終わりの近づく気持ちの中で
2011年10月19日 アニメ・マンガ坂本真綾が12月に5日間コンサートをやるというのがファンクラブの会報で届いたので、先日応募しました。昔はイベントごとをやらない傾向が強かった真綾ですが、近年はなにかと積極的ですね。5日間も連続で、といっても途中1日休みは挟みますが、そんな日程でコンサートをやるなんて、かつてを知るものとしては今でも信じられません。今でこそイベントやコンサートにこなれた傾向のある真綾だけど、年に1度もそういった機会があればマシぐらいの頃も確かにあったわけで、人間変われば変わるものですね。
12月は特に忙しいというわけじゃありませんが、流石に全公演制覇するほどの気概もなければ、金銭的、肉体的な体力もありません。会場は天王洲にある銀河劇場で、過去に一度FCイベントが開催されたことがあるから、行ったことある人もいるかと思います。私も勿論参加しましたけど、ここは劇場という名の通り、芝居やミュージカルを上演することが多いので、むしろそっち方面で赴くことが多いかも知れない。
イベントホールとしては決して大きいわけではなく、3階席まであるものの全体的なキャパシティとしては750人に満たない小規模なところです。5日間やっても5000人も届かない人数しか参加できないわけで、フォーラムや武道館という大きな会場でコンサートをしてきた近年の真綾としては、日程の壮大さに比べて小さくまとまっているような気がしないでもない。ほとんど一週間借りることの出来る会場が他になったのかも知れないし、単に真綾が気に入っていただけかも知れないけど、まあ、悪い会場でないのは確かです。前述のとおり、本来は芝居等を上演するための場所ですから、ロビーもホール内も小綺麗なんですよね。そして、私は特にそういう場所が好きなので、会場の選択自体は間違っていないと思います。ただ、問題は私がどの日にちに参加するかどうかということでね。
5日間ということは、最低でもそのうち3日は平日開催なわけで、今回の場合だと12月13日の火曜日が初日で、水曜日が2日目、木曜日に一度休みが入って、金土日は3日間連続になっています。普通に考えれば初日と千秋楽が一番混むのでしょうけど、なにせ平日の火曜日と休日終わる日曜日ですからね。私にこれといった拘りがあるわけじゃないですけど、こんなに日数があるといろいろ考えてしまうじゃないですか。例えば、一番良い公演になるのはどの日だろうとか。
初日なら体力的に十分余裕があるのは当たり前ですが、長い公演ともなれば小慣れた中日の方が良いコンサートになるかも知れないし、あるいは最後だからと千秋楽でなにか特別なことをするかも知れない。けど、逆に言えば長い公演のことを考えて初日はある程度セーブしてくるかも知れないし、中日は中日で良い感じに疲れが溜まっているかも知れない。ツアーはやったことがあっても、単独の連続公演など未経験のはずですから、千秋楽なんてどうなっているか分からない。
色々考えて、結局私は16日の金曜日を選択しました。平日ですが、翌日が休日ということもあって、なにかと都合がいいので。当日は家族も誰かのライブに行くそうでうが、私は会社帰りに天王洲と洒落込みます。一応、一つだけ応募して落ちたときのことを考えて、あくまで保険として千秋楽のチケットも申し込んだのですが、結局は16日のみが当選しました。まあ、仮に両方当たっても困るだけなんですがね。なにがどうして、1公演8400円も取られますし、チケットの発券手数料を加えると8500円以上になるんです。当日はなにやらプレゼントが付くとか書いてありますけど、私としてはちょっと渋い顔にならざるを得ない金額です。真綾にそれだけの価値がないとは言いませんが、武道館公演でさえもうちょっと安かったことを考えるとね。ほぼ9000円なんて、単独公演に払う金額じゃないですよ。まあ、銀河劇場が芝居小屋ということを考えると、箱代も相当なものが掛かっているのかも知れませんけど、そのしわ寄せをチケット代に求められてもね。結局、価格を上げるということは、講演内容にそれだけの価値があるかどうかを見定められるわけで、面白かったけど9000円ほどのものだったか? という考えが、常に付きまとうわけです。
まあ、それでなくとも私はまあや関係のイベントは今年で最後にしようかと思っているんでね。別に結婚したからってわけじゃなくて、それ以前から真綾に関する情熱のようなものが減少していまして。今年の中野公演でしたか、あれは結構長くなったんですけど、歌とかMCを聴きながら「これ何時までやるのかなぁ」とか考えている自分を発見したとき、色々終わったと思ったから。まあ、永続的な気持ちなんてものは存在しないんだという、いい証拠ですね。多分きっと、後悔もしないんでしょう。
12月は特に忙しいというわけじゃありませんが、流石に全公演制覇するほどの気概もなければ、金銭的、肉体的な体力もありません。会場は天王洲にある銀河劇場で、過去に一度FCイベントが開催されたことがあるから、行ったことある人もいるかと思います。私も勿論参加しましたけど、ここは劇場という名の通り、芝居やミュージカルを上演することが多いので、むしろそっち方面で赴くことが多いかも知れない。
イベントホールとしては決して大きいわけではなく、3階席まであるものの全体的なキャパシティとしては750人に満たない小規模なところです。5日間やっても5000人も届かない人数しか参加できないわけで、フォーラムや武道館という大きな会場でコンサートをしてきた近年の真綾としては、日程の壮大さに比べて小さくまとまっているような気がしないでもない。ほとんど一週間借りることの出来る会場が他になったのかも知れないし、単に真綾が気に入っていただけかも知れないけど、まあ、悪い会場でないのは確かです。前述のとおり、本来は芝居等を上演するための場所ですから、ロビーもホール内も小綺麗なんですよね。そして、私は特にそういう場所が好きなので、会場の選択自体は間違っていないと思います。ただ、問題は私がどの日にちに参加するかどうかということでね。
5日間ということは、最低でもそのうち3日は平日開催なわけで、今回の場合だと12月13日の火曜日が初日で、水曜日が2日目、木曜日に一度休みが入って、金土日は3日間連続になっています。普通に考えれば初日と千秋楽が一番混むのでしょうけど、なにせ平日の火曜日と休日終わる日曜日ですからね。私にこれといった拘りがあるわけじゃないですけど、こんなに日数があるといろいろ考えてしまうじゃないですか。例えば、一番良い公演になるのはどの日だろうとか。
初日なら体力的に十分余裕があるのは当たり前ですが、長い公演ともなれば小慣れた中日の方が良いコンサートになるかも知れないし、あるいは最後だからと千秋楽でなにか特別なことをするかも知れない。けど、逆に言えば長い公演のことを考えて初日はある程度セーブしてくるかも知れないし、中日は中日で良い感じに疲れが溜まっているかも知れない。ツアーはやったことがあっても、単独の連続公演など未経験のはずですから、千秋楽なんてどうなっているか分からない。
色々考えて、結局私は16日の金曜日を選択しました。平日ですが、翌日が休日ということもあって、なにかと都合がいいので。当日は家族も誰かのライブに行くそうでうが、私は会社帰りに天王洲と洒落込みます。一応、一つだけ応募して落ちたときのことを考えて、あくまで保険として千秋楽のチケットも申し込んだのですが、結局は16日のみが当選しました。まあ、仮に両方当たっても困るだけなんですがね。なにがどうして、1公演8400円も取られますし、チケットの発券手数料を加えると8500円以上になるんです。当日はなにやらプレゼントが付くとか書いてありますけど、私としてはちょっと渋い顔にならざるを得ない金額です。真綾にそれだけの価値がないとは言いませんが、武道館公演でさえもうちょっと安かったことを考えるとね。ほぼ9000円なんて、単独公演に払う金額じゃないですよ。まあ、銀河劇場が芝居小屋ということを考えると、箱代も相当なものが掛かっているのかも知れませんけど、そのしわ寄せをチケット代に求められてもね。結局、価格を上げるということは、講演内容にそれだけの価値があるかどうかを見定められるわけで、面白かったけど9000円ほどのものだったか? という考えが、常に付きまとうわけです。
まあ、それでなくとも私はまあや関係のイベントは今年で最後にしようかと思っているんでね。別に結婚したからってわけじゃなくて、それ以前から真綾に関する情熱のようなものが減少していまして。今年の中野公演でしたか、あれは結構長くなったんですけど、歌とかMCを聴きながら「これ何時までやるのかなぁ」とか考えている自分を発見したとき、色々終わったと思ったから。まあ、永続的な気持ちなんてものは存在しないんだという、いい証拠ですね。多分きっと、後悔もしないんでしょう。
分かり合うよりも、歩み寄りたい
2011年10月18日 アニメ・マンガ巷で話題のガンダムAGEというのを観ました。初回放送は見逃したんですが、なるほど子供向けというだけあって主人公を始めとしたキャラクターが小さいですね。私はガンダムシリーズ全部観たことありますし、思い入れの強い作品なんてのもいくつかあるんですけど、ガノタというわけじゃないと思います。そりゃあ、昔はガンプラだって作ってましたし、今だってGジェネプレイしたりもしますが、だからといって人生を捧げるほどにガンダムを愛しているかといわれれば、多分そうじゃないでしょう。
子供向けのガンダムといえば、私の中では二種類のイメージがあります。一つはお馴染みのSDガンダムで、武者やナイトも含んだものです。これはMSとしてのガンダムではなく、ガンダムそのものを意思のあるキャラクターとすることで、ギャグやシリアスなど様々なジャンルで展開することが出来ました。私が好きなのは新SD戦国伝 超機動大将軍ですけど、まあ、今その話はいいでしょう。そしてもう一つの子供向けはなにかというと、これはプラモウォーズやガンプラ甲子園、古くはプラモ狂四郎など、ガンプラを作って遊んだり、戦わせたりするものです。
そもそもガンダムのキャラクターというのは大抵が十代の少年少女であり、アムロ・レイは15歳にしてガンダムのパイロットになりましたし、ウッソ・エヴィンに至っては13歳でMSに乗っています。AGEの公式サイトによれば主人公のフリットは14歳とのことですから、丁度アムロとウッソの間になりますね。では、フリットより年齢が低いウッソ主役のVガンダムは、果たして子供向けなのか? ガンダムがガンプラという玩具を売るアニメな以上、子供向けであると定義することは不可能じゃありません。私だって、子供の頃にガンダムは観ていましたし、深夜アニメでない以上は必ずしも大人向けというわけではないでしょう。一部のOVAなどを除いてね。
じゃあ、なにを持って子供向けと大人向けを区別するのかというと、それは作風だったり、キャラクターデザインだったりで、AGEは主にこれで子供向けであると定義されているわけですよね。フリットが設定の上ではウッソより年上だといっても、その絵柄の差から、フリットのほうが年下に見えてしまうことは仕方のないことだと思います。そして、そこがまた従来のファンに忌避される要因でもあるのでしょう。こういう言い方は必ずしも正しくないけど、絵柄に大人びたものを感じないというか、なんというか。
ガンダムというのはシリーズ作品ですから、話は違えどいくつかの制約やルール、もっと言えば伝統のようなものがあると思います。ガンダムらしさとでも言うんでしょうか? 要は話しとしての面白さより、どれだけガンダムしているかが重要なんですよね。Gガンは例外にしても、求められるものってのは本質的にいつも同じで、それを如何にアレンジし、形にしていくかがガンダムにおける作品作りなのでしょう。だって、結局のところどの作品だってやっていることは同じなんですよ。戦争だの人間ドラマだの、そういった部分はほとんど同じで、繰り返すようだけど違うのはGガンぐらいなものです。私の友人はあれが初めて見たガンダムだったとかで、考えてみればあの作品が一番子供向けと言えたんじゃないかな。スーパーロボット風だし。
そう、子供向けのロボットアニメといえばスーパーロボット、勇者シリーズやエルドランシリーズなどを思い浮かべることができますが、じゃあ、AGEはそうしたアニメと同類なのかと言われると、私はまったく違うと思います。1話を観ていたのでなんとも言えませんが、2話を観た限りではAGEはまだガンダム寄りでしょう。何故かといえば、勇者シリーズやエルドランシリーズの主人公は、普通の少年でなくてはいけないからで、フリットのような天才ではダメなのです。
思えばアムロ・レイにしろカミーユ・ビダンにしろ、なんだかんだ言ってMSに関する素養を元から持っていました。ジュドーやガロードは生活環境が操作せた一面もありますが、ヒイロ・ユイや刹那のように登場時から一通りの技術はマスターしているエキスパートのような存在もいますし、彼らはそもそもがなにかしらの実力者です。勇者シリーズの主人公というのは、例外はあるにせよ努力や友情などを輝かしい熱血な少年たちであり、意思を持った勇者たちの大人びた人格に影響を受けながら成長していく、比較的等身大の存在だだけど、逆にガンダムシリーズの主人公は、戦争という異常な環境下に置かれた青少年が、戦いや敵味方の人間ドラマの中で成長していく物語ですから、単独の導き手というのおらず、それ故に彼らは子供向けアニメの主人公足り得ないのでしょう。
AGEはハッキリ言うと、面白くもなければつまらなくもない、そんな感じでした。なにかティファみたいな能力を持った女の子が出てきましたけど、あれと幼馴染が三角関係を繰り広げたりするのでしょうか? 二代目主人公の髪色や瞳の色を確認する限り、どうしたって幼なじみとの子供に見えるんですけど、あるいは突然変異ということも……ふむ。なんだろう、SEEDの頃からカップリングでしかガンダムを観ていない自分がいて、なんか複雑な気分だ。
子供向けのガンダムといえば、私の中では二種類のイメージがあります。一つはお馴染みのSDガンダムで、武者やナイトも含んだものです。これはMSとしてのガンダムではなく、ガンダムそのものを意思のあるキャラクターとすることで、ギャグやシリアスなど様々なジャンルで展開することが出来ました。私が好きなのは新SD戦国伝 超機動大将軍ですけど、まあ、今その話はいいでしょう。そしてもう一つの子供向けはなにかというと、これはプラモウォーズやガンプラ甲子園、古くはプラモ狂四郎など、ガンプラを作って遊んだり、戦わせたりするものです。
そもそもガンダムのキャラクターというのは大抵が十代の少年少女であり、アムロ・レイは15歳にしてガンダムのパイロットになりましたし、ウッソ・エヴィンに至っては13歳でMSに乗っています。AGEの公式サイトによれば主人公のフリットは14歳とのことですから、丁度アムロとウッソの間になりますね。では、フリットより年齢が低いウッソ主役のVガンダムは、果たして子供向けなのか? ガンダムがガンプラという玩具を売るアニメな以上、子供向けであると定義することは不可能じゃありません。私だって、子供の頃にガンダムは観ていましたし、深夜アニメでない以上は必ずしも大人向けというわけではないでしょう。一部のOVAなどを除いてね。
じゃあ、なにを持って子供向けと大人向けを区別するのかというと、それは作風だったり、キャラクターデザインだったりで、AGEは主にこれで子供向けであると定義されているわけですよね。フリットが設定の上ではウッソより年上だといっても、その絵柄の差から、フリットのほうが年下に見えてしまうことは仕方のないことだと思います。そして、そこがまた従来のファンに忌避される要因でもあるのでしょう。こういう言い方は必ずしも正しくないけど、絵柄に大人びたものを感じないというか、なんというか。
ガンダムというのはシリーズ作品ですから、話は違えどいくつかの制約やルール、もっと言えば伝統のようなものがあると思います。ガンダムらしさとでも言うんでしょうか? 要は話しとしての面白さより、どれだけガンダムしているかが重要なんですよね。Gガンは例外にしても、求められるものってのは本質的にいつも同じで、それを如何にアレンジし、形にしていくかがガンダムにおける作品作りなのでしょう。だって、結局のところどの作品だってやっていることは同じなんですよ。戦争だの人間ドラマだの、そういった部分はほとんど同じで、繰り返すようだけど違うのはGガンぐらいなものです。私の友人はあれが初めて見たガンダムだったとかで、考えてみればあの作品が一番子供向けと言えたんじゃないかな。スーパーロボット風だし。
そう、子供向けのロボットアニメといえばスーパーロボット、勇者シリーズやエルドランシリーズなどを思い浮かべることができますが、じゃあ、AGEはそうしたアニメと同類なのかと言われると、私はまったく違うと思います。1話を観ていたのでなんとも言えませんが、2話を観た限りではAGEはまだガンダム寄りでしょう。何故かといえば、勇者シリーズやエルドランシリーズの主人公は、普通の少年でなくてはいけないからで、フリットのような天才ではダメなのです。
思えばアムロ・レイにしろカミーユ・ビダンにしろ、なんだかんだ言ってMSに関する素養を元から持っていました。ジュドーやガロードは生活環境が操作せた一面もありますが、ヒイロ・ユイや刹那のように登場時から一通りの技術はマスターしているエキスパートのような存在もいますし、彼らはそもそもがなにかしらの実力者です。勇者シリーズの主人公というのは、例外はあるにせよ努力や友情などを輝かしい熱血な少年たちであり、意思を持った勇者たちの大人びた人格に影響を受けながら成長していく、比較的等身大の存在だだけど、逆にガンダムシリーズの主人公は、戦争という異常な環境下に置かれた青少年が、戦いや敵味方の人間ドラマの中で成長していく物語ですから、単独の導き手というのおらず、それ故に彼らは子供向けアニメの主人公足り得ないのでしょう。
AGEはハッキリ言うと、面白くもなければつまらなくもない、そんな感じでした。なにかティファみたいな能力を持った女の子が出てきましたけど、あれと幼馴染が三角関係を繰り広げたりするのでしょうか? 二代目主人公の髪色や瞳の色を確認する限り、どうしたって幼なじみとの子供に見えるんですけど、あるいは突然変異ということも……ふむ。なんだろう、SEEDの頃からカップリングでしかガンダムを観ていない自分がいて、なんか複雑な気分だ。
その手はいつか、離れるから
2011年10月17日 アニメ・マンガ
七尾奈留繋がりというわけではないですが、efに続いてD.C.もマイブームだったりします。もっともefと違ってゲームをプレイしているというわけではなく、そもそもCIRCUSはVISTA版だの7版だのを出しているようなブランドなので、古いソフトを新しいPCで起動するのは基本的に無理なのです。試しに手持ちのD.C.~ダ・カーポ~DVD版をインストールしてみたのですが、起動ができないんですよね。探せばパッチぐらいあるのかも知れないけど、流石は曲芸商法なんて言われるだけのことはあります。
D.C.は無印だけでも結構な数が出ており、FDやお返しディスクの類を覗いても……確実に4本以上は存在するのかな? CD-ROM版とDVD版は同じものですからともかくとして、全年齢版として発売されたP.S.や、それを18 禁移植したP.C.などもあり、私は一応そのほとんどを持っています。エロゲが全年齢化する際にサブキャラが攻略可能となったり、新しいヒロインが追加されることは決して珍しいことではないですが、CIRCUSはそれを大胆かつ大量に行ったことで知られています。例えば、初期のD.C.には7人のヒロインが登場するわけですが、その全員を攻略することができます。実は絵付きのサブキャラというのが女の子ではいないんですね。ことりの友人など、立ち絵やCG のない範囲では登場しますし、女の子ではないですがことりの義姉などには立ち絵があったりもします。
つまり、これをこのまま全年齢化しても、よくあるサブキャラのヒロイン昇格というのが発生せず、ゲーム的にとても寂しい、もしくは目新しさがない状態となってしまうのです。となれば、後はオリジナルヒロインを追加するしかないわけですが、CIRCUSはあろうことか一気に6人ものヒロインを新たに作り上げてしまいました。6人といえば、そこらにあるエロゲの攻略対象人数と同数であり、大勢といっても差し支えなはないだろう数です。D.C. は別にコンシューマー化が遅れたというわけでもなく、発売の翌年にはアニメ化もしていますから比較的早い方です。にも関わらず大々的なテコ入れを行ったのは、おそらく七尾奈留の退社と、それに伴うたにはらなつきの絵に慣れされる必要があったのではないかと推測してみる。一人だけだとやっぱり浮いちゃうだろうし、それ以上に追加ヒロイン6人はインパクトのある話しだしね。
ただ、私の個人的な意見を言わせてもらえると、D.C.はやっぱり無印の時が一番面白いですよ。P.S.ないしP.C.のキャラクターが嫌いというわけではないけど、やっぱり元々必要ないものを無理やり追加しているわけですからね。無茶すぎたと言うか、話や設定にほころびのようなものが生じたのも、丁度この頃からだっった。私が一番好きなキャラクターは白河ことりですけど、これがP.C.だと追加キャラの工藤がなにかと話に絡んできて、ウザイ事この上ないのですよ。あれはプレイしていてイライラしたもの。蛇足とはまさにこのことであり、そのため私のP.C.に対するイメージはあまりよくないのです。
CIRCUSの商法そのものを否定するつもりはありませんが、いい加減にしたらいいのにと思うことは多々あって、それは昨年だったかに出たことりFDを買ったときにも感じたことです。前述のとおり七尾奈留は9年も前にCIRCUSを離れ、今はminoriで仕事をしています。必ずしも円満退社だったわけではないようで、D.C.等の作品に触れることはあまりありません。しかし、契約上の問題かD.C.で七尾奈留が描いた絵に関してはCIRCUSが版権を持っているようで、未だに立ち絵とかを使い回すんですよね。だからことりFDも未だに9年前の立ち絵が普通に使用されており、それでいてCGに関しては別の原画家が描いているというのだから違和感が半端ない。シナリオもどんどん無茶苦茶なものへと変貌していき、最初期の感動も霞んでしまうような結果になったと思います。あれはなんというか、残念過ぎた。
特に新装版と言うか、Windows7対応版みたいのを買うつもりはないのですけど、D.C.Ⅱもあるいは起動することができないんですかね? 買うだけ買って、一度ぐらいしかプレイしていないのが、確か家のどこかにあると思うのですが……エロゲは元々複数箇所に仕舞っているせいか、どこになにがあるか時々分からなくなる。常に傍へ置いておくのはHOOK作品ぐらいですからね。それ以外は殆ど新しい作品になってしまうから、何年も前の作品は押入れ等を開かないといけないのです。そして、今の私にそんなことをしている時間はありません。仕方ないから公式等で配布されているムービーを見て気分だけ味わうことにしていますが、D.C.シリーズは曲とかムービーだけは良いから、これはこれで楽しいもんです。
D.C.は無印だけでも結構な数が出ており、FDやお返しディスクの類を覗いても……確実に4本以上は存在するのかな? CD-ROM版とDVD版は同じものですからともかくとして、全年齢版として発売されたP.S.や、それを18 禁移植したP.C.などもあり、私は一応そのほとんどを持っています。エロゲが全年齢化する際にサブキャラが攻略可能となったり、新しいヒロインが追加されることは決して珍しいことではないですが、CIRCUSはそれを大胆かつ大量に行ったことで知られています。例えば、初期のD.C.には7人のヒロインが登場するわけですが、その全員を攻略することができます。実は絵付きのサブキャラというのが女の子ではいないんですね。ことりの友人など、立ち絵やCG のない範囲では登場しますし、女の子ではないですがことりの義姉などには立ち絵があったりもします。
つまり、これをこのまま全年齢化しても、よくあるサブキャラのヒロイン昇格というのが発生せず、ゲーム的にとても寂しい、もしくは目新しさがない状態となってしまうのです。となれば、後はオリジナルヒロインを追加するしかないわけですが、CIRCUSはあろうことか一気に6人ものヒロインを新たに作り上げてしまいました。6人といえば、そこらにあるエロゲの攻略対象人数と同数であり、大勢といっても差し支えなはないだろう数です。D.C. は別にコンシューマー化が遅れたというわけでもなく、発売の翌年にはアニメ化もしていますから比較的早い方です。にも関わらず大々的なテコ入れを行ったのは、おそらく七尾奈留の退社と、それに伴うたにはらなつきの絵に慣れされる必要があったのではないかと推測してみる。一人だけだとやっぱり浮いちゃうだろうし、それ以上に追加ヒロイン6人はインパクトのある話しだしね。
ただ、私の個人的な意見を言わせてもらえると、D.C.はやっぱり無印の時が一番面白いですよ。P.S.ないしP.C.のキャラクターが嫌いというわけではないけど、やっぱり元々必要ないものを無理やり追加しているわけですからね。無茶すぎたと言うか、話や設定にほころびのようなものが生じたのも、丁度この頃からだっった。私が一番好きなキャラクターは白河ことりですけど、これがP.C.だと追加キャラの工藤がなにかと話に絡んできて、ウザイ事この上ないのですよ。あれはプレイしていてイライラしたもの。蛇足とはまさにこのことであり、そのため私のP.C.に対するイメージはあまりよくないのです。
CIRCUSの商法そのものを否定するつもりはありませんが、いい加減にしたらいいのにと思うことは多々あって、それは昨年だったかに出たことりFDを買ったときにも感じたことです。前述のとおり七尾奈留は9年も前にCIRCUSを離れ、今はminoriで仕事をしています。必ずしも円満退社だったわけではないようで、D.C.等の作品に触れることはあまりありません。しかし、契約上の問題かD.C.で七尾奈留が描いた絵に関してはCIRCUSが版権を持っているようで、未だに立ち絵とかを使い回すんですよね。だからことりFDも未だに9年前の立ち絵が普通に使用されており、それでいてCGに関しては別の原画家が描いているというのだから違和感が半端ない。シナリオもどんどん無茶苦茶なものへと変貌していき、最初期の感動も霞んでしまうような結果になったと思います。あれはなんというか、残念過ぎた。
特に新装版と言うか、Windows7対応版みたいのを買うつもりはないのですけど、D.C.Ⅱもあるいは起動することができないんですかね? 買うだけ買って、一度ぐらいしかプレイしていないのが、確か家のどこかにあると思うのですが……エロゲは元々複数箇所に仕舞っているせいか、どこになにがあるか時々分からなくなる。常に傍へ置いておくのはHOOK作品ぐらいですからね。それ以外は殆ど新しい作品になってしまうから、何年も前の作品は押入れ等を開かないといけないのです。そして、今の私にそんなことをしている時間はありません。仕方ないから公式等で配布されているムービーを見て気分だけ味わうことにしていますが、D.C.シリーズは曲とかムービーだけは良いから、これはこれで楽しいもんです。
私がPCを新調したのも結構前の事になりましたが、それによってプレイできなくなったエロゲというのが多々あります。Windows7にはXPモードの他にも各種互換性システムが搭載されていて、大抵のエロゲはそれによって動かすことも出来るんですけど、極端に古かったり、独特のプログラムなどで構築されているものは起動することが出来ません。これがXPと7のシステム違いとかだったら、それを改善するパッチの一つでも当てればそれで済むし、実際にそうしたパッチを配布しているブランドもあるんですが、不具合に便乗してWindows7版なんかを販売しているところもあり、容易に解決する問題ではありません。
ユーザーの中には自作の互換性パッチを作ってしまうような人もいますけど、私にはそうした技術はありませんので、出来ないいものは出来ないと諦めることが多いです。ただ、最近はそれ以外にも問題が発生することがあり、私としてはむしろそっちの方が深刻だったりします。というのも、今回取り上げるef - the first tale.がいい例なんですが、違法コピー及び違法アップロード対策として、近頃のエロゲはシリアルナンバーやネット認証などがある場合があります。特にefを出しているminoriはそういった対応策に前々から力を入れており、かなり強力なプロテクトを施しています。ネット認証は一定期間、インストールしたPC以外でのプレイを不能とするもので、これに関しては1ヵ月ないし数ヵ月待てば自動的に解除されるものです。
ただ、シリアルナンバーはねぇ…ソフトに対して固有のものが発行されているわけなんですが、これを失くしてしまうと起動どころかインストールすら出来なくなるんですよ。そして、久々にefの箱を開けたら、中にはディスクしか入っていなかったというね。マニュアル類は紛失しやすいので、あるいはどこかにまとめてしまったのかも知れませんが、部屋はつい先日掃除したばかりです。それで見つからないのだから、私としてはお手上げもいいところで。どうして今更efなのかというと、まあ、これも掃除中にグッズ類を発見して懐かしくなったからなんですが、過去のエロゲもなるべく新PCないし外付けのHDDに入れておこうと思いましてね。efは比較的新しい作品だし、起動も問題ないだろうと思ったのです。
