飛騨高山旅行記2日目~世界遺産に触れたとき~
2012年9月16日 アニメ・マンガ飛騨高山2日目と言うことで、この日は8時ぐらいに起きました。友人はもう少し早起きの方がと言ったのだけど、私は1日目の疲れもあるだろうし、慣れない土地で朝早くから行動するのもどうかと思ったので、8時ぐらいが丁度良いという判断をしました。テレビをつけたら丁度仮面ライダーウィザードがやっていて、まだ見たことがなかった我々はそのまま鑑賞することに。魔法がテーマのライダーというのは斬新でしたが、意外に中身はしっかりしていて、主人公や周囲の設定も固まっており、途中からでも違和感なく観ることが出来た。結構、面白いんじゃないでしょうか。
2日目の朝はホテルのレストランでバイキングと言うことで、和洋食のメニューがずらりと並んだところへ行きました。バイキングと言えば、総じて大したことがないと思われがちだけど、私はホテルの朝食というのが結構好きでね。洋食を中心に、朝からパクパクと食べることに。切り分けられたフレンチトーストがあったのでそれを主食に選んだのだけど、なんと円状の代を裏手に回ったら、ホットケーキが置いてあって少しショックを受ける。いや、フレンチトーストも良かったんですけどね、何というかほら、やっぱりホットケーキ食べたいじゃないですか。他にもフライドフィッシュやフライドポテト、ソーセージとベーコンに、オムレツやスクランブルエッグなど、洋食メニューは定番ながらも充実していたように思える。
一方、和食の方はといえば、白米に紅鮭は勿論、山のようにある焼きたらこや明太子、納豆などが取り放題で、友人は白米を食べてましたね。朝はお米を食べたい派だったのかは知りませんが、私は結局洋食を中心として済ませました。牛乳やアップルジュースも美味しくて、そういえば飛騨はアップルジュースも名物なんだっけ。
まあ、朝からそんなに入らないと言うこともあって、朝食は30分程度で済ませましたけど、明日もどうせ同じところで食べるから、という余裕のようなものが合ったんだと思う。その日だけしか食べられない、というならば、多少無理をしても入れただろうでしょうが、そうではないのだから別の良いかなと。ホットケーキを追加で食べなかったのは、そういう理由もありました。個人的にはフライドフィッシュが辺りで、フライドポテトと一緒にフッシュアンドチップスを楽しみましたが、私って本当に揚げ物好きだね。
部屋に戻ったら食後休憩もそこそこに、本日の観光へと繰り出すことに。バスがなかったので徒歩で駅前まで出ましたが、歩きでも10分ぐらいで普通に着きますね。2日目の午前中は寺社仏閣巡りと言うことで、とりあえず桜山八幡宮へ行きました。私と友人の共通見解として、おみくじを引くなら、やっぱりお寺よりも神社だろうというのがあって、私は八幡宮というものが結構好きだったから、駅からは少し遠いけれど行ってみることにしました。他にも神社は多数合ったけど、位置的に八幡宮だとその後の観光に結び付けやすくって。
桜山八幡宮は大きな鳥居が特徴的な神社だけど、私たちは正面ではなくて横から入ったため、鳥居をくぐって入ることが出来ませんでした。まさか、一端出て回ってくるわけにも行かず、仕方ないのでそのままお参り。おみくじも引きましたが、私は確か末吉だったかな? 微妙だけど、特に悪いことは書いてなかったから、別に良いのかな。帰りはちゃんと鳥居をくぐって、出たところが朝市の会場に近かったので、何ともなしに覗いていくことにしました。飛騨名物らしいけど、お味噌汁の試飲とか合って美味しかった。古い町並みとはまた違った土産物とか売ってたけど、荷物になるから買わないで、そのまま高山別院へと行きました。こちらはお寺ですが、本堂の中にタダで入れると言うこともあって、仏像を近くで見てきました。なにやら別館で展示のようなものもやっていたから、ついでにそれも見てきたけど、お賽銭以外はお金掛からないってのは良いものですね。
