2017年1月21日(土)、東京のディファ有明で行われたほめらじ10周年大感謝祭~降臨、秀樹&風音様~に参加してきました。私は別に継続的なほめらじリスナーって訳じゃないんだけど、ゲストに惹かれたのと、まあ、音泉は開設当初から知ってますし、ほめらじもPPだった頃からの付き合いではあるから、一つの区切り、あるいは一つの機会として参加しました。
ただ、ゲストの一人であるくすはらゆいについては、彼女の参加が決まる前から申し込んでいたから、出演するとは思っていたけど、あくまで結果的な話ですかね。
新年一発目のイベントで、昨年最後に参加した声優イベントは……何だろう、エリソデだろうか? まあ、どちらにせよ店舗イベントの類いだったと思うし、今回のイベントとは規模も違うし、こういった形の声優イベント、番組イベントに参加するのは結構久しぶりだったかも知れない。
私は自分が純正のほめらじリスナーであるとは考えてないし、この10年を共に歩んできたなんて言える立場ではないけど、それでも昔から、始まった当初から一応走っている番組が10周年を迎えたのは感慨深いものがあり、ああ、私も10年分歳を取ったんだなと感慨深い気持ちになります。今回ゲストに来た声優陣だって、若手なら10年前は声優でも何でもなかった人たちがいる訳だから、10年一昔という言葉は、やっぱり伊達じゃありません。
物販があるのは予想していたものの、前述の通り熱の入ったリスナーでない私が開場前の事前物販に並ぶかと言ったらそれはNOで、最初は開場時間合わせで十分とか思っていたのだけど、ほめられてのびるらじお10th Anniversary Memorial Bookの存在に心変わりしました。単なるイベントパンフレットとは違い、そういう手かも知れないけど、通販もしない会場限定品。イベントに参加する以上、これだけはゲットしておきたいなと、急遽会場3時間半前の物販に並ぶことに。
当日は電車遅延とか色々あったのだけど、12時半の物販開始30分前、つまりは12時に開場前について、その時点で100人はギリギリいなかったんじゃないかな? それでも結構な数が物販と、それにガチャの列に集まってました。
物販はただ並んで買うだけなので割愛して、ガチャの方。私はあまりガチャというものに興味がなくて、たとえばALcotが電気外とかでやってるガチャも参加することは稀なんだけど、今回はやっぱり10周年の空気か、当たりの寄せ書きサイン式に惹かれたか、並んでみることに。
実は物販の段階で用意していたガチャマシンが故障してしまい、ダンボールからの掴み取りに変わっていたのだけど、まあ、4回引いたぐらいでは当たる訳もなく、それでもダブりなしの缶バッチが4つと、ギリギリ及第点みたいな感じ。マシンは結局修理できず、最後までダンボールだったようですが、マシン用に用意した小銭を使うことなく、お札で払えるようになったのは楽でしたね。
物販とガチャが終わった後は、せかぽじこと「聖鍵遣いの命題-プロポジション-」のラジオリスナーたちと合流し、ビッグサイト前のサイゼリヤで暖を取るついでにプチオフ会。今回の10周年イベントは、せかぽじラジオのパーソナリティである藤咲ウサさんと、在原ほたるさんが出演しており、私はぶっちゃけ彼女たちがゲストに決まったことが、一つの決め手だったように思います。
何となく流れで私が主導する形でサイゼリヤ行ったけど、同じくビッグサイト側にあるCOCO’Sではガルパンフェアもやっていたので、そこはちょっと迷いました。ただ、せかぽじはサイゼリヤと一方的に関係がある作品なので、まあ、今回はそれを選んだ感じです。
オフ会は単なるオタクトーク、ラジオトークですからいいとして、少し衝撃的だったのはおそらくあの集まりで最年長が私だったと言うこと。ああ、私もそういう歳になったんだなぁ、これが10年経つと言うことかと、ミラノ風ドリアを食べながら内心では苦笑いしてました。昔の公録は往復ハガキで申し込んだ話とか、音泉の前進の前進である四ッ谷式の話とか、そういうのはもう通用しないんだなと。いやぁ、ロートルを自覚した瞬間でしたよ。楽しかったけどね。
しかし、これはツイッターでも呟いたけど、違う番組の現場で別の番組のオフ会みたいのが開けたというのも、ほめらじの偉大さなのかも知れない。勿論、コミュニティとして成立しているせかぽじの良さもあるんだろうけど。
前置きが長くなりましたけど、そして始まる10周年記念大感謝祭。
