サンシャインクリエイション54ということで、新年最初のサンクリです。冬コミ明けてまだ20日程度ということもありますが、かつての勢いはどこへ消えたか、遂にA23ホールとBホールの2館開催にまでなるほど、サークルの参加数が減っていますね。最盛期は4館でも足りない、ビッグサイトでの開催も検討したらどうかとまで言われ、それでも池袋サンシャインじゃなきゃ駄目なんだ、なんてことまで言っていたのに、一昨年の個人情報流出以降、目に見える形で衰退の一途を辿っているようです。

過去日記を読む限り、昨年の年明けサンクリは2月開催で2ホール半だったわけですが、今回は日程を1月に戻して、更に参加サークル数が減ってしまったことになりますね。元々、サンクリは年明け1月に開催していたのだけど、Cレヴォの終了とそれに伴うポスト争いの結果、2月開催に移動したというのは結構有名な話です。昨年最後の開催では、どうやら3ホール程度に落ち着いていたようですが、なんというか安定しませんね。明らかに不祥事を引きずっていますけど、まあ、あんなことがあったのだから仕方が無い。私は何度も言うように、サンクリよりCレヴォ派でしたから、最近一番好きな即売会はCOMIC1なんですけど、サンクリはもうだめかも分からんね。まあ、それならそれで仕方がないと思うけど。
私がサンシャインへ到着したのは、いつもより少し早い9時前で、これは意図していたと言うよりは最近の早起き生活の結果、普段よりも早い電車に乗ってしまったのですね。まあ、付いてしまったものは仕方ないし、9時頃ならばペナルティになるようなこともない、そもそも今の規模ではペナルティを掛けるほど参加者などいないだろうと思って、そのままカタログを買ってA23ホールの待機列に並びました。天気はあいにくの雨でしたが、それ以上に風が強くて、私は冷たい雨風に2時間近く晒される羽目に。Twitter等ではサンクリに参加できないことを嘆いている人もいましたけど、正直家で寝ている方がよっぽど有意義で勝ち組だったと思いますよ。私は知り合いのサークルが参加している以外は、特に贔屓が出ていたわけでもないし、サークルチェックこそしましたが、コミケなんかに比べると必死さはなかったと思う。何が何でも欲しいってのがなかったし、それは最初に並ぶサークルをトモセシュンサクの無限軌道Aにしたことからも分かると思います。

別に無限軌道Aの新刊やグッズがどうしても欲しかったわけじゃなくて、冬コミのときに回避したこともあって、今度は並んでみようかという気分だったんだと思います。雨風の強い天気であり、コミケで見かけるような大手が殆ど参加していなかったこともあって一般参加者の数も少なかったし、並べばまあ買えるだろという感じもしたしね。勿論、新刊のパパ聞き本にそれなりの興味があったのもありますが。
そんなわけで珍しくも最初に並ぶサークルを無限軌道Aにして、実際並んだわけですが、これが致命的な間違いだった。外周列でしたが、コミケに比べれば微々たるものであり、列の流れもそれなりに速かったのだけど……そろそろ会場に入れるか? と言うところで事件が発生しましてね。急に列が止まり、なにやら前の方がざわついている。何事かと思ってみれば、無限軌道のスタッフが現れて「事実だけ先に申し上げますと、午前の分の新刊、グッズはすべて完売しました」とアナウンスを始めた。完売したとのなら列は解散だろうけど、事実は微妙に複雑であり、「午前の分と申し上げましたが、今回印刷所の搬入ミスで、新刊がすべて搬入されませんでした。現在、印刷所の方より届けてもらっていますが、交通事情もあり30分から1時間は掛かる見通しです。それでも待てる、という方だけ、このまま列にお並びください!」という、大手としては非常に珍しい、そして、あってはならない事態が発生したことを告げられました。既に会場内へ入る寸前だった私の位置からすると、このまま並んでさえいれば、追加搬入分で新刊とグッズを手にすることが出来るでしょう。でも、それは最低でも30分、最長で1時間後の話です。既に開場から数十分を無限軌道の列で過ごした私にとって、それはあまりに厳しい選択肢でした。確かに目当てというほど目当てがあるサンクリではなかったけど、買いたいものが他にないわけではないし、無限軌道を取って他を全部捨てるか、それとも無限軌道を切って他を取るかの、本当に二者択一だったと思う。これまで並んだ数十分はとか、ここは必ず買える位置だとか、そういう気持ちもありましたけど、私は結局、無限軌道を切ることにしました。委託なしの会場限定本だから惜しいという気持ちもありましたけど、背に腹は代えられないですからね。

