今月の雑誌は3誌ともヨスガノソラの情報が載っていたわけですが、ピンナップ含めてあんまり質がいいとは言えませんでした。まあ、基本的にヨスガのアニメは情報の先出しをしないので、記事としてのボリュームに掛けるのは毎度のことなんですが、さすがにクライマックス間近と言うこともあって最終回までのサブタイトルぐらいは出してきましたね。ヨスガノソラを使わなかったのは個人的に意外だったけど、まあ、今となっては使ってくれない方が良かったのかも知れない。というより、穹ルートでそのタイトルを使うことを、意図的に避けたんじゃないかな。理由はまあ、色々あるでしょうけど。

全体的にピンナップも面白味がないというか、これに関しては趣味や好みもあるんだろうけど、娘TYPEは微妙だったね。電撃G’sほど酷くはないけど、よりにもよってと奈緒って。絵柄的には9話で描かれなかったシーン、奈緒が穹の浴衣の着付けをしているところなんですが、なんというか見ているだけで腹が立ってくるねw 私は9話は悪くなかったとは思うけど、別に好きというわけでもないし、そんなに評価もしていないので。なんていうか、奈緒がしたり顔で穹を見上げているのが気に食わない。というか、穹に触れるな。まあ、それでも電撃G’sよりはマシなんだけど。
記事は1ページのカラー記事があるだけで、内容はBDが出る渚さんシナリオのカットと、穹の1~2話のカットが少々。ダメイドも少々ありましたけど、全体的に情報と呼べるものはなにもなく、ただカットを並べただけの代物。当然、描き下ろしもなければ新規絵も存在しません。精々、裏表紙の新しいキービジュアルが載っていたのが、目新しさを誘ったぐらいでしょうか? しかし、これはキービジュアルじゃなくてBDのパケだったと言うんだから驚きだよ。あんまりキャラの表情もよくないというか、特にハルと瑛が宜しくない。ハルの立ち位置や角度、表情は非常に悪い感じがします。色々な意味でね。ちなみにピンナップの原画家は杉山了蔵さんで、過去にコンプティークの記事描いてた人ですね。あれはちょっと微妙だった記憶がある。

メガミマガジンのピンナップは川島勝さんで、この人が原画家やるの初めてだったかな? スタチャアニメではなじみ深い作画監督の一人ですが、私は汁気の多い絵柄というのはどうも苦手でね。瑛と渚さんに興味ないわけじゃないし、表情とかもなかなか良いと思うんだけど、なんかベタつきそうじゃないですか。ローションプレイとか好きじゃないんだよね。記事に関してはカラーで2ページありましたけど、基本的にはこれまでのヒロインをお復習いする感じで、まあ、エロいカットが沢山ありますね。正直、奈緒の書かれかたが納得いかないので、なんとも言いがたい。7話なんて、ただの奈緒ルートではないか。共通ルートとか、もう分けが分かんないよ。一応、図解としてルート分岐を表したわけだけど、お世辞にも分かりやすいとは言えないよね。なんていうかこう……穹の扱いがなぁ、ホント。なんていうか、エロゲの構成と言うよりエロアニメの構成に近いというのがありありと伝わって来るというか、今更ながらそれを再認識してしまう記事だった。
電撃G’smagazineはカラーの2ページ記事で、ゲーム雑誌にお馴染みの描き下ろし絵の上に文章書くって言うあれだったんだけど、原画家は藤井結と私好みだったんですよ。確かに下着姿の穹は表情共に最高だったんだけど……お邪魔虫が着いていてねぇ。いや、下着姿の奈緒とかいらないじゃん。どういうシチュエーションだよ、これは。浴衣の着付けしてるだけでも嫌だったのに、奈緒が穹の太ももに腕を回して、あまつさえ股間に指先を偲ばせるなんて合って良いはずがない。今すぐ離れろ、この淫乱売女が! 確かに瑛と渚さんはコンビでも良いけど、だからっと穹と奈緒をセットにするのは短絡過ぎる。せめて、委員長にしてくれよと。穹は最高だっただけに、とても残念な絵だった。
しかし、愛されているのはどっち?とは重い言葉だね。まあ、奈緒ルートを規準に書かれた記事だから仕方ないにしても、発売した時点で奈緒ルートは終わっており、悠がどちらを愛したのかは、決定的となっているわけだからね。正直、空気の読めない記事内容だったような気はしないでもない。

本当に今月号は電撃G’sが惜しかった。奈緒を削除して、記事の全体を来たるべきメインシナリオである穹ルートで構成していれば、かつてないほど良いものになったに違いない。しかし、それが出来ないのもヨスガノソラらしいと言えばらしいのかな。私はハルと穹だけ見ていれば幸せな人だから、他のヒロインにあまり関心を示せないけど、それにしたって奈緒のピンナップとか描き下ろしになんの意味があるのか分からない。割と大真面目に。まあ、どこか不満の残る月末美少女アニメ誌及びゲーム誌でした。

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