君に出来るあらゆること
2012年3月6日 アニメ・マンガ
メロンブックス横浜店に寄って、6階の同人誌フロアで久方ぶりに同人誌を買いました。私は同人誌を主に即売会でしか買わない人なので、メロンへよく行く割に5階より上にはあまり上がらない人だったんだけど、今日は明確に欲しい物があったのでね。どんなエロ本だとそこの貴方、残念ながら一般向けのギャグ本です。私だってたまには一般向けの本を買いますよ。まあ、ギャグ本というのは珍しいかも知れないけど、ネットで見かけて面白そうと思ったし、なによりジャンルが好きだったというのが大きい。
このワグナリアプレイボールは、サークル・ふぇすたが発行したTVアニメWORKINGと、ちばあきおの傑作野球マンガプレイボールを題材としたクロスオーバー作品です。WORKINGは最近までアニメやってましたし、原作も未だ続いているから知っている人も多いだろうけど、ファミレスを舞台としたラブありのギャグコメディで、ハッキリ言って作中に釘バットが出てきたことはあっても野球なんて一欠片もしたことがない作品です。
片やプレイボールというのは、1980年代に連載されていた、今は亡き漫画界のスター、ちばあきおの青春野球マンガです。元々は、月刊少年ジャンプで連載されていたキャプテンという作品の続編みたいなもので、キャプテンは野球の名門中学から無名の弱小中学へと転校してきた主人公の谷口タカオが、本当は二軍の補欠だったにも関わらず、勘違いからチームメイトに名選手と期待され、期待に答えるべくひたむきな努力で実力をつけ、キャプテンとしてナインを率いるまでになるというお話です。主人公と書きはしたものの、谷口は主に序盤における主人公であり、作中における初代キャプテンという立ち位置です。キャプテンという作品は世の中の野球マンガでは珍しいことに、一人の主人公にずっと焦点を当てるのではなく、代替わりしていくキャプテンという存在そのものを描いていくんですね。谷口から数えて実に四代ものキャプテンが描かれ、そこには様々なドラマが生まれました。
では、その続編たるプレイボールとはどんな作品なのかというと、キャプテンにおける最初の主人公である谷口タカオの高校野球人生を描いたものであり、この場合の主人公は一貫して谷口となっています。
さて、それでは話を同人誌ワグナリアプレイボールに戻しますが、実は谷口くんは中学時代に骨折した状態で投球を続けるという無謀な行為をしたことで利き手の指を壊してしまい、高校入学当初は野球ができない身体になっていました。その為、野球部の練習を未練がましく眺める毎日を過ごしていたのですが、それを見兼ねたサッカー部のキャプテンが、出来ない野球を眺めているよりは、とサッカーに誘うわけです。それで谷口くんはしばらくサッカーに打ち込むわけですが、この同人誌は多分、谷口くんがサッカーに打ち込んでいた時期をファミレスでのバイトに置き換えたものなんでしょうね。
プレイボールの舞台は実のところ北海道でもなんでもないんだけど、まあ、そこは同人誌だから良いじゃないということで、物語は中学時代、無名の野球部を率いて全国制覇を成し遂げた男である谷口が、ワグナリアの新人バイトとしてデビューするところから始まります。谷口くんは基本的に気の優しい性格をしていますが、根が体育会系ですからとても元気があり、教育係の種島さんの元で立派なウェイターになる……と思いきや、谷口くんのファミレスバイト生活は、僅か2ページで巨大な壁が立ちはだかることになります。そう、男性恐怖症の伊波さんが出会い頭の谷口くんを殴り飛ばしてしまったのです! プレイボールの谷口くんは高1ですから、高2の伊波さんはバイト歴的にも学年的にも先輩に当たるわけですが、年上とはいえ女性の一撃に壁にめり込むほど吹っ飛ばされてしまいます。
この一撃に、「こ、これがっ…接客業!!」と多大な衝撃とショックを受けるわけですが、そこはひたむきな努力だけが取り柄の谷口くん、すぐに持ち直して「もっ…もういっちょ!!」と言って、伊波さんに立ち向かっていきます。当然、驚いた伊波さんは再度殴り飛ばしてしまうわけですが、へこたれない谷口くんは何度でも立ち上がり、結局その日は延々と殴られるだけになってしまいました。今まで、伊波さんの暴力に真正面から立ち向かっていったのは、後にも先にも谷口くんだけでしょう。
さて、伊波さんによって何十発も殴られた谷口くんですが、あんなに殴られたらもう二度と来ないだろうと後悔している伊波さんの予想に反し、「おはようございます、伊波先輩っ!! 今日もご指導よろしくお願いしますっ!!」と、何故か野球グローブ持参で現れます。2日続けて立ち向かってきた谷口くんに、伊波さんはわけも分からず殴り倒してしまうのですが、その日から谷口くんの新たな挑戦が始まるのです。
持ち前のガッツを発揮した谷口くんは、なんと二週間も伊波さんの暴力に耐えしのぎ、逆に伊波さんの方が谷口くんに怯えてしまうという状況にまでなりました。そりゃまあ、伊波さんの打撃を食らい続けて、折れることなく向かってくる相手なんて、WORKINGの世界にはいませんからね。例外として山田くんがいますけど、彼は空手部主将ですから打撃に対する防御の術を知っているだけですし。
さて、すっかり怯えきった伊波さんですが、こうなると黙っていられない奴が一人います。そう、WORKINGの主人公である小鳥遊くんです。伊波さんの男性恐怖症を改善するために頑張ってきた彼にとって、真正面から堂々と挑んでいく谷口くんが面白いわけもありません。しかも、伊波さんは今や谷口恐怖症になっているぐらいですからね。遂に怒りが沸点を超え、「毎日毎日伊波さんにボッコボコに殴られて!! 伊波さんが可哀想だとは思わないんですかっ!!」と、よく分からない主張をし始めます。しかし、この主張になんと店長が賛同し、「お前はちょっとやりすぎだ。とにかく今日はもう帰れ」と言われてしまいます。店長にまで言われた谷口くんは失意のうちに帰宅しますが、なんと彼は二週間前に新人として入って以来、仕事もせずに伊波さんに殴られているだけというのが発覚。山田よりも仕事をしないに加え、自分から殴られていく姿にバイトたちは変態ではないかと疑いますが、それに異を唱えたのはなんと相馬さん。キャラ崩壊もお構いなしに谷口くんを擁護し、皆をとある場所へ連れていきます。
「と…とうちゃん、もういっちょ!」
そこは北海道にあるのかわからない神社で、谷口くんがとうちゃん特製のパンチングマシーンに滅多打ちにされていました。キャプテン観ていた人にはお馴染みの投球マシーンですが、今回発射するのは硬球ではなくグローブです。既にボロボロの谷口くんに対し、とうちゃんは「…もうやめにしないかタカ」と、マシーンの威力で息子が壊れてしまうことを懸念します。しかし、諦めを知らない谷口くんは、「そこをたのむよとうちゃん!」と食い下がります。
「俺は中学のときの無理がたたって…この通り…ボールが投げられない指になっちまった…」
努力の末に野球が出来ない体になってしまった谷口くんは、募る野球への未練を断ち切るために、一大決心してファミレスのバイトを始めたことを打ち明けます。
「でも俺甘えがあった。接客業は野球よりずっと楽だろうって高をくくってたんだ。まさか油断するとあんなに殴られる職業だったなんて…」
普通のファミレスは油断したぐらいで殴られるようなものではないと思いますが、なにせそれまで野球一筋だった谷口くんにとって、ファミレスのあるべき姿など分かるわけがありません。
「だから俺はそんな自分に喝を入れる為にもっ、少しでも多く練習してっ…皆の足手まといにならないようしたいんだっ!!」
叫びながらパンチングマシーンでの特訓を再開する谷口くんの姿に、ワグナリアの面々も次第に感化されていきます。そうです、例えやることがなんであろうと、皆を引っ張り上げるのがキャプテン谷口タカオの魅力なんです。最後まで諦めない、その態度こそ大事なんです。
そして谷口くんは、ひたむきな努力を続けることで、遂に伊波さんのパンチを捌ききれるほどにまで成長します。その頃にはもう、彼の味方をする人はいても、敵は一人もいませんでした。しかし、そんなワグナリアに危機が訪れます。なんと、「おもてなし甲子園」で全国制覇を成し遂げた、料亭「青葉」従業員が、ワグナリアの敷地を掛けた勝負を仕掛けに来たのです! 果たして、谷口はちゃっかりバイトしている佐野率いる青葉から、ワグナリアを守ることが出来るのか……?
続きと結末は、是非同人誌で読んで貰いたいところです。私はなんていうか、谷口のひたむきな姿に思わず涙してしまいました。まさか、ギャグ同人誌で感動するとは思わなかった。まったくどうした、これだから同人誌というのは素晴らしい。
このワグナリアプレイボールは、サークル・ふぇすたが発行したTVアニメWORKINGと、ちばあきおの傑作野球マンガプレイボールを題材としたクロスオーバー作品です。WORKINGは最近までアニメやってましたし、原作も未だ続いているから知っている人も多いだろうけど、ファミレスを舞台としたラブありのギャグコメディで、ハッキリ言って作中に釘バットが出てきたことはあっても野球なんて一欠片もしたことがない作品です。
片やプレイボールというのは、1980年代に連載されていた、今は亡き漫画界のスター、ちばあきおの青春野球マンガです。元々は、月刊少年ジャンプで連載されていたキャプテンという作品の続編みたいなもので、キャプテンは野球の名門中学から無名の弱小中学へと転校してきた主人公の谷口タカオが、本当は二軍の補欠だったにも関わらず、勘違いからチームメイトに名選手と期待され、期待に答えるべくひたむきな努力で実力をつけ、キャプテンとしてナインを率いるまでになるというお話です。主人公と書きはしたものの、谷口は主に序盤における主人公であり、作中における初代キャプテンという立ち位置です。キャプテンという作品は世の中の野球マンガでは珍しいことに、一人の主人公にずっと焦点を当てるのではなく、代替わりしていくキャプテンという存在そのものを描いていくんですね。谷口から数えて実に四代ものキャプテンが描かれ、そこには様々なドラマが生まれました。
では、その続編たるプレイボールとはどんな作品なのかというと、キャプテンにおける最初の主人公である谷口タカオの高校野球人生を描いたものであり、この場合の主人公は一貫して谷口となっています。
さて、それでは話を同人誌ワグナリアプレイボールに戻しますが、実は谷口くんは中学時代に骨折した状態で投球を続けるという無謀な行為をしたことで利き手の指を壊してしまい、高校入学当初は野球ができない身体になっていました。その為、野球部の練習を未練がましく眺める毎日を過ごしていたのですが、それを見兼ねたサッカー部のキャプテンが、出来ない野球を眺めているよりは、とサッカーに誘うわけです。それで谷口くんはしばらくサッカーに打ち込むわけですが、この同人誌は多分、谷口くんがサッカーに打ち込んでいた時期をファミレスでのバイトに置き換えたものなんでしょうね。
プレイボールの舞台は実のところ北海道でもなんでもないんだけど、まあ、そこは同人誌だから良いじゃないということで、物語は中学時代、無名の野球部を率いて全国制覇を成し遂げた男である谷口が、ワグナリアの新人バイトとしてデビューするところから始まります。谷口くんは基本的に気の優しい性格をしていますが、根が体育会系ですからとても元気があり、教育係の種島さんの元で立派なウェイターになる……と思いきや、谷口くんのファミレスバイト生活は、僅か2ページで巨大な壁が立ちはだかることになります。そう、男性恐怖症の伊波さんが出会い頭の谷口くんを殴り飛ばしてしまったのです! プレイボールの谷口くんは高1ですから、高2の伊波さんはバイト歴的にも学年的にも先輩に当たるわけですが、年上とはいえ女性の一撃に壁にめり込むほど吹っ飛ばされてしまいます。
この一撃に、「こ、これがっ…接客業!!」と多大な衝撃とショックを受けるわけですが、そこはひたむきな努力だけが取り柄の谷口くん、すぐに持ち直して「もっ…もういっちょ!!」と言って、伊波さんに立ち向かっていきます。当然、驚いた伊波さんは再度殴り飛ばしてしまうわけですが、へこたれない谷口くんは何度でも立ち上がり、結局その日は延々と殴られるだけになってしまいました。今まで、伊波さんの暴力に真正面から立ち向かっていったのは、後にも先にも谷口くんだけでしょう。
さて、伊波さんによって何十発も殴られた谷口くんですが、あんなに殴られたらもう二度と来ないだろうと後悔している伊波さんの予想に反し、「おはようございます、伊波先輩っ!! 今日もご指導よろしくお願いしますっ!!」と、何故か野球グローブ持参で現れます。2日続けて立ち向かってきた谷口くんに、伊波さんはわけも分からず殴り倒してしまうのですが、その日から谷口くんの新たな挑戦が始まるのです。
持ち前のガッツを発揮した谷口くんは、なんと二週間も伊波さんの暴力に耐えしのぎ、逆に伊波さんの方が谷口くんに怯えてしまうという状況にまでなりました。そりゃまあ、伊波さんの打撃を食らい続けて、折れることなく向かってくる相手なんて、WORKINGの世界にはいませんからね。例外として山田くんがいますけど、彼は空手部主将ですから打撃に対する防御の術を知っているだけですし。
さて、すっかり怯えきった伊波さんですが、こうなると黙っていられない奴が一人います。そう、WORKINGの主人公である小鳥遊くんです。伊波さんの男性恐怖症を改善するために頑張ってきた彼にとって、真正面から堂々と挑んでいく谷口くんが面白いわけもありません。しかも、伊波さんは今や谷口恐怖症になっているぐらいですからね。遂に怒りが沸点を超え、「毎日毎日伊波さんにボッコボコに殴られて!! 伊波さんが可哀想だとは思わないんですかっ!!」と、よく分からない主張をし始めます。しかし、この主張になんと店長が賛同し、「お前はちょっとやりすぎだ。とにかく今日はもう帰れ」と言われてしまいます。店長にまで言われた谷口くんは失意のうちに帰宅しますが、なんと彼は二週間前に新人として入って以来、仕事もせずに伊波さんに殴られているだけというのが発覚。山田よりも仕事をしないに加え、自分から殴られていく姿にバイトたちは変態ではないかと疑いますが、それに異を唱えたのはなんと相馬さん。キャラ崩壊もお構いなしに谷口くんを擁護し、皆をとある場所へ連れていきます。
「と…とうちゃん、もういっちょ!」
そこは北海道にあるのかわからない神社で、谷口くんがとうちゃん特製のパンチングマシーンに滅多打ちにされていました。キャプテン観ていた人にはお馴染みの投球マシーンですが、今回発射するのは硬球ではなくグローブです。既にボロボロの谷口くんに対し、とうちゃんは「…もうやめにしないかタカ」と、マシーンの威力で息子が壊れてしまうことを懸念します。しかし、諦めを知らない谷口くんは、「そこをたのむよとうちゃん!」と食い下がります。
「俺は中学のときの無理がたたって…この通り…ボールが投げられない指になっちまった…」
努力の末に野球が出来ない体になってしまった谷口くんは、募る野球への未練を断ち切るために、一大決心してファミレスのバイトを始めたことを打ち明けます。
「でも俺甘えがあった。接客業は野球よりずっと楽だろうって高をくくってたんだ。まさか油断するとあんなに殴られる職業だったなんて…」
普通のファミレスは油断したぐらいで殴られるようなものではないと思いますが、なにせそれまで野球一筋だった谷口くんにとって、ファミレスのあるべき姿など分かるわけがありません。
「だから俺はそんな自分に喝を入れる為にもっ、少しでも多く練習してっ…皆の足手まといにならないようしたいんだっ!!」
叫びながらパンチングマシーンでの特訓を再開する谷口くんの姿に、ワグナリアの面々も次第に感化されていきます。そうです、例えやることがなんであろうと、皆を引っ張り上げるのがキャプテン谷口タカオの魅力なんです。最後まで諦めない、その態度こそ大事なんです。
そして谷口くんは、ひたむきな努力を続けることで、遂に伊波さんのパンチを捌ききれるほどにまで成長します。その頃にはもう、彼の味方をする人はいても、敵は一人もいませんでした。しかし、そんなワグナリアに危機が訪れます。なんと、「おもてなし甲子園」で全国制覇を成し遂げた、料亭「青葉」従業員が、ワグナリアの敷地を掛けた勝負を仕掛けに来たのです! 果たして、谷口はちゃっかりバイトしている佐野率いる青葉から、ワグナリアを守ることが出来るのか……?
