風のうわさで、CSのAXNミステリーが刑事コロンボよ、永遠に ピーター・フォーク追悼特集と題した特別企画を組んでいるとの情報を入手しました。ピーター・フォークといえば、タイトルの通り刑事コロンボのコロンボ警部役で知られるアメリカの名俳優ですが、今年の6月に心臓発作でこの世を去りました。私はコロンボというかピーター・フォークという役者が好きで、彼の伝記本を持っている程度には思い入れのある人物です。亡くなったときは、重度のアルツハイマー病を患っていたという話を数年前に聞いていたので、それほど衝撃もなかったのですが、こうして特集を組まれると、もういないんだということがしみじみと感じられてしまいますね。

刑事コロンボよ永遠に、なんて言ってますけど、AXNの特集自体はピーター・フォーク本人に焦点を当てているものだから、コロンボに限らず主演映画とか関連作品なんかも放送するらしい。それだけならよくある追悼特集だけど、凄いのは50時間ぶっ続けという過去に例を見ない長さであること。9月16日金曜日の午後8時から、18日の午後10時までとは、結構な長さではないでしょうか。まあ、それほどの時間をかけるだけの価値がピーターという役者に存在していることの表れでもあるんだけど、いくら土日を挟むとは言え、私はさてぶっ通しで観ることが出来るのかなw
一応、50時間分のHDD容量は確保してみたけど、9月まではまだ時間があるし、夏アニメが終わる頃にまたダビングとかしないとダメかな。あんまり焼き過ぎると暇なときに観るものがなくなるから、ある程度は残しておきたいんだけど……と、話がずれましたね。まあ、ダビン用BDの買い置きはいくらでもあるから大丈夫ですけど、あれってアニメは26話とか入らなかったりするんですよね。最近は長くても24話ぐらいで終わるのが多いから助かってますけど、25Gだとなかなかどうした。1クールアニメに慣れすぎたせいか、最近じゃ2クールさえ長く感じてしまって困る……と、話が戻ってませんね。日記書くのも久しぶりだから、感覚がいまいち取り戻せてないのかも知れない。何事もなかったのかのように平然と日記を再開させてますけど、実質1ヵ月は放置していた気がするからなぁ。その辺の話はまた今度書きますけど。

ピーター・フォークの話をすると、今回は50時間放送すると言っても前述のとおり刑事コロンボを50本流すわけでもなく、視聴者が選ぶベストエピソードを募集して、上位10作品を流すという感じらしい。既にAXNのサイトでは応募が始まっていて、刑事コロンボ全69話の中から好きなものを1つ選べる形になっています。
URL:http://mystery.co.jp/present/columbo/
私は比較的どの話も好きだけど、敢えて1本選ぶとしたらどれかな……奇を衒わずに言うならば、52話の完全犯罪の誤算とか印象深いですね。タイトル通りほぼ完全犯罪だったんだけど、たった一欠片の見落としがすべてを覆したというなかなかの名作で、吹き替えの久米明がいい味出してるんですよ。1話前のだまされたコロンボと比較すると正統派な作品で、犯人である弁護士役のパトリック・マクグーハンとの間に交わされるやりとりは見事なものがあった。ピーター・フォークの伝記には、このエピソードを作るにあたっての裏話が克明に記されていて、ネタバレになるので詳細は書けないが、コロンボが犯人を上げる決定的な証拠の元ネタなどを、コロンボ役であるピーター本人が考えた話なのである。ピーターが主演として作品作りや脚本に関わることは決して珍しいことではないのだけど、伝記に描かれた裏話はニヤリとくる軽妙さがあり、私は感心してしまった。
ここで重要なのは元々好きだったエピソードの裏話を、後から読む機会を得たということであり、裏話を知ったから好きになったわけではないということだ。伝記読了後に完全犯罪の誤算を見たことはないけれど、もし今回の特集で放送する可能性があるというのなら、私は一票投じてみたいものである。

まあ、9月まではまだ時間もあるので編成情報などをしっかりチェックしつつ、放送に備えたいと思います。ただ、問題はHDDの容量ばかりでなくて、この50時間放送の中で他局はなにを放送するかってことなんですよね。アニメチャンネルも土日は特別番組を組んでくることが多いですし、1回きりしか放送しない映画とかだったら、少し迷ってしまうかも知れない。また、50時間もぶっ通しで取るほど、うちにあるスカパチューナーは強くない……なんとかするしかないんだけどさ。兎にも角にも、私は放送が楽しみです。

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