2017年1月21日(土)、東京のディファ有明で行われたほめらじ10周年大感謝祭~降臨、秀樹&風音様~のレポート後編ということで、考えてみれば2時間半の中でコーナーは5つありました。1つは前編で書いたほめらじ10周年振り返りトーク パート1、2であり、もう一つがシルエットPPカスタマイズなのだけど、これに後3つもコーナーがあったことを考えると、2時間半の中では結構頑張った方なのかも知れない。
所謂ゲストの大半は前編で出演が終わってるんだけど、一部ゲストはこの次に行われたコーナーで活躍を見せました。
さて、このイベントはほめらじの10周年記念イベントになる訳ですが、ここで桃井穂美さんからの持ち込み企画が始まりました。スターウォーズのテーマソングと共に始まった企画は、その名もホミプロスカウトキャラバン。新たにホミプロなる事務所を作った穂美さんが、ほめらじの広報用マスコットを作りたいというコンセプトで、アシスタントに桜川未央さんを呼んでの審査会が開始されました。桜川さんはチャティの実績を請われての登場という設定。
事前にデザイン画と設定を書いて貰ったというマスコットキャラは、そのキャラを描いた声優がCVも担当してアピールするという流れで、最初に登場したのはほめるちゃんという羊っぽいキャラ。元ほめらじリスナーで既にスタッフ気取りだからリスナーは卒業、本当の名前はめるだったけど、ほめらじを宣伝したくてほめるに改名したとか言ってたかな? 名前の通り、褒めて褒めまくる甘やかしキャラで、荻さんや風音様、リスナーを褒めまくるけど、本人が褒められるのは慣れてないらしく、恥ずかしさがピークに達すると美少女に変身するらしい。
で、このデザイン画がなんとビックリ、ほめらじと音泉のネットワークと科学力を駆使して3Dキャラクターとして登場させることに成功。キャラクターその物がステージ上に現れるというのが、このコーナーのメインでした。
実際にどういう形で3D化されたのかと言えば、デザイン画と同じ動物の着ぐるみを登場させるという演出で、着ぐるみの中には声優本人が入っているという徹底ぶり。ちなみにほめるちゃんのCVは歩サラさんでしたけど、美少女ゲーム声優ってのはあれですかね、着ぐるみに入るのがお約束なんでしょうか?
二人目のキャラクターは、五行なずなさんがデザインとCVを勤めたこびるちゃんで、「僭越ながら……」が口癖の無自覚で媚びるキャラクター。のびるちゃんの妹という設定なんですが、つまりはこの子だけ人間なんですよね。てっきり3D化の都合上、全部動物なのかと思ったけど、女の子キャラとかどうするのかと思ったけど、ステージに上がる直前、バケツの水をひっくり返してパンダになるという、30代以上しか分からないであろうネタで、ステージ上に現れたのはピンクのパンダでした。直前にうる星ネタもやってたから、進行役二人の世代が分かりますね。
3匹目は桃井いちごさんがデザインとCVを勤めたゆきっちで、「おまーん」が口癖のド下ネタキャラ。一応、猫の姿をしていて、招き猫がモチーフで、おまーんも万札のことらしいのだけど、まあ、中身が中身だけに誰もそんなこと信じない。登場した着ぐるみも尻尾が長い物だから、股間に挟んでぶら下げるという際どいネタを披露し、これが後々酷いことに……
そして最後、4匹目はうさじんなるウサギのキャラクター。試しに声を聴いてみると、「やる気スイッチ探し中ー」とだけ喋って、他には何も言いません。つまり、やる気がないキャラなんですね。しかし、いくら何でも設定表には色々書いてるだろうと、設定を見てみると。
ウーサァはマスコットになる気が本当になかったのか、始終やる気のないキャラをアピールしてましたが、3D化した際の着ぐるみは一番似ていたかも知れない。
