MLW式~2011年を振り返ってみれば~ 「C」編
2011年12月24日 アニメ・マンガ
今年はオリジナルアニメが豊作の年と言われていますが、私もそれについては同感だと思います。昨今はラノベ、漫画、エロゲの原作でしかアニメが存在しないとされる中で、今年は本当に多種多様なオリジナル作品が世に出たと思う。SF、ファンタジー、恋愛、ミステリーとジャンルを上げればきりがないけど、私が中でも一番はまった、あるいは毎週の放送時間が楽しみで仕方なかったといえば、やはり「C」を上げることになるでしょう。セイクリでさえ、「C」の前には次点かも知れない。両作品の比較をすれば面白いんだけど、この2つはまったくの対極で、セイクリが純粋な道ならば、「C」は異色の中の王道と言った感じか。
私は元々ノイタミナ枠というのが好きじゃなくて、それはコンセプト的なものもあるし、放送していたアニメ的な意味でもあるんだけど、とにかく興味があまりなかった。でも、新作が始まると一応録画していて、最初の数話ぐらいは見ることにしてるんですね。これはノイタミナに限らずどんなアニメでも同じなんだけど、ここだけの話、実は「C」って1話録り逃しましたね。それだけ自分がノイタミナに興味なかったことの現れでもあるんだけど、丁度、ネットで第1話だけ無料放送しているというから、録り逃したのを結構意識していたこともあって、観てみることにしたんですよ。始めてみたのは会社のデスクだったかな? 昼休みかなんかに、暇潰しだったと思います。
それで私はすぐに後悔しましたね。自分がこの作品を録り逃したことを。それぐらいの衝撃を受けたと言うか、1話からグイグイ引き込まれました。オリジナル作品だというのは知っていたけど、オリジナル作品だからこそ先が読めない部分も大きくて、これは一体どういう作品なのかと驚いてね。なにせ、それまで原作ものばかりだったから、極々新鮮な刺激を受けたと言うか、多大なまでの興味や関心を抱くことが出来たんでしょうね。1話を録り逃してしまった次点で、すぐにBDを買うことは決定したと言うか、初回の段階で「あぁ、私はこの作品好きだ」というのが実感できた、珍しい例だった。私はなにせケチですから、余程のことがないとソフトにまで手を出しませんからね。CSのアニメチャンネルで色々な作品を録画しているのだって、結局はBDを買う手間を省くためだし。
「C」は金という明確なテーマを元に、それにまつわる人間の悲喜劇を描いた作品ですが、聞くところによると業界人など玄人受けした作品らしいですね。なにかの雑誌で高い評価を受けたとかで、世間があの花に涙を流していたのに比べると、また違った反応ですね。私は「C」があの花の前座扱いされるのが嫌だったと言うか、むしろあの花の方をまったく観ていなかったので、ひたすら「C」に情熱を注いでいたのですが……まあ、そういうの一切無視して我が道を行っていた感じがするよね。もう少し話数があれば、と思わないでもないけど、OPの通り三國さんと公麿は激突したわけで、その戦いに一定の決着はついたわけだし、あれ以上を望むというのもね。これは後に取り上げる予定のセイクリッドセブンにも言えることなんだけど、今回は短い話数の中で、如何に書きたいものを書くか、という作品が大きかった気がするな。
勿論、セイクリがそうであるように、「C」も出しきれた部分と、出せなかった部分はあると聴きますし、主に羽奈日の辺りがそうでしょう。最後は精神的に病んでしまった彼女ですけど、声を当てた牧野由依曰く、本当は真朱と羽奈日で天秤に掛け、公麿は金融街と現実を選ぶ羽目になるはずだった、という恋のトライアングル的展開が考えられていたそうで、確かに突然の躁うつよりはそっちのほうが説得力あるよね。尺がもう少しあれば書けた話なんだろうけど、まあ、仕方ない。羽奈日に関する牧野由依の不満は、同じく羽奈日好きであった私の不満でもあるのだけど、この作品はそこじゃないから。本当に書きたかったのも、伝えたかったのも。
私は「C」という作品を、三國壮一郎と余賀公麿のダブル主人公、Qと真朱のツインヒロインだと考えているから、最後の展開に関しては納得しています。惜しむらくは2期への展望が少ないことでしょうけど、まあ、綺麗に終わったといえば終わってますしね。金融という難しいテーマを、如何にアニメ的な分かりやすい、それでいてワクワクするような表現で描いたかという意味では、本当に良くできていたと思いますよ。戦闘も人間ドラマも、本当にバランスが取れていたもの。話数が11話と少なかったから、BDも全4巻とコンパクトにまとまり、実はすべて私の手元にあったりします。年が明けたら、個人的な一挙放送をやるのもいいかも知れませんね。
私は元々ノイタミナ枠というのが好きじゃなくて、それはコンセプト的なものもあるし、放送していたアニメ的な意味でもあるんだけど、とにかく興味があまりなかった。でも、新作が始まると一応録画していて、最初の数話ぐらいは見ることにしてるんですね。これはノイタミナに限らずどんなアニメでも同じなんだけど、ここだけの話、実は「C」って1話録り逃しましたね。それだけ自分がノイタミナに興味なかったことの現れでもあるんだけど、丁度、ネットで第1話だけ無料放送しているというから、録り逃したのを結構意識していたこともあって、観てみることにしたんですよ。始めてみたのは会社のデスクだったかな? 昼休みかなんかに、暇潰しだったと思います。
それで私はすぐに後悔しましたね。自分がこの作品を録り逃したことを。それぐらいの衝撃を受けたと言うか、1話からグイグイ引き込まれました。オリジナル作品だというのは知っていたけど、オリジナル作品だからこそ先が読めない部分も大きくて、これは一体どういう作品なのかと驚いてね。なにせ、それまで原作ものばかりだったから、極々新鮮な刺激を受けたと言うか、多大なまでの興味や関心を抱くことが出来たんでしょうね。1話を録り逃してしまった次点で、すぐにBDを買うことは決定したと言うか、初回の段階で「あぁ、私はこの作品好きだ」というのが実感できた、珍しい例だった。私はなにせケチですから、余程のことがないとソフトにまで手を出しませんからね。CSのアニメチャンネルで色々な作品を録画しているのだって、結局はBDを買う手間を省くためだし。
「C」は金という明確なテーマを元に、それにまつわる人間の悲喜劇を描いた作品ですが、聞くところによると業界人など玄人受けした作品らしいですね。なにかの雑誌で高い評価を受けたとかで、世間があの花に涙を流していたのに比べると、また違った反応ですね。私は「C」があの花の前座扱いされるのが嫌だったと言うか、むしろあの花の方をまったく観ていなかったので、ひたすら「C」に情熱を注いでいたのですが……まあ、そういうの一切無視して我が道を行っていた感じがするよね。もう少し話数があれば、と思わないでもないけど、OPの通り三國さんと公麿は激突したわけで、その戦いに一定の決着はついたわけだし、あれ以上を望むというのもね。これは後に取り上げる予定のセイクリッドセブンにも言えることなんだけど、今回は短い話数の中で、如何に書きたいものを書くか、という作品が大きかった気がするな。
勿論、セイクリがそうであるように、「C」も出しきれた部分と、出せなかった部分はあると聴きますし、主に羽奈日の辺りがそうでしょう。最後は精神的に病んでしまった彼女ですけど、声を当てた牧野由依曰く、本当は真朱と羽奈日で天秤に掛け、公麿は金融街と現実を選ぶ羽目になるはずだった、という恋のトライアングル的展開が考えられていたそうで、確かに突然の躁うつよりはそっちのほうが説得力あるよね。尺がもう少しあれば書けた話なんだろうけど、まあ、仕方ない。羽奈日に関する牧野由依の不満は、同じく羽奈日好きであった私の不満でもあるのだけど、この作品はそこじゃないから。本当に書きたかったのも、伝えたかったのも。
私は「C」という作品を、三國壮一郎と余賀公麿のダブル主人公、Qと真朱のツインヒロインだと考えているから、最後の展開に関しては納得しています。惜しむらくは2期への展望が少ないことでしょうけど、まあ、綺麗に終わったといえば終わってますしね。金融という難しいテーマを、如何にアニメ的な分かりやすい、それでいてワクワクするような表現で描いたかという意味では、本当に良くできていたと思いますよ。戦闘も人間ドラマも、本当にバランスが取れていたもの。話数が11話と少なかったから、BDも全4巻とコンパクトにまとまり、実はすべて私の手元にあったりします。年が明けたら、個人的な一挙放送をやるのもいいかも知れませんね。
MLW式~2011年を振り返ってみれば~ 俺たちに翼はない編
2011年12月23日 アニメ・マンガ コメント (1)
年忘れ企画再開ということで、今日は俺たちに翼はないです。私、基本的に西又葵先生の絵が苦手なんですけど、何故かアニメ化すると非常に相性がよくて、以前はらぶドルのアニメにハマっていた記憶があります。なんというか、アニメのキャラデザだと途端に可愛くなるよね。エロゲアニメにしては珍しく、非常にしっかりと作られており、勿論複雑な原作をすべて再現することは出来ないまでも、それ故に丁寧な作りだったといいますか。同時期には色々な作品がやってましたけど、私はこれともう一つを食い入る様に観ていましたね。来週が待ち遠しいアニメというのも久しぶりだったし、エロゲアニメでは多分初めてでしょう。
俺たちに翼はないは、一言で言うなら多重人格者が主人公のエロゲです。それぞれの主人公にデザインこそ存在していますが、エロゲ故に実際の立ち絵が映るわけでもないので、それをトリックに序盤はカラクリを隠すわけです。けれど、アニメは主人公が映像として登場し、動かなければいけないわけだから、エロゲと違ってユーザーの視点であるが故の不可視という手法は使えない。では、どうするのか? 話は簡単、本当の姿をひた隠しにしたまま、主人公達が意識する自らの姿をそのまま映しだしたのです。実際ヒロインやその他の登場人物に対してどう映っているかなど問題ない、まったく凄い解決法もあったものですよ。まあ、そうでもしないとお話が成立しないんだけどさ。
メインとなる主人公は3人、正確には一人の人間なんですが、ここでは敢えて3人と表現しましょう。それぞれ羽田鷹志、千歳鷲介、成田隼人と見た目も個性も全然違いますが、相対するヒロインもまた全くタイプが異なります。この内の誰が好きかは個人の好みで別れると思いますし、あるいは第4の主人公である伊丹伽楼羅のことが大好きだという人もいるでしょう。私は基本的この作品で嫌いな奴は、少なくともアニメに出たキャラではいませんけど、好きなキャラを強いてあげるなら、やはり成田隼人と鳳鳴のペアでしょうか? 放送時、あるいはBD買ったときにも同じようなことを言ったと思いますけど、私は基本的に青年×少女と、おっさん×幼女が好きなもんでね。
アニメ版はシリーズ監修と原作のライターである王雀孫が参加し、尚且つ脚本を担当した回まであるので、基本的には原作の良さが損なわれず、可能な限りの再現が行われています。話数が12話と短いので、最後はやや駆け足だったけど、それでも上手くまとめてはいるでしょう。俺翼の原作を作っているNavelは、過去にSHUFFLE!という作品のアニメ化で大失敗をやらかした経緯がありますから、それ以来アニメ化というものには慎重、もしくは積極的に関わるようになっているので、ある程度のクオリティには最初から期待できるんですね。まあ、元がそれほどヒットしたエロゲでもなかったから、世間的にはあからさまなサービスシーン以外ではあまり話題にはなりませんでしたが……結構、面白いと思うよ?
最終的に誰が勝ったとか、そういうのに気を遣わなくてもいいイラストになったし、ヒロインたちは小鳩を除いてちょっと可哀想だったかもしれないけど、これもよく考えたらちょっとしたカラクリがあるし。つまりですね、視聴者は最後に登場した第5の主人公、羽田ヨージの容姿を初めて見るわけですから、その点に関して違和感があるのは当然なんだけど、ヒロインたちはそうでもないという。これは7話の伊丹伽楼羅編を観ていれば分かりますけど、彼が街中で暴れている最中、ほとんどのヒロインが彼を見かけ、その際自分に対する主人公であると勘違いをしているです。このことから、外見に関してはどのヒロインも同じ者を観ているということが分かり、彼女らが違和感を覚えることは、少なくとも見た目ではないんですよ。だからこそ、ある程度は気軽に接することも可能なわけで。ラストがまんま1話の夢テレビパロディだったのには笑いましたけど。
私も最近は経済的に余裕があるからBDとかホイホイ買うようになりましたけど、俺翼はAT-Xの放送時でも規制が厳しかったこともあって、割りと楽しめる作品の一つですかね。まあ、私にとってエロはそれほど重要なものではないんだけど、俺翼は可愛いヒロインも多いですから。なんだろう、こういうネタ的なサービスシーンってのはやっぱりいいもんだよ。生々しくないし、それでいて萌え要素的なものもある。しかし……いや、最近の他のエロゲとかでも思うんだけど、なんか世間的なロリ需要が減少してるよねと、アリスがヒロインに昇格出来なかった事実を思いながら悶々と。一番可愛いと思うんだけどな。まあ、私は別にロリコンではないですが。
俺たちに翼はないは、一言で言うなら多重人格者が主人公のエロゲです。それぞれの主人公にデザインこそ存在していますが、エロゲ故に実際の立ち絵が映るわけでもないので、それをトリックに序盤はカラクリを隠すわけです。けれど、アニメは主人公が映像として登場し、動かなければいけないわけだから、エロゲと違ってユーザーの視点であるが故の不可視という手法は使えない。では、どうするのか? 話は簡単、本当の姿をひた隠しにしたまま、主人公達が意識する自らの姿をそのまま映しだしたのです。実際ヒロインやその他の登場人物に対してどう映っているかなど問題ない、まったく凄い解決法もあったものですよ。まあ、そうでもしないとお話が成立しないんだけどさ。
メインとなる主人公は3人、正確には一人の人間なんですが、ここでは敢えて3人と表現しましょう。それぞれ羽田鷹志、千歳鷲介、成田隼人と見た目も個性も全然違いますが、相対するヒロインもまた全くタイプが異なります。この内の誰が好きかは個人の好みで別れると思いますし、あるいは第4の主人公である伊丹伽楼羅のことが大好きだという人もいるでしょう。私は基本的この作品で嫌いな奴は、少なくともアニメに出たキャラではいませんけど、好きなキャラを強いてあげるなら、やはり成田隼人と鳳鳴のペアでしょうか? 放送時、あるいはBD買ったときにも同じようなことを言ったと思いますけど、私は基本的に青年×少女と、おっさん×幼女が好きなもんでね。
アニメ版はシリーズ監修と原作のライターである王雀孫が参加し、尚且つ脚本を担当した回まであるので、基本的には原作の良さが損なわれず、可能な限りの再現が行われています。話数が12話と短いので、最後はやや駆け足だったけど、それでも上手くまとめてはいるでしょう。俺翼の原作を作っているNavelは、過去にSHUFFLE!という作品のアニメ化で大失敗をやらかした経緯がありますから、それ以来アニメ化というものには慎重、もしくは積極的に関わるようになっているので、ある程度のクオリティには最初から期待できるんですね。まあ、元がそれほどヒットしたエロゲでもなかったから、世間的にはあからさまなサービスシーン以外ではあまり話題にはなりませんでしたが……結構、面白いと思うよ?
最終的に誰が勝ったとか、そういうのに気を遣わなくてもいいイラストになったし、ヒロインたちは小鳩を除いてちょっと可哀想だったかもしれないけど、これもよく考えたらちょっとしたカラクリがあるし。つまりですね、視聴者は最後に登場した第5の主人公、羽田ヨージの容姿を初めて見るわけですから、その点に関して違和感があるのは当然なんだけど、ヒロインたちはそうでもないという。これは7話の伊丹伽楼羅編を観ていれば分かりますけど、彼が街中で暴れている最中、ほとんどのヒロインが彼を見かけ、その際自分に対する主人公であると勘違いをしているです。このことから、外見に関してはどのヒロインも同じ者を観ているということが分かり、彼女らが違和感を覚えることは、少なくとも見た目ではないんですよ。だからこそ、ある程度は気軽に接することも可能なわけで。ラストがまんま1話の夢テレビパロディだったのには笑いましたけど。
私も最近は経済的に余裕があるからBDとかホイホイ買うようになりましたけど、俺翼はAT-Xの放送時でも規制が厳しかったこともあって、割りと楽しめる作品の一つですかね。まあ、私にとってエロはそれほど重要なものではないんだけど、俺翼は可愛いヒロインも多いですから。なんだろう、こういうネタ的なサービスシーンってのはやっぱりいいもんだよ。生々しくないし、それでいて萌え要素的なものもある。しかし……いや、最近の他のエロゲとかでも思うんだけど、なんか世間的なロリ需要が減少してるよねと、アリスがヒロインに昇格出来なかった事実を思いながら悶々と。一番可愛いと思うんだけどな。まあ、私は別にロリコンではないですが。
Sphere新作「イモウトノカタチ」ヒロイン情報公開
2011年12月22日 イモウトノカタチ
2日間続けてきた年忘れ企画ですが、今日はちょっとお休みさせて頂いて、エロゲの話を書きます。といっても、今年出たエロゲのあれやそれを語るわけじゃなく、この度発売されたPUSH!!2月号にて情報公開がされたSphereの新作、イモウトノカタチについて、現在までで分かっていることを書こうかと思います。私が同じくPUSH!!に初掲載されたイモウトノカタチの情報を書いたのが、2011年の1月19日になっていますから、そこから数えて約11ヵ月ぶりの記事ですか。当時は今冬に発売するとの記載がありましたけど、ちゃっかり2012年発売予定になってますね。
基本的な情報に関しては前回と変わりませんけど、おさらいのためにもう一度載せておきましょうか? 以下が、今号に記載されていた基本情報になります。
ではここで、そんなイモウトノカタチのINTRODUCTIONを読んでみましょう。
ちなみに主人公の立ち絵等は発表されてませんが、CGのカットを見る限りでは黒髪に中肉中背、腕などはハルより太めでしょうか? 天涯孤独の勤労青年ならガタイもそれなりに良さそうですけど、性格は前向きさを失わない、真っ直ぐな少年とのことで、まあ主人公のテンプレートですね。雪人の場合、ハルと違って昨日今日辛く苦しい境遇になったわけではないですから、精神的な骨格に関してはある程度骨太な部分があるのかもしれません。天涯孤独な主人公はどこか世界に対してシニカルな奴が多いんですけど、雪人はそういった屈折とは無縁なんだろうか?
ちなみに今のところ、主人公の妹が誰であるかなど、物語の核心に至る部分はなにも書いていません。当たり前ですけど、キャラ紹介を見るかぎりは美優樹がそれっぽいですよね。ただ、ここまであからさまだと却ってミスリードを疑いたくなるようなもので、例えばMeTAがロボットと見せかけて妹だったとか、妹の人格データを移植されていたなんて展開もあるだろうし、実はあやかが妹で、澄稀家の養女だったなんて展開もあり得るわけです。流石に同じ施設で育った千毬は違うでしょうけど、彼女に関しては実質的な妹としての立場があるわけですからね。他人だけど性は同じで、血は繋がっていないけど兄妹同然に育てられた間柄です。仮に雪人の本当の妹が出てきたとすれば、生みの親より育ての親ではないですが、実妹と妹分のどちらを取るか、なんて展開もあるかもしれません。かなりベターですけど。
けれど、「イモウトって、なんなんだろう?」という独白にもある通り、イモウトノカタチというのは「妹」の「形」とはなにかを問うエロゲなんだと思います。千毬は例として分かりやすいでしょうけど、なにを持って妹とするのか、というのは結構深いテーマですね。実妹だ義妹だとなにかと揉めているエロゲユーザーたちに対して、概念的なイモウトというものを提示しようとしうのだから。
ハッキリ言うと、主人公の実妹が出てこない場合だってあるんですよ。災害でとっくの昔に死んでいた、という可能性も十分あるのだし、そう考えると妹探し恋愛AVGなんていうジャンル名が外れたのも納得がいく。前回取り上げたときは、おねツイを比較に出して妹との恋愛について書きましたけど、そもそも妹が出てくるとも限らないわけでね。まだ情報が少ないから仕方ないですが、多種多様な可能性に満ちた作品だとは思います。ヨスガノソラを超えるかどうかはまた別問題ですけど、まあ、超えた超えないなんてのは考えるだけ無駄というものだよ
イモウトノカタチについてはこんなもんですけど、後は世界観及び舞台についての説明と各ヒロインに一言台詞があったかな。まあ、その辺は実際に買って読んでくれという感じだけど、私はこの記事よりも後半に載っていたArt Style! こだまさわインタビューの方が面白かったですね。こだまさわは上記の通りイモウトノカタチで原画家やっている人ですけど、デビュー作がイコールでイモウトノカタチだったりします。そんなこだまさわが何故イモウトノカタチに携わるようになったのか、どうしてCUFFSで仕事をしているのか、そもそもなんで原画家になったのかなどの質問に答えているわけだけど、CUFFSとは以前の冬グッズで出たカレンダーの仕事で話を貰ったのが最初で、イモウトノカタチもその縁で参加しているそうです。カレンダーに呼ばれた理由自体は書いてませんでしたが、スタッフか誰かの知り合いか、あるいはたまたまネットで見かけて声を掛けてきたか、まあ、そんなところでしょう。
ペンネームの由来とかは置いておくとして、絵を描く仕事に興味を持ったのはお祖父さんが美術教師だったからとかで、芸術系の家系なんですかね。HPやpixivにあまりないえっちぃ絵に関してはクロッキー帳にこっそり描くことが多いとかで、フェラが得意と言うか好きなんだとか。後、強引なシチュエーションも。割とハード嗜好なんだろうかね。まあ、女性原画家には少なくない傾向だけど……そう、こだまさわは女性というのも書いてありますね。私は知ってたけど、本人が腐女子であると明言してる。イケメンメガネをよく書くらしい。美少女絵としてはロリータ服を着ている娘が大好きらしく、確かにインタビューページの描きおろし千毬にも頭にリボンが付いている。割りと、いや、かなり好きな部類の絵柄に入ります。
こだまさわは何せまだ学生ですし、若手と言うよりは無名の新人と表現した方がしっくり来るでしょう。けれど、私は光るものを持っていると思うし、磨けば光る玉だと考えます。武藤此史はともかくとして、橋本タカシと並べて違和感のない、見劣りしない輝きを持っているというのは凄いよ。今はまだ及ばないにしても、Sphereと言うかCUFFSは大事に育てたほうがいい。久々に逸材という言葉を使いたくなったもの。
さて、そんなこだまさわのインタビューで現在イモウトノカタチがどの程度まで進行しているかが触れられていましたけど、今は販促イラストを描きつつ、平行して原画を描いている段階らしい。販促イラストがイコールで特典とは限りませんけど、このペースだと年が明けてすぐ出るなんてことはなさそうですね。春か夏か、いずれにせよ来年には出るかと思いますけど、その前に公式サイト開設ですね。確か、今月中に開くとのことだったけど、明日か明後日か、今回のPUSH!!に書かれている程度の情報は、きっと載っていることでしょう。あるいはまだなにか、隠し玉があるかもしれませんが……それはこれからに期待していくということで。にしても来年は良いエロゲが多そうだなぁ。
基本的な情報に関しては前回と変わりませんけど、おさらいのためにもう一度載せておきましょうか? 以下が、今号に記載されていた基本情報になります。
イモウトノカタチ前回と違うところがあるとすれば、発売日はともかくとして、ジャンル:妹探し恋愛AVGという記述が消えたことぐらいでしょうか。この11ヵ月の間に変わったのか、それとも単に書いてないだけなのかは知りませんけど、いずれにせよ記事を読む限りでは、タイトルにもあるイモウトがメインであることには違いないようです。
ブランド:Sphere
発売日:2012年予定
原画:武藤此史、こだまさわ、橋本タカシ
シナリオ:なつかぜかおる、朝倉誠理、太刀風雪路
ではここで、そんなイモウトノカタチのINTRODUCTIONを読んでみましょう。
イモウトって、なんなんだろう?……こんな感じなわけですが、主人公が昔いた街に移り住むという展開はヨスガのそれと近いものがありますね。最もこちらは人探しであって、ハルと違い雪人には連れ立つ相手がいません。前にも書いたと思いますけど、雪人は物語が始まった時点でなにもかも失っている、故に天涯孤独な主人公なわけです。ただ、それはあくまで身寄りがないという意味であって、精神的にも一人ぼっちだったのかといえば、そうでもなく、この辺りはキャラ紹介を観ていくと分かります。じゃあ、次は今回発表されたヒロインたちについて書いてきましょう。
主人公「美馬雪人」は天涯孤独の労働青年。幼い頃に両親を失い、記憶に微かに残る妹の存在も不明。施設に預けられた後、学費をアルバイトで稼ぎながら学校に通う雪人は、ある日、故郷の街がニュースで取り上げられているのを偶然目にする。両親が亡くなった実験都市の災害から10年、壊滅的な打撃から住民たちの力で復興を遂げた街は、この節目に過去の記録を一般公開することになったのだ。記録を辿れば行方不明の妹と再会できるかもしれない。そして、雪人は故郷の街へ行くことを決意するのだった。
瀬名美優樹-兄を探す少女-(原画::武藤此史)既に全キャラ、色付きのグラフィックが公開されています。Sphere所属であるハッシーの担当ヒロインが一人だけというのはあれですけど、遅筆などを考慮すれば仕方ないのかもしれません。詳しい容姿等は雑誌で確認してもらえればと思いますが、意外なほど明るい発色の娘が多いですね。緑とか紫とか、そこまで現実離れしているわけではないですが、簡単に言うと美優樹が桃色で、MeTAがベビーブルー、あやかがサーモンピンク……千毬がアイボリーかな。割と適当に書いたけど、そんなに外れていはいないと思います。ヨスガノソラは平凡な髪色のキャラクターが多く、故にハルと穹の特異性が目立つという感じでした。それに引き換え、イモウトノカタチはヒロインの方に外見的な個性が付いているわけですね。まあ、別に特徴的な容姿というほどではないので、あくまでアクセント程度のものだと思いますが。
主人公同様、災害で両親を失い、兄と生き別れてしまった少女。義理の両親に引き取られて、養女としてとても大切に育てられる。最近まで有名なお嬢様学校に通っていたが、やはり過去の記録が公開されることを知り白鳥環境特区にやってくる。
MeTA-イタズラ好きな介護ロボット-(原画::武藤此史)
正式名称は「GNW-0021 Medical treatment and nursing automaton」。主人公が通う学校で、なぜか同じクラスにいる介護ロボット……なのだが、介護らしい介護をしないどころかロボットらしくもないという謎の存在。正確はかなりのイタズラっ娘で、状況を引っかき回すことが大好き。
澄稀あやか-お転婆お嬢様-(原画:橋本タカシ)
白鳥環境特区で有名な4大企業の1つ、澄稀製薬社長の娘。多忙の両親に代わって、祖母と暮らしてきたためかなりのお祖母ちゃん子である。典型的なお嬢様と思われがちだが、実はアウトドアや買い食いが大好きなアクティブな性格。
美馬千毬-主人公を慕う妹分-(原画:こだまさわ)
主人公と同じ施設に預けられていた少女。同じ姓で育てられたこともあり、主人公を実の兄のように実の兄のように慕っている。妹捜しに出かけた主人公の後を追い、白鳥環境特区にやってくる。よく言えば明るく素直な良い子だが、実は考えるコトがあまり得意じゃない「アホの子」タイプ。
ちなみに主人公の立ち絵等は発表されてませんが、CGのカットを見る限りでは黒髪に中肉中背、腕などはハルより太めでしょうか? 天涯孤独の勤労青年ならガタイもそれなりに良さそうですけど、性格は前向きさを失わない、真っ直ぐな少年とのことで、まあ主人公のテンプレートですね。雪人の場合、ハルと違って昨日今日辛く苦しい境遇になったわけではないですから、精神的な骨格に関してはある程度骨太な部分があるのかもしれません。天涯孤独な主人公はどこか世界に対してシニカルな奴が多いんですけど、雪人はそういった屈折とは無縁なんだろうか?