続きと結末は、是非同人誌で読んで貰いたいところです。私はなんていうか、谷口のひたむきな姿に思わず涙してしまいました。まさか、ギャグ同人誌で感動するとは思わなかった。まったくどうした、これだから同人誌というのは素晴らしい。
COMIC1☆6に当選しました
2012年3月5日 アニメ・マンガ4月30日に東京ビックサイトで開催される、COMIC1☆6に当選しました。通算5回目のサークル参加、シャリテクロワールとして数えるなら4回目になりますか。初回だけは一般でしたけど、なんだかんだで参加しなかったことがないイベントですね。Cレヴォ無き今、私の中ではコミケよりも好きな同人誌即売会ですけど、意外なことにヨスガノソラのジャンルで参加し始めたのは5回目以降、つまり去年からだったりします。それまではずっとロクゼロでの参加でした。
新刊情報等の詳細はまた時期が近づいたらになると思いますが、配置について事前に書いておきますと、今回は「し」44bらしいです。まあ、スペース番号だけ言われてもどこだそれって感じでしょうけど、以前のカタログを見る限りでは、多分お誕生日席っぽいです。要するに島角のことですけど、コミ1でこういう配置になるのは初めてかな? コミケでは去年の夏コミで、春日野兄妹アンソロを出したときが確か島角配置だったと思うけど、あのときも私みたいなペーペーがどうして、という感じだった気がする。
まあ、お誕生日席ないし島角といっても、本当に島の両端でもない限りは、コミケ、コミ1規模の即売会だとそれほど意味もないんじゃないか、と言われていますが、去年の夏のときはどうだったかな。私がアンソロを出したのは、コミケという世界最大規模の即売会で、お誕生日席に配置されたことも大きかったと思うけど、実際は島参加の時よりもスペースの空間が狭かったので、結構困難な思いをした記憶がある。コミ1だと若干事情は変わるのかも知れませんが、今回は特に大きな企画があるわけでもないし、既刊の再販こそ行いますが、新刊もなにか凄い本ってわけじゃないしな……ポスターやタペストリーも作らないし、お誕生日席配置としては申し訳ないぐらい地味になるかも知れない。今から誰か誘ってグッズ作りは不可能じゃないんだろうけど、そこまでするほどのことでもないかなと。別にコミ1をコミケより格下に見ているわけじゃないですが、たまにはまったり参加があってもいいじゃないということで。
まあ、新刊は以前書いたとおりヨスガノソラ×CAFE SOURIREなんですけど、聞いた話によるとサークル・ねこまんまのみよさんも同ジャンルで参加するそうです。配置も隣ではないにせよ近いみたいで、そういや去年は向こうがお誕生日席だった気がするなぁ。あのとき、ヨスガアンソロの話をチラホラとして、そのまま参加してもらったわけだけど、あれから1年になるわけか。私はなんというか、趣味というか好きで同人誌作りをしている人間ですから、あんまりステップアップ的なことには興味ないのですけど、向上心の欠片も持ち合わせていないといえば嘘になるから、壁サークルとかシャッター前サークルへの憧れがないとは言い切れません。勿論、自分がそういったサークルになろうとは思わないし、なれるとも思ってはいませんが、どういう気分なんだろうね、ああいう高みにいるのって。
例えば、今ではシャッター前配置が基本になった翡翠亭とか涼屋にも島中サークルだった時期はあるわけで、それが島角、偽壁、壁、シャッター前と上り詰めていったわけです。上手く時流に乗ったわけですが、逆にそれまで壁だったサークルが島中まで落ちることも多々あるわけで、シャッター前という頂上が決まっている時点で、上り詰めた瞬間に後は落ちるだけになってしまうんだよね。この登山が険しいのかどうかは、人によってそれぞれ意見はあるかと思いますが、私には妄想は出来ても想像は出来ないような世界が広がってるんだろうな。
ヨスガノソラでの同人誌を年内で一区切りつけようと思っている私ですが、じゃあ、その先はなにがあるのかと言われると、実はなんの予定もなかったりする。順当にいけばイモウトノカタチなのかも知れないけど、イモウトノカタチが同人に適したジャンルかは分からないし、そもそも私がハマるかどうかもまだ分からない。それにそもそも、同人活動を続けていくかどうかも、決めてないわけでね。今更、ロクゼロに戻る気もないけど、ヨスガ以外に、ヨスガ以上が自分にあるのかと言われると、明確な答えが出せなかったりする。単一ジャンルを突き詰めていると、最終的にこうなるんですね。まあ、さきのことは終わってから考えるという方法も、あるわけだけどさ。
新刊情報等の詳細はまた時期が近づいたらになると思いますが、配置について事前に書いておきますと、今回は「し」44bらしいです。まあ、スペース番号だけ言われてもどこだそれって感じでしょうけど、以前のカタログを見る限りでは、多分お誕生日席っぽいです。要するに島角のことですけど、コミ1でこういう配置になるのは初めてかな? コミケでは去年の夏コミで、春日野兄妹アンソロを出したときが確か島角配置だったと思うけど、あのときも私みたいなペーペーがどうして、という感じだった気がする。
まあ、お誕生日席ないし島角といっても、本当に島の両端でもない限りは、コミケ、コミ1規模の即売会だとそれほど意味もないんじゃないか、と言われていますが、去年の夏のときはどうだったかな。私がアンソロを出したのは、コミケという世界最大規模の即売会で、お誕生日席に配置されたことも大きかったと思うけど、実際は島参加の時よりもスペースの空間が狭かったので、結構困難な思いをした記憶がある。コミ1だと若干事情は変わるのかも知れませんが、今回は特に大きな企画があるわけでもないし、既刊の再販こそ行いますが、新刊もなにか凄い本ってわけじゃないしな……ポスターやタペストリーも作らないし、お誕生日席配置としては申し訳ないぐらい地味になるかも知れない。今から誰か誘ってグッズ作りは不可能じゃないんだろうけど、そこまでするほどのことでもないかなと。別にコミ1をコミケより格下に見ているわけじゃないですが、たまにはまったり参加があってもいいじゃないということで。
まあ、新刊は以前書いたとおりヨスガノソラ×CAFE SOURIREなんですけど、聞いた話によるとサークル・ねこまんまのみよさんも同ジャンルで参加するそうです。配置も隣ではないにせよ近いみたいで、そういや去年は向こうがお誕生日席だった気がするなぁ。あのとき、ヨスガアンソロの話をチラホラとして、そのまま参加してもらったわけだけど、あれから1年になるわけか。私はなんというか、趣味というか好きで同人誌作りをしている人間ですから、あんまりステップアップ的なことには興味ないのですけど、向上心の欠片も持ち合わせていないといえば嘘になるから、壁サークルとかシャッター前サークルへの憧れがないとは言い切れません。勿論、自分がそういったサークルになろうとは思わないし、なれるとも思ってはいませんが、どういう気分なんだろうね、ああいう高みにいるのって。
例えば、今ではシャッター前配置が基本になった翡翠亭とか涼屋にも島中サークルだった時期はあるわけで、それが島角、偽壁、壁、シャッター前と上り詰めていったわけです。上手く時流に乗ったわけですが、逆にそれまで壁だったサークルが島中まで落ちることも多々あるわけで、シャッター前という頂上が決まっている時点で、上り詰めた瞬間に後は落ちるだけになってしまうんだよね。この登山が険しいのかどうかは、人によってそれぞれ意見はあるかと思いますが、私には妄想は出来ても想像は出来ないような世界が広がってるんだろうな。
ヨスガノソラでの同人誌を年内で一区切りつけようと思っている私ですが、じゃあ、その先はなにがあるのかと言われると、実はなんの予定もなかったりする。順当にいけばイモウトノカタチなのかも知れないけど、イモウトノカタチが同人に適したジャンルかは分からないし、そもそも私がハマるかどうかもまだ分からない。それにそもそも、同人活動を続けていくかどうかも、決めてないわけでね。今更、ロクゼロに戻る気もないけど、ヨスガ以外に、ヨスガ以上が自分にあるのかと言われると、明確な答えが出せなかったりする。単一ジャンルを突き詰めていると、最終的にこうなるんですね。まあ、さきのことは終わってから考えるという方法も、あるわけだけどさ。
曇りのない角度の違うレンズ
2012年3月4日 アニメ・マンガアニマックスで放送しているAngel Beats!の再放送を観ているのだけど、この作品ってしょっちゅうやっているイメージがある。何故、アニマックスでずっとやっているのかは知りませんが、久々に観てみるのも良いかなと思い、連日放送を録画してたんですね。まあ、ABは近年放送された原作なしのオリジナルアニメを代表するような存在だと思いますが、話の内容はともかくとして作画等のクオリティはやっぱり凄いですね。意図的に綺麗な作品をつくろうとした、とでも言うんでしょうか? P.A.WORKSはいい仕事したんじゃないだろうか。
P.A.は設立から日の浅いアニメーション制作スタジオですが、true tearsが始まり、現在のAnotherまで、毎年1本良質のアニメを提供することで知られています。ABを除いて作品に派手さがないため、京都アニメーションやシャフトが持っているようなブランド性こそありませんが、近年のアニオタが言うところのクオリティという意味では、十分に成果を発揮していると思います。なにを持って、良いアニメなのか、という議論はするだけ無駄な話ですけど、00年代以降は主に作画が最重要視されていますよね。内容の善し悪しよりもまず作画が綺麗かどうか、その一点に集中されている。
有名な説では、エロゲやラノベなど、崩れることのない一枚絵に慣れすぎた今のオタクにとって、流動的なアニメ作画に対し、間違った目の肥え方をしてしまったんじゃないか、という見方があります。まあ、分かるような気もしますけど、作画に対してピーチクパーチク言っている奴に限って、話しだって見てるとか、ストーリーも重要とか言ってるんだよね。今やっている作品なら、例えば偽物語には中身というほどの中身があるのかということだけど、あれを傑作だと思っている人間からすると、シャフトの奇抜な演出含めて、一つの優れた作品なんだ、ということになってしまう。西尾維新作品は言葉遊びと掛け合いの世界ですから、文章でダラダラと読む分には良いんだけど、1クール程度のアニメでやろうとすれば、ああなるのが必然なんですよ。
私が意外だったのは、ハイスクールD×Dがそれなりに面白い出来だった、ということでしょうか。あれはラノベ原作で、原作読んでいる人間からすれば話が全然ではないにせよ結構違うじゃないか、という感じになると思いますが、以前の日記にも書いたとおり、それなりにしっかりした話を展開しつつも、高クオリティなエロを提供するってのは割と難しいことでね。萌えアニメってのは、まず第一に萌えるか萌えないかですし、優先されるべきは作画>お話であることが最も顕著なジャンルだと思います。だって、極端なことを言えば視聴層が求めているのは萌えであり、エロであり、重厚感あるシナリオとかじゃないですからね。
勿論、ハイスクールD×Dはどシリアスなアニメというわけじゃないけど、エロでありながら王道であり、ストーリーの骨格的なところがしっかりしているんですよ。これはやはり、腐っても富士見ファンタジア文庫ということなんだろうね。最近は方向性が変わってきたとか、創刊時の古き良き剣と魔法のファンタジーはどこに言ったと叩かれることも多いですが、出ている作品はまあ水準が高いほうだと思う。ラノベ編集なんかと話していると、物語より先に重要なものがラノベにはある、なんて言い方をする人もいるけど、富士見はまだしも物語性を大事にしてくれているイメージがあるな。
まあ、それでもハイスクールD×Dが売れるかどうかは未知数なんですけどね。萌エロアニメとしては話も面白いという稀有な存在ですけど、だからといって売れるのかと言われると、どうなんだろう。げっちゅ屋のランキングとか、AT-X SHOPのランキングは結構上位にいた気がするけど、前者も後者も昔からそっち系のアニメに強いとこですから、あんま当てにはならないかも。
なんか後半はだいぶ話が逸れましたけど、今のアニメというのは、どれも一定水準以上の作画クオリティはあると思うんですよ。だって、少しでも崩れただけで叩いてくるのがオタクですから、早々下手なものを出す訳にはいかない。勿論、京アニやP.A.みたいに極端な綺麗さを持っているところもあるでしょうが、とりあえず作画レベル自体はどこも上がったんだから、次はもっと別の部分に光をあてるのも良いんじゃないかな。オリジナル作品が増えてきたのも、なにかしらのキッカケになればいいんだけど。
P.A.は設立から日の浅いアニメーション制作スタジオですが、true tearsが始まり、現在のAnotherまで、毎年1本良質のアニメを提供することで知られています。ABを除いて作品に派手さがないため、京都アニメーションやシャフトが持っているようなブランド性こそありませんが、近年のアニオタが言うところのクオリティという意味では、十分に成果を発揮していると思います。なにを持って、良いアニメなのか、という議論はするだけ無駄な話ですけど、00年代以降は主に作画が最重要視されていますよね。内容の善し悪しよりもまず作画が綺麗かどうか、その一点に集中されている。
有名な説では、エロゲやラノベなど、崩れることのない一枚絵に慣れすぎた今のオタクにとって、流動的なアニメ作画に対し、間違った目の肥え方をしてしまったんじゃないか、という見方があります。まあ、分かるような気もしますけど、作画に対してピーチクパーチク言っている奴に限って、話しだって見てるとか、ストーリーも重要とか言ってるんだよね。今やっている作品なら、例えば偽物語には中身というほどの中身があるのかということだけど、あれを傑作だと思っている人間からすると、シャフトの奇抜な演出含めて、一つの優れた作品なんだ、ということになってしまう。西尾維新作品は言葉遊びと掛け合いの世界ですから、文章でダラダラと読む分には良いんだけど、1クール程度のアニメでやろうとすれば、ああなるのが必然なんですよ。
私が意外だったのは、ハイスクールD×Dがそれなりに面白い出来だった、ということでしょうか。あれはラノベ原作で、原作読んでいる人間からすれば話が全然ではないにせよ結構違うじゃないか、という感じになると思いますが、以前の日記にも書いたとおり、それなりにしっかりした話を展開しつつも、高クオリティなエロを提供するってのは割と難しいことでね。萌えアニメってのは、まず第一に萌えるか萌えないかですし、優先されるべきは作画>お話であることが最も顕著なジャンルだと思います。だって、極端なことを言えば視聴層が求めているのは萌えであり、エロであり、重厚感あるシナリオとかじゃないですからね。
勿論、ハイスクールD×Dはどシリアスなアニメというわけじゃないけど、エロでありながら王道であり、ストーリーの骨格的なところがしっかりしているんですよ。これはやはり、腐っても富士見ファンタジア文庫ということなんだろうね。最近は方向性が変わってきたとか、創刊時の古き良き剣と魔法のファンタジーはどこに言ったと叩かれることも多いですが、出ている作品はまあ水準が高いほうだと思う。ラノベ編集なんかと話していると、物語より先に重要なものがラノベにはある、なんて言い方をする人もいるけど、富士見はまだしも物語性を大事にしてくれているイメージがあるな。
まあ、それでもハイスクールD×Dが売れるかどうかは未知数なんですけどね。萌エロアニメとしては話も面白いという稀有な存在ですけど、だからといって売れるのかと言われると、どうなんだろう。げっちゅ屋のランキングとか、AT-X SHOPのランキングは結構上位にいた気がするけど、前者も後者も昔からそっち系のアニメに強いとこですから、あんま当てにはならないかも。
なんか後半はだいぶ話が逸れましたけど、今のアニメというのは、どれも一定水準以上の作画クオリティはあると思うんですよ。だって、少しでも崩れただけで叩いてくるのがオタクですから、早々下手なものを出す訳にはいかない。勿論、京アニやP.A.みたいに極端な綺麗さを持っているところもあるでしょうが、とりあえず作画レベル自体はどこも上がったんだから、次はもっと別の部分に光をあてるのも良いんじゃないかな。オリジナル作品が増えてきたのも、なにかしらのキッカケになればいいんだけど。
片隅にもない記憶の中で
2012年3月3日 アニメ・マンガ長かった残業の日々も終わり、今日は一日ゆっくりとしていました。なので、特に日記を書くようなネタもないのだけど、最近は日記を溜め込みすぎてしまっていかんね。ちゃんと、毎日の更新ができるように心がけなきゃいけないのだけど、仕事やらなにやらを優先させると、どうしても後々に回さざるを得なくなってしまう。こういう休みの日にこそ書けば良いってのは分かっているのだけど、書こうと思って書くと、文章が空回りすることが多くてね。結局は、乗りが良いときにまとめて更新することが増えている気がする。
私は記憶力がそれなりに良い方なんだけど、流石に10日以上も前のことを事細かに覚えていられるわけもないので、溜め込んだ日記を処理するには結構手間が掛かってたんだけど、最近Twitterのアプリを導入するようになってから幾分か楽になりました。Twilogという、Twitterの呟きを日別にログ化してくれるもので、これによってその日の私がなにを呟き、どんなことを考えていたのか調べることが出来るというわけですね。そうすると、私の記憶がその日あったこと、やったこを思い出させてくれて、日記のネタも見つかるわけです。
じゃあ、今日もそれで書けばいいじゃないかという話なんだけど、これには単純だけど深刻な欠点があって、大前提としてTwitterでなにか呟いてないと成立しないんですよ。以前の日記に書いたかも知れないけど、私は休みの日とかあんまりTwitter使わないし、今日なんて11ツイートしかしてませんからね。そもそも、ネット自体あまりしてないんじゃないかと思うほどで、休日の私は執筆とアニメ見ることだけに集中している気がします。
だから、今日のツイートを確認したところでエロゲの購入リストを白紙にしていたことぐらいしか、特に見るべき部分がないわけで……金銭的に参ってしまったのか、遂に白紙にしちゃったらしいですね。まあ、購入予定だったものが延期したというのも理由の一つなんでしょうけど、別にエロゲを買わないからといって、他に買うものが沢山あるので楽になったわけではないです、多分。一応、頭の片隅には今年掲げた節約という目標が残っているので、ケチ根性を総動員して削れるものを削っているんだけど、それにしたって限界というものがあるからなぁ。基本的に、買わないで後悔するよりは買って後悔しろというタイプなので、最終的な自制心がないんでしょうね。
例えば、ましろ色シンフォニーのBDは3巻までAT-X SHOPで注文していますから、今月お金を出して買うなんてことはありません。しかし、BDないしDVDを買った人だけ購入できるという抱き枕の締切が1巻の桜乃は今月までとなっていますし、当然ながら2巻以降も付属してきます。更にエロゲブランドのエフォルダムソフトは、早くも抱き枕第2弾の注文をスタートしましたし……って、なんか皆布物ですね。おかしいな、昔は布物だけは買わない人だったはずの私が、ヨスガノソラで禁を解いてからというもの、なにかと布物を買っているような気がする。そうだよ、私って抱き枕とかスーツを一番いらないと思っていた人じゃないか。それが一体、どうしてしまったというんだ。こういうところだけ変わってもなにも意味ないというか、お金が減るばっかりですよ。布物なんて、買うだけ買って使うわけでもないんだから、いい加減止めればいいのにね。一度手を出してしまうと、やっぱり歯止めが効かなくなるのだろうか。
そう考えると、年明けにHOOK系の抱き枕を買わなかったのは、まだしも節約という目標や目的意識が自分の中で強かったからなのだろうか。エフォルダムの抱き枕第2弾は、さてどうしようかねぇ。憂姫はぐれの仕事だけあって、なかなか見事なもんだけど、由宇はともかく他のキャラは迷うところです。私ね、抱き枕は全裸よりなにかしら着ている方が好きなんだよね。それでいて、下着はずらすのではなく脱ぎ散らかしている絵の方が好き……って、なにを言っているんだ私は。
まあ、それでも桜乃抱き枕は買うんだろうけど、今年はそうしたグッズ類についても考え直さなきゃいけないのかな。私は子供の頃、勇者シリーズとか戦隊物のロボットを買ってもらったことがあり、この年になってみるとそれが本当に必要だったのかと思うことがある。そう考えると、あるいは10年後の私はかつて抱き枕とかを買い漁っていた自分に対し、無駄な金を使ったと思うのかも知れないけど、でも子供の頃に限って言えば私はロボットが大好きだったし、楽しく遊んだんだから、それは決して否定されるべきことじゃないと思うんだよね。童心と現在の物欲を同等に捉えるのは間違っている気はするけど、例え後悔する日が来るのだとしても、せめて苦笑するぐらいに収めたいものです。というか、試しになにか使ってみればいいのかな。色々あって抱き枕の中身がなくなってしまったから、それ以来使ってないのだけど、少し検討してみようかしら。
私は記憶力がそれなりに良い方なんだけど、流石に10日以上も前のことを事細かに覚えていられるわけもないので、溜め込んだ日記を処理するには結構手間が掛かってたんだけど、最近Twitterのアプリを導入するようになってから幾分か楽になりました。Twilogという、Twitterの呟きを日別にログ化してくれるもので、これによってその日の私がなにを呟き、どんなことを考えていたのか調べることが出来るというわけですね。そうすると、私の記憶がその日あったこと、やったこを思い出させてくれて、日記のネタも見つかるわけです。
じゃあ、今日もそれで書けばいいじゃないかという話なんだけど、これには単純だけど深刻な欠点があって、大前提としてTwitterでなにか呟いてないと成立しないんですよ。以前の日記に書いたかも知れないけど、私は休みの日とかあんまりTwitter使わないし、今日なんて11ツイートしかしてませんからね。そもそも、ネット自体あまりしてないんじゃないかと思うほどで、休日の私は執筆とアニメ見ることだけに集中している気がします。
だから、今日のツイートを確認したところでエロゲの購入リストを白紙にしていたことぐらいしか、特に見るべき部分がないわけで……金銭的に参ってしまったのか、遂に白紙にしちゃったらしいですね。まあ、購入予定だったものが延期したというのも理由の一つなんでしょうけど、別にエロゲを買わないからといって、他に買うものが沢山あるので楽になったわけではないです、多分。一応、頭の片隅には今年掲げた節約という目標が残っているので、ケチ根性を総動員して削れるものを削っているんだけど、それにしたって限界というものがあるからなぁ。基本的に、買わないで後悔するよりは買って後悔しろというタイプなので、最終的な自制心がないんでしょうね。
例えば、ましろ色シンフォニーのBDは3巻までAT-X SHOPで注文していますから、今月お金を出して買うなんてことはありません。しかし、BDないしDVDを買った人だけ購入できるという抱き枕の締切が1巻の桜乃は今月までとなっていますし、当然ながら2巻以降も付属してきます。更にエロゲブランドのエフォルダムソフトは、早くも抱き枕第2弾の注文をスタートしましたし……って、なんか皆布物ですね。おかしいな、昔は布物だけは買わない人だったはずの私が、ヨスガノソラで禁を解いてからというもの、なにかと布物を買っているような気がする。そうだよ、私って抱き枕とかスーツを一番いらないと思っていた人じゃないか。それが一体、どうしてしまったというんだ。こういうところだけ変わってもなにも意味ないというか、お金が減るばっかりですよ。布物なんて、買うだけ買って使うわけでもないんだから、いい加減止めればいいのにね。一度手を出してしまうと、やっぱり歯止めが効かなくなるのだろうか。
そう考えると、年明けにHOOK系の抱き枕を買わなかったのは、まだしも節約という目標や目的意識が自分の中で強かったからなのだろうか。エフォルダムの抱き枕第2弾は、さてどうしようかねぇ。憂姫はぐれの仕事だけあって、なかなか見事なもんだけど、由宇はともかく他のキャラは迷うところです。私ね、抱き枕は全裸よりなにかしら着ている方が好きなんだよね。それでいて、下着はずらすのではなく脱ぎ散らかしている絵の方が好き……って、なにを言っているんだ私は。
まあ、それでも桜乃抱き枕は買うんだろうけど、今年はそうしたグッズ類についても考え直さなきゃいけないのかな。私は子供の頃、勇者シリーズとか戦隊物のロボットを買ってもらったことがあり、この年になってみるとそれが本当に必要だったのかと思うことがある。そう考えると、あるいは10年後の私はかつて抱き枕とかを買い漁っていた自分に対し、無駄な金を使ったと思うのかも知れないけど、でも子供の頃に限って言えば私はロボットが大好きだったし、楽しく遊んだんだから、それは決して否定されるべきことじゃないと思うんだよね。童心と現在の物欲を同等に捉えるのは間違っている気はするけど、例え後悔する日が来るのだとしても、せめて苦笑するぐらいに収めたいものです。というか、試しになにか使ってみればいいのかな。色々あって抱き枕の中身がなくなってしまったから、それ以来使ってないのだけど、少し検討してみようかしら。
こぼれ落ちた、拾えない欠片
