夏コミも最終日ということで、毎度おなじみになりつつあるサークル参加です。ジャンルをヨスガノソラで固定してから落選したことないですけど、それもいつまで続くのやら。まあ、当選しているうちが華ですから、受かり続ける限りは全力で参加するつもりだけど、ジャンルに関してはどうなることやら。ヨスガノソラで継続していきたいという想いは強いし、ネタだってあるにはあるんだけど、流石に書き疲れてきたかなぁと思わないでもない。特に今回は、自分のヨスガノソラでの同人活動における、集大成のつもりで挑んでいましたからね。それぐらい、春日野兄妹アンソロジーにすべてを賭けていた。


いつも通り7時半頃に国際展示場駅へと到着して、売り子や合流した友人と一緒に会場内へ。昨年の冬コミは確か西館配置だったと思うけど、今年は晴れて東館へと舞い戻ることが出来ました。やっぱり、私は東館のほうが好きですね。西館が嫌いなわけじゃないんだけど、こっちの方が落ち着くというかなんというか。スペースは東456ホールの島角で、またの名をお誕生日席と言われる場所です。こういう配置になったからアンソロ企画をやる気になったとは、以前日記にも書いたような気がするけど、お誕生日席ってのは目立つ分だけメリット・デメリットがありましてね。実のところ、通常の島中配置よりもスペース内の空間が手狭で、荷物を広げにくいんですよ。だから、大部数を搬入するのにも、買い物の荷物を置いておくのにもあまり適していないというか、特に私は通路側の配置でしたから、余計に狭く感じてしまった。
それでも目立つ位置には変りないから、印刷所に直接搬入してもらった新刊を広げつつ、刷り上がった中身をチェックすることに。今回は初のカラーページを導入したり、本文用紙を変更したりと色々やっていたので仕上りが気になりましてね。ざっと確認して、予想以上の出来栄になっていることを確認したら、早速参加及び見本紙登録に。参加登録カードと見本紙票は事前に書いてきたから、その分の手間は省けたんだけど、個々が一番緊張した瞬間だった。というのも、今夏コミは例の東京都青少年条例が可決されてから初めてのコミケということもあって、所謂18禁描写への修正基準が厳しくなるのではないか? なんていう懸念がありまして。もしかすれば私のアンソロも引っかかるのではないかと思い、一応修正テープの類を用意したりなんかしました。なにせ18禁本を出すの初めてだったし、備えあれば憂いなしってことで。

まあ、結局懸念は杞憂に終わり、無事参加登録を済ませた後はアンソロを届けるためスペース巡りに。今回の夏コミにはアンソロ参加者のサークルが2つほど出ておりまして、まずは表紙と本文を担当してくれたサークル・白猫一族のまうめんさんのところへ。実は、冬コミでスケブ頼んだことあるから初めましてじゃないんだけど、直にお話するのはほとんど始めてみたいなものだったから、改めて挨拶をさせて頂きました。昨年の冬コミからずっと作っている新刊表紙のタペストリーを1枚持参して、アンソロと共に謹呈したのだけど、なんでも自分の描いたイラストが布モノになるのは初めてだとかで、結構喜ばれたのが嬉しかった。まうめさんは商業でも活動されてる方ですけど、そのカラーイラストはやっぱり素敵ですね。私は表紙の元データ持ってるんですけど、刷り上がった表紙やタペストリーで観てみると、また違った味わいが生まれてくるからいいものです。
尋ねたついでに新刊を一部頂いた後は、自分のスペースに戻って頒布準備の続き。といってもテーブルクロスを敷いて、新刊とお品書きを出した後は、タペストリーを飾るぐらいだったので時間は結構あまりました。価格こそ800円と半端でしたが、新刊以外の頒布物は1点物のグッズばかりでしたし、準備というほどの準備がなかったんですよね。だったら、さっさとサークル回りや買い物の支度をしても良かったんだけど、これに関しても今回は微妙というか、特に目当てのものというのが存在しなくて。勿論、行きつけや贔屓のサークルは回る予定でしたけど、前々回の日記あたりで書いた通り、私は昨今の人気ジャンルというものに興味がなかったから、必然的になにがなんでも欲しいという本やグッズがなくて。故にそういった意味では、3日目だというのにかなり余裕ある心境だった気がする。それがいいことなのか分からないし、折角のコミケで買うものが少ないってのは寂しい話なのかも知れないけど、だからといって興味ないものまで買うのはお金が勿体ないだけですしね。そこら辺は適度に自制して、買い物は本当に最小限で済ませました。

