ヨスガノソラ OFFICIAL CHARACTERBOOK
2011年3月29日 ヨスガノソラ
秋葉原で探したら、アニメイトに置いてあったので買ってみました。ソフトカバーというから、もう少し小さい判型で来るかと思ったんだけど、サイズ的にはそこそこでしたかね。まあ、2300円もするんだから、これぐらいの大きが自然なのかも知れませんが、総ページ数が100P以下という薄さを考えると、少々値段が高い気がしなくもない。ボリュームという意味ではやや不足がちな面が目立ち、完全に既存のイラストや設定資料等を目的とした、所謂資料本の一種と割り切ったほうがいいかも知れません。全体通して読んでも、これといって新しい発見はないし、描き下ろしにしても表紙の一枚だけですからね。
本の構成としては、まずはILLUSTRATION GALLERYとして、これまでにアニメ雑誌、ゲーム雑誌等で掲載されてきた版権イラストが収録されています。まあ、イラスト集なわけですけど、メガミマガジンは当然として、娘TYPEにコンプティーク、電撃G’smagazineにアニメージュまで載せていた辺り、かき集めてきたという感じはするかな。珍しいところではアニメイトのフリーペーパーであるきゃらびぃに掲載されたものだろうけど、イラスト自体はクリアファイルの絵柄として販売されていたから、知っている人も多いんじゃないでしょうか? コンプエースの付録ポスターや、4種類あるキービジュアルまで載せていたのは評価できるけど、気になったのはここに載っているのがすべてではないということです。メガミマガジンや娘TYPEに掲載されていた、比較的新しい版権イラストが一部収録されておらず、ギャラリーページとしては完全ではありません。単なる収録し忘れか、もしくは早くから製作していたので間に合わなったか、それとも権利の関係は分かりませんけど、少なくとも穹のイラストが2つ載っていないことになりますから、なんとも微妙な気分です。後、放送連動特典の壁紙とかもありませんでしたね。まあ、あれは視聴者へのおまけみたいなものだから、載せる必要はないといやないんですけど……イラスト総数17枚ですか。もう少し充実感が欲しかった、というのが本音ですかね。2冊目が出ることはないんだから、収録されなかったイラストはそれまでってことだし。
イラストの次はCHARACTER&STORY DIGESTということで、まあ、キャラの設定資料ですね。主人公の春日野悠から始まって、次に穹が来たのは少なからず意外だった。というのも、キャラ紹介とストーリーの振り返りを同時にやる構成だったから、放送順では最後だった穹の話が最初に紹介される形なんですよ。穹がメインヒロインである以上、不自然ってことはないのかも知れないけど、まさしく最初にして最後って感じがしたのも否定出来ない。キャラ紹介はあくまで表情とか服装を見るためのもので、エロゲで言うところの立ち絵&表情集と大差ありません。特にラフやコンテが載っているわけではないし、なにかここだけのイラストや資料があるわけでもないから、普通といえば普通ですかね。ストーリーダイジェストにしてもそうで、改めてヒロインごとに1話1話解説されても、特に新しい発見があるわけでもないし、大体が放送中に気付いた点ばかりでした。無難であり有り体とした内容と言い切ってしまうことも可能で、隅から隅まで読んだとしても、なにかを得るといったことはないと思います。
気になった点があるとすれば、ハルカナソラへの解説が含みを持たせたものになっていたことぐらいですけど、これは単なるブラフの類ですね。深い意味を持たせようとしているだけで、特別な理由なんて何一つない感じ。個人的に目を引いたのはOP、挿入歌、EDの映像についての画像付き解説があったことだけど、判型の問題から、一コマごとの大きさはそれほどでもなかったのが残念だった。Cパートにページを割き過ぎなんですよ、ほんと。
面白いところではまったく登場する機会がなかった悠のクラスメイトたちなども載っていますけど、単なるモブキャラの過ぎないから無視していいレベルだと思います。私としては、むしろ穹のクラスメイトに付いて知りたかったんですけどね。体育の授業でちょっと映っただけだったし、手持ちの資料には載っていないキャラなので。
EXTRAは春日野医院を始めとした各キャラの自宅や、穂見学園などの美術設定に、パソコンや携帯等、小物の設定資料が載っていました。自宅に関しては室内のラフ画などもあったんですが、肝心の間取りは存在しなかった。まあ、同人等でヨスガの漫画同人誌を描いている人には使えそうな資料ですけど、これにしたって映像から大体分かることばかりなので、新たな発見とかそういうのはなかったかな。最後の載っていた監督インタビューに関してはノーコメントです。正確には色々言いたいこともあるし、書きたいことも山のようにあるんだけど、自分の中でまだまとまりが付いてないんですよ。一言で言うなれば、要するに『人間性の違い』ってことなんだろうけど、私にはその違いが理解出来ないし、納得する気もさらさらありません。まあ、最初から理解したいとさえ思ってないんだけど。