その後は昼食まで少しだけ時間が合ったから、またまた古い町並みに行って、昨日回避したソフトクリームを食べることに。飛騨牛乳ソフト、こちらも濃厚で、何より暑い日に氷菓というのは良いものです。昼食前にそんなもの食べて良いのかという感じだったけど、午後の予定が忙しかったこともあり、午前中に済ませておかないと、他に食べる暇もなかった物で。午後の予定に関しては後で書きますが、2日目は行った場所こそ少ないものの、かなりハードスケジュールだったように思います。それこそ、おやつを食べる暇もないぐらいには。
ちなみに前の日に貰ったタダ券は、この日まで有効だったのだけど、牛串以外には取り替えられないとのことで、ソフトクリームは自費で食べました。ケチな私にしては珍しいけど、今回の旅行は個人的にグルメツアーも兼ねていたから。故に昼食の場所も、私では信じられないほど豪華でした。
そんなわけで昼食は、高山陣屋から程近いキッチン飛騨というステーキ専門店に行きました。折角飛騨に来たのだから、一度ぐらいはまともな飛騨牛ステーキを食べておきたいという私の希望に、友人も同意してくれたから実現したのだけど、普段はどれだけ飲食を削れるかなんてけち臭いことばかり考えているだけあって、こんな高い店に入るのは何年ぶりか分かりません。人気のフレンチレストランと迷ったんだけど、キッチン飛騨はたまに横浜の物産展とかにも顔を出すし、最終的には知名度から無難な選択をした感じです。有名店だけあって、当日そのまま行っても入れないだろうと思い、ホテルの予約を済ませた後ぐらいに電話をして、12時ピッタシに席を取っておいて貰いました。それで店舗自体は5分前ぐらいに着いたのだけど、意外なことに入口はガラガラで、待っている客も私たちしかいなかった。時間厳守なのか、5分前だとすぐに通されなかったので試食のハムとか食べてたんだけど、やがて2階に席を用意してくれたとのことで、そちらで頂くことになりました。
飛騨牛のステーキと言うことで、キッチン飛騨にはA-3からA-5、さらにはそれを越える特選A-5クラスなんてのもあったんだけど、私は財布と相談しつつ、霜降りと赤身のバランスが良いらしい、A-4ランクのロースステーキを頼むことに。すると、友人はさも当然のようにA-5ランクのフィレステーキを頼んでおり、まあ、友人は肉の脂身が嫌いだからロースという選択肢はあり得ないんだけど、何とも思い切りの良い注文です。同じ150グラムだったけど、クラスが違うだけで、私の方が2000円も安いのね。一口頂いたけど、口の中で肉がとろけるとは、正にああいうことを言うのだろう。神奈川にもブランド牛の葉山牛がありますけど、飛騨牛のそれには一歩劣るかも知れない……もっとも、葉山牛はまだスーパーで売っているのしか食べたことないんだけどさ。
私のロースステーキも150グラムとは思えないボリュームで、そのまま塩胡椒味で食べても良いし、特製のステーキソースを掛けても良いし、とにかく本当にこれでもかと言うぐらい美味しかった! 多分、こんな贅沢は二度と出来ないね。
お腹も満腹、心も満足した状態で階下に降りると、なんとそこは人でごった返していました。どうやら、予約をしていないお客人が詰め掛けてきたみたいだけど、満席とのことで席が用意できないらしい。電話一本、その労を惜しむとどうなるのか、私はそれを実感したような気がしました。
午後は友人の希望で、世界遺産の白川郷へ行くことになりました。合掌造りの集落が見たいとのことで、それなら飛騨の里で良いじゃないと行ったのだけど、やっぱり本物が見たいらしい。最初はバスで行くことにしたのだけど、これが片道2600円ぐらいと結構高くて、私と有事の物書き師匠のアドバイスもあって、駅前でレンタカーを借りることにしました。こちらはホテルやレストランと違って直前に決めたことなので、車を確保するのに結構手間取ったのだけど、探せばやっぱり一台ぐらいはあるもので、何とか借りることが出来た。