ちなみに今のところ、主人公の妹が誰であるかなど、物語の核心に至る部分はなにも書いていません。当たり前ですけど、キャラ紹介を見るかぎりは美優樹がそれっぽいですよね。ただ、ここまであからさまだと却ってミスリードを疑いたくなるようなもので、例えばMeTAがロボットと見せかけて妹だったとか、妹の人格データを移植されていたなんて展開もあるだろうし、実はあやかが妹で、澄稀家の養女だったなんて展開もあり得るわけです。流石に同じ施設で育った千毬は違うでしょうけど、彼女に関しては実質的な妹としての立場があるわけですからね。他人だけど性は同じで、血は繋がっていないけど兄妹同然に育てられた間柄です。仮に雪人の本当の妹が出てきたとすれば、生みの親より育ての親ではないですが、実妹と妹分のどちらを取るか、なんて展開もあるかもしれません。かなりベターですけど。
けれど、「イモウトって、なんなんだろう?」という独白にもある通り、イモウトノカタチというのは「妹」の「形」とはなにかを問うエロゲなんだと思います。千毬は例として分かりやすいでしょうけど、なにを持って妹とするのか、というのは結構深いテーマですね。実妹だ義妹だとなにかと揉めているエロゲユーザーたちに対して、概念的なイモウトというものを提示しようとしうのだから。
ハッキリ言うと、主人公の実妹が出てこない場合だってあるんですよ。災害でとっくの昔に死んでいた、という可能性も十分あるのだし、そう考えると妹探し恋愛AVGなんていうジャンル名が外れたのも納得がいく。前回取り上げたときは、おねツイを比較に出して妹との恋愛について書きましたけど、そもそも妹が出てくるとも限らないわけでね。まだ情報が少ないから仕方ないですが、多種多様な可能性に満ちた作品だとは思います。ヨスガノソラを超えるかどうかはまた別問題ですけど、まあ、超えた超えないなんてのは考えるだけ無駄というものだよ
イモウトノカタチについてはこんなもんですけど、後は世界観及び舞台についての説明と各ヒロインに一言台詞があったかな。まあ、その辺は実際に買って読んでくれという感じだけど、私はこの記事よりも後半に載っていたArt Style! こだまさわインタビューの方が面白かったですね。こだまさわは上記の通りイモウトノカタチで原画家やっている人ですけど、デビュー作がイコールでイモウトノカタチだったりします。そんなこだまさわが何故イモウトノカタチに携わるようになったのか、どうしてCUFFSで仕事をしているのか、そもそもなんで原画家になったのかなどの質問に答えているわけだけど、CUFFSとは以前の冬グッズで出たカレンダーの仕事で話を貰ったのが最初で、イモウトノカタチもその縁で参加しているそうです。カレンダーに呼ばれた理由自体は書いてませんでしたが、スタッフか誰かの知り合いか、あるいはたまたまネットで見かけて声を掛けてきたか、まあ、そんなところでしょう。
ペンネームの由来とかは置いておくとして、絵を描く仕事に興味を持ったのはお祖父さんが美術教師だったからとかで、芸術系の家系なんですかね。HPやpixivにあまりないえっちぃ絵に関してはクロッキー帳にこっそり描くことが多いとかで、フェラが得意と言うか好きなんだとか。後、強引なシチュエーションも。割とハード嗜好なんだろうかね。まあ、女性原画家には少なくない傾向だけど……そう、こだまさわは女性というのも書いてありますね。私は知ってたけど、本人が腐女子であると明言してる。イケメンメガネをよく書くらしい。美少女絵としてはロリータ服を着ている娘が大好きらしく、確かにインタビューページの描きおろし千毬にも頭にリボンが付いている。割りと、いや、かなり好きな部類の絵柄に入ります。
こだまさわは何せまだ学生ですし、若手と言うよりは無名の新人と表現した方がしっくり来るでしょう。けれど、私は光るものを持っていると思うし、磨けば光る玉だと考えます。武藤此史はともかくとして、橋本タカシと並べて違和感のない、見劣りしない輝きを持っているというのは凄いよ。今はまだ及ばないにしても、Sphereと言うかCUFFSは大事に育てたほうがいい。久々に逸材という言葉を使いたくなったもの。
さて、そんなこだまさわのインタビューで現在イモウトノカタチがどの程度まで進行しているかが触れられていましたけど、今は販促イラストを描きつつ、平行して原画を描いている段階らしい。販促イラストがイコールで特典とは限りませんけど、このペースだと年が明けてすぐ出るなんてことはなさそうですね。春か夏か、いずれにせよ来年には出るかと思いますけど、その前に公式サイト開設ですね。確か、今月中に開くとのことだったけど、明日か明後日か、今回のPUSH!!に書かれている程度の情報は、きっと載っていることでしょう。あるいはまだなにか、隠し玉があるかもしれませんが……それはこれからに期待していくということで。にしても来年は良いエロゲが多そうだなぁ。
公開自体は去年なんですけど、私が実際に観たのは今年なので、今年のアニメということで書かせてもらいます。日記のログを辿ると私がこの映画を最初に観たのは1月13日の川崎チネチッタとなっているので、昨日取り上げた夢喰いメリーより早いのかな? なにせ、私はこの映画を3回ほど観ているので、イマイチ自分が劇場に行った時期を思い出せないんですよね。確か川崎に2回、海老名に1回行ったはずだけど。1つの映画を何回も観に行くなんてのは、私にとって初めてに近い経験でしたけど、まあ、それほど面白かったんでしょうね。なんだかんだでイベント行ったり、BD買ったりもしましたし。
ただ、断っておくと私自身はそんなに蒼穹のファフナーという作品に思い入れがなくて、好きなアニメ作品かと訊かれると、「普通かな」と答えると思います。私は基本的にハッピーエンド至上主義ですし、閉鎖的空間で行われる荒廃とした物語というものが嫌いなので、そういった意味ではむしろ好きじゃない作品に当てはまるのかも知れない。じゃあ、なんで映画なんて観に行ったんだという話になるけど、それはやっぱり気になったからだろうね。TV本編がああいう最後を迎えましたし、OVAですか? あれも悲惨な最期でしたから、映画でどういうフォローというか、続きが描かれるのかなと。
後はまあ、キャラクターに関してでしょうか。ファフナーの話自体は救いもなにもない、そもそもあの世界は日本を始めとした多くの国が滅んだ、終わりを迎えつつある世界なんだけど、登場するキャラ自体はなかなかに等身大で魅力がありましてね。私は主に立上芹を始めとした後輩メンバーが好きなんですけど、彼女らの成長具合を観てみたかったし、SFとかロボットと言うよりは、キャラクター映画として観に行った感が強いのかも知れないね。実際、立上芹はヒロインが明確に定まっていない作品内の中で、それに近い立ち位置だったと思うし、戦闘においてはどちらかと言えば後輩メンバーの方が目立っていた気もするし。特に西尾兄妹にはやられたね。私が双子好きというのもあるんだろうけど、あそこまであからさまな、外見的一致という意味ではなく、精神的な繋がりを求め合う双子を出されるとは思わなかった。あれは転んだ。うっかり色々書いてしまうぐらい転んだ。どこにも公開してないけど。
全体的にいい映画だったとは思いますが、それだけに続編に関してはどうなのかなーと思います。イベントで発表されましたけど、あれで一気に熱が覚めたというか、まだ続けるのかという気持ちが強くてね。まあ、冲方丁の原作ですから酷いものにはならないんでしょうが、私はそもそも一つの作品を延々と使い回すのが好きではないので……それが許されるのは多分、ガンダムシリーズとD.C.シリーズだけでしょう。あれにしたって、作品自体は毎回変えてきているわけだしね。ファフナーも映画で終わっておけば良かった、なんて言われなきゃいいんですが。特に原作のないオリジナルコンテンツですから、続けること自体は可能だと思うんですよ。ネタさえあれば、キャラを代替わりさせたっていいわけだし。でも、果たしてそれが本当に正しいのか? 人気があるから作品を継続されるのはわかるし、映画だって相当の反響があったんでしょうが、私はなんかしつこすぎる気がしないでもない。もうお腹いっぱいというか、同じスタッフで新しい企画でも作って貰った方がいいと思うんだよね。映画があれだけ綺麗に終わったんだし、もういいだろうって気持ちのほうが強い。
まあ、もっともこれで次の主役が芹とか西尾兄妹ですなんて言われたら、手のひらをくるりと返す用意は出来てますけど、そんなの絶対ありえないでしょ? ファフナーは正直、女性向けのコンテンツですからね。そう簡単に主人公たちを変えるとは思えませんし。
BDを買ったので映画はいつでも観ることが出来るんですが、確か劇場公開時と映像が大分変わってるんだっけ? 3回観たといっても最後に行ったのは2月の話ですから、当時の映像を覚えているわけもないんですが……改めて家で観てみると、なんというか劇場効果というのはあるもんですね。画面が小さいからってことはないんだろうけど、ここまで淡々とした話だったかなと思ったり。これといった後日談みたいのが収録されたわけでもないですし、まあ、それは続編企画がある時点で当たり前なのかも知れないけどさ。いずれにせよ私の中で今年を代表するアニメ作品ではあったので、色々と書いて見ました。立上芹は可愛い、西尾兄妹は最高、皆城乙姫は帰ってきて! という感じで、今日はお開き。
ただ、断っておくと私自身はそんなに蒼穹のファフナーという作品に思い入れがなくて、好きなアニメ作品かと訊かれると、「普通かな」と答えると思います。私は基本的にハッピーエンド至上主義ですし、閉鎖的空間で行われる荒廃とした物語というものが嫌いなので、そういった意味ではむしろ好きじゃない作品に当てはまるのかも知れない。じゃあ、なんで映画なんて観に行ったんだという話になるけど、それはやっぱり気になったからだろうね。TV本編がああいう最後を迎えましたし、OVAですか? あれも悲惨な最期でしたから、映画でどういうフォローというか、続きが描かれるのかなと。
後はまあ、キャラクターに関してでしょうか。ファフナーの話自体は救いもなにもない、そもそもあの世界は日本を始めとした多くの国が滅んだ、終わりを迎えつつある世界なんだけど、登場するキャラ自体はなかなかに等身大で魅力がありましてね。私は主に立上芹を始めとした後輩メンバーが好きなんですけど、彼女らの成長具合を観てみたかったし、SFとかロボットと言うよりは、キャラクター映画として観に行った感が強いのかも知れないね。実際、立上芹はヒロインが明確に定まっていない作品内の中で、それに近い立ち位置だったと思うし、戦闘においてはどちらかと言えば後輩メンバーの方が目立っていた気もするし。特に西尾兄妹にはやられたね。私が双子好きというのもあるんだろうけど、あそこまであからさまな、外見的一致という意味ではなく、精神的な繋がりを求め合う双子を出されるとは思わなかった。あれは転んだ。うっかり色々書いてしまうぐらい転んだ。どこにも公開してないけど。
全体的にいい映画だったとは思いますが、それだけに続編に関してはどうなのかなーと思います。イベントで発表されましたけど、あれで一気に熱が覚めたというか、まだ続けるのかという気持ちが強くてね。まあ、冲方丁の原作ですから酷いものにはならないんでしょうが、私はそもそも一つの作品を延々と使い回すのが好きではないので……それが許されるのは多分、ガンダムシリーズとD.C.シリーズだけでしょう。あれにしたって、作品自体は毎回変えてきているわけだしね。ファフナーも映画で終わっておけば良かった、なんて言われなきゃいいんですが。特に原作のないオリジナルコンテンツですから、続けること自体は可能だと思うんですよ。ネタさえあれば、キャラを代替わりさせたっていいわけだし。でも、果たしてそれが本当に正しいのか? 人気があるから作品を継続されるのはわかるし、映画だって相当の反響があったんでしょうが、私はなんかしつこすぎる気がしないでもない。もうお腹いっぱいというか、同じスタッフで新しい企画でも作って貰った方がいいと思うんだよね。映画があれだけ綺麗に終わったんだし、もういいだろうって気持ちのほうが強い。
まあ、もっともこれで次の主役が芹とか西尾兄妹ですなんて言われたら、手のひらをくるりと返す用意は出来てますけど、そんなの絶対ありえないでしょ? ファフナーは正直、女性向けのコンテンツですからね。そう簡単に主人公たちを変えるとは思えませんし。
BDを買ったので映画はいつでも観ることが出来るんですが、確か劇場公開時と映像が大分変わってるんだっけ? 3回観たといっても最後に行ったのは2月の話ですから、当時の映像を覚えているわけもないんですが……改めて家で観てみると、なんというか劇場効果というのはあるもんですね。画面が小さいからってことはないんだろうけど、ここまで淡々とした話だったかなと思ったり。これといった後日談みたいのが収録されたわけでもないですし、まあ、それは続編企画がある時点で当たり前なのかも知れないけどさ。いずれにせよ私の中で今年を代表するアニメ作品ではあったので、色々と書いて見ました。立上芹は可愛い、西尾兄妹は最高、皆城乙姫は帰ってきて! という感じで、今日はお開き。
MLW式~2011年を振り返ってみれば~ 夢喰いメリー編
2011年12月20日 アニメ・マンガ
今年もこの季節がやって来ました、年忘れMLW式のお時間です。こんなことを書くと、まるで私が毎年のようにこの企画をやっているのかに思えますが、実は6年ぶりぐらいでしょうか? 2005年に一度だけやったんだけど、多分誰も知らないよね。この日記も何気に7年ぐらい書いてますが、一度休止していたのを再開するにあたってログを消してしまったので、7年前の文章は一つも残っていませんね。あの頃は良かったですよ。アニラジはアニスパじゃなくてアニゲがやってたし、00年代の初期から中期における爆発力みたいな勢いがあった。無論、当時は当時で色々な問題があったんだと思いますけど、今よりも華やかなイメージがあるのは何故だろう。
そんな訳で、この年忘れ企画では、私が2011年にはまったアニメ作品を中心に、毎日1作品ごとに振り返っていこうという感じなんですが、6年前にやったときはアニメはアニメ、声優は声優なんて具合に分けていた気がするね。ただ、昔と違って今の私は声優オタクというわけじゃないし、エロゲにしたって買うだけ買ってやってないのが多いから、確実に観ているアニメ作品のほうがなにかと都合がいいんですよ。何気にソフトも多く買いましたし。
第1弾が夢喰いメリーというわけなんですが、これのアニメ版に関しては未だに酷評が目立ちますね。まあ、どうしたって原作の方が面白いのは否定のしようもありませんけど、作者だって神様のメモ帳を生温かい目で観察するぐらいには悟りきっているので、ここらで冷静に振り返ってみようじゃありませんか。そもそも、私はアニメ版も結構好きですしね。世間的には同時期というか30分前にやっていたISの方が人気だったんでしょうけど、あれはどうも8話ぐらいから分けのわからない話になったのでね……メリーだって相当なものだと言われそうですが、メリーのアニメは尻切れトンボなだけで、やりたかったことと、実際にやったことはちゃんと見えていますから、ある意味では良かったんですよ。監督が失敗したとか、オリジナルに関しては原作者も積極的だったみたいな発言をしなければね。まあ、たまにいるんですよ。そういうことを自分で言ってしまうような作り手も。別に当人がそれを自覚するのは悪いことじゃないけど、へそより尻に気を遣うべきだったんだよ、メリーのアニメは!
まあ、へそか尻かなんてことはどうでもいいとして、私がメリーのアニメを好きなのは、原作における夢というある種わかりにくい概念的なものを、アニメ用に噛み砕いて来たからかな。面白さでは原作の方が上だけど、ファン心理に配慮してなにかと原作再現が試みられる昨今、あそこまで典型的なオリジナル展開を持って来られると、却って清々しいというか、まあ、キャラ見せという意味では良かったと思う。そう、個々の不満はいくらだってあるけど、全体的にキャラが可愛く書かれてたよね。声優は新人、若手で固めてきたイメージがあるけど、特に違和感のようなものは感じられなかったし、作画とかもあまり崩れたりはしなかった気がする。私が好きなのは、実は主役のメリーではなく光凪由衣なんだけど、秋谷智子の声を聴いたいのとか、それこそおジャ魔女以来ですよ。意外なほど可愛くてビックリした。決して白衣に惹かれたわけじゃないけど、あれはいいもんだよ。
ただ、オリキャラの面々に関しては……キャラクターとしては悪くなかったけど、その設定がね。ミストルティンとか、ラスボスより強いかも知れないなんて、ほとんど僕の考えた最強キャラじゃないですか。エンギにすら負けなかったメリーを完膚なきまでに叩きのめしたり、あれはちょっと白けたね。互角ぐらいの実力が丁度良かったというか、元が植物ならメリーと激闘の末追い詰めるも、最終的にエルクレスに焼き殺されるぐらいの描写にすべきだったのではないか。そうすれば灯台エルクレスのラスボスとしての強さが目立つし、俺達の戦いはこれからだ! といった二期への繋ぎがもっと上手く出来たかも知れないのに。無理やり組み込んだオリジナルによって破綻しているようじゃ、確かに物語としてはイマイチでしょう。
メリーはハッキリ言うとキャラクターアニメです。物語を堪能したいなら原作を読めばいいし、アニメはあくまで動きあるキャラクターの可愛らしさを楽しむためにあると思ったほうがいい。まあ、色々と惜しい作品だけに2期かリメイクを期待するところなんですが、好意的に書こうと思ったのに、結局否定的な部分が沢山出てきましたね。とりあえずドーナツでも食べながら、AT-Xでやってる再放送を観ることにしましょうか。
そんな訳で、この年忘れ企画では、私が2011年にはまったアニメ作品を中心に、毎日1作品ごとに振り返っていこうという感じなんですが、6年前にやったときはアニメはアニメ、声優は声優なんて具合に分けていた気がするね。ただ、昔と違って今の私は声優オタクというわけじゃないし、エロゲにしたって買うだけ買ってやってないのが多いから、確実に観ているアニメ作品のほうがなにかと都合がいいんですよ。何気にソフトも多く買いましたし。
第1弾が夢喰いメリーというわけなんですが、これのアニメ版に関しては未だに酷評が目立ちますね。まあ、どうしたって原作の方が面白いのは否定のしようもありませんけど、作者だって神様のメモ帳を生温かい目で観察するぐらいには悟りきっているので、ここらで冷静に振り返ってみようじゃありませんか。そもそも、私はアニメ版も結構好きですしね。世間的には同時期というか30分前にやっていたISの方が人気だったんでしょうけど、あれはどうも8話ぐらいから分けのわからない話になったのでね……メリーだって相当なものだと言われそうですが、メリーのアニメは尻切れトンボなだけで、やりたかったことと、実際にやったことはちゃんと見えていますから、ある意味では良かったんですよ。監督が失敗したとか、オリジナルに関しては原作者も積極的だったみたいな発言をしなければね。まあ、たまにいるんですよ。そういうことを自分で言ってしまうような作り手も。別に当人がそれを自覚するのは悪いことじゃないけど、へそより尻に気を遣うべきだったんだよ、メリーのアニメは!
