ハルカナソラ、春日野穹シナリオ-蒼穹の果てに-感想日記第2弾です。どうせ、HPにも長々としたコンテンツを作ると思いますし、今回も1万字程度にしておこうと思います。でも、今日で最後まで書く予定だから、あるいは2万字近くなるのかも知れない。


~クッキーのお味はいかが?~
どうやら穂見学園では男子と女子で授業が分かれることがあるらしい。体育の授業は当然として、技術は男子、家庭科は女子、一般的には普通なのかも知れないけど、私には少し新鮮でした。というのも、私が中学時代は男女ともに技術、家庭科の授業をやっていたんですよ。高校にはあいにく技術の授業はなかったんですが、それでも家庭科は小中高と全部やったな。私がそれなりに料理出来るのも、経験を積んでいるからかな。
まあ、私の話はどうでも良いとして、瑛や穹はクラス合同の調理実習があるとかで、材料を抱えて調理室へと行きました。材料は昨日の買い物の際に買っていたと良い、対するハルは女子からのお裾分けを期待する亮平と共に技術室へ。DVD入れとやらを作るらしいです。はんだごてとかじゃないんですね。
午前中の授業だったようで、女子はそのまま調理室で昼食らしく、久しぶりに男二人で飯を食うことになったハルと亮平。グランドの隅に陣取って、普段は出来ない男同士の会話をします。亮平は自分がまだハルと穹について完全に理解できていないことを白状しつつも、友達をやめるつもりはないことだけは明確に宣言します。男同士の友情を感じつつも、亮平の年上としての一面を見たハルは、その姿に兄貴っぽさを憶えます。ハルは兄妹がいると言っても双子ですから、年上に対する憧れがあるのではないかと自己分析。まあ、この時点ではともかく、ハルは穹を妹として、年下扱いすることもあったみたいですからね。対等な関係とはいえ、年上に憧れる気持ちも判らないではない。
気恥ずかしい話はやめにして、女子が来るのでも待とうという亮平。まあ、期待の程度差はあれ、瑛は普通にくれそうですからね。お約束的展開とシチュエーションを想像する亮平ですが、先にやってきたのは瑛ではありませんでした。

「えいっ! ハル、こんな所にいたの?」

妙にテンションの高い穹が、背中からハルに抱きついてきました。じゃれつく仕草は、別人のように明るく、はつらつとしたもの。いや、可愛いというレベルを一瞬で突破しました。実習で作った物が上手くできたので持ってきたと言うことですが、先ほどまでのローテンションぶりとは見違えるように、楽しそうにはしゃいでいます。ハルは驚きつつも、上手くできたことがよっぽど嬉しかったのだろうと思います。穹が笑うと僕も嬉しくなる、そんな風に考えるハルが最高に可愛いです。照れてはいるけど、きっとニヤニヤしていたに違いない。
調理実習はクッキーとのことですが、これは結構意外でした。いや、CG自体は公式にもありますし、前々からクッキーであると知っていたんですけど、調理実習で作った物というのはここで初めて知りましたから。昼食も一緒に済ますぐらいだから、もっと食事的なもの、ご飯やおかずになるものを作るかと思ったんだけど、クッキーなんだ。穂見学園は弁当の持参が強制ではなく、学食はないけど購買はあるから、みんながみんな弁当持参できているとは限りません。一部女子は、わざわざ調理室から購買まで買いに出掛けたのだろうか?
まあ、実につまらない、些細な疑問なので考えないことにしましょう。でも、どうだったかな。私も調理実習でケーキを焼いたことがありますよ。ほとんどの班がホール型のケーキを焼いているのに対し、私が主導してロールケーキを作りました。チョコレートクリームロール、巻くのが結構楽しかった記憶があります。

話を戻して、クッキーを持ってきた穹は、上手に焼けたのでハルに食べて貰いたいと言います。ハルはまだ弁当の途中だったので、当然弁当を片付けてから食べるよというのですが、穹は今すぐ食べて欲しいと言います。確かに、クッキーは焼きたてが一番美味しいですからね。冷めても美味しい奴は美味しいんですけど、風味に劣るんですよ。焼いた後の保存法には、私もよく気を使います。
とまあ、さすがに弁当食いながらクッキーはつまめないと思ったハルは、とりあえず弁当を先に食べようとするのですが、それに対する穹といえば、

「いらないんだ……」

「そうなんだ……ハルはクッキー嫌いだったんだ」

凄いです。新手の攻撃法が実践されました。しょげて見せたところに力業を敢行し、さすがのハルも受け入れざるを得ません。その仕草がまたいじらしいというか、可愛いなぁもう!

「ふふふっ、はーいハルっ、あーんして?」

半ば強引に押し切られる形で、ハルは食べさせて貰います。
そしてビックリ、これが凄い美味しかったらしい。舌の上でさくっと溶ける食感に、まだ温かく、ふんわりとしていたようです。クッキーの王道というか、焼きたてそのままの描写ですね。市販のクッキーではなかなか味わえませんよ。ハルは羨ましい奴だ。
穹はかなり頑張ったらしく、みんなの材料を全部使い切りつつも、上手に焼くことが出来たらしい。朝のパンもそうですけど、穹は材料消費が激しいですね。それでも最終的に上手く完成させることが出来るのは、穹のセンスがいいからなんでしょうけど。
また一つ料理を憶えたことが嬉しい穹は、弁当を食べるのを再開しようとするハルに、もっと食べてとクッキーを食べさせようとします。
時間にして何分経ったのか、穹が現れてから無言だった亮平が躊躇いつつも発言。ハルは折角だからと、亮平にもお裾分けするように言うのですが……

「誰?」

「ハル……変なこと言わないで。誰もいない」

丸無視もいいとこですが、ここは笑ったなぁ。巧みな動作で亮平を視界に入れない穹って、そこまで嫌いなのかw ハルはなにせ先ほど亮平に友情を感じたばかりですし、穹の反応はあまりに失礼と思ったのかお裾分けするように諭します。

「……ハル、今何か言った?」

ハルの言葉に、あろうことかつまんだ指先でクッキーを粉砕する穹。ま、まあ、焼きたてのクッキーは柔らかいからね。冷えて硬くなったのならともかく、焼きたてならば指先の力だけで粉々にすることも……いや、凄いことに変わりはないけど。ハルじゃなくてもビックリですよ。
穹の焼いたクッキーは4種類の味があって、ネットでレシピを調べたそうです。どれも美味しいことは美味しいのですが、クッキーばかり食べ続けるのも辛いです。そこでハルは飲み物がないので買いに行くことで時間を稼ごうと思い、亮平にアイコンタクト。先ほど友情を確かめ合っただけあって、亮平はハルの意図を察し、穹へ一緒に飲み物を買いに行こうと誘います。しかし、上手くいくわけもなく、「じゃあ、クッキー一掴みあげるから、私たちの飲み物も買ってきて」と逆に懐柔されてしまう。紅茶以外いらない、というのはハルも紅茶を飲むと言うことですけど、良い好みしてますね春日野兄妹は。コーヒーも飲むようですけど、やっぱり紅茶でしょう。
亮平という邪魔者がいなくなったことで、穹はこれでもかと言うぐらいハルにじゃれつきます。ハルは亮平を追いかけようとしますが、またもや指先で粉々となるクッキー!

「あ、これはちょっと失敗作だったかな」

ハラハラさせてくれるというか、決して怖くはないんだけど、ハルはかなり動揺しています。単にじゃれ合ってるだけならともかく、穹の積極性というか感情の発露に驚いてるのかも。一番苦労したというバニラ味のクッキーを、穹にほっぺたをプニプニされながら食べるハル。可愛い、この二人の可愛さは凄まじすぎる。
このイベント、白波遥がちゃんと演じ分けているというか、穹が明るくなったらこんな感じなんだろうな、という声を見事に出してるんですよ。役者はやっぱりこうでなくっちゃ。
一人で食べきれる量でもないから、ハルアは改めて穹へ一緒にお昼にしようと良い、なんとか落ち着くことが出来ました。切り返し様に穹にも食べさせてあげると、ハルの奴、いつのまにこんな高等テクを!?
ハルは若干、穹の心理を勘違いしているというか、確かに穹はクッキーが美味しく焼けたことも嬉しいんだけど、それをハルに食べて貰い、ハルが美味しいと言ってくれることに喜びを覚えているんですよ。ハルから食べさせて貰うと美味しいというのも、穹の心理的には凄く重要なことなんです。
クッキーよりも甘いいちゃつきを展開する二人ですが、ハルもなかなか独占欲が強いというか、可憐で儚げな穹の笑顔を自分だけに向けさせることは出来ないか、なんてことを考えたりしています。心配するなというか安心しろ、元からハルにしかその笑顔は見せてないから。
珍しく、ハルが穹に圧倒されています。苦笑しつつも、今日の穹には敵わないとぼやくハル。口移しでクッキーを食べさせて貰おうとしたら、フェイクで口元にかすめるようなキスをされたり、そのときのハルが、

べっ、別にキスしたかったとか、そういうわけじゃないんだからな

萌える、萌えるよ。主人公なのに、男の子なのに、なんでハルはこんなに萌えキャラなんだ!
穹じゃなくて認めてしまう可愛さだよ! ハルは不本意というか、格好いいといって欲しいんだろうけど、このときばかりは可愛さが上回った。
あまりのイチャラブっぷりに戻ってきた亮平が倒れ伏しますが、渚さんですら同情してしまう光景だったらしい。確かにまあ、これは強烈だよ。見ているこっちが恥ずかしくなってしまうもの。そんな亮平は素直にも紅茶を買ってきており、穹も仕方ないのでクッキーを上げます。4枚しか持って行かないところが亮平らしいというか、気を使っているつもりのようです。まあ、瑛からも貰えますからね。最初に委員長のを食べたのは、運がいいのか悪いのか。委員長的には最悪みたいだけど。
和やかだよね、無理に作っている空気という見方も出来るけど、ハルがいて穹が居て、友人という名の仲間たちに囲まれて、それまであった重苦しい雰囲気は一時的にも消えました。jハルはこの先も苦い思いをすることは沢山あるのでしょうが、今はそれも、クッキーの甘みが忘れさせてくれます。微笑ましい、そう表現できるだけの一幕でした。

~ヒキコモリ、なめないでよね~
同日の放課後、帰宅途中の穹の携帯が鳴り響きます。ハルは最初自分の携帯かと思ったようですが、この双子は着メロも同じなんでしょうか。それとも、着メロは設定していないのか。ハルは穹にメールが届いたことに驚きます。自分へのメールと、ネット以外には利用していないと思っていたそうです。まあ、その考え自体は間違ってないというか、穹にはメル友いないんですけどね。穹にも友達ぐらい居るし、とハルは思い直しますが、私は余り居ないと思うなぁ。入院していたときに知り合った人は皆無じゃないだろうけど、それほど深い繋がりが残っているかどうか。
メールをチェックした穹は、ハルに明日は買い物などをするかと訊ねてきます。昨日穹に買ってきて貰ったばかりですし、特にするつもりはないというハル。穹も欲しい物はポテチなどのお菓子ぐらいで、昼間のクッキーはあくまでハルに食べて貰いたいようです。当のハルは昼間に食べ過ぎて全然お腹が減っておらず、穹が家でもクッキーを作り出したらどうしようと、贅沢な悩みを抱えるのでした。そうなんだよね、新しい料理を実習とかで憶えると、家でもチャレンジしてみたくなっちゃう。私も家でケーキとかクッキー作りましたよ。そういや、最近は全然作らなくなったなぁ。

翌日になって、授業休みの合間に穹がハルの元を訪れます。亮平が居ないから堂々と入ってくるというのも、それはそれでどうなんだろう。なんでも英語の辞書を忘れた、というより重いので持ってこなかったらしい穹。置き勉とかしてないんですかね? どうやら毎日持って帰っているようですけど、私は高校時代はロッカーに突っ込んでたな。鍵付きだったから、盗まれることもなかったし。
穹は良いこと思い付いたと、教科書を貸し合えば持ってくるのが半分で済むと双子ならではの提案をします。穹が現代文、日本史、グラマーと、明らかに少ない数を担当し、残りがハルとのことですが……グラマーって、穂見学園では英語の授業がリーダーとグラマーに分けられてるのか。もしかしたらリスニングも? 田舎なのに進んでいるというか、私の母校は英語で一纏めにされていただけにビックリだ。それとも、世代差なのかなw
ハルはこんな非建設的な提案を当然拒否しますが、逆に瑛が乗っかろうとします。渚さんを誘いますが、同じクラスでは意味がありません。だったら穹とすればいいと、瑛は穹を見つめながらその手をひしと掴み、辺りには絶対運命黙示録的な空気が漂い……漂ったところを渚さんに叩かれました。反射的に、穹も叩いてしまった渚さん。謝りますが、実は大して痛くもないらしい。今後の貸し借りはともかく、とりあえず今は英語の辞書が必要ということで、ハルは貸そうとするわけですが、その直前に彼の携帯が鳴り響きます。電話を掛けてきたのは郵便局で、以前の住所から手紙などが転送されてきたらしい。引っ越しの経験がない私にはイマイチピンと来ないのですが、なんでも1年間は旧住所から新住所に手紙などを届けてくれるそうで。ハルの元に届くのは大半がダイレクトメールだけど、中には亡き両親宛のもあるとか。両親の不幸を知らない人もいて、ハルにとっては気の重い話でもあるようです。
郵便局員が直接届けてくれるらしいので、ハルは土曜日の午前中を指定します。あぁ、穂見学園は週休二日制なんですね。今はどこもそうか。

下校時間となり、なにかのお稽古ごとがある渚さんが一足先に帰り、ハルも教室まで迎えに来た穹が、何故か帰りを急いでいるので足早に帰宅。ぬくもった室内に、穹はエアコンが欲しいと漏らします。私の予想通り、春日野家は引っ越しの際に大半の便利家電を処分してしまったようです。テレビもありがちな液晶じゃないですし、でも、エアコンぐらいはあっても良いような気が。奥木染は冷涼な気候って感じもしませんし。秋や冬は違うのかな。
夜になって、食事の仕度が行われている春日野家に訪問客が。聞き覚えのない声にハルは戸惑いを憶えますが、逆に穹はスッと玄関に向かいます。穹だけで対応するのかと思いきや、ハルも着いてくるようにいいます。言われるがままに着いていくハルは、まさか穹の知り合いが訊ねてきたのかと動揺します。なにせ声は男のものですし、しかも夜訊ねてくるなんて……そんなことを考えつつも玄関のドアを開けます。
ハルの心配は杞憂に終わり、玄関の先にいたのは宅配会社のコウノトリ便でした。ペリカン便の分家かなにかでしょうか、春日野穹さん宛のお荷物が代引手数料込みで1638円だそうです。意外に安いですね。
当然の如くハルに払わせた穹は、そそくさと部屋に退散します。分けが分からぬハルは勢いで料金を払ったものの、穹がなにを購入したのか気になり部屋へと乗り込みます。ここでのやり取りがなかなか可愛らしいんだけど、昨日携帯で注文した物が、奥木染のような田舎でも翌日配送だなんて、特急お届け便は速さが違いますね。
ハルは穹にお小遣いを渡していなかったこともあって、それほど強くは叱りません。そりゃ、穹だって年頃の女の子だから、日用品以外にも欲しい物ぐらいあるでしょう。ハルは元々物欲が少ないのか、それとも自制心が強いのか、娯楽などにはあまり手を出していない印象を受けます。現に、春日野家にはゲーム機がないみたいですし。
なにを買ったのか、穹は食事が終わったら自分の部屋に来て欲しいとハルに頼みます。もしかしてなにかくれるのか、買い物はプレゼントだったのか、とりあえずハルはご飯の仕度に戻ることにします。そんなハルを見送りつつも穹は――

