉体関係を持つようなことがあるのなら……そのときは。
私一人がなにを書いても、どうにもならないことだってのは分かっているんだけど、書かずにはいられなかった。私はもう、ずっと前から追いつめられてます。
コメント