週明けになったということで、デジクラフト社にヨスガノソラ 春日野穹オリジナルノートPCPremium Modelについて問合わせのメールを送りました。例の特別収録音声が遂にPC上から発見されなかったので、一体どこに保存されているのか確認したかったわけです。当然の話、あれはツン・デレ・ラブラブという3種類のシステムボイスに付属する特典ですから、PC内に存在しないとおかしいものであり、私としてはあくまで自分の探し方が悪くて見つけられなかったのだと、そう思っていました。少し白々しいですが、流石に存在しないことはないだろうと、まだデジクラフを信じていたんですね。それが裏切られることを、心のどこかで理解していながら。

結論から言っていしまうと春日野穹オリジナルノートPCの内部に特別収録音声は収録されていないということが判明しました。文章的になんか変ですけど、これが事実なんだから仕方がない。これは私の探し方が悪かったとかそういう問題ではなく、そもそもPCにデータが存在しないのです。デジクラフト側がそれを認めてしまっています。以下デジクラフトが寄越してきた返信メールを記載しますが、私は最初にこの文章を読んだとき、これが25万もの高額商品を売りつけた会社のすることかと思いました。
○○様
いつもお世話になっております。デジクラフト社通販サポートです。

この度は『ヨスガノソラ』春日野穹オリジナルノートPCを御購入頂き、誠にありがとうございます。

さて、お問い合わせ頂いてます特別収録音声に関してですが、パソコン上では無く、付属のCDのみの収録となっております。付属CDより、ご使用して頂ければと思います。

それでは今後共、宜しくお願い致します。
これだけです。まあ、事実だけ書けばこんな程度しかないんでしょうけど、既に色々な部分がおかしいですよね。まず、付属CDとか書いてますけど、この春日野穹PCに付いてくるのは音声と壁紙のバックアップCDであって、アクセサリCDではありません。あくまでPCの再インストール等で使用するために存在しているのであって、逆に言えばそういうことをしない限りは開ける必要もないはずなんです。だから私は開封しなかったし、本来であればするつもりもありませんでした。
そもそも付属のマニュアルもどきからして、バックアップCDはあくまでバックアップCDであり、システムの再インストール時などにご使用くださいと明記しており、特別収録音声のことなど一切書いていないのです。PCの特典なのにPCには収録されておらず、何故かバックアップCDのみに入っているなんて、なかなか愉快な話だと思いませんか? たった49ファイルの音声を収録することすら、デジクラフトには難しい技術だったみたいですよ。

Premium ModelとNormal Modelの違いはなにかといわれれば、ほとんど特別収録音声が入っているか否かなんですよ。マイクロファイバータオルなんて大きいだけでクロスやカートンケースと絵柄は同じですし、PremiumとNormalにある10万円近い価格の差は音声にのみ存在しているといっても過言ではないんです。
にも関わらず、その特別収録音声がPremium Modelの中に入っていないとは一体どういうことなんでしょうか? 付属のCDには入っているけど、PCの中にはないんだそうです。まったく、冗談も馬鹿も休み休み言って欲しいですよね。入っているはずのデータが入ってなくて、CDから使用しなさいだなんて聞いたこともないよ。私は別に特典アクセサリCD付きノートPCを買ったんじゃないんだよ。10万円の付属ディスクに金を出したわけじゃないんだよ。PCの性能がNormalより良いとか、そんなものはキャラクターグッズに意味などなさない。重要なのはキャラクターグッズとしてどれだけ優れているかであって、必要なのはファングッズとしてどこまで心をつかむ商品であるかどうかでしょう! それがなんだ、このふざけた仕様は。
壁紙は穹の方が少なくて、音声特典はろくに収録されておらず、ケース等は穹以外のキャラで溢れ、描き下ろしは結局一枚ですよ。これが25万円もするヨスガノソラ 春日野穹オリジナルノートPC Premium Modelの中身なんだ。
購入したのはあくまで私の自己責任ですし、品物への不満や満足度の低さはある程度のレベルで許容しています。いや、妥協といったほうが良いのかな。とても25万の価値があるとは思えませんが、半分ぐらいは承知した上で買っているんだから、仕方ないとも言えるでしょう。だけど、それにしたってデジクラフトの対応は酷すぎます。壁紙やカートンケースの件もそうですが、特別収録音声にしたって収録ミスを謝罪するどころか、開き直って居直りましたからね。Premium Modelの特典が特別収録音声な以上、普通に考えれば入れ忘れるなんてことはありえないんですよ。敢えて断定的に書きますけど、そのくせ始めからそういう仕様だったかのように、CDから聴けと突き放す辺り、高額商品を取り扱う企業としての自覚が欠けまくっていると思います。

私は呆れ果てて、これ以上の抗議をする気も起きませんけど、大金払ってここまでいい加減なことをされたからには、なにかもう少しばかり行動を起こさねばダメなような気もしています。ハッキリ言うけど、この春日野穹PCは企画として成功してませんからね? どれだけ売れたのかはしらないし、システムボイスはたしかに可愛いけど、全体的な仕様と、会社の対応が失敗を超越したレベルに達してしまった。どうせSphereと言うかCUFFSは、今後共にここでグッズ製作を行うのでしょうけど、それをする度に自分の首を締めるだけだと思います。
今更、金を返せとは言いません。私が言いたいのは、払った額に見合うだけの対応やサービスしろ、ただそれだけです。100円や200円の話じゃないんだから、最低限の責任は果たしたらどうなのかと。まあ、それが出来ないからこんなことになってるんでしょうけど。

コメント