MLW式~2011年を振り返ってみれば~ セイクリッドセブン編
2011年12月26日 アニメ・マンガ
セイクリッドセブンは、近年のサンライズには珍しい純粋な変身ヒーロー物に分類される作品で、私は初回放送時から結構気に入ってました。最近、こういうヒーロー然としたアニメが少なくなっていた、というのもあるでしょうし、これもまた今年の流行りだったオリジナルアニメですからね。次の展開が分からないというのは、やっぱりワクワクするものですよ。ヒーロー物なら特にそう。まあ、この作品もまた「C」と同じく話数に恵まれなかったのだけど、今の時代なかなか2クールというのは難しいですからね。そこら辺は我慢するしかないのかも。
私がセイクリッドセブンのことを好きなのは、そのヒーロー物として単純明快なストーリーに、熱血漢ではない故に成長する余地のあった主人公、丹童子アルマの成長物語という一貫性が楽しかったのかな。勿論、藍羽ルリとの恋愛要素もそうだけど、誰一人として不必要なキャラがいないというか、話数が少ないからこそすべてのキャラが全力出せたような、そんな気がする。まあ、ナイトとフェイに関しては一応の敵役だし、終盤味方になるまでは出番も少なかったけど、これに関しては銀月の翼がありますしね。そういや、あれの舞台挨拶チケット取らなかったけど、いつ観に行けば良いのかな。一番近くて池袋だけど、池袋なんて早々行かないし……あぁ、来月22日にサンクリがあるから、それまでやってれば同時に観ることが出来るな。公開初日が1月7日だから、多分22日まではやっているだろう。イベント上映だから確証はないけど、でなければ池袋にちょろっと行って来ればいいだけだし、それぐらいの労力は惜しまないよ。好きな作品だからね。
セイクリは元々2クールの企画だったという話もあり、放送終了後の展開が結構多いように思います。各種ドラマCDもそうですが、イベントも頻繁にやっていますし、そこはかとなく次に繋げようとする意志のようなものが伝わってきます。まあ、アルマやルリたちに関してはともかく、ナイトやフェイ、研美やSPの辺りは不完全燃焼な部分があるし、それは銀月の翼で語られるにしても、大本であるセイクリッドセブンの謎が未解明ですからね。やっぱり、2期は欲しいですよ。
作品の話に戻ると、セイクリはヒーロー物としては単純明快であると同時に、どれだけ今時を取り入れるか、という部分に深い拘りがあるような気がします。それはアルマのキャラクター性からも見て取れて、彼がヒーローにありがちな熱血漢ではなく、周囲から浮いた孤独な少年であるというのは、如何にも90年代後半以降に生まれた主人公像に適していますし、そこへ藍羽ルリという彼にとっては謎であるヒロインが、突然さを持って現れるというのも、如何にも最近の主流です。
それでいてルリが大財閥のお嬢様であったり、アルマが元より腕っ節が強い、もっと言えば特殊能力を持っている辺りはお約束的設定だし、主人公よりも孤独でダークなナイトのようなライバルキャラは王道とも言えるでしょう。セイクリはそういう古きよき変身ヒーロー物に、今時のアニメ観を積極的に取り入れていて、そこを上手く噛み合わせることに成功した作品だと思うんだよね。何度も言うようにアルマは熱血漢じゃないから、敗北による挫折を必要とせず、実のところ負けたことは一度だってないんです。窮地に陥ったことはありますけど、敗北を経験して塞ぎこんだことはありませんし、彼の悩みは周囲との人間関係の始終します。セイクリの登場人物は、人間としてどこかズレているキャラが多くて、明確に人格者であるのは石部の部長ぐらいなんですけど、だからこそ生まれるドラマも多かったというか。戦闘では常に最強であるけど、一個の人間としては不完全。アルマはそういうキャラクターなんでしょう。ナイトは自虐的というか、フェイ以外は必要ないと諦めの極地に入っていますけど、アルマはそうした孤独を最終的に乗り越えられましたからね。故にこれは丹童子アルマという少年の、成長物語なんですよ。
基本的に不満はないセイクリの物語だけど、放送中にした考察の数々はほとんど外れたねぇ。まあ、主に石部というか部長の役割についてなんだけど、あれに関してはもう少し話数があれば恋の鞘当てぐらいには出来たのかなと思ったり。ルリと部長の会話を見ると分かるけど、ルリはアルマのことを完全に理解している部長に対して、やや複雑な面持ちをすることもあるんですよね。ルリも結局のところ人間としては未成熟だし、ましてや異性のことなんて分かりっこないのだけど、部長は自然とそれを成し遂げている。嫉妬ではないのだけど、羨ましいというか、そうした部分も掘り下げて欲しかったなと。後、アルマの探していた石の事とかね。あれは部長が持っていた、という設定のほうが絶対に良かった。石部については、2期で期待しようかね。アオイのこともあるし。