「…………フッ」

と、小さな微笑を漏らすのでした。

食事と後片付けを終え、穹の部屋へと訪れたハル。ハルが穹の部屋を訪れるのは、その逆に比べるとさして多くもないような気がします。見るとこまで見た間柄といっても、女の子の部屋ですからね。遠慮もあって、気軽には入れないのでしょう。
で、そんな穹の部屋と招き入れられたハルが見たものは……ひたすらパソコンでネットサーフィンをする穹の姿。ハルをノーパソの正面に座らせて、自身はその膝の上に腰掛けるという可愛らしい体勢です。双子でも、二人には体格差があるのでハルが穹を抱え込む感じ。微笑ましい光景だね。
穹は片腕でお気に入りのぬいぐるみ、初回版にも小さなレプリカが入っていた黒うさぎを抱き寄せながら、時折頭を撫でたりしています。どうにも母親から買って貰ったものらしく、肩身の品のようです。ハルは良いものを見せてくれるというので付き合ってるのですが、この状況で自分に椅子以外の役目や意味があるのかと疑問に思います。例しに訊いてみますが、穹は久しぶりのネットなので巡回が忙しいらしい。基本的にはファッションなど、洋服関連のサイトや掲示板を見るのが趣味のようです。アパレルって奴ですかね。ハル曰く、穹が好んで着ているゴシックロリータ、正確にはゴシック・アンド・ロリータを扱うお店のページや、それに類する物が主らしい。
ゴスロリ、ゴスロリですか……穹ってゴスロリ着てたっけ? いや、ゴスロリって例外はあれど基本的に黒じゃないですか。いや、白もあるよ、白ゴシックもあるにはあるけど、穹の服装のどこら辺がゴスなんだろうか。私には単なる白ロリにしか見えないというか、ゴス要素が見えてこない。いやまて、外出着の方はそうでもないか? 確かあれと似た感じの服を白ゴスロリとして見たことがある気も……ダメだ、ムックで良いから設定資料が欲しい。ロリータファッションは、以前現代日本文学を研究する過程で、物のついでに勉強したことがあります。身内がはまりまくっていたってのもあるんだけど、あれは良いサブカルチャーだと思う。勉強や研究が意外なほど楽しくできます。
話を戻して、眺めているだけのハルは困惑しつつも、核心的な質問を穹にぶつけます。

「あのさ……ウチって、いつネット回線引いたんだっけ?」

いつもは携帯でネットしているのに、今日はなんでパソコンなのか。回線がない以上、パソコンでネットは出来ないはずなのに、なんで今出来ているのか。

「で、パソコンにケーブルで携帯がつながってるんだけど、これっていつ買ったの?」

穹は膝に抱えていたぬいぐるみを抱きしめながら押し黙りますが、

「とっ……トイレ………」

形勢不利を悟ったのか、一時避難を決めた様子。当然の如くハルに阻止されますが、コウノトリ便の中身はパソコン用のネットケーブルだった模様です。携帯を使ってネットに接続するあれです。
部屋に誘われたことでなにかいかがわしい期待をハルはしてしまったようですが、彼の勝手な憤りはどうでも良いとして、携帯でパソコン繋ぐともなればパケット代が馬鹿になりません。確かに、電話料金の仕組みは判りづらいから、気がつけば莫大な料金を請求されることもあります。とはいえ、そもそもの原因はあれこれとごまかしつつ家にネット回線を引くことを怠ったハルにあるわけで、そこを指摘されるとなにも言えません。ハルとしては都会時代の、ネットひきこもりな穹に憂いを憶えてそのような処置をし取っていたのですが、どうにもネットジャンキーの禁断症状が出たらしい。強硬手段を執ったというわけです。
とはいっても、どうして今になってという疑問もあります。おそらくですが、穹にも精神的なゆとりが生まれたんじゃないでしょうか。色々あって奥木染に越してきて、最初の内は生活するだけで精一杯、嗜好品はともかくとして、贅沢や娯楽が制限された暮らしでした。対人関係における問題もありましたし、のんびりネットを楽しむ余裕がなかったんだと思います。自身とハルを取り巻く様々な問題が、一応の解決を見せたことで、穹にとっての期が熟したんじゃないかなと。
現に穹は、ハルと一緒に楽しむためにネットを導入したと言ってますし。発売前のカウントダウンで明かされていましたが、ハルの趣味はファッション、お洒落みたいです。さすが、今時の都会っ子だっただけに、ハルは洒落者というわけですね。私はファッション関係はまるで興味がないし、関心も向かないので全くと言っていいほど用語や種類を憶えません。ロリータみたいにサブカル研究の一環としてならともかく、一般的な服装はなぁ……親が昔アパレル関係の仕事をしていましたけど、親や知人に言わせるとセンスだけはあるらしい。センスがあるのに興味を持とうとしないから、一向に磨きが掛からないとかなんとか。私としては服装に金と時間を使うぐらいなら、もっと本に注ぎ込みますけどね。数少ない趣味ですから。
誰にだって趣味の一つや二つ合って、穹の趣味はネットです。数日でここまで用意してしまった行動力に呆れつつも、穹にだって趣味を楽しむ権利ぐらいあるとハルも思い直します。ましてや、自分と一緒に見たいというなら尚更です。
気を取り直して、穹が見せたがっていた服のページを見せて貰うハル。穹の行きつけのようですが、男物も扱っているらしい。あれですかね、MILKで言うところの、MILKBOYみたいな感じなんでしょうか。例えが安直というか、貧相な気がしないでもないけど。
ハルは服を選ぶセンスだけはあるらしく、早速お洒落シャツに目を付けます。最近は洋服も通販で普通に買えますが、服はお金が掛かる趣味ですからね。ハルは躊躇いますが、穹はハルもたまにはお洒落をするべきだと諭します。Tシャツを着てても格好いいのがハルだけど、そればかりでも嫌なのが正直なところ。
ズボンや靴、帽子などに目移りしていくハルですが、穹は一式購入することを勧めます。ハルに似合う帽子を薦め、ハルからもそのセンスを褒められます。なんでも穹曰く、亡くなった母親からコツのようなものを習ったそうです。穹がよく着ている服も、母親と一緒に選んだらしい。コツというのはハルも以前聞いたことがあるらしく、着た後のシルエットも考えてみるのが良いのだとか。これは少し、判る気がするな。私は服は組み合わせ重視だけど、服というパーツを組み合わせて、最終的にどんな形で完成されるのかは思い浮かべたりします。基本的だけど、なかなか見落としがちなことなんでしょうね。着るのは自分なんだから、自分で思い浮かべないと。
過去の想い出に浸るハルに、穹は黒うさぎのぬいぐるみも母親が選んでくれたものだと言います。ヨーロッパ土産だったらしく、何個かある候補の内、穹が選んだのがうさぎのぬいぐるみだったらしい。偶然か、感性の一致か、母親も同じ物が良いと思っていたらしく、穹は嬉しかったそうです。大事にしていることは知っていましたが、穹にとっては形見以上のものであることを認識し、自分にそういうものがないハルは、少しだけ羨ましく思います。
穹の気になっている服を訊ねるハルに、穹は欲しいと思っていた白い服を見せます。ハルのそれと大して変わらぬ値段でしたが、残念ながら完売していました。服屋にありがちな1回限りで売り切る店らしく、再入荷は見込めない。そこで穹は服屋のサイトを横断検索しながら、どこかに残っていないかと探し始めます。個人的に、オークションで落とすのは嫌らしい。まあ、着るものオークションで買うのはあまりいい気分じゃないかも。しかし、ハルのオークションの発想が、一般的な競売だったのが笑えた。ネットに縁がないと、そういう思考に結びつくんだ。
ハルが良いと言ってくれたものを新品で買いたい、穹はムキになって検索を続けます。30分ほど検索を続け、いい加減に足の痺れなどに参ってきたハルは、ネットではなく店舗で買うことを勧めます。すると、偶然にも隣町のアーケード街のショップに、小さなコーナーがあることが発覚。今度のお休みに行くことになりました。一緒に買い物へ行けることとなって、穹の表情に笑顔が戻ります。
そんな穹に安心しつつ、ハルは頃合いを見て部屋を抜け出し、ネットジャンキーな穹に付き合うことの大変さを思い知ります。

「ヒキコモリ……なめないでよね………」

注意したところでそう言い返されることは目に見えているので、ハルはとりあえず思いっきり趣味に走らせてみようと自身を納得させます。自分とのお出かけプランを楽しげに立てている穹を見ながら、あるいは穹の禁断の封印の一つを解いたのではと思いながら。

~かっ飛ばせホームラン! すっころべしりもち~
「さてと……」という台詞で繋ぐことが多いハルの学校生活。何時間目、何時限目かは判りませんが、次の授業は体育だそうです。穂見学園では男女別々の教室で着替えるそうなので、ハルと亮平は隣のクラスへ移動。ほとんどの学校では形骸化してるよね、着替えるときの移動って。高校時代は教室の目の前に女子用の更衣室があったにもかかわらず、誰も使っていなかった。なんのために存在していたんだろう。
隣のクラスから着替えのために穹が来るも、なんだか眠そう。ハルが言うには昨晩は遅くまでネットしていたとかで、きっと気付いたら明け方とかそんな感じだったに違いない。電話料金と穹の体調を気にするハルですが、穹は多分大丈夫だといいます。とにかく女子が着替える教室にいつまでも居られないので亮平と共に廊下へ出ますが、亮平は穹が夜更かししていたらしいことに興味を覚えます。
携帯を持っていない学生が多いように、ネットの普及率も奥木染ではまだまだ少ないらしい。ただ、ネットで夜更かしがイコールでゲームに結びつくぐらいは、亮平にも知識があるみたい。とはいえ、穹はネトゲをやらないので亮平の想像は外れてます。パズルとか、静かなのしかやらないらしい。なんか穹はパソコンに入っているゲームだけで満足してそうなタイプだよね。
男子の体育はソフトボールと言うことで、ハルと亮平は守備についています。こういう場合、大抵ピッチャーを務めるのは軟式、硬式、もしくはソフトボール部に所属しているクラスメイトとなるのですが、ハルのクラスも例外ではないのか、ピッチャーが優秀なためちっともボールが飛んできません。あまりにも暇なので女子の方を見ると、女子はバレーボールをやっていました。穹、瑛、渚さんのチームみたいですが、穹は対球技用の結界を張っているのか全くボールを寄せ付けない。まあ、私もこの世にある球技とはボールから逃げることだと思っていますけど。
気を聞かせたのか、棒立ち状態の穹に瑛がボールをトスしてパスします。穹は突然のことに慌てふためきますが、ボールを落とすことなく片手で返します。遅球だったためか、相手チームが受け損なって得点に。しかもマッチポイント。瑛と渚さんだけで、どんだけ点数を取ったんだ。
ハルは穹が役立っていることに対し、純粋に感心しています。確かに珍しいけど、ここは亮平の言うとおり素直に喜んでおいた方が良いかと思う。ハルとしては、もう少し活発に動いて貰いたいようです。
そんな話をしている矢先、遂にピッチャーが打たれてボールが飛んできます。話に夢中になって、それも女子の方を見ていたハルと亮平は反応に遅れました。それどころかボールを避けてしまい、ハルは慌ててボールを取りに行きます。ボールは女子のほうまで転がっていき、ハルは恥ずかしさを憶えつつもボールを取ってくれるようにお願いしますが……

「何やってんの?」

低い声で応対したのは、穹でした。ボールは穹の爪先に辺り、静止しています。ハルが穹を見ていたように、穹もハルを見ていたのか、女子の体操服を眺めていたと勘違いされます。不機嫌な穹ですが、他のクラスメイトには会話の声が聞こえるわけもなく、試合中ということもあって男子からはハルを急かす声が。
もたもたしているわけにもいかず、ハルは正直にさっき見ていたのは穹だと言います。すると、穹の顔が見る見る赤らんでいき、表情が緩みます。まったく、判りやすいですね。ボールを返してもらい、亮平へと投げ返すハル。

「ハル……ボール投げるときだけは格好いいね」

委員長シナリオで明確に描写されてましたが、ハルは都会っ子であってもやしっ子ではないらしく、スポーツもそれなりに出来るみたいです。勉強よりは身体を動かす方が好きなんでしょうか、委員長の視線では筋肉もあるとかないとか。やひろシナリオでも、線が細いと思っていたら意外と……なんてことを言われてましたね。ただ、これは委員長及びやひろの主観であって、ハル本人は運動が得意じゃないと言っていますし、上記の台詞から察するに穹もそれは知っているはずです。つまり、実力はともかくフォームは良いよねってこと。
攻守交代して、ハルは2番目の打席に立ちます。運動は出来ても、野球やソフトボールの経験があまりないから、ボールをちゃんと見て打つことすらままならない。多分、相手のピッチャーも野球系の部活なんでしょう。速球を持ってハルを仕留めに掛かります。
女子のほうも試合の決着が付いたのか、穹はハルの打席を遠目に見ています。手なんか振っちゃって、ハルは自分に頑張れと言ってくれているのだと確信します。運動が得意ではないのを知っているのに期待してくれる穹、好きな人前では良いところを見せたくなるのが男というものです。ハルは気合いを入れて次なる打球に望みます。けれど、寸前まで穹に見とれていたせいか、今度は見逃しのストライク、2ストライクです。ラスト一球にすべてが掛かると言うことで、ピッチャーが放ったアンダースロー気味の打球を見事に捉えます。
不安そうな顔をする穹の前で、それを振り切るかのような軽快なヒット。すかさずハルは一塁めがけて走ります。ボールは二塁を越え、センター当たりに落下中。ハルは意を決して二塁ベースに向かいますが、そこで事件発生。

「きゃぁぁぁっ!?」

穹の悲鳴が、グラウンドに響き渡ります。二塁ベースを踏む直前、ハルも慌てて悲鳴のした方に振り向く。そこには、なんと穹が仰向けに倒れています。もはや試合どころではなく、軽く呻き声すら上げる穹に慌ててハルは駆け寄ります。まさか自分が打ったボールが当たったのか? 走るのに夢中だったハルはボールが最終的にどこに落ちたのかをみていません。痛みに蹲る穹と、心配するハル。けれど、そんなハルとは対照的に普段通りの笑顔を見せる瑛。拾ったボールを手渡します。
自分が打ったボールが、よりにもよって穹に当たってしまった。項垂れるハルですが、瑛は穹に声を掛けます。

「穹ちゃん、大丈夫? おしり打ったみたいだけど」

おしりにボールが命中したのか? と訝しがるハルですが、瑛が言うには穹はボールを蹴ろうとして失敗しただけらしい。足下に転がってきたボールを蹴ろうとして、見事に空振りしりもちをついたみたい。ボールが当たっていなくてハルは安堵しますが、どうして穹がそんな行動に出たのかが判りません。念のため保健室へ、という流れになって、穹はハルが連れて行ってくれと言い出します。こうなったのは、ハルのせいらしい。
なんでも、穹はハルが打ったボールを蹴り飛ばして、ホームランにしたかったらしい。その子供っぽい発想にハルは呆れますが、それでも自分のことを思ってしてくれたに違いはありません。ハルは穹の頼みを聞いて、保健室へと連れて行きます。

到着した保健室に人の気配はなく、校医もいませんでした。会議に出席していてお昼まで戻らないとのメモが残されています。特にすりむいたりしたわけでもないので、患部、つまりおしりを冷やせばいいだけと考えたハルですが、勝手に湿布とかを使っていいのかと悩みます。保険委員の子を呼んできたほうが良いのかなと考えますが、穹は無視してベッドに寝ころびます。湿布は臭いから嫌らしい。判る、判るよその気持ち。
おしりを打って悲鳴を上げた割には元気そうで、ベッドの上で足をパタパタ。あくまで心配するハルは、だったら氷で冷やそうかと提案しますが、穹はそれもいらないという。しかし、先ほど悲鳴を上げられたことが効いたのか、ハルは簡易的な氷嚢を用意すると、渋る穹をうつぶせに寝かせておしりに押し当てます。
冷たいと抗議する穹は、あろうことか「……もう痛くないもん……」と言い切ります。驚くハルですが、穹はおしりを打って悲鳴を上げ、変に注目されてしまったから逃げたかったそうです。そりゃ、恥ずかしいよね。ハルは脱力感に苛まれますが、「もっ、元はといえば……ハルがホームラン打たないからじゃない!」と穹は怒ります。理不尽なようにも聞こえますが、ハルが穹にいい格好を見せたかったように、穹もハルの格好いいところが見たかったんでしょうね。ぷーっと頬を膨らませます。
なんともなかったならそれで良し、それじゃあグラウンドに戻ろうかとハルは言いますが、それを聞いた穹は「やっぱり…痛い……」とベッドに寝ころびます。まだ照れが残っているのか、確かにすぐ戻ってもみんなから心配されるだけだからね。今度は自分からおしりに氷嚢を乗せるように良い、ハルはそれに従います。ここでハルがいたずら心を働かせ、他に痛いところはないかと探すついでに、穹のおしりの上に置いた手を撫でるように動かします。ここでのハルと穹のやり取り、穹は可愛いんだけどハルが少し単調だった。「はぁ?」っという聞き返しを2回も使うんだもの。
穹は疲れたから授業が終わるまで保健室で休んでいくと良い、ハルにも付き添うように言います。兄妹だから問題ないという理論です。押し切られ、思わず「うん」と言ってしまうハル。相変わらず甘いというか、穹には弱い。
落ち着いたところで、穹はハルが先ほど自分のおしりを撫で回したことを非難します。ハルは弁解しますが、穹はエッチな目で見ていたと、疑いようのない事実を突き付ける。そんなこと言われると余計に意識してしまうのが男というもの。穹の身体は何度も見たから、どこが色っぽくて可愛いとか、ぷにぷにしたやわらかさも知っていると、羨ましすぎることを考え出すハル。先ほども、ふっくらとした臀部を撫でたといい、ブルマのふくらみや細い足、さらには股まで見たそうです! ハルにしか許されないこととはいえ、さすがに羨ましくなってきた。
穹からは想像しているのがバレバレだと言われ、エッチとも言われますが、ハルとしては否定のしようもありません。そこに不意打ちで穹がキスをしてきて、動揺する間もなくベッドに押し倒されます。馬乗りになった穹がキスを繰り返し、保健室でのプレイを敢行します。