まあ、へそか尻かなんてことはどうでもいいとして、私がメリーのアニメを好きなのは、原作における夢というある種わかりにくい概念的なものを、アニメ用に噛み砕いて来たからかな。面白さでは原作の方が上だけど、ファン心理に配慮してなにかと原作再現が試みられる昨今、あそこまで典型的なオリジナル展開を持って来られると、却って清々しいというか、まあ、キャラ見せという意味では良かったと思う。そう、個々の不満はいくらだってあるけど、全体的にキャラが可愛く書かれてたよね。声優は新人、若手で固めてきたイメージがあるけど、特に違和感のようなものは感じられなかったし、作画とかもあまり崩れたりはしなかった気がする。私が好きなのは、実は主役のメリーではなく光凪由衣なんだけど、秋谷智子の声を聴いたいのとか、それこそおジャ魔女以来ですよ。意外なほど可愛くてビックリした。決して白衣に惹かれたわけじゃないけど、あれはいいもんだよ。
ただ、オリキャラの面々に関しては……キャラクターとしては悪くなかったけど、その設定がね。ミストルティンとか、ラスボスより強いかも知れないなんて、ほとんど僕の考えた最強キャラじゃないですか。エンギにすら負けなかったメリーを完膚なきまでに叩きのめしたり、あれはちょっと白けたね。互角ぐらいの実力が丁度良かったというか、元が植物ならメリーと激闘の末追い詰めるも、最終的にエルクレスに焼き殺されるぐらいの描写にすべきだったのではないか。そうすれば灯台エルクレスのラスボスとしての強さが目立つし、俺達の戦いはこれからだ! といった二期への繋ぎがもっと上手く出来たかも知れないのに。無理やり組み込んだオリジナルによって破綻しているようじゃ、確かに物語としてはイマイチでしょう。
メリーはハッキリ言うとキャラクターアニメです。物語を堪能したいなら原作を読めばいいし、アニメはあくまで動きあるキャラクターの可愛らしさを楽しむためにあると思ったほうがいい。まあ、色々と惜しい作品だけに2期かリメイクを期待するところなんですが、好意的に書こうと思ったのに、結局否定的な部分が沢山出てきましたね。とりあえずドーナツでも食べながら、AT-Xでやってる再放送を観ることにしましょうか。
C81参加情報 ヨスガノソラ同人誌第7弾「マフユノソラ」
2011年12月19日 ヨスガノソラ
今年も残すところ2週間を切り、世間はすっかり年の瀬という感じですが、私にとって年末とはイコールで冬コミのことなので、1日伸ばしになりましたがサークル・シャリテクロワールの冬コミ情報を公開しようかと思います。お馴染みのヨスガ本なわけですけど、昨年と違って既刊もあることから新刊の数としてはあくまで一冊、一種類にしました。夏の頃から言ってるヴァニタスの羊本に関しても時間がなかったのでまたもや実現せず、1ヵ月以上も日記書かずに新刊作業していたのに時間がないとはどういうことだと思われるかも知れないですが、本当になかったんですよ。なかったと言うか、足りなかった? 実は、ヨスガ本に関しても落ちるか落ちないかの瀬戸際、ギリギリの勝負でした。
なんでそんなことになったのかというと、私が時間あるのを良いことに、いつもの倍のページ数を書いてしまったことが主な原因なんですけど、詳しくはまあ、下記の新刊情報を御覧下さい。
表紙はオトギノソラ以来のデザイン系になります。なんかもう、派手すぎでなにがなんだかわからない感じですが、決して本編の内容を表しているわけではないので、そこのところはご容赦下さい。いやね、冬っぽいイメージで発注したら、何故かこれが出来上がったんですよ。ラフの段階では、もうちょっと落ち着いた淡い感じだったはずなんですが、まあ、これもキラキラしてて綺麗だから良いよね。
ちなみに今回は個人誌としては初のゲスト様をお招きしています。上の詳細にも書いてありますけど、アンソロのときに漫画で参加してもらったハネさんに描き下ろしのハル×穹を描いて頂きました! いや、もう本当に素晴らしいイラストで、正直これだけでも凄い価値があると思います。ハネさんはpixivで多くのヨスガイラストを描かれている方なので、やっぱり安心感のようなものがありますね。私の堅苦しいプロットと、物凄い伝わりづらい例えを完璧に理解してくださり、思わず感動してしまいました。どのような絵柄かは当日までお楽しみですが、やっぱりハル穹は良いものだというのを私は再認識しました。
既刊のアンソロについては夏と同じなので特に書くことはありませんが、夏コミ及び自家通販の残部を持っていくだけなので、部数がそんなにないです。多分、20部もないと思うので、もしアンソロの方が目当てだという方は早めにスペースへ来ることをお勧めします。後、今回は昨年の冬から続いたタペストリーの頒布がなく、代わりにクリアファイル第2弾を予定しています。既に制作には入っているのですが、間に合うかどうかまだ分からない部分があるので、具体的な詳細等は冬コミ直前ぐらいになるかと思います。
兎にも角にも冬コミまで後10日ぐらい。皆様、よろしくお願い致します。
なんでそんなことになったのかというと、私が時間あるのを良いことに、いつもの倍のページ数を書いてしまったことが主な原因なんですけど、詳しくはまあ、下記の新刊情報を御覧下さい。
イベント名:コミックマーケット81今回はまあ、こんな感じでしょうか? 新刊情報読むと、何故こんなギリギリの作業になってしまったのか分かるかと思いますが、140ページとか、書いた人はなにを考えていたんでしょうね。いや、私自身のことなんだけど、春や夏、それに去年の冬みたいな切羽詰まった作業になるのが嫌だったから、2ヵ月も前から準備していたはずなんですけどね……時間に余裕が出来たと思ったら、いつの間にか100ページ以上書いているとか、私は本当にダメですね。でもまあ、おかげで書きたいものは全部書けた気はしてますが。
日時:2011年12月31日(土)
会場:東京ビッグサイト
スペース番号:西み-15b
サークル名:シャリテクロワール
新刊
マフユノソラ
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:1000円
総ページ数:140P
サイズ:A5判
ゲストイラスト:ハネ
備考:ヨスガノソラ同人誌第7弾。「ハルと穹の体育祭」及び、表題作「マフユノソラ」を収録。
pixivにてサンプル公開中。URL:http://t.co/FRjWYtuz
既刊
ハルカノソラ - Yosuga no Sora Anthology -
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:800円
サイズ:A5判
年齢制限:18禁
備考:総勢9名の豪華執筆陣によるハル×穹イチャラブアンソロジーです。漫画、イラスト、カラー口絵等を収録。詳しくは、アンソロ告知サイトもご覧下さい。
URL:http://www.usamimi.info/~mlwhlw/index.html
新作グッズ(予定)
春日野穹クリアファイル
ジャンル:ヨスガノソラ
イベント価格:500円
サイズ:A5判
備考:現在製作中の春日野穹描き下ろしクリアファイル。詳細上がり次第、情報を更新していきます。
表紙はオトギノソラ以来のデザイン系になります。なんかもう、派手すぎでなにがなんだかわからない感じですが、決して本編の内容を表しているわけではないので、そこのところはご容赦下さい。いやね、冬っぽいイメージで発注したら、何故かこれが出来上がったんですよ。ラフの段階では、もうちょっと落ち着いた淡い感じだったはずなんですが、まあ、これもキラキラしてて綺麗だから良いよね。
ちなみに今回は個人誌としては初のゲスト様をお招きしています。上の詳細にも書いてありますけど、アンソロのときに漫画で参加してもらったハネさんに描き下ろしのハル×穹を描いて頂きました! いや、もう本当に素晴らしいイラストで、正直これだけでも凄い価値があると思います。ハネさんはpixivで多くのヨスガイラストを描かれている方なので、やっぱり安心感のようなものがありますね。私の堅苦しいプロットと、物凄い伝わりづらい例えを完璧に理解してくださり、思わず感動してしまいました。どのような絵柄かは当日までお楽しみですが、やっぱりハル穹は良いものだというのを私は再認識しました。
既刊のアンソロについては夏と同じなので特に書くことはありませんが、夏コミ及び自家通販の残部を持っていくだけなので、部数がそんなにないです。多分、20部もないと思うので、もしアンソロの方が目当てだという方は早めにスペースへ来ることをお勧めします。後、今回は昨年の冬から続いたタペストリーの頒布がなく、代わりにクリアファイル第2弾を予定しています。既に制作には入っているのですが、間に合うかどうかまだ分からない部分があるので、具体的な詳細等は冬コミ直前ぐらいになるかと思います。
兎にも角にも冬コミまで後10日ぐらい。皆様、よろしくお願い致します。
冬コミの更新を行うはずだったんですが、準備が間に合わなかったので他のことを書きます。新刊情報はもう一日だけお待ち下さい。まあ、単純に画像の準備が出来てないだけなんですが、それ以外にもグッズのこととか色々ありましてね。詳しくは明日書きますけど、今回もそれなりに出しものがあったりするんですよ。まあ、それはいいとしてなんか違う話を書かないと行けないわけだけど……さて、なにが良いかな。このところ、原稿しかしてなかったから特にネタがないのですが、そうだ、あれにしよう。
先日、私はとある集まりに出かけて、某ラノベ作家とかに混じって若い世代の原稿を読むという作業をしていました。私は別にプロ作家じゃないけど、立場上は所謂先輩に当たるので、このところはもっぱら人の原稿を読む方が多いですね。まあ、最近の若い子なんてのは誰も彼もがラノベ作家志望ですから、ラノベ専攻ではない私が読んでも、と思われるかも知れないけど、小説として成立しているかを見るにあたっては、別にラノベであろうと文芸であろうと違いはありませんからね。そりゃ、ラノベにはラノベのルールなりテンプレートがあるわけですけど、結局小説という読み物であることには変わりないですから、そこが上手く出来ているかどうかの判断自体は出来るというわけです。近頃は、こんなの俺でも書けると言った感じにラノベの文章を軽視する傾向にありますけど、現実問題として文章書けないことには小説家にはなれませんからね。アイデア勝負なんて聞こえのいい言葉もありますけど、それだけで作品が出来れば苦労しないのですよ。
ただまあ、ネットでこんなの俺でも書けるとか、投稿サイトにちょっと文章載せて見ましたなんてのと違って、私のもとに回ってくるような原稿は、曲がりなりにも小説家志望の書いたものですから、文章レベルとしてはそこそこのものです。基本は出来てますし、その話においてなにをしなければいけないのか、その最低限はカバーできている。じゃあ、後はなにが足りないのか? どこがダメなのか? これを書き手本人が自分で理解するってのは、なかなかに難しいことでね。だから、私だったりプロだったりが引っ張り出されて、あれやこれやと適当な……もとい意見をしてあげねば行けないのです。
単純な話、自分の書いた原稿が文庫本ないし、単行本として売られている姿を想像できるかどうかで、自分の書いた原稿のレベルというのは知ることができます。まあ、余程のナルシストか、全身全霊を込めた自信作とかでもない限り、素人が容易に想像できるものではないかと思いますが、逆に言えばプロとして作品を世に出すというのは、そういうことなんですよ。自分でこれが売り物として出るとは思えないと実感してしまうようでは、まず賞なんて取れないわけでね。稀になんかの間違いみたいな作品が世に出ていることもありますけど、誰もがそんな間違いを目指しているわけではありませんからね。いっそ間違いでも構わない、という心理は理解できるけど。
でも、私やラノベ作家なんてのはあくまで書く側の人間だから、まだしも落ち着いたと言うか、お手柔らかな論調で作品を読むわけだけど、これが現役の編集とかだと本当に酷いね。私達が言いたくても言えないようなことを平気で言ってしまうというか、夢見がちな作家志望を前に「これを面白いと思っているようじゃダメだよね」と作品を切って捨てるのはどうなんだろう。ぶっちゃけ私も、そう思った作品がいくつかあったけど、それを言っちゃお終いではないか。まあ、一人ぐらいそういう立場の人間が居ても良いとは思うけどさ。なんていうか、夢のない話だ。大手ラノベレーベルの編集だけに、ダメージも大きかっただろうに。
私が読んだ作品に関しては、色々と思うところがあるので現在考えを保留にしています。正直、私好みの作品ではなかったけど、それだけに勉強になったといいますか、エンターテイメントに生きる人間としては、ああいう話もありなのかとか、考えさせられてしまった。面白いか面白く無いかで判断するのなら、もっと簡単で分かりきったことなんでしょうけどね。
ちなみに同席していたラノベ作家が、とある原稿を読んで「30ページも読んでるのに美少女が出てこねぇ!」と憤慨していたのが印象的だった。これはハッキリ言うと怒って当然というか、ラノベってのは美少女合っての世界なんですよ。表紙に女の子がいない作品は売っちゃいけないとまで言われてますし、どんな作品でも最初の1ページないし5ページ以内に美少女が出てくるものなんです。あの、灼眼のシャナでさえ悠二とシャナは1~2ページで出会っているじゃないですか。ラノベは美少女、この絶対条件だけは忘れないようにしましょう。
先日、私はとある集まりに出かけて、某ラノベ作家とかに混じって若い世代の原稿を読むという作業をしていました。私は別にプロ作家じゃないけど、立場上は所謂先輩に当たるので、このところはもっぱら人の原稿を読む方が多いですね。まあ、最近の若い子なんてのは誰も彼もがラノベ作家志望ですから、ラノベ専攻ではない私が読んでも、と思われるかも知れないけど、小説として成立しているかを見るにあたっては、別にラノベであろうと文芸であろうと違いはありませんからね。そりゃ、ラノベにはラノベのルールなりテンプレートがあるわけですけど、結局小説という読み物であることには変わりないですから、そこが上手く出来ているかどうかの判断自体は出来るというわけです。近頃は、こんなの俺でも書けると言った感じにラノベの文章を軽視する傾向にありますけど、現実問題として文章書けないことには小説家にはなれませんからね。アイデア勝負なんて聞こえのいい言葉もありますけど、それだけで作品が出来れば苦労しないのですよ。
ただまあ、ネットでこんなの俺でも書けるとか、投稿サイトにちょっと文章載せて見ましたなんてのと違って、私のもとに回ってくるような原稿は、曲がりなりにも小説家志望の書いたものですから、文章レベルとしてはそこそこのものです。基本は出来てますし、その話においてなにをしなければいけないのか、その最低限はカバーできている。じゃあ、後はなにが足りないのか? どこがダメなのか? これを書き手本人が自分で理解するってのは、なかなかに難しいことでね。だから、私だったりプロだったりが引っ張り出されて、あれやこれやと適当な……もとい意見をしてあげねば行けないのです。
単純な話、自分の書いた原稿が文庫本ないし、単行本として売られている姿を想像できるかどうかで、自分の書いた原稿のレベルというのは知ることができます。まあ、余程のナルシストか、全身全霊を込めた自信作とかでもない限り、素人が容易に想像できるものではないかと思いますが、逆に言えばプロとして作品を世に出すというのは、そういうことなんですよ。自分でこれが売り物として出るとは思えないと実感してしまうようでは、まず賞なんて取れないわけでね。稀になんかの間違いみたいな作品が世に出ていることもありますけど、誰もがそんな間違いを目指しているわけではありませんからね。いっそ間違いでも構わない、という心理は理解できるけど。
でも、私やラノベ作家なんてのはあくまで書く側の人間だから、まだしも落ち着いたと言うか、お手柔らかな論調で作品を読むわけだけど、これが現役の編集とかだと本当に酷いね。私達が言いたくても言えないようなことを平気で言ってしまうというか、夢見がちな作家志望を前に「これを面白いと思っているようじゃダメだよね」と作品を切って捨てるのはどうなんだろう。ぶっちゃけ私も、そう思った作品がいくつかあったけど、それを言っちゃお終いではないか。まあ、一人ぐらいそういう立場の人間が居ても良いとは思うけどさ。なんていうか、夢のない話だ。大手ラノベレーベルの編集だけに、ダメージも大きかっただろうに。
私が読んだ作品に関しては、色々と思うところがあるので現在考えを保留にしています。正直、私好みの作品ではなかったけど、それだけに勉強になったといいますか、エンターテイメントに生きる人間としては、ああいう話もありなのかとか、考えさせられてしまった。面白いか面白く無いかで判断するのなら、もっと簡単で分かりきったことなんでしょうけどね。
ちなみに同席していたラノベ作家が、とある原稿を読んで「30ページも読んでるのに美少女が出てこねぇ!」と憤慨していたのが印象的だった。これはハッキリ言うと怒って当然というか、ラノベってのは美少女合っての世界なんですよ。表紙に女の子がいない作品は売っちゃいけないとまで言われてますし、どんな作品でも最初の1ページないし5ページ以内に美少女が出てくるものなんです。あの、灼眼のシャナでさえ悠二とシャナは1~2ページで出会っているじゃないですか。ラノベは美少女、この絶対条件だけは忘れないようにしましょう。
冬のCUFFS通販が開始されたので商品を買ったんですけど、遂にヨスガノソラグッズが消えましたね。カレンダーにハッシーのイラストぐらいは入っているかもしれませんが、ヨスガ発売前から展開されてきたグッズも、ここに来て打ち止めになりました。まあ、今月中にもイモウトノカタチのサイトが公開されるかされないか、という段階ですから、いつまでもヨスガノソラを引っ張っても……というのは分かるんですけどね。分かっているけど寂しいと言うか、残念と言うか、年内ぐらいはグッズも出るのかなと考えていただけに、逆に公式としてのヨスガノソラの終わりを突き付けられたようで。
ヨスガノソラのグッズがないから、じゃあ、なにも買わないのかといわれれば、前述の通りいくつかグッズは買いました。確かに一番好きなのはヨスガでありSphereですけど、CUFFSやCUBEが嫌いなわけではないし、スーロリことCAFE SOURIREはそれなりに気に入ってますからね。まあ、your diaryは残念ながらまだやってないので、評価のつけようもないし、グッズを買ってもいないんですけど、一応VFBだけは注文しました。布物は、実のところそこまでカントク好きでもないし、今回は回避の方向で進めました。夏ノ雨のときはどうしたのか覚えてないんですけど、個人的には兼清みわの方が好きなんでね。そこら辺の区別はつけていたと思います。
CAFE SOURIREにしても、私は☆画野朗こそ好きだけど、えれっとやなつめえりにはそこまで興味がないから、VFBは1冊買うにしても、抱き枕は美百合さんだけ買って後は控えることに。コミケ前でお金もないし、余分なものまで買っていられないですからね。カレンダーは実際に使用することを考えて、保存用も確保しましたけど、一番困ったのは5000円するティーセットでして。なにせ画像が上がってないからどんなものか分からないし、値段に見合ったものが来るのか、という不安があります。ティーセットなんてのはピンきりですから、5000円が必ずしも高いってことはないんですが、これで単純なプリントマグだったらと思うと、どうもね。
それに食器類は、過去に色々なところでグッズとして出ましたし、その度に後悔した記憶もありましたから、ここは一つにしておくべきだということで、一セットにしておきました。結局買うのかという人がいるかも知れませんが、買うに決まってるじゃないですか。悩んでいたのはあくまで個数ですよ個数。まあ、私自身、そんなに紅茶を飲む方でないから別にいいんだけど、後は美百合さんの抱き枕を一つにするか二つにするか決めないとな……これがまた迷うんだ。
グッズではないですが、ヨスガノソラで最近春日野穹の期間限定おまけボイスなるものが配信されていますね。新録ではなく、過去のボイスコンテンツ用に収録して、結局お蔵入りとなった没ボイスということですが、聴いてみるとなるほど、確かに没になるだけの理由があったのを理解できますね。どれも白波遥ボイスですし、可愛いことには違いないんですけど、穹っぽくないというのが致命的で、例えば既に配信が終了しているラーメンタイマーというやつ。これはカップ麺にお湯を入れたので、3分ほど穹に見ていて欲しいというシチュエーションで、面倒くさがりの穹が3分待てなかったり、最終的にカップ麺に興味を示したりするんですが、そもそも穹はラーメン嫌いですからね。正確にはカップ麺ですけど、ハルもそうした穹の嗜好を理解しているから、ハルがカップ麺を食べるというのも、なかなかに想像しづらい図なわけでして。後は単純に3分間が長すぎるとか、そういう理由で没になったのかなと思います。
3週間に分けて3種類配信されるとのことでしたが、現在配信されているのはその他ことetc.ボイスです。これは普通と言うか、システムボイスの未使用版だったり、携帯用の着ボイスみたいのが収録されています。可も不可もなく、という内容なので評価の付けようもないですけど、今度私が動かしているTwitterの春日野穹botにでも呟きとして追加してみましょうかね。結構、面白そうだ。
最後の一つは確か、一言占いとのことですけど、何故か配信ページからはバナーボタンが消えてるんだよね。その他が更新されるまではあったのに。まさか、配信予定をなかった事にしたわけではないんだろうけど、一言占いとはいったい。星座、血液型、他にも色々とあるわけだけど、穹のことだからハル専用に適当なことを言っているという可能性もあるという。まあ、ボイス自体は存在しているんだろうから、気長に待って見ることにしましょう。
明日の日記は冬コミ情報を更新します。何気にもう、2週間切ってますからね。月日の流れは早いものです。
ヨスガノソラのグッズがないから、じゃあ、なにも買わないのかといわれれば、前述の通りいくつかグッズは買いました。確かに一番好きなのはヨスガでありSphereですけど、CUFFSやCUBEが嫌いなわけではないし、スーロリことCAFE SOURIREはそれなりに気に入ってますからね。まあ、your diaryは残念ながらまだやってないので、評価のつけようもないし、グッズを買ってもいないんですけど、一応VFBだけは注文しました。布物は、実のところそこまでカントク好きでもないし、今回は回避の方向で進めました。夏ノ雨のときはどうしたのか覚えてないんですけど、個人的には兼清みわの方が好きなんでね。そこら辺の区別はつけていたと思います。
CAFE SOURIREにしても、私は☆画野朗こそ好きだけど、えれっとやなつめえりにはそこまで興味がないから、VFBは1冊買うにしても、抱き枕は美百合さんだけ買って後は控えることに。コミケ前でお金もないし、余分なものまで買っていられないですからね。カレンダーは実際に使用することを考えて、保存用も確保しましたけど、一番困ったのは5000円するティーセットでして。なにせ画像が上がってないからどんなものか分からないし、値段に見合ったものが来るのか、という不安があります。ティーセットなんてのはピンきりですから、5000円が必ずしも高いってことはないんですが、これで単純なプリントマグだったらと思うと、どうもね。
それに食器類は、過去に色々なところでグッズとして出ましたし、その度に後悔した記憶もありましたから、ここは一つにしておくべきだということで、一セットにしておきました。結局買うのかという人がいるかも知れませんが、買うに決まってるじゃないですか。悩んでいたのはあくまで個数ですよ個数。まあ、私自身、そんなに紅茶を飲む方でないから別にいいんだけど、後は美百合さんの抱き枕を一つにするか二つにするか決めないとな……これがまた迷うんだ。
