くすはらゆい連載コラム『となりのヒロインさん☆』第19回 感想
2016年11月2日 くすはらゆい
11月になりましたねぇ。明日は文化の日で、所謂飛び石連休らしいですが特に予定もありません。例年なら、何かしら芝居を観に行っていた気もするのだけど、今年はタイミングの問題か、これといって観劇の予定もなく。ああ、冬コミに受かっていたのでその準備とかしなくちゃいけませんね。おかげさまでスペースを頂き、夏に続いて東館に配置されました。
新刊としてはせかぽじ本と、くすはらゆい本で何かを予定しています。後者は色々考えているんだけど……まあ、それはまた後で。
さて、今月もくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」のお話でも。第19回と言うことで、このところは2016年出演作からのゲストが多いですね。前回はせかぽじから夢野いちご先生……じゃなくて、サキ・アイハラが来ましたし。11月時点で新作の商業エロゲだけでも10本出演していて、年内も4作品ほど残ってますから、ストックはまだまだあります。
そんな第19回のゲストは、これは少し意外だったんだけど、SAGA PLANETSが2016年7月に発売したフローラル・フローラブから、朱鷺坂七緒がやって来まし……いや、やって来たわけじゃありませんね。
以前も何度かありましたが、今回はゆいちゃんがキャラのいる場所を訪れるというシチュエーションでした。七緒がバイトしているしっぽ堂というケーキ屋に出向いて、バイト中の彼女を直撃という感じ。勿論、アポは事前に取ってます。
私のイメージではしっぽ堂ってケーキ屋さんなんだけど、コラム内にも書かれていたように名物はしっぽドーナツと呼ばれるドーナツなんですよね。ロールケーキとかシュークリームとか、そういうのを売りにしている洋菓子屋さんは多いけど、ドーナツって基本的に揚げ物だから、ケーキ屋よりもむしろパン屋で見かけることの方が多かったりする。
早めに着いたゆいちゃんをバックヤードに待たせつつ、バイト終わりに対談をする二人。七緒との対談の特徴は、フロフロの世界観に飛び込みながらも、話のメインは作品外……というか、ラジオについてが大きく扱われていましたね。くすはらゆい初の音泉進出となった聖ガブリエレ学園放送部ですが、ゆいちゃんとしてもやっぱり思い入れは強かったようで、ラジオの紹介と、秋野花さんと仲良くなれたことについて楽しそうに書かれていました。
ゲームの収録は基本的に一人でするものですから、複数人が登場するドラマCDでもない限りはなかなかブースで会うこともなくて、それこそ前後の人とたまにすれ違う程度、というのが殆どだと言います。けど、ゆいちゃんはそうしたすれ違いすら今まであまりなかったことから、ラジオでの共演を通じて秋野さんと仲良くなり、一緒にコラボカフェまで行けたことが嬉しかったようです。
私はフロラジと噛み合わない部分が多かったので、投稿リスナーとしては悔しさの残る番組ではあったんだけど、不定期配信の全6回という短い間で明確に番組の変化、あるいは秋野花さんがBugBugでインタビューに応えていたときにも書いたけど、パーソナリティとしての成長がはっきり伝わってきたから、そこが印象深かったかな。こんな風に書くと、ちょっと偉そうかな?
対談前の近況トークではよめがみのキャラソン収録について書かれていました。主題歌のカバーとはいえ、意外にもこれが初めてのキャラソンとなったゆいちゃんですが、元々歌うことは好きな人だから、本人も書いてますけど今後も縁があると良いですね。ただ、特典系のCDはなかなか再録が難しいこともあり、私は保存用にもう1本よめがみを買うかどうか迷っています。
出演作Hotいんふぉには発表されている今後の出演作が載っていましたが、興味深かったのは春音*アリスグラムが111月25日発売のままだったことかな。先頃延期した作品ですが、彼女と俺の恋愛日常が1月発売へ修正されていたのとは対照的。雑誌社への発表もギリギリか、あるいはユーザーと同時だったのだろうか? あと、HOOKのAmenity’s Lifeが掲載されていたのに対し、巻頭で特集記事が組まれていた人気声優のつくりかたが載ってなかったのはスペースの問題だろうか。
ゆいたんの近況・一言は世間話なので買って読んで貰うとして、他に特筆すべき記事は……今月号は何と言っても、あかべぇそふと系の新作発表が多かったですね。先月、レミニセンスのコンプリートエディションを発売したてぃ~ぐるですとか、後は暁WORKSやあっぷりけ、それにあかべぇそふとすりぃの発表済み新作についても記事があったかな?
