スクライド オルタレイション TAO (初回限定版) [Blu-ray]
2011年12月15日 アニメ・マンガ
明日、公開終了とのことで仕事帰りに川崎チネチッタに行って観て来ました。本当はもっと早く行って、いい映画なら2回ぐらいは観ようかなとも思っていたんですが、何分先日まで冬コミの新刊作業に追われていたためなかなか時間を取ることが出来ず……しかも、上映時間の都合でレイトショー以外は都合が合わないという感じでしたからね。なんとかギリギリ間に合って良かったですよ。何故か、レイトショーはチネチッタで一番広い、音響・画質共に最高品質のTHXシアターで上映していたんですが、やっぱり総集編とはいえ大スクリーンで観るというのは違いますね。普通なら、けいおんに使わせそうなところを、なんだってスクライドだったんだろう。
スクライドは2001年に放送されたTVアニメですから、もう10年も前の作品になるんですね。前作ともいうべき無限のリヴァイアスが「20世紀のうちにやっておきたかった作品」とのことですから、スクライドは謂わば21世紀最初の作品とも言えるのかな? 無論、アニメ的な意味では色々な作品がやっていたとは思いますけど、このスタッフ的な意味では、ということで。スクライドは今も昔も人気作で、10年経っても色褪せない魅力がある稀有な作品です。2クールの、言ってしまえばシリーズ化されずに単発でやった作品がここまで長く愛されている例はあまりなく、この考えが許されるのかは知れませんが、サンライズ的にはガンダム並に息の長いコンテンツといえるでしょう。
現実にスクライドという作品はソフトや関連商品を出せば、必ずそれなりに売れるほどの需要があり、そのためサンライズ作品の中でも特に権利が、著作権に厳しいことで知られています。それは例えば違法な動画サイトへのアップロードったり、あくまで私見ながら、時に最新作以上よりも素早く果断処置を行うことが多いと思う。これはスクライドというコンテンツが未だに商品として通用するからで、そのため価値を崩すないし減少させるような行為には過敏とならざるをえないのではないかと、私はそう考えていました。根拠ではないですが、スクライドは今年になるまで再放送というのが一切行われなかった作品であり、放送後10年も経って初めてCS初登場でした。しかも、人気作であるにかかわらず放送時間は深夜帯の一枠で、連日の帯放送に加え再放送は一切なしという妙な形態。Blu-rayや映画の宣伝にしては、地味と言わざるを得ません。
故に私は、この再放送さえも本当は本意ではなく、ソフトの売上に関わることなので積極的になれなかったのではないかと、そんなことさえ思うのです。再放送で録れば、別にDVDとかBlu-ray買わなくていいやーでは困りますからね。スクライドという作品はなにかしらのソフトを買わないと観られない、そんな現状や図式をサンライズやバンダイビジュアルはこの十年で作ってきたのではないかと。考え過ぎかな。
新規カットや声の新録があるといっても、続編ではなく総集編で、しかも10年も経ったことで声優も大分劣化している。そういった評判を事前に聞いていた私は、それが当たり前のことだと認識しつつも、「まあ、イベント的に製作されるものだろうしそんなものか」と、どこか覚めた感じでオルタレイションを受け止めていました。私は前述のとおりスクライドはコンテンツとして引き伸ばしが過ぎると思っていましたから、そういった意味でも気乗りがしてなかったんですね。今更感とでもいうんでしょうか? 新作ならまだしも、今になって総集編の映画化というのも、まあ、マシュランボーとか例はありますけど、しつこすぎやしないかと。
だから観に行くのも後回しにしてしまった、というのは確かにあるんですけど、実際に観てみるとね……これが面白いんだわ。最近、アニマックスの再放送で久方ぶりに見たとは言え、編集がなかなかに見事でね。勿論、声優の演技には劣化を感じさせる部分は当然あったのだけど、それを考慮した上での編集がなされていると言うか、抜き出しとしては分かっていると言わざるを得ない出来だった。新規映像も含めて、違和感ない話に仕上がっていると言うか、前半13話を2時間ですか? たったそれだけの時間にまとめ上げるというのは凄いですよ。ただ、個人的にエマージーのシーンは好きだけど、わざわざ入れるほどのものでもなかったような、と思う。あれは完全にファンサービスだね。
