こんなもの出されたら買うしかないじゃないですか。昨今流行っているらしいこの手の商法は、西又葵女史が迷惑なほどに頑張っていますけど、何故かこれは素直に好感が持てるというか、びんちょうタンの人柄の為せる技でしょうか。そういや、西又葵女史がパッケージ描いたのもあきたこまちだっけ。まあ、コシヒカリやササニシキよりは美少女キャラが描いてあっても不自然ではないのだろうか。

なんて書いたものの、このお米は全国販売される類のものなんですかね。正直、備長炭を貰っても家の米炊きシステム上、使い道はあまりないんだけど、一袋ぐらいは買ってみたい。まさか、私がこの手の商法に引っかかるとは思わなかった。よくよく考えれば、凄いピッタリじゃないですか。何故今まで誰も思い付かなかったのか。パッケージ記念ということで、びんちょうタンの家にも10袋ぐらい送られることでしょう。現物支給かよ、という気もするけど、この米を買うことでびんちょうタンの生活が豊かになるならいくらだって買ってしまいそうだ。
私は結構涙腺が緩い男なので、びんちょうタンの原作やアニメには直視できない心の痛みを覚えます。道徳心に溢れた作品なんて言うつもりはないけど、人心に訴えかけるものが確かにある。単なる萌えキャラにはない、清流のようなものを感じる。萌えキャラには違いないんだけど、それだけじゃ終わらないというか、中身があるんですよ、びんちょうタンには。
日本人ですから私もお米は大好きですし、茶碗一杯のご飯や握り飯など、和風な食卓というのもたまにはいいかもしれません。けど、それもこれも関東地方で売るかどうかだ。さすがに近所のスーパーとかにあるとは思えないから、地方限定品かも。是非、一袋欲しいんだけどな。

話は変わりますけど、某大型掲示板のdion規制は12月の中頃を目処に解除されるようです。今回はちょっと複雑な事情があるらしく、数日で解除というわけにはいかないらしい。神奈川を中心とした規制だから、横浜市民の私は巻き込まれまくってます。さすがに掲示板に書き込めない程度でプロバイダを変える気はありませんが、解除されてもすぐに年末規制だろうから……なにかしらの対応策は考えないと行けませんね。まあ、スレに投下できないだけですから、それ以外の方法で公開すれば良いんだけど。この前、くろのさんと話したとき、「代理投下して貰ったらどうですか?」と助言を頂いたんだけど、実は代理投下ってどうも苦手で。自分の作品を他人の手に委ねるという感覚と、自分の作品なのに自分で投下できない歯痒さみたいのがあって。避難所の代理スレを私があまり使わないのは、そういう事情があるからです。個人の趣味、感性の問題ですね。
けどまあ、12月中旬まで作品を放置しておくことも出来ないから、どうしたもんかとは思ってるんだけど。そのまま保管庫に入れてしまうのも悪くはないんだけど、ちょっと盛り上がりに欠けるよね。まさか、会社にいるとき投下するわけにもいかないし、かといって投下のためだけにネカフェなんて使いたくない。ここは恥を忍んで代理スレかな。それが一番良い方法だろうし。

創作とは己との戦いである、我々は本質的に孤独なのだ。
先日、くろのとくろえのくろのさんと話していたとき、こんな話題になりました。私たち物書きには戦友はいても所詮一人なのではないかと。結局創作とは、完全なる共著を除いて、常に自分との戦いです。自分の作品と向き合うことが出来るのは、自分しかいないわけだしね。
でも稀に、それらを理解してくれる人もいるようで、そういう人がどれだけ貴重な存在かを、私もくろのさんも再認識した感じ。お互い、先日の一件では周囲に助けられたしね。例え本質的には孤独であっても、決して一人ではないんだなと。むしろ、そういう人たちがいるからこそ、己との戦いに集中することが出来ると言いますか。
まあ、なにはともあれ色々なわだかまりもほぼ解けたと思います。具体的になにがどうしてどうなったということは書けないけど、もう心配はいらないでしょう。この勢いでコミケも当選して欲しいんだけど、丹下桜ラジオで運気を使い果たした感があるからなぁ。幸運とか、そういうのが一欠片でも残っているとありがたいんだけど。

色々書きましたけど、後書くことがあるとすれば……私は結構礼儀というものを気にします。私自身、動揺や焦りで礼儀を疎かにして失敗してしまったことなどがあるので、人一倍注意しているつもり。堅苦しいと思われることもあるけど、礼儀知らずの無礼者になるよりはよっぽど良い。なにが言いたいのかというと、つまりはそういうことです。大人げなかったかどうかは、私に判断できることでもない。
いくら二次創作や同人が個人作業、上記したように己との戦いであっても、周囲に目や耳を傾けないでやっていけるわけないのだから。それを忘れると、今回の私みたいに手痛い失敗をするのです。こんな想いをするのは、二度とごめんだ。
春日野穹bot→URL:http://twitter.com/sora_k_bot
ヨスガノソラ コミックス1巻画像レビューページ
URL:http://www.usamimi.info/~mlwhlw/yosugacomic1.html

コンプエース版ヨスガノソラも第3話ということで、今回は待ちに待ったハルと穹の仲直りです。前回は白い部分が目だった原稿も、アシスタントを背景アシスタントでも動員したのか、前回より質の良い物になっていました。というか、ハルと穹が可愛すぎる。
失礼ながらクオリティに対してはそこまで期待していなかったんだけど、前回が嘘のように絵と内容が素晴らしいものになっていた。この1ヵ月、なにがあったというのだろうか。

移動スーパータカノで買い物をするハル、おばちゃん集団に揉みくちゃにされている中、救世主奈緒が現れて買い物を手伝ってくれました。原作はスーパーを紹介したのが奈緒ですけど、漫画版は違うのかな。奈緒とタカノで会うのは始めていったときを覗くと、穹と行ったときに遭遇したぐらいか。結構外でも会うキャラだけど、そもそもタカノ自体それほど行かないんだった。行ってきた、という描写はあるんだけど。
買い物からの帰り道、奈緒は先日穹を怒らせてしまったことをハルに詫びます。しかし、ハルは奈緒のせいじゃないと擁護しますが、実のところ未だに原因不明。なおのせいじゃないもなにも、奈緒のせいでしかないんだけど、ハルはそれに行き当たらない、思い付かない模様です。奈緒は昔を回想する中で、自分の中で穹はまだ小さい頃のままだといい、当時のことを振り返ります。当時は楽しかった、けど……

「あの日以来ハルちゃんたちは来なくなった」

軽く動揺するハルに、奈緒は「あの後……なんともなかった?」と問いかけます。ハルがそれにどう答えたのかは不明ですが、表情を見るにあまり良い想い出ではないと感じているようです。ところで、この昔を振り返る会話の中で、ハルは川で溺れた経験があり、それがトラウマとなって後述のカナヅチに繋がっているみたいです。原作では、沼か田んぼだったと思いますが、今回は設定における原作との差違が目立ちましたね。
帰宅したハルは台所で穹に遭遇しますが、相変わらず穹は会話をしてくれず、さっさと部屋に引っ込んでしまいます。この時期の食事とか登校とか、どうしてたんでしょうね。一緒だとは思うんですが。

日にちが移って舞台は穂見学園。プール開きと言うことで、体育の授業が水泳になった模様です。原作にもあるプールイベントですね。女子のスク水を覗き見しようとした亮平がお嬢にボコボコにされているのを眺めるハルに、瑛が話しかけてきます。泳がないの、と訪ねる瑛に、見ているだけで楽しいからと返すハル。そこに委員長がやってきて、瑛に後で使う備品を一緒に運んでくれないかと頼んできました。プールで使うと言うことは、ビート板かなにかでしょうか。それを聞いたハルは自分も手伝うと言いますが、プールから上がってきた渚さんが割り込みます。

「私が手伝います。春日野くんは、来なくていいから」

第2話における神社での一件以来、どうにも渚さんはハルに厳しい態度を取っているみたいです。亮平は「まあ、機嫌の悪い日もあるさ。特に女子はな」と、女子が聞いたらぶっ飛ばされそうな一言を口にしますが、それと同時にハルが全然泳いでいないことを指摘。焦るハルがカナヅチをカミングアウトする寸前、プールへと突き飛ばしてしまいます。
トラウマによる恐怖から、混乱状態となるハル。息が出来ないのは当たり前ですが、身体を動かすことすら出来ずに意識が遠いのいてしまいます。
なかなか上がってこないハルに、突き落とした張本人である亮平がやっと自体に気付きます。ハルの名前を叫び、それは穹の耳にも届く。

水の中で、ハルは過去を回想します。電話が鳴っていて、救急病院から、両親の訃報を知らせる電話です。葬儀と、親戚の会話。可哀想に、まだ学生なのに、かといって二人一緒に引き取るのは、一人ずつなら大丈夫でしょう? 口調は女言葉なのに、話しているのが明らかに男性二人なのが気になるけど、それは置いて置いて。
ハルはかつて住んでいたマンションのリビングで、涙を流して泣いている穹を発見します。喪服姿の女は美人に見えるなんて言いますけど、このときの穹は悲痛なほど儚げだった。両親のことを想って泣く穹。

「私たち、どうなのるの? 離ればなれになっちゃうの?」

突き付けられた問いに、ハルの表情が強ばります。

「ずっと、ずっと一緒にいてよ。ハル……」

そんな穹に、ハルは二人で奥木染に行くことを提案します。離れなくて済むように、二人で頑張ろうと。このシーン、原作とかけ離れているようで、そうでもない気がします。原作では両親の葬儀が終わり、店を畳んだことで嘆き悲しんでいたハルを、穹が慰める形でした。これによってハルは、穹まで失いたくはない、奥木染で暮らしたいと考えるようになるのですが、漫画版はその真逆、穹のことを案じたハルが穹を守るために決断しています。
漫画版のハルは随分大人びている印象を受けましたが、このシーンそのものは不思議じゃありません。何故なら、ハルカナソラにおいて、穹は当時の自分を振り返り、「私は泣いてばかりだった」と言っていますし、それが垣間見える光景と考えれば、原作と違いすぎるということはないと思う。

「……本当に? ハルはいなくならない?」

「一緒にいるよ。だから……」

ここで、想い出の湖からハルが現実へと帰還します。

「穹、もう泣かないで」

ハルが目覚めたとき、そこにあったのは穹の涙でした。溺れたハルを助け出し、彼のために泣きじゃくる穹。忙しさの中で忘れていた、あの日のこと。自分が穹を守るという誓い。自分のために涙を流す穹を目の前にして、ハルはそれを再確認するのでした。
亮平が渚さんと委員長に先ほどの比ではないほどボコボコにされながらも謝罪した放課後、穹は照れているのかみんなと帰ることを拒んでハルと二人だけで帰ります。亮平は、穹がどれだけ心配していたかハルは判っているのだろうかと言いますが、

「……ううん。きっと判ってるよ」

帰る二人を見つめていた瑛が、そのように呟きました。
ハルと穹は帰る道すがら夕飯のメニューの話をしており、カレーは甘いやつか辛いやつか、ニンジンは入れるか入れないかなどと話ながら、しっかりと手を繋いでいたのでした。


こんな感じの第3話ですけど、結構原作との相違点が出てきたと思います。ハルが奥木染に行くことを決めた理由が、逃避と言うより穹のことを考えてという感じになってますし、どちらかというとハルの兄らしい部分が強調されている気がする。原作では穹の想いや言葉がハルを決断させるんだけど、このシーンがないと穹のキャラが大きく変わってしまう気もするんだよね。何故なら、原作で瑛も言ってたけど、ハルが良いお兄さんであると同時に、穹もお姉さんみたいなんですよ。だから二人は双子として対等の存在なわけだけど、漫画版では穹が徹底的な弱者として描かれているため、そういう印象が薄くなってる。
話作っている人間が原作を理解していないのか、それとも意図的に差違を付けてきたのかは判りませんが、それほど不快ではないというか、漫画版独自の味として十分に楽しむことが出来ました。気になったところがあるとすれば、こちらは明確なミスでしょうが、穹が両親のことを「お父さん、お母さん」と読んでいたところでしょうか。原作ではパパとママですし、ここはしっかりとコミックスで修正して貰いたいですね。

多分、このまま瑛シナリオなりに突入するんでしょうけど、その前に奈緒との決着が付くかも知れません。原作では、この後スーパータカノで奈緒と遭遇し、その帰り道で穹が激発しますから。どういう道順、話運びになるのかはまだ判りませんが、第3話でクオリティがかなりアップしたと思うので、今から来月号が楽しみだ。
他の掲載作品は……とりえあず、あかりりゅりゅ羽はどうしたんでしょうか。I’LL調とは長い付き合いなのですが、まさか未完成原稿を載せてしまうなんて。なにかあったのか、単純に間に合わなかっただけなら良いんですけど、商売柄、職業柄、いつなにがあってもおかしくないだけに心配です。
丹下 桜のRADIO・A・La・Modeも第3回と言うことで、日曜日には夜が遅くなるイベントを入れないことにした今日この頃。一応、11月のイベント三昧でもラジオまでには帰れるようになっています。
一週間に一度の楽しみというか、週のはじめはこれとドリパーを聴かないと始まらない。

突然ですが、奇跡が起きました。
いや、単に今年の運気をすべて使い果たしただけかもしれないけど、とにかく凄いことが起こった。生きててよかった、生まれてきてよかった、図々しくも今日まで生きながらえてきて私は幸せでした。幸運のすべてを注ぎ込んだか、それとも天運が我に味方したのか、私は今とても幸せです。気分最高です。どんなことだって出来そうな気がします。
RADIO・A・La・Modeでメールが採用されちゃった。
以前の日記でコーナー狙い撃ちで投稿したと書きましたけど、ネタがネタだけにまず採用されないだろうと思ってました。色々と考えて、問題ないであろうレベルまで落としはしたけど、まさか採用されるとは……
だって、カードキャプターさくらだよ? CCさくらだよ? 木之本桜ネタだよ!?
SEを聴いたときに、恐らくラブプラスネタでお料理をする彼女、みたいなシチュエーションが多いんだろうなと思って、実際ラブプラス風という設定が沢山来たみたいです。私がその流れに乗らなかったのはラブプラス持ってないし凛子もまったく知らないのと、このコーナーを知ったときから、如何にしてCCさくらっぽいネタを送るかと考えてたからw
要するにシチュエーションを逆手に取ったわけだけど、これが思いのほか上手くいったらしい。よほど少なかったのか、演じた後に新鮮だったというコメントをもらいましたし。やっぱり、時期的にラブプラスに偏るのかねぇ。後述するけど、採用されたことで激しい世代差を感じてしまった気もするんだよね。というのも、採用されたネタの元ネタを知らない、理解していない人も少なからずいたんですよ、実況には。