例のソシャゲも含めて5~6作品はあったと思いますが、まずはてぃ~ぐるの新作「隣の少女(仮)」について。レミニセンスが暁の護衛の流れを汲んでいることから錯覚しがちですが、てぃ~ぐるってレミニセンスシリーズを除けば幻のディストピアだけですから、完全新作って実は久しぶりなんですよね。衣笠とトモセシュンサクのコンビで作ると言うことだけど、田舎が舞台だからか、ヒロインのオーラみたいな奴は少し地味かなって。
暁WORKSとあっぷりけの新作は、やや時代がかった……言い換えれば古くさい世界観に見えて、どこか幻想的な印象を受けました。一つは妖怪物で、もう一つはサスペンス、そして最後は青春群像劇。三作三様とでも言うべき感じですが、どれも現代劇なんだとは思います。前述の古くささと現代社会のミスマッチが、何とも言えない雰囲気を醸し出していると言いますか。
まあ、あかべぇそふとすりぃの黒パケも含めると幾ら姉妹ブランドとは言え何色もカラーを出しすぎではないかという懸念もある。働くオタクの恋愛事情は、うーん、どうなんだろ。前作と原画家が変わっていることが、果たして影響を与えるのか。
他の作品としては、MOONSTONEの仄暗き時の果てよりが気になったかも。いや、というのも最近は一時期と違ってエロゲもSFよりミステリとかサスペンスが受けるようになってきたんだなって。
これは一般エンタメにも言えることだけど、最近のユーザーってのは説明を多く求める節があって、作品内で何から何まで説明されないと物足りないどころか、それを欠点だと指摘することがあるんですね。シン・ゴジラとかそもそも突っ込むことがおかしい怪獣物とか、君の名はみたいな、少し不思議なライトSF程度ならともかく、今は謎解きという形で解説されるミステリの方がウケも良いんでしょう。結構前に、私は純粋にSFを楽しむなら、今はエロゲの方が良いのかもしれないなんてことを書いたと思いますが、それも時代の流れか、変わってしまったのかも知れない。
くすはら出演作の記事としては、人気声優のつくりかたが巻頭で特集されていて、真実度78%というぱっと見は高そうな数値が喧伝されていました。MintCUBEの方向性もよく分からないですけど、まあ、二作目で転けたらSphereの二の舞になってしまいますから、頑張って欲しいものです。いや、イモウトノカタチは売れたはずなんだけどね。
後はまあよめがみですとか、Amenity’s Life、それにシンソウノイズの記事がありました。延期した春音*アリスグラムは先月号で大特集を組んだからか、今回は小さな記事一つなかった。シンソウノイズは結構ページ取ってましたが、体験版をやった人であればこれといった新情報はなかったかな。CGも公開済みのものしかなったし。
こんなところかな。当面はエロゲもくすはらゆい出演作だけを購入する予定なので、それ以外は先月のRe:LieFが最後……じゃないか。SQUEEZとセイイキがあるし。Re:LieFはあれは諸事情でまだプレイできていないんだけど、楽しみは後に取っておくと言うことで。
最初に書いた冬コミの話、くすはらゆい本についてですが、予定としてはくすはらゆいラジオブックを考えていました。minoriラジオに加えて、今年は音泉で3番組も担当してますし、そういう本も出してみたいなと思って。ただ、シンソウノイズのラジオ事件簿が年明けまで放送することが決まって、春グラのラジオ・アリスグラムガーデンは延期で先が不透明。来年の3月、あるいは4月までやる可能性もあるから、冬にこの本を出すのは早すぎるかなと考え直しています。
まあ、他にも幾つかネタはありますから、時間はあまりないですがそれは考えるとして、今年は結局、商業エロゲに限って言えば14作品になりそうですね。OVAとか抱き枕とか、同人なんかも合わせると又違うのでしょうが、来年まで延期してしまった物もありますから、少し減ってしまったかな? という気分が強い。
ただ、12月までに発売するエロゲで、まだキャストを公開していないものは何本か残ってますから、ここから増える可能性もなくはないです。それに期待するかどうかは財布と要相談って感じではあるけど、注目していこうとは思います。
