イモウトノカタチの公式サイトが更新されて、BGMが三曲ほど紹介されました。音を文章で伝えるというのはかなりの高等技術なわけだけど、こればっかりは実際に聴いてみてくれとしか言い様がないですね。私個人の感想を言えば、なかなかどうした、いい曲というか音色だったと思いますが、それ以上に書くこともないという表現の乏しさが情けない。他にもサブキャラクターのサンプルボイスが追加されましたけど、今日はそっちについて触れて行きましょうか。

既にボイスが追加済みであった学生組と違い、今回の追加された面々は非学生とも言うべき立場の面々です。主人公との関わりがどの程度なのかは分かりませんが、日常的な存在でないためか、聡里などにあったPRボイスはないですね。まあ、大人の場合は子供と違い、よりダイレクトに災害の恐怖を味わった世代でしょうから、学生特有の明るさや前向きさなどは出しづらいのかもしれない。efとかでもそうだったじゃないですか、主人公たちよりも年齢が上の人達は結構心に深い傷を負ってたりしてさ。まあ、あれの場合は災害ではなく震災だけど。
後発のサブキャラでもっとも注目されているのは、やはり白衣の医者兼科学者の律佳でしょうが、声を聴くと結構大人びた、というか大人であることが分かりますね。ボイスは恐らく主人公に対してのものだろうけど、立ち位置的にはミータの親といった感じで、彼女に対してかなり親心があるみたいだだ。あるいは自分の発明品に対する愛着かもしれないけど、良い人かはともかく、悪い人って感じはしませんね。
気になったのは同じく白衣の高階利夫で、彼のボイスはあたかも誰かと再会したかのような感じになっています。雪人に対して、公的には初対面と言っていることから、雪人と関係がある、ということだろうか? あるいは彼か、もしくはヒロインの親という可能性もある。雪人と千毬にしたころで、姓名は施設で付けられたものですから、高階が誰かの父親であり、家族を顧みなかった結果、犠牲にしてしまったと考えれば……あり得なくはないでしょう。

澄稀順也に関しては、まあ、ボイスを聞いても嫌な奴であること丸わかりですね。特に三番目のボイスは明らかにミータに向けて言われたものみたいだけど、実はミータって澄稀製薬が資金提供等をして完成したロボットなんだろうか? 介護ロボットだし、医療器具メーカーとか製薬会社が開発に一枚噛んでいても不思議はないよね。だとすれば、順也のああした物言いにも納得できるというか、彼は家柄や権威を笠に着た、居丈高な人間のようだし、ミータを人間ではなくどこまでもロボットとして考えているのかもしれない。もっとも、彼の台詞がミータに向けられたものと、確定したわけではありませんが。ペットロボットとか、お手伝いのメイドロボットがいてもおかしくはない。近未来が舞台なんだから。
しかし、この時点でメインキャラクター、サブキャラクター合わせて12人もいるわけか。更に追加キャラクターがあるかも知れないということで、ヨスガノソラと比べると凄い人数のようにも思えるけど、ヨスガだって立ち絵のあるキャラだけ数えれば11人ぐらいはいるんですよ。メインヒロインが5人に、サブヒロインが2人、サブキャラも3人いますからこの時点で10人だし、それに主人公のハルを加えれば11人と、単純な数で言えば同じぐらいでしょ? だから、殊更イモウトノカタチの方が人数多いってほどでもないと思う。そう感じられるのは、きっと相関図とかの影響なんだろうね。

体験版の公開もそろそろのようで、開発中の画面がスタッフ日記にアップされていましたが、割とメカニカルなウィンドウとメニューバーをしているね。近未来設定を意識しているのか、色合い的にはミータが一番しっくりきているけど、それより気になるのは各画像ですよね。一枚目はミータとの初対面として、二枚目はあやかとミータの仲の悪さ、あるいは相性の悪さをクローズアップし、そして三枚目は……聡里のあらぬ妄想に、美優樹と千毬が原を立てている、といったところか。恋愛か性愛に関することだと思いますが、聡里の性格的にとんでもないことをサラリと言いそうだからなぁ。今月中に体験版が来ても早いってことはないと思うけど、今週か、それとも来週か。金曜の夜は常に予定を空けておく必要がありそうだ。

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