新作が出たということで、一番安かったAmazonで購入しました。限定版、コレクターズパックって名前でしたっけ? それも興味がないわけじゃなかったんだけど、なにせ私ってシャアが別に好きでも嫌いでもないからさ。なんか、ガンダム系の商品に付いてくる特典は毎回シャアばっかですが、たまには違うキャラでなにか付けてくれよと思わなくもない。池田秀一さんは結構好きだけど、だからといってシャアに特別な思い入れなんてないし、私は基本的に主人公サイドが好きですからね。まあ、通常版でもGジェネエースは付いてくるというし、問題じゃないかなって。

先に予約特典だったGジェネエースに付いて書いておくと、期待していたものと若干違った気がする。私が仕様等をよく読んでいなかったせいもあるんだろうけど、結構小さいのね、あれ。てっきりガンダムエース本誌と同じ大きさのものだとばかり思ってたから、あの判型には拍子抜けしたというか。大きさ的には、SFマガジンとかその辺りと同じサイズですかね? 最近はこのサイズのアニメムックとか流行ってるみたいですけど、Gジェネエースは漫画雑誌だから少々違和感みたいのがあった。収録されている漫画も、一つだけGジェネオリジナルをベースにして描かれたのがありましたけど、それ以外は全部ガンダムエース本誌で連載している作品の、さわり程度を収録しているだけというね。特典としてのお得感は皆無だし、なんていうか商品カタログを見せられているような、そういった中途半端さがあった。まあ、メインはあくまでゲームなんだから、特典に対して過度な期待はしないほうが良かったのか知れないけど、折角漫画雑誌が一冊付いてくるのだから、もっと多くのオリジナリティあふれる作品が欲しいじゃない。それがなんだって、作品紹介と宣伝に始終したものを読まねばならんのかと。続きはコミックスでとか、ガンダムエース本誌でとか、それ以外にないんだろうか。いや、実際になかったんだけどさ。
Gジェネオリジナルを題材にした漫画も、まあ、今回のオリキャラメンツで登場したのを使わないといけない制約があったんでしょうけど、それにしたってロナウドにフェニックスガンダムは合わないんじゃないだろうか。カチュアと一緒に復活したシスをヒロインに、まあ、王道な内容にまとめてはあるけど……ルロイ・ギリアム改め、ルーク・ルザードがいなくなったから、主人公できるような男性キャラがいないんだよね。結構好きだったから、残念でなりません。

私にとってGジェネといえばやっぱりFの印象が強くて、今でもあれが最高傑作だと思ってるんだけど、最新のゲーム機でプレイするGジェネというのもなかなかオツなもんで、WORLDもそれなりに面白い作品だと思います。まあ、正直WARSとなにが違うのか、という気がしないでもないけど、それでもジェネレーションブレイクやワールドツアーといった新要素はプレイする人間に飽きを感じさせない、そんな作りになっている気はする。ガンダムシリーズのシナリオをプレイするという意味では、なんだかんだいってFで打ち止めだったと思うんですよ。あれから何作も増えたとはいえ、当時あったであろう、ほとんどすべての作品をあれは収録していた。そして、それらのシナリオを最初から最後までプレイ出来たわけだから、ガンダム史を体験ないし体感しようという要素は、今更繰り返すまでもないことなんだと思う。
しかし、そういった意味でもワールドツアーは面白いね。一つの作品に対して、一体どのガンダムシリーズが関わってくるのかとか、そんなワクワク感があるもの。機動戦士ガンダムでアムロがシャアを倒したと思ったら、すぐさまがクワトロ大尉が味方として出てきたときはビックリしたよ。さらに最新作であるOOの敵が出てきて、アムロが「な、何者なんだ……」と動揺しているところとかが凄くいい。ただ、認識の差があるのか、個々のキャラによってジェネレーションブレイクによる世界観の入り乱れを分かっているのと、そうじゃないのがいるんだよね。いや、例え分かっていても曖昧というか、Wのシナリオでヒイロたちがニューエドワーズ基地を攻撃しているとき、敵側の加勢としてグラハム率いるフラッグファイター部隊が駆けつけるんですよ。するとヒイロは、「ユニオンのフラッグ!?」と、敵をユニオンという国に所属しているフラッグというモビルスーツだと認識した上で攻撃を開始するんだけど、その次に現れたスウェン・カル・バヤン率いるストライク・ノワールたちを見ても、「OZの新型か?」と、それが地球連合所属のストライク系列のMSであることを知らないんです。勿論、ノワールは大っぴらな活動をしていた機体ではないから、そういった理由で知らないというのもあり得なくはないんだけどね。他にも、08小隊のシナリオでトーチカ破壊作戦実行中に、何故か種死で出てきたローエングリンゲートが出現して、シローは「巨大、トーチカ!?」と驚愕するんだけど、何故かサンダースは「いや、あれは陽電子破砕砲!」と、その砲台がなんであるかを明確に理解している。しかも、ローエングリンゲート内の連合兵士は、敵が連邦軍の機体であることを、ちゃんと認識しているんですよ。連合と連邦って仲悪かったのかよと、そう思わないでもなかった。

まだまだ書き足りないんだけど、毎日行き帰りの電車内でプレイするだけではなかなか進みませんね。ZEROやFはガンダムのシナリオに介入する関係で、基本的にオリキャラというかプレイヤーは主人公勢の味方なんだけど、WORLDは必ずしもそうじゃないのが面白い。ただ、逆シャアでフィフス・ルナの落下を阻止しに来たロンドベルを倒したり、必ずしも良い行いだけに手を貸せないのが歯がゆいというか。地球やコロニー、それに月面とか、そういうところに大被害をもたらす破壊活動以上の行為の手助けをしなければいけないというのは、私としては少々やりきれない部分もあったりとか。主人公サイドと戦うというのも、楽しみではあるんですけどね。機会があったらまた少し、オリキャラとかに付いても書きたいので書いてみようと思います。

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