年忘れ企画第二弾ということで、今日は漫画です。私はあまり漫画というものを読む方じゃなくて、たまに職場で貰うのをパラパラめくる程度なんだけど、この作品に関しては事前情報なしに店頭で一目惚れしました。しかも、発売されたコミックを見て、ではなく、これから発売されますよと言うチラシで。確か、ゲマ屋本店だったかな。階段だったかに貼ってあって、なにかの拍子に見かけたのが、まさに運命の出会いでした。すぐにネットで情報を検索し、特典が沢山出ることを知って集めることを決意。読んだこともない、チラシしか見たことのない作品を。そしてそれが、今年一番の良い買い物になった。

ご注文はうさぎですか?と言う作品は、まんがタイムきららMAXで連載している4コマ漫画で、この日記でもコミックスの1巻を始め、何度か取り上げていますね。日本のどこかにあると思われる、木組みの家と石畳の街を舞台に、個性的なヒロイン達の日常を描いた作品です。主人公のココアが居候するラビットハウスという喫茶店をメインに展開される話は、昨今ありがちな萌え系日常4コマにしてはネタが立っており、非常に読み甲斐があった。
作者の題材に対する知識量が豊富なのか、設定やネタに全く無理がなく、自然と受け入れられるんですよね。それでいて、絵柄やキャラの可愛らしさが際立っているから、純粋にクスクスと楽しめてしまう魅力がある。丁度、私の手元には先頃発売されたMAXの2013年2月号がありますけど、最新号でも心を温めて貰いました。何というか、癒やしってのはこういうことを言うんでしょうね。物語そのものにある無邪気さが、私の感性にピッタリと一致したんだろうか。多分、漫画作品としては数年ぶりに入れ込んでると思います。
コミックスを大量購入したのには、特典以外にも理由があって、1巻とMAXの5月号だったか? それを買って応募する、限定100名のフルカラー冊子というのに興味があって。作者のKoiさんはカラーが非常に鮮やかで、私が好きなタイプの色合いなんですよね。それが作品全体にも浸透しているというか、良い色を出しているんだよ。あぁ、自分の求めていたものはここに合ったのかって感じがしてさ。
私が同じく買っている4コマ漫画と言えば、ブレイドで連載しているスケッチブックがありますけど、アレは色が濃すぎて逆にモノクロに見えてしまうと言う。アニメのタイトル、full color’sだったのにね。

MAXでは金色モザイクのアニメ化も発表され、本作も次ぐらいに内定していそうな予感がするけど、私としてはもう少し巻数を溜めて貰いたい。最近は、1,2巻しか出ていない作品をアニメ化しすぎだと思うし。4コマ漫画の青田買いといいますか。せめて、4巻ぐらいは出ていて欲しいんだけど、それじゃ遅いという考えがあるのかも知れない。
まあ、それは良いとしても、1巻以降の本誌では登場キャラクターが増えたり、ティッピーの秘密が僅かながら明かされたりしてますけど、これに関してはちょっと予想外だった。てっきり私は、チノのおじいちゃんが魔法か呪いでも掛けられてウサギの姿をしているんだとばかり思ってましたが、実際におじいちゃんが亡くなったのは事実であり、ティッピーというアンゴラうさぎはラビットハウスで飼われていたペットみたいですね。そのペットに、おじいちゃんの魂なりが乗り移ったというのが正解らしい。チノも詳しい理由などは知らないらしいけど。
新キャラの青山さんも良い感じですね。私は職業柄、作家系のキャラには少し苦手意識があるんだけど、この人は文学少女がそのまま大人になりましたって感じで、個性的なようでそこまで癖がなかったりする。あと、チノのクラスメイトたちも良い味を出してますね。まだまだサブキャラといった感じですが、青山さんみたいにこの所全話登場している人もいますし、今後の活躍にも期待できそうです。チノと同じ目線、年代の子がいるってのは良いことだと思うんだ。

2巻がいつ頃出るのかは知りませんが、1巻が確か2月だった気がするので、来年の割と早い時期には出るのかな? まだ分からないけど、雑誌で読んでいるとは言え、私にとってはとても好きな作品だから、普通にコミックスを買いそろえるのだと思います。そういった意味でも、アニメ化にはしばしの猶予が欲しいですね。アニメからのファンが入ってくるのが必ずしも悪いことだとは言わないけど、今しばらく箱の癒やしの空間で、ノンビリとコーヒーを飲んでいたいから。まあ、私は実のところコーヒー苦手なんだけどねw お菓子は洋菓子が好きだけど、普段はお茶ばかり飲んでるから、甘兎庵の方が性に合っているのかも知れない。ハーブティーは……うん、紅茶の方が良いかな。

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