突き抜けろ、そして突き崩せ
2012年2月2日 アニメ・マンガ近頃、私は将棋を指すのに凝っています。といっても、専らネット将棋が中心であり、盤を構えて駒を持って、なんてことは悲恋堂にでも行かないとやりません。風呂の改修をした際に意外なほど時間が掛かったので、一局勝負をしたのだけど、流石にどうした乾杯しました。2枚落ちでも負けて、4枚落ちでやっと互角といったところか。相変わらず勝負事には強い奴でしたけど、単に私が弱いだけかも知れませんね。これでも学生時代は将棋部の部長とかやってたんだけど、あれは部員が私だけだったからなし崩し的にそうなっただけだしなぁ。
個人情報を明かすようなので、あまり詳しくは書けないし、あるいは以前にも書いたことがあるような気がするんだけど、私の通っていた将棋部の顧問というのは体育会系の性格をしていて、「文化部は身体が鈍るから」なんて言って将棋部なのに走り込みとかやらされるようなところでした。入部してすぐ、どうしてこの将棋部に部員がいないのか分かったわけだけど、顧問自体は別に体育教師というわけでもなく、語学の教師だったりするんだから面白い。で、将棋の実力自体は陸上部だったかの顧問が一番なんだよね。まったく、なんて学校だったんだろう。
私が将棋部を選んだのは、所謂文芸部とか漫研とかの文化部が存在しなくて、まともなのがそれしかなかったからだけど、結局幽霊になってそのままドロンしたなぁ。だって、将棋を強くなりたかったのに、走りこみで体力を鍛えましょうだとちょっとね。まあ、結局体力もつかなかったし、将棋も弱いままで、私が卒業した後に部は廃部となったみたいな話を風のうわさで聞いたのだけど、あんな部活なら当たり前だ。
ただ、将棋の基礎やルール、基本的な戦術などは覚えたし、昔は趣味でNHKの将棋番組とか観ていたので、知識がないわけじゃありません。私が将棋に興味を持ったのは、さてなんであったか……ふたりっ子かなぁ? あの頃は朝ドラもよく観ていたけど、最近はさっぱりだね。そういや、一時期昼ドラも好きだった。メロではない普通のドラマで、いのちの現場からとかさ。今は堅調な数字が出せるからとゴールデンに医療物のドラマが多いけど、私は医療物ではあのシリーズが一番好きだった。技術とかさ、ミステリーとかさ、そういうのじゃないんだよ。純粋な人間模様こそが、命と向き合うってことじゃないのかな。まあ、あれは医者が主役の話ではないし、今の時代にナースのお仕事みたいな作品はきっとできないんだろうな。
話が将棋からずれましたね。悲恋堂の店主とは盤を構えても、ネットでも、互いに友達が他にいないもんだから、これでもかというぐらい勝負しました。奴にも指摘されたことですが、私は戦術重視の戦い方をして、戦略というものを軽視している傾向にあるので、何事も形から入る癖があるとか。将棋は古代の戦争にも似た幾つかの陣形があるわけだけど、私はそれを完成させることだけに集中して、その隙を突かれることが多い。店主は即断即決で攻め込んできて、作りかけの陣形を崩してくるわけだね。
更に、私は男の子ですから、必殺技というものに特別な思い入れがあるもんで、一つの技に拘り過ぎるという欠点がある。けれど、将棋の戦術というものに絶対はないし、どれも攻略法が確立されているものだから、同じ手を繰り返してくる相手なんて、そもそも敵じゃないのだよ。店主とて別に無数にある戦法、戦術の攻略法をすべて熟知しているわけではないにせよ、私も奴も古風なものを好んで使うから、結局は互いの知識範疇での戦いになってしまう。
ちなみに私が一番好きな戦法は雀刺しだね。歩、香、飛の順で駒を並べて、桂や角でサポートしつつ敵の両翼のどちらかを一点突破するという速攻型の攻撃なのだけど、手厚い防御や、それを上回る破壊力の攻撃陣を敷かれると、途端に粉砕される諸刃の剣なので、現在のプロ戦では殆ど使われません。ただ、見た目が戦法として分かりやすいからか、指南書とかには未だに載ってるんですけど。
私は矢倉囲いが好きじゃないので、雀刺しという速攻型の攻撃を使わないとすれば、比較的穴熊を使用することが多いです。将棋界最硬の防御陣にして、堅牢な布陣で有名だと思うけど、私の勝ちパターンはこいつで守り切るというのが一番多い。組むまでの手数が掛かるから、逆に速攻で押し切られることも少なくないのだけど、私は粘り勝ちが嫌いじゃないのでね。櫓よりは、よっぽど魅力的だと思うのだが……偉い人にはそれがわからんのですよ。まあ、そんなことを言ったところで、私が弱いことに変わりはないのだが。店主はなにせ、先代が道楽者、もとい遊び人、じゃなくて将棋が強かったから、それで鍛えられたのだろうが……負けっぱなしというのはあれなので少し研究することにしよう。