しかし、現実にはシリアルナンバーの紛失によってインストールすら出来ない状況に陥りました。前述のとおり掃除した後の話ですから、そこから更にあるかも分からない紙片を探すというのは困難極まりない。面倒くさくなった私は、なんとminoriのサポートに連絡して、シリアルナンバーの再発行が出来ないか尋ねました。再発行という、調査ですね。minoriにはユーザー登録をしてましたから、あるいは各種情報が保存されているかもと思ったんです。
その後、プロデューサーから直々に返信をもらい、ef - the first tale.に関しては登録情報を確認することが出来ました。続編に関しては、一度でもユーザー登録すれば各種郵便物は自動的に届くことから、どうやら怠っていたらしいです。
まあ、今やりたいのはfirstの方だし良いかなと思いつつ、私は晴れてefを再インストールすることが出来ました。minoriは色々なプロテクト等を施す割に、上記の通りユーザー対応はいいのでWindows7用のパッチなども無料で配布しています。実のところ旧PCはefをプレイするにはスペック不足な所があり、特にあのムービーをまともに再生できたことがなかったんですが、流石は高スペックPC、サクサク動いてくれますね。昔、処理落ちや冷却ファンの大きな音に悩まされながらプレイしていたのが嘘みたいな話だ。
5年前だとまだワイド画面ではないですけど、それでも美麗なことには変わりないというか、やっぱりefは全体的に美しい作品ですね。シナリオに関しては、まあ、色々思うところもあるので今度じっくり書くつもりだけど、そもそも積みエロゲが沢山ある状態でefなんてプレイしている私はどうなんだろう。
efはアニメ化もされた作品ですけど、あっちもあっちでそれなりに好きですかね。七尾奈留原画の作品は大抵アニメ化されていますが、微妙な作品が多い中で、efはほとんど唯一の成功例だったんじゃないでしょうか。私の趣味もあるんだろうけど、少なくともD.C.や水夏よりは良かったと思う。solaはオリジナル企画でしたから、ともかくとして。続編である
ef - the latter tale.も、そのうちやりたいものだけど、まずはマニュアル一式探しだすところから始めないといけない。さて、どこから手を付けたものやら。
ユーザーの中には自作の互換性パッチを作ってしまうような人もいますけど、私にはそうした技術はありませんので、出来ないいものは出来ないと諦めることが多いです。ただ、最近はそれ以外にも問題が発生することがあり、私としてはむしろそっちの方が深刻だったりします。というのも、今回取り上げるef - the first tale.がいい例なんですが、違法コピー及び違法アップロード対策として、近頃のエロゲはシリアルナンバーやネット認証などがある場合があります。特にefを出しているminoriはそういった対応策に前々から力を入れており、かなり強力なプロテクトを施しています。ネット認証は一定期間、インストールしたPC以外でのプレイを不能とするもので、これに関しては1ヵ月ないし数ヵ月待てば自動的に解除されるものです。
ただ、シリアルナンバーはねぇ…ソフトに対して固有のものが発行されているわけなんですが、これを失くしてしまうと起動どころかインストールすら出来なくなるんですよ。そして、久々にefの箱を開けたら、中にはディスクしか入っていなかったというね。マニュアル類は紛失しやすいので、あるいはどこかにまとめてしまったのかも知れませんが、部屋はつい先日掃除したばかりです。それで見つからないのだから、私としてはお手上げもいいところで。どうして今更efなのかというと、まあ、これも掃除中にグッズ類を発見して懐かしくなったからなんですが、過去のエロゲもなるべく新PCないし外付けのHDDに入れておこうと思いましてね。efは比較的新しい作品だし、起動も問題ないだろうと思ったのです。
しかし、現実にはシリアルナンバーの紛失によってインストールすら出来ない状況に陥りました。前述のとおり掃除した後の話ですから、そこから更にあるかも分からない紙片を探すというのは困難極まりない。面倒くさくなった私は、なんとminoriのサポートに連絡して、シリアルナンバーの再発行が出来ないか尋ねました。再発行という、調査ですね。minoriにはユーザー登録をしてましたから、あるいは各種情報が保存されているかもと思ったんです。
その後、プロデューサーから直々に返信をもらい、ef - the first tale.に関しては登録情報を確認することが出来ました。続編に関しては、一度でもユーザー登録すれば各種郵便物は自動的に届くことから、どうやら怠っていたらしいです。
まあ、今やりたいのはfirstの方だし良いかなと思いつつ、私は晴れてefを再インストールすることが出来ました。minoriは色々なプロテクト等を施す割に、上記の通りユーザー対応はいいのでWindows7用のパッチなども無料で配布しています。実のところ旧PCはefをプレイするにはスペック不足な所があり、特にあのムービーをまともに再生できたことがなかったんですが、流石は高スペックPC、サクサク動いてくれますね。昔、処理落ちや冷却ファンの大きな音に悩まされながらプレイしていたのが嘘みたいな話だ。
5年前だとまだワイド画面ではないですけど、それでも美麗なことには変わりないというか、やっぱりefは全体的に美しい作品ですね。シナリオに関しては、まあ、色々思うところもあるので今度じっくり書くつもりだけど、そもそも積みエロゲが沢山ある状態でefなんてプレイしている私はどうなんだろう。
efはアニメ化もされた作品ですけど、あっちもあっちでそれなりに好きですかね。七尾奈留原画の作品は大抵アニメ化されていますが、微妙な作品が多い中で、efはほとんど唯一の成功例だったんじゃないでしょうか。私の趣味もあるんだろうけど、少なくともD.C.や水夏よりは良かったと思う。solaはオリジナル企画でしたから、ともかくとして。続編である
ef - the latter tale.も、そのうちやりたいものだけど、まずはマニュアル一式探しだすところから始めないといけない。さて、どこから手を付けたものやら。
後もう1つだけだから
2011年10月15日 アニメ・マンガ私は毎日、出社するとデスクにおいてある本を手に取り5分間の読書をしてから仕事を始めるですが、ここ数ヵ月はピーター・フォークの自伝をずっと読んでいます。この本が私の手元に来たのは確か去年だったと思いますが、最初はそれほど熱心に読まなかったと思う。好きな俳優の本ですからパラパラっと捲りはしましたけど、個人的に自伝やエッセイの類にはどことない苦手意識みたいのがありましてね。偉人伝みたいなものは歴史書の一種として読むこともあるんですが、自伝というのはどうも……てな感じで、長くデスクの上で放置していました。
しかし、これが読んでみると凄く面白いのよね。前にも書いたかも知れないけど、毎日読んでいるにもかかわらず、その度に新しい発見がある。自伝というのは、第三者によって書かれる伝記が客観性を重要視するのと対照的に、主観性をとても大切にしているとイメージがあります。本人が自分のことを書くんですかた当たり前の話ですが、これは得てして自分にとって都合のいい内容を書いてしまいがちで、事実と異なるものも多いといいます。
好きな俳優といっても、私はピーター・フォークの全作品を見ているわけでもなければ、全生涯を知っているわけでもありません。過去のニュースやスキャンダルに詳しくもないですし、ハッキリ言うとコロンボ及び主演映画をいくつか観たことがある程度です。だから、この自伝のどこまでが正しくて、どれだけ嘘があるのかなんて分かりっこないんですけど、そういうの抜きにしても、これはいい本だと思う。今は若いうちから暴露本なんて言って自伝もどきを芸能人も多いけど、ピーター・フォークのは老境に入ってから書いたものですからね。奇しくも彼が認知症を発症してしまったことで、日本での出版は大分遅れてしまったようなのですけど、私が読み始めたのが亡くなる直前だったというのがまたね……2~3年前でしたか、認知症の件が公表されたのは。自らがコロンボであったことも分からなくなったという話を聞いたときは、言い様のないショックを受けたものです。元英国首相のサッチャーが発症したと聞いたときは鉄の女も錆びたのかぐらいの感想でしたけど、ピーター・フォークは普通にファンでしたからねぇ。長く生きていると避けては通れない道なのかも知れませんが、辛いものがある。そういえば、先月AXNミステリーで特集番組やったときは、そこら辺のことには一切触れませんでしたね。まあ、触れる必要もなかったんだろうけど。
先月の追悼特集、刑事コロンボ50時間放送はなかなかに見応えがあるものでした。実は当日、天候不良で最初の数時間撮れなかったんですが、それでも後の特集は全部撮れましたし、コロンボvsオスカー俳優や、視聴者が選ぶベストエピソードなどは素晴らしかったと思います。私が好きな完全犯罪の誤算はベスト10にこそ入っていませんでしたが、最終的に進行役であった小倉智昭の傑作選には入っていたので、まあ、良しとしましょう。
なにせ50時間もありますから、さっさとブルーレイに焼きたいところなんですけど、スカパー!の番組というのはダビング回数制限というのがありましてね。大抵の番組が1回ダビングするとHDDの中から消去されてしまうんですよ。容量空けるために焼くんだから別に構わないといえば構わないんですが、万が一にもディスクを紛失したり、なんかの拍子にディスクが使い物にならなくなったりしたら、取り返しがつきませんからね。もちろん、HDDの中が絶対に安全という保証はどこにもないんだけど、とりあえず入れておけばいつでも見られるわけだし。そう考えてしまうと、なんか踏ん切りがつかないというかなんと言うか。
放送からしばらくたった今でも、1日に1話は見てしまうだけの魅力がコロンボにはありますね。いい加減、DVD-BOXの一つも買ってしまえとも思うんだけど、例えば上記ベストエピソードみたいに最高の作品たちをまとめて見られるというのは、それだけでBOXを超える魅力があるというものです。まあ、3位の殺人処方箋は第1作だから上位に来たようなものですけど、2位と1位は文句なしの名作でしょうし、他の作品も傑作といっていい話ばかりです。特に1位は、なんだかワインが飲みたくなりますね。
コロンボについてはいつかじっくり書いてみたいと思うんだけど、最近昼頃に和製コロンボである古畑任三郎の再放送をやっていましてね。何気なく見ていると、やっぱりコロンボにあったような話やトリック、犯人に対する決め手などが散見される。影響を受けた作品なのだから当然だろうけど、改めて見るとここまで同じなのか、と思えるようなものもあって結構新鮮な気分になったりします。本放送時は、それほど気にして観てはいませんでしたからね。まあ、私はコロンボのほうが好きですけど、これは私の中で海外ドラマに対する贔屓や憧れがあるからなんだろうなと思ってみたり。多分、きっとそうです。
しかし、これが読んでみると凄く面白いのよね。前にも書いたかも知れないけど、毎日読んでいるにもかかわらず、その度に新しい発見がある。自伝というのは、第三者によって書かれる伝記が客観性を重要視するのと対照的に、主観性をとても大切にしているとイメージがあります。本人が自分のことを書くんですかた当たり前の話ですが、これは得てして自分にとって都合のいい内容を書いてしまいがちで、事実と異なるものも多いといいます。
好きな俳優といっても、私はピーター・フォークの全作品を見ているわけでもなければ、全生涯を知っているわけでもありません。過去のニュースやスキャンダルに詳しくもないですし、ハッキリ言うとコロンボ及び主演映画をいくつか観たことがある程度です。だから、この自伝のどこまでが正しくて、どれだけ嘘があるのかなんて分かりっこないんですけど、そういうの抜きにしても、これはいい本だと思う。今は若いうちから暴露本なんて言って自伝もどきを芸能人も多いけど、ピーター・フォークのは老境に入ってから書いたものですからね。奇しくも彼が認知症を発症してしまったことで、日本での出版は大分遅れてしまったようなのですけど、私が読み始めたのが亡くなる直前だったというのがまたね……2~3年前でしたか、認知症の件が公表されたのは。自らがコロンボであったことも分からなくなったという話を聞いたときは、言い様のないショックを受けたものです。元英国首相のサッチャーが発症したと聞いたときは鉄の女も錆びたのかぐらいの感想でしたけど、ピーター・フォークは普通にファンでしたからねぇ。長く生きていると避けては通れない道なのかも知れませんが、辛いものがある。そういえば、先月AXNミステリーで特集番組やったときは、そこら辺のことには一切触れませんでしたね。まあ、触れる必要もなかったんだろうけど。
先月の追悼特集、刑事コロンボ50時間放送はなかなかに見応えがあるものでした。実は当日、天候不良で最初の数時間撮れなかったんですが、それでも後の特集は全部撮れましたし、コロンボvsオスカー俳優や、視聴者が選ぶベストエピソードなどは素晴らしかったと思います。私が好きな完全犯罪の誤算はベスト10にこそ入っていませんでしたが、最終的に進行役であった小倉智昭の傑作選には入っていたので、まあ、良しとしましょう。
なにせ50時間もありますから、さっさとブルーレイに焼きたいところなんですけど、スカパー!の番組というのはダビング回数制限というのがありましてね。大抵の番組が1回ダビングするとHDDの中から消去されてしまうんですよ。容量空けるために焼くんだから別に構わないといえば構わないんですが、万が一にもディスクを紛失したり、なんかの拍子にディスクが使い物にならなくなったりしたら、取り返しがつきませんからね。もちろん、HDDの中が絶対に安全という保証はどこにもないんだけど、とりあえず入れておけばいつでも見られるわけだし。そう考えてしまうと、なんか踏ん切りがつかないというかなんと言うか。
放送からしばらくたった今でも、1日に1話は見てしまうだけの魅力がコロンボにはありますね。いい加減、DVD-BOXの一つも買ってしまえとも思うんだけど、例えば上記ベストエピソードみたいに最高の作品たちをまとめて見られるというのは、それだけでBOXを超える魅力があるというものです。まあ、3位の殺人処方箋は第1作だから上位に来たようなものですけど、2位と1位は文句なしの名作でしょうし、他の作品も傑作といっていい話ばかりです。特に1位は、なんだかワインが飲みたくなりますね。
コロンボについてはいつかじっくり書いてみたいと思うんだけど、最近昼頃に和製コロンボである古畑任三郎の再放送をやっていましてね。何気なく見ていると、やっぱりコロンボにあったような話やトリック、犯人に対する決め手などが散見される。影響を受けた作品なのだから当然だろうけど、改めて見るとここまで同じなのか、と思えるようなものもあって結構新鮮な気分になったりします。本放送時は、それほど気にして観てはいませんでしたからね。まあ、私はコロンボのほうが好きですけど、これは私の中で海外ドラマに対する贔屓や憧れがあるからなんだろうなと思ってみたり。多分、きっとそうです。
メガミマガジンRX 2011年 11/27号 [雑誌]
2011年10月14日 アニメ・マンガ
別にヨスガノソラが載るというから買ったわけじゃないですよ、と最初に一言だけ書いておきましょうか。先々月に一迅社がよく似た本を出していましたけど、流石はメガミマガジンといったところか、あれよりも安い値段でありながら、ページ数も掲載作品も多いという仕様になっています。一迅社の本がフェチ本を謳いつつも、どちらかと言えば作品紹介及びキャラクター紹介をメインとしていたのに対して、こちらはそういった解説は最低限に抑えつつ、大半をイラストやアニメのカットで埋め尽くしていますね。
しかしまあ、こうして見ると最近のアニメが如何に乳だの尻だの全裸だのを売りにしているかが分かりますね。どれもこれも一度は見たことのあるような作品ばかりですが、BDでしか観られないような無修正画像をバンバン載せている辺り、メガマガの本気っぷりが伺えるかと思います。ただ、勘違いしている人が多いので釈明しておくと、私はエロゲが好きなのであって、決してエロアニメが好きなわけでありません。元よりエロゲのTVアニメ化には反対の姿勢を取っていますし、18禁ならまだしも地上波の限界に挑戦なんて言う煽り文句はいい加減聞き飽きましたし、見飽きました。
けれど、メガマガRXを読んでみて思ったのは、今の世の中エロゲ原作じゃないほうがよっぽどエロいということです。この本には全部で19作品が掲載されているわけですが、そのうちエロゲ原作は6つ、俺たちに翼はない、ヨスガノソラ、祝福のカンパネラ、プリンセスラバー!、そして星空へ架かる橋に恋姫†無双シリーズとなっています。つまり、残りの13作品はエロゲではなく一般作品なんです。もっとも、巻末で大特集されていた魔乳秘剣帖は例外な気もしますけど、これだけの作品が元から一般作品として作られているというのは、なんか凄まじい話だよね。どれだけ世の中はエロに溢れているだって話ですよ。
エロい作品というのは、それだけでコンスタントに売れていきますから、安定的な成績を望むならそっちの方が良いという見方もあります。現に恋姫†無双や、これには載っていませんでしたが一騎当千などはシリーズとして成功してますからね。人間、エロいものにはなんだかんだ言って金を払ってしまうものです。特にヨスガノソラが一線を超えてしまって以降は、所謂チラリズム的なエロよりも、リアル描写が求められるようになってしまったと思う。そう考えると、あれも酷い前例になってしまいましたね。私は正直な話、本読みの性なのか作品にはエロよりも物語性を求める方です。エロゲの場合は息抜きのためにエロ特化のおバカゲーとかも買いますけど、基本はシナリオの方を重視します。つまり、エロはエロとしても話しとして面白くなければなんの意味もないのです。
私がメガマガRXに掲載されている作品の中で、BDを購入するほどに入れ込んだ作品はたった2つ。ヨスガノソラは例外として、俺つばに祝福のカンパネラだけです。別にどちらもエロを全面に出した作品というわけではありませんでしたが、話に無駄が少なく、短い中でもしっかりとまとまっていたのが印象的でした。なにか個性に溢れていたり、大きな特徴があるわけではありませんが、前者はとても可愛らしい作りになっていましたし、後者は限られた話数の中で、原作の持ち味を上手く出せていたように思えます。エロだけを売りにした作品ってのは、どうも品がなくて嫌なんですよ。別に上品な作品を作れって言っているわけじゃないけど、今の世の中、下品よりも低俗な作品が多すぎるんじゃなかろうか。
なんて偉そうなことを書き連ねてきましたが、ハッキリ言ってメガマガRXはかなり使える本だと思います。構成方法が既存のそれと違いますから、とにかく無修正の画面カットが見たいという人には凄いオススメ。事前情報にあった掲載不可だったピンナップを収録というのが、実際どれのことかはよくわかりませんでしたけど、単なるエロアニメのカタログ以上の価値はあると思う。私は魔乳秘剣帖を観ていないので最後の特集は興味ありませんが、他の作品が比較的良かったので損はしていないかなと。
ただ、キャラの乳と尻だけをアップにした大乳尻博に関しては、ネットのネタ画像じゃないんだから……という気がしないでもない。まあ、全部分かったけどさ。
しかしまあ、こうして見ると最近のアニメが如何に乳だの尻だの全裸だのを売りにしているかが分かりますね。どれもこれも一度は見たことのあるような作品ばかりですが、BDでしか観られないような無修正画像をバンバン載せている辺り、メガマガの本気っぷりが伺えるかと思います。ただ、勘違いしている人が多いので釈明しておくと、私はエロゲが好きなのであって、決してエロアニメが好きなわけでありません。元よりエロゲのTVアニメ化には反対の姿勢を取っていますし、18禁ならまだしも地上波の限界に挑戦なんて言う煽り文句はいい加減聞き飽きましたし、見飽きました。
けれど、メガマガRXを読んでみて思ったのは、今の世の中エロゲ原作じゃないほうがよっぽどエロいということです。この本には全部で19作品が掲載されているわけですが、そのうちエロゲ原作は6つ、俺たちに翼はない、ヨスガノソラ、祝福のカンパネラ、プリンセスラバー!、そして星空へ架かる橋に恋姫†無双シリーズとなっています。つまり、残りの13作品はエロゲではなく一般作品なんです。もっとも、巻末で大特集されていた魔乳秘剣帖は例外な気もしますけど、これだけの作品が元から一般作品として作られているというのは、なんか凄まじい話だよね。どれだけ世の中はエロに溢れているだって話ですよ。
エロい作品というのは、それだけでコンスタントに売れていきますから、安定的な成績を望むならそっちの方が良いという見方もあります。現に恋姫†無双や、これには載っていませんでしたが一騎当千などはシリーズとして成功してますからね。人間、エロいものにはなんだかんだ言って金を払ってしまうものです。特にヨスガノソラが一線を超えてしまって以降は、所謂チラリズム的なエロよりも、リアル描写が求められるようになってしまったと思う。そう考えると、あれも酷い前例になってしまいましたね。私は正直な話、本読みの性なのか作品にはエロよりも物語性を求める方です。エロゲの場合は息抜きのためにエロ特化のおバカゲーとかも買いますけど、基本はシナリオの方を重視します。つまり、エロはエロとしても話しとして面白くなければなんの意味もないのです。
私がメガマガRXに掲載されている作品の中で、BDを購入するほどに入れ込んだ作品はたった2つ。ヨスガノソラは例外として、俺つばに祝福のカンパネラだけです。別にどちらもエロを全面に出した作品というわけではありませんでしたが、話に無駄が少なく、短い中でもしっかりとまとまっていたのが印象的でした。なにか個性に溢れていたり、大きな特徴があるわけではありませんが、前者はとても可愛らしい作りになっていましたし、後者は限られた話数の中で、原作の持ち味を上手く出せていたように思えます。エロだけを売りにした作品ってのは、どうも品がなくて嫌なんですよ。別に上品な作品を作れって言っているわけじゃないけど、今の世の中、下品よりも低俗な作品が多すぎるんじゃなかろうか。
なんて偉そうなことを書き連ねてきましたが、ハッキリ言ってメガマガRXはかなり使える本だと思います。構成方法が既存のそれと違いますから、とにかく無修正の画面カットが見たいという人には凄いオススメ。事前情報にあった掲載不可だったピンナップを収録というのが、実際どれのことかはよくわかりませんでしたけど、単なるエロアニメのカタログ以上の価値はあると思う。私は魔乳秘剣帖を観ていないので最後の特集は興味ありませんが、他の作品が比較的良かったので損はしていないかなと。
ただ、キャラの乳と尻だけをアップにした大乳尻博に関しては、ネットのネタ画像じゃないんだから……という気がしないでもない。まあ、全部分かったけどさ。
古いだけでは価値なんて付かない
2011年10月13日 アニメ・マンガ先日、スカパー!の業社が来るのに備えて部屋の掃除をしました。まあ、私も多くのオタクの例に漏れず部屋がそれなりに取っ散らかっている方なんですが、全部片付けるのに大体半日程度掛かってしまった。別にオタク的なものとかグッズを隠したかったわけじゃなくて、単純に足の踏み場もない部屋をどうにかしたかっただけなんだけど、いざ片付けを始めてみると、自分が如何に掃除下手かを痛感してしまいますね。今までは物持ちが良いとか言って自分をごまかしてきましたけど、本当のところは物を捨てられないだけなんだと思います。
私の自室は四畳半と比較的狭い方であり、そこに本棚だエロゲ入れだと置いてますから、足の踏み場という意味では元々多いわけではありません。寝台、つまりベットを天井にまで届きそうな高いものにしているおかげで、スペースはそれなりに確保できているんですが、それでも手狭であることには変わりがない。なにせ所有しているものが基本的に本とエロゲですから、増えることはあっても減ることはないんですよね。エロゲはともかく、私は本を売ったりすることは滅多にしませんし、エロゲにしたってよっぽどろくでもない作品でない限りは、パッケージで保存しておくのを常としています。
なので、捨てるとなればそれ以外、例えばコミケで買ってきたグッズとか、イベント・ショップ等で手に入れたチラシ類なんかになるんですが……これまた凄い量がありましてね。コミケで買うようなグッズといえば、大抵大きな紙袋に入ったセットが多いんですけど、私はこの紙袋をそのまま放置しているもんだから、場所を取って仕方がない。最近じゃ同人界隈でも付くことが多いですけど、ああいうのって袋自体が描き下ろしのグッズだったりしますから、なかなか捨て難いんですよ。エロゲのグッズなんてどれもこれも使い道のないものばかりですけど、紙袋に関しては使い捨てることすら出来ない、非常に厄介なグッズと言えるでしょう。
とはいえ、大袋を残したままでは片付くものも片付きません。私はHOOK、Sphere、minori、オーガストを除いたエロゲ紙袋の処分と、一部同人系の紙袋の処分をすることにしました。前者に関しては描き下ろしといっても後日、ビジュアルブックやら画集やらに収録される可能性が高いので、コレクション的な意味で残しておきたいもの以外は捨てることもできたんですが、後者に関してはちょっと複雑で。なにせ同人はほとんどがパロディ、つまりは二次創作が基本ですから、そういったものの紙袋やらが後日になって再掲載されるってことはまずないんですよ。よっぽどの大手ならまだしも、いや、大手にしたところで同人関係はその場限りって雰囲気が強いですからね。
チラシ類はよほど重要なものでない限り、例えば前述のHOOKとかSphereは個人的に好きなブランドですから保存しておきたいですし、後は資料的価値のあるものなどを中心に残しました。もっとも、私の所有する紙束の中には制作が発表されチラシまで配布されたのに発売しなかったエロゲとか、鳴り物入りでデビューしたくせにその1作のみで解散したブランドのチラシなんかが大変多いので、そういうのをどうするかも結構悩みましたけどね。後、もう一つ多かったのは冊子類。エロゲもそうですけど、特に多いのがゲーマーズが無料配布しているフロムゲーマーズで、これは創刊号から全部持ってるんじゃないかな。数えてないから分からないけど、今や横浜店が一番歴史ある店舗になってしまいましたからね。年々対応が悪くなり、融通の利かない店になってますけど、未だに利用しています。
と、そんなことはどうでもいいとして、そういった冊子類を捨てるか否かで考えこみました。無料配布物ですから結構重複しているものが多く、それを処分する分にはぜんぜん問題がないんですけど、なにせフロゲーだけで200部以上あるわけですからね。最近じゃ判型も違いますし、割と迷走を続けている冊子なので、今後どうなるかも分からない。一応、入れ物を作って残しておきましたけど、余程ことがないと処分対象になるかと思います。
本を捨てないというのは私の基本姿勢ですが、例外的に雑誌はある程度処分しようかと思っています。雑誌こそ後で集め直すのが困難なものですが、そんなことをいい続けていたら、いつまで経っても片付かないのでね。手始めに、私が買っていた時期の声優グランプリが何百冊かあるんですけど、こいつを捨てちまおうかと。知り合いからもらった分や、ボイスアニメージュなどの雑誌も含めると相当数あるんですが、今更売れるようなものでもないし、引き取り手もいないだろうからね。ちり紙交換にでも出してしまいましょう。
まあ、頑張ったおかげで見違えるほど綺麗になった私の部屋ですけど、元々の広さを考えるといい加減限界かも知れませんね。引っ越す予定は当分無いので、なにか新しい手段を考えたいと思います。そんなものがあれば、なんですけど。
私の自室は四畳半と比較的狭い方であり、そこに本棚だエロゲ入れだと置いてますから、足の踏み場という意味では元々多いわけではありません。寝台、つまりベットを天井にまで届きそうな高いものにしているおかげで、スペースはそれなりに確保できているんですが、それでも手狭であることには変わりがない。なにせ所有しているものが基本的に本とエロゲですから、増えることはあっても減ることはないんですよね。エロゲはともかく、私は本を売ったりすることは滅多にしませんし、エロゲにしたってよっぽどろくでもない作品でない限りは、パッケージで保存しておくのを常としています。
なので、捨てるとなればそれ以外、例えばコミケで買ってきたグッズとか、イベント・ショップ等で手に入れたチラシ類なんかになるんですが……これまた凄い量がありましてね。コミケで買うようなグッズといえば、大抵大きな紙袋に入ったセットが多いんですけど、私はこの紙袋をそのまま放置しているもんだから、場所を取って仕方がない。最近じゃ同人界隈でも付くことが多いですけど、ああいうのって袋自体が描き下ろしのグッズだったりしますから、なかなか捨て難いんですよ。エロゲのグッズなんてどれもこれも使い道のないものばかりですけど、紙袋に関しては使い捨てることすら出来ない、非常に厄介なグッズと言えるでしょう。
とはいえ、大袋を残したままでは片付くものも片付きません。私はHOOK、Sphere、minori、オーガストを除いたエロゲ紙袋の処分と、一部同人系の紙袋の処分をすることにしました。前者に関しては描き下ろしといっても後日、ビジュアルブックやら画集やらに収録される可能性が高いので、コレクション的な意味で残しておきたいもの以外は捨てることもできたんですが、後者に関してはちょっと複雑で。なにせ同人はほとんどがパロディ、つまりは二次創作が基本ですから、そういったものの紙袋やらが後日になって再掲載されるってことはまずないんですよ。よっぽどの大手ならまだしも、いや、大手にしたところで同人関係はその場限りって雰囲気が強いですからね。