私は免許を持っていないから、運転その他は友人任せとなってしまったのだけど、行きに関しては節約したいからと高速を使わずに白川郷へ向かいました。バスが高いのは高速道路を通るからだろうと言う話でしたが、それを使わないで白川郷へ行くことがどんなに大変か、このときの我々は全く理解していなかった。勿論、無事に到着はしたのですが、対向車線もないような山道をひたすら登り、時にはガードレールもないような道路をカーブしながら、遂には携帯の電波すら繋がらない山の頂上付近まで行ったような気がする。獣道、山道、まあ、言い方は色々あるのだろうけど、一つ間違えれば標高何メートルか分からないですが、とにかく山の上から真っ逆さまに落下する恐怖。友人は面白い道だから、是非ともマイカーで登りたかったと言ってましたが、下りはあまり走りたくないとかで、レンタカーの返却時間も考えて、帰りは高速道路を使いました。遠くから見ると分からないものですが、山もそこら中が穴だらけなのか、トンネルを25キロとか走っていたら、あっという間に高山まで戻れたような気がします。もっとも、白川郷にしたところで飛騨高山の一部には違いないですから、売っている土産物とかは、殆ど同じだったんですけどね。友人は合掌造りの集落がえらく気に入ったのか、写メにとって待ち受けにしていました。
帰りは前述のように高速を通って、ちょっとした用があったのでゲームセンターとマクドナルドに寄ったのだけど、これに関しては完全に無駄骨で終わりました。ゲーセンに寄ったのはバーチャロンあるかな? と思ったからなんですが、セガワールドにもないってことは、完全に筐体はなくなったようですね。マックに関しては、とてもしょうもない理由で入店したのだけど、ここで一つ事件がありまして。注文前にちょっとトイレにと思ったら、急に地面が沈んだのですよ。左足がこう、ストンって感じに。てっきり地面にくぼみでもあるのかと思ったら、どうにもそうじゃないらしい。編だなと思ってトイレに入り、用を足している最中に気付きました。靴の踵がなくなっていることに。
私が旅行に履いていったのは革靴もどきというか、仕事のない日に履いていた靴なんだけど、スニーカーとかじゃないから寺社仏閣の石段とかが苦手でね。あんまり旅行向きじゃないなと思っていたものの、仕事用の靴を除いてはそれともう一足ぐらいか持っていなかったし、そっちは穴が開いて壊れていたこともあり、革靴もどきを選択したんですよ。でも、長旅に疲れたのか、たまたま立ち寄ったマックで寿命が尽きてしまったんですね。取れた踵は店内にあったので確保しましたが、さて、こいつをどうするよと言う話になって。
ホテルの前にチェーン店と思わしき靴屋があったから、そこに持ち込んで直すか、あるいは新しい物を買うかとも考えたんだけど、修理するにしろ、新品を買うにせよお金が掛かりますし、お土産代にも乏しい身としては、そんなことにお金を使いたくはありません。そこで、殆どダメ元だったんですが、ホテルに戻ったら、預けていた部屋の鍵を貰うと同時に、「靴が壊れたんですけど、接着剤とかありませんか?」と訊いてみることに。すると、どこからともなく革靴様の接着剤を出してくれて、私なんとか踵をくっつけることに成功しました。完全に接着しきるまでは時間が掛かるだろうけど、ホテル内はスリッパで移動できるし、重しでも乗せて朝まで放置すればいいやと、靴の中に部屋にあった椅子の足を入れる形で固定しました。まったく、まさか靴が壊れるとは思わなかった。
2日目の風呂は昨日と違う露天風呂だったけど、こちらは地下にあるせいか、そんなに人もいませんでした。当然、昨日のように危険な幼女が襲来することもなく、待ったりとした時間を過ごすことが出来た。お互いそこまで風呂好きじゃなかったから、割とすぐに出ちゃったんだけど、女性とかは日に何回も温泉入るらしいですね。朝風呂とか、私にはちょっと想像できない文化です。