2012年3月2日 アニメ・マンガニコニコ動画から、アニメ最強GPシリーズが一斉削除された模様です。権利者削除というわけではなく、アップロード者の削除ですから、作り手側になんらかの問題が発生したのかも知れません。ニコニコにある数あるMADの中でも、私はこのシリーズが一番好きだっただけに、ちょっとショックを隠せません。2007年のシリーズですから、今年で5年目ですか。結局、続編がないままに作品そのものが消えてしまった感じですけど、なんていうか一つの時代が終わってしまった感じがしますね。
アニメ最強GPとは、アニメキャラやゲームキャラがトーナメント形式で戦うMAD動画のシリーズで、その名の通りアニメ界最強は誰か? を競い合うバトル物になっています。エントリーしている選手は、そのほとんどが誰もが知っているあのアニメのキャラクターであり、また、実力から言っても作中で最強と言われる人ばかりです。故に大半が主人公なわけですけど、例えば涼宮ハルヒからエントリーしているのはハルヒではなく長門有希だったり、Gガンダムからエントリーしているのはドモンではなく東方不敗など、バリエーションがないわけでもない。
第1回戦は互いに似た能力を持ったキャラ同士の戦いで、魔法使いならカードキャプターさくらとリリカルなのはが戦ったり、戦闘兵器なら最終兵器彼女と冥王計画ゼオライマーが戦ったりと、結構な激戦を繰り広げます。そして、勝ち残ったものが2回戦へと進むわけですが、このトーナメントはある意味で聖杯戦争に近いものがあり、勝者にはあらゆる望みを叶えるという商品があるため、参加者は自らの願いを叶えることを目的にしている人もいるわけです。中には冗談みたいな願いや、そもそも願いなんてない人もいるわけだけど、真面目に考えている人もいるなど、結構それぞれの事情を抱えています。そして、2回戦目からはより深刻な問題へと発展していくんですね。参加者のみならず主催者側が見え隠れし始め、そこにある陰謀や謎、過去などが解き明かされていくなど、ただ戦っているばかりの話ではないというのもあります。ある種の哲学的テーマがそこにあり、私はSFめいたものを感じたりもしてました。古い作品だけど、私はリアルタイム更新時に視聴していたので、あの頃は毎週ないし毎月が楽しかったな。自分の中で、一番ニコニコに入れ込んでいた時期だと思う。
最終回において続編の予告はあったんですが、消えてしまったということは、なかったことにされてしまったんでしょうかね。残念でなりませんが、まあ、人には都合というものがありますし、趣味でやっている創作物ともなればモチベーションの問題もありますからね。私もロクゼロほったらかしにしている人だから、あまり偉そうなことは言えません。何故消してしまったのか、という疑問は残りますけど、単純に容量の問題かも知れないし、製作者の中で区切りや整理みたいのが付いたのかも知れない。いずれにせよ、完結した話であることには違いないのだし、完結せずに終わったものよりはマシなんだと思います。続編で更なる謎が解明されたかも、という興味はありますけど、別に今のままでも話自体は成り立ってるし、私はそれほど続きは望んでいなかったのかもね。
二次創作であれなんであれ、一つの作品を完成させるというのはとてもパワーのいることです。テンションやモチベーションを保つにしても、常に好評価ばかりがあるわけでもないし、時には心無い言葉や、聞きたくもない意見などが目に付くこともあるでしょう。作品を発表する時点で、やはりある程度のケチが付くことは覚悟しなければいけないのだと思います。でも、仕事でさえ辛いのに、趣味でやっているものを貶されたり否定されたりするのは、かなりキツイんだよね。しかも、仕事と違って容易に止めることができるから、モチベーションが上がらなくて、なんて理由で止めてしまう人も多いのです。それを言い訳だとか逃げだとか、そんな風に非難する人の気持ちも分からないではないが、趣味でやっていることならまず第一に自分が楽しくないとなんの意味もないからね。義務感だけでは、やっぱり続かないものですよ。
実益を兼ねない趣味というのは、その為の時間を割いてでもやりたいという強い意志があって、初めて出来ることだと思います。楽しくもないことをやるほど人間暇じゃありませんし、その楽しさを持続させることが、より良い作品作りに発展していくのかもね。私は何度も書いているように同人で好きなことをやらせてもらうつもりだから、当分は自分なりに同人活動を楽しんでいこうと思う。しかし、アニメ最強GPはこのまま忘れられていくのかな。いい作品も、無くなってしまえば風化するだけだ。記憶に残すにはレプリカでもいいから、形あるものがないといけないのだし。
アニメ最強GPとは、アニメキャラやゲームキャラがトーナメント形式で戦うMAD動画のシリーズで、その名の通りアニメ界最強は誰か? を競い合うバトル物になっています。エントリーしている選手は、そのほとんどが誰もが知っているあのアニメのキャラクターであり、また、実力から言っても作中で最強と言われる人ばかりです。故に大半が主人公なわけですけど、例えば涼宮ハルヒからエントリーしているのはハルヒではなく長門有希だったり、Gガンダムからエントリーしているのはドモンではなく東方不敗など、バリエーションがないわけでもない。
第1回戦は互いに似た能力を持ったキャラ同士の戦いで、魔法使いならカードキャプターさくらとリリカルなのはが戦ったり、戦闘兵器なら最終兵器彼女と冥王計画ゼオライマーが戦ったりと、結構な激戦を繰り広げます。そして、勝ち残ったものが2回戦へと進むわけですが、このトーナメントはある意味で聖杯戦争に近いものがあり、勝者にはあらゆる望みを叶えるという商品があるため、参加者は自らの願いを叶えることを目的にしている人もいるわけです。中には冗談みたいな願いや、そもそも願いなんてない人もいるわけだけど、真面目に考えている人もいるなど、結構それぞれの事情を抱えています。そして、2回戦目からはより深刻な問題へと発展していくんですね。参加者のみならず主催者側が見え隠れし始め、そこにある陰謀や謎、過去などが解き明かされていくなど、ただ戦っているばかりの話ではないというのもあります。ある種の哲学的テーマがそこにあり、私はSFめいたものを感じたりもしてました。古い作品だけど、私はリアルタイム更新時に視聴していたので、あの頃は毎週ないし毎月が楽しかったな。自分の中で、一番ニコニコに入れ込んでいた時期だと思う。
最終回において続編の予告はあったんですが、消えてしまったということは、なかったことにされてしまったんでしょうかね。残念でなりませんが、まあ、人には都合というものがありますし、趣味でやっている創作物ともなればモチベーションの問題もありますからね。私もロクゼロほったらかしにしている人だから、あまり偉そうなことは言えません。何故消してしまったのか、という疑問は残りますけど、単純に容量の問題かも知れないし、製作者の中で区切りや整理みたいのが付いたのかも知れない。いずれにせよ、完結した話であることには違いないのだし、完結せずに終わったものよりはマシなんだと思います。続編で更なる謎が解明されたかも、という興味はありますけど、別に今のままでも話自体は成り立ってるし、私はそれほど続きは望んでいなかったのかもね。
二次創作であれなんであれ、一つの作品を完成させるというのはとてもパワーのいることです。テンションやモチベーションを保つにしても、常に好評価ばかりがあるわけでもないし、時には心無い言葉や、聞きたくもない意見などが目に付くこともあるでしょう。作品を発表する時点で、やはりある程度のケチが付くことは覚悟しなければいけないのだと思います。でも、仕事でさえ辛いのに、趣味でやっているものを貶されたり否定されたりするのは、かなりキツイんだよね。しかも、仕事と違って容易に止めることができるから、モチベーションが上がらなくて、なんて理由で止めてしまう人も多いのです。それを言い訳だとか逃げだとか、そんな風に非難する人の気持ちも分からないではないが、趣味でやっていることならまず第一に自分が楽しくないとなんの意味もないからね。義務感だけでは、やっぱり続かないものですよ。
実益を兼ねない趣味というのは、その為の時間を割いてでもやりたいという強い意志があって、初めて出来ることだと思います。楽しくもないことをやるほど人間暇じゃありませんし、その楽しさを持続させることが、より良い作品作りに発展していくのかもね。私は何度も書いているように同人で好きなことをやらせてもらうつもりだから、当分は自分なりに同人活動を楽しんでいこうと思う。しかし、アニメ最強GPはこのまま忘れられていくのかな。いい作品も、無くなってしまえば風化するだけだ。記憶に残すにはレプリカでもいいから、形あるものがないといけないのだし。
3月になりまして、私は残業しても仕事が終わらなかったので、持ち帰りで徹夜仕事をしています。元々、自分の作業が遅れていたツケが回っただけなので仕方のないことだけど、最近は原稿でも徹夜することが少なかったので身体がキツイですね。世間的には十分若者に分類されるであろう私も、肉体的に無理が効かなくなってきたのだろうか。年の始めは健康とか節約を目標にしていた気がするけど、そんなのはもう遠い日の彼方ですね。まあ、今回の徹夜に関してはやらなければいけないことだから、ちょっと違うんだろうけど。
私は典型的なスロースターターで、それも追い詰められれば追い詰められるほどハイになるという、ろくでもない性格をしているため、あらゆる作業はいつもギリギリになっています。これじゃあいけないと思ってはいるんだけど、なかなか改善されなくてね。追い詰められた後がないという緊張感が私に火をつけるというか、爆発させるんでしょうね。随分と危ない綱渡りをしていますが、落っこちたことは今のところないと思います。
どうしても余裕を持った作業が出来なくて、例えば執筆にしてもギリギリになって頭をフル回転させた結果、色々な文章や単語、台詞などが出てくるといった感じで、そうしないとテンション上がらないんですよね。テンションをハイにするには、結局自分を苛め抜くしかないという悪循環に陥っていて、いつか大きな失敗をするんじゃないかと内心ビクビクしています。だから、昨年の冬コミ原稿はかなり前から執筆を始めることで、いつものようなギリギリの作業にならないよう心がけたのですが、なんと時間があるのをいいことに、普段の倍以上も書いてしまい結局時間が足りなくなったという本末転倒な事態になって……私って本当にダメな奴ですね。
まあ、徐々に直していくしかないのだろうけど、ここで「来年度から頑張ろう」なんて言ったとして、それにどれほどの意味があるのか。問題の先延ばしでしかないし、そもそも来年度の前にコミ1の原稿があるだろうとね。あれも、そろそろ当落の発表でしたか。この日記書いている頃には絶対発表されていると思いますけど、それについて後々書くということで。新刊の予定は1冊だけど、仕様の問題から普段よりもページ数を増やさないといけないし、さっさと作業を進めないといけない。
自分を変える、自分を変えたい、そう思うことは簡単だけど、実行に移すことは非常に困難です。よくある話だけど、私自身で当てはめてみると、それまでの自分を否定するような気がして、嫌なのかも知れませんね。前述の通り、綱渡りで落ちたことは今のところ一度もないし、なんだかんだで上手くやってきたという変なプライドが、私の自己改革への抵抗感や違和感になっているのだろうか。
いや、そんな定義付けは無意味ですね。自分の生き方、やり方をガラリと変えるんだから、細かい理由など関係なしにそれは大変なことなんですよ。ただ、本人のやる気と意志がどこまで持続できるかということでね。私のやり方は切羽詰っているように見えて、自分にとってはとてもやりなれたことなんだと思います。だからこそ、いつもそれを選択してしまうというか、もっと簡単なやり方があるのを知りつつも、自分の中で最もやりやすいのはこれなんだと、思い込んでるんですね。
でも、何度も繰り返すようにそれじゃあダメなんですよ。だって、私は決して一人で綱渡りをしているわけじゃないんだから。そう、私が一人でギリギリの綱渡りをして、渡り終えているというのならともかく、現実はそんな上手く行かない。沢山の人に支えられ、落ちないようにしてもらったからこそ、私は落ちることなく綱渡りが出来ているのですよ。同人にせよ、仕事にせよ、色々な人に手間や迷惑をかけて、そんな自分を不甲斐ないと思ったり、情けなく思う気持ちも、年々強くなっている。
自分のためでいいんです。なにをするにも、最終的には自分のためで。どんな経緯であれ、やり遂げること、成し遂げることが大事なんであって、よっぽど不純な動機でもない限りは、それは許されるべきことだと思います。私は自分に対する羞恥心と、他人に対する罪悪感が強いわけだけど、自分を変えることによって救われるのは、誰を差し置いてもまずは私自身であると思ってますし。よく、親が「一人で大きくなったような顔して」みたいなことを言いますけど、これは本当にその通りでね。人が自分の足で歩けるようになるのは、まず今まで自分の歩いてきた道を振り返って、どれだけの人が背中を押したり、倒れないようにしてくれたかを確かめてからだと思う。
私は典型的なスロースターターで、それも追い詰められれば追い詰められるほどハイになるという、ろくでもない性格をしているため、あらゆる作業はいつもギリギリになっています。これじゃあいけないと思ってはいるんだけど、なかなか改善されなくてね。追い詰められた後がないという緊張感が私に火をつけるというか、爆発させるんでしょうね。随分と危ない綱渡りをしていますが、落っこちたことは今のところないと思います。
どうしても余裕を持った作業が出来なくて、例えば執筆にしてもギリギリになって頭をフル回転させた結果、色々な文章や単語、台詞などが出てくるといった感じで、そうしないとテンション上がらないんですよね。テンションをハイにするには、結局自分を苛め抜くしかないという悪循環に陥っていて、いつか大きな失敗をするんじゃないかと内心ビクビクしています。だから、昨年の冬コミ原稿はかなり前から執筆を始めることで、いつものようなギリギリの作業にならないよう心がけたのですが、なんと時間があるのをいいことに、普段の倍以上も書いてしまい結局時間が足りなくなったという本末転倒な事態になって……私って本当にダメな奴ですね。
まあ、徐々に直していくしかないのだろうけど、ここで「来年度から頑張ろう」なんて言ったとして、それにどれほどの意味があるのか。問題の先延ばしでしかないし、そもそも来年度の前にコミ1の原稿があるだろうとね。あれも、そろそろ当落の発表でしたか。この日記書いている頃には絶対発表されていると思いますけど、それについて後々書くということで。新刊の予定は1冊だけど、仕様の問題から普段よりもページ数を増やさないといけないし、さっさと作業を進めないといけない。
自分を変える、自分を変えたい、そう思うことは簡単だけど、実行に移すことは非常に困難です。よくある話だけど、私自身で当てはめてみると、それまでの自分を否定するような気がして、嫌なのかも知れませんね。前述の通り、綱渡りで落ちたことは今のところ一度もないし、なんだかんだで上手くやってきたという変なプライドが、私の自己改革への抵抗感や違和感になっているのだろうか。
いや、そんな定義付けは無意味ですね。自分の生き方、やり方をガラリと変えるんだから、細かい理由など関係なしにそれは大変なことなんですよ。ただ、本人のやる気と意志がどこまで持続できるかということでね。私のやり方は切羽詰っているように見えて、自分にとってはとてもやりなれたことなんだと思います。だからこそ、いつもそれを選択してしまうというか、もっと簡単なやり方があるのを知りつつも、自分の中で最もやりやすいのはこれなんだと、思い込んでるんですね。
でも、何度も繰り返すようにそれじゃあダメなんですよ。だって、私は決して一人で綱渡りをしているわけじゃないんだから。そう、私が一人でギリギリの綱渡りをして、渡り終えているというのならともかく、現実はそんな上手く行かない。沢山の人に支えられ、落ちないようにしてもらったからこそ、私は落ちることなく綱渡りが出来ているのですよ。同人にせよ、仕事にせよ、色々な人に手間や迷惑をかけて、そんな自分を不甲斐ないと思ったり、情けなく思う気持ちも、年々強くなっている。
自分のためでいいんです。なにをするにも、最終的には自分のためで。どんな経緯であれ、やり遂げること、成し遂げることが大事なんであって、よっぽど不純な動機でもない限りは、それは許されるべきことだと思います。私は自分に対する羞恥心と、他人に対する罪悪感が強いわけだけど、自分を変えることによって救われるのは、誰を差し置いてもまずは私自身であると思ってますし。よく、親が「一人で大きくなったような顔して」みたいなことを言いますけど、これは本当にその通りでね。人が自分の足で歩けるようになるのは、まず今まで自分の歩いてきた道を振り返って、どれだけの人が背中を押したり、倒れないようにしてくれたかを確かめてからだと思う。
閏年で思い出すのは、進研ゼミの漫画。私も若かりし頃は進研ゼミのダイレクトメールがよく届いていて、付録の漫画を読むのが楽しみだったんだけど、十何年か前の閏年に届いた奴は特に印象深いものだった。確か、ヒロインの名前がそのまま「うるう」であり、実際はなにかしらの漢字表記だったと思うが、主人公の通う学校のクラスにやってきた転校生という感じだったかな。今はどうだか知らないけど、当時の進研ゼミ漫画の主人公はスポーツ系の部活に熱中するあまり勉強が疎かに、というパターンが多くて、その漫画の主人公も例に漏れず、確かバスケ部に所属していたような気がする。で、ヒロインは女バスに入ったんだったかな。
漫画の内容自体はもう薄ぼんやりとしか覚えてないんだけど、あの頃としては珍しいことに前後編の2冊が封入されていたのが強く記憶に残ってる。ダイレクトメール自体も、今回は2冊も漫画があってラッキーとかお得とか、そんな論調で申込を諭していたような気がするし、私もそれに惹かれた部分はあったんだと思う。まあ、だからといって申し込んだのかと言われると、そんなことは全然ないんだけど、最近ネットとかでよく進研ゼミの話題を目にするもんで、少し懐かしくなってね。
今は漫画冊子が2冊付くことは当たり前みたいになってるそうなんだけど、私が読んだ前後編とは違い、進研ゼミをやった人と、やらなかった人を別々に描くことで、比較のようなものをしているらしい。進研ゼミの漫画といえば、前述のように部活動に打ち込む主人公が進研ゼミをやることで勉強でも活躍しだし、テストでいい点を取ることで部活も勉強も、そして恋もすべて上手く行くなんて言うお約束の展開になるわけだけど、このところは実際に進研ゼミをやらなかった人の末路として、勉強も恋も何一つ上手くいかないバッドエンドを描いているそうで。
まあ、実際に進研ゼミをやることですべてが上手くいくなんて、そんなことは全然ないし、結局は本人の努力次第なんだけど、わざわざ明るい話と暗い話を同時に収録するのは、なんか分かるような気がするんだよね。あの漫画は確か、小学生の中高学年から、中学生ぐらいまで届いていたはずだけど、私なんかが現役の学生だった頃に比べると、やはり子供の感性が変わってきていると思うから。
最近の子供が殊更暗い話が好きってわけでもないんだろうけど、若者向けのエンターテインメント小説や、漫画雑誌にしても、エヴァ以降は何かと暗い内向的な主人公が増えてきたといいますし、新本格派ミステリーや、西尾維新に代表される講談社ノベルスの作家勢が台頭してきたことにより、バッドエンドや明るさのない話というのが、若い読者層に自然と受け入れられるようになったんだと思う。救いがない、希望もない、後味は悪いけど面白いといった感じに、昔のように夢や情熱に溢れたものに対する共感よりも、どこが内側の、青少年の内面を書いたような作品への同調意識が強くなったんでしょう。
勿論、読者が後ろ暗い小説を読んで、自分もこうなりたいなんて思うことはあり得ないと思うけど、バッドエンドだからイコールでつまらないということにはならないんですね。昨今話題の進研ゼミ漫画にしても、内容の荒唐無稽さはともかくとして、嫌悪を持って迎えられたということはないそうですし、一つの手法といてはありなんじゃないかな。商法として正しいのかは知りませんけど、これさえやればすべて上手く行くよりも、これをやらなきゃこうなるかも知れないの方が、却って自然に受け止められやすいのかも。前者は言ってしまえば、新聞の休日版広告に入っている開運グッズとか、金運上がるブレスレットと同じような謳い文句ですから、こうなりたいよりも、こうはなりたいくないという姿を描くことで、今の若者の支持を得られるのかも知れない。だって、誰もがリア充になりたいわけではないのだから。
私が昔読んだ2冊組の漫画は、最終的に主人公とヒロインは両思いになるんだけど、ヒロインが親の仕事の都合だかでまた転校してしまい、意外なことに結ばれることなく終わってしまいます。しかし、バッドエンドというわけではなく、転校先の学校でバスケを続けている旨を綴った手紙が送られてきて、主人公は進研ゼミに載っていた閏年についての記述を見て彼女のことを思い出し、いつかまた会えるみたいな、希望を抱くラストだったと思う。進研ゼミの漫画にしてはストーリーがしっかりしていて、これだけは未だに頭の片隅に残っている、忘れられない話でした。バッドエンドを否定するわけじゃないけど、やっぱり物語というのは、どんな形であれ明るいラストの方が良いよ。私はそういうのが好きです。
漫画の内容自体はもう薄ぼんやりとしか覚えてないんだけど、あの頃としては珍しいことに前後編の2冊が封入されていたのが強く記憶に残ってる。ダイレクトメール自体も、今回は2冊も漫画があってラッキーとかお得とか、そんな論調で申込を諭していたような気がするし、私もそれに惹かれた部分はあったんだと思う。まあ、だからといって申し込んだのかと言われると、そんなことは全然ないんだけど、最近ネットとかでよく進研ゼミの話題を目にするもんで、少し懐かしくなってね。
今は漫画冊子が2冊付くことは当たり前みたいになってるそうなんだけど、私が読んだ前後編とは違い、進研ゼミをやった人と、やらなかった人を別々に描くことで、比較のようなものをしているらしい。進研ゼミの漫画といえば、前述のように部活動に打ち込む主人公が進研ゼミをやることで勉強でも活躍しだし、テストでいい点を取ることで部活も勉強も、そして恋もすべて上手く行くなんて言うお約束の展開になるわけだけど、このところは実際に進研ゼミをやらなかった人の末路として、勉強も恋も何一つ上手くいかないバッドエンドを描いているそうで。
まあ、実際に進研ゼミをやることですべてが上手くいくなんて、そんなことは全然ないし、結局は本人の努力次第なんだけど、わざわざ明るい話と暗い話を同時に収録するのは、なんか分かるような気がするんだよね。あの漫画は確か、小学生の中高学年から、中学生ぐらいまで届いていたはずだけど、私なんかが現役の学生だった頃に比べると、やはり子供の感性が変わってきていると思うから。
最近の子供が殊更暗い話が好きってわけでもないんだろうけど、若者向けのエンターテインメント小説や、漫画雑誌にしても、エヴァ以降は何かと暗い内向的な主人公が増えてきたといいますし、新本格派ミステリーや、西尾維新に代表される講談社ノベルスの作家勢が台頭してきたことにより、バッドエンドや明るさのない話というのが、若い読者層に自然と受け入れられるようになったんだと思う。救いがない、希望もない、後味は悪いけど面白いといった感じに、昔のように夢や情熱に溢れたものに対する共感よりも、どこが内側の、青少年の内面を書いたような作品への同調意識が強くなったんでしょう。
勿論、読者が後ろ暗い小説を読んで、自分もこうなりたいなんて思うことはあり得ないと思うけど、バッドエンドだからイコールでつまらないということにはならないんですね。昨今話題の進研ゼミ漫画にしても、内容の荒唐無稽さはともかくとして、嫌悪を持って迎えられたということはないそうですし、一つの手法といてはありなんじゃないかな。商法として正しいのかは知りませんけど、これさえやればすべて上手く行くよりも、これをやらなきゃこうなるかも知れないの方が、却って自然に受け止められやすいのかも。前者は言ってしまえば、新聞の休日版広告に入っている開運グッズとか、金運上がるブレスレットと同じような謳い文句ですから、こうなりたいよりも、こうはなりたいくないという姿を描くことで、今の若者の支持を得られるのかも知れない。だって、誰もがリア充になりたいわけではないのだから。
私が昔読んだ2冊組の漫画は、最終的に主人公とヒロインは両思いになるんだけど、ヒロインが親の仕事の都合だかでまた転校してしまい、意外なことに結ばれることなく終わってしまいます。しかし、バッドエンドというわけではなく、転校先の学校でバスケを続けている旨を綴った手紙が送られてきて、主人公は進研ゼミに載っていた閏年についての記述を見て彼女のことを思い出し、いつかまた会えるみたいな、希望を抱くラストだったと思う。進研ゼミの漫画にしてはストーリーがしっかりしていて、これだけは未だに頭の片隅に残っている、忘れられない話でした。バッドエンドを否定するわけじゃないけど、やっぱり物語というのは、どんな形であれ明るいラストの方が良いよ。私はそういうのが好きです。
ご注文はうさぎですか? (1) (まんがタイムKRコミックス)
2012年2月28日 ご注文はうさぎですか?