チラシ類はよほど重要なものでない限り、例えば前述のHOOKとかSphereは個人的に好きなブランドですから保存しておきたいですし、後は資料的価値のあるものなどを中心に残しました。もっとも、私の所有する紙束の中には制作が発表されチラシまで配布されたのに発売しなかったエロゲとか、鳴り物入りでデビューしたくせにその1作のみで解散したブランドのチラシなんかが大変多いので、そういうのをどうするかも結構悩みましたけどね。後、もう一つ多かったのは冊子類。エロゲもそうですけど、特に多いのがゲーマーズが無料配布しているフロムゲーマーズで、これは創刊号から全部持ってるんじゃないかな。数えてないから分からないけど、今や横浜店が一番歴史ある店舗になってしまいましたからね。年々対応が悪くなり、融通の利かない店になってますけど、未だに利用しています。
と、そんなことはどうでもいいとして、そういった冊子類を捨てるか否かで考えこみました。無料配布物ですから結構重複しているものが多く、それを処分する分にはぜんぜん問題がないんですけど、なにせフロゲーだけで200部以上あるわけですからね。最近じゃ判型も違いますし、割と迷走を続けている冊子なので、今後どうなるかも分からない。一応、入れ物を作って残しておきましたけど、余程ことがないと処分対象になるかと思います。
本を捨てないというのは私の基本姿勢ですが、例外的に雑誌はある程度処分しようかと思っています。雑誌こそ後で集め直すのが困難なものですが、そんなことをいい続けていたら、いつまで経っても片付かないのでね。手始めに、私が買っていた時期の声優グランプリが何百冊かあるんですけど、こいつを捨てちまおうかと。知り合いからもらった分や、ボイスアニメージュなどの雑誌も含めると相当数あるんですが、今更売れるようなものでもないし、引き取り手もいないだろうからね。ちり紙交換にでも出してしまいましょう。
まあ、頑張ったおかげで見違えるほど綺麗になった私の部屋ですけど、元々の広さを考えるといい加減限界かも知れませんね。引っ越す予定は当分無いので、なにか新しい手段を考えたいと思います。そんなものがあれば、なんですけど。
消え去ったスクリーン
2011年10月12日 アニメ・マンガ先々月から不幸続きの私ですが、今度はスカパー!が故障しました。先週の金曜でしたか、仕事から帰宅して録画したアニメを見ようとしたら、数分間しか録れていなくて。またチューナーの不具合かと思って起動すると、放送波が受信できていませんの文字が。これは別段珍しいことでもなく、例えば悪天候のときなどにはよく見られるものですが、その日の晩は星空であり風雨でもなければ雷雨でもありません。確かに20日ほど前に台風はありましたが、それ以降は普通に視聴できていたわけですし、暴風雨でアンテナの位置がずれた、というのも考えにくい。
結局、その日は遅かったので翌日に問題を持ち越して、朝になってからスカパー!のカスタマーセンターに連絡しました。向こうの指示通りに設定を変えたり、色々試してみたりしたんですが、それぐらいで治るなら苦労はしません。原因がチューナーの故障にせよ検査が必要とのことで、業者を派遣してもらうことにしました。本当はすぐにでも来てもらいたかったのですが、なにせ三連休ということもあって週明けとなることに。しかも、火曜日は私も家族も都合が悪く、結局今日までずれ込んでしまうという……まったく、上手くいかないもんです。
私は仕事があったので立ち会うことは出来ませんでしたが、対応を任せた親によって衝撃的な事実がメールされてきました。なんと、別にチューナーは故障していないというのです。では原因はどこにあるのかといえばアンテナで、それも単純に位置がずれたとかそういう問題ではなく、アンテナとチューナーを繋ぐケーブルの、アンテナの方に差し込む部分が腐食しているというのです。一応、その部分にはビニール製のカバーみたいのがあるのですが、長年雨風にさらされてきたということもあってか、完全に内部が腐っていたらしい。検査に来た業者がケーブルの腐食部分は切断して直してくれたんですが、アンテナ側の差込口の中も錆び付いているらしく、結局映像は映らなかったそうです。業者の持っていたテスト用のアンテナでは映ったそうなので、チューナーの故障でないことは明白でした。
まさかアンテナが故障していたとは夢にも思わず、私としては寝耳に水、鳩が豆鉄砲を食ったような気分になりました。チューナーの故障なら取り替えれば済むだけの話でしたが、アンテナとなれば買い直さなければいけません。しかし、スカパー!のアンテナというのは普通の量販店では取り扱っていないのです。
正確に言えば売っていたとしてもネットのみのところが多く、店舗にあったとしてもテレビとセットでの販売などがほとんどのため、欲しいからといってすぐに手に入るわけではないのです。私は連絡後、即座にネットで検索を掛けたり、電機屋に電話をしたりしたのですが、なかなか条件にあったものが見つからない。実はこのとき、スカパー!側がアンテナ あげます!つけます!キャンペーンというのを適応してはどうかと提案して来まして、これは新規ないし2台目契約をした家庭にCSとBSが両方受信できるスーパーマルチアンテナをタダでくれて、設置や取り付けも無料でやってくれるというものでした。話だけ聞くとアンテナと工事費がタダなので凄いお得感がありますけど、追加契約が必須だったり、新しいチューナーをレンタルしなければいけないなど、色々面倒な手続きが多い。しかも、追加契約にしろ今現在の契約にしろ、早期解約すると違約金を請求されるというペナルティもあります。
煩わしい設置作業をプロ任せに出来るのは魅力的でしたが、私は別にスーパーマルチアンテナが欲しいわけではありませんでしたし、調べたところアンテナそのものの評判があまりよろしくなかったので、あくまでマスプロ辺りが出しているスカパー!専用のアンテナを買うつもりでいました。性能もそっちのほうがいいしね。
けれど、ケーズデンキ等で買える安い品は入荷待ち状態でしたし、少なくとも週明けには復帰したい私としては、キャンペーンを頼った方が安い上に早く済むという状態になってしまった。結局、性能に不安こそありましたが、仮にもプロの業者が設置するのですから、余程のことがない限り視聴できないということにはならないと考え、キャンペーンを適応して新しいアンテナをタダで貰うことに。意外にも、親が2台目契約に乗り気でしたから。
こうして来週の月曜日に最新式のアンテナとチューナーが届くことになり、上手く行けばBSも見られるようになるらしいです。そんな美味しい話があるわけないと、私はあまり期待していないんですけど、最近のBSってどうなんですかね? 別にBSが見られるようになっても興味ないと言うか、既にラジオも終了してますし……まあ、なるようになるのかな。とりあえず、CSの早期復旧が私の目的ですから、それを見失わないように事を進めていこうと思います。
結局、その日は遅かったので翌日に問題を持ち越して、朝になってからスカパー!のカスタマーセンターに連絡しました。向こうの指示通りに設定を変えたり、色々試してみたりしたんですが、それぐらいで治るなら苦労はしません。原因がチューナーの故障にせよ検査が必要とのことで、業者を派遣してもらうことにしました。本当はすぐにでも来てもらいたかったのですが、なにせ三連休ということもあって週明けとなることに。しかも、火曜日は私も家族も都合が悪く、結局今日までずれ込んでしまうという……まったく、上手くいかないもんです。
私は仕事があったので立ち会うことは出来ませんでしたが、対応を任せた親によって衝撃的な事実がメールされてきました。なんと、別にチューナーは故障していないというのです。では原因はどこにあるのかといえばアンテナで、それも単純に位置がずれたとかそういう問題ではなく、アンテナとチューナーを繋ぐケーブルの、アンテナの方に差し込む部分が腐食しているというのです。一応、その部分にはビニール製のカバーみたいのがあるのですが、長年雨風にさらされてきたということもあってか、完全に内部が腐っていたらしい。検査に来た業者がケーブルの腐食部分は切断して直してくれたんですが、アンテナ側の差込口の中も錆び付いているらしく、結局映像は映らなかったそうです。業者の持っていたテスト用のアンテナでは映ったそうなので、チューナーの故障でないことは明白でした。
まさかアンテナが故障していたとは夢にも思わず、私としては寝耳に水、鳩が豆鉄砲を食ったような気分になりました。チューナーの故障なら取り替えれば済むだけの話でしたが、アンテナとなれば買い直さなければいけません。しかし、スカパー!のアンテナというのは普通の量販店では取り扱っていないのです。
正確に言えば売っていたとしてもネットのみのところが多く、店舗にあったとしてもテレビとセットでの販売などがほとんどのため、欲しいからといってすぐに手に入るわけではないのです。私は連絡後、即座にネットで検索を掛けたり、電機屋に電話をしたりしたのですが、なかなか条件にあったものが見つからない。実はこのとき、スカパー!側がアンテナ あげます!つけます!キャンペーンというのを適応してはどうかと提案して来まして、これは新規ないし2台目契約をした家庭にCSとBSが両方受信できるスーパーマルチアンテナをタダでくれて、設置や取り付けも無料でやってくれるというものでした。話だけ聞くとアンテナと工事費がタダなので凄いお得感がありますけど、追加契約が必須だったり、新しいチューナーをレンタルしなければいけないなど、色々面倒な手続きが多い。しかも、追加契約にしろ今現在の契約にしろ、早期解約すると違約金を請求されるというペナルティもあります。
煩わしい設置作業をプロ任せに出来るのは魅力的でしたが、私は別にスーパーマルチアンテナが欲しいわけではありませんでしたし、調べたところアンテナそのものの評判があまりよろしくなかったので、あくまでマスプロ辺りが出しているスカパー!専用のアンテナを買うつもりでいました。性能もそっちのほうがいいしね。
けれど、ケーズデンキ等で買える安い品は入荷待ち状態でしたし、少なくとも週明けには復帰したい私としては、キャンペーンを頼った方が安い上に早く済むという状態になってしまった。結局、性能に不安こそありましたが、仮にもプロの業者が設置するのですから、余程のことがない限り視聴できないということにはならないと考え、キャンペーンを適応して新しいアンテナをタダで貰うことに。意外にも、親が2台目契約に乗り気でしたから。
こうして来週の月曜日に最新式のアンテナとチューナーが届くことになり、上手く行けばBSも見られるようになるらしいです。そんな美味しい話があるわけないと、私はあまり期待していないんですけど、最近のBSってどうなんですかね? 別にBSが見られるようになっても興味ないと言うか、既にラジオも終了してますし……まあ、なるようになるのかな。とりあえず、CSの早期復旧が私の目的ですから、それを見失わないように事を進めていこうと思います。
藤子・F・不二雄ミュージアムを訪れて
2011年10月11日 アニメ・マンガ昨日、川崎市は多摩区にある藤子・F・不二雄ミュージアムに行ってきました。地元から割と近かったのと、身内が早めに行きたいと言っていたこともあって、祝日合わせでチケットを取ることに。私自身、藤子作品は子供の頃から好きな方ですし、テレビの宣伝で見て魅力に感じていましたから、当日は早起きをして登戸へ赴くことに。開館したばかりの人気施設ということもあって、朝一の入場を選ばないと満足に見て回れないというのが実情らしく、そのくせ入替制ではないものだから午後は混雑が酷いらしい。確かに、私が着いたときも結構な人が待機列に並んでたかな。
ミュージアムのHPには徒歩でも行けるみたいなことが書いてありましたし、私も最初は徒歩を考えていたんですけど、初回はやっぱりバスに乗ったほうが良いと思いますね。多摩区なんて川崎の片田舎ですし、あの距離を20分で走破するのはちょっと無理がある。私は身内がバスに乗りたいと行ったので、往復の記念乗車券を買ってミュージアム直行便のラッピングバスを利用しました。バスは4種類ほどあって、行きに乗ったのはパーマン柄だったかな? 外装だけでなく内装も凝ってましたけど、田舎道を走るもんだから揺れてしょうがなかった。
到着したミュージアム前には前述のとおり結構な人がおり、また、人数が多いことから開場15分前ぐらいから人を入れ始めていた。各種説明や、施設で使う機器の貸出などもあるのに加えて、1回の開場で500人は入館することになってますからね。子供もいますし、早めにやって行かないと追いつかないのでしょう。30人ずつの入場で、私は比較的早く入れたと思う。エントランスホールに入るとチケットと引き換えに、おはなし電話というドラえもんの道具みたいな機器を貸し出されるんだけど、これは特定の展示物の前で番号を押すと、それについての説明等が流れるという機械で、展示物を閲覧する際に使うものです。大人用と子供用があって、それぞれ内容が違うらしいんですが、私も身内もいい年した大人なので、子供用がどんな内容だったのかは結局聴けなかった。
まあ、もっとも私たちは入館当初におはなし電話は受け取らなかったんですけどね。というのも身内の事前調査で一番初めにカフェとショップへ行ったほうが良いというのが判明していて、おはなし電話はカフェのある3階には持ち込めないものだったので……また後で借りに来ますといって、ひとまずカフェを目指すことに。
なかなか来るのが遅いエレベーターに乗って3階に向かう中、低い位置にある非常ボタンにガシャポンのカプセルがカバーのように付いていることを発見した。おそらく、小さな子供が誤って押してしまったりしたことが相次いだのだろう。少々、間に合わせ感が強かったものの、本当に事故が起きた際には必要なものであるし、この辺りは難しいものである。通常の記念館や美術館と違うのは、どちらかと言えば子供向け、子供を対象にした側面が強いということだろう。私や身内は只のオタク、もといファンであるけど、周りは3連休を利用して遊びに来た親子連れがほとんどだったと思う。
3階にあるミュージアムカフェは開店したばかりということもあって空いており、客は我々の他にチラホラいる程度だった。まあ、普通は1階から見て回るものだろうし、いきなり食事を取りに来る客が多かったら展示物の意味が無いだろう。我々は単に効率を優先しただけだし、周りも親子連れよりは我々と同じ考えを持った人ばかりだったように思う。食事はウェイトレスないしウェイターが注文を聞きに来るタイプではなく、カウンターで注文して金を払い、後でテーブルに持ってきてもらうという方式だ。メニューは豊富というほどではないが、テーマパークのフードコート程度には揃っており、キャラもの、作品ものという点を考えれば、目移りもするだろう。ただ、その分値段の方は高めに設定されており、こちらもテーマパーク的である。
私と身内が注文したのはテレビでもよく紹介されていた、ふたふわ卵のドリアもんと、フレンチトーストdeアンキパンを頼んだ。前者は2~3名用の食事メニューであり、後者はデザートとして食後に持ってくるというファミレスにありがちなサービスをしてくれた。どちらもテレビで散々っぱら紹介されていた料理であるからそれなりに期待していたが、まずはドリアもんの方。卵にチーズにチキンライスという組み合わせが不味いわけはないのだが、ではビックリするほど美味しいのか? と言われると、不味くはないだけだと答えることになると思う。味としては何年か前に食べていた冷凍のドリアやグラタンに近いものがあり、それ以上でもそれ以下でもなかった。見た目としては楽しいし、スプーンを入れるのも躊躇うほどなのだが、味覚として嬉しいかと言われると、首をかしげてしまう。
まあ、備え付けのカフェなんてこの程度なものかと思いつつ、セルフサービスの水を飲みつつデザートの到着を待つ。ハッキリ言えば、ドリアもんはまだ食べられるメニューであるだけマシだった。というのも、アンキパンの方は食えたものじゃなかったのだ。映像や画像等であれがどんなメニューであるかを知っている人は多いと思うが、あれはココアパウダーで文字を書いたフレンチトーストに、チョコレートソースが掛かったアイスクリームが添えられた一品だ。ここでごく常識的な確認をしたいのだけど、フレンチトーストやパンケーキにアイスクリームが添えられた場合、それはなにを意図するものだろうか? 普通であれば、熱々のパンやケーキと一緒に食べて、熱くて冷たい感触やら味覚を楽しむためのものだろう。
にも関わらず、フレンチトーストが冷め切っているとはどうこうとか。私はフレンチトーストというものが結構好きで、自分でも作れるぐらいなのであるが、それにしたってこれは不味すぎる。なにが悲しくて冷め切ってフニャフニャになった卵浸しパンに、冷たいアイスクリームを載せて食べなくてはいけないのか。事前情報でパンが少し固いという話を聞いていたが、これに関しては許容するつもりだった。何故ならフレンチトーストは、少し固くなったぐらいの古いパンで作るのが一番美味いとされているからだ。しかし、ミュージアムカフェで出されたのは特に固いわけでもない、冷めだけの食パンだった。回転率を早くするために人気メニューの作りおきをしていたのかは知らないが、楽しみにしていただけに幻滅も甚だしかった。聞くところによるとミュージアムカフェで美味しいのはカツ丼であり、不味いのはラーメンらしいのだけど、このアンキパンを食べてしまうと全メニュー制覇など、とてもする気が起きない。あるいは私の食べたのだけ外れだった、ということかも知れないけど、開店したばかりで客の少ない時間帯にこんなものを出されては、見掛け倒しの店と思われても仕方ないだろう。
ところで午後になると混雑すると言われていたカフェであるが、お昼すぎになって隣のテイクアウトコーナーを覗いた際には2時間待ちとなっていた。整理券制になるらしいが、早めに行っておいてよかったと思いつつ、2~3時間待って入る価値はないだろうなと、心のなかで呟いたのであった。
さて、気を取り直して1階に戻り、おはなし電話を片手に展示物を見てまわることに。テレビにも映っていた原画展などを中心に、アニメとの比較も交えるなど基本は抑えていたように思う。代表作であるからドラえもんがメインとなるのは仕方ないにしても、個人的に好きな21エモンなどは小さく扱われており、他の作品と同じくアニメ化や映画化もされた割にはパッとしていなかった。無論、すべての作品をバランスよく配置など出来るわけもないのだが、やはりアニメ化が遅かったことと話数がそれほど多くもないことから、原作としては後出であるエスパー魔美やチンプイに及ばないとされているのかも知れない。ぶっちゃけ、ドラえもんより前の作品なのだが、アニメの関係でドラえもんやチンプイよりも後と思われているのは、結構複雑な気分だ。そういえばT・Pぼんも見かけなかったけど、あれは元々原画が残っているのかも怪しいしな。いっそ幻の話を公開とかすればいいのに。チンプイと同じで未完なんだよね確か。
ドラえもんの展示も面白かったけど、私の目を引いたのはむしろパーマンだったかな。私、実のところ原作のパーマンを読んだことが殆ど無くて、これがなかなかに新鮮だった。ミュージアムには漫画を読めるコーナーがあるんだけど、子供たちに混じってうっかり何冊か座り込んで読んでしまいましたよ。原画としてみたことで、刺激を受けたんですかね。他にもエスパー魔美を読んでみたりと、藤子F作品が読み放題というのはなかなか良かったかな。
まあ、それにしたって見るべきものは少なかったわけなんですが。いや、3階建ての施設ですからそれなりに広いし、大きかったんですけど、なんていうか宣伝をしすぎた感じがします。つまり、テレビで見た以上のものがなにもなかったと言うか、「おっ、これがテレビでやっていたやつか」というのはあっても、「えっ、こんなものまであるの?」という新鮮さに欠けていたんですね。どこもかしもテレビで放送してしまって、ひと通り見て回ると後は漫画読むぐらいしかすることが無いですからね。
シアターに関しては開館当初と内容が変わっているらしく、通常のアニメーションではないものが流れていました。あからさまにナイト・ミュージアムを意識した話でしたが、セリフのない状態での各キャラの掛け合いはそこそこ面白く、10分程度ではあるものの見応えはあった。けど、本当に見たことないといえるのはこれだけだったので、リピートを考えるような施設かと言われると、ちょっと悩んでしまう。ちなみにミュージアムショップはよくあるおみやげコーナーだったけど、価格設定は割と高めであり、菓子箱を一つ買った私に比べ、身内は大した数でもないのに5000円近く使っていたので驚いた。まあ、なにか特別な催し物でもあれば、再訪を考えてみよう。
ミュージアムのHPには徒歩でも行けるみたいなことが書いてありましたし、私も最初は徒歩を考えていたんですけど、初回はやっぱりバスに乗ったほうが良いと思いますね。多摩区なんて川崎の片田舎ですし、あの距離を20分で走破するのはちょっと無理がある。私は身内がバスに乗りたいと行ったので、往復の記念乗車券を買ってミュージアム直行便のラッピングバスを利用しました。バスは4種類ほどあって、行きに乗ったのはパーマン柄だったかな? 外装だけでなく内装も凝ってましたけど、田舎道を走るもんだから揺れてしょうがなかった。
到着したミュージアム前には前述のとおり結構な人がおり、また、人数が多いことから開場15分前ぐらいから人を入れ始めていた。各種説明や、施設で使う機器の貸出などもあるのに加えて、1回の開場で500人は入館することになってますからね。子供もいますし、早めにやって行かないと追いつかないのでしょう。30人ずつの入場で、私は比較的早く入れたと思う。エントランスホールに入るとチケットと引き換えに、おはなし電話というドラえもんの道具みたいな機器を貸し出されるんだけど、これは特定の展示物の前で番号を押すと、それについての説明等が流れるという機械で、展示物を閲覧する際に使うものです。大人用と子供用があって、それぞれ内容が違うらしいんですが、私も身内もいい年した大人なので、子供用がどんな内容だったのかは結局聴けなかった。
まあ、もっとも私たちは入館当初におはなし電話は受け取らなかったんですけどね。というのも身内の事前調査で一番初めにカフェとショップへ行ったほうが良いというのが判明していて、おはなし電話はカフェのある3階には持ち込めないものだったので……また後で借りに来ますといって、ひとまずカフェを目指すことに。
なかなか来るのが遅いエレベーターに乗って3階に向かう中、低い位置にある非常ボタンにガシャポンのカプセルがカバーのように付いていることを発見した。おそらく、小さな子供が誤って押してしまったりしたことが相次いだのだろう。少々、間に合わせ感が強かったものの、本当に事故が起きた際には必要なものであるし、この辺りは難しいものである。通常の記念館や美術館と違うのは、どちらかと言えば子供向け、子供を対象にした側面が強いということだろう。私や身内は只のオタク、もといファンであるけど、周りは3連休を利用して遊びに来た親子連れがほとんどだったと思う。
3階にあるミュージアムカフェは開店したばかりということもあって空いており、客は我々の他にチラホラいる程度だった。まあ、普通は1階から見て回るものだろうし、いきなり食事を取りに来る客が多かったら展示物の意味が無いだろう。我々は単に効率を優先しただけだし、周りも親子連れよりは我々と同じ考えを持った人ばかりだったように思う。食事はウェイトレスないしウェイターが注文を聞きに来るタイプではなく、カウンターで注文して金を払い、後でテーブルに持ってきてもらうという方式だ。メニューは豊富というほどではないが、テーマパークのフードコート程度には揃っており、キャラもの、作品ものという点を考えれば、目移りもするだろう。ただ、その分値段の方は高めに設定されており、こちらもテーマパーク的である。
私と身内が注文したのはテレビでもよく紹介されていた、ふたふわ卵のドリアもんと、フレンチトーストdeアンキパンを頼んだ。前者は2~3名用の食事メニューであり、後者はデザートとして食後に持ってくるというファミレスにありがちなサービスをしてくれた。どちらもテレビで散々っぱら紹介されていた料理であるからそれなりに期待していたが、まずはドリアもんの方。卵にチーズにチキンライスという組み合わせが不味いわけはないのだが、ではビックリするほど美味しいのか? と言われると、不味くはないだけだと答えることになると思う。味としては何年か前に食べていた冷凍のドリアやグラタンに近いものがあり、それ以上でもそれ以下でもなかった。見た目としては楽しいし、スプーンを入れるのも躊躇うほどなのだが、味覚として嬉しいかと言われると、首をかしげてしまう。
まあ、備え付けのカフェなんてこの程度なものかと思いつつ、セルフサービスの水を飲みつつデザートの到着を待つ。ハッキリ言えば、ドリアもんはまだ食べられるメニューであるだけマシだった。というのも、アンキパンの方は食えたものじゃなかったのだ。映像や画像等であれがどんなメニューであるかを知っている人は多いと思うが、あれはココアパウダーで文字を書いたフレンチトーストに、チョコレートソースが掛かったアイスクリームが添えられた一品だ。ここでごく常識的な確認をしたいのだけど、フレンチトーストやパンケーキにアイスクリームが添えられた場合、それはなにを意図するものだろうか? 普通であれば、熱々のパンやケーキと一緒に食べて、熱くて冷たい感触やら味覚を楽しむためのものだろう。
にも関わらず、フレンチトーストが冷め切っているとはどうこうとか。私はフレンチトーストというものが結構好きで、自分でも作れるぐらいなのであるが、それにしたってこれは不味すぎる。なにが悲しくて冷め切ってフニャフニャになった卵浸しパンに、冷たいアイスクリームを載せて食べなくてはいけないのか。事前情報でパンが少し固いという話を聞いていたが、これに関しては許容するつもりだった。何故ならフレンチトーストは、少し固くなったぐらいの古いパンで作るのが一番美味いとされているからだ。しかし、ミュージアムカフェで出されたのは特に固いわけでもない、冷めだけの食パンだった。回転率を早くするために人気メニューの作りおきをしていたのかは知らないが、楽しみにしていただけに幻滅も甚だしかった。聞くところによるとミュージアムカフェで美味しいのはカツ丼であり、不味いのはラーメンらしいのだけど、このアンキパンを食べてしまうと全メニュー制覇など、とてもする気が起きない。あるいは私の食べたのだけ外れだった、ということかも知れないけど、開店したばかりで客の少ない時間帯にこんなものを出されては、見掛け倒しの店と思われても仕方ないだろう。
ところで午後になると混雑すると言われていたカフェであるが、お昼すぎになって隣のテイクアウトコーナーを覗いた際には2時間待ちとなっていた。整理券制になるらしいが、早めに行っておいてよかったと思いつつ、2~3時間待って入る価値はないだろうなと、心のなかで呟いたのであった。
さて、気を取り直して1階に戻り、おはなし電話を片手に展示物を見てまわることに。テレビにも映っていた原画展などを中心に、アニメとの比較も交えるなど基本は抑えていたように思う。代表作であるからドラえもんがメインとなるのは仕方ないにしても、個人的に好きな21エモンなどは小さく扱われており、他の作品と同じくアニメ化や映画化もされた割にはパッとしていなかった。無論、すべての作品をバランスよく配置など出来るわけもないのだが、やはりアニメ化が遅かったことと話数がそれほど多くもないことから、原作としては後出であるエスパー魔美やチンプイに及ばないとされているのかも知れない。ぶっちゃけ、ドラえもんより前の作品なのだが、アニメの関係でドラえもんやチンプイよりも後と思われているのは、結構複雑な気分だ。そういえばT・Pぼんも見かけなかったけど、あれは元々原画が残っているのかも怪しいしな。いっそ幻の話を公開とかすればいいのに。チンプイと同じで未完なんだよね確か。
ドラえもんの展示も面白かったけど、私の目を引いたのはむしろパーマンだったかな。私、実のところ原作のパーマンを読んだことが殆ど無くて、これがなかなかに新鮮だった。ミュージアムには漫画を読めるコーナーがあるんだけど、子供たちに混じってうっかり何冊か座り込んで読んでしまいましたよ。原画としてみたことで、刺激を受けたんですかね。他にもエスパー魔美を読んでみたりと、藤子F作品が読み放題というのはなかなか良かったかな。
まあ、それにしたって見るべきものは少なかったわけなんですが。いや、3階建ての施設ですからそれなりに広いし、大きかったんですけど、なんていうか宣伝をしすぎた感じがします。つまり、テレビで見た以上のものがなにもなかったと言うか、「おっ、これがテレビでやっていたやつか」というのはあっても、「えっ、こんなものまであるの?」という新鮮さに欠けていたんですね。どこもかしもテレビで放送してしまって、ひと通り見て回ると後は漫画読むぐらいしかすることが無いですからね。
シアターに関しては開館当初と内容が変わっているらしく、通常のアニメーションではないものが流れていました。あからさまにナイト・ミュージアムを意識した話でしたが、セリフのない状態での各キャラの掛け合いはそこそこ面白く、10分程度ではあるものの見応えはあった。けど、本当に見たことないといえるのはこれだけだったので、リピートを考えるような施設かと言われると、ちょっと悩んでしまう。ちなみにミュージアムショップはよくあるおみやげコーナーだったけど、価格設定は割と高めであり、菓子箱を一つ買った私に比べ、身内は大した数でもないのに5000円近く使っていたので驚いた。まあ、なにか特別な催し物でもあれば、再訪を考えてみよう。
だから勝手に神頼み!