私が送ったネタというのは、要するにCCさくらをベースに朝起きた女の子が、料理上手のお父さんと会話をするってものなんだけど、女の子は父親のことをお父さんと呼ぶわけで、これはCCさくらそのまんまなんですよ。しかも第一声で父親を呼ぶから、この投稿がCCさくらネタだとすぐに判るはずなんです。実際、実況板ではさくらだ、さくらだと盛り上がってましたし。
意外だったのは、読まれた私の投稿に対し、「父と娘とか、どんだけおっさんなんだ」とか、「年寄りリスナー自重しろw」みたいなレスがついたこと。つまり、このレスをした人たちは私のネタがCCさくらであるとわかっていない、もしくはCCさくらそのものを知らないんだと思います。人をおっさんとか年寄り呼ばわりするぐらいですし、恐らくは十代か、よくて大学生ぐらいなんでしょう。遂にというか、CCさくらを知らない世代、つまりラブプラス世代ってのを目の当たりにした感じでした。さすがに絶対数でいえば元ネタを理解している人の方が多かったんだけど、まさか判ってもらえないとは思わなかったので。これも時代の流れなんですかね。
まあ、どんなネタだったかは上の動画でもクリックして聴いてくれという感じですが、動画サイトでも結構好評なようでよかった。正直、読まれないんじゃないかと思ってたんですよ。代表作として紹介こそしてたけど、過去の色々あった時期の作品ですし。それを考慮してぼかしはしたけど、ほとんどの人にとってあれはCCさくら、木之本桜と聴こえたわけだしね。
ただ、上の動画とかでも書かれてるけど、まったく声が変わっていないという意見に私は否定的。いくら本人とはいえ、さすがに10年も経ってますし、私が木之本桜好きすぎるのもあるんだろうけど、やっぱり違いはあったと思う。もっともこれは、丹下さんが演じるにあたって意図的に変えたという可能性も、なくはないんだけどさ。

読まれたことそれ自体は嬉しいんだけど、このネタが通用するのはこれっきりだろうなぁw
いや、CCさくらネタを使ったことで「そうか、このネタも大丈夫なんだ」と思った投稿リスナーが増えたと思うし、次にこのコーナーやるときは必ず同じネタが送られると思うんですよ。それを向こうが採用するかはともかくとして、そう考えると早い者勝ちのネタだったかなと。
次回のテーマに関しては明日にでも書いて送りますけど、個人的なルールーとして、木之本桜の特徴である、「ほえ~」「はにゃ~ん」は使ってません。これを使うと完璧にさくらになってしまいますし、それは丹下桜の本意ではないような気がするから。
とか言いつつ、別の人が使ってあっさり採用されそうな気もするけどねw

久々に投稿職人魂に火がついたというか、ラジオに投稿することがこんなにも楽しいことだったのかと再認識できました。某番組ではしょっちゅう採用されるんだけど、あれは単にリスナー少ないだけだからな……あんまりありがたみがないというか。
というわけで、丹下桜さんありがとうございました! これからも、RADIO・A・La・Modeのリスナー兼投稿職人として頑張っていこうと思います。出来れば来年も続いてほしい番組ですし、今度はふつおたを送ってみるのもいいかもね。なんかこう、ドキドキハラハラしてるけどw メール一つ出すのに凄い緊張している自分がいるから困る。
痛めつけるは我が身のみ
痛めつけるは我が身のみ
痛めつけるは我が身のみ
DreamParty2009秋に行ってきました。四枚も着こんでいったのに、軽く凍えそうなほど寒い雨風でしたが、そんな中で4時間以上立っていた私。中に避難すればいいのに、ひたすら待機列で自分を酷使する。私の悪い癖ですね。こういうことしてるから、ドリパがどんどん嫌いになっていくんだ。自業自得じゃないか。

自業自得以外の話をすると、今回はホールが取れなかったのか東での開催でした。チケットには書いてあったみたいだけど、国際展示場につくまでチケットの入った袋を開けなかったので、来場者誘導を見てはじめて東館で開催することを知りました。てっきり、雨も強いし中に並ばせるのかと思ったのですが、そんなことをするわけもなく東6ホール前でチケットと入場証を取り変えたら表の立体駐車場へ。身分証確認がチケット交換のときと、待機列に入るときの2重チェックになってて、少し面倒くさかった。外は雨が降ってるし。私は今日のために身分証をわざわざ作ったので問題なく並べましたけど、他の皆さんは学生証とか免許証が大半なんですかね。パスポート持ってる人は見かけなかったけど。
並んでいる最中のことはひたすら雨風に打たれていただけなので、特筆すべきことはなにもありません。暇つぶしに超A&G+を聴きまくってたら、形態の電池の消耗が激しすぎて酷い目に合ったけど。井口、明坂、三瓶と聴いたけど、ガールズはどれも面白いですね。というか、最近は地上波より超A&G+のほうが面白いと思う。ああいう、スポンサーに縛られない番組は好きだ。
三瓶が始まる頃には入場の時間だったんだけど、今回はアーリーチケットに加えて一般待機列にも特殊な入場方を用いるらしい。アーリーチケットというのは一般チケットより高いけど、買えば一般より早く並べるよというドリパの酷い商法です。ぶっちゃけ、一般よりアーリーの方が列長いんじゃないかと思ったんですが、その上で一般の列にペナルティを課すんだからドリパの運営も嫌な奴らだ。そのペナルティというのがHPには書いてあったらしいんだけど、私は知らなくて、なんでも待機列の先頭高にくじを引かせて、入場順をシャッフルする、つまり始めに出来た待機列から入場できるわけではありませんよというものらしい。ドリパの言い分としては要するにもっとゆっくり来いということらしく、次回以降もこの入場方を続けるらしい。
なんていうか、次回は西で開催なわけだけど、アーリーで荒稼ぎしてる割にはやることが一々せこいなと。まあ、今回は天候の影響もあってかあまり人がいなかったので、開場から5分待たずしては入れましたけどね。

開場と同時にSphereに並んで、委員長テレカのほうは無事にゲットできました。ついでに夏ノ雨テレカも買いましたけど、テレカはどちらも1限で、早々になくなるということはなかったかも。並びなおして買うほどでもないと思ったし、黒うさぬいぐるみを見物するにはまだ人が多かったので一旦ブースを後にして会場内をブラブラしてました。途中、雛祭桃子の新作テレカを勢いで買ってしまったり、余計な出費をしてしまいましたが、全体的に買い物は控えてた。特別欲しい物もなかったし、ブランド側もこれといったグッズを持ってきていなかったしね。
minoriの再販モノには少し興味あったけど、そこらに転がっていた無料配布ポスターを貰うにとどめました。minoriは無料配布のイベント組むのが面倒になったのか、最近はご自由にお取り下さいが多い。まあ、efのポスターは欲しかったし、特に問題もないようならこの形を続けて貰いたい。楽だし。
他にも色々なところのチラシや配っていた冊子なんかを貰ったけど、気になる新作はエウシュリーというかアナスタシアの新作、「蒼海のヴァルキュリア」ですかね。世界観というか舞台設定が面白そう。ただ、パソコンのスペックが足りないから買うとしたら、パソコンも買い替えないとな……
しとろんソフトの新作は買うにしても、他のはなぁ。MAX渡辺が作ってる奴は興味あるけど、なんかこうパッとしなかった。PeasSoftについては今更その路線かよと思ったけど、絵が好みだったので注目してます。ただ、グッズセットに入っていた冊子を読む限り、あまり立ち絵は良いと言えなかったかも。というか、今回PeasSoftは1000円のグッズセットを出してて、中身は紙袋の中にフルカラー冊子、カレンダー、クリアファイル……だったかな? そんな感じで販売してたんだけど、途中でセットが完売したんですよ。そしたら今度は余っていたらしいフルカラー冊子を500円で売り始めて。カレンダーとクリアファイルはそれぞれ250円なのか、いや、そうすると紙袋台はどうなるんだみたいに、値段設定に首を傾げる私。というか、セットばら売りするなよ。フルカラー冊子だけ欲しかったのに1000円払った人はどうなのさ。

一般ブースは僻地にあるステージをチラ見して、その後はメモオフブースで写メを取りまくっていました。10周年記念ブースというだけあって懐かしのグッズやテレカ、ゲームが山のように展示されており、今度サイドアタッカーさんにでも見せて懐かしさに浸ろうと思います。というか、よくもまあここまで掘りだしてきたものだ。ブースごと買い取りたい衝動にかられたけど、何億かかるのか。あれは凄い。
Sphereに戻ってからは黒うさぎの写メを撮ったり、眺めるのに専念してました。今回の画像がそうですね。なかなか可愛らしいというか、原作に結構近づいたかと思います。このとき、例のアニメ化の話を小耳にしたんですけど、それはヨスガノソラスレに書いたのが全てです。確証はないし、そもそも聞き耳立てて聞いた話だから大っぴらに書くのもね。しかし、本当にヨスガノソラがアニメ化するのだろうか。今は少しでも話題になった作品は片っぱしからアニメ化させるほど規格が乱立してるけど、コンプエースで連載してる時点であり得なくはないからなぁ。辞めて欲しいけど、声優が変わらないのであればまだ希望はあるか。
なんでこう、エロゲを地上波のアニメにするのかね。最近はDVDだと修正が外れるとか、地上波やらAT-Xやらの限界ギリギリのエロに挑戦とか、そういうのやってるけどさ。エロでしか売れない、エロでしか売らないというのなら、最初から18禁アニメにしろよと。

黒うさぎを堪能した後は、無料配布に並んだりしてました。ただ、ねこねこ&コットンなどはあまり数を持ってきていなかったり、戯画も手に入れることが出来なかったので、あまりゲットできたものは少なかった。雨だったからポスター類は回避しましたし。まあ、メロンブックスの冊子がもらえただけ良かったかな。帰りはもちろんメロン横浜店に行って、店舗連動企画で貰える2冊目の冊子をゲットしました。
相変わらず面白くもなんともないイベントだったけど、エロゲのイベントというだけで少なからず元気は出たかも。精神的にね。体力的には雨風のせいで21時30分まで回復しなかったんだけどさ。明日の日記は、その辺りのことを書くとしましょう。どうにも今年の運気をすべて使い切ってしまったようなので。
恩師に呼ばれて出版系の集まりに行ってきたんですけど、最近はどこも景気が悪くてやになってしまう。大手は軒並み赤字だし、角川は大丈夫らしいけど屋台骨の文庫がラノベを中心に構成されているという情けない状態。情報交換や近況報告が主だったけど、相変わらず面白い連中が集まっていた。そんな中にいる私も、十分に変な奴なのだろう。

その集まりの場所に私は少し遅れていったんですが、行きに乗車した湘南新宿ラインで面白い光景を目にしました。昼過ぎにもなれば湘南新宿ラインも空いていて、私は横浜から座ることができたいんですが、目の前に小学生ぐらいの女の子が据わってて、その前には母親が立ってるんですよ。で、女の子の右横に座ってるのが、これまたラガーマンを思わせる大柄な男性で、黒ずくめにサングラス、そして黒いカバンという典型的な様相をしてるんですよ。その男性のさらに隣には、男性の連れらしいこちらはひょろりとした兄ちゃんが座ってて、まるでお笑いコンビみたいな対照図だった。
強面の大柄男性と小学生の眼鏡っ娘という組み合わせに珍しさを感じていた私ですが、この男性というのが凄く気が良いというかノリが良い人で、座る際に大柄な自分を気にしたのか、眼鏡っ娘に「ごめんね~」と一言謝ったりするんですよ。訝しげな連れの兄ちゃんに、「ほら、俺でかいからさ」なんて言ってて。
それだけならまだしも、電車が発車して黒い鞄をがさごそやり始めた男性が、徐にチュッパチャップスを取り出して、眼鏡っ娘にあげたんですよ! その瞬間の私といったら、思わず声を上げたくなった。
別に大柄な黒ずくめの男性が飴玉とかキャンディを持っていたところで、なんら不思議はないし、構わないはずなんですが……なんでチュッパチャップス。一本取り出してあげてましたが、何本も持っているのだろうか。ギャップというかなんというか、失礼ながら破顔しそうになってしまった。微笑ましいというか、温かみのある光景だったなぁ。実は本当にお笑いコンビかなにかだったのではないだろうか。あの運び方は凄いというか、外見的特徴、容姿における威圧感というのがまるで発生してなかった。私も小学生の眼鏡っ娘にさりげなくチュッパチャップスを渡せる男になりたい。

集まりには途中参加でしたけど、相変わらずハイスペックな人材が集まってるから困る。来てなかった人はテレ東の看板アニメ、ポケモンじゃない方の制作で忙しいらしいし、クリエイティブだねぇ。私は創作性のある仕事をしているわけじゃないから、そういう意味では格段にレベルが劣るというか、差が付き過ぎてる。私程度の創作者など世の中にはごろごろしているというか、私など大した存在ではないというのがよく分かるよ。
以前、私のことを天才だとコメントを付けた人がいたけど、耐えきれなかったので消してしまいました。私は自分が天才などではないことをよく知ってるし、私が持っている文章力や創作力というのは、血のにじむ思いをしてつかみ取った、鍛え上げた技術ですし、その努力を天才などという言葉で片付けて欲しくはないんですよ。天才や偉人というのはある種の異常者でもあるわけだしね。身内なんか特にそうだが。
しかし、多彩な才能や色々な個性を目の当たりにすると、少なからず焦りのようなものを感じてしまいますね。自分の仕事は嫌いじゃないけど、上記にあるように創作性は低いので、多方面で多種多様な創作活動を行っている同門たちに羨望のようなものを覚えます。同人活動ぐらいしか最近してないからなぁ。逆に同人活動しているのが私ぐらいで、これも一つの個性ではあるのだけど……二次創作だしなぁ。二次創作は好きだし、自分を卑下するつもりは全くないんだけど、所詮は二次創作という見方が強いから。風当たりは常に厳しい。悲しい話です。

そういや、この出版不況にホビージャパンは潤ってるという話を聞きました。理由は、クイーンズブレイドが売れ過ぎたから。ちょっと予想以上の売り上げだったらしく、使い道もないような巨額の富があそこにはあるとかないとか。あれだけやればそりゃ売れるだろうよと思うけど……ほぼオリジナルの企画であそこまで売りあげたんだから凄いとしか言いようがないね。スカパのアンテナ取り外しちゃったので2期を見ることが出来ないのが残念だ。まあ、特に好きでもないんだけどさ。
出版不況や活字離れというのは本読みにとって悲しい話ですが、そもそもWeb上でSSを公開している私に言えた筋でもないのかもしれない。携帯小説にしろWeb上のSSにしろ、実態はともかく実質としては大差ないのかもと、最近は思ったりしています。それでも私が携帯小説に否定的なのは、小説を書くツールとして携帯電話を認められないからなんですけど、今にこの考えも古くなるのかな。
そういや、明日で赤き閃光の英雄が完結してから1年になるんだよねぇ。時が経つのは早いというか、逆襲の救世主は未だに連載中なのに。いや、書いてはいるんですけどね、今プロバイダが規制中だから投下できないのよ。まあ、今月中に完結は無理だろうな。やる気はそれなりに戻ってきたんだけど、正直言って忙しい。
しかし、アルフィミィは可愛いねぇ。いきなりなんの話かって? 判る人だけ同意してください。勢い的にもこっちが良いと私は思うんだけど、果てさてどうなるのやら。