ヨスガノソラは学園物でしたが、校内で事に及ぶことは意外に少なく、校舎内と限定すれば渚さんのときに一度あっただけです。なので、穹との保健室エッチはシチュエーション的には王道ですが、ここまでの流れ的には珍しいとも言えるでしょう。
ハルカナソラの穹シナリオに特徴があるとすれば、エッチの際は必ず穹から始めると言うことです。穹がハルを攻めて、イカして、その後ハルが穹を攻めたてる。こういうところも対等というか、ハルと穹の関係性が良く表れている。
保健室でのフェラという、いつ誰が来るかも判らない状況。先生が戻ってくるかも知れないし、クラスメイトが様子を見に来るかも知れない。もしかしたら別の怪我人、病人が入ってくる可能性だってある。ハルはそんなシチュに興奮し、それを感じ取った穹もハルへの愛撫を強めます。穹曰く、ハルのあそこはいつも可愛いらしい。見た感じ、モノは大きいというより長めのようですが、穹曰く口の中で更に大きくなるらしい。
エロいシーンを事細かに書いても仕方がないので、ここら辺は実際にプレイしてください。ちなみにハルはバックからでした。かなりエロいよコンチクショウ。
思えばヨスガのときは誰一人としてブルマーでのイベントがなかったから、穹が初めてなんですよね。いや、良いもの見せて貰った。

~土曜の朝は、デートに行こう~
穹と出掛ける約束をしていた土曜日、ハルは普段学校に行くときよりも早くに目覚めます。早く起きた分、おめかしに時間を使えるとか、なんか発想が乙女です。というか、おめかしという表現が既にあれだ。
朝はコーヒーとかにして、出先でなにか食べようかと考えながら、ハルはキッチン兼食堂に向かう。するとビックリ、そこには既に穹がいて、朝食の仕度をしているではありませんか。髪を綺麗に纏めて、うっすらと化粧までしている穹。朝から気合い十分です。
朝食を取りながら、穹はハルに本日の行動プランのようなものを話します。電車の発車時刻と、目的地への到着時刻、お店の開店時間に効率よく回るための地図も用意。いつの間にそんなスケジュールを立てたのかとハルは驚きますが、穹はハルが行きたいお店もプランに組み込むから教えて欲しいといいます。普段は自分が段取りをするだけに、ハルは違和感に気持ち悪さを憶えています。いや、確かにいつもの穹とは声からして明らかに違うけど、好き相手に気持ち悪いという感想はどうなんだ。さすがに失礼だろうw
それでも自分と出かけることが楽しそうな穹に、ハルも頑張って楽しい一日にしようと思います。急いで朝食を取り、早速準備開始です。

「ハルぅ、まだ行かないの?」

電車の時間に間に合わない、と文句をいう穹。こういう場合、男女どちらがもたつくことのほうが良いのか知りませんが、ハルの場合は理由が凄いです。窓に映る自分の姿を確認して、ギリギリまで髪の手直しをしているという……いや、本当にお洒落さんなんだね。
玄関の鍵を閉めて、さて行くかというところにやってきたのは郵便屋さん。ハルはすっかり忘れていたようですが、例の転送されてきた郵便物です。とりあえず時間もないから届いた手紙の束をポストに入れますが、ハルは英字で書かれた手紙に興味を覚えます。
郵便屋さんとのやり取りもあったためか時間は割とギリギリで、穹はハルが髪を弄っていたせいだと言います。なかなか決まらなかったと言い返すハルですが、そうなんだ、髪って決めるものなんだ。ダメだね、自身の外見に対して興味が持てないってのは。
早足で家から出ると、今度は瑛と出会します。仕事の途中か、自転車乗っている瑛に目を付けた穹は、駅まで乗せてくれるように頼みます。あっさり了承する瑛に、穹は荷台にちょこんと座ると、ハルに先に行っているからと宣言します。二人乗りとはいえ、自転車はさすがに速い、速い、ハルは折角セットした髪が乱れることに嘆きながらもダッシュで追いかけます。追いつくことは意外に容易で、というか瑛の自転車は道ばたで何故か停車中。訝しがるハルですが、瑛はハルを待っていたと言います。

「二人ともっ、じゃーんけーん!」

驚く二人に、瑛はジャンケンを要求し、勢いに飲まれた二人は思わずジャンケン。ハルが勝って、穹が負け。だから今度はハルを乗せてあげると瑛は言います。30回漕いだら、また交代だと。
ハルと穹のジャンケン&追い駆けっこが始まった! 穹は体力あるわけでもないのに朝から凄いハードですね。瑛の当てつけ、というわけではないでしょうが、瑛もなかなか厳しい仕打ちです。
穹が勝ち、ハルが勝ち、そんなことを繰り返しながらも駅の近くに辿り着き、最後のジャンケンには瑛も参加します。三人によるジャンケンの結果、ハルと穹が勝ったので二人で自転車に。機嫌が悪かった穹も、ヨスガの頃から期待していたハルが漕いでくれる自転車に乗るという願いを果たすことが出来て、若干気分が良くなります。もはや、瑛が負けたことすら彼女の計算ではないかと思えてくるハル。確かに、穹はハルと瑛が二人乗りをすることにも気を悪くしていたようですし、瑛がそれを察した可能性もなくはない。
自転車乗せて貰ったおかげで遅刻するようなこともなく、電車が来る10分前に駅へと到着します。追いついてきた瑛に礼を言いつつ、「今日は二人ともデートなんだね」と指摘を受けます。特に意識していなかったのか、それとも気恥ずかしかったのか、穹は乗せて貰ったお礼にお土産を買ってくると言いますが、瑛は笑ってそれを謝絶、用事を済ませたら渚さんとデートをするといってその場を立ち去りました。
改めて人からデートといわれると、二人とも強く意識してしまうようで、穹の顔は真っ赤になっています。「デート……ハルと……デート」と恥ずかしがる姿は絶品ですね。


さて、2万字を突破してもまだ書き上がらないので、次の日記に回そうと思います。さすがに後2万字もあれば書き上げることも出来るでしょうし、今週中にはなんとか終わらせたいと思います。それではまた次回、蒼穹の果てに完結編で。
私は気がつかない人間だから、気がつくことを期待されてもこまる。たりないものや、不満があったらはっきり口にすること

ダゴンの英雄、ユースフ・トパロウル元帥の言葉ですが、私も実はこれと似た感じというか、同じような心境を抱いたことがあります。私はどうしたって人の心を理解するのが苦手で、気が利かないし、なにかをやろうとしては空回りしている自分本意なやつです。
だからこそ、私は上記のような言葉を、特に重要な間柄の人には予め伝えてあります。悲恋堂に言わせるとそれは修正や直すことに対する責任放棄になるそうだけど、こうでもしないと円滑な人付き合いというのは難しいのですよ。察すること、読み取ること、汲んでやること、出来ないわけじゃないけど、私の貧弱で貧相な思考回路はそこに至るまでの道のりが結構長いわけで。ならば予め、目的地がどこなのか教えて貰いたいところです。でないと、取り返しの付かないことになる。
相手が自分になにを望んでいるのか、どんなことを期待しているのか、私はそういった気持ちに鈍感で、自分に向けられた感情や想いに気付かないことが多い。だから、私の対人関係は常に慎重で、情けないほどあれこれ考えていたりします。考えたところで答えは出ないし、なにも判らないのにね。身内に言わせればそれは私が馬鹿だからで、悲恋堂曰くそれは君の怠慢だ。どちらも正しいし、事実の一側面をカットしていると思う。
公人としての自分と、私人としての自分、私にとってそれらは明確に分けられているはずなんだけど、ある一定の分野においては公人、私人、どちらで行い、接するべきなのか判らないときがある。私は今も昔も私人としての立場を崩していないけど、それが正しき姿なのかどうか、最近判らなくなってきた。公人として望む理由が私にはなくて、私人としての感性や感情をひた走らせているわけだけど、果たしてこのままで良いのだろうか。
公人としての関係性よりも、私人としての付き合いを優先してきただけに、少なからず複雑な感じがします。この場合、互いが追い求めているものに差違があるわけで、これまで同一ではないにしろズレの少なかった感覚に違いが生じたとき、私はどうすればいいのか。それとも上手くいっていたというのは私の錯覚で、実のところはそうでもなかったというオチなのだろうか。私には良く分からない。

なんだってこんな話を書いているのかというと、色々あったんです。この一言ではなんの説明にもなってないけど、色々と思うところがあった。私は公私を混同していたのだろうか? いや、そもそも公的なものだとは思っていなかった私の認識こそが甘くて、私人としての感情は捨て去るべきなのか……なんか違う気がするけど、それも複数ある考え方の一つなのでしょう。私がその流れに合わせるのも、必然なのかも知れない。
まあ、それほど深く考える必要はないのかもね。私は今までもなにか大それたことをしてきたわけじゃないし、これからもするつもりはない。私人として楽しむべきところを楽しみ、やりたいことをやる。その考えが正しいかどうかは個々によって分かれるだろうけど、私は本来こうあるべきだ思っていることを、単に実行しているに過ぎない。あるいは、私の感性が古すぎるだけなのかもね。そういった時代を生きてきた人たちが、私の身近には多すぎる。感化されたに過ぎないにせよ、ね。
どうにも近頃は複数人に対する関係の見直しを図る時期なのかも知れない。そのもっともたるは身内ですけど、他にも幾人かね。対人関係ほど後回しにしたい問題はないけど、そうも言ってられないみたいなので。ただでさえ、同人関連で忙しくなりつつある昨今、面倒ごとはあまり抱え込みたくないんですけどね。深刻化する前に済ませておきたいこともあるのよ。

私には私のやるべきことがあって、公私どちらで望むにせよ、それを果たさなくてはいけない。けれど、ヒビの入った精神と、折れ砕けそうな心には限界がある。なんで今更私がそんな悩みに直面しなければいけないんだと思わなくはないけど、これも定めと諦めよう。生きていれば、こんなことだってあるのさ。それが嫌なら世捨て人にでもなるか、外界との関わりを断ってひきこもるしかない。そして、私はそんなことはごめんだ。
なんてこと言いながら、私は明日からひきこもるんですけどね。というか、この日記書いてる時点で既にひきこもってます。用事がある人間は、明日の日記にも書いていると思うけど、緊急用の回線等を使ってください。ただ、仕事がともかくとして、基本的に同人関連以外の反応は遅くなるから。何故なら同人関連に関しては、丁度公私の中間に置いているので。個人でやる分にはとことん私人として挑むけど、他者と協力する場合は私人でばかりもいられない。同人に関してはそういうスタンスというか、立ち位置で望んでいます。何故かって言うと、同人はそれに対する人それぞれの考え方、というのが明確に出てくるものなんですよ。例が安直すぎるけど、コミパでもあったでしょ、そういうの。私のように趣味や遊びとして捉える人、勉強・修行の一種と考える人、もしくは商業的意識から創作を行う人。どれが正しいとか、どれが間違っているとか、そういうのはないんですよ。私はどれも尊重しますし、個人個人の同人活動ってのものがあるのだから。
私はそれに合わせるだけです。我を押し通すってのは、この場合もっともしてはいけないことだと思っているので。上記の問題も、これぐらいハッキリ出来れば良かったんだけどなぁ……いやはやなんともはや、上手く行かないものです。

貴方は傲慢なんじゃなくて、高慢なんだ、か……
結局のところ、SWは連休というほど連休を味わった気がしませんでした。まあ、5日間の内、3日間も出かけていたんだから当然か。残り2日間をまもとな休みと考えても、毎週末と大して変わらないわけだし、そう考えると長かった、という気は全くしないよね。
武道館公演をどっちか蹴り飛ばしていればよかったんだろうけど、チケット買ったときはほとんどノリと勢いだったからなぁ。こういう結果や結末が待っているとは思わなかった。

そういえば、先日私の部屋で虫が発生した話は書いたと思うんですけど、その際、久方ぶりに身内と会話らしきものをしました。かれこれ一ヶ月以上は交流や会話を断っていたんですが、緊急時とはいえ迂闊でしたね。けれど、ろくに話してなかったもんだから凄い新鮮な気分だった。あぁ、あいつってこんな感の奴だったなと再認識。感情の揺れ幅とか、作りこまれたキャラとか、話していないだけで同じ屋根の下にいるというのに懐かしさすら覚えた。まあ、だからといってそれ以降の会話はないんですけどね。休みで気が緩んでいたのか不覚を取りました。
なにも休みの最後の日まで掃除をすることもないだろうと、今日はのんびり過ごしていたんですけど、気がついたら原稿に手を伸ばしていた。更新した逆襲もそうだし、色々ため込んでますからね。ハルカナソラひきこもりになる前に、ある程度は進めておく必要があるわけで。休日も平日も結局仕事以外は原稿を書いているというか、そらいろを買えなかったのでやるエロゲがない。だったら積みっぱなしのハニカミやれよということになるんだけど、はにかみの存在なんてこの日記書いてる最中に思い出したぐらいですからね。すっかり忘れてたよ、ほんと。
今月は思っていた以上に金がないというか、8月も9月も休みが多くて困ります。まあ、給料が毎月もらえるだけでもありがたい身分ではあるんですけど、こう休みが多いと嫌になってしまう。別に休みが好きじゃないわけじゃないけど、仕事が嫌いってわけでもないから、その辺りは複雑。休みの結果仕事が後回しにされて、休み明けが大変になって仕事に嫌気がさすんだから、やっぱり休みが良くないんだよ。きっとそうだ。

まあ、休みが明ければすぐに週末、ハルカナソラを抱きしめながらひきこもり生活にはいるんですけど、イベントが土日に予定されているから、こもってばかりもいられないかも。サンクリに関しては行く気がないというか、どうせ煉瓦が出すであろうラブプラス本なんて逆立ちしたって買えないし、RRRもコピー本だから行くだけの価値が見いだせない。他のサークルも、これといってなぁ。同じコミケ明けでも2月のサンクリが盛況なのと違い、秋のサンクリはパッとしないですね。理由としては色々あるんだろうけど、たとえば冬コミで落とした本をサンクリで出すとか……ほら、夏コミと違って冬コミって準備期間短いからさ。うん、大変見たいだよ同人サークルって。
私も保険として2月のサンクリ申し込もうかな。コミケとCOMIC1だけに参加し続けるのも、それはそれでどうかと思うし。なんて、そこまで同人活動に熱を上げてるわけでもないのに失礼な話ですね。そもそも、サンクリの倍率を考えれば保険として申し込むにも保険がいる状態でしょう。でも、ハルカナソラで申し込むのも面白そうだな。
サンクリに行くかどうかはともかく、前日に秋葉原で行われるAKIBAゲームフェアには行くと思います。ドリパへの参戦を決めかねている最中なんですが、新しいイベントということで興味がありまして。仮にドリパ行くとしたら、今から例のものを作らないと間に合わないな。ちょっと区役所、いや、市役所にでも行ってくるか……ただ、今のところSphereが参戦するという話は聞かないしなぁ。いや、TOYPLAがなにか出す可能性もあるんだけどさ。AKIBAゲームフェアの特徴は、会場の小さいところもさることながら、開催時間が12時からとかなり遅いところ。徹夜対策なのかは知らないけど、始発並びだとしても12時まで待機はしてられないよね。まあ、私は慣れてるからともかく、列形勢は2時間前の10時から見たい。まあ、まず守られることなんてないだろうけど、2~3時間ならそれほど苦でもないかな。本が2冊あればあっという間だ。
出展企業的に、そこまで混むことはないと思うんだけど、私の目当ては250枚しかないからね。特に買いたいものがあるわけでもなく、交通費も入場料も掛からないから参加出来るといったところです。手に入らなかったとしても、朝とお昼を無駄にするぐらいだから、それほど悪い話はない……と思う。ハルカナソラひきこもりだから、外に出ないかもだけど。

東京ゲームショーにも行かないでなにをやってるんだって感じですけど、基本的にイベント好きなんだなーって思う。TGSはここ最近行ってないけど、昔は東京キャラクターショーとか大好きだったもの。始まりから終わりまで全部参加したし、あのころが一番輝いていた気がする。アニメや漫画というものが。哀愁なんですかねぇ、こういうのも。
部屋の掃除をしています。貴重な休みになにをしているんだとか、原稿をやりたくないから別をのことを始めた、テスト勉強中の学生みたいな行動か、と思われそうですけど、結構切実な理由があります。
実は、昨晩の話になるんですけど……出たんですよ、が。およそ5年ぶり、私の部屋どころか家の中でもまるで発生していなかったので安心しきっていたのですが、どこから侵入したのか唐突に我が部屋の畳の上を這いずり回っていまして。いやー、絶叫。発狂。叫喚。私、奴だけはダメなのよ。いやまあ、虫さんは全般大嫌いなんだけど。