私は第一次先行でアリーナ席でしたけど、席はアリーナ最後尾の一番端っこという、はっきり言って酷い席。せかぽじリスナーの中には2列目、3列目なんて人もいたから、私の席運はからっきしですね。ただ、今回のイベントに限って言えば、席は別にどこでもよかったのかも知れない。というのも、別にステージは見えなくてもいいイベントだったんですよ。
何故かというと、出演者の顔出しが殆どなかったから。当たり前の話、パーソナリティの風音も、ゲストの声優陣も美少女ゲーム声優ですから、顔出しが出来ないんですね。だから、荻原秀樹とライブパートの歌手以外は、声だけの出演という特殊な形式でした。
とはいえ、エロゲユーザーならそんなこと分かりきってますから、風音の……風音様が「風音の乙女チック~」と始まった瞬間に、もう大フィーバー。よく訓練されたリスナー達だと感心してしまいました。眠れないから羊じゃなくて万札数えて目が冴えちゃったとか、最初から飛ばしています。荻原秀樹は顔出しできるはずだけど、進行の都合上からステージに登場せず、セットの裏手から……という訳でもなく、会場のないの別所から声を出していたそうです。ステージと観客席が両方見える、と言ってましたね。
最初はほめらじ10周年振り返りトーク パート1と題して、アニバーサリーイベントにはありがちな第1回の音声を流してみたりとか、そういうことをするコーナーでした。しかし、ここで活躍するのが物販で売られていたメモリアルブック。この中には、ほめらじの年表があるんですね。演者がステージにいない以上、観客は必ずしもステージを見る必要がない訳で、各々が購入した本を読みながら振り返りトークを聴く時間になりました。けど、最初のゲストってみるさんだったんですね。この人も長い人で、90年代からやってますからあと2年もすれば20年選手ですよ。風音様曰く、今のロリキャラ声優は偽物で、みるこそが本物らしい。まあ、言いたいことは分からんでもない。
このコーナーにおけるゲストは五行なずなさんで、この名義も懐かしいですね。今も出演がない訳じゃないですけど、ほめらじでは最多ゲストの一角を占める人。19回だったかな? 506回やってる番組で19回がどれほどの数字なのかは分からんけど、ぱんにゃマンの話とか、懐かしトークが聴けました。
続いてのコーナーは番組コーナーのイベント版、シルエットPPカスタマイズ。これは結構画期的で、ステージのセットの中心に21世紀の技術力の粋を集めて築いた特殊な壁があり、ここに光を当てると壁の裏にいる演者のシルエットが映るというもの。ゲスト陣がステージ上に上がる、数少ない時間になりました。尚、このコーナーのみ荻原秀樹がステージ上に現れて、我々に見える形で進行を担当。
3人一組でのエチュードは、しかし、風音様のみ固定で、最初に登場したのは杏花とあじ秋刀魚の二人。あじ子は相変わらずのあじ子だったけど、イベント全体を通して考えると、彼女の出演時間が一番短く感じてしまったかも。出番が最初だったのもあると思うけどね。
そしてこの3人が演じるPPカスタマイズの設定は、天使と悪魔と浦島太郎が、同人誌即売会で、べ、別にアンタのためにやってるわけじゃないんだからね!を叫ぶというもの。配役は悪魔を真っ先に風音様が取り、杏花の「魚はやっぱりあじ子に任せよう。浦島太郎は海辺の物でしょう?」という謎理論であじ子が浦島太郎になり、最終的に自分が天使役になるという妙でした。
これがなかなか良く出来ていて、浦島太郎であることを逆手に取り、某auのCMのパロディを演じるというやり方で、会場の笑いを誘いました。あじ子が良い味を出してたんですよ。流石、海辺の物はあじ子に限る。
続いて登場したのは、藤咲ウサ&在原ほたるのせかぽじコンビ。荻さんから挨拶を求められて、何故か慌てふためくほたるん。それが初々しくて可愛かったけど、「今日はウサウサと頑張ります!」と言う辺り、このコンビの絆が伺えますね。
風音様は「私のほたるん」と、彼女がほめらじ本編で言っていた癒やし枠の一人であることを暗に明かしますが、ウーサァに「わたしはぁー!?」と抗議されると、「ウサはね、腹黒だから……」と口を濁す。巻きが入っていたのでそれ以上は続かなかったけど、結果的に風音様の癒やし枠とは、くすはらゆい、秋野花、在原ほたるの3人だったようです。
さて、このメンバーのPPカスタマイズは織田信長と豊臣秀吉と徳川家康が、宇宙で、結婚しよう! と叫ぶもので、配役を決める際のやり取りが面白かった。
ほた「ウサウサ、(この人たちが)誰か分かる?」
ウサ「信長なら分かる!」
普通に考えて、3名とも知っていて当然の歴史の偉人だけど、ウーサァは分からなかったらしい。勿論,名前は知っているけどそれほど詳しくない、程度のことだとは思うけど……そしてその知識量から始まったPPカスタマイズがまた凄かった!
