さて、そんなわけで8月になりました。早いですね。2週間後にはコミケなんて信じられないぐらいです。今年に入ってから色々ありすぎて、1ヵ月まともに日記を更新できた月がないような気がするんですが、先月はなにをしていたのかといえば夏コミ原稿をずっと書いてました。いや、書いていたというのは語弊があるかな。書くと同時に編集していたというか、作っていたというか……兎にも角にも、お陰さまでなんとかヨスガノソラアンソロジーを完成させることが出来ました。

春日野兄妹アンソロジー「ハルカノソラ」
URL:http://www.usamimi.info/~mlwhlw/index.html


具体的な本の内容などは後日、コミケ情報を公開するときに書きますが、いやはやなんともはや、本当に様々ことがあった。嬉しいこと楽しいこと、嫌なことに悲しいこと、入稿し終わった今では全部ひっくるめていい想い出で済ますことが出来るのかも知れないけど、一つ一つの問題が発生した当時は、何度も挫けそうになりました。今回のアンソロは私を含めて9人の執筆者がいるわけですが、そのほとんどは直接参加依頼をした方ばかりです。まあ、参加募集を見て連絡下さった方もいるに入るんですが、大体は自分でお声がけさせてもらった人たちで、当然のことながら中には断られた人も幾人かいます。忙しい、時間ない、まあ、無難な理由がほとんどでしたし、そういった場合は残念ながら諦めるしかありませんでした。
逆にこれも心残りというか、悔やんでいることなんですか、こちらから参加をお断りしなければならない場合も割とあって、折角参加したいと言って下さった人たちに対応しきれなかった自分が不甲斐ない。まあ、18禁の同人誌ですから未成年の同人家を参加させることは出来ないというのは当たり前なんですが、他にも枠の問題だったり、こちらの技術的な問題から対応できないケースがあって、そこら辺はもう少し上手くやれたんじゃないかなと思ってみたり。
今回、私は初めてアンソロジー本を作っているわけだけど、初めてだからってのはこの際言い訳にならないと思うんですよ。仮にも主催がそんなことを言ってはおしまいだし、ずっとそう考えながら作業してきた。でも、如何せん実力以上のことをやっているだけに、無茶な部分ってのは色々出てくるんですよね。勿論、全力は出したつもりですけど、その全力が届かなかったというかなんというか……まだ発行していないから不完全燃焼だったというつもりはないけど、自分のことだけで言えば現状満足していないのかも知れない。

もっとも、私以外の人たちは本当に良いものを描いてくれたというか、他の執筆者さんたちの原稿が私の励みになったのは疑いようもないですね。例えば、今回表紙の方はサークル・白猫一族まうめんさんに描いていただいたのですが、最初は本文だけだったところを、無理言ってお願いしたという経緯があります。というのも、以前の日記にも書いたと思うのですが、私はあの人のカラーイラストがとても好きだったから、折角参加してくれるのならこれはもう頼むしかないなと、そう結論づけまして。おかげさまで快く引き受けて頂き、最高の表紙が出来ました。既にアンソロ告知サイトやTINAMIの方では公開しているので、そちらで確認して頂けるとありがたいです。

TINAMI
URL:http://www.tinami.com/view/247878


サークル・ねこまんまの清木場みよさんには、アンソロ作るよーっていう正式な発表以前から色々相談に乗ってもらったりして、今回も最後の最後、土壇場のところで助けていただいたりと、本当にお世話になりました。私と同じ、数少ないヨスガサークルの仲間ですし、今後とも宜しくお願いしますですね。
漫画と目次イラストで参加していただいたハネさんは、元々はpixivで知り合い、現在はTwitter等でも交流のある方です。pixivでは穹がメイドに着替えたらシリーズで有名なですけど、私はこの方の描かれるハル穹が大好きでね。同人未経験というのを知りつつも、今回お誘いした次第です。いや、本当に素敵なハル穹をありがとうございました。
カラー口絵を描いてもらったにゃべさんは、数年前からpixivでヨスガイラストを投稿されている人で、今回は無理言って「ハルも描いて下さい」というお願いに応じて頂きましたw 穹はともかくハルを描くのは初めてという人が参加者の中にも結構いて、それでも描いて下さった辺りは本当に感謝感謝です。
イラスト参加のローゼンクロイツさんは、アンソロのために多くのハル×穹イラスト及び穹イラストを描き下ろしてくださいました。最近だと珍しいかも知れない鉛筆画による作品はとても綺麗で見応えがあり、ふんだんに使用させて頂きました。pixivにサンプルも1枚アップされているので、ご覧になってみてください。
漫画とイラストで参加されている砂塚さゆさんは、Twitterでの告知に興味を示してくれた方で、この人も長くTINAMIやpixivで扇情的な穹のイラストを描かれている方です。単純な枚数では、一番多いんじゃないかな? てっきり、しぃしーネタが来るもんだとばかり思っていたのですが、かなり可愛らしい内容の漫画になっているので、そっち系が好きな人は期待大ですね。
2枚目のカラー口絵を描いて下さったあるかさんは、本当に最初の最初、それこそ情報公開直後にアンソロ参加を検討してくれた方で、多分この人がいなければ私は企画に対する自信が得ることが出来なかったと思う。色々と大変な中での作業となってしまいましたが、なんとか間に合わせることができてよかったです。
小説参加のけいえすさんは、HPの告知を見て参加メールを下さった方で、春日野兄妹アンソロジーとしてはかなり異色の作品になっています。私自身、自分が書いたもの以外のヨスガ小説というものを読む機会が全くなかったので、酷く新鮮でした。少なくとも、私には書くことが不可能な作品に仕上がっているので、いつもうちの本を買ってくれている人には、ギャップが面白いかも知れません。

なにやらお礼状の羅列みたいになってしまいましたが、実のところ今回のアンソロはあとがきページがほとんど取れなかったんですよね。時間がなかったのとページ配分の問題から、いつもは3~4ページあるところがそれ以下になってしまったという感じで、だから執筆者へのお礼も満足に記載できず、この場を借りて少しだけ書かせて頂きました。勿論、もっとちゃんとしたものを別の機会で書くつもりではありますけど。
まあ、アンソロの詳しい話等は前述のとおりコミケ情報と同時に書きますが、かなりいいものに仕上がっているとは思うので、コミケのときは是非手にとって頂けると幸いです。

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