ところで、今気付いたのだけど銀月の翼の公開日ってルリとアオイの誕生日なんだね。多分、狙ってやったに違いないけど、果たして銀月の翼にアオイが出る幕はあるのだろうか。なにせナイトの話だからなぁ。アオイの役割も分かってはいるんだけど、出来ればあれはフェイが良かったと思ったり。
私がセイクリッドセブンのことを好きなのは、そのヒーロー物として単純明快なストーリーに、熱血漢ではない故に成長する余地のあった主人公、丹童子アルマの成長物語という一貫性が楽しかったのかな。勿論、藍羽ルリとの恋愛要素もそうだけど、誰一人として不必要なキャラがいないというか、話数が少ないからこそすべてのキャラが全力出せたような、そんな気がする。まあ、ナイトとフェイに関しては一応の敵役だし、終盤味方になるまでは出番も少なかったけど、これに関しては銀月の翼がありますしね。そういや、あれの舞台挨拶チケット取らなかったけど、いつ観に行けば良いのかな。一番近くて池袋だけど、池袋なんて早々行かないし……あぁ、来月22日にサンクリがあるから、それまでやってれば同時に観ることが出来るな。公開初日が1月7日だから、多分22日まではやっているだろう。イベント上映だから確証はないけど、でなければ池袋にちょろっと行って来ればいいだけだし、それぐらいの労力は惜しまないよ。好きな作品だからね。
セイクリは元々2クールの企画だったという話もあり、放送終了後の展開が結構多いように思います。各種ドラマCDもそうですが、イベントも頻繁にやっていますし、そこはかとなく次に繋げようとする意志のようなものが伝わってきます。まあ、アルマやルリたちに関してはともかく、ナイトやフェイ、研美やSPの辺りは不完全燃焼な部分があるし、それは銀月の翼で語られるにしても、大本であるセイクリッドセブンの謎が未解明ですからね。やっぱり、2期は欲しいですよ。
作品の話に戻ると、セイクリはヒーロー物としては単純明快であると同時に、どれだけ今時を取り入れるか、という部分に深い拘りがあるような気がします。それはアルマのキャラクター性からも見て取れて、彼がヒーローにありがちな熱血漢ではなく、周囲から浮いた孤独な少年であるというのは、如何にも90年代後半以降に生まれた主人公像に適していますし、そこへ藍羽ルリという彼にとっては謎であるヒロインが、突然さを持って現れるというのも、如何にも最近の主流です。
それでいてルリが大財閥のお嬢様であったり、アルマが元より腕っ節が強い、もっと言えば特殊能力を持っている辺りはお約束的設定だし、主人公よりも孤独でダークなナイトのようなライバルキャラは王道とも言えるでしょう。セイクリはそういう古きよき変身ヒーロー物に、今時のアニメ観を積極的に取り入れていて、そこを上手く噛み合わせることに成功した作品だと思うんだよね。何度も言うようにアルマは熱血漢じゃないから、敗北による挫折を必要とせず、実のところ負けたことは一度だってないんです。窮地に陥ったことはありますけど、敗北を経験して塞ぎこんだことはありませんし、彼の悩みは周囲との人間関係の始終します。セイクリの登場人物は、人間としてどこかズレているキャラが多くて、明確に人格者であるのは石部の部長ぐらいなんですけど、だからこそ生まれるドラマも多かったというか。戦闘では常に最強であるけど、一個の人間としては不完全。アルマはそういうキャラクターなんでしょう。ナイトは自虐的というか、フェイ以外は必要ないと諦めの極地に入っていますけど、アルマはそうした孤独を最終的に乗り越えられましたからね。故にこれは丹童子アルマという少年の、成長物語なんですよ。
基本的に不満はないセイクリの物語だけど、放送中にした考察の数々はほとんど外れたねぇ。まあ、主に石部というか部長の役割についてなんだけど、あれに関してはもう少し話数があれば恋の鞘当てぐらいには出来たのかなと思ったり。ルリと部長の会話を見ると分かるけど、ルリはアルマのことを完全に理解している部長に対して、やや複雑な面持ちをすることもあるんですよね。ルリも結局のところ人間としては未成熟だし、ましてや異性のことなんて分かりっこないのだけど、部長は自然とそれを成し遂げている。嫉妬ではないのだけど、羨ましいというか、そうした部分も掘り下げて欲しかったなと。後、アルマの探していた石の事とかね。あれは部長が持っていた、という設定のほうが絶対に良かった。石部については、2期で期待しようかね。アオイのこともあるし。
ところで、今気付いたのだけど銀月の翼の公開日ってルリとアオイの誕生日なんだね。多分、狙ってやったに違いないけど、果たして銀月の翼にアオイが出る幕はあるのだろうか。なにせナイトの話だからなぁ。アオイの役割も分かってはいるんだけど、出来ればあれはフェイが良かったと思ったり。
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