職場にスズメバチがやってきたときは、それなりに冷静な対応と対処が出来たんですが、奴の場合はどうにもダメだね。数年来発生しないもんだから、殺虫剤の類があるわけもなく、大捕物でした。私は掃除機で吸ってしまえと言ったんですけど、新品のタイフーンをそんなことに使用したくないという反対に遭い……結局とりもち方式で捕獲、その後叩き潰すという作戦に。オタの部屋に奴が発生すると色々と面倒というか、仕留め損なって本棚の裏に入られたりしたときとか、もう洒落になりませんね。外壁工事の関係で近隣の各家庭が片付けを初めて、その影響で虫が湧いているらしいです。要するに、汚いのは我が家じゃなくて余所様ってことね。迷惑な話です。
そんなこんなで、急遽部屋の掃除をすることにしまして。まあ、8割方発生ではなく侵入だと思うというか信じているんですけど、奴は1匹目撃したら100匹いると思え、なんていいますからね。現に掃除をしている最中にも小さいのが1匹……あぁ、恐ろしい!
私の部屋は汚いと家な汚いけど、足の踏み場くらいはあります。元々、押し入れというものが存在しないから、部屋の一角が自然と物置になるんですよね。今日は中でも、乱雑に積まれている、もしくは刺さっているポスター類の整理をしました。以前にも書いたと思うけど、百数本ないし数百本のポスターを私は持ってて、これをいい加減整理しようかなと。本当に必要なもの以外は捨てるべきだという助言も頂きましたし。

けど、ポスターの整理を初めて見ると色々歴史や年代を感じるというか、どうして私は同じエロゲのポスターを3枚も4枚も持っているんだろうか。数百本とか言いつつ、大半は重複なんじゃないかとか思いながら、古い声優のポスターとか、状態が悪いのを中心にゴミ袋行きに。サイン入りとか、特に思い入れがあるものだけは残してみたけど、それでも堀江由衣とか野川さくらとかをほいほい捨ててるから、私の心境も大分変化したようだ。中にはどうして自分がこれを持っているのかサッパリ判らないポスターとか、後になって名作とか傑作と呼ばれるようになったエロゲのとか、人によってはお宝になりそうなものが出るわ出るわ。捨てたけど。
さすがにポスターなんて売れるもんじゃないし、状態や保管状況が良いともいえないしね。処女作エロゲのポスターとか言いつつ、結局その作品が出ないまま消えてしまったブランドとか、逆に処女作が出ないままに違う作品ばっかりでているブランドとか、そういうところのポスターとかもあったりして結構面白い。捨てたけど。
必要なものだけを一纏めにして、ロケットランチャーの方針よりも太い一本の筒にして、考えてみれば私ってポスターを貼らない人間なんだよね。他の人はどうだか知らないけど、部屋の飾りとしてポスターを貼ることが全くない。今あるのって、カレンダーとくろのさんに貰った色紙(額入り)ぐらいだから、そう考えると壁面は質素……でもないか。穹関係のものが最近進出してるから。電撃姫のシーツとか、2~3枚買う予定ではあるけど普通にシーツとして使う以外は、どんな利用方法があるのやら。今から楽しみでしょうがない。

片付けが終わったら、模様替えをしつつ、ヨスガノソラとハルカナソラ関係のグッズで埋め尽くしていこうかな。なんとかしてあれを手に入れる、ことが出来るかはともかく、部屋が変われば生活も変わると言いますし、自分を変えていこうと思います。少なくとも、虫っころの一匹にビビることなどないように。
穹には魔力があるというか、穹の痛車とか見てると羨ましくなるというか……重傷だね私も。あれ欲しいというか、あれ乗りたいよね。でも、あれは眺める分にはニヤニヤできるけど、内装が穹というわけじゃないし、それほど面白味はないのかな。ハルカナソラが発売されたらどうなってしまうのか、とりあえず公式タペストリーを飾る場所を考えないと。お風呂ポスターはともかくとして。
ヨスガは今後のメディア展開もあるんでしょうけど、しばらくは戦えるだけの作品になっていると思います。というか、倫理観とか云々をヨスガで済ませているから、それさえ終わってしまえば後はいくらでも続けられるといいますか。ハルカナソラの仕上がりは気になるけど、次も期待させる、次に繋がるような作品だと嬉しいですね。
あぁ、ヨスガノソラ原稿もやらないとな。ところで、ゴミ出しが終わった後に更にポスターの山が出てきたんだけど、私は一体何本持っているんだ。
今日はカラオケをしに池袋まで行っていました。年に数回ほどパセラで開かれる、オフ会みたいなものです。まあ、私は音痴なのでカラオケが得意というわけではないんですけど、ああいうのは楽しんだ物勝ちだと思います。さすが、SWの真っ直中ということもあってかパセラもかなり混んでおり、予約していたとはいえ受付に時間が掛かりました。
みんなもっと、旅行とか行けばいいのに……と友人が行ってましたけど、私も結局行楽地とかには行かなかったな。

久々にオール面と思いきや、2名ほど不参加だったので集まったのは5人ぐらい。だけど、部屋自体は7人で予約してあったから、結構広々と過ごすことが出来ました。しかも、普段はアニメとかばっかり流れているパセラのテレビ画面も、今日に限っては川のせせらぎとか、公共放送でやってる世界の風景みたいな映像。マッタリしますね。
私は最近のアニメを全然知らないから、今期のアニメソングとかは全くダメでした。エクリップスに挑戦してみたけど、あれメチャクチャ難しいね。3人曲はDUPを歌いまくっていた時期があるけど、エクリップスは速すぎる。だれか、ルージュとバイオレットやってくれないかな。私、シトロンのパートやるから。
堀江由衣とか野川さくらとか、少し戻ってマリ姉とか往年の声優ソングを歌いつつ、アニメで少し戻って夢使いなんかをセレクト。一番意外な人が夢使いを憶えていて、私はちょっとビックリしました。しかし、川澄綾子が父親に恋して世捨て人になるアニメって、まあ、正しいといえば正しいんだけど……近親云々はともかく、世捨て人は知り合いにもいるのでなかなか共感が持てます。あれで、川澄キャラぐらいに可愛げがあればいいんだけどな。
話ずれましたけど、昨今は歌って踊る若手のアイドル声優も少なくなってきたから、どうしても声優ソングだと偏りが出ますね。スフィアはともかくとして、最近の若手は歌ではなく演技で攻めてきてますから。キタエリとか、花澤とか。え? 前者はCD出したし、後者はアイマスに入ったじゃないかって? まあ、そうなんだけどね。なかなかね、そういうのって上手くいかないように出来てるんだよ。残念な話になるけれど。

毎回、7時間ほどカラオケしてるんですけど、今回は特に料理を注文しなかったな。いつもは長い時間の中で、なにかしら注文してしまうんだけど、パセラのメニューはどれも高いからね。ハニートーストも、なんか今ある種類はどれも微妙なものばかりで。一度、フレンチメープルトーストを食べてみたいんだけど、あれは美味しいのだろうか。美味しそうだし、なくなる前に食べてみようかな。作ろうと思えば家で作れなくもないんだけど、食パンを半斤も使用するのは庶民感覚的にない……面倒だからワッフルでも焼こうかな。
まあ、次行くときは私の誕生日時期だろうし、そうなればハニトーのバースデーサービスがあるんだけどね。ただ、あれは味が選べないからな。店舗によって違いはあるみたいだけど、うっかり苦手なバナナ系とかだったらどうしよう。
なにを食べるわけでもなくひたすら歌ってましたが、混んでいたせいか混線が発生して、某特撮ソングを入れたと思ったらボーカロイドの曲が流れてきたりと、ちょっとした珍事も多発。まあ、その曲歌えたから歌ったけどね。
後は、丁度デジモンが10周年だったのね、主題歌とか挿入歌とか、AiMの曲なども結構入れました。これが少々面倒くさいというか、AiM前田愛で分かれて登録されている曲があるから、同じデジモンソングでもどっちで探せばいいのか迷う場合が。とはいえ、名義の問題だから統一するのも難しいんだろうけど……あ、いつもいつでも歌うの忘れてた。

前日、前々日の武道館を会わせると、3日も外に出掛けています。珍しいというか、5日間も休みがあってどうするんだと思ってましたけど、意外に満喫している自分がいる。まあ、武道館に関しては必ずしも満足できる出来ではなかったけど……だけど、気を紛らわせる意味でも出掛けた方がよかったんですよ。
なにせ、休みに突入すると同時にハルカナソラのフラゲ報告が……いくらなんでも早すぎだろ! SWの関係で流通が先回しになったのか、一週間以上早く買えるという事態になったみたいです。私としてはフラゲできる環境にあるわけでもないので、ひたすらネタバレ回避の方向でヨスガノソラスレにも行けません。今週末はAKIBAゲームフェアとサンクリがあるわけだけど、どちらか捨ててでもハルカナソラプレイしてようかな。特にサンクリは商業作家たちが軒並み倒れたのか、これといったサークルが参加せず。パッとしないと言えばそれまでなんですけど、私がいつも行っているサークルはあんまり来ないという。煉瓦は東方ジャンルのホールに回されたから、行きたくても行けないんだよなぁ。それにサンクリだと、大抵おかしな出し物を出してくるから、ゲットするのがかなり面倒くさい。

ネタバレの嵐に耐えながら、とりあえず原稿を書き進めることにします。ハルカナソラまでにある程度終わらせておかないと、音信不通になる可能性があるので。あー、冬コミで出すヨスガ本の表紙考えないとな。さしあたって必要なのは、身内より下でない技術力か……これがなかなか、ビックリするほど難しいことで、こういう場合の人脈が薄いことを思い知らされるね。どうしたもんか。
2日間の武道館公演を観てきて、2日間を見事に無駄にしたなぁと思っている今日この頃です。堀江由衣のファンを続けてかれこれ10年以上、既に惰性というレベルすら通り越していますが、特に乗り換える相手もいないからズルズルとここまで来ています。元々、マリ姉からの乗り換えですからね、もう型式が古いというか、このタイプのアイドル声優はウケない時代になっているので後継は多分でないと思う。

武道館に行くのも久しぶり、というのは昨日の日記にも書きましたが、実は中にはいるのは10年ぶりぐらいになるんじゃないだろうか。まりまゆ以来、これが通じる人は今日から私と知り合いになれます。友達じゃないのかって? 私の友達ハードル高いですから。いや、割と低いかも。その場にいる人間と、いつの間にか仲良くなっていることがイベント会場では多いから。でも、それは別に友達じゃないよな……
ともあれ、1日目はアリーナ席で、2日目はスタンド席。どちらが良かったと言えば、どっちもどっちだったと応えるしかありませんが、見やすさで言えばスタンドですかね。アリーナは、そりゃ距離は近いですし、触れられる距離に堀江由衣ってのもなかなかおつなものですけど、なんていうか疲れる。ほんと疲れる。あんなステージ中央最前列近い場所、私には勿体なかったかも。変なところで運が発揮されるというか、そこまで劣悪な席ってあまり経験がないな。
館内は飲食も可能ということで、家から持参した飲み物を片手にマッタリ過ごす。開演まで1時間もあると、暇ですね。先週の真綾のときもそうでしたけど、こういうときは読書に限ります。まあ、先週と違って明らかにファンの質が違うというか、声オタだなぁって感じの集まりだったんですけど、これが本来普通なんだよね。普通、なんだよね? 私も堀江由衣以外のライブ行かなくなって久しいから、ゆかりとか奈々がどんな感じなのかサッパリなんですけど、ゆかりはまだファン層被ってるんですかね。やまとなでしこも今では5年以上前の話ですし、新しいファン、知らない世代が育つには十分すぎるほどだし……ゆかりのアリーナ公演は来年の1月でしたか。安席で良いから参加したいですね。アリーナは近場だからほんと助かります。

ライブの感想としては、いつも通りというか、ライブ再開後からずっと続いている演劇方式です。ファンシーというかメルヘンな演劇風コントを演じながら、ついでに歌も歌っているといいますか。毎回、城のようなセットを作っては珍妙な劇を流しています。2ndライブまではごく平凡な内容だったんですけどね……あのとき、公演数を無理に増やしたせいかライブをやりたくなくなったようで。再開までは結構な月日、アルバムにして2枚分という年月を要します。再開後がずっとこの形態、演劇仕立てなのを考えると、多分この方が性にあってるというか、やりやすいんでしょうね。あくまで歌手じゃない、声優ですから。ライブそのものも声優の仕事して捉え、演技の一環として望んでいるのかも知れません。
まあ、参加する側としては毎回、すべての公演が演劇仕立てではいい加減飽きるというか、演劇というにもショボイし、ライブと言うにもおこがましい内容には不満があるんですけど……基本、芝居や劇が大好きな人間だから、なんか満足できないんですよ。どっちにもなりきれていない今のふざけた感じが、どうにも好きになれない。
とまあ、批判的論調で始めてますけど、面白くなかったかと言われれば面白かったですけどね。2日間同じ内容だったわけですけど、微妙に差異を付けることで差別化を図りましたし、オチも違いました。ただ、その際の付け方が1日目に参加していない理解できないものだったから、そこら辺は脚本家、舞台作家ですか? 少々、詰めが甘いと思いました。まあ、諏訪さんだとこんなもんか。

曲目に関してはどうでも良いというか、もっと詳しいところがセットリストなりを書いていると思うのでそこを見てください。手堅いというか、無難な感じでしたね。ラス曲はもう定番というか、7年は前のキャラソンをよくもまあ引っ張るなぁって感じなんですけど、一応は堀江由衣の曲らしい。元々はなるの曲だということを、果たして何人が憶えているのか。
Love Destinyもすっかり定番化したというか、Aice5とかいう連中のせいでALL MY LOVEが歌えなくなったのが辛い。堀江由衣のアルバムの内、楽園が冷遇されてるという話がよく上がりますが、私はskyのほうが酷いんじゃないかと思う。まあ、楽園よりは存在感あると思うけどさ。

武道館という一種の頂点に立ったからには、しばらくライブやコンサートもないと思います。国技館はともかく、アリーナはAice5のときに立ってますし、スパアリを埋められる人でもありません。となれば、少なくとも当面は気にしなくて良いのかな。
8000人程度は埋められるようですが、年齢的にも33歳、この先どうなるかは判りません。私としては、17歳ネタを引っ張りすぎていることにも色々思うところがあるというか、あの人はなにか勘違いをしているんじゃないだろうか。スタチャもだけど。
なんていうか、そう、面白いんだけど楽しむことは出来なかった。飽きが来すぎているんですかね。新鮮味も薄れ、面白いものを楽しく感じることが出来ないでいる。小ネタに笑う程度にしか出来ない自分が微妙です。多分、会場で2番目ぐらいに冷めた客だったんじゃないかと。
ライブとかあってないのかなぁ、今の私には。少しだけ悩みます。
女性声優に知り合いが出来るって言うのも、なんだか考えものですね。今日は堀江由衣の武道館ライブだったんですけど、その前に時間があったので物書きの恩師が主催している集まりに顔を出したんですけどね? そこにまあ、なんというか若手の声優がいまして。集まりにいる時点で恩師の弟子なんだけど、なんでまた作家志望が声優へと発展したのか、いや、それ自体は別に不思議じゃないというか、創作者と声優に憧れるのはアニオタの誰しもが通る道だからね、作家志望が声優になっていてもおかしくはないです。

まあ、恩師の元には業界で働いている弟子が私の他にも何人か集まることがあって、今日の声優もその一人というわけだけど……なまじ若手で、アイドル声優じゃないけどアイドル声優と交友が深い人だと接し方に少し戸惑うよね。特に、私みたいなイベンターではないけど長いこと声優ファンをやっている人間には。これもなにかの縁と少しばかし話をしてみたんですけど、いや~、生々しい! リアリティ溢れるというか、リアルの話ですからね。目の前にいる人は実際の声優で、誇張や冗談を交えることがあっても、基本的に嘘を付いてくる必要性はないわけですから。昨今のアイドル声優事情もそうだけど、主に恋愛面での話をしましたね。なんで声優を目の前にそんな下世話な話をしているのかってことだけど、女性相手だと他にする話もなかったし。アニメの話とか仕事の話は、契約の問題や守秘義務の関係上あまり出来ないからさ。
壊れる夢なんて私はもう持ち合わせてないけど、それでも生の話を聴くってのは結構来るものがあるというか、概ね予想通りだったことと、飛び込んできた変化球に爆笑していました。いや、アイドル声優が合コンしまくりでも私は別に構わないというか、出会いがない+同業者はお断りという気持ちもわかるけど、なんでその職種と合コンするのかとw ネタとして最高というか、アイドル声優+1名と、あの職業の方々の合コンか……カメラ設置して、別室から覗きたい光景だと恩師と大爆笑してました。
なかなかに気さくな人で、声優をやっているだけあってはつらつな印象を受けました。業界人が集まれば自然とそっちの話に傾く揉んで、いくつか仕事の話が始まったり、それがまとまったりもしてましたね。私は武道館があったので早めに出てしまったんですが、そういえば名前を聞き忘れていた。こういうときに渡せる名刺があれば便利なんだろうな。
丁度、その人が所属している事務所というのを私がよく知っていて、こっそり長年好きな声優の近況を教えて貰ったりも。だって、HPも随分更新されてないから気になって。仕事で一緒になったとかならないとか。仕事があるのか。ならよし。
声優に対する夢や幻想なんて、早々に破壊しておいた方が良いよと言うお話しでした。ダメだ、思い出しただけで笑いが。そして、マリオン学院放送部のとあるコーナーに対する失笑がこみ上げてくる。