この4キャラクターが広報用マスコットの地位を賭けて戦ったのだけど、公約発表やら、音楽に合わせて萌え台詞を言ったり、意外と動きのあるコーナーでした。こびるちゃんが萌え台詞を言うときにムーディな音楽が流れて、徐にゆきっちの尻尾を咥えてしゃぶり始めたときは、進行役の判断で即座に終了となりましたが、私はもう腹を抱えて笑ってしまいました。あんなん着ぐるみで見せるとか卑怯だよ。
個人的に目立っていたのはこびるちゃんとゆきっちだったと思いますが、自分のキャラを忘れたり、やる気スイッチが一向に見つからないうさじんのキャラもなかなかのもので、逆に一番始めに登場したほめるちゃんは少々影が薄かった気がするのだけど、観客にキングブレードの色で投票を募った結果、ほめるちゃんという結果に。
ぶっちゃけ、CVが歩サラだし、処女ラジや1919の繋がりを考えれば、何か政治の匂いがしましたけど、ほめらじ関係のイベントで会いに行けるキャラクターと言うことは、それこそ来週のバスツアーとかにも来るんですかね? 着ぐるみだけ来て中身は……なんて可能性もあるけど、その辺りはどうなってるんだろう。
ホミプロスカウトキャラバンの次は、朗読劇のコーナー。今回のイベントでは、OPと同じく完全にキャラだけのコーナーです。ゲスト総出演かと期待したのだけど、登場したのはのびるちゃんとPタンのほめらじコンビに、処女ラジの二人。お昼の番組でやってそうなのびるの部屋にやって来た二人が、処女ラジが1年続いたのでこれからも続けていきたいのだけど、一体どうしたら良いかという相談をしてました。
正直、もう1年やってますし、あれって作品の番組だから、1年一区切りで終わらせるもんだとばかり思っていたのだけど、何か続ける気満々らしい。私は処女ラジのリスナーではないから、そうなのかって感じでしたが、ファンとしては喜ばしい流れなんじゃないだろうか。しかし、ぱれっとも金持ってますね。発売された作品のラジオが続いている、という意味ではせかぽじも似たようなもんですが、あちらはリスナーからの支援企画、つまりは寄付で継続している側面がありますから、特にそういったものがなくこれかも続けていく処女ラジは、流石はぱれっと系と言ったところか。
このコーナーは本当にキャラクターだけの出演だったけど、折角ならせかぽじとか、フロフロとか、番組単位のコンビで参加しているゲストは他にもいたんだから、絡めることは出来なかったのかな、と思わなくもない。ただ、ウーサァのよんまーいが大人の事情で話せなかったことを考えると、同じ音泉でも別番組の話はしにくいのかも知れませんね。パーソナリティが一部被っていること以外、まったく関係ないのに何故かコラボしているラジオ事件簿とアリスグラムガーデンがおかしいだけで。
朗読劇のコーナーは、前述の通り、私が処女ラジのリスナーでないことと、ほめらじにそこまで深く関わってない立場であることから、本当にお客さんとして眺めていました。あ、映像があったんですよ。キャラのアイコンと何かそれっぽい部屋の背景がスクリーンに映ってました。まあ、言うなれば、ぱれっとコーナーでしたね。新しいリスナーは知らないかも知れないけど、元々ほめらじがPPだった頃のPPって、パープルソフトウェアとぱれっとのことですから、まあ、最近はパープルあまり取り扱いませんけど、その名残というか、スポンサー枠みたいのがあるんですよ、多分。
でなければ、10周年イベントの直前にしゅがてんの宣伝と告知など出来ますか。あれはイベント一週間前だからリスナーも情報収集のために聴くだろうという、宣伝効果を期待してのしゅがてん特集ですよ。そこにゲストで呼ばれたゆいちゃんの美味しいことったらないね!