そして登場したのはお待ちかね、秋野花&くすはらゆいの二人。ここは流石に纏まっていたというか、癒やし枠というよりかは真面目枠でしたね。秋野さんの挨拶も至って真面目だったし、ゆいちゃんの挨拶も、現在配信中の506回に出演していることもあり、そちらの告知も絡めるなどちゃっかりしたものに。
お題は、お嬢様とメイドとニートが、体育館裏で、俺達の戦いはこれからだ! と叫ぶ、これは結構オーソドックスな感じでした。配役は風音様が即座にお嬢様を奪取し、秋野さんが「わたし、風音様のメイドになります!」とメイド役を確保したことで、仕方なしにゆいちゃんが「じゃあ、くすはらニートになります……」と、なかなか言いたくないであろう台詞を。これには荻さんも面白いと褒めていました。
アリスグラムガーデンやフロフロでエチュードを積み重ねているだけあってか、ここはかなり完成度が高くて、先程のウーサァと比較して、こちらは本物の小芝居になってたと思います。風音お嬢様とメイド秋野が、自分たちの世界を救ってくれる勇者を異世界まで探しに来たという設定で始まり……
他に荻さん、風音様、なずなさんのシルエットPPカスタマイズもあったのだけど、実はくすはらゆいと秋野花の登場パートって殆どここだけで、前述の在原ほたるんに関しても、シルエットPPカスタマイズがメインでした。ゲストの人数は多いものの、ここの出演時間はそれほど長いものではなく、ゲスト目当ての人は少し物足りなかったかも知れませんね。
けど、今回はあくまでほめらじ10周年大感謝祭だし、若手は呼ばれることが光栄という側面もあったろうから、我々ファンとしてもそこは理解しておきたいところ。確かにゆいちゃんなんかは、ゆいちゃんとして初めてのイベント出演だったけど、その機会をほめらじが作ってくれたというだけでも、感謝すべきところなんじゃないかと、あくまでファンの立場ですよ? ファンの立場として、私はそう考えています。花を持たせる的な意味でね。
勿論、決して安くないチケット代ですから、物足りなさや、不満を覚えることは悪いことじゃないし、私だってちょっと出番が短かったかな? という気はしています。あじ子とか秋野さんとか、ほたるんもそうだけど、あ、これだけなんだとは思ったし。2時間半というイベント時間の中で、ほんの数分でしたから、もう少し何か……と、感じてしまうのは、無理もない話です。特に姉妹番組扱いの処女ラジの二人は結構時間与えられてましたから、その差が出てしまったかなと。
シルエットPPカスタマイズが終わったら、ほめらじ10周年振り返りトーク パート2が始まり、こちらは番組最多ゲスト出場を誇る桜川未央さんが参加。最多ゲストだけあって、この人も10年を超える芸歴の持ち主ですが、最近でも某チャティなどで馴染み深い方ですね。ラジオ事件簿にもゲスト出来ました。
長く番組に関わっているだけあって、CDに収録された箱根ロケなど想い出話に花が咲きましたが、そういやメモリアルブックで気付いたことが一つ。年表にわざわざゲスト:くすはらゆいさん初登場とゆいちゃんのことがピックアップされていたのが印象的でした。あと、何気に9周年のゲストがウサほた。まあ、この本の話は後半……いえ、後編でするとして、グッズの本を読みながらイベントを楽しむというのは多分初めての経験で、まあ、購入してない人もいたみたいですが、顔出ししないイベントならではの楽しみ方だったと思いますね。
さて、長くなったのでここまでを前編として、残りは後編で次の日記にまとめます。あんまり長くなると読みにくいから、記憶の残っているうちに書かないと。
ちなみにここまでがイベントの何分ぐらいの一だったのかというと……シルエットPPカスタマイズが終わった時点で、始まってから50分も経ってなかったんじゃないかな? 振り返りトーク パート2が終わったときも、多分1時間は経過してなかったと思う。全体が2時間半のイベントってことを考えると、かなり濃厚、濃密だったことが分かりますね。少なくとも、あっという間というほど短さではなかったはず。