けど、赤き閃光が完結してもう1年か。とすると、同人活動を再開させてからも1年近くになるということで、今年は同人及び二次創作漬けだったなぁ。今ではこんな体たらくだけど、来年はどうなっているのやら。Circle.msからのメールによると来週の金曜日にもコミケの当落が発表されるみたいですね。昨年は身内任せだったけど、今年の夏コミから私が管理してます。当選して欲しいですが、こればっかりはどうなることか。
当たり前の話ですが、私はビジネスで同人やってるわけじゃないから金銭的なことはあまり考えてません。赤字にならなければいいなとは思うけど、積極的に黒字も望んでないというか。欲がないと知り合いの同人家には言われますが、別に専業同人してるわけでもないしなぁ。専業同人の人、所謂プロ同人の場合はいくらでも実利を考えて本やグッズを作って良いと思うんだけど、私は基本的に趣味同人の人だし。同人で食ってるわけでもないしね。悲恋堂みたいにプロ同人のことを面白からず感じている奴もいるけど、私は否定するつもりはない。二次創作好きだし、同人大好きだから。実際に同人誌、特に大手のを買っている人間が職業同人を否定する資格はないと思う。悲恋堂は正しい有り様じゃないと言うけど、正しさばかりを求めているわけでもないんだよ。正しさばかりが望まれる世界でもない。どうして店主はそれを判ってくれないのか……
逆襲の救世主は果てさて、何冊刷ろうかな。色々考えてはいるんですけどね、作るに当たって色々な小細工を。まあ、小細工をするにしても許可なり確認なり、相談などをしておかないと行かないから、近々もう一度話す機会を作らなくては。まあ、コミケの当落が出てからで良いかな。それによって年内の予定が大きく変わるし。

逆襲の救世主という作品は、個人的にかなり好きな部類にはいるというか、正直結末を書きたいがために書いている作品です。プロットの出来に自画自賛しているのは、私が結構というか、相当自分の作品が好きだからなんですけど、実際に書いてみたものはプロットにある魅力の半分も出せていない気がする。
上巻部分は時間の都合もあるしそれほど直すつもりはないんだけど、ドゥーエの下りはなんというか稚拙だよなぁと。もうちょっと書きようというものがあったと思うんだけど、当時は今と同じく色々焦ってましたからね。生き急いでいたと言うべきか。あの展開も個人的には結構考え込んで作ったんだけど、効果的、劇的な演出方法を思いつけなかった。要するに演出不足なんですね。伏線の張り方も粗いし。皮肉なことに作品愛が過剰すぎるから、作品をかなり客観的な視線で読むことが出来てしまうんですよ。自己分析を通り越して、それこそ赤き閃光を愛読書にしてしまえるほどに。自分が書いているのに読むときは作者としてではなく、読者としてのときがある。我ながら不思議な話です。
私は逆襲の救世主のプロットに対して結構自信を持っていて、今はそこに書かれているものにどれだけ近づけるかといったところです。ほんと、プロットレベルなら過去最高の出来だと思うんですけどね。シエルに関してはインストゼロの影響を結構受けているんだけど、スカリエッティとの対比はプロット段階で考えていた部分で、あれも今少し劇的な書き方をしたかった。来年になったら書き直そう。
オメガとギンガの辺りもねぇ……あれは批判が凄かった。私は創作において性的な部分、性欲、セックス、そういうものは切っても切り離せないと思っているのだけど、純情ボーイや純情ガールは嫌悪感を示す人も多いようで。口汚いほどの批判メールを感想として貰ったりもしました。ハッキリ言って、私は自分のために二次創作を書いているから、あの展開を読んでメール寄こした人が胸くそ悪くなろうと、別に知ったことじゃないのですけど、そもそも前作のタイトルを間違えている+ろくすっぽ文章にもなっていなかったメールの主に返信をしてしまった自分が馬鹿馬鹿しい。失笑しながら返信だして、それに対しての反応はなかったわけだけど、結局あれはなにが言いたかったのだろう。要約すると、俺が読んでいて胸くそ悪くなる話を書くな、さっさと終わらせろというわけだったんだけど……知るかよそんなことと言いきった自分が痛々しい。こういうところが私のダメな部分なんだよ。

そういやメールといえば、赤き閃光の英雄を盗作しましたというSS書きからメール貰って、作品を削除するとか言ってきたんだけど、あれはどうなったんだろ。未だに検索すると削除もされずに作品残ってるんだけど。SS書いてる割にはこの人のメールの文章も相当なもので、人に対して謝罪する文章や文体じゃないだろうと言ってやりたかったんだけど、作品は削除すると言うことだったし、私も穏便に済ませようかなと返信だしたんですけどね。必ず返信してくれとか書いてあったし。正直、私の作品丸パクリ内容でP.N.まで同じという追従者なんですが……盗作の指摘を受けたくせに、それをクレーマーによるクレームと言い切ってる辺りに呆れてしまった。
メールを貰ってから1ヵ月、返信を出してからもそれぐらい、相手からの返答はありません。10月いっぱいまで作品が残っているようなら、クロススレ保管庫の管理人を通じて抗議でもしようかな。一応、そういう役割であるんだし。
しかし、改めて確認するとこのレベルの内容で、悪気がない、無意識に書いている内に被ってしまったとかよく言えるな。赤き閃光の英雄を単にライダークロスに置き換えただけじゃないか。私は結構、お決まりの展開というのが好きなんで、話の始まりは常に似たような展開にするんだけど、さすがにこれはないわ。いつになったら削除してくれるんだろう。

まあ、上記のオメガのエロ云々についての設定はサークルくろのとくろえ発行のインストールゼロ1.5を読んでくれとしか言い様がないんだけど……え? その丸投げはさすがに酷い? だって、あの設定と解説が一番わかりやすいんだもん。あれでいいじゃん、あれで。納得できない人は知らないし、作風が肌にあっていないんでしょう。
少し長くなりましたが、今回はこの辺で。メール自体は拒みませんが、近頃は攻勢も強いので辟易してます。そういえば、あそこではあの人が復活しましたね。以前幾人かには話したと思いますが、私がいなくなれば必ず復活する、私の言ったとおりになったでしょう? そういう人だもの。私がもう二度と戻らないと踏んで戻ってきたんだろうね。まあ、あの人からの攻撃は全部はね除けてやったし、私としてはどうでも良いことなんだけど。
花澤香菜のひとりでできるかな?の公開録音に当選しました。地元横浜国大で行われるだけ合って絶対に外したくなかったんですが、往復ハガキの当選率も一応は健在らしい。あんまり出さなくなったけど、昔は出せば確実に当たっていたからな。官製はがきとメールの場合はからきしダメだったけど。
去年はどこでやったんでしたっけ? 確か、友人が色々やってる早稲田祭に出向く関係で行けなかったから、早稲田大学以外だと思うんだけど……明大だったかな。

まあ、学園祭に限らず私は祭りが結構好きな方なので、今から楽しみです。からあげの屋台とか出てないかな。あぁ、でも今年の初詣で神田明神にいったときからあげ食ったけど、食った後腹が痛くなったんだよな。食中毒ではなかったけど、そう考えるとホットドックにデモしておいたほうが良いのか。食べることばかりじゃないかって? 祭りで食わないでどうするんだよ! お前ケチだから飲食に金なんて使わないだろうって? そうなんだけどさ……
自炊の毎日を送っていると、外食や間食に対する金銭の使用を本当に渋ってしまう。特に小銭の支出を嫌っているから、100円の飲み物すら買いたくない。未だに水筒、といっても魔法瓶型タンブラーだけど、それに茶を淹れて持って行ってるぐらいだ。実は温かい飲み物も好きじゃないから。冬だろうと冷たい飲み物飲むからね。
私が飲食に金を使わない、外食を渋るタイプなのは偏食も影響していて、例えばコーヒーとか飲めません。炭酸も嫌いです。そういう人間が、複数人での外食すると迷惑掛けちゃいますからね。自炊ばかりなのも食えるものを用意しているに過ぎなくて、悲恋堂などには良く呆れられています。
判ってはいるんですけどね、今の食生活では長生きが出来ないというのも。確実に身体は衰え、蝕まれてきてて、今まで食べられていたものさえ、最近では身体が受け付けなくなってきた。偏食がどうという以前に、とても重たくなった。
悲恋堂の店主は色々な文献やら本を読みあさって対策を練ってくれますが、あいつはサプリメントとか野菜ジュースを信用してないからな。横浜薬科大学の資料を取り寄せて漢方薬について勉強してましたが、あれはもう読むのが楽しくなって私のことをすっかり忘れているに違いない。そもそも、あいつの世話になるつもりはない。

話を変えて、最近なにやら日記にコメントが付くようになりました。突然どうしたんだと思ったり、H.N.ないのが気になるけど、ありがたい話です。友人、知人でも再開させたことをどこから聞きつけ見に来ている人がいるみたいなんだよね。
私も結構心身共にボロボロになってて、今や鉄屑状態だからなぁ……そういや、向こうでなにかしらあったみたいですけど、また私が間接的にも迷惑掛けてないか心配だ。なんかこう、無害な人間でいたいよね。無理だと判っていても、そう思わずにはいられない。結局、元気になった元気になったで、そのぶん他の人に迷惑を掛けながら生きることになるわけだ。矛盾というほどではなにしろ、なんだか情けなくなるなぁ。
時系列上の話をすると今日この日記を書いてる時点で、溜め込んでいた日数分のすべてを更新し終わっています。さすがにもうネタが尽きたというか、ネタがないと自然に薄暗い、しみったれた話になってしまう。私が日記……と呼んで良いのかも判らない文章を書き続けているのは自身の腕を錆び付かせないためですけど、こんなんでも観てくれる人、読んでくれる方はいるらしい。まあ、アクセス数は日によってまちまちだし、向こうと比べたら全然大したことないんだけどさ。私が日記すら書けなくなっていた時期は、例外的に古い作品を載せていましたけど、あんまり日記とかブログに作品載せるのって好きじゃないんだよね。だから自然と、内容が限定されてくるわけだ。

宮村みやこ曰く、「一生懸命ってのは、それだけで価値がある」そうですが、心にジワッと来るものがあるよね。そういや、efの2期は途中で観るの止めちゃったなぁ。心が痛すぎるんだもんよ。
仕事が忙しくなるにつれ、段々と自分が見えなくなって来るというか、決して仕事が嫌いなわけじゃないだけに、自分がなにをしたいのかが判らなくなっている。限られた時間を今日は日記の更新に当てたわけだけど、仮に日記を毎日更新できていたとしても、ろくなことはしていなかった気がする。
元気にはなったけどやる気まで回復していないのか、いや、単純に時間がないんだな。なにかが起こったらしいけど、なにが起こっているのか判らない。あんまりいい気はしないけど、なにかあったのならその内話もあるでしょう。
自分が今なにをすべきなのか、とりあえず仕事だろうという結論に落ち着いてしまう辺り、追いつめられてる感があるな。本当に間に合うのだろうか。
結局、昨日は21時過ぎに帰宅しました。現地で飲みに誘われたんですが、さすがに4時起きということもあってパス。身体もガタガタになってたし、そんなところに酒飲んだらぶっ倒れるだろうから。大体、帰るのに2時間以上掛かるんだから長居してたら帰宅が24時とかになってしまう。付き合い悪いのは承知しつつも、電車を乗り継いできた関東を後にしました。大宮で乗り換えるはずが上野までいってしまったり、帰りは全然違うルートになってしまった。まあ、マリオン学院放送部に間に合ったんで良かったけど。

Sphereのホームページが更新されて、DreamPartyの出し物に新作テレカが追加されていました。まさか、この前不満を漏らしたからでは絶対にないでしょうけど、ハルカナソラから委員長こと倉永梢の体操服&ブルマ姿のテレカです。穹でないのは残念ですが、まあ、ハッシーも穹ばかり描いてると飽きちゃうだろうしね。いつだったかのインタビューで、一通りキャラは描きたいといっていたし、委員長がお気に入りという可能性だってある。
まあ、コミケに落ちたとはいえ冬のグッズ通販は確定しているのだし、穹はそのときまで待つとしましょう。委員長のテレカに関しては、行ってみて残っていたら購入ぐらいの勢いで。よく考えたらハルカナソラ初の描き下ろしテレカですけど、委員長が一番最初か。どうして鈴平は描いてくれないんですかね。契約の問題でしょうか。
公式はどうにも委員長推しのイメージがあって、AKIBAゲームフェアを振り返ってもそんな感じはします。そもそも、ハルカナソラのデモムービーにしたところで委員長よりに作られているわけで、なんとかして穹の次ぐらいの人気にしたかった模様。まあ、私は委員長が好きでも嫌いでもないんですが、正直完全に空回ってると思う。
ヨスガノソラ当時ならいざ知れず、ハルカナソラが発売された今となっては委員長の価値というか、人気は激減してると思うんですよ。これはハッシーの絵に問題があるとかそう意味じゃなくて、単純にシナリオが悪すぎた。委員長のそれまであったイメージとか、そういうのがすべて崩れて、単なる妄想過剰な恋する乙女になりはててしまったから……そこら辺に対する私の批判は、ハルカナソラレビューやってる過去日記を見れば判ります。

だから、委員長に関してだけいえばハルカナソラでかなり損をしたというか、ぶっちゃけ彼女のテレカを出すぐらいなら瑛のテレカでも出した方がまだマシだと思うんですよ。というか、仮にも穹と同等の扱いを受けていたメインヒロインなんだから、オリジナルグッズぐらい出してあげても良い気がするけど。
私はヨスガノソラ関連には金に糸目はつけないことにしているので、よっぽど酷い者じゃない限りなんでも買います。結局電撃姫のシーツも2枚ほど購入しましたしね。けど、いくらなんでも買うといっても欲しいもの、好きなキャラというのがいるわけで、委員長ではあまり購買意欲を刺激されないというのも事実。贅沢というか、わがままであるとは判ってるんだけどさ。
とりあえずドリパは始発で行くかなぁ、委員長のテレカだから早々に完売はしないと思うんだけど、友人と同じくこういったイベントには始発で行かないと気が済まない。あんまり並びたくもないしね。雨さえ降っていなければ、待機列で延々とシャイニング・ウィンド・クロスをやることにしよう。考えてみればドリパの待ち時間っていつも暇してるんだよな。特別好きなイベントでもないからあんまり必死になれないというか、アーリーチケットを買わなかったのもそこまでドリパを重要視していないからでしょう。入場に関しての準備は、少なからず労力を要しましたけど。今となっては厳しい入場規制を批判するつもりもないというか、そもそも否定しちゃいけないんだよね。時世というのもありますし、もっとこうひっそりやるべきイベントだったんだよ、エロゲのイベントなんだからさ。