グッズではないですが、ヨスガノソラで最近春日野穹の期間限定おまけボイスなるものが配信されていますね。新録ではなく、過去のボイスコンテンツ用に収録して、結局お蔵入りとなった没ボイスということですが、聴いてみるとなるほど、確かに没になるだけの理由があったのを理解できますね。どれも白波遥ボイスですし、可愛いことには違いないんですけど、穹っぽくないというのが致命的で、例えば既に配信が終了しているラーメンタイマーというやつ。これはカップ麺にお湯を入れたので、3分ほど穹に見ていて欲しいというシチュエーションで、面倒くさがりの穹が3分待てなかったり、最終的にカップ麺に興味を示したりするんですが、そもそも穹はラーメン嫌いですからね。正確にはカップ麺ですけど、ハルもそうした穹の嗜好を理解しているから、ハルがカップ麺を食べるというのも、なかなかに想像しづらい図なわけでして。後は単純に3分間が長すぎるとか、そういう理由で没になったのかなと思います。
3週間に分けて3種類配信されるとのことでしたが、現在配信されているのはその他ことetc.ボイスです。これは普通と言うか、システムボイスの未使用版だったり、携帯用の着ボイスみたいのが収録されています。可も不可もなく、という内容なので評価の付けようもないですけど、今度私が動かしているTwitterの春日野穹botにでも呟きとして追加してみましょうかね。結構、面白そうだ。
最後の一つは確か、一言占いとのことですけど、何故か配信ページからはバナーボタンが消えてるんだよね。その他が更新されるまではあったのに。まさか、配信予定をなかった事にしたわけではないんだろうけど、一言占いとはいったい。星座、血液型、他にも色々とあるわけだけど、穹のことだからハル専用に適当なことを言っているという可能性もあるという。まあ、ボイス自体は存在しているんだろうから、気長に待って見ることにしましょう。
明日の日記は冬コミ情報を更新します。何気にもう、2週間切ってますからね。月日の流れは早いものです。
坂本真綾LIVE 2011“in the silence”
2011年12月16日 アニメ・マンガ
坂本真綾の5日間コンサートがあるというので天王洲アイルの銀河劇場まで行ってきたんですけどね? 私、最初は凄い行く気がなかったんですよ。別に結婚したからじゃないけど、ここ最近の坂本真綾熱の冷めっぷりが酷くて、去年あたりからあんまりイベントとかに乗り気じゃない自分がいてさ。今回のコンサートにしてもチケ代高いなぁとか思いながら申し込んだら、いつものように当選しちゃったので行くことにした、って感じで。しかも、5日間もやる公演だからチケ売っても二束三文だろうと思って放置してたんだけど、なんか私の知らないところでチケットはプレミア化していたらしいです。
考えてみれば、銀河劇場は収容人数800人に満たないホールなんだから、5日間開催とはいっても参加できる人数なんてのは限られてるんですよね。FC会員だって1万人とっくに超えてるんだし、私はいつもチケット当選しているから深く考えてなかったけど、プレミア化して当然だったのかもしれない。真綾で4万も5万もチケが高騰するってのは、私の感覚で言えば不思議なことなんですけど、世間的に人気が落ちたわけでもないですからね。この辺りはまあ、私の認識不足だったと言わざるをえない。
とはいえ、私は基本的にチケットを売るとかそういうことはしない人なので、徹夜続きの重い身体を引きずって天王洲まで行きました。モノレールに急行があることを知らず、うっかり羽田まで行ってしまったり、色々ピンチなことはあったんですが、まあ、なんとか間に合うことが出来ました。チケットは会場の規模にしては高い8500円だったんですが、これはプレゼント付きの値段ということで、一体どんなものが貰えるのかと思ったら、なんかよく分からない靴下の片足分という感じで。アクセサリーの類らしいけど、カバンとかズボンにつけてと言われてもなぁ。
私が積極的にチケットを売らなかった理由の一つに、意外なほど席が良かったというのもあるんですが、銀河劇場のHPで見る限り3列目だったのが、先頭列がカメラの都合で使われなくなったのを理由に、実質2列目になっていました。元々小さい会場ですし、ここまで近い距離で真綾を見ることは早々ないなと、私は若干売らなくてよかったと思ったり、思わなかったり。まあ、ただのチケットでさえ高値がついていたのだから、この位置ならもっとだろうとか、そういうことを考えなかったかといえば、少しだけ考えたけどさ。
武道館とかフォーラムとか、広いところでコンサートをやるようになった真綾ですけど、私はやっぱり少し手狭なぐらいが丁度いいですね。本人も言ってたけど、大会場よりも小さいところで全体が見渡せるぐらいが、一体感的なものも生まれやすい。今回は会場選びや公演回数からして手が込んでいて、勿論公演内容にしても趣向を凝らしたものになっていた。それは先ごろ出したコンセプト・アルバムDriving in the silenceを始め、過去に出したイージーリスニングや30minutes night flightの曲をひたすら歌い続けるというもの。それこそMCも殆ど無いぐらい、ひたすらに。
私はコンサートというものは曲や歌を聴きにくものだと思っているから、昨今ありがちなショー感覚の強いライブとか、そういうのはあまり好きじゃなくて、MCパートが長いと微妙な気持ちにならなくもなかった。勿論、MCだって面白いときは面白いし、多少の話ぐらいはないと間が持たないというのもあるんでしょうけど、聴きに来てるのは歌であって話じゃないですからね。話を聴きたいならラジオで良いわけですし。牧野由依みたいにある種パターン化されている人なら、いつも通りの内容を楽しめばいいだけなんですけどね。まあ、これもいつまで続くかという不安はあるけど。
真綾が今回やったのは原点回帰や、なにか発展性の演出というわけではなくて、勿論進化系というわけでもない酷く閉鎖的な内容です。通常のコンサートやライブを期待していった人には、酷く独特な公演に見えてでしょうし、真綾のMCやその際観客たちと行われる掛け合いが好きだという人には、つまらないものだったかもしれない。真綾自身、こんな形でコンサートを行うことは、もう二度と出来ないだろうといってましたしね。ただ、真綾の個人的希望としては、今後もMCはじゃんじゃん削っていきたいとのことで、それに対する不満には「あたし、MCって大嫌いなんだよ!」と叫んでおられました。思わず笑ってしまったが、「いやだって、MCが好きですとか面白いですなんて言われても、あたし微妙な気持ちになるんだよね」という気持ちに関しては、割りと納得してしまった。まあ、そうだよね。歌いに来てるんだから。
申し込めば必ず当たっていた真綾イベントですが、来年のFCイベントは外れてしまいました。遂にと言うよりは、やっとという感じが強い気もしますけど、私は特に悔しくもないし、残念にも思いません。今回のコンサートは確かに良かったですけど、それによって真綾熱が再燃するほど熱くなれたかといえば、別にそういうわけでもないんで。冷め切っていますが、しばらくはこのままでいいんでしょう。FC会員を継続するかどうかも含めて、しばらく考えて見ることにします。卒業や引退も、勿論視野に入れて。でも、今そういうことすると結婚したからになるんだろうなぁと、そんな躊躇いがあったり、なかったり。難しいね、こういうのは。
考えてみれば、銀河劇場は収容人数800人に満たないホールなんだから、5日間開催とはいっても参加できる人数なんてのは限られてるんですよね。FC会員だって1万人とっくに超えてるんだし、私はいつもチケット当選しているから深く考えてなかったけど、プレミア化して当然だったのかもしれない。真綾で4万も5万もチケが高騰するってのは、私の感覚で言えば不思議なことなんですけど、世間的に人気が落ちたわけでもないですからね。この辺りはまあ、私の認識不足だったと言わざるをえない。
とはいえ、私は基本的にチケットを売るとかそういうことはしない人なので、徹夜続きの重い身体を引きずって天王洲まで行きました。モノレールに急行があることを知らず、うっかり羽田まで行ってしまったり、色々ピンチなことはあったんですが、まあ、なんとか間に合うことが出来ました。チケットは会場の規模にしては高い8500円だったんですが、これはプレゼント付きの値段ということで、一体どんなものが貰えるのかと思ったら、なんかよく分からない靴下の片足分という感じで。アクセサリーの類らしいけど、カバンとかズボンにつけてと言われてもなぁ。
私が積極的にチケットを売らなかった理由の一つに、意外なほど席が良かったというのもあるんですが、銀河劇場のHPで見る限り3列目だったのが、先頭列がカメラの都合で使われなくなったのを理由に、実質2列目になっていました。元々小さい会場ですし、ここまで近い距離で真綾を見ることは早々ないなと、私は若干売らなくてよかったと思ったり、思わなかったり。まあ、ただのチケットでさえ高値がついていたのだから、この位置ならもっとだろうとか、そういうことを考えなかったかといえば、少しだけ考えたけどさ。
武道館とかフォーラムとか、広いところでコンサートをやるようになった真綾ですけど、私はやっぱり少し手狭なぐらいが丁度いいですね。本人も言ってたけど、大会場よりも小さいところで全体が見渡せるぐらいが、一体感的なものも生まれやすい。今回は会場選びや公演回数からして手が込んでいて、勿論公演内容にしても趣向を凝らしたものになっていた。それは先ごろ出したコンセプト・アルバムDriving in the silenceを始め、過去に出したイージーリスニングや30minutes night flightの曲をひたすら歌い続けるというもの。それこそMCも殆ど無いぐらい、ひたすらに。
私はコンサートというものは曲や歌を聴きにくものだと思っているから、昨今ありがちなショー感覚の強いライブとか、そういうのはあまり好きじゃなくて、MCパートが長いと微妙な気持ちにならなくもなかった。勿論、MCだって面白いときは面白いし、多少の話ぐらいはないと間が持たないというのもあるんでしょうけど、聴きに来てるのは歌であって話じゃないですからね。話を聴きたいならラジオで良いわけですし。牧野由依みたいにある種パターン化されている人なら、いつも通りの内容を楽しめばいいだけなんですけどね。まあ、これもいつまで続くかという不安はあるけど。
真綾が今回やったのは原点回帰や、なにか発展性の演出というわけではなくて、勿論進化系というわけでもない酷く閉鎖的な内容です。通常のコンサートやライブを期待していった人には、酷く独特な公演に見えてでしょうし、真綾のMCやその際観客たちと行われる掛け合いが好きだという人には、つまらないものだったかもしれない。真綾自身、こんな形でコンサートを行うことは、もう二度と出来ないだろうといってましたしね。ただ、真綾の個人的希望としては、今後もMCはじゃんじゃん削っていきたいとのことで、それに対する不満には「あたし、MCって大嫌いなんだよ!」と叫んでおられました。思わず笑ってしまったが、「いやだって、MCが好きですとか面白いですなんて言われても、あたし微妙な気持ちになるんだよね」という気持ちに関しては、割りと納得してしまった。まあ、そうだよね。歌いに来てるんだから。
申し込めば必ず当たっていた真綾イベントですが、来年のFCイベントは外れてしまいました。遂にと言うよりは、やっとという感じが強い気もしますけど、私は特に悔しくもないし、残念にも思いません。今回のコンサートは確かに良かったですけど、それによって真綾熱が再燃するほど熱くなれたかといえば、別にそういうわけでもないんで。冷め切っていますが、しばらくはこのままでいいんでしょう。FC会員を継続するかどうかも含めて、しばらく考えて見ることにします。卒業や引退も、勿論視野に入れて。でも、今そういうことすると結婚したからになるんだろうなぁと、そんな躊躇いがあったり、なかったり。難しいね、こういうのは。
スクライド オルタレイション TAO (初回限定版) [Blu-ray]
2011年12月15日 アニメ・マンガ
明日、公開終了とのことで仕事帰りに川崎チネチッタに行って観て来ました。本当はもっと早く行って、いい映画なら2回ぐらいは観ようかなとも思っていたんですが、何分先日まで冬コミの新刊作業に追われていたためなかなか時間を取ることが出来ず……しかも、上映時間の都合でレイトショー以外は都合が合わないという感じでしたからね。なんとかギリギリ間に合って良かったですよ。何故か、レイトショーはチネチッタで一番広い、音響・画質共に最高品質のTHXシアターで上映していたんですが、やっぱり総集編とはいえ大スクリーンで観るというのは違いますね。普通なら、けいおんに使わせそうなところを、なんだってスクライドだったんだろう。
スクライドは2001年に放送されたTVアニメですから、もう10年も前の作品になるんですね。前作ともいうべき無限のリヴァイアスが「20世紀のうちにやっておきたかった作品」とのことですから、スクライドは謂わば21世紀最初の作品とも言えるのかな? 無論、アニメ的な意味では色々な作品がやっていたとは思いますけど、このスタッフ的な意味では、ということで。スクライドは今も昔も人気作で、10年経っても色褪せない魅力がある稀有な作品です。2クールの、言ってしまえばシリーズ化されずに単発でやった作品がここまで長く愛されている例はあまりなく、この考えが許されるのかは知れませんが、サンライズ的にはガンダム並に息の長いコンテンツといえるでしょう。
現実にスクライドという作品はソフトや関連商品を出せば、必ずそれなりに売れるほどの需要があり、そのためサンライズ作品の中でも特に権利が、著作権に厳しいことで知られています。それは例えば違法な動画サイトへのアップロードったり、あくまで私見ながら、時に最新作以上よりも素早く果断処置を行うことが多いと思う。これはスクライドというコンテンツが未だに商品として通用するからで、そのため価値を崩すないし減少させるような行為には過敏とならざるをえないのではないかと、私はそう考えていました。根拠ではないですが、スクライドは今年になるまで再放送というのが一切行われなかった作品であり、放送後10年も経って初めてCS初登場でした。しかも、人気作であるにかかわらず放送時間は深夜帯の一枠で、連日の帯放送に加え再放送は一切なしという妙な形態。Blu-rayや映画の宣伝にしては、地味と言わざるを得ません。
故に私は、この再放送さえも本当は本意ではなく、ソフトの売上に関わることなので積極的になれなかったのではないかと、そんなことさえ思うのです。再放送で録れば、別にDVDとかBlu-ray買わなくていいやーでは困りますからね。スクライドという作品はなにかしらのソフトを買わないと観られない、そんな現状や図式をサンライズやバンダイビジュアルはこの十年で作ってきたのではないかと。考え過ぎかな。
新規カットや声の新録があるといっても、続編ではなく総集編で、しかも10年も経ったことで声優も大分劣化している。そういった評判を事前に聞いていた私は、それが当たり前のことだと認識しつつも、「まあ、イベント的に製作されるものだろうしそんなものか」と、どこか覚めた感じでオルタレイションを受け止めていました。私は前述のとおりスクライドはコンテンツとして引き伸ばしが過ぎると思っていましたから、そういった意味でも気乗りがしてなかったんですね。今更感とでもいうんでしょうか? 新作ならまだしも、今になって総集編の映画化というのも、まあ、マシュランボーとか例はありますけど、しつこすぎやしないかと。
だから観に行くのも後回しにしてしまった、というのは確かにあるんですけど、実際に観てみるとね……これが面白いんだわ。最近、アニマックスの再放送で久方ぶりに見たとは言え、編集がなかなかに見事でね。勿論、声優の演技には劣化を感じさせる部分は当然あったのだけど、それを考慮した上での編集がなされていると言うか、抜き出しとしては分かっていると言わざるを得ない出来だった。新規映像も含めて、違和感ない話に仕上がっていると言うか、前半13話を2時間ですか? たったそれだけの時間にまとめ上げるというのは凄いですよ。ただ、個人的にエマージーのシーンは好きだけど、わざわざ入れるほどのものでもなかったような、と思う。あれは完全にファンサービスだね。
声優演技といえば、事前に公開された映像等から主要キャストのそれは大抵分かってましたし、中でも君島役の山崎たくみさんは劣化をあまり感じさせなかったんだけど……上には上がいましたね。なんですか、あの無常矜侍役の白鳥哲さんは。まるで変わってないどころか、更に磨きが掛かっているじゃないですか! あれは素直に感動したと言うか、後編が楽しみでなりませんね。結局パンフレットも買ってしまったし、なんだかんだいって私はスクライドが好きなんだなと再実感しました。観に行ってよかったです。
スクライドは2001年に放送されたTVアニメですから、もう10年も前の作品になるんですね。前作ともいうべき無限のリヴァイアスが「20世紀のうちにやっておきたかった作品」とのことですから、スクライドは謂わば21世紀最初の作品とも言えるのかな? 無論、アニメ的な意味では色々な作品がやっていたとは思いますけど、このスタッフ的な意味では、ということで。スクライドは今も昔も人気作で、10年経っても色褪せない魅力がある稀有な作品です。2クールの、言ってしまえばシリーズ化されずに単発でやった作品がここまで長く愛されている例はあまりなく、この考えが許されるのかは知れませんが、サンライズ的にはガンダム並に息の長いコンテンツといえるでしょう。
現実にスクライドという作品はソフトや関連商品を出せば、必ずそれなりに売れるほどの需要があり、そのためサンライズ作品の中でも特に権利が、著作権に厳しいことで知られています。それは例えば違法な動画サイトへのアップロードったり、あくまで私見ながら、時に最新作以上よりも素早く果断処置を行うことが多いと思う。これはスクライドというコンテンツが未だに商品として通用するからで、そのため価値を崩すないし減少させるような行為には過敏とならざるをえないのではないかと、私はそう考えていました。根拠ではないですが、スクライドは今年になるまで再放送というのが一切行われなかった作品であり、放送後10年も経って初めてCS初登場でした。しかも、人気作であるにかかわらず放送時間は深夜帯の一枠で、連日の帯放送に加え再放送は一切なしという妙な形態。Blu-rayや映画の宣伝にしては、地味と言わざるを得ません。
故に私は、この再放送さえも本当は本意ではなく、ソフトの売上に関わることなので積極的になれなかったのではないかと、そんなことさえ思うのです。再放送で録れば、別にDVDとかBlu-ray買わなくていいやーでは困りますからね。スクライドという作品はなにかしらのソフトを買わないと観られない、そんな現状や図式をサンライズやバンダイビジュアルはこの十年で作ってきたのではないかと。考え過ぎかな。
新規カットや声の新録があるといっても、続編ではなく総集編で、しかも10年も経ったことで声優も大分劣化している。そういった評判を事前に聞いていた私は、それが当たり前のことだと認識しつつも、「まあ、イベント的に製作されるものだろうしそんなものか」と、どこか覚めた感じでオルタレイションを受け止めていました。私は前述のとおりスクライドはコンテンツとして引き伸ばしが過ぎると思っていましたから、そういった意味でも気乗りがしてなかったんですね。今更感とでもいうんでしょうか? 新作ならまだしも、今になって総集編の映画化というのも、まあ、マシュランボーとか例はありますけど、しつこすぎやしないかと。
だから観に行くのも後回しにしてしまった、というのは確かにあるんですけど、実際に観てみるとね……これが面白いんだわ。最近、アニマックスの再放送で久方ぶりに見たとは言え、編集がなかなかに見事でね。勿論、声優の演技には劣化を感じさせる部分は当然あったのだけど、それを考慮した上での編集がなされていると言うか、抜き出しとしては分かっていると言わざるを得ない出来だった。新規映像も含めて、違和感ない話に仕上がっていると言うか、前半13話を2時間ですか? たったそれだけの時間にまとめ上げるというのは凄いですよ。ただ、個人的にエマージーのシーンは好きだけど、わざわざ入れるほどのものでもなかったような、と思う。あれは完全にファンサービスだね。
声優演技といえば、事前に公開された映像等から主要キャストのそれは大抵分かってましたし、中でも君島役の山崎たくみさんは劣化をあまり感じさせなかったんだけど……上には上がいましたね。なんですか、あの無常矜侍役の白鳥哲さんは。まるで変わってないどころか、更に磨きが掛かっているじゃないですか! あれは素直に感動したと言うか、後編が楽しみでなりませんね。結局パンフレットも買ってしまったし、なんだかんだいって私はスクライドが好きなんだなと再実感しました。観に行ってよかったです。
ロックマンゼロ-クロスシリーズ-DL頒布開始中
2011年12月1日 アニメ・マンガ1ヵ月ぶりに日記を書きます。サボっていたと言うか、冬コミ原稿が忙しくて日記を書く暇もなかったというのが本当なんだけど、小説とは使う筋肉や働かせる頭が違うせいか、なかなか両立させることが難しくてですね。がっつり日記を書くと小説が書けなくなるし、小説に集中すると日記を書くことができなくなる。同じ文章を書くという行為には違いないのに、上手くいかないものです。新刊であるヨスガノソラ本第7弾に関しても、順調や快調といえる程のものではなく、どちらかと言えば難航しているのが現状でして……まあ、それだけでもないんですが。
ヨスガノソラ本については書き上がってから触れるとして、今日は別のお話。実は2ヵ月ぐらい前から同人誌のDL頒布というものを始めましてですね、この度12月1日に予定していたすべての本のアップを完了したので、それについての告知や宣伝を含めた詳細の方を書こうかと思います。
DL頒布を開始したのは、私のサークルであるシャリテクロワールの既刊、ロックマンゼロ・クロスシリーズになります。ヨスガ本の方を期待されていた方には申し訳ないですけど、ロクゼロクロスに関しては発行から結構の月日が経っているのにも関わらず、未だにコミケ等のイベントで在庫がないかと訊かれることが多くて。当然在庫は一冊もないんですけど、ないならないで出来ることもあるかなと思い、DL頒布に踏み切って見ました。
以下が、メロンブックスDL様にて取り扱ってもらっている、シャリテクロワールの既刊ラインナップになります。
話の内容自体は各ページにあらすじモドキも書いてありますが、赤き閃光の英雄がロクゼロ4の後に、エックスの不思議パワーでミッドチルダへと転送されたゼロが、そこで知り合った機動六課の面々と共に、スカリエッティ&ナンバーズ相手にロックマン風の戦闘を繰り広げていくというお話です。
そして、続編に当たる逆襲の救世主は、復活したオメガを追って再びミッドチルダに再臨したゼロとシエルが、やはり機動六課の面々と協力してオメガ&その他の敵と戦うというお話です。どちらも所謂バトル物に分類される話ですから、ヨスガ本ばっかり出している今じゃ想像もつかないでしょうけど、昔はこんなのも書いていたんですよ。
るーるーのほんは直接的にロクゼロ関係ないんですが、ロクゼロクロス書いているときにスカリエッティ×ルーテシアというカップリングにどハマリしまして、未だに大好きなんですけど、それが高じて発行に至った合同本になります。これだけ18禁になるから、よい子の皆は見ちゃダメよという感じなのですが、そうじゃない方は宜しくです。
そして、本日12月1日に頒布を開始したのがゼロボン&ロクゼロクロス読本になります。これは元々、それぞれが別の本になっていまして、ゼロボンというのが昨年の夏コミにて発行した逆襲の救世主のムック本であり、ロクゼロクロス読本というのが一昨年のCOMIC1にて発行した赤き閃光の英雄の読本になります。どちらもイベント限定の小数部頒布だったので、知っている人のほうが少ないかと思いますけど、前者がイラストメインで、後者がイラスト+文章といったところですかね? 別々にアップするかとも思ったんですけど、まあ、折角だし合わせて頒布するのもいいかなと思い、一冊にまとめて見ました。
ゼロボンに関してはイラストメインと書きましたが、文章が皆無というわけでもなく、今では幻となったロックマンゼロ3-完結編-のプロローグ的な書き下ろし短編を収録しています。諸事情があって本編自体は企画封印となってしまったんですが、完結編についての情報もそれなりに載っているので、気になっていたという方は読んでみてください。