2011年10月10日 アニメ・マンガなんだかんだで10月も中旬になりました。1ヵ月以上日記を放置していましたが、肉体的にも精神的にも元気になってきたので再開しようと思います。まあ、交通事故にあった後も色々ありましてね。運がないと言うか、不幸が続くと言うか、些細なことも積み重なると馬鹿にできないといいますか。なにをやっても上手くいかないとはまさにこのことで、やることなすこと全部裏目に出たり空回ったりして、迷惑をかけてしまった相手にまで同情される始末です。交通事故が身体的な死を意味するなら、ここ最近は社会的な死と言うか、下手すると人生というものが終わっていた可能性もあるので、もう最悪な気分でした。
私は別に無宗教というわけではありませんが、信仰としての宗教を信じておらず、宗教学こそ学んだことはありますが、信心深い方では決してありません。困った時の神頼みぐらいはしますけど、日本人らしく宗教観念に薄いんですね。帰属意識に欠ける、とでも言うんでしょうか? 寺社仏閣に行くことはあっても、年中行事である初詣を除けば大抵は観光ですし、宗教それ自体を深く考えたことは一度もなかったと思う。
だから、そんな私がこんなときだけ神頼みとかしても良いものなんだろうかと、変な引け目みたいのを感じていたんだけど、事故の後に色々あった中でトドメみたいな事件が先月ありましてね……まさか、ドン底より下があるとは思っても見なかったから、意を決して厄払いへ出かけることにしました。神奈川県には厄除け三大師の川崎大師があるわけですが、私が行くのは多分二度目。一度目は子供の頃に初詣へ出かけたときのことで、やはり有名所だけあってかなりの人で混雑していたのを覚えています。ただ、それより印象的だったのは何故か路上でキリスト教徒が、イエスの肖像画を貼りつけた大きな十字架を掲げて、熱心に神の教えや信仰について叫んでいたことで、何故に川崎大師の直ぐ側でそんなことをしていたのかと、今でも不思議に思います。異教徒を改宗させるつもりだったのか、私にはどうも理解できなかった。まあ、川崎大師へ行ったのはそれっきりで、その後は地元で済ませたり、最近じゃ職場から近いこともあって神田明神に行ったりもしてたんですが、まさか厄払いのために訪れる日が来るとは思ってもいませんでした。
一人で出歩けないほど精神的に参っていたこともあり、当日は親に付き添ってもらったのですが、やはり観光地ということもあってそれなりの人がいたと思います。境内へと続く道にいくつもの土産物屋があるんですが、これが初詣とかだと更に出店の屋台なんかも加わって、一種のお祭り状態になるんですね。まあ、大きいところならどこも似たような感じでしょうけど、土産物屋に限って言えば、どの店舗も同じようなものというか同じ物しか売っていなかったので新鮮味がなかった。いくら名物といっても、向かい及び両隣で同じ物を売ることもないだろうに。
私がかつて川崎大師に行ったのは、それこそ10年以上前の話であり、久しぶりに訪れたその場所は、懐かしいと言うより初めましてともいうべき感覚に満ちていた。厄除け三大師であるからして厄払いは毎日行なっているのですが、意外なほど多くの人が参加しており、私他数名ってことにはならなかった。厄払い、向こうの言い方ならお護摩ですが、これは当然のことながらタダで出来るわけではありません。祈願料にはそれぞれランクがあって、5000円から始まり7000円、1万円と上がっていくのですが、大護摩や特別大護摩と言われるものは2万から3万といった高額になります。なにが違うのかといえば、厄払いの後に貰える札的なものが通常より大きかったり、本殿に祭ってある仏像の傍で儀式を受けることができるなど、まあ、気分的な問題ですね。私はなにせお金がありませんから、7000円の奴を選んだんですけど、厄払い自体は付き添いも見ることができて、更には仏像への祈願ないし参拝も出来るというから、ほとんどお札代みたいなものでした。
どれほどの効果があったのかといえば、ちょっとはマシになったというぐらいでしょうか? 実は厄払いの次の日に、気分転換も兼ねて親友と旅行に行ったんですよ。遠出する気力はなかったから、近場の湘南・鎌倉にセイクリッドセブンとメモリーズオフの聖地巡礼も兼ねて。まあ、そこそこ楽しい旅で、写真とかもデジカメに沢山撮ったんだけど、その日の晩にホテルでノートPCに取り込もうとしたら、メモリーカードが故障しましてね。撮った写真が全部消えるという、まったく酷い目に合いましたよ。
他にも大小様々な不幸っぷりなんですが、この日記を書いている時点ではそれなりに安定しているので今後共に何事もないことを祈りたいです。
私は別に無宗教というわけではありませんが、信仰としての宗教を信じておらず、宗教学こそ学んだことはありますが、信心深い方では決してありません。困った時の神頼みぐらいはしますけど、日本人らしく宗教観念に薄いんですね。帰属意識に欠ける、とでも言うんでしょうか? 寺社仏閣に行くことはあっても、年中行事である初詣を除けば大抵は観光ですし、宗教それ自体を深く考えたことは一度もなかったと思う。
だから、そんな私がこんなときだけ神頼みとかしても良いものなんだろうかと、変な引け目みたいのを感じていたんだけど、事故の後に色々あった中でトドメみたいな事件が先月ありましてね……まさか、ドン底より下があるとは思っても見なかったから、意を決して厄払いへ出かけることにしました。神奈川県には厄除け三大師の川崎大師があるわけですが、私が行くのは多分二度目。一度目は子供の頃に初詣へ出かけたときのことで、やはり有名所だけあってかなりの人で混雑していたのを覚えています。ただ、それより印象的だったのは何故か路上でキリスト教徒が、イエスの肖像画を貼りつけた大きな十字架を掲げて、熱心に神の教えや信仰について叫んでいたことで、何故に川崎大師の直ぐ側でそんなことをしていたのかと、今でも不思議に思います。異教徒を改宗させるつもりだったのか、私にはどうも理解できなかった。まあ、川崎大師へ行ったのはそれっきりで、その後は地元で済ませたり、最近じゃ職場から近いこともあって神田明神に行ったりもしてたんですが、まさか厄払いのために訪れる日が来るとは思ってもいませんでした。
一人で出歩けないほど精神的に参っていたこともあり、当日は親に付き添ってもらったのですが、やはり観光地ということもあってそれなりの人がいたと思います。境内へと続く道にいくつもの土産物屋があるんですが、これが初詣とかだと更に出店の屋台なんかも加わって、一種のお祭り状態になるんですね。まあ、大きいところならどこも似たような感じでしょうけど、土産物屋に限って言えば、どの店舗も同じようなものというか同じ物しか売っていなかったので新鮮味がなかった。いくら名物といっても、向かい及び両隣で同じ物を売ることもないだろうに。
私がかつて川崎大師に行ったのは、それこそ10年以上前の話であり、久しぶりに訪れたその場所は、懐かしいと言うより初めましてともいうべき感覚に満ちていた。厄除け三大師であるからして厄払いは毎日行なっているのですが、意外なほど多くの人が参加しており、私他数名ってことにはならなかった。厄払い、向こうの言い方ならお護摩ですが、これは当然のことながらタダで出来るわけではありません。祈願料にはそれぞれランクがあって、5000円から始まり7000円、1万円と上がっていくのですが、大護摩や特別大護摩と言われるものは2万から3万といった高額になります。なにが違うのかといえば、厄払いの後に貰える札的なものが通常より大きかったり、本殿に祭ってある仏像の傍で儀式を受けることができるなど、まあ、気分的な問題ですね。私はなにせお金がありませんから、7000円の奴を選んだんですけど、厄払い自体は付き添いも見ることができて、更には仏像への祈願ないし参拝も出来るというから、ほとんどお札代みたいなものでした。
どれほどの効果があったのかといえば、ちょっとはマシになったというぐらいでしょうか? 実は厄払いの次の日に、気分転換も兼ねて親友と旅行に行ったんですよ。遠出する気力はなかったから、近場の湘南・鎌倉にセイクリッドセブンとメモリーズオフの聖地巡礼も兼ねて。まあ、そこそこ楽しい旅で、写真とかもデジカメに沢山撮ったんだけど、その日の晩にホテルでノートPCに取り込もうとしたら、メモリーカードが故障しましてね。撮った写真が全部消えるという、まったく酷い目に合いましたよ。
他にも大小様々な不幸っぷりなんですが、この日記を書いている時点ではそれなりに安定しているので今後共に何事もないことを祈りたいです。
失ったものと、消え去ったもの
2011年9月8日 アニメ・マンガお久しぶりです。実は最後の日記を更新した翌日、街を歩いていたら車と激突しまして。その加療があったので、しばらくのんびりしていました。おかげさまで右足を打撲したのと、両肘をすりむいた以外は怪我らしい怪我もなく、なんとか日常生活に復帰しております。まだ走れなかったり、階段を降りる際にきつかったりするのですが、とりあえずはまあ大丈夫になったかなと。心身ともに結構なダメージは負いましたけど、生きてさえいれば、そのうち良いこともあるでしょう。前向きにならないと、前に進むことは出来ません。
本当なら事故の詳細とか書くべきなのかも知れませんが、正直なにも覚えていないというのが現状だったりします。勿論、病院に行ったり警察に行ったりしたことは覚えてますが、事故の瞬間や直後の記憶というのは完全に消えていて、一種の記憶障害になりました。これはなにも強い衝撃でふっ飛ばされて意識を失ったとかではなく、車に跳ね飛ばされても意識は普通にあったみたいです。あったみたいのというのは、私自身がよく覚えてないからなんですけど、診察してくれた脳外科医の先生によると、「あなたの事故に関する記憶は完全に消えた。もう永久に戻ることはない」ということらしい。交通事故にはありながちなことらしいのだけど、衝撃やショックで前後及び直後の記憶が消失することは珍しくないのだという。
後遺症というほどのものではないけど、自分の記憶が完全に消滅したという事実はそれなりに衝撃的でした。だって、足は痛いけど自分が交通事故にあったという実感や認識が私の中にあまり存在しないんだもん。警察に行ったときも加害者と面合わせしたときも、どこか他人事のような気分で、気付いたら右足に酷い怪我をしていって感じなんだよね。車のフロントガラスを叩き割って、バンパーっていうんですか? あれを全壊させたと聞いたときも、「へぇ、そうなのか」という感想しか出てこなかった。
脳外科医の先生は慣れてるのか、「思い出して気分のいい記憶でもないんだし、今ある記憶を大切に生きて下さい」なんて言ってたけど、まあ、家族の記憶を失いとかよりはよっぽどマシだし、失くしたところで実害のない記憶といえば、その通りなんだけどさ。
私は物書きなんてやってますけど、交通事故と警察にご厄介にだけはならないと思っていたし、これの経験談を書くことだけは無理だろうなと思っていました。誰だって痛い思いなんでしたくないし、塀の中になんか入りたくはないでしょう。それがどうしたことか、休日診療している病院の救急外来に運ばれたり、地元のしょぼくれた所轄署に出向いたりと、人生で経験することはない、出来ればしたくないと考えていたことが自分の身に降りかかってしまいました。厨二病的な言い方をすれば、運命の歯車が狂ったとでも言うんでしょうか? あの日以来、いや、あの日以前から私はなにをやってもダメというか、空回りしていたところがあって、それが爆発したのかなぁと思っていたり。
なんでこんなことになったのか、厄年のときに厄払いしなかったからですかね? 取るに足らないことを含めても、大小様々な問題が私の周囲に渦巻いているというか、このところは本当にろくな目にあってないです。クリアビニールに入っていた雑誌を買ったら、あり得ないほど表紙と特典冊子が傷んでいたり、その雑誌を取り替えたついでに漫画を買ったら、ページがインク汚れで読めたものじゃなかったりと、なんかもう踏んだり蹴ったりで。
私は別に迷信深い男ではないですが、不幸も続けば祟や呪いを疑ってしまいます。ただ、普段から信心深いわけでもなければ、信仰に厚い人間でもない私が、今更のように厄払いにいくのもどうなのかなと思っていたり。神奈川県には川崎大師がありますから、金さえ払えば厄除けだの厄払いだのはしてくれます。なんか、このままズルズルと良くない方向に引っ張られている気がしますし、ここは一つ神頼みといったほうが良いんでしょうかね。
まあ、生きているだけで丸もうけとも言いますし、右足の打撲程度で済んだのは奇跡みたいなものです。精神的なダメージはそれなりでしたが、折角助かった命なんですから、大切にしていこうと思います。人生長いこと生きれいれば、こんなこともあるのでしょう。出来れば経験したくはありませんでしたが、してしまったものは仕方ないですし、後はそれをど受け入れて、今後生活していくかです。失った記憶のようになかったことにするのもありだろうし、なにかの形で糧にできるかも知れない。要は、気持ちの切り替え方一つですよ。
本当なら事故の詳細とか書くべきなのかも知れませんが、正直なにも覚えていないというのが現状だったりします。勿論、病院に行ったり警察に行ったりしたことは覚えてますが、事故の瞬間や直後の記憶というのは完全に消えていて、一種の記憶障害になりました。これはなにも強い衝撃でふっ飛ばされて意識を失ったとかではなく、車に跳ね飛ばされても意識は普通にあったみたいです。あったみたいのというのは、私自身がよく覚えてないからなんですけど、診察してくれた脳外科医の先生によると、「あなたの事故に関する記憶は完全に消えた。もう永久に戻ることはない」ということらしい。交通事故にはありながちなことらしいのだけど、衝撃やショックで前後及び直後の記憶が消失することは珍しくないのだという。
後遺症というほどのものではないけど、自分の記憶が完全に消滅したという事実はそれなりに衝撃的でした。だって、足は痛いけど自分が交通事故にあったという実感や認識が私の中にあまり存在しないんだもん。警察に行ったときも加害者と面合わせしたときも、どこか他人事のような気分で、気付いたら右足に酷い怪我をしていって感じなんだよね。車のフロントガラスを叩き割って、バンパーっていうんですか? あれを全壊させたと聞いたときも、「へぇ、そうなのか」という感想しか出てこなかった。
脳外科医の先生は慣れてるのか、「思い出して気分のいい記憶でもないんだし、今ある記憶を大切に生きて下さい」なんて言ってたけど、まあ、家族の記憶を失いとかよりはよっぽどマシだし、失くしたところで実害のない記憶といえば、その通りなんだけどさ。
私は物書きなんてやってますけど、交通事故と警察にご厄介にだけはならないと思っていたし、これの経験談を書くことだけは無理だろうなと思っていました。誰だって痛い思いなんでしたくないし、塀の中になんか入りたくはないでしょう。それがどうしたことか、休日診療している病院の救急外来に運ばれたり、地元のしょぼくれた所轄署に出向いたりと、人生で経験することはない、出来ればしたくないと考えていたことが自分の身に降りかかってしまいました。厨二病的な言い方をすれば、運命の歯車が狂ったとでも言うんでしょうか? あの日以来、いや、あの日以前から私はなにをやってもダメというか、空回りしていたところがあって、それが爆発したのかなぁと思っていたり。
なんでこんなことになったのか、厄年のときに厄払いしなかったからですかね? 取るに足らないことを含めても、大小様々な問題が私の周囲に渦巻いているというか、このところは本当にろくな目にあってないです。クリアビニールに入っていた雑誌を買ったら、あり得ないほど表紙と特典冊子が傷んでいたり、その雑誌を取り替えたついでに漫画を買ったら、ページがインク汚れで読めたものじゃなかったりと、なんかもう踏んだり蹴ったりで。
私は別に迷信深い男ではないですが、不幸も続けば祟や呪いを疑ってしまいます。ただ、普段から信心深いわけでもなければ、信仰に厚い人間でもない私が、今更のように厄払いにいくのもどうなのかなと思っていたり。神奈川県には川崎大師がありますから、金さえ払えば厄除けだの厄払いだのはしてくれます。なんか、このままズルズルと良くない方向に引っ張られている気がしますし、ここは一つ神頼みといったほうが良いんでしょうかね。
まあ、生きているだけで丸もうけとも言いますし、右足の打撲程度で済んだのは奇跡みたいなものです。精神的なダメージはそれなりでしたが、折角助かった命なんですから、大切にしていこうと思います。人生長いこと生きれいれば、こんなこともあるのでしょう。出来れば経験したくはありませんでしたが、してしまったものは仕方ないですし、後はそれをど受け入れて、今後生活していくかです。失った記憶のようになかったことにするのもありだろうし、なにかの形で糧にできるかも知れない。要は、気持ちの切り替え方一つですよ。
実は今週の初めから頭痛に悩まされており、昨日は特に酷かった頃から半休とって病院へ行くことにしたんです。ケチで知られる私が、大事な有給を消費して休みをとるというのは滅多にないことで、まあ、それほど深刻だったということでしょうね。本人の中では、ですが。地元の総合病院には脳神経外科はなかったので、とりあえず内科を受診することにしたんですが、問診票を書いた段階で看護師に言われましてね。うちは脳外専門でないから、しっかりとした検査をしたいのであれば、最初から他所に行ったほうがいいと。
病院へ行って受診を断られるなんて初めての経験だったけど、この辺りで脳神経外科があるのは隣町の大学病院だけだ。同じ区内ではあるが、車でしか行けない場所だし、なにより紹介状がないと高くつく。別にそっちへ行くのは構わないが、紹介状は出してもらえるのかと訊いたら、それは診察しないことには書けないというのだ。紹介状もなしに他所へ行けというのも随分な話だが、更に詳しく訊けば、ここでCTスキャンなりすると結構な金が掛かり、それよりは大学病院の初診料の方が安いらしい。私の記憶が確かなら、初診料は3000円と少しだった気もするし、確かにCTスキャン代よりは安いだろう。けれど、紹介状必須とはいえ大学病院は混んでおり、数時間待ちも珍しくない。半休が1日休みになりはしないかと不安はあったが、仕方ないので親を呼び車で送って貰うことにした。無論、すぐにMRI検査等が出来るわけもないだろうし、ああいうのは予約制ですからね。しかし、CTスキャンで分かることはたかが知れてるとはいえ、それならなんのためにあるのかと思わないでもなかったり。
隣町の大学病院は、幼少期に二度ほど入院した経験があり、昨年もちょっとした事情で通院していたことがある。なんでもドラマの撮影等にも使われたことがある地元の名所の一つだそうだけど、私にとっては子供の頃の思い出の場所の一つだ。昔は良く、診察終わりに地下の売店でお菓子やおもちゃをねだったものであるが、今では医療品専門の売店に変わっており、かつての面影はどこにもなかった。緑色やピンク色をしたメロンパンとか、身体に良いのかも分からない菓子パンとか、よく食べたんですけどね。子供が喜びそうなおもちゃとか、そういうのも多かったように思える。唯一の救いは、何度か入ったことがある喫茶店が残っていたぐらいだが、特別入る理由もないから、未だ足は踏み入れていない。
初診は待ち時間が長いというけど、幸いにも脳外科は空いており、本棚にあったキン肉マンのコンビニ本を読んでいたら比較的すぐ呼ばれた気もする。超人タッグトーナメントの巻だったが、私はこの辺りが結構好きなので、きっと読み込んでしまったのだろう。問診票を書くついでに血圧も測ったのだが、確か最高が100で、最低が51ぐらいだったか? 血圧など久しぶりに測ったので、高いのか低いのかも分からない。しかし、ついでに測っていた親より低かったのは確かだ。
脳外科のお医者様はそれなりに年のいった方だったが、年季ともいうべき風格のようなものがあった。私の問診票を見ながら軽く質問を重ね、職業がデスクワークであり日常的にパソコンから離れないことを告げると、不意に後ろへと回って肩や首を揉み始めた。これがなかなかに痛くて、少しも気持ちよくないもんだからハッキリそう告げると、お医者様は椅子に戻ってこう言った。
「あなたの頭痛の原因は、多分これだよ」
話によると、パソコンに向かう仕事をする人間の職業病みたいなもので、それにより肩こりと首こりから来る頭痛。特に珍しいものではなく、この先も同じ職業を続けるなら、一生付き合っていかなくちゃいけない症状だと言われた。なんとなく予想はしていたし、以前から突発的な頭痛が一瞬おとずれることもあったので、今回はそれが悪化したのだろうということだ。しかし、悪化するにもなにか理由があるはずであり、付き添いで診察室にいた親がそれを尋ねたとき、お医者様は珍しいものでも観るかのように、親の首元について訊いてきた。
「あなた、それなにを巻いてるんだい?」
親が巻いていたのはマジクールという、水につけて冷やすタイプの暑さ対策グッズの1つであったが、お医者様はあまり良く知らなかったらしい。流行りものに疎いのか、古風な人だと思いながら解説すると、お医者様は呆れたように口を開いた。
「ダメよ、そんなの巻いてちゃ。冷やすと余計に頭痛が悪化するよ?」
えっ? と、私は驚いたのだが、お医者様がいうには「首元を冷やすっていうのは、周囲の筋肉を固くすることなんだから、こりによる頭痛の場合、悪化するに決まってる」とのことだった。親の巻いているものは私も持っており、猛暑ということもあって使用することも少なくなかった。更にお医者様は頭を冷やすこともこの場合は同じであるとし、私は思わず凍りついた。猛暑であるが節電の世の中であり、深夜に冷房はつけて寝づらい。そのため、私はアイスノンといった氷枕を利用して寝ていたのだ。暑いし、頭痛を収めるのにも効くだろうと思って。
結局、それはすべて間違いであり、却って逆効果であったことを思い知らされた。お医者様は呆れついでに笑い飛ばしてくれたが、対処法としてシャワーではなくお湯にゆっくり浸かることと言っていた。要は温泉にでも入ってのんびりしろということだったけど、仕事で忙しい身としては、早々に温泉などに行っていられない。
とりあえず、暑さ対策のグッズをすべて使わないことにして、どうしても扱ったら微妙に冷房でも対処することにしよう。まあ、善後策ではあるけれど。
豪快なお医者様であったが、あの大学病院はそうした個性的な医者が多いように思える。私がしばらく健康診断的なものを受けていないのを知ってか、MRI検査ぐらい受けておいたらどうだというので、予約を入れることにした。金は掛かるが、安心を買うのだと思えば安いのものであるし、私の年齢などなんの保証にもならないのだから、観てもらえるときに観て貰った方がいいだろう。近日は埋まっているため、検査は来月も少し経ってからの話になるが、何事もないことを祈るのみである。
病院へ行って受診を断られるなんて初めての経験だったけど、この辺りで脳神経外科があるのは隣町の大学病院だけだ。同じ区内ではあるが、車でしか行けない場所だし、なにより紹介状がないと高くつく。別にそっちへ行くのは構わないが、紹介状は出してもらえるのかと訊いたら、それは診察しないことには書けないというのだ。紹介状もなしに他所へ行けというのも随分な話だが、更に詳しく訊けば、ここでCTスキャンなりすると結構な金が掛かり、それよりは大学病院の初診料の方が安いらしい。私の記憶が確かなら、初診料は3000円と少しだった気もするし、確かにCTスキャン代よりは安いだろう。けれど、紹介状必須とはいえ大学病院は混んでおり、数時間待ちも珍しくない。半休が1日休みになりはしないかと不安はあったが、仕方ないので親を呼び車で送って貰うことにした。無論、すぐにMRI検査等が出来るわけもないだろうし、ああいうのは予約制ですからね。しかし、CTスキャンで分かることはたかが知れてるとはいえ、それならなんのためにあるのかと思わないでもなかったり。
隣町の大学病院は、幼少期に二度ほど入院した経験があり、昨年もちょっとした事情で通院していたことがある。なんでもドラマの撮影等にも使われたことがある地元の名所の一つだそうだけど、私にとっては子供の頃の思い出の場所の一つだ。昔は良く、診察終わりに地下の売店でお菓子やおもちゃをねだったものであるが、今では医療品専門の売店に変わっており、かつての面影はどこにもなかった。緑色やピンク色をしたメロンパンとか、身体に良いのかも分からない菓子パンとか、よく食べたんですけどね。子供が喜びそうなおもちゃとか、そういうのも多かったように思える。唯一の救いは、何度か入ったことがある喫茶店が残っていたぐらいだが、特別入る理由もないから、未だ足は踏み入れていない。
初診は待ち時間が長いというけど、幸いにも脳外科は空いており、本棚にあったキン肉マンのコンビニ本を読んでいたら比較的すぐ呼ばれた気もする。超人タッグトーナメントの巻だったが、私はこの辺りが結構好きなので、きっと読み込んでしまったのだろう。問診票を書くついでに血圧も測ったのだが、確か最高が100で、最低が51ぐらいだったか? 血圧など久しぶりに測ったので、高いのか低いのかも分からない。しかし、ついでに測っていた親より低かったのは確かだ。