先週、ゲマ屋本店でポスターを見かけて気になっていたんですが、メロンブックス横浜店に行ったらクリアファイル付きで売っていたので買って見ることにしました。多分、人生初のKRコミックスだと思いますが、絵柄に一目惚れしたとでも言うんでしょうか。久々に大当たりの作品に出会ったと言い切れるほどであり、本当に面白かった。私が所謂萌え4コマを読むことなんて滅多にないのだけど、この作品はなんというか、違うものを感じたね。光るものではなくて違うもの。最近アニメ化されているような作品にはない、ある種の拘りみたいのを感じた。確かに可愛いけど、決して可愛いだけじゃない、そんな4コマ漫画だと思います。
物語の舞台は木組みの家と石畳の街というところで、西洋風の建築物が多い町並みです。しかし、通貨単位は円であり、登場人物も日本人が多いことから、もしかしたら日本のどこかにある街なのかも知れません。作者曰く、ストラスブールやコルマールの町並みなどをモデルにしているということで、おそらくはそういった世界観が好きなんでしょう。この作品の良いところは、作中に出てくるもの、主要舞台の喫茶店もそうですが、街や家々などそういったものに裏打ちされた知識があるんですよね。決して適当知識を元に書かれたわけではなく、木組みの街の世界観で喫茶店ものがやりたかったという後書きにおける作者の言葉通り、作者が思い描く世界がここにはあった。
登場人物も勿論そうなのですが、背景や建造物なども大変丁寧に描かれており、全体的になんていうのかな、楽しい街並みだと私は思いました。この街はどこにあるの? と、思わず探してしまうような、一度は行ってみたいあの場所的な、そんな印象を抱いた。初見でそう思わせるだけの作品ってのはなかなかないものですよ。前々から読んでいた、とかならともかく、私はきらら系の雑誌は一度も買ったことがありませんし、精々大昔にせんせいのお時間を立ち読んだことがあるぐらいです。にもかかわらず、ここまで惹き込まれるのですから、まったく大したもんだよ。漫画なんて滅多に読まないのに、一目惚れって凄いね。既に特典の収集まで始めてるんだから。
世界観の説明が終わった後は、いよいよ登場キャラクターについて。ご注文はうさぎですか?も、一応は萌え4コマに分類される作品ですから、登場キャラは一部を覗いて皆可愛らしい女の子です。ぷにロリした絵柄からは分かりにくいかも知れませんが、一応女子高生と女子中学生がメインの作品で、表紙の真ん中にいる少女、ココアが本作の主人公となります。漢字で書くと保登心愛らしいけど、要するにホットココアのことですね。このように、この作品の女の子たちは皆飲み物の名前が由来になっており、ココアの左手にいる青い髪の子は香風智乃という、カプチーノが由来の少女です。作品内では、主にチノと呼ばれていますね。主人公のココアが下宿することになった家の一人娘で、学年は中学生と後輩です。香風さんちはラビットハウスという喫茶店を営んでいて、ココアは最初、うさぎだらけの店内を想像しました。まあ、分からなくもないけど、店内にいたのは店員のチノと、そして店のマスコットであるティッピーという名のうさぎだけ。表紙で言うと、ココアとチノの間にいる白い毛玉ががそうですね。どうみてもうさぎには見えませんが、こういった作品にありがちな不思議生物の類ではなく、アンゴラうさぎという実在の種であることが読んでみると分かります。
高校の方針から下宿先で奉仕活動をする予定であったココアは、そのままラビットハウスのアルバイト店員として働くことに。これが、この物語の始まりとなるわけです。ココアとチノ、そしてティッピーの出会いが描かれるわけですね。ちなみにラビットハウスは元々チノの祖父がマスターをやっていたそうなのですが、おじいさんの姿は店内に見えません。ただ、毛玉のティッピーがやけにダンディな声で喋ります。チノは自分の腹話術だと言い張っていますが、なんとティッピーこそがチノの祖父、つまりラビットハウスのオーナーだったのです。
やがて話は3人目の登場人物、表紙で言うとココアの右手にいる少女、ラビットハウスのもう一人のバイトリゼが登場したり、それ以外にも甘兎庵という和風喫茶の看板娘であり、ココアのクラスメイトになる宇治松千夜や、その隣に住んでいるリゼの後輩、桐間紗路ことシャロなど個性豊かな少女達が登場します。どのキャラも可愛らしく、それでいて自己が確立されているのが特徴的。私は一発で大好きになりましたので、しばらくは推していく感じで行こうかと思います。本当に、良い漫画作品に出会いました。
物語の舞台は木組みの家と石畳の街というところで、西洋風の建築物が多い町並みです。しかし、通貨単位は円であり、登場人物も日本人が多いことから、もしかしたら日本のどこかにある街なのかも知れません。作者曰く、ストラスブールやコルマールの町並みなどをモデルにしているということで、おそらくはそういった世界観が好きなんでしょう。この作品の良いところは、作中に出てくるもの、主要舞台の喫茶店もそうですが、街や家々などそういったものに裏打ちされた知識があるんですよね。決して適当知識を元に書かれたわけではなく、木組みの街の世界観で喫茶店ものがやりたかったという後書きにおける作者の言葉通り、作者が思い描く世界がここにはあった。
登場人物も勿論そうなのですが、背景や建造物なども大変丁寧に描かれており、全体的になんていうのかな、楽しい街並みだと私は思いました。この街はどこにあるの? と、思わず探してしまうような、一度は行ってみたいあの場所的な、そんな印象を抱いた。初見でそう思わせるだけの作品ってのはなかなかないものですよ。前々から読んでいた、とかならともかく、私はきらら系の雑誌は一度も買ったことがありませんし、精々大昔にせんせいのお時間を立ち読んだことがあるぐらいです。にもかかわらず、ここまで惹き込まれるのですから、まったく大したもんだよ。漫画なんて滅多に読まないのに、一目惚れって凄いね。既に特典の収集まで始めてるんだから。
世界観の説明が終わった後は、いよいよ登場キャラクターについて。ご注文はうさぎですか?も、一応は萌え4コマに分類される作品ですから、登場キャラは一部を覗いて皆可愛らしい女の子です。ぷにロリした絵柄からは分かりにくいかも知れませんが、一応女子高生と女子中学生がメインの作品で、表紙の真ん中にいる少女、ココアが本作の主人公となります。漢字で書くと保登心愛らしいけど、要するにホットココアのことですね。このように、この作品の女の子たちは皆飲み物の名前が由来になっており、ココアの左手にいる青い髪の子は香風智乃という、カプチーノが由来の少女です。作品内では、主にチノと呼ばれていますね。主人公のココアが下宿することになった家の一人娘で、学年は中学生と後輩です。香風さんちはラビットハウスという喫茶店を営んでいて、ココアは最初、うさぎだらけの店内を想像しました。まあ、分からなくもないけど、店内にいたのは店員のチノと、そして店のマスコットであるティッピーという名のうさぎだけ。表紙で言うと、ココアとチノの間にいる白い毛玉ががそうですね。どうみてもうさぎには見えませんが、こういった作品にありがちな不思議生物の類ではなく、アンゴラうさぎという実在の種であることが読んでみると分かります。
高校の方針から下宿先で奉仕活動をする予定であったココアは、そのままラビットハウスのアルバイト店員として働くことに。これが、この物語の始まりとなるわけです。ココアとチノ、そしてティッピーの出会いが描かれるわけですね。ちなみにラビットハウスは元々チノの祖父がマスターをやっていたそうなのですが、おじいさんの姿は店内に見えません。ただ、毛玉のティッピーがやけにダンディな声で喋ります。チノは自分の腹話術だと言い張っていますが、なんとティッピーこそがチノの祖父、つまりラビットハウスのオーナーだったのです。
やがて話は3人目の登場人物、表紙で言うとココアの右手にいる少女、ラビットハウスのもう一人のバイトリゼが登場したり、それ以外にも甘兎庵という和風喫茶の看板娘であり、ココアのクラスメイトになる宇治松千夜や、その隣に住んでいるリゼの後輩、桐間紗路ことシャロなど個性豊かな少女達が登場します。どのキャラも可愛らしく、それでいて自己が確立されているのが特徴的。私は一発で大好きになりましたので、しばらくは推していく感じで行こうかと思います。本当に、良い漫画作品に出会いました。
たぐり寄せる糸の先には
2012年2月27日 アニメ・マンガそろそろ年度末が近いということで、今週はずっと残業をしていました。なんて話を週のはじめに書いてどうするんだって感じもしますが、私は特殊な立場にいるからなかなか残業許可が下りないのだけど、今回は特別ということでね。まあ、一週間も残業すればエロゲ一本分ぐらいにはなるだろうと思い、頑張って見ることに。なんともせこい発想ですが、残業する大義名分も得たことですしね。稼げるときに稼がないと損でしょう。ただでさえ、最近はお金がありませんし。
この時期になると、そろそろ今期のアニメBlu-rayで何を買うか、それを決めなくてはいけないのだけど、前述のとおりお金がありませんからね。どうしたものかと思っています。まあ、何が何でも買わなければいけないという理由はないのだけど、今期は結構いい作品が揃ってるからねぇ。BD買いたいほどの作品があるかと言われれば、そうだね、3作品ほど検討に入っているものがある。
一つはAnotherで、これは今期最高の出来と思っているから当然だし、全巻購入特典の抱き枕とやらにも興味はあるんだけど、なんというか、BD置いておくと呪われそうな気がして嫌だよねw 考え過ぎなんだろうけど、後はBDだとグロ描写が解禁されるっていうのもねぇ……私はスプラッタが嫌いだからこう思うのかも知れないけど、エロはともかくグロが無修正で収録されることに喜びを感じる人っているんだろうか? 例えばFate/ZeroはTV放送だとカットされた龍之介とキャスターのグロシーンが完全な形で入るらしいけど、それに喜ぶような人がいたら、それこそ龍之介なみに変態か異常性癖の持ち主ってことじゃないんだろうか。
まあ、そんなこんなでAnotherを集めることには抵抗があるのだけど、二つ目はあの夏で待ってるですね。この作品は何回か取り上げてますけど、やはりおねがいシリーズ最新作ということもあって、安定した面白さがあります。ただ、安定しすぎていてBDを買うほどのものになっていないというのもあり、もう一押しなにかが欲しいところ。オチも大体予想が付いてますから、あまり高望みするのはよくないと分かっているんだけどね。まあ、しばらくは様子見ということにして検討を続けてみようかと思います。
最後は意外なところでハイスクールD×Dです。私がこういうエロ一直線の作品に関心を見せるのは、あまりあることではないのだけど、この作品は単純に面白いよね。流石富士見ファンタジアの原作だけあって、エロとはいえ作りこみがしっかりしているね。堅実とでも言うのだろうか。梶裕貴の声にはいい加減飽き飽きしているけど、ヒロインもそれなりに可愛いし、なによりEDの出来がいい。
ヒロインたちが踊っているOPEDというのは、涼宮ハルヒを皮切りに色々な作品で用いられてきた手法であり、例えばこどものじかんとか、ロザリオとバンパイアとか、最近で言うとC3キューブなんかも踊ってましたね。古い所では女子高生のEDなんかも含まれるんだろうけど、私はそうしたOPEDに前々から思っていることがあって、「こいつらは一体全体、なんで踊っているのだろう?」というのがそれでした。なんとも身も蓋もない疑問だけど、例えばかんなぎはナギがアイドルを目指しているということもあって、劇中劇的なものと捉えれば理解できますし、それなりに意味のあるOPになっています。でも、同時期にやっていたロザバンのダンスには、さほど意味などありませんよね。
ハイスクールD×DのEDにおける良い所は、本来そうした意味のないダンスが多いアニメのOPEDの中で、これでもかというぐらい明確な意味を持たせてきたところなんですよ。それ即ち、セックスアピールということで。なにせポールダンスまで取り入れて、エロを全面に押し出してますからね。体を揺らし腰振って、お尻もフリフリとツボというツボを押さえ込んでいます。エロアニメであることを最大限に利用した上で、あのようなEDを作ってくるのだから、見事としか言い様がない。
けれど、ハイスクールD×DはAT-Xで視聴していると規制という規制が全解除されているから、BDを買うことへのありがたみみたいのが少なかったりする。色々特典もつくみたいだけど、特典のためだけに買うほどのものか、というのもあってね。それに、エロアニメへ金を出すということへの抵抗感も少なからずある。Anotherやなつまちに出せないのに、エロアニメを買うのかという……まあ、つまらないこだわりなんですけど。最終的になにを買うか、もう少し考えてみますかね。
この時期になると、そろそろ今期のアニメBlu-rayで何を買うか、それを決めなくてはいけないのだけど、前述のとおりお金がありませんからね。どうしたものかと思っています。まあ、何が何でも買わなければいけないという理由はないのだけど、今期は結構いい作品が揃ってるからねぇ。BD買いたいほどの作品があるかと言われれば、そうだね、3作品ほど検討に入っているものがある。
一つはAnotherで、これは今期最高の出来と思っているから当然だし、全巻購入特典の抱き枕とやらにも興味はあるんだけど、なんというか、BD置いておくと呪われそうな気がして嫌だよねw 考え過ぎなんだろうけど、後はBDだとグロ描写が解禁されるっていうのもねぇ……私はスプラッタが嫌いだからこう思うのかも知れないけど、エロはともかくグロが無修正で収録されることに喜びを感じる人っているんだろうか? 例えばFate/ZeroはTV放送だとカットされた龍之介とキャスターのグロシーンが完全な形で入るらしいけど、それに喜ぶような人がいたら、それこそ龍之介なみに変態か異常性癖の持ち主ってことじゃないんだろうか。
まあ、そんなこんなでAnotherを集めることには抵抗があるのだけど、二つ目はあの夏で待ってるですね。この作品は何回か取り上げてますけど、やはりおねがいシリーズ最新作ということもあって、安定した面白さがあります。ただ、安定しすぎていてBDを買うほどのものになっていないというのもあり、もう一押しなにかが欲しいところ。オチも大体予想が付いてますから、あまり高望みするのはよくないと分かっているんだけどね。まあ、しばらくは様子見ということにして検討を続けてみようかと思います。
最後は意外なところでハイスクールD×Dです。私がこういうエロ一直線の作品に関心を見せるのは、あまりあることではないのだけど、この作品は単純に面白いよね。流石富士見ファンタジアの原作だけあって、エロとはいえ作りこみがしっかりしているね。堅実とでも言うのだろうか。梶裕貴の声にはいい加減飽き飽きしているけど、ヒロインもそれなりに可愛いし、なによりEDの出来がいい。
ヒロインたちが踊っているOPEDというのは、涼宮ハルヒを皮切りに色々な作品で用いられてきた手法であり、例えばこどものじかんとか、ロザリオとバンパイアとか、最近で言うとC3キューブなんかも踊ってましたね。古い所では女子高生のEDなんかも含まれるんだろうけど、私はそうしたOPEDに前々から思っていることがあって、「こいつらは一体全体、なんで踊っているのだろう?」というのがそれでした。なんとも身も蓋もない疑問だけど、例えばかんなぎはナギがアイドルを目指しているということもあって、劇中劇的なものと捉えれば理解できますし、それなりに意味のあるOPになっています。でも、同時期にやっていたロザバンのダンスには、さほど意味などありませんよね。
ハイスクールD×DのEDにおける良い所は、本来そうした意味のないダンスが多いアニメのOPEDの中で、これでもかというぐらい明確な意味を持たせてきたところなんですよ。それ即ち、セックスアピールということで。なにせポールダンスまで取り入れて、エロを全面に押し出してますからね。体を揺らし腰振って、お尻もフリフリとツボというツボを押さえ込んでいます。エロアニメであることを最大限に利用した上で、あのようなEDを作ってくるのだから、見事としか言い様がない。
けれど、ハイスクールD×DはAT-Xで視聴していると規制という規制が全解除されているから、BDを買うことへのありがたみみたいのが少なかったりする。色々特典もつくみたいだけど、特典のためだけに買うほどのものか、というのもあってね。それに、エロアニメへ金を出すということへの抵抗感も少なからずある。Anotherやなつまちに出せないのに、エロアニメを買うのかという……まあ、つまらないこだわりなんですけど。最終的になにを買うか、もう少し考えてみますかね。
街を歩きながら考えよう
2012年2月26日 アニメ・マンガ蒲田で行われた同人誌即売会、スーパーヒロインタイムへ参加してきました。大田区産業プラザPiOは、即売会の会場としては都産に並ぶほど有名な場所ですが、私はあまり縁がない。最後に言ったのは、確かぷにケットが何かだったか。SHTは所謂オールジャンルイベントとは違い、様々なオンリーイベントが共同開催の形を取っているもので、今まさに放送中の作品もあれば、ちょっと前の人気作など、比較的最近の作品が多いのが特徴です。私は当初、参加予定ではなかったのですが、贔屓にしているサークルが急遽参加するというので、顔見せがてら行ってくることに。
横浜から蒲田はそれほど遠い距離ではなく、そのため私は結構ギリギリに家を出発。今回は事前にカタログを買ってありましたし、現地へ早めに着いてないければいけない理由がなかったもので。開場は確か11時だったはずだけど、私は5分前とかに着いたんだったかな? PiOの大きさに比べて、結構な数が集まったようで、密度的には前回のサンクリよりも上であったか。入場まで結構待たされたけど、私の目当ては贔屓にしているサークルを除けば、精々偽物語で参加している恋愛漫画家ぐらいだったので、そんなに焦ることもなく。
入場後は混むであろう恋愛漫画家の新刊を素早くゲットして、薄いながらもフルカラー本が200円で頒布されていくことに感動を覚える。単なるイラスト本で、ギリギリ18禁かどうかという感じだったけど、私は鳴瀬ひろふみの絵柄が好きなもんでね。200円でこれがゲット出来るというのは、凄いことだと思うよ。オンリーの魅力というのは、大手が案外気楽に参加していることであり、大層な本がない代わりに手頃ないい本がゴロゴロしているというところでしょうか。勿論、大手以外にも良いサークルは結構あるけど。
恋愛漫画家に行った後は、香港帰りの贔屓にしているサークルへ。もう十何年の付き合いだけど、流石に海外までは応援に行けなかった。いつかの水戸コミケは行ったんだけどねw 年始の挨拶がまだだったので、一応したのだけど、2月も末になって年始の挨拶ってのはどうだったんだろうか。冬コミで買ったひざ掛けの話になったんだけど、当初は会社で使う予定が、最近はホコリっぽい仕事が多いので家で使っている。汚れるのが嫌なんだよね。布物は一度汚れると、落ちにくいじゃない。
SHTと同時開催で雪のしずくも行われていたんだけど、パンフレットを持っておらず、また買うお金もなかたので買えることに。正確にはパンフレットを買うことはできなくもなかったんだけど、それをすると今度は買い物をすることが出来なくなるので、それなら参加しないのも同じかなと思って。まあ、ファイナルだから覗くだけ覗いても良かったんだけど……花言葉と同時開催だったら、むしろサークルとして参加していたんだろうけどね。
ちなみに蒲田は学生街ですが、私の認識では唐揚げの街というイメージも強く、結構おいしい唐揚屋さんが揃っています。ただし、大半が飲み屋ということもあって昼間に開いている店は一件もなく、結局お惣菜&お弁当屋さんの鳥久へ寄ることに。ここの唐揚げは、どちらかと言うと竜田揚げっぽくて、片栗粉で雪化粧のようになっているのが特徴的なんだけど、高いだけあってそれなりの味です。昼飯代わりにそれを買って、ショップ系にはこれといって寄ることなく帰りました。アニメイトとかメロンブックスは、確か西口方面だったと思うし、PiOはそもそも京急蒲田駅が最寄りなので、JR蒲田駅からは東口経由なんですよね。まさか、唐揚げ持ってアニメショップ行くわけにもいかないし。
でもまあ、最近の私は金遣いが荒いというか、食べ物に金を使うのはいい加減止めにしようかなぁ。最近はやれ、唐揚げブームだとか言って色々取り上げられることが多いけど、唐揚げはもっとひっそり楽しまないとダメだよ。ふらりと入った店に唐揚げがあったら頼み、美味しかったラッキーだし、美味しくなくても勉強になったぐらいの気持ちで挑まないと。唐揚げ教会の主旨には賛同するけど、あそこも体制を整えてしまったばかりに、自由さがなくなってしまった気がする。
なんだって同人誌即売会から唐揚げの話になっているんだという感じだけど、最近は細々としたイベントによく参加しますね。金銭的な都合を考えれば、そろそろ控えたほうがいいのだけど、来月もなんだかんだと色々あるからなぁ。主にライブとかコンサート系だけど、あぁ、そういや堀江由衣の追加公演は結局申し込まなかったな。もういいかな、黒ネコ同盟の継続をするのも。なんか、声優に対するモチベーションが上がらなくなったし、そもそもライブとかコンサートって、そんなに好きじゃないし。色々理由はあるけど、暫く休むのも悪くないと思う。
横浜から蒲田はそれほど遠い距離ではなく、そのため私は結構ギリギリに家を出発。今回は事前にカタログを買ってありましたし、現地へ早めに着いてないければいけない理由がなかったもので。開場は確か11時だったはずだけど、私は5分前とかに着いたんだったかな? PiOの大きさに比べて、結構な数が集まったようで、密度的には前回のサンクリよりも上であったか。入場まで結構待たされたけど、私の目当ては贔屓にしているサークルを除けば、精々偽物語で参加している恋愛漫画家ぐらいだったので、そんなに焦ることもなく。
入場後は混むであろう恋愛漫画家の新刊を素早くゲットして、薄いながらもフルカラー本が200円で頒布されていくことに感動を覚える。単なるイラスト本で、ギリギリ18禁かどうかという感じだったけど、私は鳴瀬ひろふみの絵柄が好きなもんでね。200円でこれがゲット出来るというのは、凄いことだと思うよ。オンリーの魅力というのは、大手が案外気楽に参加していることであり、大層な本がない代わりに手頃ないい本がゴロゴロしているというところでしょうか。勿論、大手以外にも良いサークルは結構あるけど。
恋愛漫画家に行った後は、香港帰りの贔屓にしているサークルへ。もう十何年の付き合いだけど、流石に海外までは応援に行けなかった。いつかの水戸コミケは行ったんだけどねw 年始の挨拶がまだだったので、一応したのだけど、2月も末になって年始の挨拶ってのはどうだったんだろうか。冬コミで買ったひざ掛けの話になったんだけど、当初は会社で使う予定が、最近はホコリっぽい仕事が多いので家で使っている。汚れるのが嫌なんだよね。布物は一度汚れると、落ちにくいじゃない。
SHTと同時開催で雪のしずくも行われていたんだけど、パンフレットを持っておらず、また買うお金もなかたので買えることに。正確にはパンフレットを買うことはできなくもなかったんだけど、それをすると今度は買い物をすることが出来なくなるので、それなら参加しないのも同じかなと思って。まあ、ファイナルだから覗くだけ覗いても良かったんだけど……花言葉と同時開催だったら、むしろサークルとして参加していたんだろうけどね。
