後もう1つだけだから
2011年10月15日 アニメ・マンガ私は毎日、出社するとデスクにおいてある本を手に取り5分間の読書をしてから仕事を始めるですが、ここ数ヵ月はピーター・フォークの自伝をずっと読んでいます。この本が私の手元に来たのは確か去年だったと思いますが、最初はそれほど熱心に読まなかったと思う。好きな俳優の本ですからパラパラっと捲りはしましたけど、個人的に自伝やエッセイの類にはどことない苦手意識みたいのがありましてね。偉人伝みたいなものは歴史書の一種として読むこともあるんですが、自伝というのはどうも……てな感じで、長くデスクの上で放置していました。
しかし、これが読んでみると凄く面白いのよね。前にも書いたかも知れないけど、毎日読んでいるにもかかわらず、その度に新しい発見がある。自伝というのは、第三者によって書かれる伝記が客観性を重要視するのと対照的に、主観性をとても大切にしているとイメージがあります。本人が自分のことを書くんですかた当たり前の話ですが、これは得てして自分にとって都合のいい内容を書いてしまいがちで、事実と異なるものも多いといいます。
好きな俳優といっても、私はピーター・フォークの全作品を見ているわけでもなければ、全生涯を知っているわけでもありません。過去のニュースやスキャンダルに詳しくもないですし、ハッキリ言うとコロンボ及び主演映画をいくつか観たことがある程度です。だから、この自伝のどこまでが正しくて、どれだけ嘘があるのかなんて分かりっこないんですけど、そういうの抜きにしても、これはいい本だと思う。今は若いうちから暴露本なんて言って自伝もどきを芸能人も多いけど、ピーター・フォークのは老境に入ってから書いたものですからね。奇しくも彼が認知症を発症してしまったことで、日本での出版は大分遅れてしまったようなのですけど、私が読み始めたのが亡くなる直前だったというのがまたね……2~3年前でしたか、認知症の件が公表されたのは。自らがコロンボであったことも分からなくなったという話を聞いたときは、言い様のないショックを受けたものです。元英国首相のサッチャーが発症したと聞いたときは鉄の女も錆びたのかぐらいの感想でしたけど、ピーター・フォークは普通にファンでしたからねぇ。長く生きていると避けては通れない道なのかも知れませんが、辛いものがある。そういえば、先月AXNミステリーで特集番組やったときは、そこら辺のことには一切触れませんでしたね。まあ、触れる必要もなかったんだろうけど。
先月の追悼特集、刑事コロンボ50時間放送はなかなかに見応えがあるものでした。実は当日、天候不良で最初の数時間撮れなかったんですが、それでも後の特集は全部撮れましたし、コロンボvsオスカー俳優や、視聴者が選ぶベストエピソードなどは素晴らしかったと思います。私が好きな完全犯罪の誤算はベスト10にこそ入っていませんでしたが、最終的に進行役であった小倉智昭の傑作選には入っていたので、まあ、良しとしましょう。
なにせ50時間もありますから、さっさとブルーレイに焼きたいところなんですけど、スカパー!の番組というのはダビング回数制限というのがありましてね。大抵の番組が1回ダビングするとHDDの中から消去されてしまうんですよ。容量空けるために焼くんだから別に構わないといえば構わないんですが、万が一にもディスクを紛失したり、なんかの拍子にディスクが使い物にならなくなったりしたら、取り返しがつきませんからね。もちろん、HDDの中が絶対に安全という保証はどこにもないんだけど、とりあえず入れておけばいつでも見られるわけだし。そう考えてしまうと、なんか踏ん切りがつかないというかなんと言うか。
放送からしばらくたった今でも、1日に1話は見てしまうだけの魅力がコロンボにはありますね。いい加減、DVD-BOXの一つも買ってしまえとも思うんだけど、例えば上記ベストエピソードみたいに最高の作品たちをまとめて見られるというのは、それだけでBOXを超える魅力があるというものです。まあ、3位の殺人処方箋は第1作だから上位に来たようなものですけど、2位と1位は文句なしの名作でしょうし、他の作品も傑作といっていい話ばかりです。特に1位は、なんだかワインが飲みたくなりますね。
コロンボについてはいつかじっくり書いてみたいと思うんだけど、最近昼頃に和製コロンボである古畑任三郎の再放送をやっていましてね。何気なく見ていると、やっぱりコロンボにあったような話やトリック、犯人に対する決め手などが散見される。影響を受けた作品なのだから当然だろうけど、改めて見るとここまで同じなのか、と思えるようなものもあって結構新鮮な気分になったりします。本放送時は、それほど気にして観てはいませんでしたからね。まあ、私はコロンボのほうが好きですけど、これは私の中で海外ドラマに対する贔屓や憧れがあるからなんだろうなと思ってみたり。多分、きっとそうです。