声優演技といえば、事前に公開された映像等から主要キャストのそれは大抵分かってましたし、中でも君島役の山崎たくみさんは劣化をあまり感じさせなかったんだけど……上には上がいましたね。なんですか、あの無常矜侍役の白鳥哲さんは。まるで変わってないどころか、更に磨きが掛かっているじゃないですか! あれは素直に感動したと言うか、後編が楽しみでなりませんね。結局パンフレットも買ってしまったし、なんだかんだいって私はスクライドが好きなんだなと再実感しました。観に行ってよかったです。
スクライドは2001年に放送されたTVアニメですから、もう10年も前の作品になるんですね。前作ともいうべき無限のリヴァイアスが「20世紀のうちにやっておきたかった作品」とのことですから、スクライドは謂わば21世紀最初の作品とも言えるのかな? 無論、アニメ的な意味では色々な作品がやっていたとは思いますけど、このスタッフ的な意味では、ということで。スクライドは今も昔も人気作で、10年経っても色褪せない魅力がある稀有な作品です。2クールの、言ってしまえばシリーズ化されずに単発でやった作品がここまで長く愛されている例はあまりなく、この考えが許されるのかは知れませんが、サンライズ的にはガンダム並に息の長いコンテンツといえるでしょう。
現実にスクライドという作品はソフトや関連商品を出せば、必ずそれなりに売れるほどの需要があり、そのためサンライズ作品の中でも特に権利が、著作権に厳しいことで知られています。それは例えば違法な動画サイトへのアップロードったり、あくまで私見ながら、時に最新作以上よりも素早く果断処置を行うことが多いと思う。これはスクライドというコンテンツが未だに商品として通用するからで、そのため価値を崩すないし減少させるような行為には過敏とならざるをえないのではないかと、私はそう考えていました。根拠ではないですが、スクライドは今年になるまで再放送というのが一切行われなかった作品であり、放送後10年も経って初めてCS初登場でした。しかも、人気作であるにかかわらず放送時間は深夜帯の一枠で、連日の帯放送に加え再放送は一切なしという妙な形態。Blu-rayや映画の宣伝にしては、地味と言わざるを得ません。
故に私は、この再放送さえも本当は本意ではなく、ソフトの売上に関わることなので積極的になれなかったのではないかと、そんなことさえ思うのです。再放送で録れば、別にDVDとかBlu-ray買わなくていいやーでは困りますからね。スクライドという作品はなにかしらのソフトを買わないと観られない、そんな現状や図式をサンライズやバンダイビジュアルはこの十年で作ってきたのではないかと。考え過ぎかな。
新規カットや声の新録があるといっても、続編ではなく総集編で、しかも10年も経ったことで声優も大分劣化している。そういった評判を事前に聞いていた私は、それが当たり前のことだと認識しつつも、「まあ、イベント的に製作されるものだろうしそんなものか」と、どこか覚めた感じでオルタレイションを受け止めていました。私は前述のとおりスクライドはコンテンツとして引き伸ばしが過ぎると思っていましたから、そういった意味でも気乗りがしてなかったんですね。今更感とでもいうんでしょうか? 新作ならまだしも、今になって総集編の映画化というのも、まあ、マシュランボーとか例はありますけど、しつこすぎやしないかと。
だから観に行くのも後回しにしてしまった、というのは確かにあるんですけど、実際に観てみるとね……これが面白いんだわ。最近、アニマックスの再放送で久方ぶりに見たとは言え、編集がなかなかに見事でね。勿論、声優の演技には劣化を感じさせる部分は当然あったのだけど、それを考慮した上での編集がなされていると言うか、抜き出しとしては分かっていると言わざるを得ない出来だった。新規映像も含めて、違和感ない話に仕上がっていると言うか、前半13話を2時間ですか? たったそれだけの時間にまとめ上げるというのは凄いですよ。ただ、個人的にエマージーのシーンは好きだけど、わざわざ入れるほどのものでもなかったような、と思う。あれは完全にファンサービスだね。
声優演技といえば、事前に公開された映像等から主要キャストのそれは大抵分かってましたし、中でも君島役の山崎たくみさんは劣化をあまり感じさせなかったんだけど……上には上がいましたね。なんですか、あの無常矜侍役の白鳥哲さんは。まるで変わってないどころか、更に磨きが掛かっているじゃないですか! あれは素直に感動したと言うか、後編が楽しみでなりませんね。結局パンフレットも買ってしまったし、なんだかんだいって私はスクライドが好きなんだなと再実感しました。観に行ってよかったです。
コメント