それでは続きは後編で。イベントの後半やメモリアルブックの話をしたいと思います。
ただ、ゲストの一人であるくすはらゆいについては、彼女の参加が決まる前から申し込んでいたから、出演するとは思っていたけど、あくまで結果的な話ですかね。
新年一発目のイベントで、昨年最後に参加した声優イベントは……何だろう、エリソデだろうか? まあ、どちらにせよ店舗イベントの類いだったと思うし、今回のイベントとは規模も違うし、こういった形の声優イベント、番組イベントに参加するのは結構久しぶりだったかも知れない。
私は自分が純正のほめらじリスナーであるとは考えてないし、この10年を共に歩んできたなんて言える立場ではないけど、それでも昔から、始まった当初から一応走っている番組が10周年を迎えたのは感慨深いものがあり、ああ、私も10年分歳を取ったんだなと感慨深い気持ちになります。今回ゲストに来た声優陣だって、若手なら10年前は声優でも何でもなかった人たちがいる訳だから、10年一昔という言葉は、やっぱり伊達じゃありません。
物販があるのは予想していたものの、前述の通り熱の入ったリスナーでない私が開場前の事前物販に並ぶかと言ったらそれはNOで、最初は開場時間合わせで十分とか思っていたのだけど、ほめられてのびるらじお10th Anniversary Memorial Bookの存在に心変わりしました。単なるイベントパンフレットとは違い、そういう手かも知れないけど、通販もしない会場限定品。イベントに参加する以上、これだけはゲットしておきたいなと、急遽会場3時間半前の物販に並ぶことに。
当日は電車遅延とか色々あったのだけど、12時半の物販開始30分前、つまりは12時に開場前について、その時点で100人はギリギリいなかったんじゃないかな? それでも結構な数が物販と、それにガチャの列に集まってました。
物販はただ並んで買うだけなので割愛して、ガチャの方。私はあまりガチャというものに興味がなくて、たとえばALcotが電気外とかでやってるガチャも参加することは稀なんだけど、今回はやっぱり10周年の空気か、当たりの寄せ書きサイン式に惹かれたか、並んでみることに。
実は物販の段階で用意していたガチャマシンが故障してしまい、ダンボールからの掴み取りに変わっていたのだけど、まあ、4回引いたぐらいでは当たる訳もなく、それでもダブりなしの缶バッチが4つと、ギリギリ及第点みたいな感じ。マシンは結局修理できず、最後までダンボールだったようですが、マシン用に用意した小銭を使うことなく、お札で払えるようになったのは楽でしたね。
物販とガチャが終わった後は、せかぽじこと「聖鍵遣いの命題-プロポジション-」のラジオリスナーたちと合流し、ビッグサイト前のサイゼリヤで暖を取るついでにプチオフ会。今回の10周年イベントは、せかぽじラジオのパーソナリティである藤咲ウサさんと、在原ほたるさんが出演しており、私はぶっちゃけ彼女たちがゲストに決まったことが、一つの決め手だったように思います。
何となく流れで私が主導する形でサイゼリヤ行ったけど、同じくビッグサイト側にあるCOCO’Sではガルパンフェアもやっていたので、そこはちょっと迷いました。ただ、せかぽじはサイゼリヤと一方的に関係がある作品なので、まあ、今回はそれを選んだ感じです。
オフ会は単なるオタクトーク、ラジオトークですからいいとして、少し衝撃的だったのはおそらくあの集まりで最年長が私だったと言うこと。ああ、私もそういう歳になったんだなぁ、これが10年経つと言うことかと、ミラノ風ドリアを食べながら内心では苦笑いしてました。昔の公録は往復ハガキで申し込んだ話とか、音泉の前進の前進である四ッ谷式の話とか、そういうのはもう通用しないんだなと。いやぁ、ロートルを自覚した瞬間でしたよ。楽しかったけどね。
しかし、これはツイッターでも呟いたけど、違う番組の現場で別の番組のオフ会みたいのが開けたというのも、ほめらじの偉大さなのかも知れない。勿論、コミュニティとして成立しているせかぽじの良さもあるんだろうけど。