しかし、委員長テレカは良いアングルだなぁ。ハッシーも言ってましたけど、Sphereのグラフィッカーは本当に優秀だよね。ハッシーは手描きだから彩色はグラフィッカー任せなんだけど、これだという色を丁寧に塗ってくれるから好きだ。私のヨスガ本も誰か、表紙の彩色してくれないかな。商業活動している友人、知人は全く暇がないし、そもそも高い。ビジネスドライか……まったく、友達がいのない奴らだ。金欠の身内なんて夏コミのときは数千円で交渉成立したというのに。あれ足下見過ぎだという意見もあるが。
まあ、なにはともあれドリパも間近と言うことでイベント用の身体作りでもしておきますか。正直、出張での疲労が思いのほか強くて眠気とかがまるで抜けてません。再開させた仕事も滞っていて、どんどん自分の首が絞められていきます。今週中に片付けないと後がないというのに、果たして間に合うのか……いや、間に合わせる。そのために私がいるのだ。人間その気になれば、やってやれないことはない。さて、それではまた明日。
楽しい出張と言うことでね、朝の4時半頃に起きて、5時半頃家を出て、6時前後の電車に乗って出発しました。行くぞ北関東、湘南新宿ラインの始発乗ったのは多分初めてです。なんでも9時少し前には現地に着いていないと行けないとかで、2~3時間の電車の旅……旅にしては座ってのんびり出来なかったな。朝から立ちっぱなしだった。
まあ、私が行かないと意味がないということで北関東にある支社まで行ってきたんですけど、いや、支社という表現で良いのかな? まあ、とにかく本社じゃないところに行ったわけです。

仕事のことを日記に書くつもりはないので、他の話でもしましょうか。まあ、私の職種と勤め先を知ってる人はどこまで行ったか判ると思いますけど、本当になにもないところだった。駅前が僅かに、それこそ地元の三分の一程度は発展していたぐらいで。大学が近くにあるそうだけど、あれでどうやって学生諸君はキャンパスライフを楽しんでいるんだろう。なんか、前にも書いた気がするけど実際に行ってみるとよりいっそう感じた。
そんで話を変えるわけですが、時系列上で言うと月曜日にハヤテのごとくの新刊を買いました。21巻ですか、ハヤテもそれなりに出ましたねぇ。10巻出るかでないかという予想をしていただけに意外ですけど、最近の展開はなんというか……・なんか、末期のスクランを思い出しますね。やっぱり2回もアニメ化するのは良くないというか、マンガ家の好きに描かせるとろくなことがない。作者のやりたいこと、描きたいものが必ずしもファンの読みたいもの合致するとは限らないわけで、末期のスクールランブルがそうだったように今のハヤテも作者の描きたい話と展開が先行し、暴走している状態だと思う。
本来ならその暴走を止めるのが編集の役目で、よほどの大家でもない限り問題なく影響力を行使できるんだけど、なにせハヤテは2回もアニメ化してるからね。しかも、それなりに成功して金を発生させてるから、ある程度はご褒美的な意味で大目にみて貰えるんですよ。雑誌にとって金のなる木は重要なんです。昨今は漫画雑誌もサッパリ売れない時代ですから。
ただ、それもいい加減度が過ぎるというか、最近の畑健二郎はなんであんなに偉そうなんだろうね。作品がアニメ化されて、ある程度の金が入ってくると人は変わると言いますけど、その典型的といいますか、まさかあそこまで傲慢な人間になってしまうとは思わなかった。まあ、昔からこんな性格の奴ではあったけど、それでも赤松健よりはマシだったはず。2回もアニメ化されて、声優とも交流しまくって、さらに自分の描きたいものを描いて……オタ系創作者としては夢心地の環境なんですかね。

まあ、畑健二郎がマンガ家というより人としてダメ人間になったところで、今更私には関係ないというか、もう勝手にやっていなさいといった感じだけど、ハヤテはどうなるんだろうね。アニメ2期はかなり数字落としちゃったし、内容的にも成功とは言えないでしょう。そのくせ原作がこんな感じというのはあんまり宜しい状態ではないかと。そもそも、これ伏線とか全部回収できるんですかね。なまじアニメから逆輸入とかして話やキャラが入り乱れ始めてるだけに、さすがに打ち切りはされないだろうけど少し心配だ。
アニメからの逆輸入といえば、今回の作画は最悪の最低だったね。作画というか絵柄か、明らかにアニメを意識して変えてきてる。特にハヤテの表情とか顔つきとか、吐き気がするほど酷い。元々、そこまで絵が上手いわけでもないんだから無理しなくて良いのにねぇ。手元に19巻があったけど、明らかに絵が違うもの。
なんていうかアニメに媚びうる作家って私はあまり好きじゃないのよ。商業作家としては正しい姿なのかも知れないけど、もっと自分の作品にプライドを持てないのかと。ただ、畑健二郎の場合は元がアニメーター志望で、その後ラノベに挑戦して挫折した奴だから、傾倒する気持ちもわかるんだけどね。普通は逆というかマンガ家になれないから作家の真似事を始める奴が多い中で、なかなか珍しい現象です。いるんですよ、世の中には。絵は描けないけど文章なら簡単とか思い込んでる奴が。

まあ、初めからマンガ家を目指している人らにも欠点というものがあって、絵のお勉強ばかりしてるとお話し作れないのよね。有名なプロマンガ家にも一人いますが、絵は上手くてもお話しを作る能力がないもんだから、大半が原作付きの作品になってしまう。もっとも、今の漫画原作は最低限ラフ描けないといけないから、それはそれで大変なんだけど。あかほりさとるや西尾維新は別格なんですよ。別格ってほどか思われるかも知れないけど。
なんかいつになく批判的な感じに書きましたけど、ハヤテは後どれぐらい続けるつもりなんでしょうね。一つの作品を長く続けすぎると、大抵のマンガ家はダメになってしまうものですけど。ヒット作の次をヒットさせることがどれほど難しいか、まあ、今の内に稼いでおくのも一つの手か。しかし、冬コミはアーたん本多いのだろうか。そもそも、ハヤテ本の規模はどれぐらいに……わつき屋とみりおんばんく以外に出すところがなかったらどうしよう。
二年ぐらい前にシャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンドっていう、PS2用RPGのシャイニング・ウィンドを原作としたアニメが放送されていたんですけど、私はこの作品の凄いファンなんですよ。DVDを買い揃えてしまったほどの。当時tvkでリアルタイム視聴してたんですが、毎週が驚きと爆笑、興奮の連続でして。これを超える楽しさを誇るアニメは、今後もそうそうないんじゃないかなと。特にエロがあるわけでもなければ、お下劣でお下品なギャグがあったわけでもない。それなのに面白いし、楽しい。本当にすごい作品だった。

アニメ自体には特に2期とかはないんですけど、続編が皆無というわけではありません。携帯用のアプリゲームになるんですが、シャイニング・ウィンド・クロスというアニメの続編という位置づけで作られたRPGがあります。最初はドコモのiモードのみで配信されていて、auユーザーである私には縁遠い存在だったんですが、今年の9月になってEZwebでも配信が行われはじめて。私がそれを知ったのはつい最近なんですが、知るや否やすぐにダウンロードして、ここ数日は通勤時間を利用してプレイに興じています。
携帯でゲームなんてテトリスぐらいしか経験ないんですけど、さすがはSEGAというべきか、結構難しいです。もう少し、ちゃちいものかと思っていたんですけどね。1Mでも携帯ゲームなら結構なものを作れるみたいだ。思えば既存の携帯ゲーム機のソフトも、容量的には大したことないって話だしな。ロクゼロなんかはそうらしい。詳しくは知らないけど。
私はアニメ版の主人公であるソウマさんことソウマが大好きなので、アニメを主軸とした続編は大歓迎です。ウィンドも購入はしたんですけどクリアはしてない。ゲーム盤の主人公であるキリヤがあまり好きではないのと、ヒロイン勢に魅力を感じなかったから。全体的にティアーズのキャラの方が好きなんだよね。リュウナとかマオとか、エルウィンやブランネージュも素敵だ。要は全員好きなんだな。もちろん、ソウマにも主人公として大変な魅力を感じていますし、特にアニメ版は素晴らしいキャラだったと思います。

作品内容としては王道的RPGと言った感じで、ヴァイスリッター所属のソウマが仲間たちと共に新たに現れた敵へ立ち向かっていくストーリー。ウィンドからもロウエンやダグといったキャラがヴァイスリッターの協力者という形で出てきますが、全体的にはやはりティアーズからのキャラが多い。
ゲーム進行は戦闘パートと休憩パート、装備やアイテムを売買したり、心剣のパートナーと会話したり出来るパートに分かれてて、会話イベントはギャルゲでいうところのフラグ作りになります。ゲームシステム的にどこまで影響してるのかは知りませんが、正しい選択肢を選んで戦闘を行わないと、絆レベルが上がらないみたいです。まあ、他にも戦闘では隣合わせで戦うとかいろいろ条件があるんですけど……隣合わせで戦うのって結構難しかった。ソウマは基本的に接近戦だからパートナーの目の前に敵がいるとして、その敵を倒すにはどうしても側面なり後背なり移動して攻撃しなきゃいけない。特に同じく近接戦闘を主体とするマオとの絆を深めるには、結構努力する必要があった。
私はなにせ初回プレイですし、それぞれの心剣を戦場に際して使い分けていたんですが……その結果なにが起こったのかといえば、誰も攻略できなかったという酷いエンディングに。恋愛要素のあるゲームで失敗したのは、それこそメダロットの無印ぐらいですよ。どうにもある程度は一人のキャラの絆レベルを上げないと落とせるものも落とせないらしい。やっぱり20程度ではまだまだ足りないか。結構頑張ってみたんだけどなぁ。
ただ、面白かったのは誰ともくっつけなかったエンディングにおいて、べスティア、つまりマオの故郷からやってきた助っ人であるアーサーとバクートがとんでもないことを言いながら帰って行くんですよ。
「王もそろそろ孫の顔が見たいと言っていました」
「早く孫の顔をと」
まあ、こんな感じにべスティア国王、マオの父親からの伝言なんですが……獅子王ちょっとまて。マオの口ぶりからしてソウマとディオクレス王はまだ面識ないみたいですけど、会ってもいない相手との交際を既に認めているとは。いや、マオは相当ソウマのこと好きみたいだけど、てっきり獅子王はありがちな頑固親父として交際を反対するかと思っていたので。そういうキャラじゃない? そうかなぁ。しかし、エンディアスの結婚適齢期は知らないけど18歳の娘を捕まえて早く孫の顔を見せろとは流石獅子王、見直しましたよ。

ゼロ? シオン? 誰だっけそれ、といった具合にティアーズ主人公は影も形もありませんし、ソウマの心剣パートナーは大分ソウマに入れ込んでるというか、好意的なようです。まあ、仮にも心剣が抜けたわけですし、エルウィンみたくゼロに対してはドライに考えてる娘も多いからねぇ。エルウィンはアニメでは控えめだった商人の商魂を発揮していましたが、ごく稀にソウマへ寄りかかることも。でも、基本的にはコメディ要員かな。対照的にリュウナは色々と抱え込んでるというか、彼女の意識的にソウマはどういう対象なのか気になった。ゼロの意思であるから仲間なのか、それともそれ以上に心をさらけ出しているのか。 ブランネージュはハッキリしているから分かりやすいんだけどね。
新キャラであるエルミナは、残念なことにソウマの心剣パートナーではないらしい。ブランネージュを信奉し、心酔しているから、ソウマに対する対抗意識が少なからずあるみたい。深刻的なものではないにしろね。ソウマのほうは序盤でマオが軽く嫉妬してしまうほどエルミナに友好的、好意的なんですが、これはなにもソウマが女の子には軽薄だからってわけでもないと思うんですよ。考えすぎかもしれないけど、基本的にティアーズのキャラってソウマより年上じゃないですか。対等な仲間であるといっても元々エルデの学生であるソウマには年齢への意識が少しぐらいあって、故に同い年であるエルミナに親近感を抱いているのではないかと。ヴァイスリッター団長代理といっても、一番の新参者ですし。

とりあえずマオ狙いでもう一週してみようかと思います。それほど話題になっていたのか攻略サイトの一つもなみたいですけど、一度クリアしたことでコツみたいのはつかめたと思う。10章というボリュームは携帯アプリにしては相当だと思うし、シナリオも悪くないだけにアニメ化でもすればいいのにと思う。ラスボスとの戦いが意外に楽なところとか、もうピッタリじゃないですか。
みんなでまた一緒に叫びましょう、シャニティアーッ!
丹下桜のRADIO・A・La・Modeですが、放送2回目にして早くもラジオドラマが始まっています。さすが現役の人妻は違うというか、凄まじい破壊力ですね。しかし、サントリーの金麦がコンセプトか……CMは知ってるけど飲んだことないな。というか、酒自体飲まない人間だからな。酒とたばこ、それに賭けごとには手を出したことがないです。女に関しては、毎月のように使いまくってますけど。

まあ、懐かしさとか含めて非常に質の高い放送をしてますけど、純粋にこういうラジオが今は少ないよね。一言で言うとスポンサー色がないといいますか、超A&G+にはそういった番組も結構あるけど、アニラジ全体で考えると最近はどこも宣伝としてのラジオが多いからね。なかなか一人喋りを楽しむだけの番組というのも難しいのです。
声優も世代交代が始まり、ついに2000年代初頭のアイドル声優たちの牙城が崩れ始めています。堀江由衣、田村ゆかりも共に33歳ですし、賞味期限は残すところ1年もありません。野川さくらも事務所と同じく完全なる落ち目ですし、他の方々も方向転換や進路変更を迫られているようで。水樹奈々も後どれぐらい持つのか……知り合いには悪いけど、この人にはカリスマ性がないから歌が飽きられたら一気に沈みそうで。だって、スマギャンとか壊滅的に面白くないし。日曜日に放送移動してきたからたまに聴くけど、あんな番組をよくもまあ6年半も続けているものだ。てんたまより面白くないんじゃないかと思うほどシュールだった。
アイドル声優っていう単語それ自体はあまり好ましいものじゃないんだけど、アイドル性を重視した声優というのは今も昔もいるもので、別にラムズみたいに事務所主導で空気読めてない行動とったところがあるからとか、そういうのが原因ってわけでもないんだよね。堀江由衣にしろ田村ゆかりにしろ、それこそ山本麻里安や榎本温子といった所謂アーツ・アイム系の声優が90年代の末期に登場して、それまで爆発的な人気を誇っていた90年代アイドル声優、上記の丹下桜は人気が落ちる前に自主休業に入ってしまいましたが、例えば國府田マリ子だったり椎名へきるだったり、林原めぐみは別格としても、当時の人気声優たちは世代交代を余儀なくされます。横山智佐とか桜井智なんて今はなにしてるんでしょうね。後者はまだアイムに所属してるんだろうか。飯塚雅弓なんて一番割食ってる気がする。世代的には堀江・田村の前だけど年齢でいえば年下ですからね。ただ、デビュー時期というか活動の開始時期は早いのと、歌手活動におけるピークが早かったから……これは麻里安にも言えることなんだけどさ。
堀江由衣のブレイクを2000年と考えれば来年で10年、そろそろ世代が完全に切り替わる頃合いでしょう。まだまだ力があるというよりは、余力が残っている状態だと思うんですよね。この世代のアイドル声優は。それともう一つは需要の観点といいますか、堀江・田村といった声優には変えが利かないんですよ。ああいった形のアイドル声優は当分出ないというか、今の世代にはそういうアイドル性が求められていないんです。
戸松遥はどうだか知りませんが、スフィアの活動を積極的に求めているファンがどれほどいるのか……豊崎愛生にも言えることだけど。

喜多村英梨という割と天才型の新人が世に出てきたことで、アイドル声優の流れみたいのが大きく変わった気がする。それ以前にも小清水亜美や名塚香織といった演技を売り物にした若手声優が目立ち始めてましたし、同年代の沢城みゆきも20代になってからは演技方面にシフトしています。まあ、沢城は本当の天才だから少し違うのかな。
例えば、花澤香菜は結構面白い道を歩んでいるというか、基本的な流れは堀江由衣のそれと大差はないと思うんですよ。ひたすらアニメの主役、ヒロイン、レギュラーをやりまくって、事務所力というのもあるんだろうけど、とにかく鍛え上げた。堀江由衣と違うところがあるとすればお歌を歌ったりする活動をしていないことで、アニメ出演、演技を重視した流れなわけです。当人のキャラというか資質を考えても、アイドル性はそれほど必要とされていないということ。
キタエリにしたところで、殊更歌手活動を望んでる人もそんなにはいないでしょう。CDに関してはノンタイアップ及び、タイアップが悪かったとしか言いようがないけど。今の世代の若手声優がなにを重視しているのか、どの方面で売っているのか、レギュラー獲得数の多さからも良く分かると思います。
確実に世代交代が起こっていると考えて、今と昔ではやり方も売り方も、ファンの付き方もまるで違うというか、なにが望まれ、なにを求められているのかなんだと思う。今更井口裕香に歌手活動して貰いとか、誰も思ってないでしょ?