個人情報を明かすようなので、あまり詳しくは書けないし、あるいは以前にも書いたことがあるような気がするんだけど、私の通っていた将棋部の顧問というのは体育会系の性格をしていて、「文化部は身体が鈍るから」なんて言って将棋部なのに走り込みとかやらされるようなところでした。入部してすぐ、どうしてこの将棋部に部員がいないのか分かったわけだけど、顧問自体は別に体育教師というわけでもなく、語学の教師だったりするんだから面白い。で、将棋の実力自体は陸上部だったかの顧問が一番なんだよね。まったく、なんて学校だったんだろう。
私が将棋部を選んだのは、所謂文芸部とか漫研とかの文化部が存在しなくて、まともなのがそれしかなかったからだけど、結局幽霊になってそのままドロンしたなぁ。だって、将棋を強くなりたかったのに、走りこみで体力を鍛えましょうだとちょっとね。まあ、結局体力もつかなかったし、将棋も弱いままで、私が卒業した後に部は廃部となったみたいな話を風のうわさで聞いたのだけど、あんな部活なら当たり前だ。
ただ、将棋の基礎やルール、基本的な戦術などは覚えたし、昔は趣味でNHKの将棋番組とか観ていたので、知識がないわけじゃありません。私が将棋に興味を持ったのは、さてなんであったか……ふたりっ子かなぁ? あの頃は朝ドラもよく観ていたけど、最近はさっぱりだね。そういや、一時期昼ドラも好きだった。メロではない普通のドラマで、いのちの現場からとかさ。今は堅調な数字が出せるからとゴールデンに医療物のドラマが多いけど、私は医療物ではあのシリーズが一番好きだった。技術とかさ、ミステリーとかさ、そういうのじゃないんだよ。純粋な人間模様こそが、命と向き合うってことじゃないのかな。まあ、あれは医者が主役の話ではないし、今の時代にナースのお仕事みたいな作品はきっとできないんだろうな。
話が将棋からずれましたね。悲恋堂の店主とは盤を構えても、ネットでも、互いに友達が他にいないもんだから、これでもかというぐらい勝負しました。奴にも指摘されたことですが、私は戦術重視の戦い方をして、戦略というものを軽視している傾向にあるので、何事も形から入る癖があるとか。将棋は古代の戦争にも似た幾つかの陣形があるわけだけど、私はそれを完成させることだけに集中して、その隙を突かれることが多い。店主は即断即決で攻め込んできて、作りかけの陣形を崩してくるわけだね。
更に、私は男の子ですから、必殺技というものに特別な思い入れがあるもんで、一つの技に拘り過ぎるという欠点がある。けれど、将棋の戦術というものに絶対はないし、どれも攻略法が確立されているものだから、同じ手を繰り返してくる相手なんて、そもそも敵じゃないのだよ。店主とて別に無数にある戦法、戦術の攻略法をすべて熟知しているわけではないにせよ、私も奴も古風なものを好んで使うから、結局は互いの知識範疇での戦いになってしまう。
ちなみに私が一番好きな戦法は雀刺しだね。歩、香、飛の順で駒を並べて、桂や角でサポートしつつ敵の両翼のどちらかを一点突破するという速攻型の攻撃なのだけど、手厚い防御や、それを上回る破壊力の攻撃陣を敷かれると、途端に粉砕される諸刃の剣なので、現在のプロ戦では殆ど使われません。ただ、見た目が戦法として分かりやすいからか、指南書とかには未だに載ってるんですけど。
私は矢倉囲いが好きじゃないので、雀刺しという速攻型の攻撃を使わないとすれば、比較的穴熊を使用することが多いです。将棋界最硬の防御陣にして、堅牢な布陣で有名だと思うけど、私の勝ちパターンはこいつで守り切るというのが一番多い。組むまでの手数が掛かるから、逆に速攻で押し切られることも少なくないのだけど、私は粘り勝ちが嫌いじゃないのでね。櫓よりは、よっぽど魅力的だと思うのだが……偉い人にはそれがわからんのですよ。まあ、そんなことを言ったところで、私が弱いことに変わりはないのだが。店主はなにせ、先代が道楽者、もとい遊び人、じゃなくて将棋が強かったから、それで鍛えられたのだろうが……負けっぱなしというのはあれなので少し研究することにしよう。
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