アニメ効果でコンプエース版ヨスガノソラのコミックス第1巻が売れまくっているらしいですね。秋葉では完売した店舗が続出しており、amazonなどのネット書店でも手に入らないとか。発売から約5ヵ月経っての完売というのはなんとも感慨深いですけど、あのときはアニメ化発表の件で荒れまくってたからなぁ。原作よりのコミカライズだから、アニメから入った人がどんな感想を抱くかは分からないけど、私はコミカライズも好きですよ。水風天の絵柄は、ヨスガノソラによく合ってると思うし。
さて、現在売り切れ中のコミックス第1巻ですけど、主要店舗で買えないからといって諦めてはいけません。もちろん、完売したこととアニメ放送中という事情を考えれば、すぐにでも重版は掛かると思いますが、それでも待ちきれないという人には以下のサイトがお勧めです。
URL:http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=201001000189
他でもない角川書店のサイトであり、コミックスを刊行している出版社の通販になります。さすが、大元だけあって在庫も潤沢なのか、それとも単に角川のサイトで売ってることをみんな知らないだけなのか、とにかく在庫があります。
私は休載を除いて毎月コミカライズのレビューを書いてますけど、コミックス版は背景や小物など、コンプエース掲載時よりも修正が沢山されているので、比較的読みやすくなっているかなと思う。各話の感想については、過去日記を検索してくれれば普通に出てくるはず。まあ、サイトの方に直リン貼ってるから、気になる人はそこから飛んでみるのもありです。現在12話だったかな? ほとんど佳境に入ってますし、2巻完結もあり得ると言われていますけど……そうそう、コミックス第2巻の発売日が正式に決定したみたいですよ。角川のページにはまだ載ってないですが、なんとか年内刊行にこぎつけたみたい。
発売日は12月24日で、世間的にはクリスマス・イブってことになりますね。イブに発売だなんて随分とロマンチックですけど、1巻が早売りしたこともあるし、発売日通りに刊行されるとは限らないので注意が必要かな。私は特典欲しさに1巻を6冊も買った人だけど、アニメ化作品ともなれば特典付ける店舗を増えるでしょうから、前回以上に集めるのが大変かも知れない。
コミカライズはアニメと違って、基本的に原作の内容に準拠しつつ、それを限られた話数の中で表現するために上手くまとめ直しています。引っ越しのシーンをカットして、1話の段階で主要キャラの顔見せをするというのはアニメと同じですが、見せ方がやっぱり違うよね。最初にカラーページで穹の3サイズ測るシーンを描いて、掴みとしてはアニメのそれと大差ないように思う。話の展開も主要キャラを登場させつつ、キーキャラクターである奈緒を全面に出すことで、第1話から穹による拒絶を行わせています。
「なんであんたがここにいるの!? 早く出てって!! 二度とこの家に来ないで!」
豪快と言うより爽快さすら感じる穹の叫びですけど、コミカライズの穹は強引に奈緒を追い出そうとするなど、奈緒相手には基本的に強気の少女です。
「ホラ早く! もう私たちの前に顔を見せないでよ!!」
塩でも撒いとけと言わんばかりの対応に、さすがのハルも感情を高ぶらせて、ついつい穹を怒ってしまい、なんと第3話まで2人が和解することはありません。第2話は瑛との繋がりを深める回だったから仕方ないにせよ、穹と喧嘩したままという流れに不満を憶えた人も少なくなかった。私もその1人だったけど、そうした引き延ばしがあったからこそ、あの第3話における和解や兄妹の絆が際だったんだよね。私のお薦めは、第3話「守るべきもの」になります。
瑛と渚さんの話の進め方も非常に上手く、深い設定を敢えて削除することで、2人のシナリオを綺麗に纏め上げているのが印象的ですね。アニメ版のハルはしきりに瑛が一人暮らしの理由を訊いて回っていますが、コミカライズだと瑛があっさり理由を告げて、さらに自分は寂しくないと断言することで、ハルにその達観した部分を示します。ハルが穹の大切さを再認識させられたり、コミカライズにおける瑛の役割は結構大きい。逆に渚さんは自分たちの問題に絡んでくるハルのことを嫌っており、アニメ版のように意識しているなどということは皆無です。心の底から嫌っているわけではありませんが、渚さんに対してはなにかと間が悪い彼に対して、相性の悪さもあってか苛立ちを見せることが多い。私はそうした彼女に違和感がなかったし、むしろ渚さんはこういうハッキリとした性格をしている人だと思っていたから、アニメ版よりは好きですね。
詳しい内容はコミックスの第1巻を買って読んでくださいだけど、コミカライズの最大の特徴としてダメイドこと乃木坂初佳が一切登場しません。第1話のカラー絵にも、コミックスの描き下ろし絵にも、存在自体が抹消され、いないこととなっています。やひろでさえ登場したのは一度切りで、しかもほとんど顔見せただけですから、サブキャラを楽しみたいという人には不向きかも知れない。
それに1話とか序盤の方はお色気的なサービスシーンが、主に瑛で目立ったりもしてたんだけど、不評だったのか中盤以降はほとんど描かれなくなりました。そういった意味で、エロ重視で売っているアニメと対照的ですが、本来ヨスガノソラはエロゲでありながらエロが売り物というわけではないので、コミカライズのこうした描き方には非常に好感を覚えます。