脳外科のお医者様はそれなりに年のいった方だったが、年季ともいうべき風格のようなものがあった。私の問診票を見ながら軽く質問を重ね、職業がデスクワークであり日常的にパソコンから離れないことを告げると、不意に後ろへと回って肩や首を揉み始めた。これがなかなかに痛くて、少しも気持ちよくないもんだからハッキリそう告げると、お医者様は椅子に戻ってこう言った。
「あなたの頭痛の原因は、多分これだよ」
話によると、パソコンに向かう仕事をする人間の職業病みたいなもので、それにより肩こりと首こりから来る頭痛。特に珍しいものではなく、この先も同じ職業を続けるなら、一生付き合っていかなくちゃいけない症状だと言われた。なんとなく予想はしていたし、以前から突発的な頭痛が一瞬おとずれることもあったので、今回はそれが悪化したのだろうということだ。しかし、悪化するにもなにか理由があるはずであり、付き添いで診察室にいた親がそれを尋ねたとき、お医者様は珍しいものでも観るかのように、親の首元について訊いてきた。
「あなた、それなにを巻いてるんだい?」
親が巻いていたのはマジクールという、水につけて冷やすタイプの暑さ対策グッズの1つであったが、お医者様はあまり良く知らなかったらしい。流行りものに疎いのか、古風な人だと思いながら解説すると、お医者様は呆れたように口を開いた。
「ダメよ、そんなの巻いてちゃ。冷やすと余計に頭痛が悪化するよ?」
えっ? と、私は驚いたのだが、お医者様がいうには「首元を冷やすっていうのは、周囲の筋肉を固くすることなんだから、こりによる頭痛の場合、悪化するに決まってる」とのことだった。親の巻いているものは私も持っており、猛暑ということもあって使用することも少なくなかった。更にお医者様は頭を冷やすこともこの場合は同じであるとし、私は思わず凍りついた。猛暑であるが節電の世の中であり、深夜に冷房はつけて寝づらい。そのため、私はアイスノンといった氷枕を利用して寝ていたのだ。暑いし、頭痛を収めるのにも効くだろうと思って。
結局、それはすべて間違いであり、却って逆効果であったことを思い知らされた。お医者様は呆れついでに笑い飛ばしてくれたが、対処法としてシャワーではなくお湯にゆっくり浸かることと言っていた。要は温泉にでも入ってのんびりしろということだったけど、仕事で忙しい身としては、早々に温泉などに行っていられない。
とりあえず、暑さ対策のグッズをすべて使わないことにして、どうしても扱ったら微妙に冷房でも対処することにしよう。まあ、善後策ではあるけれど。
豪快なお医者様であったが、あの大学病院はそうした個性的な医者が多いように思える。私がしばらく健康診断的なものを受けていないのを知ってか、MRI検査ぐらい受けておいたらどうだというので、予約を入れることにした。金は掛かるが、安心を買うのだと思えば安いのものであるし、私の年齢などなんの保証にもならないのだから、観てもらえるときに観て貰った方がいいだろう。近日は埋まっているため、検査は来月も少し経ってからの話になるが、何事もないことを祈るのみである。
結果を待つだけの人生なんて
2011年8月25日 アニメ・マンガ7月の頭ぐらいに携帯電話を修理したんですよ。なんか突然画面がブラックアウトして再起動したり、もしくはしないまま固まったりすることが多くなって。日記に書いたかは覚えてないけど、メール打ってる最中とかネット使っているときとか、そういうときにも頻発したもんだからさすがに直したほうが良いと思って、会社の近所にあるauショップへ行ってみたんです。けどまあ、あそこは携帯を買ったり各種手続きをする場所であっても、修理する場所ではないから、とりあえずメーカーに検査出したほうがいいと言われまして。私としても今の携帯は気に入っていたし、買い直す予定もなかったので、それに従ったわけです。
結局、検査の結果、私の携帯は水没による故障とのことでした。これを始めに言われたとき、はて私は自分の携帯を雨風に晒したり、水の中に落とすようなことをしたっけ? と思いました。私は結構物持ちはいいほうですし、携帯に限らず物は大切にする方です。一度だけ手が滑って、携帯をアスファルトに落としてしまったことを除けば、割りと大事に使っていたはずです。しかし、現実として水没反応は出ているといいますし、不具合というか不調の原因は内部の基盤が錆びついたからだと言われました。モノクロながら私も画像は観ましたが、確かに酷い錆び付きようだった。auショップの店員曰く、私の携帯は防水仕様ではないため、湿気や汗などでも水没反応やそれによる不具合が起きることはあるらしい。ましてや昨日今日買った携帯というわけでもなく、数年間使い続けてきたものだ。経年劣化したと言われれば納得できなくもないし、受け入れることは出来た。
しかし、問題なのは水没や水濡れによる故障は保険が効かないということだ。これはなにも携帯だけの話ではなく、パソコンとかテレビとか、大抵の家電製品に同じような制約がある。そのため保証期間中だろうと、フルサポートに入っていようと、修理代を払わなくてはならないのだ。見に覚えのない水濡れに修理代を出すのは、正直なところ複雑ではあったけど、携帯を直さないことには生活が出来なかったし、丁度ポイントが貯まっていたこともあり、それを利用することで私は携帯の修理を済ませたのだった。
ところが先日、コミケが終わったお盆明けのことである。すべての部品が取り替えられ、新品同様の状態で返って来た私の携帯が、また以前と同じような不具合、不調を見せるようになったのだ。特定の動作をしなくとも電源落ちし、再起動したと思ったらまたすぐ消える。スライド式のものを使っているのだけど、あろうことかスライドの開け閉めをしただけで、テレビの画面が消えるかのようにプツッと電源が落ちるのだ。私は念のためカバーを外し、水没反応シールを確認してみるも、本体もバッテリーも特に反応はしていない。コミケが終わってからこっち、雨が多かったのでもしやと思ったのだけど、水濡れというわけではないようだ。では原因はなにか? 湿気や汗でも故障すると言われて以来、私はあまり携帯を肌身離さず持ち歩かなくなった。鞄や、机の上になど置いて置くことが増え、水周りも可能なかぎり避けるようにした。だから、前回と同じように水濡れで中の基盤が錆びたということは考えにくいし、そもそも修理したばかりなのだ。症状が同じだからといって、原因も一緒とは限らない。
それなら、修理ミスの類か? 特に思い当たる節もない以上、疑うべきはそこだけど、修理後1ヵ月程度はまともに使えていたわけだし、ある日突然再発したというのも妙な話だ。私は悩んだ末、もう一度会社近くのauショップを尋ねてみることにした。
応対してくれたのは若い女性の店員であったが、私が一通りの事情を説明すると、すぐに動いてくれた。修理したのが1ヵ月前と、最近なこともあったのだろう。資料はまだショップ内に保管されており、それを元にメーカーへ問い合わせを行ったのだ。とはいえ、メーカーにしたって実物を見ないことにはなんとも言えない。補修用のICカードに入れ直しても電源が落ちたことから、データ異常ではなく機体不良であることは分かっている。しかし、auのお姉さんはなんらかの原因を、特定ではなく推測でもいいから提示しないと、私がまた修理に出すのを不安に思うのではないかと言って、メーカー側にあれこれ問いただしていた。実のところ私は、直りさえすればなんでも良かったのだけど、口を挟むのもどうかと思って問い合わせの光景を眺めていた。けれど、それによって得るものはなく、携帯は再び至急対応として修理に出されることとなった。
ポイントとはいえ5000円近く出して修理した携帯が、以前よりも悪化した症状を見せることになったのだから、auのお姉さんは平謝り状態だった。けど、私は原因にも興味はあったものの、関心があったのは別のことで、即ち修理費用は掛かるのか? ということだった。ケチな私らしい発想だが、前回既に5000円払っているのである。再修理だとして、また同等額を支払うのは少しきつい。auのお姉さんは見事な接客ではあったが、その辺りに関してはやはりシビアだった。フルサポートに入っているから大抵は保険で修理ができるが、仮に前回と同じ水没が原因なら、やはり同額の修理費が掛かるというのだ。理屈はわかるが、今回も見に覚えのない水没で金を取られたのではたまらないと、私は携帯のICカードを代用機に交換する際、水没反応がシールに出ていないことをお姉さんも確認させた。しかし、「このシールは、あくまで目安なんです」と、お姉さんはあっさり言ってのける始末。目安って、それじゃあシールの反応に関わらず、水濡れ故障は発生するというわけか。
ますます納得のいかない私だったけど、思い当たる節はないのだから、堂々と修理に出してみることにした。仮に前回と同じだったとして、それはそのとき考えればいい。仕事中時間を作って訪れていたこともあり、私はそこら辺のことを敢えて追求せずに、手続きだけを素早く済ませることにしてしまった。後悔はしていないが、どんな結末を生むのかは、まだ分からない。
ところで携帯を修理に出すと、その期間中は代用機といってショップにあるモデルを貸してくれることが基本となっている。私は最初のモデルを提示されたとき、「以前は、スライド式のをお貸ししましたか?」と言われたので、「えぇ、一風変わった茶色いやつでしたね。ちょっと使いにくかった気もします」と答えたら、「あ、それじゃあこれの色違いですね。取り替えてきます」と、持ってきた黒い携帯を手に置くへと引っ込んでしまった。気になったのは、お姉さんは私のどのワードをもって自分の持ってきてきたものが、相手のそれと一致していると気付いたのだろうか? 一風変わっているというのは個人の感性であるし、使いにくいものを代用機にはしないはずだ。となれば、やはり携帯には珍しい茶色で分かったのだろう。
私がそんなことを考えていると、お姉さんは別のモデルというか、私が使っているものと同機種をもって現れた。なんだ、同じものがあるのなら、最初からそれを出してくれればいいのにと思ったら、向こうの表情には僅かな躊躇いのようなものが見て取れた。確認すると、その代用機は随分と傷んでおり、小さい傷がいくつもあった。前の使用者が乱暴に扱ったのか、それとも廃棄品を代用機として再利用したのかは知らないが、なるほど、この状態であれば代用機とはいえ貸し出すのは躊躇いもしてしまう。ましてや、代用機を傷つけたり壊したりすれば罰金で1万円以上とられるのだから、これでは分かり難いことこの上ない。
向こうの躊躇いには納得もしていたが、私としては多少の見窄らしさよりも使い慣れた機種であるほうがなにかと都合もいい。特にそれで問題はない旨を伝えると、相手は少々驚いたようだった。女性客ならまだしも、一時使うだけの代用機の傷など、男は気にも止めないはずだ。ビジネス用のファッションならともかく、私はそういった用途で携帯は使わないし。
しかし、私のそうした考えとはまったく真逆のことを、お姉さんは言ってのけた。彼女はこう言ったのだ。「お客様いいんですか、ピンクですよ?」と。私が使っているモデルは白いだったが、どんな携帯にも三種類は色違いが存在し、このモデルの場合はピンクと緑がそれに当たった。私は元々ピンク色が好きな方だったが、少々濃い色が好きになれず、緑色に関しては大嫌いだったこともあり、無難な白に落ち着いたのだ。思えば、私が家電を白で統一するようになったのも、今の携帯に変えてからかも知れない。
別にピンクだろうと構わないと告げるも、お姉さんは「でも、ピンクですよ? 本当に宜しいんですか?」と、しつこいぐらい訊ねてきた。男がピンク色の携帯を持つことに、余程の抵抗感でもあるのだろうか? 私がおかしく感じたのは、今の携帯を横浜のauショップで買った当時、店員のおばさんからピンク色を勧められたことがあったことを思い出したからだ。これぐらい濃いピンクなら、男性の方が使われることも多いですよ、と。だが、数年経って、他の店ではピンク色を否定された。単に感性の違いなのかも知れないが、なんだかそれがおかしくて、また一つ新しい話を自分の中に刻み込んだのだった。
そういえば、以前心療内科の本で読んだことがあるのだけど、好みの色によってその人の性格や傾向を判断することが出来らしい。私が前に使っていた携帯の色は青であり、これは割りと好きだ。やがて白も好きになり、ピンクは元々好みだった。心理学にそれらの色を当てはめていくと、まず青色は物静かで安定した気持ちを持っており、上下関係を重んじるとあります。物静かかどうかはともかく、まあ、そんな気はしないでもない。目上には礼儀正しくが一応のモットーですし。次に白は、 『純粋さ』や『清々しさ』をイメージさせる色とのことで、私が当てはまるかはともかく、これを好む人はそう見られたいという願望が強いらしい。
そして最後にピンクは、穏やかで安定した気持ちを持つが、少し依存心が強いとのこと。これは確実に当たっていると思えるところがあり、要するに私は安定志向の人なんだろうね。冒険心も謀反気もないけど、私は割りと好きだったりします。
結局、検査の結果、私の携帯は水没による故障とのことでした。これを始めに言われたとき、はて私は自分の携帯を雨風に晒したり、水の中に落とすようなことをしたっけ? と思いました。私は結構物持ちはいいほうですし、携帯に限らず物は大切にする方です。一度だけ手が滑って、携帯をアスファルトに落としてしまったことを除けば、割りと大事に使っていたはずです。しかし、現実として水没反応は出ているといいますし、不具合というか不調の原因は内部の基盤が錆びついたからだと言われました。モノクロながら私も画像は観ましたが、確かに酷い錆び付きようだった。auショップの店員曰く、私の携帯は防水仕様ではないため、湿気や汗などでも水没反応やそれによる不具合が起きることはあるらしい。ましてや昨日今日買った携帯というわけでもなく、数年間使い続けてきたものだ。経年劣化したと言われれば納得できなくもないし、受け入れることは出来た。
しかし、問題なのは水没や水濡れによる故障は保険が効かないということだ。これはなにも携帯だけの話ではなく、パソコンとかテレビとか、大抵の家電製品に同じような制約がある。そのため保証期間中だろうと、フルサポートに入っていようと、修理代を払わなくてはならないのだ。見に覚えのない水濡れに修理代を出すのは、正直なところ複雑ではあったけど、携帯を直さないことには生活が出来なかったし、丁度ポイントが貯まっていたこともあり、それを利用することで私は携帯の修理を済ませたのだった。
ところが先日、コミケが終わったお盆明けのことである。すべての部品が取り替えられ、新品同様の状態で返って来た私の携帯が、また以前と同じような不具合、不調を見せるようになったのだ。特定の動作をしなくとも電源落ちし、再起動したと思ったらまたすぐ消える。スライド式のものを使っているのだけど、あろうことかスライドの開け閉めをしただけで、テレビの画面が消えるかのようにプツッと電源が落ちるのだ。私は念のためカバーを外し、水没反応シールを確認してみるも、本体もバッテリーも特に反応はしていない。コミケが終わってからこっち、雨が多かったのでもしやと思ったのだけど、水濡れというわけではないようだ。では原因はなにか? 湿気や汗でも故障すると言われて以来、私はあまり携帯を肌身離さず持ち歩かなくなった。鞄や、机の上になど置いて置くことが増え、水周りも可能なかぎり避けるようにした。だから、前回と同じように水濡れで中の基盤が錆びたということは考えにくいし、そもそも修理したばかりなのだ。症状が同じだからといって、原因も一緒とは限らない。
それなら、修理ミスの類か? 特に思い当たる節もない以上、疑うべきはそこだけど、修理後1ヵ月程度はまともに使えていたわけだし、ある日突然再発したというのも妙な話だ。私は悩んだ末、もう一度会社近くのauショップを尋ねてみることにした。
応対してくれたのは若い女性の店員であったが、私が一通りの事情を説明すると、すぐに動いてくれた。修理したのが1ヵ月前と、最近なこともあったのだろう。資料はまだショップ内に保管されており、それを元にメーカーへ問い合わせを行ったのだ。とはいえ、メーカーにしたって実物を見ないことにはなんとも言えない。補修用のICカードに入れ直しても電源が落ちたことから、データ異常ではなく機体不良であることは分かっている。しかし、auのお姉さんはなんらかの原因を、特定ではなく推測でもいいから提示しないと、私がまた修理に出すのを不安に思うのではないかと言って、メーカー側にあれこれ問いただしていた。実のところ私は、直りさえすればなんでも良かったのだけど、口を挟むのもどうかと思って問い合わせの光景を眺めていた。けれど、それによって得るものはなく、携帯は再び至急対応として修理に出されることとなった。
ポイントとはいえ5000円近く出して修理した携帯が、以前よりも悪化した症状を見せることになったのだから、auのお姉さんは平謝り状態だった。けど、私は原因にも興味はあったものの、関心があったのは別のことで、即ち修理費用は掛かるのか? ということだった。ケチな私らしい発想だが、前回既に5000円払っているのである。再修理だとして、また同等額を支払うのは少しきつい。auのお姉さんは見事な接客ではあったが、その辺りに関してはやはりシビアだった。フルサポートに入っているから大抵は保険で修理ができるが、仮に前回と同じ水没が原因なら、やはり同額の修理費が掛かるというのだ。理屈はわかるが、今回も見に覚えのない水没で金を取られたのではたまらないと、私は携帯のICカードを代用機に交換する際、水没反応がシールに出ていないことをお姉さんも確認させた。しかし、「このシールは、あくまで目安なんです」と、お姉さんはあっさり言ってのける始末。目安って、それじゃあシールの反応に関わらず、水濡れ故障は発生するというわけか。
ますます納得のいかない私だったけど、思い当たる節はないのだから、堂々と修理に出してみることにした。仮に前回と同じだったとして、それはそのとき考えればいい。仕事中時間を作って訪れていたこともあり、私はそこら辺のことを敢えて追求せずに、手続きだけを素早く済ませることにしてしまった。後悔はしていないが、どんな結末を生むのかは、まだ分からない。
ところで携帯を修理に出すと、その期間中は代用機といってショップにあるモデルを貸してくれることが基本となっている。私は最初のモデルを提示されたとき、「以前は、スライド式のをお貸ししましたか?」と言われたので、「えぇ、一風変わった茶色いやつでしたね。ちょっと使いにくかった気もします」と答えたら、「あ、それじゃあこれの色違いですね。取り替えてきます」と、持ってきた黒い携帯を手に置くへと引っ込んでしまった。気になったのは、お姉さんは私のどのワードをもって自分の持ってきてきたものが、相手のそれと一致していると気付いたのだろうか? 一風変わっているというのは個人の感性であるし、使いにくいものを代用機にはしないはずだ。となれば、やはり携帯には珍しい茶色で分かったのだろう。
私がそんなことを考えていると、お姉さんは別のモデルというか、私が使っているものと同機種をもって現れた。なんだ、同じものがあるのなら、最初からそれを出してくれればいいのにと思ったら、向こうの表情には僅かな躊躇いのようなものが見て取れた。確認すると、その代用機は随分と傷んでおり、小さい傷がいくつもあった。前の使用者が乱暴に扱ったのか、それとも廃棄品を代用機として再利用したのかは知らないが、なるほど、この状態であれば代用機とはいえ貸し出すのは躊躇いもしてしまう。ましてや、代用機を傷つけたり壊したりすれば罰金で1万円以上とられるのだから、これでは分かり難いことこの上ない。
向こうの躊躇いには納得もしていたが、私としては多少の見窄らしさよりも使い慣れた機種であるほうがなにかと都合もいい。特にそれで問題はない旨を伝えると、相手は少々驚いたようだった。女性客ならまだしも、一時使うだけの代用機の傷など、男は気にも止めないはずだ。ビジネス用のファッションならともかく、私はそういった用途で携帯は使わないし。
しかし、私のそうした考えとはまったく真逆のことを、お姉さんは言ってのけた。彼女はこう言ったのだ。「お客様いいんですか、ピンクですよ?」と。私が使っているモデルは白いだったが、どんな携帯にも三種類は色違いが存在し、このモデルの場合はピンクと緑がそれに当たった。私は元々ピンク色が好きな方だったが、少々濃い色が好きになれず、緑色に関しては大嫌いだったこともあり、無難な白に落ち着いたのだ。思えば、私が家電を白で統一するようになったのも、今の携帯に変えてからかも知れない。
別にピンクだろうと構わないと告げるも、お姉さんは「でも、ピンクですよ? 本当に宜しいんですか?」と、しつこいぐらい訊ねてきた。男がピンク色の携帯を持つことに、余程の抵抗感でもあるのだろうか? 私がおかしく感じたのは、今の携帯を横浜のauショップで買った当時、店員のおばさんからピンク色を勧められたことがあったことを思い出したからだ。これぐらい濃いピンクなら、男性の方が使われることも多いですよ、と。だが、数年経って、他の店ではピンク色を否定された。単に感性の違いなのかも知れないが、なんだかそれがおかしくて、また一つ新しい話を自分の中に刻み込んだのだった。
そういえば、以前心療内科の本で読んだことがあるのだけど、好みの色によってその人の性格や傾向を判断することが出来らしい。私が前に使っていた携帯の色は青であり、これは割りと好きだ。やがて白も好きになり、ピンクは元々好みだった。心理学にそれらの色を当てはめていくと、まず青色は物静かで安定した気持ちを持っており、上下関係を重んじるとあります。物静かかどうかはともかく、まあ、そんな気はしないでもない。目上には礼儀正しくが一応のモットーですし。次に白は、 『純粋さ』や『清々しさ』をイメージさせる色とのことで、私が当てはまるかはともかく、これを好む人はそう見られたいという願望が強いらしい。
そして最後にピンクは、穏やかで安定した気持ちを持つが、少し依存心が強いとのこと。これは確実に当たっていると思えるところがあり、要するに私は安定志向の人なんだろうね。冒険心も謀反気もないけど、私は割りと好きだったりします。
ご都合主義の友人たち
2011年8月19日 アニメ・マンガ
ショップの特典付きを買うか否か迷ったんですが、お金もなかったからAmazonで購入しました。私は以前も書いた通りAmazonを始めとするネット通販を使う方ではなくて、特にアニメのBDやDVDともなれば、多少値は張るもののアニメイトやゲーマーズ等のショップで買うことがほとんどで、そこら辺は個人的な拘りみたいのがあったんですかね? 自分ではよく分からないけど、特典集めるのとか結構好きだったからなぁ。最近じゃ俺つばなんかもAT-Xショップを利用して買っていたりしますが、「C」に関しては、まあ、Amazonで良いかなという気分になって。
特典に不満があったわけじゃないし、興味がなかったわけでもないんだけど、なんといっても懐具合がね。今月はコミケがあったり、それでなくとも穹PCに25万も払ってますから、ちょっとした特典目当てで定価購入とかしてられないんですよ。作品から考えると、なにみみっちいこと言ってるんだとなりかねないけど、やっぱり先立つ物がないと厳しいというか、他にも買いたいものが山ほどあるもんで。コミケは買い物こそ少なかったし、アンソロもそれなりに売れたんですけど、各種経費や雑費を考えればギリギリ黒字になるかどうかってところで、結局はいつもと同じような感じでした。まあ、元々が趣味同人を基本とし、儲けを二の次としてますから、赤字にならなかっただけでもマシといえばマシなんですが……別に商業活動というか、金儲けを否定するわけじゃないんですけど、同人活動をイコールで商業的なものにしたくないんですよ。世の中には年2回のコミケでその年の食い扶持稼いでしまうような大手サークルもいますが、オリジナルならまだしもパロディでそれをやるのはどうなのかなって。私の元友人に商業同人家がいましたけど、彼は商業誌等での一般的な活動が上手く行かず、同人活動の方が一人で気楽にやれていいと、これを本業にするとまで言ってました。私としては何寝言を言ってるんだという感じでしたけど、本人はいたって真面目というか本気でして、あくまで自分の作りたいものの範囲の中でしたが、それなりに頑張っていたとは思う。私も色々な形で、それなりに協力はしてきましたし。
でも、商業の世界に決まりごとやルールーがあるように、同人の世界にだってそれはあります。様々な人が住んでいて、作品に関わっている以上は、どうしたってなにからなにまで一人でこなすというのは無理がある。これは持論になりますけど、同人活動で成功した奴が商業でも成功するとは限らないように、商業活動で失敗した人間が同人活動なら成功できるとは限らないんですよ。使う筋肉が違うと言っても、結局は同じ創作活動なわけですし、関わってくる人間関係だって、そんなに大差あるわけじゃない。嫌な言い方をすれば商業から同人に逃げ出してきました、なんて奴がそう簡単に上手くいくわけないんですよ。