で、朗読劇が終わったらライブコーナー。2.5次元歌手を自称する逢瀬アキラさんの登場です。私は初めて見る人、だったと思う。あんまりエロゲ系のライブとかに行かないし、実は歌の方ってそこまで詳しくないんだよね。ただ、美少女ゲーム歌手って意外と層が厚いから、表と違って声優が主題歌を歌ったりするのが稀だったりする。Ritaとか榊原ゆいみたいに歌手兼声優やってる人は別にしても、声優兼歌も……って人はなかなかいない。
だから、くすはらゆいが今年は歌手活動もと言っても、そう簡単な話ではないのだけど、彼女の場合はまあ……いや、話がずれましたね。ライブコーナーは逢瀬アキラさんと荻さんの二人が盛り上げてくれましたが、風音様、というかのびるちゃんもライブビューイングと評したあまり動きのない映像で参戦。私はあまり馴染みのない楽曲でしたが、それでも初のキンブレを片手に結構盛り上がりました。
逢瀬さんは荻さんと同じく結構ツイッターに画像を上げていてくれて、会場に飾られていたフラワースタンドとは別の楽屋花、つまり、楽屋に直接届けられるお花の画像とかも載せてたんですが、ゆいちゃん宛のも何点かあったみたいですね。1つはツイッターのフォロワーさんが贈っていたものだったので話を聴きましたが、やはり今後あるかないかの機会なので、思い切って贈ってみたとのこと。
私も実のところ、くすはらゆいとしての初のイベント参加、次があるかは分からないってことは意識してたんだけど、お花を贈ろうとまではいかなかった。ほめらじのイベントだし、どこか遠慮していた部分があったのと、まあ、他にも色々な理由がね。ただ、知り合いが贈っていたのを知ると、少なからず後悔もあったり。難しいもんですな、こういうのは。そういや、会場にはプレゼントボックスもありましたが、荻さんと風音様は流石の量でしたね。ダンボールが何箱も用意されて、凄かったですよ。
そういえば……これは書いていいのか、お名前は伏せることにしますが、ウーサァがいつだったか中身のないファンレターを貰った! 斬新!みたいなツイートしていたじゃないですか。そのファンレター入れ忘れちゃった人に会いまして、今回改めて書いたものと一緒にBOXへ入れたみたい。私もそういうの書くこともあるので他人事じゃないけど、微笑ましいお話でした。
ライブコーナーが終わったらEDということで、荻さんと逢瀬さん、それに着ぐるみ組がステージ上には集まりました。こうして考えると、振り返りトークのゲスト、着ぐるみの進行役と中身、それに処女ラジの二人は全体通してそこそこ出番合ったけど、あじ子、秋野さん、ゆいちゃん、ほたるんの4人は前編で書いたようにマジでPPカスタマイズと、このEDだけの出演でしたね。
まあ、確かに短いし、あじ子なんかはPPカスタマイズでもトップバッターだったから、お世辞にも存在感があったとは言いづらいのだけど、こればっかりはなぁ。2時間半の尺で、ほめらじの記念イベントという都合も考えると、あまり贅沢も言ってられないでしょう。処女ラジは姉妹番組って扱いだしさ。
EDですから、当然ゲストにも終わりの挨拶というか、一言ずつのコメントが求められた訳ですが、五十音順ということで秋野花さんから始まりました。彼女は一貫して真面目で、ほめらじに対して最大限の敬意を払いつつ、「20周年のときはおもら姉妹で出演したいです」との発言。つまりは藤咲ウサとのユニットですけど、これってほめらじ初なんですよね。考えてみれば、ゆいちゃんがたとえばパイセンとか、まおさんなんかと出演すれば、場合によっては秋野さんもティンクルとしてウーサァと出演する可能性もあった訳ですから、次こそはおもら姉妹で、というのも分かる気がする。