ちなみに蒲田は学生街ですが、私の認識では唐揚げの街というイメージも強く、結構おいしい唐揚屋さんが揃っています。ただし、大半が飲み屋ということもあって昼間に開いている店は一件もなく、結局お惣菜&お弁当屋さんの鳥久へ寄ることに。ここの唐揚げは、どちらかと言うと竜田揚げっぽくて、片栗粉で雪化粧のようになっているのが特徴的なんだけど、高いだけあってそれなりの味です。昼飯代わりにそれを買って、ショップ系にはこれといって寄ることなく帰りました。アニメイトとかメロンブックスは、確か西口方面だったと思うし、PiOはそもそも京急蒲田駅が最寄りなので、JR蒲田駅からは東口経由なんですよね。まさか、唐揚げ持ってアニメショップ行くわけにもいかないし。
でもまあ、最近の私は金遣いが荒いというか、食べ物に金を使うのはいい加減止めにしようかなぁ。最近はやれ、唐揚げブームだとか言って色々取り上げられることが多いけど、唐揚げはもっとひっそり楽しまないとダメだよ。ふらりと入った店に唐揚げがあったら頼み、美味しかったラッキーだし、美味しくなくても勉強になったぐらいの気持ちで挑まないと。唐揚げ教会の主旨には賛同するけど、あそこも体制を整えてしまったばかりに、自由さがなくなってしまった気がする。
なんだって同人誌即売会から唐揚げの話になっているんだという感じだけど、最近は細々としたイベントによく参加しますね。金銭的な都合を考えれば、そろそろ控えたほうがいいのだけど、来月もなんだかんだと色々あるからなぁ。主にライブとかコンサート系だけど、あぁ、そういや堀江由衣の追加公演は結局申し込まなかったな。もういいかな、黒ネコ同盟の継続をするのも。なんか、声優に対するモチベーションが上がらなくなったし、そもそもライブとかコンサートって、そんなに好きじゃないし。色々理由はあるけど、暫く休むのも悪くないと思う。
過去で済ませられないこともある
2012年2月25日 アニメ・マンガ今日は時間が空いたので、先日行ったばかりですがお師匠さんの家まで行って、本棚とか組み立てていました。本を片付けるにしても、しまう場所がなければ成り立たないということなのでね。まあ、お師匠さんは特に日曜大工が不得意でもないのだけど、大きい本棚をあちらこちらに運ぶとなると、人出もいるということで。特に予定があったわけでもないし、手伝いに行ったというわけです。なんか通いの弟子みたいだね。これといって創作的なことはなにもしてないが。
その話は特に面白くもないので別にいいとして、帰宅するとデジクラフト社からCUFFS/Sphere/CUBEの冬のグッズ通販が届いてました。午前中に来ていたらしいから、いつも通り最速だったのかな? 今回は穹のグッズがあるわけでもなかったから、誰よりも早く確認するとか、そういうつもりはなかったのだけど、いざ中を観てみると、意外と穹が多かった印象ですね。勿論、公式的な描き下ろし、つまりハッシーこと橋本タカシによる穹は一枚もなかったのだけど、2012年カレンダーとそれに付随するROMの中に結構穹のイラストがあって、合計7枚ぐらいあったのかな? しかも1枚はハル穹だったから、個人的にかなり嬉しいサプライズだった。
本元であるハッシーは、浴衣姿で月見団子を食べる十五夜の委員長を書いていたけど、ハッシーって意外に委員長好きだよね。まあ、穹以外で他に書くキャラが居るとすれば、瑛か奈緒しかいないわけだし、そんなに選択肢が多いわけでもないんだけど……そういやハッシーはSphereのスタッフブログで、今回のカレンダー絵をかなり早い段階で済ませていた、みたいなことを書いていたけど、ハッシーが穹じゃないから、他のイラストレーターが穹を多めに書いたのかな? こういうのにキャラ指定があるのかどうか、私はよく知らないのだけど、穹ばかりというのは良いことだね。とりあえず、小原トメ太の穹を壁紙にしてみました。
後はまあ、VFBとか抱き枕とか、ティーセットなんてものが入ってるんだけど、ティーセットはそんなに悪くもなかったかな。もうちょっとショボイかなとも思ってたんだけど、簡素ながら綺麗な作りで、お金に余裕があればもう1セットぐらい買ってたかも知れない。使う機会なんて早々ないだろうから、宝の持ち腐れもいいところだけど。
抱き枕はCAFE SOURIREのヒロインである雪下美百合さんのを1枚だけ買いましたが、正直これこそ2つ以上買っておくべきだったと公開しています。私は基本的に、CAFE SOURIREに出てくるヒロインは皆好きなんですが、中でも美百合さんだけ飛び抜けていまして、最近は特に入れ込んでいるキャラクターです。私が、所謂黒髪ロング系のキャラにハマるのは珍しいのだけど、美百合さんはなんていうか味があるよね。お嬢様然とした外見とは裏腹に、ノリが良くて普通の感覚も持っていて、なにより正確がサッパリとしている。杏子シナリオで、杏子と恒一が結ばれた際に言った台詞とか、凄い好きでね。自分自身を形容する方法を知っている、とでもいうの? まあ、それだけに自らのルートでは深みというか泥沼に嵌った感もあるけど、そういうのを全て引っ括めて私は美百合さんが好きだね。購入前は特に興味もなかったというか、可愛い子は多いけど誰が好きって感じでもないなと思ってたんですよ。でも、昨年末ぐらいにやっとプレイしたら、どのキャラも可愛くってさ。勿論、単純な可愛らしさ、もっと言えば愛らしさで言えば杏子の方が上回っているのだけど、美百合さんにはそれを補って余りあるキャラクター性があると思う。
まあ、発展形のある作品じゃないし、CUFFS系はヨスガ以外にFDが出るほど売れたものはないというから、スーロリは今回のグッズとVFBで作品的には打ち止めなのかも知れないけど、個人的にはもうちょっとなにかを期待したいところです。
そういえば、これを書いたかは忘れましたけど、COMIC1で私が発行をヨスガ本第8弾は、ヨスガノソラ×CAFE SOURIREのクロスオーバーになっています。どんな話になるか、詳細はまだ明かせませんけど、以前も言ったように私にとってヨスガ本は、私が同人でやりたい事を試していくという側面もあるので、クロスオーバーも良いかなと思っていたり。勿論、大前提であるハル×穹という部分は変わりませんし、主人公もハルのままですから、まあ、両方の作品を尊重しつつ書ければいいなと思っています。私の趣味で、スーロリ側のヒロインは美百合さんになるかと思いますが。
その話は特に面白くもないので別にいいとして、帰宅するとデジクラフト社からCUFFS/Sphere/CUBEの冬のグッズ通販が届いてました。午前中に来ていたらしいから、いつも通り最速だったのかな? 今回は穹のグッズがあるわけでもなかったから、誰よりも早く確認するとか、そういうつもりはなかったのだけど、いざ中を観てみると、意外と穹が多かった印象ですね。勿論、公式的な描き下ろし、つまりハッシーこと橋本タカシによる穹は一枚もなかったのだけど、2012年カレンダーとそれに付随するROMの中に結構穹のイラストがあって、合計7枚ぐらいあったのかな? しかも1枚はハル穹だったから、個人的にかなり嬉しいサプライズだった。
本元であるハッシーは、浴衣姿で月見団子を食べる十五夜の委員長を書いていたけど、ハッシーって意外に委員長好きだよね。まあ、穹以外で他に書くキャラが居るとすれば、瑛か奈緒しかいないわけだし、そんなに選択肢が多いわけでもないんだけど……そういやハッシーはSphereのスタッフブログで、今回のカレンダー絵をかなり早い段階で済ませていた、みたいなことを書いていたけど、ハッシーが穹じゃないから、他のイラストレーターが穹を多めに書いたのかな? こういうのにキャラ指定があるのかどうか、私はよく知らないのだけど、穹ばかりというのは良いことだね。とりあえず、小原トメ太の穹を壁紙にしてみました。
後はまあ、VFBとか抱き枕とか、ティーセットなんてものが入ってるんだけど、ティーセットはそんなに悪くもなかったかな。もうちょっとショボイかなとも思ってたんだけど、簡素ながら綺麗な作りで、お金に余裕があればもう1セットぐらい買ってたかも知れない。使う機会なんて早々ないだろうから、宝の持ち腐れもいいところだけど。
抱き枕はCAFE SOURIREのヒロインである雪下美百合さんのを1枚だけ買いましたが、正直これこそ2つ以上買っておくべきだったと公開しています。私は基本的に、CAFE SOURIREに出てくるヒロインは皆好きなんですが、中でも美百合さんだけ飛び抜けていまして、最近は特に入れ込んでいるキャラクターです。私が、所謂黒髪ロング系のキャラにハマるのは珍しいのだけど、美百合さんはなんていうか味があるよね。お嬢様然とした外見とは裏腹に、ノリが良くて普通の感覚も持っていて、なにより正確がサッパリとしている。杏子シナリオで、杏子と恒一が結ばれた際に言った台詞とか、凄い好きでね。自分自身を形容する方法を知っている、とでもいうの? まあ、それだけに自らのルートでは深みというか泥沼に嵌った感もあるけど、そういうのを全て引っ括めて私は美百合さんが好きだね。購入前は特に興味もなかったというか、可愛い子は多いけど誰が好きって感じでもないなと思ってたんですよ。でも、昨年末ぐらいにやっとプレイしたら、どのキャラも可愛くってさ。勿論、単純な可愛らしさ、もっと言えば愛らしさで言えば杏子の方が上回っているのだけど、美百合さんにはそれを補って余りあるキャラクター性があると思う。
まあ、発展形のある作品じゃないし、CUFFS系はヨスガ以外にFDが出るほど売れたものはないというから、スーロリは今回のグッズとVFBで作品的には打ち止めなのかも知れないけど、個人的にはもうちょっとなにかを期待したいところです。
そういえば、これを書いたかは忘れましたけど、COMIC1で私が発行をヨスガ本第8弾は、ヨスガノソラ×CAFE SOURIREのクロスオーバーになっています。どんな話になるか、詳細はまだ明かせませんけど、以前も言ったように私にとってヨスガ本は、私が同人でやりたい事を試していくという側面もあるので、クロスオーバーも良いかなと思っていたり。勿論、大前提であるハル×穹という部分は変わりませんし、主人公もハルのままですから、まあ、両方の作品を尊重しつつ書ければいいなと思っています。私の趣味で、スーロリ側のヒロインは美百合さんになるかと思いますが。
懐かしい風に吹かれながら
2012年2月24日 アニメ・マンガ月末のエロゲ発売日ということで私は色々忙しかったのだけど、職場でインフルエンザが流行している煽りを食らって、本来なら私とは一欠片も関係ない仕事を任されたりと大変でした。まあ、実のところ年度末も近いから本業の方が忙しくって、断ろうかとも思ったんだけど、困ったときはお互い様と言うじゃないですか。余裕はないけど、たまには外へ行くのも悪くないですしね。しかも、行き先が目黒というのに興味を惹かれた。決して近くないけど、私にとっては結構思い出深い土地でしたから。
まあ、思い出もなにも大昔に四ッ谷式Cyber Projectのイベントをやった場所ってだけなんですけど、目黒公会堂とか懐かしいですね。今も声優イベントで使われることがあるそうだけど、私はもう何年も行ってないなぁ。それこそ10年ぐらいは。後にも先にも、四ッ谷式で行ったのが最初で最後だったような気がするよ。今日行った場所は別に目黒公会堂に近くないし、そもそもあそこは祐天寺が最寄り駅だから、明確に目黒駅と繋がりがあるわけでもないのだけど、なんとなく懐かしさ見たいのがあった。ほとんど、初めて見る街並みなのにね。
目黒がどういう街なのか私は知らないけど、駅前や駅近くは飲食店が結構多い印象だったかな。特に焼肉屋が目立っていたというか、叙々苑を始めとして様々な店があったように思える。丁度、孤独のグルメで焼肉屋をやっていたからか、サラリーマンがそれを話題にしながら店に入っていくといった光景も見られて、意外なほど影響力のある番組であることを実感してしまった。では、私もいざ一人焼肉を、と行きたかったのだけど、なにせ代理で人と会わなくちゃいけなかったし、それが終われば秋葉原に行く用事もあったから、これといって飲食店によることもなく行き帰りの道を往復していました。
そういや、飲食店といえば会いに行った人の事務所の近くに、ラーメン二郎目黒店というのがありました。これまで話だけに聞いていた有名店であり、実際に観たのは始めてだと思う。確か、法政大学店も見かけたことはあるけど、あれは営業しているのか謎だったしな。行きに通ったときは、開店時間が12時ということもあって、11時を少し過ぎたぐらいの時間だから店のシャッターは下り、店前にも人っ子一人いなかったのだけど、30分後ぐらいに帰り道で通った際は、もう並んでいる人がチラホラと出てきているから驚きです。まだ開店30分前には変わりないし、決して駅からも近くないというのに、一体何処から湧いてきたんでしょうね。確か女性もいましたけど、30分も待ってまで食べたいものなんだろうか。近くにだって中華屋はあったのに。
そんな疑問を抱えながら一旦会社に戻って、すぐさま秋葉原に向けて再出発。最初はゲマ屋本店から回りましたが、既に13時近くという時間が良かったのか、特に並ぶこともなく戯画のホチキスを購入出来ました。店頭前ではそらおとのBDを手売りしており、なにやらガラガラくじもやっていて興味を惹かれたのだけど、お金がなかったので断念。旧メッセサンオーことトレーダーに向かいます。途中、アキバソフマップ前でホチキスの購入特典色紙を交換したりもしましたが、私の印象ではどこもあまり混んではいなかったかな。ツクモノツキと死神のテスタメントをトレーダーで買ったときも、あまり並んだという感じはしなかったし。勿論、メディオとかげっちゅ屋とかは相応に混んでいたのかも知れないけど、今回はそっちら方面で予約したものがありませんでね。トレーダー前で死神のテスタメントのペーパーと缶バッチを引き換えた後は、軽く昼食を取りつつさっさと会社に戻りました。午前中の忙しなさに比べると、割りと楽に済んだのかな? 世間的に売れ筋とされてるNavelの新作や、グリザイア、はつゆきさくらといった作品を回避したのも大きかったんだろうけど、夕方になるに連れて大混雑したというし、単純に時間が良かったのかも知れませんね。帰りに横浜のゲマ屋でセイクリッドセブンの最終巻も買ったけど、そこでもそんなに待たなかったなぁ。まあ、横浜店の場合はあまりエロゲショップとして流行っていないというのもあるんだろうけど。特典とかすぐに締切るしね。
3本のエロゲを買ったわけですが、正直プレイするのはいつになることやらという感じです。去年のエロゲが9月分から溜まっていますし、順番に消化していくことを考えると当分は先だろうね。まったく、やりもしないものを買い続けることに意味はあるのかと思うけど、こればっかりは止められないといいますか。私から本とエロゲを取ったら、なにも残りませんからね。自分でも無意味だなぁとか、馬鹿だなぁと思わないこともないけれど、こういうのは楽しめているうちが華ですよ。いつか、後悔するときが来るのかも知れないけど、そんな先のことを言っても仕方ないし、今には今の楽しみ方があるものです。
まあ、思い出もなにも大昔に四ッ谷式Cyber Projectのイベントをやった場所ってだけなんですけど、目黒公会堂とか懐かしいですね。今も声優イベントで使われることがあるそうだけど、私はもう何年も行ってないなぁ。それこそ10年ぐらいは。後にも先にも、四ッ谷式で行ったのが最初で最後だったような気がするよ。今日行った場所は別に目黒公会堂に近くないし、そもそもあそこは祐天寺が最寄り駅だから、明確に目黒駅と繋がりがあるわけでもないのだけど、なんとなく懐かしさ見たいのがあった。ほとんど、初めて見る街並みなのにね。
目黒がどういう街なのか私は知らないけど、駅前や駅近くは飲食店が結構多い印象だったかな。特に焼肉屋が目立っていたというか、叙々苑を始めとして様々な店があったように思える。丁度、孤独のグルメで焼肉屋をやっていたからか、サラリーマンがそれを話題にしながら店に入っていくといった光景も見られて、意外なほど影響力のある番組であることを実感してしまった。では、私もいざ一人焼肉を、と行きたかったのだけど、なにせ代理で人と会わなくちゃいけなかったし、それが終われば秋葉原に行く用事もあったから、これといって飲食店によることもなく行き帰りの道を往復していました。
そういや、飲食店といえば会いに行った人の事務所の近くに、ラーメン二郎目黒店というのがありました。これまで話だけに聞いていた有名店であり、実際に観たのは始めてだと思う。確か、法政大学店も見かけたことはあるけど、あれは営業しているのか謎だったしな。行きに通ったときは、開店時間が12時ということもあって、11時を少し過ぎたぐらいの時間だから店のシャッターは下り、店前にも人っ子一人いなかったのだけど、30分後ぐらいに帰り道で通った際は、もう並んでいる人がチラホラと出てきているから驚きです。まだ開店30分前には変わりないし、決して駅からも近くないというのに、一体何処から湧いてきたんでしょうね。確か女性もいましたけど、30分も待ってまで食べたいものなんだろうか。近くにだって中華屋はあったのに。
そんな疑問を抱えながら一旦会社に戻って、すぐさま秋葉原に向けて再出発。最初はゲマ屋本店から回りましたが、既に13時近くという時間が良かったのか、特に並ぶこともなく戯画のホチキスを購入出来ました。店頭前ではそらおとのBDを手売りしており、なにやらガラガラくじもやっていて興味を惹かれたのだけど、お金がなかったので断念。旧メッセサンオーことトレーダーに向かいます。途中、アキバソフマップ前でホチキスの購入特典色紙を交換したりもしましたが、私の印象ではどこもあまり混んではいなかったかな。ツクモノツキと死神のテスタメントをトレーダーで買ったときも、あまり並んだという感じはしなかったし。勿論、メディオとかげっちゅ屋とかは相応に混んでいたのかも知れないけど、今回はそっちら方面で予約したものがありませんでね。トレーダー前で死神のテスタメントのペーパーと缶バッチを引き換えた後は、軽く昼食を取りつつさっさと会社に戻りました。午前中の忙しなさに比べると、割りと楽に済んだのかな? 世間的に売れ筋とされてるNavelの新作や、グリザイア、はつゆきさくらといった作品を回避したのも大きかったんだろうけど、夕方になるに連れて大混雑したというし、単純に時間が良かったのかも知れませんね。帰りに横浜のゲマ屋でセイクリッドセブンの最終巻も買ったけど、そこでもそんなに待たなかったなぁ。まあ、横浜店の場合はあまりエロゲショップとして流行っていないというのもあるんだろうけど。特典とかすぐに締切るしね。
3本のエロゲを買ったわけですが、正直プレイするのはいつになることやらという感じです。去年のエロゲが9月分から溜まっていますし、順番に消化していくことを考えると当分は先だろうね。まったく、やりもしないものを買い続けることに意味はあるのかと思うけど、こればっかりは止められないといいますか。私から本とエロゲを取ったら、なにも残りませんからね。自分でも無意味だなぁとか、馬鹿だなぁと思わないこともないけれど、こういうのは楽しめているうちが華ですよ。いつか、後悔するときが来るのかも知れないけど、そんな先のことを言っても仕方ないし、今には今の楽しみ方があるものです。
南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)
2012年2月23日 アニメ・マンガ
まず最初に、表紙のオーラが圧倒的すぎますね。ハヤカワ文庫、特にJA文庫はどちらかと言えば若年層向けという感じがしないでもないから、今までもラノベ風の表紙みたいのはあったし、KEI自体も二回目の登場になるはずだけど、なんていうかそういう前例すべて超越してしまった感がある。KEIもあの当時から比べて大分上手くなってるし、初音ミクの絵師が描いた、初音ミクでないものというのは、かなり神秘的だと思う。だって、読めばわかるけど、この表紙の娘は小隅レイですらないのだから。表紙だけで買う価値があるといっても過言ではありませんが、この作品はあくまでSF小説。少し内容についても書いて見ることにしますかね。
野尻抱介といえば、SF界の文学賞である星雲賞を六度も受賞している作家であり、本作南極点のピアピア動画も短編賞を受賞しています。このことからも分かるように、この作品は長編ではなく、いくつかの短編が収録されている短篇集になります。もっとも、すべての話は地続きであり、登場人物同士の繋がりもあることから、全部の短編を合わせて一つの長編であるとも言えなくはない。
表紙の初音ミク風のキャラと、そしてピアピア動画から連想されるのは、ニコニコ動画以外の何物でもないですが、この小説はミクとニコニコの二つをテーマにしたSF小説です。一見すると若い子向けのソフトでありページであることから、小説の内容も若年層向けのサブカルチャー小説なのかと思えば、実際に読んでみるとそうでないことが分かります。どちらかと言えばもっと年上の、作者と同じ中高年に向けたSF小説といったほうが正しいのかな。現に、登場人物に所謂中高生と言った子供は出て来ませんし、主人公は最低でも大学生と年齢層は高めです。
そして内容は、初音ミクのパロディであるボーカロイド・小隅レイをメインに、宇宙船や潜水艦など、様々なものとコラボしていく中で、それぞれのキャラが夢や目標を達成させていくという感じのもので、実に中高年のロマンに溢れた作品であると思います。宇宙船や宇宙空間、それに深海など、発想自体が若者じゃないんだもの。ガジェット、というか題材自体はとても若々しいのだけど、作品そのものは若者文化に染まった中高年のそれに過ぎなくて、決して新しくはないという印象を受けた。
野尻抱介はニコニコ動画を始めとしたネット文化を啓蒙しており、Twitterなどでも積極的な発言をしていることで知られますが、SF小説家としてはデビューから20年とベテランといって経歴があります。まあ、最近はあまり書いてませんでしたから、帯で解説者に「そもそも野尻さんがちゃんとしたSF作家だったというのは驚きだった」などと失礼なことも言われてますが、それだけにニコ動を利用するような若年層からは、作家として認知はされていても、実際に作品を読んだりすることは少ないと思うんだよね。
本人がそれをどれだけ意識しているかは知らないけど、仮にこの作品を中高生といった若い世代に向けて書いたというのなら、私は正直首を傾げざるを得ない。前述のとおり、題材は若々しくても、発想や内容がまるで新しくないというか、ハッキリ言ってしまうと今の若者は宇宙とか海とか興味ないじゃないですか。空の彼方や果てに夢を追い求める時代じゃないし、そういったSF作品が流行っていないことは、以前にラノベのことを書いた際に少し触れたと思います。故にこの作品を若い世代に向けて書いたと言われるなら私は困惑するし、年齢層高めのSFファンに、ありきたりだけど夢のある小説を書いたという方が、よっぽどしっくり来るんだよね。奇抜さや新しさはほとんどない、むしろ古くさいといっても良いけど、ただそこには夢があり、希望があり、昔からの伝統があるとでも言うの? 実に90年代のSF小説という感じでしたよ。だから私はこの感覚は懐かしいと思ったし、そういった懐古的な意味でなら、よく出来たSF小説として評価することも可能だと思った。話しとしては、上手く纏まっていますから。
でも、文化的な意味で捉えると……正直、残念な部分も多い。この作品はネット文化が宇宙開発その他に与える影響を書いた近未来SF小説であるわけだけど、登場するネット文化とは前述のとおり初音ミクをモチーフにした小隅レイであり、ニコニコ動画のパロディであるピアピア動画です。確かにどちらも最近出来たものであり、我々の認識的には新しいと言えます。けど、それが近未来ならどうでしょうか?
ネット文化の流行り廃りというのは、現実のそれよりも素早く、例えばニコ動の前に流行っていた動画サイトと言えばYouTubeがあります。まあ、YouTube自体はまだありますけど、ニコ動はそれに規制する形で生まれたサイトであり、言ってしまえば一つの流れを汲んでいるコンテンツに過ぎません。動画サイトというものに、コメントをつけたり、生放送を行ったりすることが出来る。発展形、という言い方もできるでしょうか?