後、もう一つの要因として、声優が歌を歌う必要がない、歌えない現状が生まれてきている気もする。こむちゃっとカウントダウンとか聴いてれば分かるけど、毎週のように誰かしらアニソン歌手が来ているじゃないですか。ランティス系、ジェネオン系、それ以外にも様々ですけど、アニメとのタイアップで一般的な歌手が売っていことも少なくない状況下、アニソン歌手が多量にいる時点でわざわざ声優に歌わせる必要性もないんですよ。水樹奈々とかは例外としてもね。ほら、新谷良子なんて見れれば分かるけど、あの人はアイドル声優のようなそうじゃないようなって立ち位置じゃない。冠番組持ってないし、これといったタイアップ戦略組んでるわけでもないし。
そう考えるとまめぐこと中島愛は今後どうしていくのか、どの方向性で売っていくのか非常に気になるよね。

結局なにが言いたかったのかというと、そういう風に世代が変わっていく中で、二つ前の世代である丹下桜が復活したことはそれなりの影響があると思うんですよ。今の演技重視の若手とも、旧来になりつつあるアイドル声優ともまた違う、90年代アイドル声優の底力的なものを見せて貰いたいですね。これがマリ姉だとどう違うんだろうか……
それにしてもこんだけ声優の名前を挙げておきながら一人だけ意図的に外した人がいるけど、あの人はどうなんだろうねぇ。長続きしそうにない売り方というか、イメチェンするのが早すぎた気も。特に嫌いになる理由もないし、かといって好きでもないから静観してますけど。あの人ほど作品やキャラのイメージが直結しにくい人もいない。でも、あれは声オタに好まれるような個性ではないと思うんだが……今の若い世代のファンにはありなんだろうか。ありなんだろうな。しかし、丹下桜の懐かしい空気に中てられた時点で私も歳を取ったということか。いやはやなんともはや、感慨深いものです。
自分が楽しむことよりも、相手の楽しむ姿を想像しなさい。
自分が面白いと思うよりも、相手に面白いと思わせなさい。
自分が喜びを感じるよりも、相手を嬉しさで満たしなさい。

そうすれば、きっと貴方も良い作家になれますよ。


本日、このところの悩みの種だった最後の問題と向き合う機会を設けました。一応、悩みや問題も解消されたと言うことで、明日からはこれまで通り、いや、それまで通りの自分に戻ります。なんというか、自分の無力感、もしくは至らなさ、そういったものを痛感しています。私にも色々と思うところはあるのですが、全面的に私が悪いことですからね。せめて、潔い人間ではありたいし、罪悪感や自己嫌悪の類は完全に消え去ったわけでもないのだから。
感情論としての結論を私は望んでいなかったし、結局のところ図に乗っていたんだろうね。いや、むしろ調子に乗っていたと言うべきか、いつの間にか自作の上にあぐらをかいて座っていたらしい。自惚れや自己過信、それらを総じて私は高慢ちきな人間になっていたわけだ。私に面と向かってそれを指摘した奴がいますけど、正しくその通りだった。
「自意識過剰なナルシスト、妄想過剰な自己愛にまみれた男、あなたはご自分の人間性を理解しているくせに、理解した上で、それでも作品の力がある限り自分は問題ないと思っている。その考えは、いつか痛い目を見ますよ」
作品で人を惹き付ける、繋ぎ止めることが出来なくなったとき、確かに私は敗れ去ったのだと思う。身内に対してはともかく、それ以外の人への遇し方が、公明正大であったと胸を張って言うことは、とてもじゃないが出来ないだろう。私は本来、一個人、他者に対して自分の持てる力をすべて、全力を注いでいたはずだった。その人がやりよいように、より良い環境を作るのが自分の役目だと、そう思っていたはずなのに。まして、その人が私にしてきてくれたことを思い返せば、心痛などというレベルでは言い表せない後悔が身体中を渦巻いている。
私がどんなに後悔したところで、結局それは自分に対する自己陶酔にしかならない。私がいくら今回の件で痛みを覚えようと、相手の受けた痛みはその百倍に達するのだから。私情や感情を吐き出したところで、それは自分が可哀想な存在であるというアピールにしかならず、それにはなんら意味など存在しない。自己正当化が私には出来ない。そんなものは思い上がりでしかないから。私は私を犠牲にしてでも、この問題からは逃げずに向き合う必要があった。
結果がどうなったかは、まあ、見ての通りですかね。

年内は同人誌作りに勤しむわけですが、原稿の方は現在外校に回しています。身内と決裂状態なので、今回は外部に校正者を雇ったという感じです。信頼はしていますが、350ページを軽く越す原稿を見て貰うのは初めてなので、正直どんな感じになるかは判らない。というか、ページ数が多すぎる。ハッキリ言ってほとんど400ページ近いので、このままでは価格設定の段階で酷いことになりそうだ。校正して貰うとは言っても劇的にページが削れるとは思えないし、かなり厳しい選択を迫られるかも知れない。
予定としては抑えられる部分は抑えたいんですけど、冊数を抑えるのか価格を抑えるのか、そこが微妙になってくる。もはやあの作品には去年や今年の春先ほどの勢いはないし、見誤ると大変なことになりそうだ。あんまり同人誌に商業的計算は持ち込みたくないんですけど、今回に限っては色々事情があってビジネスドライに徹してみようかなと。完全なる趣味で同人やってる身としてはあんまり好ましいものではないが、それも仕方ない。あまり熱を入れることが出来ない状態だし、少し冷めた感じにならないとやってられないんだよね。
まあ、校正者が頑張ってくれている内に私は本編を勧めるとしましょう。もう書けないかと思っていましたが、なんとか持ち直すことも出来た。今月中に完結は難しいだろうが、コミケの当落が出るぐらいには間に合わせたい。

今回の件で判ったのは、結局私はまだまだ未熟者で、人の心を忖度することが出来ていなかったと言うことです。まさか、こういう形で挫折を味わうとは思っていなかったので、上記に書いたかつての師の言葉を思い出したりなんかしました。多くの作家が敬愛し、私にも多大な影響を与えてくれた人ですが、もうこの世にはいません。
相手の楽しむ姿を自分の楽しみに変え、相手が面白いと思うことを自分の面白さにし、相手が嬉しいと感じてくれる、その幸せな気持ちを自分の喜びにしなさい。
私はその教えを守って、自己のスタンスとしてきたつもりだったんですが……いつの間にかそれが出来ていなかったのかも知れません。そして、それが出来ず、相手に対し負荷と負担を与え、精神的に傷つけてしまったことが、なによりも悲しい。
愚か者だけにはなりたくなかったんだけどね。いやはやなんともはや、修練が足りない。少し戻って、歩き直さなきゃ。
DreamPartyに参戦する準備を着々と整える中、CUFFS/Sphere/CUBEのイベント情報が更新されました。ドリパの公式サイトでは、9月25日発売の『ハルカナソラ』『夏ノ雨』関連グッズなど、多数取り揃えてお待ちしております! などと宣伝しているわけですが、おかしいですね、発表されたグッズの中にはハルカナソラのものなんて一つもないよ。
というか、ヨスガノソラグッズの再販だけで、新作なんて夏ノ雨グッズしかないわけだけど……まあ、黒うさぎ見たさに参戦するけどね。やっと例のものも調達できそうだし。

Sphere及び姉妹ブランドはコミケに落選したと言うことで、残念だと思いつつも助かったと感じている自分がいます。通販もあるとはいえ、会場限定特典とか合ったら行くしかないですからね。作り手としてはともかく、買い手としての同人熱が冷めるわけもないのでそこら辺の折り合いが本当に難しい。まさか、自分がエロゲグッズ収拾に再び熱を上げるようになるとはなぁ……HOOKが最後だと思ってたのに。
それだけの魅力をSphereに感じているんだろうなぁ。
ともあれ、これでコミケは幾分か楽になった。今月末には私の方のサークル当落もハッキリするだろうし。受かるかどうかはともかくとして、本だけは今から作っております。まあ、規模はかなり落ちるけどね。多分、COMIC1ほども冊数持って行かないんじゃないかと。色々と考えてはいるんですけどね、一人で考えるにも限界というものがありまして。多少の小細工でどうにかなれば良いんだけど、そういうわけにもいかないらしい。まあ、コミケの件についてはまた後日。まだ受かったわけでもないんだから、本の制作は当然としても、他のことについては気が速いというものだ。
目下としては参戦控えるDreamPartyに集中しなければいけないのですが、私は昔からこのイベントが嫌いでねw サンクリよりCレヴォ、ドリパよりキャラフェスといった具合に、私はキャラフェスが好きでした。2006年を最後に開催されてませんが、復活してくれないだろうか。ドリパって体力的にも気分的にも凄い疲れるんですよ。決して運営サイドが嫌いなわけじゃないよ。私怨なんかないよ。本当だよ。
最近は年齢制限ブースへの入場方法が厳しくなったことで、免許もパスポートも持ち合わせていない私はなかなかに参加しづらいイベントとなり、前回は参加を見合わせました。ビックサイトの内部構造は知り尽くしているので、別に如何様にもエロゲブースには行けるのですが、そこまでするほどのものかなと。周囲は結構驚いてたかな。某エロゲブランドには知り合いもいるけど、私は39度の熱があろうと同人イベント&エロゲイベントに参加する男なので、決断にはビックリされた。むしろそれほどまでにドリパが好きじゃないんだけど。

そういや、HOOKはドリパに参加しないみたいですね。SMEEの新作である「らぶでれーしょん!」の発売が近いからなのか、しかし、23日発売なのだから参加しても良いと思うんだが。余裕がないのか、それとも私みたくドリパ嫌いになったのか。ふむ、11月の末日に一社単独イベントやるみたいだけど、新作買うかどうか迷うな。特に好みの絵というわけではないけど、相変わらず馬鹿やってるみたいだし……いやまて、そもそもこの前買ったハニカミすらやってなかった。
今月はましろ色シンフォニーもあるし、少し絞っていかないと財力が持たないかもな。そういや、すたじお緑茶の恋色空模様は今月発売から来年の3月に、いっそ清々しいほどの延期っぷりを見せています。まさか5が月も延期するとは思わなかった。それまでブランドの資金は持つのだろうか。片恋いの月は結構好きだったし、昔から知っているブランドだけに少し心配です。

まあ、Sphereに新作グッズがないとわかった以上、ドリパには肩の力を抜いて参加しようかなと。始発で行く必要もなさそうですし、適当にブラブラしてステージ眺めて、無料配布を漁ったら帰ることにしよう。まっくんのメモリアルライブが気になるけど、多分知り合いが行くと思うから感想は聞けると思うし。
そうそう、なんか夏ノ雨の評判がいいらしいけど、このところパソコンが不調なので攻略ストップしています。ただ、私が好きなエロゲかと言われると、正直なんとも言えないってのが本音。詳しく書く機会があれば書くけど、果たしていつになることやら。
どうやら私のパソコンは修理に出さないと治らないらしい。とはいえ、メーカーに修理出すと真っさらになって戻ってくるだろうから、遂に買い換えるときが来たと言うことか。これではまともに執筆も出来ない……困ったな。
とりあえず原稿とヨスガ関係のデータ、それとブックマークを保存しなくては。エロゲ関係はどうにもならないとしても、移せるデータは移していこう。しかし、何年間の月日を共にしたパソコンともお別れか。決して高くはない性能で頑張ってくれたものだ。

なんて書いては見たものの、パソコンに関しては無知なので一口に買うと言ってもなにを買えばいいのやら。そういや横浜の五番街にドスパラが出来た。いや、昔からあった店ではあるんだけど、移転して大きくなった。私も自作とかしてみようかな。知り合いが以前したんだけど、それほど難しくもないらしいし。でも、メーカーパソコンほどに自分の力を信用できない。やっぱり、予算15万ぐらいで買うのが良いのかな。どうにもパソコンは大きい買い物なので、私も慎重にならざるを得ないというか……いいか、土日にでも知り合い連中に聞いてみよう。
まあ、エロゲが出来て一太郎が可も不可もなく動けばそれで良いと言いますか、高性能とかそういうのは特に興味ない。そもそも今使っているパソコンと比較すれば、どれも高性能パソコンになるからね。実は起動できないエロゲも昨今出てきたから、買い換え自体は前々から検討してた。でも、なかなか踏ん切りが付かなくて、パソコン自体が壊れたわけじゃないからと今日まで放置していました。しかし、そのパソコンも今や壊れかけ、というか壊れてる。残念というより悲しいですが、物事に永続や永遠なんてものはありませんからね。永久に動き続ける機会が存在しない以上、腹を決めなければなりません。
ただ、問題となってくるのはやはり金だ……今月は散財しすぎてるし、貯蓄にはなるたけ手をつけたくないからな。かといって降って湧いてくるものでもない。