未だに問い合わせが来るロックマンゼロ3-完結編-については、今のところ未定ですが、仮にこのDL頒布が各巻50部とか行くのであれば、需要ありと考えて再検討しようかな~と思ってたり。以前も書きましたが、ロクゼロクロスは時間や金を途方もなく消費する企画なので、いくら趣味とはいえ需要が全くない状態では執筆できないのですよ……待ち望んでいる人がいるのだとすれば申し訳ないですけど、ご理解いただければ幸いです。
ヨスガノソラ本については書き上がってから触れるとして、今日は別のお話。実は2ヵ月ぐらい前から同人誌のDL頒布というものを始めましてですね、この度12月1日に予定していたすべての本のアップを完了したので、それについての告知や宣伝を含めた詳細の方を書こうかと思います。
DL頒布を開始したのは、私のサークルであるシャリテクロワールの既刊、ロックマンゼロ・クロスシリーズになります。ヨスガ本の方を期待されていた方には申し訳ないですけど、ロクゼロクロスに関しては発行から結構の月日が経っているのにも関わらず、未だにコミケ等のイベントで在庫がないかと訊かれることが多くて。当然在庫は一冊もないんですけど、ないならないで出来ることもあるかなと思い、DL頒布に踏み切って見ました。
以下が、メロンブックスDL様にて取り扱ってもらっている、シャリテクロワールの既刊ラインナップになります。
ゼロボン&ロクゼロ読本ロクゼロクロスについて知らない人のために解説すると、これは私が2~3年ぐらい前に書いていたロックマンゼロ×リリカルなのはStrikerSのクロスオーバー小説で、そこそこ人気があったので同人誌化しちゃいましたというものです。コミケやCOMIC1で頒布して、一部は書店にも卸しましたっけね。今でこそヨスガノソラ一筋のサークルやってますけど、そもそもはロクゼロサークルだったんですよ。シャリテクロワールというサークル名自体、ロクゼロが元ネタになってますし。
URL:http://t.co/mbGjifPA
ロックマンゼロ-赤き閃光の英雄-上
URL:http://t.co/7acszpA
ロックマンゼロ-赤き閃光の英雄-下
URL:http://t.co/9rFq5lI
ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-上
URL:http://t.co/IFZV2qJ
ロックマンゼロ2-逆襲の救世主-下
URL:http://t.co/eXaFuPt
るーるーのほん
URL:http://t.co/XXH7Fjj
話の内容自体は各ページにあらすじモドキも書いてありますが、赤き閃光の英雄がロクゼロ4の後に、エックスの不思議パワーでミッドチルダへと転送されたゼロが、そこで知り合った機動六課の面々と共に、スカリエッティ&ナンバーズ相手にロックマン風の戦闘を繰り広げていくというお話です。
そして、続編に当たる逆襲の救世主は、復活したオメガを追って再びミッドチルダに再臨したゼロとシエルが、やはり機動六課の面々と協力してオメガ&その他の敵と戦うというお話です。どちらも所謂バトル物に分類される話ですから、ヨスガ本ばっかり出している今じゃ想像もつかないでしょうけど、昔はこんなのも書いていたんですよ。
るーるーのほんは直接的にロクゼロ関係ないんですが、ロクゼロクロス書いているときにスカリエッティ×ルーテシアというカップリングにどハマリしまして、未だに大好きなんですけど、それが高じて発行に至った合同本になります。これだけ18禁になるから、よい子の皆は見ちゃダメよという感じなのですが、そうじゃない方は宜しくです。
そして、本日12月1日に頒布を開始したのがゼロボン&ロクゼロクロス読本になります。これは元々、それぞれが別の本になっていまして、ゼロボンというのが昨年の夏コミにて発行した逆襲の救世主のムック本であり、ロクゼロクロス読本というのが一昨年のCOMIC1にて発行した赤き閃光の英雄の読本になります。どちらもイベント限定の小数部頒布だったので、知っている人のほうが少ないかと思いますけど、前者がイラストメインで、後者がイラスト+文章といったところですかね? 別々にアップするかとも思ったんですけど、まあ、折角だし合わせて頒布するのもいいかなと思い、一冊にまとめて見ました。
ゼロボンに関してはイラストメインと書きましたが、文章が皆無というわけでもなく、今では幻となったロックマンゼロ3-完結編-のプロローグ的な書き下ろし短編を収録しています。諸事情があって本編自体は企画封印となってしまったんですが、完結編についての情報もそれなりに載っているので、気になっていたという方は読んでみてください。
未だに問い合わせが来るロックマンゼロ3-完結編-については、今のところ未定ですが、仮にこのDL頒布が各巻50部とか行くのであれば、需要ありと考えて再検討しようかな~と思ってたり。以前も書きましたが、ロクゼロクロスは時間や金を途方もなく消費する企画なので、いくら趣味とはいえ需要が全くない状態では執筆できないのですよ……待ち望んでいる人がいるのだとすれば申し訳ないですけど、ご理解いただければ幸いです。
コズエノソラへの想いと、抱く気持ち
2011年10月31日 ヨスガノソラ昨日話題にしたアニメ版ヨスガノソラ同人誌「コズエノソラ」に付いてですけど、私は基本的に肯定派ですよ。内容がまだ分かりませんので絶賛はしてませんが、少なくとも倉永梢編の同人誌として出すことについては賞賛してるといってもいいです。アニメ版に対する言い様のない気持ちは今も昔も変わりませんし、それを隠したことだってありませんけど、だからといってコズエノソラを否定するつもりない。それとこれとは話が別というわけじゃないし、アニメ版の延長線上に存在する時点で次元は同じわけだけど……ふむ、少し詳しく書きましょうか。
委員長こと倉永梢というキャラクターは、アニメ版ヨスガノソラで一番割を食ったキャラクターです。原作の彼女はサブキャラでありながらも、穹シナリオの後半においてシナリオへ密接に絡んでくる重要な人物であり、ある意味ではヨスガノソラの鍵を握るキャラクターの一人です。主人公であるハルに一目惚れし、その友人として双子の妹の穹とも仲良くなる。委員長のキャラ考察は以前にもやったと思いますが、彼女存在は大雑把に言うと作品における否定者です。つまり、双子の近親相姦という非道徳的で倫理上問題のある行為に対し、常識的な観点と普通人の感覚から、明確な拒否反応を起こす存在。それが委員長こと倉永梢の役割。
彼女は穹シナリオを作るにあたって用意されたキャラであり、最初からハルと穹に対して否定的な面を投げかるために誕生したといっても過言ではありません。では何故、そんな必要があったのか? 他ヒロインではなく、わざわざサブキャラを作ってまでハルと穹を否定させたのか。これはそれほど難しい話じゃなくて、偏にヨスガノソラという物語の仕組みにまつわることですね。ヨスガは御存知の通り、追加ヒロインである乃木坂初佳を除いて各ヒロインのシナリオが対になっています。瑛と渚さん、穹と奈緒のように、それぞれが互いのシナリオに密接な関わりを持っている。そして各ヒロインは対となるヒロインにとって、なんらかの意味合いで否定者であることが多いんですよ。例えば瑛シナリオにおける渚さんは、瑛の自らを犠牲にする性格を危ぶみ、それを理由にハルへ協力をしますし、逆に渚さんシナリオの瑛は、自分に拘り過ぎる渚さんを受け入れることで突き放し、背中を押してあげています。互いに相手の一部分を否定した上で、その行動をより良い方向に導こうとしているわけですね。
同じように穹もまた、奈緒シナリオにおいては明確な対立者として存在します。過去に起こった逆レイプの一件から、穹が奈緒を許せないのは当然ですし、それを持ってハルとの関係を否定し、拒絶するというのはもっともな話です。原作が発売された当時も、「どうして穹とバスに乗ったまま町を出るルートがないんだ」なんて言われたぐらいだし。じゃあ、奈緒もまた穹ルートでは他ヒロインと同様に否定者なのかと言われると、ここで一つの問題が発生します。即ち、奈緒にだけはその資格がないということです。
他ヒロインたちが抱える問題というのは総じて複雑そのものですが、瑛と渚さんが本人同士とは関係のないしがらみ、親や世間などの問題を抱えているのに対し、奈緒のそれはあくまで個人の過ちであり罪です。要因は両親の不仲にあるといっても、別に親に言われてハルを逆レイプしたわけじゃあるまいし、これについてはあくまで奈緒自身の問題でしかない。だからこそ、奈緒は作中で唯一対になるヒロインである穹を、否定することができないんです。過去に逆レイプという罪を犯した奈緒では、どの面下げてもハルと穹の性的な関係を批難する資格がないんですよ。穹も言っていたじゃないですか、「同じことをすれば」とか「同じことをしただけ」だと。穹自身、奈緒にだけは言われたくないという気持ちは、常に抱いていたと思います。
じゃあ、他ヒロインの場合はどうなのか? 本筋に絡まないダメイドは論外としても、瑛や渚さんならどうでしょうか。瑛は元よりハルと穹の関係性に肯定的であり、積極的に後押ししているといっても良いですし、渚さんはそもそも自分か瑛のルートでなければハルとそれほど絡むキャラではありません。もっと言うと、穹とほとんど絡まないキャラであるが故に、役回りとしては不適当なんですよ。
ここで必要となってくるのは、ハルと穹の双方と中が良く、それでいて二人を否定し、拒絶するだけの理由があるキャラです。奈緒や他ヒロインに求められない以上、新たに用意するしか方法はない。そうして作り上げられたのが、委員長というわけなんですよ。委員長は穹シナリオの後半における対となる存在だったわけです。最初から役割が決められていたキャラというのも、ある意味では悲しい存在なのかも知れませんが、委員長はその役割を見事にこなします。彼女は明確な拒絶を持って、ハルと穹を否定したのですから。
委員長は前述のとおりハルに一目惚れをして、穹シナリオではなにかと距離を埋めるために行動を起こします。彼女は穹とも友人関係ではありますが、あくまでそれはハルに頼まれたからという部分も大きくて、実のところ打算的な感情も強いんですね。無論、彼女の性格からして穹を放っておけないという気持ちもあったんでしょうけど、どちらかと言えばハルとお近づきになるために、穹の世話を焼いていた感が強い。アニメではこの辺りが省略されてますから委員長が一方通行的に見られがちですけど、ハルも穹も十分に委員長を自分たちに巻き込んではいたんですよ。気の許せる友人として、だけどね。
恋焦がれていたハルと、良い友人になれると思っていた穹の関係を知ったとき、委員長は即座にそれを否定します。無理もないですし、当然のことだとも思うけど、これが作中における最後にして最大の、ハルカナソラにまで引きずる問題となるわけです。常識的に考えれば選択肢は肯定か否定の2つしかなく、瑛は既にそれを選んでいます。彼女の場合、自身の生い立ちや境遇故に、人間関係というものにある種達観していますし、非道徳的だからという理由で否定しては、不義の子である自分自身も否定しかねませんからね。またそれ以上に、瑛はハルと穹の双方が大好きで、一番の理解者でもあったから。
委員長だって、ハルと穹が好きだという気持ちは同じです。一方には愛を、もう一方には友好を示していたわけだけど、瑛と違うのは委員長が最後までハルへの恋愛感情を保ち続けていたということです。瑛は早い段階で、それこそ昔奥木染で会ったときから穹のハルに対する想いへ気付いていた節があり、自分のルートではこれを逆手にとって穹から攻略するという荒業でハルとの関係を成立させます。けど、穹のルートでは徹底的に裏方に回り、それとなく二人の想いや行いを肯定することで、背中を押そうとしているんですね。この辺りは、漫画版のほうがよりハッキリと書かれていますか。
委員長がハルと穹の関係を認めるということは、イコールで自分の恋愛の終わりを意味します。悲恋、失恋と言い方は色々ありますが、ハルカナソラで本人が言っていたように、委員長としてはその事実を許容することが出来なかったんでしょうね。なにせ彼女の感覚としては、それまでハルや穹とはいい関係を気づいてきたはずであり、自分とハルの関係もまさにこれからというときです。そんな彼女の純粋な想いが、あろうことが非現実的かつ非道徳的な関係性によって断ち切られようとしたのですから、混乱と動揺に足を取られ、悲鳴の一つだって上げたくなるでしょう。原作に関してだけ言えば、ハルと委員長、そして穹と委員長の関係を丁寧に書きましたから、彼女のそうした行動に唐突感がまるでないんですよね。
ハルと穹の関係はおよそ世間に認められるものではありませんし、本人達もその点に関しては意識しています。でも、せめて自分の身近な人たちには話しておく必要があると、ハルカナソラにおいて秘密を打ち明けるわけですが、当然その中に委員長も含まれます。既に事情を知っているというのもありますが、ハルや穹としては委員長に受け入れてもらえないことには、日常に復帰することができないんです。そして、それは委員長にしたところで同じでした。
委員長が単なる否定者として終わらないためには、作中においてハルと穹の関係を認めて、受け入れる必要がありました。ハルに恋をしていた彼女にとって、それは酷以上の何物でもありませんが、そうしないことには彼女自身、前に進むことができないのです。ヨスガノソラではまだ不十分だった。だからハルカナソラで決着を付けなければならなかった。そう考えると、蒼穹の果てにはある意味で、委員長のために、倉永梢という少女にとって必要な物語だった。
私がアニメ版ヨスガノソラで許せないのは、委員長が最後までハルと穹を否定したままラストを迎えてしまったことです。和解することも、歩み寄ることも出来ず、否定された二人はさっさと外国に逃げ出してしまった。原作と、そしてハルカナソラをなかったものとするような展開ですし、大した描写もないままにハルと穹の関係を拒絶して、物語の終盤を引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、それで放置されてしまったのです。彼女の心は深く傷つき、癒えることもないままに、これからの一生を生きてかなければならないなんて、そんな馬鹿な話がありますか。不憫すぎるじゃないか。
アニメスタッフがなにを思って、ヨスガノソラという作品を否定の形で終わらせたのか、正直なところ私は分かりません。理解は多分出来てるんですけど、納得できない部分が大きくて、もっと言えばヒロインが辛い気持ちを抱えたままに終わるなんてあり得ないと思っています。どうしてラストを変えたのか、何故委員長こと倉永梢を救ってやらなかったのか。なにゆえ世界は、ハルと穹を受け入れなかったのか……前述のとおり、分かってはいるんですよ。穹シナリオに奈緒が多く出てきた理由とか、そういう細かい部分も含めて私は理解しているんだ。けれど、繰り返すように納得することができないんです。そんなことを剃る必要が、本当にあったのかと。誰かが泣いて終わるような話を、作らなければいけなかったのかと。私はそれを何度となく問うてきたけど、遂に明確な答えを得ることは出来なかった。
ヨスガノソラ同人誌「コズエノソラ」は、そうした不憫にして不遇な立ち位置でアニメ版の出演を終えた委員長の、救済シナリオとしての側面が強いものです。おおまかな事情はBD特典のブックレットにも書いてありますが、委員長は最初、もっと重要な役回りだったんですよ。でもそれが変更となってしまい、あんな形で終わったものだから、委員長好きである荒川稔久や一部スタッフに不満が溜まったんですね。彼としてはそもそもハル×穹×梢の三角関係話を望んでいたわけだし、あんなラストは不本意ではないにせよ、本意であるとも思えない。それ故に、同人誌を作ってまで梢編を書こうと、委員長を救済しようとしているのでしょう。
これ以上詳しい経緯は書けませんが、であるからこそ私も梢編の制作を認め、同人誌化することを賞賛するのです。倉永梢という少女には、そうさせるだけの資格があると確信しているから。この期に及んで梢編を書かずして、一体なにを出すというのか。
私はね、この発表に対して「どうして穹本じゃないんだ」とか、「なんで委員長なんだ」なんてことを平然と言っている輩を軽蔑するし、そういった人達には今回の同人誌を買って欲しくないとさえ思っています。委員長は本来、単独のOVAが作られたって不思議でないキャラなのに、数々の事情を理解しようともせず、ただ穹本を出せと騒いでいるような連中は湖の底にでも沈んでいればいいと思います。
長くなりましたけど、私のコズエノソラに対する想いと、今抱いている気持ちはこんな感じです。もしかすると、私は待っていたのかも知れないね。どういう形にせよ、委員長が救われるのを。同人誌という非公式な媒体であり、ルート分岐の法則に則っていけばパラレルでしかないのだけど、倉永梢が幸せになったっていいじゃないかと、そう思うんですよ。アニメ版の彼女には、救いの手が差し伸べられるべきだから。
委員長こと倉永梢というキャラクターは、アニメ版ヨスガノソラで一番割を食ったキャラクターです。原作の彼女はサブキャラでありながらも、穹シナリオの後半においてシナリオへ密接に絡んでくる重要な人物であり、ある意味ではヨスガノソラの鍵を握るキャラクターの一人です。主人公であるハルに一目惚れし、その友人として双子の妹の穹とも仲良くなる。委員長のキャラ考察は以前にもやったと思いますが、彼女存在は大雑把に言うと作品における否定者です。つまり、双子の近親相姦という非道徳的で倫理上問題のある行為に対し、常識的な観点と普通人の感覚から、明確な拒否反応を起こす存在。それが委員長こと倉永梢の役割。
彼女は穹シナリオを作るにあたって用意されたキャラであり、最初からハルと穹に対して否定的な面を投げかるために誕生したといっても過言ではありません。では何故、そんな必要があったのか? 他ヒロインではなく、わざわざサブキャラを作ってまでハルと穹を否定させたのか。これはそれほど難しい話じゃなくて、偏にヨスガノソラという物語の仕組みにまつわることですね。ヨスガは御存知の通り、追加ヒロインである乃木坂初佳を除いて各ヒロインのシナリオが対になっています。瑛と渚さん、穹と奈緒のように、それぞれが互いのシナリオに密接な関わりを持っている。そして各ヒロインは対となるヒロインにとって、なんらかの意味合いで否定者であることが多いんですよ。例えば瑛シナリオにおける渚さんは、瑛の自らを犠牲にする性格を危ぶみ、それを理由にハルへ協力をしますし、逆に渚さんシナリオの瑛は、自分に拘り過ぎる渚さんを受け入れることで突き放し、背中を押してあげています。互いに相手の一部分を否定した上で、その行動をより良い方向に導こうとしているわけですね。
同じように穹もまた、奈緒シナリオにおいては明確な対立者として存在します。過去に起こった逆レイプの一件から、穹が奈緒を許せないのは当然ですし、それを持ってハルとの関係を否定し、拒絶するというのはもっともな話です。原作が発売された当時も、「どうして穹とバスに乗ったまま町を出るルートがないんだ」なんて言われたぐらいだし。じゃあ、奈緒もまた穹ルートでは他ヒロインと同様に否定者なのかと言われると、ここで一つの問題が発生します。即ち、奈緒にだけはその資格がないということです。
他ヒロインたちが抱える問題というのは総じて複雑そのものですが、瑛と渚さんが本人同士とは関係のないしがらみ、親や世間などの問題を抱えているのに対し、奈緒のそれはあくまで個人の過ちであり罪です。要因は両親の不仲にあるといっても、別に親に言われてハルを逆レイプしたわけじゃあるまいし、これについてはあくまで奈緒自身の問題でしかない。だからこそ、奈緒は作中で唯一対になるヒロインである穹を、否定することができないんです。過去に逆レイプという罪を犯した奈緒では、どの面下げてもハルと穹の性的な関係を批難する資格がないんですよ。穹も言っていたじゃないですか、「同じことをすれば」とか「同じことをしただけ」だと。穹自身、奈緒にだけは言われたくないという気持ちは、常に抱いていたと思います。
じゃあ、他ヒロインの場合はどうなのか? 本筋に絡まないダメイドは論外としても、瑛や渚さんならどうでしょうか。瑛は元よりハルと穹の関係性に肯定的であり、積極的に後押ししているといっても良いですし、渚さんはそもそも自分か瑛のルートでなければハルとそれほど絡むキャラではありません。もっと言うと、穹とほとんど絡まないキャラであるが故に、役回りとしては不適当なんですよ。
ここで必要となってくるのは、ハルと穹の双方と中が良く、それでいて二人を否定し、拒絶するだけの理由があるキャラです。奈緒や他ヒロインに求められない以上、新たに用意するしか方法はない。そうして作り上げられたのが、委員長というわけなんですよ。委員長は穹シナリオの後半における対となる存在だったわけです。最初から役割が決められていたキャラというのも、ある意味では悲しい存在なのかも知れませんが、委員長はその役割を見事にこなします。彼女は明確な拒絶を持って、ハルと穹を否定したのですから。
委員長は前述のとおりハルに一目惚れをして、穹シナリオではなにかと距離を埋めるために行動を起こします。彼女は穹とも友人関係ではありますが、あくまでそれはハルに頼まれたからという部分も大きくて、実のところ打算的な感情も強いんですね。無論、彼女の性格からして穹を放っておけないという気持ちもあったんでしょうけど、どちらかと言えばハルとお近づきになるために、穹の世話を焼いていた感が強い。アニメではこの辺りが省略されてますから委員長が一方通行的に見られがちですけど、ハルも穹も十分に委員長を自分たちに巻き込んではいたんですよ。気の許せる友人として、だけどね。
恋焦がれていたハルと、良い友人になれると思っていた穹の関係を知ったとき、委員長は即座にそれを否定します。無理もないですし、当然のことだとも思うけど、これが作中における最後にして最大の、ハルカナソラにまで引きずる問題となるわけです。常識的に考えれば選択肢は肯定か否定の2つしかなく、瑛は既にそれを選んでいます。彼女の場合、自身の生い立ちや境遇故に、人間関係というものにある種達観していますし、非道徳的だからという理由で否定しては、不義の子である自分自身も否定しかねませんからね。またそれ以上に、瑛はハルと穹の双方が大好きで、一番の理解者でもあったから。
委員長だって、ハルと穹が好きだという気持ちは同じです。一方には愛を、もう一方には友好を示していたわけだけど、瑛と違うのは委員長が最後までハルへの恋愛感情を保ち続けていたということです。瑛は早い段階で、それこそ昔奥木染で会ったときから穹のハルに対する想いへ気付いていた節があり、自分のルートではこれを逆手にとって穹から攻略するという荒業でハルとの関係を成立させます。けど、穹のルートでは徹底的に裏方に回り、それとなく二人の想いや行いを肯定することで、背中を押そうとしているんですね。この辺りは、漫画版のほうがよりハッキリと書かれていますか。
委員長がハルと穹の関係を認めるということは、イコールで自分の恋愛の終わりを意味します。悲恋、失恋と言い方は色々ありますが、ハルカナソラで本人が言っていたように、委員長としてはその事実を許容することが出来なかったんでしょうね。なにせ彼女の感覚としては、それまでハルや穹とはいい関係を気づいてきたはずであり、自分とハルの関係もまさにこれからというときです。そんな彼女の純粋な想いが、あろうことが非現実的かつ非道徳的な関係性によって断ち切られようとしたのですから、混乱と動揺に足を取られ、悲鳴の一つだって上げたくなるでしょう。原作に関してだけ言えば、ハルと委員長、そして穹と委員長の関係を丁寧に書きましたから、彼女のそうした行動に唐突感がまるでないんですよね。
ハルと穹の関係はおよそ世間に認められるものではありませんし、本人達もその点に関しては意識しています。でも、せめて自分の身近な人たちには話しておく必要があると、ハルカナソラにおいて秘密を打ち明けるわけですが、当然その中に委員長も含まれます。既に事情を知っているというのもありますが、ハルや穹としては委員長に受け入れてもらえないことには、日常に復帰することができないんです。そして、それは委員長にしたところで同じでした。
