セイクリッドセブンのBD2巻を買ったんですけど、この作品は珍しいことに放送終了後にイベントごとを数多くやっています。それはアニメイト等での展示会やフェアであったり、イベント会場を借りての公開収録だったりと、様々なものです。勿論、放送後に大規模なライブが開催されたり、所謂BD/DVD発売記念と称した販促用のイベントが催されることは珍しくないのですが、セイクリの場合はあくまでナイトエディションの情報公開や、2期に向けての取り組みなどがメインですからね。決まった開場で継続的にイベントをやる作品の例がないわけではないけど、私にはちょっと新鮮だったりします。

一度ぐらいイベントにも参加したいと思ってるんだけど、開場が青海だか東京テレポートにあるらしく、尚且つ夜も遅くなってからの開始が多いので、なかなか足を運びにくいんですよね。後、セイクリの特性上女性ファンが多く来場することから、そんなところにノコノコ出掛けると浮いてしまいそうで。昨今は時間も金もないから見送りまくっているんだけど、私が行ける日は来るのだろうか。フェイ役の野水伊織が来たときとか、参加したいんだけどね。
セイクリッドセブンは深夜アニメとして放送しているのが不思議なぐらい、純然たるヒーローアニメです。世が世なら、深夜ではなく夕方に放送していたっておかしくない内容と作りになっています。こういう作品を所謂オタク向けとして夜中にしか放送できないというのは、なんという悲しい話ですよね。私はアニメは子供向けで有るべきだと必ずしも思っていないのですが、アニメは子供が見られるものであるべきだとは考えています。この2つのなにが違うのかといえば、深夜のオタク向けはオタク向けとして、もっと夕方やゴールデンタイムにアニメを放送して、今の子供達がそれに触れ合えるようにして欲しい、ってことなんですね。セイクリなんて、どこからどう見ても普通のヒーロー物で、特別グロいわけでも、修正が入るような性的描写もありません。なんたって水着回こそありましたが、通常時はパンチラの一つもないんですから可愛いもんです。今の作品はなにかしらのエロやそれ以外に特筆すべき点がないと売れないといいますけど、こうしないとダメだからこう作ろうという考えは、私はあまり好きじゃないですね。むしろセイクリのように、王道貫いてくれる作品のほうが好感を持ちやすい。

BD2巻といえば話的にはまだ序盤もいいところで、アルマやルリの関係にも一種の壁が存在します。元々、アルマは石部の部長ぐらいしか仲の良い友人はいませんでしたし、同級生から避けられたり陰口を叩かれるのが基本です。最終回でも言っていたことですが、彼は人と接することが苦手なんですね。感情を制御しきれなくて暴走した過去も影響しているんでしょうが、自他共に自分の存在を危険だと思い込んでいるから、そんな人間に近づいてくる者が理解出来ない。部長は単なる友達意識だからまだしも分かりやすいけど、ルリの場合は力を頼ってのことですから、分かりやすいようで複雑なんですよ。
例えば、4話の学園祭でアルマはルリと屋上で二人きりの会話をします。1話で部長とそういうシチュエーションになっていましたが、あのときと違って今回はアルマの方から誘ったわけで、彼の小学生並みの情緒は数分も持ちません。なに喋っていいか分からなかったんでしょうね。だからこそ、一気に本題である自分の力の話に移った。相手と共通の話題が、それしかないと思ったからなんでしょうが、対するルリは僅かに虚を突かれた感じです。例のドリンク剤の効果があったのは勿論ですけど、それ以上にルリはもっと特別な話を期待したに違いない。なにせ、アルマは知る由もないですがルリは彼に対して恋愛感情を持っているわけですから、屋上で二人きりともなると、自然にそっち方面の話を期待してしまう。こうした相手への認識や感覚のズレが、後の誘拐事件にまで発展してしまうのだけど……この辺りにどうして部長を食いこませなかったのかなぁと私は残念でならないよ。

ヒロイン3人のタペストリーが付くということで、ゲマ屋でセイクリのBDは購入しているのだけど、最近は通販サイトの利用に抵抗感が薄れてきたので、他作品はAmazonとかで購入することも多いです。エロゲの場合だと、必ずしも通販が安いわけじゃないんだけど、アニメのBDとかならこっちのほうが断然お得だからさ。実はセイクリも最初は通販利用を考えていたのだけど、前述のタペストリーが発表されて、その魅力に贖うことが出来なかった。だって、フェイのスク水だよ? 公式はなんでか未だに性別を隠したがっているけど、この際男でも女でもいいから誰か薄い本を出してください。

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