前置きが長くなりましたけど、そして始まる10周年記念大感謝祭。
私は第一次先行でアリーナ席でしたけど、席はアリーナ最後尾の一番端っこという、はっきり言って酷い席。せかぽじリスナーの中には2列目、3列目なんて人もいたから、私の席運はからっきしですね。ただ、今回のイベントに限って言えば、席は別にどこでもよかったのかも知れない。というのも、別にステージは見えなくてもいいイベントだったんですよ。
何故かというと、出演者の顔出しが殆どなかったから。当たり前の話、パーソナリティの風音も、ゲストの声優陣も美少女ゲーム声優ですから、顔出しが出来ないんですね。だから、荻原秀樹とライブパートの歌手以外は、声だけの出演という特殊な形式でした。
とはいえ、エロゲユーザーならそんなこと分かりきってますから、風音の……風音様が「風音の乙女チック~」と始まった瞬間に、もう大フィーバー。よく訓練されたリスナー達だと感心してしまいました。眠れないから羊じゃなくて万札数えて目が冴えちゃったとか、最初から飛ばしています。荻原秀樹は顔出しできるはずだけど、進行の都合上からステージに登場せず、セットの裏手から……という訳でもなく、会場のないの別所から声を出していたそうです。ステージと観客席が両方見える、と言ってましたね。
最初はほめらじ10周年振り返りトーク パート1と題して、アニバーサリーイベントにはありがちな第1回の音声を流してみたりとか、そういうことをするコーナーでした。しかし、ここで活躍するのが物販で売られていたメモリアルブック。この中には、ほめらじの年表があるんですね。演者がステージにいない以上、観客は必ずしもステージを見る必要がない訳で、各々が購入した本を読みながら振り返りトークを聴く時間になりました。けど、最初のゲストってみるさんだったんですね。この人も長い人で、90年代からやってますからあと2年もすれば20年選手ですよ。風音様曰く、今のロリキャラ声優は偽物で、みるこそが本物らしい。まあ、言いたいことは分からんでもない。
このコーナーにおけるゲストは五行なずなさんで、この名義も懐かしいですね。今も出演がない訳じゃないですけど、ほめらじでは最多ゲストの一角を占める人。19回だったかな? 506回やってる番組で19回がどれほどの数字なのかは分からんけど、ぱんにゃマンの話とか、懐かしトークが聴けました。
続いてのコーナーは番組コーナーのイベント版、シルエットPPカスタマイズ。これは結構画期的で、ステージのセットの中心に21世紀の技術力の粋を集めて築いた特殊な壁があり、ここに光を当てると壁の裏にいる演者のシルエットが映るというもの。ゲスト陣がステージ上に上がる、数少ない時間になりました。尚、このコーナーのみ荻原秀樹がステージ上に現れて、我々に見える形で進行を担当。
3人一組でのエチュードは、しかし、風音様のみ固定で、最初に登場したのは杏花とあじ秋刀魚の二人。あじ子は相変わらずのあじ子だったけど、イベント全体を通して考えると、彼女の出演時間が一番短く感じてしまったかも。出番が最初だったのもあると思うけどね。
そしてこの3人が演じるPPカスタマイズの設定は、天使と悪魔と浦島太郎が、同人誌即売会で、べ、別にアンタのためにやってるわけじゃないんだからね!を叫ぶというもの。配役は悪魔を真っ先に風音様が取り、杏花の「魚はやっぱりあじ子に任せよう。浦島太郎は海辺の物でしょう?」という謎理論であじ子が浦島太郎になり、最終的に自分が天使役になるという妙でした。
これがなかなか良く出来ていて、浦島太郎であることを逆手に取り、某auのCMのパロディを演じるというやり方で、会場の笑いを誘いました。あじ子が良い味を出してたんですよ。流石、海辺の物はあじ子に限る。
続いて登場したのは、藤咲ウサ&在原ほたるのせかぽじコンビ。荻さんから挨拶を求められて、何故か慌てふためくほたるん。それが初々しくて可愛かったけど、「今日はウサウサと頑張ります!」と言う辺り、このコンビの絆が伺えますね。
