ワルキューレロマンツェ[少女騎士物語]
2011年10月28日 アニメ・マンガワルキューレロマンツェを買ったんですけど、なんというか普通の作品でしたね。先月の恋騎士に比べると世界観が外国と、まだしもしっかりしているせいか話に説得力のようなものがありましたけど、それを抜きにすれば単純なスポーツものですから、鎧の特異性に慣れてしまえば、後は問題なくプレイすることが出来ました。タイプとしてはシナリオよりもキャラというか、エロを重視した作品であるという印象を受けましたけど、逆に言えばそこが最大の魅力になってしまい話そのものが薄れている感じもしたかな。
私はこもりけいの原画はそれほど好きじゃなくて、前作であるプリンセスラバーも買っていないんですけど、今回はヒロインとサブキャラに魅力を感じたので購入を決めました。まあ、言わなくても分かると思いますけど件の穹もどき、リサですね。こもりけいは元々ハッシーに影響を受けたと公言していますし、穹自体ある種記号化されたキャラですから似通ってしまうのは仕方ないんだけど……オマージュやリスペクトの類なんでしょうかね? リボンの形とか、そのまんまじゃないですか。声は似ているようで違うみたいだけど、大して差がないといえばその通りだし、ある意味狙ったキャラだったのではないかと思う。キャラ設定にしたところで、人付き合いは苦手なものの万能タイプとして書かれてるしね。
シナリオとしては主人公がどうと言うより、リサの親友であるフィオナの存在が大きく関わってくるんだけど、私はどちらかと言えばフィオナのほうが好きかもしれない。別に中の人補正じゃないけど、なんだろうね、感情移入しちゃったのかもしれない。分かるんだよ、天才に対する劣等感と、自分が上に行きたいという歪んだ向上心。私も似たようなものを持っているから、気持ちがよく分かるんだよ。
正直言って、フィオナは確かにリサのことを利用していたわけだけど、別に心の底では大嫌いだったとか、そういうのでは決して無いんだと思う。彼女自身、天才であるリサと凡人である自分の差、知名度とか実力とか、あらゆるものにコンプレックスを抱いていたわけだけど、それを天才の親友であるという微妙な優越感でカバーしていたんですよ。でも、それすらも主人公とその周囲に奪われそうになって、いや、現実に奪われてしまったからこそ、彼女はそれを取り戻すために行動を起こさなければならなかった。
けれど、リサが主人公と恋愛関係になってしまった以上、容易に取り戻せるものではない。それを悟ったとき、フィオナはおそらく決断したんでしょう。自分に優越感を与えてくれるはずだった親友を切り捨て、コンプレックスの塊である相手として、徹底的に排除することを。
OPムービーを見ればリサとフィオナが戦うことは分かり切っていた事だけど、曲がりなりにも天才であるリサと、その腰巾着と思われていたフィオナでは、本来なら話になりません。実力差がありすぎるはずですし、まともな戦いになるはずがない。
でも、フィオナはそれをやってのけるわけです。あろことか、リサの戦闘スタイルをコピーするという荒業をやってのけることで。主人公はリサの技術を盗むために親友を演じていたのかと激しく非難しますが、ハッキリ言ってそれはお門違いです。人の技見て我がモノにするのは立派な勉強の一つであるし、打算があったにせよ、フィオナがリサの心許せる親友であったことは事実なのだから。そもそもスフィーリアにしたところで、最終的には主人公の技を使って勝っているじゃないですか。それに、フィオナはある意味でリサを超える才能の持ち主です。コピー能力もそうですが、問題は彼女が天才の技をコピーしたということです。一般的に、天才というのは学ぶに適さず、盗むに能わずと言った存在であり、天才の真似なんてものは本来誰にもできないことなんですよ。にも関わらず、フィオナはそれを自分のものにしたばかりか、それによって並み居る敵を打ち倒すまでに成長した。やり方はどうであれ、彼女は自らを成長させ、変えたんですよ。それも自力でね。
まあ、ほとんどフィオナの話になってしまいましたけど、リサも結構可愛かったですよ。エロイベントも良かったし、主人公を抜きにして考えれば、よく出来ていたとは思う。ただ、私はどちらかと言うとフィオナのほうが好みなので、FDなんかで攻略させてもらえると嬉しいですね。あの主人公で攻略して楽しいのかと言われると、かなり疑問ではあるんだけど。精々、リサとの3P要員だろうか……世間の評判がどう転ぶかはわかりませんが、私はフィオナ目当てで買った部分もあるので、それなりに満足しています。これで恋騎士のようにサブキャラも攻略できれば良かったんですけどね。フィオナ以外にも、例えばミレイユとかさ。