具体的なサークル周り等は後日の日記に書くとして、私がとりあえずの買い物を終えてスペースに戻ったのは12時より少し早い時間だったかな? 今回は色々な人がスペースへ訪れてくれたんだけど、最初に来てくれたのはアンソロ参加者の一人である砂塚さゆさんだったと思う。共に忙しいこともあって、会場内で会えるかは微妙だったんだけど、折角参加しているのにアンソロ持たせずに返すのもおかしな話だし、挨拶は出来なくてもいいからアンソロだけ渡す手はず整えてたんですよ。そしたら、私が偶然スペースに戻ったとき砂塚さんが来てて。これ幸いと挨拶を済ませました。
砂塚さんは、とても扇情的な春日野穹のイラストを書く人なんだけど、今アンソロではいつもと違い非常に可愛らしい内容。てっきりガチエロで来ると思ってたんですが、と聞いてみたら、当初はしぃしーとかそっち系を考えてたんだけど、色々考えた末に可愛い系でまとめてみたらしい。私はしぃしーとか全然気にしませんよ、といったら苦笑された気もするw アンソロのこととか、その他コミケ関連の雑談を軽くした後は、砂塚さんのサークルについて。長い髪の女の子というサークルを砂塚さんは主催されてまして、冬コミに申し込む予定があるそうです。私は、春日野穹本の発行を一押ししておきましたが、まあ、どうなるかは分からないので、その辺りのことは今後砂塚さんのブログで更新されていくと思います。
次に尋ねてきたのは、私の物書き修行時代の後輩たちで、主にレイヤーとして活動している女子軍団。集まりで顔を合わせることがおおいからなのか、それとも学年的な意味での先輩が私ぐらいしか残っていないからなのかはしらないけど、なにかと気にかけてくれることが多くてですね、今回も是非スペースへ遊びに来たいといいまして。まあ、3日参加の疲れからかコスプレはしてませんでしたが、買い物を一つ頼んでいたこともあってお礼替わりにお菓子をあげることに。若いってのはいいものですね、特に女の子は元気があって宜しい。私が空元気だったのに比べると、向こうは気合が入りまくっていたというかなんというか。今度、集まりであったときにでも改めてお礼をしようかなと思う。私の同期は残念な奴らが多かったけど、後輩は未だに仲良さそうに集まっているのでなんとも不思議な感じです。

後はまあ、いつも通りの友人とかが尋ねてきたところで売り子交代のお時間。親友が会場散策をしている間に、私がスペースへと入ります。いつもは小数部しか売らない関係上、昼も過ぎれば完売間近ということが多いのだけど、今回はなにせ大部数を刷ったことから全然余っており、私も売り子の仕事が色々とありました。とはいえ、まったく売れてなかったのかといえばそうでもなく、うちのサークルにしては飛ぶようにと表現してもいいぐらい、勢い良く売れていた時間帯もありました。要は部数を刷り過ぎたしたんですね。
それに、ヨスガノソラというジャンルが流石に下火となってきたことも、若干ではあるけど影響しているんだと思う。私なんかは、特にヨスガノソラに近いというか、寝ても覚めてもハルと穹みたいな生活を送っている人だから実感薄いんだけど、なんだかんだ言ってヨスガも原作は2年、アニメは8ヵ月以上前の作品じゃないですか? スペースの傍を通った人が、「うわ、ヨスガノソラとか懐かしい」といったのが、私の耳に酷く残りまして。熱狂的なファンとかならまだしも、人によってはすでに過去の作品なんだなぁと痛感したというかなんというか。
そう考えると、この夏コミで春日野兄妹アンソロを発行できたことは、やはり多少なりとも意味のあることだったんじゃないかなって思う。以前も書いたように、イモウトノカタチが出ることを考えれば、ヨスガノソラの同人ではじけられるのも、この夏が最後だったように思えるから。
砂塚さんや、午後から合ったサークル・ねこまんまの清木場みよさんとも話したんですけど、仮にアンソロの第2弾が出るとすれば来年の春ぐらいが都合いいんだけど、そのときにはイモウトノカタチアンソロを出しているかも知れないし、先行きは未定って感じですね。まあ、サークル・ねこまんまのヨスガ本も今回で最後だというし、私としては一人孤塁を守りたい気持ちはあるんですけど。

結局、アンソロの総発行数から数えて4分の3ぐらい売れたのかな? タペストリーや色紙も大半は売れましたし、なんとか成果を出すことが出来ました。余った分は自家通販に回す予定ですけど、その詳細については後々の日記に書くことにします。少なからず準備がありますので、開始は多分一週間後ぐらいになると思います。
兎にも角にも、夏コミお疲れさまでした。次は冬コミでお会いしましょう!

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