夕食は朝食と同じレストランで、やはりバイキングだったんだけど、友人はキッチン飛騨で食べたステーキに感動したこともあり、「飛騨牛は食べない」とか言いだして、オーダーバフェで頼める飛騨牛メニューを頼まないことに。まあ、キッチン飛騨が美味しすぎたのは同意するけど、なにも頼まないのはどうよと、私は飛騨牛の串カツというのを頼むことに。フライ好きだし、揚げた飛騨牛というのを試してみたかった。他にもパスタとかピザが頼めたので、ピザも貰いつつ、バイキングの方へ。何というか、決して不味くなかったのだけど、やっぱり肉を食べると物足りなさのようなものを感じました。串カツも美味しかったのですが、見た目は普通の玉葱入り串カツで、味も平凡だったから評価のしようがなかった。ただ、ピザの方は所謂アメリカン形式のそれではなく、石窯で焼いたピッツァと称するに相応しい物で、小さいサイズを頼んだのに結構なボリュームがあり、それだけでお腹一杯になってしまった。本当はパスタとかも注文したかったのだけど、流石に入らないと言いますか。
このとき友人と話したのだけど、私たちもいい加減いい年になったのか、あまりバクバクとものを食べられなくなりました。単純に疲れていたからかも知れませんが、多分、そうじゃないんだと思います。学生の頃とかは、どこにそんな入るんだと言うぐらい食べられた気がするし、ましてやバイキングなんて、少し休憩もすれば、すぐさま再開とか普通でしたからね。それが出来ないと言うことは、やはり我々も若くないのでしょう。早々にデザートのソフトクリーム、こちらはコーンじゃなくて器に入れる感じでしたが、これを食べてました。そういや、朝食と違って夕食は飲み物が別料金で、水とコーヒー以外は飲み放題じゃりませんでした。まあ、水飲んでれば良いかと言うことで水飲んでましたけど、牛乳とリンゴジュースぐらいは朝もあったのだから、置いてあると嬉しかったな。
部屋に戻ったら双方の趣味と言うこともあり、持参したドラえもんの映画を観ました。友人のノートPCが調子悪かったので、DVDも結構観られないのが多くて、数ある中でも選んだのは日本誕生と、かなり無難なチョイスになりました。今は亡き藤子・F・不二雄がもっとも思い入れの強かった映画だそうですが、私も比較的好きな部類に入ります。
物書き二人で映画を観ると、何だかんだで作品の内容や物語構成に話が傾きがちで、このシーンまで運ぶためにこんな計算がされているとか、これは先の展開に繋がる重要な台詞だとか、日本誕生を観たことがない第三者がその場にいたら、間違いなくぶん殴られているであろう会話をしながら、割と真剣に映画鑑賞してました。なんていうか、物書きの性なんだろうね。お互いに何遍も観ている映画だったのもあるんだろうけど、たまにはこういう見方をするのも悪くないと、それなりに楽しんでました。実はこの映画ってテレビ放送されると、必ずカットシーンが複数入るのだけど、実際にフルバージョンを観てみると、確かに単調というか、特に必要ないように思えてしまうのよね。劇場で観ればまた違うのかも知れないけど、カットされても全く問題なしに観られるわけだから、良く出来てるというべきなんだろうか。最初からいらなかったという程でもないのだけど、私の年代的にテレビ放送でドラえもんの映画を観だしたのが日本誕生より少し前という感じだったから、単に印象が強いだけなのかな。あれも、24年前の映画か……
ドラえもんを見終わった後は、明日に備えてさっさと寝ることに。特急の時間はそれほど早くないのだけど、お土産を買ったりする時間もあるので、今日よりも30分目覚ましを早くセットしました。起きられるかどうかはともかく、最終日にもたもたとかしたくないですからね。余裕があれば、もう一本ぐらいドラえもんを観たかったのだけど、それはまたの機会ということにしました。実はノートPCの調子が悪いこともあって、前日に観ることが出来なかったのよね。だから、テレビで何故かやっていたレッドクリフPartⅡを観ていたのだけど、実は三国志好きのくせに観たことない映画だったから、結構面白かった。