そういや出張が決まりました。来週の火曜、なんだって早帰りの日に出張を命じられるのか。しかもマリオン学院放送部の生放送があるというのに。日帰りなのはせめてもの幸いなのか、まあ、群馬県も関東地方ではあるからして、2~3時間も電車に乗っていれば着くはずだ。とはいえ、なんで居候の私に出張を命じるかね。私以外に出来る人間が存在しないとはいえ、遠出嫌いだから今からげんなりしています。
観光地というわけでもないし、聞いた話ではかなり辺鄙な場所らしい。なにせ目的地には自販機の一つもないという不便っぷり。仕方ないので飲み物等は予め用意してから行くことになりそう。しかし、そんな辺鄙な場所でよく仕事が出来るな。近くに大学があるらしいけど、学生諸君はどうなってキャンパスライフを楽しんでいるのか……謎だ。
一人で行くのも気が重いのに、今回は上司や上役のお供ですからね。お供? 違うか、実際に仕事をするのは私なんだから。あー、失敗とかミスとかしたらどうなんるんだろう。いつかは出向くことになるだろうと思っていたが、実際この仕事がここまで続くとは思っていなかったんだよ。私も会社も。私が単純作業の処理と他の業務を両立させてしまったもんだから、辞める理由がなくなってしまった。そもそも辞めたところで行く当てもないしなぁ。この不況下に老舗の出版社に居候しているだけでもありがたいと思わねば。給料は安いし、待遇や福利厚生は良くはないが、まあ出版業界なんてこんなもんだ。
出版業や文筆業で飯を食うのがどれほど大変か。少なくとも金持ちになるのは不可能だ。知り合いの作家で一番稼いでいる奴は、食うに困ったからアニメ化を許可したぐらいだ。しかも、アニメ化しても大して儲かってないでやんの。作家にすらなれていない私にたかりに来たときは、失笑や苦笑の前に憐憫の視線を送ってしまった。後日、その話を悲恋堂の店主にしたらゲラゲラ笑って、「泥でも食わせておけば良いんですよ、そういうときは」と真顔で言ってたな。あいつなら本当に泥団子食わせるだろうな。口の中に突っ込むはずだ。

仕事がいい具合に忙しくなってきたことで、趣味に対する活力が戻ってきました。同人や二次創作は私にとってどこまでも趣味ですが、前者に関しては最近思うところがあって自分を見失いかけていた。主に、私はなんのために同人活動をやっているのかという部類の悩みだったんですが、なんとか持ち直すことも出来たので再開させます。
私の考え、私のスタンス、人とは少し違う、言えば唖然とされるようなものを私は持っていて、いつの間にか自分のために作品を書くと言うことを私は忘れてしまっていた。今もそれは思い出せないし、その必要があるのかとさえ思うけど、とりあえず今は自分のために、そしてかけがえのないものを取り戻すべく執筆を続けよう。
私はどこまで行っても、オタクや物書き以上の存在にはなれないのだから。
そろそろ文章が書けるんじゃないかと思う。私がダメダメになったという話を、どこからか経由で聴きつけた旧知たちがあの手この手で連絡を寄こしてきた。何故か私は物理的な攻撃以外では早々に参るタイプではないと思われているのか、割とマジに心配してくれて人を派遣してくれた人まで。しかし、何で本人じゃなくて相方に様子を見てくるように言うのか。いや、本人が忙しいというのは分かるし、相方とも知り合いではあるが……

おかげさまで、そろそろ文章を書くこともできそうです。それぐらいには回復した。悩み過ぎ、焦り過ぎ、少し考えすぎていたようだ。まあ、私は根が単純に出来ているから良いんだけど、迷惑をかけた相手に対しては何かしら謝罪やら和解やらをしたいところです。とはいっても、別に喧嘩しているわけでもない……はずなので、そこら辺は難しい。一度じっくり話したいんですけどね、向こうも忙しいでしょうし、私自身気遅れしている部分がある。
身内の問題をあらかた片付けたことと、旧知と連絡が取れたことで古巣の騒乱を鎮静化させることに成功したから、残る悩みの種は一つだけ。けれど、私にとってはこの一つが一番重要なんだと思う。
大切に思うもの、大事にしていきたいもの、友誼や親愛は絶対に失いたくないし、それがどれだけ貴重なものであるか私も理解しているつもりで、その人のために自分はなにが出来るのか、自分はなにをしてあげられるのか、そういうことをまた考えるようになってきた。
私は相手のことを考えられなくなったら終わりだと思うんですよ。自分の都合とか、気持ちとか、気分とか、機嫌とか、そういうのは相手にとってまったく関係ないもので、それによって相手を縛りたくないし、負荷や心労を与えたくもない。勝手気ままと自分勝手は似ているようで全然違って、私は自分勝手に生きるのが嫌だし、そもそも人は一人じゃ生きられないじゃないですか。だから、共になにかをする相手、協力し合い、助け合う相手にはなるたけ奉仕したいとも思う。
身内のように天才であるが故に自分勝手な人生を歩めなかった人もいて、まあ、反動で今はとことん自分勝手な日々を謳歌してるんだけど、あれはあれでいいのかもと思えるようになってきた。会話をしなくなって何日、何ヵ月経つのかも忘れたけど、こういう関係もそう悪いものではないと思う。最低限の会話すら放棄してるけど、それでいいんだよ。互いに関わり過ぎていたのさ、精神的に。
身内はどうしたって手遅れだろうし、古巣のほうも旧知に丸投げしたからもうどうにでもなれなんだけど、最後の一つだけは手遅れじゃないと信じたい。このわだかまり的なものをね、なんとかしないことには前に進めないわけですよ。その為にはどうすればいいのか、こればっかりは自分で考えるしかないか。

そういや全く違う話を書くけど、川崎に合ったマグマニが閉店したそうです。ショッピングモールのラゾーナ内にあった、個人的にも気に入っていた小奇麗な店舗なんですが、どうやら秋葉原に移転するらしい。メッセサンオーの入っているビルに入居……まあ、ラゾーナよりは安上がりなんだと思うけど、個人的には残念というかなんというか。だって、コンセプト的には似たような店は秋葉原中にあるわけで、そこにマグマニがまぎれても埋もれるだけだと思うんですよ。川崎というアニメイト以外はなにもないような場所、しかも国内有数の複合商業施設に入っているから面白いんであって、これでラゾーナに行くこともなくなってしまったなぁ。
川崎それ自体はチネチッタがある限り行き続けますけど、最近はチネチッタに行かないとみられない作品というのも減ってきて、来年のリリカルなのはにしても109シネマズMM横浜で見られちゃうから。映画館としては好きなんだけど、時間の方が貴重で価値あるものだからね。まあ、来年はアニメ映画多いから、いくつかはチネチッタで見るとは思うんだけど。秋葉ではどこぞの宗教団体が作ったアニメ映画の宣伝が行われてるんだっけ? あそこって本当に金あるよね。選挙で大敗して借金苦かと思いきや、あの手この手で前に出ようとしている。まあ、大抵転ぶか空回りなんだけど、特に面倒なことを起こしてはいないので静観しています。しかし、名の知れた声優が宗教団体のアニメに出ることが話題になっているようですが、そんなに騒ぐことなんでしょうかね。学生時代、仏教というか釈迦様のアニメを見ましたけど、釈迦様の声は某有名声優でしたし、全体的に豪華なキャストでしたよ。仏教と新興宗教じゃ格が違う? まあ、そりゃそうか。

悲恋堂の言った通りの結果というか、現在仕事に行き詰ってます。小さな悩みの次には大きな悩みが降って来て、それと距離を置くために小さな悩みと向き合える機会が生まれる。人の人生、急流がごとく。ふむ、もう少しなだらかな流れの中に身を置きたいものだ。
パソコンの調子が悪い。悪いというかほとんど壊れている。起動と同時に再起動を始めたり、何の前触れもなく唐突に画面が消えて再起動が始まったり、ひどい時には再起動中にフリーズしてそのままだったりする。これでは執筆はおろか満足なえろげライフを送ることも不可能と、対策を練っています。素直に買い替えろよという話ではあるのですが、なにせここ数週間で数万円の散財をしてしまったので、財布に余裕がないんです。
今日だって、数万円近いものを既に持っているにもかかわらず、もう一個欲しいなーと危うく買いそうになったし。踏みとどまれたのは来週ドリパがあるからで、これ用に資金を少なくとも2万以上は残しておきたかったから。

秋はイベントの季節です。なので私も今月からイべンターになります。まあ、私もほんの数年前までは毎週がイベント、毎月の土日が埋まっている人だったんですが、最近はピンとくるイベントがないからなのかあんまり参加していない。とはいえ、以前は大して興味もない声優でもとりあえず参加しておこう見たいな流れや試みもあったから、当然と言えば当然だよね。そうした中での出会いや別れもあり、現在まで続いている関係もあるから、当日の自分を否定するつもりはないというか、あのころは元気だったなぁというのが正直なところ。
今の私にはどうしたって毎週イベントとか無理だもん。体力上はともかく、気力が持たない。それに積極的にイベント参加したいと思ええる相手もいないというか、若手及び新人に対する興味が限りなく低い。昨日の日記で丹下桜について書いたことで痛感したけど、私の世代はやっぱりあの辺りなんだなと。そして、堀江由衣、野川さくら辺りで打ち止めなんだよ。そこから先は、それこそ花澤・牧野が台頭してくるまでほとんど声優に対する積極性を失っていた。声優ファンとして、オタとしての自分を再認識したのはキタエリ旋風による影響が大きいんだけど、要するに新世代の幕開けが旧世代に止まっていた私を引っ張り出したんだろうね。今の若手はパワーあるもの。

実はつい先日、牧野由依のイベントが地元のアニメイト横浜店で開催されるとかで、その参加券をゲットにしに行きました。HP上では横浜はまだ配布しているとのことで、悠々と向かったのですが……ない、配布終了してた。既に川崎が一足先に配布終了していたことは知っていたので、これはまずいと即座に町田へ直行。横浜線だと高くつくので地元まで戻って小田急線、思えば小田急線に乗るなんて何年ぶりだったんだろうか。小田急乗る前にアニメイト町田店に電話して、参加券がまだあることを確認。横浜市民なのに町田市のアニメイトでチケをゲットとは、なんとも複雑な気分です。
知らない内にアニメイト町田店は移転していたらしく、といっても旧町田店の向かいのビルなんですが、日本でも有数の狭さを誇った店舗がそこそこの大きさになっていました。町田に行くこと自体が久しぶりというか、若者の街だけあって相変わらず活気があったなぁ。アニメイトはビルの8階に移転ということで、カラ鉄が入っているところですね。わざわざエレベーターを使わなければいけないのは、なかなか面倒な気もします。
店内の奥の方にあるCDコーナーに突き進み、お目当ての「たんぽぽ水車~Yui Makino version~」を購入。スケッチブックの最終回で流れた挿入歌を、牧野由依がソロでカバーした1曲。スケッチブックは私が好きなマンガの五指に入っているし、アニメのDVDもBOXで買ってしまうぐらいにハマった。BOXなんて出てないだろうって? ゲマ屋で全巻購入すると貰えたんですよ。だから、すべて定価購入。
無事に参加券もゲットでき、お金もなかったんで即帰宅。そういやゲマ屋に寄るの忘れてしましたが、まだあるんですかね……と思って調べたら、旧アニメイト町田店あった場所に入ったとか。いや、意味ないじゃん。なんの意図というか、目的があってそんなところに移転してしまったんだ。あれだけの店舗を手放すなんて、あれか、これはエロゲを買う店として特化したと考えていいのか? アニメイトでは取り扱いの難しいあっち系の商品を売り、男性客を引き込もうって魂胆か。アニブロゲーマーズ池袋店の存在価値と理由を鑑みるに、あながち的外れじゃなさそうで怖い。

まあ、よっぽどのことがない限り町田なんて行かないだろうし、今回行ったことでCDは発売日に買うか、そもそも予約しましょうの教訓を再確認したので、今後は横浜店で買おうかなと。実のところ、アニメイトでは全く買い物をしない人だから、予約システムとかすっかり忘れてるんだよね。予約専用のカードとかあった気がするけど、あれってまだあるのかな。
アニメイトカードも何回か変更されて、確か最新版も持っていた気がするけど……基本的にメロンとゲマ屋、ソフマップの人だからなぁ。本は本屋で買うことも多いし。わざわざ東口のアニメイトに行く気が起きないってのが本音。いや、嫌いじゃないんだけどさ。
あれでもアニメイト内の独立店舗だったわけだし、全国で3番目に大きい店舗だ。いつになったら、ビル内の休憩所を乗っ取って店舗拡大するのかと思っているんだけど、あそこって元々レストランだったんだよね。
それから、アニメイトに隣接した3階の居酒屋兼定食屋は一度入ってみたい。先日行ったときはまぐろカツが昼のメニューだった……

とにもかくにも久しぶりのイベント、握手会です。そういや、最後に握手した声優って牧野由依かもしれない。いつだったかの文化放送ライブで。あれ以来、声優と握手はしていなかった気がする。ふむ、なんか感慨深いな。
丹下桜のRADIO・A・La・Modeが始まりました。「あなたのハートにときめきLOVE!」とか文化放送で言ってたのが13年ぐらい前だから、結構な年月が過ぎているはずだけど、感覚的にはそれほど懐かしいとは思わなかった。
感想を一言で言えば私はこのラジオを聴くために今日まで生きていたのか、という錯覚をしてしまうほどに素晴らしい、凄まじいラジオだった。

いつだったかの日記に、私は別に丹下桜は好きでも嫌いでもないみたいなことを書いていたけど、だったらファンじゃなかったのかと言われれば、自分自身どこがどうファンじゃないのか分からないといった感じで、なんだか文章が複雑化してきます。
90年代まで記憶を遡らせてみると、確かに私は丹下桜が出演する作品をすべてチェックしていたし、トラチョコだのもっと!ときめきメモリアルといったラジオも聴いていたし、さらにはイベント等にも足しげく通っていたわけだけど……なんだろう、自分が明確にファンであった実感がわかないというか、あの当時はBeeメイツだったからな私。マリ姉ファンやっていたせいか、他の声優への思い入れが少ないのかな。でも、声優行を休業してからも結構ライブとか行ったんだよなぁ。途中で付いていけなくなって止めちゃったけど。
私としては丹下桜が丹下桜として復帰したことに軽い驚きを覚えているというか、やっぱり人は結婚すると明るくなるんですね。某商業作家と話していたとき、某週刊漫画家の作風の変化は結婚したからだという結論に行きあたって、やっぱり結婚は人生におけるステータスとなり得るのかもしれない。昔は丹下桜時代のことを口にするのも禁句だった時期があるというのに、これは大変な変化だと思う。
まあ、当時は本当に色々あったというか、タブー中のタブーだったから、うっかり酒に酔ったどこぞの職業オタクが漏らそうとした以外に、丹下桜休業、当時は引退扱いでしたか、その話題に触れる業界人もいなくて、それを考えると今の状態は奇跡ですね。

久々のフリーパーソナリティ、しかも冠番組ということで、私もリアルタイムで聴くべくパソコンの前で待機。なにせ再放送というかリピート放送がないみたいだったから、聴き逃したら洒落にならない。
始まったラジオは本当に気持ちがいいというか、気分がよくなる具合のもので、声に衰えというものを全く感じなかった。本人は10年ぶりの活動再開であるから、あらゆる現場で浦島太郎気分を味わっていると言っていましたが、聴き手としてはブランクを感じさせないトークや進行だったと思う。ただ、投稿されてくるお便りがメールだったことに新鮮さを覚えているというのは、やはり時代の流れなんだなと。なにせ、あの閣下の番組でさえメール投稿がありになったみたいですし、ネットラジオの場合は大半がメールのみでしょ? FAXも少ないだろうし、そういや水瀬さんちがメールのみの受付だったときは驚いたなぁ、あそこからメールによる投稿というのを強く認識づけられた気がする。
しかし、この新番組は良いなぁ。忘れかけていた投稿リスナー魂というか、はがき職人根性に火がついた気がする。私自身ラジオ好きってのもあるけど、30分があっという間に過ぎ去っていった。長らく忘れていた感覚というか、面白いラジオってのは時が経つのも忘れてしまうぐらいなんだよ。よく言うでしょ、面白くないことほど時間が経つのが遅く感じるって。それと同じです。