移動した武道館は、思い返せば田村ゆかり以来だろうか。あのときはライブには参加しないでグッズというかCDだけ買って帰るという馬鹿みたいな真似をしたので、武道館の中に入るのは本当に凄い久しぶり。箱として好きかどうかと聞かれると、あまり好きではないというのが私の気持ちなんですけど、それでもアリーナ席という良い席を貰ったからには楽しんでおこうかなって。
地下に潜る感じで何回もチケットの確認をされて、3回ぐらいかな? なんであそこまで厳重だったのかサッパリですけど、それでもスムーズに着席することができました。中央ステージの真ん前、位置取りとしては国技館の時と同じぐらい良い感じですかね? 国技館の時は最前列ではなかったけど、前から2列目という好位置でしたから。どちらかといえば今回の方が見やすさでは上だったかな。常に立っていないとステージ見えないのはともかくとして、スカートの中も見えるぐらいは出来たし。中身どんなだったって? なんていうか、中身が見えるとああいうのってつまらないよね。見えそうで見えないことへの緊迫感や焦り、興奮という、要するにチラリズムを堪能するのが一番なんですよ。少し白い物が見え隠れするぐらいが丁度いいというか、実際に見えてその白いものがなんであるかを知ると興醒めとはいかないまでも、僅かにガックリしてしまう。

ネタバレ禁止という布告だ出たので、書けることはほっちゃんが可愛かった!と、やたら楽しかった!の2つだけなんですけど、両日共に内容は同じみたいなので詳しくは日曜の日記で書きます。楽しいと面白い、この間には大きな隔たりや差のようなものがあると実感したライブでしたね。友人は凄い楽しかったと言っていたのですが……私はなにせ、長いから。それでは続きはまた明日。
書くことがないからって、ここ数日は日記にろくなことを書いてないんじゃないかと寝て起きて反省中。ネタがないからといって投げ出すわけにもいかないから書いているけど、修練という意味では果たして効果があるのだろうか。
日記書くだけで一日が終わるなんてことはさすがにないけど、確実に1時間以上書ける日もあるからもう少し効率のいいやり方を模索せねば。その日、その日に必ずネタがあるとは限らないけど、それをどうにかするのが物書きというものです。ただ、日記書くので疲れて他の執筆が止まるなんてことになったら……うーん、どうなんだろう。

神谷明さんのニュースが朝から目立っているというか、元々ブログ読者なので今朝は衝撃の午前中を過ごしていました。神谷さんはご年齢から考えると珍しく、ブログを毎日頻繁に更新される方で、今回はなにやら思い詰めていたので仕事関係かとは思っていたのですが……今日の時点では情報が出そろってませんし、日曜か月曜の日記にでも回しますかね。ショックといえばショックですけど、それ以上に思うところもあると言いますか。神谷さん本人と言うよりは、コナンという作品についてですけどね。長く続いていると、原作にもアニメにも色々なことが起こるもので、長く続けること、続いたことでの弊害みたいのは確かにあるんだと思う。大きくなりすぎた作品ってのは、もう誰か個人の所有物じゃなくなってしまうんですよ。一個人の創作物と始まって、それが会社や組織、誌上をも左右することになった作品と言えばドラゴンボールが有名ですけど、アニメ化までしてしまうとね、どんなに小規模な作品でもそれにまつわる権利だとか、対人関係だとか、複数の組織が絡んだ利益問題へと発展していくから、そういうのに嫌気がさしてしまった原作者の肩書きを持つ人は沢山いるし、幾人か知っています。とはいえ、コナンに関してはゴールデンから左遷されたわけだし、そろそろ良いんじゃないかという気持ちなんですけどね……4月の映画の時点では、まさかこんな未来が待ち受けているとは思わなかったよ。

さて、話を超えて逆襲の救世主を更新したわけですけど、ついに名前を出すことが出来ましたね、ルクリュの。命名は私なんですけど、作中にも書いたとおりロクゼロ4からの流用です。ほら、アルエットがエルフの名前を決めるって言うイベントあるじゃないですか、あれでアルエットが考えたものを拒否すると、仲間から色々案を貰えにいけるんですよ。くろのさんなんかはアルエッタンには抗えないとクロワール一本だったんですけど、実は結構重要なイベントなんですよ、あれ。
何故かって言うと、まあ、知ってる人は知ってると思うけど、名前によって能力が変わるんですよあのサイバーエルフって。詳しくは憶えてないけど、名前が違うと能力も違う、それぞれの名前の意味にそった感じになるのかな。
例えば、アルエットが考えたクロワールというのは信じるという意味ですし、シエルが思い付いたシャリテというのは博愛という意味があるそうです。私のサークルは、この二つの名前を繋ぎ合わせて出来ています。
そして、他にもセルヴォが提示したプログレスだったり、これは機体名として使いましたね、ネージュが検索したヴァリアブルなんてのもあって、それぞれ進化、変数といった意味になります。イロンデルは自分が大好きなヌーヴェルという、何故かニュースの意味を持つ言葉を名前にしようと提案したり、最後の最後、フォコンに会いに行くとルクリュという名前を選ぶことが出来ます。意味は作中にも書いたとおり新しい兵士で、実直なフォコンらしい名前ですね。
これを逆襲に出てきたデバイス兼サイバーエルフ娘の名前にしたのは、意味よりも響きの良さを優先しました。私は元来、名前をつけるというの苦手でして、300名以上のオリキャラを作り上げてきた身内に比べると、それはもう貧弱なネーミングセンスしかない。プロットを作る際になにが困るって、名前が決まらないし、思い付かないんですよ。だから今回の蒸すめっこの名前を決める際も、ロクゼロに関連した物から引っ張ってこようと、サイバーエルフの名前を流用した次第で。プログレス・ルクリュ、カッコ可愛い感じになったと思うんですけどね。
現在はくろのさんと協議の末、清書レベルにまでなっているキャラですが、この娘が逆襲でどんな働きをして、どのように活躍していくのか、私にもまだ判りませんけど、見せ場が多く作れればいいなと思っています。可愛いは正義です。あの番組にも川澄綾子出てた気がするし。
昨日の日記に書いたようにSW進行に追われてるんですが、それでも作品は書かなくちゃいけないと言うことで現在逆襲の救世主書いてます。嘘です。いや、嘘じゃないけどこの日記書いてる時点ではとうに完成して更新してるんだよね。時系列的に言えば、この日は明け方近くまで逆襲を書いてました。仕事があるというのに。仕事が忙しいというのに。
ただ、冬コミまで時間もないし、それの準備もあるからね。段々と追いつめられてきたというか、自分一人のことならまだしも、共同作業でもあるから。

私は追いつめられると加速するというか、追いつめられないと速度が上がりません。ギリギリの極限にまで追いつめられて、「あと一日、あと一日あれば!」と叫んでいるのが普段の私です。これ、前の日記にも書きましたかね? 逆襲の救世主に関しては本来なら夏前に完結している話で、それがここまで延びたことで周囲に結構迷惑を掛けてしまっています。まあ、事情や理由は色々あるんだけど、そんなものは私個人にしか通用しない言い訳でしかないわけで、大幅に遅れてしまった分を取り戻す勢いで現在書き進めています。
でも、完結が伸びたことは悪いことばかりじゃなくて、筆力や勢いは大きく落ち込んだけど、それによって得た物もあるといいますか。詳しくは明日の日記に書きますが、私としてはそう悪いことばかりでもなかったかなと。まあ、なんだかんだで数ヵ月書けなくて、そうしている内に投稿先がすっかり廃れちゃったりしたのは残念というか、良いことでもなんでもないんだけどさ。得た物と、なくした物、比較するのもおかしな話だけど、私は得た物の方が大きいような気がする。
投稿先に関してはこうなるんじゃないかと思ってたし、それが現実になっただけだからなぁ。アクセス数が7000すら切った現状を考えると、衰退という言葉が身に染みてきますね。別に私の存在価値がどうとかそういう話ではないけれど、他にやりようとか、選択の仕方はあったんじゃないかと思う。現状に満足している人間がいるのかは知らないし、誰の責任でもないんだろうけど……いや、私がそれを言ってはお終いか。

あんまりこの日記で赤き閃光とか逆襲の救世主の投稿先に触れたことはなかったけど、実はあそこについては遠慮よりも書きたくないという気持ちが大きい。実はこの日記はいよいよ触れようかと思って、実際に書き上げたんだけど、読み返すまでもなく内容が酷かったんで書き直してます。私の心の中にも迷宮があるというか、複雑なんですよ。色々思うところはあるし、それを全部書くのは流石にはばかられる。一部だけでも相当な内容なのだから、全部なんて書いた日にはどうなることか。
最近もなんですか、あそこに関連して私が日記に色々書きましたけど、まあ、何故だか知らないけど巡りに巡って私のところへ結果だけ転がり込んできた始末。その処理をする羽目になったのは、私の自業自得だったのだろうか。そうなのかなぁ。なんだか酷く疲れたよ。まともなやり取りが出来るとは思ってなかったというか、どうして私は問題が起きると直接的、もしくは間接的な対話でいつも解決してるんだろう。手っ取り早いと言えばそうなんだけど、なんというか私もよくやるな。
折り合いの付け方、付き合いの仕方、そこら辺を見極めつつも当分は図々しく居座っておこうかと思います。別に責任感や義務感、使命感なんて感じてないけど、思うところは色々あるので。一年以上も関わっているとさすがにね、しがらみとはまた違うけど。

しかし、仕事が忙しいのと執筆しかしてなかったから書くことがまるでないですね。さっさと土曜日辺りの日記を書きたいんだけど、連日更新を謳っていると飛ばすわけにもいかないわけで。これを書こうと思っても、そのネタが次の日のニュースだったりするからなぁ。
あぁ、そういやこれは書いてなかったかな、先週の土曜日にレミゼのチケットが来ましてね。丁度、真綾イベの仕度に追われていたときだったんで受け取り損ねたんですけど、まさかイベの当日にFCから荷物が届くとは思わないじゃない? 翌日、郵便局まで取りに行ってきたけど、なんとまあ微妙な席だった。仕事の都合上、祝日の公演しか申し込めなかったからでもあるし、取った席が元々安かったのもあるんだけど、それでも帝劇であの位置は厳しいかな。前回みたいに2階席でマッタリ見る方がまだしも楽だったかも知れない。
私の演劇や芝居、ミュージカルや歌劇に関する思い入れも機会があったら書きたいですね。少なくとも物書きをやってる人間は、芝居ぐらい観ないとダメだ。古風な考えなのかも知れないけど、そこだけは譲れない。別にそれは大ホールでの壮大な芝居でも良いし、下北辺りでやってる小さい箱の、しょぼっちい劇でも良いんですよ。どちらを楽しいと思うかは人の自由だし、どちらも楽しめる人だっているわけだから。
自分でなにかいてるのか判らなくなってきたので今日はここまで。SW進行その他に心身をやられつつあるのかな。
別に出版業に限った話じゃないんだろうけど、シルバーウィークなる大型連休のせいで仕事がメチャクチャ忙しくなってます。出版業には基本的に三つの修羅場というものが存在して、その一つがゴールデンウィーク、GW進行と呼ばれるものです。これを超えられるかどうか、五月病にかかっている暇などないほど忙しい。
そんな大型連休が秋にもあるということで、来週はもう一週間があってないようなものです。私の職場も、気分は既に月末です。それぐらいの認識じゃないと、とても仕事にならない。

まあ、私は出版業といっても職場では居候みたいな形だし、どの編集部、セクションにも属さないかなり特殊な立場にあるんだけど、それでも忙しいときは忙しいし、編集部から持ち込まれる仕事をやったりすることも多々あります。
さすがにここ数日はSW進行もあってか自分の作業だけをしていますけど、どこもかしこも大変そうというか、そもそも五日間も連休あっても困るんだよね。まあ、休日はしっかり消化するタイプだから予定は入れましたけど、平日に三連休もあるってことは休んだ分だけ給料も減るというわけで。ただでさえコミケのダメージが回復していない時期に、三日も稼げないのは死活問題です。来週にはハルカナソラを買わなくちゃいけないし、その金だって用意しないと。今月は他にも遊行費がかさむから、考えるだけで頭が痛くなってきますね。特に私はケチだから如何にして出費を抑え込むか、そればっかり考えてるし。
ハルカナソラも大量購入するとはいえ、すべて手元に置いておく必要はないのかな。2~3本あれば十分だし、だけど中高買取も大した値段にはならないだろうし……そもそもエロゲを売り払うという行為が好きじゃない。昔はね、あれやこれやと色々な物を売っていた時期があるけど、今になって思えばなんと愚かしいことか。物を捨てること、売ること、そういったことに対して当時の私は鈍感すぎた。
意識が芽生えてからは逆に物持ちが良すぎるというか、今度は捨てられないものが多すぎて困ってるんだけどね。特に書籍類は、極端に状態が悪くなった雑誌を除けば無料冊子レベルまで捨てられないでいる。それにポスターも、エロゲ、声優、その他色々あるけど一体どれぐらいの本数があるのか。数十本単位でないのは確かだし、丸めてあるから広げてみないとなんのポスターなのかも判らないという。でも、そういうの調べるのも面白いというか、広げてみたときに懐かしかったり、意外さに驚き憶えたりすることも多いから、時間があるときにでもやってみたいな。

仕事といえば自分が出版業界何年生なのかよく判ってないんですけど、気付けば今の職場も結構長い。私がいる間にも新しく来た人や、それとは逆に去って行く人など、様々な出会いと別れがあります。もっとも、私は前述の通り居候みたいな立場だから直接的な関わりはあまりなくて、部下も出来なければバイトを使う立場でもない。職場にいる期間では先輩でも、仕事上の上ではそうとも言えない微妙な存在。なんか、自分で書いてて凄く判りづらいなと思うんですけど、説明のしようがないんだよね。別に雑用や小間使いというわけじゃないし、そういうのはこの前入ったバイトさんがやってるけど、では私がその人になにか作業を頼むかといったら、それはあり得ないわけで。基本的に一人で黙々と作業をしています。真面目かどうかは判らないけど、なるべく周囲に迷惑は掛けないようにひっそりと。居候は辛いです。
五日間の休みというのは金銭的な問題の他にも、仕事が止まるという深刻な悩みを引き連れてきます。休んだ分だけ休み明けにしわ寄せがくると言いますか、当たり前の話、私が休んでいる愛に作業を進めてくれる妖精さんは存在しないのだから。
まあ、それはどこの業界、職場でも同じなんだろうけどさ。カレンダー通りに休みを貰えることを喜び、しっかりと消化するのが一番なのかな。

愚痴っぽくなりましたけど、SW進行のせいで本来は3日ほど掛けてやる仕事を1日で終わらせる羽目になったのであまりいい気分でもなくって。せめて前日に言って貰えれば2日間掛けて良い物を仕上げたのに。ここ数日はそういうことが多いというか、だからこそ修羅場なんですけどね。毎日が忙しく、私にしては珍しいことに仕事をしている実感すら沸いてきます。まあ、本来は秋に大型連休などあり得ないし、新しく加わってきた進行に慣れていないんだろうね。天文学的数字のイタズラも、職種によってはイタズラで済まないから大変だ。今回を乗り切れば2015年まで発生しないらしいけど、私は6年後なにをやっているんだろうな。結構いい歳になっているし、出来れば作家にでもなっていてくれると嬉しいんだけど。さすがに今の仕事は終わっているはずだから。
昨日から今日にかけてくろのさんとメッセで話してたんですけど、主にデバイス娘の設定を練り込んでいたりしました。いいね、デバイス娘って呼び方。この前の日記では、娘っ子とか、新キャラとか色々な呼び名を使っていたけど、なるほどデバイス娘か……
口調、言動、性格、立場、そういう細々としたものを詰めていって、不完全だったものが形になってきたと思います。私のキャラではないといってましたけど、一応は私のキャラでもあるぐらいにはなってきたかも。

