年の瀬もいよいよ大晦日、今日で2010年も終わりです。世間的には年越しの準備や、新年を迎える支度で忙しいのでしょうが、私的にはまだコミケの3日目でしかありません。しかも、夏に続いてのサークル参加ですから、これが終わらないことには年越しも年明けも関係ないって感じ。コミケが終わらないと1年が終わった気がしないなんてのはよく聞きますが、私も正しくそんな気分でした。カタログの漫画ではハードなスケジュールで軟弱な参加者を排除しようなんて言ってたけど、結局参加者自体は夏や昨年の冬より増えていたのではないかと言われてますね。まあ、詳しいところは私も分かりませんけど。

今回は初めての西館配置ということで、色々と勝手も違って新鮮でした。ギャルゲジャンルが西に配置されたのは昨年の冬も同じですけど、私のサークルは落選してましたからね。スペース入りする前に外で申込書買ったり、西ならではのことが結構多かったと思う。私のスペースは比較的入口から近い位置に配置されてたんだけど、開場前はシャッターも閉まってるから準備中はあまり関係なかったかも。夏と違って宅急便で在庫とかを搬入しなかったから、印刷所が送ってくれた新刊だけを用意すれば良かったんだけど、印刷費の都合で結構な冊数を刷らなければならなかったので、さすがに数が多かった。A5本は版型が小さいこともあってあまり感じ無かったんだけど、200P超えしている新書はそれなりに厚みもあるからね。新書本作ったのは春以来だけど、久々に小説本作ったっていう感じがした。別にA5版だって小説本であることには変りないけど、やっぱり新初版だと見た目も違うといいますか。男性向け同人小説の場合、主に文庫より新書のほうが好まれる傾向あると言うけど、私も新書のほうが好きかなぁ。文庫が嫌いなわけじゃないけど、サイズ的に新書のほうがしっくり来るといいますか。
そんでまあ届いていたダンボールを開けて、新刊のチェックをしたんですが、オカシノソラはほぼ予想通りの出来栄えで、オトギノソラは予想以上の仕上がりって感じだった。オトギノソラは特に装丁重視で製作したんだけど、カバー裏までしっかりと印刷されていて、私がこれまで作った新書では一番書籍っぽいんじゃないかと。中表紙もそうなんだけど、今まで作った本を今回の装丁担当に見せたら、あまりのシンプルさに呆れられて。カバーだけのはずが、結局表紙関係も作ってもらった。ほんと、世話になりっぱなしですね。
オトギノソラのカバーはクリアPP加工を施してるんだけど、これをマットPPにするかどうかは最後まで意見が分かれました。私も出来ることならマットにしたかったんだけど、クリアだと印刷所の加工費がタダだったので、主に予算的な都合で。けど、実際に製本されたのを見てみるとクリアPPでもかなり綺麗というか、ガラスみたいな感じがして凄くいいんじゃないかと思う。床に落としたら、ガラスとか陶器が割れるような、そんな音がしそうじゃない? 結果として、こっちの加工にして正解だったんじゃないかと、そんな気がします。

冬コミは新刊の他にグッズというか、ポスター代わりのタペストリーを製作しました。夏は採算無視に加えて頒布すらしなかった抱き枕カバーを作ったけど、タペストリーはそれほど制作費用がかからなかったので一般分というのを1枚用意してみた。印刷所の都合で3枚以上は刷れなかったこともあって、価格がやや高額になってしまい、売れなかったら売り子にでも上げればいいかと適当なこと考えていたんですが……これがビックリ、売れたんですよ。しかも、開始早々2分ぐらいで。どうやら、最初からタペストリー目当てで来ている人がいたみたいで、私のところみたいな小さいサークルにはありがたい話です。まあ、ヨスガノソラのアニメ化効果も合ったにせよ、おかげさまで用意した新刊はすべて完売することが出来ました! オカシノソラは午前中、オトギノソラは午後一に売れてしまったようで、後から来てくださった方は本当に申し訳ありませんでした。もう10部ぐらい刷っておけば良かったと思わないでもなかったんですが、そもそも今回は冊数を用意したつもりになっていましたから。再販や委託についても訊かれたものの、印刷費の問題で少数再販が出来ないもので……書店にマージン取られる委託も同じ。やっぱりもうちょっと刷っておくべきでしたね。
私は私でヨスガサークルを回って新刊を集めたり、スケブを描いてもらったり、コミカライズ版ヨスガノソラを描いていた水風天のところへ新刊買うついでに挨拶へ行ったりしました。Twitter等で付き合いのある人ですが、忙しい中で応対してくださってとてもありがとうございました。縁があったら、また即売会等でお会いしたいものです。
そういや、てつ×ねこも覗きに行ったんですけど、すれ違いが発生したのか会うことが出来なかった。向こうさんも割とマジで新刊買いに来るみたいな感じだったんですけど、こればっかりは仕方ないよね。コミケだもの。完売したといっても、自分用含めて一応の予備分がほんの僅かながら存在するので、機会があったら渡せればいいなと思っています。

コミケが終わった後は品川まで移動して金勘定もとい遅い昼食をとって、家に帰ったら一人で年越ししてました。丁度家族がアイドルのカウントダウンコンサートに行くとかで、まあ、私も昔はカウントダウンイベントとか参加してましたから、別に文句もありません。結局、年越しの瞬間はなにをしていたのか、普通に自分のチャットにはいましたけど、超A&G+でも聴いてたのかな。アニソン紅白がそれほどでもなかったのもあるけど、まあ、特に実感もないままに年を越してしまった気がしますね。近年はずっとこんな感じですが、それでも来年はいい年になりますようにと思うのは、贅沢なのかな?
なにはともあれ、2010年もお疲れさまでした。また来年、2011年でお会いしましょう。

コメント