水風天が魅せる、もう一つのヨスガノソラの物語。興味のある方は、コンプエース本誌やコミックスなどで、是非読んでみてください。
さて、現在売り切れ中のコミックス第1巻ですけど、主要店舗で買えないからといって諦めてはいけません。もちろん、完売したこととアニメ放送中という事情を考えれば、すぐにでも重版は掛かると思いますが、それでも待ちきれないという人には以下のサイトがお勧めです。
URL:http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=201001000189
他でもない角川書店のサイトであり、コミックスを刊行している出版社の通販になります。さすが、大元だけあって在庫も潤沢なのか、それとも単に角川のサイトで売ってることをみんな知らないだけなのか、とにかく在庫があります。
私は休載を除いて毎月コミカライズのレビューを書いてますけど、コミックス版は背景や小物など、コンプエース掲載時よりも修正が沢山されているので、比較的読みやすくなっているかなと思う。各話の感想については、過去日記を検索してくれれば普通に出てくるはず。まあ、サイトの方に直リン貼ってるから、気になる人はそこから飛んでみるのもありです。現在12話だったかな? ほとんど佳境に入ってますし、2巻完結もあり得ると言われていますけど……そうそう、コミックス第2巻の発売日が正式に決定したみたいですよ。角川のページにはまだ載ってないですが、なんとか年内刊行にこぎつけたみたい。
発売日は12月24日で、世間的にはクリスマス・イブってことになりますね。イブに発売だなんて随分とロマンチックですけど、1巻が早売りしたこともあるし、発売日通りに刊行されるとは限らないので注意が必要かな。私は特典欲しさに1巻を6冊も買った人だけど、アニメ化作品ともなれば特典付ける店舗を増えるでしょうから、前回以上に集めるのが大変かも知れない。
コミカライズはアニメと違って、基本的に原作の内容に準拠しつつ、それを限られた話数の中で表現するために上手くまとめ直しています。引っ越しのシーンをカットして、1話の段階で主要キャラの顔見せをするというのはアニメと同じですが、見せ方がやっぱり違うよね。最初にカラーページで穹の3サイズ測るシーンを描いて、掴みとしてはアニメのそれと大差ないように思う。話の展開も主要キャラを登場させつつ、キーキャラクターである奈緒を全面に出すことで、第1話から穹による拒絶を行わせています。
「なんであんたがここにいるの!? 早く出てって!! 二度とこの家に来ないで!」
豪快と言うより爽快さすら感じる穹の叫びですけど、コミカライズの穹は強引に奈緒を追い出そうとするなど、奈緒相手には基本的に強気の少女です。
「ホラ早く! もう私たちの前に顔を見せないでよ!!」
塩でも撒いとけと言わんばかりの対応に、さすがのハルも感情を高ぶらせて、ついつい穹を怒ってしまい、なんと第3話まで2人が和解することはありません。第2話は瑛との繋がりを深める回だったから仕方ないにせよ、穹と喧嘩したままという流れに不満を憶えた人も少なくなかった。私もその1人だったけど、そうした引き延ばしがあったからこそ、あの第3話における和解や兄妹の絆が際だったんだよね。私のお薦めは、第3話「守るべきもの」になります。
瑛と渚さんの話の進め方も非常に上手く、深い設定を敢えて削除することで、2人のシナリオを綺麗に纏め上げているのが印象的ですね。アニメ版のハルはしきりに瑛が一人暮らしの理由を訊いて回っていますが、コミカライズだと瑛があっさり理由を告げて、さらに自分は寂しくないと断言することで、ハルにその達観した部分を示します。ハルが穹の大切さを再認識させられたり、コミカライズにおける瑛の役割は結構大きい。逆に渚さんは自分たちの問題に絡んでくるハルのことを嫌っており、アニメ版のように意識しているなどということは皆無です。心の底から嫌っているわけではありませんが、渚さんに対してはなにかと間が悪い彼に対して、相性の悪さもあってか苛立ちを見せることが多い。私はそうした彼女に違和感がなかったし、むしろ渚さんはこういうハッキリとした性格をしている人だと思っていたから、アニメ版よりは好きですね。
詳しい内容はコミックスの第1巻を買って読んでくださいだけど、コミカライズの最大の特徴としてダメイドこと乃木坂初佳が一切登場しません。第1話のカラー絵にも、コミックスの描き下ろし絵にも、存在自体が抹消され、いないこととなっています。やひろでさえ登場したのは一度切りで、しかもほとんど顔見せただけですから、サブキャラを楽しみたいという人には不向きかも知れない。
それに1話とか序盤の方はお色気的なサービスシーンが、主に瑛で目立ったりもしてたんだけど、不評だったのか中盤以降はほとんど描かれなくなりました。そういった意味で、エロ重視で売っているアニメと対照的ですが、本来ヨスガノソラはエロゲでありながらエロが売り物というわけではないので、コミカライズのこうした描き方には非常に好感を覚えます。
水風天が魅せる、もう一つのヨスガノソラの物語。興味のある方は、コンプエース本誌やコミックスなどで、是非読んでみてください。
コメント