その後、彼は小さいながらも商業活動を再開しましたが、私は毎回のように愚痴を聞かされたっけね。それまで同人で自由に、言い換えれば好き勝手に本を書いてきた人間にとって、編集がついてその指示の下に話を作っていくというのは結構な苦痛になります。これは同人作家が商業作家となって最初に味わう挫折、壁の一つですが、出戻りとはいえ彼も同じようなことを感じたのでしょう。自分の思い通りにならない現実、事実をぶちまけたかったのだと思います。私自身は編集者ではないですが、属しているのはとある出版社の編集部ですから、そういう作家や漫画家の気持ちというのは、それなりに分かっているつもりでした。なので第三者として、相手の不快感を軽減し、折り合いをつけてやるのが仕事だろうと思って接していたんですが……感情の揺らぎの激しい人間は難しいというか。少し揉めた程度で、先日までケチョンケチョンに貶していた編集部を持ち上げ、そっちの方がよっぽどマシだと言われたときは、もうこの人と一緒に活動することは不可能だろうと悟ってしまった。別にショックではなかったが、よっぽどマシだと言った編集部への罵詈雑言は、私の中にデータとして保存されているわけですからね。俺の友達レベルも落ちたもんだと、思わず苦笑してしまいましたよ。
全然、「C」の話をしていないじゃないかと思ったそこの人。実はまだ手元に届いていないんだ! いや、クレジットカード持ってないからAmazonはコンビニ振込をすることがほとんどなんだけど、それが今回は遅れてしまってね。だから、発送にも時間がかかるというか、多分、明日ぐらいまで掛かるでしょう。まあ、「C」は人気作というわけではないから、売り切れるとかそういうことはないと思うんだけどんね。5000枚ぐらい作って、半分ぐらい売れれば合格ラインじゃないかな。作品のスケールを考えると、なんともいえない話ですが。
特典に不満があったわけじゃないし、興味がなかったわけでもないんだけど、なんといっても懐具合がね。今月はコミケがあったり、それでなくとも穹PCに25万も払ってますから、ちょっとした特典目当てで定価購入とかしてられないんですよ。作品から考えると、なにみみっちいこと言ってるんだとなりかねないけど、やっぱり先立つ物がないと厳しいというか、他にも買いたいものが山ほどあるもんで。コミケは買い物こそ少なかったし、アンソロもそれなりに売れたんですけど、各種経費や雑費を考えればギリギリ黒字になるかどうかってところで、結局はいつもと同じような感じでした。まあ、元々が趣味同人を基本とし、儲けを二の次としてますから、赤字にならなかっただけでもマシといえばマシなんですが……別に商業活動というか、金儲けを否定するわけじゃないんですけど、同人活動をイコールで商業的なものにしたくないんですよ。世の中には年2回のコミケでその年の食い扶持稼いでしまうような大手サークルもいますが、オリジナルならまだしもパロディでそれをやるのはどうなのかなって。私の元友人に商業同人家がいましたけど、彼は商業誌等での一般的な活動が上手く行かず、同人活動の方が一人で気楽にやれていいと、これを本業にするとまで言ってました。私としては何寝言を言ってるんだという感じでしたけど、本人はいたって真面目というか本気でして、あくまで自分の作りたいものの範囲の中でしたが、それなりに頑張っていたとは思う。私も色々な形で、それなりに協力はしてきましたし。
でも、商業の世界に決まりごとやルールーがあるように、同人の世界にだってそれはあります。様々な人が住んでいて、作品に関わっている以上は、どうしたってなにからなにまで一人でこなすというのは無理がある。これは持論になりますけど、同人活動で成功した奴が商業でも成功するとは限らないように、商業活動で失敗した人間が同人活動なら成功できるとは限らないんですよ。使う筋肉が違うと言っても、結局は同じ創作活動なわけですし、関わってくる人間関係だって、そんなに大差あるわけじゃない。嫌な言い方をすれば商業から同人に逃げ出してきました、なんて奴がそう簡単に上手くいくわけないんですよ。
その後、彼は小さいながらも商業活動を再開しましたが、私は毎回のように愚痴を聞かされたっけね。それまで同人で自由に、言い換えれば好き勝手に本を書いてきた人間にとって、編集がついてその指示の下に話を作っていくというのは結構な苦痛になります。これは同人作家が商業作家となって最初に味わう挫折、壁の一つですが、出戻りとはいえ彼も同じようなことを感じたのでしょう。自分の思い通りにならない現実、事実をぶちまけたかったのだと思います。私自身は編集者ではないですが、属しているのはとある出版社の編集部ですから、そういう作家や漫画家の気持ちというのは、それなりに分かっているつもりでした。なので第三者として、相手の不快感を軽減し、折り合いをつけてやるのが仕事だろうと思って接していたんですが……感情の揺らぎの激しい人間は難しいというか。少し揉めた程度で、先日までケチョンケチョンに貶していた編集部を持ち上げ、そっちの方がよっぽどマシだと言われたときは、もうこの人と一緒に活動することは不可能だろうと悟ってしまった。別にショックではなかったが、よっぽどマシだと言った編集部への罵詈雑言は、私の中にデータとして保存されているわけですからね。俺の友達レベルも落ちたもんだと、思わず苦笑してしまいましたよ。
全然、「C」の話をしていないじゃないかと思ったそこの人。実はまだ手元に届いていないんだ! いや、クレジットカード持ってないからAmazonはコンビニ振込をすることがほとんどなんだけど、それが今回は遅れてしまってね。だから、発送にも時間がかかるというか、多分、明日ぐらいまで掛かるでしょう。まあ、「C」は人気作というわけではないから、売り切れるとかそういうことはないと思うんだけどんね。5000枚ぐらい作って、半分ぐらい売れれば合格ラインじゃないかな。作品のスケールを考えると、なんともいえない話ですが。
振りかざす正義と、振り下ろす正義
2011年8月18日 アニメ・マンガ最近、親がレンタルビデオにはまっておりまして、まあ、借りてきてるのはビデオじゃなくてDVDなんですけど、最近はどこも100円で1週間とか借りることが出来るらしいですね。私は幼少時に物の貸し借りはあまり宜しいことではないと教えられてきたので、必然的にレンタル屋を利用することって少なく、また、形として手元に残らない物に金を使うのがあまり好きではないから滅多に利用することはないんだけど、親がはまってたらどうしようもない気がするよ。まあ、うちの親はテレビ信者なところがあってテレビみないと死んじゃうみたいな人だから、それが変化しただけでもマシなんでしょうがね。
家族が借りてきた相棒-劇場版Ⅱ-を観ているときに、私は自室でCSI:マイアミのシーズン2を観てたんですが、地デジに移行してからというもの東京MXが映るようになって便利ですね。私は基本的にテレビはアニメと海外ドラマ、それにテレ東の経済ニュースとNHKの歴史秘話ヒストリアぐらしか観ませんし、後はCSばっかりなんだけど、CSIはやっぱり格別だね。長く続いているシリーズだけあって、スピンオフであっても安心して観ることが出来る。
マイアミ第2シーズンの1話は、ひき逃げにあって志望した女性が、実は意図的に殺されたのではないかという疑惑から始まる殺人事件を取り扱ってるんだけど、犯人はなんと合衆国政府から特権を与えられている某国の兄弟で、科学捜査で如何に追い詰めようとも、逮捕することが出来ない。しかし、マイアミ一厄介な男であるホレイショ・ケインは、政府の意向を無視して犯人逮捕の可能性に最後まで賭ける……と、1話から凄い感じですが、このエピソードはラストの逆転劇がとても爽快で、勿論犯罪や犯行内容自体はクズもクズなんだけど、最後のどんでん返しがあるから後味もそう悪いものではなくなっているんです。こういう最終的な救いってのは結構大事で、例えば小説の場合は「最初の1ページで読者の心をつかみ、ラスト3行で納得させれば中身はなくても大丈夫」なんて言われるぐらいです。逆に言えば、中身がどんなに充実していても、始めが面白くなければ読まれないし、最後がつまらなければ批判もされるでしょう。そう考えると、緻密な計算によって成り立っている海外ドラマはよく出来ていますね。
私がCSIを観ていて面白いなと思ったのは、この話が結果として合衆国の利益に背く行為になったことです。アメリカ人というのは特に愛国心の強い国民性ですから、基本的に自国の利益や意思を最優先に動きがちです。24 -TWENTY FOUR-なんかでも、ジャック・バウアーは組織からはみ出しつつも、なんだかんだ言って合衆国を守るために戦っているわけですから、そこら辺は一貫性がありますよね。これはスーパーマンとバットマンが誕生した頃から言われていることですが、アメリカでは合衆国の正義を追求するものが英雄となり、逆に個人の正義を守るものがダークヒーローとして扱われることが非常に多い。つまり、合衆国的にジャック・バウアーは正義のヒーロー、英雄になるわけですが、ホレイショ・ケインは必ずしもそうではない、むしろアンチ・ヒーローに分類されてしまうのです。民主主義の見地から考えれば随分な話だけど、アメリカでは国を守ることこそ合衆国に住む者の使命みたいな感じなんでしょう。
では、日本ならどうでしょうか? 家族の観ていた相棒の劇場版は今度の敵は国家であるなどと銘打って、警察組織の上層部とやりあっていましたが、日本の刑事ドラマではそれほど珍しい光景ではありません。特に最近の作品によく観られる傾向ですが、話も終盤になれば必ず警察や国の大物の犯罪が絡んできて、それに所轄ないし警視庁の一組織が対決していくなんて展開が多いです。相棒はそれが顕著であり、シリーズの最後は必ず警視庁や警察庁、あるいは他の省庁などに絡んだ犯罪がラストに来ますよね。劇場版Ⅱはそのスケールが大きくなったぐらいのもので、私はあまり目新しさを感じませんでした。
ただ、面白いなと感じたのは、日本の場合だと国家に立ち向かう刑事たちは一貫して正義の味方であり、アメリカのようにアンチ・ヒーローやダークヒーローの類として書かれてはいないとうことです。これは国家と敵対することが悪だと言う発想が、ないからだと思います。
事件のスケールが違いすぎることもあるんだろうけど、日本の刑事ドラマで「日本の平和や利益のために戦います!」なんてシーンは早々拝めるものではない。いや、刑事ドラマに限らず、漫画でもラノベでも、明確に日本を守ることをテーマにしている作品はそれほど多いわけではない。せいぜい、大怪獣ゴジラから国を守る特撮物ぐらいなもので、創作のテーマや発想として、日本を守るというものが存在しないのだ。故にホワイトハウスのようなドラマはこの国で作れないし、そもそもとして政治ドラマはウケが悪く人気もない。杉下右京を始めとした国家に対立する刑事たちが、純粋な正義のヒーローとして書かれるように、日本という国を悪く書くことへの抵抗がないのだろう。
それは何故か? アメリカの場合、国に尽くすことは自身の中にある愛国心を表現する方法として酷く単純な、分かりやすいやり方だ。しかし、日本はかつて「お国のために戦います」といって戦争を行い、敗戦した過去があります。あまり政治的、歴史的に微妙な例題は使いたくないですが、その後の所謂自虐教育によって日本の戦争行為は徹底的に否定されましたから、自然と国のために戦う=悪いことという認識が植えつけられてしまったのではないでしょうか? だから逆転的思考として、国家相手に戦うことこそ正義であるという発想に至ってしまったのではないか……考え過ぎかな。
24 -TWENTY FOUR-を観れば分かるけど、あれは例え黒幕が大統領であっても、合衆国と大統領を切り離した上で捕まえてますから、合衆国がイコールで悪とはならないんですね。その辺の差が、やっぱり国民性とか愛国心とか、そういったものの影響で現れるのかなぁと思っていたりします。
まあ、私はスーパーマンよりバットマンが好きですし、ホレイショ・ケインみたいな主人公は大好きなんで暇があればCSIは視聴継続するつもりです。それに引き換え最近の日本ドラマ、特に刑事モノはダメですね。いや、個人の正義や個人の利益を最大限に尊重するのは、民主国家としてごく当たり前の行為なんだろうけど、そのための対立図式が単純化されすぎたというか、単調なんですよ。日本でもたまには、アメリカンヒーローみたいな自国を守るキャラクターが、特撮以外から生まれるといいんですがね。よっぽどのことがないと、無理な話なのかな。
家族が借りてきた相棒-劇場版Ⅱ-を観ているときに、私は自室でCSI:マイアミのシーズン2を観てたんですが、地デジに移行してからというもの東京MXが映るようになって便利ですね。私は基本的にテレビはアニメと海外ドラマ、それにテレ東の経済ニュースとNHKの歴史秘話ヒストリアぐらしか観ませんし、後はCSばっかりなんだけど、CSIはやっぱり格別だね。長く続いているシリーズだけあって、スピンオフであっても安心して観ることが出来る。
マイアミ第2シーズンの1話は、ひき逃げにあって志望した女性が、実は意図的に殺されたのではないかという疑惑から始まる殺人事件を取り扱ってるんだけど、犯人はなんと合衆国政府から特権を与えられている某国の兄弟で、科学捜査で如何に追い詰めようとも、逮捕することが出来ない。しかし、マイアミ一厄介な男であるホレイショ・ケインは、政府の意向を無視して犯人逮捕の可能性に最後まで賭ける……と、1話から凄い感じですが、このエピソードはラストの逆転劇がとても爽快で、勿論犯罪や犯行内容自体はクズもクズなんだけど、最後のどんでん返しがあるから後味もそう悪いものではなくなっているんです。こういう最終的な救いってのは結構大事で、例えば小説の場合は「最初の1ページで読者の心をつかみ、ラスト3行で納得させれば中身はなくても大丈夫」なんて言われるぐらいです。逆に言えば、中身がどんなに充実していても、始めが面白くなければ読まれないし、最後がつまらなければ批判もされるでしょう。そう考えると、緻密な計算によって成り立っている海外ドラマはよく出来ていますね。
私がCSIを観ていて面白いなと思ったのは、この話が結果として合衆国の利益に背く行為になったことです。アメリカ人というのは特に愛国心の強い国民性ですから、基本的に自国の利益や意思を最優先に動きがちです。24 -TWENTY FOUR-なんかでも、ジャック・バウアーは組織からはみ出しつつも、なんだかんだ言って合衆国を守るために戦っているわけですから、そこら辺は一貫性がありますよね。これはスーパーマンとバットマンが誕生した頃から言われていることですが、アメリカでは合衆国の正義を追求するものが英雄となり、逆に個人の正義を守るものがダークヒーローとして扱われることが非常に多い。つまり、合衆国的にジャック・バウアーは正義のヒーロー、英雄になるわけですが、ホレイショ・ケインは必ずしもそうではない、むしろアンチ・ヒーローに分類されてしまうのです。民主主義の見地から考えれば随分な話だけど、アメリカでは国を守ることこそ合衆国に住む者の使命みたいな感じなんでしょう。
では、日本ならどうでしょうか? 家族の観ていた相棒の劇場版は今度の敵は国家であるなどと銘打って、警察組織の上層部とやりあっていましたが、日本の刑事ドラマではそれほど珍しい光景ではありません。特に最近の作品によく観られる傾向ですが、話も終盤になれば必ず警察や国の大物の犯罪が絡んできて、それに所轄ないし警視庁の一組織が対決していくなんて展開が多いです。相棒はそれが顕著であり、シリーズの最後は必ず警視庁や警察庁、あるいは他の省庁などに絡んだ犯罪がラストに来ますよね。劇場版Ⅱはそのスケールが大きくなったぐらいのもので、私はあまり目新しさを感じませんでした。
ただ、面白いなと感じたのは、日本の場合だと国家に立ち向かう刑事たちは一貫して正義の味方であり、アメリカのようにアンチ・ヒーローやダークヒーローの類として書かれてはいないとうことです。これは国家と敵対することが悪だと言う発想が、ないからだと思います。
事件のスケールが違いすぎることもあるんだろうけど、日本の刑事ドラマで「日本の平和や利益のために戦います!」なんてシーンは早々拝めるものではない。いや、刑事ドラマに限らず、漫画でもラノベでも、明確に日本を守ることをテーマにしている作品はそれほど多いわけではない。せいぜい、大怪獣ゴジラから国を守る特撮物ぐらいなもので、創作のテーマや発想として、日本を守るというものが存在しないのだ。故にホワイトハウスのようなドラマはこの国で作れないし、そもそもとして政治ドラマはウケが悪く人気もない。杉下右京を始めとした国家に対立する刑事たちが、純粋な正義のヒーローとして書かれるように、日本という国を悪く書くことへの抵抗がないのだろう。
それは何故か? アメリカの場合、国に尽くすことは自身の中にある愛国心を表現する方法として酷く単純な、分かりやすいやり方だ。しかし、日本はかつて「お国のために戦います」といって戦争を行い、敗戦した過去があります。あまり政治的、歴史的に微妙な例題は使いたくないですが、その後の所謂自虐教育によって日本の戦争行為は徹底的に否定されましたから、自然と国のために戦う=悪いことという認識が植えつけられてしまったのではないでしょうか? だから逆転的思考として、国家相手に戦うことこそ正義であるという発想に至ってしまったのではないか……考え過ぎかな。
24 -TWENTY FOUR-を観れば分かるけど、あれは例え黒幕が大統領であっても、合衆国と大統領を切り離した上で捕まえてますから、合衆国がイコールで悪とはならないんですね。その辺の差が、やっぱり国民性とか愛国心とか、そういったものの影響で現れるのかなぁと思っていたりします。
まあ、私はスーパーマンよりバットマンが好きですし、ホレイショ・ケインみたいな主人公は大好きなんで暇があればCSIは視聴継続するつもりです。それに引き換え最近の日本ドラマ、特に刑事モノはダメですね。いや、個人の正義や個人の利益を最大限に尊重するのは、民主国家としてごく当たり前の行為なんだろうけど、そのための対立図式が単純化されすぎたというか、単調なんですよ。日本でもたまには、アメリカンヒーローみたいな自国を守るキャラクターが、特撮以外から生まれるといいんですがね。よっぽどのことがないと、無理な話なのかな。
セイクリッドセブンを観てて思うのは、何故だ、どうしてフェイはショタであってロリじゃないんだ!ということなんだけど、7話は完全にフェイがヒロインって感じでしたね。今のところフェイが男の子だというのはスタッフのTwitter情報だけですから、あるいはブラフという可能性もあるんだけど、あんなのを魅せつけられるとフェイには是非女の子としてナイトと添い遂げてもらいたいなと……別に男の子でも良いんですけど、基本的に私ってノーマルなもので。
今回は本編にも色々動きがありましたけど、特に眼を見張るのはOPとEDのテーマ曲が入れ替わり、映像も新しいものとなったことでしょう。1クールのアニメで新OPと新EDをやってのけたわけで、これは素直に凄いと思った。例えば、全13話の中で1話だけでまったく違うOPが入るなんてことは今までにもあったことで、私の記憶では祝福のカンパネラなんかがそんな手法を取り入れてましたが、流石にこういう仕掛けがあるとは思ってもみなかった。OPとEDが放送中に入れ替わること自体はアニメ黎明期から使われて来た手法だけど、1クールアニメでそれをやったというのが、この場合は凄いわけでね。
まあ、予め予定していたことではあるんだけど……よく動く映像になりましたねぇ。前のOP映像はそれほど動きのあるものじゃなかったけど、これぞサンライズと言えるだけのシロモノに仕上がっていました。個人的にはフェイの姿が幼少期のみだったのが残念なんだけど、ED映像にはメイン格として出ているからいいのかな。EDはいのまたむつみ描き下ろしの静止画でしたけど、こちらもなかなかに気合が入っていていい感じでした。ただ、OPでも感じたことなんですが、この作品における鉱石部の面々ってどういう位置づけなんですかね? 日常を象徴するキャラたちであることには変わりませんが、EDにもババンと出てくる辺り、本筋にも絡むのだろうか……部長の若菜に関しては、ちょっと思う所があるというか、タダの脇役では終わらないと思うんですけどね。
本編自体は、研美博士の化けの皮が剥がれはじめて、ナイトとフェイによる真実が語られるという感じなんですが、正直研美さんは元から胡散臭かったからなぁw なにかとアルマやルリに協力的なのは、その資産力を当てにしているのか、それとも所有している石を狙っているのか。少なくとも、なんらかの意図があることは明白だよね。ナイトはともかくとしても、フェイのような子供をルリが疑う気になれないのは判るような気もする。騙したのは単に自分の身の安全を確保するためだったんだろうし、あまりにも呆気なくフェイがやられてしまったものだから、敵愾心が薄れてしまったんでしょうね。後、フェイが自分と同じ善石であったことも、ルリの警戒心を解かせる一因となったんだと思う。まあ、ルリと比べれば、フェイの力は本人も言うようにあまり強くないみたいですけど。
ナイトとの激闘でSPことアラクネを戦闘不能にされた研美さんは、修理を終えたサイクロプスを装着して自らアルマやルリの奪還に向かいますが、この人暇さえあれば筋トレしてる感じだよね。博士の割には肉体派というか武闘派で、SPはいるにせよ自分が戦うことを拒まず、むしろ積極的に戦闘を行ったりするところが、憎めない悪役として視聴者の目に映るのではないだろうか? 研美さんは卑怯で卑劣な手段を使うけど、いざ戦闘となれば正々堂々、真正面からぶつかっていくしね。
前回からサイクロプスと激闘を繰り広げていた0号は、実はフェイの兄貴の成れの果てであり、どうやらナイトとも友人関係にあったらしい。それを見越して研美さんは刺客として差し向けたわけだけど、意外にもフェイのことは覚えていらしく、攻撃を止めるという理性が働きます。
その隙にナイトはフェイを連れて離脱するんだけど、逃げた後のやり取りが本当に良いのよ。フェイの兄であり自分の友人、もしくは親友であった0号を倒すことができないナイトと、死んだはずの兄がほとんど化物に近い状態で現れたことに絶望するフェイ。どうしようもない状況に憤りを感じたナイトは、思わず泣いているフェイのことを抱きしめるんですが……いや、どこをどう見てもフェイがヒロインですよね? 敢えて言うのならナイト側のヒロインとしてフェイが確立されたというか、今回の画像は抱きしめられた瞬間のフェイですけど、突然のことに驚くと同時に頬を赤らめるんですよ。勿論、泣いているんだから頬が上記していても不思議はないんだけど、あまりの可愛さに私は倒れかけた。
フェイがナイトのヒロインであることと、この2人の死亡フラグが回避されたことはわかったけど、それじゃあアルマのヒロインは誰なのか? という疑問がある。普通に考えればルリなんだけど、じゃあ、若菜はどうなのかなと。フェイがナイトのヒロインである理由の一つに、彼にとって一番の理解者だという事実があります、これは公式でも書かれていますし、本編見てもよく分かることでしょう。しかし、アルマとルリはどうなのかといえば、まだまだ距離はありますし、それが今回の事件に繋がったとも言えます。結局、アルマという人間を外面も内面も理解しているのは、現状だと若菜だけなんですよ。何故なら、彼女は本編開始前からアルマと会話できるほどの距離の近い存在でしたし、公式にも良き理解者だと書かれているぐらいです。勿論、各種事情を知れば色々変わってくるのかも知れないけど、それでも屈託なく彼と接してくれるのではないかと、そんな安心感が彼女にはあります。色恋における好意ではないにせよ、若菜の存在が1話におけるアルマを動かしたのは事実であり、あの時点では初対面のルリよりも普段からなにかと気にかけてくれた若菜のことを想うのは当然でしょう。だからこそ、最終的に鉱石部へと足を踏み入れたんだろうし。そしたらそこに、たまたま学園ごとアルマの傍を買いとったルリがいたというだけでの話です。
公式サイトによると、アルマと若菜の関係はあくまで友情らしいので、ルリとの間に恋の当て馬みたいなことはないと思うけど、石が好きという変わった趣味を考えると、本筋にもなんかしら絡んだくるのではないかなぁと。でなきゃ、本当にただの変な人で終わってしまいますからね。まあ、そこがまた若菜の魅力なのかも知れないけど。
次回はデート回らしいですが、セイクリッドセブンの舞台は鎌倉市らしいですね。割と近場ですが、1日で全て回るのは難しい街でもあるので、泊まりがけでちょっくら行ってくるのもいいかも知れない。丁度、小旅行を楽しみたい時期でもあるし。去年は足利と北関東だったから、今年は南関東で鎌倉や江ノ島とかさ。ついでにメモオフの聖地巡礼もしちゃったりして、意外と楽しいかも知れないよ。