もっとも、そうなってしまうとほたるんはどうすれば良いのだろうって感じではあるけど。そういや、ほたるんの挨拶は「これからも一リスナーとして聴いていきたいです」だったけど、おもら姉妹に遠慮したのかな? いや、まさかなぁ。
あじ子はEDの挨拶までシンプルだったけど、それもまたあじ子らしかったかも。私、結構彼女好きなんですよ。パーソナルな部分に詳しい訳でもないけど、演技とかキャラが好きでね。あの弄られキャラは愛すべき存在だと思うんだ。
そして、ゆいちゃんの挨拶も秋野さんに負けないぐらい真面目で、尚且つちゃっかりしたものでした。記憶を頼りに書き出してみると……
終わりのコメントで印象深かったのは、やっぱり五行なずなさんですかね。彼女はまあ、ぶっちゃけトークという訳ではないんだけど、付き合いも長い関係から10年間色々なことが合ったこと知っており、それに少なからず触れた形でした。荻さんも少し動揺していたけど、なずなさんも言っていたとおり、リスナーはそれぐらい分かってるでしょ。熱の入ったリスナーでもない私が納得しているぐらいなんだから、大体予想も付くだろうし。どんなことを喋ったのかは書きませんけど、それを乗り越えての今があって、二人があるんだと思いますよ。
そんな訳でイベントが終わった訳ですが、このイベントは放送もしなければ、DVD等で発売もしないと明言している関係上、今回は珍しくイベントレポートという形で記憶の新しいうちに書き残すことにしました。こういうの滅多に書かなくなったというか、日記を書くこと自体が最近はBugBugの感想ぐらいなだけに、自分でも少し懐かしい感覚を覚えました。
折角なのでメモリアルブックについても書いておきますが、前編で触れた年表の他は、荻さんと風音様の対談だったり、これまで登場したゲスト陣によるサイン入りのコメント集だったりがありましたね。このコメント集はなかなかに圧巻で、美少女ゲーム声優のサインがずらっと並んでいるのは凄いの一言です。まあ、中にはサインなしの人もいましたが。あと、2回出演している北見六花さんのコメントが印象深かったかな。よくその人と連絡付いたな! とか、今はもう名前を見ることが出来ない人、たとえば桐谷華さんですとか、そういった方々もコメントを寄せてましたから、これは本当に影響保存版ではないでしょうか。
あとは最多登場のゲスト3人による座談会やスタッフ座談会と、イラストとか写真よりも、文字情報の多い本でしたね。読み応えがあると言いますか。通販しないってことはないと思うけど、仮に会場限定を貫くんだとしたら、物凄く価値があるよ。プレミアって奴だ。
終演後はさっさと帰ってしまったのだけど、次があるのかないのかはともかくとして、本音を言えば処女ラジと同じく、ほめらじも10周年だしそろそろ……みたいな感覚が私の中ではあったんですよ。ラジオっ子を長くやってると、永遠に続く番組なんてないことは嫌と言うほど知ってますし、不動の地位を気付いているように見えた番組が、ある改変期であっさり終わってしまったりなんてことは、本当によくあることでね。だから、このイベントでそういった発表があっても不思議はないと思っていたし、リスナーと言えるほどではないにせよ、ある程度の覚悟もしていたのだけど、全然杞憂だったと言いますか。
更に10年後がどうなってるのかなんて分からないけど、ほめらじには続いていって欲しいと、人気番組、長寿番組の所以を知らしめた、明るいイベントだったと思います。
次にこんな機会があるとすれば、それはせかぽじの公録になりますかね。こちらはもう開催が決定しているので、後は詳細情報末だけですし、私は支援のブリッジクルーですから、最前列が確約されてるらしいけど、ゲストが誰になるのかも含めて、どんなイベントになるのか楽しみです。