そんなこんなで、飛騨高山2日目の夜は更けていきましたとさ。明日は最終日、特に何があるわけでも無いのだけど、とりあえず次の日記で。
2日目の朝はホテルのレストランでバイキングと言うことで、和洋食のメニューがずらりと並んだところへ行きました。バイキングと言えば、総じて大したことがないと思われがちだけど、私はホテルの朝食というのが結構好きでね。洋食を中心に、朝からパクパクと食べることに。切り分けられたフレンチトーストがあったのでそれを主食に選んだのだけど、なんと円状の代を裏手に回ったら、ホットケーキが置いてあって少しショックを受ける。いや、フレンチトーストも良かったんですけどね、何というかほら、やっぱりホットケーキ食べたいじゃないですか。他にもフライドフィッシュやフライドポテト、ソーセージとベーコンに、オムレツやスクランブルエッグなど、洋食メニューは定番ながらも充実していたように思える。
一方、和食の方はといえば、白米に紅鮭は勿論、山のようにある焼きたらこや明太子、納豆などが取り放題で、友人は白米を食べてましたね。朝はお米を食べたい派だったのかは知りませんが、私は結局洋食を中心として済ませました。牛乳やアップルジュースも美味しくて、そういえば飛騨はアップルジュースも名物なんだっけ。
まあ、朝からそんなに入らないと言うこともあって、朝食は30分程度で済ませましたけど、明日もどうせ同じところで食べるから、という余裕のようなものが合ったんだと思う。その日だけしか食べられない、というならば、多少無理をしても入れただろうでしょうが、そうではないのだから別の良いかなと。ホットケーキを追加で食べなかったのは、そういう理由もありました。個人的にはフライドフィッシュが辺りで、フライドポテトと一緒にフッシュアンドチップスを楽しみましたが、私って本当に揚げ物好きだね。
部屋に戻ったら食後休憩もそこそこに、本日の観光へと繰り出すことに。バスがなかったので徒歩で駅前まで出ましたが、歩きでも10分ぐらいで普通に着きますね。2日目の午前中は寺社仏閣巡りと言うことで、とりあえず桜山八幡宮へ行きました。私と友人の共通見解として、おみくじを引くなら、やっぱりお寺よりも神社だろうというのがあって、私は八幡宮というものが結構好きだったから、駅からは少し遠いけれど行ってみることにしました。他にも神社は多数合ったけど、位置的に八幡宮だとその後の観光に結び付けやすくって。
桜山八幡宮は大きな鳥居が特徴的な神社だけど、私たちは正面ではなくて横から入ったため、鳥居をくぐって入ることが出来ませんでした。まさか、一端出て回ってくるわけにも行かず、仕方ないのでそのままお参り。おみくじも引きましたが、私は確か末吉だったかな? 微妙だけど、特に悪いことは書いてなかったから、別に良いのかな。帰りはちゃんと鳥居をくぐって、出たところが朝市の会場に近かったので、何ともなしに覗いていくことにしました。飛騨名物らしいけど、お味噌汁の試飲とか合って美味しかった。古い町並みとはまた違った土産物とか売ってたけど、荷物になるから買わないで、そのまま高山別院へと行きました。こちらはお寺ですが、本堂の中にタダで入れると言うこともあって、仏像を近くで見てきました。なにやら別館で展示のようなものもやっていたから、ついでにそれも見てきたけど、お賽銭以外はお金掛からないってのは良いものですね。
その後は昼食まで少しだけ時間が合ったから、またまた古い町並みに行って、昨日回避したソフトクリームを食べることに。飛騨牛乳ソフト、こちらも濃厚で、何より暑い日に氷菓というのは良いものです。昼食前にそんなもの食べて良いのかという感じだったけど、午後の予定が忙しかったこともあり、午前中に済ませておかないと、他に食べる暇もなかった物で。午後の予定に関しては後で書きますが、2日目は行った場所こそ少ないものの、かなりハードスケジュールだったように思います。それこそ、おやつを食べる暇もないぐらいには。