そうして無限軌道の列から離れ、会場内に戻った私はリスト化してあったサークルを回って、新刊等を買い集めようとしました。しかし、既に開場から50分は経っていたこともあり、壁サークルの突発的コピー本など、貴重なものは大半がなくなっていましたね。サンクリは規模から言っても最初の30分、いや、10分程度で新刊が完売することも少なくないので、コミケ以上に時間というものが貴重な場所でもあるのですが……まあ、今回は私の選択ミスだよね。だって、無限軌道の新刊を買えたとしても、何十分か時間を消費したことには変わらないわけだし、それがたまたま、印刷所のミスで浪費に変わっただけだから。
けどまあ、オダワラハコネ率いるVISTAの幸村新刊は買えましたし、本当に欲しかったものというのは、ほぼ買えたような気もしているから、別に問題はないのかな。各サークルの傾向としては、新番ならあの夏、公式的にはなつまちですか? それの新刊が多かった印象を受けますね。私もいくつか目をつけていたんですけど、これに関しては1冊もゲットすることが出来なかった。悔しいけど、仕方ないでしょう。ジャンルとして流行るかはまだ分からないけど、コミ1辺りは期待しても良いんじゃないですかね。おねティもおねツイも、それなりに同人ジャンルとしては流行りましたし。
オダワラハコネの本とかを買った後は、昨年出したアンソロに参加してくれた砂塚さゆさんのサークルに赴き、現状報告と言うか今しがた合ったことを話しつつ、軽く談笑。砂塚さんの新刊は捌けが良かったようで、私が行ったときにはもう完売していました。中堅サークルはサンクリみたいな中規模イベントだと苦しいという声をよく聞くけど、それなりに力のあるジャンルだと、そういう訳でもないのかな。完売もしたことだし帰宅するという砂塚さんと別れ、Bホールへと向かった私は1サークルだけ回ってまたA23へと戻りました。そういえば、桜沢いづみのサークルが出ていたはずですが、どんな感じだったんでしょうね? これといって話題になってなかったけど、平穏無事だったのだろうか。
まあ、それは良いとしてA23ホールに戻った理由はほかでもない、午後から販売再開をするはずである無限軌道Aに再度並ぶ為です。本当は買えたはずなのに、印刷所のミスで買えなかったというのは、理由としてあまりにも情けないし、こうなったらなにがなんでも新刊をゲットして帰りたいと、要は意地になってたんですね。さっさと帰ればいいのに、私って奴はこういう所で負けず嫌いなんです。結局、グッズが早々に完売したことから回転率が格段に上がって、私も新刊だけは購入することが出来たので満足はしてるんだけど、こういうミスは二度と御免だね。奥付け見るかぎり、今回の新刊は緑陽社が刷ったらしいけど、一体どうしたら大手サークルの新刊を大量に忘れるなんてミスをするんだか。

無限軌道の新刊を買った後は、本当に長居する理由もなくなったので会場を出ました。ただ、そのまま真っ直ぐ帰るというわけではなくて、サンシャイン通りにあるケンタッキーに寄ってダブルダウンことチキンフィレダブルを食べました。アメリカ等で販売している、チーズとベーコンをチキンフィレ2枚で挟んだという仰天のバーガーですけど、考えてみればケンタはチキン専門店なのだし、こんな商品があっても良いんでしょうね。私も海外の記事などで見かけたことがあり、一度食してみたいとは思っていたんですが、今回それが叶ったわけです。
味はまあ、ケンタッキーですから美味しいに決まってるんですが、肉が予想以上に厚かったのと、通常の脂っぽいオリジナルチキンのそれと同じだから、衣が結構剥がれやすかった。多分、以前販売していたボンレスチキンを使用しているのだと思うけど、あれはもうちょっと衣がしっかりしていた印象があるな。骨がない分、食べやすいといえば食べやすいのだけど、ソースがマヨネーズ主体のものだから、余計にベタついてしまってね。マックのシャカチキ並みの厚さで、ソースの良も控えめなら、もう少し気軽に食べられると思うのだけど。
まあ、そんな訳でケンタの新製品を食べて、その後に帰宅しました。帰宅する途中、してからも結構色々なことがあったんですけど、それは明日の日記に書くこととして、今日はこのへんで失礼します。

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