委員長が単なる否定者として終わらないためには、作中においてハルと穹の関係を認めて、受け入れる必要がありました。ハルに恋をしていた彼女にとって、それは酷以上の何物でもありませんが、そうしないことには彼女自身、前に進むことができないのです。ヨスガノソラではまだ不十分だった。だからハルカナソラで決着を付けなければならなかった。そう考えると、蒼穹の果てにはある意味で、委員長のために、倉永梢という少女にとって必要な物語だった。
私がアニメ版ヨスガノソラで許せないのは、委員長が最後までハルと穹を否定したままラストを迎えてしまったことです。和解することも、歩み寄ることも出来ず、否定された二人はさっさと外国に逃げ出してしまった。原作と、そしてハルカナソラをなかったものとするような展開ですし、大した描写もないままにハルと穹の関係を拒絶して、物語の終盤を引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、それで放置されてしまったのです。彼女の心は深く傷つき、癒えることもないままに、これからの一生を生きてかなければならないなんて、そんな馬鹿な話がありますか。不憫すぎるじゃないか。
アニメスタッフがなにを思って、ヨスガノソラという作品を否定の形で終わらせたのか、正直なところ私は分かりません。理解は多分出来てるんですけど、納得できない部分が大きくて、もっと言えばヒロインが辛い気持ちを抱えたままに終わるなんてあり得ないと思っています。どうしてラストを変えたのか、何故委員長こと倉永梢を救ってやらなかったのか。なにゆえ世界は、ハルと穹を受け入れなかったのか……前述のとおり、分かってはいるんですよ。穹シナリオに奈緒が多く出てきた理由とか、そういう細かい部分も含めて私は理解しているんだ。けれど、繰り返すように納得することができないんです。そんなことを剃る必要が、本当にあったのかと。誰かが泣いて終わるような話を、作らなければいけなかったのかと。私はそれを何度となく問うてきたけど、遂に明確な答えを得ることは出来なかった。
ヨスガノソラ同人誌「コズエノソラ」は、そうした不憫にして不遇な立ち位置でアニメ版の出演を終えた委員長の、救済シナリオとしての側面が強いものです。おおまかな事情はBD特典のブックレットにも書いてありますが、委員長は最初、もっと重要な役回りだったんですよ。でもそれが変更となってしまい、あんな形で終わったものだから、委員長好きである荒川稔久や一部スタッフに不満が溜まったんですね。彼としてはそもそもハル×穹×梢の三角関係話を望んでいたわけだし、あんなラストは不本意ではないにせよ、本意であるとも思えない。それ故に、同人誌を作ってまで梢編を書こうと、委員長を救済しようとしているのでしょう。
これ以上詳しい経緯は書けませんが、であるからこそ私も梢編の制作を認め、同人誌化することを賞賛するのです。倉永梢という少女には、そうさせるだけの資格があると確信しているから。この期に及んで梢編を書かずして、一体なにを出すというのか。
私はね、この発表に対して「どうして穹本じゃないんだ」とか、「なんで委員長なんだ」なんてことを平然と言っている輩を軽蔑するし、そういった人達には今回の同人誌を買って欲しくないとさえ思っています。委員長は本来、単独のOVAが作られたって不思議でないキャラなのに、数々の事情を理解しようともせず、ただ穹本を出せと騒いでいるような連中は湖の底にでも沈んでいればいいと思います。
長くなりましたけど、私のコズエノソラに対する想いと、今抱いている気持ちはこんな感じです。もしかすると、私は待っていたのかも知れないね。どういう形にせよ、委員長が救われるのを。同人誌という非公式な媒体であり、ルート分岐の法則に則っていけばパラレルでしかないのだけど、倉永梢が幸せになったっていいじゃないかと、そう思うんですよ。アニメ版の彼女には、救いの手が差し伸べられるべきだから。
アニメ版ヨスガノソラ 倉永梢編「コズエノソラ」発売決定
2011年10月30日 ヨスガノソラコミケの当落が発表され、私もなんとかスペースを確保するに至ったのですが、ここにきてアニメ版ヨスガノソラに動きがありましたね。アニメ関係者、正確に言うと神本兼利を始めとした主要スタッフが年末の冬コミに本を出すというのです。私は事前情報として、このような本が出ることを知っていましたが、今年の夏コミに出なかったので、てっきり立ち消えになったのだと思っていました。しかし、まさか放送終了から1年越しでこのような本を出してくるとは、正直言って虚を突かれたと言わざるを得ない。3日目にこういうヨスガ本が出るということは、私の当日における行動が大きく左右されるということですから。
コズエノソラ
URL:http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=22708471&mode=medium
SD穹の表情がとか、まあ、色々言いたいことはあるんですけど、物の見事に委員長本ですね。一応、名目上はヨスガノソラとまよチキ!のスタッフ本ということになっていますけど、神本兼利まで引っ張り出してきた時点で、どういう本になるのかは明白でしょう。荒川が念願叶えたのかは知りませんが、pixivのイベントページにあるサークル情報を見ると、こんなことが書いてあります。
参加サークルの兄さんへ・・・は、実のところ過去にもヨスガのスタッフ本を出していて、アニメーション制作会社feel.のスタッフが中心に運営している同人サークルとされています。私も一応、既刊は持っていますけど、単体のヨスガ本というにはこれまでの2冊はボリュームに欠けましたし、まあ、スタッフの小遣い稼ぎ程度だろうという認識でした。ヨスガファンの視点で言いうと、ぶっちゃけ大した本じゃなかったんですよね。まあ、今更ヨスガノソラをメインに持ってくるわけはないと思ってましたし、冬コミに参加するとしてもここは違うものを出してくるだろうと考えていたんですが……なんとまあ、ここに来て倉永梢本を出しますか。
まさか、荒川稔久と神本兼利が暇になるまで待っていたとでも言うんでしょうかね? だとしたら凄い忍耐力だと思うけど、かつてないヨスガ本が出るという現実は、私に言い様のない興奮と、言い知れぬ恐怖のようなものを与えてきます。同人誌という特性上、間違っても公式であるはずはありませんが、アニメ版ヨスガノソラのメインスタッフによる本であることには変わりありません。幻となった梢編を、同人誌という形で世に送り出そうという執念。まったく、荒川稔久はどれだけ委員長が、倉永梢が好きなんだという話ですね。まったく、ある意味で最高だよあの人は。
私は当然、冬コミ当日はこの倉永梢本を手に入れる方向で行動を進めていきますが、この本が出るということはイコールで一つの事実を浮かび上がらせますね。即ち、OVAとしての梢編はでないということです。ヨスガノソラは企画としてはまだ凍結も停止も休眠もしていないことを私は知っているけど、OVAを出せるような作品でもないし、ああいうラストにした以上、どの面下げてもハルカナソラは出来ません。だから、出す可能性があるとすれば梢編だったんですけどね……OVAか、最低でも同人誌で、そういう話だったのだけど、同人誌の方を選択しましたか。まあ、大人の事情とか色々あるのは知ってますが、とりあえず買いますよ。全力で、絶対に我が物にしようじゃないか。
コズエノソラ
URL:http://www.pixiv.net/member_illust.php?illust_id=22708471&mode=medium
SD穹の表情がとか、まあ、色々言いたいことはあるんですけど、物の見事に委員長本ですね。一応、名目上はヨスガノソラとまよチキ!のスタッフ本ということになっていますけど、神本兼利まで引っ張り出してきた時点で、どういう本になるのかは明白でしょう。荒川が念願叶えたのかは知りませんが、pixivのイベントページにあるサークル情報を見ると、こんなことが書いてあります。
ヨスガノソラのメインスタッフによる倉永梢編を書きおろし本を出す予定です。こうあるように、あくまでメインは書き下ろしの倉永梢編なんです。荒川稔久が書きたい、書きたいと言っていた委員長の救済話。同人誌でもいいから出したいと言い続け、神本兼利の協力も取り付けたと言われていたそれが、遂に実現するのです。まさかとは思いましたが、これは夢でもなんでもない、ただの事実です。
内容はシナリオ、コンテ、イラストを収録予定。
他、まよチキ!原画集も考えております。
参加サークルの兄さんへ・・・は、実のところ過去にもヨスガのスタッフ本を出していて、アニメーション制作会社feel.のスタッフが中心に運営している同人サークルとされています。私も一応、既刊は持っていますけど、単体のヨスガ本というにはこれまでの2冊はボリュームに欠けましたし、まあ、スタッフの小遣い稼ぎ程度だろうという認識でした。ヨスガファンの視点で言いうと、ぶっちゃけ大した本じゃなかったんですよね。まあ、今更ヨスガノソラをメインに持ってくるわけはないと思ってましたし、冬コミに参加するとしてもここは違うものを出してくるだろうと考えていたんですが……なんとまあ、ここに来て倉永梢本を出しますか。
まさか、荒川稔久と神本兼利が暇になるまで待っていたとでも言うんでしょうかね? だとしたら凄い忍耐力だと思うけど、かつてないヨスガ本が出るという現実は、私に言い様のない興奮と、言い知れぬ恐怖のようなものを与えてきます。同人誌という特性上、間違っても公式であるはずはありませんが、アニメ版ヨスガノソラのメインスタッフによる本であることには変わりありません。幻となった梢編を、同人誌という形で世に送り出そうという執念。まったく、荒川稔久はどれだけ委員長が、倉永梢が好きなんだという話ですね。まったく、ある意味で最高だよあの人は。
私は当然、冬コミ当日はこの倉永梢本を手に入れる方向で行動を進めていきますが、この本が出るということはイコールで一つの事実を浮かび上がらせますね。即ち、OVAとしての梢編はでないということです。ヨスガノソラは企画としてはまだ凍結も停止も休眠もしていないことを私は知っているけど、OVAを出せるような作品でもないし、ああいうラストにした以上、どの面下げてもハルカナソラは出来ません。だから、出す可能性があるとすれば梢編だったんですけどね……OVAか、最低でも同人誌で、そういう話だったのだけど、同人誌の方を選択しましたか。まあ、大人の事情とか色々あるのは知ってますが、とりあえず買いますよ。全力で、絶対に我が物にしようじゃないか。
コミックマーケット81に当選しました
2011年10月29日 ヨスガノソラ世間的に唐突ではないのかもしれませんが、冬コミに当選しました。私はなにを勘違いしたのか、冬コミの当落発表は11月に入ってからだと思い込んでいたので、Twitterでその日が近いと知ったときはびっくりして、なんの実感も沸かないままにその日を迎えてしまいました。いつもなら平日の金曜18時に発表されることもあり、私は会社のデスクで結果を待っていることが多いのですけど、今回は所用で休みをとっていたこともあり、久方ぶりに自宅で確認することとなりました。まあ、会社にいたところで緊張やらなにやらでソワソワしてしまい、仕事になんてならないんですけどね。
このところは連続で当選している私だけど、当落への緊張感は馴れることがないと思っていました。でも、不思議なことに結果を待つ場所が変わるだけで、こんなにもリラックスできるものなんですね。まあ、当日は忙しかったのと直前に発表日だと知ったことから気を回している余裕がなかったのかもしれないけど、システムの負荷から速報メールが届くのに時間が掛かっても、これといって動揺や焦りはなかったかなぁ。普通にアニメ見つつ、エロゲとかやってましたから。
それでまあ、おかげ様で4回連続のコミケサークル参加となりました。スペースはヨスガノソラで取っていますし、当日の出し物もヨスガ本第7弾になるわけですが、既に書き始めているのでどんなものになるかは大体の見通しが立っています。少し奇を衒った構成や手法を使おうと思っていたんですが、なにせ時間がもうほとんどない。11月発表だと思い込んでいたので、製作日数の計算を間違えたんですね。誰かにゲストを頼むとか、そういうのは一切決めてないんですが、仮にその場合は原稿が完成していないことには話になりませんから、ちょっとスケジュールに追われています。普通のヨスガ本でも別に構わないとは思うんですけど、流石に7冊も出しているとマンネリ化を心配してしまって……ネタだけはまだまだあるんですけどね。ネタだけあっても、それをどういう風に形にするかですべてが変わるから。個人的には一度ぐらい長編を出してみたいんですけど、執筆の時間がなかなかね。長編ともなればある程度のページ数も欲しいし、色々と拘りたい部分も多いから。
そんなわけで、当日は三日目 西1ホール「み」-15bに配置されました。なんかまた西館に戻ってしまいましたけど、ギャルゲジャンルは一開催ごとに東と西を行ったり来たりしなければいけない取り決めでもあるんですかね? 確か、去年の冬コミが西館配置でしたけど、あのときはアニメ版の放送終了直後ということもあって、それなりに盛り上がった記憶がある。ヨスガサークルも、あのときが一番多く参加していましたしね。
私は前述のようにいつも通りの小説本と、夏に出したハル穹アンソロの残部を持って行こうかと思います。その他、グッズ等の制作も予定はしているんですけど、具体的な話をまだ詰めていないので、詳細は12月に入ってからでしょうかね。実は、参加日である大晦日って、夜から牧野由依のカウントダウンイベントが予定として入っているから、そんなに会場へ長居もしていられないという事情がある。勿論、コミケに参加するというのは栄誉なことですから、妥協するつもりは一切無いんだけど……限られた時間の中で、一体どこまで出来るのか。意外と筆のノリがいいから、執筆自体は早い段階で終わらせることが出来るような、そんな気もしているんですけどね。こういうのは一度でも止まってしまうと、再び歩き出す、走り出すのに時間がかかりますから、なんとかペースを維持していきたいものです。
本当ならヨスガ以外にもヴァニタスの羊とか、色々出したい本はあるんですけど、現状ヨスガだけで手一杯だと思います。たまには複数ジャンルで新刊を何冊も、とかやってみたいんですが、こればっかりは私の実力が追いつかないことにはね。時間や資金だけの問題でも、ないでしょうから。
ちなみに、最近よく既刊についての問い合わせを貰うことが多いのですけど、シャリテクロワールが出している同人誌の既刊は、ヨスガ・ロクゼロ含めて一切ありません。残っているのはアンソロだけで、他はすべて個人用が1~2冊あるだけです。どちらも本としての再販予定はないですが、ロクゼロはメロンブックスDLでDL頒布しているから、興味のある方は是非。というか、未だにこの話を日記で書いてなかったな。うん、ロクゼロに関してはそのうち色々書こうと思います。今までのこととか、これからのこととか、書いておかなくてはいけないと思いますので。
このところは連続で当選している私だけど、当落への緊張感は馴れることがないと思っていました。でも、不思議なことに結果を待つ場所が変わるだけで、こんなにもリラックスできるものなんですね。まあ、当日は忙しかったのと直前に発表日だと知ったことから気を回している余裕がなかったのかもしれないけど、システムの負荷から速報メールが届くのに時間が掛かっても、これといって動揺や焦りはなかったかなぁ。普通にアニメ見つつ、エロゲとかやってましたから。
それでまあ、おかげ様で4回連続のコミケサークル参加となりました。スペースはヨスガノソラで取っていますし、当日の出し物もヨスガ本第7弾になるわけですが、既に書き始めているのでどんなものになるかは大体の見通しが立っています。少し奇を衒った構成や手法を使おうと思っていたんですが、なにせ時間がもうほとんどない。11月発表だと思い込んでいたので、製作日数の計算を間違えたんですね。誰かにゲストを頼むとか、そういうのは一切決めてないんですが、仮にその場合は原稿が完成していないことには話になりませんから、ちょっとスケジュールに追われています。普通のヨスガ本でも別に構わないとは思うんですけど、流石に7冊も出しているとマンネリ化を心配してしまって……ネタだけはまだまだあるんですけどね。ネタだけあっても、それをどういう風に形にするかですべてが変わるから。個人的には一度ぐらい長編を出してみたいんですけど、執筆の時間がなかなかね。長編ともなればある程度のページ数も欲しいし、色々と拘りたい部分も多いから。
そんなわけで、当日は三日目 西1ホール「み」-15bに配置されました。なんかまた西館に戻ってしまいましたけど、ギャルゲジャンルは一開催ごとに東と西を行ったり来たりしなければいけない取り決めでもあるんですかね? 確か、去年の冬コミが西館配置でしたけど、あのときはアニメ版の放送終了直後ということもあって、それなりに盛り上がった記憶がある。ヨスガサークルも、あのときが一番多く参加していましたしね。
私は前述のようにいつも通りの小説本と、夏に出したハル穹アンソロの残部を持って行こうかと思います。その他、グッズ等の制作も予定はしているんですけど、具体的な話をまだ詰めていないので、詳細は12月に入ってからでしょうかね。実は、参加日である大晦日って、夜から牧野由依のカウントダウンイベントが予定として入っているから、そんなに会場へ長居もしていられないという事情がある。勿論、コミケに参加するというのは栄誉なことですから、妥協するつもりは一切無いんだけど……限られた時間の中で、一体どこまで出来るのか。意外と筆のノリがいいから、執筆自体は早い段階で終わらせることが出来るような、そんな気もしているんですけどね。こういうのは一度でも止まってしまうと、再び歩き出す、走り出すのに時間がかかりますから、なんとかペースを維持していきたいものです。
本当ならヨスガ以外にもヴァニタスの羊とか、色々出したい本はあるんですけど、現状ヨスガだけで手一杯だと思います。たまには複数ジャンルで新刊を何冊も、とかやってみたいんですが、こればっかりは私の実力が追いつかないことにはね。時間や資金だけの問題でも、ないでしょうから。
ちなみに、最近よく既刊についての問い合わせを貰うことが多いのですけど、シャリテクロワールが出している同人誌の既刊は、ヨスガ・ロクゼロ含めて一切ありません。残っているのはアンソロだけで、他はすべて個人用が1~2冊あるだけです。どちらも本としての再販予定はないですが、ロクゼロはメロンブックスDLでDL頒布しているから、興味のある方は是非。というか、未だにこの話を日記で書いてなかったな。うん、ロクゼロに関してはそのうち色々書こうと思います。今までのこととか、これからのこととか、書いておかなくてはいけないと思いますので。
ワルキューレロマンツェ[少女騎士物語]
2011年10月28日 アニメ・マンガワルキューレロマンツェを買ったんですけど、なんというか普通の作品でしたね。先月の恋騎士に比べると世界観が外国と、まだしもしっかりしているせいか話に説得力のようなものがありましたけど、それを抜きにすれば単純なスポーツものですから、鎧の特異性に慣れてしまえば、後は問題なくプレイすることが出来ました。タイプとしてはシナリオよりもキャラというか、エロを重視した作品であるという印象を受けましたけど、逆に言えばそこが最大の魅力になってしまい話そのものが薄れている感じもしたかな。
私はこもりけいの原画はそれほど好きじゃなくて、前作であるプリンセスラバーも買っていないんですけど、今回はヒロインとサブキャラに魅力を感じたので購入を決めました。まあ、言わなくても分かると思いますけど件の穹もどき、リサですね。こもりけいは元々ハッシーに影響を受けたと公言していますし、穹自体ある種記号化されたキャラですから似通ってしまうのは仕方ないんだけど……オマージュやリスペクトの類なんでしょうかね? リボンの形とか、そのまんまじゃないですか。声は似ているようで違うみたいだけど、大して差がないといえばその通りだし、ある意味狙ったキャラだったのではないかと思う。キャラ設定にしたところで、人付き合いは苦手なものの万能タイプとして書かれてるしね。
シナリオとしては主人公がどうと言うより、リサの親友であるフィオナの存在が大きく関わってくるんだけど、私はどちらかと言えばフィオナのほうが好きかもしれない。別に中の人補正じゃないけど、なんだろうね、感情移入しちゃったのかもしれない。分かるんだよ、天才に対する劣等感と、自分が上に行きたいという歪んだ向上心。私も似たようなものを持っているから、気持ちがよく分かるんだよ。
正直言って、フィオナは確かにリサのことを利用していたわけだけど、別に心の底では大嫌いだったとか、そういうのでは決して無いんだと思う。彼女自身、天才であるリサと凡人である自分の差、知名度とか実力とか、あらゆるものにコンプレックスを抱いていたわけだけど、それを天才の親友であるという微妙な優越感でカバーしていたんですよ。でも、それすらも主人公とその周囲に奪われそうになって、いや、現実に奪われてしまったからこそ、彼女はそれを取り戻すために行動を起こさなければならなかった。
けれど、リサが主人公と恋愛関係になってしまった以上、容易に取り戻せるものではない。それを悟ったとき、フィオナはおそらく決断したんでしょう。自分に優越感を与えてくれるはずだった親友を切り捨て、コンプレックスの塊である相手として、徹底的に排除することを。
OPムービーを見ればリサとフィオナが戦うことは分かり切っていた事だけど、曲がりなりにも天才であるリサと、その腰巾着と思われていたフィオナでは、本来なら話になりません。実力差がありすぎるはずですし、まともな戦いになるはずがない。
でも、フィオナはそれをやってのけるわけです。あろことか、リサの戦闘スタイルをコピーするという荒業をやってのけることで。主人公はリサの技術を盗むために親友を演じていたのかと激しく非難しますが、ハッキリ言ってそれはお門違いです。人の技見て我がモノにするのは立派な勉強の一つであるし、打算があったにせよ、フィオナがリサの心許せる親友であったことは事実なのだから。そもそもスフィーリアにしたところで、最終的には主人公の技を使って勝っているじゃないですか。それに、フィオナはある意味でリサを超える才能の持ち主です。コピー能力もそうですが、問題は彼女が天才の技をコピーしたということです。一般的に、天才というのは学ぶに適さず、盗むに能わずと言った存在であり、天才の真似なんてものは本来誰にもできないことなんですよ。にも関わらず、フィオナはそれを自分のものにしたばかりか、それによって並み居る敵を打ち倒すまでに成長した。やり方はどうであれ、彼女は自らを成長させ、変えたんですよ。それも自力でね。
まあ、ほとんどフィオナの話になってしまいましたけど、リサも結構可愛かったですよ。エロイベントも良かったし、主人公を抜きにして考えれば、よく出来ていたとは思う。ただ、私はどちらかと言うとフィオナのほうが好みなので、FDなんかで攻略させてもらえると嬉しいですね。あの主人公で攻略して楽しいのかと言われると、かなり疑問ではあるんだけど。精々、リサとの3P要員だろうか……世間の評判がどう転ぶかはわかりませんが、私はフィオナ目当てで買った部分もあるので、それなりに満足しています。これで恋騎士のようにサブキャラも攻略できれば良かったんですけどね。フィオナ以外にも、例えばミレイユとかさ。
私はこもりけいの原画はそれほど好きじゃなくて、前作であるプリンセスラバーも買っていないんですけど、今回はヒロインとサブキャラに魅力を感じたので購入を決めました。まあ、言わなくても分かると思いますけど件の穹もどき、リサですね。こもりけいは元々ハッシーに影響を受けたと公言していますし、穹自体ある種記号化されたキャラですから似通ってしまうのは仕方ないんだけど……オマージュやリスペクトの類なんでしょうかね? リボンの形とか、そのまんまじゃないですか。声は似ているようで違うみたいだけど、大して差がないといえばその通りだし、ある意味狙ったキャラだったのではないかと思う。キャラ設定にしたところで、人付き合いは苦手なものの万能タイプとして書かれてるしね。
シナリオとしては主人公がどうと言うより、リサの親友であるフィオナの存在が大きく関わってくるんだけど、私はどちらかと言えばフィオナのほうが好きかもしれない。別に中の人補正じゃないけど、なんだろうね、感情移入しちゃったのかもしれない。分かるんだよ、天才に対する劣等感と、自分が上に行きたいという歪んだ向上心。私も似たようなものを持っているから、気持ちがよく分かるんだよ。