しかし、これが読んでみると凄く面白いのよね。前にも書いたかも知れないけど、毎日読んでいるにもかかわらず、その度に新しい発見がある。自伝というのは、第三者によって書かれる伝記が客観性を重要視するのと対照的に、主観性をとても大切にしているとイメージがあります。本人が自分のことを書くんですかた当たり前の話ですが、これは得てして自分にとって都合のいい内容を書いてしまいがちで、事実と異なるものも多いといいます。
好きな俳優といっても、私はピーター・フォークの全作品を見ているわけでもなければ、全生涯を知っているわけでもありません。過去のニュースやスキャンダルに詳しくもないですし、ハッキリ言うとコロンボ及び主演映画をいくつか観たことがある程度です。だから、この自伝のどこまでが正しくて、どれだけ嘘があるのかなんて分かりっこないんですけど、そういうの抜きにしても、これはいい本だと思う。今は若いうちから暴露本なんて言って自伝もどきを芸能人も多いけど、ピーター・フォークのは老境に入ってから書いたものですからね。奇しくも彼が認知症を発症してしまったことで、日本での出版は大分遅れてしまったようなのですけど、私が読み始めたのが亡くなる直前だったというのがまたね……2~3年前でしたか、認知症の件が公表されたのは。自らがコロンボであったことも分からなくなったという話を聞いたときは、言い様のないショックを受けたものです。元英国首相のサッチャーが発症したと聞いたときは鉄の女も錆びたのかぐらいの感想でしたけど、ピーター・フォークは普通にファンでしたからねぇ。長く生きていると避けては通れない道なのかも知れませんが、辛いものがある。そういえば、先月AXNミステリーで特集番組やったときは、そこら辺のことには一切触れませんでしたね。まあ、触れる必要もなかったんだろうけど。
先月の追悼特集、刑事コロンボ50時間放送はなかなかに見応えがあるものでした。実は当日、天候不良で最初の数時間撮れなかったんですが、それでも後の特集は全部撮れましたし、コロンボvsオスカー俳優や、視聴者が選ぶベストエピソードなどは素晴らしかったと思います。私が好きな完全犯罪の誤算はベスト10にこそ入っていませんでしたが、最終的に進行役であった小倉智昭の傑作選には入っていたので、まあ、良しとしましょう。
なにせ50時間もありますから、さっさとブルーレイに焼きたいところなんですけど、スカパー!の番組というのはダビング回数制限というのがありましてね。大抵の番組が1回ダビングするとHDDの中から消去されてしまうんですよ。容量空けるために焼くんだから別に構わないといえば構わないんですが、万が一にもディスクを紛失したり、なんかの拍子にディスクが使い物にならなくなったりしたら、取り返しがつきませんからね。もちろん、HDDの中が絶対に安全という保証はどこにもないんだけど、とりあえず入れておけばいつでも見られるわけだし。そう考えてしまうと、なんか踏ん切りがつかないというかなんと言うか。
放送からしばらくたった今でも、1日に1話は見てしまうだけの魅力がコロンボにはありますね。いい加減、DVD-BOXの一つも買ってしまえとも思うんだけど、例えば上記ベストエピソードみたいに最高の作品たちをまとめて見られるというのは、それだけでBOXを超える魅力があるというものです。まあ、3位の殺人処方箋は第1作だから上位に来たようなものですけど、2位と1位は文句なしの名作でしょうし、他の作品も傑作といっていい話ばかりです。特に1位は、なんだかワインが飲みたくなりますね。
コロンボについてはいつかじっくり書いてみたいと思うんだけど、最近昼頃に和製コロンボである古畑任三郎の再放送をやっていましてね。何気なく見ていると、やっぱりコロンボにあったような話やトリック、犯人に対する決め手などが散見される。影響を受けた作品なのだから当然だろうけど、改めて見るとここまで同じなのか、と思えるようなものもあって結構新鮮な気分になったりします。本放送時は、それほど気にして観てはいませんでしたからね。まあ、私はコロンボのほうが好きですけど、これは私の中で海外ドラマに対する贔屓や憧れがあるからなんだろうなと思ってみたり。多分、きっとそうです。
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