まあ、私も10年歳を取って、その現場の集まりで明らかな年上となり、色々なことを考える1日でしたけど、全体通して満足しています。ゲストに釣られて参加した身としては、ほめらじファミリーを名乗るには遠慮があるけど、メールだって採用されたことがあるんだし、もっと堂々と参加しても良かったのかな、と、今にして思ったりも。
兎にも角にも、ほめらじ10周年おめでとうございます。お疲れ様と、そしてこれからもよろしくお願いしますの言葉を。イベント、ありがとうございました。
所謂ゲストの大半は前編で出演が終わってるんだけど、一部ゲストはこの次に行われたコーナーで活躍を見せました。
さて、このイベントはほめらじの10周年記念イベントになる訳ですが、ここで桃井穂美さんからの持ち込み企画が始まりました。スターウォーズのテーマソングと共に始まった企画は、その名もホミプロスカウトキャラバン。新たにホミプロなる事務所を作った穂美さんが、ほめらじの広報用マスコットを作りたいというコンセプトで、アシスタントに桜川未央さんを呼んでの審査会が開始されました。桜川さんはチャティの実績を請われての登場という設定。
事前にデザイン画と設定を書いて貰ったというマスコットキャラは、そのキャラを描いた声優がCVも担当してアピールするという流れで、最初に登場したのはほめるちゃんという羊っぽいキャラ。元ほめらじリスナーで既にスタッフ気取りだからリスナーは卒業、本当の名前はめるだったけど、ほめらじを宣伝したくてほめるに改名したとか言ってたかな? 名前の通り、褒めて褒めまくる甘やかしキャラで、荻さんや風音様、リスナーを褒めまくるけど、本人が褒められるのは慣れてないらしく、恥ずかしさがピークに達すると美少女に変身するらしい。
で、このデザイン画がなんとビックリ、ほめらじと音泉のネットワークと科学力を駆使して3Dキャラクターとして登場させることに成功。キャラクターその物がステージ上に現れるというのが、このコーナーのメインでした。
実際にどういう形で3D化されたのかと言えば、デザイン画と同じ動物の着ぐるみを登場させるという演出で、着ぐるみの中には声優本人が入っているという徹底ぶり。ちなみにほめるちゃんのCVは歩サラさんでしたけど、美少女ゲーム声優ってのはあれですかね、着ぐるみに入るのがお約束なんでしょうか?
二人目のキャラクターは、五行なずなさんがデザインとCVを勤めたこびるちゃんで、「僭越ながら……」が口癖の無自覚で媚びるキャラクター。のびるちゃんの妹という設定なんですが、つまりはこの子だけ人間なんですよね。てっきり3D化の都合上、全部動物なのかと思ったけど、女の子キャラとかどうするのかと思ったけど、ステージに上がる直前、バケツの水をひっくり返してパンダになるという、30代以上しか分からないであろうネタで、ステージ上に現れたのはピンクのパンダでした。直前にうる星ネタもやってたから、進行役二人の世代が分かりますね。
3匹目は桃井いちごさんがデザインとCVを勤めたゆきっちで、「おまーん」が口癖のド下ネタキャラ。一応、猫の姿をしていて、招き猫がモチーフで、おまーんも万札のことらしいのだけど、まあ、中身が中身だけに誰もそんなこと信じない。登場した着ぐるみも尻尾が長い物だから、股間に挟んでぶら下げるという際どいネタを披露し、これが後々酷いことに……
そして最後、4匹目はうさじんなるウサギのキャラクター。試しに声を聴いてみると、「やる気スイッチ探し中ー」とだけ喋って、他には何も言いません。つまり、やる気がないキャラなんですね。しかし、いくら何でも設定表には色々書いてるだろうと、設定を見てみると。
口癖:よんまーい進行役が思わず、「少なぁっ!」と叫んでしまう情報量で、しかも、口癖の由来は大人の事情で言えない。この時点で分かったと思いますが、このキャラのCVは藤咲ウサさんです。
やる気スイッチ探し中ー。