正直言って、フィオナは確かにリサのことを利用していたわけだけど、別に心の底では大嫌いだったとか、そういうのでは決して無いんだと思う。彼女自身、天才であるリサと凡人である自分の差、知名度とか実力とか、あらゆるものにコンプレックスを抱いていたわけだけど、それを天才の親友であるという微妙な優越感でカバーしていたんですよ。でも、それすらも主人公とその周囲に奪われそうになって、いや、現実に奪われてしまったからこそ、彼女はそれを取り戻すために行動を起こさなければならなかった。
けれど、リサが主人公と恋愛関係になってしまった以上、容易に取り戻せるものではない。それを悟ったとき、フィオナはおそらく決断したんでしょう。自分に優越感を与えてくれるはずだった親友を切り捨て、コンプレックスの塊である相手として、徹底的に排除することを。
OPムービーを見ればリサとフィオナが戦うことは分かり切っていた事だけど、曲がりなりにも天才であるリサと、その腰巾着と思われていたフィオナでは、本来なら話になりません。実力差がありすぎるはずですし、まともな戦いになるはずがない。
でも、フィオナはそれをやってのけるわけです。あろことか、リサの戦闘スタイルをコピーするという荒業をやってのけることで。主人公はリサの技術を盗むために親友を演じていたのかと激しく非難しますが、ハッキリ言ってそれはお門違いです。人の技見て我がモノにするのは立派な勉強の一つであるし、打算があったにせよ、フィオナがリサの心許せる親友であったことは事実なのだから。そもそもスフィーリアにしたところで、最終的には主人公の技を使って勝っているじゃないですか。それに、フィオナはある意味でリサを超える才能の持ち主です。コピー能力もそうですが、問題は彼女が天才の技をコピーしたということです。一般的に、天才というのは学ぶに適さず、盗むに能わずと言った存在であり、天才の真似なんてものは本来誰にもできないことなんですよ。にも関わらず、フィオナはそれを自分のものにしたばかりか、それによって並み居る敵を打ち倒すまでに成長した。やり方はどうであれ、彼女は自らを成長させ、変えたんですよ。それも自力でね。
まあ、ほとんどフィオナの話になってしまいましたけど、リサも結構可愛かったですよ。エロイベントも良かったし、主人公を抜きにして考えれば、よく出来ていたとは思う。ただ、私はどちらかと言うとフィオナのほうが好みなので、FDなんかで攻略させてもらえると嬉しいですね。あの主人公で攻略して楽しいのかと言われると、かなり疑問ではあるんだけど。精々、リサとの3P要員だろうか……世間の評判がどう転ぶかはわかりませんが、私はフィオナ目当てで買った部分もあるので、それなりに満足しています。これで恋騎士のようにサブキャラも攻略できれば良かったんですけどね。フィオナ以外にも、例えばミレイユとかさ。
そこに扉がなかったら
2011年10月27日 アニメ・マンガAT-Xでセンコロールがやっていたんですけど、一昨年前はこういうオリジナルなアニメーション映画が多かったですね。空の境界は原作ものでしたが、あれの成功が単館上映作品によるシリーズ化という手法を生み出したように、全体的に業界内で映画というものの敷居が低くなったように感じます。最近のアニメは放送期間中ないし、放送終了後にやれ映画化だなんだと発表することが多くて、これは特撮に多いことだけど本当の最終回は劇場で、なんてのも増えてきたでしょう? 一昔前の映画といえばもっと壮大で、ドラえもんやポケモンで言うなら映画だけにしかない特別な話という印象が強かったんだけど、昨今のそれはTVアニメからの地続きとなっていて、なんら特別感のあるものじゃありません。
まあ、ファフナーは完全なる続編だし、そらおとは単純に原作の長いエピソードを映画用に改変しただけの作品だから、上記のそれとはちょっと違うと思いますが、じゃあセンコロールとかオリジナル作品はどうでしょうか?当時の私は、空の境界の影響あったんでしょうが小さい映画館で上映時間の短いアニメ映画を見ることにはまっており、センコロールもその延長線上で見に行った記憶があります。キャストはどれも知っている人ばかりでしたが、そういうのは特に興味がなくて、SFらしい内容と、その物語にのみ興味を持っていたと思う。キャラクターデザインは非常に淡白で、今時のアニメのようにも感じれば、所謂学生が作ったようなデザインの域を出ていないようにも思える。それはAT-Xで改めて見たときも変わらなかったけど、不思議と作品を観続けていくと、その淡白さに味わいを感じるようになるんだよね。
話そのものは仰々しいようでどこかあっさりしていて、具体的な説明や解説もなく、画面の中に映ったものを、見たままで伝えていくというもの。鑑賞者への丸投げといえばそれまでだけど、じゃあ、説明や解説がそこまで必要なのかといえば、特にいらないとも言える。ありがちではないけどわかりやすく、陳腐でもないけど伝わりやすい。オリジナルアニメのお手本みたいのを見せつけられているようで、私は意外と気分良かったですよ。その後もいばらの王とか色々な劇場アニメを鑑賞する機会があったけど、センコロールが一番参考になったもの。ああいう小奇麗にまとまった作品というのは、鑑賞後もスッキリした気分になれるから好きです。まあ、感想は人それぞれかもしれないけどさ。
ところで、私がセンコロールを見たのは池袋のテアトルダイヤだったんですけど、ここっていつの間にか閉館していたらしいですね。先日、サンクリの際に池袋へ行ったとき店舗の近くを通ったんですが、なんか全体的にビルが寂れている感じがして、妙だなとは思ったんですよ。その後、なんとなくテアトルのサイトに行ったら閉館していることを知って……いやはや、ビックリですね。だって、テアトルダイヤって最近改装というか、リニューアルしたばっかりでしょう? スクリーンが2つに増えて、内装も大分綺麗になったと思っていたのに、まさかビルそのものが閉鎖してしまうとは。なんでも老朽化による建て替えらしいけど、これでテアトル系列の映画館は新宿と銀座ぐらいになってしまった。ああいう小さい映画館が閉館するってのは、そういう場所が好きな私としてはなんともいえいない気分になります。勿論、どちらかと言えばシネコンのほうが好きではあるんだけど、あそこには散々お世話になったからね……テアトルタイムズスクエアもそうですが、気付かない内に大切なところがどんどん消えて行くなぁ。
実は私、空の境界は3章から見始めた口で、あるとき池袋の太正浪漫堂が閉店するというから、その閉店イベントのチケットを取りに行ったことがあるんですよ。イベントは夜のくせに、チケットの配布は朝でさ。まあ、なんとかゲットすることは出来たんだけど、今度は夜まで時間潰しをしないといけなくて。昼に人と会う予定を入れてはいたけど、それまで暇だというから、そんなときに入ったのが近くにあったテアトルダイヤだった。空の境界は原作を知っていたし、上映時間が短い分、鑑賞料金も1000円と安かったから飛び込んだんですね。
その後、映画のヒットに伴い1章や2章の再上映が行われ、私はそれらをすべてテアトルダイヤで観たような気がします。一度だけタイムズスクエアだったことがあるかもしれないけど、なんだかんだ言って通いつめてたよなぁ。パンフやグッズを買うわけでもなく、ただひたすら映画を観るだけに費やした平日の夜。あんな時間を持てていたということが幸せだし、今だとなかなか難しいんじゃないかな。私の生活自体はそれほど変化しちゃいないけど、周りが少なからず変わってしまったと言うか。テアトルダイヤの閉館も、そうしたものの一つだろうしね。悲しいけど、それが月日の流れなんだろう。
まあ、ファフナーは完全なる続編だし、そらおとは単純に原作の長いエピソードを映画用に改変しただけの作品だから、上記のそれとはちょっと違うと思いますが、じゃあセンコロールとかオリジナル作品はどうでしょうか?当時の私は、空の境界の影響あったんでしょうが小さい映画館で上映時間の短いアニメ映画を見ることにはまっており、センコロールもその延長線上で見に行った記憶があります。キャストはどれも知っている人ばかりでしたが、そういうのは特に興味がなくて、SFらしい内容と、その物語にのみ興味を持っていたと思う。キャラクターデザインは非常に淡白で、今時のアニメのようにも感じれば、所謂学生が作ったようなデザインの域を出ていないようにも思える。それはAT-Xで改めて見たときも変わらなかったけど、不思議と作品を観続けていくと、その淡白さに味わいを感じるようになるんだよね。
話そのものは仰々しいようでどこかあっさりしていて、具体的な説明や解説もなく、画面の中に映ったものを、見たままで伝えていくというもの。鑑賞者への丸投げといえばそれまでだけど、じゃあ、説明や解説がそこまで必要なのかといえば、特にいらないとも言える。ありがちではないけどわかりやすく、陳腐でもないけど伝わりやすい。オリジナルアニメのお手本みたいのを見せつけられているようで、私は意外と気分良かったですよ。その後もいばらの王とか色々な劇場アニメを鑑賞する機会があったけど、センコロールが一番参考になったもの。ああいう小奇麗にまとまった作品というのは、鑑賞後もスッキリした気分になれるから好きです。まあ、感想は人それぞれかもしれないけどさ。
ところで、私がセンコロールを見たのは池袋のテアトルダイヤだったんですけど、ここっていつの間にか閉館していたらしいですね。先日、サンクリの際に池袋へ行ったとき店舗の近くを通ったんですが、なんか全体的にビルが寂れている感じがして、妙だなとは思ったんですよ。その後、なんとなくテアトルのサイトに行ったら閉館していることを知って……いやはや、ビックリですね。だって、テアトルダイヤって最近改装というか、リニューアルしたばっかりでしょう? スクリーンが2つに増えて、内装も大分綺麗になったと思っていたのに、まさかビルそのものが閉鎖してしまうとは。なんでも老朽化による建て替えらしいけど、これでテアトル系列の映画館は新宿と銀座ぐらいになってしまった。ああいう小さい映画館が閉館するってのは、そういう場所が好きな私としてはなんともいえいない気分になります。勿論、どちらかと言えばシネコンのほうが好きではあるんだけど、あそこには散々お世話になったからね……テアトルタイムズスクエアもそうですが、気付かない内に大切なところがどんどん消えて行くなぁ。
実は私、空の境界は3章から見始めた口で、あるとき池袋の太正浪漫堂が閉店するというから、その閉店イベントのチケットを取りに行ったことがあるんですよ。イベントは夜のくせに、チケットの配布は朝でさ。まあ、なんとかゲットすることは出来たんだけど、今度は夜まで時間潰しをしないといけなくて。昼に人と会う予定を入れてはいたけど、それまで暇だというから、そんなときに入ったのが近くにあったテアトルダイヤだった。空の境界は原作を知っていたし、上映時間が短い分、鑑賞料金も1000円と安かったから飛び込んだんですね。
その後、映画のヒットに伴い1章や2章の再上映が行われ、私はそれらをすべてテアトルダイヤで観たような気がします。一度だけタイムズスクエアだったことがあるかもしれないけど、なんだかんだ言って通いつめてたよなぁ。パンフやグッズを買うわけでもなく、ただひたすら映画を観るだけに費やした平日の夜。あんな時間を持てていたということが幸せだし、今だとなかなか難しいんじゃないかな。私の生活自体はそれほど変化しちゃいないけど、周りが少なからず変わってしまったと言うか。テアトルダイヤの閉館も、そうしたものの一つだろうしね。悲しいけど、それが月日の流れなんだろう。
春日野穹オリジナルノートPCの特別収録音声について
2011年10月26日 ヨスガノソラ週明けになったということで、デジクラフト社にヨスガノソラ 春日野穹オリジナルノートPCのPremium Modelについて問合わせのメールを送りました。例の特別収録音声が遂にPC上から発見されなかったので、一体どこに保存されているのか確認したかったわけです。当然の話、あれはツン・デレ・ラブラブという3種類のシステムボイスに付属する特典ですから、PC内に存在しないとおかしいものであり、私としてはあくまで自分の探し方が悪くて見つけられなかったのだと、そう思っていました。少し白々しいですが、流石に存在しないことはないだろうと、まだデジクラフを信じていたんですね。それが裏切られることを、心のどこかで理解していながら。
結論から言っていしまうと春日野穹オリジナルノートPCの内部に特別収録音声は収録されていないということが判明しました。文章的になんか変ですけど、これが事実なんだから仕方がない。これは私の探し方が悪かったとかそういう問題ではなく、そもそもPCにデータが存在しないのです。デジクラフト側がそれを認めてしまっています。以下デジクラフトが寄越してきた返信メールを記載しますが、私は最初にこの文章を読んだとき、これが25万もの高額商品を売りつけた会社のすることかと思いました。
そもそも付属のマニュアルもどきからして、バックアップCDはあくまでバックアップCDであり、システムの再インストール時などにご使用くださいと明記しており、特別収録音声のことなど一切書いていないのです。PCの特典なのにPCには収録されておらず、何故かバックアップCDのみに入っているなんて、なかなか愉快な話だと思いませんか? たった49ファイルの音声を収録することすら、デジクラフトには難しい技術だったみたいですよ。
Premium ModelとNormal Modelの違いはなにかといわれれば、ほとんど特別収録音声が入っているか否かなんですよ。マイクロファイバータオルなんて大きいだけでクロスやカートンケースと絵柄は同じですし、PremiumとNormalにある10万円近い価格の差は音声にのみ存在しているといっても過言ではないんです。
にも関わらず、その特別収録音声がPremium Modelの中に入っていないとは一体どういうことなんでしょうか? 付属のCDには入っているけど、PCの中にはないんだそうです。まったく、冗談も馬鹿も休み休み言って欲しいですよね。入っているはずのデータが入ってなくて、CDから使用しなさいだなんて聞いたこともないよ。私は別に特典アクセサリCD付きノートPCを買ったんじゃないんだよ。10万円の付属ディスクに金を出したわけじゃないんだよ。PCの性能がNormalより良いとか、そんなものはキャラクターグッズに意味などなさない。重要なのはキャラクターグッズとしてどれだけ優れているかであって、必要なのはファングッズとしてどこまで心をつかむ商品であるかどうかでしょう! それがなんだ、このふざけた仕様は。
壁紙は穹の方が少なくて、音声特典はろくに収録されておらず、ケース等は穹以外のキャラで溢れ、描き下ろしは結局一枚ですよ。これが25万円もするヨスガノソラ 春日野穹オリジナルノートPC Premium Modelの中身なんだ。
購入したのはあくまで私の自己責任ですし、品物への不満や満足度の低さはある程度のレベルで許容しています。いや、妥協といったほうが良いのかな。とても25万の価値があるとは思えませんが、半分ぐらいは承知した上で買っているんだから、仕方ないとも言えるでしょう。だけど、それにしたってデジクラフトの対応は酷すぎます。壁紙やカートンケースの件もそうですが、特別収録音声にしたって収録ミスを謝罪するどころか、開き直って居直りましたからね。Premium Modelの特典が特別収録音声な以上、普通に考えれば入れ忘れるなんてことはありえないんですよ。敢えて断定的に書きますけど、そのくせ始めからそういう仕様だったかのように、CDから聴けと突き放す辺り、高額商品を取り扱う企業としての自覚が欠けまくっていると思います。
私は呆れ果てて、これ以上の抗議をする気も起きませんけど、大金払ってここまでいい加減なことをされたからには、なにかもう少しばかり行動を起こさねばダメなような気もしています。ハッキリ言うけど、この春日野穹PCは企画として成功してませんからね? どれだけ売れたのかはしらないし、システムボイスはたしかに可愛いけど、全体的な仕様と、会社の対応が失敗を超越したレベルに達してしまった。どうせSphereと言うかCUFFSは、今後共にここでグッズ製作を行うのでしょうけど、それをする度に自分の首を締めるだけだと思います。
今更、金を返せとは言いません。私が言いたいのは、払った額に見合うだけの対応やサービスしろ、ただそれだけです。100円や200円の話じゃないんだから、最低限の責任は果たしたらどうなのかと。まあ、それが出来ないからこんなことになってるんでしょうけど。
結論から言っていしまうと春日野穹オリジナルノートPCの内部に特別収録音声は収録されていないということが判明しました。文章的になんか変ですけど、これが事実なんだから仕方がない。これは私の探し方が悪かったとかそういう問題ではなく、そもそもPCにデータが存在しないのです。デジクラフト側がそれを認めてしまっています。以下デジクラフトが寄越してきた返信メールを記載しますが、私は最初にこの文章を読んだとき、これが25万もの高額商品を売りつけた会社のすることかと思いました。
○○様これだけです。まあ、事実だけ書けばこんな程度しかないんでしょうけど、既に色々な部分がおかしいですよね。まず、付属CDとか書いてますけど、この春日野穹PCに付いてくるのは音声と壁紙のバックアップCDであって、アクセサリCDではありません。あくまでPCの再インストール等で使用するために存在しているのであって、逆に言えばそういうことをしない限りは開ける必要もないはずなんです。だから私は開封しなかったし、本来であればするつもりもありませんでした。
いつもお世話になっております。デジクラフト社通販サポートです。
この度は『ヨスガノソラ』春日野穹オリジナルノートPCを御購入頂き、誠にありがとうございます。
さて、お問い合わせ頂いてます特別収録音声に関してですが、パソコン上では無く、付属のCDのみの収録となっております。付属CDより、ご使用して頂ければと思います。
それでは今後共、宜しくお願い致します。
そもそも付属のマニュアルもどきからして、バックアップCDはあくまでバックアップCDであり、システムの再インストール時などにご使用くださいと明記しており、特別収録音声のことなど一切書いていないのです。PCの特典なのにPCには収録されておらず、何故かバックアップCDのみに入っているなんて、なかなか愉快な話だと思いませんか? たった49ファイルの音声を収録することすら、デジクラフトには難しい技術だったみたいですよ。
Premium ModelとNormal Modelの違いはなにかといわれれば、ほとんど特別収録音声が入っているか否かなんですよ。マイクロファイバータオルなんて大きいだけでクロスやカートンケースと絵柄は同じですし、PremiumとNormalにある10万円近い価格の差は音声にのみ存在しているといっても過言ではないんです。
にも関わらず、その特別収録音声がPremium Modelの中に入っていないとは一体どういうことなんでしょうか? 付属のCDには入っているけど、PCの中にはないんだそうです。まったく、冗談も馬鹿も休み休み言って欲しいですよね。入っているはずのデータが入ってなくて、CDから使用しなさいだなんて聞いたこともないよ。私は別に特典アクセサリCD付きノートPCを買ったんじゃないんだよ。10万円の付属ディスクに金を出したわけじゃないんだよ。PCの性能がNormalより良いとか、そんなものはキャラクターグッズに意味などなさない。重要なのはキャラクターグッズとしてどれだけ優れているかであって、必要なのはファングッズとしてどこまで心をつかむ商品であるかどうかでしょう! それがなんだ、このふざけた仕様は。
壁紙は穹の方が少なくて、音声特典はろくに収録されておらず、ケース等は穹以外のキャラで溢れ、描き下ろしは結局一枚ですよ。これが25万円もするヨスガノソラ 春日野穹オリジナルノートPC Premium Modelの中身なんだ。
購入したのはあくまで私の自己責任ですし、品物への不満や満足度の低さはある程度のレベルで許容しています。いや、妥協といったほうが良いのかな。とても25万の価値があるとは思えませんが、半分ぐらいは承知した上で買っているんだから、仕方ないとも言えるでしょう。だけど、それにしたってデジクラフトの対応は酷すぎます。壁紙やカートンケースの件もそうですが、特別収録音声にしたって収録ミスを謝罪するどころか、開き直って居直りましたからね。Premium Modelの特典が特別収録音声な以上、普通に考えれば入れ忘れるなんてことはありえないんですよ。敢えて断定的に書きますけど、そのくせ始めからそういう仕様だったかのように、CDから聴けと突き放す辺り、高額商品を取り扱う企業としての自覚が欠けまくっていると思います。
私は呆れ果てて、これ以上の抗議をする気も起きませんけど、大金払ってここまでいい加減なことをされたからには、なにかもう少しばかり行動を起こさねばダメなような気もしています。ハッキリ言うけど、この春日野穹PCは企画として成功してませんからね? どれだけ売れたのかはしらないし、システムボイスはたしかに可愛いけど、全体的な仕様と、会社の対応が失敗を超越したレベルに達してしまった。どうせSphereと言うかCUFFSは、今後共にここでグッズ製作を行うのでしょうけど、それをする度に自分の首を締めるだけだと思います。
今更、金を返せとは言いません。私が言いたいのは、払った額に見合うだけの対応やサービスしろ、ただそれだけです。100円や200円の話じゃないんだから、最低限の責任は果たしたらどうなのかと。まあ、それが出来ないからこんなことになってるんでしょうけど。
セイクリッドセブンのBD2巻を買ったんですけど、この作品は珍しいことに放送終了後にイベントごとを数多くやっています。それはアニメイト等での展示会やフェアであったり、イベント会場を借りての公開収録だったりと、様々なものです。勿論、放送後に大規模なライブが開催されたり、所謂BD/DVD発売記念と称した販促用のイベントが催されることは珍しくないのですが、セイクリの場合はあくまでナイトエディションの情報公開や、2期に向けての取り組みなどがメインですからね。決まった開場で継続的にイベントをやる作品の例がないわけではないけど、私にはちょっと新鮮だったりします。
一度ぐらいイベントにも参加したいと思ってるんだけど、開場が青海だか東京テレポートにあるらしく、尚且つ夜も遅くなってからの開始が多いので、なかなか足を運びにくいんですよね。後、セイクリの特性上女性ファンが多く来場することから、そんなところにノコノコ出掛けると浮いてしまいそうで。昨今は時間も金もないから見送りまくっているんだけど、私が行ける日は来るのだろうか。フェイ役の野水伊織が来たときとか、参加したいんだけどね。
セイクリッドセブンは深夜アニメとして放送しているのが不思議なぐらい、純然たるヒーローアニメです。世が世なら、深夜ではなく夕方に放送していたっておかしくない内容と作りになっています。こういう作品を所謂オタク向けとして夜中にしか放送できないというのは、なんという悲しい話ですよね。私はアニメは子供向けで有るべきだと必ずしも思っていないのですが、アニメは子供が見られるものであるべきだとは考えています。この2つのなにが違うのかといえば、深夜のオタク向けはオタク向けとして、もっと夕方やゴールデンタイムにアニメを放送して、今の子供達がそれに触れ合えるようにして欲しい、ってことなんですね。セイクリなんて、どこからどう見ても普通のヒーロー物で、特別グロいわけでも、修正が入るような性的描写もありません。なんたって水着回こそありましたが、通常時はパンチラの一つもないんですから可愛いもんです。今の作品はなにかしらのエロやそれ以外に特筆すべき点がないと売れないといいますけど、こうしないとダメだからこう作ろうという考えは、私はあまり好きじゃないですね。むしろセイクリのように、王道貫いてくれる作品のほうが好感を持ちやすい。
