レッスルエンジェルスサバイバー2についてということで、今回はキャラクター編です。公式サイトが消滅しているから、詳しい解説を書いても読んだ人は確認することが出来ないんだけど、そこはまあ、ネットの力を駆使して各々調べてもらえればと思います。無印のサイトはサクセスの方に残ってるんだけど、あっちは何せキャラが少ないし、外国人レスラーのグラフィックが違いますからね。サバイバー2で大量に新キャラでたことを考えれば、無印のサイトはやや不足気味なのです。

けど、私がサバイバーシリーズで気に入っているキャラ、特に好んで使うヒロインという意味でなら、実は無印の頃から登場しています。レッスルエンジェルスは20年の歴史があるシリーズであり、キャラクターの殆どは過去作品にも出ていた往年のレスラーに当たるわけだけど、サバイバーで追加されたキャラというのも結構いて、そんな中でも私はノエル白石、杉浦美月、相羽和希の3人からなる、コーヒーブレイクトリオを自団体のメインに据えることが多いです。
通称、CBTと呼ばれる彼女たちは、前述のとおりサバイバーからの新キャラであり、レスラーとしては同期、同世代の3人組です。これだけなら単に年齢の近いキャラというだけ済まされそうなものですが、実はこの3人って友達トリオとして絡むことが多いんですよね。ゲーム自体はストーリー性のないものですから、シナリオでどうのこうのってことはないのだけど、サバイバーのHPにあるゲーム概要のページ、そこにおまけとして公開されたCoffeebreakにおいて、とても個性的且つ仲の良い掛け合いを見せてくれたんですね。3人ともサバイバーからの新キャラですし、年齢の近い同期キャラということもあって、自然にファンもセット、トリオで考えるようになりました。店舗特典の図書カードでも3人揃って描かれてましたし。私も前々から作品を知っていれば、きっといまじんで買ったことでしょう。

コーヒーブレイクトリオというのは、上記にあるCoffeebreakからファンが命名して浸透していったトリオ名だけど、これが原作に逆輸入されて、ほぼ正式名称になったのも3人を強く印象付ける結果になりました。3人1組のCBTはサバイバー2になっても密接な繋がりを見せることが多く、特に性格的に主役級の扱いを受けることが多い相羽和希を中心に、正に新世代、サバイバー以降のニュージェネレーションとして台頭していくことになります。
そんな3人の解説を個別にしていくと、まずはスポコン娘のキャッチコピーを持つ相羽和希。石川県の出身で、格闘経験はないものの、テレビで見たプロレスの試合に感動してプロレスラーを目指し始めたというのが主なプロフィールです。何か秀でたものがあるわけでも、豊かな才能やセンスに恵まれているわけでもないのだけど、スポコン娘と言われるようにとにかく根性があって、何事にも一生懸命取り組む姿は自然と応援したくなる、そんな魅力にあふれてます。バカキャラということになってますが、本人はバカと言われることを気にしているらしい。体格的には163センチと、女子にしては大きい方ですが、レッスルエンジェルス的には平均でもあり、中には170センチや最長で190センチの長身キャラもいるので、サイズ的には普通ですね。ただ、CBTの中でなら一番背が高く、3サイズも大きいという。まあ、後者に関してはだからどうした、という話なのだけど。主に投げ技を得意としていて、必殺技のスターライトジャーマンは、レスラーとして星の輝を秘めた彼女に最も相応しいものだと思う。