ただ、あれだね、投稿したいなと思ってはいるんだけど……凄い緊張する。ここ数日まともな文章を書いていなかったからとか、そういうんじゃなくて、とにかく緊張する。採用されるとかされないとか、そういうの一切抜きにして緊張してる自分がいる。心臓とかバクバク言ってんの。握手会に参加すると気だってここまでハイなテンションにはならないってのに、私も相当ひどいですね。
これじゃまるで……いや、ここから先はやめておこう。酷いというレベルじゃ済まなくなってくる。
なんていうか、本当に生きててよかった。いつもラジオ番組について書くときはコーナーとか事細かに紹介するんだけど、うん、今度でいいや。今はただこの幸せな気持ちを大事にしたい。私も結局は世代なんだよなぁ、ファンだとかファンじゃないとか、そういうのはどうでもいいんだよ。好きな声優がラジオやってて、それを聞くことに理由なんていらないのさ。
とりあえずメール出そう。読まれるとか読まれないとか、そういうのどうでもいいから。

面白いことってさ、ちょっと角度や視線を変えればいくらでも転がってるんだね。そういうことを実感できたというか、仕事なんかも忙しくなればなるほど面白くなってくる。生の充実感にも、色々あるもんだ。
超電磁砲のOPがCyber Nation NetworkのSUPER_VOYAGERに似すぎていて吹いた。90年代を生きた皆様方にはお馴染み、Sister MAYOがボーカルを務めていたグループですけど、なかなかどうしたそっくりじゃないかと。多分、Cyber Nation Networkを知っている人はみんな思ったというか、感じたはず。
fripSideはメインボーカルのnaoが脱退して、南條愛乃に変わったそうだけど、声質が似てるんですかね。
いや、それはさすがにSister MAYOに失礼か……うーん、曲構成とかコードとか、私は音楽よく知らないけどよく似てるなぁ。感覚と印象が伝えてくるというか、only my railgunを初めて聴いたとき、パッとSUPER_VOYAGERが思い浮かんでしまったんだよね。

まあ、こういうこともありますよ。アニソンだし。パクリとは言わないし、こんな風に似てしまうことだってあるよ。パターンというのもあるんだから。まあ、Cyber Nation Network自体が既存のパターンとかそういうのにあまり捕らわれない、当時としては珍しいグループだったんだけど……モスキートンとか大好きでした。
fripSideもねぇ、まさかボーカル変わっていたとは。エロゲではお世話になりましたというか、恋姫無双の曲好きだったんですけどね。別に南條愛乃の歌声は好きだし、良い感じだと思うんだけど、ボーカルが抜けても解散しないってのは凄いや。でも、CooRieがrinoだけになっても続けてたり、savage geniusがああのソロプロジェクトになって続いていることを考えると、別段不思議はないんだろうか。音楽性の違いと言うんですか、結構仲違いも多いらしいですからね、音楽業界。
そんで、久々にベストとかシングル引っ張り出してきてCyber Nation Networkの楽曲を聴いてるんですけど……やっぱ良いもんですね。今の私のテンションに凄い効くというか、私が求めていたのはこれだと思った。
SUPER_VOYAGERも当然好きで、これはビーストウォーズⅡの二番目のOPなんですけどね? どちらかといえば、本当に微妙な差なんですけど、私は最初のOPであるGET MY FUTURE好きで。久しぶりに聴いて、今の私が抱える問題とか、心の葛藤とか、精神不和とか、そういうのが全部流されていく感じがして。流されていくは少し違うか。また歩き出すための勇気みたいなものを貰ったというか、こんなことをしている場合じゃないって気分にさせてくれた。
私の中のにある90年代ベストアニソンで五指に入る一曲なので、是非聴いて貰いたいですね。まあ、なんですか、探せば色々なところで聴くことも出来るんじゃないでしょうか。私はCD持ってるからいつでも聴けるけど。

本当に先週はグダグダしていたというか、仕事に逃避するだけの日々でした。悲恋堂に諭されたり、CNNの曲を聴いたりしてやっとテンションを取り戻してきて、原稿の方にもなんとか手をつけることが出来ました。日記を書くことすら拒否してしまうほど精神的に落ち込んでたんだけど、古い作品を公開することで原点回帰してみたり。あの話は本当にいい話というか、あれは私の原典にしてバイブル。出典は明記しないけど、あんな感じの作品が描きたくて、でも書けなくて、今日まで物書きの真似事を続けていたりします。
気がつけばオリジナルの小説以外は大抵のことを仕事でこなしてしまったというか、後やってないのはゲームのシナリオと実写の脚本ぐらいになってしまったんだろうか。あぁ、舞台脚本もまだだった。一度やりたいというか、知り合いに戯曲書いている人がいるから今度話でも聞いてみようかな。
オリジナルもねぇ、最近はご無沙汰というか、ぶっちゃけ一年ぐらい書いてないんだけど……恩師や悲恋堂の言うとおり、オリジナル書かずに二次創作や同人やってるのは本末転倒なんだよね。私もそれは判ってて、判っているけど楽しいから辞められないってのが実状だったんだけど、最近はそうでもないというか、なんというか。テンションはなんとか取り戻したけど、モチベーションはなかなか上がらないということかな。困ったもんだ。

今はとりあえず同人の原稿を纏めていて、初稿自体はほとんど完成しています。これからそれを絵描きと校正者に送るわけだけど、予想以上にページ数があるという。1ヵ月程度で校正及び修正を終わらせたいんだけど、果たして間に合うんだろうか。少し心配になってきてしまった。結局、校正者も親友の手を借りることになったから、しばらくは周囲に頭が上がらなくなりそうだ。
日記を書くことすら放棄してしまったここ数日。二次創作や同人に心底嫌気がさして、自分探しの旅に出ようとしてました。なにせ、なにか書こうとすると吐き気までしてくるんだもの。さすがにヤバイというか、この状況では書きようがないと思って。どこか遠くに旅立ち、温泉にでも浸かってゆっくりしようと、割とマジに考えてた。
今思うと一週間も仕事休むなんて不可能だし、そもそも行く当てなんてなかったんだけど、とりあえず旅支度を調えて後は小田急ロマンスカーに乗ってから考えようとか思ってた。東海道線じゃなくて小田急ロマンスカーなのは、そっちのほうが近いから。芦ノ湖行きたかったなぁ。

それを取り止めたのは仕事が主な理由ではあるんだけど、もう一つは出発前に悲恋堂を訪ねたからで、認めたくないけどどうやら私はあそこの店主に借りを作ってしまったらしい。
悲恋堂に行くのは凄い久しぶりのことで、先月は25日の時点でハルカナソラひきこもりに入ってしまったから……なんだかんだと2週間以上ですか。義理を欠かすわけにもいかないと、「旅に出ます、探さないでください」口頭で伝えるべく、わざわざ出向いたわけです。よく考えると私も馬鹿なことをしているというか、精神が疲弊しきっていた証拠でしょう。自分でもなにやってるんだと思うけど、あのときはどこまでも真面目だったんだろう。
旅に出る旨を伝えると、店主は「なに言ってるんでしょう、この馬鹿者は」みたいな顔をして、理由を訊いてきました。特に隠すつもりもなかったし、あるいは聞いて貰いたかったのか、私はなにがあったかを事細かに話しました。それは半分以上が愚痴で、残りは全部泣き言でしかなかったんだけど、喋り出すと止まらないのね。店主は自分から訊ねたくせに、聞いているのか聞いていないのか、適当な相づちを打っては全部話すように諭してきて。まあ、悲恋堂の店主というのは二次創作を毛嫌いしてるし、同人というものを軽蔑しているからそこが気に食わなかったんだと思う。
一通り話し終えても私の気分がスッキリすることはなく、むしろ色々思い出してむかっ腹さえ立ってきたんだけど、自分にはどうしようもないことだった。店主に話したのは、HP経由で届いたメールの中に、「誰かに相談してみたらどうか?」という助言があったからで、もしかしたら無意識に相談を持ちかけていたのかも知れない。答えなんて、返ってくるとは思わなかったけど。
話すことは話したし、別に明確な助言や励ましを求めていたわけでもなかったから、店主の反応を見たら帰ろうと考えてたんだけど……いやはやなんともはや、次の一言はこれまでの悲恋堂語録の中でも一番強烈で意味不明だった。

「さて、それじゃあ私と一緒にドラえもんでも観ましょうか?」

キルヒアイス風に言えば、「私はまだ、この方のすべてを理解できてはいない」といった感じなのでしょうが、それほどまでに唖然としてしまった。なにがどうして傷心野郎の愚痴と泣き言を聞いた後に、ドラえもんへと繋がるのか。やはり常人とは思考や発想が違うというか、本人に言わせると「世捨て人ですから」になるんだけど、そんな世捨て人さんはさっさと店を閉じて、私を居間の方に引きずり込み、座布団やら茶菓子やらを手早く用意。「大長編、映画で良いですよねー」なんて訊いてきて、映画以外になにがあるんだよと思ったんだけど、どうやら80年代及び90年代の大晦日だよドラえもんと、夢気球のビデオまであるらしい。夢気球に至っては夏と冬の両方があるとか。私だって夏しか持ってないのに。
80年代の映画から選ぶらしく、「うん、これにしましょう」と店主が手にしたのは日本誕生。80年代では最後の一作で、興行収入も観客動員数も歴代映画のトップクラス、再放送も幾度化された人気作です。いや、まあ、嫌いじゃないけどさ。どうせ映画全部持ってるなら、なにを観るかぐらい訊いてきても良いんじゃないかなーと、そのときは思った。私は海底鬼岩城が好きなので。
次々に映画を観る準備が整って、いつから悲恋堂は茶の間で客に映画を見せる店になったのだと、私は呆然としてた。ポンポンと畳の上に敷かれた座布団を店主が叩いたんで、まあどうせ暇だし……と従うことに。我ながら意志が弱い。後になって店主にも言われたけど、私はもう少し自分を優先させたほうが良いらしい。

映画自体は何遍も観てるし、内容を知らない人もいないとは思うんだけど、様々な理由で家出することにしたいつもの面子が、人間がいないとされる7万年前の日本に自分たちのユートピアを作ろうってのが映画の序盤。この家出の理由ってのが本当に色々で、のび太はまあ家でも学校でも怒られてばっかりというお馴染みの理由なんだけど、ジャイアンは店番、配達、草むしりといった家の仕事に扱き使われるのにウンザリして、「俺は母ちゃんの奴隷じゃないっつーの!」と叫ぶんですが、「そういうことは、奴隷みたいに働いてから言うんだね!」と切り返されて家を飛び出します。いや、何度観てもこのときのやり取りは笑える。笑えると言うか凄い。
空き地にはスネ夫もいて、こちらは全教科に家庭教師をつけて朝から晩まで勉強三昧の日々を強制されそうになったことへの反発。最後に現れたしずかちゃんは……なんでしょう、スランプなのかピアノのお稽古が嫌になったそうです。なんか、しずかちゃんだけ取って付けたような理由ですけど、しずかちゃんはバイオリンだったりピアノだったりと、その時々で習い事が変わってますね。
ドラえもんは一番深刻というか、パパが旅行に行く会社の部長からハムスターを預かってきてしまい、ネズミに似たその姿に卒倒しそうになったから。まあ、家出するにも結構理由はあるものです。そこで人間のいない7万年前に逃避行を敢行するわけですけど、この下りを観ながら店主がニヤニヤと視線を向けてくるんですよ。嫌みかってぐらい。考えるまでもなく嫌みなんだろうけど、なんで店主がこの映画を選んだのか判った気がした。

到着した七万年前で、ドラえもんたちは自分たちだけのパラダイスというか、ユートピア作りを始めます。この辺りは夢一杯の内容で観ていて微笑ましいんだけど、ドラえもんの前半部分は本当に憧れる部分が多いというか、海底鬼岩城や日本誕生、雲の王国はずば抜けてると思う。
ユートピア作りも順調に進み、大根飯こと、大根を二つに割ると出てくる料理を食べる一同。これは大魔境の植物改造エキスに近いものがあるよね。ドラえもんの映画は、ジブリより食事のシーンが美味しそうだと思うんだがどうだろうか。どら焼きとカツ丼は大抵出てくるよね。スネ夫がステーキじゃなくてビーフカレーだったのが少し意外。
食事も終わって、造った家の前にデッキチェアを並べて日光浴。虹なんて架かっちゃったりして、大自然を満喫しています。

「ほら、しずかちゃんも言ってるでしょう」

のりしおをバリバリ食ってた店主が口を開いて画面を指さしました。丁度、大自然に満足していたしずかちゃんが「小さな悩みなんてどうでも良くなっちゃうわね」と言って、ジャイアンが「ここらで一回帰ってみるか」と提案し、みんなが同調するというシーン。
その瞬間に私が受けた衝撃というのは凄いものだった。軽く誇張はしたけど、要するに悲恋堂はこのワンシーンを見せるためだけにこの映画を選んで、実際に見せたわけですよ。なんという遠回りなやり方……それだけに虚を突かれたけどさ。

「人間ってのは、次々と沸いてくる悩みをすべて抱えられほど、大きな器をしてません」

店主が喋る。

「大なり小なり人は悩みを抱えていて、それらが全部解決するわけでもない」

店主が語る。

「だから、ある程度は捨てていかないと、人は前に進めません。重いものを背負って歩くにも、限度ってものがあるんですから」

偉そうなことを言っていますかね、と訊かれたから、別にと答えた。実際に偉そうじゃなかったし、むしろ昔のことと重ね合わせて自嘲気味だった。店主がまだ店主じゃなかった頃をよく知っているだけに、私は暗澹たる気分。
忘れてしまえよ、そんなこと。かなぐり捨てて歩けばいいじゃん。こういう発想が出てくるところが、やっぱり世捨て人のそれだよなぁと思った。私にはとても真似できないというか、そういう切り替えや切り捨てが本当に出来ないんだよね。

映画を観ながら、色々なことを話した。映画とは全く関係ない内容を、とめどなく、それこそ映画終わってからも話した。店主はしきりに一次創作、つまりオリジナルへの復帰を諭してきて、それによって気持ちを切り替えるべきだと言ってきました。お前が二次創作嫌いなだけだろうと思ったけど、私自身それしか残ってないと感じていたのは事実。
「大体、あなたに一人旅が出来るわけないでしょう。寂しくなって、すぐに帰ってくるのがオチですよ」
ケラケラ笑いながら、店主は私に無駄な旅路など辞めるように言って、この頃になると私も旅に出る気分も気力も消え失せてたから、素直に頷いてしまった。