BD2巻といえば話的にはまだ序盤もいいところで、アルマやルリの関係にも一種の壁が存在します。元々、アルマは石部の部長ぐらいしか仲の良い友人はいませんでしたし、同級生から避けられたり陰口を叩かれるのが基本です。最終回でも言っていたことですが、彼は人と接することが苦手なんですね。感情を制御しきれなくて暴走した過去も影響しているんでしょうが、自他共に自分の存在を危険だと思い込んでいるから、そんな人間に近づいてくる者が理解出来ない。部長は単なる友達意識だからまだしも分かりやすいけど、ルリの場合は力を頼ってのことですから、分かりやすいようで複雑なんですよ。
例えば、4話の学園祭でアルマはルリと屋上で二人きりの会話をします。1話で部長とそういうシチュエーションになっていましたが、あのときと違って今回はアルマの方から誘ったわけで、彼の小学生並みの情緒は数分も持ちません。なに喋っていいか分からなかったんでしょうね。だからこそ、一気に本題である自分の力の話に移った。相手と共通の話題が、それしかないと思ったからなんでしょうが、対するルリは僅かに虚を突かれた感じです。例のドリンク剤の効果があったのは勿論ですけど、それ以上にルリはもっと特別な話を期待したに違いない。なにせ、アルマは知る由もないですがルリは彼に対して恋愛感情を持っているわけですから、屋上で二人きりともなると、自然にそっち方面の話を期待してしまう。こうした相手への認識や感覚のズレが、後の誘拐事件にまで発展してしまうのだけど……この辺りにどうして部長を食いこませなかったのかなぁと私は残念でならないよ。
ヒロイン3人のタペストリーが付くということで、ゲマ屋でセイクリのBDは購入しているのだけど、最近は通販サイトの利用に抵抗感が薄れてきたので、他作品はAmazonとかで購入することも多いです。エロゲの場合だと、必ずしも通販が安いわけじゃないんだけど、アニメのBDとかならこっちのほうが断然お得だからさ。実はセイクリも最初は通販利用を考えていたのだけど、前述のタペストリーが発表されて、その魅力に贖うことが出来なかった。だって、フェイのスク水だよ? 公式はなんでか未だに性別を隠したがっているけど、この際男でも女でもいいから誰か薄い本を出してください。
一度ぐらいイベントにも参加したいと思ってるんだけど、開場が青海だか東京テレポートにあるらしく、尚且つ夜も遅くなってからの開始が多いので、なかなか足を運びにくいんですよね。後、セイクリの特性上女性ファンが多く来場することから、そんなところにノコノコ出掛けると浮いてしまいそうで。昨今は時間も金もないから見送りまくっているんだけど、私が行ける日は来るのだろうか。フェイ役の野水伊織が来たときとか、参加したいんだけどね。
セイクリッドセブンは深夜アニメとして放送しているのが不思議なぐらい、純然たるヒーローアニメです。世が世なら、深夜ではなく夕方に放送していたっておかしくない内容と作りになっています。こういう作品を所謂オタク向けとして夜中にしか放送できないというのは、なんという悲しい話ですよね。私はアニメは子供向けで有るべきだと必ずしも思っていないのですが、アニメは子供が見られるものであるべきだとは考えています。この2つのなにが違うのかといえば、深夜のオタク向けはオタク向けとして、もっと夕方やゴールデンタイムにアニメを放送して、今の子供達がそれに触れ合えるようにして欲しい、ってことなんですね。セイクリなんて、どこからどう見ても普通のヒーロー物で、特別グロいわけでも、修正が入るような性的描写もありません。なんたって水着回こそありましたが、通常時はパンチラの一つもないんですから可愛いもんです。今の作品はなにかしらのエロやそれ以外に特筆すべき点がないと売れないといいますけど、こうしないとダメだからこう作ろうという考えは、私はあまり好きじゃないですね。むしろセイクリのように、王道貫いてくれる作品のほうが好感を持ちやすい。
BD2巻といえば話的にはまだ序盤もいいところで、アルマやルリの関係にも一種の壁が存在します。元々、アルマは石部の部長ぐらいしか仲の良い友人はいませんでしたし、同級生から避けられたり陰口を叩かれるのが基本です。最終回でも言っていたことですが、彼は人と接することが苦手なんですね。感情を制御しきれなくて暴走した過去も影響しているんでしょうが、自他共に自分の存在を危険だと思い込んでいるから、そんな人間に近づいてくる者が理解出来ない。部長は単なる友達意識だからまだしも分かりやすいけど、ルリの場合は力を頼ってのことですから、分かりやすいようで複雑なんですよ。
例えば、4話の学園祭でアルマはルリと屋上で二人きりの会話をします。1話で部長とそういうシチュエーションになっていましたが、あのときと違って今回はアルマの方から誘ったわけで、彼の小学生並みの情緒は数分も持ちません。なに喋っていいか分からなかったんでしょうね。だからこそ、一気に本題である自分の力の話に移った。相手と共通の話題が、それしかないと思ったからなんでしょうが、対するルリは僅かに虚を突かれた感じです。例のドリンク剤の効果があったのは勿論ですけど、それ以上にルリはもっと特別な話を期待したに違いない。なにせ、アルマは知る由もないですがルリは彼に対して恋愛感情を持っているわけですから、屋上で二人きりともなると、自然にそっち方面の話を期待してしまう。こうした相手への認識や感覚のズレが、後の誘拐事件にまで発展してしまうのだけど……この辺りにどうして部長を食いこませなかったのかなぁと私は残念でならないよ。
ヒロイン3人のタペストリーが付くということで、ゲマ屋でセイクリのBDは購入しているのだけど、最近は通販サイトの利用に抵抗感が薄れてきたので、他作品はAmazonとかで購入することも多いです。エロゲの場合だと、必ずしも通販が安いわけじゃないんだけど、アニメのBDとかならこっちのほうが断然お得だからさ。実はセイクリも最初は通販利用を考えていたのだけど、前述のタペストリーが発表されて、その魅力に贖うことが出来なかった。だって、フェイのスク水だよ? 公式はなんでか未だに性別を隠したがっているけど、この際男でも女でもいいから誰か薄い本を出してください。
それはもう宝じゃない
2011年10月24日 アニメ・マンガ私の携帯は元々デジタルラジオとEZ-FMを聴取するために購入したんですが、前者のサービスが終了して以来、その手のマルチメディア機能というのを使っていませんでした。そもそも、デジタルラジオを聴くことが出来るのは都内の一部だけであり、私はそれほどデジタルラジオを聴けた覚えがありません。ギリギリ横浜駅周辺も範囲内だったようですが、電車に乗ると電波が安定せず、文化放送の番組を1時間まともに聴いたこともないぐらいです。こればっかりは自分自身でどうなる問題でもないので、選択は2つしかありません。諦めるか、別のコンテンツに乗り換えるかです。
ラジオっ子の私はあまりTV番組というものに興味がなく、携帯にワンセグ機能があると知ったときも、まあ、今時の携帯なんだからそれぐらいは付いているだろう程度の認識でした。前述のとおり、あくまでラジオを聴くために購入したものであったから、ワンセグはおまけぐらいにしか考えていなかったんですよね。だから始めてもワンセグを起動させたときも、デジタルラジオが聴けないことへの妥協というか、暇だしテレビでも観るかという感じだったと思う。
ワンセグはラジオに比べて遠くまで電波を飛ばしていることから、ラジオのそれよりも非常に視聴が安定していて、電車内でもトンネルの中にでも入らない限りは大丈夫になっています。とはいえ夕方から夜にかけてなんて、ワイドショーぐらいしかやっていないというのが私のテレビに対する先入観であって、最初はこれといった考えもなしにチャンネルを回していました。このときの私は一つ大切なことを忘れており、それは私が子供の頃夕方なにを観ていたかということです。
そう、夕方にはテレ東でアニメがやっているものなのです。私がラジオの代わりに付けたワンセグでは、当時まだ放送を開始したばかりだった遊戯王5d’sがやっていました。意外にも私はワンセグで初めて5d’sを観たんですね。前作のGXが幾分軽いノリで子供向けに作られていたため長いこと遊戯王離れをしていたんですが、5d’sはその作品から漂う異様な雰囲気と、主人公の殺伐としたキャラクターからすぐにハマり、双子の兄妹である龍亞と龍可が出る頃には、毎週の視聴が楽しみでなりませんでした。勿論、テレビ放送も録画はしていましたけど、大半の話をワンセグによるリアルタイム視聴で観ていたと思います。たまに充電のし忘れで観られなかったときなど、かなり悔しい思いをしましたね。
けれど、そんな遊戯王5d’sも放送が終了し、再び子供向けっぽいZEXALが始まってからは私も観るのをやめ、ワンセグを起動することもなくなりました。デジタルラジオも終了しましたから、マルチメディア機能そのものを使わなくなったんですね。FMラジオは夕方よりも朝の番組のほうが好きだったし、ほとんど携帯は電話とメール、後はネットを見るための機械と化していた気がする。いや、それが正しい使い方なんだけどさ。
なんだって急にこんなことを書くかというと、実は昨日数ヵ月ぶりにワンセグ観たんですよ。日記にも書きましたけど、池袋からの帰り道にガンダムAGEを観ようと思って。携帯の小さい画面でも、電車で観る分には十分ですね。特にAGEは子供向けということもあって、あまり動きの激しい方ではないから、それによって映像が乱れたりする心配もないし、割りといい環境で視聴できたような気がします。もっとも乗っていた線が湘南新宿ラインと、東海道線の半分も電波受信率がない電車だったので、ラスト3分ぐらいはかなりしんどかったんですが……まあ、3話の内容を全部把握する程度には観れてましたよ。
巷ではこの3話まで観るとAGEの面白さが分かるらしいんですが、まあ、それなりによかったと思いますよ? ティファもどきの女の子は可愛かったし、あの子がヒロインとして今後も登場し、幼なじみと三角関係でも繰り広げてくれるのなら、少しは話しに刺激が出るというものでしょう。なんでか最後は主人公と別れちゃってましたけど。AGEシステムはy掃除機どうかと思うし、戦艦の対空砲火のシーンとか迫力なさすぎにもほどがあるだろうとか、言いたいことは私も結構ありますけど、久々の4クール放送だという話だし、長い目で見ていこうと思います。
しかし、10月も最終週になってしまったんですね。3月の震災は、私の中でまだ機能のことのように思い出せるんだけど、あれから7ヵ月以上も過ぎたわけですか。後2ヵ月で今年が終わるなんて信じられないというか、信じたくない話ですけど、残念ながらこれは現実の話しらしいので、残り僅かな期間を精一杯走りぬけようと思います。当面は冬コミの準備が主体になるでしょうけどね。あぁ、今回は一体誰にゲストを頼もうかしら。サンクリにもヨスガ本はなかったし、いよいよ孤立無援になりつつある昨今ですよ。まあ、孤塁を守ると決めた以上は、可能なかぎり貫くつもりですけど。
ラジオっ子の私はあまりTV番組というものに興味がなく、携帯にワンセグ機能があると知ったときも、まあ、今時の携帯なんだからそれぐらいは付いているだろう程度の認識でした。前述のとおり、あくまでラジオを聴くために購入したものであったから、ワンセグはおまけぐらいにしか考えていなかったんですよね。だから始めてもワンセグを起動させたときも、デジタルラジオが聴けないことへの妥協というか、暇だしテレビでも観るかという感じだったと思う。
ワンセグはラジオに比べて遠くまで電波を飛ばしていることから、ラジオのそれよりも非常に視聴が安定していて、電車内でもトンネルの中にでも入らない限りは大丈夫になっています。とはいえ夕方から夜にかけてなんて、ワイドショーぐらいしかやっていないというのが私のテレビに対する先入観であって、最初はこれといった考えもなしにチャンネルを回していました。このときの私は一つ大切なことを忘れており、それは私が子供の頃夕方なにを観ていたかということです。
そう、夕方にはテレ東でアニメがやっているものなのです。私がラジオの代わりに付けたワンセグでは、当時まだ放送を開始したばかりだった遊戯王5d’sがやっていました。意外にも私はワンセグで初めて5d’sを観たんですね。前作のGXが幾分軽いノリで子供向けに作られていたため長いこと遊戯王離れをしていたんですが、5d’sはその作品から漂う異様な雰囲気と、主人公の殺伐としたキャラクターからすぐにハマり、双子の兄妹である龍亞と龍可が出る頃には、毎週の視聴が楽しみでなりませんでした。勿論、テレビ放送も録画はしていましたけど、大半の話をワンセグによるリアルタイム視聴で観ていたと思います。たまに充電のし忘れで観られなかったときなど、かなり悔しい思いをしましたね。
けれど、そんな遊戯王5d’sも放送が終了し、再び子供向けっぽいZEXALが始まってからは私も観るのをやめ、ワンセグを起動することもなくなりました。デジタルラジオも終了しましたから、マルチメディア機能そのものを使わなくなったんですね。FMラジオは夕方よりも朝の番組のほうが好きだったし、ほとんど携帯は電話とメール、後はネットを見るための機械と化していた気がする。いや、それが正しい使い方なんだけどさ。
なんだって急にこんなことを書くかというと、実は昨日数ヵ月ぶりにワンセグ観たんですよ。日記にも書きましたけど、池袋からの帰り道にガンダムAGEを観ようと思って。携帯の小さい画面でも、電車で観る分には十分ですね。特にAGEは子供向けということもあって、あまり動きの激しい方ではないから、それによって映像が乱れたりする心配もないし、割りといい環境で視聴できたような気がします。もっとも乗っていた線が湘南新宿ラインと、東海道線の半分も電波受信率がない電車だったので、ラスト3分ぐらいはかなりしんどかったんですが……まあ、3話の内容を全部把握する程度には観れてましたよ。
巷ではこの3話まで観るとAGEの面白さが分かるらしいんですが、まあ、それなりによかったと思いますよ? ティファもどきの女の子は可愛かったし、あの子がヒロインとして今後も登場し、幼なじみと三角関係でも繰り広げてくれるのなら、少しは話しに刺激が出るというものでしょう。なんでか最後は主人公と別れちゃってましたけど。AGEシステムはy掃除機どうかと思うし、戦艦の対空砲火のシーンとか迫力なさすぎにもほどがあるだろうとか、言いたいことは私も結構ありますけど、久々の4クール放送だという話だし、長い目で見ていこうと思います。
しかし、10月も最終週になってしまったんですね。3月の震災は、私の中でまだ機能のことのように思い出せるんだけど、あれから7ヵ月以上も過ぎたわけですか。後2ヵ月で今年が終わるなんて信じられないというか、信じたくない話ですけど、残念ながらこれは現実の話しらしいので、残り僅かな期間を精一杯走りぬけようと思います。当面は冬コミの準備が主体になるでしょうけどね。あぁ、今回は一体誰にゲストを頼もうかしら。サンクリにもヨスガ本はなかったし、いよいよ孤立無援になりつつある昨今ですよ。まあ、孤塁を守ると決めた以上は、可能なかぎり貫くつもりですけど。
ふとした偶然は奇跡の一欠片
2011年10月23日 アニメ・マンガ久しぶりにサンシャインクリエイションへ参加してきました。まあ、前回も参加した気がしないでもないんですが、52の開催が6月ですから4ヵ月程度は経っている計算になるんですよね。私は何度も書くようにそれほどサンクリが好きじゃなくて、別に嫌いというわけではないけれど、そこまで思い入れがあるイベントではありません。ただ、この手の中規模即売会には贔屓にしているサークルがよく出るので、新刊等を目当てに出掛けることもあるというぐらい。だから早朝来場なんてしたことないし、カタログも安さを優先するため現地で購入することが多いです。
私が池袋サンシャインに到着したのは10時も少し過ぎた頃で、毎回同じような時間ですね。いつものように正面の階段を上がろうとしたらスタッフに止められて、会場の都合で封鎖されているから施設内のエスカレーター等で上がってくれと言われました。勿論、サンシャインシティの中に入ったことは何度もありますけど、こういう形で入ることになったの始めてで、なにか階段の整備でもしていたんですかね? 上の方は一体どうなっているのだろうという疑問を隠せず、同じような輩に混ざって文化会館を目指しますが、10時ともなれば既に飲食店等を始めほとんどの店舗が営業を開始していますから、その中を歩くというのもなかなかに妙な気分でした。
到着した文化会館、ワールドインポート前にはお馴染みの光景が広がっており、仲間どおしで戯れる者、カタログを購入する人、待機列に並んでいる奴など様々でしたが、私もとりあえずカタログを購入し、Bホールの待機列へ並ぶことに。いつもならA23ホールなんだけど、今回は贔屓にしているサークルが2つほどBホールに配置されていたのと、A23に配置されているメインで行くサークルとは少し話とかもしたかったから、先にBホールでの用事をすまそうと思って。
ただ、考えてみればBホールから入ったのってサンクリ史上初めてかも知れない。AやA23、Dホールなんかは経験があるんだけど、BとCを先にってのは今までなかったんじゃないかな? こういう経路で中に入るんだと少々感心した記憶があります。入場したBホールはそれなりに混んでましたけど、用のあるサークルは2つだけで、しかもそのうちひとつはペーパーだけだったから数分掛からずに済んでしまった。どちらも一応は壁なんですけど、コミケ時以外はそれほど混まないから楽でいい。
A23ホールに移動してから、もう10年来の付き合いになるサークルさんのところに行って生存報告。交通事故だなんだと心配掛けましたけど、「ヨスガノソラの世界に旅立ってしまったかと思った」という表現には笑った。なにせ、前日は春日野穹PCを弄り倒してましたので、ある意味では別世界に行ってましたからね。まあ、10年も付き合いのあるサークルなんてここぐらいしかないですし、心配してくれる人がいるというのは嬉しいもんですね。放送開始したばかりの未来日記本を間に合わせていたのは流石だと思った。
次に行ったのはヨスガアンソロでお世話になった砂塚さゆさんのサークル、長い髪の女の子で、今回は俺妹の黒猫本を出しておられました。当選すれば冬コミにも参加予定とのことで、その際はお互いにサークル参加で再会したものですね。
全体的な印象としては、やはり僕は友達が少ないの本が多かったと思います。アニメ化前から大手を中心にじわじわと増えていた傾向にありますが、アニメ化したことで爆発したってことでしょうか? まあ、はがないというよりは肉本ばかりで、夜空本に関してはほぼありません。肉本において3P要員として出ているものがほとんどで、数において小鳩本の方が圧倒的なぐらいです。黒髪ロングってそんな人気ないんですかね? まあ、金髪娘が人気出るのは当たり前だけど、比率としては肉が7で小鳩2、マリアが1といったところか。多分、冬コミ当たりでもっと増えるんだと思いますけど、はがないはある程度肉感を上手く描ける人じゃないと不向きなジャンルだから、線の細い絵を描く人には相性悪いと思う。原作の塗も独特だし、人を選ぶよね。
その後は会場内をブラブラしてたんですけど、丁度Santa☆Festa!が遅れてやってきて、準備しているのがましろ色シンフォニーの桜乃本っぽかったので並ぶことにしました。ホッチキス止めもされてないコピ本でしたけど、私はここの絵が好きなので得した気分です。だって、サンクリの壁サークルのコピ本なんて滅多なことがなきゃ買えませんからね。しかも、Santa☆Festa!が桜乃本を出す情報は知りませんでしたし、色々な偶然の重なりに感謝しようかと思います。
サンクリを終えると、別件で都内に着ていた友人たちと合流してパセラ池袋西口店へ。ベン・トーフェアの弁当を食べつつ適当にアニソンを歌い、ワンセグでガンダムAGEを観ながら帰りました。それほど買い物をしたわけじゃないですが、普段は買えないものが手に入ったりと、久々に楽しいと思えるサンクリになったと思います。Santa☆Festa!には是非、冬コミでもましろ色本と言うか桜乃本を出してもらいたいものだけど、流石にそれは多くを望み過ぎかな。
私が池袋サンシャインに到着したのは10時も少し過ぎた頃で、毎回同じような時間ですね。いつものように正面の階段を上がろうとしたらスタッフに止められて、会場の都合で封鎖されているから施設内のエスカレーター等で上がってくれと言われました。勿論、サンシャインシティの中に入ったことは何度もありますけど、こういう形で入ることになったの始めてで、なにか階段の整備でもしていたんですかね? 上の方は一体どうなっているのだろうという疑問を隠せず、同じような輩に混ざって文化会館を目指しますが、10時ともなれば既に飲食店等を始めほとんどの店舗が営業を開始していますから、その中を歩くというのもなかなかに妙な気分でした。
到着した文化会館、ワールドインポート前にはお馴染みの光景が広がっており、仲間どおしで戯れる者、カタログを購入する人、待機列に並んでいる奴など様々でしたが、私もとりあえずカタログを購入し、Bホールの待機列へ並ぶことに。いつもならA23ホールなんだけど、今回は贔屓にしているサークルが2つほどBホールに配置されていたのと、A23に配置されているメインで行くサークルとは少し話とかもしたかったから、先にBホールでの用事をすまそうと思って。
ただ、考えてみればBホールから入ったのってサンクリ史上初めてかも知れない。AやA23、Dホールなんかは経験があるんだけど、BとCを先にってのは今までなかったんじゃないかな? こういう経路で中に入るんだと少々感心した記憶があります。入場したBホールはそれなりに混んでましたけど、用のあるサークルは2つだけで、しかもそのうちひとつはペーパーだけだったから数分掛からずに済んでしまった。どちらも一応は壁なんですけど、コミケ時以外はそれほど混まないから楽でいい。
A23ホールに移動してから、もう10年来の付き合いになるサークルさんのところに行って生存報告。交通事故だなんだと心配掛けましたけど、「ヨスガノソラの世界に旅立ってしまったかと思った」という表現には笑った。なにせ、前日は春日野穹PCを弄り倒してましたので、ある意味では別世界に行ってましたからね。まあ、10年も付き合いのあるサークルなんてここぐらいしかないですし、心配してくれる人がいるというのは嬉しいもんですね。放送開始したばかりの未来日記本を間に合わせていたのは流石だと思った。
次に行ったのはヨスガアンソロでお世話になった砂塚さゆさんのサークル、長い髪の女の子で、今回は俺妹の黒猫本を出しておられました。当選すれば冬コミにも参加予定とのことで、その際はお互いにサークル参加で再会したものですね。
全体的な印象としては、やはり僕は友達が少ないの本が多かったと思います。アニメ化前から大手を中心にじわじわと増えていた傾向にありますが、アニメ化したことで爆発したってことでしょうか? まあ、はがないというよりは肉本ばかりで、夜空本に関してはほぼありません。肉本において3P要員として出ているものがほとんどで、数において小鳩本の方が圧倒的なぐらいです。黒髪ロングってそんな人気ないんですかね? まあ、金髪娘が人気出るのは当たり前だけど、比率としては肉が7で小鳩2、マリアが1といったところか。多分、冬コミ当たりでもっと増えるんだと思いますけど、はがないはある程度肉感を上手く描ける人じゃないと不向きなジャンルだから、線の細い絵を描く人には相性悪いと思う。原作の塗も独特だし、人を選ぶよね。
その後は会場内をブラブラしてたんですけど、丁度Santa☆Festa!が遅れてやってきて、準備しているのがましろ色シンフォニーの桜乃本っぽかったので並ぶことにしました。ホッチキス止めもされてないコピ本でしたけど、私はここの絵が好きなので得した気分です。だって、サンクリの壁サークルのコピ本なんて滅多なことがなきゃ買えませんからね。しかも、Santa☆Festa!が桜乃本を出す情報は知りませんでしたし、色々な偶然の重なりに感謝しようかと思います。
サンクリを終えると、別件で都内に着ていた友人たちと合流してパセラ池袋西口店へ。ベン・トーフェアの弁当を食べつつ適当にアニソンを歌い、ワンセグでガンダムAGEを観ながら帰りました。それほど買い物をしたわけじゃないですが、普段は買えないものが手に入ったりと、久々に楽しいと思えるサンクリになったと思います。Santa☆Festa!には是非、冬コミでもましろ色本と言うか桜乃本を出してもらいたいものだけど、流石にそれは多くを望み過ぎかな。