絵を先行させてキャラを作るってのは意外に珍しいことじゃなくて、今流行りの手ブロとかはキャラを募ってSS企画を始めたり、そういうことが多いですよね。一枚ないし複数枚の絵やキャラから想像を膨らまして話を作るってのは、物書きとしても結構いい勉強で、特に描写力を養う面では重要な要素になってきます。
私の知り合いに、小説もアニメシナリオも書ける雑誌ライター兼ノベライズ作家というのがいるんですけど、その人に言わせればライトノベルに確たるキャラクター描写など必要ないということですからね。必要性が皆無であるとは言わないが、なにせラノベは基本的に絵がありますから。以前の日記で書いたかは覚えてませんが、視覚的効果としての絵が存在する時点で、百の描写よりもより明確に読者には伝わるんですよ。作中でどれだけ正確に描写しても、絵を見た方が早いし、想像するよりも楽でしょう? そこがラノベの利点であり、同時に欠点でもあるんですよね。
今回は、まあ、二次創作ではあるにせよキャラクター絵を先行させて、そこからキャラの中身を作っていこうという試みなので私としては結構楽しいです。試行錯誤はしているけど、役割や立ち位置を確立すれば自然にキャラが立ってきますから。
デザイン自体はこの前の日記に載せたのと、今現在くろのさんのブログ等で描かれているのが第三稿ぐらいになるんだろうか。初期は髪型とか服装に違いがあって、表情もややきつめだったんですよ。そこから私も考えつつ修正を加え、今のふんわりとした感じに仕上げていったんですけど……可愛いなぁ、ほんと。コンセプトというか、根底としてリインやアギトと違う存在をイメージしてるから、赤き閃光で主軸としていた三人娘のゼロに対する接し方の違いほどではないにしろ、差異は出るんじゃないかと思う。
一つ言えるのは、このデバイス娘はゼロにとってのなにかにはならないというか、誰に対してのなにになるのか、っていうのは実は既に決まってる。もちろん、ゼロと関わりがないわけじゃないし、ゼロに対してはまた違った関係性が作られるんだけど、それよりも深い繋がりを持つであろうキャラが、随分先になるけど現れる予定なので……設定を細かく決めるにしても、話の内容に密接に関わってくるから、その辺りはくろのさんともなかなか話しづらい。
脳内CVは岩男潤子から川澄綾子に変更。まほろさんですか? と訊かれたけど、どちらかと言えばセイバーかな。あの完成され切ったヒロイン声優について語ると、別にファンでもないのにものすごく長くなります。

そういや、全く関係ないけどまほろまてぃっくが再アニメ化するそうですね。続編は作りようもないのでリメイクか、それとも中話か、みなわはでるみたいですね。清水愛はああいう役をやってこそだと思っているので、ちょっと期待してます。ただ、家にはもうBSががないんだ……しかも、壁の工事が始まるからCSチューナーのアンテナも外さないといけない。勘弁してほしいよ。
CSが見られなくなるということは、家にあるテレビが単なる地上波アニメを流すだけの箱になるということですが、これから銀英伝の再放送が始まろうというときにこれは辛い。第一、現在進行形で視聴しているCCさくらの再放送はどうするんだ。他にもクイーンズブレイドとか色々ありますけど、恐ろしいことに年内で作業が終わらないらしい。こうなったらチューナー内蔵型のテレビでも買おうかと思ってるけど、ケチだから家電にお金を使いたくない。今あるチューナーにしたところで、実質タダでしたからね。というのも、随分昔の話になりますが、ゲマ屋がポイント交換景品として何故かスカパーのアンテナやらチューナーを出してたんですよ。20Pぐらいかな? 丁度、その頃の私というのがブ社中毒にかかっていた時期なんでポイントが豊富にあって、折しも諸事情でBSを手放していたこともあってCSに加入。大して性能が良いわけではないけど、今日まで現役で活動しています。

仕事が物凄い忙しくて逆襲を書いているどころじゃなくなりつつあるのですが、それも明日までだと信じたい。というか、出版業で今月忙しくない人は皆無だと思うんだけどその辺りはどうなんだろう。
先日、Zepp Tokyoに行った話は書いたと思うけど、昨日のチャットはその閉鎖の件で色々な話をしました。都内もしくは近郊に住んでいて、こういう趣味をしている人なら一度ぐらいは行ったことがある場所です。それが閉鎖となれば感慨も深いというものでして。まあ、基本的には閉鎖には反対というか、特に赤字でもないから閉鎖しなくてもいいじゃないかっていう考えが世間にも多いわけだけど、あれだけの規模を持ったライブハウスって少ないからね、惜しむ気持ちもわかります。

Zepp Tokyoは最大で2700人近くを収容することが出来るライブハウスとして有名ですけど、とないどころか日本でもこれだけの規模は珍しくて、JCBホールを除けば日本最大でしょう。個人的にJCBホールをライブハウス扱いすることに抵抗があるので、私の中ではZeepが一番って感じです。それを潰してしまって、さて、そこで開催されているイベントはどこに行くのか? というのがチャットでも出た疑問。Zeepを聖地としているバンドやグループもあるでしょうし、毎回ここで開催しているイベントというのも多くて、終了しないとすればどこかしらに移る必要があるわけで、となれば受け皿が必要となります。
けれど、前述のとおりZeepは2700人を収容できる大規模ライブハウスで、これに匹敵するものってのはなかなかない。Shibuya O-EASTなど有名どころも1200人ぐらいだし、SHIBUYA-AXも1500人、再オープンした赤坂BLITZだって2000人に届きません。人がライブハウスに求める魅力ってのは色々あるだろうけど、収容人数という意味ではZeepが飛びぬけてるんですよね。その受け皿ともなれば、それこそSTUDIO COASTぐらいしかないわけだけど、あそこも2400人と若干劣る。でも、ここしかないのかなぁ。新木場だから施設間の距離としては近いし、けど、私の好みではあまり好きじゃないんだよねぇ。
私はライブハウス通いするようなタイプじゃないんだけど、個人的にはある程度広い方が好きですね。いや、世の中のライブハウスなんて300人規模でそれなりという感じなんですけど、あんまり小さいと閉塞感みたいのが発生するというか、CLUB CITTA’ぐらいの会場が一番好きです。単にラ チッタデッラ贔屓なだけなんだけど。チネチッタとか大好きです。最近は行けてないけど、あの小洒落た感が良い刺激になる。

そういや、D.C.~ダ・カーポ~シリーズで有名なエロゲブランドCIRCUSが、D.C.シリーズが大嫌いで、サーカスで他の企画を作りたい人を募集しているらしいですね。リクルート情報になに載せてるんだよと突っ込みたくなりますけど、それだけ深刻なんだろうか。いつかの日記でも書いたけど、本当にD.C.関連しか売れないブランドになってしまいましたし。1名だけ募集しているみたいですけど、これはネタなんだろうか。本気だとすればそれはそれで哀れだし、ネタだとしても同情してしまう……
私はD.C.シリーズは結構やってますけど、昔は好きだったという感じです。というのも、D.C.を否定する人の多くは作品の良し悪しではなくて、曲芸商法のほうを否定しているんだと思うんですよ。もちろん、作品そのものが大嫌いって人もいるだろうけど、あらかさまな商法が作品価値を下げているんだと思う。無印は文句なしで名作だったけど、逆にいえば名作の存在がブランドをダメにしてしまった。プレッシャーとでも言うんですかね、D.C.というヒット作があるために、それを超えないと次の道が開けないというか、完全に重荷や足枷になっている。D.C.Ⅱという焼き直しを出したことでもわかるように、D.C.以外で勝負する気力がな付きかけているんじゃないかと思う。他が負けっぱなしだから。一つの作品ばかりが売れ過ぎるというのも考えものですね。
まあ、流石にネタだと思うし、埼玉なんて行ってられないからスル―するけど、応募する人はいるんだろうか。一応はトップブランドの一つだし、魅力を感じる人もいるのかな。友人がチャットで斎藤kの弟子になりたかったとかなんとか言ってたけど、ネックになるのはやはりエロゲ会社勤務ということだし。イベント企画会社のアシッドと言い張ることは可能なのだろうか。

エロゲといえば今月は本当にハルカナソラと夏ノ雨しか買えないかもしれない。金がないわけじゃないんだけど、武道館行ったりとか出かけることも多いからそう言った出費も計算しておかないといけない。そうして10月、11月と過ぎればすぐにコミケですよ。瞬きする間に時間が過ぎ去っていく。
気ままとは言わないまでも、もう少し気楽にやっていきたいものです。
薙ぎ倒してでも頂点に立て
逆襲の救世主17話を更新しました。筆力は後半部分に関して力尽きた感があって、16話共々直すことが確定しているんですが……書いてから気づいたけど、私には珍しいオリキャラなんてものが登場しちゃったりしています。珍しいというか名前ありでは初めてなんじゃないかな。まだ名前だしてないけど。
画像の娘がそうなんですけど、いやー、可愛いね。オリキャラとか書いたけど、9割のレベルで私が作ったキャラじゃないから、どちらかと言えば人様のキャラクターなのかも。オリキャラに強い抵抗感を持っている私が違和感なく登場させられたのも、そういった事情があったからでしょうね。

夏コミで配布した無料配布本で初お披露目した娘っ子ですけど、基本的には作中で書いたとおり、サイバーエルフを主体にデバイスシステムの流用して仕上げた次世代型AIということになるらしい。らしいってのは私も良く設定を把握していないからで、実のところ性格も決まりきっていない部分が多いです。リインともアギトとも違うキャラクター像を目指してはいるんですが、明確な情報や決定している設定が少ないというか、なにせ私が唯一把握しているのが脳内CVは岩男潤子ということぐらいなので、キャラがつかみ切れてないというのが本音。もう少し、詰める必要があるかな。
岩男潤子さんといえば私の中では大道寺知世の印象が強いので、自然とそちらのイメージに傾いてしまうのですが、今回登場した娘っ子の言動や口調からはあまり結び付きませんね。リインやアギトと違うというのを念頭に置いて、まず第一に考えたのが別にゼロのことが好きではないキャラというもので、これはツンデレとかそういうの一切含まずに、あの娘はゼロのことをなんとも思ってません。まだ初対面だから当然だろうという意見はあるだろうし、それについては私もそう思うんだけど、これから好意を持つかと言われれば、実はそれにも疑問的。
理由としては、赤き閃光の英雄と続編である逆襲の救世主を書いて来て思ったんだけど、この作品ってキャラの関係性が少し極端すぎやしないかーと。赤き閃光の英雄は孤独な戦士としてのゼロを描いて、二次創作には珍しく味方が少ない主人公というのを演出してみたんだけど、その反面、数少ない味方のほぼ全員が彼に好意的、恋愛面での感情を持っているんですよね。フェイトやセインが代表的で、ギンガだって今はあんな感じだけど昔はそうだったし、リインなんてあからさまでしょ?
味方はゼロを好いていて、それ以外は嫌ってる。分かりやすい構図や相関図を作るために、いささか極端にし過ぎたんですね。物語を書くにあたって私は話の内容にしろ、キャラクターにしろ、とにかく分かりやすさを追求するからキャラクターの性格が極端になり過ぎで、八神はやてはその典型という感じかな。彼女の役割というのは逆襲の救世主における方が大きいわけだけど、赤き閃光の英雄では単に嫌な奴でしかないわけで。

今回登場した娘っ子は、そうした極端なキャラクターという枠からはみ出した、ゼロのことを好きでも嫌いでもない、戦闘におけるパートナー的な立ち位置を持たせてみても面白いんじゃないかと思う。なんだかんだいってゼロに惚れてるキャラが多すぎるし、今のゼロはシエルやセインがいるから孤独とは無縁なんですよ。だから、そうした中でこの娘がやるべきこと、出来ることというのはゼロを癒すことではないわけで、そう考えると様々な役割を持たすことが可能ですよね。実は、その辺りのこともある程度は考えているんですが……逆襲の中でどれだけ書けるのかはやってみないと分からない感じ。一つ言えるのは、彼女にとってゼロというのは英雄でもなければ最強でもないってことで、初対面であるが故になんの実感もないんです。知らないからこそ、他とは違う接し方が出来る。これは私が抱いている一つのテーマであり、後にそれを体現したかのようなキャラが出てくるんですが、この娘っ子はそれに先駆ける感じです。

とまあ、色々書いては来たけど、そもそもが私のキャラではないから今後どうなっていくかは不明です。なにせノリと勢いで作って、急遽登場させたキャラなもんで……まあ、可愛ければなんだっていいよね! 可愛いは正義って何年か前の流行語にもあったし。
既に18話を書き始める準備はしているので、徐々にお話の中へと溶け込ませていければと思っています。これまでのヒロインとは違ったアプローチが出来るキャラになればいいなと、そんなことを考えてみたりして。キャラ原案のくろのさんと話さなければ。いい加減、執筆ひきこもりも終わりにしないといけませんし。
坂本真綾FCベントに参加してきました。東京はZepp Tokyoで三回公演ってことで、久しぶりの東京テレポート、パレットタウンです。最後に行ったのが、それこそ前回の真綾FCイベントとか言うレベルなので、ほぼ一年ぶりぐらい? いや、前回がいつだったか憶えてないけど。コミケ時期以外にも、りんかい線に乗ることってあるもんですね。

パレットタウン自体は、なんでしたっけ、借用地としての期限が切れるとかで来年で閉鎖、施設の撤去が行われるらしいですね。お台場の景観も大きく変わると言うことで色々話題になっているようですが、既に次の施設構想は進んでいるようで、パレットタウン内にあるトヨタのスペースには新しく開業する予定の施設のジオラマが飾ってありました。観覧車は残すみたいですけど、Zepp Tokyoはなくなってしまいそうですね。ライブハウスとしては日本最大収容人数、規模を誇るだけに勿体ないですけど、仕方ないと諦めしかないでしょう。
東京レジャーランドとか、昔はZepp Tokyoの待ち時間で良く利用したね。私ってどうしてか小さい子供、特に男の子に好かれて、居合わせた子供と何故か一緒にルーレットとかしてました。まあ、その男の子は「昨日からここにいるんだよねー」と、結構洒落にならないこと言ってたんだけど。親父さんはメタルゲームコーナーですけど、あそこのメタルゲームって金になるんですかね? 良く判らないけど、子供をゲーセンで一晩明けさすなよ……とか思ったり思わなかったり。凄い面白い少年だっただけに。当時は小学生低学年ぐらいだったけど、今は中高生ぐらいにはなってるのだろうか。良い子に育ってくれていれば嬉しいけど。
そういえば、横浜でもコスモワールドとか、その辺りの場所は市の保有する敷地ですから、市長も替わったことで早急な閉鎖が行われてしまうかも知れませんね。個人的には勘弁して欲しいけど、開国博が完全に失敗した現状を考えると……困ったものだ。基本的に暫定施設が多いから、借金次第では箱物を中心に潰される可能性があるんだよね。

想い出や感傷に浸るのはこれぐらいにして、私は2回目の公演に参加したんだけど、男女比としては6:4、かなり女性が多い印象を受けました。僅かに男性が多い気がするぐらいで、ほとんど差はなかったと思う。真綾も有名になったというか、渋谷のAXでイベントやっていた頃は渋谷の若者やギャルに「誰、それ?」とか言われてたのに、今日のパレットタウンを訪れた若い子たちは「坂本真綾のイベントじゃん!」と、結構一般にも認知されていた様子。まあ、その若い子たちがオタクないし腐女子だった可能性も、ギリギリあるとは思うんだけど、個人的にはオタクとかの方が真綾ファンには少ないイメージ。男女比もそうだけど、基本的にFMラジオの人だからFCへのお便りとかもAMラジオのそれとは質が違うんだよね。
開場時間から数分過ぎたぐらいに入場して、すぐにドリンクを引き替えたわけだけど、Zepp Tokyoは気前が良いから500円のドリンクコインでペットボトルを一本くれます。普通は紙コップなのにね。まあ、ペットボトルなんてコンビニで買えば150円、スーパーで買えば100円以下だから、安いかどうかと言えば悩みどころだけど。無難にバヤリースのオレンジを貰って、開演までの一時間を読書で潰す。なにか真綾に関連のある本でも読もうかと思って、ベッドという名の本棚を漁ったら、昨年道楽で買って放置していた「空の境界-未来福音-」を発掘。200ページもない同人誌に1800円とかアホかと思ったけど、意外に読めるんだよね。これといってグロくないし、奈須きのこの文章が上達してからの作品だから、それなりに読みやすくはなっている。静音やマナのキャラも、判りやすくて良い感じ。一発ものだから特に伏線なんて残されてないし、空の境界にしては読みやすかった。
昨日の日記で軽く触れたけど、奈須きのこや西尾維新なんてのは純粋な本読みにとっては読みにくい、典型的な中高生向けライトノベルでしかないんですよ。一応はエンターテイメント小説だけど、内容自体には大差なくて、結局は文章の雰囲気や独特さ、際だっているかに見える個性が若者を引きつけているだけ。年齢が上がるにつれて、批評家や読書家は読むことが出来ない、読むに耐えない作品になってくるんだけど、それをして年寄りには判らないと切り捨てるのは、若者側のおごり高ぶり。言ってしまえば、所詮は若者向けの、若者にしか相手にされない程度の物と言うことになるわけで、万人には通用しない作品でしかない。
でも、考え自体は間違ってないというか、結局その辺りの作家にとっての読者層、対象年齢が中高生というだけの話だから、大人は判らなくて当然なんですよ。読めなくて当たり前だし、それ自体は正しい。けれど、それに対する否定、これが判らないなんておかしいとか、この作品こそ文学だなんだという意見は宜しくないよね。君たち若い者にとってはそうなのかも知れないけど、それはどこまで行っても君たちの世界から抜け出すことが出来ないレベルでの存在でしかない、最低限理解して貰いたいところです。いつだったか奈須きのこを引き合いに出して、小説を書くということを私に語ってみようとしてみた小説家気取りの女がいましたけど、ああいうのが一番どうかと思う。いや、そいつにとっては奈須きのこが神であり、至高であるんだろうけど、私としては「あぁ、若いんだな」という失笑しかなかった。凄いところがあって、素晴らしいところも存在するんだろうけど、それがすべてでもなければ、それ以外に存在しないわけでもない。自分の中の一番が、どうして他人の一番でもあると思いこめるのか、何故他人の一番でないからといって、それが間違いだと言い切れてしまうのか。私には良く判らない。