YouTubeの全盛期は間違いなく設立当初の2005年から2006年ぐらいでしょうけど、ニコ動は多分2007年から2008年ぐらいに始まり、今に至っているのだと思います。それなりに長いですが、上記の通り一つのコンテンツから移り変わったものであり、ゼロから始まったわけじゃないんですね。動画サイトの源流だって、元を辿ればフラッシュアニメなどに求めることができますし、こういう移り変わりは他にも見ることができます。
今はTwitterが全盛期であり、著名人の呟き等がそのままニュースにもなってしまうほど流行していますが、その前に流行っていたのはmixiであり、それ以前はブログ、もっと遡れば日記サイトやテキストサイトがあります。TwitterからFacebookになるかは分かりませんけど、こういう文化的ツールというのは移り変わりの流れが激しいんですね。昨日まで当然だったものが、明日の日常であるとは限らない。永続的という意味で成功しているのは、それこそ2chぐらいなものでしょう。
それを踏まえた上で、ピアピア動画の話に戻りますが、要するに10年後にニコニコ動画は存在するのか? ということです。これだけ移り変わりが激しい文化や世界の中で、一つのコンテンツがその流行りを維持するというのは非常に難しいものがあります。ニコ動は会社として成長し、ネット文化における立ち位置も確かに見いだせてはいるけど、それがこの先もずっと続くとは限らないし、思えないんだよね。そう考えると、近未来という世界観のSF小説において、ニコ動がまだありその規模を維持しているというのは不自然だし、そこにSF的な新しさはまったく感じないとも言えます。小隅レイ、というか初音ミクにしてもそうで、富野由悠季や冲方丁が言ったように、あれがミッキーマウスのように100年持つキャラクターであるかどうかは、まだ未知数な部分があります。だから、10年後や20年後に「そういや、そんなキャラもいたっけね」という感じでも、なんら不思議はないわけでね。そういった意味でも、近未来感の表現はあまり上手くなかったと思う。
収録されている短編の殆どは、かつてSFマガジン誌上に掲載されたものであり、歌う潜水艦とピアピア動画は私もSFマガジンの初音ミク特集の際、少し触れましたね。でも、今回の文庫化にあたって、それらの総決算とも言うべき短編、「星間文明とピアピア動画」が書き下ろされています。前述のように、小隅レイとピアピア動画に纏わる三編の短編から続く話が、これによって一つになって完結を迎える。話しとしては何度も書くように夢がありロマンがあり、SF小説として申し分ないのだけど、正直なところ私はあまり好きにはなれなかった。というのも、これを小隅レイないし初音ミクのキャラクター小説としての側面で見たとき、「星間文明とピアピア動画」は強烈な違和感を感じざるを得ない話なんです。
出たばかりの本ですから、あまりネタバレは控えますけど、星間文明のピアピア動画にはとある量産可能な宇宙外生命体が出てきました。その生命体が小隅レイの姿を形どったことから、物語がスタートします。星間文明と地球人類の架け橋的な役割を持っているとされるその生命体、名前は何故かあーやというのですけど、彼女は自身の役割を正確に認識した上で、繁殖ならぬ増殖を行います。材料さえ用意すれば、無限に複製が可能だと言うんですね。とある事情から登場人物たちは、あーやという生命体を量産させ、ロボットとして全国に配るのだけど、私はこのプロセスというか流れが、たまらなく嫌だった。
量産、増殖、複製、言い方は色々ありますけど、私は意思を持った人型のキャラクターが、ほぼ同一の形でコピーされることに、物凄い抵抗感があるのよ。小隅レイ、というかあーやが意思のない存在、つまりは無機質なロボットや大きなフィギュアのような存在ならまだしも、意思や感情を持ったキャラクターが、外見や性格まで大差なくコピーされていくことは果たしてキャラクター小説としてどうなのか? 初音ミクはザクやジムじゃないんです。確かにミクは数百、数千、あるいは数万といった楽曲を歌ってきたかも知れないけど、それをイコールで数万人のミクと思う人はいないでしょ? 全てはたった一人の存在に、初音ミクという一個人に集約されるんです。マジ天使のミクさんは、多様性はあっても量産性のない、唯一無二なんですよ。ドラえもんは青いのが一体いるからいいのであって、黄色いのが沢山いてもありがたみはないでしょう。
まあ、もっと言うと顔貌の同じキャラがウジャウジャ複製されていくという絵面を想像して、あまり気持ちが良いものではなかったいうのもあるんですけど、こういう心理的な違和感や抵抗感を持つ人は少なくないんじゃないかと思う。複製された小隅レイ似のあーやは大量配布されて、それこそ一家に一台レベルにまで普及していくんだけど、初音ミクはそういう使い方をしていいキャラじゃないだろうと、私は思うんだよね。こんなラブプラスみたいなキャラクター性にしては、ミクのもつ天使としての絶対性が損なわれてしまう。SFとしてはありがちであり普遍的だったと思うけど、確立されたキャラの小説として考えると、SF小説としての部分がそれを犠牲にしてしまったというのが、最終的な感想かな。
野尻抱介といえば、SF界の文学賞である星雲賞を六度も受賞している作家であり、本作南極点のピアピア動画も短編賞を受賞しています。このことからも分かるように、この作品は長編ではなく、いくつかの短編が収録されている短篇集になります。もっとも、すべての話は地続きであり、登場人物同士の繋がりもあることから、全部の短編を合わせて一つの長編であるとも言えなくはない。
表紙の初音ミク風のキャラと、そしてピアピア動画から連想されるのは、ニコニコ動画以外の何物でもないですが、この小説はミクとニコニコの二つをテーマにしたSF小説です。一見すると若い子向けのソフトでありページであることから、小説の内容も若年層向けのサブカルチャー小説なのかと思えば、実際に読んでみるとそうでないことが分かります。どちらかと言えばもっと年上の、作者と同じ中高年に向けたSF小説といったほうが正しいのかな。現に、登場人物に所謂中高生と言った子供は出て来ませんし、主人公は最低でも大学生と年齢層は高めです。
そして内容は、初音ミクのパロディであるボーカロイド・小隅レイをメインに、宇宙船や潜水艦など、様々なものとコラボしていく中で、それぞれのキャラが夢や目標を達成させていくという感じのもので、実に中高年のロマンに溢れた作品であると思います。宇宙船や宇宙空間、それに深海など、発想自体が若者じゃないんだもの。ガジェット、というか題材自体はとても若々しいのだけど、作品そのものは若者文化に染まった中高年のそれに過ぎなくて、決して新しくはないという印象を受けた。
野尻抱介はニコニコ動画を始めとしたネット文化を啓蒙しており、Twitterなどでも積極的な発言をしていることで知られますが、SF小説家としてはデビューから20年とベテランといって経歴があります。まあ、最近はあまり書いてませんでしたから、帯で解説者に「そもそも野尻さんがちゃんとしたSF作家だったというのは驚きだった」などと失礼なことも言われてますが、それだけにニコ動を利用するような若年層からは、作家として認知はされていても、実際に作品を読んだりすることは少ないと思うんだよね。
本人がそれをどれだけ意識しているかは知らないけど、仮にこの作品を中高生といった若い世代に向けて書いたというのなら、私は正直首を傾げざるを得ない。前述のとおり、題材は若々しくても、発想や内容がまるで新しくないというか、ハッキリ言ってしまうと今の若者は宇宙とか海とか興味ないじゃないですか。空の彼方や果てに夢を追い求める時代じゃないし、そういったSF作品が流行っていないことは、以前にラノベのことを書いた際に少し触れたと思います。故にこの作品を若い世代に向けて書いたと言われるなら私は困惑するし、年齢層高めのSFファンに、ありきたりだけど夢のある小説を書いたという方が、よっぽどしっくり来るんだよね。奇抜さや新しさはほとんどない、むしろ古くさいといっても良いけど、ただそこには夢があり、希望があり、昔からの伝統があるとでも言うの? 実に90年代のSF小説という感じでしたよ。だから私はこの感覚は懐かしいと思ったし、そういった懐古的な意味でなら、よく出来たSF小説として評価することも可能だと思った。話しとしては、上手く纏まっていますから。
でも、文化的な意味で捉えると……正直、残念な部分も多い。この作品はネット文化が宇宙開発その他に与える影響を書いた近未来SF小説であるわけだけど、登場するネット文化とは前述のとおり初音ミクをモチーフにした小隅レイであり、ニコニコ動画のパロディであるピアピア動画です。確かにどちらも最近出来たものであり、我々の認識的には新しいと言えます。けど、それが近未来ならどうでしょうか?
ネット文化の流行り廃りというのは、現実のそれよりも素早く、例えばニコ動の前に流行っていた動画サイトと言えばYouTubeがあります。まあ、YouTube自体はまだありますけど、ニコ動はそれに規制する形で生まれたサイトであり、言ってしまえば一つの流れを汲んでいるコンテンツに過ぎません。動画サイトというものに、コメントをつけたり、生放送を行ったりすることが出来る。発展形、という言い方もできるでしょうか?
YouTubeの全盛期は間違いなく設立当初の2005年から2006年ぐらいでしょうけど、ニコ動は多分2007年から2008年ぐらいに始まり、今に至っているのだと思います。それなりに長いですが、上記の通り一つのコンテンツから移り変わったものであり、ゼロから始まったわけじゃないんですね。動画サイトの源流だって、元を辿ればフラッシュアニメなどに求めることができますし、こういう移り変わりは他にも見ることができます。
今はTwitterが全盛期であり、著名人の呟き等がそのままニュースにもなってしまうほど流行していますが、その前に流行っていたのはmixiであり、それ以前はブログ、もっと遡れば日記サイトやテキストサイトがあります。TwitterからFacebookになるかは分かりませんけど、こういう文化的ツールというのは移り変わりの流れが激しいんですね。昨日まで当然だったものが、明日の日常であるとは限らない。永続的という意味で成功しているのは、それこそ2chぐらいなものでしょう。
それを踏まえた上で、ピアピア動画の話に戻りますが、要するに10年後にニコニコ動画は存在するのか? ということです。これだけ移り変わりが激しい文化や世界の中で、一つのコンテンツがその流行りを維持するというのは非常に難しいものがあります。ニコ動は会社として成長し、ネット文化における立ち位置も確かに見いだせてはいるけど、それがこの先もずっと続くとは限らないし、思えないんだよね。そう考えると、近未来という世界観のSF小説において、ニコ動がまだありその規模を維持しているというのは不自然だし、そこにSF的な新しさはまったく感じないとも言えます。小隅レイ、というか初音ミクにしてもそうで、富野由悠季や冲方丁が言ったように、あれがミッキーマウスのように100年持つキャラクターであるかどうかは、まだ未知数な部分があります。だから、10年後や20年後に「そういや、そんなキャラもいたっけね」という感じでも、なんら不思議はないわけでね。そういった意味でも、近未来感の表現はあまり上手くなかったと思う。
収録されている短編の殆どは、かつてSFマガジン誌上に掲載されたものであり、歌う潜水艦とピアピア動画は私もSFマガジンの初音ミク特集の際、少し触れましたね。でも、今回の文庫化にあたって、それらの総決算とも言うべき短編、「星間文明とピアピア動画」が書き下ろされています。前述のように、小隅レイとピアピア動画に纏わる三編の短編から続く話が、これによって一つになって完結を迎える。話しとしては何度も書くように夢がありロマンがあり、SF小説として申し分ないのだけど、正直なところ私はあまり好きにはなれなかった。というのも、これを小隅レイないし初音ミクのキャラクター小説としての側面で見たとき、「星間文明とピアピア動画」は強烈な違和感を感じざるを得ない話なんです。
出たばかりの本ですから、あまりネタバレは控えますけど、星間文明のピアピア動画にはとある量産可能な宇宙外生命体が出てきました。その生命体が小隅レイの姿を形どったことから、物語がスタートします。星間文明と地球人類の架け橋的な役割を持っているとされるその生命体、名前は何故かあーやというのですけど、彼女は自身の役割を正確に認識した上で、繁殖ならぬ増殖を行います。材料さえ用意すれば、無限に複製が可能だと言うんですね。とある事情から登場人物たちは、あーやという生命体を量産させ、ロボットとして全国に配るのだけど、私はこのプロセスというか流れが、たまらなく嫌だった。
量産、増殖、複製、言い方は色々ありますけど、私は意思を持った人型のキャラクターが、ほぼ同一の形でコピーされることに、物凄い抵抗感があるのよ。小隅レイ、というかあーやが意思のない存在、つまりは無機質なロボットや大きなフィギュアのような存在ならまだしも、意思や感情を持ったキャラクターが、外見や性格まで大差なくコピーされていくことは果たしてキャラクター小説としてどうなのか? 初音ミクはザクやジムじゃないんです。確かにミクは数百、数千、あるいは数万といった楽曲を歌ってきたかも知れないけど、それをイコールで数万人のミクと思う人はいないでしょ? 全てはたった一人の存在に、初音ミクという一個人に集約されるんです。マジ天使のミクさんは、多様性はあっても量産性のない、唯一無二なんですよ。ドラえもんは青いのが一体いるからいいのであって、黄色いのが沢山いてもありがたみはないでしょう。
まあ、もっと言うと顔貌の同じキャラがウジャウジャ複製されていくという絵面を想像して、あまり気持ちが良いものではなかったいうのもあるんですけど、こういう心理的な違和感や抵抗感を持つ人は少なくないんじゃないかと思う。複製された小隅レイ似のあーやは大量配布されて、それこそ一家に一台レベルにまで普及していくんだけど、初音ミクはそういう使い方をしていいキャラじゃないだろうと、私は思うんだよね。こんなラブプラスみたいなキャラクター性にしては、ミクのもつ天使としての絶対性が損なわれてしまう。SFとしてはありがちであり普遍的だったと思うけど、確立されたキャラの小説として考えると、SF小説としての部分がそれを犠牲にしてしまったというのが、最終的な感想かな。
ましろ色シンフォニー Vol.2 [Blu-ray]
2012年2月22日 映画
気付けばもう2巻が発売ということで、AT-X SHOPにて注文していたものが届きました。1巻のときと比べ、特にフラゲ情報などが入って来なかったのですが、それだけ苦戦しているということなんですかね。ケースの絵柄は本作のメインヒロインになってしまったみう先輩ですが、パッケージのジャケットイラストはアンジェになっています。このイラスト、既に3巻まで発表されており、次はケースがアンジェで、中が紗凪らしい。桜乃は残すところケースだけになりましたが、一体どこに配置されるのか。そもそも、この作品は5人しかヒロインがいないわけだから、どうしたって6巻目が余るんだよね。ぱんにゃは見ての通り、2巻で使ってるし。
私はTV放送時との作画の違いをあまり気にする方ではなく、ブログ等で修正比較が上がっているのを見て、初めて気付いたりします。流石にエロ等のあからさまな物は、それが目当てな部分もありますから分かりますけど、ましろ色のアニメは元よりエロ描写とかそんなにありませんから、今回は結構落ち着いた内容になったのかな。主に愛理との和解が描かれたわけですけど、見直してみるとここぞと言う所でみう先輩が出てきていますし、制作側の言うところのミスリードが沢山あったんなだなぁと。
まあ、私は桜乃メインで観ている人ですから、別に愛理はどうでもいいのだけど、流石に彼女との和解が中心に進むだけあって、可愛いシーンが多いのは事実だと思う。どてらを着込んでいるヒロインは別に珍しくないし、古くはKanonの名雪なんかがそうですけど、愛理は愛理でよく似合っているね。優等生で美人という設定だけあって、ギャップが楽しめるとでも言うんですか? 愛理とて元お嬢様であるのは事実だけど、それが今では主人公以下の庶民的な生活をしているわけだから、結構面白いよね。直接的な描写はなかったけど、なにかしらのバイトもしているらしいし。みう先輩といい、バイトをしているキャラ替わりと多い作品だ。アンジェの仕事はバイトじゃないけど、色々働いているというのは事実だし、桜乃の場合は兄と助け合ってはいるものの、買い物や家事がある。そう考えると、登場ヒロインのスペックがそれなりに高い作品なのかも知れない。依存はしても自活は出来るというか、主人公に対する精神的な自立が必要あるかはともかく、比較的一人でなんでもできるキャラが揃っている気がする。弱点はあるにせよ、だけど。
今回の特典映像はキャラソンのミュージッククリップということで、愛理と桜乃が収録されています。PV用に新しく作った、というわけではなく、あくまで本編映像から各ヒロインのシーンを抜き出して再編集したものなんだけど、似たようなものにヨスガノソラのBDに収録されたツナグキズナのPVがありますね。あれは確か公式HPでも公開されたと思うけど、まあ、あれに近い感じの奴です。違いがあるとすれば、あのPVが放送済みの話及び、放送予定の話からちょこっとという感じだったのに対し、ましろ色のミュージッククリップは、最終話近くの映像まで使っています。放送終了後に作ったのだから当たり前だけど、これは結構嬉しいサプライズな気がする。
お歌のほどは、声優さんですからそれ程でもないといった感じなのだけど、とにかく映像に引き込まれてしまうね。特に桜乃の方は、出番が少ないと言われ続けた彼女にも、こんな可愛いシーンが沢山あったのかと実感させてくれる作りになっていますし、愛理にしてもそれは同じです。まあ、それだけに桜乃の扱いが良くなかったことへの不快感も募ってしまうのだけど、今更言っても仕方ないか。キャラソンがCDとして発売されているからなのか、ミュージッククリップといってもフルコーラスで入っているわけではなく、ワンコーラスだけでした。あるいは編集が難しかったのかも知れないけど、折角ならフルで入れて欲しかったです。桜乃にそれだけのシーンがあるかという問題も、あるでんしょうけど。確かに可愛い桜乃がいっぱい観られたけど、最終話付近の映像まで使っているということは、出番があまり無いことへの裏返しなのではないか……と思わなくもない。
AT-X SHOPでは3巻まで前金で注文していますし、その後はとらのあなで買うために予約も済ませてありますから、ましろ色のBDはこのまま揃えていこうと思います。そういや、先日の発表でAT-X SHOPは従来の加入者特典である30%引き+送料無料を止めて、15%OFF+購入金額の20%ポイント付与+送料無料に代えてしまうらしい。ぶっちゃけ、amazonより安く買えることに意味があったのに、これをなくしてしまってはもう利用する理由がありませんね。BD-BOXですら、30%OFFで買えたから重宝していたのに。まったく、残念でなりません。
私はTV放送時との作画の違いをあまり気にする方ではなく、ブログ等で修正比較が上がっているのを見て、初めて気付いたりします。流石にエロ等のあからさまな物は、それが目当てな部分もありますから分かりますけど、ましろ色のアニメは元よりエロ描写とかそんなにありませんから、今回は結構落ち着いた内容になったのかな。主に愛理との和解が描かれたわけですけど、見直してみるとここぞと言う所でみう先輩が出てきていますし、制作側の言うところのミスリードが沢山あったんなだなぁと。
まあ、私は桜乃メインで観ている人ですから、別に愛理はどうでもいいのだけど、流石に彼女との和解が中心に進むだけあって、可愛いシーンが多いのは事実だと思う。どてらを着込んでいるヒロインは別に珍しくないし、古くはKanonの名雪なんかがそうですけど、愛理は愛理でよく似合っているね。優等生で美人という設定だけあって、ギャップが楽しめるとでも言うんですか? 愛理とて元お嬢様であるのは事実だけど、それが今では主人公以下の庶民的な生活をしているわけだから、結構面白いよね。直接的な描写はなかったけど、なにかしらのバイトもしているらしいし。みう先輩といい、バイトをしているキャラ替わりと多い作品だ。アンジェの仕事はバイトじゃないけど、色々働いているというのは事実だし、桜乃の場合は兄と助け合ってはいるものの、買い物や家事がある。そう考えると、登場ヒロインのスペックがそれなりに高い作品なのかも知れない。依存はしても自活は出来るというか、主人公に対する精神的な自立が必要あるかはともかく、比較的一人でなんでもできるキャラが揃っている気がする。弱点はあるにせよ、だけど。
今回の特典映像はキャラソンのミュージッククリップということで、愛理と桜乃が収録されています。PV用に新しく作った、というわけではなく、あくまで本編映像から各ヒロインのシーンを抜き出して再編集したものなんだけど、似たようなものにヨスガノソラのBDに収録されたツナグキズナのPVがありますね。あれは確か公式HPでも公開されたと思うけど、まあ、あれに近い感じの奴です。違いがあるとすれば、あのPVが放送済みの話及び、放送予定の話からちょこっとという感じだったのに対し、ましろ色のミュージッククリップは、最終話近くの映像まで使っています。放送終了後に作ったのだから当たり前だけど、これは結構嬉しいサプライズな気がする。
お歌のほどは、声優さんですからそれ程でもないといった感じなのだけど、とにかく映像に引き込まれてしまうね。特に桜乃の方は、出番が少ないと言われ続けた彼女にも、こんな可愛いシーンが沢山あったのかと実感させてくれる作りになっていますし、愛理にしてもそれは同じです。まあ、それだけに桜乃の扱いが良くなかったことへの不快感も募ってしまうのだけど、今更言っても仕方ないか。キャラソンがCDとして発売されているからなのか、ミュージッククリップといってもフルコーラスで入っているわけではなく、ワンコーラスだけでした。あるいは編集が難しかったのかも知れないけど、折角ならフルで入れて欲しかったです。桜乃にそれだけのシーンがあるかという問題も、あるでんしょうけど。確かに可愛い桜乃がいっぱい観られたけど、最終話付近の映像まで使っているということは、出番があまり無いことへの裏返しなのではないか……と思わなくもない。
AT-X SHOPでは3巻まで前金で注文していますし、その後はとらのあなで買うために予約も済ませてありますから、ましろ色のBDはこのまま揃えていこうと思います。そういや、先日の発表でAT-X SHOPは従来の加入者特典である30%引き+送料無料を止めて、15%OFF+購入金額の20%ポイント付与+送料無料に代えてしまうらしい。ぶっちゃけ、amazonより安く買えることに意味があったのに、これをなくしてしまってはもう利用する理由がありませんね。BD-BOXですら、30%OFFで買えたから重宝していたのに。まったく、残念でなりません。
ホットケーキは夢の形か
2012年2月21日 アニメ・マンガ悲恋堂の店主が、このホットケーキを再現したいと言っていたんだけど、動画のタグを見るかぎりではパンケーキらしいですね。まあ、大した違いがあるとも思えないけど、一般的にはパンケーキのほうが薄いそうで。確かに何枚も重ねることを考えると、厚みのあるものは不向きだよね。私は結構ホットケーキの類は好きな方なんだけど、その憧れの原点はこの作品にあるんだと思う。今も昔も、ドナルドが食べ……ようとしていたのが、凄く美味しそうでさ。ディズニーって、食べ物の描写が楽しいよね。宮崎アニメとかドラえもんとかとはまた違う、独特の味わいがある。
なんだって、店主が急に作ろうとしているのかといえば、ネットで調べたら再現しているブログがあったとかで、私も確認したところ見事な出来栄えだった。薄いとは言え、20枚以上重ねるってのは凄いことだよ。しかし、一人で食べる量としてはやはり多いから、近々来いというのが店主の申し出。つまり、材料を私に買って来いということだね。ホットケーキミックスにするのか、それともパンケーキとして作るのかは不明だけど、別にどっちだって良いよね。実際のアニメを見ると、ドナルドは19枚ぐらいしか作っていないのが分かるんだけど、とりあえず20枚越えに挑戦したいらしく。まあ、あそこには鉄板もあるし作る分には問題はないだろう。問題は我々がそんなに食べられるかということだけど。店主も私も、別に食は細いほうじゃないけど、大食いというわけでもないし、粉物は腹にたまりますからね。出来ればもう一人ぐらい欲しいが、店主は余程のことがないと人を呼ばないからな……
でも、ホットケーキにしろパンケーキにせよ、色々な食べ方があるから飽きはしないのかな。私は基本的にメープルシロップを掛ける人だけど、専用のケーキシロップがあったり、勿論はちみつなんかを使う人も多い。私に言わせれば、はちみつは少しクドいところはあるのだけど、生クリームやカスタード、それにチョコレートソースなんかを掛ける人も少なくないよね。後、生地にココアの粉を混ぜてココア味にしてみたり、生地そのものの味付けを変えるとか。私はあまりやりませんけど、身内なんかはそういうのが好きらしい。オーソドックスなのが嫌いなのかな。プレーン好きの私とは大違いだけど、まあ、それ人それぞれの趣味嗜好でしょう。特に食事なんてものは、一番人の差が出やすいのだから。例えば私は生クリームのたぐいが好きじゃないけど、身内は大好きだし。