私はこもりけいの原画はそれほど好きじゃなくて、前作であるプリンセスラバーも買っていないんですけど、今回はヒロインとサブキャラに魅力を感じたので購入を決めました。まあ、言わなくても分かると思いますけど件の穹もどき、リサですね。こもりけいは元々ハッシーに影響を受けたと公言していますし、穹自体ある種記号化されたキャラですから似通ってしまうのは仕方ないんだけど……オマージュやリスペクトの類なんでしょうかね? リボンの形とか、そのまんまじゃないですか。声は似ているようで違うみたいだけど、大して差がないといえばその通りだし、ある意味狙ったキャラだったのではないかと思う。キャラ設定にしたところで、人付き合いは苦手なものの万能タイプとして書かれてるしね。
シナリオとしては主人公がどうと言うより、リサの親友であるフィオナの存在が大きく関わってくるんだけど、私はどちらかと言えばフィオナのほうが好きかもしれない。別に中の人補正じゃないけど、なんだろうね、感情移入しちゃったのかもしれない。分かるんだよ、天才に対する劣等感と、自分が上に行きたいという歪んだ向上心。私も似たようなものを持っているから、気持ちがよく分かるんだよ。
正直言って、フィオナは確かにリサのことを利用していたわけだけど、別に心の底では大嫌いだったとか、そういうのでは決して無いんだと思う。彼女自身、天才であるリサと凡人である自分の差、知名度とか実力とか、あらゆるものにコンプレックスを抱いていたわけだけど、それを天才の親友であるという微妙な優越感でカバーしていたんですよ。でも、それすらも主人公とその周囲に奪われそうになって、いや、現実に奪われてしまったからこそ、彼女はそれを取り戻すために行動を起こさなければならなかった。
けれど、リサが主人公と恋愛関係になってしまった以上、容易に取り戻せるものではない。それを悟ったとき、フィオナはおそらく決断したんでしょう。自分に優越感を与えてくれるはずだった親友を切り捨て、コンプレックスの塊である相手として、徹底的に排除することを。
OPムービーを見ればリサとフィオナが戦うことは分かり切っていた事だけど、曲がりなりにも天才であるリサと、その腰巾着と思われていたフィオナでは、本来なら話になりません。実力差がありすぎるはずですし、まともな戦いになるはずがない。
でも、フィオナはそれをやってのけるわけです。あろことか、リサの戦闘スタイルをコピーするという荒業をやってのけることで。主人公はリサの技術を盗むために親友を演じていたのかと激しく非難しますが、ハッキリ言ってそれはお門違いです。人の技見て我がモノにするのは立派な勉強の一つであるし、打算があったにせよ、フィオナがリサの心許せる親友であったことは事実なのだから。そもそもスフィーリアにしたところで、最終的には主人公の技を使って勝っているじゃないですか。それに、フィオナはある意味でリサを超える才能の持ち主です。コピー能力もそうですが、問題は彼女が天才の技をコピーしたということです。一般的に、天才というのは学ぶに適さず、盗むに能わずと言った存在であり、天才の真似なんてものは本来誰にもできないことなんですよ。にも関わらず、フィオナはそれを自分のものにしたばかりか、それによって並み居る敵を打ち倒すまでに成長した。やり方はどうであれ、彼女は自らを成長させ、変えたんですよ。それも自力でね。
まあ、ほとんどフィオナの話になってしまいましたけど、リサも結構可愛かったですよ。エロイベントも良かったし、主人公を抜きにして考えれば、よく出来ていたとは思う。ただ、私はどちらかと言うとフィオナのほうが好みなので、FDなんかで攻略させてもらえると嬉しいですね。あの主人公で攻略して楽しいのかと言われると、かなり疑問ではあるんだけど。精々、リサとの3P要員だろうか……世間の評判がどう転ぶかはわかりませんが、私はフィオナ目当てで買った部分もあるので、それなりに満足しています。これで恋騎士のようにサブキャラも攻略できれば良かったんですけどね。フィオナ以外にも、例えばミレイユとかさ。
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