ウーサァはマスコットになる気が本当になかったのか、始終やる気のないキャラをアピールしてましたが、3D化した際の着ぐるみは一番似ていたかも知れない。
この4キャラクターが広報用マスコットの地位を賭けて戦ったのだけど、公約発表やら、音楽に合わせて萌え台詞を言ったり、意外と動きのあるコーナーでした。こびるちゃんが萌え台詞を言うときにムーディな音楽が流れて、徐にゆきっちの尻尾を咥えてしゃぶり始めたときは、進行役の判断で即座に終了となりましたが、私はもう腹を抱えて笑ってしまいました。あんなん着ぐるみで見せるとか卑怯だよ。
個人的に目立っていたのはこびるちゃんとゆきっちだったと思いますが、自分のキャラを忘れたり、やる気スイッチが一向に見つからないうさじんのキャラもなかなかのもので、逆に一番始めに登場したほめるちゃんは少々影が薄かった気がするのだけど、観客にキングブレードの色で投票を募った結果、ほめるちゃんという結果に。
ぶっちゃけ、CVが歩サラだし、処女ラジや1919の繋がりを考えれば、何か政治の匂いがしましたけど、ほめらじ関係のイベントで会いに行けるキャラクターと言うことは、それこそ来週のバスツアーとかにも来るんですかね? 着ぐるみだけ来て中身は……なんて可能性もあるけど、その辺りはどうなってるんだろう。
ホミプロスカウトキャラバンの次は、朗読劇のコーナー。今回のイベントでは、OPと同じく完全にキャラだけのコーナーです。ゲスト総出演かと期待したのだけど、登場したのはのびるちゃんとPタンのほめらじコンビに、処女ラジの二人。お昼の番組でやってそうなのびるの部屋にやって来た二人が、処女ラジが1年続いたのでこれからも続けていきたいのだけど、一体どうしたら良いかという相談をしてました。
正直、もう1年やってますし、あれって作品の番組だから、1年一区切りで終わらせるもんだとばかり思っていたのだけど、何か続ける気満々らしい。私は処女ラジのリスナーではないから、そうなのかって感じでしたが、ファンとしては喜ばしい流れなんじゃないだろうか。しかし、ぱれっとも金持ってますね。発売された作品のラジオが続いている、という意味ではせかぽじも似たようなもんですが、あちらはリスナーからの支援企画、つまりは寄付で継続している側面がありますから、特にそういったものがなくこれかも続けていく処女ラジは、流石はぱれっと系と言ったところか。
このコーナーは本当にキャラクターだけの出演だったけど、折角ならせかぽじとか、フロフロとか、番組単位のコンビで参加しているゲストは他にもいたんだから、絡めることは出来なかったのかな、と思わなくもない。ただ、ウーサァのよんまーいが大人の事情で話せなかったことを考えると、同じ音泉でも別番組の話はしにくいのかも知れませんね。パーソナリティが一部被っていること以外、まったく関係ないのに何故かコラボしているラジオ事件簿とアリスグラムガーデンがおかしいだけで。
朗読劇のコーナーは、前述の通り、私が処女ラジのリスナーでないことと、ほめらじにそこまで深く関わってない立場であることから、本当にお客さんとして眺めていました。あ、映像があったんですよ。キャラのアイコンと何かそれっぽい部屋の背景がスクリーンに映ってました。まあ、言うなれば、ぱれっとコーナーでしたね。新しいリスナーは知らないかも知れないけど、元々ほめらじがPPだった頃のPPって、パープルソフトウェアとぱれっとのことですから、まあ、最近はパープルあまり取り扱いませんけど、その名残というか、スポンサー枠みたいのがあるんですよ、多分。
でなければ、10周年イベントの直前にしゅがてんの宣伝と告知など出来ますか。あれはイベント一週間前だからリスナーも情報収集のために聴くだろうという、宣伝効果を期待してのしゅがてん特集ですよ。そこにゲストで呼ばれたゆいちゃんの美味しいことったらないね!