全くイベントのこと書いてませんけど、読書も終えて16時に開演し、今回はFC会員から貰ったお便りを中心に曲目を選んだらしい。そういえばそんな企画やってましたね。忙しさのあまりすっかり忘れてましたけど。セットリストとかはもっと詳しいサイトやブログがやってくれると思うので省きますけど、なんというか坂本真綾のイベントは良いもんですね。基本的に声優のイベント、特にライブやコンサートって、サイリュウムとかピカピカと点いて、観客はほぼすべてがオールスタンディング、大半が跳んだり跳ねたり叫んだりと、非常に騒々しいものなんですけど、真綾のイベントに限ってそれはないです。
まず、誰も立ちません。向こうから言われない限り立たないし、基本的には座りです。次にサイリュウムなんて光りません。持ってきた人がいるかはともかく、今回は一つも見受けられませんでした。ウルトラオレンジ? なんですかそれ? というレベル。更にコールもありません。曲によって手拍子をするときもあるけど、基本的には静かに見てますし聴いてます。極めつけは、こんな感じであるからして跳んだり跳ねたりなんてまずあり得ないし、オタ芸なんてやった日には追い出されると思います。
跳んだり跳ねたり、オタ芸したり叫びながらコールしたり、ウルトラオレンジを振り回すことこそ声優ライブ、イベントの楽しみ方であり楽しみだとの考えを持っている人には絶対に合わないと思うけど、私はこういう雰囲気の方が好きです。疲れないしね。水樹、堀江、田村とはまるで違ったテンションで挑めるし、明らかに違う空間が出来上がっているのが素敵。単に私の趣味や好みに合ってるだけで、前述の三者のなにがいけないってわけでもないけどさ。

聴きたい曲は相変わらず聴けなかったけど、それはハガキを出さなかった私の失態だからどうでもいいとして、一から十まで楽しめた良いイベントでした。次は来年の武道館になるのかな? 誕生日に一夜限りの公演ってことですけど、あんまり会場の規模を大きくされても困るというか、大会場の向きの人じゃないから少し不安。まあ、記念すべき三十路の一日目ということで、想い出としてはこれ以上にないとは思うけど。
武道館といえば来週は堀江由衣の武道館ライブか……まだ先の話とはいえ、どちらが楽しめるかと言われれば、言うまでもないような気がする。期待の欠片もしていない辺り、私も純粋なファンではないですね。
どんなライブになることやら、私に未来視はないから予測もなにも出来ません。
ツバサがそろそろ終わるみたいですね。長かったというか、まだやっていたのかというレベルですけど、ほとんど不定期掲載みたいな漫画だから載っていない週も多かった気がする。毎週掲載ならもう少し早く完結できていたのだろうか。いずれにせよ、お話しがきちんとした終幕を迎えるのは喜ばしいことです。

最近、CSやBSでカードキャプターさくらの再放送がやっていて、地元の商店街にある所謂街の電器屋が偶然にも店先の液晶で流してて、帰宅途中の私は思わず足を止めてしまったりしました。この話は日記で書いたっけ? チャットでは書いた気がしたけど、イマイチ憶えてない。凄いよね、店先でCCさくら流してるんだよ? 見事に足を止めてしまったというか、テレビごとさくらをお持ち返したくなったもん。あれは良い宣伝だ。
私はCCさくらに対する思い入れが強いから、あまりツバサが好きではないんだけど、決して嫌いではない。嫌うだけの理由は特にないし、単にスターシステムが苦手なだけです。まあ、ツバサがスターシステムを採用した漫画なのかどうかというのは意見が分かれるところだけど、あれはクロスオーバーでありスターシステムだと思うんですよ。
同じキャラクターが同一設定ないし、まるで違うキャラとして様々な作品に登場するってのは、それこそ漫画の最初期から行われていた手法であって、殊更珍しいものじゃありません。アニメーションの世界ではディズニーという偉大なる先例がいます。ただ、ディズニーのスターシステムは単純に映画世界での話だし、キャラが極端に崩れるということがないので許容できるんだけど……漫画はねぇ。
この作家の作品にはすべて登場するマスコットキャラ、とかならまだしも、人間キャラクターの場合だと違和感が強くなってしまう。私がツバサを好きになれないのも、設定やシナリオはともかくとして、木之本桜への思い入れが馬鹿みたいに強いからなんですよね。であるからして、xxxxHOLiCのほうが面白いと昔は思ってた。xxxxHOLiCがツバサとリンクしているという点はともかく、四月一日とか特殊すぎる存在だからスターシステムから外れてる感があるし。それに初期は一話完結だったから読みやすかった。

でも、どうなんだろうね、クロスオーバーやスターシステムには色々な使い道、使い分けがあって、CLAMPの作品だけでもちょびっツはエンジェリックレイヤーの未来の世界って設定があるじゃないですか。これはクロスというより同一の世界観ってだけで、CLAMP作品にはこういう裏設定画結構あるんだけど、なにも漫画の世界だけじゃないんだよね。
成田良悟とかラノベ作家の中にも、ほぼすべての作品を同一の世界観で表現している人がいるし、私自身世界観の共有という手法は惹かれるものがあるんだけど……よっぽど構成力がないと難しいよね。一つの、とてつもなく大きな世界を構築して、その中に様々な作品の舞台を作って、ドラマを用意して。やがては舞台にいる役者ごとに絡みがあって、そういうのを書いたり、書ききったりするのは凄いことだと思う。私にはとても真似できない、かな。
私は身内なんかと違って単なる技術屋だから、発想や世界観構築、キャラ設定などではどうしたって敵わない、及ばない部分が多いんだけど、これは明日の日記で触れる予定だけど要するに小難しい話が嫌いなだけなんだと最近は思う。馬鹿だから理解力がないだけだろうと、悲恋堂とかその辺りは笑うけど、そこに関しては特に否定しない。難しい内容なんて、読んでても面白くないもの。二次創作でもそうだけど、基本的に私は判りやすい話し書かない。複雑な話なんてのは、私の趣味じゃないからね。
エンターテイメントにおいて、特にライトノベルよりの作家、西尾維新や奈須きのこなんてのは難解さと複雑さ、設定に匂わせる独特の雰囲気で多くのファンを獲得して、まあ、典型的な雰囲気作家なわけだけど、ああいうのもある種の才能なわけで。別に天才ではないけど、一分野における完成系ではあるよね。清涼院流水には敵わないにしても。

一次創作について頭を悩ませていると、上記のような悩みが色々浮かんできて、複雑に絡み合っては自己主張を開始する。私は技術だけでカバーできないもの、自分自身の才能を伸ばすことでなんとか出来ないかと思っているんだけど、才能って伸びないね。本当に。才覚ならまだしも、才能は開花しても限界があるし、そもそも私には開花するだけの才能が備わってない。それが私と身内の最大の差で、私が奴に勝てない所以だ。
昔、とある作家がことあるごとに私とかに言ってたんだけど、「運は大事だ、何故なら作家になりたい奴、作家になった奴、作家として食っている奴は、みんな努力している。努力によって差は生まれない。結局最後は運というのも、あながち間違ってない」とか、「頑張ることはサルにだって出来るし、誰だってやってる。問題はその事実を受け止めた上で、挫けずに持続させることが出来るかだ」なんて、まあ、あの人は口から先に生まれてるから半分以上適当なこと言ってるんだけど、文筆に関してだけは売れた作家として良いこというのよ。

結局、努力は誰だってしてるし、最終的に勝敗を左右するのは元々の実力、才能、そして運なわけだけど……一つ言えるのは、それでも勝者たちは努力してることなんですよ。誰だってしている、つまり、少なくとも努力はしないといけないんですよ。
自分自身になにが出来るのか、努力は当然としても、どこまで、どれだけのことが出来るのか、そろそろ自分の限界を突破してみようかと思います。
ミルクスタンドってあるじゃないですか。秋葉原駅の総武線ホームとかにある。私ってああいうスタンドが結構好きで、昔はよく利用していました。軽食スタンドに哀愁を感じるような歳でもないけど、愛着があるんですよ。最近は総武線自体を利用しなくなったので、秋葉原に行く気かは会ってもご無沙汰という感じなのですが、最近になって横浜で似たような店を発見しましてなんとなく懐かしい気持ちに。

まあ、最近になってとか書きましたけど、ダイヤモンド地下街のミルクスタンドは前々から知っていたし、有隣堂とかPXストアに行く際は目の前を通るんですけどね。単に利用したことがなかったというだけで、一度あそこで瓶牛乳かソフトクリームを食べてみたい。昨日も有隣堂へ用事もないのに立ち寄った際、店先でソフトクリーム食べてる人がいましてね。アイスクリームはそれなりに食べるけど、ソフトクリームは最後に食べたのいつだっけというレベル。牛乳大好きなんだけど、胃腸が弱いからすぐに腹を下してしまう。好きなものを楽しめないというのもなかなかに不便です。ちょっとやそっとの腹痛なら我慢できるとはいえ。少し値段は高かったけど、一度ぐらい食べてみようかな。私もまだ若い方だから、ソフトクリーム頼んだっておかしくはないだろう。店員のお嬢さんがどう思うかはともかくとして。
いつだったか、悲恋堂の店主が私の食べ物の趣味に関して苦言を呈したことがあって、世捨て人からすれば偏食家の私が食べ物、飲み物にあれこれいうのは宜しくないらしい。偏食だからこそ好みや趣味が現れるのではないか、という反論に「あなたは偏食家のくせして食事や料理に洒落っ気を出そうとしているんです。要は気取り屋です」と、かなり的確な指摘をしてきた。
私が書く文章というか作品には、確かに食べ物や飲み物が結構登場する。二次創作がどうであるかはあまり意識してないけど、傾向としてはあるよね。特に今書いているヨスガノソラSSとか、私の好みや趣味、料理やホテルに対するこだわりが前面に出てるし。そういうのを世捨て人は「気取り屋のカッコつけ」と言い切ったわけだけど、反論できないのが辛いところ。自分が洒落者じゃないことなんて、自分が一番良く分かっているからね。私は羊肉も鴨肉も片手で数えられるほどしか食べたことはないし、鹿肉なんて一度もない。美味しいのかどうかすら、良く分かってない。
「あなたは雰囲気だけで料理を選んでる。実際に食べられるかどうかも分からないくせに」と言いながら、世捨て人が私を睨む。まあ、睨んできたところで身内よりも童顔だから怖くもなんともないんだけど。

実際に体験したことのないことを書くっていうのは、それ即ち想像や推測、嘘になるわけで、百聞は一見にしかずという言葉があるように、自分の目や鼻、口ほどに信頼できるものというのもないんですよ。そう考えると世捨て人が私にした指摘はかなり正しくて、ある意味で私の危うさのようなものを見抜いている。あなたの文章はハッタリに過ぎない……まったく容赦ないなと思う。まあ、それでこそあの人なんだけど。
ハッタリが通用するのはライトノベルぐらいですからね。雰囲気だけで引き込めるのは中高生までが限界なわけで。いささか以上に面倒な話ですけど、時間的都合や金銭的余裕を作って、自分の足で歩いたり、自分の舌で味を確かめたり、そういうことをする必要というのは確かにあるんですよ。大英博物館のサンドイッチがクソ不味いと言われても、サンドイッチが不味いなんて一般的に想像出来ないじゃないですか? それは実際に食した人にし変わらないことなんですよ。
やっぱり、取材費として毎月いくらかは用意しておかないとダメなのかなー。世捨て人のいう私の好みや趣味ってのは馬鹿みたいな値段だから、早々に手が出ないんだけどさ。誰か、私にフレンチおごってくれないだろうか。半分以上残すことを前提で。

私って基本的にケチなんですよ。日記に書いたかは忘れましたけど、飲食に金を使うことが一番嫌いで。だから外食なんて滅多にしないんですけど、そのくせ外食や食事のシーンに拘りを持っているから、悲恋堂店主の世捨て人からは「矛盾じゃないですか」と突っ込まれるんですね。けれど、私としては矛盾ではなく、ある種の憧れなんじゃないかと思う。どうしたって自分には無理だから書いてしまうというか、まあ、そういうのが一番ボロ出やすいんだけどさ。複雑なんじゃなくて、単に馬鹿なだけですね。世捨て人に指摘されるまでもないことだけど、仕方ないからたい焼きでも買って機嫌を取るか。くりこ庵も随分高くなってしまったけど、列ができるぐらいには人気だし。
ここ数日、HPのサーバーが著しく不安定で、ろくにチャットもできない状態が多発しているんですが、鯖管理者が頑張ってくれたおかげで週末には回復できそうです。これの影響か、HPと日記のアクセス数も極端に減ってますね。単に更新サボってるからだって? まあ、それが最大の理由なんだろうけど、あのHPってイマイチ更新できるものが少ないんだよ。基本的にヨスガノソラSS以外は外部で書いたものの修正再録だから。

まあ、同人関連の整理とかすることは多々あるので時間があるときにでもやっていこうと思うんですが、変にコンテンツを増やしたりするのもどうかなーとは思ってる。書きたい作品、ジャンル、ネタ、そういうのは色々あるんだけど、今の段階でそれをやってしまうと収拾がつかなくなるというか、バランスが取れなくなる。複数のことを同時にやれるほど、私は器用じゃないんですよ。とはいっても、ネタを腐らせるとまずいからプロットとして保存はしておこうかな……最近の私の傾向からして、なにが書きたいのかは大方想像がつくとは思うんですけど、私としては書くより読むがいいといいますか、ここ数日はグーグル先生とYahooを駆使してひたすら自らの欲求を満たしているという。これがせめて3年前だったら今よりも充実していたのかと思うと、なんだか悔しいですね。
私はいつも遅いというか、すべてが終わった後にそれを追い求め始めるから、ハッキリ言って時代に乗り遅れてるんだよね。10年間も、私は無為に時を過ごしてきたしまったのではないかとすら思うよ。まあ、私はタイムマシンを持ってないし、貸してといって貸してくれる代物でもないから諦めるしかないんだけど。そもそも私はタイムトラベルが嫌いだった。話はずれるけど、過去に行くにも未来に行くにも、私は上手くやっていけそうもない。よく、今の記憶を持ったまま過去へとか言っている人がいるけど、大人としての感性を持ったまま子供時代に戻り、それをやり直すなんて私には耐えられないよ。小学生のころに戻りたいと思う気持ちがあったとしても、実際に戻っても私の心はもう小学生じゃないし、そうやって生きていくことは不可能だ。
逆に未来を見つめたとして、私は明るい未来なんてものに余り希望は抱いていないから、漠然とした不安を常に抱えている。結局は今をどう生きるかであって、変えられない過去、戻れない昔なんか振り返らずに、これからある未来を作るために、今日を確実に生きていくべきなんじゃないかと思う。明日は欲しい、けれどその明日を手に入れるには今日を生き抜くしかない。今は昨日でもなければ、明日でもないんだから。