なんというか、この日の出来事を文章で表現するのは無理だわ。私の頭の許容範囲を突破したというか、あまりにも理解不能な流れだった。一つ理解できたのは、悲恋堂に対して精神的な借りを作ってしまったと言うことで、これはかなり巨大なものだと思う。今年中に返せるか、とりあえず悲恋堂ありがとう。今度スパムでも持って行くから。一緒に焼いて食べましょう。
年内に一次創作を再開させるつもりはなかったけど、準備だけはしておくべきなのかも知れない。同じ逃げるにしても、せめて正道を歩きなさいと言われたし。どうしようかな、そろそろ寝かせているプロットも熟してきたのだろうか。候補はいくつかあるけれど……まあ、その前に同人やるかな。約束は約束、やると決めたことを投げ出すほど、弱者になったつもりもないから。逃げようとはしてたけど。悲恋堂のおかげで逃げ出さずに済んだよ。

ここ数日の日記で原点回帰も済ませたから、後は書きます。書きまくります。自分に出来ることだけは目一杯、精一杯やりたいから。そのための努力は怠らないし、テンションやモチベーションも幾分か戻ってきたから。考えすぎは身体に毒とは、本当によく言ったものです。

Moon Flag

2009年10月9日 読書


     Ⅲ

 週末、僕は休暇を取り、旅支度を整え、リゾート地湯河原に向かった。東海道線の車両は人いきれでむせ返るようであった。僕のような休暇旅行のようなものは見あたらない。リゾートを楽しめるような人々は、皆月に登った。列車の中は、ほとんどが東から西へ向かう労働者たちだ。

 病院は駅からバスで三十分ばかりの海沿いの場所に建っていた。小さくて小奇麗な、白い建物だった。
 
 まるで、彼女の水族館みたいじゃないか。

 構内の葉桜が朝の光を反射して眩しい。もう、春も終わりに近づいているのだ。


「体の調子はどう?」

「悪くはないわ。一週間前からリハビリを始めたところよ。何とか歩けるようにはなったの」

 僕はキトラが入院している個室へと見舞いに来ていた。

「ありがとう……でも、あなたには都合が悪いんじゃない?」
「歩けるようになったら、また戦場に行くの?」
「さあ、どうかしかしら?」
 おそらく、答えは決まっているのだろう。
「好きにすればいいさ。君の思うようにすればいい」
「随分な転向ね。平和主義も、すっかり匙を投げてしまったの? それとも、あなたもレジスタンスに入っちゃったのかしら」
 意外そうだが、どこか楽しげにキトラは訊いてくる。
「そうじゃない。多分、そうじゃないと思う」
 僕は否定する。そしてキトラは、少し寂しげな声を出す。

「私がまた鉄砲に撃たれたら、また助けに来てくれる?」

「行くさ、何百回だってね」

 だから僕は、ハッキリと答える。

「千五百キロも離れてるかもしれない、上海で撃たれるかもしれないのよ?」
「きっとね、そういう時は、何故か僕も上海に居るんだ」
「ふーん……」
 キトラは僕の答えに、少し考えながら、窓のほうに目をやった。
「ねえ、外に出ましょうよ。ここからじゃ海がよく見えないし、毎日天井を眺めているのは、気が滅入るわ」

「海が好きなの?」

「海が嫌いな人が居ると思うの? あなたは時々、本当につまらないことを言うのね」


     Ⅳ

「あー、気持ちいいー。この海にも生き物が居るのかしら?」
「この季節だと、クラゲが沢山居るだろうね」
 僕とキトラは、病院からすぐの海岸へと来ていた。キトラはまだ自由に歩ける段階ではなく、車イスで出てきた。
「海の生物はどんどん絶滅してるのでしょう?」
「クラゲは、見た目によらずとても生命力の強い生き物なんだ。どんな海だって生きていける。友達の女の子が教えてくれた」
「クラゲみたいに何も考えず、どんなところにも行けたらいいのにね」
「悩みながら生きるのも、それほど捨てたものではないさ。人のこととか、地球や月のことまで抱え込んで引きずられている姿は、ある意味ではとても幸せかもしれない……もしかしたらクラゲにだって悩みはあるかもしれないし、家族や、居なくなってしまった仲間を、とても心配しているクラゲも居るかもしれない」
 クラゲのことを言っているようで、僕やキトラにも十分当てはまることだった。

「ねぇ、少し私のことを話しても良い?」

「ああいいとも」
 海を見つめる少女の瞳には出会ったときや、僕の家で過ごしていたときと違って、光が宿っているように見えた。感情という、光が。

「私は父が事故で死んでから、地区の長老の家に里子に出されたの。新しい父は随分おじいちゃんだったけど、街の労働者のリーダーで、私のような子供をこっそり匿って月や、改修公社と戦うときのための兵士として育てていたの」
 それは僕の知らない世界、知らない現実、見てこなかった事実。
「家にはたくさんの子供が居たわ。町の人たちも彼の活動に協力していたから、私たちは地区のみんなに育てられたようなものね」
「それで、君に銃を持たせてテロをやらせたのか?」
「強制されたわけじゃないのよ? 行かなかった子だって居たわ。でも、私はそうすることが当然だと思ったし、今でもそう思ってるわ」
 主義でも思想でもない、それは信念。

「でも、もう町のみんなは私は死んじゃったと考えているでしょうね……ねぇ、みんなは私のこと心配していると思う? 私が死んでしまったと思って悲しんだと思う?」

「心配してるさ。それに、君が居なくなって、とても悲しんだと思う。君に友達は居る?」

「居るわ、たくさん」
「だったら、君は君の町に、また帰るべきだと思う」
「……そうね、歩けるようになったらそうさせて貰うわ。そして、多分また戦場に行くことになるでしょうね。私は私の友達や、育ててくれた人たちのために戦いたいと思ってるのよ。私のことの手で。あなたはいやがる? 馬鹿げてると思うのかしら?」
 どこか寂しげなその問いは、キトラという少女の純粋な気持ちと、その生き方が籠められているように思えた。

「いや、君は君の信じるように生きればいいと思う。君は小さな間違いはたくさんするかもしれないけど、大きく迷子になることはないと思う。それに、危なくなったら五百キロ離れてたって僕が助けに行く」

「上海にいても?」

「上海にいても」

「……馬鹿ね」

「でも、町に帰る前にしばらく僕に付き合って欲しい。連れてきたいところがたくさんあるんだ。着せたい服がある。観覧車にも乗りたいし、アイスクリームも一緒に食べたい。北海道に行けば泳げる海岸だってある」

「意外と陳腐なのねぇ。いいわよ? 高等遊民の生活だって何かの勉強になるんだわ」

 キトラは嬉しそうにこちらを見る。その笑顔は、とても可愛らしかった。

「ねぇ、あなたはどうして地球に残ったの? あなたの大切な物って、一体何かしら?」

 それは親友の楓が、旅だった同級生が、軍人の頼木中尉が、幼なじみの桐華が、たくさんの人が、僕に訊いてきた質問。

「さぁ……多分それを探していて、月に乗り損ねたんだと思う」

「地球にそれがあると思ったから?」

「……多分」

「そういうのを優柔不断って言うのよ? で? それは見つかったのかしら?」

「多分ね」
 キトラの問いに、僕は曖昧な答えを返した。優柔不断な、その答えを。
「……私があなた家でニュースを見て、我を忘れて改修公社に行ったときの話なんだけど」
「ああ」
「改修公社に着いて、貧しい人たちやら学生やらが必死で大声で叫んでいて、石や卵なんかを投げていて……私は後ろからそれを見て、何だかみんなが凄く馬鹿みたいに思えたの」
「馬鹿みたいに?」
 意外な発言に僕は聞き返す。
「みんな周りが見えなくなっていて、凄く一生懸命で、何だかとても滑稽な風景だったわ。女の子とアイスクリームを食べたいなんて考えている人は一人もいなかった。でも、別にその人たちを軽蔑しているわけでも、私のことを棚に上げているわけでもないのよ?」
「わかるよ」
「ねぇ、そのとき、きっと私はあなたの気持ちになっていたんだと思うの。あなたの眼で、あなたが見るように暴力的な人たちを眺めていたんだわ……不思議ね、どうしてそんな風に景色が見えたのかしら?」
「それは、君の肺に、まだ僕の家の空気が残っていたからじゃないかな? 僕は世界を外から眺めて、分かっていたような気になっていたし、僕の家は多分二三次元ぐらいの場所にあるからね」
「当てつけで言ってるんじゃないのよ? あぁ、こういう物の見方もあるんだって、私は驚いたの。あなたのような人も、世界には必要だと思うのよ。この不安定な地球を、バランス良く回すためにも、改修公社で働いても、レジスタンスになっても、あなたはこの星を良くしていくことが出来るわ。それは、ほんの少しかもしれないけど」
 実際に世界は変えられる。でも、違う。何百年だって――
 かつて、頼木中尉はこういった。誰だって世界は変えられるし、救えると考える。そしてそれは大きさの問題ではなく、もっと別のことなのだろう。

「ねぇ、お願いしてもいいかしら? ここで歩いてみる練習をしたいんだけど」
「もちろん」
「まだ一人で立てないの。手に、捉まってもいい?」
「どうぞ」
 僕はキトラへゆっくりと手を差し出す。
「んっ」
 キトラは力を込め僕の腕を掴み、立ち上がろうとする。
「――っ、結構重いね」
「痛っ!」
「痛いの?」
「痛いに決まってるじゃない。あなたは何でそんな間抜けなことばかり言うの? んっ……もう手を離しても大丈夫よ」
「いや、危ないからこのままでいいよ」
 見た目ほど、キトラはまだ回復していないようだった。どこか無理をしているんじゃないだろうかと、心配してしまう。
「実はまだ、歩く練習はしてないのよ」
「大丈夫なの?」
「大丈夫……歩いてみるね」
 キトラは右足を前に出す。砂浜は、彼女の足を柔らかく受け止める。
「痛っ……歩いたわ!」
「次は左足」
「んっ! 結構、残酷なことを言うのね~」
 キトラは一歩一歩、サクリと音を立てながら砂浜を歩く。
「ふぅ、もういいわ……あ~っ、気持ちいい」
 キトラは海を見つめ、両手を広げて立っている。

「……その一歩は、小さな一歩だ」

「昔話」

「…………」

 僕が無意識に言葉に出していたそれは、確かに昔話の一部だった。僕とキトラは、声を出して笑った。



「ねぇ、私、あなたのこと好きよ? あなたのことが好きなの」

 夕焼けで海が茜色に染まってきた頃に、キトラはそう切り出してきた。それは僕の人生の中で、二度目の告白だった。

「銃で撃たれとき、私は夢中であなたを捜したのよ。何故かしら、あなたがきっと居ると思ったの。そしたらあなたは目の前にいたの。凄いしかめ面をして、あなたは私の名前を呼んだわ。私はあなたの名前を呼んだ。私は嬉しかったの。本当は、私はとても嬉しかったのよ? ねっ、あなたは天使を信じる?」
「どうだろう……多分、信じていないんじゃないかな?」
「私はそのとき思ったの。あぁ、もしこの世に天使が居るなら、あなたみたいな人なんじゃないかなって。しかめ面をして、優柔不断で、少し理屈っぽくて、いつも退屈そうで、でも、あたしを助けに来てくれる」
「随分情けない天使だね」
「自信家で話の上手い天使なんてやじゃない? あたしは褒めてるのよ?」
「でもよく、つまらない昔話を始める」
「フフッ、昔話を始める……つまらない話は天使になるために必要な要素なのよ」

 それからというもの、僕は言わなくても良い冗談と、つまらない昔話をやたらめったら喋り続けた。少女はそれを軽くたしなめながら、ずっと笑って聴いていたのだけど、終いにはやはり退屈して、あくびを始めてしまった。


     Ⅴ

――前略、桐華様。

 お元気そうで何よりです。そして、メールの返事が遅れてごめん。

 地球の改修公社も、いよいよ戦争を始めるようです。恐がりなのは、月も地球も同じようなのです。現実には地球のあちこちで小さな内乱が起こっていて、国連軍と改修公社軍、ついに、改修公社も軍隊を持ったのです。彼ら地球を守る軍隊は戦車やミサイルで、反乱軍の鎮圧を始めています。
 改修計画も、地球再生計画も、理想は高いのだけど、地球はいよいよ黄昏のときを迎えているようです……。


 卒業おめでとう。そして就職も。僕はてっきり、君は水族館に就職するものだと思っていました。水族館で働く君の姿は、何故だかとても似合っているように思えていたから。
 イスを作る話は、もちろん憶えています。君の口ぶりだと卒業制作は、あまり納得のいく物じゃなかったみたいですね。
 でも、きっと大丈夫です。君はきっと、誰からも愛される素敵なイスを作り上げることが出来ると思う。君が言うように、今はまだ勉強の時期なのでしょう。まだ、全てが始まる前なのです。多分、僕にとっても。

 自信を持ってください。君の毒舌で落ち込むことが、僕の楽しみでもあるのだから。


……僕は君のことをとても羨ましく思っています。僕は君がとても羨ましい。君が月へ行ったときも、水族館の話をするときも、正直言って、しんどいぐらい羨ましかった。僕は君みたいになれないことが自分でも分かっていたから……本心では、月に行きたくても行けなかったんだと思う。
 僕は大学を卒業して、月改修公社に就職しました。多分、改修計画終了後も、ここに残ることになると思う。でも、きっとそれで良いんだと思います。君が去った後、一人で地球に残ったことで僕は新しい眼で地球を見、そして、新しい人たちに会うことが出来ました。それは君が知っているような、相変わらずひねくれた眼や出会いなのだけど、最近少しずつ分かってきた。

 僕はこの地球に残りたい。僕はこの黄昏の星でここに残る人たちの暮らしを見続けていたい。月に旅立ちもせず、鎌倉の二三次元の家でただ日々をやり過ごしていた僕は、所長や友達の言葉にただ相づちを打つだけだった僕は、逃げていただけだ。僕が目をそらすことが出来ないものに、見えないふりをしていただけだった。僕はずっと、僕にしか見えないものを見ていると。

 遠くで、銃声が聞こえます。

 僕はその音のする方に進もうと思います。戦争に行くという意味ではありません。僕は、僕にしかできないやり方で、人間を救いたい。 それがどんな方法かはわからない。でも、きっとそういうものがあるんです。この地球に、確かにそれを感じるのです。

……何だか、つまらない話をしているな。桐華は月で今まで通り元気にしていてください。桐華のことを考えると、僕はとても励みになります。
 月は相変わらず僕の憧れです。そして、多分桐華とセットでそう思うのでしょう。

 別れの挨拶のようになってしまったけど、実はもうすぐ出張で一度月に行くことになりそうです。そのときは君が働いていた水族館でも案内してください。楽しみにしています。

 長くなってしまったけど、この辺で。
 桐華はきっと、素晴らしいイス職人になれます。たくさんの食卓で、学校で、レストランで、オフィスで、大人も、子供も、老人も、恋人たちも、桐華の作ったイスに気持ちよく腰掛けることでしょう……期待しています。頑張って、君は全ての幸運が、味方しているのだから。

 では、また――



END

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