で、朗読劇が終わったらライブコーナー。2.5次元歌手を自称する逢瀬アキラさんの登場です。私は初めて見る人、だったと思う。あんまりエロゲ系のライブとかに行かないし、実は歌の方ってそこまで詳しくないんだよね。ただ、美少女ゲーム歌手って意外と層が厚いから、表と違って声優が主題歌を歌ったりするのが稀だったりする。Ritaとか榊原ゆいみたいに歌手兼声優やってる人は別にしても、声優兼歌も……って人はなかなかいない。
だから、くすはらゆいが今年は歌手活動もと言っても、そう簡単な話ではないのだけど、彼女の場合はまあ……いや、話がずれましたね。ライブコーナーは逢瀬アキラさんと荻さんの二人が盛り上げてくれましたが、風音様、というかのびるちゃんもライブビューイングと評したあまり動きのない映像で参戦。私はあまり馴染みのない楽曲でしたが、それでも初のキンブレを片手に結構盛り上がりました。
逢瀬さんは荻さんと同じく結構ツイッターに画像を上げていてくれて、会場に飾られていたフラワースタンドとは別の楽屋花、つまり、楽屋に直接届けられるお花の画像とかも載せてたんですが、ゆいちゃん宛のも何点かあったみたいですね。1つはツイッターのフォロワーさんが贈っていたものだったので話を聴きましたが、やはり今後あるかないかの機会なので、思い切って贈ってみたとのこと。
私も実のところ、くすはらゆいとしての初のイベント参加、次があるかは分からないってことは意識してたんだけど、お花を贈ろうとまではいかなかった。ほめらじのイベントだし、どこか遠慮していた部分があったのと、まあ、他にも色々な理由がね。ただ、知り合いが贈っていたのを知ると、少なからず後悔もあったり。難しいもんですな、こういうのは。そういや、会場にはプレゼントボックスもありましたが、荻さんと風音様は流石の量でしたね。ダンボールが何箱も用意されて、凄かったですよ。
そういえば……これは書いていいのか、お名前は伏せることにしますが、ウーサァがいつだったか中身のないファンレターを貰った! 斬新!みたいなツイートしていたじゃないですか。そのファンレター入れ忘れちゃった人に会いまして、今回改めて書いたものと一緒にBOXへ入れたみたい。私もそういうの書くこともあるので他人事じゃないけど、微笑ましいお話でした。
ライブコーナーが終わったらEDということで、荻さんと逢瀬さん、それに着ぐるみ組がステージ上には集まりました。こうして考えると、振り返りトークのゲスト、着ぐるみの進行役と中身、それに処女ラジの二人は全体通してそこそこ出番合ったけど、あじ子、秋野さん、ゆいちゃん、ほたるんの4人は前編で書いたようにマジでPPカスタマイズと、このEDだけの出演でしたね。
まあ、確かに短いし、あじ子なんかはPPカスタマイズでもトップバッターだったから、お世辞にも存在感があったとは言いづらいのだけど、こればっかりはなぁ。2時間半の尺で、ほめらじの記念イベントという都合も考えると、あまり贅沢も言ってられないでしょう。処女ラジは姉妹番組って扱いだしさ。
EDですから、当然ゲストにも終わりの挨拶というか、一言ずつのコメントが求められた訳ですが、五十音順ということで秋野花さんから始まりました。彼女は一貫して真面目で、ほめらじに対して最大限の敬意を払いつつ、「20周年のときはおもら姉妹で出演したいです」との発言。つまりは藤咲ウサとのユニットですけど、これってほめらじ初なんですよね。考えてみれば、ゆいちゃんがたとえばパイセンとか、まおさんなんかと出演すれば、場合によっては秋野さんもティンクルとしてウーサァと出演する可能性もあった訳ですから、次こそはおもら姉妹で、というのも分かる気がする。
もっとも、そうなってしまうとほたるんはどうすれば良いのだろうって感じではあるけど。そういや、ほたるんの挨拶は「これからも一リスナーとして聴いていきたいです」だったけど、おもら姉妹に遠慮したのかな? いや、まさかなぁ。
あじ子はEDの挨拶までシンプルだったけど、それもまたあじ子らしかったかも。私、結構彼女好きなんですよ。パーソナルな部分に詳しい訳でもないけど、演技とかキャラが好きでね。あの弄られキャラは愛すべき存在だと思うんだ。
そして、ゆいちゃんの挨拶も秋野さんに負けないぐらい真面目で、尚且つちゃっかりしたものでした。記憶を頼りに書き出してみると……