ちなみに前の日に貰ったタダ券は、この日まで有効だったのだけど、牛串以外には取り替えられないとのことで、ソフトクリームは自費で食べました。ケチな私にしては珍しいけど、今回の旅行は個人的にグルメツアーも兼ねていたから。故に昼食の場所も、私では信じられないほど豪華でした。
そんなわけで昼食は、高山陣屋から程近いキッチン飛騨というステーキ専門店に行きました。折角飛騨に来たのだから、一度ぐらいはまともな飛騨牛ステーキを食べておきたいという私の希望に、友人も同意してくれたから実現したのだけど、普段はどれだけ飲食を削れるかなんてけち臭いことばかり考えているだけあって、こんな高い店に入るのは何年ぶりか分かりません。人気のフレンチレストランと迷ったんだけど、キッチン飛騨はたまに横浜の物産展とかにも顔を出すし、最終的には知名度から無難な選択をした感じです。有名店だけあって、当日そのまま行っても入れないだろうと思い、ホテルの予約を済ませた後ぐらいに電話をして、12時ピッタシに席を取っておいて貰いました。それで店舗自体は5分前ぐらいに着いたのだけど、意外なことに入口はガラガラで、待っている客も私たちしかいなかった。時間厳守なのか、5分前だとすぐに通されなかったので試食のハムとか食べてたんだけど、やがて2階に席を用意してくれたとのことで、そちらで頂くことになりました。
飛騨牛のステーキと言うことで、キッチン飛騨にはA-3からA-5、さらにはそれを越える特選A-5クラスなんてのもあったんだけど、私は財布と相談しつつ、霜降りと赤身のバランスが良いらしい、A-4ランクのロースステーキを頼むことに。すると、友人はさも当然のようにA-5ランクのフィレステーキを頼んでおり、まあ、友人は肉の脂身が嫌いだからロースという選択肢はあり得ないんだけど、何とも思い切りの良い注文です。同じ150グラムだったけど、クラスが違うだけで、私の方が2000円も安いのね。一口頂いたけど、口の中で肉がとろけるとは、正にああいうことを言うのだろう。神奈川にもブランド牛の葉山牛がありますけど、飛騨牛のそれには一歩劣るかも知れない……もっとも、葉山牛はまだスーパーで売っているのしか食べたことないんだけどさ。
私のロースステーキも150グラムとは思えないボリュームで、そのまま塩胡椒味で食べても良いし、特製のステーキソースを掛けても良いし、とにかく本当にこれでもかと言うぐらい美味しかった! 多分、こんな贅沢は二度と出来ないね。
お腹も満腹、心も満足した状態で階下に降りると、なんとそこは人でごった返していました。どうやら、予約をしていないお客人が詰め掛けてきたみたいだけど、満席とのことで席が用意できないらしい。電話一本、その労を惜しむとどうなるのか、私はそれを実感したような気がしました。
午後は友人の希望で、世界遺産の白川郷へ行くことになりました。合掌造りの集落が見たいとのことで、それなら飛騨の里で良いじゃないと行ったのだけど、やっぱり本物が見たいらしい。最初はバスで行くことにしたのだけど、これが片道2600円ぐらいと結構高くて、私と有事の物書き師匠のアドバイスもあって、駅前でレンタカーを借りることにしました。こちらはホテルやレストランと違って直前に決めたことなので、車を確保するのに結構手間取ったのだけど、探せばやっぱり一台ぐらいはあるもので、何とか借りることが出来た。