同人活動で思い出したけど、身内と距離を置くことにしたから冬コミは技術的、作業的支援は一切望めないんですよね。私は都合のいい男で、しかもケチな野郎だから、使えるものはなんでも使います。身内も、あれでいて技術力だけは持ってるからかなり有能なんですけど、あの人がいないと赤入れが物凄いことになりそうだな……ハッキリ言って、赤入れは個人作業では絶対に出来ないから誰かしらのヘルプを必要とする。今までは暇人の身内に丸投げしてたわけだけど、これからはそうもいかなくなってくる。早急に校正のシステムと人員を確保しなくては……人員というよりは人材か。校正は向き、不向きがハッキリと現れる作業だし、私はどちらかといえば苦手。とはいっても、私が身内に頭を下げて助力や協力を乞う理由はないので、心当たりに頼んでみるしかないか。ただ、正直な話、私の友人、知人は基本的に忙しい人間が多いから、誰一人として余裕がない気がする。元々数も少ないし。あんまり面倒や迷惑をかけるのも悪いしさ。これが身内なら、なにせ身内だから遠慮などしないんだけ……嘘だな、私は結構というか今までずっと遠慮してきた。思いやりが足りないとか言われるけど、もう十分思いやったよ。
赤入れはどうにかなるにしても、最大の問題は冬に出すヨスガ本の表紙制作か。あれも夏コミのときは身内に金払って制作依頼したからなぁ。意外と利用価値がある人なんだけど、その才能や技術を外に使わないのがダメというか。まあ、都合のいい関係というのはいつまでも続けていてはいけないから、ここらで方向転換しないとね。お互いのために良くない。あれが私に見放されたからといって堪えるとは思えないんだけど、それで変わらないなら後は見捨てるだけだし。

いつも利用している印刷所が料金とか割引関係を改定して、入稿方法を新システムに移行するという情報を目にしました。場合によっては以前よりも使いづらくなるかも知れない。今のところ対応が良い会社だから変える気はないけど、大事なのは時間とお金と利便性です。けど、もっと大切なのは同人印刷への理解と愛があるかどうか。人によっては後者のほうを重要視するかな。私は半々といった感じですけど。
来週ぐらいには冬コミの準備を始めないと、ちょっと間に合わないかもしれないな。
ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-を久方ぶりに更新しました。2ヵ月、いや、3ヵ月ぶりになるのかな? よく憶えてないけど、思い出せないぐらいの期間が過ぎたということです。まあ、色々あったわけだけど、それをここで振り返るのもなんだかね。いつかも書いた気がするけど、私は基本的に後ろを振り返らずに生きていこうと思っているので。連載を再開させたからには完結という目標を目指して、ひたすら前だけを見て進みます。

唐突に再開した感じがするけど、実は予定の上でも結構早めました。仕事は忙しいし、他に書かないといけない原稿もあるし、とにかくまあ今月の中頃か末日ぐらいまでは先延ばしにするはずだったんだけど、日曜の午前中にふと思い立って執筆を開始、完成したのは24時45分ぐらいだったかな? 休み休みの作業だったから、少し時間が掛かった気がする。予定を早めた理由は単なる気まぐれというわけじゃなくて、いくつか理由があって、第一には自分の二次創作における筆力が落ちてきたと肌で実感したこと。ヨスガノソラSSは快調に書いてるんだけど、それ以外の筆のノリが悪いというか、文章の質が宜しくなかったんですよ。あぁ、これはやばいなと思って、このままでは二次創作が書けなくなるかも知れないと危機感を抱き。一次創作と二次創作では使う筋肉が違うというか、凝る肩が違いますからね。どんなに一次創作を飛ばしていても、二次創作はさっぱりというのでは困ります。いや、本当は困らないんだけど冬コミその他を控えている身としては困るんです。
だから、二次創作における勘みたいのを取り戻すために、ロクゼロクロスを再開させた方が良いんじゃないかと、これが主な理由の一つ。結果として、まあ、読んで分かるとおり大分筆力が落ちてます。自分でも愕然とするほど文章が汚いし下手くそになってる。これを元に戻すのは難しそうだ……やるしかないけどさ。

次の理由も結構深刻なんですけど、この前ヨスガノソラのコミカライズ目当てにコンプエースを買ったじゃないですか。そのときの日記にリリカルなのはの漫画が連載していることは書いたと思うんですけど、先日ついに読んでみたんですよ、魔法少女リリカルなのはViVidを。そしたらまあ、これがなかなか面白くって。元々、藤真の絵柄が嫌いじゃないってのもあるんだろうけど、結構引き込まれましたね。戦闘メインの話だから、特にストーリーとか気にせず読めたのも大きかった。
それで思ったのが、この作品は確実に新しいリリカルなのはであるってことなんですよ。緋賀ゆかりが描いているほうはまだ読んだことないですけど、新作であり新シリーズ、しかもパラレルでない続編ってのは二次創作作家にとっては結構驚異でしてね。例えば、私が書いているロックマンゼロとリリカルなのはのクロスオーバーSSは、リリカルなのはStrikerSが元ネタとなっているわけだけど、ViVidやForceが登場してきた時点で、StSは既に過去の作品になりつつあるんですよ。両作品ともStSの未来であり続編であり、映像媒体ではないけど完全な新作じゃないですか。
つまり、元ネタとしてのStSはもはや最新ではないわけで、単発もののドラマCDが出たときとはわけが違うんですよ。こうなってくると世間の流れも新作へと移行していくわけだから、StSで物を書き続けることに限界が近づいてくるわけで。作品としての賞味期限ってわけです。投稿サイトなんかみてもそうだけど、StSを元ネタにしている作品の方が旧2作より圧倒的に多いでしょ? つまり、確実にファンが移行しているわけで、その内StSでも同じ現象が起こると思うんですよ。ViVidとかが映像化するかはともかくとしてね。映画は所詮無印のリメイクだし、それによって二次創作が盛り上がるとは思えないけど、ViVidとForceならそれが出来るんじゃないかなって。だから、StSが元ネタとしてある程度の鮮度を保っている内に、書きたいものは書いておいた方が良いかなと。新作で付け足される後付設定とか、色々と面倒じゃないですか。
以上が執筆を再開させた主な理由二つめ。ここまではまあ、普通の理由ですね。

後は……酷く個人的な理由だけど、これ以上差を付けられたくなかったんですよ。誰にとかそういうのは一切書きませんけど、このまま放置しておくと差を詰めるのが不可能とは言わないまでも、限りなく難しくなりそうだったので。私の三倍以上放置しているくせに、差はどんどん開いていくという。あれは不思議というか、読んだこと無い作品だから判らないけど、そんなに面白いんですかね。普通に考えて放置というより作品放棄だと思うんだけど。
随分、嫉妬心めいたことを書いてるけど、人ってのは常に誰かに嫉妬していた方が良いんですよ。物書きなんてのは特にね、他者の作品に嫉妬して、他人の発想を羨んで、そうした気持ちを抱えている方が良い文章を書けると、敬愛する作家の一人が言ってました。それがすべて正しいとは思わないけど、確かに物を書くに当たっての一側面は付いているなと思う。私が物を書き始めたのも、身内の影響が大きいわけだし。

今週中にはもう一本ぐらい更新できそうです。それと並行して書いているヨスガノソラSSがあるんだけど、かつてないほど長くなりそうなので、いっそのこと冬コミのネタに回そうかなとも思ってる。HPに載せるには、少しページ数がありすぎると思うので。そこら辺はよく考えてみます。
さて、それじゃあ執筆に戻るとしますか。先は長いが、走っていこう。
デジモンでポケモンやっちゃいけないだろう……と、デジモンハリケーン上陸!!/超絶進化!! 黄金のデジメンタルを見ながら思う。まあ、映画としては本当に迷作で、主題歌である「スタンド・バイ・ミー ~ひと夏の冒険~」からも分かる通り、アメリカのロードムービーを意識した作りになってます。ロードムービーってのは有名どころを上げると「パリ、テキサス」とか、そういう作品のことを言うわけだけど、いくらアメリカを舞台にしているからってデジモンでこれをやっちゃいけないよね。

これが例えば、ポケモンならどうか? 戻れない過去がテーマになっている本作を観て、私がまず思ったのはこれをやるべきはデジモンではなくポケモンだ、ということ。昨今のポケモン映画は娯楽映画としての意識を強めているのか、あまり内容面を追及している作品は少ないとされているが、このテーマとネタを表現するにあたってはポケモンが一番いいんじゃないかと思う。なにせ主人公にしてから旅人だしね。逆に大迫力のバトルシーンとかは、もちろんポケモンでも可能だけど、それはデジモンのほうが強みがあるというか、例えばポケモンの映画に伝説なり最強なりのポケモンが出てきたとして、それに相対するは所詮ピカチュウとか一般的なポケモンで、最近の対決図式からも分かるように相手にならないじゃないですか。伝説には伝説で、最強には最強で、一般のポケモンバトルにすら敗北することがあるピカチュウが戦う隙間なんて存在しないわけで、そこが弱みというかなんというか。デジモンはなにせ、主人公のパートナーであるデジモンが、完全体、究極体と次々に強くなっていき、どんな強い敵ともガチのバトルを繰り広げるわけですから、映画でぽっと出てきた伝説ポケモンたちが戦ってます、ふーん、よりも思い入れがしやすいと思うんですよ。ポケモンの映画における欠点というのはまさにそこで、主人公とその仲間が戦うという意味ではいつも迫力に欠けるんですよ。一作目と三作目は良い線いってましたけど、あれっきりですね。あくまで個人的な意見だけど、あれ以降はバトル展開で燃え上がる作品は出ていないと思う。

逆に言うと、デジモンの映画の欠点というのはストーリー性が求められていない点にあって、これはウォーゲームと続編のディアボロモンの逆襲に比べて、デジモンハリケーン上陸!!/超絶進化!! 黄金のデジメンタルの評価が低いことからもうかがえる。デジモンユーザーが高いストーリー性や濃密で深みのあるシナリオを求めていないと断定することは出来ないが、長編アニメを作るにあたってデジモンほど不向きなものもないだろう。圧倒的なバトルシーンが売りデジモン映画だが、まさか60分、90分戦い続けるわけにもいかないし、そもそも世界観が狭い。日本とデジタルワールドが中心のテレビシリーズの世界観では話を広げるにも不向きだし、出来て無印の東京編のような話だったはずだ。それを解消させるためにアメリカへと舞台を移したのだろうけど、そうすることで今度は逆に作品の雰囲気が大きく変わってしまい、観る者への違和感を生み出してしまった。ディアボロモンの逆襲が制作された経緯は知らないが、デジモンの映画というのは40分、それこそ30分でも表現出来てしまうのだ。徹底的にバトル色を強めた娯楽作品ならば。
一つの場所に固定されない作風という意味では、常に旅人であり続けるポケモンのほうが分かりやすい。歌にもあったと思うが、彼にとって旅とは過ぎ去った過去であり、そこにはいくつもの出会いと別れがあるのだ。そうしたある種の時の流れを表現することが、デジモンでは難しかった。特に02では。映画オリジナルキャラの過去を主軸に置いていたけど、それでは観る人がすぐに感情移入が出来ないし、その経験がないはずの既存キャラクターがなにを言っても不自然さが出てしまう。

作品が持つ独自の色合い、作風、世界観、それらを使って出来ることというのは意外に限られていて、その作品にあった物語作りというのが確かにあるんだと思います。ビューティフルドリーマーは例外にしても、それを見極めた上での作品作りを心掛けたいですね。これは一次創作も二次創作も同じことです。二次創作のほうが顕著なのかな。その題材、元ネタでなにをするか、なにを作れるのかというのをよく考えなくてはいけないのだから。
日記のネタがないからって随分と偉そうなこと書いてますね、私。
ちなみに個人的にも評価が低い上記の映画ですけど、主題歌だけは別格です。歌だけ映画とは言わないけど、この歌があるからロードムービー的な映画をうまくまとめることが出来ているんだと思う。まあ、02自身、作品が楽曲に勝っていないといわれることがあるけど、それが明確に表れている気がする。

それにしても、これはポケモンに限らずコナンとか長く続いているアニメ映画シリーズに言えることだけど、壮大さを追求するあまり荒唐無稽になりつつあるというか、薄っぺらい、深みのない作品ばかりが出来てしまっている気がする。ミュウツーの逆襲や、結晶塔の帝王みたいな作品はもう望めないのだろうか……いや、子供向けということを考えれば、あれでいいのかもしれないけど。大人の視線で見ているからつまらないと思う、実はそうなんだろうか。
私は予定がなくても休日はしっかり消化する男なんだけど、今日はすることもなかったのでなにを思ったか一日中ゲームしていました。珍しい、私としては考えられない休日の過ごし方だけど、たまにはエロゲ以外もいいよね。エロゲも、最近は学園モノばっかりだから話の内容はともかく、システムやゲームの進め方はほとんど大差なくて……映画だって恋愛映画ばっか観てたら食傷気味になるでしょ? それと同じで、たまにはアクションとかパワフルなものも観たいんですよ。

レッスルエンジェルスサバイバー2は去年発売したゲームで、川崎のマグマニで買ったんだったかな? 往年の女子プロゲームの新シリーズで、若手人気声優を起用しまくっている声優ファンにも嬉しい作品です。私が購入を決めたのは前作をプレイしていたからで、偶然にも雑誌の懸賞で当たったんですよ。これといって欲しいものがないときはいつも適当にはがきなんて書くから、応募したこと自体忘れてたんですけど、やってみるとこれがなかなか面白い。知人にプロレス好きの人がいて、ゲームを購入している人がいたから取っ掛かり安かったというのもあるけど、声優はほとんど知ってるし、そもそもプロレスが嫌いではなかったから、かなりやりこみましたね。こういうキャラが確立された育成型ゲームというのは色々想像を掻き立ててくれるというか、創作における刺激を与えてくれるんですよ。
団体を運営して、選手を集め、育て、それ自体は流れ作業のようなものなんだけど、実際はそこにいくつもの出来事があり、試合一つとっても様々なドラマが生まれているわけで……そう考えると二次創作の題材としてはこれほど面白そうなものもない。どのキャラも主役になれるとは言わないけど、どのキャラにもドラマがあるし、作ることは出来るんですよ。ゲームを進行していく中で、選手の間に生じる遺恨。どうしてそんなものが生じたのか? どんな試合だったのか? 反則か、そうではないにしろ納得のいかない結果だったのか。年末に発表されるプロレス大賞だって、何故その試合がベストバウトに選ばれたのか? なにが観客をひきつけ、熱狂させたのか。そういうのを考えだすと止まらないよね。

まあ、だからといって私が二次創作書くかと言われたら多分書かない。とういうのも、プロレス嫌いじゃないけど詳しくもないから、その辺りで必ずボロが出ると思うんですよ。詳しい人間に監修でもしてもらわないと、とても試合のシーンや運営についてなんて書けないと思う。サバイバーもノベライズが出たそうだけど、あまり好評とは言い難いらしいし。
でも、キャラの魅力という意味ではどのキャラも可愛いんだけどね。もしくは美人。私は新世代から入ったのでコーヒーブレイクトリオこと、相羽、杉浦、ノエルが好きなわけだけど、彼女たちにしたところで主役級の存在感は持っているわけで、そこから物語を創作し、書くことは出来ると思うんだけど……自信ないなぁ。コーヒーブレイクトリオはまだしも、旧世代のキャラにはしっかりとした設定があるわけで、そこら辺との整合性が必要になるし。一番手っ取り早いのは次回作にストーリーモードがあることなんですけどね。旧世代と新世代に分けて、キャラクター選択式のシナリオ方式を採用するとか。恋愛ゲーム要素は半減してしまうけど、ハニカミのオンリーワンモードみたいなもんだと思えばいいし。今のコンセプトで続けるのもありだけど、シリーズ三作目ともなれば新要素が必要だろうし。後、次回作では是非、我らがアイドル藤島瞳さんを最強キャラに出来るよう、システム上の細工を……無理か、無理なのか。あれでも旧作の設定では菊地と互角に戦えたほどなのに。まあ、私の団体ではもっぱらタレント要員だけど、写真集、映画、CD、アイドルとしての活動を満喫してもらってます。アイドル性が高いから、なにやっても大抵成功するし。

ひたすらゲームするだけで終わった土曜日だけど、本当になにもしなかった。実はこの日記を書くにあたって、これといって書くことがなかったんだよね。それほどまでに面白みのない休日を送っていたということで、じゃあ、なにか別のネタを絞り出そうかと思っても、しっくりくるのが見当たらず。不思議なほどネタがない土日というか休日だった。明日とかほんと、なにを書けばいいんだろう。いや、明日は明日で色々してたんだけどね。ただ、作業していただけに過ぎないから日記に書くネタとしては……どちらかと言えば月曜に書くような話だし。順調に書いてきたと思われる日記も、そろそろネタ切れなのかな。まあ、時事的な話題とかならいくらでもあるんだけどさ、某声優の一件とか。ゴシップではあるけど、前々から騒がれていたし、なにかしら進展や結末のようなものはあるのかしら。先の話になるけど、もう一つの有名な事件は決着がついたようだしね。
別に日記なんだから方向性とかそういうのは必要ないはずなんだけど、気づけば書くことに対して気を使っている自分がいる。まったく、誰に気を使っているのだろうか。

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