私は甘いものに対する拘りはそれほどなく、積極的に買って食べるということはしないのだけど、その洒落っ気や可愛らしさに対する憧れのようなものは結構あって、決して嫌いではありません。デパ地下とかでお菓子買うの割りと好きだし、何回か日記でも書いてるよね。だから、ホットケーキもファミレスとかでよく食べたり、自分で作ったりもするのだけど、流石に専門店へ行くとかは少ないかな。私の知り合い、というかTwitterのフォロワーにホットケーキのプロが一人いて、実際に即売会とかで会ったこともあるんだけど、あの人ぐらいアクティブに、そして熱情的にホットケーキを追求できたら楽しいんだろうな、と思わなくもない。例えば私は神田界隈で働いているわけだけど、万惣フルーツパーラーぐらいは一度行ってみたいよね。あそこはホットケーキが名物だって言うじゃない。
まあ、珈琲館にすら入ったことがない私が、いきなりそんな高級店に行ってどうするんだって気もするのだけど、私が将来飲食店をやることがあるのなら、ホットケーキやパンケーキの美味しいお店が良いな。まあ、そんな予定は全く持ってないけど、親が一応飲食業だからね。意識しないこともない。悲恋堂は今回、薄い奴を何重にも重ねたのを作るみたいだけど、私はピノキオが提供しているような奴も作ってみたい。ピノキオってのは、童話やアニメじゃなくて、大山にあるコーヒーショップのことね。有名店だから知っている人も多いだろうけど、淵がある分、鎌倉のイワタコーヒーとかのよりも憧れるものがある。
まあ、とりあえずは近いうちに開催されるらしいホットケーキ祭りに備えますか。悲恋堂も、先代から代替わりして以降は訪れる人も減りましたが、店主を慕っている若い子とかいるのだから、もっと開けばいいのにね。そういうのが好きじゃないんだと言われればそれまでだけど、今年こそは外に出かける予定とかないのかね、あいつは。私とのんべんだらりとしているだけでも、十分楽しそうではあるのだが……とりあえず、クラシックミッキーのDVDでも用意しておくかね。作りつつ、見つつ、そして食べつつか。意外と楽しみな自分がいて困る。
なんだって、店主が急に作ろうとしているのかといえば、ネットで調べたら再現しているブログがあったとかで、私も確認したところ見事な出来栄えだった。薄いとは言え、20枚以上重ねるってのは凄いことだよ。しかし、一人で食べる量としてはやはり多いから、近々来いというのが店主の申し出。つまり、材料を私に買って来いということだね。ホットケーキミックスにするのか、それともパンケーキとして作るのかは不明だけど、別にどっちだって良いよね。実際のアニメを見ると、ドナルドは19枚ぐらいしか作っていないのが分かるんだけど、とりあえず20枚越えに挑戦したいらしく。まあ、あそこには鉄板もあるし作る分には問題はないだろう。問題は我々がそんなに食べられるかということだけど。店主も私も、別に食は細いほうじゃないけど、大食いというわけでもないし、粉物は腹にたまりますからね。出来ればもう一人ぐらい欲しいが、店主は余程のことがないと人を呼ばないからな……
でも、ホットケーキにしろパンケーキにせよ、色々な食べ方があるから飽きはしないのかな。私は基本的にメープルシロップを掛ける人だけど、専用のケーキシロップがあったり、勿論はちみつなんかを使う人も多い。私に言わせれば、はちみつは少しクドいところはあるのだけど、生クリームやカスタード、それにチョコレートソースなんかを掛ける人も少なくないよね。後、生地にココアの粉を混ぜてココア味にしてみたり、生地そのものの味付けを変えるとか。私はあまりやりませんけど、身内なんかはそういうのが好きらしい。オーソドックスなのが嫌いなのかな。プレーン好きの私とは大違いだけど、まあ、それ人それぞれの趣味嗜好でしょう。特に食事なんてものは、一番人の差が出やすいのだから。例えば私は生クリームのたぐいが好きじゃないけど、身内は大好きだし。
私は甘いものに対する拘りはそれほどなく、積極的に買って食べるということはしないのだけど、その洒落っ気や可愛らしさに対する憧れのようなものは結構あって、決して嫌いではありません。デパ地下とかでお菓子買うの割りと好きだし、何回か日記でも書いてるよね。だから、ホットケーキもファミレスとかでよく食べたり、自分で作ったりもするのだけど、流石に専門店へ行くとかは少ないかな。私の知り合い、というかTwitterのフォロワーにホットケーキのプロが一人いて、実際に即売会とかで会ったこともあるんだけど、あの人ぐらいアクティブに、そして熱情的にホットケーキを追求できたら楽しいんだろうな、と思わなくもない。例えば私は神田界隈で働いているわけだけど、万惣フルーツパーラーぐらいは一度行ってみたいよね。あそこはホットケーキが名物だって言うじゃない。
まあ、珈琲館にすら入ったことがない私が、いきなりそんな高級店に行ってどうするんだって気もするのだけど、私が将来飲食店をやることがあるのなら、ホットケーキやパンケーキの美味しいお店が良いな。まあ、そんな予定は全く持ってないけど、親が一応飲食業だからね。意識しないこともない。悲恋堂は今回、薄い奴を何重にも重ねたのを作るみたいだけど、私はピノキオが提供しているような奴も作ってみたい。ピノキオってのは、童話やアニメじゃなくて、大山にあるコーヒーショップのことね。有名店だから知っている人も多いだろうけど、淵がある分、鎌倉のイワタコーヒーとかのよりも憧れるものがある。
まあ、とりあえずは近いうちに開催されるらしいホットケーキ祭りに備えますか。悲恋堂も、先代から代替わりして以降は訪れる人も減りましたが、店主を慕っている若い子とかいるのだから、もっと開けばいいのにね。そういうのが好きじゃないんだと言われればそれまでだけど、今年こそは外に出かける予定とかないのかね、あいつは。私とのんべんだらりとしているだけでも、十分楽しそうではあるのだが……とりあえず、クラシックミッキーのDVDでも用意しておくかね。作りつつ、見つつ、そして食べつつか。意外と楽しみな自分がいて困る。
そのチシャを返しなさい
2012年2月20日 アニメ・マンガ先日、とあるラノベ作家と話していたんですけど、その作家は本当はSF志望なのに流行らないからという理由で萌えエロ系を書いている人なんですよ。まあ、この業界では書きたいものを書けるほうが稀だし、別に珍しいことでもなんでもないんだけど、最近は考え方を変えたのか、ラノベでSFを書くなら今だ! という結論に至ったらしい。180度変わったわけですが、なかなか説得力のある理由も備えていたので、少し話を聞いて見ることにしました。
所謂、ライトノベルというジャンルにおいて、SF小説というのはあまり流行りません。作品自体は色々出ているのですが、人気作という意味では殆どありませんよね。例えば、灼眼のシャナでお馴染みの高橋弥七郎は、デビュー作こそミリタリーアクションSFでしたが、それが鳴かず飛ばずだったから、次は中高生にウケる作品をと言うことで、シャナを書き始めたというのは割と有名な話です。他にも電撃でSFといえば、分かりやすいのでスターシップ・オペレーターズなどがありますけど、あれも未完な上にアニメ化で失敗しましたからね。ラノベでスペースオペラやハードSFというのは、やっぱりウケないんでしょう。それは現在放送中のアニメ、モーレツ宇宙海賊に若い子の支持があまり無いことからも伺えます。
しかし、それとは別にSFという看板を外した作品ならどうでしょうか? これは件のラノベ作家が言及していたことなんですが、ジャンルそのものにSFという看板や冠を付けていないものなら、面白い小説として自然に受け入れられていくというのです。確かに、これまでもSF小説であることを宣伝せず、ライトノベルという定義の中でヒットした作品というのは結構あります。例えば、社会現象化したとされる涼宮ハルヒシリーズは、誰がどう読んでもSF小説ですし、受賞こそしませんでしたが星雲賞にもノミネートされたことがある作品です。時間、宇宙、超能力などSFにありきたりなガジェットやギミックを使いつつ、それがSFであるということを表立っては主張しない。故に通常の読者は、ハルヒを特段SF小説として意識せずに読んでいるんですね。
昨年話題になったラノベに、「僕の妹は漢字が読める」というのがありましたけど、あれだってタイトルの奇抜さや絵柄を気にせずに読んでみると、なかなかどうした純粋によく出来たSF小説であることが分かります。私の周りは比較的SF人が多いですが、それなりの評価をしていました。でも、あれにしたって特別SF作品であるとは書かれていませんし、評判となる前にそれを意識して買った人は、殆どいないと思います。まあ、私は山本弘の書評と同じような考えを持っているけど、これはラノベでやるから面白いのであって、SFのパターンとしては、実にありふれた物だったりするんだよね。類似作品は、いくらでもとは言わないまでも、いくつか思い浮かべることが出来るでしょう。
このようにSFとしてはありふれているけど、いざ、ラノベに持って行くと新しく思われるものというのはいくらでもあります。ラノベ作家との話の中でも出ましたが、アニメ作品ながら去年大ヒットを記録したまどか☆マギカは、魔法少女という冠を持ちながら、その中身はただのSF作品であり、しかも内容的に真新しさは感じません。むしろ、SFではありきたりとも言えます。けど、普段萌えアニメしか見ない、読まない人たちにとっては新鮮であり、まったく新しい作品に映るのです。つまり、SFという畑に生えているものを、ラノベという畑に植え直すというわけで、そうすればSFも若い読者に売り込めるのではないかと、そういうことですね。確かにハルヒやマギカが流行った事実を踏まえれば、決して悪い選択や考えではないのだろう。書くなら今だ、という発想に至るのも、分からなくはありません。ましてやSF志望のラノベ作家なら、ここが勝負時とさえ思うでしょう。でも、私はその考えに反対というか、あまり肯定的になれないでいる。
確かにSFという畑を普段覗かない人たちにとって、そこに生えているものは物珍しく、新鮮に映るのかも知れない。読んでみて面白いと、純粋な評価もしてくることでしょう。けど、それは、あくまでラノベという畑に生えている場合ですよね。ラノベ畑なら売れるから、読んでもらえるからと、SF畑にある作品をどんどん移されたら、最終的に空っぽになっちゃうじゃないですか。私はそれが嫌だというか、将来的な不安になってる。しかし、導きだされた答えや見解には、納得せざるを得ないんだよなぁ。いやはやなんともはや、難しい話です。
所謂、ライトノベルというジャンルにおいて、SF小説というのはあまり流行りません。作品自体は色々出ているのですが、人気作という意味では殆どありませんよね。例えば、灼眼のシャナでお馴染みの高橋弥七郎は、デビュー作こそミリタリーアクションSFでしたが、それが鳴かず飛ばずだったから、次は中高生にウケる作品をと言うことで、シャナを書き始めたというのは割と有名な話です。他にも電撃でSFといえば、分かりやすいのでスターシップ・オペレーターズなどがありますけど、あれも未完な上にアニメ化で失敗しましたからね。ラノベでスペースオペラやハードSFというのは、やっぱりウケないんでしょう。それは現在放送中のアニメ、モーレツ宇宙海賊に若い子の支持があまり無いことからも伺えます。
しかし、それとは別にSFという看板を外した作品ならどうでしょうか? これは件のラノベ作家が言及していたことなんですが、ジャンルそのものにSFという看板や冠を付けていないものなら、面白い小説として自然に受け入れられていくというのです。確かに、これまでもSF小説であることを宣伝せず、ライトノベルという定義の中でヒットした作品というのは結構あります。例えば、社会現象化したとされる涼宮ハルヒシリーズは、誰がどう読んでもSF小説ですし、受賞こそしませんでしたが星雲賞にもノミネートされたことがある作品です。時間、宇宙、超能力などSFにありきたりなガジェットやギミックを使いつつ、それがSFであるということを表立っては主張しない。故に通常の読者は、ハルヒを特段SF小説として意識せずに読んでいるんですね。
昨年話題になったラノベに、「僕の妹は漢字が読める」というのがありましたけど、あれだってタイトルの奇抜さや絵柄を気にせずに読んでみると、なかなかどうした純粋によく出来たSF小説であることが分かります。私の周りは比較的SF人が多いですが、それなりの評価をしていました。でも、あれにしたって特別SF作品であるとは書かれていませんし、評判となる前にそれを意識して買った人は、殆どいないと思います。まあ、私は山本弘の書評と同じような考えを持っているけど、これはラノベでやるから面白いのであって、SFのパターンとしては、実にありふれた物だったりするんだよね。類似作品は、いくらでもとは言わないまでも、いくつか思い浮かべることが出来るでしょう。
このようにSFとしてはありふれているけど、いざ、ラノベに持って行くと新しく思われるものというのはいくらでもあります。ラノベ作家との話の中でも出ましたが、アニメ作品ながら去年大ヒットを記録したまどか☆マギカは、魔法少女という冠を持ちながら、その中身はただのSF作品であり、しかも内容的に真新しさは感じません。むしろ、SFではありきたりとも言えます。けど、普段萌えアニメしか見ない、読まない人たちにとっては新鮮であり、まったく新しい作品に映るのです。つまり、SFという畑に生えているものを、ラノベという畑に植え直すというわけで、そうすればSFも若い読者に売り込めるのではないかと、そういうことですね。確かにハルヒやマギカが流行った事実を踏まえれば、決して悪い選択や考えではないのだろう。書くなら今だ、という発想に至るのも、分からなくはありません。ましてやSF志望のラノベ作家なら、ここが勝負時とさえ思うでしょう。でも、私はその考えに反対というか、あまり肯定的になれないでいる。
確かにSFという畑を普段覗かない人たちにとって、そこに生えているものは物珍しく、新鮮に映るのかも知れない。読んでみて面白いと、純粋な評価もしてくることでしょう。けど、それは、あくまでラノベという畑に生えている場合ですよね。ラノベ畑なら売れるから、読んでもらえるからと、SF畑にある作品をどんどん移されたら、最終的に空っぽになっちゃうじゃないですか。私はそれが嫌だというか、将来的な不安になってる。しかし、導きだされた答えや見解には、納得せざるを得ないんだよなぁ。いやはやなんともはや、難しい話です。
すべてを見通す義眼の光
2012年2月19日 アニメ・マンガ
先月の日記で今期のアニメのレビューを多くしたと思うんだけど、あのとき書いたものはミルキィを除いて視聴を継続しています。まあ、ミルキィに関してはどうせ身内がDVDないしブルーレイを買うと思うし、一期と同じように再放送もやるでしょうから、そのときにでもまとめてみれば良いかなと考えていたり。まあ、それは良いとして、この時期になってくると自分の中で今期№1と言った作品が出てくるものであり、最初はなつまちがそれかと思ったのですが、意外な作品が上位へと踊りでてきました。そう、Anotherです。
Anotherは綾辻行人原作のホラーミステリー小説で、かつて角川書店の文芸誌、野性時代にて連載されていた作品です。現在まで単行本及び文庫版が出ていますが、連載誌からも分かるように、所謂ライトノベルではないんですね。来期にアニメ化される氷菓も、初出こそスニーカーですが、現在は一般のエンターテイメント小説に分類されていますし、Anotherと同じように野生時代で連載されることもあるなど、ラノベとは一線を画する存在になっています。私はスニーカー文庫の現状を知りませんが、一般で売れてる作品をアニメ化する辺り、よほど弾がないのでしょうか。確かにまあ、ハルヒ以降は精彩を欠いている気もしましたが……個人的には、両作品のアニメ化って結構意外だったんですよね。
綾辻行人は新本格ミステリー作家の代表的存在であり、年齢も50代と決して若くはありません。作品自体は傑作、名作と呼ばれるものが多いですけど、必ずしも若い世代に浸透している作家とは言いがたく、ましてやラノベを専門に読んでいる世の中高生は名前すら知らなかったことでしょう。今の子供は難しい本とか読みませんから、Anotherのアニメや漫画で初めて知ったという人も、少なくないはずです。
メディアミックス展開とは言え、そういった作家の作品をアニメとして提供するというのは珍しい試みであり、前例があるとすれば、精々京極夏彦ぐらいなものでしょう。近藤史恵などが、あくまで一般向けにメディア展開しているのとは対照的ですね。まあ、綾辻行人にしたところで多分、今回が初めてのことであろうから、例外ではあるのだろうけど。
それでAnotherのアニメなわけですが……いや、本当に面白いね。原作が格段に優れているというのもあるんだろうけど、作りが凄い丁寧だよね。流石P.A.WORKSと言うべきか、絵も音楽も型くずれすることがなく、若手が多い声優陣も、却って学生という登場人物たちにリアリティのようなものを与えていると思う。そしてなにより、キャラクターが綺麗だ。キャラデザがいとうのいぢと聞いたときは、どんな感じになるのかと不安もあったけど、こうやって描き上がったのを見てみると、これしかないと思わせる説得力が絵柄にあると言いますか。
若干、原作と違うところもあるようですが、それは漫画版にもあったことですし、メディア展開をする上での変更ぐらいに考えておけば良いと思います。なにせ、Anotherはアニメの次に実写映画化が控えていますから、全てのメディアで同じことをやる必要なんて、どこにもないんですよ。むしろ、少しずつ差や違いをつけることで、視聴者や読者を飽きさせない工夫をしたのでしょう。
私はホラー小説が好きじゃないんですが、綾辻行人だけは例外として読むことが多く、Anotherのアニメも「まあ、見るだけ見るか」という感じで視聴を始めました。しかし、それが今となっては週で一番楽しみな作品になったというのだから驚きです。原作読んでいる以上、オチは知っているわけですが、あの展開がどんな風にアニメ化されていくのかなど、興味がつきません。ちなみにネタバレにならない範囲で語ると、6話までに大凡オチの検討がつくように作られており、そこも秀逸だと思いました。
ヒロインである見崎鳴は、萌え要素で言うところの眼帯少女になりますが、今期のアニメヒロインでは最も人気が高いキャラです。プリキュア勢や妖狐×僕のりりちよ様も上回り、まさにトップを独走中といった感じで、ホラー・ミステリー小説が原作のアニメとしては、異例中の異例といって言いでしょう。萌えを狙った作品とキャラが多い中で、特にエロいわけでもない鳴がここまでの人気を得たというのは、業界的にも結構意外なんじゃないかな。というか、こういう作品が人気出るという事実こそが、どのように受け入れられていくのかということです。米澤穂信の氷菓だって、作品自体は決して萌えでもなければライトでもありません。そういった純粋に面白い作品、つまりはエンターテイメントのアニメ化がもたらす影響とは? 2012年は、ちょっと面白くなりそうですね。
Anotherは綾辻行人原作のホラーミステリー小説で、かつて角川書店の文芸誌、野性時代にて連載されていた作品です。現在まで単行本及び文庫版が出ていますが、連載誌からも分かるように、所謂ライトノベルではないんですね。来期にアニメ化される氷菓も、初出こそスニーカーですが、現在は一般のエンターテイメント小説に分類されていますし、Anotherと同じように野生時代で連載されることもあるなど、ラノベとは一線を画する存在になっています。私はスニーカー文庫の現状を知りませんが、一般で売れてる作品をアニメ化する辺り、よほど弾がないのでしょうか。確かにまあ、ハルヒ以降は精彩を欠いている気もしましたが……個人的には、両作品のアニメ化って結構意外だったんですよね。
綾辻行人は新本格ミステリー作家の代表的存在であり、年齢も50代と決して若くはありません。作品自体は傑作、名作と呼ばれるものが多いですけど、必ずしも若い世代に浸透している作家とは言いがたく、ましてやラノベを専門に読んでいる世の中高生は名前すら知らなかったことでしょう。今の子供は難しい本とか読みませんから、Anotherのアニメや漫画で初めて知ったという人も、少なくないはずです。
メディアミックス展開とは言え、そういった作家の作品をアニメとして提供するというのは珍しい試みであり、前例があるとすれば、精々京極夏彦ぐらいなものでしょう。近藤史恵などが、あくまで一般向けにメディア展開しているのとは対照的ですね。まあ、綾辻行人にしたところで多分、今回が初めてのことであろうから、例外ではあるのだろうけど。
それでAnotherのアニメなわけですが……いや、本当に面白いね。原作が格段に優れているというのもあるんだろうけど、作りが凄い丁寧だよね。流石P.A.WORKSと言うべきか、絵も音楽も型くずれすることがなく、若手が多い声優陣も、却って学生という登場人物たちにリアリティのようなものを与えていると思う。そしてなにより、キャラクターが綺麗だ。キャラデザがいとうのいぢと聞いたときは、どんな感じになるのかと不安もあったけど、こうやって描き上がったのを見てみると、これしかないと思わせる説得力が絵柄にあると言いますか。
若干、原作と違うところもあるようですが、それは漫画版にもあったことですし、メディア展開をする上での変更ぐらいに考えておけば良いと思います。なにせ、Anotherはアニメの次に実写映画化が控えていますから、全てのメディアで同じことをやる必要なんて、どこにもないんですよ。むしろ、少しずつ差や違いをつけることで、視聴者や読者を飽きさせない工夫をしたのでしょう。
私はホラー小説が好きじゃないんですが、綾辻行人だけは例外として読むことが多く、Anotherのアニメも「まあ、見るだけ見るか」という感じで視聴を始めました。しかし、それが今となっては週で一番楽しみな作品になったというのだから驚きです。原作読んでいる以上、オチは知っているわけですが、あの展開がどんな風にアニメ化されていくのかなど、興味がつきません。ちなみにネタバレにならない範囲で語ると、6話までに大凡オチの検討がつくように作られており、そこも秀逸だと思いました。
ヒロインである見崎鳴は、萌え要素で言うところの眼帯少女になりますが、今期のアニメヒロインでは最も人気が高いキャラです。プリキュア勢や妖狐×僕のりりちよ様も上回り、まさにトップを独走中といった感じで、ホラー・ミステリー小説が原作のアニメとしては、異例中の異例といって言いでしょう。萌えを狙った作品とキャラが多い中で、特にエロいわけでもない鳴がここまでの人気を得たというのは、業界的にも結構意外なんじゃないかな。というか、こういう作品が人気出るという事実こそが、どのように受け入れられていくのかということです。米澤穂信の氷菓だって、作品自体は決して萌えでもなければライトでもありません。そういった純粋に面白い作品、つまりはエンターテイメントのアニメ化がもたらす影響とは? 2012年は、ちょっと面白くなりそうですね。
体当たりでもいいじゃない
2012年2月18日 アニメ・マンガ某社の副部長からヘッドハンティング的なものをされました。今の会社を辞めて、うちの会社で働かないかというアレです。ハッキリ言うと悪い話ではなかったし、給料も待遇も、現在の勤め先よりずっと良かったんだけど、私は即答で断りました。出版とは職種が違うというのもありましたが、今やっている仕事もまだまだ途中だしね。それを投げ出して、給料がいいからって他のところへ移るのも不誠実かと思って。別に私が始めた仕事というわけでもないけど、関わってしまった以上は、責任みたいのも感じてるし。
私は出版社の編集部に居候している人ですが、給料や待遇はそんなにいい方ではありません。カレンダー通りに休みはありますし、有給だって付きますけど、月給はそれほど高くもないし、居候だからボーナスもないし、たまに本を貰えることを除けば、それほど旨みはありません。今回、私を誘ってくれた人が提示してくれた金額は、最大で今の給料に10万上乗せというとんでもない額だったのだけど、世間的には決して高い額でもないということを考えると、私の薄給っぷりが分かるというものですね。
それでも断ったのは、まあ、会社にそれなりの思い入れがあるからなんだろうなぁ。勤続何年か忘れましたけど、長く入れば愛着も湧きますし、これといって辛い仕事をしているわけでもないですからね。まあ、我が家の経済事情を考えると転職もありかなとは思っているけど、今すぐにどうこうというほど困っているわけじゃありませんし、自分のすべきことを投げ出してまで決断することでもないでしょう。