私は免許を持っていないから、運転その他は友人任せとなってしまったのだけど、行きに関しては節約したいからと高速を使わずに白川郷へ向かいました。バスが高いのは高速道路を通るからだろうと言う話でしたが、それを使わないで白川郷へ行くことがどんなに大変か、このときの我々は全く理解していなかった。勿論、無事に到着はしたのですが、対向車線もないような山道をひたすら登り、時にはガードレールもないような道路をカーブしながら、遂には携帯の電波すら繋がらない山の頂上付近まで行ったような気がする。獣道、山道、まあ、言い方は色々あるのだろうけど、一つ間違えれば標高何メートルか分からないですが、とにかく山の上から真っ逆さまに落下する恐怖。友人は面白い道だから、是非ともマイカーで登りたかったと言ってましたが、下りはあまり走りたくないとかで、レンタカーの返却時間も考えて、帰りは高速道路を使いました。遠くから見ると分からないものですが、山もそこら中が穴だらけなのか、トンネルを25キロとか走っていたら、あっという間に高山まで戻れたような気がします。もっとも、白川郷にしたところで飛騨高山の一部には違いないですから、売っている土産物とかは、殆ど同じだったんですけどね。友人は合掌造りの集落がえらく気に入ったのか、写メにとって待ち受けにしていました。
帰りは前述のように高速を通って、ちょっとした用があったのでゲームセンターとマクドナルドに寄ったのだけど、これに関しては完全に無駄骨で終わりました。ゲーセンに寄ったのはバーチャロンあるかな? と思ったからなんですが、セガワールドにもないってことは、完全に筐体はなくなったようですね。マックに関しては、とてもしょうもない理由で入店したのだけど、ここで一つ事件がありまして。注文前にちょっとトイレにと思ったら、急に地面が沈んだのですよ。左足がこう、ストンって感じに。てっきり地面にくぼみでもあるのかと思ったら、どうにもそうじゃないらしい。編だなと思ってトイレに入り、用を足している最中に気付きました。靴の踵がなくなっていることに。
私が旅行に履いていったのは革靴もどきというか、仕事のない日に履いていた靴なんだけど、スニーカーとかじゃないから寺社仏閣の石段とかが苦手でね。あんまり旅行向きじゃないなと思っていたものの、仕事用の靴を除いてはそれともう一足ぐらいか持っていなかったし、そっちは穴が開いて壊れていたこともあり、革靴もどきを選択したんですよ。でも、長旅に疲れたのか、たまたま立ち寄ったマックで寿命が尽きてしまったんですね。取れた踵は店内にあったので確保しましたが、さて、こいつをどうするよと言う話になって。
ホテルの前にチェーン店と思わしき靴屋があったから、そこに持ち込んで直すか、あるいは新しい物を買うかとも考えたんだけど、修理するにしろ、新品を買うにせよお金が掛かりますし、お土産代にも乏しい身としては、そんなことにお金を使いたくはありません。そこで、殆どダメ元だったんですが、ホテルに戻ったら、預けていた部屋の鍵を貰うと同時に、「靴が壊れたんですけど、接着剤とかありませんか?」と訊いてみることに。すると、どこからともなく革靴様の接着剤を出してくれて、私なんとか踵をくっつけることに成功しました。完全に接着しきるまでは時間が掛かるだろうけど、ホテル内はスリッパで移動できるし、重しでも乗せて朝まで放置すればいいやと、靴の中に部屋にあった椅子の足を入れる形で固定しました。まったく、まさか靴が壊れるとは思わなかった。
2日目の風呂は昨日と違う露天風呂だったけど、こちらは地下にあるせいか、そんなに人もいませんでした。当然、昨日のように危険な幼女が襲来することもなく、待ったりとした時間を過ごすことが出来た。お互いそこまで風呂好きじゃなかったから、割とすぐに出ちゃったんだけど、女性とかは日に何回も温泉入るらしいですね。朝風呂とか、私にはちょっと想像できない文化です。