BugBugは月初めに出る雑誌という関係上、1月は三が日と被ることから、前年の月末に刊行します。なので、来月は月初めと月末、2回に渡って出るわけですね。12月28日と言えば冬の電気外祭りと被ってますが、新宿に戻るらしいあのイベント、私は果たして参加できるのかな……今年のくすはらゆいコラムも残り2回、次とその次は誰が来るのか? 何気に次は20回ですけど、そろそろminoriかVAか、そっち系から来るかも知れませんね。
新刊としてはせかぽじ本と、くすはらゆい本で何かを予定しています。後者は色々考えているんだけど……まあ、それはまた後で。
さて、今月もくすはらゆい連載コラム「となりのヒロインさん☆」のお話でも。第19回と言うことで、このところは2016年出演作からのゲストが多いですね。前回はせかぽじから夢野いちご先生……じゃなくて、サキ・アイハラが来ましたし。11月時点で新作の商業エロゲだけでも10本出演していて、年内も4作品ほど残ってますから、ストックはまだまだあります。
そんな第19回のゲストは、これは少し意外だったんだけど、SAGA PLANETSが2016年7月に発売したフローラル・フローラブから、朱鷺坂七緒がやって来まし……いや、やって来たわけじゃありませんね。
以前も何度かありましたが、今回はゆいちゃんがキャラのいる場所を訪れるというシチュエーションでした。七緒がバイトしているしっぽ堂というケーキ屋に出向いて、バイト中の彼女を直撃という感じ。勿論、アポは事前に取ってます。
私のイメージではしっぽ堂ってケーキ屋さんなんだけど、コラム内にも書かれていたように名物はしっぽドーナツと呼ばれるドーナツなんですよね。ロールケーキとかシュークリームとか、そういうのを売りにしている洋菓子屋さんは多いけど、ドーナツって基本的に揚げ物だから、ケーキ屋よりもむしろパン屋で見かけることの方が多かったりする。
早めに着いたゆいちゃんをバックヤードに待たせつつ、バイト終わりに対談をする二人。七緒との対談の特徴は、フロフロの世界観に飛び込みながらも、話のメインは作品外……というか、ラジオについてが大きく扱われていましたね。くすはらゆい初の音泉進出となった聖ガブリエレ学園放送部ですが、ゆいちゃんとしてもやっぱり思い入れは強かったようで、ラジオの紹介と、秋野花さんと仲良くなれたことについて楽しそうに書かれていました。
ゲームの収録は基本的に一人でするものですから、複数人が登場するドラマCDでもない限りはなかなかブースで会うこともなくて、それこそ前後の人とたまにすれ違う程度、というのが殆どだと言います。けど、ゆいちゃんはそうしたすれ違いすら今まであまりなかったことから、ラジオでの共演を通じて秋野さんと仲良くなり、一緒にコラボカフェまで行けたことが嬉しかったようです。
私はフロラジと噛み合わない部分が多かったので、投稿リスナーとしては悔しさの残る番組ではあったんだけど、不定期配信の全6回という短い間で明確に番組の変化、あるいは秋野花さんがBugBugでインタビューに応えていたときにも書いたけど、パーソナリティとしての成長がはっきり伝わってきたから、そこが印象深かったかな。こんな風に書くと、ちょっと偉そうかな?
対談前の近況トークではよめがみのキャラソン収録について書かれていました。主題歌のカバーとはいえ、意外にもこれが初めてのキャラソンとなったゆいちゃんですが、元々歌うことは好きな人だから、本人も書いてますけど今後も縁があると良いですね。ただ、特典系のCDはなかなか再録が難しいこともあり、私は保存用にもう1本よめがみを買うかどうか迷っています。
出演作Hotいんふぉには発表されている今後の出演作が載っていましたが、興味深かったのは春音*アリスグラムが111月25日発売のままだったことかな。先頃延期した作品ですが、彼女と俺の恋愛日常が1月発売へ修正されていたのとは対照的。雑誌社への発表もギリギリか、あるいはユーザーと同時だったのだろうか? あと、HOOKのAmenity’s Lifeが掲載されていたのに対し、巻頭で特集記事が組まれていた人気声優のつくりかたが載ってなかったのはスペースの問題だろうか。
ゆいたんの近況・一言は世間話なので買って読んで貰うとして、他に特筆すべき記事は……今月号は何と言っても、あかべぇそふと系の新作発表が多かったですね。先月、レミニセンスのコンプリートエディションを発売したてぃ~ぐるですとか、後は暁WORKSやあっぷりけ、それにあかべぇそふとすりぃの発表済み新作についても記事があったかな?