まあ、優秀だと評価されること自体は悪い気もしないんだけど……うーん。なんだろう、自分の欠点とか、家族の欠点があったとして、それを自分で認める分には構わないけど、他人から指摘されると不快に思うって感覚があるじゃない? 割と似た気分というか、勤め先の悪口はあまり言わないで欲しいね。事実であり真実であり、そして現実であることも私は知っているけど、だからって人からとやかく言われるのは、そんなにいい気分じゃないよ。まあ、公然となっていることだから笑い話で済むとは言え、愛着がある以上は、無視も出来ない。なんだろう、これが世に言う社畜根性という奴なんだろうか? せめて愛社精神といって欲しいところだけど、私は比較的自分の居場所にそういった感情を抱くことが多くてね。今まで通った学校、職場、そういった所への思い入れは比較的強い方です。
けどまあ、将来的なことを考えると今のままで良いのかという不安もあるよね。うちは自営業ですけど、お世辞にもはやっているとは言えませんし、正直なんで店開けているんだろうという状況でもあるから、自分の稼ぎが多いことには越したことがない。自立用に貯めていた資金も、色々合って使う羽目になってしまったしね。今だって貯金や預金の類はあるけど、恒久的な生活資金としてみると、全然足りないと思う。
なんか、最近お金の話しかしていない気がするけど、私もそういった年齢になってきたのかな。自宅住まいとは言え、親だっていつまでも元気なわけじゃないし、私は長男坊ですからね。両親に対する責任みたいのも、きっと出てくるんでしょう。身内はメンタル面が非常に弱い人で、身近な人間の死を、その話題ですら拒む人ですから、多分なにも考えてないんだろうな。考えることを拒否してるっていうの? あの人は、そういった意味で子供なんだ。大人であるのに、自分を子供と思い込んでいるというか……アニメ版メダロットの最終回で、そんな台詞がありましたっけ。
私は完璧な人間じゃないし、未来に対する展望なんてのもありませんから、昔は夜中とかに思わず叫びたくなることが多々あったけど、働きに出てからは、とりあえず安定した収入と、まあ、少ないですが預金や貯金も出来ているから、そこまでの不安はなくなったかもしれない。でも、この先10年、20年先を見据えると……あまり明るいかもしてられないというか。私には夢があり、それを諦めたつもりはないのだけど、その頃には何かしらの形になっているのかな。そうだといいなぁ。
ちょっと暗い話になっちゃいましたね。まあ、私の人生は明るいことばかりじゃないのだけど、上記の転職についてはまだまだ募集中らしいので、仮に今の仕事がクビになったときにでも行ってみようかね。上り坂の会社らしいし、将来性も多分あると思うから、本当に悪い話ではなかったんですよ。ただ、私とはあまり噛み合わなかったというだけで。まあ、人生なんて大体はそういうことの繰り返しだし、去年も似たような話はありましたが、結局は現状を維持したわけだしね。人によっては勇気がないとか、そういうことをいう人もいるけど、私の人生だ。私がこうと思ったことを、精一杯やり抜くさ。それで失敗しても、責任はあくまで私にあるのだから……うん、これからも頑張っていこう。
私は出版社の編集部に居候している人ですが、給料や待遇はそんなにいい方ではありません。カレンダー通りに休みはありますし、有給だって付きますけど、月給はそれほど高くもないし、居候だからボーナスもないし、たまに本を貰えることを除けば、それほど旨みはありません。今回、私を誘ってくれた人が提示してくれた金額は、最大で今の給料に10万上乗せというとんでもない額だったのだけど、世間的には決して高い額でもないということを考えると、私の薄給っぷりが分かるというものですね。
それでも断ったのは、まあ、会社にそれなりの思い入れがあるからなんだろうなぁ。勤続何年か忘れましたけど、長く入れば愛着も湧きますし、これといって辛い仕事をしているわけでもないですからね。まあ、我が家の経済事情を考えると転職もありかなとは思っているけど、今すぐにどうこうというほど困っているわけじゃありませんし、自分のすべきことを投げ出してまで決断することでもないでしょう。
まあ、優秀だと評価されること自体は悪い気もしないんだけど……うーん。なんだろう、自分の欠点とか、家族の欠点があったとして、それを自分で認める分には構わないけど、他人から指摘されると不快に思うって感覚があるじゃない? 割と似た気分というか、勤め先の悪口はあまり言わないで欲しいね。事実であり真実であり、そして現実であることも私は知っているけど、だからって人からとやかく言われるのは、そんなにいい気分じゃないよ。まあ、公然となっていることだから笑い話で済むとは言え、愛着がある以上は、無視も出来ない。なんだろう、これが世に言う社畜根性という奴なんだろうか? せめて愛社精神といって欲しいところだけど、私は比較的自分の居場所にそういった感情を抱くことが多くてね。今まで通った学校、職場、そういった所への思い入れは比較的強い方です。
けどまあ、将来的なことを考えると今のままで良いのかという不安もあるよね。うちは自営業ですけど、お世辞にもはやっているとは言えませんし、正直なんで店開けているんだろうという状況でもあるから、自分の稼ぎが多いことには越したことがない。自立用に貯めていた資金も、色々合って使う羽目になってしまったしね。今だって貯金や預金の類はあるけど、恒久的な生活資金としてみると、全然足りないと思う。
なんか、最近お金の話しかしていない気がするけど、私もそういった年齢になってきたのかな。自宅住まいとは言え、親だっていつまでも元気なわけじゃないし、私は長男坊ですからね。両親に対する責任みたいのも、きっと出てくるんでしょう。身内はメンタル面が非常に弱い人で、身近な人間の死を、その話題ですら拒む人ですから、多分なにも考えてないんだろうな。考えることを拒否してるっていうの? あの人は、そういった意味で子供なんだ。大人であるのに、自分を子供と思い込んでいるというか……アニメ版メダロットの最終回で、そんな台詞がありましたっけ。
私は完璧な人間じゃないし、未来に対する展望なんてのもありませんから、昔は夜中とかに思わず叫びたくなることが多々あったけど、働きに出てからは、とりあえず安定した収入と、まあ、少ないですが預金や貯金も出来ているから、そこまでの不安はなくなったかもしれない。でも、この先10年、20年先を見据えると……あまり明るいかもしてられないというか。私には夢があり、それを諦めたつもりはないのだけど、その頃には何かしらの形になっているのかな。そうだといいなぁ。
ちょっと暗い話になっちゃいましたね。まあ、私の人生は明るいことばかりじゃないのだけど、上記の転職についてはまだまだ募集中らしいので、仮に今の仕事がクビになったときにでも行ってみようかね。上り坂の会社らしいし、将来性も多分あると思うから、本当に悪い話ではなかったんですよ。ただ、私とはあまり噛み合わなかったというだけで。まあ、人生なんて大体はそういうことの繰り返しだし、去年も似たような話はありましたが、結局は現状を維持したわけだしね。人によっては勇気がないとか、そういうことをいう人もいるけど、私の人生だ。私がこうと思ったことを、精一杯やり抜くさ。それで失敗しても、責任はあくまで私にあるのだから……うん、これからも頑張っていこう。
あえて踏み込むのも、また一興
2012年2月17日 アニメ・マンガ今月はお金が無い私ですが、既にエロゲを3本ほど予約しています。更にセイクリッドセブンの最終巻も出ますから、年の始に目標としていた節約とか節制は何処にいったんでしょうね? ただでさえ、先月と今月のはじめに無駄遣いをしてしまったから金がないというのに、まったくとんでもない話です。大半は自業自得なんだけど、自他共に認めるケチのくせに金遣いは新井とか、意味わからないよね。まあ、以前にも書いた通り本当にスッカラカンというわけでもないのだけど、世の中には使える金と使えない金というのがありますから……
ちなみに私が購入予定のエロゲというのは、まず戯画のホッチキスですね。私はたまにしか戯画作品を買わない人なんだけど、今回の新作は妹系幼馴染が非常に可愛らしかったので買ってみようかなと。それ以外のヒロインは特にどうでもいいという辺り、私も大概だと思うけど、店舗特典も良い感じだし、まあ、悪い買い物にはならないかなと。イチャラブの当たり外れがどれくらいかは知りませんが、戯画なら多分上手くやるでしょう。
購入店舗は、最初メロンブックスを予定していたのだけど、ボンヤリしていたらメロン横浜店での予約が締め切られており、じゃあ、その下にあるゲマ屋横浜店ならどうかと思ったのだけど、こっちは店舗特典が満了になったというから、仕方なしに秋葉原のゲマ屋本店で予約しました。何故、この2つの店舗に拘っているのかというと、単純に目当てのキャラの特典がつくからだけど、本当はメロンのハードポスターが欲しかった。最初、B5ハードポスターってなんぞやと思ってたんだけど、店舗の説明では下敷きのようなものらしい。昨年からメロンはこれをエロゲの特典につけるようになって、それまでのテレカとかを辞めて、絵柄もメロンちゃんのコスじゃないものにしたんだけど、現在新しい道を模索中なのだろうか。まあ、横浜店にしても売れるエロゲと売れないエロゲはハッキリ分かれていて、そこまで売れているという印象もなかったから、テコ入れをは必要なのかも知れないね。メロンコスを辞めてしまったのは悲しいけど、まあ、あれは色気が少ないからなぁ。一時期はお風呂ポスター等に切り替えていた時期もあったけど、これからはハードポスターで固定なんだろうか。まあ、テレカより大きいし、ポスターほどかさばらないから、ありなのかも知れないな。今回は生憎とゲット出来ませんでしたが、次になにか買う際はメロンで予約することにしよう。
残り2本は両方とも秋葉のトレーダーで予約しており、一つ目はツクモノツキというソフトです。これはろりぷに系のゲームで、設定や話に際立ったものこそありませんが、絵柄がそこそこ好みでして。オダワラハコネとかも参加してますし、あまり前評判は聞きませんが、私は惹かれるものがありました。まあ、今はこういうご時世ですから、ろりぷに系のエロゲなんていつ規制されてもおかしくはないのだけど、ロリロリした絵柄だから否定されるなんてのは、やっぱりあっちゃいけないと思うのですよ。私は別にロリコンではないけど、スーロリも結構好きだったし、ああいうのは大事にしていきたいよね。
ツクモノツキをトレーダーで予約した理由は特にないというか、この作品は特に店舗特典で欲しいものがなかったので、どうせなら同じ店舗で予約したほうが手間が省けていいや、と言うぐらいの気持ちでした。逆に言えば、最後の一本は最初からトレーダーで買うつもりだったわけなんですが……これはハッキリ言って、地雷なんじゃないかと今でも思ってます。
死神のテスタメントという作品なんですが、私にはあまり馴染みのないブランドで、しかも普段は買わないバトル物です。元々、購入リストには入ってなかったというか、そもそも私は2月に買うエロゲをツクモノツキとはつゆきさくらの2本だけにするつもりだったんですよ。けど、はつゆきさくらの設定や物語、そして絵の感じを観て、前評判は良さ気だけど、だからといって私が買う理由になるのかと思いまして。そんなとき、たまたま目にしたのが死神のテスタメントで、内容は如何にもと言ったエロゲのバトル物でしたが、絵の感じと、体験版をやった際のテキストに面白みを感じまして、試しに買ってみようかなと。そう思いまして。
ただ、この手のバトル物は地雷率が非常に高いから、実際に面白いかどうかは賭けの部分も強いのだけど、トレーダーの特典であるタペストリーは絵柄が好みだったし、たまにはこういうのもありでしょう。まあ、金に余裕はないけど、エロゲ一本分ぐらいは工面できるしね。はつゆきさくらも、つまらなくはないんでしょうけど、純粋な恋愛ゲーはホッチキスで事足りてると思うし、特別買う理由がなかった、というのが大きいかな。そういや、トレーダーって旧メッセサンオーのことだけど、予約時に確認をとった限りでは、前のポイントカードは使えるらしい。でも、メッセのポイントカードは発行日から2年間有効というものだから、今年の11月までに50ポイントはちょっと難しいかも。まあ、溜まったところで500円しか割り引かれないが。
ちなみに私が購入予定のエロゲというのは、まず戯画のホッチキスですね。私はたまにしか戯画作品を買わない人なんだけど、今回の新作は妹系幼馴染が非常に可愛らしかったので買ってみようかなと。それ以外のヒロインは特にどうでもいいという辺り、私も大概だと思うけど、店舗特典も良い感じだし、まあ、悪い買い物にはならないかなと。イチャラブの当たり外れがどれくらいかは知りませんが、戯画なら多分上手くやるでしょう。
購入店舗は、最初メロンブックスを予定していたのだけど、ボンヤリしていたらメロン横浜店での予約が締め切られており、じゃあ、その下にあるゲマ屋横浜店ならどうかと思ったのだけど、こっちは店舗特典が満了になったというから、仕方なしに秋葉原のゲマ屋本店で予約しました。何故、この2つの店舗に拘っているのかというと、単純に目当てのキャラの特典がつくからだけど、本当はメロンのハードポスターが欲しかった。最初、B5ハードポスターってなんぞやと思ってたんだけど、店舗の説明では下敷きのようなものらしい。昨年からメロンはこれをエロゲの特典につけるようになって、それまでのテレカとかを辞めて、絵柄もメロンちゃんのコスじゃないものにしたんだけど、現在新しい道を模索中なのだろうか。まあ、横浜店にしても売れるエロゲと売れないエロゲはハッキリ分かれていて、そこまで売れているという印象もなかったから、テコ入れをは必要なのかも知れないね。メロンコスを辞めてしまったのは悲しいけど、まあ、あれは色気が少ないからなぁ。一時期はお風呂ポスター等に切り替えていた時期もあったけど、これからはハードポスターで固定なんだろうか。まあ、テレカより大きいし、ポスターほどかさばらないから、ありなのかも知れないな。今回は生憎とゲット出来ませんでしたが、次になにか買う際はメロンで予約することにしよう。
残り2本は両方とも秋葉のトレーダーで予約しており、一つ目はツクモノツキというソフトです。これはろりぷに系のゲームで、設定や話に際立ったものこそありませんが、絵柄がそこそこ好みでして。オダワラハコネとかも参加してますし、あまり前評判は聞きませんが、私は惹かれるものがありました。まあ、今はこういうご時世ですから、ろりぷに系のエロゲなんていつ規制されてもおかしくはないのだけど、ロリロリした絵柄だから否定されるなんてのは、やっぱりあっちゃいけないと思うのですよ。私は別にロリコンではないけど、スーロリも結構好きだったし、ああいうのは大事にしていきたいよね。
ツクモノツキをトレーダーで予約した理由は特にないというか、この作品は特に店舗特典で欲しいものがなかったので、どうせなら同じ店舗で予約したほうが手間が省けていいや、と言うぐらいの気持ちでした。逆に言えば、最後の一本は最初からトレーダーで買うつもりだったわけなんですが……これはハッキリ言って、地雷なんじゃないかと今でも思ってます。
死神のテスタメントという作品なんですが、私にはあまり馴染みのないブランドで、しかも普段は買わないバトル物です。元々、購入リストには入ってなかったというか、そもそも私は2月に買うエロゲをツクモノツキとはつゆきさくらの2本だけにするつもりだったんですよ。けど、はつゆきさくらの設定や物語、そして絵の感じを観て、前評判は良さ気だけど、だからといって私が買う理由になるのかと思いまして。そんなとき、たまたま目にしたのが死神のテスタメントで、内容は如何にもと言ったエロゲのバトル物でしたが、絵の感じと、体験版をやった際のテキストに面白みを感じまして、試しに買ってみようかなと。そう思いまして。
ただ、この手のバトル物は地雷率が非常に高いから、実際に面白いかどうかは賭けの部分も強いのだけど、トレーダーの特典であるタペストリーは絵柄が好みだったし、たまにはこういうのもありでしょう。まあ、金に余裕はないけど、エロゲ一本分ぐらいは工面できるしね。はつゆきさくらも、つまらなくはないんでしょうけど、純粋な恋愛ゲーはホッチキスで事足りてると思うし、特別買う理由がなかった、というのが大きいかな。そういや、トレーダーって旧メッセサンオーのことだけど、予約時に確認をとった限りでは、前のポイントカードは使えるらしい。でも、メッセのポイントカードは発行日から2年間有効というものだから、今年の11月までに50ポイントはちょっと難しいかも。まあ、溜まったところで500円しか割り引かれないが。
時代と世代の狭間の中で
2012年2月16日 アニメ・マンガTwitterで孤独のコミケというハッシュタグが流行ってたので、私も少し参加をしてみました。要するに孤独のグルメ風にコミケを語ってみるという奴で、有名な台詞からマイナーなものまで、様々なものがコミケ用にアレンジされていましたね。それなりに楽しかったのだけど、中にはハッシュタグの意味を誤解し、一人で参加するコミケと思い込んでツイートしている人も目立っていたと思う。まあ、私もサークル参加以外は一人で行くことが多いから、そっちの方も共感を覚えたりしましたが。
来月には東京国際アニメフェアだったり、アニメコンテンツエキスポだったりと、大型のアニメイベントが開催されますけど、私は今のところどちらにも参加するつもりがありません。昔は、それこそ東京キャラクターショーとかがやっていた頃は、ああいった祭典と言われるようなイベントに参加するのが楽しくて仕方がなかったのだけど、最近はどうもね。体力的な問題か、それとも年齢的な問題か、はたまた金銭的な問題かはわからないけど、あんまり行く気がしないのですよ。単純に今のアニメや声優に、そこまでの興味を持っていないというのもあるんだろうけど、もうちょと言えばグッズ類を買わなくなったというのも大きいのかな。
声優イベントも牧野由依ぐらいしか行かなくなりましたし、そういや堀江由衣がツアーの追加を国際フォーラムで行うそうだけど、あれの締切はいつだったかな。今月はお金が無いからチケット代とか払っていられないのだが、FCを継続しないならしないで、最後ぐらいはコンサートにも参加した方がいいのだろうか? 坂本真綾のFCも継続用紙届いたけど、こちらは完全に切るつもりでいます。昨年末のライブは良い席だったし、それを記念に卒業というわけですね。決して、結婚したからファンを辞めるわけじゃないですが。
年々さ、自分の中でコンサートとかライブへの意欲も減っているというか、前述の大型イベントもそうだけど、コミケ等の即売会以外で外出するのが面倒になってきてるのかもね。昔はやれ公録だ、握手会だ、発売記念イベントだと、色々なものに参加していたけど、私もいい加減いい年ですし、学生に混じってそんなことばかりもしていられない。まあ、これは面倒くささに対する言い訳も含んでいるけど、実際に中高生のイベンターとか見ると、結構気後れするよ? 場違いではないのだろうが、なんて言うか自分が年取ったことを実感してしまうから。
堀江由衣の追加公演は4月に国際フォーラムだったと思うけど、開催日は確か平日だったかな。3月も平日で、4月も同じ。休日や祝祭日は意図的に避けているのだろうか? まあ、NHKホールやフォーラム程度なら、今の堀江由衣でも埋めることは出来るでしょう。今年で確か36歳だというのに、精力的なことですね。彼女と田村ゆかりは、4年後に40歳を迎えても、同じことをやってそうな気がしなくもない。前にも書いたかも知れませんが、この二人のアイドル声優ってのは稀有な存在だから、代わりがいないんですよ。かつてはポストやまなこは一体誰だ、という感じで新人あさりが行われてたけど、言ってしまえばやまなこのような売り方は二人にしか出来ないものであり、今の時代にそれがあっているのかと言われると、ちょっと違うんじゃないかとも思う。所謂歌って踊るタイプのアイドル声優というのは、90年代から00年代にかけて数多くの人が現れたわけだけど、今もそういった人が望まれているのかといるとは限らない。それは若いアニソン専門の歌手が増えてきたというのもあるのでしょうが、若い世代が声優、特に女性声優に求める形が変わってきたんじゃないかと、私は考えていたりします。大体、どうしたって堀江由衣や田村ゆかり、そして水樹奈々といったメンツの後継者なんて現れるわけもないのだしね。この三人にしても、結局は某閣下の人気を超えるものではなかったし、時代は常にその時々に見合った形を人に当てはめていくのだと思う。今はどちらかと言えば、キャラクター>声優という感じなのかな? 私の印象では、まず萌えキャラがいて声優がいるという奴で、90年代は逆に声優の方が全面に出ていたように思う。
何故か声優語りになってしまいましたが、この前小耳に挟んだ話だと、声優の専門学校とかは毎年500人近い新入生がいるらしいです。500人もいれば所謂アニメ声もそれなりにいるのだろうし、アイドル並みの容姿を持った人も、少なからずいるのでしょう。でも、卒業後にデビューできるのなんて殆どいないし、ましてや活躍できるのなんて、片手もいればマシというレベルです。にもかかわらず、志望者は減らないどころか増えているというのだから、まったく不思議な話ですね。声優なんて食えたもんじゃないよと言いたいけど、それは物書きも同じだから大きなお世話か。まあ、私は勤め人だから安定収入なのだけど。
来月には東京国際アニメフェアだったり、アニメコンテンツエキスポだったりと、大型のアニメイベントが開催されますけど、私は今のところどちらにも参加するつもりがありません。昔は、それこそ東京キャラクターショーとかがやっていた頃は、ああいった祭典と言われるようなイベントに参加するのが楽しくて仕方がなかったのだけど、最近はどうもね。体力的な問題か、それとも年齢的な問題か、はたまた金銭的な問題かはわからないけど、あんまり行く気がしないのですよ。単純に今のアニメや声優に、そこまでの興味を持っていないというのもあるんだろうけど、もうちょと言えばグッズ類を買わなくなったというのも大きいのかな。
声優イベントも牧野由依ぐらいしか行かなくなりましたし、そういや堀江由衣がツアーの追加を国際フォーラムで行うそうだけど、あれの締切はいつだったかな。今月はお金が無いからチケット代とか払っていられないのだが、FCを継続しないならしないで、最後ぐらいはコンサートにも参加した方がいいのだろうか? 坂本真綾のFCも継続用紙届いたけど、こちらは完全に切るつもりでいます。昨年末のライブは良い席だったし、それを記念に卒業というわけですね。決して、結婚したからファンを辞めるわけじゃないですが。
年々さ、自分の中でコンサートとかライブへの意欲も減っているというか、前述の大型イベントもそうだけど、コミケ等の即売会以外で外出するのが面倒になってきてるのかもね。昔はやれ公録だ、握手会だ、発売記念イベントだと、色々なものに参加していたけど、私もいい加減いい年ですし、学生に混じってそんなことばかりもしていられない。まあ、これは面倒くささに対する言い訳も含んでいるけど、実際に中高生のイベンターとか見ると、結構気後れするよ? 場違いではないのだろうが、なんて言うか自分が年取ったことを実感してしまうから。
堀江由衣の追加公演は4月に国際フォーラムだったと思うけど、開催日は確か平日だったかな。3月も平日で、4月も同じ。休日や祝祭日は意図的に避けているのだろうか? まあ、NHKホールやフォーラム程度なら、今の堀江由衣でも埋めることは出来るでしょう。今年で確か36歳だというのに、精力的なことですね。彼女と田村ゆかりは、4年後に40歳を迎えても、同じことをやってそうな気がしなくもない。前にも書いたかも知れませんが、この二人のアイドル声優ってのは稀有な存在だから、代わりがいないんですよ。かつてはポストやまなこは一体誰だ、という感じで新人あさりが行われてたけど、言ってしまえばやまなこのような売り方は二人にしか出来ないものであり、今の時代にそれがあっているのかと言われると、ちょっと違うんじゃないかとも思う。所謂歌って踊るタイプのアイドル声優というのは、90年代から00年代にかけて数多くの人が現れたわけだけど、今もそういった人が望まれているのかといるとは限らない。それは若いアニソン専門の歌手が増えてきたというのもあるのでしょうが、若い世代が声優、特に女性声優に求める形が変わってきたんじゃないかと、私は考えていたりします。大体、どうしたって堀江由衣や田村ゆかり、そして水樹奈々といったメンツの後継者なんて現れるわけもないのだしね。この三人にしても、結局は某閣下の人気を超えるものではなかったし、時代は常にその時々に見合った形を人に当てはめていくのだと思う。今はどちらかと言えば、キャラクター>声優という感じなのかな? 私の印象では、まず萌えキャラがいて声優がいるという奴で、90年代は逆に声優の方が全面に出ていたように思う。
何故か声優語りになってしまいましたが、この前小耳に挟んだ話だと、声優の専門学校とかは毎年500人近い新入生がいるらしいです。500人もいれば所謂アニメ声もそれなりにいるのだろうし、アイドル並みの容姿を持った人も、少なからずいるのでしょう。でも、卒業後にデビューできるのなんて殆どいないし、ましてや活躍できるのなんて、片手もいればマシというレベルです。にもかかわらず、志望者は減らないどころか増えているというのだから、まったく不思議な話ですね。声優なんて食えたもんじゃないよと言いたいけど、それは物書きも同じだから大きなお世話か。まあ、私は勤め人だから安定収入なのだけど。