風音様は「私のほたるん」と、彼女がほめらじ本編で言っていた癒やし枠の一人であることを暗に明かしますが、ウーサァに「わたしはぁー!?」と抗議されると、「ウサはね、腹黒だから……」と口を濁す。巻きが入っていたのでそれ以上は続かなかったけど、結果的に風音様の癒やし枠とは、くすはらゆい、秋野花、在原ほたるの3人だったようです。
さて、このメンバーのPPカスタマイズは織田信長と豊臣秀吉と徳川家康が、宇宙で、結婚しよう! と叫ぶもので、配役を決める際のやり取りが面白かった。
ほた「ウサウサ、(この人たちが)誰か分かる?」
ウサ「信長なら分かる!」
普通に考えて、3名とも知っていて当然の歴史の偉人だけど、ウーサァは分からなかったらしい。勿論,名前は知っているけどそれほど詳しくない、程度のことだとは思うけど……そしてその知識量から始まったPPカスタマイズがまた凄かった!
ウサ「殺してしまえホトトギスー。信長なるぞー」ってな具合に、癒やし枠の一つかと思いきや、暴君ウサ長よって、部下と親友であるはずの秀吉と家康が斬り捨てられるというシュールな展開で始まり、そのウーサァの色々なものをねじ曲げる話運びでとにかく面白かった。
ほた「な、鳴かぬなら~鳴くまで待とう~ホトトギス~」
ウサ「うわー。ザクー(斬る音)」
ほた「うわぁぁぁ」
風音「鳴かぬなら、鳴かせて見せようホトトギスー」
ウサ「わー。ザクー」
そして登場したのはお待ちかね、秋野花&くすはらゆいの二人。ここは流石に纏まっていたというか、癒やし枠というよりかは真面目枠でしたね。秋野さんの挨拶も至って真面目だったし、ゆいちゃんの挨拶も、現在配信中の506回に出演していることもあり、そちらの告知も絡めるなどちゃっかりしたものに。
お題は、お嬢様とメイドとニートが、体育館裏で、俺達の戦いはこれからだ! と叫ぶ、これは結構オーソドックスな感じでした。配役は風音様が即座にお嬢様を奪取し、秋野さんが「わたし、風音様のメイドになります!」とメイド役を確保したことで、仕方なしにゆいちゃんが「じゃあ、くすはらニートになります……」と、なかなか言いたくないであろう台詞を。これには荻さんも面白いと褒めていました。
アリスグラムガーデンやフロフロでエチュードを積み重ねているだけあってか、ここはかなり完成度が高くて、先程のウーサァと比較して、こちらは本物の小芝居になってたと思います。風音お嬢様とメイド秋野が、自分たちの世界を救ってくれる勇者を異世界まで探しに来たという設定で始まり……
秋野「風音お嬢様、到着致しました。ここが、異世界」とまあ、記憶をたぐり寄せてほぼ全文を書き出してみたけど、確かこんな感じでした。4つのエチュードでは、これが一番完成度高かったと思うし、秋野さんと目と目で会話したことで、大崩れしなかったね。ウーサァと違って暴走的な意味での面白さではなかったけど、ゆいちゃんが38歳ニート・自宅警備員というキャラを、るろうに剣心のコラ画像や、ネットスラング、有名なニートワードをなど混ぜ込んで、完璧に近い形で作り込んでいたと思います。せかぽじ組とは真逆の楽しさでした。
風音「ここに私たちが探している勇者様がいるんですね!」
秋野「そのように伝承では……」
ゆい「あー、働きたくないでござるー。あー、パチスロに朝から並びたいでござるー」
秋野「何だかただならぬオーラを漂わせています。お嬢様、もしやこの方が……!?」
ゆい「あー、働いたら負けだと思ってるでござるー」
秋野「……この方、勇者様ですかねぇ?」
ゆい「だ、誰ですか、あなたたちは」
風音「私たちは世界を救ってくださる勇者様を探しに……!」
ゆい「あ、そういうカロリー使いそうなことしたくないんでー」
風音「すみませんが、ここどこですか?」
ゆい「え、ここ体育館裏ですけど」
風音「あなたは今、何をしてらっしゃるんですか?」
ゆい「私は38歳ニートです」