今回は本編にも色々動きがありましたけど、特に眼を見張るのはOPとEDのテーマ曲が入れ替わり、映像も新しいものとなったことでしょう。1クールのアニメで新OPと新EDをやってのけたわけで、これは素直に凄いと思った。例えば、全13話の中で1話だけでまったく違うOPが入るなんてことは今までにもあったことで、私の記憶では祝福のカンパネラなんかがそんな手法を取り入れてましたが、流石にこういう仕掛けがあるとは思ってもみなかった。OPとEDが放送中に入れ替わること自体はアニメ黎明期から使われて来た手法だけど、1クールアニメでそれをやったというのが、この場合は凄いわけでね。
まあ、予め予定していたことではあるんだけど……よく動く映像になりましたねぇ。前のOP映像はそれほど動きのあるものじゃなかったけど、これぞサンライズと言えるだけのシロモノに仕上がっていました。個人的にはフェイの姿が幼少期のみだったのが残念なんだけど、ED映像にはメイン格として出ているからいいのかな。EDはいのまたむつみ描き下ろしの静止画でしたけど、こちらもなかなかに気合が入っていていい感じでした。ただ、OPでも感じたことなんですが、この作品における鉱石部の面々ってどういう位置づけなんですかね? 日常を象徴するキャラたちであることには変わりませんが、EDにもババンと出てくる辺り、本筋にも絡むのだろうか……部長の若菜に関しては、ちょっと思う所があるというか、タダの脇役では終わらないと思うんですけどね。
本編自体は、研美博士の化けの皮が剥がれはじめて、ナイトとフェイによる真実が語られるという感じなんですが、正直研美さんは元から胡散臭かったからなぁw なにかとアルマやルリに協力的なのは、その資産力を当てにしているのか、それとも所有している石を狙っているのか。少なくとも、なんらかの意図があることは明白だよね。ナイトはともかくとしても、フェイのような子供をルリが疑う気になれないのは判るような気もする。騙したのは単に自分の身の安全を確保するためだったんだろうし、あまりにも呆気なくフェイがやられてしまったものだから、敵愾心が薄れてしまったんでしょうね。後、フェイが自分と同じ善石であったことも、ルリの警戒心を解かせる一因となったんだと思う。まあ、ルリと比べれば、フェイの力は本人も言うようにあまり強くないみたいですけど。
ナイトとの激闘でSPことアラクネを戦闘不能にされた研美さんは、修理を終えたサイクロプスを装着して自らアルマやルリの奪還に向かいますが、この人暇さえあれば筋トレしてる感じだよね。博士の割には肉体派というか武闘派で、SPはいるにせよ自分が戦うことを拒まず、むしろ積極的に戦闘を行ったりするところが、憎めない悪役として視聴者の目に映るのではないだろうか? 研美さんは卑怯で卑劣な手段を使うけど、いざ戦闘となれば正々堂々、真正面からぶつかっていくしね。
前回からサイクロプスと激闘を繰り広げていた0号は、実はフェイの兄貴の成れの果てであり、どうやらナイトとも友人関係にあったらしい。それを見越して研美さんは刺客として差し向けたわけだけど、意外にもフェイのことは覚えていらしく、攻撃を止めるという理性が働きます。
その隙にナイトはフェイを連れて離脱するんだけど、逃げた後のやり取りが本当に良いのよ。フェイの兄であり自分の友人、もしくは親友であった0号を倒すことができないナイトと、死んだはずの兄がほとんど化物に近い状態で現れたことに絶望するフェイ。どうしようもない状況に憤りを感じたナイトは、思わず泣いているフェイのことを抱きしめるんですが……いや、どこをどう見てもフェイがヒロインですよね? 敢えて言うのならナイト側のヒロインとしてフェイが確立されたというか、今回の画像は抱きしめられた瞬間のフェイですけど、突然のことに驚くと同時に頬を赤らめるんですよ。勿論、泣いているんだから頬が上記していても不思議はないんだけど、あまりの可愛さに私は倒れかけた。
フェイがナイトのヒロインであることと、この2人の死亡フラグが回避されたことはわかったけど、それじゃあアルマのヒロインは誰なのか? という疑問がある。普通に考えればルリなんだけど、じゃあ、若菜はどうなのかなと。フェイがナイトのヒロインである理由の一つに、彼にとって一番の理解者だという事実があります、これは公式でも書かれていますし、本編見てもよく分かることでしょう。しかし、アルマとルリはどうなのかといえば、まだまだ距離はありますし、それが今回の事件に繋がったとも言えます。結局、アルマという人間を外面も内面も理解しているのは、現状だと若菜だけなんですよ。何故なら、彼女は本編開始前からアルマと会話できるほどの距離の近い存在でしたし、公式にも良き理解者だと書かれているぐらいです。勿論、各種事情を知れば色々変わってくるのかも知れないけど、それでも屈託なく彼と接してくれるのではないかと、そんな安心感が彼女にはあります。色恋における好意ではないにせよ、若菜の存在が1話におけるアルマを動かしたのは事実であり、あの時点では初対面のルリよりも普段からなにかと気にかけてくれた若菜のことを想うのは当然でしょう。だからこそ、最終的に鉱石部へと足を踏み入れたんだろうし。そしたらそこに、たまたま学園ごとアルマの傍を買いとったルリがいたというだけでの話です。
公式サイトによると、アルマと若菜の関係はあくまで友情らしいので、ルリとの間に恋の当て馬みたいなことはないと思うけど、石が好きという変わった趣味を考えると、本筋にもなんかしら絡んだくるのではないかなぁと。でなきゃ、本当にただの変な人で終わってしまいますからね。まあ、そこがまた若菜の魅力なのかも知れないけど。
次回はデート回らしいですが、セイクリッドセブンの舞台は鎌倉市らしいですね。割と近場ですが、1日で全て回るのは難しい街でもあるので、泊まりがけでちょっくら行ってくるのもいいかも知れない。丁度、小旅行を楽しみたい時期でもあるし。去年は足利と北関東だったから、今年は南関東で鎌倉や江ノ島とかさ。ついでにメモオフの聖地巡礼もしちゃったりして、意外と楽しいかも知れないよ。
ラーメンどんぶりで素麺を食べる?
2011年8月16日 アニメ・マンガ久しぶりに職場へと出てみたけど、コミケ疲れが溜まっていることもあってかあまり仕事にはならなかったような気がする。まあ、コミケが終わったと言っても自家通販の準備だなんだと忙しいし、夏コミの戦利品もまだ観てない状態ですからね。アンソロ参加者でコミケ来ていない人への発送とかもあってか、ここ2日ほど心も体も休まる暇がなかったというのが現状でして。まあ、夏休みボケすることがないのは良いことだけど、実のところそれほどコミケに参加したという実感も湧いてこないので、そこら辺は微妙だったりするんだけどね。
夏コミ3日目における買い物の話をすると、今回の私は以前も書いたようになにがなんでも欲しいものというのが存在せず、どのサークルへ最初に行くかなんてのも特に決めていませんでした。折角なんだし、ハッシーのサークルにでも言ったらどうか、と言われることもありましたが、ハッシーの同人誌にハルや穹が載っているのならまだしも、あの人は他の大手サークルと違ってお仕事本の類を一切出しませんからね。初の布モノとしてタペストリーを出していたみたいですけど、特に興味もなかったのでスルーしました。
流行りもののジャンルに疎いと、こうも買うものがないのかと思いましたけど、さすがにどこも並ばずボケーッとしているわけにも行かなかったので、なにを思ったかたくみなむちへ並ぶことに。商業活動もしている大手シャッター前サークルですけど、私はTo LOVEる本をたまに買うぐらいで、それほ縁があるサークルでもありません。まあ、ヤミちゃんタオルとか私好みのグッズも出ていましたし、どうせ行くところもないなら混みそうなところから潰していくかの法則を発動させました。実はこれが成功して、たくみなむちは新刊及びグッズを1200円と設定したせいか、購入までにそれなりの時間を要する感じになってました。隣のねこバス停が新刊1部500円、限定2限としたことで、出来た端から列が消化されるという嘘みたいなことをしているの比べると、随分遅かったですね。まあ、ねこバス停が早すぎたというのもあるんでしょうけど。あれと比較するのは流石に可哀想か。
私はあまり島中サークルに行く人ではなく、壁サークルを中心に回る人なんですけど、なにも昔からそうだったわけではありません。涼屋や翡翠亭なんてのは、今でこそシャッター前の最大手としてデカイ面してますが、あれだって元は島中でアイマスとかラグナロク本田していたサークルですし、私としてはむしろその時代のほうが馴染み深いです。いつの間にか島角、偽壁、壁、シャッター前と急成長を遂げた両者だけど、さすがにもう並べなくなっちゃいましたね。あそこが好きで好きでたまらない、というのならまだしも、私にとっては今も昔も時間があったら行くっていう感じですし。ただ、あそこに並んでるのは歳若いファンがやっぱり多いんだろうね。たくみなむちに並んでるとき、たくみなむち本人が列整理してたんだけど、コミケスタッフと勘違いしたのか知らないバカが、「翡翠亭どれ!?」とか、偉そうにも訊いてくるわけですよ。すぐ近くだったので丁寧に教えてましたけど、あれはいかんね。私のスペースにも、いきなり「ツってどこ?」とか訊いてきた奴がいて、一瞬なんのことかと思いましたもん。ああいう手合いは、サークル参加者をなんだと思ってるんだろうね。お客様気分の新参者は、これだから困る。
大手サークルと言っても、涼屋や翡翠亭に行かなくなってからはシャッター前ともそれほど縁がなく、特に今回はRengaworksがシャッター落ちしていたので、壁周りはかなり楽だった。煉瓦はまさかのシャッター落ちをした関係か、新刊はペラ本1冊という普段ならあり得ない状況だったんだけど、なんでも印刷所の都合でこうなってしまったらしい。つまり、印刷所の都合でペラ本1冊しかすれない、その結果搬入数の少なさからシャッター落ちした、というのが真相かな。まあ、あくまで煉瓦の言い分ですけど。
特の掘り出し物はなかったけど、そういえばハチミツヒマワリのヨスガ本、もとい妹本が買えたのは良かったかな。今年のはじめのトレジャーかなにか出だしたやつなんだけど、委託もないから買えなくて困ってたんですよ。夏コミに持ってくるか分からなかっただけに、ゲット出来たのはラッキーでしたね。後、興味深かったのは、あの花のラーメンどんぶりを売っているサークルがあって、とても可愛らしかったから欲しかったことぐらいかな。
夏コミ3日目における買い物の話をすると、今回の私は以前も書いたようになにがなんでも欲しいものというのが存在せず、どのサークルへ最初に行くかなんてのも特に決めていませんでした。折角なんだし、ハッシーのサークルにでも言ったらどうか、と言われることもありましたが、ハッシーの同人誌にハルや穹が載っているのならまだしも、あの人は他の大手サークルと違ってお仕事本の類を一切出しませんからね。初の布モノとしてタペストリーを出していたみたいですけど、特に興味もなかったのでスルーしました。
流行りもののジャンルに疎いと、こうも買うものがないのかと思いましたけど、さすがにどこも並ばずボケーッとしているわけにも行かなかったので、なにを思ったかたくみなむちへ並ぶことに。商業活動もしている大手シャッター前サークルですけど、私はTo LOVEる本をたまに買うぐらいで、それほ縁があるサークルでもありません。まあ、ヤミちゃんタオルとか私好みのグッズも出ていましたし、どうせ行くところもないなら混みそうなところから潰していくかの法則を発動させました。実はこれが成功して、たくみなむちは新刊及びグッズを1200円と設定したせいか、購入までにそれなりの時間を要する感じになってました。隣のねこバス停が新刊1部500円、限定2限としたことで、出来た端から列が消化されるという嘘みたいなことをしているの比べると、随分遅かったですね。まあ、ねこバス停が早すぎたというのもあるんでしょうけど。あれと比較するのは流石に可哀想か。
私はあまり島中サークルに行く人ではなく、壁サークルを中心に回る人なんですけど、なにも昔からそうだったわけではありません。涼屋や翡翠亭なんてのは、今でこそシャッター前の最大手としてデカイ面してますが、あれだって元は島中でアイマスとかラグナロク本田していたサークルですし、私としてはむしろその時代のほうが馴染み深いです。いつの間にか島角、偽壁、壁、シャッター前と急成長を遂げた両者だけど、さすがにもう並べなくなっちゃいましたね。あそこが好きで好きでたまらない、というのならまだしも、私にとっては今も昔も時間があったら行くっていう感じですし。ただ、あそこに並んでるのは歳若いファンがやっぱり多いんだろうね。たくみなむちに並んでるとき、たくみなむち本人が列整理してたんだけど、コミケスタッフと勘違いしたのか知らないバカが、「翡翠亭どれ!?」とか、偉そうにも訊いてくるわけですよ。すぐ近くだったので丁寧に教えてましたけど、あれはいかんね。私のスペースにも、いきなり「ツってどこ?」とか訊いてきた奴がいて、一瞬なんのことかと思いましたもん。ああいう手合いは、サークル参加者をなんだと思ってるんだろうね。お客様気分の新参者は、これだから困る。
大手サークルと言っても、涼屋や翡翠亭に行かなくなってからはシャッター前ともそれほど縁がなく、特に今回はRengaworksがシャッター落ちしていたので、壁周りはかなり楽だった。煉瓦はまさかのシャッター落ちをした関係か、新刊はペラ本1冊という普段ならあり得ない状況だったんだけど、なんでも印刷所の都合でこうなってしまったらしい。つまり、印刷所の都合でペラ本1冊しかすれない、その結果搬入数の少なさからシャッター落ちした、というのが真相かな。まあ、あくまで煉瓦の言い分ですけど。
特の掘り出し物はなかったけど、そういえばハチミツヒマワリのヨスガ本、もとい妹本が買えたのは良かったかな。今年のはじめのトレジャーかなにか出だしたやつなんだけど、委託もないから買えなくて困ってたんですよ。夏コミに持ってくるか分からなかっただけに、ゲット出来たのはラッキーでしたね。後、興味深かったのは、あの花のラーメンどんぶりを売っているサークルがあって、とても可愛らしかったから欲しかったことぐらいかな。
規約、制約、決まりごと
2011年8月15日 アニメ・マンガ夏コミも終わり平日ですが、私はコミケ明けの次の日は基本的に休みとしているので、昼間で寝ていることが多いです。しかし、この日は前日夏コミから帰宅すると共に倒れこむように寝てしまったかことから、割と早い時間に目がさめてしまった。とはいえ、夏コミの荷物は買い物含めてアンソロと一緒に会場から宅急便で出してしまいましたし、戦利品の見分と洒落込むわけにも行きません。そこで朝食を用意してもらう最中、私は郵便局へと出かけることにしました。
私の地元にある郵便局は本局という関係上、比較的大きく、営業時間も長いです。朝もはよから夜遅くまでやっていることから利用する頻度も高いのですが、平日の午前中に赴くというのは、かなり久しぶりのことだったかも知れない。局内はジジババの姿が散見され、私はなんだか場違いな気分を味わいましたが、明確な用事があるからにはそれを済ませないことには帰れません。というのも、私が朝っぱらから郵便局を訪れたのは、夏コミ新刊である春日野兄妹アンソロを自家通販するための、郵便振替口座を解説したいと思ったからでした。
自家通販というのは、その名の通りサークルが発行誌を書店等に委託せず、自宅にいて直接購入者に対し本の発送等を行う行為のことですが、最近はあまりメジャーとは言えないんですかね? 一昔前までは、最初の同人誌は自家通販で買いました、出しました、というのが普通だったんだけど、近頃は女性向けで見かけるぐらいで、私も最後に利用したのはいつだったかというレベルです。確か、自家通販限定のロキまゆアンソロジーを買った記憶があるけど、あれにしたって数年は前だしなぁ。
私が今回のアンソロを自家通販で頒布することにしたのは、ハッキリ言うと書店委託を断られたからです。メロンブックスに事前申請していたんですが、版型や価格、ページ数のこともあってか断られてしまいましてね。まあ、仕方ないということで諦めることに。ちなみに、夏コミの当日にメロンブックスDLの営業さんが挨拶に来たんだけど、新刊下ろして欲しいというもんだから、うっかり「いや、あなたのところのブックスさんの方に断られたんですが」と言いそうになった。メロン違いだから言わなかったけどさ。
それでまあ、自家通販で私が最初に思い浮かべたのは定額小為替によるやり取りだったんだけど、聞いて驚く事なかれ、今の若者って定額小為替の存在を知らないらしい。要するに郵便局が発行している小切手みたいなもので、これをもって郵便局行くと額面分だけ換金してくれるって代物なんだけど、郵政民営化以降は発行手数料が上がったこともあって、あまり使用されなくなったらしい。例え同人誌通販を利用しなくても、雑誌の商品通販とかは未だに小為替じゃないんですかね? メガミマガジンのテレカとか、長くそうだった気がするんだけど、今はどうなんだろう。
私はTwitterとかネット経由でそうした事実を知り、自分が如何に時代遅れかを痛感すると、定額小為替でのやり取りを諦め、口座の開設を視野に入れました。つまり、サークル名義による振替口座なり総合口座なりを作ってしまおうという魂胆で、その話をしに郵便局に行ったわけですね。
総合口座というのは、ゆうちょ銀行利用している人なら誰でも持っている通帳とカードのことですけど、振替口座は主に青色の用紙で振り込むあれのことです。他の通販とか、ファンクラブの継続とかで利用したことがある人も多いんじゃないでしょうか? 同人誌通販の分野においても振替口座を解説することは割とメジャーで、特に名義をサークル名に出来ることから重宝されています。
過去の実例から考えても、そんなに難しいことではないだろうと考えていた私ですが、実際に話を訊いてみると、過去は過去でしかないことを実感させられました。最近は振込を使った犯罪が多発していることから、郵便局も口座開設には慎重になったとかで、そんなホイホイ作れないらしい。特に総合口座方法は、私が既に個人で持っているというのもあったけれど、団体やサークルで取るには少々厳しいとか。そこで私は一旦退散すると、とりあえず振替口座だけでも開設するために、各種資料の準備をしました。具体的にはサークルの規約とか、そういうのなんですけど、そんなものがあったのかと思った人、あるに決まってるじゃないですか! なければ開設できないのですから、キチンとサークル作った当初の資料とか本とか片手に出直しましたよ。
しかし、郵便局員のお姉ちゃんに「あのー、自費出版の本を売るための口座を開設したいんですけどー」と訊いたら、すかさず「あ、はい、同人誌とかですか?」と返してきたのはどうなんだろう。本局とはいえ、あまり例がることではないと思うんだが……いやはやなんともはや。
私の地元にある郵便局は本局という関係上、比較的大きく、営業時間も長いです。朝もはよから夜遅くまでやっていることから利用する頻度も高いのですが、平日の午前中に赴くというのは、かなり久しぶりのことだったかも知れない。局内はジジババの姿が散見され、私はなんだか場違いな気分を味わいましたが、明確な用事があるからにはそれを済ませないことには帰れません。というのも、私が朝っぱらから郵便局を訪れたのは、夏コミ新刊である春日野兄妹アンソロを自家通販するための、郵便振替口座を解説したいと思ったからでした。
自家通販というのは、その名の通りサークルが発行誌を書店等に委託せず、自宅にいて直接購入者に対し本の発送等を行う行為のことですが、最近はあまりメジャーとは言えないんですかね? 一昔前までは、最初の同人誌は自家通販で買いました、出しました、というのが普通だったんだけど、近頃は女性向けで見かけるぐらいで、私も最後に利用したのはいつだったかというレベルです。確か、自家通販限定のロキまゆアンソロジーを買った記憶があるけど、あれにしたって数年は前だしなぁ。
私が今回のアンソロを自家通販で頒布することにしたのは、ハッキリ言うと書店委託を断られたからです。メロンブックスに事前申請していたんですが、版型や価格、ページ数のこともあってか断られてしまいましてね。まあ、仕方ないということで諦めることに。ちなみに、夏コミの当日にメロンブックスDLの営業さんが挨拶に来たんだけど、新刊下ろして欲しいというもんだから、うっかり「いや、あなたのところのブックスさんの方に断られたんですが」と言いそうになった。メロン違いだから言わなかったけどさ。
それでまあ、自家通販で私が最初に思い浮かべたのは定額小為替によるやり取りだったんだけど、聞いて驚く事なかれ、今の若者って定額小為替の存在を知らないらしい。要するに郵便局が発行している小切手みたいなもので、これをもって郵便局行くと額面分だけ換金してくれるって代物なんだけど、郵政民営化以降は発行手数料が上がったこともあって、あまり使用されなくなったらしい。例え同人誌通販を利用しなくても、雑誌の商品通販とかは未だに小為替じゃないんですかね? メガミマガジンのテレカとか、長くそうだった気がするんだけど、今はどうなんだろう。
私はTwitterとかネット経由でそうした事実を知り、自分が如何に時代遅れかを痛感すると、定額小為替でのやり取りを諦め、口座の開設を視野に入れました。つまり、サークル名義による振替口座なり総合口座なりを作ってしまおうという魂胆で、その話をしに郵便局に行ったわけですね。
総合口座というのは、ゆうちょ銀行利用している人なら誰でも持っている通帳とカードのことですけど、振替口座は主に青色の用紙で振り込むあれのことです。他の通販とか、ファンクラブの継続とかで利用したことがある人も多いんじゃないでしょうか? 同人誌通販の分野においても振替口座を解説することは割とメジャーで、特に名義をサークル名に出来ることから重宝されています。
過去の実例から考えても、そんなに難しいことではないだろうと考えていた私ですが、実際に話を訊いてみると、過去は過去でしかないことを実感させられました。最近は振込を使った犯罪が多発していることから、郵便局も口座開設には慎重になったとかで、そんなホイホイ作れないらしい。特に総合口座方法は、私が既に個人で持っているというのもあったけれど、団体やサークルで取るには少々厳しいとか。そこで私は一旦退散すると、とりあえず振替口座だけでも開設するために、各種資料の準備をしました。具体的にはサークルの規約とか、そういうのなんですけど、そんなものがあったのかと思った人、あるに決まってるじゃないですか! なければ開設できないのですから、キチンとサークル作った当初の資料とか本とか片手に出直しましたよ。
しかし、郵便局員のお姉ちゃんに「あのー、自費出版の本を売るための口座を開設したいんですけどー」と訊いたら、すかさず「あ、はい、同人誌とかですか?」と返してきたのはどうなんだろう。本局とはいえ、あまり例がることではないと思うんだが……いやはやなんともはや。
コミックマーケット80 3日目~史上最高の1冊を~
2011年8月14日 アニメ・マンガ夏コミも最終日ということで、毎度おなじみになりつつあるサークル参加です。ジャンルをヨスガノソラで固定してから落選したことないですけど、それもいつまで続くのやら。まあ、当選しているうちが華ですから、受かり続ける限りは全力で参加するつもりだけど、ジャンルに関してはどうなることやら。ヨスガノソラで継続していきたいという想いは強いし、ネタだってあるにはあるんだけど、流石に書き疲れてきたかなぁと思わないでもない。特に今回は、自分のヨスガノソラでの同人活動における、集大成のつもりで挑んでいましたからね。それぐらい、春日野兄妹アンソロジーにすべてを賭けていた。
いつも通り7時半頃に国際展示場駅へと到着して、売り子や合流した友人と一緒に会場内へ。昨年の冬コミは確か西館配置だったと思うけど、今年は晴れて東館へと舞い戻ることが出来ました。やっぱり、私は東館のほうが好きですね。西館が嫌いなわけじゃないんだけど、こっちの方が落ち着くというかなんというか。スペースは東456ホールの島角で、またの名をお誕生日席と言われる場所です。こういう配置になったからアンソロ企画をやる気になったとは、以前日記にも書いたような気がするけど、お誕生日席ってのは目立つ分だけメリット・デメリットがありましてね。実のところ、通常の島中配置よりもスペース内の空間が手狭で、荷物を広げにくいんですよ。だから、大部数を搬入するのにも、買い物の荷物を置いておくのにもあまり適していないというか、特に私は通路側の配置でしたから、余計に狭く感じてしまった。
それでも目立つ位置には変りないから、印刷所に直接搬入してもらった新刊を広げつつ、刷り上がった中身をチェックすることに。今回は初のカラーページを導入したり、本文用紙を変更したりと色々やっていたので仕上りが気になりましてね。ざっと確認して、予想以上の出来栄になっていることを確認したら、早速参加及び見本紙登録に。参加登録カードと見本紙票は事前に書いてきたから、その分の手間は省けたんだけど、個々が一番緊張した瞬間だった。というのも、今夏コミは例の東京都青少年条例が可決されてから初めてのコミケということもあって、所謂18禁描写への修正基準が厳しくなるのではないか? なんていう懸念がありまして。もしかすれば私のアンソロも引っかかるのではないかと思い、一応修正テープの類を用意したりなんかしました。なにせ18禁本を出すの初めてだったし、備えあれば憂いなしってことで。
