ヴァニタスの羊サウンドトラックCD、発売決定!
書くのをすっかり忘れていたのですが、3月にヴァニタスの羊の、サウンドトラックCDが発売されるそうです。昨年末に解散を発表した RococoWorksですが、最終作となってしまったヴァニタスの、せめてサントラだけでも出せないかという要望のもとに色々模索していたようで、先日 Twitterにて発表の方をしておりました。RococoWorksの解散については、私は未だ思うところがあるのですけど、サントラが出ること自体は素直に喜んでもいいでしょう。

古くはカタハネの頃からそうですけど、RococoWorksの作品は音楽に定評があり、ヴァニタスの羊のサントラに関しても、前々から発売して欲しいという声が多くありました。その念願がかなったわけですが、これが本当に最後だと思えば、素直に喜んでもいられないよね。まあ、決まったことであり、解散自体は既に昨年してしまったから、今更どうなるわけでもないのだけど、もう少しなにか出来なかったのかと、最近は思い悩むことも多い。
いや、悩んでも仕方のない事だとは分かってるんだけど、自分の中で整理がついてないとでも言うんですかね。エロゲブランドの解散なんて過去にいくらでもあったし、そういえばオーバーフローも資金繰りに失敗して活動休止になるんでしたっけ。この業界にはよくある話で、1年に1回は必ず聞くようなことだけど、RococoWorksに関しては存在が大きすぎたというかね。本当に大好きだったから。
一応、Twitterの方でパッケージ画像というか宣伝画像が公開されたんだけど、笛描き下ろしのテレーゼとモンニーになってます。他にも全体図ならクロードぐらいはいそうな気もするけど、久しぶりのテレーゼとその可愛らしさに私は少し元気になった。しかし、この画像を観るにテレーゼはマイク持って発売日告知しているのだけど……あれ? 喋れるようになったの? ヴァニタスの羊に関する不満で多く出ていたのは、失声症であるテレーゼが最終的に声を取り戻すことが出来なかったというのがあって、外傷性ならまだしも心因性が原因でしたし、普通はシナリオをクリアすれば治るものと思われていただけに、可哀想という声があったのですよ。そのフォローをしたというわけではないのかも知れないけど、こうやって発売日を告知しているテレーゼを見ると、可愛らしさ相成って温かい気持ちになれる。

私は今年を目処にヴァニタスの羊で本を出すつもりだけど、前々から考えていたネタだと、クロードとテレーゼしか登場せず、後はオリジナルになってしまうため、このまま書いてもいいものかと悩んでいます。そもそもオリキャラというのがあまり好きではない人だし、フラウエンとか兄様とか、その辺のキャラも折角なら出したいなぁと思ってたり。つまり、予め考えていた話とは別の話を用意する必要があるというわけで、どうしたものかなと。そんなに拘る必要はないとも思うんだけど、これが最初で最後の機会だろうからね。下手なものは出せないというか、私のRococoWorksやヴァニタスの羊という作品への想いを形にするわけだから……まあ、悩んじゃなうわけです。悩んでばかりだね、本当に。
最初はCOMIC1での発行を考えていたんだけど、新しい話を一から作るとなればさすがに時間が足りないから、早くて夏コミになりそうです。頑張ればコミ1でもなんとかなりそうな気はするんだけど、焦るあまりに中途半端なものとか出したくないじゃない。ヴァニタスの羊自体、そういう経緯をまとっている作品なんだから、同人とは言え、私は精一杯やりたい。義務ではないし責務でもないけど、それが出来る環境にあるのなら、ね。
オーバーフローの解散はなんとも思わないのに、既に2ヵ月近く経とうとしているRococoWorksの解散からは未だに立ち直れていないのは、決して私が弱いからではないと思う。多分、SphereというかCUFFSが解散しても、こんな気持ちを抱くことはないんじゃないかな。ごくたまにあるんですよ、人生の深い部分にまで食い込んでしまったものというのが。きっと、これもその類なんでしょう。

まあ、Jと笛は二人で活動を続けていくようですし、私は陰ながら応援を続けようかと思います。商業的な活動は今度のサントラで一時休止になるかも知れないけど、いつかまた、なにか形あるものを出してくれますよ。私はそれを待ち続けるし、ファンとしては今のところそれぐらいしか出来ないだろうからね。とりあえずはサントラの詳細というか続報を待つことにするけど、メロンブックスとかで買えるのかな。何処かの通販サイトだけ、みたいのは流石に面倒くさいからやめて欲しいのだけど、まあ、発売されるだけ御の字なのだから、贅沢も言っていられないね。

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