夕食は朝食と同じレストランで、やはりバイキングだったんだけど、友人はキッチン飛騨で食べたステーキに感動したこともあり、「飛騨牛は食べない」とか言いだして、オーダーバフェで頼める飛騨牛メニューを頼まないことに。まあ、キッチン飛騨が美味しすぎたのは同意するけど、なにも頼まないのはどうよと、私は飛騨牛の串カツというのを頼むことに。フライ好きだし、揚げた飛騨牛というのを試してみたかった。他にもパスタとかピザが頼めたので、ピザも貰いつつ、バイキングの方へ。何というか、決して不味くなかったのだけど、やっぱり肉を食べると物足りなさのようなものを感じました。串カツも美味しかったのですが、見た目は普通の玉葱入り串カツで、味も平凡だったから評価のしようがなかった。ただ、ピザの方は所謂アメリカン形式のそれではなく、石窯で焼いたピッツァと称するに相応しい物で、小さいサイズを頼んだのに結構なボリュームがあり、それだけでお腹一杯になってしまった。本当はパスタとかも注文したかったのだけど、流石に入らないと言いますか。
このとき友人と話したのだけど、私たちもいい加減いい年になったのか、あまりバクバクとものを食べられなくなりました。単純に疲れていたからかも知れませんが、多分、そうじゃないんだと思います。学生の頃とかは、どこにそんな入るんだと言うぐらい食べられた気がするし、ましてやバイキングなんて、少し休憩もすれば、すぐさま再開とか普通でしたからね。それが出来ないと言うことは、やはり我々も若くないのでしょう。早々にデザートのソフトクリーム、こちらはコーンじゃなくて器に入れる感じでしたが、これを食べてました。そういや、朝食と違って夕食は飲み物が別料金で、水とコーヒー以外は飲み放題じゃりませんでした。まあ、水飲んでれば良いかと言うことで水飲んでましたけど、牛乳とリンゴジュースぐらいは朝もあったのだから、置いてあると嬉しかったな。
部屋に戻ったら双方の趣味と言うこともあり、持参したドラえもんの映画を観ました。友人のノートPCが調子悪かったので、DVDも結構観られないのが多くて、数ある中でも選んだのは日本誕生と、かなり無難なチョイスになりました。今は亡き藤子・F・不二雄がもっとも思い入れの強かった映画だそうですが、私も比較的好きな部類に入ります。
物書き二人で映画を観ると、何だかんだで作品の内容や物語構成に話が傾きがちで、このシーンまで運ぶためにこんな計算がされているとか、これは先の展開に繋がる重要な台詞だとか、日本誕生を観たことがない第三者がその場にいたら、間違いなくぶん殴られているであろう会話をしながら、割と真剣に映画鑑賞してました。なんていうか、物書きの性なんだろうね。お互いに何遍も観ている映画だったのもあるんだろうけど、たまにはこういう見方をするのも悪くないと、それなりに楽しんでました。実はこの映画ってテレビ放送されると、必ずカットシーンが複数入るのだけど、実際にフルバージョンを観てみると、確かに単調というか、特に必要ないように思えてしまうのよね。劇場で観ればまた違うのかも知れないけど、カットされても全く問題なしに観られるわけだから、良く出来てるというべきなんだろうか。最初からいらなかったという程でもないのだけど、私の年代的にテレビ放送でドラえもんの映画を観だしたのが日本誕生より少し前という感じだったから、単に印象が強いだけなのかな。あれも、24年前の映画か……
ドラえもんを見終わった後は、明日に備えてさっさと寝ることに。特急の時間はそれほど早くないのだけど、お土産を買ったりする時間もあるので、今日よりも30分目覚ましを早くセットしました。起きられるかどうかはともかく、最終日にもたもたとかしたくないですからね。余裕があれば、もう一本ぐらいドラえもんを観たかったのだけど、それはまたの機会ということにしました。実はノートPCの調子が悪いこともあって、前日に観ることが出来なかったのよね。だから、テレビで何故かやっていたレッドクリフPartⅡを観ていたのだけど、実は三国志好きのくせに観たことない映画だったから、結構面白かった。
そんなこんなで、飛騨高山2日目の夜は更けていきましたとさ。明日は最終日、特に何があるわけでも無いのだけど、とりあえず次の日記で。
コメント