次に戦闘用精密機械と、素直にファイティングコンピューターとでも書けばいいキャッチコピーを持っているのは杉浦美月。岐阜県の出身で、小柄な体格を戦略でカバーする頭脳派レスラーとして活動しています。サバイバーでは恐らく唯一の眼鏡っ娘であり、それがまた理知的なイメージを強く印象付けるといいますか、とにかくクールな人です。対戦相手の分析に定評があり、勝利後のコメントにもそこに言及することが多い。主体とする技が関節技というのも、彼女のクールで知性的な部分を強調しており、一見するとスポコン娘の相羽や、後述するノエルとは合わない感じがするのだけど、実は設定として寂しがり屋な一面があり、相羽やノエルに掛ける言葉からは面倒見の良さも観られます。だから、感情を出さないようで、結構良い友達付き合いをしているんでしょうね。小柄とされる体格は身長156センチと、こちらも女子的に必ずしも低いものじゃないのだけど、レッスル的にはそうでもなくて、軽量級の選手として、ジュニア戦に出ることが出来ます。
現実世界の女子プロレスだと、ジュニアは軽量級ではなく経験の浅い選手を指すらしく、実際にサバイバーの頃はある程度年齢のいった選手はジュニアベルトのタイトルマッチに出ることが出来なくなりました。しかし、2になってからは仕様も変わり、体格の小さい選手ならば何歳でもジュニア戦に出れるようになって、美月やノエルは20歳過ぎてもジュニアチャンピオンになれるんですね。これが結構良いシステムで、大器晩成タイプなどは成熟しきった頃にジュニアタイトルを総なめに出来たりするという。要は無双ですよ、無双。
勿論、ヘビータイトルにも挑戦できますし、その気になればジュニア、タッグ、ヘビーのすべてを手に入れることも可能です。サバイバー2に致命的なバグが一つあって、関節技の必殺技が、必殺技補正されず極めにくいというのがあるんですけど、超重量級の選手といえど関節技が効かないということはなく、美月など小柄な選手であろうと、強豪選手を倒すことは可能になっています。美月は相羽やノエルと違ってピーク時が短く、二十代も中盤前には衰えを見せるようになるのだけど、その寸前ギリギリまで鍛え上げれば、国内外でも有数のファイターになるし、強力な一撃はないにせよ、その多彩な戦いぶりには眼を見張るものがあると思う。

ピュアファイターのキャッチコピーを持つノエル白石は、プライベートはもちろん試合中でもボーっとしていることが多い、のんびり屋の不思議系キャラクターです。身長157センチ、3サイズも美月と大差ないのですが、特筆すべきはこの子がパワー系レスラーということであり、細身の体からは想像も出来ない筋力を持っており、その怪力を使ったパワー技で相手をねじ伏せる事が出来るということです。CBTの中では最もポテンシャルが優れており、最終的な成長具合は群を抜いています。むとめの愛称で知られる武藤めぐみや結城千種といった、新世代のエースと互角に渡り合うことも出来、鍛え上げればどこまでも強くなる無限の可能性を秘めているようにさえ感じさせる。ちなみに、私が一番好きなヒロインでもあります。
のんびりとした不思議系のキャラクターなのに、パワーファイトを得意としているというギャップも面白いですし、声も可愛いんだこれが。体格的にジュニア選手なんだけど、ジュニアでパワー技を使うのって数えるほどしかいなくて、ノエルはその中でも抜きん出ている。サバイバー2では固有必殺技のノエルズ・ツリーというベア・ハッグを使い、容赦無い威力で対戦相手を相手を圧倒する……美月で早々に締めあげるのも好きなんだけど、やっぱり力こそパワーですよ。
ノエルはそのボーっとした性格から、他の二人に心配されていることが多く、試合前も「今日はボーっとしてちゃダメだよ」とか、「今日はボーっとしてちゃダメですよ」と注意されることがあります。対するノエルも、二人とタッグが組めることが嬉しいのか、「一緒、一緒……♪」と喜ぶことがあって、仲の良さが伺えます。ただ、残念なのはCBTってベターパートナーではあっても、ベストパートナーとは書かれないんですよね。そこが、むとめとの違いというか、そこは是非ベストタッグにして欲しかった。

私としては是非新作を出して欲しいのだけど、会社が解散しちゃっただけに望みは薄いですね。また、十年ほどまたなければいけないのか、それともどこかが拾ってくれるのを待つか。ブシロード辺りがやってくれなかなと常々思ってるんだけど、無理なのかな。あそこは新日買収して、今プロレスに持ちから入れてますから、ギャルゲー要素のある女子プロゲーなら、ある程度のヒットも見込めるんじゃないかと。元がカードバトルだから、本業のカードゲーム化も難しくなさそうだし。
まあ、CBT以外にも育てていたいキャラは沢山いるし、冬コミ作業が本格化するまではしばらくプレイするのもありかな。流石にプレイ動画とかは作らないけど。

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