アニメ版ヨスガノソラが好きで、既存のイラストとかキャラの設定資料が見たいという人は買えばいいですけど、本当にそれだけしかない本なので、多くを望む人にはあまりオススメできません。ただ、アニメ関連の書籍は最初で最後でしょうし、今後なにが出るってこともないはずなので、そういった意味で買っておくのは悪くないかも知れないですね。保存用にもう1冊買いたいとは思いませんが。
本の構成としては、まずはILLUSTRATION GALLERYとして、これまでにアニメ雑誌、ゲーム雑誌等で掲載されてきた版権イラストが収録されています。まあ、イラスト集なわけですけど、メガミマガジンは当然として、娘TYPEにコンプティーク、電撃G’smagazineにアニメージュまで載せていた辺り、かき集めてきたという感じはするかな。珍しいところではアニメイトのフリーペーパーであるきゃらびぃに掲載されたものだろうけど、イラスト自体はクリアファイルの絵柄として販売されていたから、知っている人も多いんじゃないでしょうか? コンプエースの付録ポスターや、4種類あるキービジュアルまで載せていたのは評価できるけど、気になったのはここに載っているのがすべてではないということです。メガミマガジンや娘TYPEに掲載されていた、比較的新しい版権イラストが一部収録されておらず、ギャラリーページとしては完全ではありません。単なる収録し忘れか、もしくは早くから製作していたので間に合わなったか、それとも権利の関係は分かりませんけど、少なくとも穹のイラストが2つ載っていないことになりますから、なんとも微妙な気分です。後、放送連動特典の壁紙とかもありませんでしたね。まあ、あれは視聴者へのおまけみたいなものだから、載せる必要はないといやないんですけど……イラスト総数17枚ですか。もう少し充実感が欲しかった、というのが本音ですかね。2冊目が出ることはないんだから、収録されなかったイラストはそれまでってことだし。
イラストの次はCHARACTER&STORY DIGESTということで、まあ、キャラの設定資料ですね。主人公の春日野悠から始まって、次に穹が来たのは少なからず意外だった。というのも、キャラ紹介とストーリーの振り返りを同時にやる構成だったから、放送順では最後だった穹の話が最初に紹介される形なんですよ。穹がメインヒロインである以上、不自然ってことはないのかも知れないけど、まさしく最初にして最後って感じがしたのも否定出来ない。キャラ紹介はあくまで表情とか服装を見るためのもので、エロゲで言うところの立ち絵&表情集と大差ありません。特にラフやコンテが載っているわけではないし、なにかここだけのイラストや資料があるわけでもないから、普通といえば普通ですかね。ストーリーダイジェストにしてもそうで、改めてヒロインごとに1話1話解説されても、特に新しい発見があるわけでもないし、大体が放送中に気付いた点ばかりでした。無難であり有り体とした内容と言い切ってしまうことも可能で、隅から隅まで読んだとしても、なにかを得るといったことはないと思います。
気になった点があるとすれば、ハルカナソラへの解説が含みを持たせたものになっていたことぐらいですけど、これは単なるブラフの類ですね。深い意味を持たせようとしているだけで、特別な理由なんて何一つない感じ。個人的に目を引いたのはOP、挿入歌、EDの映像についての画像付き解説があったことだけど、判型の問題から、一コマごとの大きさはそれほどでもなかったのが残念だった。Cパートにページを割き過ぎなんですよ、ほんと。
面白いところではまったく登場する機会がなかった悠のクラスメイトたちなども載っていますけど、単なるモブキャラの過ぎないから無視していいレベルだと思います。私としては、むしろ穹のクラスメイトに付いて知りたかったんですけどね。体育の授業でちょっと映っただけだったし、手持ちの資料には載っていないキャラなので。
EXTRAは春日野医院を始めとした各キャラの自宅や、穂見学園などの美術設定に、パソコンや携帯等、小物の設定資料が載っていました。自宅に関しては室内のラフ画などもあったんですが、肝心の間取りは存在しなかった。まあ、同人等でヨスガの漫画同人誌を描いている人には使えそうな資料ですけど、これにしたって映像から大体分かることばかりなので、新たな発見とかそういうのはなかったかな。最後の載っていた監督インタビューに関してはノーコメントです。正確には色々言いたいこともあるし、書きたいことも山のようにあるんだけど、自分の中でまだまとまりが付いてないんですよ。一言で言うなれば、要するに『人間性の違い』ってことなんだろうけど、私にはその違いが理解出来ないし、納得する気もさらさらありません。まあ、最初から理解したいとさえ思ってないんだけど。
アニメ版ヨスガノソラが好きで、既存のイラストとかキャラの設定資料が見たいという人は買えばいいですけど、本当にそれだけしかない本なので、多くを望む人にはあまりオススメできません。ただ、アニメ関連の書籍は最初で最後でしょうし、今後なにが出るってこともないはずなので、そういった意味で買っておくのは悪くないかも知れないですね。保存用にもう1冊買いたいとは思いませんが。
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