風音「……ニートとは?」
秋野「ニートとは……勇者の別名ではないでしょうか!」
ゆい「まあ、あの、自宅を守る仕事をしています」
秋野「ほら! お嬢様、この方です!」
風音「是非、私たちのために戦ってください!」
ゆい「えー、でも、本当にそういうこと無理なんで」
風音「お金は沢山上げますからぁ!」
ゆい「家帰ってログインボーナス貰わないと」
風音「女も沢山差し上げますからぁ!」
秋野「分かりました。ここは私が、我がメイド家に伝わる秘術を使うとき……」
ゆい「あー、帰りたい。帰りたい。帰りたい」
秋野「奥義! あなたの心の中に、今語りかけています」
ゆい「はっ!?」
秋野「あなたはテレパシーが使いたくなーる。使いたくなーる」
ゆい「く、口が勝手に……」
ゆい「お、俺達の戦いはこれからだー!」
他に荻さん、風音様、なずなさんのシルエットPPカスタマイズもあったのだけど、実はくすはらゆいと秋野花の登場パートって殆どここだけで、前述の在原ほたるんに関しても、シルエットPPカスタマイズがメインでした。ゲストの人数は多いものの、ここの出演時間はそれほど長いものではなく、ゲスト目当ての人は少し物足りなかったかも知れませんね。
けど、今回はあくまでほめらじ10周年大感謝祭だし、若手は呼ばれることが光栄という側面もあったろうから、我々ファンとしてもそこは理解しておきたいところ。確かにゆいちゃんなんかは、ゆいちゃんとして初めてのイベント出演だったけど、その機会をほめらじが作ってくれたというだけでも、感謝すべきところなんじゃないかと、あくまでファンの立場ですよ? ファンの立場として、私はそう考えています。花を持たせる的な意味でね。
勿論、決して安くないチケット代ですから、物足りなさや、不満を覚えることは悪いことじゃないし、私だってちょっと出番が短かったかな? という気はしています。あじ子とか秋野さんとか、ほたるんもそうだけど、あ、これだけなんだとは思ったし。2時間半というイベント時間の中で、ほんの数分でしたから、もう少し何か……と、感じてしまうのは、無理もない話です。特に姉妹番組扱いの処女ラジの二人は結構時間与えられてましたから、その差が出てしまったかなと。
シルエットPPカスタマイズが終わったら、ほめらじ10周年振り返りトーク パート2が始まり、こちらは番組最多ゲスト出場を誇る桜川未央さんが参加。最多ゲストだけあって、この人も10年を超える芸歴の持ち主ですが、最近でも某チャティなどで馴染み深い方ですね。ラジオ事件簿にもゲスト出来ました。
長く番組に関わっているだけあって、CDに収録された箱根ロケなど想い出話に花が咲きましたが、そういやメモリアルブックで気付いたことが一つ。年表にわざわざゲスト:くすはらゆいさん初登場とゆいちゃんのことがピックアップされていたのが印象的でした。あと、何気に9周年のゲストがウサほた。まあ、この本の話は後半……いえ、後編でするとして、グッズの本を読みながらイベントを楽しむというのは多分初めての経験で、まあ、購入してない人もいたみたいですが、顔出ししないイベントならではの楽しみ方だったと思いますね。
さて、長くなったのでここまでを前編として、残りは後編で次の日記にまとめます。あんまり長くなると読みにくいから、記憶の残っているうちに書かないと。
ちなみにここまでがイベントの何分ぐらいの一だったのかというと……シルエットPPカスタマイズが終わった時点で、始まってから50分も経ってなかったんじゃないかな? 振り返りトーク パート2が終わったときも、多分1時間は経過してなかったと思う。全体が2時間半のイベントってことを考えると、かなり濃厚、濃密だったことが分かりますね。少なくとも、あっという間というほど短さではなかったはず。
それでは続きは後編で。イベントの後半やメモリアルブックの話をしたいと思います。
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