例のソシャゲも含めて5~6作品はあったと思いますが、まずはてぃ~ぐるの新作「隣の少女(仮)」について。レミニセンスが暁の護衛の流れを汲んでいることから錯覚しがちですが、てぃ~ぐるってレミニセンスシリーズを除けば幻のディストピアだけですから、完全新作って実は久しぶりなんですよね。衣笠とトモセシュンサクのコンビで作ると言うことだけど、田舎が舞台だからか、ヒロインのオーラみたいな奴は少し地味かなって。
暁WORKSとあっぷりけの新作は、やや時代がかった……言い換えれば古くさい世界観に見えて、どこか幻想的な印象を受けました。一つは妖怪物で、もう一つはサスペンス、そして最後は青春群像劇。三作三様とでも言うべき感じですが、どれも現代劇なんだとは思います。前述の古くささと現代社会のミスマッチが、何とも言えない雰囲気を醸し出していると言いますか。
まあ、あかべぇそふとすりぃの黒パケも含めると幾ら姉妹ブランドとは言え何色もカラーを出しすぎではないかという懸念もある。働くオタクの恋愛事情は、うーん、どうなんだろ。前作と原画家が変わっていることが、果たして影響を与えるのか。
他の作品としては、MOONSTONEの仄暗き時の果てよりが気になったかも。いや、というのも最近は一時期と違ってエロゲもSFよりミステリとかサスペンスが受けるようになってきたんだなって。
これは一般エンタメにも言えることだけど、最近のユーザーってのは説明を多く求める節があって、作品内で何から何まで説明されないと物足りないどころか、それを欠点だと指摘することがあるんですね。シン・ゴジラとかそもそも突っ込むことがおかしい怪獣物とか、君の名はみたいな、少し不思議なライトSF程度ならともかく、今は謎解きという形で解説されるミステリの方がウケも良いんでしょう。結構前に、私は純粋にSFを楽しむなら、今はエロゲの方が良いのかもしれないなんてことを書いたと思いますが、それも時代の流れか、変わってしまったのかも知れない。
くすはら出演作の記事としては、人気声優のつくりかたが巻頭で特集されていて、真実度78%というぱっと見は高そうな数値が喧伝されていました。MintCUBEの方向性もよく分からないですけど、まあ、二作目で転けたらSphereの二の舞になってしまいますから、頑張って欲しいものです。いや、イモウトノカタチは売れたはずなんだけどね。
後はまあよめがみですとか、Amenity’s Life、それにシンソウノイズの記事がありました。延期した春音*アリスグラムは先月号で大特集を組んだからか、今回は小さな記事一つなかった。シンソウノイズは結構ページ取ってましたが、体験版をやった人であればこれといった新情報はなかったかな。CGも公開済みのものしかなったし。
こんなところかな。当面はエロゲもくすはらゆい出演作だけを購入する予定なので、それ以外は先月のRe:LieFが最後……じゃないか。SQUEEZとセイイキがあるし。Re:LieFはあれは諸事情でまだプレイできていないんだけど、楽しみは後に取っておくと言うことで。
最初に書いた冬コミの話、くすはらゆい本についてですが、予定としてはくすはらゆいラジオブックを考えていました。minoriラジオに加えて、今年は音泉で3番組も担当してますし、そういう本も出してみたいなと思って。ただ、シンソウノイズのラジオ事件簿が年明けまで放送することが決まって、春グラのラジオ・アリスグラムガーデンは延期で先が不透明。来年の3月、あるいは4月までやる可能性もあるから、冬にこの本を出すのは早すぎるかなと考え直しています。
まあ、他にも幾つかネタはありますから、時間はあまりないですがそれは考えるとして、今年は結局、商業エロゲに限って言えば14作品になりそうですね。OVAとか抱き枕とか、同人なんかも合わせると又違うのでしょうが、来年まで延期してしまった物もありますから、少し減ってしまったかな? という気分が強い。
ただ、12月までに発売するエロゲで、まだキャストを公開していないものは何本か残ってますから、ここから増える可能性もなくはないです。それに期待するかどうかは財布と要相談って感じではあるけど、注目していこうとは思います。
BugBugは月初めに出る雑誌という関係上、1月は三が日と被ることから、前年の月末に刊行します。なので、来月は月初めと月末、2回に渡って出るわけですね。12月28日と言えば冬の電気外祭りと被ってますが、新宿に戻るらしいあのイベント、私は果たして参加できるのかな……今年のくすはらゆいコラムも残り2回、次とその次は誰が来るのか? 何気に次は20回ですけど、そろそろminoriかVAか、そっち系から来るかも知れませんね。
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