「最後の曲とか袖からなんですけど、ずっとキンブレ振ってコール入れたんですが、昨日コールの練習頑張りすぎて肘を強打してしまって。でも、その甲斐あって会場の皆さんと凄く一体感が持てて嬉しかったです!」だったと思いますが、ゆいちゃんは何気にCDでの出演も含めて8回を記録してますから、2015年のの2月、第408回に初出演した割には、結構早いスパンで登場してますよね。だって、桜川未央さんが10年で24回ですから、この100回足らずのうちに8回出てるのは凄いことだと思いませんか? まあ、ゆいちゃんより後に初ゲストだったらしい秋野花さんは、既に9回でてるそうですが。
「ほめらじのイベント直前回、そしてこの10周年のイベントにも呼んで頂けて、とてもとても嬉しかったです。今後もゲストに呼んでくだされば嬉しいです!」
終わりのコメントで印象深かったのは、やっぱり五行なずなさんですかね。彼女はまあ、ぶっちゃけトークという訳ではないんだけど、付き合いも長い関係から10年間色々なことが合ったこと知っており、それに少なからず触れた形でした。荻さんも少し動揺していたけど、なずなさんも言っていたとおり、リスナーはそれぐらい分かってるでしょ。熱の入ったリスナーでもない私が納得しているぐらいなんだから、大体予想も付くだろうし。どんなことを喋ったのかは書きませんけど、それを乗り越えての今があって、二人があるんだと思いますよ。
そんな訳でイベントが終わった訳ですが、このイベントは放送もしなければ、DVD等で発売もしないと明言している関係上、今回は珍しくイベントレポートという形で記憶の新しいうちに書き残すことにしました。こういうの滅多に書かなくなったというか、日記を書くこと自体が最近はBugBugの感想ぐらいなだけに、自分でも少し懐かしい感覚を覚えました。
折角なのでメモリアルブックについても書いておきますが、前編で触れた年表の他は、荻さんと風音様の対談だったり、これまで登場したゲスト陣によるサイン入りのコメント集だったりがありましたね。このコメント集はなかなかに圧巻で、美少女ゲーム声優のサインがずらっと並んでいるのは凄いの一言です。まあ、中にはサインなしの人もいましたが。あと、2回出演している北見六花さんのコメントが印象深かったかな。よくその人と連絡付いたな! とか、今はもう名前を見ることが出来ない人、たとえば桐谷華さんですとか、そういった方々もコメントを寄せてましたから、これは本当に影響保存版ではないでしょうか。
あとは最多登場のゲスト3人による座談会やスタッフ座談会と、イラストとか写真よりも、文字情報の多い本でしたね。読み応えがあると言いますか。通販しないってことはないと思うけど、仮に会場限定を貫くんだとしたら、物凄く価値があるよ。プレミアって奴だ。
終演後はさっさと帰ってしまったのだけど、次があるのかないのかはともかくとして、本音を言えば処女ラジと同じく、ほめらじも10周年だしそろそろ……みたいな感覚が私の中ではあったんですよ。ラジオっ子を長くやってると、永遠に続く番組なんてないことは嫌と言うほど知ってますし、不動の地位を気付いているように見えた番組が、ある改変期であっさり終わってしまったりなんてことは、本当によくあることでね。だから、このイベントでそういった発表があっても不思議はないと思っていたし、リスナーと言えるほどではないにせよ、ある程度の覚悟もしていたのだけど、全然杞憂だったと言いますか。
更に10年後がどうなってるのかなんて分からないけど、ほめらじには続いていって欲しいと、人気番組、長寿番組の所以を知らしめた、明るいイベントだったと思います。
次にこんな機会があるとすれば、それはせかぽじの公録になりますかね。こちらはもう開催が決定しているので、後は詳細情報末だけですし、私は支援のブリッジクルーですから、最前列が確約されてるらしいけど、ゲストが誰になるのかも含めて、どんなイベントになるのか楽しみです。
まあ、私も10年歳を取って、その現場の集まりで明らかな年上となり、色々なことを考える1日でしたけど、全体通して満足しています。ゲストに釣られて参加した身としては、ほめらじファミリーを名乗るには遠慮があるけど、メールだって採用されたことがあるんだし、もっと堂々と参加しても良かったのかな、と、今にして思ったりも。
兎にも角にも、ほめらじ10周年おめでとうございます。お疲れ様と、そしてこれからもよろしくお願いしますの言葉を。イベント、ありがとうございました。
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