まあ、結局懸念は杞憂に終わり、無事参加登録を済ませた後はアンソロを届けるためスペース巡りに。今回の夏コミにはアンソロ参加者のサークルが2つほど出ておりまして、まずは表紙と本文を担当してくれたサークル・白猫一族のまうめんさんのところへ。実は、冬コミでスケブ頼んだことあるから初めましてじゃないんだけど、直にお話するのはほとんど始めてみたいなものだったから、改めて挨拶をさせて頂きました。昨年の冬コミからずっと作っている新刊表紙のタペストリーを1枚持参して、アンソロと共に謹呈したのだけど、なんでも自分の描いたイラストが布モノになるのは初めてだとかで、結構喜ばれたのが嬉しかった。まうめさんは商業でも活動されてる方ですけど、そのカラーイラストはやっぱり素敵ですね。私は表紙の元データ持ってるんですけど、刷り上がった表紙やタペストリーで観てみると、また違った味わいが生まれてくるからいいものです。
尋ねたついでに新刊を一部頂いた後は、自分のスペースに戻って頒布準備の続き。といってもテーブルクロスを敷いて、新刊とお品書きを出した後は、タペストリーを飾るぐらいだったので時間は結構あまりました。価格こそ800円と半端でしたが、新刊以外の頒布物は1点物のグッズばかりでしたし、準備というほどの準備がなかったんですよね。だったら、さっさとサークル回りや買い物の支度をしても良かったんだけど、これに関しても今回は微妙というか、特に目当てのものというのが存在しなくて。勿論、行きつけや贔屓のサークルは回る予定でしたけど、前々回の日記あたりで書いた通り、私は昨今の人気ジャンルというものに興味がなかったから、必然的になにがなんでも欲しいという本やグッズがなくて。故にそういった意味では、3日目だというのにかなり余裕ある心境だった気がする。それがいいことなのか分からないし、折角のコミケで買うものが少ないってのは寂しい話なのかも知れないけど、だからといって興味ないものまで買うのはお金が勿体ないだけですしね。そこら辺は適度に自制して、買い物は本当に最小限で済ませました。
具体的なサークル周り等は後日の日記に書くとして、私がとりあえずの買い物を終えてスペースに戻ったのは12時より少し早い時間だったかな? 今回は色々な人がスペースへ訪れてくれたんだけど、最初に来てくれたのはアンソロ参加者の一人である砂塚さゆさんだったと思う。共に忙しいこともあって、会場内で会えるかは微妙だったんだけど、折角参加しているのにアンソロ持たせずに返すのもおかしな話だし、挨拶は出来なくてもいいからアンソロだけ渡す手はず整えてたんですよ。そしたら、私が偶然スペースに戻ったとき砂塚さんが来てて。これ幸いと挨拶を済ませました。
砂塚さんは、とても扇情的な春日野穹のイラストを書く人なんだけど、今アンソロではいつもと違い非常に可愛らしい内容。てっきりガチエロで来ると思ってたんですが、と聞いてみたら、当初はしぃしーとかそっち系を考えてたんだけど、色々考えた末に可愛い系でまとめてみたらしい。私はしぃしーとか全然気にしませんよ、といったら苦笑された気もするw アンソロのこととか、その他コミケ関連の雑談を軽くした後は、砂塚さんのサークルについて。長い髪の女の子というサークルを砂塚さんは主催されてまして、冬コミに申し込む予定があるそうです。私は、春日野穹本の発行を一押ししておきましたが、まあ、どうなるかは分からないので、その辺りのことは今後砂塚さんのブログで更新されていくと思います。
次に尋ねてきたのは、私の物書き修行時代の後輩たちで、主にレイヤーとして活動している女子軍団。集まりで顔を合わせることがおおいからなのか、それとも学年的な意味での先輩が私ぐらいしか残っていないからなのかはしらないけど、なにかと気にかけてくれることが多くてですね、今回も是非スペースへ遊びに来たいといいまして。まあ、3日参加の疲れからかコスプレはしてませんでしたが、買い物を一つ頼んでいたこともあってお礼替わりにお菓子をあげることに。若いってのはいいものですね、特に女の子は元気があって宜しい。私が空元気だったのに比べると、向こうは気合が入りまくっていたというかなんというか。今度、集まりであったときにでも改めてお礼をしようかなと思う。私の同期は残念な奴らが多かったけど、後輩は未だに仲良さそうに集まっているのでなんとも不思議な感じです。
後はまあ、いつも通りの友人とかが尋ねてきたところで売り子交代のお時間。親友が会場散策をしている間に、私がスペースへと入ります。いつもは小数部しか売らない関係上、昼も過ぎれば完売間近ということが多いのだけど、今回はなにせ大部数を刷ったことから全然余っており、私も売り子の仕事が色々とありました。とはいえ、まったく売れてなかったのかといえばそうでもなく、うちのサークルにしては飛ぶようにと表現してもいいぐらい、勢い良く売れていた時間帯もありました。要は部数を刷り過ぎたしたんですね。
それに、ヨスガノソラというジャンルが流石に下火となってきたことも、若干ではあるけど影響しているんだと思う。私なんかは、特にヨスガノソラに近いというか、寝ても覚めてもハルと穹みたいな生活を送っている人だから実感薄いんだけど、なんだかんだ言ってヨスガも原作は2年、アニメは8ヵ月以上前の作品じゃないですか? スペースの傍を通った人が、「うわ、ヨスガノソラとか懐かしい」といったのが、私の耳に酷く残りまして。熱狂的なファンとかならまだしも、人によってはすでに過去の作品なんだなぁと痛感したというかなんというか。
そう考えると、この夏コミで春日野兄妹アンソロを発行できたことは、やはり多少なりとも意味のあることだったんじゃないかなって思う。以前も書いたように、イモウトノカタチが出ることを考えれば、ヨスガノソラの同人ではじけられるのも、この夏が最後だったように思えるから。
砂塚さんや、午後から合ったサークル・ねこまんまの清木場みよさんとも話したんですけど、仮にアンソロの第2弾が出るとすれば来年の春ぐらいが都合いいんだけど、そのときにはイモウトノカタチアンソロを出しているかも知れないし、先行きは未定って感じですね。まあ、サークル・ねこまんまのヨスガ本も今回で最後だというし、私としては一人孤塁を守りたい気持ちはあるんですけど。
結局、アンソロの総発行数から数えて4分の3ぐらい売れたのかな? タペストリーや色紙も大半は売れましたし、なんとか成果を出すことが出来ました。余った分は自家通販に回す予定ですけど、その詳細については後々の日記に書くことにします。少なからず準備がありますので、開始は多分一週間後ぐらいになると思います。
兎にも角にも、夏コミお疲れさまでした。次は冬コミでお会いしましょう!
いつも通り7時半頃に国際展示場駅へと到着して、売り子や合流した友人と一緒に会場内へ。昨年の冬コミは確か西館配置だったと思うけど、今年は晴れて東館へと舞い戻ることが出来ました。やっぱり、私は東館のほうが好きですね。西館が嫌いなわけじゃないんだけど、こっちの方が落ち着くというかなんというか。スペースは東456ホールの島角で、またの名をお誕生日席と言われる場所です。こういう配置になったからアンソロ企画をやる気になったとは、以前日記にも書いたような気がするけど、お誕生日席ってのは目立つ分だけメリット・デメリットがありましてね。実のところ、通常の島中配置よりもスペース内の空間が手狭で、荷物を広げにくいんですよ。だから、大部数を搬入するのにも、買い物の荷物を置いておくのにもあまり適していないというか、特に私は通路側の配置でしたから、余計に狭く感じてしまった。
それでも目立つ位置には変りないから、印刷所に直接搬入してもらった新刊を広げつつ、刷り上がった中身をチェックすることに。今回は初のカラーページを導入したり、本文用紙を変更したりと色々やっていたので仕上りが気になりましてね。ざっと確認して、予想以上の出来栄になっていることを確認したら、早速参加及び見本紙登録に。参加登録カードと見本紙票は事前に書いてきたから、その分の手間は省けたんだけど、個々が一番緊張した瞬間だった。というのも、今夏コミは例の東京都青少年条例が可決されてから初めてのコミケということもあって、所謂18禁描写への修正基準が厳しくなるのではないか? なんていう懸念がありまして。もしかすれば私のアンソロも引っかかるのではないかと思い、一応修正テープの類を用意したりなんかしました。なにせ18禁本を出すの初めてだったし、備えあれば憂いなしってことで。
まあ、結局懸念は杞憂に終わり、無事参加登録を済ませた後はアンソロを届けるためスペース巡りに。今回の夏コミにはアンソロ参加者のサークルが2つほど出ておりまして、まずは表紙と本文を担当してくれたサークル・白猫一族のまうめんさんのところへ。実は、冬コミでスケブ頼んだことあるから初めましてじゃないんだけど、直にお話するのはほとんど始めてみたいなものだったから、改めて挨拶をさせて頂きました。昨年の冬コミからずっと作っている新刊表紙のタペストリーを1枚持参して、アンソロと共に謹呈したのだけど、なんでも自分の描いたイラストが布モノになるのは初めてだとかで、結構喜ばれたのが嬉しかった。まうめさんは商業でも活動されてる方ですけど、そのカラーイラストはやっぱり素敵ですね。私は表紙の元データ持ってるんですけど、刷り上がった表紙やタペストリーで観てみると、また違った味わいが生まれてくるからいいものです。
尋ねたついでに新刊を一部頂いた後は、自分のスペースに戻って頒布準備の続き。といってもテーブルクロスを敷いて、新刊とお品書きを出した後は、タペストリーを飾るぐらいだったので時間は結構あまりました。価格こそ800円と半端でしたが、新刊以外の頒布物は1点物のグッズばかりでしたし、準備というほどの準備がなかったんですよね。だったら、さっさとサークル回りや買い物の支度をしても良かったんだけど、これに関しても今回は微妙というか、特に目当てのものというのが存在しなくて。勿論、行きつけや贔屓のサークルは回る予定でしたけど、前々回の日記あたりで書いた通り、私は昨今の人気ジャンルというものに興味がなかったから、必然的になにがなんでも欲しいという本やグッズがなくて。故にそういった意味では、3日目だというのにかなり余裕ある心境だった気がする。それがいいことなのか分からないし、折角のコミケで買うものが少ないってのは寂しい話なのかも知れないけど、だからといって興味ないものまで買うのはお金が勿体ないだけですしね。そこら辺は適度に自制して、買い物は本当に最小限で済ませました。
具体的なサークル周り等は後日の日記に書くとして、私がとりあえずの買い物を終えてスペースに戻ったのは12時より少し早い時間だったかな? 今回は色々な人がスペースへ訪れてくれたんだけど、最初に来てくれたのはアンソロ参加者の一人である砂塚さゆさんだったと思う。共に忙しいこともあって、会場内で会えるかは微妙だったんだけど、折角参加しているのにアンソロ持たせずに返すのもおかしな話だし、挨拶は出来なくてもいいからアンソロだけ渡す手はず整えてたんですよ。そしたら、私が偶然スペースに戻ったとき砂塚さんが来てて。これ幸いと挨拶を済ませました。
砂塚さんは、とても扇情的な春日野穹のイラストを書く人なんだけど、今アンソロではいつもと違い非常に可愛らしい内容。てっきりガチエロで来ると思ってたんですが、と聞いてみたら、当初はしぃしーとかそっち系を考えてたんだけど、色々考えた末に可愛い系でまとめてみたらしい。私はしぃしーとか全然気にしませんよ、といったら苦笑された気もするw アンソロのこととか、その他コミケ関連の雑談を軽くした後は、砂塚さんのサークルについて。長い髪の女の子というサークルを砂塚さんは主催されてまして、冬コミに申し込む予定があるそうです。私は、春日野穹本の発行を一押ししておきましたが、まあ、どうなるかは分からないので、その辺りのことは今後砂塚さんのブログで更新されていくと思います。
次に尋ねてきたのは、私の物書き修行時代の後輩たちで、主にレイヤーとして活動している女子軍団。集まりで顔を合わせることがおおいからなのか、それとも学年的な意味での先輩が私ぐらいしか残っていないからなのかはしらないけど、なにかと気にかけてくれることが多くてですね、今回も是非スペースへ遊びに来たいといいまして。まあ、3日参加の疲れからかコスプレはしてませんでしたが、買い物を一つ頼んでいたこともあってお礼替わりにお菓子をあげることに。若いってのはいいものですね、特に女の子は元気があって宜しい。私が空元気だったのに比べると、向こうは気合が入りまくっていたというかなんというか。今度、集まりであったときにでも改めてお礼をしようかなと思う。私の同期は残念な奴らが多かったけど、後輩は未だに仲良さそうに集まっているのでなんとも不思議な感じです。
後はまあ、いつも通りの友人とかが尋ねてきたところで売り子交代のお時間。親友が会場散策をしている間に、私がスペースへと入ります。いつもは小数部しか売らない関係上、昼も過ぎれば完売間近ということが多いのだけど、今回はなにせ大部数を刷ったことから全然余っており、私も売り子の仕事が色々とありました。とはいえ、まったく売れてなかったのかといえばそうでもなく、うちのサークルにしては飛ぶようにと表現してもいいぐらい、勢い良く売れていた時間帯もありました。要は部数を刷り過ぎたしたんですね。
それに、ヨスガノソラというジャンルが流石に下火となってきたことも、若干ではあるけど影響しているんだと思う。私なんかは、特にヨスガノソラに近いというか、寝ても覚めてもハルと穹みたいな生活を送っている人だから実感薄いんだけど、なんだかんだ言ってヨスガも原作は2年、アニメは8ヵ月以上前の作品じゃないですか? スペースの傍を通った人が、「うわ、ヨスガノソラとか懐かしい」といったのが、私の耳に酷く残りまして。熱狂的なファンとかならまだしも、人によってはすでに過去の作品なんだなぁと痛感したというかなんというか。
そう考えると、この夏コミで春日野兄妹アンソロを発行できたことは、やはり多少なりとも意味のあることだったんじゃないかなって思う。以前も書いたように、イモウトノカタチが出ることを考えれば、ヨスガノソラの同人ではじけられるのも、この夏が最後だったように思えるから。
砂塚さんや、午後から合ったサークル・ねこまんまの清木場みよさんとも話したんですけど、仮にアンソロの第2弾が出るとすれば来年の春ぐらいが都合いいんだけど、そのときにはイモウトノカタチアンソロを出しているかも知れないし、先行きは未定って感じですね。まあ、サークル・ねこまんまのヨスガ本も今回で最後だというし、私としては一人孤塁を守りたい気持ちはあるんですけど。
結局、アンソロの総発行数から数えて4分の3ぐらい売れたのかな? タペストリーや色紙も大半は売れましたし、なんとか成果を出すことが出来ました。余った分は自家通販に回す予定ですけど、その詳細については後々の日記に書くことにします。少なからず準備がありますので、開始は多分一週間後ぐらいになると思います。
兎にも角にも、夏コミお疲れさまでした。次は冬コミでお会いしましょう!
コミックマーケット80 2日目~4倍の価値を見出す困難~
2011年8月13日 アニメ・マンガコミックマーケット2日目なんですが、当初はまったく行く予定がありませんでした。なにせ目当てのサークルは参加していませんし、次の日は自分がサークル参加ですからね。その準備を考えれば、1日目からの体力回復も兼ねて休んでおくのが普通です。しかし、前日に帽子を失くしたことで意気消沈していた私は企業ブースでの用を怠り、なんとも不完全燃焼な気持ちを抱えていました。行かないで後悔するなら行って後悔しろというのは、物事における基本精神ですが、私はどちらかというと物欲に負けて昼から参加をすることに。
まあ、初日も一応rootnukoの新作グッズを買ったりしていたのだけど、うっかりねこねこソフトに行くのを忘れてましてね。前はそれほどでもなかったんだけど、復活してからというもの、コットン共々通うことが多くなり、今回も購入リストに加えていたんですよ。でも、昨日は帽子を失ったことにより企業ブースを回るだけの気力と体力を有しておらず、なんとなく行かないでもいいかなという気分に支配されてしまい……以前までなら帽子がなくとも日差しの強さぐらい跳ね返せたんですけどね。私も歳を実感したというか、すごすごと帰宅してしまいました。
そのリベンジとして2日目の参加をしてきたわけだけど、昼から参加って楽なもんですね。実はコミケを昼から行ったのってこれが初めてで、かなり新鮮な体験をしました。なにせ私が国際展示場駅についた……13時前ですか? 帰宅する大勢の人々と入れ違いで会場に向かうなんて初めてのことだし、下手をすれば自分がその中に混じっていてもおかしくないような時間です。こういうのもたまにはいいかも知れないなんて思いながら、一路企業ブースへ。考えてみれば、企業ブースメインで参加することなんて、ここ数年はなかったことですね。HOOの勢いが衰退、もとい安定期に入ったことでエロゲブランドへの興味というのが薄くなっていたし、Sphereに関してはそもそも参加していない。上記のねこねこは淀歩のことがなければ1日目の昼過ぎに言っても買えるところだから、そう考えるとなにがなんでも1日目に行くべきだったんでしょうね。勿論、3日目でも残っているとは思ったんだけど、なにせサークル参加をしていますから、東館を回るぐらいならまだしも西館や屋上の企業ブースに行くのは無理だろうなと思って。2日目は中日で空いているし、企業狙いで体力が有り余っているなら、この日に行くのが一番いいんですよ。
ねこねことコットンのブースでグッズセット他を難なく買えて、これで夏野こおりのシステムボイスゲットだぜと思いつつ、そういえばいつから鷹月さくらがメインでなくなったのだろうとなんてことを考えながら歩いていると、やけに列の短いオーガストブースを発見。ここは1日目こそ長い列が発生しますが、2日目の昼過ぎともなればそれなりに空いていて、しかもスタッフが優秀なので会計もかなりスムーズです。私は元々、オーガスト作品にはあまり興味がない人だったんだけど、最新作である穢翼のユースティアは好きですし、今回出ていたグッズセットと抱き枕には素直に欲しいと思ってましたから、折角の機会だしと並んでみることに。私がオーガストのグッズセットを買うことなんてまずないことだし、ましてやコミケ会場で並ぶことなんてあり得ない話だけに、なんだか今年の夏コミは珍しいことばかりやってますね。まあ、積極的に買いたいものがなかったというのも原因の一つなんですが……同人方面でもそうだけど、企業に関しても殊更欲しいものがなかった気がする。衝動買いってのをしなかったし。
オーガストに並んで、最初はグッズセットにプラスしてリシアの抱き枕も買う予定だったんですが、ブースに飾られていた見本をみて少し検討し直すことに。なんだろう、色合いがね、ちょっと私好みじゃなかったんですよ。効果のつけ方が原作を意識過ぎているというか、元々重たい色合いの服装であるリシアだけに、全体的に暗い感じになっているというか、明るさに欠けていた。絵柄の方も、構図としては悪くないんだけど横顔がちょっと微妙で、その場で即決するには躊躇いがあった。それに、紙袋の絵柄のほうが個人的に好みだった、つまりフィオネとエリスの身体最高! という気分だったので、必然的に幼女への興味が薄くなっていたのも、購入しなかった理由なのかも知れませんね。あるいは、布モノに対する興味自体が減退しか。
そういや帰りがけに立ち寄ったコミックブレイドブースで、スケブのグッズが売ってたんですよ。トートバッグと湯のみは毎回買っているからいいとして、ミストファンっていうんですか? マジクール製の霧吹き付き携帯扇風機見たいのが売ってて、スケブ使用のカバーとストラップが付いて2500円だというから買ってみたんですね。物珍しかったというのもあるし、たまには湯のみ以外も良いかなと思って。
なんとなく買ったはいいんですけど、帰宅してから調べたらなんと一般的な価格で500円ぐらいだったという。まあ、キャラもの商品だから仕方ないにしても2000円も多く取られていたのか……500円足せば、他のグッズセットが買える値段だけに、なんか釈然としなかった。まあ、それだけの話で。
まあ、初日も一応rootnukoの新作グッズを買ったりしていたのだけど、うっかりねこねこソフトに行くのを忘れてましてね。前はそれほどでもなかったんだけど、復活してからというもの、コットン共々通うことが多くなり、今回も購入リストに加えていたんですよ。でも、昨日は帽子を失ったことにより企業ブースを回るだけの気力と体力を有しておらず、なんとなく行かないでもいいかなという気分に支配されてしまい……以前までなら帽子がなくとも日差しの強さぐらい跳ね返せたんですけどね。私も歳を実感したというか、すごすごと帰宅してしまいました。
そのリベンジとして2日目の参加をしてきたわけだけど、昼から参加って楽なもんですね。実はコミケを昼から行ったのってこれが初めてで、かなり新鮮な体験をしました。なにせ私が国際展示場駅についた……13時前ですか? 帰宅する大勢の人々と入れ違いで会場に向かうなんて初めてのことだし、下手をすれば自分がその中に混じっていてもおかしくないような時間です。こういうのもたまにはいいかも知れないなんて思いながら、一路企業ブースへ。考えてみれば、企業ブースメインで参加することなんて、ここ数年はなかったことですね。HOOの勢いが衰退、もとい安定期に入ったことでエロゲブランドへの興味というのが薄くなっていたし、Sphereに関してはそもそも参加していない。上記のねこねこは淀歩のことがなければ1日目の昼過ぎに言っても買えるところだから、そう考えるとなにがなんでも1日目に行くべきだったんでしょうね。勿論、3日目でも残っているとは思ったんだけど、なにせサークル参加をしていますから、東館を回るぐらいならまだしも西館や屋上の企業ブースに行くのは無理だろうなと思って。2日目は中日で空いているし、企業狙いで体力が有り余っているなら、この日に行くのが一番いいんですよ。
ねこねことコットンのブースでグッズセット他を難なく買えて、これで夏野こおりのシステムボイスゲットだぜと思いつつ、そういえばいつから鷹月さくらがメインでなくなったのだろうとなんてことを考えながら歩いていると、やけに列の短いオーガストブースを発見。ここは1日目こそ長い列が発生しますが、2日目の昼過ぎともなればそれなりに空いていて、しかもスタッフが優秀なので会計もかなりスムーズです。私は元々、オーガスト作品にはあまり興味がない人だったんだけど、最新作である穢翼のユースティアは好きですし、今回出ていたグッズセットと抱き枕には素直に欲しいと思ってましたから、折角の機会だしと並んでみることに。私がオーガストのグッズセットを買うことなんてまずないことだし、ましてやコミケ会場で並ぶことなんてあり得ない話だけに、なんだか今年の夏コミは珍しいことばかりやってますね。まあ、積極的に買いたいものがなかったというのも原因の一つなんですが……同人方面でもそうだけど、企業に関しても殊更欲しいものがなかった気がする。衝動買いってのをしなかったし。
オーガストに並んで、最初はグッズセットにプラスしてリシアの抱き枕も買う予定だったんですが、ブースに飾られていた見本をみて少し検討し直すことに。なんだろう、色合いがね、ちょっと私好みじゃなかったんですよ。効果のつけ方が原作を意識過ぎているというか、元々重たい色合いの服装であるリシアだけに、全体的に暗い感じになっているというか、明るさに欠けていた。絵柄の方も、構図としては悪くないんだけど横顔がちょっと微妙で、その場で即決するには躊躇いがあった。それに、紙袋の絵柄のほうが個人的に好みだった、つまりフィオネとエリスの身体最高! という気分だったので、必然的に幼女への興味が薄くなっていたのも、購入しなかった理由なのかも知れませんね。あるいは、布モノに対する興味自体が減退しか。
そういや帰りがけに立ち寄ったコミックブレイドブースで、スケブのグッズが売ってたんですよ。トートバッグと湯のみは毎回買っているからいいとして、ミストファンっていうんですか? マジクール製の霧吹き付き携帯扇風機見たいのが売ってて、スケブ使用のカバーとストラップが付いて2500円だというから買ってみたんですね。物珍しかったというのもあるし、たまには湯のみ以外も良いかなと思って。
なんとなく買ったはいいんですけど、帰宅してから調べたらなんと一般的な価格で500円ぐらいだったという。まあ、キャラもの商品だから仕方ないにしても2000円も多く取られていたのか……500円足せば、他のグッズセットが買える値段だけに、なんか釈然としなかった。まあ、それだけの話で。